生命科学関連特許情報

タイトル:公表特許公報(A)_水溶性ポリマーの非水性分散方法
出願番号:2015536355
年次:2015
IPC分類:C08J 3/02,A61K 8/86,A61K 8/73,A61K 8/04,A61Q 19/00,A61Q 1/00,A61Q 5/00


特許情報キャッシュ

アン・オバーリン JP 2015536355 公表特許公報(A) 20151221 2015536806 20131002 水溶性ポリマーの非水性分散方法 ローム アンド ハース カンパニー 590002035 ROHM AND HAAS COMPANY 青木 篤 100099759 石田 敬 100077517 古賀 哲次 100087413 出野 知 100128495 小林 良博 100102990 大賀 眞司 100093861 百本 宏之 100129218 アン・オバーリン US 61/714,369 20121016 C08J 3/02 20060101AFI20151124BHJP A61K 8/86 20060101ALI20151124BHJP A61K 8/73 20060101ALI20151124BHJP A61K 8/04 20060101ALI20151124BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20151124BHJP A61Q 1/00 20060101ALI20151124BHJP A61Q 5/00 20060101ALI20151124BHJP JPC08J3/02 ZC08J3/02A61K8/86A61K8/73A61K8/04A61Q19/00A61Q1/00A61Q5/00 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,KM,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SA,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ US2013063017 20131002 WO2014062379 20140424 10 20150403 4C083 4F070 4C083AC181 4C083AD041 4C083AD071 4C083AD131 4C083AD261 4C083AD281 4C083BB36 4C083CC01 4C083DD39 4C083EE01 4C083FF01 4F070AA02 4F070AA52 4F070AB13 4F070AC12 4F070AC84 4F070AC89 4F070AE28 4F070CA02 4F070CA11 4F070CB05 4F070CB15 関連出願の相互参照 本出願は、2012年10月16日に出願された米国仮特許出願第61/714,369号からの優先権を主張するものであり、この特許出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。 本発明は、水溶性ポリマーの分散のための方法および組成物に関する。 多くの水溶性ポリマー(セルロース、セルロース誘導体、ゴム等)は、典型的に、固形の乾燥した形態で販売され、それ故に、粉体処理および加工特性は、極めて重要である。例えば、低ダスト含量が望ましい。また、乾燥粉末が容器または入れ物から注がれる能力も、流動性として説明される。流動性は、粒形および粒径分布、ならびに結果として生じるかさ密度によって影響を受ける。かさ密度は、占有単位体積当たりの粉末化された固体材料の密度である。許容される流動性は一般に、比較的高いかさ密度および比較的低い安息角に依存する。安息角は、円錐状に排出された粉末堆積物の勾配と、それが上に静置する表面との間の最大角度であり、より低い角度が、堆積物のより幅広い広がりを表す。 水溶性ポリマーをその種々の適用において使用することの一部として、水溶性ポリマーは、溶解させなければならない。溶解は、2つの重複する現象、すなわち分散および水和を伴うプロセスとして、頻繁に説明される。分散は、粒子またはポリマー鎖の群が溶液全体に行き渡ることを指す。水和は、ポリマー鎖が緩み、それらの流体力学的体積が拡大すること(および対応する粘度上昇)を指す。分散が不十分である場合、または水和が分散よりも速い場合、水和したポリマーは、膨潤し、比較的乾燥した未水和のポリマーを溶液から単離して、塊を形成し得る。望ましい分散および水和は、通常、それぞれ、経時的に、塊形成および急速な粘度上昇がほとんどまたは全くないことによって特徴付けられる。 したがって、当該業界において、水溶性ポリマーを組み込む製品の形成を単純化するために、上述の問題(ダスト、変動流、不定の分散、または望ましくない水和速度)を低減する必要性がある。 一実施形態において、本発明は、水溶性ポリマーを分散および/または水和させる方法を提供し、1つ以上のポリエーテル、1つ以上の水溶性ポリマー、および疎水性修飾エトキシル化ウレタンの非水性スラリーを形成することを含むが、但し、スラリーが5パーセント未満の水を含有することを条件とする。非水性スラリーを水と接触させて、水溶性ポリマーを分散および水和させることができる。 「ポリエーテル」という用語は、酸素化溶剤またはポリオールを意味する。ポリエーテルは、その組成物中にメチルエーテルおよび/またはプロピルエーテル単位を含んでも、かつ/またはエチレンオキシドとプロピレンオキシドとのポリグリコールコポリマーであってもよいことが企図される。 一実施形態において、水溶性ポリマーは、アルキルセルロースエーテル、ヒドロキシアルキルセルロースエーテル、およびヒドロキシアルキルアルキルセルロースエーテルを含む、少なくとも1つの水溶性の、薄膜形成天然および合成ポリマーであり、メチルセルロース;ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC);ヒドロキシエチルメチルセルロース(HEMC);ヒドロキシエチルセルロース(HEC);ヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース(HPHEC)およびヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、好ましくは約20,000分子量以上の、水溶性の、エチレンオキシドの高分子量ポリマー;グアーガム、キサンタンガム、および水溶性増粘剤等の天然物が含まれる。好ましくは、水溶性ポリマーは、アルキルセルロース誘導体、ヒドロキシアルキルセルロース誘導体、カチオン性ヒドロキシアルキルセルロース誘導体(このカチオン性種は、第四級アルキルアミンである)、およびカルボキシルアルキルセルロース誘導体からなる群から選択される、水溶性修飾セルロースエーテルである。一実施形態において、水溶性修飾セルロースエーテルは、水和遅延性の(表面処理済)等級でない。好ましい水溶性ポリマーは、ヒドロキシエチルセルロース(CELLOSIZEの商標名の下にDow Chemical Companyから入手可能)、カチオン修飾ヒドロキシエチルセルロース(cat−HEC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(METHOCELの商標名の下にDow Chemical Companyから入手可能)、およびポリエチレンオキシド(POLYOXの商標名の下にDow Chemical Companyから入手可能)である。 疎水性修飾エトキシル化ウレタン(HEUR)は、20,000〜80,000g/molの分子量を有する。一実施形態において、疎水性修飾エトキシル化ウレタンは、Dow Chemical Company提供のACUSOL(商標)880である。 一実施形態において、非水性スラリーは、4%未満、好ましくは3%未満、およびより好ましくは2%未満の水を有する。 一実施形態において、本発明は、1つ以上のポリエーテル、1つ以上の水溶性ポリマー、および疎水性修飾エトキシル化ウレタンから本質的になるが、但し、スラリーが5パーセント未満の水を含有することを条件とする、非水性スラリーを提供する。一実施形態において、非水性スラリーは、リン酸塩不含である。一実施形態において、非水性スラリーは、油不含である。一実施形態において、非水性スラリーは、表面活性剤不含である。 本発明は、水溶性ポリマーの水中の溶解を加速し、したがってパーソナルケアおよび織物ケア適用に使用され、ここで水溶性ポリマーは、水和させられ、パーソナルケアまたは織物ケア製剤に組み込まれる。一実施形態において、製剤化の時間は、より迅速な溶解に起因して減少する。 実施例 実施例1 本発明の非水性スラリーは、表1において、重量パーセント単位で記載される: 室温で、200mLプラスチックビーカー中のポリプロピレングリコールまたはポリエチレングリコールを、500rpmで撹拌する(Heidolph、Germany提供のHeidolph RZR 2020撹拌器、およびKA Werke、Germany提供の4つの正方形羽根付きプロペラ)。次いで、疎水性修飾エトキシル化ウレタンを、500rpmの撹拌下で添加し、完全に溶解するまで撹拌して、乳白光を発する混合物を形成する。依然として500rpmの撹拌下で、水溶性ポリマーを緩徐に添加し、撹拌を500rpmで10〜15分間継続して、非水性スラリーを形成する。 実施例2 バッチ1〜7を実施例1に実質的に従って作製し、試験した。可視的に、6つの製剤は、室温、4℃、または40℃のいずれかでの1週間の保存後に、相分離を何ら提示しなかった。 バッチ3を、Brookfield DV III Ultraプログラマブル粘度計を使用して、スピンドル番号64を用いて、表2に示されるように、さらなる特徴付け、すなわち粘度のために選択した: 4週間後、バッチ3は、依然として相分離を何ら有せず、粘度は、スラリーが安定していることを示す。 実施例3 バッチ1〜5を実施例1に実質的に従って作製し、対応する未処理の水溶性ポリマーと対比した溶解について、全て2%の濃度で試験した。結果が表3に提示される。 10gの列挙される各発明的スラリー(2gの水溶性ポリマーを事実上含有する)を90gの脱イオン水中に配置し、2分間、500rpmで、Heidolph、Germany提供のオーバーヘッド撹拌器Heidolph RZR 2020を使用して撹拌した(ポリマー添加後)。 2gの列挙される従来のセルロースエーテルを98gの脱イオン水中に配置し、2分間、500rpmで、Heidolph、Germany提供のオーバーヘッド撹拌器Heidolph RZR 2020を使用して撹拌した(ポリマー添加後)。 各溶液を、訓練された官能試験員により、当業者に既知の溶解問題の証拠(フィッシュアイ(fish−eyes)、ゲル形成、不透明性)について評価した。本発明がより迅速でより容易な溶解を提示したという結論であった。 水溶性ポリマーを分散および水和させる方法であって、 1つ以上のポリエーテル、1つ以上の水溶性ポリマー、および疎水性修飾エトキシル化ウレタンの非水性スラリーを形成することであるが、但し、前記スラリーが5パーセント未満の水を含有することを条件とする、形成することと、次いで 前記非水性スラリーを水と接触させて、前記水溶性ポリマーを分散および水和させることと、を含む、方法。 前記水溶性ポリマーは、アルキルセルロース誘導体、ヒドロキシアルキルセルロース誘導体、カチオン性ヒドロキシアルキルセルロース誘導体(前記カチオン性種は、第四級アルキルアミンである)、およびカルボキシルアルキルセルロース誘導体からなる群から選択される、水溶性修飾セルロースエーテルである、請求項1に記載の方法。 前記水溶性ポリマーは、ヒドロキシエチルセルロース、カチオン修飾ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびポリエチレンオキシドからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。 前記方法は、熱の付加なしに行われる、請求項1に記載の方法。 前記ポリプロピレングリコールは、トリプロピレングリコールメチルエーテル(Tripropylene Glycol Methyl Ether)である、請求項1に記載の方法。 ポリプロピレングリコールまたはポリエチレングリコールと、 ヒドロキシエチルセルロース、カチオン修飾ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、およびポリエチレンオキシドのうちの少なくとも1つと、 疎水性修飾エトキシル化ウレタンと、から本質的になる、非水性スラリーであるが、 但し、前記スラリーが5パーセント未満の水を含有することを条件とする、非水性スラリー。 請求項1に記載の方法によって形成される水溶性ポリマーを含有する、パーソナルケア組成物。 請求項1に記載の方法によって形成される水溶性ポリマーを含有する、織物ケア組成物。 水溶性ポリマーを分散および水和させる方法が記載され、1つ以上のポリエーテル、1つ以上の水溶性ポリマー、および疎水性修飾エトキシル化ウレタンの非水性スラリーを形成することを含むが、但し、スラリーが5パーセント未満の水を含有することを条件とする。非水性スラリーを水と接触させて、水溶性ポリマーを分散および水和させることができる。【選択図】なし


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