生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_角膜障害治療剤
出願番号:2004050897
年次:2005
IPC分類:7,A61K38/17,A61K38/00,A61P27/02


特許情報キャッシュ

松嶋 弘明 佐藤 範和 赤木 幸恵 関谷 陽子 佐藤 理映子 JP 2005239622 公開特許公報(A) 20050908 2004050897 20040226 角膜障害治療剤 ロート製薬株式会社 000115991 松嶋 弘明 佐藤 範和 赤木 幸恵 関谷 陽子 佐藤 理映子 7A61K38/17A61K38/00A61P27/02 JPA61K37/12A61P27/02A61K37/18 5 OL 13 4C084 4C084AA02 4C084BA43 4C084BA44 4C084CA59 4C084DA40 4C084MA17 4C084MA35 4C084MA52 4C084MA58 4C084MA66 4C084NA05 4C084NA06 4C084NA07 4C084NA14 4C084ZA332 本発明は、コラーゲン又はゼラチンの分解物を有効成分とする角膜障害治療剤に関する。 角膜上皮は、最も外界に近いため障害を生じやすく、その原因としては薬物障害、栄養欠乏、コンタクトレンズ装用、ドライアイ、免疫不全、細菌感染、紫外線、外傷などがあげられる。 角膜上皮障害の治療としては、角膜上皮を保護することによる角膜の自己修復能力を利用するのが主流である。また、ヒアルロン酸又はその塩を有効成分とした治療剤が、涙液不全を伴わない角膜上皮障害の治療に有用であること(特許文献1)、ヒアルロン酸又はその塩による保水力と粘性を利用した涙液減少症や角膜保護、角膜表面の乾燥を防止、角膜表皮の脱落阻止に有用であること(特許文献2)が知られている。 しかしながら、ヒアルロン酸又はその塩を眼科用組成物に用いる場合、ともに配合する成分によって白濁を生じるなど製剤面での制約が問題であった。さらに、ジルチアゼムやニカルジピン等のカルシウム拮抗剤を有効成分とした治療剤(特許文献3)、ステロイド系または非ステロイド系の抗炎症剤を有効成分とした治療剤などが用いられているが、副作用が強すぎたり、治療効果が不十分であるなど、実用的に満足のできる治療剤にはいたっていなかった。特公平7−23317号公報特開昭60−84225号公報特許第2826893号公報 そこで、角膜障害に対して優れた治療効果を有する角膜障害治療剤の開発が求められていた。 本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意検討の結果、コラーゲン又はゼラチンの分解物が角膜障害の治療に有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。 本発明はかかる知見に基づいて開発されたものである。 すなわち本発明は、下記(1)〜(5)に掲げる発明である:(1)コラーゲン又はゼラチンの分解物を有効成分とする角膜障害治療剤、(2)コラーゲン又はゼラチンの分解物の平均分子量が200〜20000である(1)に記載の角膜障害治療剤、(3)コラーゲン又はゼラチンの分解物にアミノ酸配列が(グリシン−X−Y)n(式中、X,Yは同一であっても、異なってもよいグリシンを除くアミノ酸を表し、n=1〜3である)で表されるペプチドが含まれている(1)又は(2)に記載の角膜障害治療剤、(4)眼科用組成物である(1)乃至(3)のいずれかに記載の角膜障害治療剤、(5)コラーゲン又はゼラチンの分解物を有効成分とする角膜上皮伸展促進剤、(6)コラーゲン又はゼラチンの分解物の平均分子量が200〜20000である(5)に記載の角膜上皮伸展促進剤、(7)コラーゲン又はゼラチンの分解物にアミノ酸配列が(グリシン−X−Y)n(式中、X,Yは同一であっても、異なってもよいグリシンを除くアミノ酸を表し、n=1〜3である)で表されるペプチドが含まれている(5)又は(6)に記載の角膜上皮伸展促進剤、(8)眼科用組成物である(5)乃至(7)のいずれかに記載の角膜上皮伸展促進剤。 なお、本明細書中、特に言及しない限り、%はw/v%を意味するものとする。 本発明では、コラーゲン又はゼラチンの分解物を有効成分とする角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展促進剤を提供する。本発明の角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展促進剤は、例えば点眼薬、眼軟膏薬、洗眼薬、コンタクトレンズ用剤等の眼科用組成物として用いるのが好適である。 本発明における角膜障害とは、コンタクトレンズ装用や紫外線などさまざまな原因によって角膜が損傷をうけた状態をいい、角膜潰瘍、角膜上皮剥離、角膜炎、眼炎、眼球乾燥症、涙液分泌減少症、ドライアイなどをいう。 本発明におけるコラーゲン又はゼラチンの分解物とは、コラーゲン又はゼラチンを加水分解して得られた物をいう。 原料とするコラーゲン又はゼラチンは、牛や豚や魚などの動物の皮膚、骨や腱などの結合組織から抽出したもの、コラーゲンを熱変性又は熱抽出したゼラチンなどが使用できる。コラーゲンの種類は、特に限定されず、I 型からXIII型等のコラーゲン、又はこれらのうちいくつかのコラーゲン混合物を用いることが可能である。また、市販のコラーゲンを原料とすることも可能である。 加水分解は、例えばタンパク分解酵素等の酵素によって分解することができる。かかる酵素としては、特に限定されるものではないが、トリプシン、キモトリプシン、ズブチリシン、エラスターゼ、プロリン特異性プロテアーゼ、ストレプトコッカス属の微生物が産生するプロテアーゼ、パパイン、ペプシン、サーモリシン、カルボキシぺプチターゼY、アスペルギルス属の産生するプロテアーゼ、ストレプトミセス属に微生物が産生するプロテアーゼ、リゾープス属の微生物が産生するプロテアーゼ、乳酸菌が産生するプロテアーゼ等を用いることができる。また、遺伝子組換技術を用いることによって他の菌によって産生させた酵素であってもよく1種又は2種以上の酵素を用いてもよい。好ましくは、コラゲナーゼによって加水分解された分解物である。かかるコラゲナーゼは、Clostridium histolyticum Streptomyces parvulus等の細菌、放線菌又は真菌等に由来するものを用いることができる。さらに、コラーゲン特有のアミノ酸配列(Gly−X−Y)のグリシン残基のアミノ基末端側を特異的に切断するコラゲナーゼが特に好ましい。 本発明のコラーゲン又はゼラチンの分解物には、(Gly−X−Y)n (式中、Glyはグリシン残基を表し、X,Yは、グリシン残基を除くアミノ酸残基を表し、互いに同一であっても、異なってもよく、nは、1〜3の整数を表す)のアミノ酸配列を有するペプチドが含まれることが好ましい。コラーゲン又はゼラチンの分解物全体に対して、(Gly−X−Y)配列のトリペプチドが20〜100重量%であることが好ましく、より好ましくは40〜100重量%、特に好ましくは75〜100重量%である。このようなコラーゲン又はゼラチンの分解物は、コラーゲン特有のアミノ酸配列(Gly−X−Y)のグリシン残基のアミノ基末端側を特異的に切断するコラゲナーゼを用いてコラーゲン又はゼラチンを処理することによって得ることができ、例えば特開平7−82299号公報に記載の方法に準じて製造することができる。 本発明のコラーゲン又はゼラチンの分解物の分子量は、平均分子量として200〜20000であることが好ましい。特に好ましくは280〜15000である。分解物を平均分子量による分取は、通常公知の分取方法によって行うことができる。またコラーゲン又はゼラチンの分解物は、市販品(商品名コラーゲン・トリペプチドM30,M60,M90、コラーゲン・トリペプチドF(ゼライス株式会社製))を用いることもできる。 本発明におけるコラーゲン又はゼラチンの分解物の配合量は、製剤の剤形や用途等に応じて適宜選択することができるが、製剤全体に対して0.00001〜20重量%であることが好ましく、より好ましくは0.0001〜10重量%、さらに好ましくは0.0001〜5重量%、特に好ましくは0.001〜3重量%である。 本発明におけるコラーゲン又はゼラチンの分解物を角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展剤として使用する場合の用量は、使用する分解物の種類、対象とする疾患の種類、患者の年齢、体重、適応症状およびその剤型などによって異なるが、たとえば注射剤では、成人1日1回約1mg〜約1000mg、内服剤では、成人1日数回、1回量約10mg〜50000mg程度投与するのがよい。点眼剤では、成人1日数回、1回数滴、濃度が0.01〜5%程度、好ましくは0.05〜2%程度の点眼剤を投与するのがよく、眼軟膏剤としては濃度が約0.01〜5重量%程度のものを成人1日数回投与するのがよい。 本発明の角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展剤は、経口的(たとえば錠剤など)にあるいは非経口的(たとえば点眼剤、眼軟膏剤、注射剤など)に適宜に使用され、眼科用組成物として好適に用いることができる。製剤の形態としては、たとえば点眼剤(ハードまたはソフトコンタクトレンズを装用中にも使用することができる点眼剤を含む、また、点眼薬ともいう。)、眼軟膏剤、洗眼剤(ハードまたはソフトコンタクトレンズを装用中にも使用することができる洗眼剤を含む。)、コンタクトレンズ用剤(洗浄液、保存液、殺菌液、マルチパーパスソリューションなど)、錠剤、顆粒、散剤、カプセル剤または注射剤などが挙げられる。 本発明の角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展剤は、本発明の効果を妨げない限り、種々の成分(薬理活性成分や生理活性成分を含む)を組み合わせて含有してもよい。このような成分の種類は特に制限されず、例えば、充血除去成分、眼調節薬成分、抗炎症薬成分または収斂薬成分、抗ヒスタミン薬成分又は抗アレルギー薬成分、ビタミン類、アミノ酸類、抗菌薬成分、殺菌薬成分、糖類、多糖類またはその誘導体、セルロース又はその誘導体又はそれらの塩、前述以外の水溶性高分子、局所麻酔薬成分、ステロイド成分、緑内障治療薬などが例示できる。また、水性組成物中のこれらの成分の配合量は製剤の種類、活性成分の種類などに応じて適宜選択され、内服用、外皮用、粘膜用製剤などにおける各種成分の配合量は当該技術分野で用いられる量であればよく、例えば、製剤全体に対して0.0001〜30重量%、好ましくは、0.001〜10重量%程度の範囲から選択できる。 また、本発明の角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展剤には、発明の効果を損なわない範囲であれば、その用途や形態に応じて、常法に従い、様々な成分や添加物を適宜選択し、一種またはそれ以上を併用して含有させてもよい。それらの成分または添加物として、例えば、半固形剤や液剤などの調製に一般的に使用される担体(水、水性溶媒、水性または油性基剤など)、増粘剤、界面活性剤、防腐剤、殺菌剤又は抗菌剤、pH調節剤、等張化剤、香料または清涼化剤、緩衝剤、賦形剤、結合剤、崩壊剤、分散剤、再吸収促進剤、溶解補助剤、保存剤、乳化剤、安定化剤などの各種添加剤を挙げることができる。 本発明の角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展剤は、必要に応じて、生体に許容される範囲内の浸透圧に調整して用いる。浸透圧は、100〜1200mOsm、好ましくは100〜600mOsm、特に好ましくは150〜400mOsm程度であり、生理食塩液に対する浸透圧比は、通常、0.3〜4.1、好ましくは0.3〜2.1、特に好ましくは0.5〜1.4程度である。 本発明の角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展剤は、必要に応じて、生体に許適用可能な範囲内の浸透圧に調整して用いる。pHは、通常、pH4.0〜10.0、好ましくは4.5〜9.5、特に好ましくは5.0〜9.0である。pHの調整は、緩衝剤、前記pH調整剤などを用いて行うことができる。 ここで、緩衝剤としては、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤などが挙げられる。好ましい緩衝剤は、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤及びクエン酸緩衝剤である。特に好ましい緩衝剤は、ホウ酸緩衝剤またはリン酸緩衝剤である。ホウ酸緩衝剤としては、ホウ酸、ホウ酸アルカリ金属塩、ホウ酸アルカリ土類金属塩などのホウ酸塩、ホウ酸とホウ酸塩との組み合わせが挙げられる。リン酸緩衝剤としては、リン酸、リン酸アルカリ金属塩、リン酸アルカリ土類金属塩などのリン酸塩、リン酸とリン酸塩との組み合わせが挙げられる。また、ホウ酸緩衝剤又はリン酸緩衝剤として、ホウ酸塩又はリン酸塩の水和物を用いてもよい。より具体的には、ホウ酸又はその塩 (ホウ酸ナトリウム、テトラホウ酸カリウム、メタホウ酸カリウムなど) 、リン酸又はその塩 (リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウムなど)、炭酸又はその塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなど)、クエン酸又はその塩(クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウムなど)が挙げられる。 本発明の角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展剤は、公知の方法により製造できる。例えば、半固形剤、液剤は、基剤と各成分とを混合し、調製できる。さらに、必要により、ろ過滅菌処理工程や、容器への充填工程等を加えることができる。 以下に、実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。試験例1 創傷治癒に関係する上皮細胞層の伸展について、Nishidaらの方法(Journal of Cell Biology,97,1653−1657(1983))に従い家兎角膜片を用いて検討した。 12週齡の雄性日本白色種家兎の角膜片より切り出した角膜ブロックを二分割して、片方の角膜片をDMEM+Ham’sF12+HEPES培地GIFCO株式会社製)にて培養し対照群とした(n=8)。他方の角膜片は、表1に示す濃度でコラーゲン分解物(商品名「コラーゲン・トリペプチドF」、ゼライス株式会社製)又はヒアルロン酸ナトリウム(キューピー株式会社製)を添加したDMEM+Ham’sF12+HEPES培地で培養した(各n=8)。培養条件はともに、37℃、5%炭酸ガスの条件下にて、24時間とした。なお、試験に用いたコラーゲン分解物は、グリシン−X−Yからなるアミノ酸配列のトリペプチドを、25%以上含有する分解物である。 培養後、それぞれの角膜片をPBSで洗浄して無水エタノール・氷酢酸混液(85:15)で固定しパラフィン包埋後切片を作成した。切片を常法により、ヘマトキシリン・エオジン染色し、顕微鏡下において角膜上皮細胞層の伸展長を測定し、薬剤無添加である対照群の伸展長を100%とした場合の角膜上皮伸展率を求めた。結果を表1に示す。 試験例1よりコラーゲン分解物には、角膜障害に対して治療効果があるヒアルロン酸と同程度の角膜上皮細胞層の伸展促進作用があることが認められた。従って、コラーゲン分解物は角膜障害治療剤又は角膜上皮伸展促進剤として有用であることが示された。試験例2 角膜障害治療に関係する角膜上皮細胞の増殖促進作用について試験した。 正常ウサギ角膜表皮細胞(クラボウ株式会社)をRCGM培地(クラボウ株式会社製)にて培養(培養条件は、37℃、5%炭酸ガス)した。24時間培養後、コラーゲン分解物(商品名「コラーゲン・トリペプチドF」、ゼライス株式会社製)を0.1ppm又は1.0ppm添加したRCGM培地にかえてさらに4日間培養した(n=8)。 MMT法を用いてそれぞれの生細胞数を求め、コラーゲン分解物無添加群の生細胞数を100とした場合の各コラーゲン分解物添加群の生細胞数を算出した。結果を表2に示す。 試験例2よりコラーゲン分解物を添加した培地で培養した角膜上皮細胞には、コラーゲン無添加培地で培養した生細胞数に比して、1.2倍〜1.5倍に生細胞数が増加しており、0.1〜1.0ppmのコラーゲン分解物に増殖促進作用が認められた。コラーゲン分解物には、試験例1に示唆されるように角膜上皮細胞層の伸展促進作用があることから、試験例2で示された角膜上皮細胞増殖促進作用とあいまって、角膜障害治療剤として有用であることが示された。以下、製剤実施例を挙げる。調製例1(点眼剤)塩酸テトラヒドロゾリン 0.50gメチル硫酸ネオスチグミン 0.05g塩酸ピリドキシン 1.00gアスパラギン酸カリウム 10.00g10%塩化ベンザルコニウム液 5.00mLホウ酸 5.00gエデト酸ナトリウム 0.50gコラーゲン・トリペプチドF 1.00g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.6)調製例2(点眼剤)塩化ナトリウム 5.00g塩化カリウム 0.30g10%塩化ベンザルコニウム液 3.00mLホウ酸 4.00g無水硫酸マグネシウム 0.05gコラーゲン・トリペプチドM−60 10.00g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.0)調製例3(点眼剤)アミノエチルスルホン酸 10.00g塩酸ピリドキシン 1.00g酢酸トコフェロール 0.10gポリソルベート80 2.50gl−メントール 0.03gユーカリ油 0.01gクロロブタノール 0.30gマクロゴール4000 10.00g塩化ナトリウム 3.00g塩化カリウム 0.02gコラーゲン・トリペプチドM−30 3.00g無水クエン酸 3.00g10%塩化ベンザルコニウム液 3.00mL水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.5)調製例4(点眼剤)塩酸テトラヒドロゾリン 0.20gl−メントール 0.05g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00gホウ酸 10.00gエデト酸ナトリウム 0.50gポリソルベート80 1.00gソルビン酸カリウム 1.00gコラーゲン・トリペプチドM−90 0.30g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.9)調製例5(点眼剤)塩酸ナファゾリン 0.01gl−メントール 0.03gdl−カンフル 0.02g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00gホウ酸 10.00gエデト酸ナトリウム 0.50g10%アルキルポリアミノエチルグリシン液 1.00mLヒドロキシエチルセルロース 0.50gポロクサマーF407 1.00gコラーゲン・トリペプチドF 1.00g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH5.8)調製例6(点眼剤)グリチルリチン酸二カリウム 2.50gマレイン酸クロルフェニラミン 0.30gアスパラギン酸カリウム 10.00gコンドロイチン硫酸ナトリウム 1.00gコラーゲン・トリペプチドM−60 5.00gホウ酸 10.00g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00gl−メントール 0.03g無水エタノール 3.00gポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.00g10%アルキルポリアミノエチルグリシン液 1.00mL水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.8)調製例7(点眼剤)塩化ナトリウム 5.00g塩化カリウム 0.30gソルビン酸カリウム 1.00gグルコース 2.00gホウ酸 4.00g硫酸マグネシウム 0.05gコラーゲン・トリペプチドM−60 10.00g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.0)調製例8(点眼剤)塩酸ナファゾリン 0.03gアラントイン 0.60g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00gコラーゲン・トリペプチドF 0.05gホウ酸 10.00gソルビン酸カリウム 1.00gエデト酸ナトリウム 0.50gイプシロン−アミノカプロン酸 7.50g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.8)調製例9(点眼剤)塩酸テトラヒドロゾリン 0.50g塩化ベルベリン 0.25gメチル硫酸ネオスチグミン 0.05g塩酸ジフェンヒドラミン 0.50gアミノエチルスルホン酸 10.00gコラーゲン・トリペプチドM−30 2.50g無水クエン酸 5.00gエデト酸ナトリウム 0.50g塩酸ピリドキシン 1.00g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00g10%塩化ベンザルコニウム液 3.00mL水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.2)調製例10(点眼剤)フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム 0.50gコラーゲン・トリペプチドM−90 5.00g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00gコラーゲン・トリペプチドF 3.00gアスパラギン酸カリウム 10.00gエデト酸ナトリウム 0.30g無水クエン酸 6.00g10%塩化ベンザルコニウム液 3.00mL水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH5.5)調製例11(洗眼剤)アミノエチルスルホン酸 1.00gグリチルリチン酸二カリウム 0.20g塩酸ピリドキシン 0.10g酢酸トコフェロール 0.05gホウ酸 15.00g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00gポリソルベート80 1.50gl−メントール 0.03gベルガモット油 0.01gエタノール 1.00g10%塩化ベンザルコニウム液 3.00mLコラーゲン・トリペプチドM−90 0.50g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH7.1)調製例12(コンタクトレンズ用洗浄消毒保存剤)ポリヘキサメチレンビグアニド 0.001g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00gホウ酸 5.00gエデト酸ナトリウム 0.05gポリビニルピロリドンK30 2.00gポロクサマーF407 1.00g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.8)調製例13(点眼剤)スルファメトキサゾールナトリウム 40.00gコラーゲン・トリペプチドM−60 3.00g塩化ナトリウム 6.00g塩化カリウム 1.00gリン酸水素二ナトリウム 5.00g10%塩化ベンザルコニウム液 5.00mL塩酸 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH8.2)調製例14(点眼剤)グリチルリチン酸二カリウム 2.50g塩酸ジフェンヒドラミン 0.50gコラーゲン・トリペプチドM−30 15.00g濃グリセリン 5.00gマクロゴール4000 50.00gホウ酸 10.00gメチルセルロース400 5.00gl−メントール 0.03gユーカリ油 0.01gポリソルベート80 1.75gクロロブタノール 1.00gエタノール 8.00mL10%塩化ベンザルコニウム液 3.00mL水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.0)調製例15(点眼剤)クロモグリク酸ナトリウム 10.00gマレイン酸クロルフェニラミン 0.15g塩酸テトラヒドロゾリン 0.30g塩化ナトリウム 7.00g塩化カリウム 1.00gホウ酸 10.00gエデト酸ナトリウム 0.40gコラーゲン・トリペプチドM−30 5.00gポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.00g10%塩化ベンザルコニウム液 3.00mLl−メントール 0.02g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.8)調製例16(注射剤)アミノ酢酸 10.00gクエン酸 5.00g塩化ナトリウム 8.00g塩化カリウム 1.00gコラーゲン・トリペプチドM−30 10.00g水酸化ナトリウム 適量精製水 適量 全量 1000mL(pH6.8)調製例17(散剤)コラーゲン・トリペプチドM−30 10.00gアスコルビン酸ナトリウム 10.00g酪酸リボフラビン 0.02gステアリン酸デカグリセリル 1.00gタルク 20.00g香料 微量デキストリン 適量 全量 100g調製例18(錠剤)コラーゲン・トリペプチドM−30 100.0mgクエン酸 50.0mgヒドロキシプロピルセルロース 15.0mgヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.0mgステアリン酸マグネシウム 2.2mg酸化チタン 2.1mg乳糖 適量 全量 300.0mg(2錠)調製例19(内服液剤)コラーゲン・トリペプチドM−30 10.00gカルメロースナトリウム 10.00g硝酸チアミン 0.20g無水クエン酸 20.00gキシリトール 10.00gハチミツ 20.00gセスキオレイン酸ソルビタン 8.00g酒石酸 2.00gメチルパラベン 1.50gプロピルパラベン 0.50g香料 微量着色料 微量 全量 1000mLコラーゲン又はゼラチンの分解物を有効成分とする角膜障害治療剤。コラーゲン又はゼラチンの分解物の平均分子量が200〜20000である請求項1に記載の角膜障害治療剤。コラーゲン又はゼラチンの分解物にアミノ酸配列が(グリシン−X−Y)n(式中、X,Yは同一であっても、異なってもよいグリシンを除くアミノ酸を表し、n=1〜3である)で表されるペプチドが含まれている請求項1又は2のいずれかに記載の角膜障害治療剤。眼科用組成物である請求項1乃至3のいずれかに記載の角膜障害治療剤。コラーゲン又はゼラチンの分解物を有効成分とする角膜上皮伸展促進剤。 【課題】 優れた角膜障害治療剤を提供することにある。【解決手段】コラーゲン又はゼラチンの分解物を有効成分とすることによって角膜障害治療に有用な製剤を提供する。さらに、コラーゲン又はゼラチンの分解物を有効成分とすることによって角膜上皮伸展を促進する優れた製剤を提供する。【選択図】 なし


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