タイトル: | 公開特許公報(A)_食品の、その場採取顕微鏡観察によるソマチット存在状況による、品質の分析法 |
出願番号: | 2006161893 |
年次: | 2007 |
IPC分類: | G01N 33/02 |
野上 昭治 JP 2007333396 公開特許公報(A) 20071227 2006161893 20060612 食品の、その場採取顕微鏡観察によるソマチット存在状況による、品質の分析法 野上 導子 503456186 野上 昭治 G01N 33/02 20060101AFI20071130BHJP JPG01N33/02 1 OL 3 ソマチットは地球上自然界の全ての生物に共生するもであるが、本発明はそのうち、食品である農産物・畜産物・海産物・健康食品及び生物に必要な飲料水の分野に属する。 近年食品のうち、特に農作物・畜産物・海産物・またそれらを原料とする健康食品に関して、栄養成分の減少や、農薬や化学物質の残留による品質の低下が懸念されている。また飲料水としての水道水・天然水・湧水・地下水などの水質についても同じである。この状況は、食べ物と水を源として生命を維持する人間にとって、品質の確認が、自らの健康や生命維持に直接影響する状況であり、良質な食べ物や飲み水の確保が、国民の生活に重要になってきている。 食品の品質や飲料水の水質を確認しようとすれば、食品では栄養成分や農薬・化学物質の残留の分析が、飲料水では様々な水質検査が必要であり、これらは、もっぱら消費者以外の第三者によって実施され、消費者はその結果を提示されることで確認する状況であった。そのため、悪質な業者は見えないことを良いことに、分析内容を改ざんするなどの行為に及び、また農薬や化学物質の使用も見えない状態であるため違法な状況で使用され、消費者は情報が無いか、改ざんされた情報を信用して食品や飲料水を購入もしくは採取するしか無かった。また、農産物の野菜や果物では、有機質肥料栽培品の需要が高まっているが、有機質肥料栽培品でも化学肥料栽培に近い品質のものもあり、その差を見分けるのは非常に難しく、消費者は、販売者の情報に頼るしか無い上に、その販売者も、生産者の生産履歴情報もしくは、有機栽培認証に頼るしか手段はない。こうした状況の改善に一番良いのは、消費者及び販売者自身が、直接品質を確認することができる手段を持つことが最善であるが、現在の所その技術は皆無である。 ソマチットは、地球上の全ての生物中に存在する超微少共生生命体であるが、全ての生物が健全で良好に生命維持する条件として、多数のソマチットが生物の中で集団化しないで活性化している必要性がある。しかしながら共生する本体の環境が劣悪になると、殻を形成し集団で隠れたり、外部へ逃げ出し共生しなくなる。本発明は発明が解決しようとする課題を解決する手段として、食品である農産物・畜産物・海産物・健康食品の小片、若しくは飲料水を数滴、その場で採取し、その場で顕微鏡にて観察確認することで、ソマチットが共生する本体の食品中もしくは水質中の存在状況によって、本体である食品もしくは水質の品質状況を分析するものである。宗像久男福村一郎共著「ソマチットの謎」2004年冬青社 ソマチットは地球上の全ての生物に共生して存在する物であるが、その生物内のソマチットの存在状況は、その生物の健康状態と比例することが人体で確認されている。同様に例えば、全く同じ日の朝採取した、良質な無農薬有機栽培野菜と通常の農薬及び化学肥料の栽培野菜とを比較すると、ソマチットの存在状況は、歴然とした差で視覚的に確認できる。すなわち、無農薬有機栽培野菜は、無数のソマチットが細かな状態で分散して動き回るが、通常栽培野菜は、ソマチット量が少なく活性状況が非常に悪く、さらに劣悪になると、集団化しているか存在が見られなくなる。本発明を生鮮食品売場で応用し、消費者が購入したいと思う生鮮食品を、その場で1mm程採取して顕微鏡にかけソマチットの存在状況を見れば、その場で確実に鮮度と品質を確認できてしまう。そして消費者はそれによって自ら判断して生鮮食品を購入でき、それに対する対価を、適正な価格で支払うことができる。つまり、誤った情報、悪質な情報で、被害を被ることが無くなることに繋がる。 一方販売者は、例えば良質な生鮮農産物食品を得ようとすると、生産地まで頻繁に出向き、都度生産状況を確認するか、有機栽培認証に頼ることが必要であった。しかし販売者や有機栽培認証が無い時、生産者がどのように生産しているか確認できず、販売者は生産者自身による生産状況の情報申告を信用して仕入れるしか無い。しかしながら本技術によれば、その場で顕微鏡で確認するだけで、明らかに品質をソマチットの存在状況で検証できてしまうため、販売者は余分な経費と労力をかけることなく、品質確認が可能となる。 さらにこうした状況が社会の中で汎用されれば、生産者自身、良質な農産物・畜産物・海産物・健康食品を生産しない限り、市場での需要がどんどん落ちてしまうため、社会的に良質な食品の生産供給体制が整うことになり、その影響は、健康にも関与し、国民健康保険料にまで影響し、農業の分野に於いては、農薬の適正な使用にも繋がることになり、計り知れない良質な社会構築効果を果たすことになる。 一方飲料水の分野では、古来日本の飲料水は、安全でかつ美味しいものであったが、現在は水道水は残留塩素が、天然水・湧水・地下水は、農薬の地下浸透や酸性雨の影響により水質は悪化している。これらの水質分析に関しては多種類の化学分析技術が必要であるが、水質中のソマチットの存在状況をその場で確認することで、水質の良否を簡易に確認でき、悪化した飲料水のむやみな摂取を抑制できる。 食品の小片、もしくは飲料水の数滴を、その場で採取して、その場で顕微鏡でソマチットの存在状況を確認することが最良であり、時間をかけて分析用の食品や飲料水を、移動や送付する必要はない。「実施形態の効果」 この実施形態によれば、顕微鏡さえあればいつでもどこでも、特別な試薬や機器類は必要なく、その場ですぐに、分析確認でき、偽りが効かなくなる。 本発明による分析技術を、農協・市場・デパート・マーケット・湧水場・天然水採取場などで利用すれば、常にその場で購入者や利用者が品質確認でき、品質に見合った価格での適正な売買成立への貢献や、飲料水が悪化した場合の判断がしやすくなる。 食品をその場で採取し、中の超微少共生生命体であるソマチッドもしくはソマチット(呼称が統一されていないが、本書では以下ソマチットと称する)の存在状態をその場で顕微鏡にて観察することで、それぞれの品質を確認する技術 【課題】食品の品質や飲料水水質の分析は、消費者や販売者以外の第三者によってなされ、消費者はその場で品質確認が出来ず、悪質な業者の場合、商品表示の不正により消費者は不当な価格で購入せざるを得ない。また販売者も、例えば農産物では品質を、生産履歴を生産者自身の情報提示もしくは、有機栽培認証でしか確認できなかった。【解決手段】食品や飲料水を、必要とする者の目の前で微量採取し、その場でソマチットの存在状態を顕微鏡観察する本発明による分析法を行うことで、必要とする者は、自分の入手する食品もしくは飲料水の品質を、その場で確認することが出来る。【選択図】無し