| タイトル: | 公開特許公報(A)_抽出溶媒として使用済みのイソオクタンを再生する方法 |
| 出願番号: | 2006131792 |
| 年次: | 2007 |
| IPC分類: | C07C 7/12,B01D 15/00,C07C 9/16 |
栗原 伸介 JP 2007302593 公開特許公報(A) 20071122 2006131792 20060510 抽出溶媒として使用済みのイソオクタンを再生する方法 アサヒビール株式会社 000000055 大塚 康徳 100076428 高柳 司郎 100112508 大塚 康弘 100115071 木村 秀二 100116894 永川 行光 100134175 栗原 伸介 C07C 7/12 20060101AFI20071026BHJP B01D 15/00 20060101ALI20071026BHJP C07C 9/16 20060101ALI20071026BHJP JPC07C7/12B01D15/00 KC07C9/16 3 1 OL 5 4D017 4H006 4D017AA04 4D017BA03 4D017CA03 4D017CA05 4D017CA13 4D017CB01 4D017DA07 4H006AA02 4H006AD17 本発明は、アルコール飲料の苦味価成分抽出溶媒として使用済みのイソオクタンを再生する方法に関する。 ビール、発泡酒を含む麦芽アルコール飲料の製造における苦味質の管理は苦味価と呼ばれる数値を用いて行われている。苦味価は、麦芽アルコール飲料に含まれるイソα酸等の苦味成分をイソオクタンで抽出して、その紫外吸収を分光分析を行うことにより測定される。このような苦味価の測定方法は、例えば特許文献1に記載されている。特開2002−296259号公報 イソオクタンは、麦芽アルコール飲料の苦味価成分抽出溶媒のみならず、高オクタン価ガソリンの配合成分、ガソリンのアンチノック性を測るための標準燃料等にも使用されうる。 これまでは苦味価の測定に使用されたイソオクタンは、抽出した苦味成分を含んでいるため再利用できず、廃棄処理コストをかけて廃棄処分するしかなかった。 本発明は、苦味価成分抽出溶媒として使用済みのイソオクタンを再生利用可能とすることによって、廃棄処分とすべきイソオクタンの量を低減し、省資源に貢献するとともに、環境負荷の低減及び廃棄処理コストの削減にも寄与することを目的とする。 本発明は、苦味価成分抽出溶媒として使用済みのイソオクタンに、水を混合し、撹拌する工程、前記撹拌された使用済みのイソオクタンと水との混合液に吸着剤を混合する工程、使用済みのイソオクタン、水及び活性炭の混合液から上澄み液を抽出する工程、前記抽出した上澄み液を濾紙を用いて濾過する工程、及び、前記濾過した上澄み液をグラスウール及び活性炭で濾過する工程を施すことによって、苦味成分の除去されたイソオクタンを再生する。 本発明によれば、これまで無駄に廃棄処理してきた苦味価成分抽出溶媒として使用済みのイソオクタンを再度有効利用できるとともに、使用済みのイソオクタンの廃棄処理に伴う環境の悪化を避けることができ、さらに、廃棄処理コストを低減することができる。 以下、本発明の好適な実施形態を説明する。 第1の工程では、麦芽アルコール飲料の苦味質成分の抽出溶媒として使用されたイソオクタンを分液ロートに入れ、さらに、使用済みのイソオクタンに10容量%の水を混合し、分液ロートを振って混合液を充分に撹拌する。その後、混合液を広口の容器に移す。 第2の工程では、前記容器中の使用済みのイソオクタンと水との混合液にさらに吸着剤を添加し、撹拌する。その状態で静置すると、容器中の混合液は、下層の酸化カルシウム活性炭及び水の層と、上層のイソオクタン層の2層に分離する。この工程で使用する吸着剤としては、酸化カルシウム、活性炭及びポリビニルポリピロリドン(PVPP)から選ばれる1種以上を使用するのが好ましいが、他の吸着剤も使用可能である。 第3の工程では、前記容器中の上層の上澄み液のみを採取し、濾紙を用いて濾過する。この工程で得られる濾液を分析すると、わずかではあるがなお苦味成分が残存する。 第4の工程では、前記濾液を、図1に示す濾過装置を用いてさらに濾過する。図1において、1は分液ロート、2は回収容器、3は分液ロート中で最上層を構成する第1のグラスウール層、4は前記第1のグラスウール層の下に位置する活性炭層、5は前記活性炭層の下に位置し、最下層を構成する第2のグラスウール層、6は前記第3の工程で得られる濾液、7は第4の工程の濾過で得られる回収液である。第1のグラスウール層3、活性炭層4及び第2のグラスウール層5は、第4の工程におけるフィルタとして用いる。この工程で得られる回収液7は、苦味成分をまったく含有しないイソオクタンである。 前記実施形態において、第1の工程の使用済みのイソオクタンと水との混合、撹拌では分液ロートを使用するが、使用済みのイソオクタンと水とを充分に混合撹拌しうる装置であれば、他の装置であっても差し支えない。第4の工程では、グラスウール層、活性炭層及びグラスウール層の順で3層積層したものを使用するが、前記2層のグラスウール層のうちのいずれか1層は削除しても使用可能である。本発明で使用しうる濾過装置を示す図である。符号の説明1 分液ロート2 回収容器3 第1のグラスウール層4 活性炭層5 第2のグラスウール層6 濾液7 回収液 アルコール飲料の苦味価成分抽出溶媒として使用済みのイソオクタンを再生する方法であって、 使用済みのイソオクタンに水を混合し、撹拌する工程、 前記撹拌された使用済みのイソオクタンと水との混合液に吸着剤を混合し、撹拌する工程、 使用済みのイソオクタン、水及び活性炭の混合液から上澄み液を抽出する工程、 前記抽出した上澄み液を濾紙を用いて濾過する工程、及び、 前記濾過した上澄み液をグラスウール及び活性炭で濾過する工程を含むことを特徴とする、使用済みイソオクタンを再生する方法。 前記濾過した上澄み液グラスウール及び活性炭で濾過する工程では、第1グラスウール層、活性炭層及び第2グラスウール層を含むフィルタを使用することを特徴とする請求項1に記載の方法。 前記撹拌された使用済みのイソオクタンと水との混合物に混合する吸着剤は、酸化カルシウム、活性炭及びポリビニルポリピロリドンから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 【課題】苦味価成分抽出溶媒として使用済みのイソオクタンを再生利用可能とする。【解決手段】苦味価成分抽出溶媒として使用済みの、苦味成分を含むイソオクタンに、水を添加し、撹拌する工程、さらに吸着剤を添加する工程、上澄み液を抽出する工程、上澄み液を濾紙を用いて濾過する工程、及び、さらにグラスウール及び活性炭で濾過する工程を施し、苦味成分を除去する。【選択図】図1