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タイトル:公開特許公報(A)_ポリエーテル変性シリコーン及びエタノールを含有する頭髪化粧料
出願番号:2005291673
年次:2007
IPC分類:A61K 8/00,A61Q 5/00


特許情報キャッシュ

前田 真理子 後藤 昌史 JP 2007063248 公開特許公報(A) 20070315 2005291673 20050831 ポリエーテル変性シリコーン及びエタノールを含有する頭髪化粧料 サンスター株式会社 000106324 前田 真理子 後藤 昌史 A61K 8/00 20060101AFI20070216BHJP A61Q 5/00 20060101ALI20070216BHJP JPA61K7/06 4 書面 12 4C083 4C083AA111 4C083AA112 4C083AC012 4C083AC101 4C083AC102 4C083AC122 4C083AC131 4C083AC132 4C083AC172 4C083AC302 4C083AC311 4C083AC312 4C083AC421 4C083AC432 4C083AC471 4C083AC472 4C083AC542 4C083AC551 4C083AC612 4C083AC692 4C083AC851 4C083AC852 4C083AC861 4C083AD092 4C083AD152 4C083AD161 4C083AD322 4C083AD331 4C083AD332 4C083AD352 4C083AD431 4C083AD432 4C083AD491 4C083AD531 4C083AD532 4C083AD551 4C083AD552 4C083AD631 4C083AD632 4C083AD661 4C083AD662 4C083CC37 4C083DD08 4C083DD23 4C083EE01 4C083EE06 4C083EE22 本発明はアルコールを高濃度含んでいても頭髪へのさらさら感の付与など使用感に優れ、経時で安定な頭髪化粧料に関する。 従来、フケ、カユミ、ヌケ毛を予防し、または抑制して、頭髪の発育や育毛を促す育毛剤や、スタイリングに用いるヘアスプレー、ヘアミスト等の頭髪化粧料には、薬効成分、油溶成分の可溶化、清涼感の付与、防腐などを目的として、エタノールが高濃度配合されている。しかし、エタノールには脱脂効果があり、継続使用により頭髪がぱさついてくるという消費者のクレームが問題となっていた。本発明者らは、頭髪化粧料で使用感の向上を目的として配合されるジメチルシリコーンの配合を試みたが、エタノールが高濃度であるため、うまく配合することができなかった。また、特開2004−091354で開示されている比較的高濃度のエタノールに配合できるポリエーテル変性シリコーンの配合を試みたが、例示されているような一般的なポリエーテル変性シリコーンを配合しても、寝癖直し効果はあるものの、継続使用時の頭髪のぱさつきは改善されなかった。特開2004−091354号公報 高濃度のエタノールを配合し、頭髪にさらさら感を付与するなどの使用感に優れ、経時で安定な頭髪化粧料を提供することを課題とする。 本発明者らが鋭意検討を行った結果、意外にも特定の構造を持つポリエーテル変性シリコーンが高濃度のエタノール含有頭髪化粧料にも安定して配合可能であり、しかも継続使用時の頭髪のぱさつきを飛躍的に改善することができることを見出し、本発明を完成するに至った。 すなわち、本発明は、エタノールを20〜80重量%、及び次の化学式で表されるポリエーテル変性シリコーンを0.01〜50重量%含有する頭髪化粧料である。式中、aは1〜1000の数、b、cはそれぞれ0〜1000の数、dは1〜100の数、R1、R2はそれぞれ炭素数2〜4のアルキレン基を示す。ただし、b=c=0ではない 本発明の頭髪化粧料はエタノールを高濃度含有しつつ、経時で安定であり、頭髪のぱさつきを抑え、さらさら感を付与するなどの優れた使用感を与えることができる。 以下、本発明の構成について詳述する。本発明で使用するポリエーテル変性シリコーンは、次の化学式1で表され、商業的には東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製のABN SILWET FZ−2222、FZ−2231、及びFZ−2233として入手することができる。式中、aは1〜1000の数を示し、好ましくは5〜50の数を示す。b、cはそれぞれ0〜1000の数を示し、好ましくはb=10〜50、c=0〜30の数を示す。dは1〜100の数を示し、好ましくは2〜10の数を示す。R1、R2はそれぞれ炭素数2〜4のアルキレン基を示す。これらは単独でも数種の物を組み合わせて使用してもよい。 本発明に使用するポリエーテル変性シリコーンの配合量は0.01〜50重量%が好ましく、さらに好ましくは0.1〜10重量%である。配合量が0.01重量%より少ないと使用感が改良されず、一方配合量が50重量%を超えると粘度が高くなりすぎてハンドリング性が悪くなる。また、本発明に使用するポリエーテル変性シリコーンのHLBは特に限定されず、例えば1、3、7など各種のものを使用できるが、溶解性の点から、HLBが7以上のものがより好ましい。 本発明に使用されるエタノールの配合量は20〜80重量%が好ましく、さらに好ましくは30〜65重量%である。配合量が80重量%より多いとエタノールにより毛髪や頭皮が脱脂されてよくない。 本発明の頭髪化粧料の望ましい用途として育毛剤及び/又は養毛剤を挙げることができる。育毛剤や養毛剤は、通常、有効成分を溶解させ、頭髪や頭皮への浸透性を高めるためにアルコール含有量が高いからである。 本発明の頭髪化粧料には、通常の育毛・養毛剤に配合され得る有効成分を配合することができるが、このうち、塩酸ピリドキシン、β−グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、サリチル酸、酢酸dl−α−トコフェロール、モノニトログアヤコールナトリウム、ニコチン酸ベンジル、イノシット、セファランチン、塩酸ジフェンヒドラミン、ミノキシジル、ミノキシジル類縁体、ペンタデカン酸グリセリル、塩化カプロニウム、ビオチン、エチニルエストラジオール、ヒノキチオール、トウキンセンカエキス、オウゴンエキス、オウレンエキス、オウバクエキス、センブリエキス、ヒアルロン酸ナトリウム又はコラーゲンの少なくとも1種以上を含有することが好ましい。これらの有効成分の配合量としては、0.0001〜10重量%が好ましい。 また、本発明の頭髪化粧料には、通常の頭髪化粧料に配合され得る前記以外の一般的な有効成分や基剤成分を、効果を損なわない限りにおいて配合することができる。本発明に使用される薬効成分は末梢血管拡張剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、皮脂分泌抑制剤、抗男性ホルモン剤、植物抽出物等公知の成分で良いが、好ましい成分として、末梢血管拡張剤ではdl−α−トコフェロール、l−メントール、γ−アミノ酪酸誘導体、カンタリスチンキ、カンフル、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、ニコチン酸アミド、ニコチン酸、ノニル酸バニリルアミド、ビタミンE類、朝鮮ニンジンエキスが挙げられ、細胞賦活剤ではD−パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、塩化メキシレチン、オーキシン、感光素301、パントテン酸、パントテン酸カルシウム、プラセンタエキス、ヨウ化ニンニクエキス、抗炎症剤ではアラントイン、トウガラシチンキ、酢酸ヒドロコルチゾンが挙げられ、皮脂分泌抑制剤ではレゾルシン、ふけ防止剤ではイソプロピルメチルフェノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ピロクトンオラミンが挙げられ、抗男性ホルモン剤ではオキセンドロン、酢酸シプロテロン、エストロンが挙げられ、植物抽出物ではアロエ、イチョウ、オトギリソウ、カンゾウ、カンタリスチンキ、クララ、サンショウ、シラカバ、チョウジ、デューク、ニンジン、ニンニク、ヨモギの抽出物や、海藻抽出物などが挙げられる。これらの成分はそれぞれ単独で使用しても良いし、2種以上を組合せて使用しても良い。植物抽出物の製法は特に限定する必要はなく公知の方法により製造される。その抽出溶媒も特に制限はなく、水、アルコール、エーテル、クロロホルム、プロピレングリコール、ブチレングリコール等通常抽出に使用される溶媒で良い。これら薬効成分の配合量はその成分の効果により異なり、通常これらの成分が頭髪化粧料に配合される量で良いが、特に好ましい量は0.0001〜10重量%である。 さらに、本発明の頭髪化粧料には、通常の頭髪化粧料の基剤成分である加脂剤、毛髪保護剤、乳化剤、保湿剤、高分子類、紫外線吸収剤、金属封鎖剤、溶剤、pH調節剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、香料などを配合して良い。例えば、加脂剤としては、油脂類、ロウ類、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油などが挙げられ、油脂類としては、アボガド油、ツバキ油、アルモンド油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、グレープシード油、メドフォーム油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、ホホバ油、胚芽油、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、モクロウ核油、硬化ヒマシ油、ロウ類としては、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、モクロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、 POEラノリンアルコールエーテル、炭化水素としては、流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。 高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12− ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。 高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の分枝鎖アルコール等があげられる。 合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル等が挙げられる。 毛髪保護剤としては、シリコーン類が挙げられ、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサンなどの環状ポリシロキサン、シリコン樹脂、シリコンゴム等が挙げられる。 乳化剤としてはアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、親油性非イオン界面活性剤、親水性非イオン界面活性剤が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POE−ラウリル硫酸トリエタノールアミン、POE−ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N− メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POE オレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、POE−アルキルエーテルカルボン酸、POE−アルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等が挙げられる。 カチオン界面活性剤としては、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモリホニウム塩、POE−アルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。 両性界面活性剤としては、例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム等のイミダゾリン系両性界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等が挙げられる。 親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン等のグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。 親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、 POE−ソルビタンモノオレエート、POE−ソルビタンモノステアレート等の POEソルビタン脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレート POE−ソルビットモノオレエート等の POEソルビット脂肪酸エステル類、POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセリンモノイソステアレート、POE−グリセリントリイソステアレート等のPOE−グリセリン脂肪酸エステル類、POE−モノオレエート、POE−ジステアレート、POE−モノジオレエート等のPOE−脂肪酸エステル類、POE−ラウリルエーテル、POE−オレイルエーテル、POE−ステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル等のPOE−アルキルエーテル類、POE−オクチルフェニルエーテル、POE−ノニルフェニルエーテル、POE−ジノニルフェニルエーテル等のPOE アルキルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプルロニック型類、POE・POPセチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POP−モノブチルエーテル、POE・POP−水添ラノリン等の POE・POP−アルキルエーテル類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOP−エチレンジアミン縮合物類、POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油モノイソステアレート、等のPOE−ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POE−ソルビットミツロウ等のPOE−ミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル、POE−アルキルアミン、POE−脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POE−ノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド等が挙げられる。 保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリスリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等の糖アルコール、アミノ酸類、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、コラーゲン誘導体、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、海水、海洋深層水、キトサン誘導体、PCAソーダ、ジグリセリン(EO)PO付加物、等が挙げられる。 天然の水溶性高分子としては、例えば、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)等の植物系高分子、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙げられる。 半合成の水溶性高分子としては、例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子が挙げられる。 合成の水溶性高分子としては、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000 等のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体等の共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオン化ポリマー等が挙げられる。無機の水溶性高分子としては、例えば、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等が挙げられる。 紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル、4−[N,N−ジ(2−ヒドロキシプロピル)アミノ]安息香酸エチル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル−N− アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸フェニル、サリチル酸オクチル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸p−tert−ブチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸ベンジル、パラメトキシ桂皮酸2−エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル・ジイソプロピル桂皮酸エステル混合物等の桂皮酸系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルなどのウロカニン酸系紫外線吸収剤、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸、ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノンジスルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、4−tert−ブチル−4’−メトキシ−ジベンゾイルメタン、2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)−1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール等が挙げられる。 金属イオン封鎖剤としては、例えば、アラニン、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、酒石酸、コハク酸、エデト酸、フィチン酸等が挙げられる。 溶剤としては、例えば、メタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等の低級アルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングルコール、1,3−ブチレングルコール、等の2価のアルコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール等の3価のアルコール、ペンタエリスリトール等の4価アルコール、キシリトール等の5価アルコール、ソルビトール、マンニトール等の6価アルコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングルコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等の多価アルコール重合体、エチレングリコールモノメチルエーテル等の2価のアルコールアルキルエーテル類、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等の2価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の2価アルコールエーテルエステル、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のグリセリンモノアルキルエーテル等が挙げられる。 pH調整剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。 ビタミン類としては、例えば、ビタミンA,B1 ,B2 ,B6 ,Eおよびその誘導体、パントテン酸およびその誘導体等が挙げられる。 酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。防腐剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ウンデシレン酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸塩などの有機酸およびその誘導体、イソプロピルメチルフェノールなどのフェノール類、フェノキシエタノール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ペンタンジオールなどが挙げられる。 本発明の頭髪化粧料の剤型は、例えば、ローション、クリーム、トニック、エアゾールタイプ等幅広く適用できる。 次に本発明を実施例に基づき具体的に説明する。実施例1〜5、及び 比較例1〜5下記表1に示す成分、分量を加えて、常法によりヘアローションタイプの養毛剤を製造し、以下の通り試験を行った。なお、ABN SILWET FZ−2222のHLBは7である。また、ABN SILWET FZ−2402は、シリコーンの側鎖にポリエーテル基が結合した、従来型のポリエーテル変性シリコーンである。結果を表1に示す。(配合量は重量%を示す。) 評価方法[安定性]:試作直後および40℃3、6ヶ月放置後の外観観察(成分の分離の有無)判定◎:40℃6ヶ月後まで安定○:40℃3ヶ月後まで安定×:試作直後に不安定[使用感]:専門パネラー5名の使用による官能評価判定A:さらさら感があり、櫛通りもよい。B:ややぱさつきがあり、櫛通りが少し悪い または ややべたつきがあり、櫛通りが悪い。C:ぱさつきがあり、櫛通りが悪い または べたつきがあり、櫛通りが悪い。 処方例以下に本発明の頭髪化粧料の処方例を示す。配合量%は、重量%を示す。[処方例1]育毛・養毛剤エタノール 40ABN SILWET FZ−2222 0.5ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5l−メントール 0.1塩酸ピリドキシン 0.1グリチルリチン酸ジカリウム 0.01PCANa 0.5セファランチン 0.001モノニトログアヤコールナトリウム 0.1酢酸トコフェロール 0.01オウゴンエキス 0.1オウレンエキス 0.1オウバクエキス 0.1トウキンセンカエキス 0.1水溶性コラーゲン 0.0001海水 1精製水 残(合計100) [処方例2]ヘアートニック(養毛剤)エタノール 30ABN SILWET FZ−2222 0.1ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 1.0キサンタンガム 0.3カルボキシメチルキトサン 0.1l−メントール 0.2PCANa 0.1セファランチン 0.1ヒノキチオール 0.2センブリエキス 0.5ニコチン酸ベンジル 0.05アクリル樹脂アルカノールアミン液 0.1精製水 残(合計100) [処方例3]育毛・養毛剤エタノール 65ABN SILWET FZ−2222 5ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.1サクシニル化キトサン 0.051,3−ブチレングリコール 0.1PCANa 3.0酢酸トコフェロール 0.1塩酸ピリドキシン 0.3グリチルリチン酸ジカリウム 0.5セファランチン 0.01モノニトログアヤコールナトリウム 0.5センブリエキス 0.1オウゴンエキス 5サリチル酸 0.01クエン酸 0.03クエン酸ナトリウム 0.05水溶性コラーゲン 0.01ヒアルロン酸ナトリウム 0.0001海水 5香料 0.1精製水 残(合計100) [処方例4]スタイリングミストエタノール 40ABN SILWET FZ−2222 3ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5l−メントール 0.5PCANa 3.0酢酸トコフェロール 0.1ヒノキチオール 0.05トウキンセンカエキス 0.5クエン酸 0.1アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル重合物 3精製水 残(合計100) [処方例5]スタイリングスプレー<原液>エタノール 25ABN SILWET FZ−2222 2ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.3l−メントール 0.5酢酸トコフェロール 0.1β−グリチルレチン酸 0.05イノシット 0.02トウキンセンカエキス 0.5ヒアルロン酸ナトリウム 0.01クエン酸 0.1アクリル酸エステル/メタクリル酸エステル重合物 3精製水 残(合計70)<噴射剤>液化石油ガス 18ジメチルエーテル 12 エタノールを20〜80重量%、及び次の化学式で表されるポリエーテル変性シリコーンを0.01〜50重量%含有する頭髪化粧料。式中、aは1〜1000の数、b、cはそれぞれ0〜1000の数、dは1〜100の数、R1、R2はそれぞれ炭素数2〜4のアルキレン基を示す。ただし、b=c=0ではない ポリエーテル変性シリコーンのHLBが7以上である請求項1に記載する頭髪化粧料。 育毛及び/又は養毛剤である請求項1又は2のいずれかに記載する頭髪化粧料。 さらに有効成分として、塩酸ピリドキシン、β−グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、サリチル酸、酢酸dl−α−トコフェロール、モノニトログアヤコールナトリウム、ニコチン酸ベンジル、イノシット、セファランチン、塩酸ジフェンヒドラミン、ミノキシジル、ミノキシジル類縁体、ペンタデカン酸グリセリル、塩化カプロニウム、ビオチン、エチニルエストラジオール、ヒノキチオール、トウキンセンカエキス、オウゴンエキス、オウレンエキス、オウバクエキス、センブリエキス、ヒアルロン酸ナトリウム又はコラーゲンの少なくとも1種以上を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載する頭髪化粧料。 【課題】高濃度のエタノールを配合し、頭髪にさらさら感を付与するなどの使用感に優れ、経時で安定な頭髪化粧料を提供する。【解決手段】エタノールを20〜80重量%、及び次の化学式で表されるポリエーテル変性シリコーンを0.01〜50重量%配合する。式中、aは1〜1000の数、b、cはそれぞれ0〜1000の数、dは1〜100の数、R1、R2はそれぞれ炭素数2〜4のアルキレン基を示す。ただし、b=c=0ではない【選択図】なし


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