タイトル: | 公開特許公報(A)_AGEs分解剤 |
出願番号: | 2014208643 |
年次: | 2015 |
IPC分類: | A61K 36/18,A61K 36/899,A61P 43/00,A61K 36/28,A61K 36/73,A61K 8/97,A61Q 19/00,A61P 25/28,A61P 9/10,A61P 9/12,A23L 1/30 |
八木 雅之 米井 嘉一 篠田 和利 JP 2015096498 公開特許公報(A) 20150521 2014208643 20141010 AGEs分解剤 学校法人同志社 503027931 株式会社アンチエイジングコミュニケーション 506164198 株式会社ひかわ 505049582 工藤 一郎 100109553 八木 雅之 米井 嘉一 篠田 和利 JP 2013213974 20131011 A61K 36/18 20060101AFI20150424BHJP A61K 36/899 20060101ALI20150424BHJP A61P 43/00 20060101ALI20150424BHJP A61K 36/28 20060101ALI20150424BHJP A61K 36/73 20060101ALI20150424BHJP A61K 8/97 20060101ALI20150424BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20150424BHJP A61P 25/28 20060101ALI20150424BHJP A61P 9/10 20060101ALI20150424BHJP A61P 9/12 20060101ALI20150424BHJP A23L 1/30 20060101ALI20150424BHJP JPA61K35/78 CA61K35/78 UA61P43/00 111A61K35/78 TA61K35/78 HA61K8/97A61Q19/00A61P25/28A61P9/10 101A61P9/12A23L1/30 B 9 2 OL 10 4B018 4C083 4C088 4B018LB08 4B018LB10 4B018MD50 4B018MD61 4B018ME10 4B018ME14 4B018MF01 4C083AA111 4C083CC02 4C083EE11 4C088AB11 4C088AB26 4C088AB44 4C088AB45 4C088AB47 4C088AB51 4C088AB64 4C088AB73 4C088AB74 4C088MA52 4C088NA14 4C088ZA15 4C088ZA42 4C088ZA45 4C088ZC41 4C088ZC52 本発明は、蛋白質糖化反応による最終生成物(AGEs)を分解する作用を有するAGEs分解剤及び、当該AGEs分解剤を含有する飲食物や医薬品などに関する。 蛋白質糖化反応(以下、糖化反応と省略)は、L.C.Maillardがアミノ酸と還元糖を加熱すると褐色の色素が生成することを発見したことからメイラード反応として知られるようになった。メイラード反応は糖化反応の一態様といってよいが、糖化反応の総称としてメイラード反応と呼ぶ場合もある。近年、この糖化反応が老化現象、認知症、癌、高血圧、動脈硬化症などにも関与していることが明らかになっている。例えば、糖化反応により蛋白質は褐変化するが、これにより、肌などにくすみが生じることになる。また、糖化反応により皮膚や骨のコラーゲンが硬化することにより、皮膚や骨の弾力及びしなやかさが損なわれてしまう。そこで、生体に様々な影響を及ぼす糖化反応を阻害するための研究が種々行われている。 図1に糖化反応の反応経路を示す。糖化反応の反応経路についてはすべてが解明されているものではないが、まず、グルコースなどの還元糖と蛋白質やアミノ酸のアミノ基との反応によりシッフ塩基が形成され、引き続きエナミノールを経て、アマドリ転位によって安定なアマドリ化合物となる。ここまでの反応を、糖化反応系における前期段階と呼んでいる。 前期段階に続く後期段階において、アマドリ化合物は脱水、加水分解、炭素間の開裂により、グリオキサール(GO)、メチルグリオキサール(MG)、3−デオキシグルコソン(3DG)など、分子内に2つのカルボニル基(C=0)を有するα−ジカルボニル化合物を生成する。これらの生成物を糖化反応中間体と呼んでいる。その後、生体内ではα−ジカルボニル化合物、シッフ塩基やアマドリ化合物の分解、脂質過酸化反応由来のアルデヒド、糖の自動酸化や分解などにより糖化反応最終生成物であるAGEs(advanced glycation endproducts)が生成する。AGEsという名称は、あくまでも糖化反応による最終生成物の総称であり、一定の構造を示す化合物ではない。 上記のような糖化反応に対して、特定の植物の抽出物がその反応を抑制することについて有効であることが報告されている。糖化反応の抑制は予防的な対策としては有効であるものの、その一方で、糖化反応により生成してしまったAGEsを分解するという治療的(積極的)な対策もまた求められている。特許第4195840号公報 上記の事情を鑑み、本発明は、蛋白質糖化反応により生成したAGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤を提供することを課題とする。 上記課題を解決するための手段として、以下の発明などを提供する。すなわち、第一の発明として、モクセイ科、ニシキギ科、ドクダミ科、トチュウ科、イネ科に属する植物の抽出物の中から選ばれる一種以上を含み、AGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤を提供する。 また、第二の発明として、バナバ、メイグイ、ローズヒップ、ジャスミン、チコリ、タンポポ、カモミール、ゴボウ、ドクダミ、サラシア、トチュウ、玄米、ブルーベリー抽出物の中から選ばれる一種類以上を含み、AGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤を提供する。 また、第三の発明として、バナバ茶、メイグイ茶、ローズヒップ茶、ジャスミン茶、チコリ茶、タンポポ根茶、カモミール茶、ゴボウ茶、ドクダミ茶、サラシア茶、トチュウ茶、玄米茶、ブルーベリー茶の抽出物の中から選ばれる一種類以上を含み、AGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤を提供する。 また、第一の発明から第三の発明のいずれか一に記載のAGEs分解剤を含有する飲食物、健康食品、食品添加物、化粧品、医薬品、医薬部外品を提供する。 本発明により、蛋白質糖化反応により生成したAGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤を提供することが可能となる。蛋白質糖化反応の反応経路を示す概念図各抽出物のAGEs分解率についての試験結果を示す図各抽出物のAGEs分解率についての試験結果を示す図 以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明は、これらの実施形態に何ら限定されるべきものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得る。<実施例><概要> 本実施例は、蛍光性AGEsを分解するAGEs分解剤に関する。AGEs分解剤の成分として、ミソハギ科、バラ科、モクセイ科、キク科、ニシキギ科、ドクダミ科、トチュウ科、イネ科、ツツジ科に属する植物の抽出物を用い、とくに、それらの科に属する植物の抽出物を茶外茶として得たものを用いる。<構成> 本実施例におけるAGEsは、励起波長が約370nmであり検出波長が約440nmの蛍光性を有するAGEsであり、このような蛍光性は蛋白質糖化反応最終生成物の物理化学的な特徴である。なお、蛍光性を有するAGEsには、ペントシジン、クロスリン、ピロピリジンなどがあるが、まだ物質構造が未同定のAGEsも多数あり、これらに限定されるものではない。 本実施例における植物の抽出物は、植物のどの部位から抽出したものであってもよく、例えば、全草、花、種子、果実、枝、茎、樹皮、根などから抽出したものであってよい。また、それらの各部位を材料とし茶として抽出したものであってもよい。 ここで、本実施例における「茶」は、チャノキの葉や茎などを加工して湯や水を注いで飲料とするものだけでなく、チャノキの葉などに他の植物の花弁や果実を混ぜて飲料とするいわゆるフレーバーティーや花茶を含み、さらに、チャノキの葉などを用いずにチャノキ以外の植物の葉、芽、花、樹皮、根などを加工して湯や水を注いで飲料とするためのいわゆる茶外茶をも含むものである。茶外茶として知られているものとしては、例えば、ドクダミ茶、甜茶、ルイボス茶などがある。 以下に、本実施例で用いられる植物や茶について説明する。 「ミソハギ科」は、フトモモ目に属し、ミソハギ属、サルスベリ属、キカシグサ属などを下位分類に有する。後述する試験においては、ミソハギ科植物抽出物のサンプルとして、サルスベリ属の「バナバ(Lagerstroemia speciosa)」の葉を原料の略100%とするバナバ茶を用いた。このバナバ茶はチャノキを用いない茶外茶である。 「バラ科」は、バラ目に属し、バラ属、キイチゴ属、シモツケ属、サンザシ属などを下位分類に有する。後述する試験においては、バラ科植物抽出物のサンプルとして、メイグイ茶とローズヒップ茶を用いた。 メイグイ茶は、バラ属の「ハマナス(Rosa rugosa)」の花のつぼみを原料の略100%とする茶外茶である。また、ローズヒップ茶は、バラの実を原料とする茶である。茶とする場合には、バラ属の「イヌバラ(Rosa canina)」がよく用いられる。本実施例においてもイヌバラの実を原料の略100%とするローズヒップ茶を用いた。 「モクセイ科」は、シソ目に属し、モクセイ属、ソケイ属、トネリコ属などを下位分類に有する。後述する試験においては、モクセイ科植物抽出物のサンプルとして、ソケイ属の「ジャスミン(Jasminum sp.)」の花をチャノキの茶に混ぜたジャスミン茶を用いた。 「キク科」は、キク目に属し、アザミ属、ヨモギ属、キク属、シュンギク属、ヒマワリ属などを下位分類に有する。後述する試験においては、キク科植物抽出物として、チコリ茶、タンポポ根茶、カモミール茶、ゴボウ茶を用いた。 チコリ茶は、キコリウム属の「チコリ(Cichorium intybus)」の根を原料の略100%とする茶外茶である。また、タンポポ根茶は、タンポポ属の「セイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)」の根を原料の略100%とする茶外茶である。また、カモミール茶は、シカギク属の「カモミール(Matricaria recutia)」の花を原料の略100%とする茶外茶である。また、ゴボウ茶は、ゴボウ属の「ゴボウ(Arctium lappa)」の根を原料の略100%とする茶外茶である。 「ニシキギ科」は、ニシキギ目に属し、ニシキギ属、ツルウメモドキ属などを下位分類に有する。後述する試験においては、ニシキギ科植物抽出物のサンプルとして、サラシア属の「サラシア(Salacia oblonga)」の全草を原料の略100%とするサラシア茶を用いた。 「ドクダミ科」は、コショウ目に属し、ドクダミ属、ハンゲショウ属などを下位分類に有する。後述する試験においては、ドクダミ科植物抽出物のサンプルとして、ドクダミ属の「ドクダミ(Houttuynia cordata)」の葉や茎を原料の略100%とするドクダミ茶を用いた。 「トチュウ科」は、トチュウ目に属する(分類によってはガリア目)一科一属一種の植物である。後述する試験においては、トチュウ科植物抽出物のサンプルとして、トチュウ属の「トチュウ(Eucommia ulmoides)」の葉を原料の略100%とするトチュウ茶を用いた。 「イネ科」は、イネ目に属し、ササ属、イネ属、イチゴツナギ属、ヨシ属などを下位分類に有する。後述する試験においては、イネ科植物抽出物のサンプルとして、イネ属の「イネ(Oryza sativa)」に属するもち米とうるち米のそれぞれの玄米を炒って混ぜたものを原料の略100%とする玄米茶を用いた。なお、この玄米茶は、チャノキの茶葉に炒った玄米を混ぜた一般的な「玄米茶」とは異なり、チャノキの茶葉を用いない茶外茶である。 「ツツジ科」は、ツツジ目に属し、アセビ属、ツツジ属、エリカ属、カルミア属などを下位分類に有する。後述する試験においては、ツツジ科植物抽出物のサンプルとして、スノキ属の「ブルーベリー(Vaccinium corymbosum)」の果実を原料の略100%とするブルーベリー茶を用いた。 上述した各サンプルをはじめとする植物抽出物の中から選ばれる一種以上を含むAGEs分解剤は、さらに既知の方法を用いることにより、当該AGEs分解剤を含有する飲食物、健康食品、食品添加物、化粧品、医薬品、医薬部外品などとして提供することが可能である。 医薬品とする場合には、本実施形態の抗酸化混合物を粉体や粒体としカプセルに充填したり、あるいは、賦形剤、結合剤、崩壊剤などを添加して打錠機等を用いて製造することができる。また、健康食品やサプリメントとする場合には、医薬品のようにカプセルや錠剤のような形態で提供してもよいし、飲料、調味料、菓子等の各種の食品に抗酸化混合物を添加した態様で提供することもできる。 また、美容液、クリーム、ローションなどの化粧品とすることもできる。例えば、美容液とする場合には、本実施形態の抗酸化混合物の他、水、コメヌカ油、ペンチレングリコール、グリセリン、スクワラン、パルミチン酸セチル、ダイマージリノール酸などを主成分とし、ヒアルロン酸Na、水添ナタネ油アルコール、カルボマー、キサンタンガム、水酸化K、ジメチコン、ポリソルベート−60、ステアリン酸グリセリル、水添ヒマシ油、フェノキシエタノール、尿素、アルギニン、アルブチン、クエン酸などを添加剤とする。そして、各成分を水溶性原料・油溶性原料に分けて溶解してから、それらを加熱して混合・乳化する。これを冷却しながらエキスなどの添加物を配合し、さらに低温になったところで精油や香料などの揮発性の高いものを添加する。その後、所定の安全性の検査(菌、pH、温度安定性、粘度等)を行い、瓶などに充填して製品として提供することができる。また、アスタキサンチン、トコフェロール、ユビキノン、アスコルビン酸Naなどの抗酸化作用成分をさらに添加することにより、製品としての抗酸化作用をより向上させることも好ましい。また、パラベン類を防腐剤として添加することも可能である。<試験> 上述した13種の植物のサンプルである、バナバ茶、メイグイ茶、ローズヒップ茶、ジャスミン茶、チコリ茶、タンポポ根茶、カモミール茶、ゴボウ茶、ドクダミ茶、サラシア茶、トチュウ茶、玄米茶、ブルーベリー茶のそれぞれの茶葉からの抽出液について、以下の通りAGEs分解作用の試験を行った。なお、茶葉とは、例えばバナバ茶においては、湯や水を注ぐことによりバナバ茶として供されるために加工・製造されたバナバの葉のことをいう。メイグイ茶におけるハマナスの花や、ローズヒップ茶におけるイヌバラの実なども、同様に茶葉である。 まず、各茶葉3.75gを80℃の蒸留水150mLに入れ、80℃に設定したウォーターバス中で1時間抽出した。その後、抽出した溶液を1,500×g、15分間、遠心分離して上清を抽出液とした。 AGEs分解作用の評価基質としてはAGEs化HSA(AGE−HSA)を作成した。すなわち100mmol/Lリン酸緩衝液(pH7.4)25mL、2mol/Lグルコース(Glc)5mL、40mg/mLヒト血清アルブミン(HSA)10mL、蒸留水10mLを混合し、60℃で40時間インキュベートして得られた反応液をAGE−HSAとした。 各抽出液のAGEs分解作用評価には、各反応溶液を以下の表1に従って混合し、37℃で90分間インキュベートした。 その後、反応溶液には7%過塩素酸(PCA)を100μL加え、20分間氷上で冷却した後、4℃、1,500×gで遠心分離して蛋白を沈澱させた。上清を除去後、沈殿した蛋白に200mmol/L Tris−HCl(pH7.4)を350μL加えて攪拌し、全量を沈殿させる前の量(250μL)に再溶解させた。再溶解液は96ウェルマイクロプレート(黒)に250μLずつ添加し、マイクロプレートリーダーで励起波長370nm、検出波長440nmにおけるAGEs由来蛍光を測定した。測定した再溶解液の蛍光値は5μL/mLの硫酸キニーネ溶液を測定した値を1,000とした時の相対値を求めた後、次式に従ってAGEs分解率を算出した。 (式1)AGEs分解率(%)=(1−A/B)×100<結果> 各抽出液のAGEs分解率を図2に示す。図示するように、バナバ茶が40%以上、メイグイ茶、ジャスミン茶、チコリ茶が20%以上30%未満、タンポポ根茶、カモミール茶、サラシア茶、ドクダミ茶、ゴボウ茶、ローズヒップ茶、トチュウ茶、玄米茶、ブルーベリー茶が10%以上20%未満であった。 また、評価基質をAGEs化コラーゲン(牛皮由来)に替えてAGEs分解作用評価試験を同様に行った。なお、各反応溶液は37℃で18時間インキュベートし、その後に上記の通りAGEs由来の蛍光値を測定し、上記式1に従いAGEs分解率を算出した。 図3は、AGEs化コラーゲンに対する分解率を示したものである。図示するように、カモミール茶とバナバ茶においては100%以上であり、メイグイ茶とジャスミン茶においては50%以上であり、タンポポ茶、サラシア茶、チコリ茶、ドクダミ茶及びゴボウ茶においては10%以上であった。 以上のように、13種類の植物を原料とする茶の抽出物のそれぞれについてAGEs分解作用を確認することができた。これらの植物はいずれも茶として抵抗なく摂取することでAGEsを有効に分解することが可能となる。また、組み合わせることにより、様々な味の調整が可能となり、多種多様な味覚の要望に応え得る。<効果> 本発明により、糖化反応最終生成物であるAGEsを有効に分解するAGEs分解剤を提供することができる。また、このようなAGEs分解剤を摂取しやすい茶として提供することができる。 モクセイ科、ニシキギ科、ドクダミ科、トチュウ科、イネ科に属する植物の抽出物の中から選ばれる一種以上を含み、AGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤。 バナバ、メイグイ、ローズヒップ、ジャスミン、チコリ、タンポポ、カモミール、ゴボウ、ドクダミ、サラシア、トチュウ、玄米、ブルーベリーの抽出物の中から選ばれる一種類以上を含み、AGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤。 バナバ茶、メイグイ茶、ローズヒップ茶、ジャスミン茶、チコリ茶、タンポポ根茶、カモミール茶、ゴボウ茶、ドクダミ茶、サラシア茶、トチュウ茶、玄米茶、ブルーベリー茶の抽出物の中から選ばれる一種類以上を含み、AGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤。 請求項1から3のいずれか一に記載のAGEs分解剤を含有する飲食物。 請求項1から3のいずれか一に記載のAGEs分解剤を含有する健康食品。 請求項1から3のいずれか一に記載のAGEs分解剤を含有する食品添加物。 請求項1から3のいずれか一に記載のAGEs分解剤を含有する化粧品。 請求項1から3のいずれか一に記載のAGEs分解剤を含有する医薬品。 請求項1から3のいずれか一に記載のAGEs分解剤を含有する医薬部外品。 【課題】蛋白質糖化反応に対して、特定の植物の抽出物がその反応を抑制することについて有効であることが報告されている。糖化反応の抑制は予防的な対策としては有効であるものの、その一方で、糖化反応により生成してしまったAGEsを分解するという積極的な対策が求められている。【解決手段】上記課題を解決するために、モクセイ科、ニシキギ科、ドクダミ科、トチュウ科、イネ科に属する植物の抽出物の中から選ばれる一種以上を含み、AGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤や、バナバ茶、メイグイ茶、ローズヒップ茶、ジャスミン茶、チコリ茶、タンポポ根茶、カモミール茶、ゴボウ茶、ドクダミ茶、サラシア茶、トチュウ茶、玄米茶、ブルーベリー茶の中から選ばれる一種類以上を含み、AGEsを分解する作用を有するAGEs分解剤などを提供する。【選択図】図2