タイトル: | 公開特許公報(A)_芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物からなる育毛黒髪促進料 |
出願番号: | 2007161892 |
年次: | 2008 |
IPC分類: | A61K 8/97,A61K 8/98,A61Q 7/00 |
水谷 耕治 JP 2008291005 公開特許公報(A) 20081204 2007161892 20070523 芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物からなる育毛黒髪促進料 水谷 耕治 596135571 水谷 耕治 A61K 8/97 20060101AFI20081107BHJP A61K 8/98 20060101ALI20081107BHJP A61Q 7/00 20060101ALI20081107BHJP JPA61K8/97A61K8/98A61Q7/00 9 書面 4 4C083 4C083AA071 4C083AA072 4C083AA111 4C083AA112 4C083AA121 4C083AA122 4C083AD472 4C083CC37 4C083DD21 4C083DD22 4C083DD23 4C083EE22 4C083EE24 技術分野本発明は焼酎粕(もろみ)の抽出液から得られる発酵成生物とシルク桧オイル多汁性植物成分から得られる育毛黒髪促進料 焼酎粕(もろみ)には醸酵に由来した成分である各種アミノ酸、灰分、ビタミン類、有機酸、タンパク質、各種糖分等の栄養成分、旨味成分のごとき、有効成分が含まれているにもかかわらず、食品素材等に一部が使用されているのが現況である。又、現在、焼酎粕の大半が海洋投棄及び陸上焼却されている。問題は資源の損失、環境上の問題などのことを考え再利用することにより、問題の解決に一役を投じるものである。この有効利用が種々検討されているが、未だ抜本的な解決には至っていない現況である。 技術文献 特開平11−60448特開昭56−79617 現事情に鑑み、本発明は焼酎粕の有効利用を図ることを目的として、育毛黒髪促進料の開発を目的とする。整髪料は頭皮を通して細胞に吸収されるだけでなく、直接的、間接的に口を経由し体内にも入ってくることも有り、安全性が重要である。本原料は純植物性及び、動物性タンパク質であるゆえ、安全な原料として使用できる。 第一の発明は請求項1〜9に記載する芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物からなる育毛黒髪促進剤である。本発明は長年の研究を重ねた結果、焼酎粕の有効成分であるアミノ酸類、有機酸、ビタミン、灰分等が頭皮及び毛髪に対して、保湿や潤いを与える効果を得、優れた育毛黒髪が得られた。又、焼酎粕は芋、麦、米など多種類あるが、今回は芋焼酎粕を使用した。前記焼酎粕は通常もろみといわれているものである。 一口に薄毛や脱毛症と言っても個人的に程度の差は大きくある。ここでは1日の抜け毛の本数が多い。分け目が広くなった。地肌が透けて見える。髪のボリュームが減った。など、どちらかといえば程度の軽い抜け毛や薄毛になった場合でも少しの努力と気遣いで改善できる、その育毛剤がもろみを主成分とした黒髪促進料である。 黒髪を生き生きさせるにはシャンプー剤の選び方にある市販されている大半のシャンプー剤は洗浄基剤として合成系の界面活性剤を使用しているが、これ自体が人間の体、特に皮膚、頭皮にとって有害である事は多くの事例によって語り尽くされている。それでもなお、洗浄が強く、安価で大量に利用できるので広く出回っている。それに髪さらさら、つやつや、しっとりまとまりやすい、などとマスコミによって宣伝されているため、誰もがその害を気にもせず、使用しているのである。髪は天然繊維の中でもすこぶる強靭な部類にランクされ、少々雑に扱っても簡単に傷むものではない。しかし生きた毛根細胞に対して合成系界面活性剤はダメージを与えるのに十分な毒性を有していて、時間の経過とともに毛髪を細く弱くし、そして抜けやすくしてしまう。さらにこの物質は毛根細胞だけでなく、頭皮全体に徐々に浸透し、害を及ぼすことになる。では、害の無いシャンプー剤とはどのようなものであるか。古くからあるものとしては、米ぬか、海藻、お酢などがある。しかしこれらには使い方が面倒であったり、汚れ落が悪かったり、泡の出が悪かったり、日常的に使用するには不都合な面が多すぎて、今ではあまり使用していない。次に天然素材の石鹸である。これは皮膚浸透することもなく毒性はほとんどない。ただ継続して使用すると、金属性石鹸が残留し、髪がバサバサした感触になるなど使用感はあまりよくない。 本発明の原料として用いる焼酎粕(もろみ)及びシルク、桧オイル、多汁性植物、灰分等は特に限定するものではない。 酵素剤は原料利用率の向上目的とする成分含有率を上げるため使用した方が良い。 酵素剤の種類としては、糖化酵素、タンパク質分解酵素、セルロース分解酵素など 「シルクパウダーの成分」シルクに含まれるアミノ酸には特異性があり、その含有量はグリシン(36.1)アラニン(28.7)セリン(11.3)チロシン(10.2)また必須アミノ酸も(8.0)%含まれている 桧オイルは抗菌作用が強大のため使用 焼酎粕(もろみ)芋のアミノ酸分析結果 m/g 100mlアルギン酸 7 スレオニン 4 セリン 5アスパラニン 6 グルタミン酸 6 プロリン 13グリシン 8 アラニン 14 イソロイシン 4ロイシン 9 チロシン 5 フェニルアラニン 7ギャバ 7 リジン 10 ヒスチジン 3アルギニン 9愛知県食品工業技術センター調べ 芋焼酎粕の成分分析 成分 芋焼酎粕P.H 4.3 アミノ酸窒素 37.3m/g 100ml灰分 0.54 アミノ酸として 233m/g 100ml有機物 5.2TOC(PPM) 25000T−N(PPM) 2300BOD(PPM) 50000SS(PPM) 37000 次に実験及び実施例を挙げて本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 例 焼酎粕 300cc シルク 1g 桧オイル 120cc 酵素 3g 香料 0.3cc 焼酎粕 300cc シルク 2g 桧オイル 300cc 酵素 3g 多汁性植物 30g 灰分 7g 香料 2cc 以上記載の如く本発明による芋焼酎粕の抽出発にて得られる発酵成生物は頭皮、髪の毛に対して保湿効果、細胞活性化作用が抜群によく、育毛黒髪の促進に抜群の効果を発揮するものである。又、安全な天然物質であって、これを有効利用することにより、酒造工程より大量に産出される副産物である又焼酎粕の副産物が有効に利用され、環境保全に一役を投ずるものである。 芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物からなる育毛黒髪促進料 芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物とシルク繭からなる育毛黒髪促進料 芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物と桧オイルからなる育毛黒髪促進料 芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物と多汁性植物からなる育毛黒髪促進料 芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物と灰分からなる育毛促進料 芋焼酎粕の抽出液とシルクと桧オイルと多汁性植物と灰分抽出液を加熱殺菌したことを特徴とする育毛黒髪促進料 芋焼酎粕の抽出液から得られる発酵成生物とシルク桧オイル多汁性植物、灰分抽出液を前記発酵成生物に対して1〜90重量%を入れることを特徴とする育毛黒髪促進料 芋焼酎粕とシルク、桧オイル多汁性植物灰分が固体、半流動体、流動体である請求項1ないし7のいずれかに記載の育毛黒髪促進料 芋焼酎粕とシルク粉体及び桧オイル、多汁性植物灰分抽出液が複合及び単体で製造することを請求項1ないし8項のいずれかに記載する育毛黒髪促進料 【課題】純植物性及び、動物性タンパク質であるゆえ、安全な原料として使用できる芋焼酎粕(もろみ)の有効利用方法の提供。【解決手段】芋焼酎粕(もろみ)の抽出液から得られる発酵成生物からなる育毛黒髪促進料。抽出液の配合量は1〜90%重量物が好ましく、さらにシルク繭、桧オイル、多汁性植物抽出物、灰分抽出液等を配合しても良い。【選択図】なし