生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_自然食材による糖化ストレス抑制剤及び糖化ストレス抑制飲食料理
出願番号:2013031824
年次:2014
IPC分類:A61K 36/00,A61P 3/10,A23L 1/30


特許情報キャッシュ

八木 雅之 米井 嘉一 内藤 淳子 加納 秀紀 JP 2014162721 公開特許公報(A) 20140908 2013031824 20130221 自然食材による糖化ストレス抑制剤及び糖化ストレス抑制飲食料理 エイキット株式会社 507312703 学校法人同志社 503027931 八木 雅之 米井 嘉一 内藤 淳子 加納 秀紀 A61K 36/00 20060101AFI20140812BHJP A61P 3/10 20060101ALI20140812BHJP A23L 1/30 20060101ALI20140812BHJP JPA61K35/78 WA61P3/10A23L1/30 B 5 1 OL 22 4B018 4C088 4B018MD49 4B018MD52 4B018MD53 4B018MD61 4B018MD91 4B018ME14 4C088AB01 4C088AB11 4C088AC01 4C088MA07 4C088MA52 4C088NA05 4C088NA14 4C088ZC35 4C088ZC75 本発明は、加齢と共に体内に生成・蓄積される糖化最終生成物(AGEs)に関する一連の糖化反応(メイラード反応、グリケーション、AGEsの代謝反応や受容体活性反応等)に起因する糖化ストレスを、人工的な合成物質や植物由来の抽出エキス等によることなく、特に自然食材そのものの組み合わせにより緩和・改善することのできる糖化ストレス抑制剤、及び自然食材による糖化ストレス抑制飲食料理に関する。 近年、人の皮膚の老化や動脈硬化、糖尿病疾病、糖尿病の三大合併症(神経障害、網膜症、腎症)や成人病疾患等と糖化最終生成物(AGEs)との関係性について種々の研究がなされ、その病気の治療・改善や老化防止・予防の観点から、生命維持活動において避けることのできない糖化最終生成物(AGEs)の生成を阻害する種々の人工的な合成物質(アミノグアニジンやその誘導体、α−ヒドラジノヒスチジン等)が提案され、糖化反応の抑制効果が確認されるように(特許文献1参照)なっている。 また、こうした加齢に伴う糖化最終生成物(AGEs)に至るまでの、所謂メイラード反応における中間生成物である糖化タンパク、3−デオキシグルコソン、蛍光物質やペントジン等の生成反応を、その生成反応過程において阻害する効果のある、ドクダミ、ローマカミツレ、ガンビールノキ、シラカバ、セイヨウサンザシ、マロニエ、ブドウの葉、バラ、チャノキ等の植物から抽出した植物由来の阻害物質に関する発明もなされ(特許文献2)、糖尿病等の病気の治療・改善や老化防止・予防に役立てようとしている。更には、同様に糖尿病の治療や予防を果たす観点から、メイラード反応生成物の分解活性が高く、かつ、飲食品に使用し易い種々の植物、例えば、ハス葉、アカショウマ、黄杞葉、ヒノキオコシ、月見草、グァバ葉、ビワ葉、タマネギ外皮、羅布麻、オリーブ葉等から抽出したエキス及び、カテキン等の分解活性物質を含む、メイラード反応生成物の分解効果を発揮する植物由来の分解剤及びそれを用いた飲食品に関する発明(特許文献3)もなされている。特開昭64−056614号公報特開2005−035911号公報特開2007−119373号公報 本発明の目的は、自然界に存在する食材における抗糖化作用に着目し、人の生命活動の過程における一連の糖化反応によって体内に生成・蓄積される糖化最終生成物(AGEs)に対する自然食材による所謂メイラード反応阻害効果(分解、抑制、防止、不活性化等を含む、以下同じ)を、アミノグアニジンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、この抗糖化活性値の優れた野菜・穀類の食材群、フルーツ類の食材群、スパイス類の食材群、及び発酵食品類の食材群の各食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材により、または、これ等一種以上の自然食材と、糖化最終生成物(AGEs)に対する自然食材による分解効果を、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(生成抑制率)として把握し、この分解率の優れた自然食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材とを組み合わせて、加齢と共に体内に生成・蓄積される糖化最終生成物(AGEs)に関する糖化ストレスを、人工的な合成物質や植物由来の抽出エキス等によることなく、自然食材そのものの組み合わせにより緩和・改善することのできる糖化ストレス抑制剤、及び自然食材による糖化ストレス抑制飲食料理を提供すことにある。 例えば、特許文献1に示されているような、糖化最終生成物(AGEs)の生成を阻害する(分解、抑制、防止、不活性化等を含む、以下同じ)効果を持つ物質として、一般的に知られているアミノグアニジンやその誘導体、α−ヒドラジノヒスチジン等の場合には、これ等の化合物を人工的に作り出しているので、その際の高価な化学設備が必要であったり多大な時間的工数を必要とするばかりでなく、こうした人工的化合物を人間が飲食使用に供する際には、その人体への副作用の影響や、安全性の確認にも多大な時間と工数を必要としていた。また、特許文献2に示されているような、自然食材としてあまり使用されていないドクダミ、ローマカミツレ、ガンビールノキ、シラカバ、セイヨウサンザシ、マロニエ、ブドウの葉、バラ、チャノキ等の一般の飲食用に使用されていない植物から抽出した植物由来の阻害物質により、加齢に伴う糖化最終生成物(AGEs)に至るまでの生成反応過程における阻害効果を得ることの提案や、更に、特許文献3に示されているような、糖化最終生成物(AGEs)に至るメイラード反応生成物を分解するカンキツ類由来の親油性分解活性剤に代えて、水溶性の天然物由来のメイラード反応生成物分解剤として、例えば、サンショウ軟エキス、ウコン抽出液、サフランチンキ、ハッカ軟エキス、シヨウガ抽出液、ニンジン抽出液、ハス葉エキス、黄杞葉エキス、月見草エキス、グァバ茶エキス、クワ葉エキス、羅布麻エキス、クマザサエキス、コンニャク芋エキス、ブドウ種子エキス、コンブエキス等の比較的飲食に馴染のある天然物由来の分解剤も提案されているが、これ等の何れの場合も、該当する植物から植物由来の阻害物質を抽出したり、該当する天然物から水溶性の分解エキス等を抽出するには、前記特許文献1におけると同様に高価な設備が必要であると共に、時間的な工数を費やすことになるため効率的なものではなく、多大な費用と工数が必要なことを避けられず、一般食材として利用する上で経済性に劣り不都合なものであった。 従って、本発明の目的は、食材として一般に使用されている自然食材に注目し、その自然食材におけるメイラード反応阻害効果(分解、抑制、防止、不活性化等を含む、以下同じ)を、アミノグアニジンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、この抗糖化活性値の優れた野菜・穀類からなる食材群と、同様なスパイス類からなる食材群、同様なフルーツ類からなる食材群、及び同様な発酵食品類からなる食材群とにおいて、これ等の各食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材により、または、これ等一種以上の自然食材と、糖化最終生成物(AGEs)に対する自然食材による分解・抑制作用を、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(生成抑制率)として把握し、この分解率の優れた食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材とを組み合わせて使用することにより、加齢と共に体内に生成・蓄積される糖化最終生成物(AGEs)に関する糖化ストレスを、人工的な合成物質や植物由来の抽出エキス等によることなく緩和し、もしくは糖化ストレスをなくし、併せて上記特許文献における不具合を改善し、化学合成のための高価な設備や抽出設備を不要になすと共に、人工的な合成時間や抽出時間工数を費やすことなく、メイラード反応阻害・分解食材として組み合わせ使用することができ、しかも、人が飲食する際における人体への影響や、安全性の確認をも不要にすることのできる、安全かつ安心な自然食材を利用した糖化ストレス抑制剤、もしくは保存に有利な乾燥粉末状、または顆粒状の糖化ストレス抑制剤、または、糖化ストレス抑制飲食料理を提供することにある。 また、本発明の目的は、食材として一般に使用されている自然食材に注目し、その自然食材におけるメイラード反応阻害効果(抑制、防止、不活性化等を含む、以下同じ)を、アミノグアニジンのの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、この抗糖化活性値の優れた野菜・穀類からなる食材群と、同様なスパイス類からなる食材群、同様なフルーツ類からなる食材群、及び発酵食品からなる食材群とにおいて、これ等の各食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材と、糖化最終生成物(AGEs)に対する自然食材による分解・抑制作用を糖化最終生成物(AGEs)の分解率(生成抑制率)として把握し、この分解率の優れた食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材とを、そのまま組み合わせて料理素材として使用することにより、人の皮膚の老化や動脈硬化、糖尿病疾病、糖尿病の三大合併症(神経障害、網膜症、腎症)や成人病疾患等、種々の病状や症状、または性別や年齢差等に合わせた最適な治療用飲食料理とし、或いは季節や地域に合わせて選択し、当該選択された自然食材の組み合わせによる最適で安全かつ安心な糖化ストレス抑制剤、または、飲食料理を提供することにある。上記目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、糖化最終生成物(AGEs)に対する自然食材におけるメイラード反応阻害効果(抑制、防止、不活性化等を含む、以下同じ)を、アミノグアニジンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、この抗糖化活性の指標として、例えば、食材のIC50値が20mg(抽出液固形分:以下同じ)/mL未満(IC50<20mg/mL)を閾値となし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる食材群と同様なスパイス類からなる食材群と、同様なフルーツ類からなる食材群と、同様な発酵食品類からなる食材群とにおいて、これ等の各食材群から夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材を組み合わせて構成したことを特徴とする。更に、一連のメイラード反応等の糖化反応を効果的に阻害(分解、抑制、防止、不活性化等を含む、以下同じ)するために、本発明の課題解決手段は、例えば前記した抗糖化活性の閾値(IC50<20mg/mL)よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類の食材群、スパイス類の食材群、フルーツ類の食材群、発酵食品類の食材群等の自然食材群から夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材の他に、自然食材による糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に注目し、この分解率に関する測定値が、閾値10%よりも優れた分解率を有する食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材と、前記した抗糖化活性値に優れた各食材群から夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材とを組み合わせて構成したことを特徴とする。加えて、自然食材からなる糖化ストレス抑制剤の保存と摂取等を容易にするために、本発明の課題解決手段は、抗糖化活性値の優れた野菜・穀類、スパイス類、フルーツ類、及び発酵食品類の各食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)の優れた食材群とから夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材を組み合わせ、この組み合わせた自然食材を乾燥粉末状或いは顆粒状に加工したことを特徴とする。更にまた、自然食材を使用する関係上、その入手について季節的な特徴や地域的な特徴があるので、これ等の状況に対処可能にするために、本発明の課題解決手段は、アミノグアニジンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握した自然食材の抗糖化活性の指標として、例えば、食材のIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)を閾値となし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる食材群と、同様なスパイス類からなる食材群と、同様なフルーツ類からなる食材群と、同様な発酵食品類からなる食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、閾値10%よりも優れた分解率を有する食材群とにおいて、夫々の各食材群における自然食材を季節毎または地域毎の食材区分に分類し、当該食材区分に基づいて各食材群の中から、夫々季節や地域に応じた少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等を組み合わせて構成したことを特徴とする。また、料理用食材としても自然食材を使用する関係上、その入手について季節的な特徴や地域的な特徴があるので、これ等の状況に対処可能な飲食料理とするために、本発明の課題解決手段は、アミノグアニジンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握した自然食材の抗糖化活性の指標として、例えば、食材のIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)を閾値となし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる食材群と、同様なスパイス類からなる食材群と、同様なフルーツ類からなる食材群と、同様な発酵食品類からなる食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、閾値10%よりも優れた分解率を有する食材群とにおいて、夫々の各食材群における自然食材を季節毎または地域毎の食材区分に分類し、当該食材区分に基づいて各食材群の中から、夫々季節や地域に応じた少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等を組み合わせて調理したことを特徴とする。また、人の体内における糖化最終生成物(AGEs)の生成・蓄積や、これ等による糖化ストレスの状況等については千差万別であるので、これに対処可能な飲食料理とするために、本発明の課題解決手段は、アミノグアニジンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握した自然食材の抗糖化活性の指標として、例えば、食材のIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)を閾値となし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる自然食材群と、同様なスパイス類からなる食材群と、同様なフルーツ類からなる食材群、及び同様な発酵食品類からなる食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、閾値10%よりも優れた分解率を有する食材群とにおいて、夫々の各食材群から、病気の症状や健康状態の個人差、及び性別や年齢別、その他の糖化ストレス対策上必要とされる抗糖化活性状況等の差異に合わせて、少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等を組み合わせて構成したことを特徴とし、または、同様に組み合わせて調理したことを特徴とする。 本発明によれば、請求項1に記載の如く、自然食材の抗糖化活性の指標をアミノグアニジンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、例えば、食材のIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)を閾値となし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するスパイス類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するフルーツ類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する発酵食品類からなる自然食材群とにおいて、これ等の各自然食材群から夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材を組み合わせて糖化ストレス抑制剤を構成したので、加齢と共に体内に生成・蓄積される糖化最終生成物(AGEs)に関する一連の糖化反応(メイラード反応や中間生成物のグリケーション等も含む)を分解・抑制し、或いは不活性化して糖化を防止することが安価にでき、人工的な合成物質や植物由来の抽出エキス等の場合に必要とされていたような高価な設備や抽出設備を不要になすことができると共に、その合成・抽出時間工数を費やすことがない等従来の不具合を解決することができ、自然食材のまま効率的かつ安全に糖化ストレスの抑制効果を果たすことができる。しかも、自然食材を使用するため、人が飲食する際における人体への影響や、安全性の確認試験等をも不要にすることができ、安全性に優れ、かつ実用的にも経済的にも優れた効果を発揮できるものである。 また、本発明によれば、自然食材における抗糖化活性の指標の他に、請求項2に記載の如く、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、例えば分解率の閾値10%よりも優れた分解率を有する自然食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材と、請求項1における抗糖化活性の閾値(IC50値20mg/mL)よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類の自然食材群、スパイス類の自然食材群、フルーツ類の自然食材群、発酵食品類の自然食材群、等の各自然食材群から夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材とを組み合わせて糖化ストレス抑制剤を構成したので、一連の糖化反応過程(メイラード反応や中間生成物のグリケーション等も含む)における糖化反応を阻害・抑制し、或いは不活性化して糖化を防止することが安価にできると共に、最終的な糖化最終生成物(AGEs)についてもこれを分解することができるので、糖化ストレス反応を総合的に阻害・抑制し、或いは不活性化する等、糖化防止効果を効果的かつ安全に発揮することができる優れた効果を有するものである。加えて、本発明によれば、自然食材における保存方法等を考慮して、請求項3に記載の如く、抗糖化活性値の優れた野菜・穀類、スパイス類、フルーツ類、発酵食品類の各自然食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)の優れた自然食品群とから夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材を組み合わせ、乾燥粉末状或いは顆粒状に加工して糖化ストレス抑制剤を構成したので、糖化ストレスに対する緩和もくは抑制・阻害効果を、抗糖化活性効果と分解効果とにより強力かつ確実に果たすことができるばかりでなく、自然食材の保存と持ち運びに便利であると共に、何時でもどこでも季節等に左右されることなく、自然食材による糖化ストレス抑制剤を入手し使用すことができ、非常に利便性良くかつ安全に老化防止や糖化ストレスの改善を図ることができる効果を有するものである。更に本発明によれば、自然食材における収穫時期の違いや産地等に考慮して、請求項4に記載の如く、自然食材の抗糖化活性の指標をアミノグアニジンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、例えば、このIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)を閾値となし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するスパイス類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するフルーツ類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する発酵食品類からなる自然食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、閾値の10%よりも優れた分解率を有する自然食材群とにおいて、夫々の各自然食材群における自然食材を季節毎または地域毎の食材区分に分類し、当該食材区分に基づいて各自然食材群の中から、夫々季節や地域に応じて少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等を組み合わせて自然食材による糖化ストレス抑制剤を構成したので、糖化ストレスに対する緩和もしくは阻害効果を、抗糖化活性効果と分解効果とにより強力かつ確実に果たすことができるばかりでなく、季節や地域性及び収穫時期等に合わせた自然食材の選択・入手を容易に行なうことができ、一年を通じて何時でも自然食材による糖化ストレス抑制剤を入手して使用すことができ、便利かつ安全に老化防止や糖化ストレスの改善を図ることができる等、実用的に優れた効果を有するものである。また、本発明によれば、自然食材による食品素材の観点からも、請求項4に記載の如く、自然食材の組み合わせ調理要領が、上記糖化ストレス抑制剤におけると同様に、各自然食材群において季節毎または地域毎に分類された食材区分に基づき、各自然食材群の中から、夫々季節や地域に応じて少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等を組み合わせて調理し、自然食材による糖化ストレス抑制飲食料理を構成してなるので、糖化ストレスに対する緩和もしくは抑制・阻害効果を、抗糖化活性効果と分解効果とにより強力かつ確実に果たすことができるばかりでなく、季節や地域性及び収穫時期等に合わせた自然食材の選択・入手を容易に行なうことができると共に、一年を通じて何時でも自然食材を容易に入手でき、この食材による糖化ストレス抑制飲食料理を提供することができ、食事時に料理を飲食するだけで、自然のうちに確実かつ効果的に老化防止や糖化ストレスの改善を図ることができ、しかも安全である等、実用的に優れた効果を有するものである。更にまた、本発明によれば、人間における糖化ストレスは千差万別である現実に対処するために、請求項5に記載の如く、食材の抗糖化活性の指標をアミノグアニシンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、例えば、このIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)を閾値となし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するスパイス類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するフルーツ類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する発酵食品類からなる自然食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、閾値の10%よりも優れた分解率を有する自然食材群とにおいて、夫々の各自然食材群から、病気の症状や健康状態の個人差、及び性別や年齢別、その他の糖化ストレス上必要とされる抗糖化活性状況等の差異に合わせて、少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等選択された自然食材を組み合わせて糖化ストレス抑制剤を構成したので、糖化ストレスに対する緩和もしくは抑制・阻害効果を、抗糖化活性効果と分解効果とにより強力かつ確実に果たすことができるばかりでなく、個人的な糖化ストレスに適した自然食材による糖化ストレス抑制剤を提供することができるのである。また、本発明によれば、請求項5に記載の如く、自然食材の組み合わせ調理要領が、上記糖化ストレス抑制剤におけると同様に、夫々の各自然食材群から、病気の症状や健康状態の個人差、及び性別や年齢別、その他の糖化ストレス上必要とされる抗糖化活性状況等の差異に合わせて、少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等選択された自然食材を組み合わせて調理し、自然食材による糖化ストレス抑制飲食料理を構成してなるので、糖化ストレスに対する緩和もしくは抑制・阻害効果を、抗糖化活性効果と分解効果とにより強力かつ確実に果たすことができることは勿論のこと、個人的な糖化ストレスに適した自然食材による糖化ストレス抑制飲食料理を、個別の症状等に合わせた治療食として提供することができ、しかも食事時に料理を飲食するだけで、自然のうちに確実かつ安全に老化防止や糖化ストレスの改善を図ることができ、効率的に優れた治療効果を発揮できる等、実用的に極めて優れた効果を発揮し有するものである。主として野菜・穀類(ハーブ類を含む)の自然食材における抗糖化活性値(IC50)を測定して、抗糖化活性作用の強いものから順に並べると共に、季節毎の区分と地域とを付記して一覧表とした本発明における野菜・穀類の食材群を示す説明用図表である。主としてスパイス類(コーヒー類を含む)の自然食材における抗糖化活性値(IC50)を測定して、抗糖化活性作用の強いものから順に並べると共に、季節毎の区分と地域とを付記して一覧表とした本発明におけるスパイス類の食材群を示す説明用図表である。フルーツ類の自然食材における抗糖化活性値(IC50)の評価方法として、ヒト血清アルブミンを用いて測定し、抗糖化活性作用の強いものから順に並べると共に、季節毎の区分と地域とを付記して一覧表とした、本発明におけるフルーツ類の食材群を示す説明用図表である。フルーツ類の自然食材における抗糖化活性値(IC50)の評価方法として、ヒト血清アルブミンを用いて測定し、抗糖化活性作用の強いものから順に並べると共に、季節毎の区分と地域とを付記した一覧表とした、本発明におけるフルーツ類の食材群を示す説明用図表である。フルーツ類の自然食材における抗糖化活性値(IC50)の評価方法として、皮膚中コラーゲンを用いて測定し、抗糖化活性作用の強いものから順に並べると共に、季節毎の区分と地域とを付記して一覧表とした、本発明におけるフルーツ類の食材群を示す説明用図表である。発酵食品類の自然食材にける抗糖化活性値(IC50)を測定して、抗糖化活性作用の強いものから順に並べて一覧表とした、本発明における発酵食品類の食材群を示す説明用図表である。本発明の図1における主として野菜・穀類(ハーブ類を含む)の自然食材について、糖化最終生成物(AGEs)に対する分解率(糖化抑制率)を測定し、分解率の高いものから順に並べて一覧表とした本発明の野菜・穀類の分解率の説明用図表である。 本発明は、人体における一連の糖化反応及びこれ等糖化反応によりもたらされる人体への糖化ストレスを、自然食材(食品及び素材)に注目して、糖化反応及び糖化ストレスの影響を可能な限りなくしたり緩和したりするように、一連の糖化反応の阻害または抑制等を図るものである。即ち、人は生命維持過程において、食物中の炭水化物を主要なエネルギー源として摂取しているため、加齢と共に起こる老化や様々な病理的疾患の危険因子となる糖化最終生成物(AGEs)の生成と蓄積によるリスク、所謂生体に対する糖化ストレスを避けることができない。例えば、生体内におけるアミノ酸・タンパク質と還元糖が非酵素的に反応してできる糖化タンパク質(アマドリ化合物)は、種々のカルボニル化合物を中心とする中間体生成物を経て、糖化最終生成物(AGEs)の生成に至るが、これ等のメイラード反応やグリケーション等の一連の反応に対して、これを阻害したり、抑制または防止したり、反応を不活性化したり、或いは、生成された糖化最終生成物(AGEs)や中間生成物等を分解したりすることにより、糖化ストレスのリスクを回避したり緩和することが可能である。 そして、上記した様な糖化ストレスを回避したり緩和する抗糖化作用には、糖の摂取・吸収を抑制すること、糖化反応を抑制すること、生成した糖化最終生成物(AGEs)を分解すること、糖化最終生成物(AGEs)の排出代謝を高める(活性化する)こと、糖化最終生成物(AGEs)の生体細胞における受容体を不活性化すること、等の様々な手段がある。そこで、本発明の場合は、一般に使用されている自然食材(食品及び素材)における抗糖化活性と、糖化最終生成物(AGEs)の分解(糖化抑制)とに注目して、数種類に大別された例えば、野菜・穀類からなる食材群、フルーツ類からなる食材群、スパイス類からなる食材群、発酵食品類からなる食材群等の各自然食材群において、これ等の各食材群の中から、その抗糖化作用の指標となる抗糖化活性値(IC50)と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制)の夫々の値の優れた自然食材とを、少なくとも一種類以上選択して組み合わせることにより、頭初の目的と作用効果を奏するようにしたものである。 先ず本発明における自然食材の抗糖化反応の一つである、抗糖化活性とその測定結果(後述の実施例1を参照されたい)等について、図1、図2、図3、図4、図5及び図6に基づいて先ず概略的に説明する。図1は、糖化反応阻害剤として知られているアミノグアニジン(AG)を基準にして、自然食材としての野菜・穀類の部位別を含む164種類とハーブ類の14種類の合計約170種類以上の食材の抗糖化活性値(IC50)を調べ、その測定データを抗糖化活性作用の強いものから順に並べて一覧表とした図表であり、本発明における野菜・穀類の食材群を示すものである。また、図2は、同様にアミノグアニジン(AG)を基準にして、自然食材としてのスパイス類の30種類と7種類のコーヒー類における抗糖化活性値(IC50)を調べ、その測定データを抗糖化活性作用の強いものから順に並べた一覧表であり、本発明におけるスパイス類の食材群を示すものである。特に図2中の図表2−1は、測定に際し熱水抽出方式による場合を、また図表2−2は測定に際し50%エタノール抽出方式による場合を示すものである。また、図3は、同様にアミノグアニジン(AG)を基準にして、自然食材としてのフルーツ類における60種類以上の食材の部位別(果肉と皮)の抗糖化活性を調べ、その測定データを抗糖化活性作用の強いものから順に並べると共に、季節毎の区分と地域とを付記した一覧表てあり、本発明におけるフルーツ類の食材群を示すものである。特にこの図3は後述するように、フルーツ類の抗糖化活性の評価方法として、ヒト血清アルブミンに対する抗糖化活性値(IC50)を測定したものであり、この図3の図表3は、測定に際し熱水抽出方式による場合を示したものである。また、図4も図3におけると同様に、フルーツ類の自然食材がヒト血清アルブミンに対して及ぼす抗糖化活性値(IC50)を測定して、抗糖化活性作用の強いものから順に並べると共に、季節毎の区分と地域とを付記して一覧表とした、本発明におけるフルーツ類の食材群を示す説明用図表であるが、この図4の図表4は、測定に際し50%エタノール抽出方式による場合を示すものである。更に図5は、図3におけるとほぼ同数のフルーツ類における抗糖化活性の評価方法として、皮膚中コーラーゲンに対する抗糖化活性値(IC50)を食材の部位別に測定して、抗糖化活性作用の強いものから順に並べると共に、季節毎の区分と地域とを付記して一覧表とした、本発明におけるフルーツ類の食材群を示す説明用図表であり、この図5の図表5は、特に皮膚中コラーゲンの代用品としての牛皮サンプルに対して及ぼす糖化防止効果について、その抗糖化活性値(IC50)を測定し、夫々強弱の順位に従ってまとめたものであり、これ等の図3乃至図5は、何れも本発明におけるフルーツ類の食材群を示すものである。更にまた図6は、同様にアミノグアニジン(AG)を基準にして、自然食材としての発酵食品類における50種類以上(53種類)の食材の抗糖化活性を調べ、その測定データを抗糖化活性作用の強いものから順に一覧表として並べた図表であり、本発明における発酵食品類の食材群を示すものである。特にこの図6における図表6−1は発酵食品を原液のまま測定した場合を、図表6−2は測定に際し熱水抽出方式による場合を、また図表6−3は測定に際し50%エタノール抽出方式による場合を夫々示すものである。本発明における抗糖化活性に関する効果の判定要領については、糖化反応阻害剤として一般に知られているアミノグアニジン(AG)を比較基準試薬として用い、食材等の被検物質が存在しない場合の糖化最終生成物(AGEs)の生成率を100%とした時に、糖化最終生成物(AGEs)の生成を50%阻害可能な被検物質濃度をIC50(50%生成阻害濃度と言う)とする抗糖化活性の指標に注目した。つまり、このIC50の測定値が小さいほど強い活性(低濃度でも強い抗糖化作用/阻害作用がある)と言うことになり、例えば、アミノグアニジン(AG)の場合のIC50の成分量は、測定の結果その抽出液固形分の重量割合が0.068mg/mLとなるので、この値を判定基準の比較指標値とすることができる。つまり、被検物質食材のIC50(50%生成阻害濃度)に関する測定値が、このアミノグアニジン(AG)の0.068mg/mL以下の被検物質食材の場合は、その抗糖化活性作用が強い(低濃度でも強い抗糖化作用/阻害作用がある)食材と判定することができ、当該値よりも大きい場合は、非検物質食材としての抗糖化活性作用が弱いと判定することができ、このことは、図1乃至図6の各食材群において共通の事柄である。そして、本発明の場合、アミノグアニジン(AG)のIC50値0.068mg/mLに捉われることなく、例えば、その20倍の稀釈値に相当するIC50値が1.36mg/mL以上の測定値を持つ食材についても、抗糖化活性作用が認められるので、仮に弱い活性(抗糖化作用/阻害作用)の食材として区分し、適度な抗糖化活性作用が得られる範疇の食材として扱うこととし、特に本発明においては、各食材の抗糖化活性値(IC50)の評価区分を、その実測値より次の六段階(レベル1乃至レベル6)に区分した。レベル1(強い) IC50<0.02レベル2(AGと同等) 0.02≦IC50<0.2レベル3(やや弱い) 0.2≦IC50<2.0レベル4(弱い) 2.0≦IC50<20レベル5(かなり弱い) 20≦IC50<200レベル6(ほとんどなし) 200≦IC50 (単位は何れも抽出液固形分の重量割合mg/mL)従って、本発明における適度な抗糖化活性作用とは、食材の持つIC50値に基づいて、上記レベル1乃至3の範疇の測定値を示す食材については、即効性が得られる食材と言うことができ、また、上記レベル4の範疇の測定値を示す食材については、即効性はなくても緩やかな抗糖化活性効果が得られる食材と言うことができるので、本発明における抗糖化活性の指標となる閾値は、一応レベル4のIC50値の抽出液固形分が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)として設定することが好都合である。つまり、抗糖化活性作用に関する即効性を求める必要のない場合とか、僅かな活性(抗糖化作用/阻害作用)でも良い場合には、例えば、標準となるアミノグアニジン(AG)のIC50値0.068mg/mLの200倍の稀釈値に相当する13.6mg/mLの食材であっても、継続的に摂取・使用することより、その累積結果において、所期の抗糖化活性作用を緩徐に得ることができるものであり、この値は上記本発明の閾値としたIC50値20mg/mLの範囲内にあることは言うまでもなく、これ等のことは、以下に説明する図1乃至図6の各食材群、並びに本発明の各実施説明図においても共通する事柄である。なお、この閾値については、厳格に区別されるものではなく、測定値の僅かな違い、換言すれば測定誤差等、その近傍のIC50値まで含むこととしても差し支えはない。 以上より、図1に例示された野菜・穀類の食材群においては、栗の外皮、ヒシの皮等がレベル1に相当する一段と強い糖化活性を持っており、また、栗の渋皮、モロヘイヤ、新ショウガ、等の食材は、アミノグアニジン(AG)のIC50値0.068mg/mLよりも小さい測定値なので、レベル2の区分の中でも同等以上の強い抗糖化活性を持っている食材と言うことができると共に、このレベル2には、例えば、よもぎ粉、芽たで、サニーレタス、米なす、ベイリープス、食用菊の花弁、ほじそ、赤ルバーブの皮、ブロッコリースプラウト、わきげ、セロリの葉、ほうれん草、米ナス、サラダ菜、大葉、ピーカンナッツ、明日菜、ピーマン、グリーンリーフ、青ウリ、チコリー、小カブラ、空心菜の新芽、パセリ、クルミ、ミズ菜、ショウガ、菊菜、青ネギ、こごみ、チンゲン菜、堀川ゴボウ、にんにくの芽、パプリカ(橙)、みょうが、ブロッコリー茎、わさび菜、等が該当する。そして、レベル3に属する食材としては、金時ニンジン葉、アスパラガス、アボガド、レッドキャベツ、みぶな、つるむらさき、なす、セリ、カリフラワー、白菜、ししとう、レンコン、小松菜、キヌサヤ、パプリカ、キャベツ、ゴボウ、おかひじき、黒豆、ニラ、レタス、三つ葉、ささげ、レッドオニオン、セロリ(茎)、紅ずいき、きゆうり、赤米、赤ピーマン、黒米、オクラ、はす芋、金時ニンジン根、菜の花、しいたけ(傘)、ズッキーニ、玉ねぎ、緑豆太モヤシ、白ネギ、トマト、しいたけ(茎)、大根、えんどう豆(サヤ)、ミニトマト、ゴーヤ、小カブラ(葉)、さやいんげん、金時豆、ホワイトマッシュルーム、かいわれ、小豆、なめこ、枝豆、ラディッシュ、ヒシ(実)、大和芋、人参、冬瓜、ぬか、ぶなしめじ、さといも、カリフラワーの茎、大豆、まいたけ、そらまめ、等が該当する。更に弱いレベル4に属する食材としては、ジャンボいんげん、栗の実、エリンギ、長芋、黒ゴマ、生落花生、とうもろこし、ジャガイモ、にんにく、ゆりね、わさび、カボチャ、サツマイモ、葉ショウガ、等があり、このレベル4の範疇までの食材は、図1中に符号1として表示した、本発明の閾値(IC50<20mg/mL)の条件を満たす食材であって、ほとんどの野菜・穀類が該当することが解る。 従って、本発明においては、図1の食材群における特に、レベル1乃至3の上記各食材を少なくとも1種類以上選択することにより、必ず即効性のある抗糖化活性作用に優れた糖化ストレス抑制剤を容易に得ることができ、安全な料理食材としても優れた作用効果を発揮することができるのである。更に、緩やか抗糖化活性作用を持つ野菜・穀類として、例えば先のアミノグアニジン(AG)の基準値よりも200倍弱い(希釈された)値の13.6mg/mLを包含する本発明の閾値IC50値20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)の食材を図1より選択することができるので、特別にこのレベル4に属する食材を主体とすべく、例えば、カボチャ、サツマイモ、ジャガイモ、長芋、ユリ根、にんにく、わさび、落花生等の根菜類の食材を主に選択することにより、即効性はなくとも長期的な摂取による抗糖化活性の穏やかな作用効果が期待でき、これ等は何れも本発明における図1中に符号1として示した閾値未満の測定値によって得られる効果である。また、特に図1に例示された14種類のハーブ類については、その何れもの測定値が先のレベル2及び3に挙げた範疇の測定値を示しているので、非常に有効な抗糖化活性作用を持つ食材であることが解り、自然食材としてのハーブ類の摂取は効果的であることが裏付けられ、糖化ストレス抑制剤として容易に入手することができるものであるうえに、安全な料理食材としても優れている。一方、抗糖化活性のあまり期待できない食材には、先のかなり弱いレベル5の食材として例えば、えのきだけ、ギンナン、葉ショウガ、押麦、玄米、等があり、更にほとんど抗糖化活性の効果のないレベル6の範疇の食材としては、例えば、エシャロット、アーモンドホール、アワ、ガルバンゾー、キクラゲ、白ゴマ、カシューナッツ、白米、ハト麦、ビスタチオ、ヒエ、キビ、白ケシの実、エンドウ豆、カボチャの種、等が挙げられる(図1参照)。次に図2に例示された約30種類のスパイス類の食材群の場合は、その図表2−1及び図表2−2の何れの測定結果からも明らかなように、測定したスパイス類のほとんどの食材が、その抽出方式の如何にかかわらず、即ち図表2−1における熱水抽出と、図表2−2におけるエタノール溶液抽出方式の差異には関係なく、レベル2及び3の範疇にあり、この場合は、やや弱いとされるレベル3に属する食材であっても、例えば、アミノグアニジン(AG)の基準値を20倍に稀釈したIC50値1.36mg/mL以下の測定値を示すものであるので、これ等の食材はその何れもが、所期の抗糖化活性の作用効果を比較的強く奏することが可能な食材であり、また同等程度とされるレベル2の食材であるオールスパイス、レモンバーム、ハイビスカス、山椒、タイム、ローズマリー、スペアミント、ローレル、サボリ―、スターアニス、等はその抗糖化活性効果が比較試薬のアミノグアニジン(AG)よりも顕著で強力な食材であることが判明した。 従って、このスパイス類の食材群からは、少なくとも1種類以上の食材を任意に選択しても、ほぼ良好な即効性のある抗糖化活性作用に優れた安全な糖化ストレス抑制剤を容易に得ることができることになり、有効かつ便利な食材であり、このことは、スパイス類の食材のすべてが、図2中に符号1として表示した、本発明における閾値(IC50<20mg/mL)の条件よりも遥かに優れたIC50値を持っていることより明白である。 また、特に図2の図表2−1に例示されたスパイス類の内の嗜好飲食材に該当する7種類のコーヒー類については、その何れもが、先の基準試薬としてのアミノグアニジン(AG)のIC50値0.068mg/mLをしのぐ抗糖化活性の測定値を呈しているので、先のレべル2の区分の中でも抗糖化活性効果の非常に優れた、即ち同等以上の食材であり、一般に行なわれている食後のコーヒータイム等におけるコーヒーの摂取は、非常に有効な糖化ストレス抑制剤を自然に得ているものと言える。従って、本発明の場合、前記した図1に例示された野菜・穀類の食材群から選択された少なくとも1種類以上の自然食材と、これ等図2に例示されたスパイス類の食材群から選択された少なくとも1種類以上の自然食材とを組み合わせることにより、抗糖化活性作用の相乗効果が得られる安全で優れた糖化ストレス抑制剤を、容易かつ効率的に得ることができるのである。次に、図3乃至図5のフルーツ類の食材群について、これ等食材が人の病気や健康にどの様に関与できるかとの観点について説明する。特に図3と図4は、自然食材のフルーツ類がヒト血清アルブミンに対し、どの様な抗糖化活性を呈するかに注目し、また、図5は皮膚中コラーゲンに対し、どの様な抗糖化活性を呈するかに注目して、夫々その活性値を先の食材群と同様に測定したものである。即ち、図3は、血液中のコレステロールに関与するヒト血清アルブミンを用い、フルーツ類の抗糖化活性について、被検体のフルーツ類をその果肉部と皮との部位別に分けて熱水抽出方式により測定し、その測定値を、その抗糖化活性値の優れたものから順に並べて表示した一覧図表であり、この図3の図表より明らかなように、表中のザクロの皮は先のレベル1の区分に属する非常に強力な抗糖化活性を持つほか、マンゴスチンの皮も、先の基準試薬としてのアミノグアニジン(AG)のIC50値0.068mg/mLという活性値よりも遥かに優れた値を示してライムと共にレベル2に属し、更に例えば、かりん、スターフルーツ、パッションフルーツ、イチゴ、ブルーベリー、サクランボ(品種佐藤錦)、バナナ、イチジク、メロン(アールス)、ナシ(品種幸水)、パイナップル、レモン、オレンジ、等々のほかにも図表中のリンゴ(アルプス乙女)、モモ(白桃)、マスカット、ザクロ(果汁)、キーウィーフルーツ、キンカン、ココナッツ、リンゴ(世界一)、ホワイトサポテに至るまでのフルーツの大半のものが、レベル3ではあるが比較的優れた活性値を持っていることを示している。なお、多くのリンゴやナシ等も、この図3中に符号1として示した、本発明における閾値(IC50<20mg/mL)の条件を満たす測定値であるので、弱いレベル4の活性値による効果が得られることが解る。また、図4は図3におけると同様に、血液中のコレステロールに関与するヒト血清アルブミンを用い、フルーツ類の抗糖化活性について、被検体のフルーツ類をその果肉部と皮との部位別に分けて50%エタノール液抽出方式により測定した場合の一覧図表であり、この図4の図表より明らかなように表中のザクロ、マンゴスチン、リンゴ(品種トキ)の皮や、ブドウ(デラウエア)、イチゴ、ブルーベリー、ライム、スターフルーツ、レモン、グレープフルーツ等の果肉は、抽出方式の如何によらずに図3におけると同様な測定値の傾向を呈していることが解る。それ故、本発明では、抗糖化活性値の閾値の一例として、IC50値20mg/mL未満を閾値とすることにより、図3及び図4における各図表中の一部の食材、例えば図3の図表の場合は、メロン(品種らいでん)、ドラゴンフルーツ、ナシ(品種愛宕)等のフルーツを除き、また図4の図表の場合は例えば、キワノ(皮)、ナシ(品種幸水)の皮、ブドウ(品種大峰)の果肉を除き、検証したほとんどのフルーツ類が、先のレベル2及び3と、閾値に関するレベル4の区分に包含されるIC50値を持ち、これによる抗糖化活性効果を奏するので、当該図3及び図4のフルーツ類の食材群の中から、少なくとも一種類以上のフルーツを選択することにより、血中コレステロールの改善効果(抗糖化)につながるアルブミンの抗糖化活性が確実に得られ、治療もしくは予防効果をも果たすことのできる安全性に優れた糖化ストレス抑制剤を容易に得ることができ、更に、先の野菜・穀類の食材群(図1)やスパイス類(図2)の食材群とも組み合わせることにより、更にその抗糖化活性作用の効果を倍化させることができるのである。また、図5は、皮膚の色素沈着やしわ等の老化に関与する皮膚中コラーゲンの抗糖化活性について、その代用被検体として牛の皮を用い、皮膚中ラーゲンに対するフルーツ類の抗糖化活性についての測定値を、その抗糖化活性値の優れたものから順に並べて表示した一覧図表であり、これより明らかなように、図5における図表中のキワノ(果肉)は、レベル1に属する非常に強い抗抗糖化活性を持ち、また、ザクロ、ムべ、マンゴスチン等の皮は、先のレベル2の範疇ではあるが、基準試薬として用いたアミノグアニジン(AG)のIC50値0.068mg/mLという活性値と同等以上の値を示すと共に、例えば、かりん、ココナッツ(果肉)、ブルーベリー、すだち、カキ(品種紀ノ川)の果肉と皮、ココナッツ、その他多数のフルーツ食材(図5における図表参照)も比較的優れた活性値を持っていることを示している。そして、本発明では先の閾値の一例として示したIC50値20mg/mL未満を閾値とすることにより、当該図表中の一部の食材、例えば、リンゴ(品種名月)、スウィーティ、ーサクランボ(品種佐藤錦)、モモ(品種白桃)、リンゴ(品種ふじ)、ナシ(品種豊水)、スイートタマリンド、ナシ(品種幸水)等のフルーツを除き、検証したほとんどのフルーツ類が、先のレベル2及び3と、閾値に関するレベル4の区分に包含されるIC50値を持ち、これによる抗糖化活性効果を奏するので、当該フルーツ類の食材群の中から、少なくとも一種類以上のフルーツを選択することにより、皮膚中コラーゲンの改善効果(抗糖化)につながる抗糖化活性が確実に得られ、治療もしくは予防効果をも果たすことのできる安全性に優れた糖化ストレス抑制剤を容易に得ることができ、更に、先の野菜・穀類の食材群(図1)やスパイス類(図2)の食材群、及びフルーツ類の食材群(図3、図4)とも組み合わせることにより、更にその抗糖化作用の効果を倍化させることができるのである。ここで注目すべきは、図5における一例として、キワノの果肉は皮膚中コラーゲンに対してレベル1と極めて高い抗糖化活性を発揮するが、図3における血中アルブミンに対しては、レベル3程度の活性、及びキワノの皮についてはレベル4を呈し、またこれとは逆に、図5における抗糖化活性のあまり良くない閾値(図中符号1)を外れるレベル4に属するフルーツ食材、例えば、サクランボ(品種佐藤錦)、ナシ(品種幸水)、スイートタマリンド、リンゴ(品種ふじ)、スウィーティー、モモ(品種白桃)等は、その何れもが図3における血中アルブミンに対する抗糖化活性について、先のレベル3におけるIC50値の範疇に該当する抗糖化活性値を備えたフルーツ食材であると言う点である。このことより明らかなように、その目的とする糖化ストレス、即ち皮膚中コラーゲンか血中アルブミンかに応じて最適なフルーツ食材を選択すれば良いことが解るとともに、先の野菜・穀類の食材群(図1)やスパイス類(図2)の食材群とも組合わせることにより、更にその抗糖化作用の効果を倍化させたり、相乗効果を発揮させたりすることができるのである。従って、本発明における図3、図4、図5における各図表から明らかなように、自然食材のフルーツ類は、血中コレステロールの改善や、皮膚の糖化抑制、防止等に役立つ抗糖化活性効果を果たす自然食材として活用することができ、人の糖化ストレスの個人差や年齢、病気の症状等に合わせた糖化ストレス抑制剤、及び自然食材フルーツ類の選択による安全な糖化ストレス抑制飲食料理の提供を可能とするものである。また、図6は、自然食材としての発酵食材(原液状のものと個体状のものとに区分した)を被検物質とし、前記食材におけると同様にその抗糖化活性を測定したもので、その測定値を抗糖化活性値の優れたものから順に並べて表示した一覧図表である。そして、図6の各図表より明らかなように、例えば図表6−2中の酒粕、塩麹、一部チーズを除くチーズ類等においては、あまり抗糖化活性効果を期待できない値を示しているが、チェダチーズ、ゴーダチーズ、エダムチーズ、パルミジャーノチーズ、及び図6の図表6−1中のその他の発酵食材は、そのほとんどが先のレベル3と、閾値(図中符号1)に関するレベル4の区分に包含されるIC50値を持つ食材であるので、前記した食材と同様に相当程度優れた抗糖化活性効果を奏することができ、当該発酵食品類の食材群の中から、少なくとも一種類以上の発酵食材を選択したり、前記図1、図2、図3、図4、図5等における各食材群から選択された一種以上の食材と組み合わせることにより、自然食材による糖化ストレス抑制剤及び糖化ストレス抑制飲食料理として安全に使用することができるものである。なお、これ等の図1乃至図6の各食材群からの食材の選択と組み合わせについては、その抗糖化活性効果が得られる閾値の範囲内において、以上の実施例と説明に限定されることなく、自由かつ任意にできることは言うまでもないので、詳細な説明は省略する。以上は、糖化ストレスに対する糖化阻害作用として、本発明において注目した自然食材の持つ抗糖化活性に関する詳細な説明であるが、本発明におけるもう一つの特徴は、自然食材の持つ糖化最終生成物(AGEs)またはその中間生成物に対する分解作用もしくは抑制作用があるので、これを図7に基づいて以下説明する。図7は、糖化最終生成物(AGEs)に対する自然食材の持つ分解率(糖化抑制率)に関し、被検体としての野菜・穀類(図1に示すものと略同一の食材)について、これ等を、例えば、後述の実施例1に示す如き要領に従って、乾燥粉末状に加工して抽出し、AGEsの初期の重量に対する、自然食材を添加したサンプルと無添加のサンプルとの所定時間経過後における重量変化を測定し、分解率(糖化抑制率)を計算してその測定値を分解率の優れたものから順番に並べた一覧図表である。その結果、図7の図表より明らかなように、糖化最終生成物(AGEs)の分解・抑制に寄与している食材と、全く寄与していない食材とに分かれ、前者には、分解率10%までの食材として、例えば、ヒシ(皮)、ステビア、食用菊(花弁)、ローズマリ―、よもぎ粉、オクラ、タイム、黒豆、生落花生、赤ルバーブ、栗の皮、カボチャの種(皮なし)、スペアミント、赤ピーマン等が、また、分解率がマイナス10%を超えるような好ましくない食材として、例えば、新ショウガ、ゆりね、葉シヨウガ(葉)、ニンジン菜、ラディシュ、等が該当する。従って、これ等の食材のうち、分解・抑制に寄与している、即ち分解率(糖化抑制率)がプラスの値として数パーセントでもある食材について、例えば、一例としてその分解率10%をこの分解効果の得られる閾値(図中に符号2で示す)とすれば、これ等の食材群より選択された少なくとも1種類以上の自然食材を用いることにより、一連の糖化反応により生成蓄積された糖化最終生成物(AGEs)の分解または生成抑制を果たすことができ、所期の目的とした自然食材による糖化ストレス抑制剤、及び自然食材による糖化ストレス抑制飲食料理を容易かつ安全に得ることができる。またこの分解率(糖化抑制率)の閾値については、10%に限定されるものではないが、即効性と積極的効果を得る必要がある場合には、この閾値を更に引き上げても良く、或いは、即効性を求めずに緩やかにその効き目を得たり、かかる食材摂取の累積結果として分解効果が得らられば良い場合には、上記閾値の10%以下の食材をプラスの分解率の範囲内で選択し使用しても良いことは、勿論可能なことである。加えて本発明において重要なことは、図7に示す糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する自然食材と、先の図1、図2、図3、図4、図5、図6等に示した糖化反応における抗糖化活性に関する自然食材とを、夫々の各食材群から少なくとも1種類以上選択して組み合わせて使用することにより、一連の抗糖化反応過程における異なる場面において、糖化反応の阻害反応、即ち抗糖化活性による糖化抑制や糖化防止、または不活性化、及び生成された糖化最終生成物(AGEs)の分解等を効果的に作用させて果たすことができ、その抗糖化反応と分解反応等を補完的または相乗的に得ることができるので、糖化ストレスを確実に緩和もしくは解消したり、解決できる自然食材による糖化トレス抑制剤、及び自然食材による糖化ストレス抑制飲食料理を安全に提供できる優れた効果を有するのである。また、図7において更に注目すべきことは、分解率(糖化抑制率)の比較的良い例えば、落花生(生)、カボチャの種(皮なし)、白ゴマ、押麦、カシューナッツ、白米、等は、先の図1における抗糖化活性が悪いレベル5及び6の食材の部類に属し、これと相反する様に、分解率(糖化抑制率)の悪い、例えば、新ショウガ、にんじん菜、つるむらさき、わきげ、小かぶら、三つ葉、パセリ、空心菜の新芽、せり、キャベツ、かいわれ、ブロッコリースーパースプラウト、ベイリーブス、にら、チンゲン菜、菊菜、みようが、レタス、なす、アスパラガス等は、先の図1における抗糖化活性が比較的良いとされるレベル2及び3の食材の部類に属すると言う、相反する点である。それ故、本発明においては、これ等を選択的に組み合わせて使用することにより、その抗糖化反応と分解反応等を補完的かつ総合的に働かせることができるばかりでなく、一段と優れた相乗効果が得られるように働かせることができ、自然食材による糖化ストレス抑制剤、及び糖化ストレス抑制飲食料理としても安全に使用することができる優れた効果を発揮する。更にまた、本発明の自然食材に関しては、費用を掛けてプラント栽培でもしない限り、その収穫時期等について季節的、地域的特性があるため、一年間を通じて同じ食材を入手することが困難である。そこで本発明においては、例えば、図1、図2、図3、図4、図5及び図7に各食材の季節性と地域性について付記表示することにより、各自然食材の季節性と地域性を生かした最適な自然食材を、季節毎にまたは地域毎に選択できるようにし、これにより季節と地域とを加味した最適な自然食材による糖化ストレス抑制剤、及び糖化ストレス抑制飲食料理の提供を容易かつ安全に得ることができるのである。なお、この季節と地域の選択については、国内に限らず諸外国の食材も含めて地球規模で考慮することにより、その選択の幅を広げて利用することができることは勿論可能なことであり、これ等の季節性と地域性には制約がなく、その食材の抗糖化活性効果と分解効果が得られる閾値の範囲内において、以上の説明に限定されることなく、自由かつ任意にできることは言うまでもない。なお、本発明において採用実施した、自然食材の抗糖化活性(抗糖化反応)測定値と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定手順の実施例を、以下に実施例1として示す。 本発明における、自然食材の抗糖化活性(抗糖化反応)と、糖化最終生成物(AGEs)の分解(糖化抑制)について説明する。1)サンプル抽出 恒温水槽中で80℃に加温した蒸留水40mL中に、各サンプル1gを加えて1時間抽出した。その後、遠心分離して濾過し上清を回収した。 回収したサンプル抽出液は、5mLずつアルミ製トレイに入れ、120℃に加温したインキュベーター内に1時間入れて水分を完全に蒸発させた後、固形分重量を測定した。2)サンプル調整 各サンプル溶液を、原液、10倍稀釈液、100倍稀釈液の3濃度に調整した。 アミノグアニジン(AG)は、夫々10.0mg/mL水溶液、1mg/mL水溶液、0.1mg/mL水溶液を調整した。3)in vitro糖化反応 0.05mol/Lリン酸緩衝液(pH7.4)、8mg/mLヒト血清アルブミン(HSA)、または0.6mg/mLコラーゲンタイプ1ウシ真皮由来(コラーゲン)、0.4mol/Lグルコース反応液中に、サンプル調整した各濃度のサンプルを1/10濃度に添加し、60℃でHSAの場合は40時間、コラーゲンの場合は10日間インキュベートした。陰性対象としては、サンプルの代わりに蒸留水を添加したものを用いた。各種糖化最終生成物(AGEs)量の測定には、インキュベート後の各サンプル反応液を使用した。4)蛍光性AGEs(HSA)生成抑制作用及び抗糖化活性の測定 蛍光性AGEsは、例えば、独自の抗糖化評価試験方法に従い、サンプル反応液のAGEs由来の蛍光(励起波長370nm、蛍光波長440nm)を測定した。蛍光値は5μg/mLの硫酸キニーネ0.1N硫酸水溶液の蛍光値を1000とした時の相対値として算出した。AGEs分解率としての蛍光性AGEs生成抑制率(%)は、in vitro糖化反応において、サンプルを添加した反応液(A)、グルコース水溶液の代わりに蒸留水を添加したもの(B)、サンプルを添加しない溶液のみを添加してインキュベートしたもの(C)、ブランクとしてグルコースの代わりに蒸留水を添加したもの(D)として、次の式に従って算出した。蛍光性AGEs生成抑制率(%)={1−(A−B)/(C−D)}×100抗糖化活性は、前記した様にIC50(50%生成阻害濃度:固形分濃度あたり)を算出し、小数点以下3桁まで表示した。5)抽出液のAGEs分解作用の測定 抽出液のAGEs分解作用の測定は、0.05mol/Lリン酸緩衝液(pH7.4)、8mg/mLヒト血清アルブミン(HSA)、0.4mol/Lグルコース反応液中に、サンプル調整したサンプルを60℃で40時間インキュベートし、AGEs化HSAを得た。 次いで、0.2mol/Lトリス塩酸緩衝液(pH7.4)、AGEs化HSAを等量および1/25量の抽出液(サンプル)を添加して、37℃で90分間インキュベートした。 陰性対象として抽出液(サンプル)の代わりに蒸留水を添加したものを用いた。 分解した蛍光性AGEsの測定は、例えば、独自の抗糖化評価試験方法に従い、サンプル反応液のAGEs由来の蛍光(励起波長370nm、蛍光波長440nm)を測定した。 抽出液のAGEs分解率(%)は、前記反応において、抽出液(サンプル)を添加した反応液(A)、抽出液の代わりに蒸留水を添加したもの(B)として、次の式に従って算出した。 抽出液のAGEs分解率む(%)=(1−A/B)×100 本発明は、医薬部外品の糖化ストレス抑制剤として医療や健康に関する予防医学の産業分野において、また自然食材による糖化ストレス抑制飲食料理として美容や健康に関する飲食産業分野において利用される。 1 抗糖化活性に関する閾値 2 AGEs分解率としての蛍光性AGEs生成抑制率に関する閾値 自然食材の抗糖化活性の指標をアミノグアニシンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、食材における抗糖化活性値の閾値を、例えば食材のIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)とし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するスパイス類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するフルーツ類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する発酵食品類からなる自然食材群とにおいて、これ等の各自然食材群から夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材を組み合わせて構成したことを特徴とする自然食材による糖化ストレス抑制剤。 糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、閾値10%よりも優れた分解率を有する自然食材群から選択された少なくとも一種以上の自然食材と、請求項1における抗糖化活性の閾値(IC50<20mg/mL)よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類の自然食材群、スパイス類の自然食材群、フルーツ類の自然食材群、発酵食品類の自然食材群等の自然食材群において、これ等の各食材群から夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材とを組み合わせて構成したことを特徴とする自然食材による糖化ストレス抑制剤。抗糖化活性値の優れた野菜・穀類、スパイス類、フルーツ類、発酵食品類の各自然食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)の優れた自然食材群とにおいて、これ等の各食材群から夫々選択された少なくとも一種以上の自然食材を組み合わせ、乾燥粉末状或いは顆粒状に加工したことを特徴とする上記請求項1または請求項2に記載の自然食材による糖化ストレス抑制剤。自然食材の抗糖化活性の指標をアミノグアニシンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、食材における抗糖化活性値の閾値を、例えば食材のIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)とし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するスパイス類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するフルーツ類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する発酵食品類からなる自然食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、閾値の10%よりも優れた分解率を有する自然食材群とにおいて、夫々の各自然食材群における自然食材を季節毎または地域毎の食材区分に分類し、当該食材区分に基づいて各自然食材群の中から、夫々季節や地域に応じて少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等を組み合わせて構成した事を特徴とする自然食材による糖化ストレス抑制剤、または、糖化ストレス抑制剤と同様に組み合わせて調理することを特徴とする糖化ストレス抑制飲食料理。自然食材の抗糖化活性の指標をアミノグアニシンの50%生成阻害濃度(IC50)との比較値として把握し、食材における抗糖化活性値の閾値を、例えば食材のIC50値が20mg/mL未満(IC50<20mg/mL)とし、この閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する野菜・穀類からなる自然食材群と、同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するスパイス類からなる自然食材群と、同様に抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有するフルーツ類からなる自然食材群、及び同様に食材の抗糖化活性が上記閾値よりも優れた抗糖化活性値を有する発酵食品類からなる自然食材群と、糖化最終生成物(AGEs)の分解率(糖化抑制率)に関する測定値が、閾値の10%よりも優れた分解率を有する自然食材群とにおいて、夫々の各自然食材群から、病気の症状や健康状態の個人差、及び性別や年齢別、その他の糖化ストレス上必要とされる抗糖化活性状況等の差異に合わせて、少なくとも一種以上の自然食材を選択し、これ等を組み合わせて構成した事を特徴とする自然食材による糖化ストレス抑制剤、または、糖化ストレス抑制剤と同様に組み合わせて調理することを特徴とする糖化ストレス抑制飲食料理。 【課題】 本発明は、加齢と共に体内に生成・蓄積される糖化最終生成物(AGEs)に基因す糖化ストレスを、人工的な合成物質や植物由来の抽出エキス等によることなく、入手容易な自然食材そのものにより緩和・改善することのできる糖化ストレス抑制剤、及び糖化ストレス抑制飲食料理を安全かつ安価に提供することである。【解決手段】 自然食材における糖化阻害要素として、抗糖化活性と糖化最終生成物(AGEs)の分解率(生成抑制率)とに注目し、これ等の数値を各食材群毎に測定し、その測定値の優れたものから順番に並べた一覧表を作成し、一定の効果の得られる閾値以上の食材を各食材群から1種類以上選択して組み合わせ使用可能に構成した。【選択図】 図1


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