タイトル: | 公開特許公報(A)_呈色反応を用いた定性分析における尿中ビリルビンの偽陽性反応判定方法及び同判定方法を用いた定性分析装置 |
出願番号: | 2013191244 |
年次: | 2015 |
IPC分類: | G01N 33/493,G01N 33/52,G01N 33/72,G01N 21/78 |
篠原 悦夫 JP 2015057586 公開特許公報(A) 20150326 2013191244 20130916 呈色反応を用いた定性分析における尿中ビリルビンの偽陽性反応判定方法及び同判定方法を用いた定性分析装置 株式会社テクノメデイカ 591086854 浜野 孝雄 100064388 篠原 悦夫 G01N 33/493 20060101AFI20150227BHJP G01N 33/52 20060101ALI20150227BHJP G01N 33/72 20060101ALI20150227BHJP G01N 21/78 20060101ALI20150227BHJP JPG01N33/493 AG01N33/52 BG01N33/72 BG01N33/493 BG01N21/78 A 7 3 OL 11 2G045 2G054 2G045AA16 2G045AA25 2G045CB03 2G045DA53 2G054AA02 2G054AA07 2G054AB05 2G054CA21 2G054CE01 2G054EA06 2G054EB02 2G054FA34 2G054GA03 2G054GE06 2G054JA01 2G054JA02 2G054JA04 2G054JA05 2G054JA08 2G054JA09 本発明は、尿中のビリルビンと試薬との呈色反応による試薬部の色の変化を光学的に測定する定性分析において尿中ビリルビンの偽陽性反応を判定する判定方法及び同判定方法を用いた定性分析装置に関する。 従来から、病院等では、尿に含まれる各種成分を分析し、その分析結果から患者の健康状態を判断するために、患者から尿を採取して、これを分析することが行われている。 尿の分析は、大きく分けて定性分析、定量分析及び沈査分析という3種類の分析方法がある。 尿の定性分析は、尿中に特定の成分が存在しているか否かを判断するための分析である。具体的には、定性分析は、被検出物質と呈色反応する試薬部が設けられた試験紙を、試験管の中の検体に浸漬させたり、前記試験紙の試薬部に検体を点着したりする等した後、呈色反応により変化した後の試薬部の色を、反射光度法等の光学的手法により測定する定性分析装置を用いて行われる。 出願人は、前記定性分析装置として、尿を採取したハルンカップから直接、試験紙の試薬部に尿の点着を行い、尿を点着した後の試薬部の呈色反応による色の変化を光学的に測定する定性分析装置を既に提案している(特許文献1)。 出願人が特許文献1で提案した定性分析装置は、複数の試験紙を収容する試験紙保管装置を備え、この試験紙保管装置から試験紙を一枚ずつ取り出し、始めに尿点着位置に移送し、点着後の試験紙を光学測定位置に移送し、測定後の試験紙を廃棄部に移送するように構成されている。この定性分析装置では、光学測定位置において、尿中の特定成分と呈色反応した後の試薬部の色を測定することができるように試験紙を移送するタイミングが決められている。 特許文献1に示す定性分析装置のように、従来の定性分析装置は、検体中の物質と呈色反応した後の試薬部の色を測定するように構成されている。 しかしながら、試薬部の試薬の呈色反応後の色は、必ずしも目的とする被検出物質と一対一の関係にはならず、被検出物質以外の偽反応物質との反応によっても、呈色反応後の色が同一又は類似の色になることがある。 例えば、尿に含まれる偽反応物質による応答は、被検出物質の応答とは、応答速度が異なるが、従来の定性分析装置は、上記したように、検体中の物質と呈色反応した後の試薬部の色を測定するように構成されているため、偽反応物質による応答か、目的とする被検出物質による応答かを判断することはできない。 出願人は、上記した従来の問題点に鑑みて、偽反応物質による応答か、目的とする被検出物質による応答かを判断する定性分析装置を提案した(特許文献2)。特開2006−275697公報特開2013−079926公報 出願人が特許文献2で提案した定性分析装置は、目的とする被検出物質と呈色反応する試薬部を備えた検査体の試薬部の色を、反応前の初期状態を含め検体との接触直後から、呈色反応終了迄の間、所定の時間間隔で複数回検出するように構成されており、これにより、試薬部の呈色反応を経時的に計測することが可能になる。 出願人は、上記した定性分析装置の提案後も、鋭意研究を続け、尿中ビリルビンの偽陽性反応を判定することができる特性を見出し本発明を発明するに至った。 本発明は、呈色反応を用いた定性分析における尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法及び同判定方法を用いた定性分析装置を提供することを目的としている。 上記した目的を達成するために、本発明に係る呈色反応を用いた定性分析における尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法は、尿中ビリルビンと呈色反応する試薬が設けられた検査体の試薬部に尿を接触させるステップと、呈色反応終了後に試薬部の色を測定するステップと、測定した試薬部の色情報から得られる青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比に基づいて尿ビリルビンの偽陽性反応を判別するステップとから成ることを特徴とする。 前記赤成分は波長625nm〜740nmの光を含み、緑成分は波長500nm〜560nmの光を含み、青成分は445nm〜485nmの光を含む。 また、本発明に係る尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法では、尿を接触させていない試薬部の色を測定しておき、該測定結果から得られる色情報を基準として、前記尿を接触させた試薬部の色を測定した色情報から得られる前記赤成分、緑成分及び青成分の色情報を補正してもよい。 さらにまた、本発明に係る尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法では、前記測定した色情報から得られる赤成分比率の値が予め決めた基準値より高ければ偽陽性反応であると判定し得る。 また、本発明に係る尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法では、前記測定した色情報から得られる青成分比率の値が予め決めた基準値より低ければ偽陽性反応であると判定し得る。 さらに、本発明に係る尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法では、前記測定した色情報から得られる青成分比率と赤成分比率との比(B/R)が予め決めた基準値より低ければ偽陽性反応であると判定し得る。本発明に係る尿定性分析装置は、尿ビリルビンと呈色反応する試薬部を備えた検査体の試薬部の色を、呈色反応終了後に測定する光学測定手段と、前記光学測定手段により測定された試薬部の色情報から得られる青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比に基づいて尿ビリルビンの陽性反応及び偽陽性反応を判別する判定手段とを備えていることを特徴とする。 本発明に係る呈色反応を用いた定性分析における尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法は、尿中ビリルビンと呈色反応する試薬が設けられた検査体の試薬部に尿を接触させるステップと、呈色反応終了後に試薬部の色を測定するステップと、測定した試薬部の色情報から得られる青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比に基づいて尿ビリルビンの偽陽性反応を判別するステップとから成るので、呈色反応を用いた定性分析において尿ビリルビンの偽陽性反応を精度よく判別することが可能になるという効果を奏する。 また、本発明に係る尿定性分析装置は、尿定性分析装置において、尿ビリルビンと呈色反応する試薬部を備えた検査体の試薬部の色を、呈色反応終了後に測定する光学測定手段と、前記光学測定手段により測定された試薬部の色情報から得られる青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比に基づいて尿ビリルビンの陽性反応及び偽陽性反応を判別する判定手段とを備えているので、呈色反応を用いた定性分析装置において尿ビリルビンの陽性反応及び偽陽性反応を精度よく判別することが可能になるという効果を奏する。図1(a)は陽性試料における青成分、赤成分及び緑成分の経時的な変化を示す測定結果のグラフであり、図1(b)は偽陽性試料における青成分、赤成分及び緑成分の経時的な変化を示す測定結果のグラフである。図2(a)は陽性試料における青成分比率の経時的な変化を示す測定結果のグラフであり、図2(b)は偽陽性試料における青成分比率の経時的な変化を示す測定結果のグラフである。200個の試料を用いて測定した呈色反応終了後の赤成分比率を示すグラフである。200個の試料を用いて測定した呈色反応終了後の青成分比率を示すグラフである。200個の試料を用いて測定した呈色反応終了後の青成分比率と赤成分比率との比を示すグラフである。本発明に係る定性分析装置の一実施例の概略ブロック図を示す図である。 以下、添付図面に示した一実施例を参照しながら本発明に係る呈色反応を用いた定性分析における尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法の実施の形態について説明していく。 出願人は、尿試験紙における尿ビリルビンの呈色反応の経時的な特性を確認するために、尿ビリルビンを含む尿から成る陽性試料と、試験紙では陽性を示すが、ビリルビン確認試験(例えばイクトテストやロザン法など)で陰性である偽陽性試料とを用意し、各試料を、尿ビリルビンと呈色反応する試薬が設けられた試験紙の試薬部に点着し、点着直後(本実施例では2秒後)から4秒毎に9回、試薬部の色を測定した。 図1(a)及び(b)は、測定結果を赤成分、緑成分及び青成分の三原色に分離してプロットしたグラフであり、各グラフにおいて菱形のプロットは赤成分(R帯波長光:625nm〜740nm)であり、四角形のプロットは緑成分(G帯波長光:500nm〜560nm)であり、三角形のプロットは青成分(B帯波長光:445nm〜485nm)である。図1(a)は陽性試料の測定結果であり、図1(b)は偽陽性試料の測定結果である。本実施例では、赤成分、緑成分及び青成分は、それぞれの色の反射率である。 また図2(a)及び(b)は、図1に示した測定結果における全色に対する、青成分比率をプロットした図であり、図2(a)は陽性試料の測定結果であり、図2(b)は偽陽性試料の測定結果である。青成分比率は全色に対して青成分が占める比率であり式(1)によって算出される。 青成分比率=青成分/(青成分+赤成分+緑成分) (1) 図1及び図2から、呈色反応終了後の青成分比率が、陽性試料と偽陽性試料とで顕著に異なることが分かる。また、図1から呈色反応終了後の赤成分比率も、陽性試料と偽陽性試料とで顕著に異なることが分かる。式(2)は赤成分比率を算出するための式である。 赤成分比率=赤成分/(青成分+赤成分+緑成分) (2) 上記した図1及び図2の測定結果から、呈色反応終了後の赤成分比率又は青成分比率を用いて尿ビリルビンの陽性反応と偽陽性反応とを判別することができることを確認した。 また、図1から赤成分比率と青成分比率との間に相補的な関連性が見て取れるため、青成分比率と赤成分比率との比(青成分比率/赤成分比率)を用いて尿ビリルビンの陽性反応と偽陽性反応とを判別することができることも分かった。 図3は、陽性試料及び偽陽性試料を含む200個の試料を、それぞれ試験紙の試薬部に点着して呈色反応終了後の試薬部の色を測定し、測定した試薬部の色情報に基づいて赤成分比率を算出した結果のグラフである。四角形のプロットが陽性試料であり、菱形のプロットが偽陽性試料である。 また、図4は、陽性試料及び偽陽性試料を含む200個の試料を、それぞれ試験紙の試薬部に点着して呈色反応終了後の試薬部の色を測定し、測定した試薬部の色情報に基づいて青成分比率を算出した結果のグラフである。四角形のプロットが陽性試料であり、菱形のプロットが偽陽性試料である。 さらに、図5は、陽性試料及び偽陽性試料を含む200個の試料を、それぞれ試験紙の試薬部に点着して呈色反応終了後の試薬部の色を測定し、測定した試薬部の色情報に基づいて算出した青成分比率及び赤成分比率に基づいて、青成分比率及び赤成分比率の比(青成分比率/赤成分比率)を算出した結果のグラフである。四角形のプロットが陽性試料であり、菱形のプロットが偽陽性試料である。 上記した結果から、尿ビリルビンと呈色反応する試薬が設けられた検査体の試薬部に尿を接触させ、呈色反応終了後(本実施例では34秒後)の試薬部の色を測定し、測定した試薬部の色情報から得られる赤成分比率若しくは青成分比率、又は青成分比率及び赤成分比率の比(青成分比率/赤成分比率)に基づいて尿ビリルビンの陽性反応及び偽陽性反応を判別することが可能になることが確認できる。 具体的には、赤成分比率を用いる場合には、赤成分比率が所定の値より高ければ儀陽性反応であると判定し、赤成分比率が所定の値より低ければ陽性反応であると判定し得る(図3) また、具体的には、青成分比率を用いる場合には、青成分比率が所定の値より高ければ陽性反応であると判定し、青成分比率が所定の値より低ければ偽陽性反応であると判定し得る(図4) さらに、青成分比率及び赤成分比率の比(青成分比率/赤成分比率)を用いる場合には、同比が所定の値より高ければ陽性反応であると判定し、同比が所定の値より低ければ偽陽性反応であると判定し得る(図5)。 次に、上記した判定方法を実行する尿定性分析装置の実施例について説明していく。 図6は、尿定性分析装置の構成を示す概略ブロック図である。 図中、符号1は検査体を構成する試験紙を示し、この試験紙1には、尿ビリルビンと呈色反応する試薬が設けられた試薬部1aが設けられている。 図中符号2は光学測定部であり、該光学測定部2は例えばCCD等の撮像素子を有し、該撮像素子を用いて試薬部1aを撮像する。 光学測定部2で撮像された画像は、画像処理部3に送られ、画像処理記憶部3では、撮像された画像から試薬部1aの赤成分(赤反射率)、緑成分(緑反射率)及び青成分(青反射率)が演算されて記憶される。 判定部4は、画像処理記憶部3に記憶された呈色反応終了後の試薬部の色情報に基づいて、青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比を算出し、これらの値に基づいて尿ビリルビンの陽性反応及び偽陽性反応を判別し、プリンタやモニター等からなる出力部5に判定結果を出力する。 以下、上記したように構成された尿定性分析装置の作用について簡単に説明していく。 光学測定部2は、尿が点着される前の試薬部1aの画像を撮像する。同画像は画像処理記憶部3に送られ、画像処理記憶部3は同画像から、尿が点着される前の試薬部1aの色の赤成分(赤反射率)、緑成分(緑反射率)及び青成分(青反射率)を演算して記憶する。 試薬部1aに尿が点着されると、光学測定部2は、呈色反応終了後(本実施例では34秒後)に試薬部1aを撮像し、その都度、画像処理記憶部3に画像を送る。 画像処理記憶部3は、送られてきた画像から、試薬部1aの色の赤成分(赤反射率)、緑成分(緑反射率)及び青成分(青反射率)を演算して記憶する。 判定部4は、画像処理記憶部3に記憶された試薬部の色情報に基づいて、呈色反応終了後の青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比を算出し、算出した値に基づいて尿ビリルビンの陽性反応及び偽陽性反応を判別し、プリンタやモニター等からなる出力部5に判定結果を出力する。 具体的には、判定部4は、算出した赤成分比率が0.4〜0.5より高い場合には偽陽性反応であると判定し、また、算出した青成分比率が0.2〜0.3より低い場合には偽陽性反応であると判定し、さらにまた、算出した青成分比率と赤成分比率との比が0.5〜0.6より低い場合には偽陽性反応であると判定して、判定結果を出力部5を介して出力する。 前記判定部4は、必要に応じて、尿が点着される前の試薬部1aの色の赤成分(赤反射率)、緑成分(緑反射率)及び青成分(青反射率)に基づいて、尿の点着後の画像から得られる色情報を補正して判定をするように構成することができる。 上記した実施例では、点着した後、34秒後に試薬部の色を測定し、測定結果に基づいて判定を行っているが、測定タイミングは本実施例に限定されることなく、呈色反応が終了した後であれば34秒後でなくてもよく、たとえば、60秒後であってもよい。 1 試験紙 1a 試薬部 2 光学測定部 3 画像処理記憶部 4 判定部 5 出力部 尿中ビリルビンと呈色反応する試薬が設けられた検査体の試薬部に尿を接触させるステップと、 呈色反応終了後に試薬部の色を測定するステップと、 測定した試薬部の色情報から得られる青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比に基づいて尿ビリルビンの偽陽性反応を判別するステップと から成ることを特徴とする 呈色反応を用いた定性分析における尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法。 前記赤成分が波長625nm〜740nmの光を含み、緑成分が波長500nm〜560nmの光を含み、青成分が波長445nm〜485nmの光を含む ことを特徴とする請求項1に記載の判定方法。 尿を接触させていない試薬部の色を測定し、該測定結果から得られる色情報を基準として、前記尿を接触させた試薬部の色を測定した色情報から得られる前記赤成分、緑成分及び青成分の色情報を補正する ことを特徴とする請求項1又は2に記載の判定方法。 前記測定した色情報から得られる赤成分比率の値が予め決めた基準値より高ければ偽陽性反応であると判定する ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の判定方法。 前記測定した色情報から得られる青成分比率の値が予め決めた基準値より低ければ偽陽性反応であると判定する ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の判定方法。 前記測定した色情報から得られる青成分比率と赤成分比率との比が予め決めた基準値より低ければ偽陽性反応であると判定する ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の判定方法。 尿定性分析装置において、 尿ビリルビンと呈色反応する試薬部を備えた検査体の試薬部の色を、呈色反応終了後に測定する光学測定手段と、 前記光学測定手段により測定された試薬部の色情報から得られる青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比に基づいて尿ビリルビンの陽性反応及び偽陽性反応を判別する判定手段と を備えていることを特徴とする尿定性分析装置。 【課題】本発明は、呈色反応を用いた定性分析における尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法及び同判定方法を用いた定性分析装置を提供することを目的としている。【解決手段】本発明に係る呈色反応を用いた定性分析における尿ビリルビンの偽陽性反応判定方法は、尿中ビリルビンと呈色反応する試薬が設けられた検査体の試薬部に尿を接触させるステップと、呈色反応終了後に試薬部の色を測定するステップと、測定した試薬部の色情報から得られる青成分比率若しくは赤成分比率、又は青成分比率と赤成分比率との比に基づいて尿ビリルビンの偽陽性反応を判別するステップとから成ることを特徴とする。【選択図】図3