タイトル: | 特許公報(B2)_油剤ならびにそれを含有する潤滑剤、保湿剤および外用剤 |
出願番号: | 2008557161 |
年次: | 2014 |
IPC分類: | A61K 8/39,A61Q 19/00,A61Q 1/14,A61Q 5/12,C10M 105/36,C10N 20/02,C10N 30/00,C10N 40/00 |
武田 享一 苔口 由貴 川合 清隆 JP 5400394 特許公報(B2) 20131101 2008557161 20080208 油剤ならびにそれを含有する潤滑剤、保湿剤および外用剤 高級アルコール工業株式会社 391066319 葛和 清司 100102842 武田 享一 苔口 由貴 川合 清隆 JP 2007030323 20070209 20140129 A61K 8/39 20060101AFI20140109BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20140109BHJP A61Q 1/14 20060101ALI20140109BHJP A61Q 5/12 20060101ALI20140109BHJP C10M 105/36 20060101ALI20140109BHJP C10N 20/02 20060101ALN20140109BHJP C10N 30/00 20060101ALN20140109BHJP C10N 40/00 20060101ALN20140109BHJP JPA61K8/39A61Q19/00A61Q1/14A61Q5/12C10M105/36C10N20:02C10N30:00 ZC10N40:00 Z A61K8/00− 8/99 A61Q1/00−90/00 CAplus/REGISTRY(STN) 特開2002−047122(JP,A) 特開2002−047164(JP,A) 特開2002−053450(JP,A) 特開2001−335465(JP,A) 特開2001−342118(JP,A) 特開2001−342116(JP,A) 特開2002−114624(JP,A) 特開平06−184488(JP,A) 特開2006−176748(JP,A) 6 JP2008052115 20080208 WO2008096845 20080814 25 20110124 弘實 謙二 本発明は、水溶性および油溶性に優れるとともに、皮膚等に適用した場合にべたつき感の少ない油剤、ならびにそれを含有する潤滑剤、保湿剤および外用剤に関する。 水に溶解する油剤の需要は高いものの、従来から知られている水溶性または抱水性に優れた油剤は粘性が高く、皮膚に適用した場合の使用感に問題があった。例えば、グリセリンは皮膚の表面に皮膜をつくり、水分の揮発を防ぐため保湿剤等に利用されているが、皮膚に塗布した場合にしっとり感を得るためには配合量を高くする必要があり、しっとり感が得られる程度に配合量を高めると油性感が増し、べたつきが生じて良好な使用感が得られなかった。 このため、保湿効果を高めるとともに、べたつきを抑制することを目的として、二価のカルボン酸とポリグリセリンから合成されるオリゴマーエステルを含有する化粧料等の外用剤(非特許文献1および2)、ならびに上記オリゴマーエステルを含有し、水溶性、潤滑性および防錆性を有する潤滑剤(非特許文献3)が提案されている。しかし、これらのオリゴマーエステルは高分子量および高粘性であるため、例えば化粧料として使用した場合、保湿効果は得られるが、べたつきを十分に抑制することができない。 また、洗髪後に使用するトリートメント成分の毛髪への吸着を高めることを目的として、植物油由来の水溶性エステル、カチオン高分子、擬似カオリン性ポリアミン、および界面活性剤を含有する毛髪洗浄剤(特許文献1)が提案されている。そして、植物油由来の水溶性エステルとしては、ホホバ油、ひまわり油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、アーモンド油、ひまし油等の植物油のポリエチレングリコールエステルが挙げられているが、かかる植物由来のエステルは皮膚に適用した場合にべたつきが生じ、満足な使用感が得られない。 さらに、一般に水溶性油剤は油溶性に乏しく、油溶性油剤は水溶性に乏しく、これらを共に満たす油剤は知られていない。したがって、油剤の幅広い応用を可能にするために、水溶性かつ油溶性であって、しかも皮膚等に適用した場合にべたつき感のない油剤が強く求められている。特開2006−347972号公報発明協会公開技報、2006−501820号発明協会公開技報、2006−504729号発明協会公開技報、2006−505668号 従って、本発明の目的は、水溶性かつ油溶性であり、皮膚等に適用した場合にべたつかず、使用感に優れた油剤、およびそれを含有する潤滑剤、保湿剤および外用剤を提供することである。 上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者らは、特定の二塩基酸とポリ(またはモノ)エチレングリコールモノエーテルとからなるエステルが、水溶性に優れるとともに油溶性にも優れ、しかも皮膚等に適用した場合にべたつきがなく、使用感にも優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。 すなわち、本発明は、下記一般式I:一般式I中、R1は置換基を有していてもよい炭素原子数2〜4のアルキレン基であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、置換基を有していてもよい炭素原子数1〜4のアルキル基であり、nおよびmはそれぞれ独立して0〜4の整数であり、m+n≧1である(ただし、R2およびR3が共にエチル基であり、かつnおよびmが共に1である場合を除く)、で表される二塩基酸のエステル化合物を含有する、油剤に関する。 また本発明は、エステル化合物を構成するポリ(またはモノ)エチレングリコールモノエーテルが、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテルおよびトリエチレングリコールモノイソプロピルエーテルからなる群から選ばれた1種または2種である、前記油剤に関する。 さらに本発明は、二塩基酸が、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸またはアジピン酸である、前記油剤に関する。 また本発明は、二塩基酸がコハク酸である、前記油剤に関する。 さらに本発明は、水に対する溶解度が、20℃で5質量%以上である、前記油剤に関する。 また本発明は、粘度が25℃で5〜200(mPa・s)である、前記油剤に関する。 さらに本発明は、前記油剤を含有する潤滑剤に関する。 また本発明は、前記油剤を含有する保湿剤に関する。 さらに本発明は、前記油剤を含有する外用剤に関する。 また本発明は、化粧料である前記外用剤に関する。 本発明の油剤は、上記のとおり一般式Iで表される、所定の二塩基酸と所定のポリエチレングリコールモノエーテルとから構成されるエステル化合物を含有する。かかるエステル化合物は、低粘性であるとともに水への溶解性に優れるため、保湿用ローション(化粧水)、ヘアケア製品(特にシャンプー、ヘアミスト等)、メイクアップ化粧料(リップケア、ファンデーション等)等に配合することにより、べたつきがなく、皮膚等に対して適度な閉塞性を付与し、しっとりした感触の保湿剤および化粧料等の外用剤を提供することが可能である。また、水溶性であるとともに油溶性にも優れるため応用範囲が広く、潤滑剤、ペンキ、インク等、種々の分野での使用が可能である。コハク酸ジカルビトールのIRチャートである。コハク酸ジカルビトールのGC/MSチャートにおけるガスクロマトグラフデータである。コハク酸ジカルビトールのGC/MSチャートにおける質量分析データである。 [1]油剤 本発明の油剤は、下記一般式Iで表されるエステル化合物を含有する。 一般式I中、R1は置換基を有していてもよい炭素原子数2〜4のアルキレン基であり、R2およびR3はそれぞれ独立して、置換基を有していてもよい、炭素原子数1〜4、好ましくは炭素原子数1〜3のアルキル基であり、nおよびmはそれぞれ独立して0〜4であり、好ましくは0〜3、より好ましくは2〜3の整数である(ただし、m+n≧1である)。 R1の例としては、エチレン、プロピレン、イソプロピレン、ブチレン、イソブチレン等のアルキレン基が挙げられ、アルキレン基に結合する置換基としては水酸基、アルコキシ基、置換もしくは無置換のアミノ基、エステル基等が挙げられる。 一般式Iで表されるエステル化合物を構成する二塩基酸は炭素原子数4〜6の二塩基酸であり、具体例としては、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、リンゴ酸、酒石酸等が挙げられ、好ましくはリンゴ酸、コハク酸、酒石酸またはアジピン酸である。二塩基酸は最も好ましくはコハク酸である。 R2およびR3の例としては、それぞれメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素原子数1〜4のアルキル基が挙げられ、好ましくはそれぞれメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等の炭素原子数1〜3のアルキル基である。アルキル基に結合する置換基としては水酸基、アルコキシ基、置換もしくは無置換のアミノ基、エステル基等が挙げられる。R2およびR3で表されるアルキル基は互いに同一であっても異なっていてもよい。 一般式Iで表されるエステル化合物を構成するポリ(またはモノ)エチレングリコールモノエーテルの具体例としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノイソブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノプロピルエーテル、テトラエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノイソブチルエーテル等が挙げられ、中でもジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノイソプロピルエーテル等が特に好ましい。 上記二塩基酸は同一のポリ(またはモノ)エチレングリコールモノエーテルとエステル化合物を形成しても、異なる2種のポリ(またはモノ)エチレングリコールモノエーテルとエステル化合物を形成してもよい。ただし、R2およびR3が共にエチル基であり、かつnおよびmが共に1である場合を除く。 本発明の油剤は、上記一般式Iで表されるエステル化合物を単独で用いても2種以上を併用してもよい。 本発明の油剤は水に対する溶解性が高い。本発明の油剤の水に対する溶解度は、20℃で好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上であり、さらに好ましくは油剤を水に任意の割合で溶解することができる。 本発明の油剤は水に対する溶解性だけでなく、油に対する溶解性も高い。例えば、本発明の油剤のKAK99(イソノナン酸イソノニル)に対する溶解度は、20℃で好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、さらに好ましくは油剤をKAK99に任意の割合で溶解することができる。 本発明の油剤の粘度は、例えば油剤を保湿剤または化粧料等の外用剤に使用する場合、好ましくは5〜200(mPa・s、25℃)、より好ましくは8〜100(mPa・s、25℃)である。粘度が上記範囲にあると、皮膚等に適用した場合にべたつきがなく、適度な使用感が得られる。また、油剤を潤滑剤に使用する場合は、好ましくは50〜200(mPa・s、25℃)、より好ましくは60〜180(mPa・s、25℃)である。粘度が上記範囲にあると、適度な潤滑性および作業性が得られる。なお、本明細書において粘度とは、ブルックフィールド粘度計DV−II+(スピンドルNo.2、12rpm、25℃)により測定した粘度を意味する。 本発明の油剤の酸価は、好ましくは3以下、より好ましくは1以下である。油剤は酸価が高いと臭気や皮膚刺激の原因となるため、酸価が低い方が好ましい。水酸基価は好ましくは300以下、より好ましくは150以下である。水酸基価が上記範囲にあると粘性が低いため、油剤はさっぱりとした使用感となり、また水溶性を示す。 色相(APHA)は、特に保湿剤および化粧料等の外用剤においては低い方が望ましく、好ましくは50以下、より好ましくは20以下である。[2]油剤の製造方法 本発明の油剤の製造方法は特に制限されず、公知の方法により、または公知の方法を適宜組み合わせて製造してよい。通常、二塩基酸とポリ(またはモノ)エチレングリコールモノエーテルとのエステル縮合により合成することができる。エステル縮合の反応温度は、好ましくは120〜160℃である。触媒としては、水酸化ナトリウム、p−トルエンスルホン酸、三フッ化ホウ素、フッ化水素、塩化スズ、亜鉛、チタン、水酸化カリウム、鉱酸(硫酸、塩酸等)、塩化亜鉛、次亜リン酸、ジブチル酸化スズ等が挙げられ、p−トルエンスルホン酸、次亜リン酸等を用いるのが好ましい。また無触媒で行なうこともできる。反応溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン等が挙げられ、トルエン、キシレン等を用いるのが好ましい。また無溶媒で行なうこともできる。エステル縮合反応は、例えば酸価を指標とし、酸価が好ましくは3以下、より好ましくは1以下になるまで行なう。 二塩基酸と異なる2種類のポリ(またはモノ)エチレングリコールモノエーテルとのエステル化合物(交差エステル)を得る場合、例えば、二塩基酸と2種類のポリ(またはモノ)エチレングリコールモノエーテルとを反応させ、混合系のエステル化合物として得ることができる。一般に混合系エステル化合物中の交差エステルは50%程度の収率で得られる。エステル化合物は混合系として本発明の油剤に用いてもよいし、単離して用いてもよい。[3]外用剤 本発明の外用剤は、皮膚、毛髪、粘膜、創傷部等に適用可能な、本発明の油剤を含有する外用剤であれば特に限定されず、各種化粧料、医薬部外品、医薬品等を含む。 化粧料としては、例えば乳液、クリーム(スキンクリーム、リップクリーム、ヘアクリーム等)、リキッドファンデーション、アイライナー、マスカラ、アイシャドウゲル、リップスティック、リップグロス、アイグロス、アイカラー、チーク、ボディーグロス、軟膏、石鹸、ムース、トニック、ゲル、シャンプー、ヘアミスト、入浴剤、ネイルケア等が挙げられる。 医薬品または医薬部外品としては、ローション、クリーム、軟膏、スプレー、アエロゾル、スキンパッチ、ゲル等の製剤が挙げられる。有効薬剤の例としては抗感染性剤(抗ウイルス剤等)、鎮痛薬または鎮痛薬混合物、関節炎薬、抗抑制薬、糖尿病薬、抗ヒスタミン剤、抗炎症剤、偏頭痛製剤、制吐薬、抗腫瘍剤、痒み止め、精神病薬、キサンチン誘導体、カルシウム通路遮断薬、ベータ−遮断薬、抗不整脈剤、抗高血圧症剤、利尿薬、心臓脈管製剤、ホルモン、免疫抑制剤、筋肉弛緩剤、血管収縮薬、血管拡張薬、傷治癒促進剤、アレルギー阻害剤、抗アクネ剤、老化防止剤、咳止め、痔薬、局所麻酔剤、炎症阻害剤、抗コリン剤等が挙げられる。 本発明の外用剤は、目的または必要に応じて美白剤、保湿剤、抗酸化剤、抗炎症剤、ビタミン類、ホルモン剤、酵素、血行促進剤、アミノ酸類、UV吸収剤、サンスクリーン剤、日焼け剤、育毛用薬剤(抜け毛防止剤、毛髪成長促進剤等)、動植物抽出物、しわ防止剤、防腐剤、毛髪軟化剤、毛髪加湿剤、メークアップ製剤、ヘアコンディショナ、スキンコンディショナ、毛髪白色化剤、キレート剤、細胞交代促進剤、着色剤、皮膚軟化剤または皮膚加湿剤、消臭剤または制汗剤等を含有してもよい。 美白剤としては、ハイドロキノン誘導体[α−D−グルコース、ハイドロキノンβ−D−グルコース(アルブチン)、ハイドロキノンα−L−グルコース、ハイドロキノンβ−L−グルコース、ハイドロキノンα−D−ガラクトース、ハイドロキノンβ−D−ガラクトース、ハイドロキノンα−L−ガラクトース、ハイドロキノンβ−L−ガラクトース等のハイドロキノン配糖体等]、コウジ酸またはその誘導体、L−アスコルビン酸またはその誘導体[L−アスコルビン酸モノリン酸エステル、L−アスコルビン酸2−硫酸エステル等のL−アスコルビン酸モノエステル類、L−アスコルビン酸2−グルコシド等のL−アスコルビン酸グルコシド類またはそれらの塩等]、トラネキサム酸またはその誘導体[トラネキサム酸の二量体(塩酸トランス−4−(トランス−アミノメチルシクロヘキサンカルボニル)アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等)、トラネキサム酸とハイドロキノンのエステル体(トランス−4−アミノメチルシクロへキサンカルボン酸4’−ヒドロキシフェニルエステル等)、トラネキサム酸とゲンチシン酸のエステル体(2−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキシルカルボニルオキシ)−5−ヒドロキシ安息香酸またはその塩等)、トラネキサム酸のアミド体(トランス−4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸メチルアミドまたはその塩等)]、エラグ酸またはその誘導体、サリチル酸またはその誘導体[3−メトキシサリチル酸またはその塩、4−メトキシサリチル酸またはその塩、5−メトキシサリチル酸またはその塩等]、レゾルシノール誘導体[4−n−ブチルレゾルシノールなどのアルキルレゾルシノールまたはそれらの塩等]、美白作用を有する植物抽出物等が挙げられる。 抗炎症剤としては、グリチルリチン酸塩(グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸アンモニウム等)、アラントイン、これらの混合物等が挙げられる。 抗菌剤としては、レゾルシン、イオウ、サリチル酸、ジンクピリチオン、感光素101号、感光素102号、オクトピロックス、ヒノキチオール、バシトラシン、エリスロマイシン、ネオマイシン、テトラサイクリン、クロロテトラサイクリン、ベンゼトニウム・クロライド、フェノール、多価アルコール類(1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等)、これらの混合物等が挙げられる。 ビタミン類としては、ビタミンA、C、D、EまたはK、ビタミンAパルミテート、チアミン、ビタミンB6、ビタミンB6塩酸塩等のビタミンB6誘導体、ビタミンB2、ビタミンB12、ニコチン酸、ニコチン酸アミド等のニコチン酸誘導体、パントテン酸、パントテニールエチルエーテル、ピリドキシン、イノシトール、カルニチン等のビタミンB複合物、パンテノール、これらの混合物等が挙げられる。ホルモン剤としては、オキシトシン、コルチコトロピン、バソプレッシン、セクレチン、ガストリン、カルシトニン等が挙げられる。 酵素としては、トリプシン、塩化リゾチーム、キモトリプシン、キモトリプシン様酵素、アスパラギン酸プロテイナーゼ、セミアルカリプロテナーゼ、セラペプターゼ、リパーゼ、ヒアルロニダーゼ等が挙げられる。 抗酸化剤としては、チオタウリン、グルタチオン、カテキン、アルブミン、フェリチン、メタロチオネイン、上記のL−アスコルビン酸またはその誘導体等が挙げられる。 血行促進剤としては、アセチルコリン誘導体、セファランチン、塩化カルブロニウム等が挙げられる。 アミノ酸類としては、ステアリル・アセチル・グルタメート等の両性アミノ酸、カプリロイル・シルク・アミノ酸、カプリロイル・コラーゲン・アミノ酸、カプリロイル・ケラチン・アミノ酸、カプリロイル・ピー・アミノ酸、ココジモニウム・ヒドロキシプロピル・シルク・アミノ酸、コーン・グルテン・アミノ酸、システイン、グルタミン酸、グリシン、毛髪・ケラチン・アミノ酸、アスパラギン酸等の毛髪アミノ酸、トレオニン、セリン、グルタミン酸、プロリン、グリシン、アラニン、ハーフ−シスチン、バリン、メチオニン、イソロイシン、ロイシン、チロシン、フェニルアラニン、システイン酸、リジン、ヒスチジン、アルギニン、システイン、トリプトファン、シトルリン、シルクアミノ酸、小麦アミノ酸、これらの混合物等が挙げられる。 UV吸収剤としては、ベンゾフェノン、ボルネロン、ブチル・パーバ、シンナミドプロピル・トリメチル・アンモニウム・クロライド、ジソジウム・ジスチリルビフェニル・ジスルホネート、パーバ、ポタシウム・メトキシシンナメート、これらの混合物等が挙げられる。 サンスクリーン剤としては、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクチルメトキシシンナメート、オクトクリレン、オクチルサリチレート、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、エチル・ヒドロキシプロピルアミノベンゾエート、メンチルアントラニレート、アミノ安息香酸、シノキセート、ジエタノールアミンメトキシシンナメート、グリセリル・アミノベンゾエート、二酸化チタン、二酸化亜鉛、オキシベンゾン、パジメート−O、レッド・ペトロラタム、これらの混合物等が挙げられる。 育毛用薬剤としては、センブリエキス、アセチルコリン誘導体、セファランチン、塩化カルプロニウム等の血行促進剤、トウガラシチンキ、カンタリスエキス、ノニル酸バニルアミド等の局所刺激剤、ピリドキシン若しくはその誘導体等の抗脂漏剤、塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノール、ジンクピリチオン、感光素101号、感光素102号、オクトピロックス、ヒノキチオール等の抗菌剤、感光素301号、プラセンタエキス、ビオチン等の代謝賦活剤、セリン、メチオニン、トリプトファン等のアミノ酸類、ビタミンB2、B12、パントテン酸またはその誘導体等のビタミン類等が挙げられる。 動植物抽出物のうち植物抽出物としては、茶エキス、イザヨイバラエキス、オウゴンエキス、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、海藻エキス、キューカンバエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリスエキス、イチョウエキス、イチヤクエキス、センブリエキス、トウガラシチンキエキス、カンタリスエキス等が挙げられる。また、動物抽出物としては、プラセンタエキス、コラーゲン等が挙げられる。 本発明の外用剤は、本発明の油剤以外の他の油性成分を含有していてもよい。他の油性成分は、動物油、植物油、合成油等の起源、および固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、例えば炭化水素類、シリコーン油、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等を用いることができる。具体的には、軽質流動イソパラフィン、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油ワックス、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワックス、カルナバロウ、キャンデリラロウ等の天然ワックス類、オクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体等を用いることができる。 本発明の外用剤は油剤、上記の成分等に加え、必要に応じて保湿剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、香料、増粘剤、防腐剤、体質顔料、着色顔料等の色剤、pH調整剤、キレート剤(クエン酸、リン酸、EDTA−4Na等)等、通常外用剤に用いる成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜含有してよい。 本発明の外用剤の形態は特に制限されず、その使用目的に応じて液剤、乳化剤、半固形剤、固形剤等であってよい。乳化剤は特に制限されず、油中水型(W/O型)または水中油型(O/W型)であっても、W/O/W型、O/W/O型等であってもよい。例えば油中水型の乳化化粧料の場合、油剤に水および水溶性成分(水相成分)を加えて調製する。油剤および水相成分の含有比は乳化剤の所望する性状に合わせて調整可能であり特に限定されない。[4]保湿剤 本発明の保湿剤は、上述の外用剤に用いるだけでなく、接着剤(スティック状糊等)、インク(インクジェット用インク、水性インク等)、衛生用紙(ローションティシュ、ローショントイレットペーパー等)、保湿サポータ、調湿シート、清拭シート等に用いることができる。例えば、保湿剤を水性インクに用いる場合、本発明の油剤を水性顔料、界面活性剤、キレート剤、溶解助剤、浸透制御剤、粘度調整剤、pH調整剤、酸化防止剤等の通常インクに使用される他の成分とともに水溶液とすることにより調製することができる。また、本発明の保湿剤を衛生用紙に用いる場合、保湿剤をシートに塗工、含浸、スプレー塗布することにより、保湿剤を含む衛生用紙を調製することができる。 本発明の保湿剤は本発明の油剤を含有していればよく、本発明の目的を損わない範囲で適宜他の保湿剤を併用してもよい。他の保湿剤としては、多価アルコール系保湿剤(グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等)、糖類系保湿剤(トレハロース、硫酸化トレハロース、プルラン、マルトース、カルボキシメチルデキストラン等)、アミノ酸系保湿剤(プロリン、グリシン、セリン、トレオニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、リシン等)等が挙げられる。[5]潤滑剤 本発明の潤滑剤は、例えば金属の切削加工や研削加工等に用いられる金属加工液、油圧システム等における圧力伝達媒体である油圧作動液、機械、装置等の作動部分の潤滑液または作動液、機械、装置等の加工時において使用する防錆液、洗浄システムで使用される防錆潤滑液、金属の洗浄、研削、塑性加工、鋼の焼入れ焼き戻しに使用されるクーラント液等に用いることができる。 本発明の潤滑剤は、所望により他の添加剤、例えば脂肪酸(直鎖飽和脂肪酸、モノエン不飽和脂肪酸、ポリエン不飽和脂肪酸、脂環式脂肪酸、モノヒドロキシ脂肪酸、ジヒドロキシ脂肪酸等)、脂肪酸エステル(上記脂肪酸のアルキルアルコ−ルとのエステル等)、防錆剤(ナフテン酸、アルケニルコハク酸等のカルボン酸類、またはその金属(Na、K、Ca、Mg等)塩等)、界面活性剤(ノニオン系、アニオン系、カチオン系または両性系界面活性剤)、防腐剤(1,2−アルカンジオール系、フェノール系、トリアジン系、イソチアゾリン系防腐剤等)、消泡剤(シリコーンのエマルション、高級アルコール、金属石鹸等)等を適宜配合してもよい。 本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。 本実施例において、粘度はブルックフィールド粘度計、DV−II+(スピンドルNo.2、12rpm、25℃)により測定した。 酸価および水酸基価は、化粧品原料基準(新訂版、平成11年8月30日第1刷発行)、一般試験法18.酸価測定法及び24.水酸基価測定法により測定した。また、色相(APHA)は日本電色(株)OME2000により測定した。実施例1 撹拌装置、温度計、還流装置および窒素ガス供給ノズルを備えた1Lのガラス製4つ口フラスコに、コハク酸177.2g(1.5モル)および2−(2−エトキシエトキシ)エタノール(山一化学工業(株)製、EDG)、通称カルビトールを603.9g(4.5モル)及び触媒としてp−トルエンスルホン酸0.78g、溶剤としてトルエン120mlを添加し、溶剤を還流しつつ160℃で酸価が3以下になるまで反応させた(OH基/COOH基=1.5)。反応時間は約15時間であった。次に反応液を160℃で約5mmHgに減圧し、未反応のカルビトールを留去した。EDGを除去した反応液に、炭酸ナトリウム10水塩15.6gを添加し、120℃で1時間攪拌した。このスラリー状の反応物をろ過し、淡黄色のコハク酸ジカルビトール497gを得た。得られたコハク酸ジカルビトールのIR、GC/MSチャートを図1および図2A/図2Bに示す。また、コハク酸ジカルビトールの酸価、ケン化価、水酸基価、色相(APHA)、粘度、水溶性、油溶性および使用感についての測定結果を表1に示す。実施例2 コハク酸の代わりにリンゴ酸201.1g(1.5モル)を使用した以外、実施例1と同様にしてリンゴ酸ジカルビトール505gを合成した。OH基/COOH基=1.5(リンゴ酸のOHを除く)、反応時間は18時間であった。リンゴ酸ジカルビトールの酸価、ケン化価、水酸基価、色相(APHA)、粘度、水溶性、油溶性および使用感についての測定結果を表1に示す。実施例3 コハク酸の代わりにアジピン酸219g(1.5モル)を使用した以外、実施例1と同様にしてアジピン酸ジカルビトール539gを合成した。OH基/COOH基=1.5、反応時間は14時間であった。アジピン酸ジカルビトールの酸価、ケン化価、水酸基価、色相(APHA)、粘度、水溶性、油溶性および使用感についての測定結果を表1に示す。実施例4 コハク酸の代わりに酒石酸225g(1.5モル)を使用した以外、実施例1と同様にして酒石酸ジカルビトール545gを合成した。OH基/COOH基=1.5、反応時間は16時間であった。酒石酸ジカルビトールの酸価、ケン化価、水酸基価、色相(APHA)、粘度、水溶性、油溶性および使用感についての測定結果を表1に示す。実施例5 カルビトールの代わりにトリエチレングリコールモノエチルエーテル 739g(4.5モル)を使用した以外、実施例1と同様にしてコハク酸ジトリエチレングリコールモノエチルエーテル585gを合成した。OH基/COOH基=1.5、反応時間は18時間であった。コハク酸ジトリエチレングリコールモノエチルエーテルの酸価、ケン化価、水酸基価、色相(APHA)、粘度、水溶性、油溶性および使用感についての測定結果を表1に示す。実施例6 カルビトールの代わりにモノエチレングリコールモノエチルエーテル 406g(4.5モル)を使用した以外、実施例1と同様にしてコハク酸ジモノエチレングリコールモノエチルエーテル374gを合成した。OH基/COOH基=1.5、反応時間は18時間であった。コハク酸ジモノエチレングリコールモノエチルエーテルの酸価、ケン化価、水酸基価、色相(APHA)、粘度、水溶性、油溶性および使用感についての測定結果を表1に示す。比較例1 コハク酸の代わりにイソノナン酸316g(2モル)およびカルビトールを403g(3モル)を使用した以外、実施例1と同様にしてイソノナン酸カルビトール521gを合成した。OH基/COOH基=1.5、反応時間は20時間であった。イソノナン酸カルビトールの酸価、ケン化価、水酸基価、色相(APHA)、粘度、水溶性、油溶性および使用感についての測定結果を表1に示す。実施例7化粧水の製造 表2に示す成分を60℃〜70℃において均一に溶解した後、30℃まで冷却して、化粧水を調製した。実施例8化粧水の製造 表3に示す成分を60℃〜70℃において均一に溶解した後、30℃まで冷却して、化粧水を調製した。実施例9化粧水の製造 表4に示す成分を60℃〜70℃において均一に溶解した後、30℃まで冷却して、化粧水を調製した。実施例10化粧水の製造 表5に示す成分を60℃〜70℃において均一に溶解した後、30℃まで冷却して、化粧水を調製した。実施例11化粧水の製造 表6に示す成分を60℃〜70℃において均一に溶解した後、30℃まで冷却して、化粧水を調製した。実施例12化粧水の製造 表7に示す成分を60℃〜70℃において均一に溶解した後、30℃まで冷却して、化粧水を調製した。実施例13スキンクリーム(O/W型クリーム)の製造 表8に示す組成物A及び組成物Bを、夫々別個に75〜80℃において均一に溶解した。次いで、組成物Bを組成物Aに攪拌しながら添加し、ホモミキサーにより乳化した。次いで、該混合物を攪拌しながら30℃まで冷却してO/W型スキンクリームを調製した。実施例14クレンジングオイルの製造 表9に示す成分を80℃において均一溶解した後、30℃まで冷却して、クレンジングオイルを調製した。実施例15クレンジングオイルの製造 表10に示す成分を80℃において均一に溶解した後、30℃まで冷却して、クレンジングオイルを調製した。実施例16クレンジングオイルの製造 表11に示す成分を80℃において均一に溶解した後、30℃まで冷却して、クレンジングオイルを調製した。実施例17シャンプーの製造 表12に示す実施例6のエステル化物、成分4及び5を予め加熱溶解した以外は、定法に従って、全成分を75℃〜80℃において均一に溶解した後30℃まで冷却して、シャンプーを調製した。実施例18洗い流し用ヘアトリートメントの製造 表13に示す組成物A及び組成物Bを、夫々別個に75〜80℃において均一に溶解した。次いで、組成物Bを組成物Aに攪拌しながら添加し、ホモミキサーにより乳化した。該混合物を攪拌しながら30℃まで冷却して、洗い流し用ヘアトリートメントを調製した。実施例19水含有リップグロスの製造 表14に示す成分2〜6および8を90〜105℃において均一に溶解した。一方、成分1と成分7を均一に混合した。次いで、これらを80℃で均一に混合した後、30℃まで冷却して、水含有リップグロスを調製した。実施例20水含有リップグロスの製造 表15に示す成分2〜8および10を90〜105℃において均一に溶解した。一方、成分1と成分9を均一に混合した。次いで、これらを80℃で均一に混合した後、30℃まで冷却して、水含有リップグロスを調製した。実施例21O/W型乳化ファンデーションの製造 予め、ホモミキサーを用いて、表16に示す成分4〜8を成分1、2および3に分散した。組成物A及び組成物Bを、それぞれ別個に75〜80℃において均一に溶解した。次いで、組成物Aを組成物Bに攪拌しながら添加した後、ホモミキサーにより乳化した。次いで、該混合物を攪拌しながら30℃まで冷却して、O/W型乳化ファンデーションを調製した。実施例22ヘアミスト 表17に示す成分1〜5及び7を80℃において均一に溶解した後、50℃まで冷却した。次いで成分6を添加し、さらに30℃まで冷却し、ヘアミストを調製した。実施例23ヘアミスト 表18に示す成分1〜6および8を80℃において均一に溶解した後、50℃まで冷却した。次いで成分7を添加し、さらに30℃まで冷却し、ヘアミストを調製した。実施例24入浴剤 表19に示す成分1〜5および7〜9を60℃において均一溶解した後、50℃まで冷却する。次いで成分6を添加し、さらに30℃まで冷却し、入浴剤を調製した。 コハク酸ジカルビトールを含有する、油剤。 粘度が25℃で5〜200(mPa・s)である、請求項1に記載の油剤。 請求項1または2に記載の油剤を含有する、潤滑剤。 請求項1または2に記載の油剤を含有する、保湿剤。 請求項1または2に記載の油剤を含有する、外用剤。 化粧料である、請求項5に記載の外用剤。