生命科学関連特許情報

タイトル:公表特許公報(A)_石油留出物系家庭用製品
出願番号:2003538034
年次:2005
IPC分類:7,B65D83/76,A61K7/00


特許情報キャッシュ

スワンソン、ジュディス、イー. ムーディクリフ、ティモシー、アイ. ホワイト、ベンジャミン、ティー. JP 2005506940 公表特許公報(A) 20050310 2003538034 20021022 石油留出物系家庭用製品 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 500106743 中島 淳 100079049 加藤 和詳 100084995 西元 勝一 100085279 スワンソン、ジュディス、イー. ムーディクリフ、ティモシー、アイ. ホワイト、ベンジャミン、ティー. US 10/007,243 20011022 7 B65D83/76 A61K7/00 JP B65D83/00 K A61K7/00 C A61K7/00 J A61K7/00 S AP(GH,GM,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),EP(AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,LU,MC,NL,PT,SE,SK,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EC,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,OM,PH,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VC,VN,YU,ZA,ZM,ZW US2002033752 20021022 WO2003035511 20030501 27 20040422 3E014 4C083 3E014PA01 3E014PA03 3E014PB01 3E014PD11 3E014PE15 3E014PF09 4C083AC011 4C083AC641 4C083AC661 4C083AD011 4C083DD08 【技術分野】【0001】本発明は、トリガ式スプレー又はポンプ作動式スプレーボトル等の噴霧手段によって石油留出物系家庭用製品を放出する際の、危険性の低減における改良に関する。【背景技術】【0002】石油留出物製品は、ベビーオイルや家具磨き剤等の一般的な家庭用製品を含む多数の製品において、ビヒクルや溶媒等の他の薬品と組み合わせて用いられることが知られているが、また、摂取又は吸入された場合には非常に危険な特性を有することも知られている。従って、石油留出物系の家具磨き剤等の製品には、例えば、現在、10パーセントを超える石油留出物を含む非乳化液体家具磨き製品は、原則的にトリガ式噴霧器に入れた状態では合法的に販売できないといった、制限が設けられている。消費者は、クリーニング組成物等の液体をトリガ式噴霧器又はポンプ式ボトルを用いて塗布することを好むことが知られているので、消費者は、非加圧スプレーボトルに入った家具磨き剤、日焼けオイル、ベビーオイル、浴後用スピリット、虫よけ剤等の家庭用製品を含む石油留出物を歓迎すると予想できよう。しかし、今日まで、石油留出物組成物が華氏100度で100SUS(Saybolt Universal Seconds)を超える粘度を示すことという、消費者製品安全委員会(Consumer Product Safety Comission:以下CPSC)の要件(16CFR1700.14(a)(2))を満たすような製品は入手可能ではない。更に、CPSCは、ベビーオイル、ボディオイル、マッサージオイル、日焼け止め剤、洗浄用溶媒、撥水剤、自動車クリーナー、及び化粧落とし剤やバスオイル等の化粧品を含むほとんどの油性の家庭用製品に対して、対小児安全包装(child-resistant packaging)を要求する規制を承認したことが発表された。この新たなCPSCの規制は、自由流動性であって、飲み込んだ際に吸入又は吸引の可能性がある、10重量パーセントを超える炭化水素を含む粘度の低い水状の製品に適用されるものである。より濃くて粘度の高い液体は吸入されにくいので、これらの要求は、そのような液体には適用されないことは明らかである。従って、CPSCの最低粘度要件を超えるが、非加圧容器と組み合わせたスプレー式又はポンプ式ディスペンサ手段によってスプレー又は細かい霧として放出されることが可能な、粘度を高めた石油留出物系家庭用製品を提供することが望ましいと考えられる。公衆、特に子供を、そのような石油留出物を含む家庭用製品の摂取から更に保護するために、ディスペンサ手段が、1回の作動毎に少量の製品のみを放出することが可能であることと共に、容器に取り付けられたスプレーユニットの首部を閉止して、スプレーユニットを容易に取り外せず且つ容器を容易に開けられないようにすることも好ましい。更に、子供や他の人が製品を摂取することを強く抑制するために、放出される製品には苦味剤又は忌避剤(aversion agent)を導入することが好ましい。【0003】容量低減型(reduced volume)トリガ式噴霧機構は公知であると共に、杭式(staked)又はラチェット式のもの等のような首部の閉止部も過去に用いられているが、これらの装置を組み込んだ非加圧容器内に入れられ、更に、粘度が高められた製品の噴霧送出を可能にするための粘度変更剤、及び、製品の摂取を更に抑制又は防止するための忌避剤が組み込まれた石油留出物系家庭用製品は、まだ提案されていない。【発明の開示】【発明が解決しようとする課題】【0004】上述の目標及び他の目標を達成するために、本発明は、表面への噴霧塗布によって、非加圧容器から液相の石油留出物製品を放出することを提供する。【課題を解決するための手段】【0005】このような、家具用オイル、ベビーオイル又は他の石油留出物含有液体等の材料のスプレー散布に望ましい、適度な危険の低減を達成するために、この液体組成物の粘度は、華氏100度の温度において100SUSを超えるよう変更される。更に、噴霧手段は、スプレーボトルを開けることを妨げる首部の閉止部と、1回の作動毎に噴霧される製品の量を、吸入可能な量より少ないと思われる限られた体積の材料に制限する手段とを含む。従って、本発明で用いられるディスペンサは、吸入可能な体積の石油留出物材料を噴霧することを防止する作動手段を含むと共に、ボトルを開けること及び石油留出物を含む製品を大量に摂取する可能性を防止又は少なくとも抑制するような首部の閉止部が選択される。【0006】家具用オイル等の石油留出物製品を放出する際の安全性を高めるために、この組成物は揺変性増粘剤を用いて、静止時の粘度が高められ且つ噴霧時には粘度が低下して霧を形成する液体を設ける。この液体は、噴霧後、噴霧された表面に接触する前に粘度が高くなる。本発明は、このように変性された石油留出物製品を提供することにより、家具磨き剤等の製品にしばしば用いられる、鉱油やミネラルスピリット等の、従来の製品に固有の複数の問題も克服する。この性質の従来の製品は、低い粘度に起因して垂直面を流れ落ちる傾向があり、塗り広げることをより困難にする。更に重要なのは、このような低粘度の石油留出物製品は、もし飲み込んだ場合に有害なことである。しかし、本発明の変性された製品は、垂直面をよりゆっくりと流れ落ちると共に、たとえ人の喉の奥に向けて噴霧されたとしても、そこに接触する前に粘稠化する。更に、最も粘度が低い鉱油は、放出された際に霧よりも流れを形成し得るので、非加圧容器からスプレーとして放出するのが困難であるが、本発明の粘稠化された鉱油は、トリガ式噴霧機構又はポンプ式ディスペンサ機構を介して放出されると、スプレーを形成する。【発明を実施するための最良の形態】【0007】本発明は、任意の石油留出物又は油性家庭用製品に及ぶが、特に、10重量パーセントを超える石油留出物を含むものに及ぶ。石油留出物は、溶媒として、又は他の材料のキャリアとして存在し得る。特に対象となる家庭用製品は、家具用オイル、ベビーオイル及び様々な油性のクリーニング組成物等の製品である。【0008】本発明が関係する石油留出物には、鉱油、ミネラルスピリット、ナフテン油、シリコーン油、イソパラフィン炭化水素溶剤、灯油、及びそれらの混合物等の、一般的に用いられる材料が含まれる。【0009】この点に関して有用であることがわかった増粘剤は、石油留出物にずり流動化(shear thinning)属性を与える増粘剤を含み、無水であることが必須である。従って、理論的には、そのような増粘剤は、水相が油相中に完全にカプセル封入された油中水乳液でも有効であり得るが、本発明を、石油留出物を用いた水中油乳液または油中水乳液で用いることは意図されない。【0010】非水性石油留出物組成物と適合性がある任意のずり流動化揺変性増粘剤が有効であり得るが、非常に限られた数のこのような増粘剤が、本発明で有用であることがわかった。このようなずり流動化揺変性増粘剤の1つは、ペンレコ社(Penreco)から入手可能な、バーサゲル(Versagel)TMM1600という、鉱油/クラトン(Kraton)(R)ブロックコポリマー組成物である。クラトン(R)は、シェル・ケミカル・カンパニー(Shell Chemical Company)より市販されている熱可塑性ゴムタイプのポリマーである。米国特許第5,879,694号(参照して本明細書に組み込む)に記載されているように、この油/コポリマー材料は、過去においてはゲル状ロウソクの製造に用いられていたが、現在では、無水状態で石油留出物と混合された場合に、揺変性増粘剤として作用することがわかっている。このようなブロックコポリマーは、パラフィン油、ナフテン油、天然鉱油等の炭化水素油、特にホワイト油と混合され、非水性石油留出物製品で用いるのに好ましいずり流動化揺変性増粘剤を構成する。【0011】もう1つの適切な増粘剤は、N−ラウロイルグルタミン酸ジ−n−ブチルアミドであることがわかった。この増粘剤は、鉱油の粘度を比較的高い粘度に高めつつ、このように増粘された鉱油を噴霧塗布器を介して噴霧可能にすることがわかった。【0012】このような揺変性増粘剤は、非常に少量の添加で、石油留出物の粘度を急速に増加させるので、非常に節約して用いられてもよい。例えば、50SUSの粘度を有する鉱油に、バーサゲルTMM1600を9.0パーセント添加すると、180SUSの粘度を有する増粘された組成物を急速に生じる。過剰な増粘剤を添加すると、たとえずり流動性があっても噴霧するには粘度が高すぎる組成物を生じる場合もあり得る。任意の特定の石油留出物に対して適切な揺変性増粘剤を慎重に選択することにより、静止時には依然として高い粘度を保ちつつ非加圧噴霧機構によって表面に塗布できるように、選択された石油留出物の粘度を高めることができ、CPSCが要求する特別な包装を必要とせずに従来の容器に包装できるであろう。本発明の目的のために、粘度を高めた石油留出物製品には、約0.1〜約15重量パーセントの増粘剤が存在することが示唆される。増粘剤は、好ましくは約0.2〜約12重量パーセント、より好ましくは約0.2〜約9パーセントの量で存在すべきである。【0013】放出される組成物の石油留出物成分の粘度を高めることに加えて、安全性の目的で、1回の作動毎に限られた量の石油留出物系家庭用製品を放出するように、適切な噴霧機構を選択することが重要である。体重が10〜20kgの子供が、0.8〜1.6mlという少量の石油留出物を摂取すると、吸入による危険を生じ得ることがわかっている。摂取による危険を最小限にするために、1回の作動毎に放出される石油留出物の量を、0.8ml未満、好ましくは0.65ml以下に制限することが提案される。容量低減型又は計量トリガ装置は当該技術分野で公知であり、サンゴバン・カルマー・コーポレーション(Saint-Gobain Calmar Corporation)等の供給業者から入手可能である。【0014】更に、故意に又は不用意にスプレーボトルを開けると、内容物がこぼれて摂取され得るので、これを防止することが望ましい。従って、このような石油留出物系家庭用製品を、ラチェット式、杭式、圧着式、又は別様の開けるのが困難な首部の閉止部等の、容易に取り外せない閉止部を有する容器に包装するのが好ましい。ラチェット式の首部閉止部(「24外部リブ28/400取り外し不可能型」として識別される)及びトリガアセンブリ(「TS−800−2」として識別される)は、サンゴバン・カルマー・コーポレーションから入手可能であり、本発明の目的に適している。【0015】少量であるが有効量の苦味剤等の忌避剤を添加することにより、本発明に更なるセーフガードを組み込んでもよい。安息香酸デナトニウム、デナトニウムサッカリド、塩化デナトニウム、安息香酸スクロース、キニーネ、塩酸キニーネ、硫酸キニーネ、ブルシン、硫酸ブルシン、カッシア、カシン、ナリンギン、リモニン、フェニルチオカルバミド、ケブラコ、スクロースオクタアセテート、ケルセチン、ベルベリン及びそれらの組み合わせから成る群から選択される材料等の、石油留出物と適合性がある任意の苦味剤又は忌避剤を用いてよい。本発明で用いるのに最も好ましい忌避材料は、スコットランドに所在するマクファーラン・スミス・リミテッド(Macfarlan Smith Limited)からビトレックス(Btirex)(TM)として市販されている安息香酸デナトニウムである。世界で最も苦い組成物の中でも広く知られているこの組成物は、必要な濃度が比較的低いので、本発明では特に有用であることがわかった。例えば、鉱油中に0.01重量パーセントという少量のビトレックス(TM) 25%溶液を加えると、子供が(又は大人でさえも)僅かな量を超えて摂取する可能性が非常に低いであろう苦味を石油留出物系家庭用製品につけるのに有効であることがわかった。苦味剤の有効量は、用いられる具体的な苦味剤又は忌避剤によって様々であるが、石油留出物組成物の総重量に対して約0.0010〜約0.050重量パーセントの安息香酸デナトニウムが有効であり、0.0025〜約0.010重量パーセントの安息香酸デナトニウムが好ましいことがわかった。鉱油等の本発明で用いる石油留出物に安息香酸デナトニウム等の苦味剤を溶かす際に何らかの困難に遭遇する場合があるが、鉱油中への苦味剤の分散を達成するために、可溶化剤として少量のエタノールを用いてもよい。【実施例】【0016】例A上記で識別したラチェット式首部閉止部及びトリガアセンブリを含むスプレーボトルを組み立て、本発明で用いるための適性を判定するために、噴霧可能な液体を充填した。この首部閉止部は、開けるのが非常に困難であり、かなりの力を用いて繰り返し試みた後でやっと開くことがわかった。トリガ式スプレーを作動させると、1回の作動毎に約0.65mlのみを放出することがわかり、所望の体積範囲内であると見なされる量であった。【0017】例Bビトレックス(TM)の効果を判定する試験を行い、50ppm(0.005%)のレベルでビトレックス(TM)を含む組成物は、10人中9人にとって非常に不味いものであり、一方、忌避剤を含まない同じ組成物は許容可能であることがわかった。【0018】例C石油留出物を含む試験用製品を調整した。この油性製品は、粘度変更剤及び忌避剤を含んでいた。家具磨き剤としての使用に適した試験用製品の組成は以下の通りであった。【表1】【0019】この組成物は、静止時に華氏100度において180SUSの粘度を示した。このような粘度を有する組成物は、通常は、トリガ式噴霧機構では噴霧可能ではないが、ペンレコ社(Penreco)から入手可能なトリブロックコポリマーと炭化水素油との混合物であるバーサゲル(TM)増粘剤の揺変性により、この組成物はトリガ式噴霧機構及びノズルを通過する際の応力下で粘度が低下し、細かい霧として放出された。放出された組成物の体積を測定したところ、トリガ式噴霧器の1回の作動毎に0.8ml未満の液体が放出されたことがわかった。更に、スプレーの霧から急速に凝結した液体は、スプレーの霧又はそれから形成された液体を一旦味わったら、更なる液体を意図的且つ自発的に摂取しない可能性が非常に高い、非常に苦い味であることがわかった。【産業上の利用可能性】【0020】揺変性増粘剤及び苦味剤又は忌避剤を含む独特の組み合わせの添加材料を製品に添加することと、容量低減型噴霧装置及び容易に取り外せない首部閉止部を有する非加圧噴霧容器に製品を包装することとにより、危険性が低減されたディスペンサと、石油留出物系家庭用製品をより安全に放出する方法とを容易に得ることができ、石油留出物系家庭用製品を噴霧塗布するための、より簡便且つ危険性が低い手段が提供される。 ずり流動化揺変性増粘剤を添加することを含む改良がなされた製品を、容量低減型噴霧機構及び容易に取り外せない首部閉止部を有する容器から放出することを含む、石油留出物系家庭用製品を放出する方法。 前記容量低減型噴霧機構が、1回の作動毎に約0.8ml未満の液体を放出し、前記製品が、鉱油類、ミネラルスピリット類、ナフテン油類、シリコーン油類、イソパラフィン炭化水素溶剤類、灯油及びこれらの混合物から成る群から選択された石油留出物を含む、請求項1に記載の方法。 前記増粘剤を添加する前の前記石油留出物製品の粘度は華氏100度において約30〜約130SUSであり、前記増粘剤を添加した後の粘度は華氏100度において約100SUSを超え、前記増粘剤を含有する前記製品は前記噴霧機構を通過する際にスプレーを形成する、請求項2に記載の方法。 前記増粘剤が、トリブロックコポリマー及び炭化水素油を含む混合物と、N−ラウロイルグルタミン酸ジ−n−ブチルアミドとから成る群から選択されると共に、前記製品の約0.2〜約9重量%を構成する、請求項3に記載の方法。 前記増粘剤が、約2パーセント〜約30パーセントのトリブロックコポリマーと約70パーセント〜約98パーセントの炭化水素油とを含む、請求項4に記載の方法。 前記製品が家具用オイルを含む、請求項5に記載の方法。 前記家具用オイルが鉱油及びシリコーン油を含む、請求項6に記載の方法。 前記改良が、前記製品に忌避剤を添加することを更に含む、請求項2に記載の方法。 前記忌避剤が、安息香酸デナトニウム、デナトニウムサッカリド、塩化デナトニウム、安息香酸スクロース、キニーネ、塩酸キニーネ、硫酸キニーネ、ブルシン、硫酸ブルシン、カッシア、カシン、ナリンギン、リモニン、フェニルチオカルバミド、ケブラコ、スクロースオクタアセテート、ケルセチン、ベルベリン及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項8に記載の方法。 前記忌避剤が、約0.0010〜約0.050重量パーセントの量で存在する、請求項9に記載の方法。 前記忌避剤が安息香酸デナトニウムである、請求項10に記載の方法。 前記安息香酸デナトニウムが約0.0025〜約0.010重量パーセントの量で存在する、請求項11に記載の方法。 鉱油類、ミネラルスピリット類、ナフテン油類、シリコーン油類、イソパラフィン炭化水素溶剤類及びそれらの混合物から成る群から選択される石油留出物製品を放出する方法であって、容易に取り外せない首部閉止部を有する容量低減型噴霧機構によって前記製品を表面に塗布することを含むと共に、前記機構が1回の作動毎に約0.8ml未満の液体を放出する、石油留出物製品を放出する方法。 前記製品に、約2パーセント〜約30パーセントのトリブロックコポリマーと約70パーセント〜約98パーセントの炭化水素油とを含むずり流動化揺変性増粘剤を添加することを更に含む、請求項13に記載の方法。 前記増粘剤を添加する前の前記石油留出物製品の粘度は華氏100度において約30〜約130SUSであり、前記増粘剤を添加した後の粘度は華氏100度において約100SUSを超え、前記増粘剤を含有する前記製品は前記噴霧機構を通過する際にスプレーを形成する、請求項13に記載の方法。 前記製品に忌避剤を添加することを更に含む、請求項14に記載の方法。 前記忌避剤が、安息香酸デナトニウム、デナトニウムサッカリド、塩化デナトニウム、安息香酸スクロース、キニーネ、塩酸キニーネ、硫酸キニーネ、ブルシン、硫酸ブルシン、カッシア、カシン、ナリンギン、リモニン、フェニルチオカルバミド、ケブラコ、スクロースオクタアセテート、ケルセチン、ベルベリン及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項16に記載の方法。 前記忌避剤が、約0.0010〜約0.050重量パーセントの量で存在する、請求項17に記載の方法。 前記忌避剤が安息香酸デナトニウムである、請求項18に記載の方法。 前記安息香酸デナトニウムが約0.0025〜約0.010重量パーセントの量で存在する、請求項19に記載の方法。 家具用オイルやベビーオイル等の石油留出物系家庭用製品のためのディスペンサは、1回の作動毎に約0.8ml未満の液体を放出する容量低減型噴霧機構と、閉止部を取り外せないよう即ち容器を容易に開けられないようにする、容易に取り外せない首部閉止部とを含む、非加圧噴霧ボトルで構成される。石油留出物系製品に揺変性増粘剤を添加して、華氏100度において100SUSを超える粘度を有し且つずり流動化を示す製品を設け、非加圧スプレーディスペンサ又はポンプによってスプレー又は細かい霧として放出されるのを可能にすることにより、危険性の低減も達成できる。有効量の苦味剤又は忌避剤を添加して、石油留出物系製品の自発的な摂取を実質的に抑制することにより、更に危険性が低減され得る。 20030804 A16333 全文 3 ずり流動化揺変性増粘剤を添加することを含む改良がなされた製品を、容量低減型噴霧機構及び容易に取り外せない首部閉止部を有する容器から放出することを含む、石油留出物系家庭用製品を放出する方法。 前記容量低減型噴霧機構が、1回の作動毎に約0.8ml未満の液体を放出し、前記製品が、鉱油類、ミネラルスピリット類、ナフテン油類、シリコーン油類、イソパラフィン炭化水素溶剤類、灯油及びこれらの混合物から成る群から選択された石油留出物を含む、請求項1に記載の方法。 前記増粘剤を添加する前の前記石油留出物製品の粘度は華氏100度において約30〜約130SUSであり、前記増粘剤を添加した後の粘度は華氏100度において約100SUSを超え、前記増粘剤を含有する前記製品は前記噴霧機構を通過する際にスプレーを形成する、請求項2に記載の方法。 前記増粘剤が、トリブロックコポリマー及び炭化水素油を含む混合物と、N−ラウロイルグルタミン酸ジ−n−ブチルアミドとから成る群から選択されると共に、前記製品の約0.2〜約9重量%を構成する、請求項3に記載の方法。 前記増粘剤が、約2パーセント〜約30パーセントのトリブロックコポリマーと約70パーセント〜約98パーセントの炭化水素油とを含む、請求項4に記載の方法。 前記製品が家具用オイルを含む、請求項5に記載の方法。 前記家具用オイルが鉱油及びシリコーン油を含む、請求項6に記載の方法。 前記改良が、前記製品に忌避剤を添加することを更に含む、請求項2に記載の方法。 前記忌避剤が、安息香酸デナトニウム、デナトニウムサッカリド、塩化デナトニウム、安息香酸スクロース、キニーネ、塩酸キニーネ、硫酸キニーネ、ブルシン、硫酸ブルシン、カッシア、カシン、ナリンギン、リモニン、フェニルチオカルバミド、ケブラコ、スクロースオクタアセテート、ケルセチン、ベルベリン及びそれらの組み合わせから成る群から選択される、請求項8に記載の方法。 前記忌避剤が、約0.0010〜約0.050重量パーセントの量で存在する、請求項9に記載の方法。 前記忌避剤が安息香酸デナトニウムである、請求項10に記載の方法。 前記安息香酸デナトニウムが約0.0025〜約0.010重量パーセントの量で存在する、請求項11に記載の方法。


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