生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_鎮静効果付与剤及びそれを含有する鎮静香料組成物
出願番号:2005115514
年次:2006
IPC分類:A61K 31/09,A61P 25/20,A61K 8/30,A61K 8/00,A61K 8/33,A61Q 13/00,D01F 1/10,C11B 9/00


特許情報キャッシュ

森 圭子 寺嶋 有史 蓬田 勝之 吉村 政典 土師 信一郎 JP 2006290823 公開特許公報(A) 20061026 2005115514 20050413 鎮静効果付与剤及びそれを含有する鎮静香料組成物 株式会社資生堂 000001959 岩橋 祐司 100092901 森 圭子 寺嶋 有史 蓬田 勝之 吉村 政典 土師 信一郎 A61K 31/09 20060101AFI20060929BHJP A61P 25/20 20060101ALI20060929BHJP A61K 8/30 20060101ALI20060929BHJP A61K 8/00 20060101ALI20060929BHJP A61K 8/33 20060101ALI20060929BHJP A61Q 13/00 20060101ALI20060929BHJP D01F 1/10 20060101ALI20060929BHJP C11B 9/00 20060101ALI20060929BHJP JPA61K31/09A61P25/20A61K7/00 CA61K7/00 WA61K7/46 371D01F1/10C11B9/00 G 5 1 OL 13 4C083 4C206 4H059 4L035 4C083AA112 4C083AA122 4C083AB032 4C083AB082 4C083AB282 4C083AB322 4C083AB352 4C083AC012 4C083AC022 4C083AC072 4C083AC102 4C083AC112 4C083AC122 4C083AC132 4C083AC171 4C083AC172 4C083AC242 4C083AC302 4C083AC312 4C083AC352 4C083AC422 4C083AC432 4C083AC482 4C083AC532 4C083AC622 4C083AC642 4C083AC692 4C083AC712 4C083AC782 4C083AC852 4C083AD022 4C083AD042 4C083AD092 4C083AD132 4C083AD162 4C083AD172 4C083AD212 4C083AD392 4C083AD412 4C083AD532 4C083AD622 4C083AD642 4C083BB41 4C083CC01 4C083CC04 4C083CC05 4C083CC07 4C083CC25 4C083CC38 4C083CC39 4C083DD08 4C083DD23 4C083DD31 4C083DD41 4C206AA01 4C206AA02 4C206CA34 4C206MA01 4C206MA04 4C206NA14 4C206ZA05 4H059BA17 4H059BB14 4H059BB45 4H059DA09 4H059EA40 4L035AA04 4L035BB03 4L035EE20 4L035JJ14 4L035KK04 本発明は鎮静効果付与剤及びそれを含有する鎮静香料組成物、特に鎮静効果を付与する香料成分における香り立ちの改良に関する。 従来、アロマセラピーの分野においては、例えば、ラベンダーやカモミルなどの精油において鎮静効果があることが伝承的に確認されており、これらは香りを吸引することによって鎮静効果を付与することができるため、薬剤の経口投与あるいは注射投与等と比較して新たなストレスを付加することがないという利点を有している。しかしながら、これらの精油は様々な種類の香料成分の混合物であることから、鎮静効果を有さない成分も多く含まれており、充分な効果を発揮させるためには多量の精油を用いる必要があった。このため、個人の香りに対する嗜好が大きく影響してしまい、人によっては所望の効果を得ることができず、そればかりか全く反対の影響を与えてしまうという問題も生じていた。これに対して、近年、ジメトキシメチルベンゼン(例えば、特許文献1参照)やトリメトキシベンゼン等のトリアルコキシベンゼン(例えば、特許文献2参照)といった単一の香料成分により鎮静効果が得られることが報告されている。特開平6−17278号公報特開2000−86478号公報 しかしながら、上記したジメトキシメチルベンゼンやトリアルコキシベンゼンといった鎮静香料成分においては、当該香料成分の揮散性、すなわち香り立ちが充分でないことから、実際に使用する場合には、すぐに鎮静効果を得ることが難しいという問題があった。一方で、鎮静効果を得やすくするために、これらの成分の香料中への配合量を増やすと、香料全体の香調に強く影響を与えてしまい、また、香料全体の適用量を増やした場合には、匂いが強くなりすぎてしまうという問題があった。そこで、これらの課題に対応するため、香り立ちに優れた新たな鎮静効果付与剤の開発が望まれていた。 本発明は、このような従来技術の問題点を解決するために行なわれたものであり、その目的は、優れた鎮静効果を発揮するとともに香り立ちが良好であり、即時に優れた鎮静効果を付与することのできる鎮静効果付与剤を提供することにある。 上記問題点を解決するために、本発明者らが鋭意検討を行なった結果、ジメトキシベンゼンを気化吸引させることにより優れた鎮静効果を付与することができ、さらにこのジメトキシベンゼンが、鎮静用香料成分として従来用いられてきたジメトキシメチルベンゼンやトリアルコキシベンゼンと比較して香り立ちが良く、即時に優れた鎮静効果を付与することができることを見出し、本発明を完成するに至った。 すなわち、本発明の第一の主題は、ジメトキシベンゼンからなる鎮静効果付与剤である。また、本発明の第二の主題は、前記鎮静効果付与剤を0.01〜50質量%含有することを特徴とする鎮静香料組成物である。 また、本発明の第三の主題は、前記鎮静効果付与剤を含有することを特徴とする化粧料である。また、本発明の第四の主題は、前記鎮静効果付与剤を含有することを特徴とする雑貨類である。また、本発明の第五の主題は、前記鎮静効果付与剤を含有することを特徴とする衣料である。 本発明にかかる鎮静効果付与剤は、優れた鎮静効果を発揮するとともに香り立ちが良好であるジメトキシベンゼンからなっているため、即時に優れた鎮静効果を付与することができる。 以下、本発明の構成をさらに詳細に説明する。 本発明にかかる鎮静効果付与剤は、下記一般式(1)で表されるジメトキシベンゼンからなるものである。 本発明に用いられるジメトキシベンゼンにおいて、2つのメトキシ基のベンゼン環への結合位置は、o型,m型,p型のいずれであっても構わないが、好ましくはo型,m型である。なお、これらのジメトキシベンゼンの香気はそれぞれ異なるものであり、o−ジメトキシベンゼンは希釈すると甘いバニリン様香気となる甘いクリーム様香気を有するものであり、m−ジメトキシベンゼンは強いへーゼルナッツ香を有するものであり、また、p−ジメトキシベンゼンは甘いクマリン、ナッツ、枯草様の香気を有するものであり、さらに舞妃蓮の香りの特徴成分としても知られている(合成香料 化学と商品知識,印藤元一著,化学工業日報社)。 また、本発明にかかる鎮静香料組成物は、任意の香料成分の組み合わせからなり、本発明にかかる鎮静効果付与剤、すなわちジメトキシベンゼンを有効成分として組成物全量中0.01〜50質量%含有しているものである。ジメトキシベンゼンの含有量としては、特に0.1〜10質量%であることが好ましい。ジメトキシメチルベンゼンの含有量が0.01質量%以下では有効な鎮静効果を発現することができない場合があり、一方で、50質量%を越えて配合しても顕著な鎮静効果の向上は認められず、他の香料成分とのバランスを考慮するとこれ以上加えることは好ましくない。本発明にかかる鎮静香料組成物は、そのままであるいは適当な溶媒で希釈することによって、香水、コロン等として用いることができる。 また、本発明にかかる鎮静効果付与剤は、必要に応じて他の配合成分と組み合わせて、シャンプー・リンス類、スキンケア用品、ボディーシャンプー、ボディーリンス、ボディーパウダー類、芳香剤、消臭剤、浴剤等の化粧料として用いることができる。さらに、本発明にかかる鎮静効果付与剤を、雑貨類や衣料等に賦香して用いることも可能である。 以下、本発明の実施態様についてさらに詳細に説明する。 まず、本発明において、鎮静効果確認のために採用した試験方法について説明する。 随伴性陰性変動(Contigent Negative Variation 以下CNVと呼ぶ)と呼ばれる事象関連電位の脳波の一種の陰性の電位の変化を測定した。CNV脳波は、その前期成分の変動の大きさが注意度や期待度など意識の覚醒水準と正の相関を示し、香りが意識水準に及ぼす効果(精神鎮静/高揚効果)を定量評価できることが報告されている(Torii S et al : Contingent negative variation (CNV) and the psychological effects of odour. In Perfumery: The Psychology and Biology of Fragrance, Edited by Toller SV and Dodd GH, 107-120, Chapman and Hall, London (1998))。 本発明においては、被験者の前頭部(CZ)と左耳(A1)に電極を装着し、電位差を脳波計で計測した。被験者にヘッドフォンでクリック音を聞かせ、音がしてから数秒後に点滅する発光ダイオードの点滅に合わせて手元のスイッチを押すという課題を行なわせ、課題に伴って発生するCNV脳波を計測した。香りを提示する場合は約0.5cm×0.5cm角のコットンに染み込ませ、鼻下に貼付し、一連の動作の間常に呼吸と共に香気を嗅がせた。また、香りを提示しない場合、香料無添加の約0.5cm×0.5cm角のコットンを鼻下に貼付し、同様の作業を行なわせた。香りを提示した場合と提示しない場合についてそれぞれ30回繰り返してCNV脳波を計測し、クリック音から400ms〜1000msのCNV脳波早期成分を積算した値を比較して、香りの効果を評価した。鎮静効果 本発明者らは、まず最初に、各種ジメトキシベンゼンを用いて、前記試験方法により鎮静効果の有無についての確認を行なった。 o−ジメトキシベンゼン(o−DMB)、m−ジメトキシベンゼン(m−DMB)、p−ジメトキシベンゼン(p−DMB)をそれぞれ1質量%エタノール溶液とし、前記実験方法に従いCNVに対する影響を測定した。なお、パネルとして健康な成人女性3〜6名により試験を行なった。結果を図1に示す。 図1より明らかなように、o型,m型,p型のいずれのジメトキシベンゼンを用いた場合にも、被験者を鎮静方向に導く効果があることがわかった。また、特にo型,m型において優れた鎮静効果が得られることがわかった。香り立ち つづいて、本発明者らは、上記各種ジメトキシベンゼンにおける香り立ちの評価を行なった。 各種香料成分の香り立ちを比較するため、o−ジメトキシベンゼン(o−DMB)、m−ジメトキシベンゼン(m−DMB)、p−ジメトキシベンゼン(p−DMB)、1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼン(DMMB)、及び1,3,5−トリメトキシベンゼン(TMB)の5種類の香料成分を配合したトリエチルシトレート溶液(それぞれ、2質量%配合)を調製し、揮散した香料成分をヘッドスペースGCMS分析により分析した。結果を図2に示す。 なお、ヘッドスペースGCMS分析の分析条件は以下に示す通りであるGC−MS装置:Agilent Technologies社製・GC分析条件キャリヤーガス:ヘリウム 流量:1.2ml/minカラム:HP−INNOWAX(PEG系)[0.25mmφ(ID)×60m(L)]カラム温度:60(0)→230(13)(10℃/min昇温) ※( ):各温度での保持時間(分)スプリットレス注入・MS分析条件(四重極質量分析装置)イオン化法:EI(70eV),・検出:TIC・ヘッドスペースサンプル捕集(香料成分溶液:0.5g)固相マイクロ抽出用ファイバーアセンブリーCAR/PDMSタイプ(SPMEファイバー:スペルコ社製)ヘッドスペース用バイアル瓶中で10分捕集 図2より明らかなように、溶液中に溶解した状態では各種の香料成分が同量(2%ずつ)配合されているにもかかわらず、空間への揮散量は香料成分の種類によって大きく異なることがわかった。すなわち、3種のジメトキシベンゼン(DMB)においては、既知の鎮静香料成分である1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼン(DMMB)や1,3,5−トリメトキシベンゼン(TMB)に比べて揮散性が高いことから、香り立ちがよく、より短い時間でヒトに気化吸引させることができるものと考えられる。このため、上記ジメトキシベンゼンを、鎮静効果付与剤として用いた場合には、従来用いられてきたDMMBやTMBと比較して、即時に優れた鎮静効果を付与することが可能となる。 以下、本発明の好適な実施例について詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例1−1:フローラル調鎮静香料組成物(o−DMB配合例) 質量% シトロネロール 10 シトロネリルアセテート 3 ゲラニオール 15 ゲラニルアセテート 5 シス−3−ヘキセノール 0.2 ネロール 3 フェニルエチルアルコール 40 フェニルエチルアセテート 10 オイゲノール 1 ジプロピレングリコール 7.8 o−ジメトキシベンゼン 5 合計 100実施例1−2:フローラル調鎮静香料組成物(p−DMB配合例) 質量% シス−3−ヘキセノール 0.2 デカナール 0.1 1,8−シネオール 1 メチルベンゾエート 5 メチルサリシレート 0.4 リナロール 15 メチルジハイドロジャスモネート 30 シトロネロール 5 ゲラニオール 5 フェニルエチルアルコール 20 アルファ−ターピネオール 4 シス−ジャスモン 1 ヘリオナール(アイエフエフ社製) 1 ジプロピレングリコール 7.3 p−ジメトキシベンゼン 5 合計 100実施例1−3:フローラル調鎮静香料組成物(m−DMB配合例) 質量% ピーチベース 1 アップルベース 3 ジャスミンベース 15 ローズベース 5 リリアール(ジボダン社製) 10 メチルジハイドロジャスモネート 25 メチルイオノン 10 シクロペンタデカノリド 5 ムスク T 5 ジプロピレングリコール 16 m−ジメトキシベンゼン 5 合計 100実施例2−1 フレグランス 質量% アルコール 75 精製水 残余 ジプロピレングリコール 5 実施例1−1の鎮静香料組成物 10 酸化防止剤 適量 グレープフルーツオイル 5 色素 適量 合計 100実施例2−2 化粧水 質量% グリセリン 2 ジプロピレングリコール 2 PEG−60水添ヒマシ油 0.3 キシリトール 3 アスコルビン酸 0.005 EDTA3ナトリウム 0.1 染料 適量 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−3 化粧水 質量% アルコール 30 ブチレングリコール 4 グリセリン 2 PPG−13デシルテトラデス24 0.3 オクチルメトキシシンナメート 0.1 メントール 0.2 トラネキサム酸 1.0 EDTA3ナトリウム 0.1 染料 適量 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−4 乳液 質量% エチルアルコール 10 グリセリン 3 ブチレングリコール 2 ポリエチレングリコール 3 カルボキシビニルポリマー 0.1 アクリル酸/アクリル酸アルキルコポリマー 0.1 苛性カリ 0.1 シクロメチコン 4 スクワラン 2 球状ポリエチレン 2 メントール 0.5 薬剤 適量 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 顔料 適量 実施例1−1の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−5 乳液 質量% ブチレングリコール 4 プロピレングリコール 4 カルボキシビニルポリマー 0.2 苛性カリ 0.2 ベヘニン酸 0.5 ステアリン酸 0.5 イソステアリン酸 0.5 ステアリン酸グリセリル 1 イソステアリン酸グリセリル 1 ベヘニルアルコール 0.5 バチルアルコール 0.5 スクワラン 5 トリオクタノイン 3 フェニルトリメチコン 2 ブナの芽エキス 0.5 フェノキシエタノール 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 顔料 適量 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−6 乳液 質量% グリセリン 3 キシリトール 2 カルボキシビニルポリマー 0.1 苛性カリ 0.1 イソステアリン酸グリセリル 1 ステアリン酸グリセリル 0.5 ベヘニルアルコール 1 バチルアルコール 1 パーム硬化油 2 ワセリン 1 スクワラン 5 オクタン酸エリスリチル 3 シクロメチコン 1 アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム 0.5 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 実施例1−3の鎮静香料組成物 残量 精製水 残量 合計 100実施例2−7 クリーム 質量% グリセリン 10 ブチレングリコール 5 カルボキシビニルポリマー 0.1 苛性カリ 0.2 ステアリン酸 2 ステアリン酸グリセリル 2 イソステアリン酸グリセリル 2 ワセリン 5 ステアリルアルコール 2 ベヘニルアルコール 2 パーム硬化油 2 スクワラン 10 αグルコシルヘスペリジン 0.1 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 顔料 適量 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−8 クリーム 質量% グリセリン 3 ジプロピレングリコール 7 ポリエチレングリコール 3 ステアリン酸グリセリル 3 イソステアリン酸グリセリル 2 ステアリルアルコール 2 ベヘニルアルコール 2 流動パラフィン 7 シクロメチコン 3 ジメチコン 1 オクチルメトキシシンナメート 0.1 ビタミンAアセテート 0.5 フェノキシエタノール 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 顔料 適量 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−9 ジェル 質量% エチルアルコール 10 グリセリン 5 ブチレングリコール 5 カルボキシビニルポリマー 0.5 AMP 0.3 PEG−60水添ヒマシ油 0.3 メントール 0.02 油溶性甘草エキス(根) 0.2 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 実施例1−1の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−10 エアゾール 質量% グリセリン 2 ジプロピレングリコール 2 PEG−60水添ヒマシ油 0.3 コラデカバロ(根葉) 0.5 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 染料 適量 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 窒素ガス 0.8 合計 100実施例2−11 エアゾール 質量% アルコール 15 ブチレングリコール 2 グリセリン 1 PPG−13デシルテトラデス24 0.1 4−メトキシサリチル酸カリウム 0.5 EDTA3ナトリウム 0.1 染料 適量 実施例1−1の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 LPG 40 合計 100実施例2−12 入浴剤 質量% 硫酸ナトリウム 45 炭酸水素ナトリウム 45 ヒソップオイル 10 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 合計 100実施例2−13 ルームフレグランス 質量% アルコール 80 精製水 残量 酸化防止剤 5 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 クラリセージオイル 5 合計 100実施例2−14 インセンス 質量% タブ粉 75 安息香酸ナトリウム 15 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−15 フォームパック 質量% カフェイン 1 メタリン酸ナトリウム 0.02 トレハロース 2 グリセリン 7 メチルパラベン 0.1 水酸化カリウム 0.15 ステアリン酸 0.5 ミリスチン酸 1 バチルアルコール 1.5 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 3 フェンネルオイル 0.3 液化石油ガス 6 ジメチルエーテル 3 実施例1−1の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−16 シャンプー 質量% ラウリルポリエキシエチレン(3) 硫酸エステルナトリウム塩 10 ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 5 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4 グリセリン 1 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 色素 適量 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.05 精製水 残量 合計 100実施例2−17 シャンプー 質量% ラウリルポリエキシエチレン(3) 硫酸エステルトリエタノールアミン塩 5 ラウリルポリエキシエチレン(3) 硫酸エステルナトリウム塩 5 ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 5 ラウロイルモノエタノールアミド 1 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5 カチオン化セルロース 7 エチレングリコールジステアリン酸エステル 2 タンパク質誘導体 0.5 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.05 精製水 残量 合計 100実施例2−18 リンス 質量% シリコーン油 3 流動パラフィン 1 セチルアルコール 1.5 ステアリルアルコール 1 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7 グリセリン 3 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 色素 適量 フェノキシエタノール 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−19 芳香性繊維 キュプロアンモニウムセルロース溶液(セルロース濃度10質量%、アンモニウム濃度7質量%、銅濃度3.6質量%、)に、実施例1−1の鎮静香料組成物を内包したマイクロカプセル(粒経50μm以下、マイクロカプセルに占める精油の割合は50質量%)をセルロース質量に対して0.1〜20質量%の範囲内で添加、混和したのち、通常の湿式防糸方法にしたがって紡糸し、精練工程、乾燥工程を経て芳香性繊維を得た。o−ジメトキシベンゼン(o−DMB)、m−ジメトキシベンゼン(m−DMB)、p−ジメトキシベンゼン(p−DMB)についてのCNV測定結果である。o−ジメトキシベンゼン(o−DMB)、m−ジメトキシベンゼン(m−DMB)、p−ジメトキシベンゼン(p−DMB)、1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼン(DMMB)、及び1,3,5−トリメトキシベンゼン(TMB)の5種類の香料成分を同量配合した試料溶液についてのヘッドスペースGCMS分析結果である。 ジメトキシベンゼンからなる鎮静効果付与剤。 請求項1に記載の鎮静効果付与剤を0.01〜50質量%含有することを特徴とする鎮静香料組成物。 請求項1に記載の鎮静効果付与剤を含有することを特徴とする化粧料。 請求項1に記載の鎮静効果付与剤を含有することを特徴とする雑貨類。 請求項1に記載の鎮静効果付与剤を含有することを特徴とする衣料。 【課題】 優れた鎮静効果を発揮するとともに香り立ちが良好であり、即時に優れた鎮静効果を付与することのできる鎮静効果付与剤を提供する。【解決手段】 ジメトキシベンゼンからなる鎮静効果付与剤。【選択図】 図1


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る

特許公報(B2)_気化吸引用鎮静効果付与剤及びそれを含有する気化吸引用鎮静剤組成物

生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_気化吸引用鎮静効果付与剤及びそれを含有する気化吸引用鎮静剤組成物
出願番号:2005115514
年次:2011
IPC分類:A61K 31/09,A61P 25/20,A61K 8/33,A61K 8/06,A61Q 13/00,A41B 1/00,A41C 1/00,A41D 1/00,C11B 9/00


特許情報キャッシュ

森 圭子 寺嶋 有史 蓬田 勝之 吉村 政典 土師 信一郎 JP 4754860 特許公報(B2) 20110603 2005115514 20050413 気化吸引用鎮静効果付与剤及びそれを含有する気化吸引用鎮静剤組成物 株式会社 資生堂 000001959 岩橋 祐司 100092901 森 圭子 寺嶋 有史 蓬田 勝之 吉村 政典 土師 信一郎 20110824 A61K 31/09 20060101AFI20110804BHJP A61P 25/20 20060101ALI20110804BHJP A61K 8/33 20060101ALI20110804BHJP A61K 8/06 20060101ALI20110804BHJP A61Q 13/00 20060101ALI20110804BHJP A41B 1/00 20060101ALI20110804BHJP A41C 1/00 20060101ALI20110804BHJP A41D 1/00 20060101ALI20110804BHJP C11B 9/00 20060101ALI20110804BHJP JPA61K31/09A61P25/20A61K8/33A61K8/06A61Q13/00 101A41B1/00A41C1/00A41D1/00C11B9/00 G A61K 31/09 A41B 1/00 A41C 1/00 A41D 1/00 A61K 8/06 A61K 8/33 A61P 25/20 A61Q 13/00 C11B 9/00 CA/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN) JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamII) 特開2003−300811(JP,A) 特開2003−137758(JP,A) Journal of Medicinal Chemistry,1975年,Vol.18, No.12,p.1272-1274 5 2006290823 20061026 13 20070919 関 景輔 本発明は鎮静効果付与剤及びそれを含有する鎮静香料組成物、特に鎮静効果を付与する香料成分における香り立ちの改良に関する。 従来、アロマセラピーの分野においては、例えば、ラベンダーやカモミルなどの精油において鎮静効果があることが伝承的に確認されており、これらは香りを吸引することによって鎮静効果を付与することができるため、薬剤の経口投与あるいは注射投与等と比較して新たなストレスを付加することがないという利点を有している。しかしながら、これらの精油は様々な種類の香料成分の混合物であることから、鎮静効果を有さない成分も多く含まれており、充分な効果を発揮させるためには多量の精油を用いる必要があった。このため、個人の香りに対する嗜好が大きく影響してしまい、人によっては所望の効果を得ることができず、そればかりか全く反対の影響を与えてしまうという問題も生じていた。これに対して、近年、ジメトキシメチルベンゼン(例えば、特許文献1参照)やトリメトキシベンゼン等のトリアルコキシベンゼン(例えば、特許文献2参照)といった単一の香料成分により鎮静効果が得られることが報告されている。特開平6−17278号公報特開2000−86478号公報 しかしながら、上記したジメトキシメチルベンゼンやトリアルコキシベンゼンといった鎮静香料成分においては、当該香料成分の揮散性、すなわち香り立ちが充分でないことから、実際に使用する場合には、すぐに鎮静効果を得ることが難しいという問題があった。一方で、鎮静効果を得やすくするために、これらの成分の香料中への配合量を増やすと、香料全体の香調に強く影響を与えてしまい、また、香料全体の適用量を増やした場合には、匂いが強くなりすぎてしまうという問題があった。そこで、これらの課題に対応するため、香り立ちに優れた新たな鎮静効果付与剤の開発が望まれていた。 本発明は、このような従来技術の問題点を解決するために行なわれたものであり、その目的は、優れた鎮静効果を発揮するとともに香り立ちが良好であり、即時に優れた鎮静効果を付与することのできる鎮静効果付与剤を提供することにある。 上記問題点を解決するために、本発明者らが鋭意検討を行なった結果、ジメトキシベンゼンを気化吸引させることにより優れた鎮静効果を付与することができ、さらにこのジメトキシベンゼンが、鎮静用香料成分として従来用いられてきたジメトキシメチルベンゼンやトリアルコキシベンゼンと比較して香り立ちが良く、即時に優れた鎮静効果を付与することができることを見出し、本発明を完成するに至った。 すなわち、本発明の第一の主題は、ジメトキシベンゼンからなる気化吸引用鎮静効果付与剤である。また、本発明の第二の主題は、前記気化吸引用鎮静効果付与剤を0.01〜50質量%含有することを特徴とする気化吸引用鎮静剤組成物である。 また、本発明の第三の主題は、前記気化吸引用鎮静効果付与剤を化粧料に配合することにより、当該化粧料に鎮静効果を付与する方法である。また、本発明の第四の主題は、前記気化吸引用鎮静効果付与剤を雑貨類に賦香することにより、当該雑貨類に鎮静効果を付与する方法である。また、本発明の第五の主題は、前記気化吸引用鎮静効果付与剤を衣料に賦香することにより、当該衣料に鎮静効果を付与する方法である。 本発明にかかる鎮静効果付与剤は、優れた鎮静効果を発揮するとともに香り立ちが良好であるジメトキシベンゼンからなっているため、即時に優れた鎮静効果を付与することができる。 以下、本発明の構成をさらに詳細に説明する。 本発明にかかる鎮静効果付与剤は、下記一般式(1)で表されるジメトキシベンゼンからなるものである。 本発明に用いられるジメトキシベンゼンにおいて、2つのメトキシ基のベンゼン環への結合位置は、o型,m型,p型のいずれであっても構わないが、好ましくはo型,m型である。なお、これらのジメトキシベンゼンの香気はそれぞれ異なるものであり、o−ジメトキシベンゼンは希釈すると甘いバニリン様香気となる甘いクリーム様香気を有するものであり、m−ジメトキシベンゼンは強いへーゼルナッツ香を有するものであり、また、p−ジメトキシベンゼンは甘いクマリン、ナッツ、枯草様の香気を有するものであり、さらに舞妃蓮の香りの特徴成分としても知られている(合成香料 化学と商品知識,印藤元一著,化学工業日報社)。 また、本発明にかかる鎮静香料組成物は、任意の香料成分の組み合わせからなり、本発明にかかる鎮静効果付与剤、すなわちジメトキシベンゼンを有効成分として組成物全量中0.01〜50質量%含有しているものである。ジメトキシベンゼンの含有量としては、特に0.1〜10質量%であることが好ましい。ジメトキシメチルベンゼンの含有量が0.01質量%以下では有効な鎮静効果を発現することができない場合があり、一方で、50質量%を越えて配合しても顕著な鎮静効果の向上は認められず、他の香料成分とのバランスを考慮するとこれ以上加えることは好ましくない。本発明にかかる鎮静香料組成物は、そのままであるいは適当な溶媒で希釈することによって、香水、コロン等として用いることができる。 また、本発明にかかる鎮静効果付与剤は、必要に応じて他の配合成分と組み合わせて、シャンプー・リンス類、スキンケア用品、ボディーシャンプー、ボディーリンス、ボディーパウダー類、芳香剤、消臭剤、浴剤等の化粧料として用いることができる。さらに、本発明にかかる鎮静効果付与剤を、雑貨類や衣料等に賦香して用いることも可能である。 以下、本発明の実施態様についてさらに詳細に説明する。 まず、本発明において、鎮静効果確認のために採用した試験方法について説明する。 随伴性陰性変動(Contigent Negative Variation 以下CNVと呼ぶ)と呼ばれる事象関連電位の脳波の一種の陰性の電位の変化を測定した。CNV脳波は、その前期成分の変動の大きさが注意度や期待度など意識の覚醒水準と正の相関を示し、香りが意識水準に及ぼす効果(精神鎮静/高揚効果)を定量評価できることが報告されている(Torii S et al : Contingent negative variation (CNV) and the psychological effects of odour. In Perfumery: The Psychology and Biology of Fragrance, Edited by Toller SV and Dodd GH, 107-120, Chapman and Hall, London (1998))。 本発明においては、被験者の前頭部(CZ)と左耳(A1)に電極を装着し、電位差を脳波計で計測した。被験者にヘッドフォンでクリック音を聞かせ、音がしてから数秒後に点滅する発光ダイオードの点滅に合わせて手元のスイッチを押すという課題を行なわせ、課題に伴って発生するCNV脳波を計測した。香りを提示する場合は約0.5cm×0.5cm角のコットンに染み込ませ、鼻下に貼付し、一連の動作の間常に呼吸と共に香気を嗅がせた。また、香りを提示しない場合、香料無添加の約0.5cm×0.5cm角のコットンを鼻下に貼付し、同様の作業を行なわせた。香りを提示した場合と提示しない場合についてそれぞれ30回繰り返してCNV脳波を計測し、クリック音から400ms〜1000msのCNV脳波早期成分を積算した値を比較して、香りの効果を評価した。鎮静効果 本発明者らは、まず最初に、各種ジメトキシベンゼンを用いて、前記試験方法により鎮静効果の有無についての確認を行なった。 o−ジメトキシベンゼン(o−DMB)、m−ジメトキシベンゼン(m−DMB)、p−ジメトキシベンゼン(p−DMB)をそれぞれ1質量%エタノール溶液とし、前記実験方法に従いCNVに対する影響を測定した。なお、パネルとして健康な成人女性3〜6名により試験を行なった。結果を図1に示す。 図1より明らかなように、o型,m型,p型のいずれのジメトキシベンゼンを用いた場合にも、被験者を鎮静方向に導く効果があることがわかった。また、特にo型,m型において優れた鎮静効果が得られることがわかった。香り立ち つづいて、本発明者らは、上記各種ジメトキシベンゼンにおける香り立ちの評価を行なった。 各種香料成分の香り立ちを比較するため、o−ジメトキシベンゼン(o−DMB)、m−ジメトキシベンゼン(m−DMB)、p−ジメトキシベンゼン(p−DMB)、1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼン(DMMB)、及び1,3,5−トリメトキシベンゼン(TMB)の5種類の香料成分を配合したトリエチルシトレート溶液(それぞれ、2質量%配合)を調製し、揮散した香料成分をヘッドスペースGCMS分析により分析した。結果を図2に示す。 なお、ヘッドスペースGCMS分析の分析条件は以下に示す通りであるGC−MS装置:Agilent Technologies社製・GC分析条件キャリヤーガス:ヘリウム 流量:1.2ml/minカラム:HP−INNOWAX(PEG系)[0.25mmφ(ID)×60m(L)]カラム温度:60(0)→230(13)(10℃/min昇温) ※( ):各温度での保持時間(分)スプリットレス注入・MS分析条件(四重極質量分析装置)イオン化法:EI(70eV),・検出:TIC・ヘッドスペースサンプル捕集(香料成分溶液:0.5g)固相マイクロ抽出用ファイバーアセンブリーCAR/PDMSタイプ(SPMEファイバー:スペルコ社製)ヘッドスペース用バイアル瓶中で10分捕集 図2より明らかなように、溶液中に溶解した状態では各種の香料成分が同量(2%ずつ)配合されているにもかかわらず、空間への揮散量は香料成分の種類によって大きく異なることがわかった。すなわち、3種のジメトキシベンゼン(DMB)においては、既知の鎮静香料成分である1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼン(DMMB)や1,3,5−トリメトキシベンゼン(TMB)に比べて揮散性が高いことから、香り立ちがよく、より短い時間でヒトに気化吸引させることができるものと考えられる。このため、上記ジメトキシベンゼンを、鎮静効果付与剤として用いた場合には、従来用いられてきたDMMBやTMBと比較して、即時に優れた鎮静効果を付与することが可能となる。 以下、本発明の好適な実施例について詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施例1−1:フローラル調鎮静香料組成物(o−DMB配合例) 質量% シトロネロール 10 シトロネリルアセテート 3 ゲラニオール 15 ゲラニルアセテート 5 シス−3−ヘキセノール 0.2 ネロール 3 フェニルエチルアルコール 40 フェニルエチルアセテート 10 オイゲノール 1 ジプロピレングリコール 7.8 o−ジメトキシベンゼン 5 合計 100実施例1−2:フローラル調鎮静香料組成物(p−DMB配合例) 質量% シス−3−ヘキセノール 0.2 デカナール 0.1 1,8−シネオール 1 メチルベンゾエート 5 メチルサリシレート 0.4 リナロール 15 メチルジハイドロジャスモネート 30 シトロネロール 5 ゲラニオール 5 フェニルエチルアルコール 20 アルファ−ターピネオール 4 シス−ジャスモン 1 ヘリオナール(アイエフエフ社製) 1 ジプロピレングリコール 7.3 p−ジメトキシベンゼン 5 合計 100実施例1−3:フローラル調鎮静香料組成物(m−DMB配合例) 質量% ピーチベース 1 アップルベース 3 ジャスミンベース 15 ローズベース 5 リリアール(ジボダン社製) 10 メチルジハイドロジャスモネート 25 メチルイオノン 10 シクロペンタデカノリド 5 ムスク T 5 ジプロピレングリコール 16 m−ジメトキシベンゼン 5 合計 100実施例2−1 フレグランス 質量% アルコール 75 精製水 残余 ジプロピレングリコール 5 実施例1−1の鎮静香料組成物 10 酸化防止剤 適量 グレープフルーツオイル 5 色素 適量 合計 100実施例2−2 化粧水 質量% グリセリン 2 ジプロピレングリコール 2 PEG−60水添ヒマシ油 0.3 キシリトール 3 アスコルビン酸 0.005 EDTA3ナトリウム 0.1 染料 適量 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−3 化粧水 質量% アルコール 30 ブチレングリコール 4 グリセリン 2 PPG−13デシルテトラデス24 0.3 オクチルメトキシシンナメート 0.1 メントール 0.2 トラネキサム酸 1.0 EDTA3ナトリウム 0.1 染料 適量 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−4 乳液 質量% エチルアルコール 10 グリセリン 3 ブチレングリコール 2 ポリエチレングリコール 3 カルボキシビニルポリマー 0.1 アクリル酸/アクリル酸アルキルコポリマー 0.1 苛性カリ 0.1 シクロメチコン 4 スクワラン 2 球状ポリエチレン 2 メントール 0.5 薬剤 適量 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 顔料 適量 実施例1−1の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−5 乳液 質量% ブチレングリコール 4 プロピレングリコール 4 カルボキシビニルポリマー 0.2 苛性カリ 0.2 ベヘニン酸 0.5 ステアリン酸 0.5 イソステアリン酸 0.5 ステアリン酸グリセリル 1 イソステアリン酸グリセリル 1 ベヘニルアルコール 0.5 バチルアルコール 0.5 スクワラン 5 トリオクタノイン 3 フェニルトリメチコン 2 ブナの芽エキス 0.5 フェノキシエタノール 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 顔料 適量 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−6 乳液 質量% グリセリン 3 キシリトール 2 カルボキシビニルポリマー 0.1 苛性カリ 0.1 イソステアリン酸グリセリル 1 ステアリン酸グリセリル 0.5 ベヘニルアルコール 1 バチルアルコール 1 パーム硬化油 2 ワセリン 1 スクワラン 5 オクタン酸エリスリチル 3 シクロメチコン 1 アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム 0.5 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 実施例1−3の鎮静香料組成物 残量 精製水 残量 合計 100実施例2−7 クリーム 質量% グリセリン 10 ブチレングリコール 5 カルボキシビニルポリマー 0.1 苛性カリ 0.2 ステアリン酸 2 ステアリン酸グリセリル 2 イソステアリン酸グリセリル 2 ワセリン 5 ステアリルアルコール 2 ベヘニルアルコール 2 パーム硬化油 2 スクワラン 10 αグルコシルヘスペリジン 0.1 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 顔料 適量 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−8 クリーム 質量% グリセリン 3 ジプロピレングリコール 7 ポリエチレングリコール 3 ステアリン酸グリセリル 3 イソステアリン酸グリセリル 2 ステアリルアルコール 2 ベヘニルアルコール 2 流動パラフィン 7 シクロメチコン 3 ジメチコン 1 オクチルメトキシシンナメート 0.1 ビタミンAアセテート 0.5 フェノキシエタノール 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 顔料 適量 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−9 ジェル 質量% エチルアルコール 10 グリセリン 5 ブチレングリコール 5 カルボキシビニルポリマー 0.5 AMP 0.3 PEG−60水添ヒマシ油 0.3 メントール 0.02 油溶性甘草エキス(根) 0.2 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 実施例1−1の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−10 エアゾール 質量% グリセリン 2 ジプロピレングリコール 2 PEG−60水添ヒマシ油 0.3 コラデカバロ(根葉) 0.5 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 染料 適量 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 窒素ガス 0.8 合計 100実施例2−11 エアゾール 質量% アルコール 15 ブチレングリコール 2 グリセリン 1 PPG−13デシルテトラデス24 0.1 4−メトキシサリチル酸カリウム 0.5 EDTA3ナトリウム 0.1 染料 適量 実施例1−1の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 LPG 40 合計 100実施例2−12 入浴剤 質量% 硫酸ナトリウム 45 炭酸水素ナトリウム 45 ヒソップオイル 10 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 合計 100実施例2−13 ルームフレグランス 質量% アルコール 80 精製水 残量 酸化防止剤 5 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 クラリセージオイル 5 合計 100実施例2−14 インセンス 質量% タブ粉 75 安息香酸ナトリウム 15 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−15 フォームパック 質量% カフェイン 1 メタリン酸ナトリウム 0.02 トレハロース 2 グリセリン 7 メチルパラベン 0.1 水酸化カリウム 0.15 ステアリン酸 0.5 ミリスチン酸 1 バチルアルコール 1.5 ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 3 フェンネルオイル 0.3 液化石油ガス 6 ジメチルエーテル 3 実施例1−1の鎮静香料組成物 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−16 シャンプー 質量% ラウリルポリオキシエチレン(3) 硫酸エステルナトリウム塩 10 ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 5 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4 グリセリン 1 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 色素 適量 パラベン 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.05 精製水 残量 合計 100実施例2−17 シャンプー 質量% ラウリルポリオキシエチレン(3) 硫酸エステルトリエタノールアミン塩 5 ラウリルポリエキシエチレン(3) 硫酸エステルナトリウム塩 5 ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 5 ラウロイルモノエタノールアミド 1 ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 5 カチオン化セルロース 7 エチレングリコールジステアリン酸エステル 2 タンパク質誘導体 0.5 実施例1−2の鎮静香料組成物 適量 EDTA3ナトリウム 0.1 クエン酸 0.05 クエン酸ナトリウム 0.05 精製水 残量 合計 100実施例2−18 リンス 質量% シリコーン油 3 流動パラフィン 1 セチルアルコール 1.5 ステアリルアルコール 1 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.7 グリセリン 3 実施例1−3の鎮静香料組成物 適量 色素 適量 フェノキシエタノール 適量 精製水 残量 合計 100実施例2−19 芳香性繊維 キュプロアンモニウムセルロース溶液(セルロース濃度10質量%、アンモニウム濃度7質量%、銅濃度3.6質量%、)に、実施例1−1の鎮静香料組成物を内包したマイクロカプセル(粒経50μm以下、マイクロカプセルに占める精油の割合は50質量%)をセルロース質量に対して0.1〜20質量%の範囲内で添加、混和したのち、通常の湿式防糸方法にしたがって紡糸し、精練工程、乾燥工程を経て芳香性繊維を得た。o−ジメトキシベンゼン(o−DMB)、m−ジメトキシベンゼン(m−DMB)、p−ジメトキシベンゼン(p−DMB)についてのCNV測定結果である。o−ジメトキシベンゼン(o−DMB)、m−ジメトキシベンゼン(m−DMB)、p−ジメトキシベンゼン(p−DMB)、1,3−ジメトキシ−5−メチルベンゼン(DMMB)、及び1,3,5−トリメトキシベンゼン(TMB)の5種類の香料成分を同量配合した試料溶液についてのヘッドスペースGCMS分析結果である。 ジメトキシベンゼンからなる気化吸引用鎮静効果付与剤。 請求項1に記載の気化吸引用鎮静効果付与剤を0.01〜50質量%含有することを特徴とする気化吸引用鎮静剤組成物。 請求項1に記載の気化吸引用鎮静効果付与剤を化粧料に配合することにより、当該化粧料に鎮静効果を付与する方法。 請求項1に記載の気化吸引用鎮静効果付与剤を雑貨類に賦香することにより、当該雑貨類に鎮静効果を付与する方法。 請求項1に記載の気化吸引用鎮静効果付与剤を衣料に賦香することにより、当該衣料に鎮静効果を付与する方法。


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る