生命科学関連特許情報

タイトル:公表特許公報(A)_子宮筋腫に伴う過剰月経出血の治療
出願番号:2014519684
年次:2014
IPC分類:A61K 45/00,A61P 5/34,A61K 41/00,A61K 31/573,A61P 15/08,A61P 15/00,A61P 9/00,A61K 31/567,A61K 31/569


特許情報キャッシュ

ルーマイエ,エルネス ベステル,エルケ オスターロー,イアン JP 2014520840 公表特許公報(A) 20140825 2014519684 20120712 子宮筋腫に伴う過剰月経出血の治療 プレグレム ソシエテ アノニム 511093063 浜田 治雄 100064012 ルーマイエ,エルネス ベステル,エルケ オスターロー,イアン EP 11173630.2 20110712 US 61/506,704 20110712 A61K 45/00 20060101AFI20140730BHJP A61P 5/34 20060101ALI20140730BHJP A61K 41/00 20060101ALI20140730BHJP A61K 31/573 20060101ALI20140730BHJP A61P 15/08 20060101ALI20140730BHJP A61P 15/00 20060101ALI20140730BHJP A61P 9/00 20060101ALI20140730BHJP A61K 31/567 20060101ALI20140730BHJP A61K 31/569 20060101ALI20140730BHJP JPA61K45/00A61P5/34A61K41/00A61K31/573A61P15/08A61P15/00A61P9/00A61K31/567A61K31/569 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN,ZA IB2012053577 20120712 WO2013008202 20130117 25 20140111 4C084 4C086 4C084AA11 4C084AA17 4C084NA14 4C084ZA81 4C084ZC10 4C084ZC11 4C084ZC75 4C086AA01 4C086AA02 4C086DA09 4C086DA10 4C086MA01 4C086MA04 4C086NA14 4C086ZA81 4C086ZC10 4C086ZC11 4C086ZC75 本発明は一般に婦人科疾患に関し、特に血管閉塞法または熱関連治療法での治療に続く、前記婦人科疾患に伴う重い月経を減じる方法および組成物に関する。 子宮筋腫および/または子宮腺筋症などの婦人科疾患を患う多くの患者は、疾患症状を改善するために治療介入を必要とする。通常、治療法の選択は、患者の年齢ならびに妊孕性および/または子宮の温存を希望するかによって進められる。 ここ数年、多様な非侵襲的治療が症候性筋腫をもつ女性に利用可能になり、手術に代わるものを提供している。例えば、子宮動脈塞栓術(UAE)は1995年に初めて報告され(Ravina JH, Bouret JM, Fried D, et al. Value of preoperative embolization of uterine fibroma: report of a multicenter series of 31 cases. Contracept Fertil Sex 1995; 23: 45−49)、それ以来、この方法は、例えば子宮筋腫、または最近では腺筋症などの婦人科疾患の治療に、子宮摘出術に代わる侵襲のより少ない代替法として広く使用されるようになっている。UAEおよび経腟的な子宮動脈閉塞術以外に、熱関連治療法が、経皮的レーザー治療、凍結アブレーション、レーザーを用いた熱筋腫融解、および磁気共鳴映像法(MRI)ガイド下集束超音波などのさらなる最小限に侵襲を抑えた選択肢を提供している。全体的に見て、UAEを受けた子宮筋腫を持つ患者の臨床研究は、月経出血スコアにおける改善を報告してきているが、かなりの割合の患者において、その治療後、出血は正常化されない。他方では、外科的療法前の抗プロゲステロン剤の使用もまた、子宮平滑筋腫を縮小したり(国際公開第2007/103510号)、患者を無月経にすることが提示されてきている。 よって、良性婦人科疾患を患い、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける患者における月経出血を正常化する効率的でより良い長期療法に対して、解決されていない大きな課題が残っている。 本発明は、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前および/または同時および/または後に、プロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物の投与量を投与することを含む、良性婦人科疾患を患う対象における長期間にわたって月経出血を正常化する方法を提供する。 また、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前および/または同時および/または後に投与されることを特徴とする、良性婦人科疾患を患う対象に、中期および/または長期に月経出血を正常化するのに用いるプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物も提供される。 本発明は、プロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物の投与量を、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前および/または同時および/または後に投与することを含む、婦人科疾患を患う対象において中期および/または長期に月経出血を正常化する方法に関する。 好ましい実施形態では、本発明は、プロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物の投与量を、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前および/または同時および/または後に投与することを含む、月経過多症を伴う良性婦人科疾患を患う対象において長期に月経出血を正常化する方法に関する。本発明のさらに好ましい実施形態では、投薬は毎日行われる。 さらなる実施形態では、本発明は、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前および/または同時および/または後に投与されることを特徴とする、良性婦人科疾患を患う対象に、中期および/または長期に月経出血を正常化するのに用いるプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物を提供する。 本発明において適用される場合、「投与すること」は、プロゲステロン受容体調節剤、SPRM、その活性代謝産物の治療上有効な量を対象に接触させることを指す。 「正常化」という用語は、正常または軽度と考えられる月経出血に戻ることとして定義することができる。客観的尺度を用いる場合、正常化は月経サイクル当たり<80mLへの月経失血の減少を意味することになる。 「月経出血を正常化する」という表現との関連で「中期」という用語は、約3ヶ月またはそれより長い期間を指し、長期とは約6ヶ月またはそれより長い期間を指す。 通常、「対象」は当該技術分野で周知であり、本明細書においては、哺乳類、より好ましくはヒト、さらに好ましくはヒトの女性を指すのに使われる。 「含む(comprise)」または「含むこと(comprising)」という用語は、すなわち1つ以上の特徴または構成要素の存在を容認することを含む(include)/含むこと(including)という意味で一般に使用される。さらに、「含むこと(comprising)」という用語はまた、「からなること(consisting)」という用語を包含する。 本明細書および特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」、および「the」は、前後関係から明らかにそうでないと分かる場合を除き、複数の参照を含む。本明細書で使用される場合、「少なくとも1」とは「1以上の」を意味する。 本発明の婦人科疾患は、子宮筋腫および子宮腺筋症、またはこれら2疾患の組み合わせを含む群のなかで選択されることになる。 子宮筋腫は、平滑筋層、子宮筋層、および付随する子宮の結合組織から生じる良性の非がん腫瘍である。子宮筋腫は、子宮平滑筋腫、筋腫、線維筋腫、平滑線維筋腫、線維平滑筋腫、および線維腫としても知られる。子宮筋腫は、女性に最もよくみられる良性腫瘍であり、生殖年齢の女性において20〜40%の有病率である(Wallach EE, Vlahos NF. Uterine myomas: an overview of development, clinical features, and management. Obstet Gynecol 2004; 104: 393−406)。大部分の子宮筋腫は無症候性であるが、子宮筋腫をもつ女性のほぼ半分は、月経過多症、骨盤痛、月経困難症および血圧への影響などを含む重大でしばしば日常生活に支障を来すような症状を呈する。くわえて、子宮腔を歪める子宮筋腫は、妊孕性に有害な影響もたらす可能性がある(American Society for Reproductive Medicine. Myomas and reproductive function. Fertil Steril 2008; 90; 125−130 and Somigliana E, Vercellini. P, Daguati R, et al. Fibroids and female reproduction: a critical analysis of the evidence. Hum Reprod Update 2007; 13: 465−76 and Kolankaya A, Arici A. Myomas and assisted reproductive technologies: when and how to act? Obstet Gynecol Clin North Am 2006; 33: 145−52 and Donnez J, Jadoul P. What are the implications of myomas on fertility? A need for a debate? Hum Reprod 2002; 17: 1424−30.)。そのような女性では、重度子宮出血が、医師の診察、手術、および労働日数損失の主要な理由である(Collins J, Crosignani PG. Endometrial bleeding. Hum Reprod Update 2007; 13: 421−31)。 上記のように、子宮動脈塞栓術(UAE)は、子宮摘出術に代わる侵襲のより少ない代替法として、例えば子宮筋腫などの婦人科疾患の治療に選択される方法になってきた。しかし、UAEにより長期的に出血症状が緩和されるのはごくわずかの患者においてのみである。 子宮腺筋症は、内性子宮内膜症としても知られ、筋に見られる異所性腺組織の存在を特徴とする。それは通常、子宮筋層(子宮の厚い筋層)内の異所性子宮内膜組織(子宮の内壁)を指す。病態は典型的に、年齢が35〜50歳の女性にみられる。子宮腺筋症の患者は、痛みを伴うおよび/または過剰な出血(月経過多)を呈し得る。最小限に侵襲を抑えた治療法が、子宮腺筋症に対処するのに用いられてきたが、子宮摘出術が、疾患を確実に治癒させる唯一の治療と考えられている。子宮腺筋症に対するUAEの報告は、主に短期的な結果を示してきた(Grow DR, Filer RB. Treatment of adenomyosis with long−term GnRH analogues: a case report. Obstet Gynecol 1991; 78; 538−539)。UAEが治療の不成功をもたらすことを示唆している著者もいる(Goodwin SC, McLucas B, Lee M, et al. Uterine artery embolization for the treatment of uterine leiomyomata: midterm results. J Vasc Interv Radiol 1999; 10: 1159−1165; Smith SJ, Sewall LE, Handelsman A. A clinical failure of uterine fibroid embolization due to adenomyosis. J Vasc Interv Radiol 1999; 10: 1171−1174)。例えば、Pelageらは、純粋な子宮腺筋症に対してUAEを受けた9名の患者のうち5名しか、24ヶ月後に異常な出血の解消をみていないことを報告した(Pelage JP, Jacob D, Fazel A, et al. Midterm results of uterine artery embolization for symptomatic adenomyosis: initial experience. Radiology 2005; 234: 948−953)。腺筋症を患う患者の約35〜55%が、子宮筋腫を併発しているので(Siskin GP, Tublin ME, Stainken BF, Dowling K, Dolen EG. Uterine artery embolization for the treatment of adenomyosis: clinical response and evaluation with MR1. AJR 2001; 177: 297−302)、本発明はまた、婦人科疾患を患う対象における月経出血を長期間正常化する方法も検討した。ここで婦人科疾患は、子宮筋腫および子宮腺筋症である。 本発明の婦人科疾患は、通常血管閉塞術または熱関連治療法によって治療される。 血管閉塞法の非限定的な例は、子宮動脈塞栓術(UAE)および子宮動脈閉塞術を含む。UAE法は、例えば経腟、経腹、または腹腔鏡検査によることができる。 子宮動脈塞栓術は、子宮類線維塞栓術(UFE)とも呼ばれ、婦人科疾患、特に子宮筋腫に対する、最小限に侵襲を抑えた治療である。UFE治療では、医師はフルオロスコープと呼ばれるX線カメラを使用して、子宮および子宮筋腫への小粒子の送達を導く。小粒子は、カテーテルと呼ばれる細く、しなやかなチューブを通して注入される。これらは、血流を供給する動脈を塞ぎ、子宮筋腫を小さくする。子宮筋腫をもつ女性のほぼ90%で、症状が緩和する。子宮類線維塞栓術の妊孕性への影響は完全に予測可能ではないので、UFEは典型的には、もはや妊娠を望まない女性に提供される。 経腟一時的子宮動脈閉塞術は、子宮筋腫を治療するために子宮動脈の血流を減少させる代替的な方法である。治療はドップラー超音波使用可能経腟クランプを膣円蓋に設置することによって行われ、ドップラー超音波聴覚的シグナルによって導かれて位置を特定して子宮頸部に対する機械的圧縮によって動脈を閉塞する。クランプは6時間置いた後に取り除く。この技法のUAEに勝る潜在的な利点は、放射線曝露がないこと、標的外の塞栓のリスクが無いこと、大部分の患者で術後の強い痛みが無いことである(Tropeano G, Amoroso S, Scambia G. Non−surgical management of uterine fibroids. Hum. Reprod. Update 2008; 14(3): 259−274)。 本明細書で使用される場合、熱関連治療法は、熱筋腫融解、経皮的レーザー治療、高周波治療、凍結筋腫融解、および磁気共鳴画像ガイド下集束超音波を含む非制限的な群から選択される方法を指す。子宮筋腫の場合、筋腫融解は、レーザーの使用を伴い、筋腫細胞および筋腫の血液供給に関与する血管を凝固性壊死によって直接損傷する。これにより、筋腫が縮小し、最終的には子宮筋腫細胞を壊死させる。筋腫融解は、子宮筋腫を治療するための侵襲のより少ない選択肢の一つである。筋腫融解は一般に、小さい子宮筋腫に推奨され、より大きい子宮筋腫に対しては、小さい子宮筋腫に対してほど有用でない。この治療は、子宮瘢痕および感染症などの母子双方に危険を伴い得る重篤な妊娠合併症を引き起こす可能性があるので、通常子どもをもちたいと望む患者に推奨されない。治療では、患者に麻酔をかけた後に、腹腔鏡を腹腔に導入し(または子宮鏡を子宮に挿入し)、次いで子宮筋腫にレーザーまたは高周波電流をかけて、筋腫細胞を凝固性壊死により直接損傷する。周辺組織への血液の供給を遮断することなく、子宮筋腫への血液の供給を遮断するように作用する。子宮筋腫への血液の供給がいったん遮断されると、子宮筋腫は増殖をやめ、縮小して最終的には死滅する。子宮筋腫のMRIガイド下経皮的レーザー治療では、麻酔をした皮膚の領域を通して、針をMRガイダンスの下で標的となる子宮筋腫の中央に挿入する。裸(bare)レーザーファイバーを、標的となる子宮筋腫の各々の針の中心に挿入する。次に、レーザーエネルギーを使用して子宮筋腫を破壊する。MRガイダンスの下で経皮的にレーザーを使用することにより、医師は熱エネルギーをかける前に子宮筋腫に正確に標的をあわせることができる。MR撮像により、MRシグナルの熱感度を用いた、子宮筋腫のリアルタイムでの感熱記録が治療中ずっと可能になり、周辺領域への損傷が最小限になる。高周波アブレーションは、レーザーの代わりに電流を使用することによって行われる。この方法は、子宮筋腫を低周波電流で熱する針様の装置を使用する最小限に侵襲を抑えた技法である。Halt法と呼ばれるこの技法は、腹部を可視化するのに腹腔鏡カメラを腹部へ挿入することから始まる。腹内の超音波プローブを第2の切開を通して挿入して、子宮筋腫のサイズと位置を決定する。計3つとなる第3の切開を使用してHalt装置を挿入する。その装置が細胞を焼き、後に体に再び吸収される。この技法は外来で行う処置であるが、実際には全身麻酔を必要とする。子宮筋腫治療の別の方法は、凍結筋腫融解と呼ばれ、同様の技法を利用するが、レーザーまたは電流の代わりに液体窒素を使用して組織を凍らせる。この技法もまた、子宮筋腫の増殖を止めて、それほど破壊的でないサイズにまで小さくする。MRIガイド下集束超音波(MRgFUS)は、2004年にFDA承認を受けた、子宮筋腫を治療する、新しい最小限に侵襲を抑えた熱治療の方法である。この技法を使って、高強度超音波を腹部前壁を通し、子宮筋腫内の正確な標的位置に収束させ、数秒のうちに凝固性壊死を誘発するのに充分な温度上昇(55〜90℃)を引き起こす。並行MRIが、正確な組織ターゲッティングおよびリアルタイム温度フィードバックを可能することにより、制御された局部的な熱治療を実現する。治療それ自体は、各々〜20秒続く集束超音波エネルギー(超音波処理)への連続曝露で構成され、結果として小さい(〜0.5cm3)豆形の、焼灼された塊を生じる。超音波処理の間に、組織がベースラインの温度に戻るのに経過する〜90秒の一時停止がある。典型的には最大150cm3の組織に限局される標的容積の全体をカバーするように、複数回の超音波処理が必要であり、総治療時間は通常、3時間を超える。患者は通常、治療の終了の〜1時間後に自宅へと退院し、平均で48時間のうちに通常の活動に復帰する。 好ましくは、本発明のプロゲステロン受容体調節剤は、選択的プロゲステロン受容体調節剤(SPRM)、または任意のその代謝産物である。本明細書で使用される場合、「選択的プロゲステロン受容体調節剤」または「SPRM」は、研究される生物学的作用に依存する生体内の状況において、組織選択的プロゲステロン作動剤、拮抗剤、または部分(混合)作動剤/拮抗剤の臨床的に意義のある効果を、様々なプロゲステロン標的組織で発揮するプロゲステロン受容体リガンドの類を表わす(Smith CL and O’Malley BW, Coregulator function: a key to understanding tissue specificity of selective receptor modulators in Endocr Rev 2004; 25: 45−71.)。 また好ましくは、本発明のSPRMは、以前はCDB−2914として知られたウリプリスタル(酢酸塩)である。ウリプリスタルの化学式は、17α−アセトキシ−11β−[4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−19−ノルプレグナ−4,9−ジエン−3,20−ジオンである。それは、周知のステロイドであり、より具体的には19−ノルプロゲステロンであり、抗プロゲステロン活性および抗グルココルチコイド活性を有する。この化合物およびその調製方法は、米国特許第4,954,490号、同第5,073,548号、および同第5,929,262号、ならびに国際特許出願の国際公開第2004/065405号および国際公開第2004/078709号に記載されている。さらに、この化合物の特性は、(Blithe DL, Nieman LK, Blye RP, Stratton P, Massaro M. Development of the selective progesterone receptor modulator CDB−2914 for clinical indications. Steroids 2003; 68: 1013−1017)に記載されている。 「活性代謝産物」は、本明細書で使用される場合、特定の化合物、本件ではPRMもしくはSPRM、またはその塩の体内での代謝を通して作られ、特定のPRMまたはSPRMと同一の生体活性を呈する生成物を指す。 明細書(specification)(明細書(description)および特許請求の範囲)全体を通して、および読みやすさのために、「プロゲステロン受容体調節剤」、「選択的プロゲステロン受容体調節剤(SPRM)」、および「その代謝産物」という用語はまた、前記対応するプロゲステロン受容体調節剤、選択的プロゲステロン受容体調節剤、またはその代謝産物の塩も指す。 ウリプリスタルまたはその塩の活性代謝産物は、当該技術分野において公知である日常的な技術を用いて特定され、その活性は本明細書で記載されている試験などの試験を用いて決定され得る。そのような代謝産物は、例えば、投与されたウリプリスタルまたはその塩の酸化、減少、加水分解、アミド化、脱アミド化、エステル化、脱エステル化、酵素的切断などによって生じる。故に、本発明は、ウリプリスタルまたはその塩の活性代謝産物を含み、例えば、本発明の化合物を、その代謝産物を生じるのに十分な期間、哺乳類に接触させることを含む過程によって生成される化合物を含む。そのような代謝産物もまた、対応するウリプリスタルまたはその塩の酸化、減少、加水分解、アミド化、脱アミド化、エステル化、脱エステル化、または酵素的切断によってインビトロで生成され得る。ウリプリスタル(CDB−2914)の代謝産物の例としては、Attardi BJ, Burgenson J, Hild SA, Reel JR. In vitro antiprogestational/antiglucocorticoid activity and progestin and glucocorticoid receptor binding of the putative metabolites and synthetic derivatives of CDB−2914, CDB−4124, and mifepristone.J.Steroid Biochem.Mol.Biol. 2004; 88: 277−288に記載のものが挙げられ、例えばモノデメチルCDB−2914(CDB−3877);ジデメチルCDB−2914(CDB−3963);17アルファ−ヒドロキシCDB−2914(CDB−3236);CDB−2914の芳香A環誘導体(CDB−4183)がある。 プロゲステロン受容体調節剤、SPRM、またはその代謝産物は、経口、口腔、舌下、非経口、経皮、経膣、経直腸などを含む任意の適宜な経路により投与され得る。本薬物送達に関する方法の概要については、Langer, Science 1990; 249: 1527−1533を参照されたい。該文献は、参照により本願明細書に組み込まれる。投与可能な化合物を調製する方法は公知であるか、または当業者に明らかであり、例えばRemington’s Pharmaceutical Science, 17th Ed., Mack Publishing Company, Easton, Pa. (1985)により詳しく記載されている。該書は、参照により本願明細書に組み込まれ、以下「レミントン(Remington)」と呼ぶ。即時放出性の製剤の単回投与が好ましい。固体組成物については、適宜な無毒性の固体担体を使用してもよく、例としては、製薬グレードのマンニトール、ラクトース、デンプン、ステアリン酸マグネシウム、サッカリンナトリウム、滑石、セルロース、グルコース、スクロースが挙げられる。経口投与については、製剤として許容可能な無毒性組成物は、先に羅列した担体などの普通に用いられる賦形剤のいずれかと組み合わせられることによって形成される。考えられる投与の形態は、錠剤、カプセル剤、トローチ、丸剤、経皮貼付剤、歯用軟膏、坐薬、吸入剤、溶液、軟膏、非経口デポー剤、膣リング、膣ジェル、および子宮内送達系を含む。経口固体剤形は優先的に、圧縮錠剤またはカプセル剤である。実用的サイズの圧縮錠剤の生産が可能になるように、圧縮錠剤は希釈剤を含有して、プロゲステロン受容体調節剤、SPRM、またはその代謝産物の容積を増やしてもよい。結合特性を粉末材料に付与する薬剤である結合剤もまた必要で有り得る。ポビドン、デンプン、ゼラチン、ラクトースまたはデキストロースなどの糖、ならびに天然および合成ガムをしてもよい。崩壊剤は、一般に錠剤に必要であり、錠剤の崩壊を容易にする。崩壊剤としては、デンプン、粘土、セルロース、アルギン、ガム、および架橋ポリマーが挙げられる。最後に、潤滑剤および流動促進剤として知られる少量の材料が、錠剤に含まれ、製造過程における錠剤材料の表面への付着を防止し、製造中の粉末材料の流れ特性を向上する。コロイド状二酸化ケイ素が、流動促進剤として最も一般的に使用され、タルク、ステアリン酸マグネシウム、またはステアリン酸などの化合物が、潤滑剤として最も一般的に使用される。圧縮錠剤の生産および製造の方法は、当業者に周知である(レミントンを参照されたい)。カプセル剤は、優先的にハードゼラチンシェルまたはソフトゼラチンシェルのいずれかを、プロゲストゲン剤またはプロゲステロン受容体調節剤および不活性成分の混合物の容器として用いる固体剤形である。ハードゼラチンおよびソフト弾性カプセル剤の生産および製造の方法は、当該技術分野において周知である(レミントンを参照されたい)。経口経路が好ましい。経口経路に比べて、臨床的成功をもたらすのに血液レベルを用いる他の投与の経路が好適である可能性がある。プロゲステロン受容体調節剤、SPRM、またはその代謝産物が溶液中に含まれる場合、製剤は、例えば、とりわけ、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトール、およびソルビタンエステル、微結晶性セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天、およびトラガカント、またはこれらに物質の混合物などの懸濁化剤を含有し得る。プロゲステロン受容体調節剤、SPRM、またはその代謝産物の有用な鼻腔内製剤は、少なくとも1の安定剤および/または1の界面活性剤を含有しうる。製剤として許容可能な界面活性剤には、共にBASF Corp.から入手可能な、ポリオキシル35ヒマシ油(クレモフォールEL)としても知られるポリオキシエチレン‐グリセロール‐トリリシノール酸塩、またはポリオキシル40硬化ヒマシ油(クレモフォールRH40)などのポリオキシエチレンヒマシ油誘導体;ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(TWEEN80)、ポリオキシエチレンモノステアレート(TWEEN60)、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノパルミタート(TWEEN40)、またはポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(TWEEN20)(すべて、デラウェア州ウィルミントンのICI Surfactantsから入手可能)などのポリオキシエチレン(20)ソルビタンのモノ脂肪酸エステル;オレイン酸ポリグリセリルなどのポリグリセリルエステル;およびポリオキシエチル化核油(LABRAFIL、Gattefosse Corp.から入手可能)がある。好ましくは、界面活性剤は、重量で医薬組成物の約0.01%〜10%であることになる。製剤として有用な安定剤には、亜硫酸ナトリウム、二亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、二酸化硫黄、アスコルビン酸、イソアスコルビン酸、チオグリセロール、チオグリコール酸、塩酸システイン、アセチルシステイン、パルミチン酸アスコルビル、ヒドロキノン、没食子酸プロピル、ノルジヒドログアヤレト酸、ブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、アルファ−トコフェロール、およびレシチンなどの酸化防止剤がある。好ましくは、安定剤は、重量で医薬組成物の約0.01%〜5%であることになる。また、懸濁液はとりわけ、エチレンジアミン四酢酸、その誘導体、およびその塩、ジヒドロキシエチルグリシン、クエン酸、ならびに酒石酸などのキレート剤を含み得る。くわえて、懸濁液の適切な流動性を、例えば、レシチンなどのコーティング材の使用によって、分散系の場合、要求される粒径の維持によって、および先に言及した界面活性剤の使用によって維持することができる。経口投与のための固体剤形としては、カプセル剤、錠剤、丸剤、粉末、および顆粒が挙げられる。そのような固体剤形では、活性化合物は、少なくとも1の不活性の、薬剤的に許容可能な賦形剤または担体、例えばクエン酸ナトリウムもしくはリン酸二カルシウムなど、ならびに/または(a)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール、およびケイ酸などの充填材もしくは増量剤;(b)カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース、およびアカシアなどの結合剤;(c)グリセロールなどの保湿剤;(d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモデンプンもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、特定のケイ酸塩、および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤;(e)パラフィンなどの溶解遅延剤;(f)第4級アンモニウム化合物などの吸収促進剤;(g)セチルアルコールおよびグリセロールモノステアレートなどの湿潤剤;(h)カオリンおよびベントナイト粘土などの吸収剤;ならびに(i)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、およびその混合物などの潤滑剤と混合され得る。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合、剤形はまた、緩衝剤を含み得る。 好ましくは、プロゲステロン受容体調節剤、SPRM、またはその代謝産物の量は、婦人科疾患を患い、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける哺乳類における月経出血を、臨床的に重要な抗グルココルチコイド活性なく長期に正常化するのに効果的である。 好ましくは、SPRMまたは任意のその代謝産物は、CDB−2914、ミフェプリストン、アソプリスニル,プロエレックス、オナプリストン、org33628、タナプロゲト、タナプロゲトコンボ、WAY166989、NSP989、NSP−コンボ、11[ベータ]−((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−プロピニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン−(RU−38486)、11[ベータ]−((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−18−メチル−17[アルファ]−プロピニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル)−17[アルファ][ベータ]−ヒドロキシ−17a[アルファ]−プロピニル−D−ホモ−4,9(10),16−エストラチエン−3−オン、11[ベータ]−p−メトキシフェニル−17[ベータ]−ヒドロキシ[アルファ]−エチニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]−(4−アセチルフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(プロプ−1−イニル)−4,9(10)エストラジエン−3−オン、11[ベータ]−(4−ジメチルアミノフェニル)−17[アルファ]−ヒドロキシ−17[ベータ]−(3−ヒドロキシ−プロピル)−13[アルファ]−メチル−4,9−ゴナジエン−3−オン、(Z)−11[ベータ]−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシ−1−プロペニル)−エストラ−4−エン−3−オン−5,11[ベータ]、19−(4−アセチルフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4、9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]、19−(4−シアノフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4−アンドロステン−3−オン、または11[ベータ]、19−(4−(3−ピリジニル)−o−フェニルエン)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4−アンドロステン−3−オン、17[アルファ]−アセトキシ−21−メトキシ−11β−[4−N,N−ジメチルアミノフェニル]−19−ノルプレグナ−4,9−ジエン−3,20−ジオン(CDB4124)を含むリストから選択される。最も好ましくは、選択的プロゲステロン受容体調節剤は、CDB2914(ウリプリスタル)、または任意のその代謝産物である。 本発明によれば、SPRM、および特にウリプリスタルまたは任意のその代謝産物は、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前および/または同時および/または後に投与されることになる。治療介入前のより長期の投与の場合、これは長期にわたる間欠投薬計画を含む。 ウリプリスタル、または任意のその代謝産物は、好ましくは毎日、経口経路により、1日から最長120日までの期間、最も好ましくは84日(12週)の期間投与されることになる。この投与期間は、対象が血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前に生起し、受けているときに終わる。 代替的に、投与期間は、対象が血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前の期間中に始まり、前記血管閉塞法または前記熱関連治療法が行なわれる際に終わらない。 また代替的に、投与期間は、血管閉塞法または熱関連治療法を受けると同時および/または後に始まる。出願人は、i)プロゲステロン受容体調節剤、SPRM、またはその代謝産物の投与と、ii)血管閉塞法または熱関連治療法との間の相乗効果を示し、前記血管閉塞法または前記熱関連治療法を受けた施行後、少なくとも6ヶ月継続または持続する月経出血の長期の正常化をもたらす。 表2に示されるように、PBACスコア<75の、ウリプリスタルで治療した患者の数は、UAEで治療しなかった患者と比較して、患者がUAEを受けた場合に顕著に多い(表2、治療終了の3ヶ月後、群4:36%および群5:60%に対して群2:15%、群3:17%)。この効果は、ウリプリスタル単独での治療(群3:17%)およびUAE単独での治療(群4:25%)の単なる効果に由来しない。 月経出血の正常化は、月経失血(MBL)を評価することによって評価することができる。当業者は、MBLを評価する方法に精通している。この評価は、対象および治療にあたる医師によって行われる。 MBL評価は、例えば、月経失血を評価する日誌、または絵図式失血評価チャート(PBAC)を用いることによって行うことができる。この場合、絵図式失血評価チャート(pictorial blood−loss assessment chart)(PBAC)スコアが100またはそれ未満、好ましくは75またはそれ未満であるとき、月経出血は正規化されたとみなされる。 PBACは、月経失血を評価するための有効な自動申告ツール(Higham JM, O’Brien PM, Shaw RW. Assessment of menstrual blood loss using a pictorial chart. Br. J. Obstet. Gynaecol. :1990; 97: 734−739.; Janssen CA. A simple visual assessment technique to discriminate between menorrhagia and normal menstrual blood loss. Eur. J. Obstet. Gynecol. Reprod. Biol. 1996; 70: 21−22.; Philipp CS, Faiz A., Heit JA et al. Evaluation of a screening tool for bleeding disorders in a US multisite cohort of women with menorrhagia. American Journal of Obstetrics and Gynecology 2011; 204: 209.; Zakherah MS, Sayed GH, El−Nashar SA, Shaaban MM. Pictorial blood loss assessment chart in the evaluation of heavy menstrual bleeding: Diagnostic accuracy compared to alkaline hematin. Gynecol. Obstet, Invest. 2011; 71: 281−284)。患者は、標準化された衛生用品を与えられ、使用したタンポンおよびナプキンの数を、個々が血液で汚れた度合いとともに毎日チャートに記録する(PBACチャートの可視化については付属書類(Appendix)を参照されたい)。わずかに染みの付いたタンポン/ナプキンのスコアを1とする。血液で完全に飽和したタンポンのスコアを10とし、血液で完全に飽和したナプキンのスコアを20とする。PBACは、標準的な化学的な方法、すなわちアルカリ性ヘマチンによって評価される月経失血と相関している(r=0.847)。月経過多症はPBAC>100として定義され、それは>80mLの血液損失に相当する。PBACの400は、約300mLの血液損失または約80の使用済みタンポン/ナプキンに相当する。 PBACは、デスモプレシン(Kadir RA, Lee CA, Sabin CA, Pollard D, Economides DL. DDAVP nasal spray for treatment of menorrhagia in women with inherited bleeding disorders: A randomized placebo−controlled crossover study. Haemophilia 2002; 8: 787−793.);トラネキサム酸(Kouides P, Kreuz W. Diagnosis and management of inherited von Willebrand disease in the next decade: a clinical perspective, Thromb, Res. 2009; 124: 1.)、オルメロキシフェン(Kriplani A, Kulshrestha V, Agarwal N. Efficacy and safety of ormeloxifene in management of menorrhagia: A pilot study. Journal of Obstetrics and Gynaecology Research 2009; 35: 746−752.)、レボノルゲストレルIUD(Reid PC, Virtanen−Kari S. Randomised comparative trial of the levonorgestrel intrauterine system and mefenamic acid for the treatment of idiopathic menorrhagia: A multiple analysis using total menstrual fluid loss, menstrual blood loss and pictorial blood loss assessment charts. BJOG Int. J. Obstet. Gynaecol. 2005; 112: 1121−1125; Kriplani A, Singh BM, Lal S, Agarwal N. Efficacy, acceptability and side effects of the levonorgestrel intrauterine system for menorrhagia. Int. J. Gynecol. Obstet. 2007; 97: 190−194.)、および子宮内膜アブレーション用装置(Busfield RA, Farquhar CM, Sowter MC, et al. A randomized trial comparing the levonorgestrel intrauterine system and thermal balloon ablation for heavy menstrual bleeding. Obstet.Gynecol.Surv, 2006; 61: 444−445.)などの重度月経出血の治療用の薬物または装置の評価に広く使用されてきている。 「ヘマタイト法」が、MBL評価の別の考えられる方法である。その方法は、月経中に失われ、生理用ナプキンに採集されたるヘモグロビンの量を分析することを基とする。 驚いたことに、本出願人は、前記血管閉塞法または前記熱関連治療法を受けた後の月経出血長期の正常化が、5〜20mgのウリプリスタルの治療上有効な投与量または治療上有効な量を以ってより重要であり、7〜20mgの投与量を以ってより重要であることを示している。 特に好ましい投与量は、7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、18mg、19mg、および20mgである。 本出願人は、あることを示している。前記血管閉塞法または前記熱関連治療法を受けた後の月経出血長期の正常化が、5mgに比較して、7〜20mgのウリプリスタルの治療上有効な一日投与量または一日量を以ってより重要であり、7mgの投与量を以ってより重要であり、約10mgの投与量を以って更に重要である。 よって、1日当たり7mg、8mg、9mg、10mg、11mg、12mg、13mg、14mg、15mg、16mg、17mg、18mg、19mg、または20mgのリストから選択される投与量が最も好ましい。 本発明はまた、SPRM、例えばウリプリスタル、またはその代謝産物の薬剤的に許容可能な塩の形での使用も想定している。かかる塩としては、例えば、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アルミニウム、金および銀塩が挙げられ得る。また、アンモニア、アルキルアミン、ヒドロキシアルキルアミン、N−メチルグルカミンなどの製剤として許容可能なアミンと形成される塩も考慮される。例えば、酸付加塩などの、特定の塩基性化合物もまた、薬剤的に許容可能な塩を形成する。例えば、ピリド窒素原子は、強酸と塩を形成し得る一方で、アミノ基などの塩基性置換基を有する化合物もまた、より弱い酸と塩を形成する。塩形成好適な酸の例は、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マロン酸、サリチル酸、リンゴ酸、フマル酸、コハク酸、アスコルビン酸、マレイン酸、パモン酸、メタンスルホン酸、ならびに当業者に周知の他のミネラルおよびカルボン酸である。塩は、従来の方法で遊離塩基形態を充分量の所望の酸と接触させて塩を生成することによって調製される。遊離塩基形態は、希釈水性NaOH、炭酸カリウム、アンモニア、および重炭酸ナトリウムなどの好適な希釈塩基溶液で塩を処理することによって再生成され得る。遊離塩基形態は、極性溶媒中の溶解度などの特定の物理的性質において、対応する塩の形態と若干異なるが、それ以外は、本発明の目的上、酸および塩基塩はその対応する遊離塩基形態形と同等である。そのような酸および塩基塩のすべては、本発明の範囲内で、薬剤的に許容可能な塩であることを意図し、本発明の目的上、酸および塩基塩のすべては対応する化合物の遊離形態と同等であるとみなされる。 代替的に、または付加的に、ウリプリスタル、またはその代謝産物が、治療される病態に応じて、単独で投与されてもよく、他の治療、治療薬、または薬剤と組み合わせて、同時にまたは連続して投与されてもよいことが明らかになるであろう。例えば、本発明の方法において、ウリプリスタル、またはその代謝産物は、鎮痛剤もしくは鉄とともに投与されてもよく、および/またはGnRH作動剤もしくは拮抗剤もしくはプロゲステロンと連続して投与されてもよい。 本発明はまた、プロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物を、随意に試薬および/または使用説明書と共に含む、良性婦人科疾患を患う対象における長期の月経出血を正常化するキットを想定する。 一般に、キットは、容器およびその容器上または容器に附属したラベルまたはパッケージ挿入物を含む。好適な容器としては、例えば、瓶、バイアル、注射器などが挙げられる。容器は、ガラスまたはプラスチックなどの多様な材料から形成され得る。容器は、良性婦人科疾患を患う対象における長期の月経出血を正常化するのに効果的な、本発明のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物を保持する。ラベルまたはパッケージ挿入物は、組成物が本発明の病態を治療するのに使用されることを示す。 本明細書において記載されている発明が、具体的に記載されていること以外の変形および修正を受け入れる余地があることを当業者なら理解するであろう。本発明がその趣旨または本質的な特徴を逸脱することなく、そのような変形および修正の全てを含むことを理解すべきである。また発明は、本明細書において個別にまたは集合的に参照または指し示した工程、要素、組成物、および化合物のすべて、ならびに前記工程もしくは要素のありとあらゆる組み合わせまたは2以上のいずれの組み合わせも含む。そのため、本開示はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、さらに、均等の意図および範囲に属する変更は、すべて本発明の範囲内のものである本明細書中で引用されたさまざまな参考文献は、各々、参照して本願明細書にその全体が組み込まれる。前述の記載は、以下の例を参照して、より充分に理解されるであろう。しかし、かかる例は本発明を実行する方法の例示であって、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。実施例1子宮動脈塞栓術前5mgおよび10mg経口酢酸ウリプリスタル治療の子宮筋腫への効果1.臨床試験 二重盲検、ランダム化、プラセボ対照試験を行い、子宮筋腫治療における酢酸ウリプリスタルの長期効果を評価した。患者は、手術適応可能な、子宮筋腫による重度子宮出血をもつ閉経前の18〜50歳の女性とした。これらの患者は、月経1〜8日目における絵図式出血評価チャート(Pictorial Bleeding Assessment Chart)(PBAC)スコア>100の基準を満たした。患者を2:2:1の方法でランダム化し、酢酸ウリプリスタル(UPA)5mgもしくは酢酸ウリプリスタル10mgのいずれか、またはプラシーボを12週間与えた。くわえて、患者はすべて、同時鉄療法(1日1回、鉄の80mgの錠剤、Tardyferon(登録商標)を一錠)を受けた。2:2:1というのは、患者5名毎に、2名がUPA5mgを受け、2名がUPA10mgを受け、1名がプラシーボを受けるようランダム化されることになることを意味する。48名の患者がプラシーボ治療を毎日受け、95名の患者が1日投与量5mgの酢酸ウリプリスタル(Esmya(登録商標))を与えられ、98名の患者が1日投与量10mgの酢酸ウリプリスタル(Esmya(登録商標))を与えられた。これらの患者のうち、115名の患者は手術を受けなかった:26名の患者がプラシーボ群(群1)、48名の対象が5mg群(群2)、および41名の対象が10mg群(群3)であった。33名の対象が、13週目またはそれ以降に子宮動脈塞栓術を受けた:4名の患者がプラシーボ群(群4)、11名の患者が5mgウリプリスタル(Esmya(登録商標)群(群5)および18名の患者が10mgウリプリスタル(Esmya(登録商標)群(群6)であった。2.評価パラメーター 試験登録および経過観察評価に関して、Highamと共同研究者らによって開発された絵図式失血評価チャート(PBAC)(Higham JM, O’Brien PM, Shaw RW. Assessment of menstrual blood loss using a pictorial chart. Br J Obstet Gynaecol 1990; 97: 734−9)を用いて月経出血を評価した。PBACは、客観的に月経失血を推定し、月経過多症診断するのに用いられる現在の標準的な方法の1つである。異常な出血は、月経8日間を超えてPBACスコア>100として定義される。正常な月経出血PBACは<75、無月経はPBAC=0である。− PBACスコアを、治療前(ベースライン)、ウリプリスタルでの治療が終了した13週目、子宮動脈塞栓術の3ヶ月後および6ヶ月後に評価した。− PBACおよびPBAC<75の患者の割合を、治療前(ベースライン)、ウリプリスタルでの治療が終了した13週目、治療終了の3ヶ月後および6ヶ月後に記録した。3.結果 結果を表1および表2に示す。3.1 患者のすべては、ベースラインにおいてPBACスコア>100であり(表1、群1〜6)、重度の出血およびそれに伴う貧血があった。その患者のうち、だれも正常な月経出血(表2、群1〜6)がなかった。3.2 13週目において、プラシーボ患者と比較して、ウリプリスタルで治療した患者のほぼすべてが、PBACスコア<75であり、月経出血が抑えられていた(出血無し、弱い出血、または正常の出血)(表2、プラシーボ群1:17%およびプラシーボ群4:50%に対して、群2:98%、群3:97%、群5:100%および群6:100%)。3.3 酢酸ウリプリスタルまたはプラシーボでの治療の終了の3ヶ月後において、UAEを受けなかった患者のサブグループでは、プラシーボで治療した患者と比較して、PBACスコア<75であるウリプリスタルで治療した患者の数が、わずかに多かった(表2、プラシーボ群1:9%に対して、群2:15%、群3:17%)。興味深いことに、UAEでの治療を受けなかった患者と比較して、患者がUAEを受けた場合、PBACスコア<75であるウリプリスタルで治療した患者の数が顕著に多かった(表2、治療終了の3ヶ月後、群4:36%および群5:60%に対して群2:15%、群3:17%)。したがって、これらの結果は、UAE前ウリプリスタル経口投与に由来する月経出血を抑える相乗的な効果示す。この効果は、ウリプリスタル単独(群3:17%)での治療およびUAE単独での治療(群4:25%)の単なる効果に由来しない。興味深いことに、プラシーボで治療した患者と比較して、患者がUAE前に10mg投与量のウリプリスタルを受けた場合、PBACスコア<75のウリプリスタルで治療した患者の数は顕著に多かった。3.5 ウリプリスタルをUAE前に5mg投与するのと比較すると、10mg投与した際に見られる投与量依存的な効果がある。この投与量依存的な効果は、UAEの3ヶ月後(群5:36%に対して群6:60%)およびUAEの6ヶ月後(群5:27%に対して群6:53%)において見られ、子宮筋腫患者の集団における過剰な月経出血を抑える方法の長期的な効果を示している。 血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前および/または同時におよび/または後に投与されることを特徴とする、良性婦人科疾患を患う対象に、中期および/または長期に月経出血を正常化するのに用いるプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 プロゲステロン受容体調節剤が、選択的プロゲステロン受容体調節剤(SPRM)、または任意のその代謝産物である請求項1に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 血管閉塞法が、子宮動脈塞栓術(UAE)および経腟子宮動脈塞栓術を含む群から選択される請求項1または2に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 熱関連治療法が、レーザーを用いた熱筋腫融解、経皮的レーザー治療、高周波アブレーション、凍結筋変性、および磁気共鳴画像ガイド下集束超音波を含む群から選択される請求項1または2に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 月経失血が月経サイクル当たり<80mLに減少したとき月経出血が正規化される請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 長期の正常化が、前記血管閉塞法または前記熱関連法を受けた後に少なくとも6ヶ月間継続する請求項1〜5のいずれか一項に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 婦人科疾患が子宮筋腫および/または腺筋症である請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 SPRMが、CDB−2914、ミフェプリストン、アソプリスニル、プロエレックス、オナプリストン、org33628、タナプロゲト、タナプロゲトコンボ、WAY166989、NSP989、NSP−コンボ、11[ベータ]−((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−プロピニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン−(RU−38486)、11[ベータ]−((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−18−メチル−17[アルファ]−プロピニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]−((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル)−17[アルファ][ベータ]−ヒドロキシ−17a[アルファ]−プロピニル−D−ホモ−4,9(10),16−エストラチエン−3−オン、11[ベータ]−p−メトキシフェニル−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−エチニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]−(4−アセチルフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(プロプ−1−イニル)−4,9(10)エストラジエン−3−オン、11[ベータ]−(4−ジメチルアミノフェニル)−17[アルファ]−ヒドロキシ−17[ベータ]−(3−ヒドロキシ−プロピル)−13[アルファ]−メチル−4,9−ゴナジエン−3−オン、(Z)−11[ベータ]−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシ−1−プロペニル)−エストラ−4−エン−3−オン−5、11[ベータ]、19−(4−アセチルフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4,9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]、19−(4−シアノフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4−アンドロステン−3−オン、または11[ベータ]、19−(4−(3−ピリジニル)−o−フェニルエン)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4−アンドロステン−3−オン、17[アルファ]−アセトキシ−21−メトキシ−11β−[4−N,N−ジメチルアミノフェニル]−19−ノルプレグナ−4,9−ジエン−3,20−ジオン(CDB4124)を含む群から選択される請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 選択的プロゲステロン受容体調節剤が、CDB2914(ウリプリスタル)または任意のその代謝産物である請求項1〜8のいずれか一項に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 CDB2914(ウリプリスタル)または任意のその代謝産物が、5〜20mgの投与量で投与される請求項9に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 CDB2914(ウリプリスタル),または任意のその代謝産物の投与量が、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約16mg、約17mg、約18mg、約19mg、または約20mgである請求項10に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 CDB2914(ウリプリスタル)、または任意のその代謝産物の投与量が約5mgである請求項10または11に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 CDB2914(ウリプリスタル)、または任意のその代謝産物の投与量が約7mgである請求項10または11に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 CDB2914(ウリプリスタル)、または任意のその代謝産物の投与量が約10mgである請求項10または11に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 前記CDB2914(ウリプリスタル)代謝産物が、CDB−3877、CDB−3963、CDB−3236、およびCDB−4183を含む群から選択される請求項9〜14のいずれか一項に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 対象が、哺乳類、好ましくはヒトである請求項1〜15のいずれか一項に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 投与量が1日投与量である請求項1〜16のいずれか一項に記載のプロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物。 プロゲステロン受容体調節剤、または任意のその代謝産物の投与量を、血管閉塞法または熱関連治療法を受ける前および/または同時および/または後に投与することを含む、良性婦人科疾患を患う対象において中期および/または長期に月経出血を正常化する方法。 プロゲステロン受容体調節剤が選択的プロゲステロン受容体調節剤(SPRM)、または任意のその代謝産物である請求項18に記載の方法。 血管閉塞法が、子宮動脈塞栓術(UAE)および経腟子宮動脈塞栓術を含む群から選択される請求項18または19に記載の方法。 熱関連治療法が、レーザーを用いた熱筋腫融解、経皮的レーザー治療、高周波アブレーション、凍結筋腫融解、および磁気共鳴画像ガイド下集束超音波を含む群から選択される請求項18または19に記載の方法。 月経失血が月経サイクル当たり<80mLに減少したとき月経出血が正規化される請求項18〜21のいずれか一項に記載の方法。 長期の正常化が、前記血管閉塞法または前記熱関連法を受けた後に少なくとも6ヶ月間継続する請求項18〜22のいずれか一項に記載の方法。 婦人科疾患が子宮筋腫および/または腺筋症である請求項18〜23のいずれか一項に記載の方法。 SPRM、または任意のその代謝産物が、CDB−2914、ミフェプリストン、アソプリスニル、プロエレックス、オナプリストン、org33628、タナプロゲト、タナプロゲトコンボ、WAY166989、NSP989、NSP−コンボ、11[ベータ]−((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−プロピニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン−(RU−38486)、11[ベータ]−((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−18−メチル−17[アルファ]−プロピニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]−((4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル)−17[アルファ][ベータ]−ヒドロキシ−17a[アルファ]−プロピニル−D−ホモ−4,9(10),16−エストラチエン−3−オン、11[ベータ]−p−メトキシフェニル−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−エチニル−4,9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]−(4−アセチルフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(プロプ−1−イニル)−4,9(10)エストラジエン−3−オン、11[ベータ]−(4−ジメチルアミノフェニル)−17[アルファ]−ヒドロキシ−17[ベータ]−(3−ヒドロキシ−プロピル)−13[アルファ]−メチル−4,9−ゴナジエン−3−オン、(Z)−11[ベータ]−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシ−1−プロペニル)−エストラ−4−エン−3−オン−5、11[ベータ]、19−(4−アセチルフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4,9(10)−エストラジエン−3−オン、11[ベータ]、19−(4−シアノフェニル)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4−アンドロステン−3−オン、または11[ベータ]、19−(4−(3−ピリジニル)−o−フェニルエン)−17[ベータ]−ヒドロキシ−17[アルファ]−(3−ヒドロキシプロプ−1−(Z)−エニル)−4−アンドロステン−3−オン、17[アルファ]−アセトキシ−21−メトキシ−11β−[4−N,N−ジメチルアミノフェニル]−19−ノルプレグナ−4,9−ジエン−3,20−ジオン(CDB4124)を含む群から選択される請求項18〜24のいずれか一項に記載の方法。 選択的プロゲステロン受容体調節剤は、CDB2914(ウリプリスタル)、または任意のその代謝産物である請求項18〜25のいずれか一項に記載の方法。 CDB2914(ウリプリスタル)または任意のその代謝産物が、5〜20mgの投与量で投与される請求項26に記載の方法。 CDB2914(ウリプリスタル),または任意のその代謝産物の投与量が、約5mg、約6mg、約7mg、約8mg、約9mg、約10mg、約11mg、約12mg、約13mg、約14mg、約15mg、約16mg、約17mg、約18mg、約19mg、または約20mgである請求項27に記載の方法。 CDB2914(ウリプリスタル)、または任意のその代謝産物の投与量が約5mgである請求項27または28に記載の方法。 CDB2914(ウリプリスタル)、または任意のその代謝産物の投与量が約7mgである請求項27または28に記載の方法。 CDB2914(ウリプリスタル)、または任意のその代謝産物の投与量が約10mgである請求項27または28に記載の方法。 前記CDB2914(ウリプリスタル)代謝産物が、CDB−3877、CDB−3963、CDB−3236、およびCDB−4183を含む群から選択される請求項26〜31に記載の方法。 対象が、哺乳類、好ましくはヒトである請求項18〜32のいずれか一項に記載の方法。 投与量が1日投与量である請求項18〜33のいずれか一項に記載の方法。 本発明は一般に良性婦人科疾患に関し、特に血管閉塞法または熱関連治療法での治療の後に前記婦人科疾患に伴う重い月経を軽減する方法および組成物に関する。【選択図】なし


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