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タイトル:公表特許公報(A)_多発性骨髄腫の処置のためのラクトン誘導体
出願番号:2004542749
年次:2006
IPC分類:A61K 31/427,A61K 45/00,A61P 35/00,C07D 493/04


特許情報キャッシュ

ボリス・リン ケネス・シー・アンダーソン ジェイムズ・ダグラス・グリフィン JP 2006504727 公表特許公報(A) 20060209 2004542749 20031010 多発性骨髄腫の処置のためのラクトン誘導体 ダナ−ファーバー キャンサー インスティテュート,インコーポレイテッド 591183991 DANA−FARBER CANCER INSTITUTE, INCORPORATED 青山 葆 100062144 岩崎 光隆 100067035 中嶋 正二 100064610 ボリス・リン ケネス・シー・アンダーソン ジェイムズ・ダグラス・グリフィン US 60/417,916 20021011 A61K 31/427 20060101AFI20060113BHJP A61K 45/00 20060101ALI20060113BHJP A61P 35/00 20060101ALI20060113BHJP C07D 493/04 20060101ALI20060113BHJP JPA61K31/427A61K45/00A61P35/00C07D493/04 111 EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),EP(AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HU,IE,IT,LU,MC,NL,PT,RO,SE,SI,SK,TR),AE,AG,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LT,LU,LV,MA,MD,MK,MN,MX,NI,NO,NZ,OM,PG,PH,PL,PT,RO,RU,SC,SE,SG,SK,SY,TJ,TM,TN,TR,TT,UA,US,UZ,VC,VN,YU,ZA,ZW IB2003004480 20031010 WO2004032923 20040422 19 20050512 4C071 4C084 4C086 4C071AA01 4C071CC12 4C071EE02 4C071FF18 4C071GG02 4C071HH08 4C071HH09 4C071JJ04 4C071LL01 4C084AA16 4C084MA02 4C084NA05 4C084ZB261 4C086AA01 4C086AA02 4C086CA03 4C086MA01 4C086MA02 4C086NA05 4C086NA14 4C086ZB26発明の詳細な説明 本発明は、骨髄腫、とりわけ慣用的細胞傷害性化学療法に耐性の骨髄腫を有する温血動物、とりわけヒトの処置方法であって、当該動物に、エポチロン、とりわけ本明細書において定義した式Iのエポチロンの治療上有効量を投与することを含んでなる方法;同時的、個別的または逐次的使用のための、エポチロン、ならびにアルキル化剤、コルチコステロイドおよびアントラサイクリンからなる群から選択される化合物および所望により少なくとも1つの医薬上許容される担体を含んでなる組合せ剤;ならびに当該組合せ剤を含んでなる医薬組成物および市販パッケージ(commercial package)に関する。 タキサン、たとえばパクリタキセルおよびドセタキセルは、多くの増殖性疾患、たとえば卵巣癌のような固形腫瘍疾患においてよく使用される微小管安定化剤のクラスを表す。しかしながら、タキサンは、骨髄腫の処置においてあまり期待されていなかった。エポチロン、たとえばエポチロンA、BおよびDのみならず、そのアナログも、新たなクラスの微小管安定化剤を表す(Gerth, K. et al., J. Antibiot. 49, 560-3 (1996);またはHoefle et al., DE 41 38 042参照)。驚くべきことに、今回、エポチロン、とりわけ本明細書において定義した式Iのエポチロンおよび、特に、エポチロンBが骨髄腫細胞の増殖および生存を直接的に阻害することが見いだされた。 さらに、骨髄ストローマ細胞(BMSC)への患者の多発性骨髄腫細胞の接着は、多発性骨髄腫細胞の増殖を阻害し、そしてBMSCに接着する骨髄腫細胞の細胞死増殖を促進するエポチロンの能力を増強する。 それゆえ、本発明は、骨髄腫、とりわけ慣用的細胞傷害性化学療法に耐性の骨髄腫の処置方法であって、それを必要としている温血動物、好ましくはヒトに、エポチロンの治療上有効量、好ましくは式I〔式中、Aは、OまたはNRNを表し、RNは、水素または低級アルキルであり、Rは、水素または低級アルキルであり、R'は、メチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZは、Oまたは結合である。〕で示されるエポチロンまたは医薬上許容されるその塩の治療上有効量を投与することを含んでなる方法に関する。 本発明は、特に(a)多剤耐性タンパク質p170の過剰発現が観察され、そして/または(b)骨髄腫がタキサン、たとえばパクリタキセルまたはドセタキセルに耐性である骨髄腫の処置方法に関する。 本明細書において使用される「骨髄腫」なる用語は、骨髄内で通常見られる種類の細胞から構成される腫瘍に関する。本明細書において使用される「多発性骨髄腫」なる用語は、多発性骨髄腫病巣およびM成分(モノクローナル・イムノグロブリン・フラグメント)の分泌により特徴づけられ、骨疼痛、病的骨折、高カルシウム血症および正球性正色素性貧血をもたらす広範な溶骨性病片を伴う、形質細胞の拡散した悪性新生物を意味する。多発性骨髄腫を、慣用的細胞傷害性および高用量化学療法剤の使用により治療することはできない。 本明細書および特許請求の範囲を通して、骨髄腫は、好ましくは多発性骨髄腫(MM)を意味する。 特記しない限り、本明細書において、「低級」と示された有機基および化合物は、7以下、好ましくは4以下の炭素原子を含む。 AがOを表し、Rが水素であり、R'がメチルであり、そしてZがOである式Iの化合物は、エポチロンAとして知られ;AがOを表し、Rがメチルであり、R'がメチルであり、そしてZがOである式Iの化合物は、エポチロンBとして知られ;AがOを表し、Rが水素であり、R'がメチルであり、そしてZが結合である式Iの化合物は、エポチロンCとして知られ;AがOを表し、Rがメチルであり、R'がメチルであり、そしてZが結合である式Iの化合物は、エポチロンDとして知られている。 AがOまたはNRNを表し、RNが水素または低級アルキルであり、Rが水素または低級アルキルであり、R'がメチルであり、そしてZがOまたは結合である式Iのエポチロン誘導体、およびかかるエポチロン誘導体の製造方法は、特に、包括的にかつ具体的に、以下の特許および特許出願:WO 93/10121、US 6,194,181、WO 98/25929、WO 98/08849、WO 99/43653、WO 98/22461およびWO 00/31247に、それぞれの場合において、特にその化合物クレームおよび実施例の最終産物において開示されている;これらの最終産物、医薬調製物および請求項の発明主題を、これらの文献を引用することにより本願の一部とする。同様に、当該文献に開示されている、対応する立体異性体ならびに対応する結晶変形(crystal modification)、たとえば溶媒和物および結晶多形なども含まれる。式Iのエポチロン誘導体、特にエポチロンBは、WO 99/39694に開示された医薬組成物の一部として投与され得る。 AがOまたはNRNを表し、RNが水素または低級アルキルであり、Rが水素または低級アルキルであり、R'がメトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZがOまたは結合である式Iのエポチロン誘導体、およびかかるエポチロン誘導体の製造および投与方法は、特に、包括的にかつ具体的に、特許出願WO 99/67252(これを、出典明示により本願の一部とする。)において開示されている。同様に、当該文献に開示されている、対応する立体異性体ならびに対応する結晶変形(crystal modification)、たとえば溶媒和物および結晶多形なども含まれる。 エポチロンBの対応するラクタムへの変換については、WO 99/02514のスキーム21(31、32ページ)および実施例3(48〜50ページ)に開示されている。エポチロンBとは異なる式Iの化合物の、対応するラクタムへの変換は、同様に実施され得る。RNが低級アルキルである対応する式Iのエポチロン誘導体は、RNが水素であるエポチロン誘導体から出発して、還元的アルキル化反応のような当分野において既知の方法により製造することができる。 方法の議論において、活性成分についての言及は、医薬上許容される塩も包含することを意味することが理解されるであろう。これらの活性成分が、もしたとえば少なくとも1つの塩基性中心を有するならば、それらは酸付加塩を形成することができる。対応する酸付加塩を、所望によりさらに存在する塩基性中心を有するように形成させることもできる。酸性基(たとえば、COOH)を有する活性成分は、また、塩基との塩を形成し得る。活性成分またはその医薬上許容される塩は、また、水和物の形態で使用されるか、または結晶化に使用した他の溶媒を含んでいてもよい。 本発明の1つの好適な実施態様において、AがOを表し、Rが低級アルキル、とりわけメチル、エチルまたはn−プロピル、または水素であり、R'がメチルであり、そしてZがOまたは結合である式Iのエポチロン誘導体が使用される。さらに好ましくは、AがOを表し、Rがメチルであり、R'がメチルであり、そしてZがOである式Iのエポチロン誘導体(この化合物はエポチロンBとしても知られている。)が使用される。 本明細書において使用される「処置」なる用語は、骨髄腫を有するか、当該疾患の前段階にある患者の処置を含み、この処置は、当該患者において疾患の進行の遅延をもたらし、そして好ましくは処置に対する完全寛解(complete response)、処置に対する部分寛解(partial response)または疾患の安定化(stable disease)をもたらすことを目的とする。 本明細書において使用される「完全寛解」なる用語は、特にすべての測定可能または評価可能な疾患の解消を意味する。 本明細書において使用される「部分寛解」なる用語は、特に、任意の特定の病変部位における進行の不存在下で測定可能または評価可能な疾患の50%を超えるかまたはそれに等しい減少を意味する。 本明細書において使用される「疾患の安定化」なる用語は、特に、測定可能または評価可能な疾患の50%未満の減少または25%未満の増加を意味する。 本発明は、特に、骨髄腫の処置において使用するための同時的、個別的または逐次的使用のための、(a)エポチロン、ならびに(b)アルキル化剤、コルチコステロイドおよびアントラサイクリンからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含んでなる組合せ剤(combination)にも関する。 本明細書において使用される「アルキル化剤」なる用語は、アルキルスルホナート、アジリジン、エポキシド、エチレンイミン、メチルメラミン、ナイトロジェンマスタード、ニトロソウレア、イミダゾテトラジノン、ダカルバジン、マンノムスチン(mannomustine)、ミトブロニトール、ミトラクトール(mitolactol)、ピポブロマンおよびプロカルバジンを含むが、これらに限定されるわけではない。 本明細書において使用される「アルキルスルホナート」なる用語は、ブスルファン、インプロスルファンおよびピポスルファン(piposulfan)を含むが、これらに限定されるわけではない。 本明細書において使用される「アジリジン」なる用語は、ベンゾデパ(benzodepa)、カルボコン、メツレデパ(meturedepa)およびウレデパ(uredepa)を含むが、これらに限定されるわけではない。 本明細書において使用される「エチレンイミンおよびメチルメラミン」なる用語は、アルトレタミン、トリエチレンメラミン、トリエチレンホスホラミド、トリエチレンチオホスホラミドおよびトリメチロールメラミンを含むが、これらに限定されるわけではない。 本明細書において使用される「ナイトロジェンマスタード」なる用語は、クロラムブシル、クロルナファジン、シクロホスファミド、エストラムスチン、イホスファミド、メクロレタミン、メクロレタミンオキサイド塩酸塩、メルファラン、ノベンビチン(novembichin)、フェネステリン(phenesterine)、プレドニムスチン(prednimustine)、トロホスファミド(trofosfamide)およびウラシルマスタードを含むが、これらに限定されるわけではない。 本明細書において使用される「ニトロソウレア」なる用語は、カルムスチン、クロロゾトシン(chlorozotocin)、サイテムスチン(cytemustine)、フォテムスチン、ロムスチン(CCNU)、ニムスチンおよびラニムスチンを含むが、これらに限定されるわけではない。 本明細書において使用される「イミダゾテトラジノン」なる用語は、テモゾロマイドおよびミトゾロミドを含むが、これらに限定されるわけではない。 「テモゾロマイド」なる用語は、US 5,260,291において記載されている。テモゾロマイドの合成は、たとえば Wang et al., J. Org. Chem. 1997, 62, 7288-7294のように、よく知られている。テモゾロマイドは、たとえばTEMODAL(商標)、TEMODAR(商標)またはTEMOXOL(商標)の商標名で商品として入手可能であり、そしてUS 5,942,247において記載されたように、または中入れ書(package insert)の情報にしたがって投与され得る。「ロムスチン」なる用語は、Johnson P et al., J. Med. Chem. 1966, 9, 892において記載され、そして製造されるような化合物を意味する。ロムスチンは、BETULUSTINE(商標)の商標名で商品として入手可能であり、そして中入れ書の情報にしたがって投与され得る。 本明細書において使用される「アントラサイクリン」は、ドキソルビシンおよびダウノルビシンを含むが、これらに限定されるわけではない。 さらに、本明細書において名前により記載された活性成分の構造は、標準的概説書「ザ・メルク・インデックス(The Merck Index)」の現行版から、またはデータベース、たとえばパテンツ・インターナショナル(Patents International)(たとえば、IMS World Publications)から取り出すことができる。その対応する内容を、引用により本明細書の一部とする。当業者であれば、これらの文献に基づいて、標準的な試験モデルにおいて、インビトロおよびインビボの両方で医薬適用および特性を、製造および試験することができる。 (a)エポチロン、ならびに(b)アルキル化剤、コルチコステロイドおよびアントラサイクリンなる群から選択される少なくとも1つの化合物(ここで、活性成分は、それぞれの場合において、遊離の形態または医薬上許容される塩の形態で存在する。)および所望により医薬上許容される少なくとも1つの医薬上許容される担体を含んでなる組合せ剤を、以下、本明細書において「本発明の組合せ剤」と称する。 「本発明の組合せ剤」は組合せ調製物(combined preparation)または医薬組成物(pharmaceutical composition)であり得る。 本明細書において使用される「組合せ調製物」なる用語は、上で定義した活性成分が独立に投与され得るか、または当該成分の識別し得る量での異なる一定の組合せで投与され得る、すなわち、同時にまたは異なる時点で投与され得るという意味で、「パーツのキット(kit of parts)」と特に定義する。「パーツのキット」のパーツは、したがって、同時に投与されるか、または時間をずらして、すなわち、異なる時点で、同じまたは異なる時間間隔で、「パーツのキット」のいずれかのパーツを投与され得る。特に好ましいのは、パーツの併用使用により処置する疾患に対する効果が活性成分のいずれか一方のみの使用により得られる効果よりも大きくなるように時間間隔を選定することである。組合せ調製物として投与すべき活性成分1と活性成分2の総量比は、処置すべき患者下位集団の必要性に対処するために、または患者個人に必要であって、その異なる必要性がその患者の特定の疾患、年齢、性別、体重などによるものである場合、それに対処するために変更することは可能である。好ましくは、少なくとも一つの有益性があること、たとえば、第一成分および第二成分の作用を相互に、特に相乗的に強め合うこと、たとえば、相加作用よりも強いこと、さらなる有利な作用があること、副作用が少ないこと、第一および第二活性成分の一方または双方の非有効用量で併用治療効果のあること、また極めて好適には第一および第二活性成分の強力な相乗効果のあることである。 さらに、本発明は、骨髄腫の処置方法であって、それを必要としている温血動物に、骨髄腫に共同で治療上有効量の「本発明の組合せ剤」を投与することを含んでなる方法を提供する。 当業者であれば、関連する試験モデルを選択して、エポチロンまたは「本発明の組合せ剤」の本明細書に前記または後記する骨髄腫に対する有益な効果を証明することができる。エポチロンまたは「本発明の組合せ剤」の薬理学的活性は、たとえば適当な臨床試験でまたは下記実施例によって証明され得る。下記の方法により、エポチロンBは、1〜10nMのIC90でMM細胞の増殖および生存を阻害することが示され得る。エポチロンBは、MM細胞におけるG2Mアレストおよびその後のアポトーシスを誘導する。適当な臨床試験には、たとえば進行骨髄腫患者におけるオープンラベル、非無作為化、用量漸増試験である。かかる研究は、特に、「本発明の組合せ剤」で観察される相乗作用を証明する。骨髄腫への有益な効果は、当業者に自体公知の試験の結果からまたは研究設計の変更によって直接判定できる。たとえば、1つの組合せパートナーを固定用量で投与し、第二の組合せパートナーの用量を最大耐性用量(MTD)に達するまで増量できる。あるいは、プラセボ対照、二重盲検を行っても本明細書に記載した「本発明の組合せ剤」の利点を証明できる。 本発明の1つの目的は、「本発明の組合せ剤」を含む骨髄腫に対して共同で治療上有効量を含む医薬組成物を提供することである。この組成物において、組合せパートナーは、一緒に、一方の後に他方を、または1つの組合せ単位投与形態もしくは2つの個別的単位投与形態で個別的に投与され得る。単位投与形態は、また、固定組合せ剤(fixed combination)であり得る。 組合せパートナーの個別投与のための、および固定組合せ剤、すなわち少なくとも2つの組合せパートナーを含んでなる単一ガレヌス組成物での投与のための本発明の医薬組成物は、自体既知の方法で製造され得、そしてヒトを含む哺乳類(温血動物)への経腸、たとえば経口または経直腸、および非経腸投与に適したものであり、そして単独で、または1もしくはそれ以上の医薬上許容される担体(とりわけ、経腸もしくは非経腸適用に適したもの)と組み合わせて少なくとも1つの薬理学的に活性な組合せパートナーの治療上有効量を含む。 新規医薬組成物は、たとえば、約10%〜約100%、好ましくは約20%〜約60%の活性成分を含有する。経腸もしくは非経腸投与のための組合せ治療用医薬調製物は、たとえば、単位用量形態のもの、たとえば糖衣錠、錠剤、カプセル剤または坐剤、およびさらにアンプル剤である。特記しない限り、これらは、自体公知の方法で、たとえば慣用的混合、造粒、シュガーコーティング、溶解または凍結乾燥により製造される。各投与形態のそれぞれの用量に含まれる組合せパートナーの単位含量はそれ自体で有効量を構成する必要はない。というのは、必要な有効量は複数の投与単位の投与により達成され得るからである。 特に、「本発明の組合せ剤」の組合せパートナーのそれぞれの治療上有効量は、同時的または逐次的に、および任意の順序で投与され得、そして成分は個別的または固定された組合せとして投与され得る。たとえば、本発明の骨髄腫の処置方法は、同時的または任意の順序で逐次的に、共同で治療上有効量の、好ましくは相乗的に有効な量で、たとえば本明細書において記載した量に対応する1日用量で、(i)遊離または医薬上許容される塩の形態の組合せパートナー(a)の投与および(ii)遊離または医薬上許容される塩の形態の組合せパートナー(b)の投与を含み得る。「本発明の組合せ剤」の個々の組合せパートナーは、治療過程の異なる時点で個別的に、または分割もしくは単一組合せ形態で同時一体的(concurrently)に投与され得る。さらに、「投与」なる用語は、また、インビボで組合せパートナー自体に変換される組合せパートナーのプロドラッグの使用を含む。したがって、本発明は、同時的または交互的処置のかかるレジメンのすべてを包含すると理解されるべきであり、そして「投与」なる用語もそれに応じて解釈されるべきである。 「本発明の組合せ剤」において使用されるエポチロンおよび組合せパートナーの有効用量は、使用される特定の化合物または医薬組成物、投与様式、処置される骨髄腫のタイプ、処置される骨髄腫の重度に依存して変動する。したがって、投与レジメン「本発明の組合せ剤」は、投与経路ならびに患者の腎臓および肝臓機能を含む種々の因子にしたがって選択される。通常の知識を有する医師、臨床医または獣医は、病状の進行を予防し、対抗し、または阻止するのに必要とされるエポチロンまたは「本発明の組合せ剤」の単一活性成分の有効量を容易に決定し、そして処方することができる。有効性を示し毒性を示さない範囲内での活性成分濃度を決める最適精度を得るには、標的部位での活性成分の利用能の動力学に基づくレジメンが必要である。 「本発明の組合せ剤」において使用される組合せパートナーが単一薬物として市販されている形態で適用される場合、それらの用量および投与様式は、特記しない限り、本明細書において記載した有利な効果をもたらすために、個々の市販薬の中入れ書(package insert)に提供された情報にしたがって行われ得る。 温血動物がヒトである場合、成人患者の場合には、式Iの化合物の用量は、好ましくは、2〜4週間、たとえば3週間毎週1回、約0.1〜75、好ましくは0.25〜50の範囲、たとえば2.5または6mg/m2で、その後、6〜8日間休止する。 本発明の1つの実施態様において、エポチロンBは、先行治療の後、1〜6週間の間隔、とりわけ1週間の間隔をおいた後に3週間、約0.1〜6mg/m2、好ましくは0.1〜3mg/m2、たとえば2.5mg/m2の用量で毎週投与される。本発明の別の実施態様において、該エポチロンBは、好ましくは、約0.5〜7.5mg/m2の用量で、18〜24日毎にヒトに投与される。 テモゾロマイドは、好ましくは、28日サイクルにつき、5連続日のサイクルで50〜300mg/m2/日、最も好ましくは200mg/m2/日の用量で毎日投与される。以前に化学療法を受けた患者については、処置は、一般に、150mg/m2/日にて開始される。 ロムスチンは、好ましくは、6週間ごとに1回60〜180mg/m2の単回用量で、好ましくは130mg/m2の用量で投与される。 さらに、本発明は、骨髄腫の処置における同時的、個別的または逐次的使用のための指示書とともに、活性成分として「本発明の組合せ剤」を含んでなる市販パッケージを提供する。 本発明は、また、骨髄腫の処置用医薬の製造のための本明細書において定義した式Iの化合物の使用および「本発明の組合せ剤」の使用を提供する。 実施例 一般的事項 RPMI8226およびU266ヒトMM細胞系統は、メリーランド州ロックビルのアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)から入手可能である。患者由来のMM細胞を、Y.T. Tai, G. Teoh, Y. Shima et al, J. Immunol. Methods 235:11, 2000に記載のようにして患者のBMサンプルから精製する。ヒトMM細胞系統を、すべて10%ウシ胎児血清(FBS)、L−グルタチオン(L-glut, GIBCO, Grand Island, NY)2mmol/L、ペニシリン100U/mLおよびストレプトマイシン100mg/mL(P/S, GIBCO)添加RPMI−1640培地(Sigma Chemical, St. Louis, MO)中で培養する。MM患者の細胞では、95%以上がCD38+、CD45RA−である。骨髄間質細胞(BMSC)は、MM患者ならびに健康なドナーの吸引物からD. Gupta, S. Treon, Y. Shima et al, Leukemia, 2001 およびS. Gartner, H.S. Kaplan, Proc. Natl. Acad. Sci. U S A 77:4756, 1980に記載のようにして調製する。細胞を、20%FBS、L−glut2mmol/L、およびP/S100μg/mL添加ISCOVE修正ダルベッコ培地で培養する。ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC・P168)を、Clonetics, Biowhittakerから購入し、そしてEGM−2MV培地(Clonetics, Biowhittaker)中に維持する。エポチロンをジメチルスルホキシド(DMSO; Sigma)に溶かし、使用するまで−20℃でストック溶液として貯蔵する。全ての検定で、化合物を0.01μMから100μMまでの範囲の濃度に培養用培地で希釈する。 サイトカイン濃度は、前記の共培養系からの上清中で測定する。VEGFおよびIL−6濃度は商品として入手可能なELISAキット(R&D Systems)を用いて測定する。細胞タンパク質溶解物、免疫沈澱およびウェスタンブロット分析 MM細胞を、10%FBS添加RPMI中で12時間スターブし、次いでFBS不含RPMI−1640中で、エポチロンまたはDMSO対照の存在下で1時間インキュベーションする。続いて、これらの細胞をK. Podar, Y.T. Tai, et al in Blood 98:428, 2001の記載にしたがって100nM−VEGF165で刺激する。次いで、細胞を1mM PMSF、1mM バナジン酸ナトリウムおよびプロテアーゼインヒビターカクテル(Protease inhibitor cocktail)(Boehringer Mannheim)添加RIPA緩衝液中に溶解させる。溶解物を、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル(SDS−PAGE)で直接分析するか、またはFlt−1に対する抗体(Ab)ならびにプロテインG・プラス−アガロース(共にSanta Cruz Biotechnology, CA、製品)と共に一夜インキュベーションする。全細胞溶解物(レーン当り30μg)または免疫沈澱物を8%〜10%SDS−PAGEゲルで分析し;Hybond C Super paper(Amersham, Arlington Heights, IL)に移す;次いで、ホスホ−ERKに対するネズミMoAb、ホスホ−チロシン残基に対するネズミMoAb、またはFlt−1またはERK2に対するAbs(Santa Cruz)でプローブし;そしてHRP−複合抗ネズミまたは抗ウサギAb(共にSanta Cruz)および強化化学発光(ECL)基質溶液(Amersham)を使用して検出して証明する。ウエスタンブロッティング 薬物処理したおよび対照MM細胞からのタンパク質溶解物を、プロテアーゼインヒビターカクテル(Roche)、1mM PMSF、および1mM オルトバナジン酸ナトリウムの存在下でRIPAを用いて調製する。溶解物を、ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミド(SDS−PAGE)ゲルで直接的に分析し;Hybond C Super paper(Amersham, Arlington Heights, IL)に移し;bcl−2(Santa Cruz, Santa Cruz, CA)、bax(Santa Cruz)、またはPARP(Biomol, West Grove, PA)に対するネズミMoAb、またはキャスパーゼ3(Santa Cruz)に対するウサギポリクローナル抗体、ならびにアクチンに対するヤギポリクローナル抗体でプローブし;そしてHRP−複合抗ネズミまたは抗ヤギ抗体(共にSanta Cruz)および強化化学発光(ECL)基質溶液(Amersham)を使用して検出する。増殖および細胞生存率の検定 MM細胞を、最初に10%ウシ胎児血清添加RPMI−1640培地中で12時間スターブし、次いで、薬剤またはDMSO対照の存在下で96ウェルマイクロタイタープレート(Costar, Cambridge, MA)に塗布する。実験を、またVEGF165(R and D Systems)の存在下または不存在下でも行う。増殖を、[3H]−チミジン(NEN Products, Boston, MA)の取り込みによって測定する。具体的には、細胞を、48時間培養の最後の6時間に[3H]−チミジン(0.5μCi/ウェル)でパルスし、automatic cell harvester(Cambridge Technology, Cambridge, MA)を用いてガラスフィルター上に収集し、LKB Betaplateシンチレーションカウンター(Wallac, Gaithersburg, MD)を使用してカウントする。細胞生存率の測定を、CellTiter96 AQueous One Solution Reagent(Promega, Madison, WI)を利用するMTS検定によって比色的に行う。細胞を、48時間培養の最後の2時間にMTSと接触させ、そしてELISAプレートリーダー(Molecular Devices Corp., Sunnyvale, CA)を用いて570nmにおけるODを測定して吸光度を測定する。細胞周期分析 MM細胞(1×106細胞)を、エポチロンBまたはDMSO対照の存在下で24、48および72時間培養する。次いで、細胞をリン酸緩衝生理食塩水(PBS)で洗浄し、70%エタノールで固定し、そしてRNAse(Sigma)で処理する。次に、細胞をヨウ化プロピジウム(PI、5μg/mL)で染色し、Epics flow cytometer(Coulter Immunology, Hialeah, FL)を用いるMソフトウェアで細胞周期の特徴を判定する。実施例1:付着システム中でのMM細胞の増殖 BMSC(1×104細胞/ウェル)を、96ウェルマイクロタイタープレートに塗布し、ISCOVE培地(20%FBS)中、37℃で24時間インキュベーションする。次いで、MM細胞を、エポチロンまたはDMSO対照の存在下でBMSC含有ウェル(5×104細胞/ウェル)に添加する。MM.1S細胞を使用する場合は、BMSCとMM細胞との双方を2%FBS添加RPMI−1640培地中で12時間スターブする。患者PCL細胞を使用する場合は、10%FBS添加RPMI培地中で共培養を行う。BMSCおよびMM細胞は個別に培養して対照とする。48時間後、増殖および細胞生存率を前記のようにして分析する。増殖検定のために全ての細胞が捕集されることを確認するために、収集の10分前に10×トリプシン(Sigma)を各ウェルに添加する。実施例2:修正Boyden ChamberトランスウェルシステムにおけるMM細胞の増殖 増殖を、0.4mmポアサイズ挿入物入り24ウェルプレート(Costar)を使用して修正Boyden chamberトランスウェルシステムで測定する。BMSC(4×104細胞/ウェル)を下室に塗布し、スターブし、そして前記のようにエポチロン中でインキュベーションする。次いで、MM細胞(20×104細胞/mL)を上室に入れ(注入)、そして48時間後に各室への[3H]−チミジン取り込みを前記のように測定する。実施例3:サイトカイン濃度の測定 サイトカイン濃度を、上記の共培養システムからの上清中で測定した。VEGFおよびIL−6の濃度を、商品として入手可能なELISAキット(R&D Systems)を用いて測定した。実施例4:MM.1S細胞増殖に及ぼすエポチロンBの効果 MM.1S細胞をトランスウェル共培養システムの上室に入れて、MM細胞とBMSCとの間の直接的接触は妨害されるが、体液性因子の拡散が可能になるようにする。両細胞型の間に接触がないにも拘らず、BMSCとインキュベーションしたMM.1S細胞による[3H]−dTの取り込みは48時間で約2.2倍(p<0.0001)増加する。対照的に、この共培養システムにおけるBMSCは[3H]−dT取り込みの有意な増加を示さない。この共培養システムにより、エポチロンBがMM.1S細胞の増殖を低下させることが示され得る。実施例5:インビボでのヒトMM細胞に対するエポチロンBの効果 マウスの右脇腹に、100mLのRPMI 1640中の3×107 MM細胞を、100μLのマトリゲル基底メンブランマトリックス(Becton Dickinson, Bedford, MA)とともに、皮下接種する。注射後第6日目に、マウスを、エポチロンBを投与された処置群または対照群に振り分ける。エポチロンBでの処置は、第6日目に始まって、週に1回4週間にわたって尾静脈を介して経静脈的に2.5mg/kgにて投与されるか、または第6日目に1度に4mg/kgの用量で投与される。対照群は、ビヒクルのみ(0.9%塩化ナトリウム中30%PEG−300)を毎週投与される。最長直交腫瘍直径のキャリパー測定を週に2回行い、楕円の三次元的容積を表す以下の式:4/3×(幅/2)2×(長さ/2)を用いて腫瘍容積を推定する。それらの腫瘍が2cmに達するか、またはマウスが瀕死となった場合、動物を屠殺する。腫瘍注射の最初の日から死ぬまで、生存を評価する。 骨髄腫を有する温血動物の処置方法であって、エポチロンの治療上有効量を投与することを含んでなる方法。 エポチロンが、式I〔式中、Aは、OまたはNRNを表し、RNは、水素または低級アルキルであり、Rは、水素または低級アルキルであり、R'は、メチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZは、Oまたは結合である。〕で示される化合物または医薬上許容されるその塩であって、それを必要としている温血動物用である、請求項1に記載の方法。 温血動物がヒトである、請求項1または2に記載の方法。 骨髄腫が慣用的細胞傷害性化学療法に耐性である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 多剤耐性タンパク質p170の過剰発現が観察される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 骨髄腫がタキサン、たとえばパクリタキセルに耐性である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 疾患が多発性骨髄腫である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。 式Iの化合物がエポチロンBである、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。 前回の処置から1〜6週間の間隔の後に3週間にわたって、約0.1〜6mg/m2の用量でエポチロンBを、週に1回投与することを含んでなる、請求項8に記載の方法。 骨髄腫の処置における同時的、個別的または逐次的使用のための、(a)式I〔式中、Aは、OまたはNRNを表し、RNは、水素または低級アルキルであり、Rは、水素または低級アルキルであり、R'は、メチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZは、Oまたは結合である。〕で示されるエポチロン、ならびに(b)アルキル化剤、コルチコステロイドおよびアントラサイクリンからなる群から選択される少なくとも1つの化合物(ここで、活性成分(a)および(b)は、それぞれの場合において、遊離の形態または医薬上許容される塩の形態で存在する。)および所望により少なくとも1つの医薬上許容される担体を含んでなる組合せ剤。 エポチロンがエポチロンBである、請求項10に記載の組合せ剤。 多発性骨髄腫の処置における同時的、個別的または逐次的使用のための、請求項11または12に記載の組合せ剤。 骨髄腫の処置用医薬の製造のための、請求項11または12に記載の組合せ剤の使用。 骨髄腫の処置方法であって、それを必要としている温血動物に、骨髄腫に対して共同で治療上有効量の請求項11において定義した組合せ剤を投与することを含んでなる方法。 骨髄腫に対して共同で治療上有効量の請求項11に記載の組合せ剤および少なくとも1つの医薬上許容される担体を含んでなる医薬組成物。 骨髄腫の処置における同時的、個別的または逐次的使用のための指示書とともに、請求項11において定義した組合せ剤を含んでなる市販パッケージ。 本発明は、骨髄腫、とりわけ慣用的細胞傷害性化学療法に耐性の骨髄腫を有する温血動物、とりわけヒトの処置方法であって、当該動物に、エポチロンの治療上有効量、好ましくは式(I)【化1】で示されるエポチロンの治療上有効量を投与することを含んでなる方法、同時的、個別的または逐次的使用のためエポチロンを含んでなる組合せ剤;ならびに当該組合せ剤を含んでなる医薬組成物および市販パッケージに関する。 20041014A16333全文3 骨髄腫を有する温血動物を処置するための、式I〔式中、Aは、OまたはNRNを表し、RNは、水素または低級アルキルであり、Rは、水素または低級アルキルであり、R'は、メチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZは、Oまたは結合である。〕で示されるエポチロンまたは医薬上許容されるその塩の使用。 温血動物がヒトである、請求項1に記載の使用。 骨髄腫が慣用的細胞傷害性化学療法に耐性である、請求項1または2に記載の使用。 多剤耐性タンパク質p170の過剰発現が観察される、請求項1または2に記載の使用。 骨髄腫がタキサン、たとえばパクリタキセルに耐性である、請求項1または2に記載の使用。 疾患が多発性骨髄腫である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使用。 式Iの化合物がエポチロンBである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。 前回の処置から1〜6週間の間隔の後に3週間にわたって、約0.1〜6mg/m2の用量でエポチロンBを、週に1回投与することを含んでなる、請求項7に記載の使用。 AがOであり;Rがメチルであり;R'がメチルチオであり;そしてZがOである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使用。 骨髄腫の処置における同時的、個別的または逐次的使用のための、(a)式I〔式中、Aは、OまたはNRNを表し、RNは、水素または低級アルキルであり、Rは、水素または低級アルキルであり、R'は、メチル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノまたはメチルチオであり、そしてZは、Oまたは結合である。〕で示されるエポチロン、ならびに(b)アルキル化剤、コルチコステロイドおよびアントラサイクリンからなる群から選択される少なくとも1つの化合物(ここで、活性成分(a)および(b)は、それぞれの場合において、遊離の形態または医薬上許容される塩の形態で存在する。)および所望により少なくとも1つの医薬上許容される担体を含んでなる組合せ剤。 エポチロンがエポチロンBである、請求項10に記載の組合せ剤。 AがOであり;Rがメチルであり;R'がメチルチオであり;そしてZがOである、請求項10に記載の組合せ剤。 多発性骨髄腫の処置における同時的、個別的または逐次的使用のための、請求項10〜12のいずれか1項に記載の組合せ剤。 骨髄腫の処置用医薬の製造のための、請求項10〜12のいずれか1項に記載の組合せ剤の使用。 それを必要としている温血動物に、骨髄腫に対して共同で治療上有効量である、請求項10に記載の組合せ剤。 骨髄腫に対して共同で治療上有効量の請求項10に記載の組合せ剤および少なくとも1つの医薬上許容される担体を含んでなる医薬組成物。 骨髄腫の処置における同時的、個別的または逐次的使用のための指示書とともに、請求項10において定義した組合せ剤を含んでなる市販パッケージ。


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