生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_哺乳類細胞培養によって生産されるタンパク質のシアリル化を制御する方法
出願番号:2007050848
年次:2007
IPC分類:C12N 5/10,A61K 35/12,A61P 29/00,A61P 37/00,A61K 39/00


特許情報キャッシュ

ティナ エッチェベリー トーマス ライル ヴェルナー レスローアー トーマス シュライトムラー ヴォルフガング リヒター JP 2007190024 公開特許公報(A) 20070802 2007050848 20070228 哺乳類細胞培養によって生産されるタンパク質のシアリル化を制御する方法 ジェネンテック・インコーポレーテッド 596168317 GENENTECH,INC. エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト 306021192 山本 秀策 100078282 安村 高明 100062409 森下 夏樹 100113413 ティナ エッチェベリー トーマス ライル ヴェルナー レスローアー トーマス シュライトムラー ヴォルフガング リヒター US 08/469,348 19950606 C12N 5/10 20060101AFI20070706BHJP A61K 35/12 20060101ALI20070706BHJP A61P 29/00 20060101ALI20070706BHJP A61P 37/00 20060101ALI20070706BHJP A61K 39/00 20060101ALI20070706BHJP JPC12N5/00 BA61K35/12A61P29/00A61P37/00A61K39/00 H 20 1997501638 19960606 OL 48 4B065 4C085 4C087 4B065AA90X 4B065AA90Y 4B065AB01 4B065AC14 4B065BA02 4B065BB08 4B065BC03 4B065BC36 4B065CA26 4B065CA44 4B065CA46 4C085AA02 4C085AA03 4C085BB36 4C085DD61 4C085EE03 4C087AA01 4C087AA02 4C087AA03 4C087BB64 4C087NA14 4C087ZB07 4C087ZB11 本発明によって以下が提供される。図1A及び図1B:図1Aと図1Bは、代表的細胞培養法の生産相における比生産能を計算するために使用した方法を示す。比生産能は、図1Aに示すように生存可能細胞数(生存可能細胞・日数)の関数として、あるいは図1Bに示すようにパック細胞容積(PCV)の関数として表わすことができる。比生産速度には90%の信頼区間が与えられる。図2A及び図2B:図2A及び図2Bは、生産相における生存可能細胞・日数(図2A)及びパック細胞容量(PCV)(図2B)に基づく比生産能と収集した産物のシアル酸(NANA)含量の間の相関関係を示す。9種類の方法(A〜I)に関する値を示す。データ点は表Iに記載の独立した生産法を表す。哺乳類宿主細胞培養によって生産される哺乳類糖タンパク質のオリゴ糖側鎖上に存在するシアル酸の量を制御する方法であって、 i)その細胞培養に0.1mM〜20mMの濃度の3〜6個の炭素原子を有するアルカン酸又はその塩を添加し、 ii)その細胞培養の重量オスモル濃度を250〜600mOsmに維持し、 iii)培養温度を30℃〜35℃の温度に維持することを特徴とする該培養の生産相で哺乳類宿主細胞を培養することを含む方法。宿主細胞を1〜6mMの濃度の前記3〜6個の炭素原子を有するアルカン酸又はその塩で培養し、その重量オスモル濃度を300〜450mOsmに維持することによって細胞培養の細胞比生産能を減じ、糖タンパク質のオリゴ糖側鎖上に存在するシアル酸の量を増大させる請求項1の方法。宿主細胞がCHO細胞である請求項2の方法。前記3〜6個の炭素原子を有するアルカン酸又はその塩が酪酸ナトリウムである請求項3の方法。糖タンパク質が腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンキメラである請求項1の方法。宿主細胞が可溶性1型腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンTNFR1−IgG1キメラをコードするcDNAを保持するベクターでトランスフェクションされた細胞である請求項5の方法。宿主細胞を6mM〜12mMの濃度の前記3〜6個の炭素原子を有するアルカン酸又はその塩で培養し、その重量オスモル濃度を450〜600mOsmに維持することによって細胞培養の細胞比生産能を増大させ、糖タンパク質のオリゴ糖側鎖上に存在するシアル酸の量を減少させる請求項1の方法。宿主細胞がCHO細胞である請求項7の方法。前記3〜6個の炭素原子を有するアルカン酸又はその塩が酪酸ナトリウムである請求項8の方法。糖タンパク質が腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンキメラである請求項9の方法。宿主細胞が可溶性1型腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンTNFR1−IgG1キメラのcDNAを保持するベクターでトランスフェクションされた細胞である請求項10の方法。(i)6mM〜12mMの濃度の酪酸ナトリウムの存在下に、 (ii)重量オスモル濃度を450〜600mOsmに維持しながら、生産相で宿主細胞を培養することを含むヒト可溶性1型腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンTNFR1−IgG1キメラタンパク質を生産するための請求項1の方法。(i)0.1mM〜6mMの濃度の酪酸ナトリウムの存在下に、(ii)重量オスモル濃度を300〜450mOsmに維持しながら、生産相で宿主細胞を培養することを含むヒト可溶性1型腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンTNFR1−IgG1キメラタンパク質を生産するための請求項1の方法。宿主細胞がCHO細胞である請求項13の方法。宿主細胞がdhfr−CHO細胞である請求項14の方法。タンパク質に対するシアル酸のモル比が4〜7のTNFR1−IgG1分子を含む請求項13の方法により製造されるTNFR1−IgG1製剤。TNFR1−IgG1タンパク質1モルにつき1〜2モルの露出したN一アセチルグルコサミン残基を持つTNFR1−IgG1分子を含む請求項13の方法により製造されるTNFR1−IgG1製剤。N−アセチルグルコサミンに対するシアル酸のモル比が0.35〜0.5であるTNFR1−IgG1分子を含む請求項13の方法により製造されるTNFR1−IgG1製剤。N−アセチルグルコサミンに対するシアル酸のモル比が0.39〜0.45である請求項18のTNFR1−IgG1製剤。請求項16〜19のいずれかのTNFR1−IgG1製剤と医薬的に許容できる賦形剤とを含む治療用組成物。 【課題】TNF介在性病状の治療に有用な製剤を含む治療組成物の提供。【解決手段】哺乳類宿主細胞培養によって生産される哺乳類糖タンパク質のオリゴ糖側鎖上に存在するシアル酸の量を制御する方法であって、i)その細胞培養に0.1mM〜20mMの濃度の3〜6個の炭素原子を有するアルカン酸又はその塩を添加し、 ii)その細胞培養の重量オスモル濃度を250〜600mOsmに維持し、 iii)培養温度を30℃〜35℃の温度に維持することを特徴とする該培養の生産相で哺乳類宿主細胞を培養することを含む方法。【選択図】なし


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る

特許公報(B2)_哺乳類細胞培養によって生産されるタンパク質のシアリル化を制御する方法

生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_哺乳類細胞培養によって生産されるタンパク質のシアリル化を制御する方法
出願番号:2007050848
年次:2009
IPC分類:C12N 5/10,C12P 21/00


特許情報キャッシュ

ティナ エッチェベリー トーマス ライル ヴェルナー レスローアー トーマス シュライトムラー ヴォルフガング リヒター JP 4348376 特許公報(B2) 20090724 2007050848 20070228 哺乳類細胞培養によって生産されるタンパク質のシアリル化を制御する方法 ジェネンテック・インコーポレーテッド 596168317 GENENTECH,INC. エフ・ホフマン−ラ・ロシュ・アクチェンゲゼルシャフト 306021192 園田 吉隆 100109726 小林 義教 100101199 ティナ エッチェベリー トーマス ライル ヴェルナー レスローアー トーマス シュライトムラー ヴォルフガング リヒター US 08/469,348 19950606 20091021 C12N 5/10 20060101AFI20091001BHJP C12P 21/00 20060101ALI20091001BHJP JPC12N5/00 BC12P21/00 Z C12N15/00−15/90 C12P21/00−21/06 C12N5/10 PubMed JSTPlus(JDreamII) BIOSIS/WPI(DIALOG) 国際公開第94/008609(WO,A1) 国際公開第94/006476(WO,A1) 国際公開第95/009652(WO,A1) 国際公開第89/004867(WO,A1) 特開平07−031495(JP,A) Proc. Natl. Acad. Sci. USA,1991年,vol.88,p.10535-10539 Cytotechnology,1994年,vol.15,p.217-221 The Journal of Biological Chemistry,1989年,vol.264,p.16815-16821 Animal Cell Technology,1992年,p.189-191 13 1997501638 19960606 2007190024 20070802 47 20070228 山中 隆幸 本発明によって以下が提供される。図1A及び図1B:図1Aと図1Bは、代表的細胞培養法の生産相における比生産能を計算するために使用した方法を示す。比生産能は、図1Aに示すように生存可能細胞数(生存可能細胞・日数)の関数として、あるいは図1Bに示すようにパック細胞容積(PCV)の関数として表わすことができる。比生産速度には90%の信頼区間が与えられる。図2A及び図2B:図2A及び図2Bは、生産相における生存可能細胞・日数(図2A)及びパック細胞容量(PCV)(図2B)に基づく比生産能と収集した産物のシアル酸(NANA)含量の間の相関関係を示す。9種類の方法(A〜I)に関する値を示す。データ点は表Iに記載の独立した生産法を表す。 哺乳類宿主細胞培養によって生産される哺乳類糖タンパク質のオリゴ糖側鎖上に存在するシアル酸の量を制御する方法であって、 i) その細胞培養物に0.1mM〜20mMの濃度の酪酸ナトリウムを添加し、 ii) その細胞培養物の重量オスモル濃度を250〜600mOsmに維持し、 iii)培養温度を30℃〜35℃の温度に維持することを特徴とする該培養の生産相で哺乳類宿主細胞を培養することを含み、このとき、生産相の間に該シアル酸含量が細胞比生産能に逆比例して変化するという基準に従って成熟糖タンパク質のシアル酸含量を制御するために、(i)から(iii)のパラメーターが選択される、方法。 宿主細胞を1mM〜6mMの濃度の前記酪酸塩で培養し、その重量オスモル濃度を300〜450mOsmに維持することによって、細胞培養物の細胞比生産能を減じ、糖タンパク質のオリゴ糖側鎖上に存在するシアル酸の量を増大させる請求項1の方法。 宿主細胞がCHO細胞である請求項2の方法。 糖タンパク質が腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンキメラである請求項1の方法。 宿主細胞が可溶性1型腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンTNFR1−IgG1キメラをコードするcDNAを保持するベクターでトランスフェクションされた細胞である請求項4の方法。 宿主細胞を6mM〜12mMの濃度の前記酪酸塩で培養し、その重量オスモル濃度を450〜600mOsmに維持することによって細胞培養物の細胞比生産能を増大させ、糖タンパク質のオリゴ糖側鎖上に存在するシアル酸の量を減少させる請求項1の方法。 宿主細胞がCHO細胞である請求項6の方法。 糖タンパク質が腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンキメラである請求項7の方法。 宿主細胞が可溶性1型腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンTNFR1−IgG1キメラをコードするcDNAを保持するベクターでトランスフェクションされた細胞である請求項8の方法。 (i) 6mM〜12mMの濃度の酪酸ナトリウムの存在下に、 (ii)重量オスモル濃度を450〜600mOsmに維持しながら、生産相で宿主細胞を培養することを含む、ヒト可溶性1型腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンTNFR1−IgG1キメラタンパク質を生産するための請求項1の方法。 (i) 0.1mM〜6mMの濃度の酪酸ナトリウムの存在下に、 (ii)重量オスモル濃度を300〜450mOsmに維持しながら、生産相で宿主細胞を培養することを含む、ヒト可溶性1型腫瘍壊死因子受容体−免疫グロブリンTNFR1−IgG1キメラタンパク質を生産するための請求項1の方法。 宿主細胞がCHO細胞である請求項1の方法。 宿主細胞がdhfr−CHO細胞である請求項2の方法。


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る