生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_プロピレンオキサイドの製造方法
出願番号:2007115224
年次:2007
IPC分類:C07D 301/12,C07D 303/04


特許情報キャッシュ

瀬尾 健男 阿部川 弘明 JP 2007314525 公開特許公報(A) 20071206 2007115224 20070425 プロピレンオキサイドの製造方法 住友化学株式会社 000002093 久保山 隆 100093285 中山 亨 100113000 榎本 雅之 100119471 瀬尾 健男 阿部川 弘明 JP 2006123128 20060427 C07D 301/12 20060101AFI20071109BHJP C07D 303/04 20060101ALI20071109BHJP JPC07D301/12C07D303/04 7 1 OL 8 4C048 4C048AA01 4C048BB02 4C048CC01 4C048UU03 4C048XX02 本発明は、プロピレンのエポキシ化反応を行うことによりプロピレンオキサイドを製造する方法において未反応プロピレン、ベントガス中のプロピレンオキサイド等を効率的に回収する工程を含むプロピレンオキサイドの製造方法に関するものである。 プロピレンをエポキシ化してプロピレンオキサイドを製造する方法において、エポキシ化反応後の分離工程から出てくるベントガス中のプロピレン、プロピレンオキサイドを回収する方法として、分離工程から排出されるガスをメタノールなどのアルコール、グリコール、環状エーテル、グリコールエーテル、ケトンに接触させてプロピレンおよびプロピレンオキシドを回収し、プロピレンをリサイクルする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。国際公開第01/57009号パンフレット該特許文献には、特に、反応溶媒として用いるメタノールが好ましいと記載されているが、メタノール溶媒では、未反応のプロピレンなどの吸収効率が必ずしも十分ではないといったといった問題がある。本発明は、係るエポキシ化反応における問題点を解決し、効率的にプロピレンを製造する方法を提供する。 すなわち、本発明は、過酸化水素をエポキシ化触媒の存在下、液相中、プロピレンと反応させプロピレンオキサイドを製造する工程、および当該工程で生成するベントガス中のリサイクル可能な成分をニトリルを含む溶媒に吸収させて回収する工程からなるプロピレンオキサイドの製造方法に関するものである。本発明によれば、効率的にプロピレンを製造することができる。プロピレンのエポキシ化反応は、過酸化水素もしくは反応係内で水素と酸素から生成した過酸化水素が用いられる。本発明における過酸化水素を用いてプロピレンのエポキシ化反応を行う方法について説明する。過酸化水素を用いてプロピレンのエポキシ化反応を行う為の触媒としては、チタノシリケート触媒があげられる。過酸化水素の供給方法としては、予め製造した過酸化水素溶液を供給する方法、あるいは反応系内で過酸化水素を合成して供給する方法があげられる。反応系内で過酸化水素を合成する方法としては、水素および酸素から、系内でPd、Au等の過酸化水素を合成する遷移金属触媒をエポキシ化反応の触媒に担持或いは混合して使用する事により、過酸化水素を合成する方法があげられる。 予め製造した過酸化水素溶液を供給する場合、過酸化水素溶液中の過酸化水素の濃度は、通常、0.1〜70重量%である。また、過酸化水素溶液としては、過酸化水素水溶液あるいは過酸化水素、水、有機溶媒の混合溶液があげられる。本発明によるプロピレンのエポキシ化反応の反応温度は0℃〜150℃程度、反応圧力0.1MPa〜20MPa程度で行われる。 反応方法としては、固定床流通反応方式あるいはスラリー反応方式があげられる。エポキシ化反応の溶媒としては、単独種のニトリル、2種以上のニトリルの混合溶媒、あるいはニトリルと水の混合溶媒、アルコール、アルコール水の混合溶媒が挙げられる。ニトリルとしては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリルがあげられる。アルコールとしてはメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、n−ブタノール、sec-ブタノール、t−ブタノールの単独もしく2種類以上の混合溶媒が上げられる。工業的には、アセトニトリル、アセトニトリル水の混合溶媒、メタノールあるいはメタノール水の混合溶媒が入手容易であり安価である点で好ましい。また、アセトニトリル、メタノールは水溶性であり、液相が均一になるため、プロセス構築が容易になる点で好ましい。エポキシ化工程後の分離工程で生成するベントガスには、リサイクル可能な成分である未反応プロピレンが代表的な成分として含まれ、反応生成物であるプロピレンオキサイドが含まれることもあるが、これもリサイクル可能な成分である。ベントガス中に含まれるリサイクル可能な成分をニトリルを含む溶媒に吸収させて回収することにより、当該成分を蒸留分離する場合のような多大なエネルギーを必要せず、安価なプロピレンオキサイドを製造することができる。過酸化水素を用いてプロピレンのエポキシ化反応を行うことによりプロピレンオキサイドを製造する方法では、反応係内で過酸化水素の分解により酸素が副成し、これが蓄積され高濃度になり有機化合物と爆発性の混合気を生ずることもあり、不活性ガスを反応系内に供給しながら生成した酸素が爆発性の混合気を生じる危険を避けるために反応係内に、窒素、二酸化炭素の不活性ガスやメタン,エタンもしくはプロパン等を系内に供給することもある。このため、ベントガス中にこれらの不活性ガス等が含まれることもある。水素および酸素から過酸化水素を系内で合成しエポキシ化反応に用いる方法では、例えば圧縮空気や、PSA(Pressure Swing Adsorption)で合成した少量の窒素を含む酸素等の安価な酸素源を使用した場合、これらの不活性ガスもベントガスに含まれる。水素および酸素から過酸化水素を系内で合成し、エポキシ化反応に用いる場合、プロピレンが燃焼し、二酸化炭素が副生する場合がある。また、酸素の供給源に安価な空気を用いた場合、ベントガス中には、窒素や二酸化炭素等のプロピレンのエポキシ化に不活性な不活性ガスやプロピレン中の不純物が蓄積することもあるが、これらの蓄積物や不活性ガス等もベントガスとして係外に抜くことができる。 ベントガスからプロピレンオキサイドおよび未反応プロピレンを回収するために用いられるニトリルを含む溶媒としては、単独種のニトリル、2種以上のニトリルの混合溶媒、あるいはニトリルと水の混合溶媒が挙げられる。ニトリルとしては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリルがあげられる。溶媒回収の簡便性からエポキシ化反応溶媒と同じ溶媒とすることが好ましい。反応溶媒として水と均一相を成すニトリルと水との混合溶媒を使用した場合は、通常、回収エネルギー削減の観点より、共沸組成より水含量が多い組成で反応を行うことが好ましい。しかし、吸収工程において水と混和する溶媒(水と均一相を形成する溶媒)を使用すると、ニトリル単独と比較して、融点が高いため、吸収工程でのリサイクル可能な成分の気相部へのロスを少なくするために冷却する際にその下限温度が限定され不利となる。そこで、反応溶媒として水と均一相を成すニトリルと水との混合溶媒を使用した場合は、まず溶媒回収工程で当該混合溶媒から溶媒を回収し、次いで回収された溶媒の一部を溶媒精製工程に供して、水分を分離して、水含量の少ない組成の溶媒として、吸収工程に供することがより好ましい。吸収工程に供される溶媒の水含量は、蒸留塔の段数、還流比、および、冷却時の融点により設定されるが、通常1重量パーセント以下、好ましくは、0.1重量パーセント以下である。吸収工程で得られるプロピレンおよびプロピレンオキシドを吸収したニトリルを含む吸収液は、吸収工程とエポキシ化工程の溶媒が同じ場合はそのままエポキシ化工程に供給される。吸収工程とエポキシ化工程の溶媒が異なる場合は、リサイクル可能な成分を蒸留分離した後、当該成分のみをエポキシ化工程に供するか、吸収液に水を追加供給して溶媒組成をエポキシ化工程の溶媒組成にあわせた後にエポキシ化工程に供される。水を追加供給する場合は、吸収液をエポキシ化工程に供する際にエポキシ化工程の反応溶媒の組成に合わせて水分を調整するため不足する水分を追加供給しても構わない。反応溶媒として水と均一相を成すニトリルと水との混合溶媒から溶媒精製工程において水を分離する方法として、例えば、モレキュラーシーブやゼオライトのような吸着剤を用いたり、蒸留によってニトリルから水を除去する方法が挙げられる。アセトニトリルのように水と共沸し、なおかつ系の圧力と共沸組成に相関関係があるニトリル類の場合、まずニトリルの濃度が高い共沸組成になる圧力で精留を行って水とアセトニトリルを塔頂から留出させ、次にニトリルの濃度が低い共沸組成になるような圧力で精留を行うことで塔底から水分濃度が低いニトリルを得る、分離方法が挙げられる。ニトリルを含む溶媒を反応溶媒として使用する場合に好ましく用いられるエポキシ化反応触媒としては、MWW構造を有する結晶性チタノシリケートやMWW構造を有する結晶性チタノシリケートの層状前駆体等のチタノシリケートが例示される。チタノシリケート触媒としては、ニトリルを含む溶媒使用時に高い活性が得られる点で酸素12員環以上の細孔構造をもつチタノシリケート触媒が好ましく、Ti−MWW触媒,層状チタノシリケート触媒がより好ましい。Ti−MWWとは、IZA(国際ゼオライト学会)の構造コードでMWW構造を有する結晶性チタノシリケートである。層状チタノシリケートとしては、例えばChemistry Letters,774−775,(2000)記載のTi−MWWゼオライトの層状前駆体等が知られている。例えば触媒,158,vol43,(2001)にTi−MWWゼオライト前駆体が層構造を持つ事が記載されているようにX線回折ピークより確認する事ができる。 本発明におけるプロピレンオキサイドを製造するプロセスフローの一例であるブロックフロー図1および図2を例にあげ以下説明する。図1において、流体1はプロピレン、過酸化水素水、アセトニトリル、不活性ガスである。流体2はエポキシ化反応留出物である。流体2は分離工程でガス流体3と液流体4に分離される。液流体4は分離・精製工程で流体5,流体6,流体7に分離され、製品化,リサイクル,パージされる。製品プロピレンオキサイドは流体5として取出す事ができる。流体6は主として、プロピレンとプロパンから成る。流体6は、一部がエポキシ化工程にリサイクルされ、一部が、プロパン分離工程に送られる。プロパン分離工程では、通常、搭頂部よりプロピレンを回収(流体8)し、搭底部よりプロパンを分離(流体9)する。回収されたプロピレン(流体8)は再びエポキシ化工程へ供給される。流体7は、主として水、アセトニトリルから成り、プロピレングリコールやそのオリゴマー等が含まれることもある。流体7は、一部がエポキシ化工程にリサイクルされ、一部が溶媒回収工程に供給される。溶媒回収工程では、共沸組成でアセトニトリルと水が搭頂部より回収(流体10)され、水およびプロピレングリコールやオリゴマー等の高沸点化合物が搭底部より分離され、一部が廃棄工程(流体11)に送られ、残りはエポキシ化工程(流体12)およびベントガス中のリサイクル可能な成分を回収する吸収工程(流体13)に供給される。分離工程にて分離されたガス流体3は、不活性ガス、プロピレン、酸素、プロピレンオキサイドを含む。流体3の一部はベントラインよりパージされ、残りは吸収工程に供給される。流体3は吸収工程にて、溶媒回収工程にて得られたアセトニトリルと水の混合物(流体13)と接触し、プロピレンおよびプロピレンオキサイドが回収され、再びエポキシ化工程に供給される。リサイクル可能な成分を回収した後の残りのガス流体は、系外にパージされる。図2において、流体1はプロピレン、水素、酸素、窒素、アセトニトリル、水、不活性ガスである。流体2はエポキシ化反応液であり、流体3はエポキシ化反応ガスである。流体2は溶媒分離工程に供給され、流体3は吸収工程に付される。流体2は主としてアセトニトリル、水、プロピレンオキサイド、プロピレン、プロピレングリコール、プロパンよりなり、流体3は、主として水素、酸素、窒素、プロピレンオキサイド、プロピレンおよびプロパンよりなる。溶媒分離工程にて流体2は、高沸成分であるアセトニトリル、水およびプロピレングリコールを主成分とする流体4と、軽沸成分であるプロピレンオキサイド、プロピレン、プロパンを主成分とする流体5に分離される。流体5は粗プロピレンオキサイド分離工程にてプロピレンオキサイドを主成分とする流体6とプロピレン、プロパンを主成分とする流体7に分離される。流体6は精製工程にて、精プロピレンオキサイドに精製され製品(流体8)となる。流体7は、一部がエポキシ化工程にリサイクルされ、一部が、プロパン分離工程に送られる。プロパン分離工程では、通常搭頂部よりプロピレンが回収(流体9)され、搭底部よりプロパンが分離(流体10)される。回収されたプロピレン(流体9)は再びエポキシ化工程へ供給される。アセトニトリル、水およびプロピレングリコールを主成分とする流体4は、一部がエポキシ化工程にリサイクルされ、一部が溶媒回収工程に供給される。溶媒回収工程では、共沸組成でアセトニトリルと水が搭頂部より回収(流体11)され、水およびプロピレングリコールやオリゴマー等の高沸点化合物が搭底部より分離され、廃棄工程(流体12)に送られる。流体11は一部が溶媒精製工程(流体13)に送られ、残りはエポキシ化工程(流体14)に供給される。溶剤精製工程では、供給された共沸組成であるアセトニトリルと水の混合物が、圧力スイング法によりアセトニトリル含量が1パーセント以下である水(流体15)と、水含量が1重量パーセント以下であるアセトニトリル(流体16)に分離される。流体15は廃棄工程へ、流体16は吸収工程へ付される。吸収工程では、水素、酸素、窒素、プロピレンオキサイド、プロピレン、プロパンを主成分とする流体3から、リサイクル可能な成分であるプロピレンオキサイドおよびプロピレンが、流体16により吸収され回収される(流体17)。流体17はアセトニトリル、プロピレンオキサイドおよびプロピレンを主成分とする。流体17は再びエポキシ化反応工程に供給される。プロピレンオキサイドおよびプロピレンを回収した後の残りのガス流体は、系外にパージされる。 本発明では、ベントガス中のプロピレンオキサイドおよびプロピレンをニトリル溶媒で吸収することにより、より効率的にベントガス中のプロピレンオキサイドおよびプロピレンを回収する事ができる。好ましいニトリル溶媒としては、アセトニトリル,プロピオニトリル等があげられる。 ベントガス中のプロピレンオキサイドおよびプロピレンをニトリル溶媒で吸収する条件としては、通常、温度0℃〜80℃(吸収塔の吸収液の温度)、吸収塔の圧力0MPa〜2MPa(絶対圧)である。温度は高すぎると吸収効率が下がり、低すぎると冷却の為のエネルギーコストが多大になる。圧力は、高すぎると圧縮のエネルギーコストが多大になり、低すぎると吸収効率が下がる。ベントガス中のリサイクル可能な成分をニトリル溶媒で吸収する方法としては、ガスと液の接触効率を高める為にニトリル溶媒中にベントガスをスパージャー等で分散させて吸収させる方法や、接触面積を高めるための充填物が充填された吸収塔の上部からニトリル溶媒を供給し、下部からガスを供給して向流接触させて吸収させる方法が好ましい方法である。 以下、本発明を実施例を挙げ説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例1 本発明を実施例により説明する。即ち、26℃、大気圧下、サーマルマスフローコントローラーを用いて、プロピレンガス3.3×10−7m3/s,窒素ガス3.0×10−6m3/sに制御したガスを混合し、0.10kgのアセトニトリル溶媒中にバブリングさせた。吸収開始30分後に溶液を取出すことで、サンプリングを行った。分析はガスクロマトグラフィを用いて行なった。その結果、単位溶媒重量あたりのプロピレン吸収量は、0.0477mol/kgであった。比較例1 アセトニトリル溶媒の代わりにメタノール溶媒を用いた以外実施例1と同様に実験を行った。その結果、単位溶媒重量あたりのプロピレン吸収量は、0.0425mol/kgであった。表1実施例2 (ブロックフロー図2の実験の例)エポキシ化工程300ccオートクレーブに重量比がアセトニトリル/水=80/20であるアセトニトリル水を131gとTi−MWW触媒2.276g、パラジウム1パーセント担持活性炭触媒1.056gを仕込んだ後、圧力を窒素にて絶対圧4MPaに調整し、ジャケットへの温水循環によりオートクレーブ内の温度を60℃に調整した。当該オートクレーブに水素3.8体積パーセント、酸素8.9体積パーセント、窒素87.3体積パーセントの組成である混合ガスを143NL/Hr、アントラキノン0.7ミリモル/kg、燐酸二水素アンモニウム0.7mmol/kgを含有するアセトニトリル水(アセトニトリル/水の重量比は80/20である)を90g/Hr、プロパンを0.4体積パーセント含むプロピレン液を31.0g/Hrで連続的に供給した。反応中、反応温度は60℃、反応圧力は4MPaになるように制御した。固体成分であるTi−MWW触媒、パラジウム担持活性炭触媒は焼結フィルターによりろ過し、液成分91.9g/Hrとガス成分200.9g/Hrを連続的に抜き出した。反応液ガスを同時にサンプリングし、大気圧に戻し、液成分とガス成分に分離し、各々ガスクロマトグラフィーにより組成分析を行った。その結果、プロピレンオキサイドが4.09g/Hr、プロピレングリコールが0.68g/Hr、プロパンが0.55g/Hr生成し、プロピレンが27.1g/Hr、水素が1.31NL/Hr、酸素が9.92NL/Hr未反応で残っていた。プロピレンの転化率は12.5パーセント(対 反応機へ供給されたプロピレン)であり、転化したプロピレン基準の選択率は76.6パーセントであった。また、転化した水素基準の選択率は36.7パーセントであった。分離・回収・吸収工程吸収工程では溶媒回収工程で得られるアセトニトリルと水の混合溶媒から、溶媒精製工程にて水を分離したアセトニトリル溶媒を使用する。これらの工程については既知物性データおよび実施例1の吸収データをもとに行った計算シミュレーション結果を以下に示す。反応器から抜出した液成分とガス成分を60℃、4MPaで気液分離シミュレーションを行うと、プロピレン24.1g/Hr、プロパン0.6g/Hr、プロピレンオキサイド1.3g/Hr、アセトニトリル4g/Hr、水0.7g/Hr、水素0.1g/Hr、酸素14.2g/Hr、窒素156g/Hrのガスを得る。このガスを理論段数20段の塔の塔底からフィードし、25℃のアセトニトリルを1000g/Hrの速度で塔頂からフィードして交流接触させるシミュレーションを行うと、塔頂からの排出ガスにはリサイクル可能な成分であるプロピレン及びプロピレンオキサイドはほとんど含まれず、塔底からプロピレン24.1g/Hr、プロパン0.6g/Hr、プロピレンオキサイド1.3g/Hr、アセトニトリル1002.748g/Hr、水0.7g/Hr、酸素0.074g/Hrの回収液を得る。 本発明の方法により、プロピレンオキサイドを効率的に工業的に有利に製造できる。は、本発明におけるプロピレンオキサイドを製造する一般的な方法のブロックフロー図の一例であり、過酸化水素を供給し、エポキシ化工程でアセトニトリルと水の混合溶媒を使用し、吸収工程においてもエポキシ化工程で使用した溶媒と同じアセトニトリルと水の混合溶媒を使用する方法の一例である。は、本発明におけるプロピレンオキサイドを製造する一般的な方法のブロックフロー図の一例であり、水素と酸素により系中で過酸化水素を合成し、エポキシ化工程でアセトニトリルと水の混合溶媒を使用し、吸収工程では溶媒回収工程で得られるアセトニトリルと水の混合溶媒から、溶媒精製工程にて水を分離したアセトニトリル溶媒を使用する方法の一例である。過酸化水素をエポキシ化触媒の存在下、液相中、プロピレンと反応させプロピレンオキサイドを製造する工程、および当該工程で生成するベントガス中のリサイクル可能な成分をニトリルを含む溶媒に吸収させて回収する工程からなるプロピレンオキサイドの製造方法。リサイクル可能な成分がプロピレンオキシドあるいは未反応プロピレンである請求項1に記載の製造方法。ベントガス中に含まれる、リサイクル可能な成分を吸収したニトリルを含む溶媒からなる溶液をエポキシ化反応に供することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。ニトリル含む溶媒が、過酸化水素をエポキシ化触媒の存在下、プロピレンと反応させプロピレンオキサイドを製造する工程の反応液から回収されるニトリルを含む溶媒である請求項3に記載の製造方法。回収されるニトリルを含む溶媒から水を分離する工程を含むことを特徴とする請求項4に記載の製造方法。エポキシ化触媒が酸素12員環以上の細孔をもつチタノシリケート触媒である請求項1記載の方法。酸素12員環以上の細孔をもつチタノシリケート触媒がMWW構造を有する結晶性チタノシリケートあるいはその前駆体である請求項6記載の方法。 【課題】リサイクル可能な成分を効率的に回収できるプロピレンオキサイドの製造方法の提供。【解決手段】過酸化水素をエポキシ化触媒の存在下、液相中、プロピレンと反応させプロピレンオキサイドを製造する工程、および当該工程で生成するベントガス中のプロピレンおよびプロピレンオキサイド等のリサイクル可能な成分をニトリルを含む溶媒に吸収させて回収する工程、回収されるニトリルを含む溶媒から水を分離する工程からなるプロピレンオキサイドの製造方法。【選択図】図1


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