生命科学関連特許情報

タイトル:公表特許公報(A)_低い残留有機溶剤の微粒子を製造するためのエマルション法
出願番号:2013531766
年次:2013
IPC分類:A61K 9/107,A61K 38/22,A61K 47/14,A61K 47/34,A61P 43/00


特許情報キャッシュ

ブレンダ エイチ. パーキンズ アシマ パタナイク JP 2013538855 公表特許公報(A) 20131017 2013531766 20110928 低い残留有機溶剤の微粒子を製造するためのエマルション法 エボニック コーポレイション 513083004 Evonik Corporation アインゼル・フェリックス=ラインハルト 100114890 久野 琢也 100099483 ブレンダ エイチ. パーキンズ アシマ パタナイク US 61/388,049 20100930 A61K 9/107 20060101AFI20130920BHJP A61K 38/22 20060101ALI20130920BHJP A61K 47/14 20060101ALI20130920BHJP A61K 47/34 20060101ALI20130920BHJP A61P 43/00 20060101ALI20130920BHJP JPA61K9/107A61K37/24A61K47/14A61K47/34A61P43/00 111 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN US2011053662 20110928 WO2012044675 20120405 15 20130531 4C076 4C084 4C076AA17 4C076AA18 4C076CC30 4C076DD08F 4C076DD09F 4C076DD46F 4C076EE23 4C076EE24 4C084AA03 4C084BA44 4C084DB70 4C084MA05 4C084MA22 4C084NA20 4C084ZA662 4C084ZC032 微粒子は、しばしば、微粒子マトリックスを形成するポリマーを溶解するために溶剤を使用して製造される。ポリエステル、例えばラクチド及び/又はグリコリドに基づくポリマーのための典型的な溶剤は、種々のICHクラスI及びクラスIIの溶剤、例えば塩素化溶剤を含む。かかる溶剤は、調整され、かつin vivo使用のための調合物中で一定量より多く存在できない。多くの微粒子製造プロセスにおいて、しかしながら、残留溶剤は、除去することが困難である。従って、残留溶剤の問題を克服するための方法の必要性が存在する。 要約 開示されている方法及びエマルションは、エマルションの連続相中で非極性アルカンを使用し、及び/又は場合により非極性アルカンをポストプロダクション処理して、微粒子中に存在する残留分散相溶剤の量を低減する。 本明細書において開示されているエマルションは、C1〜C4ハロゲン化アルカン、酢酸エチル又はそれらの組合せを含む分散相溶剤中で分散又は溶解させた生体適合性ポリマーを含む分散相、及び界面活性剤混合物及び非極性アルカンを含む連続相を有し、その際界面活性剤混合物は、少なくとも2質量%のそれらに溶解又は分散された非極性アルカンを有し、分散相は、連続相中に分散される。 1つの側面において、微粒子を製造するための開示されている方法は、(a)C1〜C4ハロゲン化アルカン、酢酸エチル又はそれらの組合せを含む分散相溶剤中で分散又は溶解させた生体適合性ポリマーを含む第一相を提供し、(b)連続相の界面活性剤混合物及び非極性アルカンを含む第二相を提供し、その際界面活性剤混合物は、少なくとも2質量%のそれらに溶解又は分散された非極性アルカンを有し、(c)第一相及び第二相を混合してエマルションを形成し、並びに(d)分散相溶剤の少なくとも一部を取り出して、微粒子を形成することを含む。 他の側面において、微粒子を製造するための方法は、場合により、微粒子の形成後に、(a)非極性アルカン中で微粒子と界面活性剤とを混合して、分散液を提供すること(その際該微粒子は少なくとも2質量%の残留有機溶剤を含む)、(b)分散液を混合すること、(c)微粒子を収集すること、(d)微粒子を洗浄すること、及び(e)微粒子を乾燥することを含む。 詳細な説明 本明細書において、及び続く特許請求の範囲において、次の意味を有することが定義されている多数の用語を参照できる。 本明細書において、文脈上必要でない限り、"含む(comprise)"、又は変化形、例えば"含む(comprises)"もしくは"含むこと(comprising)"の用語は、挙げられた整数もしくは工程、又は整数もしくは工程の群の包含を含意するが、しかし任意の他の整数もしくは工程、又は整数もしくは工程の群を除外しないと解される。 "a"及び"an"及び"the"の単数形は、文脈上明らかに示されていない限り、複数の指示物を含む。従って、例えば"生物活性剤"に関しては、2つ以上のかかる作用剤の混合物等を含む。 "生分解性"は、可溶性物質に対して浸食する、又はそれら自体、被験者に対して非毒性(生体適合性)であり、かつ被験者によって代謝、除去又は排出されることができる小単位又は化学種に生理学的条件下で分解する材料を言う。 "生物活性剤"は、生物学的活性を有する作用剤を言う。生物活性剤は、病気、疾患、感染等に対して、処理するため、診断するため、治療するため、緩和するため、防ぐため(すなわち予防)、改善するため、調整するため、又は他の有利な効果を有するために使用されうる。生物活性剤は、目的の構造又は機能に影響する物質、又は予め決められた生理学的環境に置かれた後に生物活性又はより生物活性になるプロドラッグも含まれる。 "微粒子"の用語は、一般に、約10nm〜2000ミクロン(2ミリメートル)のサイズを有する種々の構造を言うために本明細書において使用され、かつマイクロカプセル、マイクロスフェア、ナノ粒子、ナノカプセル、ナノスフェア及び一般に約2000ミクロン(2ミリメートル)未満である粒子を含む。 1つの側面において、本明細書において開示されたエマルションは、連続相中で非極性アルカンを使用するプロセスによって製造されうる。非極性アルカンは、分散相において使用される分散相溶剤の少なくともいくらかの除去を可能にする。エマルションプロセス後に、微粒子は、場合により、さらに残留溶剤除去プロセスを受け、微粒子中に存在す残留分散相溶剤の総計をさらに低下させる。 エマルションは、C1〜C4ハロゲン化アルカン、酢酸エチル又はそれらの組合せを含む分散相溶剤中で分散又は溶解させた生体適合性ポリマーを含む分散相、及び界面活性剤混合物及び非極性アルカンを含む連続相を有し、その際界面活性剤混合物は、少なくとも2質量%のそれらに溶解又は分散された非極性アルカンを有し、分散相は、連続相中に分散される。 エマルションを製造すること、及び該エマルションから微粒子を製造することは、(a)C1〜C4ハロゲン化アルカン、酢酸エチル又はそれらの組合せを含む分散相溶剤中で分散又は溶解させた生体適合性ポリマーを含む第一相を提供し、(b)連続相の界面活性剤混合物及び非極性アルカンを含む第二相を提供し、その際界面活性剤混合物は、少なくとも2質量%のそれらに溶解又は分散された非極性アルカンを有し、(c)第一相及び第二相を混合してエマルションを形成すること、並びに(d)分散した相溶剤の少なくとも一部を取り出して、微粒子を形成することを含む。 エマルションは、単一エマルション又は二重エマルションであってよい。生物活性剤が、分散相溶剤中で溶解もしくは分散された、分散相中で固体として分散された、又は内部水中で溶解もしくは分散された、又はそれらの組合せの分散相中で存在してよい。生物活性剤が内部水性相中に溶解又は分散された後者の例において、エマルションは二重エマルションである。 生物活性剤は、分散相中で又は水性相中で、任意の適した量で存在してよい。例えば、生物活性剤は、制限されることなく、約5質量%、10質量%、15質量%、20質量%、30質量%、40質量%、50質量%、60質量%、70質量%又は80質量%を含む、約1質量%〜約90質量%で、分散相又は水性相中で存在してよい。1つの側面において、分散相は、少なくとも10質量%の生体適合性ポリマーを含む。 分散相は、生体適合性及び/又は生物活性剤を溶解又は分散するための分散相溶剤を含む。分散相溶剤は、C1〜C4ハロゲン化アルカン、酢酸エチル、又はそれらの組合せを含む。C1〜C4ハロゲン化アルカンは、制限されることなく、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、二塩化エチレン、塩化エチレン、2,2,2−トリクロロエタン、又はそれらの混合物を含む、任意の適した溶剤であってよい。 分散相及び/又は連続層は、1つ以上の他の溶剤又は構成成分、例えばエタノール、メタノール、DMSO、DMF、イソプロピルアルコール、多くの他の溶剤等を含んでよい。どの相も、他の賦形剤、例えば緩衝液、塩、糖、界面活性剤及び/又は粘度調整剤、又はそれらの組合せを含んでよい。 連続相において分散相になる第一相は、分散相溶剤中でポリマー及び/又は生物活性剤を混合、溶解又は分散することによって製造されうる。ポリマーは、任意の乾燥質量%で第一相に存在してよい。例えば、ポリマーは、制限されることなく、約5質量%、10質量%、15質量%、20質量%、30質量%、40質量%、50質量%、60質量%、70質量%又は80質量%を含む、約1質量%〜約90質量%で、第二相に存在してよい。1つの側面において、ポリマーは、少なくとも10質量%の量で分散相に存在する。 第一及び第二層は、混合されてエマルションを形成する。エマルションは、界面活性剤混合物及び非極性アルカンを含む、実質的に連続相によって覆われている内部相としてポリマー(及び/又は生物活性剤)を含む第一相を有する。第一及び第二層の混合は、通常の混合によって、例えば乳化剤又はホモジナイザーを使用することによって達せられうる。 二重エマルションを形成するために、分散相(分散相溶剤及びポリマーを含む)中で分散された内部水性相(生物活性剤を含む)を含む油中水系エマルション、すなわち一次エマルションは、界面活性剤及び非極性アルカンを含む第二層と混合されうる。内部水性相は、任意の所望される水性溶剤を含んでよい。水性溶剤の1つの制限のない例は水である。1つの側面において、水は、他の混和性溶剤、例えばエタノール、メタノール、DMSO、DMF、イソプロピルアルコール、多くの他の水混和性極性溶剤と混合されてよい。 エマルションを形成すれば、微粒子は、該エマルションから製造されうる。微粒子は、典型的に、分散相溶剤の少なくとも一部を除去することによって形成される。溶剤は、任意の適した方法によって除去されてよい。1つの側面において、溶剤は、抽出液体、例えば水で溶剤を抽出することによって除去されてよい。他の側面において、溶剤は、乾燥によって、例えば噴霧乾燥、減圧下での乾燥、溶剤蒸発、凍結乾燥、又はそれらの組合せによって除去されてよい。 微粒子を製造するためのエマルション方法は、さらに、Jeffery, et al., "The preparation and characterisation of poly(lactide−co−glycolide) microparticles. I: Oil−ln−water emulsion solvent evaporation," Int. J. Pharm. 77(2−3):169−175 (1991); Jeffery, et al., "The Preparation and Characterization of Poly(lactide−co−glycolide) Microparticles. II. The Entrapment of a Model Protein using a (Water−in−Oil)−in−Water Emulsion Solvent Evaporation Technique," Pharm. Res. 10(3):362−368 (1993)において開示されている。溶剤蒸発方法は、Wichert, B. and Rohdewald, P. (1993) J. Microencapsulation 10:195において開示されている。溶剤抽出方法は、米国特許番号第5,407,609号において記載されており、参照をもって本明細書中に組込まれたものとする。 前記で議論されているように、連続相は、界面活性剤混合物中で溶解又は分散した非極性アルカンを含む。非極性アルカンは、分散相溶剤の除去を助ける。非極性アルカンは、特に微粒子がラクチド及び/又はグリコリドを含む場合に、微粒子に対して可塑効果も有することができる。非極性アルカンは、分散相溶剤と混和性であってもよく、微粒子から分散相溶剤の除去を助ける。 非極性アルカンは、炭素1〜24個を有する種々のアルカンであってよい。アルカンは、分枝鎖又は非分枝鎖、環状、又は非環状であってよい。例は、制限されることなく、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン群、シクロヘキサン、及びヘプタンを含む。"ヘキサン群"は、種々のヘキサンの異性体(式C6H14を有する全て)を含む市販のヘキサンを言い、かつ従って、"ヘキサン"よりむしろ、"ヘキサン群"と言われる。 界面活性剤混合物は、連続相として供給され、少なくとも2質量%、例えば2質量%〜30質量%、2質量%〜20質量%、2質量%〜10質量%、又は2質量%〜5質量%の非極性アルカンを含んでよい。 種々の界面活性剤を、界面活性剤混合物中で使用することができる。界面活性剤の例は、ソルビトールモノステアレート(SPANとしても公知)、ソルビタンモノステアレート(SPAN 60としても公知)、ソルビタンモノオレエート(SPAN 80)、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(TWEEN 80)、市販されている全てのものを含む。界面活性剤混合物は、任意の1つの界面活性剤又は2、3、4又はそれ以上の界面活性剤を含んでよいことが理解され、かつ本明細書において考慮されている。例えば、界面活性剤混合物は、ソルビトールソルビトールモノステアレート及びソルビタンモノステアレート、ソルビトールモノステアレート及びソルビタンモノオレエート;ソルビトールモノステアレート及びポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノステアレート及びソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノステアレート及びポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノオレエート及びポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ソルビトールモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、及びソルビタンモノオレエート、ソルビトールモノステアレート、ソルビタンモノステアレート、及びポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、又は前記で定義した界面活性剤の任意の他の組合せを含んでよい。 前記で簡単に議論されているように、微粒子を製造する方法は、さらに、(微粒子を形成し、そして分散相溶剤の少なくとも一部を除去した後に)最初に微粒子を界面活性剤溶液中で界面活性剤溶液に添加して、非極性アルカン溶液中で微粒子の分散液を提供することを含む。界面活性剤は、微粒子の添加前に非極性アルカンに添加されうる。界面活性剤は、微粒子を分散する機能を果たし、非極性アルカンは、微粒子マトリックスを効果的に浸漬及び/又は浸透することができる。界面活性剤及び非極性アルカンは、エマルション法と関連して前記で議論した任意のものであってよい。非極性アルカン溶液は、少なくとも0.1%、例えば0.1%〜10%、0.1%〜8%、0.1%〜6%、0.1%〜5%、又は0.1%〜2%の界面活性剤を含んでよい。非極性アルカン溶液は、多の側面において、少なくとも0.5%、例えば0.5%〜10%、0.5%〜8%、0.5%〜6%、0.5%〜5%、又は0.5%〜2%の界面活性剤を含んでよい。 ポストプロダクション処理のために微粒子を非極性アルカン溶液に添加する前に、微粒子は、エマルション法から残される少量の残留溶剤を含む。残留分散相溶剤を除去するための追加の工程は、少なくとも2質量%、例えば2%〜5%の残留分散相溶剤を含む微粒子のために有用であってよい。残留分散相溶剤は、微粒子製造プロセス中でポリマーのための溶剤として使用される溶剤である。非極性アルカンは、対照的に、微粒子を形成するポリマーのための溶剤ではない。非極性アルカンは、微粒子中で存在する任意の生物活性剤又は付形剤のための溶剤でもない。 ポストプロダクション処理中に微粒子を非極性アルカン溶液に添加した後に、非極性アルカン溶液中の微粒子の分散液は、一般に、5分〜4時間、例えば30分〜2時間の範囲の時間撹拌されうる。分散液の撹拌後に、微粒子は、例えば濾過によって又はふるい分け分離によって採集されうる。一度微粒子を採集したら、微粒子は、界面活性剤を有さない非極性アルカン、例えばヘプタン、水、又はそれらの組合せで洗浄され、そして乾燥されうる。乾燥工程は、当業者に公知の方法、例えば噴霧乾燥、空気乾燥、真空濾過等を使用して実施されうる。 存在する相分離技術と対照的に、開示された方法は、油、例えばケイ素油の使用を含まない。ケイ素油は、通常、微粒子の相分離プロセスにおいて使用される。しかしながら、ケイ素油は、全体的な除去が難しく、表面を汚し、かつ処分が難しい。開示されている方法は、ICHクラスII溶剤、例えばジクロロメタン又はエチルアセテートを、クラスIII溶剤、例えばヘプタンと交換することができることを可能にもする。前記方法の実施後に微粒子中に存在してよい残留非極性アルカン(例えばヘプタン)は、残留ジクロロメタン又はエチルアセテートほど大きく影響しない。 種々の生体適合性ポリマーは、本明細書において開示されているエマルション及び方法において使用されうる。1つの側面において、生体適合性ポリマーは、生分解性ポリマーであってもよい。他の側面において、生体適合性ポリマーは、生分解性ポリマーであってもよい。例えば、生体適合性ポリマーは、1つ以上のポリエステル、ポリヒドロキシアルカノエート、ポリヒドロキシブチレート、ポリジオキサノエート、ポリヒドロキシバレレート、ポリ無水物、ポリオルトエステル、ポリホスファゼン、ポリホスフェート、ポリホスホエステル、ポリジオキサノン、ポリホスホエステル、ポリホスフェート、ポリホスホネート、ポリホスフェートポリヒドロキシアルカノエート、ポリカーボネート、ポリアルキルカーボネート、ポリオルトカーボネート、ポリエステルアミド、ポリアミド、ポリアミン、ポリペプチド、ポリウレタン、ポリアルキレンアルキレート、ポリアルキレンオキサレート、ポリアルキレンスクシネート、ポリヒドロキシ脂肪酸、ポリアセタール、ポリシアノアクリレート、ポリケタール、ポリエーテルエステル、ポリエーテル、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンオキシド、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリペプチド、多糖、又はポリビニルピロリドンであってよい。他の非生分解性であるが、恒久性の及び生体適合性のポリマーは、制限されることなく、エチレン−ビニルアセテートコ−ポリマー、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン等を含む。同様に他の適した非生分解性ポリマーは、制限することなく、シリコーン及びポリウレタンを含む。 生体適合性及び/又は生分解性ポリマーは、ポリ(ラクチド)、ポリ(グリコリド)、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(カプロラクトン)、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ホスファゼン)、ポリ(ヒドロキシブチレート)もしくはポリ(ヒドロキシブタレート)を含むコポリマー、ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、ポリカーボネート、ポリエステルアミド、ポリ無水物、ポリ(ジオキサノン)、ポリ(アルキレンアルキレート)、ポリエチレングリコールとポリオルトエステルとのコポリマー、生分解性ポリウレタン、ポリ(アミノ酸)、ポリアミド、ポリエステルアミド、ポリエーテルエステル、ポリアセタール、ポリシアノアクリレート、ポリ(オキシエチレン)/ポリ(オキシプロピレン)コポリマー、ポリアセタール、ポリケタール、ポリホスホエステル、ポリヒドロキシバレレートもしくはポリヒドロキシバレレートを含むコポリマー、ポリアルキレンオキサレート、ポリアルキレンスクシネート、ポリ(マレイン酸)、及びそれらのコポリマー、ターポリマー、組合せ、又はブレンドであってよい。 生体適合性又は生分解性ポリマーは、制限されることなく、L−ラクチド、D−ラクチド、及びD,L−ラクチド又はそれらの混合物を含むラクチド全てのラセミ及び立体特性の形を含む任意のラクチド残基を含んでよい。ラクチドを含有する有用なポリマーは、制限されることなく、ポリ(L−ラクチド)、ポリ(D−ラクチド)、及びポリ(DL−ラクチド);並びにポリ(L−ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(D−ラクチド−コ−グリコリド)、及びポリ(DL−ラクチド−コ−グリコリド)を含むポリ(ラクチド−コ−グリコリド);又はそれらのコポリマー、ターポリマー、組合せもしくはブレンドを含む。ラクチド/グリコリドポリマーは、通常、ラクチド及びグリコリドモノマーの開環による溶融重合によって製造されうる。さらに、ラセミDL−ラクチド、L−ラクチド、及びD−ラクチドポリマーは市販されている。L−ポリマーは、DL−ポリマーよりも結晶であり、かつゆっくりと再吸収される。グリコリド及びDL−ラクチド又はL−ラクチドを含むコポリマーに加えて、L−ラクチド及びDL−ラクチドのコポリマーは、市販されている。ラクチド又はグリコリドのホモポリマーも市販されている。 生分解性及び/又は生体適合性ポリマーがポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(ラクチド)又はポリ(グリコリド)である場合に、ポリマー中のラクチド及びグリコリドの量は、変動しうる。他の側面において、生分解性ポリマーは、0〜100モル%、40〜100モル%、50〜100モル%、60〜100モル%、70〜100モル%、又は80〜100モル%のラクチド、及び0〜100モル%、0〜60モル%、10〜40モル%、20〜40モル%、又は30〜40モル%のグリコリドを含み、その際、ラクチドとグリコリドの量は100モル%である。さらなる側面において、生分解性ポリマーは、ポリ(ラクチド)、95:5のポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、85:15のポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、75:25のポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、65:35のポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、又は50:50のポリ(ラクチド−コ−グリコリド)であってよく、その際比はモル比である。 生分解性及び/又は生体適合性ポリマーは、ポリ(カプロラクトン)又はポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)であってもよい。前記ポリマーは、種々の側面において、95:5のポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、85:15のポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、75:25のポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、65:35のポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、又は50:50のポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)であってよいポリ(ラクチド−カプロラクトン)であってよく、その際比はモル比である。 種々の生物活性剤又は他の付形剤が使用されてよい。例は、制限されることなく、小分子量、ペプチド、オリゴペプチド(例えばオクトレオチド)、タンパク質、例えばホルモン、酵素、抗体、受容体結合タンパク質、抗体フラグメント、抗体複合体、核酸、例えばアプタマー、iRNA、siRNA、ミクロRNA、DNA、RNA、アンチセンス核酸等、アンチセンス核酸類似体等、VEGF阻害剤、マクロ環状ラクトン、ドーパミンアゴニスト、ドーパミンアンタゴニスト、低分子量化合物、高分子量化合物、又は共役生物活性剤を含む。 他の生物活性剤は、同化剤、酸中和剤、抗喘息剤、抗コレステロール剤及び抗脂質剤、抗凝固剤、抗痙攣剤、下痢止剤、鎮吐剤、抗菌剤及び抗微生物を含む抗感染症剤、抗炎症剤、抗躁剤、代謝拮抗剤、抗嘔吐剤、抗腫瘍剤、抗肥満剤、抗精神病剤、解熱鎮痛剤、鎮痙剤、抗血栓症薬剤、鎮咳剤、抗ウレセミック剤(anti−urecemic agent)、抗狭心症薬剤、抗ヒスタミン剤、食欲抑制剤、生物学的製剤、脳拡張剤、冠状拡張剤、気管支拡張剤、細胞毒薬剤、鬱血除去剤、利尿剤、診断剤、赤血球形成剤、去痰剤、胃腸鎮静剤、高血糖剤、睡眠剤、血糖降下剤、免疫調節剤、イオン交換樹脂、下剤、ミネラルサプリメント、粘液溶解剤、神経筋剤、周辺血管拡張剤、向精神剤、鎮静剤、興奮剤、甲状腺剤、抗甲状腺剤、組織成長剤、子宮弛緩剤、ビタミン又は抗原性材料を含んでよい。 さらに他の生物活性剤は、アンドロゲン抑制剤、多糖類、成長因子、ホルモン、抗血管形成要因、デキストロメトルファン、デキストロメトルファンハイドロブロミド、ノスカピン、カルベタペンタンシトレート、クロフェディアノールヒドロクロリド、クロルフェニラミンマレエート、フェノールインダミンタートレート、ピリラミンマレエート、ドキシラミンスクシネート、フェニルトロキサミンシトレート、フェニレフリンヒドロクロリド、フェニルプロパノールアミンヒドロクロリド、偽エフェドリンヒドロクロリド、エフェドリン、コデインホスフェート、コデインスルフェートモルヒネ、ミネラルサプリメント、コレスチラミン、N−アセチルプロカインアミド、アセトアミノフェン、アスピリン、イブプロフェン、フェニルプロパノールアミンヒドロクロリド、カフェイン、グアイフェネシン、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、アミノ酸、ホルモン、インターフェロン、サイトカイン及びワクチンを含む。 生物活性剤として使用されうる代表的な薬剤は、制限されることなく、ペプチド薬、タンパク質薬、治療抗体、アンチカリン(anticalin)、脱感材料、抗原、抗感染症薬、例えば抗生物質、抗菌剤、抗ウイルス剤、抗菌剤、駆虫剤、抗真菌性物質及びそれらの組合せ、抗アレルギー剤、アンドロゲンステロイド、鬱血除去薬、催眠剤、ステロイド性抗炎症剤、抗コリン作用薬、交感神経興奮剤、鎮静剤、縮瞳薬、精神興奮剤、精神安定剤、ワクチン、エストロゲン、プロゲステロン剤、体液剤、プロスタグランジン、鎮痛剤、鎮痙剤、抗マラリア剤、抗ヒスタミン剤、心臓作用薬、抗炎症剤、非ステロイド性抗炎症剤、抗パーキンソン病薬、抗高血圧薬、β−アドレナリン遮断剤、栄養剤、抗TNF剤及びベンゾフェナントリジンアルカロイドを含む。前記薬剤は、さらに、興奮剤、鎮静剤、催眠剤、鎮痛剤、抗痙攣薬等として作用することができる物質であってよい。 他の生物活性剤は、制限されることなく、鎮痛剤、例えばアセトアミノフェン、アセチルサルチル酸等;麻酔薬、例えばリドカイン、キシロカイン等;摂食障害、例えばデキサドリン(dexadrine)、フェンジメトラジンタートレート等、抗関節炎薬、例えばメチルプレドニゾロン、イブプロフェン等;気管支喘息治療薬、例えばテルブタリン硫酸塩、テオフィリン、エフェドリン等;抗生物質、例えばスルフィソクサゾール、ペニシリンG、アンピシリン、セファロスポリン、アミカシン、ゲンタマイシン、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、エリスロマイシン、クリンダマイシン、イソニアジド、リファンピン等;抗真菌薬、例えばアムホテリシンB、ナイスタチン、ケトコナゾール等;抗ウイルス剤、例えばアシクロビル、アマンタジン等;抗癌剤、例えばシクロホスファミド、メトトレキサート、エトレチネート等;抗凝固剤、例えばヘパリン、ワルファリン等;抗痙攣薬、例えばフェニトインナトリウム、ジアゼパム等;抗鬱薬、例えばイソカルボキサジド、アモキサピン等;抗ヒスタミン剤、例えばジフェンヒドラミンHCl、クロルフェニラミンマレエート等;抗精神病薬、例えばクロザピン、ハロペリドール、カルバマゼピン、ガバペンチン、トピマレート(topimarate)、ブプロピオン、セルトラリン、アルプラゾラム、ブスピロン、リスペリドン、アリピプラゾール、オランザピン、クエチアピン、ジプラシドン、イロペリドン等;ホルモン、例えばインシュリン、プロゲスチン、エストロゲン、コルチコイド、グルココルチコイド、アンドロゲン等;精神安定剤、例えばトラジン(thorazine)、ジアゼパム、クロルプロマジンHCl、レセルピン、クロルジアゼポキシドHCl等;鎮痙薬、例えばベラドンナアルカロイド、ジシクロミンヒドロクロリド等;ビタミン及び鉱物、例えば必須アミノ酸、カルシウム、鉄、カリウム、亜鉛、ビタミンB12等;心臓血管作用薬、例えばプラゾシンHCl、ニトログリセリン、プロプラノロールHCl、ヒドララジンHCl、パンクレリパーゼ、コハク酸デヒドロゲナーゼ等;ペプチド及びタンパク質、例えばLHRH、ソマトスタチン、カルシトニン、成長ホルモン、グルカゴン様ペプチド、成長放出因子、アンギオテンシン、FSH、EGF、骨形態形成タンパク質(BMP)、エリソポエイチン(erythopoeitin)(EPO)、インターフェロン、インターロイキン、コラーゲン、フィブリノゲン、インシュリン、Factor VIII、Factor IX、Enbrel(登録商標)、Rituxan(登録商標)、Herceptin(登録商標)、アルファ−グルコシダーゼ、Cerazyme/Ceredose(登録商標)、バソプレシン、ACTH、ヒト血清アルブミン、ガンマグロブリン、構造蛋白質、血液製剤タンパク質、合成のタンパク質、酵素、抗体、モノクローナル抗体等;プロスタグランジン;核酸;炭水化物;脂肪;麻薬、例えばモルヒネ、コデイン等、精神治療薬;抗マラリア薬、エルドーパ、利尿剤、例えばフロセミド、スピロノラクトン等;抗潰瘍薬、例えばランチジンHCl、シメチジンHCl等を含む。 生物活性剤は、例えばサイトカイン、インターロイキン、インターフェロン、コロニー刺激因子、腫瘍壊死因子等を含む免疫調節剤;アレルゲン、例えば猫のふけ、カバノキ花粉、ハウスダスト、ダニ、牧草花粉等;細菌生物、例えば肺炎双球菌(Streptococcus pneumoniae)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、ストレプトコッカス・ピロゲネス(Streptococcus pyrogenes)、ジフテリア菌(Corynebacterium diphteriae)、リステリア菌(Listeria monocytogenes)、炭疽菌(Bacillus anthracis)、破傷風菌(Clostridium tetani)、ボツリヌス菌(Clostridium botulinum)、ウェルシュ菌(Clostridium perfringens)、髄膜炎菌(Neisseria meningitides)、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)、ミュータンス連鎖球菌(Streptococcus mutans)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)、腸チフス菌(Salmonella typhi)、パラインフルエンザ菌(Haemophilus parainfluenzae)、百日咳菌(Bordetella pertussis)、野兎病菌(Francisella tularensis)、ペスト菌(Yersinia pestis)、コレラ菌(Vibrio cholerae)、レジオネラ菌(Legionella pneumophila)、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)、ライ菌(Mycobacterium leprae)、梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)、レプトスピロシス・インテロガン(Leptspirosis interrogans)、ボレリア・ブルグッドルフェリ(Borrelia burgddorferi)、カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)等の抗原;ウイルス、例えば天然痘ウイルス、インフルエンザA型ウイルス及びB型ウイルス、呼吸器合胞体ウイルス、パラインフルエンザウイルス、はしかウイルス、HIVウイルス、SARSウイルス、水痘−帯状疱疹ウイルス、単純疱疹1ウイルス及び2ウイルス、サイトメガロウイルス(cytomeglavirus)、イプシュタイン−バー、ロータウイルス、ライノウイルス、アデノウイルス、乳頭腫ウイルス、ポリオウイルス、おたふく風邪ウイルス、狂犬病ウイルス、風疹ウイルス、コクサッキーウイルス、ウマ脳炎ウイルス、日本脳炎ウイルス、黄熱ウイルス、リフトバレー熱ウイルス、リンパ球性脈絡髄膜炎ウイルス、B型肝炎ウイルスの抗原;菌類、原生動物、及び寄生生物、例えばクリプトコッカス・ネオフォルマンス(Cryptococcuc neoformans)、ヒストプラズマ・カプスラーツム(Histoplasma capsulatum)、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis)、ノカルジア・アステロイデス(Nocardia asteroids)、リケッチア・リケッチイ(Rickettsia ricketsii)、リケッチア・チフィ(Rickettsia typhi)、マイコプラズマ肺炎(Mycoplasma pneumoniae)、クラミジア・シタッシ(Chlamyda psittaci)、クラミジア・トラコマティス(Chlamydia trachomatis)、熱帯熱マラリア原虫(Plasmodium falciparum)、トリパノソーマ・ブルセイ(Trypanasoma brucei)、赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)、トキソプラズマ・ゴンヂ(Toxoplasma gondii)、膣トリコモナス(Trichomonas vaginalis)、マンソン住血吸虫(Schistosoma mansoni)等の抗原であってもよい。これらの抗原は、殺された生物、ペプチド、タンパク質、糖タンパク質、炭水化物又はそれらの組合せの形であってよい。 生物活性剤は、抗生物質も含んでよい。他の特定の側面において、生物活性剤は、抗生物質を含んでよい。抗生物質は、例えば1つ以上のアミカシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ネオマイシン、ネチルマイシン、ストレプトマイシン、パロモマイシン、アンサマイシン、ゲルダナマイシン、ハービマイシン、カルバセフェム、ロラカルベフ、カルバペネム、エルタペネム、ドリペネム、イミペネム/シラスタチン、メロペネム、セファロスポリン(第一世代)、セファドロキシル、セファゾリン、セファロチン(Cefalotin又はCefalothin)、セファレキシン、セファロスポリン(第二世代第二、)、セファクロル、セファマンドール、セホキシチン、セフプロジル、セフロキシム、セファロスポリン(第三世代)、セフィキシム、セフジニル、セフジトレン、セフォペラゾン、セフォタキシム、セフポドキシム、セフタジジム、セフチブテン、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セファロスポリン(第四世代)、セフェピム、セファロスポリン(第五世代)、セフトビプロール、グリコペプチド、テイコプラニン、バンコマイシン、マクロライド、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、ジリスロマイシン、エリスロマイシン、ロキシスロマイシン、トロレアンドマイシン、テリスロマイシン、スペクチノマイシン、モノバクタム系抗生物質、アズトレオナム、ペニシリン、アモキシシリン、アンピシリン、アズロシリン、カルベニシリン、クロキサシリン、ジクロキサシリン、フルクロキサシリン、メズロシリン、メチシリン、ナフシリン、オキサシリン、ペニシリン、ピペラシリン、チカルシリン、ポリペプチド、バシトラシン、コリスチン、ポリミキシンB、キノロン類、シプロフロキサシン、エノキサシン、ガチフロキサシン、レボフロキサシン、ロメフロキサシン、モキシフロキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、トロバフロキサシン、スルホンアミド、マフェニド、プロントジル(原型)、スルファセタミド、スルファメチゾール、スルファニルイミド(原型)、スルファサラジン、スルフィソクサゾール、トリメトプリム、トリメトプリム‐スルファメトキサゾール(コ−トリモキサゾール)(TMP−SMX)、及びデメクロサイクロン、ドキシサイクリン、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン、テトラサイクリン等を含むテトラサイクリン; アルスフェナミン、クロラムフェニコール、クリンダマイシン、リンコマイシン、エタンブトール、ホスホマイシン、フシジン酸、フラゾリドン、イソニアジド、リネゾリド、メトロニダゾール、ムピロシン、ニトロフラントイン、プラテンシマイシン(Platensimycin)、ピラジナミド、キヌプリスチン/ダルフォプリスチン、リファンピシン(米国におけるリファピン)、チニダゾール、ロピネロール、アイバメクチン、モキシデクチン(Moxidectin)、アファメラノチド(Afamelanotide)、シレンギチド、又はそれらの組合せであってよい。他の側面において、生物活性剤は、リファンピシン(米国におけるリファピン)及びミノサイクリンであってよい。 種々の改変及び変法は、本明細書において記載されている方法及びエマルションからできる。本明細書において記載されている方法及びエマルションの他の側面は、明細書の考察、並びに本明細書において記載されている方法及びエマルションの実施から明らかである。明細書及び実施例は、例示として考慮されることを意図する。 以下、C1〜C4ハロゲン化アルカン、酢酸エチル又はそれらの組合せを含む分散相溶剤中で分散又は溶解させた生体適合性ポリマーを含む分散相、及び界面活性剤混合物と非極性アルカンとを含み、その際界面活性剤混合物が、界面活性剤混合物中に溶解又は分散された少なくとも2質量%の非極性アルカンを含む、連続相を含むエマルションであって、前記分散相が前記連続相中に分散されている、前記エマルション。 前記界面活性剤混合物が、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、又はそれらの組合せを含む、請求項1に記載のエマルション。 前記生体適合性ポリマーが、ポリ(ラクチド)、ポリ(グリコリド)、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、ポリ(カプロラクトン)、ポリ(ラクチド−コ−カプロラクトン)、ポリエチレングリコール、又はそれらのコポリマー、ブレンドもしくは混合物を含む、請求項1又は2に記載のエマルション。 前記分散相が、さらに、生物活性剤を含む、請求項1から3までのいずれか1項に記載のエマルション。 前記生物活性剤が、水溶性である、請求項4に記載のエマルション。 前記生物活性剤が、オリゴペプチドである、請求項4又は5に記載のエマルション。 前記生物活性剤が、オクトレオチドである、請求項4から6までのいずれか1項に記載のエマルション。 前記分散相が、少なくとも10質量%の生体適合性ポリマーを含む、請求項1から7までのいずれか1項に記載のエマルション。 前記分散相溶剤が、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、二塩化エチレン、塩化エチレン、2,2,2−トリクロロエタン、又はそれらの混合物を含む、請求項1から8までのいずれか1項に記載のエマルション。 前記分散相溶剤が、酢酸エチルを含む、請求項1から9までのいずれか1項に記載のエマルション。 前記非極性アルカンが、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン群、シクロヘキサン、ヘプタン、又はそれらの組合せを含む、請求項1から10までのいずれか1項に記載のエマルション。 前記非極性アルカンが、ヘプタンを含む、請求項1から11までのいずれか1項に記載のエマルション。 以下、(a)C1〜C4ハロゲン化アルカン、酢酸エチル又はそれらの組合せを含む分散相溶剤中で分散又は溶解させた生体適合性ポリマーを含む第一相を提供し、(b)連続相の界面活性剤混合物と非極性アルカンとを含む第二相を提供し、その際界面活性剤混合物は、界面活性剤混合物中で溶解又は分散された少なくとも2質量%の非極性アルカンを含み、(c)前記第一相と第二相とを混合してエマルションを形成すること、並びに(d)分散相溶剤の少なくとも一部を除去して、微粒子を形成することを含む、微粒子を製造するための方法。 前記第一相が、さらに生物活性剤を含む、請求項13に記載の方法。 前記第一相が、さらに、第一相中に分散されて、内部水性相中で溶解又は分散された生物活性剤を含む内部水性相を含む、請求項13又は14に記載の方法。 前記第一相が、さらに、第一相中に分散されて、固体の生物活性剤を含む、請求項13から15までのいずれか1項に記載の方法。 前記生物活性剤が、オリゴペプチドである、請求項13から16までのいずれか1項に記載の方法。 前記生物活性剤が、オクトレオチドである、請求項13から17までのいずれか1項に記載の方法。 前記第一相が、少なくとも10質量%の生体適合性ポリマーを含む、請求項13から18までのいずれか1項に記載の方法。 前記界面活性剤混合物が、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、又はそれらの組合せを含む、請求項13から19までのいずれか1項に記載の方法。 前記生体適合性ポリマーが、ポリ(ラクチド)、ポリ(グリコリド)、ポリ(ラクチド−コ−グリコリド)、又はそれらのコポリマー、ブレンドもしくは混合物を含む、請求項13から20までのいずれか1項に記載の方法。 前記分散相溶剤が、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、二塩化エチレン、塩化エチレン、2,2,2−トリクロロエタン、又はそれらの混合物を含む、請求項13から21までのいずれか1項に記載の方法。 前記分散相溶剤が、酢酸エチルを含む、請求項13から22までのいずれか1項に記載の方法。 前記非極性アルカンが、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン群、シクロヘキサン、ヘプタン、又はそれらの組合せを含む、請求項13から23までのいずれか1項に記載の方法。 前記非極性アルカンが、ヘプタンを含む、請求項13から24までのいずれか1項に記載の方法。 本発明において開示されている方法は、エマルション法の連続相中で非極性アルカンを使用して、微粒子からの分散相溶剤の除去を助けることを含む。前記微粒子は、さらに、非極性アルカン懸濁及び洗浄を含むポストプロダクション処理を受けて、さらに残留分散相溶剤のレベルを低下されてよい。


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