生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_エクストラバージンオリーブオイルをそのまま飲めるソフトカプセル。
出願番号:2005116225
年次:2006
IPC分類:A61K 36/18,A23L 1/30,A61J 3/07,A61K 9/48,A61P 9/00,A61P 39/06,A61P 43/00


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江平 文茂 JP 2006257061 公開特許公報(A) 20060928 2005116225 20050317 エクストラバージンオリーブオイルをそのまま飲めるソフトカプセル。 株式会社サン・インターナショナル 399056244 江平 文茂 A61K 36/18 20060101AFI20060901BHJP A23L 1/30 20060101ALI20060901BHJP A61J 3/07 20060101ALI20060901BHJP A61K 9/48 20060101ALI20060901BHJP A61P 9/00 20060101ALI20060901BHJP A61P 39/06 20060101ALI20060901BHJP A61P 43/00 20060101ALI20060901BHJP JPA61K35/78 CA23L1/30 BA61J3/07 DA61K9/48A61P9/00A61P39/06A61P43/00 111 2 1 書面 5 4B018 4C076 4C088 4B018LE02 4B018MD15 4B018ME04 4B018ME06 4C076AA56 4C076BB01 4C076CC11 4C076CC29 4C076DD38 4C076EE42 4C076FF68 4C088AB64 4C088AC04 4C088BA06 4C088MA37 4C088MA52 4C088NA10 4C088ZA36 4C088ZC02 4C088ZC37 本発明は、成人病予防などに効果を有するオリーブの果実から絞られたエクストラバージンオリーブオイル又はオリーブ油以下(エクストラバージンオリーブオイル)のソフトカプセル化に関するものである。 エクストラバージンオリーブオイルは、6000年前から主に地中海地方沿岸に住む人々に広く使われてきた世界で唯一の果実からとれるオイルである。 エクストラバージンオリーブオイルは、地中海型食事の中心であり、古代から民間療法のなかで薬として活用されてきた。 1970年、米ミネソタ大学のキース教授の発表した論文は、エクストラバージンオリーブオイル中心に、食生活を送る地中海沿岸の地域に住む人々に心臓疾患系病が極めて少ないことを実証した。 エクストラバージンオリーブオイルの成分は、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が主体であり、それは不飽和脂肪酸でありながら多価不飽和脂肪酸に比べて酸化されにくい性質がある。また、油脂としての成分の他にも、α−トコフェロール、β−カロチンやポリフェノールのような天然の抗酸化物質が豊富に含まれている。酸化されにくい不飽和脂肪酸であるオレイン酸が成分の主体である上に、天然の多種の抗酸化物を含むことで、エクストラバージンオリーブオイルは動脈硬化を促進させるLDLコレステロールの血中レベルを下げるだけでなく、活性酸素(フリーラジカル)から健康を守ることになる。 エクストラバージンオリーブオイルに含まれる脂肪酸は、オレイン酸70〜75%、リノール酸10%、リノレン酸0.8%、その他微量成分ビタミンA・B・E、葉緑素、カロチン、ポリフェノール、スクワレンなどとなっている。 FDA(米食品医薬品局)は、2004年11月18、オリーブオイルを含んだ食品には、「冠状動脈系の心臓病になるリスクを減らす」との趣旨のラベルを貼ってもいい、と発表した。FDAは、毎日少しずつでも、飽和脂肪を不飽和脂肪に切り替えるよう食事に気をつけるだけで、冠状動脈系の心臓病の予防になる。例えば、毎日、大さじ2杯のオリーブオイル(23グラム)をバターの代わりに使うだけでいい、と説明している。 成人病の予防及び抗酸化、血液サラサラ効果などを得るためには、数多くの食品や薬品を集めて摂取しなければならないがこれは大変な手間であり難しい。しかしエクストラバージンオリーブオイルを、生活の中で定期的に食することで、それら成人病予防効果が大きく期待できる。しかしながら食文化の異なる日本では、毎日エクストラバージンオリーブオイルを使用した食事を摂ることは、現実的には不可能である。 本発明は、このような問題を解決しようとするものであり、エクストラバージンオリーブオイルを手軽に毎日一定の量を摂取することを実現するものである。 そして、本発明は上記目的を達成するために天然のエクストラバージンオリーブオイルをそのままソフトカプセルに入れることによって、毎日いつでも一定量摂ることを可能にした。 上述したように、本発明はエクストラバージンオリーブオイルをソフトカプセル化することで、誰にでも簡単に飲めるエクストラバージンオリーブオイルを提供できる。 また、ソフトカプセルの溶けやすい特徴を利用し、炒め物などの調理にもそのまま使用することも可能にしている。 以下エクストラバージンオリーブオイルを常用することの主な効果を記述する。 エクストラバージンオリーブオイルに多く含まれるオレイン酸は、いわゆる悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げて動脈硬化を予防する。またエクストラオリーブバージンオイル中のビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質も動脈硬化を予防する。したがってエクストラバージンオリーブオイルの常食により狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などを防ぐことが可能になる。 エクストラバージンオリーブオイルにはリノール酸、リノレン酸、抗酸化物質がバランス良く含まれているため老人性痴呆症や皮膚の老化の予防になる。またオレイン酸が骨からのカルシウム喪失を抑制するため骨粗しょう症の予防にもなる。さらに、最も消化・吸収されやすい油脂であることから、消化器官の機能が低下した高齢者でもビタミン・ミネラルなどの栄養素を容易に吸収できる。 糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンの作用が不足し、体内で栄養素の利用(代謝)が正常に行われない状態のことで、脳梗塞や心筋梗塞など様々な合併症の原因となる。糖尿病改善の食事療法では、一般に脂肪の総量を減らすことが奨励されているが、最近の研究では、オレイン酸を中心として比較的高いレベルで脂肪を摂るほうが効果的であり、患者にも受け入れられやすいとされている。 エクストラバージンオリーブオイルは胃に最も負担をかけない油脂であることが、他の食用油との比較研究によって明らかにされている。また、胃炎および胃・十二指腸潰瘍の改善に効果を発揮するという研究成果も報告されている。朝の空腹時に少量のエクストラバージンオリーブオイルを摂れば慢性便秘の解消に役立つ。 オレイン酸は子供の骨格の発育および骨のミネラル化(骨組織へのカルシウムの沈着)を促進する。また、乳児の栄養においてリノール酸とリノレン酸のバランスが崩れると脳組織の発達などに悪影響があるが、エクストラバージンオリーブオイル中の両脂肪酸の構成比は乳児の理想的な栄養食物である母乳に似通っているため、離乳食に安心して使用できる。 本発明を実施するための最良の形態 天然のエクストラバージンオリーブオイルをそのままソフトカプセル化する。 ソフトカプセルの製造の際、グリセリン、ゼラチンに水3%程度加えることで、より早く溶け易くする。 は、本発明のソフトカプセルの横断面図である。 符号の説明 1、 オリーブの果実から絞られたエクストラバージンオリーブオイル又はオリーブ油2、 ソフトカプセル(グリセリン、ゼラチン、水) オリーブの果実から絞られたエクストラバージンオリーブオイル又はオリーブ油をそのまま飲めるソフトカプセルである。 そのまま熱処理する調理に使える請求項1記載のソフトカプセル。 【課題】 成人病の予防には、数多くの食品や薬品を集めて摂取しなければならないがエクストラバージンオリーブオイルを、生活の中で定期的に食することで、成人病予防効果が大きく期待できる。しかしながら食文化の異なる日本では、毎日エクストラバージンオリーブオイルを使用した食事を摂ることは、現実的には不可能である。【解決手段】オリーブの果実から絞られたエクストラバージンオリーブオイル又はオリーブ油をそのままソフトカプセルに入れることによって、毎日いつでも一定量摂ることを可能にした。【選択図】図1


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