生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤
出願番号:2009101063
年次:2010
IPC分類:A61K 8/36,A61K 8/37,A61Q 19/08,A61K 8/97,A61K 31/201,A61K 31/23,A61P 43/00,A61P 17/00,A23L 1/30


特許情報キャッシュ

林 裕也 JP 2010248148 公開特許公報(A) 20101104 2009101063 20090417 アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤 ロート製薬株式会社 000115991 岩谷 龍 100077012 林 裕也 A61K 8/36 20060101AFI20101008BHJP A61K 8/37 20060101ALI20101008BHJP A61Q 19/08 20060101ALI20101008BHJP A61K 8/97 20060101ALI20101008BHJP A61K 31/201 20060101ALI20101008BHJP A61K 31/23 20060101ALI20101008BHJP A61P 43/00 20060101ALI20101008BHJP A61P 17/00 20060101ALI20101008BHJP A23L 1/30 20060101ALN20101008BHJP JPA61K8/36A61K8/37A61Q19/08A61K8/97A61K31/201A61K31/23A61P43/00 111A61P17/00A23L1/30 B 11 1 OL 38 4B018 4C083 4C206 4B018LB10 4B018MD10 4B018MD15 4B018ME14 4B018MF01 4C083AA082 4C083AA112 4C083AA121 4C083AA122 4C083AB212 4C083AB242 4C083AB442 4C083AC022 4C083AC072 4C083AC122 4C083AC182 4C083AC251 4C083AC252 4C083AC302 4C083AC342 4C083AC351 4C083AC352 4C083AC392 4C083AC421 4C083AC422 4C083AC432 4C083AC442 4C083AC482 4C083AC582 4C083AC641 4C083AC642 4C083AC662 4C083AC682 4C083AC712 4C083AC842 4C083AC852 4C083AC862 4C083AD042 4C083AD092 4C083AD152 4C083AD162 4C083AD172 4C083AD282 4C083AD332 4C083AD352 4C083AD392 4C083AD412 4C083AD432 4C083AD532 4C083AD572 4C083AD602 4C083AD622 4C083AD642 4C083AD662 4C083BB44 4C083BB45 4C083CC04 4C083CC05 4C083CC23 4C083DD01 4C083DD31 4C083EE12 4C206DA04 4C206DA05 4C206DB07 4C206DB09 4C206DB47 4C206DB48 4C206MA01 4C206MA04 4C206NA14 4C206ZA89 本発明は、化粧料組成物や食品組成物などとして使用されるアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤、及びアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤に関する。 ブドウ糖などの還元糖とタンパク質との間で糖化反応(メイラード反応)が起り、糖化産物が生成する。生体内でもタンパク質の糖化反応が起っているが、糖尿病などで高血糖状態が続いたり、加齢により分解反応が進行し難くなると、糖化産物の生成に傾き、タンパク質の機能が損なわれたり、糖化産物が蓄積したりする。この糖化産物は最終的に終末糖化産物(アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ;以下、「AGEs」と略称することもある)となるが、AGEsの生成は不可逆反応である。生成したAGEsは代謝によって体外へ排出されるが、加齢に伴い、代謝速度は遅くなりAGEsが生体内の各組織に蓄積する。 AGEsは、生体内の各組織に蓄積したり、AGEsの受容体と結合することにより、種々の症状を引き起こす。例えば、皮膚(表皮、真皮)においてAGEsが生成し蓄積すると、肌全体の衰え(例えば、黄ぐすみのような皮膚の色味の変化、透明感やハリの低下)の一因になる。また、糖尿病患者では、高血糖により生じたAGEsが白内障、動脈硬化、腎機能障害などの合併症を引き起こす。従って、生成したAGEsを体外へ排出するために、AGEsを体外へ排出し易い形に分解することが重要である。 従来、化粧料組成物や食品組成物の有効成分とするため、AGEsの生成を抑制する成分や、AGEsを分解する成分の探索が行われている。例えば、特許文献1には、柑橘類の揮発性油状物がAGEsの一つであるペントシジンの生成を阻害したことが記載されている。また、特許文献2には、オリーブのエタノール水溶液による抽出物がAGEs分解作用を有し、肌のくすみを抑制したことが記載されている。特開2004-35424号特開2001-122758号 本発明は、新規なAGEs分解剤、及びAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤を提供することを課題とする。 本発明者は上記課題を解決するために研究を重ね、不飽和脂肪酸、並びに薬学的に許容されるその塩、薬学的に許容されるそのグリセリド、薬学的に許容されるそのエステル、及び薬学的に許容されるそのアミド(以下、「不飽和脂肪酸及びその誘導体」と略称することもある)が、(i)AGEsの分解作用を有し、(ii)黄ぐすみのような皮膚の色味変化を改善し、(iii)皮膚のハリを改善することを見出した。 本発明は、上記知見に基づき、さらに研究を重ねて完成されたものであり、下記のAGEs分解剤、及びAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤を提供する。項1. 不飽和脂肪酸、並びに薬学的に許容されるその塩、薬学的に許容されるそのグリセリド、薬学的に許容されるそのエステル、及び薬学的に許容されるそのアミドからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。項2. 不飽和脂肪酸が炭素数16〜20の不飽和脂肪酸である、項1に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。項3. 不飽和脂肪酸が、ジエン不飽和脂肪酸、及びトリエン不飽和脂肪酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の不飽和脂肪酸である、項2に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。項4. 不飽和脂肪酸、及び薬学的に許容されるそのグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む植物油を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。項5. 植物油が月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油、メドウフォーム油、及びシア脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物油である、項4に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。項6. 不飽和脂肪酸、並びに薬学的に許容されるその塩、薬学的に許容されるそのグリセリド、薬学的に許容されるそのエステル、及び薬学的に許容されるそのアミドからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。項7. 不飽和脂肪酸が炭素数16〜20の不飽和脂肪酸である、項6に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。項8. 不飽和脂肪酸が、ジエン不飽和脂肪酸、及びトリエン不飽和脂肪酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の不飽和脂肪酸である、項7に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。項9. 不飽和脂肪酸、及び薬学的に許容されるそのグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む植物油を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。項10. 植物油が月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油、メドウフォーム油、及びシア脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物油である、項9に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。項11. アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えが、皮膚の色味変化、又はハリの低下である、項6〜10のいずれかに記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。項12. 不飽和脂肪酸、並びに薬学的に許容されるその塩、薬学的に許容されるそのグリセリド、薬学的に許容されるそのエステル、及び薬学的に許容されるそのアミドからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善用組成物。項13. 組成物が化粧料組成物である、項12に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善用組成物。項14. 組成物が食品組成物である、項12に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善用組成物。項15. 不飽和脂肪酸、及び薬学的に許容されるそのグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む植物油を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善用組成物。項16. 組成物が化粧料組成物である、項15に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善用組成物。項17. 組成物が食品組成物である、項15に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善用組成物。 不飽和脂肪酸、及びその誘導体は、AGEsを分解する作用を有する。この作用により、皮膚へのAGEsの蓄積に起因する肌全体の衰え(例えば、黄ぐすみのような皮膚の色味の変化、透明感やハリの低下)の改善、抑制及び/又は予防や、肌全体の衰えの進行度合いを遅くすることができる。 不飽和脂肪酸及びその誘導体を多く含む植物油も、同様の作用を有する。 AGEsの蓄積に起因する肌全体の衰えの改善、抑制及び/又は予防について具体的に述べれば、不飽和脂肪酸、及びその誘導体や、これらを含有する植物油(例えば、月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油、メドウフォーム油、シア脂等)を含む化粧料組成物を皮膚に塗布したり、これらを含む食品組成物を摂取することにより、皮膚の色の黄色みが抑えられ、透明感が増し、肌のハリが向上する。これにより、肌全体の印象を若く保ち、若々しい外見が得られる。 また、AGEsにより引き起こされる各種疾患(糖尿病合併症(白内障、動脈硬化、腎機能障害、網膜症、神経障害など)、動脈硬化症、悪性腫瘍、骨疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病などを予防又は改善することが期待される。月見草油の塗布による皮膚のb*値の変化を示す図である。実施例3におけるUf、Ua、Ue、Urの意味を示す図である。月見草油の塗布による皮膚の弾性の変化を示す図である。月見草油の塗布による皮膚の水分量の変化を示す図である。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明のAGEs分解剤、及びAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤は、(i)不飽和脂肪酸、並びに薬学的に許容されるその塩、薬学的に許容されるそのグリセリド、薬学的に許容されるそのエステル、及び薬学的に許容されるそのアミドからなる群より選ばれる少なくとも1種、又は(ii)不飽和脂肪酸、及び薬学的に許容されるそのグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する植物油を有効成分として含む。 言い換えれば、上記(i)(ii)の成分は、抗糖化剤、又は抗糖化作用に基づく抗老化剤、若しくは抗加齢剤の有効成分でもある。 (i)と(ii)を共に有効成分として含むAGEs分解剤、及びAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤も本発明に包含される。不飽和脂肪酸及びその誘導体 不飽和脂肪酸としては、例えば、炭素数16〜24の不飽和脂肪酸が挙げられる。具体的には、クロトン酸(C4:1(2))、ミリストレイン酸(C14:1(9))、パルミトレイン酸(C16:1(9))、オレイン酸(C18:1(9))、エライジン酸(C18:1(9))、バクセン酸(C18:1(11))、ガドレイン酸(C20:1(9))、エイコセン酸(C20:1(11))、エルカ酸(C22:1(13))、ネルボン酸(24:1(15))のようなモノエン不飽和脂肪酸;リノール酸(C18:2(9,12))、8,11-イコサジエン酸(C20:2(8,11)、ドコサジエン酸(C22:2(13,16))のようなジエン不飽和脂肪酸;(9,12,15)-リノレン酸(α-リノレン酸、C18:3(9,12,15))、(6,9,12)-リノレン酸(γ-リノレン酸、C18:3(6,9,12))、エレオステアリン酸(C18:3(9,11,13))、5,8,11-イコサトリエン酸(C20:3(5,8,11))のようなトリエン不飽和脂肪酸;アラキドン酸(C20:4(5,8,11,14)、ステアリドン酸(C18:4(6,9,12,15))のようなテトラエン不飽和脂肪酸;エイコサペンタエン酸(C20:5(5,8,11,14,17))、イワシ酸(C22:5(7,10,13,16,19))のようなペンタエン不飽和脂肪酸;ドコサヘキサエン酸(DHA、C22:6(4,7,10,13,16,19)などが挙げられる。これらの脂肪酸は市販されている。 中でも、AGEs分解活性が高い点で、炭素数16〜20の不飽和脂肪酸が好ましく、炭素数18〜20の不飽和脂肪酸がより好ましく、炭素数18の不飽和脂肪酸がさらにより好ましい。不飽和度については、AGEs分解活性が高い点で、ジエン不飽和脂肪酸又はトリエン不飽和脂肪酸が好ましい。特に、炭素数18のジエン又はトリエン不飽和脂肪酸が好ましい。 本発明では、不飽和脂肪酸の薬学的に許容される誘導体も使用できる。誘導体としては、塩、グリセリド、エステル、及びアミドが挙げられる。 不飽和脂肪酸の薬学的に許容される塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩のようなアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩などが挙げられる。 不飽和脂肪酸の薬学的に許容されるグリセリドは、モノグリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドの何れであってもよい。また、モノグリセリドは1-アシルグリセリド、2-アシルグリセリド、3-アシルグリセリドの何れであってもよい。ジグリセリドは1,2-アシルグリセリド、1,3-アシルグリセリド、2,3-アシルグリセリドの何れであってもよい。 なお、不飽和脂肪酸のグリセリドがジグリセリド又はトリグリセリドである場合、構成脂肪酸の少なくとも1つが不飽和脂肪酸であればよく、グリセリドを構成する脂肪酸の中の不飽和脂肪酸の比率は、30重量%以上が好ましく、50重量%がより好ましく、65重量%以上がさらにより好ましい。また、ジグリセリド又はトリグリセリドである場合、不飽和脂肪酸は同一でもよく、又は異なっていてもよい。 不飽和脂肪酸の薬学的に許容されるエステルとしては、炭素数1〜20の脂肪族アルコールとのエステルなどが挙げられる。 不飽和脂肪酸の薬学的に許容されるアミドとしては、アンモニア、アルキルアミン(アルキル基の炭素数は1〜4)、ジアルキルアミン(アルキル基の炭素数は1〜4)、トリアルキルアミン(アルキル基の炭素数は1〜4)、アルカノールアミン(アルキル基の炭素数は1〜4)などと不飽和脂肪酸とのアミドが挙げられる。 不飽和脂肪酸、及びその誘導体は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。植物油 植物油としては、不飽和脂肪酸、及びその薬学的に許容されるグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する植物油、具体的には、月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油、メドウフォーム油、シア脂、アボカド油、オリーブ油、パーシック油、ククイナッツ油、ブドウ種子油、サフラワー油、アーモンド油、コーン油、ピスタチオ種子油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、マカデミアナッツ油、ローズヒップ油、大豆油、ゴマ油、コムギ胚芽油、ナタネ油、綿実油、コメヌカ油等が挙げられる。中でも、月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油、メドウフォーム油、シア脂が好ましく、月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油がより好ましく、月見草油がさらにより好ましい。月見草油は、月見草(アカバネ科メマツヨイグサ)、又はその同属植物の種子から得た脂肪油であり、カリオカルブラジリエンセ果実油は、カリオカルブラジリエンセの果肉から得た脂肪油である。 これらの植物油は、公知の方法で製造できる。例えば、種子などを機械的に圧搾して油を搾り出し、更にヘキサン等の溶媒で残った油を抽出した後、溶剤を蒸留により完全に除去することにより粗油が得られる。次いで、粗油に水を加えガム質を分離し、遠心分離機で除去することにより、原油が得られる。この原油にリン酸を加え残存するガム質を除去し、水酸化ナトリウムを加えて遊離している脂肪酸を除去し、さらに水洗した後、活性白土等を加えて撹拌し、葉緑素等の色素を吸着させ、ろ過をして白土を除去し、次いで、冷却し、析出する固体の油脂やロウ分を除去し、高温、真空下で水蒸気蒸留により有臭成分を取り除くことにより、精製された植物油が得られる。 本発明では、粗油、原油、精製油の何れも、AGEs分解剤、及びAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤の有効成分として利用できる。 また、精製された月見草油は、例えば、オリザ油化社、日清オイリオグループ社等から購入でき、精製されたカリオカルブラジリエンセ果実油は、例えば、クローダジャパン社から購入できる。 また、炭素数18の不飽和脂肪酸の比率が、全脂肪酸に対して90重量%以上であるような植物油もAGEs分解阻害剤の有効成分とすることができる。このような植物油として、例えば、月見草油などが挙げられる。 植物油は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。化粧料組成物 本発明のAGEs分解剤、及びAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤は、上記説明した有効成分を、化粧料成分として許容される公知の基剤又は担体と共に混合して化粧料組成物とすることができる。本発明の各剤が有効成分を2種以上含む場合、各成分を互いに別組成物として調製し、それらの組成物を組み合わせた製剤としてもよい。 化粧料組成物の形態は特に限定されず、例えば、化粧水、乳液、クリーム、美容液、日焼け止め用化粧料、パック、ハンドクリーム、ボディローション、ボディークリームのような基礎化粧料;洗顔料、メイク落とし、ボディーシャンプー、シャンプー、リンスのような洗浄用化粧料;ファンデーション、化粧下地、リップクリーム、口紅、チークカラーのようなメークアップ化粧料;入浴剤などが挙げられる。 化粧料組成物中の、上記有効成分の含有量は、例えば約0.00001〜70重量%とすればよく、約0.0001〜50重量%が好ましく、約0.001〜30重量%がより好ましい。上記範囲であれば、化粧品の通常使用量で十分なAGEs分解効果、ひいてはAGEsの蓄積による肌全体の衰えの予防、抑制、又は改善効果が得られる。 基剤又は担体としては、パラフィン、流動パラフィン、スクワラン、白ロウ、ゲル化炭化水素(プラスチベースなど)、オゾケライト、セレシン、ワセリン、ハードファット、マイクロクリスタリンワックス、α−オレフィンオリゴマー、軽質流動パラフィンのような炭化水素;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸のような脂肪酸;トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル(トリオクタノイン)、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリルのようなトリ脂肪酸グリセリド;セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールのような高級アルコール;メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、アクリル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサンエステル、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型ポリエーテル変性シリコーン、架橋型アルキルポリエーテル変性シリコーン、架橋型アルキル変性シリコーン、デカメチルシクロペンタシロキサン、エチルトリシロキサン、メチルトリメチコン、メチルシロキサン網状重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、メチルハイドロジェンポリシロキサン、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコン、ジメチルポリシロキサンのようなシリコーン油;エチレングリコールモノアセタート、エチレングリコールジアセタート、トリエチレングリコールジアセタート、ヘキシレングリコールジアセタート、及び2−メチル−2−プロペン−1,1−ジオールジアセタートのようなグリコールアセタート;トリエチレングリコールジバレラート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールモノイソブチラート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールジイソブチラートのようなグリコールエステル;エチレングリコールジアクリラート、ジエチレングリコールジアクリラート、プロピレングリコールモノアクリラート、2,2−ジメチル−トリメチレングリコールジアクリラート、及び1,3−ブチレングリコールジアクリラートのようなグリコールアクリラート;エチレングリコールジニトラート、ジエチレングリコールジニトラート、トリエチレングリコールジニトラート、及びプロピレングリコールジニトラートのようなグリコールジニトラート;2,2′−[1,4−フェニレンジオキシ]ジエタノール;エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースのようなセルロース誘導体;ポリビニルピロリドン;カラギーナン;ポリビニルブチラート;ポリエチレングリコール;ジオキサン;ブチレングリコールアジピン酸ポリエステル;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸セチル、イソノナン酸イソノニル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスエリットのようなエステル類;デキストリン、マルトデキストリンのような多糖類;エタノール、イソプロパノールのような低級アルコール;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテルのようなグリコールエーテル;水などの水系基剤などが挙げられる。 中でも、炭化水素(特に、α−オレフィンオリゴマー、スクワラン、軽質流動パラフィン、流動パラフィン)、トリ脂肪酸グリセリド(特に、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル)、高級アルコール(特に、セタノール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール)、シリコーン油(特に、メチルポリシロキサン、アクリル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサンエステル、架橋型メチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、エチルトリシロキサン、メチルトリメチコン、メチルシロキサン網状重合体、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、メチルハイドロジェンポリシロキサン、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコン、ジメチルポリシロキサン)、エステル類(特に、イソノナン酸イソノニル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット)、多糖類(特に、デキストリン、マルトデキストリン)、グリコールエーテル(特に、ジエチレングリコールモノエチルエーテル)、水が好ましい。 基剤又は担体は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。 また、化粧料組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、化粧料に添加される公知の添加剤、例えば界面活性剤、増粘剤、保存剤、pH調整剤、キレート剤、安定化剤、刺激軽減剤、防腐剤、着色剤、分散剤、香料、パール光沢付与剤等を添加することができる。添加剤は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。 界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタンのようなソルビタン脂肪酸エステル類;モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸のようなグリセリン脂肪酸類;モノステアリン酸ポリグリセリル、モノイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリルのようなポリグリセリン脂肪酸類;モノステアリン酸プロピレングリコールのようなプロピレングリコール脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40(HCO−40)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(HCO−50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO−60)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油80などの硬化ヒマシ油誘導体;モノラウリル酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート80)、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタンのようなポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンモノヤシ油脂肪酸グリセリル;グリセリンアルキルエーテル;アルキルグルコシド;ポリオキシエチレンセチルエーテルのようなポリオキシアルキレンアルキルエーテル;ステアリルアミン、オレイルアミンのようなアミン類;ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンのようなシリコーン系界面活性剤などが挙げられる。 中でも、グリセリン脂肪酸類(特に、モノステアリン酸グリセリル)、ポリグリセリン脂肪酸類(特に、モノステアリン酸ポリグリセリル)、硬化ヒマシ油誘導体(特に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50(HCO−50)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60(HCO−60))、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類(特に、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン(ポリソルベート60))、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(特に、ポリオキシエチレンセチルエーテル)、シリコーン系界面活性剤(特に、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン)が好ましい。 増粘剤としては、例えば、グアーガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、キサンタンガム、デキストラン、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト、デキストリン脂肪酸エステル、ペクチン、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、トリイソステアリン酸エチレングリコール、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)メチルグルコシドなどが挙げられる。中でも、キサンタンガム、アクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、トリイソステアリン酸エチレングリコール、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)メチルグルコシドが好ましい。 保存剤、防腐剤としては、安息香酸、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、パラオキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノールなどが挙げられる。中でも、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル、フェノキシエタノールが好ましい。 pH調整剤としては、無機酸(塩酸、硫酸、リン酸、ポリリン酸、ホウ酸など)、有機酸(乳酸、酢酸、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、コハク酸ナトリウム、シュウ酸、グルコン酸、フマル酸、プロピオン酸、酢酸、アスパラギン酸、イプシロン−アミノカプロン酸、グルタミン酸、アミノエチルスルホン酸など)、グルコノラクトン、酢酸アンモニウム、無機塩基(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなど)、有機塩基(モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、リジンなど)などが挙げられる。中でも、コハク酸、コハク酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、トリエタノールアミン、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムが好ましい。 キレート剤としては、エチレンジアミン4酢酸(エデト酸)、エチレンジアミン4酢酸塩(ナトリウム塩(エデト酸ナトリウム:日本薬局方、EDTA−2Naなど)、カリウム塩など)、フィチン酸、グルコン酸、ポリリン酸、メタリン酸などが挙げられる。中でも、エデト酸ナトリウムが好ましい。 安定化剤としては、ポリアクリル酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどが挙げられる。 刺激低減剤としては、甘草エキス、アルギン酸ナトリウムなどが挙げられる。 着色剤としては、無機顔料、天然色素などが挙げられる。 パール光沢付与剤としては、ジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸トリエチレングリコールなどが挙げられる。中でも、ジステアリン酸エチレングリコールが好ましい。 また、化粧料組成物には、皮膚へのAGEsの蓄積に起因する肌全体の衰え(例えば、黄ぐすみのような皮膚の色味変化、ハリや透明感の低下など)の改善、抑制、又は予防や、肌全体の衰えの進行度合い(スピード)を遅くするといった本発明の効果をさらに増強する目的で、化粧品に添加し得る公知の抗糖化成分を配合することができる。公知の抗糖化成分は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。 公知の抗糖化成分としては、例えば、アムラーの果実、果汁又はそれらの抽出物(特開2006-028090、特開2006-62989号等);L−アルギニン、L−リジン、加水分解カゼイン(以上、特開2001-039816);加水分解性タンニン(特開平9-40519号);カルノシン、α−リポ酸(以上、「美容のための最新皮膚診断マニュアル」、フレグランスジャーナル社、2006年8月15日発行);西洋バラの花・子房、ハイブリッドローズの花・子房・ガク・葉・茎、エイジツ、ブドウ葉、カキ葉、リンゴ葉、マリーゴールドの花、モクレン葉の抽出物(以上、特開2006-273811号);ボタン属植物抽出物、タツナミソウ属植物抽出物、セイヨウヤマハッカ属植物抽出物、ヒマワリ属植物抽出物、アロエ属植物抽出物、アマドコロ属植物抽出物、アマ属植物抽出物、バラ属植物抽出物、シナノキ属植物抽出物、カンアオイ属植物抽出物、ドクダミ属植物抽出物、カントウ属植物抽出物、ワレモコウ属植物抽出物、ハッカ属植物抽出物、ニワトコ属植物抽出物(以上、特開2003-212749号);大高良姜の抽出物(特開2006-62987号);アスナロ、アセンヤク、イタドリ、イチヤクソウ、アンズ、ケイカンカ、ハクカユマトウ、シラカバ、セイヨウサンザシ、セイヨウノコギリソウ、タラヨウ、ドクダミ、トルメンチラ、バクモンドウ、ヒバ、ブドウ、ミチヤナギ、ムクロジ、モッカ、レイシ、ローマカミツレの抽出物(以上、特開2003-212770号);アメリカマンサク、アンズ、イチヤクソウ、ウワウルシ、オウレン、オオバナサルスベリ、ガンビールノキ、ゲンノショウコ、コウホネ、ザクロ、シャクヤク、セイヨウナツユキソウ、ダイオウ、チャノキ、チョウジノキ、チンネベリーセンナ、テンチャ、トックリイチゴ、トルメンチラ、バラ、ボタン、ヤクヨウサルビア、ヤシャブシ、ヤマモモ、ユーカリノキ、ロッグウッド、ワレモコウの抽出物(以上、特開2002-241299号);アケビ、アロエ、アンズ、カバ、キキョウ、ゴミシ、サンシチニンジン、タウコギ、ナルコユリ、ハコベ、ハマヂシャ、ブクリョウ、ユズの抽出物(以上、特開2002-241293号);カルカデ、ハイビスカス、シャゼンシ、トウニン、マロニエ、ケイシ、ゴミシ、シコン、センナ、トシシ、ビャッキュウの抽出物(以上、特開平11-106336号);ナツメの果核(酸棗仁)、MACJONGの果実、カボチャの種子、トチュウの葉、サラシアの根、オオウメガサソウの葉の抽出物(以上、特開2007-254345号);アマチャ、エニシダ、雪蓮花、デビルスクロウ、エゾウコギ、ロゼア、エルカンプーレの抽出物(以上、特開2007-254344号);パパイヤの抽出物(特開2006-298812号);シモニロの抽出物(特開2006-219447号);スノキ属植物の抽出物(特開2006-117700号);アグリモニー、アシュワガンダ、アニス、アマチャヅル、甘葉懸鈎子、銀杏、ウイキョウ、ウイッチヘーゼル、ウコン、エキナセア、エゾウコギ、エルダー、エルバ・マテ、オオバコ、オリーブ、オレガノ、オレンジ、柿、カキドオシ、カミツレ、ガラナ、含羞草、菊、ギムネマ、キャッツクロー、キャットニップ、キラウェイ、キンギンカ、グァバ、クコヨウ、くまざさ、クミクスチン、黒大豆、くわ、シナモン、ケツメイシ、ゴーヤ、コーラナッツ、ゴカヒ、ゴツコラ、コリアンダー、コンフリー、サキシマスオウ、サフラワー、サラシア・オブロンガ、サンザシ、サンシチニンジン、しそ、ジュウヤク、ジュニパーベリー、ジンジャー、杉、スギナ、ステビア、スペアミント、セイジ、セイボリー、セイヨウサンザシ、仙査、タイム、タヒボ、ダンデライオン、チャービル、チャノキ、チャボトケイソウ、チョウジ、デイジー、ディル、トチュウ、ニクズク、南姜、ネトル、ハイビスカス、白猪母邱、白花蛇舌草、ハゴロモソウ、バジル、ハス、半枝連、ヒース、ピーチ、ヒソップ、びわ、フィーバーフュー、フクギ、藤、プランタゴ・サイリュウム、ブルーベリー、ブルーマロウ、ペニーロイヤル、ベニバナ、ペパーミント、ホップ、ポリジ、ポンドアップル、マシュマロー、マジョラム、マリーゴールド、マレイン、マロウスモール、マロウブルー、ミフクラギ、ミルクシスル、メグスリノキ、メデゥスイート、モッカ、ヤエヤマ アオキ、ヤクルマギク、ヤローフラワー、ユーカリ、ヨクイニン、ヨモギ、ラズベリー、ラベンダー、リンデン、ルイボス、レモングラス、レモンタイム、レモンバーベナ、レモンバーム、ローズヒップ、ローズピンクバッツ、ローズマリー、ローズレッド、ローレル、羅布麻、ワイルドストロベリーの抽出物(以上、特開2004-250445号);アカメガシワ、カキノキ、クワ、セイヨウオトギリソウ、ツボクサ、ヤクヨウガレーガ、ヤーバサンタ、ローズヒップの抽出物(以上、特開2004-189663号);サクラ、紅景天、ブルーベリー、クマコケモモ、シロヤマモモ、ハコベ、ヒメウイキョウ、ヘンナ、ラレアの抽出物(以上、特開2001-316221号);イチイヨウ、カイカ、カイトウヒ、キンオウシ、ゲッケイジュ、コウジョウボク、セキショウコン、ソウジシ、バイモ、モクテンリョウの抽出物(以上、特開平8-259431号);ニンジン葉の抽出物(特開2004-51580号);ガンビールノキ、シラカバ、セイヨウサンザシ、チャノキ、チョウジノキ、ドクダミ、トルメンチラ、バラ、ブドウ、マロニエ、ローマカミツレの抽出物(以上、特開2005- 35911号);アミノグアニジン又はその塩(最新医学,49巻・2号,p78〜83,1994);黒大豆種皮、マテ茶葉(緑)、リンデン花、ウラジロガシ葉、黒米種子、西洋ヤナギ樹皮・新芽、アイブライト地上部、ブラックコホシュ根、アグニ果実、アーティチョーク葉、ライチ種子、カツアバ樹皮、オート麦地上部、パッションフラワー葉、チャデブグレ葉、ソバ葉、マリアアザミのソウ果、明日葉の葉、デビルスクロー根、イペ樹皮、アガリクス菌糸体、パフィア根、アサイ果実、モズク全草及びフキ茎・葉の加工物(以上、特開2008-088102);ニームエキス;アリスチン;グルコサミンなどが挙げられる。中でも、アムラー、ライチ、バラ、マロニエ、マリアアザミ、ニームなどの植物に由来する成分(特に、アムラーエキス、ライチ種子エキス、バラの花びらのエキス、マロニエエキス、マリアアザミエキス、ニームエキス);加水分解性タンニン(特に、栗の渋皮由来);L−アルギニン又はその塩;リジン又はその塩;カルノシン;α−リポ酸;アミノグアニジン又はその塩;アリスチン;グルコサミンが好ましい。 公知の抗糖化成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜10重量%、好ましくは約0.0001〜5重量%、より好ましくは約0.001〜5重量%である。植物成分を用いる場合の使用量は、エキスや精油などの抽出物換算で、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜20重量%、好ましくは約0.0001〜15重量%、より好ましくは約0.001〜10重量%である。 さらに、化粧料組成物には、本発明の効果を妨げない範囲で、抗酸化成分、老化防止成分、抗炎症成分、美白成分、角質柔軟成分、細胞賦活化成分、ビタミン類、血行促進成分、保湿成分、DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分、紫外線吸収成分、紫外線散乱成分、洗浄成分、抗菌成分、収斂成分などの、化粧品に添加し得る他の薬効成分を配合することができる。他の薬効成分は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。 抗酸化成分としては、植物(例えば、ブドウ、オタネニンジン、コンフリー等)に由来する成分;プロアントシアニジン、トコフェロール及びその誘導体、アスコルビン酸及びその誘導体、へスペリジン、グルコシルヘスペリジン、エルゴチオネイン、亜硫酸水素ナトリウム、エリソルビン酸及びその塩、フラボノイド、グルタチオン、グルタチオンペルオキシダーゼ、グルタチオン-S-トランスフェラーゼ、カタラーゼ、スーパーオキサイドジスムターゼ、チオレドキシン、タウリン、チオタウリン、ヒポタウリンなどが挙げられる。中でも、ブドウ種子エキス、ブドウ葉エキス、オタネニンジンエキス、コンフリー葉エキス、プロアントシアニジン、トコフェロール及びその誘導体(特に、δ−トコフェロール、α−トコフェロール)、アスコルビン酸及びその誘導体(特に、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル))、へスペリジン、グルコシルヘスペリジン、エルゴチオネインが好ましい。 抗酸化成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜10重量%、好ましくは約0.0001〜5重量%、より好ましくは約0.001〜5重量%である。植物成分を用いる場合の使用量は、エキスや精油などの抽出物換算で、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜20重量%、好ましくは約0.0001〜15重量%、より好ましくは約0.001〜10重量%である。 老化防止成分としては、加水分解大豆タンパク、レチノイド(レチノール及びその誘導体、レチノイン酸、レチナール等)、パンガミン酸、カイネチン、ウルソール酸、ウコンエキス、スフィンゴシン誘導体、ケイ素、ケイ酸、N−メチル−L−セリン、メバロノラクトン等が挙げられる。中でも、加水分解大豆タンパク、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールが好ましい。 老化防止成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、好ましくは約0.0001〜10重量%であり、より好ましくは約0.01〜5重量%である。 抗炎症成分としては、植物(例えば、コンフリー)に由来する成分;アラントイン、カラミン、グリチルリチン酸又はその誘導体、グリチルレチン酸又はその誘導体、酸化亜鉛、グアイアズレン、塩酸ピリドキシン、メントール、カンフル、テレピン油、インドメタシン、サリチル酸又はその誘導体などが挙げられる。中でも、コンフリー葉エキス、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリルが好ましい。 抗炎症成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、好ましくは約0.0001〜10重量%であり、より好ましくは約0.01〜5重量%である。植物成分を用いる場合の使用量は、エキスや精油などの抽出物換算で、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜20重量%、好ましくは約0.0001〜15重量%、より好ましくは約0.001〜10重量%である。 美白成分としては、例えば、アルブチン;ハイドロキノン;コウジ酸;エラグ酸;フィチン酸;ルシノール;カモミラET;アスコルビン酸又はその誘導体;ビタミンE又はその誘導体;パントテン酸又はその誘導体;トラネキサム酸などや、美白作用を有する植物成分(例えば、植物エキスや精油)が挙げられる。中でも、アルブチン、ハイドロキノン、コウジ酸、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル)、トラネキサム酸が好ましい。 美白成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、好ましくは約0.0001〜10重量%であり、より好ましくは約0.01〜5重量%である。美白成分として美白作用のある植物成分を用いる場合の使用量は、エキスや精油などの抽出物換算で、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜20重量%、好ましくは約0.0001〜15重量%、より好ましくは約0.001〜10重量%である。 角質柔軟成分としては、ラノリン、尿素、フィチン酸、乳酸、乳酸塩、グリコール酸、サリチル酸、リンゴ酸、クエン酸などが挙げられる。中でも、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、サリチル酸、フィチン酸が好ましい。 角質柔軟成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば0.0001〜50重量%、好ましくは約0.001〜50重量%、より好ましくは約0.05〜25重量%である。 細胞賦活化成分としては、植物(例えば、ビルベリー)に由来する成分;γ-アミノ酪酸、ε-アミノプロン酸などのアミノ酸類;レチノール及びその誘導体、チアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン、パントテン酸類などのビタミン類;グリコール酸、乳酸などのα-ヒドロキシ酸類;タンニン、フラボノイド、サポニン、アラントイン、感光素301号などが挙げられる。中でも、ビルベリー葉エキス、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールが好ましい。 細胞賦活化成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、好ましくは約0.0001〜10重量%であり、より好ましくは約0.01〜5重量%である。植物成分を用いる場合の使用量は、エキスや精油などの抽出物換算で、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜20重量%、好ましくは約0.0001〜15重量%、より好ましくは約0.001〜10重量%である。 ビタミン類としては、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のレチノール誘導体、レチナール、レチノイン酸、レチノイン酸メチル、レチノイン酸エチル、レチノイン酸レチノール、d−δ−トコフェリルレチノエート、α−トコフェリルレチノエート、β−トコフェリルレチノエート等のビタミンA類;β−カロチン、α−カロチン、γ−カロチン、δ−カロチン、リコピン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、エキネノン等のプロビタミンA類;δ−トコフェロール、α−トコフェロール、β−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム、δ−トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール等のビタミンE類;リボフラビン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌクレオチド、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンテトラ酪酸エステル、リボフラビン5’−リン酸エステルナトリウム、リボフラビンテトラニコチン酸エステル等のビタミンB2類;ニコチン酸メチル、ニコチン酸、ニコチン酸アミドなどのニコチン酸類;ステアリン酸アスコルビル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル)、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、デヒドロアスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、アスコルビン酸グルコシドなどのビタミンC類;メチルヘスペリジン、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロールなどのビタミンD類;フィロキノン、ファルノキノン等のビタミンK類;ジベンゾイルチアミン、ジベンゾイルチアミン塩酸塩、チアミン塩酸塩、チアミンセチル塩酸塩、チアミンチオシアン酸塩、チアミンラウリル塩酸塩、チアミン硝酸塩、チアミンモノリン酸塩、チアミンリジン塩、チアミントリリン酸塩、チアミンモノリン酸エステルリン酸塩、チアミンモノリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル、チアミンジリン酸エステル塩酸塩、チアミントリリン酸エステル、チアミントリリン酸エステルモノリン酸塩等のビタミンB1類;塩酸ピリドキシン、酢酸ピリドキシン、塩酸ピリドキサール、5’−リン酸ピリドキサール、塩酸ピリドキサミン等のビタミンB6類、シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、デオキシアデノシルコバラミン等のビタミンB12類;葉酸、プテロイルグルタミン酸等の葉酸類;パントテン酸、パントテン酸カルシウム、パントテニルアルコール(パンテノール)、D−パンテテイン、D−パンテチン、補酵素A、パントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類;ビオチン、ビオシチン等のビオチン類;そのほか、カルニチン、フェルラ酸、α−リポ酸、オロット酸、γ−オリザノール等のビタミン様作用因子などが挙げられる。 中でも、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールなどのビタミンA類;アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル)などのビタミンC類;δ−トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール等のビタミンE類;ニコチン酸アミドなどのニコチン酸類が好ましい。 ビタミン類を用いる場合の使用量は、皮膚への使用感や効果を考慮して適宜選択できるが、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.001〜30重量%、好ましくは約0.1〜25重量%、より好ましくは約0.5〜20重量%である。 血行促進作用成分としては、植物(例えば、オタネニンジン、アシタバ、アルニカ、イチョウ、ウイキョウ、エンメイソウ、オランダカシ、カミツレ、ローマカミツレ、カロット、ゲンチアナ、ゴボウ、コメ、サンザシ、シイタケ、セイヨウサンザシ、セイヨウネズ、センキュウ、センブリ、タイム、チョウジ、チンピ、トウキ、トウニン、トウヒ、ニンジン、ニンニク、ブッチャーブルーム、ブドウ、ボタン、マロニエ、メリッサ、ユズ、ヨクイニン、ローズマリー、ローズヒップ、チンピ、トウキ、トウヒ、モモ、アンズ、クルミ、トウモロコシ)に由来する成分;ニコチン酸トコフェロール、グルコシルヘスペリジン、ヘスペリジンが挙げられる。中でも、オタネニンジンエキス、ニコチン酸トコフェロール、グルコシルヘスペリジン、ヘスペリジンが好ましい。 血行促進成分の配合量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜10重量%、好ましくは約0.0001〜5重量%であり、より好ましくは約0.001〜4重量%である。植物成分を用いる場合の使用量は、エキスや精油などの抽出物換算で、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜20重量%、好ましくは約0.0001〜15重量%、より好ましくは約0.001〜10重量%である。 保湿成分としては、植物(例えば、チガヤ)に由来する成分;アラニン、セリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、グルコサミン、テアニンのようなアミノ酸及びその誘導体;コラーゲン、ゼラチン、エラスチンのようなタンパク質やペプチド、その加水分解物;グリセリン、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリンなどの多価アルコール;ソルビトールのような糖アルコール;レシチン、水素添加レシチンのようなリン脂質;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、アセチルヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、ヘパリン、コンドロイチンのようなムコ多糖;乳酸、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素のようなNMF由来成分;ポリグルタミン酸;MPCポリマー(例えば、LIPIDURE(登録商標)等)等のリン脂質極性基を有する高分子;ポリオキシプロピレンメチルグルコシド;トリメチルグリシン(ベタイン);ヒドロキシエチルウレア;アクリル酸・アクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体;ソルビトールなどが挙げられる。中でも、チガヤ根エキス、加水分解コラーゲン、加水分解エラスチン、MPCポリマーグリセリン、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、トリメチルグリシン(ベタイン)、ヒドロキシエチルウレア、アクリル酸・アクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、水素添加レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、アセチルヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、ソルビトールが好ましい。 保湿成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば、0.001〜10重量%、好ましくは約0.01〜5重量%、より好ましくは約0.1〜5重量%である。植物成分を用いる場合の使用量は、エキスや精油などの抽出物換算で、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.00001〜20重量%、好ましくは約0.0001〜15重量%、より好ましくは約0.001〜10重量%である。 DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分としては、動物(例えば、アルテミア)に由来する成分;植物(例えば、キャッツクロー)に由来する成分;DNA、DNA塩、RNA、RNA塩等の核酸成分が挙げられる。中でも、アルテミアエキス、DNA-Naが好ましい。 DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分の配合量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.001〜3重量%、好ましくは約0.01〜1重量%である。動物成分を用いる場合の使用量は、エキスなどの抽出物換算で、化粧料組成物の全体に対して、約0.00001〜0.1重量%、好ましくは約0.0001〜0.01重量%である。 紫外線吸収成分としては、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、2,4,6−トリス[4−(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、ジメトキシベンジリデンオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、2,4−ビス−[{4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジンなどが挙げられる。中でも、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、2,4,6−トリス[4−(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジンが好ましい。 紫外線吸収成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.01〜20重量%、好ましくは約0.1〜15重量%である。 紫外線散乱成分としては、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、ケイ酸チタン、ケイ酸亜鉛、無水ケイ酸、ケイ酸セリウム、含水ケイ酸等の無機化合物や、それらの無機化合物を含水ケイ酸、水酸化アルミニウム、マイカやタルク等の無機粉体で被覆したり、ポリアミド、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ナイロン等の樹脂粉体に複合化したもの、さらにシリコン油や脂肪酸アルミニウム塩等で処理したものなどが挙げられる。中でも、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄等の無機化合物や、これらの無機化合物を水酸化アルミニウム、含水ケイ酸、マイカやタルク等の無機粉体やシリコン油で被覆したものが好ましい。 紫外線散乱成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば約0.001〜35重量%、好ましくは約0.1〜25重量%である。 洗浄成分としては、ポリオキシアルキレンアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸塩、アルキル(又はアルケニル)硫酸塩、高級脂肪酸塩、エーテルカルボン酸塩、アミドエーテルカルボン酸塩、アルキルリン酸エステル塩、N−アシルアミノ酸塩、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミドエーテル硫酸塩、アシル化イセチオン酸塩、アシル化タウレート等のアニオン界面活性剤;アミンオキサイド、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アルキルサッカライド、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシアルキレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面活性剤;アルキレンオキサイドが付加していてもよい、直鎖又は分岐鎖の長鎖アルキル基を有するモノ又はジ長鎖アルキル第4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤;カルボベタイン、スルホベタイン、イミダゾリニウムベタイン、アミドベタイン等の両性界面活性剤が挙げられる。 中でも、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤が好ましい。アニオン界面活性剤では、高級脂肪酸塩(特に、パルミチン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸の塩)、N-アシルアミノ酸塩(特に、N−ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、水酸化カリウム/N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、ミリストイルグルタミン酸)が好ましい。非イオン界面活性剤では、脂肪酸アルカノールアミド(特に、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド)、アミンオキサイド(特に、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド)が好ましい。両性界面活性剤では、イミダゾリニウムベタイン(特に、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム)が好ましい。 洗浄成分の配合量は、化粧料組成物の全体に対して、約0.01〜80重量%、好ましくは約0.1〜60重量%である。 抗菌成分としては、クロルヘキシジン、サリチル酸、塩化ベンザルコニウム、アクリノール、エタノール、塩化ベンゼトニウム、クレゾール、グルコン酸及びその誘導体、ポピドンヨード、ヨウ化カリウム、ヨウ素、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、塩酸アルキルジアミノグリシンなどが挙げられる。中でも、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸及びその誘導体、イソプロピルメチルフェノール、トリクロカルバン、トリクロサン、感光素101号、感光素201号、パラベン、フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、塩酸アルキルジアミノグリシンが好ましく、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸及びその誘導体、塩化ベンゼトニウム、イソプロピルメチルフェノールがより好ましい。 抗菌成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、好ましくは約0.0003〜10重量%であり、より好ましくは約0.01〜5重量%である。 収斂成分としては、ミョウバン、クロロヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、アラントインアルミニウム塩、硫酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム等の金属塩;タンニン酸、クエン酸、乳酸、コハク酸などの有機酸を挙げることができる。中でも、ミョウバン、クロロヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、アラントインアルミニウム塩、硫酸アルミニウムカリウム、タンニン酸が好ましい。 収斂成分を用いる場合の使用量は、化粧料組成物の全体に対して、例えば、約0.0003〜10重量%、好ましくは約0.01〜5重量%、より好ましくは約0.01〜5重量%である。 本発明の化粧料組成物は、各成分を常法に従って混合撹拌することにより調製できる。例えば、化粧品基剤に不溶性の成分と油性成分とを予め混合撹拌した後、水性成分を配合し、再び混合撹拌することができる。基剤に不溶性の成分の分散を容易にするため、ホモミキサー等の撹拌機を用いてもよい。成分の好ましい組み合わせ 本発明の有効成分とその他の活性成分との好ましい組み合わせとして、以下の組合わせが挙げられる。 公知の抗糖化成分を含む場合は、アムラーエキス、ライチ種子エキス、バラの花びらのエキス、マロニエエキス、マリアアザミエキス、ニームエキス、加水分解性タンニン、L−アルギニン若しくはその塩、リジン又はその塩、カルノシン、α−リポ酸、アミノグアニジン若しくはその塩、アリスチン、又はグルコサミンと、 抗酸化成分を含む場合は、ブドウ種子エキス、ブドウ葉エキス、オタネニンジンエキス、コンフリー葉エキス、プロアントシアニジン、δ−トコフェロール、α−トコフェロール、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル)、ヘスペリジン、グルコシルヘスペリジン、又はエルゴチオネインと、 老化防止成分を含む場合は、加水分解大豆タンパク、レチノール、酢酸レチノール、又はパルミチン酸レチノールと、 抗炎症成分を含む場合は、コンフリー葉エキス、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム、又はグリチルレチン酸ステアリルと、 美白成分を含む場合は、アルブチン、ハイドロキノン、コウジ酸、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル)、又はトラネキサム酸と、 角質柔軟成分を含む場合は、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、サリチル酸、又はフィチン酸と、 細胞賦活化成分を含む場合は、ビルベリー葉エキス、レチノール、酢酸レチノール、又はパルミチン酸レチノールと、 ビタミン類を含む場合は、ビタミンA類(レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール)、ビタミンC類(アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、テトライソパルミチン酸アスコルビル(テトラ2−ヘキシルデカン酸アスコルビル))、ビタミンE類(δ−トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール)、ニコチン酸類(ニコチン酸アミド)と、 血行促進作用成分を含む場合は、オタネニンジンエキス、ニコチン酸トコフェロール、グルコシルヘスペリジン、又はヘスペリジンと、 保湿成分を含む場合は、チガヤ根エキス、加水分解コラーゲン、加水分解エラスチン、MPCポリマーグリセリン、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、トリメチルグリシン(ベタイン)、ヒドロキシエチルウレア、アクリル酸・アクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体、水素添加レシチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、、アセチルヒアルロン酸、アセチルヒアルロン酸ナトリウム、又はソルビトールと、 DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分を含む場合は、アルテミアエキス、又はDNA-Naと、 紫外線吸収成分又は紫外線散乱成分を含む場合は、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−[4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル]安息香酸ヘキシルエステル、若しくは2,4,6−トリス[4−(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]−1,3,5−トリアジン、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、これらの無機化合物を無機粉体(水酸化アルミニウム、含水ケイ酸、マイカ、又はタルク)、又はシリコン油で被覆したものと、 洗浄成分を含む場合は、高級脂肪酸塩(特に、パルミチン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸の塩)、N-アシルアミノ酸塩(特に、N−ラウロイルアスパラギン酸ナトリウム、水酸化カリウム/N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、ミリストイルグルタミン酸)、脂肪酸アルカノールアミド(特に、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド)、アミンオキサイド(特に、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド)、イミダゾリニウムベタイン(特に、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム)と、 抗菌成分を含む場合は、塩化ベンザルコニウム、グルコン酸及びその誘導体、塩化ベンゼトニウム、又はイソプロピルメチルフェノールと、 収斂成分を含む場合は、ミョウバン、クロロヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、アラントインアルミニウム塩、硫酸アルミニウムカリウム、又はタンニン酸との組み合わせが挙げられる。 このうち、公知の抗糖化成分、抗酸化成分、老化防止成分、抗炎症成分、角質柔軟成分、細胞賦活化成分、ビタミン類、血行促進作用成分、保湿成分、DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分、紫外線吸収又は散乱成分、並びに洗浄成分を組み合わせることが好ましい。中でも、公知の抗糖化成分、老化防止成分、抗酸化成分、並びにDNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分を組み合わせることがより好ましく、公知の抗糖化成分、老化防止成分、及び抗酸化成分を組み合わせることがさらにより好ましい。食品組成物 本発明のAGEs分解剤、及びAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤は、食品組成物とすることができる。 この食品組成物は、健康食品、栄養補助食品(バランス栄養食、サプリメントなどを含む)として好適に用いることができる。また、保健機能食品(特定保健用食品(疾病リスク低減表示、規格基準型を含む)、条件付き特定保健用食品、栄養機能食品を含む)に好適である。 剤型は、特に限定されないが、有効成分が油性成分であるため、ソフトカプセル剤、乳剤などの剤型が挙げられ、ソフトカプセル剤が好適である。前記説明した有効成分を、必要に応じて、その他の油脂、安定剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、香料、増粘剤、甘味料、着色剤、香料、保存料、酸化防止剤、有機酸などの食品添加剤と共に混合して、製剤化すればよい。 製剤化は常法に従って行えばよい。ソフトカプセルは、例えば、ソフトカプセル製造機を用いて、本発明の剤の有効成分である不飽和脂肪酸、その誘導体、及び/又は植物油と、必要に応じてその他の成分とを混合した混合物を、カプセル皮膜材料で包み、圧着成型することにより得られる。乳剤は、例えば、本発明の剤の有効成分である不飽和脂肪酸、その誘導体、及び/又は植物油と、乳化剤と、必要に応じてその他の成分とを混合しておき、この混合物と精製水とを混合撹拌することにより得ることができる。 その他の油脂としては、落花生油、ココアバター、コメ胚芽油、シソ油、亜麻仁油などの天然植物油等やこれらの硬化油、脂肪酸(中鎖脂肪酸を含む)のグリセリド(グリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドなど)、ミツロウ等が挙げられる。中でも、ミツロウが好ましい。 乳化剤、分散剤、懸濁化剤、安定剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールのような多価アルコール;グリセリン脂肪酸エステル;カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙げられる。中でも、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、カルボキシメチルセルロースナトリウムが好ましい。 増粘剤としては、ローカストビーンガム、グアガム、キサンタンガム、タマリンドガム、ペクチン、カラギーナンなどが挙げられる。中でも、キサンタンガムが好ましい。 甘味料としては、ショ糖、果糖、麦芽糖、エリスリトール、トレハロース、マルチトール、甘草抽出物、ステビア加工甘味料、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ソルビトール、キシリトールなどが挙げられる。 保存料としては、安息香酸又はその塩、ソルビン酸又はその塩、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチルなどが挙げられる。 酸化防止剤としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸ステアリン酸ナトリウム、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、亜硫酸水素塩、次亜硫酸ナトリウム、二酸化硫黄、EDTAカルシウム二ナトリウム、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、トコフェロールなどが挙げられる。中でも、アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、トコフェロールが好ましい。 有機酸としては、クエン酸、コハク酸、酒石酸、アスパルギン酸、乳酸、リンゴ酸、マロン酸、フマル酸、マレイン酸などが挙げられる。 食品添加剤は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。 製剤には、その他の活性成分を添加することができる。 その他の活性成分として、食品組成物には、皮膚へのAGEsの蓄積に起因する肌全体の衰え(例えば、黄ぐすみのような皮膚の色味変化、ハリや透明感の低下など)の改善、抑制及び/又は予防や、肌全体の衰えの進行度合い(スピード)を遅くするといった本発明の効果をさらに増強する目的で、化粧品に添加し得る公知の抗糖化成分をを配合することができる。公知の抗糖化成分は、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。 公知の抗糖化成分としては、例えば、アムラーの果実、果汁又はそれらの抽出物(特開2006-028090、特開2006-62989号等);L−アルギニン、L−リジン、加水分解カゼイン(以上、特開2001-039816);加水分解性タンニン(特開平9-40519号);カルノシン、α−リポ酸(以上、「美容のための最新皮膚診断マニュアル」、フレグランスジャーナル社、2006年8月15日発行);西洋バラの花・子房、ハイブリッドローズの花・子房・ガク・葉・茎、エイジツ、ブドウ葉、カキ葉、リンゴ葉、マリーゴールドの花、モクレン葉の抽出物(以上、特開2006-273811号);ボタン属植物抽出物、タツナミソウ属植物抽出物、セイヨウヤマハッカ属植物抽出物、ヒマワリ属植物抽出物、アロエ属植物抽出物、アマドコロ属植物抽出物、アマ属植物抽出物、バラ属植物抽出物、シナノキ属植物抽出物、カンアオイ属植物抽出物、ドクダミ属植物抽出物、カントウ属植物抽出物、ワレモコウ属植物抽出物、ハッカ属植物抽出物、ニワトコ属植物抽出物(以上、特開2003-212749号);大高良姜の抽出物(特開2006-62987号);アスナロ、アセンヤク、イタドリ、イチヤクソウ、アンズ、ケイカンカ、ハクカユマトウ、シラカバ、セイヨウサンザシ、セイヨウノコギリソウ、タラヨウ、ドクダミ、トルメンチラ、バクモンドウ、ヒバ、ブドウ、ミチヤナギ、ムクロジ、モッカ、レイシ、ローマカミツレの抽出物(以上、特開2003-212770号);アメリカマンサク、アンズ、イチヤクソウ、ウワウルシ、オウレン、オオバナサルスベリ、ガンビールノキ、ゲンノショウコ、コウホネ、ザクロ、シャクヤク、セイヨウナツユキソウ、ダイオウ、チャノキ、チョウジノキ、チンネベリーセンナ、テンチャ、トックリイチゴ、トルメンチラ、バラ、ボタン、ヤクヨウサルビア、ヤシャブシ、ヤマモモ、ユーカリノキ、ロッグウッド、ワレモコウの抽出物(以上、特開2002-241299号);アケビ、アロエ、アンズ、カバ、キキョウ、ゴミシ、サンシチニンジン、タウコギ、ナルコユリ、ハコベ、ハマヂシャ、ブクリョウ、ユズの抽出物(以上、特開2002-241293号);カルカデ、ハイビスカス、シャゼンシ、トウニン、マロニエ、ケイシ、ゴミシ、シコン、センナ、トシシ、ビャッキュウの抽出物(以上、特開平11-106336号);ナツメの果核(酸棗仁)、MACJONGの果実、カボチャの種子、トチュウの葉、サラシアの根、オオウメガサソウの葉の抽出物(以上、特開2007-254345号);アマチャ、エニシダ、雪蓮花、デビルスクロウ、エゾウコギ、ロゼア、エルカンプーレの抽出物(以上、特開2007-254344号);パパイヤの抽出物(特開2006-298812号);シモニロの抽出物(特開2006-219447号);スノキ属植物の抽出物(特開2006-117700号);アグリモニー、アシュワガンダ、アニス、アマチャヅル、甘葉懸鈎子、銀杏、ウイキョウ、ウイッチヘーゼル、ウコン、エキナセア、エゾウコギ、エルダー、エルバ・マテ、オオバコ、オリーブ、オレガノ、オレンジ、柿、カキドオシ、カミツレ、ガラナ、含羞草、菊、ギムネマ、キャッツクロー、キャットニップ、キラウェイ、キンギンカ、グァバ、クコヨウ、くまざさ、クミクスチン、黒大豆、くわ、シナモン、ケツメイシ、ゴーヤ、コーラナッツ、ゴカヒ、ゴツコラ、コリアンダー、コンフリー、サキシマスオウ、サフラワー、サラシア・オブロンガ、サンザシ、サンシチニンジン、しそ、ジュウヤク、ジュニパーベリー、ジンジャー、杉、スギナ、ステビア、スペアミント、セイジ、セイボリー、セイヨウサンザシ、仙査、タイム、タヒボ、ダンデライオン、チャービル、チャノキ、チャボトケイソウ、チョウジ、デイジー、ディル、トチュウ、ニクズク、南姜、ネトル、ハイビスカス、白猪母邱、白花蛇舌草、ハゴロモソウ、バジル、ハス、半枝連、ヒース、ピーチ、ヒソップ、びわ、フィーバーフュー、フクギ、藤、プランタゴ・サイリュウム、ブルーベリー、ブルーマロウ、ペニーロイヤル、ベニバナ、ペパーミント、ホップ、ポリジ、ポンドアップル、マシュマロー、マジョラム、マリーゴールド、マレイン、マロウスモール、マロウブルー、ミフクラギ、ミルクシスル、メグスリノキ、メデゥスイート、モッカ、ヤエヤマ アオキ、ヤクルマギク、ヤローフラワー、ユーカリ、ヨクイニン、ヨモギ、ラズベリー、ラベンダー、リンデン、ルイボス、レモングラス、レモンタイム、レモンバーベナ、レモンバーム、ローズヒップ、ローズピンクバッツ、ローズマリー、ローズレッド、ローレル、羅布麻、ワイルドストロベリーの抽出物(以上、特開2004-250445号);アカメガシワ、カキノキ、クワ、セイヨウオトギリソウ、ツボクサ、ヤクヨウガレーガ、ヤーバサンタ、ローズヒップの抽出物(以上、特開2004-189663号);サクラ、紅景天、ブルーベリー、クマコケモモ、シロヤマモモ、ハコベ、ヒメウイキョウ、ヘンナ、ラレアの抽出物(以上、特開2001-316221号);イチイヨウ、カイカ、カイトウヒ、キンオウシ、ゲッケイジュ、コウジョウボク、セキショウコン、ソウジシ、バイモ、モクテンリョウの抽出物(以上、特開平8-259431号);ニンジン葉の抽出物(特開2004-51580号);ガンビールノキ、シラカバ、セイヨウサンザシ、チャノキ、チョウジノキ、ドクダミ、トルメンチラ、バラ、ブドウ、マロニエ、ローマカミツレの抽出物(以上、特開2005- 35911号);アミノグアニジン又はその塩(最新医学,49巻・2号,p78〜83,1994);黒大豆種皮、マテ茶葉(緑)、リンデン花、ウラジロガシ葉、黒米種子、西洋ヤナギ樹皮・新芽、アイブライト地上部、ブラックコホシュ根、アグニ果実、アーティチョーク葉、ライチ種子、カツアバ樹皮、オート麦地上部、パッションフラワー葉、チャデブグレ葉、ソバ葉、マリアアザミのソウ果、明日葉の葉、デビルスクロー根、イペ樹皮、アガリクス菌糸体、パフィア根、アサイ果実、モズク全草及びフキ茎・葉の加工物(以上、特開2008-088102);ニームエキス;アリスチン;グルコサミンなどが挙げられる。中でも、アムラー、ライチ、バラ、マロニエ、マリアアザミ、ニームなどの植物に由来する成分(特に、アムラーエキス、ライチ種子エキス、バラの花びらのエキス、マロニエエキス、マリアアザミエキス、ニームエキス);加水分解性タンニン(特に、栗の渋皮由来);L−アルギニン又はその塩;リジン又はその塩;カルノシン;α−リポ酸;アミノグアニジン又はその塩;アリスチン;グルコサミンが好ましい。 公知の抗糖化成分以外の活性成分として、抗酸化成分、老化防止成分、抗炎症成分、美白成分、細胞賦活化成分、ビタミン類、血行促進作用成分、保湿成分、DNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分等が挙げられ、具体的には、ビタミンA類、ビタミンB類、ビタミンC類、ビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンK類のようなビタミン類;トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンのようなアミノ酸;タウリン、コラーゲン、グルコサミン、アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、イソフラボン、ポリフェノール(例えば、栗の渋皮、ブドウ種子のような植物に由来するポリフェノール)、ビオチン、ホエーペプチド、ダイズペプチド、ローヤルゼリー、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン、ヘスペリジン、カルニチン、塩化カルニチン、コラーゲンペプチド、エラスチンペプチド、セラミド、リコピン、アスタキサンチン、乳酸菌抽出物(例えば、LFK)、グルタチオン、ルチン、植物(例えば、キャッツクロー、ブドウ、ショウガ、ハス、ブドウ、メロン、ヘマトコッカス藻)に由来する成分、ユビキノン誘導体(例えば、コエンザイムQ10)、燕の巣末などが挙げられる。 ここで、ビタミンA類としては、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピンなどを例示でき、ビタミンB類としては、ビスチアミン、チアミンジスルフィド、チアミンジセチル硫酸エステル塩、ベンフォチアミン、プロスルチアミン、フルスルチアミン、ビスベンチアミン、シコチアミン、オクトチアミン、アリチアミン、チアミンプロピルジスルフィド、チアミンテトラヒドロフルフリルジスルフィド、ジセチアミン、ビスイブチアミン、チアミンモノホスフェートジスルフィド、チアミンピロリン酸、シコチアミン、チアミンエチルジスルフィド、チアミンプロピルジスルフィド、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトールなどを例示でき、ビタミンC類としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸ステアリン酸エステル、アスコルビン酸ステアリン酸ナトリウム、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、エリソルビン酸などを例示でき、ビタミンD類としては、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロールなどを例示でき、ビタミンE類としては、トコフェロールおよびその誘導体などを例示できる。 その他の活性成分の中でも、ポリフェノール(例えば、栗渋皮、ブドウ種子のような植物に由来するポリフェノール)、ダイズペプチド、ヒアルロン酸、コラーゲンペプチド、エラスチンペプチド、セラミド、リコピン、コエンザイムQ10、アスタキサンチン、メロン抽出物、乳酸菌抽出物(例えば、LFK)、グルタチオン、ルチン、キャッツクローエキス、赤ブドウ葉エキス、ヘマトコッカス藻抽出物、ショウガエキス、ハス胚芽エキス、アスコルビン酸、トコフェロールが好ましい。 その他の活性成分は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用できる。 カプセル製剤の成分について詳述すれば、カプセル皮膜の材料は特に限定されず、例えば、豚皮ゼラチン、豚骨ゼラチン、魚ゼラチン、天然親水性ポリマー、牛皮ゼラチンなどが挙げられ、これらの1種以上を使用できる。中でも、豚皮ゼラチン、豚骨ゼラチン、プルラン等が好ましい。これらのカプセル皮膜は周知慣用の方法で製することができる。 カプセル皮膜には、上記した特定の動植物等を由来とする原料のみならず、さらに油脂、多価アルコール、界面活性剤、酸化防止剤、着色料、香料等が含まれてもよい。油脂としては、例えば、大豆油、サフラワー油、オリーブ油、胚芽油、菜種油、ヒマワリ油、落花生油、綿実油、米ぬか油、ココアバターなどの天然油やこれらの硬化油、脂肪酸(中鎖脂肪酸を含む)のグリセリド(グリセリド、ジグリセリド、トリグリセリドなど)などが挙げられる。多価アルコールとしては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどが挙げられる。界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステルやポリグリセリン脂肪酸エステルなどの非イオン界面活性剤などが挙げられる。着色料としては、カロチノイド系色素、アントシアニン系色素、カカオ色素、アントラノン系色素、カラメル色素、ベニバナ黄色素、二酸化チタンなどが挙げられる。中でも、カプセル製剤の安定化をより向上することができる点で、カプセル皮膜への油脂、多価アルコール、界面活性剤、及び/又は天然色素の添加が好適である。成分の好ましい組み合わせ 本発明の有効成分とその他の成分との好ましい組み合わせとして、以下の組合わせが挙げられる。 その他の油脂を含む場合は、ミツロウと、 乳化剤、分散剤、懸濁化剤、又は安定剤を含む場合は、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、又はカルボキシメチルセルロースナトリウムと、 増粘剤を含む場合は、キサンタンガムと、 甘味料を含む場合は、ショ糖、果糖、麦芽糖、エリスリトール、トレハロース、マルチトール、甘草抽出物、ステビア加工甘味料、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、ソルビトール、又はキシリトールと、 保存料を含む場合は、安息香酸又はその塩、ソルビン酸又はその塩、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、又はパラオキシ安息香酸エチルと、 酸化防止剤を含む場合は、アスコルビン酸、アスコルビン酸パルミチン酸エステル、又はトコフェロールと、 有機酸を含む場合は、クエン酸、コハク酸、酒石酸、アスパルギン酸、乳酸、リンゴ酸、マロン酸、フマル酸、又はマレイン酸と、 公知の抗糖化成分を含む場合は、アムラーエキス、ライチ種子エキス、バラの花びらのエキス、マロニエエキス、マリアアザミエキス、ニームエキス、加水分解性タンニン、L−アルギニン又はその塩、リジン又はその塩、カルノシン、α−リポ酸、アミノグアニジン又はその塩、アリスチン、グルコサミンと、 その他の活性成分を含む場合は、栗渋皮、若しくはブドウ種子に由来するポリフェノール、ダイズペプチド、ヒアルロン酸、コラーゲンペプチド、エラスチンペプチド、セラミド、リコピン、コエンザイムQ10、アスタキサンチン、メロン抽出物、乳酸菌抽出物(例えば、LFK)、グルタチオン、ルチン、キャッツクローエキス、赤ブドウ葉エキス、ヘマトコッカス藻抽出物、ショウガエキス、ハス胚芽エキス、アスコルビン酸、又はトコフェロールとの組み合わせが挙げられる。 このうち、その他の油脂、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、又は安定剤、増粘剤、公知の抗糖化成分、その他の活性成分(抗酸化成分、老化防止成分、抗炎症成分、美白成分、細胞賦活化成分、ビタミン類、血行促進作用成分、保湿成分、並びにDNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分等)を組み合わせることが好ましい。 活性成分の組み合わせとしては、公知の抗糖化成分、老化防止成分、抗酸化成分、美白成分、並びにDNAの損傷の予防及び/又は修復作用を有する成分を組み合わせることが好ましい。 食品組成物が上記説明したサプリメントなどの製剤化されたものである場合の、有効成分の含有量は、食品組成物の全体に対して、約10〜60重量%が好ましく、約20〜50重量%がより好ましく、約30〜40重量%がさらにより好ましい。上記範囲であれば、無理なく摂取できる量の食品組成物中に、十分なAGEs分解効果、ひいては、AGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善効果が得られるだけの有効成分が含まれることになる。<一般食品組成物> また、この食品組成物は、一般の食品に上記説明した有効成分を添加して調製することができる。食品としては、例えば、牛乳、乳飲料、乳酸菌飲料、果汁入り清涼飲料、炭酸飲料、菜汁飲料、茶飲料、果汁飲料、イオン飲料、スポーツ飲料、機能性飲料、ビタミン補給飲料、栄養補給バランス飲料、ゼリー飲料、アルコール飲料、スープ類のような飲料;カスタードプリン、ミルクプリン、果汁入りプリン等のプリン類、ゼリー類、ドレッシング類、クリーム類のようなゲル状菓子、チューインガム、風船ガムのようなガム類(板ガム、糖衣状粒ガム等)、チョコレート類(無垢チョコレート、コーティングチョコレートや、イチゴチョコレート、ブルーベリーチョコレート、メロンチョコレート等の風味を付加したチョコレート等)、ソフトキャンディ(キャラメル、ヌガー、グミキャンディ、マシュマロ等を含む)、タフィ等のキャラメル類、ビスケット類(ハードビスケット、ソフトビスケット、ソフトクッキー、クラッカー、半生ビスケット等)、ケーキ類等の菓子類;アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、シャーベット、氷菓等の冷菓類;パン類;麺類;ペットフードなどが挙げられる。 食品組成物が一般の食品に有効成分を添加したものである場合の、有効成分の含有量は、特に限定されない。使用方法 化粧料組成物は、化粧料の通常の使用方法、使用回数で塗布すればよい。 また、食品組成物は、有効成分の1日摂取量が、例えば約50〜4000mg、好ましくは約50〜500mg、さらに好ましくは約50〜180mgになるように摂取すればよい。 本発明のAGEs分解剤及びAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤の使用対象は特に限定されないが、化粧料組成物については、高齢者、AGEsの生成、及び蓄積に起因する肌全体の衰えが認められるヒト、AGEsの生成、及び蓄積に起因して肌全体が衰えの傾向にあるヒトなどが好適な対象となる。また、食品組成物については、高齢者や、AGEsの生成、及び蓄積に起因する肌全体の衰えが認められるヒト、AGEsの生成、及び蓄積に起因して肌全体が衰え傾向にあるヒトの他、糖尿病患者(特に、白内障、動脈硬化、腎機能障害、網膜症、神経障害などの合併症を引き起こしている患者)、動脈硬化症患者、悪性腫瘍患者、骨疾患患者、アルツハイマー病患者、パーキンソン病患者などが好適な対象となる。また、化粧料組成物、及び食品組成物の何れの場合も、健常人も対象にでき、これにより、加齢等によるAGEsの生成、及び蓄積に起因する肌全体の衰えを予防したり、衰えのスピードを緩めることができる。 本発明の効果をさらに効果的に発揮する観点からは、化粧料組成物を肌に塗布することにより外側から有効成分を肌に与えるだけでなく、食品組成物を摂取することにより経口経路で肌に有効成分を与えることが好ましい。即ち、本発明の化粧料組成物及び本発明の食品組成物を併用することが特に好適である。その他 本発明は、以下の態様も包含する。(i) 上記説明した有効成分の有効量を、ヒト又は非ヒト哺乳動物に投与するAGEs分解方法、又はAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善方法。(ii) AGEs分解、又はAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善のための上記説明した有効成分。(iii) AGEs分解、又はAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善のための食品添加物の製造のための有効成分としての、上記説明した有効成分の使用。(iv) 上記説明した有効成分の、AGEs分解剤、又はAGEsの蓄積による肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤の製造のための使用。 以下、本発明を実施例を挙げてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例1(AGEs分解能の測定)(1)被検サンプル(植物油・脂肪酸) 月見草油はオリザ油化社、及び日清オイリオグループ社から購入した。カリオカルブラジリエンセ果実油は、クローダジャパン社から購入した。γ-リノレン酸、α-リノレン酸はCayman Chemical Co. から購入した。リノール酸、オレイン酸は和光純薬工業から購入した。ドコサヘキサエン酸(DHA)はChromaDex,Inc. から購入した。月見草エキスは、オリザ油化社から購入した。(2)測定方法 AGEs中に存在するα-ジケトン構造のケトン間のC-C結合を切断することにより、AGEsが分解されることが知られている。特開2007-161662号公報に記載の方法を参考に、α-ジケトン構造を有する1-phenyl-1,2-propanedion(以下、PPD)のケトン間のC-C結合の切断能を測定することにより、AGEs分解能を測定した。 PPDを溶解させたエタノール溶液1mlと、後掲の表2に記載の濃度になるように植物油又は脂肪酸サンプルを溶解させたPBS1mlとを混合し、終濃度22mM PPDとなるように反応液を調製した。この反応液を37℃で、15時間反応させた。反応後、反応液中のPPDの分解物である安息香酸の量をHPLCにて定量した。 HPLCの分析条件は以下の通りである。検出器:紫外吸光光度計(測定波長:260nm)カラム: Inertsil ODS-3(4.6×250mm)カラム温度:30℃付近の一定温度流量:1.20 mL/min移動層:移動相A 水で薄めたトリフルオロ酢酸(1→1000)溶液 移動相B アセトニトリル混液で薄めたトリフルオロ酢酸 (1→1000)溶液 グラジエントプログラムを以下の表1に示す。(3)結果 PPD切断率(AGEs分解率)は、理論上PPDから生成する安息香酸の全量に対する、被検材料との実際の反応後に生成した安息香酸の量の比率(百分率)とした。結果を以下の表2に示す。 表2から明らかなように、炭素数18及び20の不飽和脂肪酸、及び月見草油は、非常に強いAGEs分解能を示した。また、炭素数18の不飽和脂肪酸は、二重結合を多く含むものほどAGEs分解能が高かった。一方、月見草の種子を含水エタノールで抽出した月見草エキスのAGEs分解活性は非常に弱かった。実施例2(皮膚色に与える影響の検討) 月見草油は日清オイリオグループ(株)から購入したものを用いた。 20〜40代の成人(1群4人)の前腕部の4箇所に2cm×2cmの区画を印して試験部位とした。4箇所の試験部位に、月見草油を、1日2回(朝晩)0.05ml/区画ずつ塗布した。各被験者において何も塗布しない前腕部位をコントロールとした。塗布開始前、及び塗布28日後に、分光測色計(ミノルタ社製、CM-2002)を用いて、皮膚の色(b*値)を測定した。b*値は、色度の指標であり、大きいほど黄色みが強く、小さいほど青みが強いことを示す。 被検サンプルの28日間塗布によるb*値の変化量を下記表3、及び図1に示す。表3、及び図1中の数値は、4人の被験者の4箇所の測定値(合計16測定値)から導かれたb*値の変化量の平均値である。 表3、及び図1から、月見草油の塗布により、b*値が大きく減少し、肌の黄色みが低減したことが分かる。実施例2(皮膚の弾性に与える影響の検討) 実施例1と同様にして、被検サンプルを被験者の前腕部に塗布した。28日塗布後に、皮膚粘弾性測定装置(インテグラル社製、キュートメーターSEM575)を用いて、皮膚の塗布部を圧力300mbarで2秒間吸引した後2秒間開放し、皮膚の高さの変化を測定することにより、皮膚の弾性を評価した。 最大吸引時の皮膚の高さ(Uf)に対する、開放による高さの回復分(Ua)の比(Ua/Uf)を皮膚の弾力性を示す指標とした。また、吸引0.1秒後の皮膚の高さ(Ue)に対する、開放0.1秒後の高さの回復分(Ur)の比(Ur/Ue)を、吸引及び開放による皮膚の状態の戻り易さを表す指標とした。Uf、Ua、Ue、Urの意味を図2に図示する。 塗布28日後の各群の平均値を図3に示す。図3から明らかなように、皮膚の弾力性(Ua/Uf)及び皮膚の状態の戻り易さ(Ur/Ue)の何れも、コントロールに比べて向上した。実施例4(皮膚の水分量に与える影響の検討) 実施例2と同様にして、月見草油を被験者の前腕部に塗布した。塗布開始前、及び14日塗布後に、塗布部分の皮膚の水分量を、インピーダンスメーター(IBS社製 、Skicon-200)を用いて測定した。 結果を図4に示す。月見草油の塗布により皮膚の水分量が増大(保湿)したことが分かる。処方例(1)化粧料組成物 以下の化粧品組成物の処方例中の数値の単位は「重量%」である。処方例1 透明ローション月見草油 0.001メドウフォーム油 0.1アムラーエキス 0.01リジン 1加水分解大豆タンパク 0.5プロアントシアニジン 0.0005MPCポリマー 0.01グリセリン 41,3−ブチレングリコール 6ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例2 透明ローションγ−リノレン酸 0.01ブドウ種子エキス 0.001α−トコフェロール 0.1アスコルビン酸 0.5コンフリー葉エキス 0.001ジプロピレングリコール 15イソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 0.5ヒドロキシエチルセルロース 0.01防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノール) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例3 乳化ローションカリオカルブラジリエンセ果実油 0.1アルギニン 0.5カルノシン 0.01酢酸レチノール 0.01ブドウ種子エキス 0.01ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 1ヒアルロン酸 0.051,3−ブチレングリコール 13ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 0.2トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.2キサンタンガム 0.1キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例4 乳化ローションメドウフォーム油 0.3γ−リノレン酸 0.05アルギニン 0.7アルギニン塩酸塩 0.3加水分解大豆タンパク 0.2ブドウ種子エキス 0.1アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.01MPCポリマー 0.1ジプロピレングリコール 8グリセリン 11,3−ブチレングリコール 0.5ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 0.5アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.25ヒドロキシエチルセルロース 0.01キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例5 乳化ローション月見草油 0.05リノール酸 0.01ライチ種子エキス 0.001バラの花びらエキス 0.001加水分解大豆タンパク 0.001d−δ−トコフェロール 0.01プロアントシアニジン 0.001アスコルビン酸リン酸ナトリウム 0.11,3−ブチレングリコール 7ジグリセリン 3イソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20EO) 0.5トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1ヒドロキシエチルセルロース 0.05カルボキシビニルポリマー 0.1キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸プロピル、フェノキシエタノール) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例6 乳液月見草油 0.4ライチ種子エキス 0.2カルノシン 0.1加水分解大豆タンパク 0.5d−δ−トコフェロール 0.01ニコチン酸アミド 1.5加水分解コラーゲン 0.05コンフリー葉エキス 0.1ビルベリー葉エキス 0.0001ジプロピレングリコール 31,3−ブチレングリコール 10モノステアリン酸POEソルビタン(ポリソルベート60) 0.8テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 5トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2スクワラン 1メチルトリメチコン 0.1デカメチルシクロペンタシロキサン 0.2ベヘニルアルコール 0.4アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.1キサンタンガム 0.1(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー 0.8キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例7 乳液カリオカルブラジリエンセ果実油 0.05メドウフォーム油 0.8ライチ種子エキス 0.2リジン 0.5加水分解大豆タンパク 1d−δ−トコフェロール 0.1α−トコフェロール 0.9チガヤ根エキス 0.5ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 0.1アラントイン 0.005乳酸 0.5ジプロピレングリコール 1グリセリン 41,3−ブチレングリコール 10モノステアリン酸グリセリル 0.2ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.8テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 3メチルポリシロキサン 0.5エチルトリシロキサン 3アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.75カルボキシビニルポリマー 0.001キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例8 クリーム月見草油 1シア脂 0.3パルミチン酸レチノール 0.5d−δ−トコフェロール 0.005α−トコフェロール 0.005ニコチン酸アミド 0.5加水分解コラーゲン 0.01加水分解エラスチン 0.01水素添加大豆リン脂質 0.3ヒアルロン酸 0.1グリセリン 21,3−ブチレングリコール 5ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 3トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 2テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 3スクワラン 7セタノール 1ステアリルアルコール 0.5アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.3キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸メチル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例9 クリームシア脂 5γ−リノレン酸 0.5リノール酸 0.3バラの花びらエキス 0.5加水分解大豆タンパク 0.8ブドウ種子エキス 0.1ニコチン酸トコフェロール 0.3ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 3オタネニンジンエキス 0.1ビルベリー葉エキス 0.1ジプロピレングリコール 1.5グリセリン 21,3−ブチレングリコール 3.5ポリエチレングリコール 0.01ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2モノステアリン酸グリセリル 1トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 5スクワラン 2流動パラフィン 1メチルポリシロキサン 0.1シクロメチコン 0.1セタノール 2カルボキシビニルポリマー 0.4キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノール) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例10 クリームメドウフォーム油 0.2シア脂 1.5アムラーエキス 0.01アルギニン 0.01レチノール 0.1α−トコフェロール 0.5テトライソパルミチン酸アスコルビル 0.5アルテミアエキス 0.001DNA−Na 0.05パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 8ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 2シリコーン被覆酸化亜鉛 0.1シリコーン被覆酸化チタン 101,3−ブチレングリコール 8ポリエチレングリコール 0.03ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 3PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1.5トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 4メチルトリメチコン 35メチルシロキサン網状重合体 3架橋型メチルポリシロキサン 0.5アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2カルボキシビニルポリマー 0.05ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例11 クリーム月見草油 3ライチ種子エキス 0.1α−リポ酸 0.01加水分解大豆タンパク 0.1ブドウ種子エキス 0.005チガヤ根エキス 0.001アルテミアエキス 0.5パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 10ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 52,4,6−トリス[4−(2−エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]1,3,5−トリアジン 3シリコーン被覆酸化亜鉛 5シリコーン被覆酸化チタン 1無機化合物被覆酸化亜鉛 0.05グリセリン 51,3−ブチレングリコール 2ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 1トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.5メチルポリシロキサン 3デカメチルシクロペンタシロキサン 30メチルシロキサン網状重合体 5アクリル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサンエステル 0.1アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.05マイカ 2キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸プロピル、フェノキシエタノール) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例12 クレンジングクリーム月見草油 0.01ライチ種子エキス 0.005アルギニン 0.1加水分解大豆タンパク 0.5d−δ−トコフェロール 0.01コンフリー葉エキス 0.001グリチルリチン酸2K 0.1グリセリン 0.011,3−ブチレングリコール 1ジグリセリン 5モノステアリン酸グリセリル 0.5モノステアリン酸ポリグリセリル 2トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 10流動パラフィン 3軽質流動パラフィン 10エチルトリシロキサン 0.5ステアリルアルコール 3カルボキシビニルポリマー 0.5キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル、フェノキシエタノール) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例13 クレンジングクリームγ−リノレン酸 1アムラーエキス 0.01ブドウ種子エキス 0.01オタネニンジンエキス 0.1アラントイン 0.0001ジプロピレングリコール 71,3−ブチレングリコール 0.01モノステアリン酸グリセリル 1モノステアリン酸POEソルビタン 2テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 8トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 8スクワラン 1流動パラフィン 7メチルポリシロキサン 2ベヘニルアルコール 1カルボキシビニルポリマー 0.5キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例14 洗顔ミルクカリオカルブラジリエンセ果実油 0.1シア脂 0.1アムラーエキス 1リジン 0.01ブドウ種子エキス 0.005MPCポリマー 0.5アクリル酸・アクリルアミド・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体 3アラントイン 0.0011,3−ブチレングリコール 2ヤシ油脂肪酸アシルグリシンNa 5水酸化K/N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸K 15N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン2Na 4ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド 1ジステアリン酸ポリエチレングリコール 1トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンメチルグルコシド 3パール光沢付与剤 2キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100処方例15 洗顔ミルクメドウフォーム油 0.1γ−リノレン酸 0.3リノール酸 0.2バラエキス 0.1アルギニン 0.01加水分解大豆タンパク 0.01α−トコフェロール 0.1ポリオキシプロピレンメチルグルコシド 3ソルビトール 1ヒアルロン酸 0.1オタネニンジンエキス 0.0001コンフリー葉エキス 0.1ジプロピレングリコール 1ラウロイルアスパラギン酸Na 10ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 7ミリストイルグルタミン酸Na 52−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 3.5ジステアリン酸ポリエチレングリコール 4パール光沢付与剤 1キレート剤 適量防腐剤(パラオキシ安息香酸メチル) 適量pH調整剤 適量香料 適量水 残部 合計 100(2)食品組成物 以下の食品組成物の処方例中の数値の単位は「重量部」である。処方例15 ソフトカプセルカプセル内容物 月見草油 120 加水分解性タンニン 20 加水分解大豆タンパク 20 ハス胚芽エキス 5 セラミド 3 ヒアルロン酸 0.5 CoQ10 2 ヘマトコッカス藻色素抽出物(アスタキサンチン含有) 4 ビタミンC 1 グリセリン脂肪酸エステル 10 ミツロウ 5カプセル皮膜 ゼラチン 92 プルラン 3 グリセリン 35 着色料 3処方例16 ソフトカプセルカプセル内容物 γ−リノレン酸 110 リノール酸 10 ライチ種子エキス 10 アルギニン 5 加水分解性タンニン 5 ルチン 2 ビタミンC 15 乳酸菌末 30 グリセリン脂肪酸エステル 2 ミツロウ 8カプセル皮膜 ゼラチン 100 グリセリン 30 着色料 4処方例17 ソフトカプセルカプセル内容物 大豆油 120 アムラーエキス 20 ビタミンC 10 酵母エキス(グルタチオン含有) 20 キャッツクロー抽出物粉末 2 グリセリン脂肪酸エステル 15カプセル皮膜 プルラン 100 グリセリン 40 着色料 2処方例18 ソフトカプセルカプセル内容物 ヒマワリ油 100 リノール酸 20 アムラーエキス 5 加水分解性タンニン 15 セラミド 1 ブドウ種子エキス 20 リコピン 1 赤ブドウ葉抽出物粉末 4 ルチン 1 ビタミンC 20 ビタミンE 5 ミツロウ 10カプセル皮膜 ゼラチン 100 グリセリン脂肪酸エステル 20 グリセリン 20 着色料 2処方例19 ソフトカプセルカプセル内容物 月見草油 60 オリーブ油 60 バラエキス 8 アルギニン 5 リジン 10 コラーゲンペプチド 15 エラスチンペプチド 2 ローヤルゼリー 10 ヒアルロン酸 2 リコピン 3 メロン抽出物 1 赤ブドウ葉抽出物粉末 1 ビタミンE 3 グリセリン脂肪酸エステル 8 ミツロウ 12カプセル皮膜 ゼラチン 100 グリセリン 40 着色料 3処方例20 ソフトカプセルカプセル内容物月見草油 10オリーブ油 10サフラワー油 100ライチ種子エキス 10加水分解性タンニン 10シアル酸 2セラミド 2ブドウ種子エキス 10メロン抽出物 5CoQ10 5ルチン 2ヘマトコッカス藻色素抽出物(アスタキサンチン含有) 2ビタミンC 10ビタミンE 1ミツロウ 20カプセル皮膜プルラン 100グリセリン脂肪酸エステル 5グリセリン 15着色料 1 不飽和脂肪酸、及び薬学的に許容されるその誘導体、並びにこれらを含有する植物油は、AGEs分解活性を有するため、化粧料組成物や食品組成物に添加して用いることにより、皮膚へのAGEsの蓄積に起因する肌全体の衰え(例えば、黄ぐすみのような皮膚の色味変化、ハリや透明感の低下)の改善、抑制及び/又は予防や、肌全体の衰えのスピードをゆるめることができる。さらに、AGEsにより引き起こされる各種疾患(白内障、動脈硬化、腎機能障害、網膜症、神経障害のような糖尿病合併症、動脈硬化症、悪性腫瘍、骨疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病など)を予防又は改善することができる。 不飽和脂肪酸、並びに薬学的に許容されるその塩、薬学的に許容されるそのグリセリド、薬学的に許容されるそのエステル、及び薬学的に許容されるそのアミドからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。 不飽和脂肪酸が炭素数16〜20の不飽和脂肪酸である、請求項1に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。 不飽和脂肪酸が、ジエン不飽和脂肪酸、及びトリエン不飽和脂肪酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の不飽和脂肪酸である、請求項2に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。 不飽和脂肪酸、及び薬学的に許容されるそのグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む植物油を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。 植物油が月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油、メドウフォーム油、及びシア脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物油である、請求項4に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ分解剤。 不飽和脂肪酸、並びに薬学的に許容されるその塩、薬学的に許容されるそのグリセリド、薬学的に許容されるそのエステル、及び薬学的に許容されるそのアミドからなる群より選ばれる少なくとも1種を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。 不飽和脂肪酸が炭素数16〜20の不飽和脂肪酸である、請求項6に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。 不飽和脂肪酸が、ジエン不飽和脂肪酸、及びトリエン不飽和脂肪酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の不飽和脂肪酸である、請求項7に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。 不飽和脂肪酸、及び薬学的に許容されるそのグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む植物油を有効成分として含む、アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。 植物油が月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油、メドウフォーム油、及びシア脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物油である、請求項9に記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。 アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えが、皮膚の色味変化、又はハリの低下である、請求項6〜10のいずれかに記載のアドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。 【課題】新規なAGEs分解剤、及びAGEsの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤を提供する。【解決手段】下記(i)又は(ii)を有効成分として含むAGEs分解剤、及びAGEsの蓄積に起因する肌の衰えの予防、抑制、又は改善剤。(i) 不飽和脂肪酸、並びに薬学的に許容されるその塩、エステル、アミド、及びグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種(ii) 不飽和脂肪酸、及びそのグリセリドからなる群より選ばれる少なくとも1種を含む植物油(月見草油、カリオカルブラジリエンセ果実油、メドウフォーム油、シア脂など)【選択図】図1


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る