タイトル: | 特許公報(B2)_染色毛髪用シャンプー組成物 |
出願番号: | 2003380084 |
年次: | 2008 |
IPC分類: | A61K 8/64,A61K 8/46,A61K 8/44,A61Q 5/02 |
菊地 隆二 竹内 政晴 JP 4194921 特許公報(B2) 20081003 2003380084 20031110 染色毛髪用シャンプー組成物 川研ファインケミカル株式会社 390003001 岸田 正行 100067541 小花 弘路 100108361 水野 勝文 100087398 高野 弘晋 100103506 菊地 隆二 竹内 政晴 20081210 A61K 8/64 20060101AFI20081120BHJP A61K 8/46 20060101ALI20081120BHJP A61K 8/44 20060101ALI20081120BHJP A61Q 5/02 20060101ALI20081120BHJP JPA61K8/64A61K8/46A61K8/44A61Q5/02 A61K 8/00− 8/99 A61Q 1/00−99/00 特開平06−220486(JP,A) 特開2002−080320(JP,A) 特開平10−007536(JP,A) 特開平06−122610(JP,A) 特開平05−043889(JP,A) 特開平08−310920(JP,A) 特開2003−252733(JP,A) 1 2005139151 20050602 11 20061002 小堀 麻子 本発明は、色落ちの少ない染色毛髪用シャンプー組成物に関するものである。 近年、中高年層の増加や白髪に悩む若年層の増加に伴い、白髪を自然な色に染髪したいという要望が高まりつつある。また若年層においては、ファッション上の理由から、黒髪を栗色系や褐色系の色合いにしたいという要求も高まってきている。このため、ヘアカラーやカラーリンス、カラートリートメント、カラームースなど数多くの商品が市販されている。このような商品は、毛髪に酸化染料や酸性染料などの直接染料を吸着させ、毛髪の色調を変化させる原理を利用しているため、日々の洗髪により染料の脱離や変色が生じ、染毛直後の色合いが長持ちしないという欠点がある。 このような問題に対し、染色された毛髪に既に吸着されている染料の脱離や変色の防止効果のあるシャンプー組成物が提案されてきた。 特許文献1には、カルボン酸残基を有する界面活性剤を含有し、かつpHが3.0〜7.0である染毛処理した毛髪用洗浄剤組成物に関する技術が開示されている。 同報によれば、脱色防止効果のあるカルボン酸含有アニオンとして、アシル化ペプチド系界面活性剤を例示し、平均分子量300及び3000のヤシ脂肪酸加水分解コラーゲンナトリウムに関して実施例が記載されている。 また、特許文献2には、アミド酢酸ベタイン型両性界面活性剤とアシルメチルタウリンの組み合わせでかつpHが2〜7である染毛処理した毛髪用洗浄剤組成物に関する技術が開示されている。しかしながら、これらの開示技術の色落ち防止効果は十分ではなく、改良が望まれていた。特開平7−233033号公報特開2002−275038号公報 本発明が解決しようとする課題は、染毛剤の色落ちが少ない染色毛髪用シャンプー組成物を提供することにある。 上記課題を解決するために、本発明者は、染毛剤の色落ちに対する各種界面活性剤の効果及び洗浄剤組成物のpHと染毛剤の色落ちに対する効果を鋭意検討の結果、特定のアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤を用いることにより、特異的に染毛剤の色落ちが減少する事を見出し本発明を完成した。 すなわち本発明は、一般式(1)[但し式中、R1は炭素原子6〜22個を含む無置換の、又は少なくとも1個のヒドロキシル基により置換された、直鎖又は分岐鎖アルキル基またはアルケニル基を表し、R2は、加水分解シルクペプチドの側鎖を示し、nは1.04〜2.4の範囲の数を示す。Mはアルカリ金属、水素原子又はトリエタノールアミンを表す。]で示されるアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤を含有し、pHが3.0〜7.0である染色毛髪用シャンプー組成物に関するものであり、一般式(2)及び/又は一般式(3)[但し式(2)中、R3は炭素数9〜17のアルキル基又はアルケニル基、R4及びR5はメチル基又はエチル基を表す。式(3)中、R6は6〜20のアルキル基、R7はメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基、pは1又は2の整数を表し、M2は水素原子、アルカリ金属またはアルカノールアミンを表す。]で示される界面活性剤を含有するpHが3.0〜7.0であることを特徴とする染色毛髪用シャンプー組成物に関するものである。 本発明の染色毛髪用シャンプー組成物は、染色した毛髪の色落ちが少なく、使用感に優れたモノである。 本発明に使用するアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤は、前記一般式(1)に示される構造を有しており、加水分解シルクペプチドをアシル化することにより得られる。 本発明におけるアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤の親水基に当たるペプチド部分は、絹フィブロインペプチドを酸、アルカリ、高圧水中で処理することにより得られる。この時、加水分解条件を変えることにより、各種ペプチド長を有する加水分解シルクペプチドを得ることが出来る。 本発明に使用するアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤に使用する加水分解ペプチドは、その平均重合度を示すnが1.04〜2.4の加水分解シルクペプチドから誘導されたアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤である。 本発明者らの検討によるとアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤に使用する加水分解ペプチドの重合度は、界面活性剤の性能に強く影響し、平均重合度を示すnの値が1.0〜1.5の範囲にまで加水分解されたシルクペプチド液を原料として、得られるアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤の色落ち防止効果は、nが1.5以上のアシル化シルクペプチドや他のアシル化アミノ酸に比較して優れていることが判明した。色落ち防止効果に関しては1.0〜1.5が好ましく、1.0〜1.2がより好ましい。nが1.5よりも大きくなると色落ち防止効果が低下する。 更に、シルク蛋白質の主成分であるグリシンのアシル化物(重合度1.0)より、重合度が1.0〜1.5の加水分解シルクペプチドのアシル化物の方が色落ち防止効果に優れている。 本発明染色毛髪用シャンプー組成物は、アシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤を必須成分として含有し、pHが3.0〜7.0の酸性領域である事を特徴とする。より好ましくはpHが4.5〜6.5である。pHが7.0を上回ると色落ち防止効果が低下し好ましくなく、3.0を下回ると界面活性能が低下する場合があり好ましくない。 染色毛髪用シャンプー組成物に前記一般式(2)及び/又は一般式(3)で示される界面活性剤を併用することにより、色落ち防止効果の向上と使用感の向上を行うことができる。 一般式(2)で示される界面活性剤の好適例としては、たとえばラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ヤシ脂肪酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、ミリスチン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン等が挙げられる。 一般式(3)で示される界面活性剤の好適例としては、たとえばN−(2−ヒドロキシラウリル)−N−メチル−β−アラニンナトリウム塩、N−(2−ヒドロキシラウリル)−N−ザルコシンナトリウム塩等が挙げられる。 本発明染色毛髪用シャンプー組成物には、色落ち防止効果を損なわない範囲で、他の成分を配合しても良く、アニオン活性剤としては脂肪酸セッケン、たとえばセッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ヤシカリセッケン。高級アルキル硫酸エステル塩、たとえば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン。アルキルエーテル硫酸エステル塩、たとえば、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム。N−アシルアミノ酸塩、たとえばラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイル-β-アラニンナトリウム、ラウロイル−N−メチル-β-アラニンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジエタノールアミン。高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、たとえば、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム。リン酸エステル塩、たとえばPOEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸、POEラウリルアミドエーテルリン酸ナトリウム。スルホコハク酸塩、たとえば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム。アルキルベンゼンスルホン酸塩、たとえば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸。高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、たとえば硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ロート油などの硫酸化油、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩。高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、カゼインナトリウムなどが挙げられる。 カチオン性界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩、たとえば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム。ジアルキルジメチルアンモニウム塩、たとえば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩。アルキルピリジウム塩、たとえば塩化セチルピリジウム。アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウムなどがあげられる。 非イオン性界面活性剤は、色落ち防止効果に影響しない為0.5〜10重量%の範囲で配合できる。粘度調整及び起泡改善に効果のある一般式(4)[式(4)中 R8COは炭素数10〜18の脂肪酸残基、R9は水素原子或いはで示される構造を有する。R10はメチル基又は水素原子を示し、AOは炭素数2〜3のアルキレンオキシド基を表し、rは1〜5の整数である。]で示されるアルカノールアミド型界面活性剤が好ましい。 一般式(4)で示されるアルカノールアミド型界面活性剤の好適例としては、ラウリン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレン(1)ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシプロピレン(1)ヤシ脂肪酸モノイソプロパノールアミド等が挙げられる。 両性界面活性剤としては、2−ウンデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル-N'−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ脂肪酸アシル-N'−カルボキシエチル-N'−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等が挙げられる。 また発明の効果を妨げない範囲で、次の添加物を配合することができる。カチオン化セルロース、カチオン化グァー等のコンディショニング剤。メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤。塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフエノ−ル、レゾルシン、ジンクピリチオン、感光素101号、感光素201号、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、オクトピロツクス及びヒノキチオ−ル等の抗菌剤。パラアミノ安息香酸、ホモメンチル−N−アセチルアントラニレ−ト等の紫外線吸収剤。パントテン酸、アルギニン等の抗酸化剤。グリチルリチン酸、アラントイン等の抗炎症剤。アミノ変性シリコーン、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、シリコーン油などのシリコーン誘導体。エチレンジアミン四酢酸及びナトリウム塩、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム等の金属封鎖剤。茶エキス、アロエエキス、イチョウエキス、センブリエキス、ヨモギエキス、ニンニクエキス、オウゴンエキス、ローズマリーエキス、ヘチマエキス、胎盤抽出物、乳酸菌培養抽出物、海草エキス等の動植物抽出物。色素、香料等を配合する事ができる。 特に色落ち防止に効果的な、アニオン化された水溶性高分子を配合する事が好ましい。アニオン化された水溶性高分子の好適例としては、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシメチルキチン、N−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサン等が挙げられる。アニオン化された水溶性高分子の中でも、一般式(5)[但し式(5)中、M3、M4は互いに独立に水素原子若しくはアルカリ金属を表し、qは10〜5000の整数を表す。]で示されるN−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサンを含有させることによってよって生じる色落ち防止効果は得に優れている。 一般式(5)で示されるキトサン化合物は、6−O−(カルボキシメチル)キトサンに無水コハク酸を反応させることにより容易に得ることができる。 6−O−(カルボキシメチル)キトサンは、6−O−(カルボキシメチル)キチンをアルカリ水溶液中で加熱して脱アセチル化することにより製造することができる。6−O−(カルボキシメチル)キトサンと無水コハク酸の反応は、水またはメタノールなどの有機溶媒もしくは水と有機溶媒の混合物中において室温〜50℃の温度で行われる。反応時間は通常2〜48時間である。無水コハク酸は、6−O−(カルボキシメチル)キトサンに対して1〜20倍モル反応させればよい。反応終了後、中和し透析膜処理等で未反応原料を除き、不純物の少ないN−(3−カルボキシプロパノイル)−6−O−(カルボキシメチル)キトサンが得られる。 一般式(5)で示されるキトサン化合物の好適例としては、川研ファインケミカル社製の商品名「キトアクア」、「キトアクアA」等が挙げられる。[参考例1〜4] 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。言うまでもなく本発明は、これら実施例により限定されるものではない。なお、実施例および比較例中の%は重量%を意味する。(色落ち防止効果の評価) 白髪毛束((株)ビューラックス製BM-W、長さ10cm、重さ1g)をPOE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(花王(株)製、エマール20C)の2%水溶液で十分に洗浄した後、ヘアドライヤーで乾燥した。乾燥後の毛束を市販の染毛剤((株)資生堂製、商品名:マシェリ ラスティングヘアカラー、色:シアーアッシュ)で、商品に指定されている方法で染色した後、十分に水洗し、ヘアドライヤーで乾燥した。乾燥後の染色済み毛束を容量100mlのビンに詰め、検体組成物をその活性剤純分が0.5%になるように蒸留水で希釈し、pH=6に調製した水溶液を100ml注ぎ、蓋で密閉した後、室温で2日震盪した。震盪終了後、蓋を開け、サンプルビン中の染色済み毛束を取り出した後、十分に水洗し、ヘアドライヤーで乾燥した。乾燥後の染色済み毛束を色差計(日本電色工業(株)製、Spectrophotometer SE 2000)で色差(ΔE)を測定した。ΔEの数値が小さいほど色落ち防止効果が高いと判断される。 表1から明らかなように、参考例1〜4のラウリン酸シルクペプチド型陰イオン界面活性剤は、比較例の界面活性剤よりも色落ち防止効果が優れることがわかる。 また、参考例1〜3と参考例4を比較すると、一般式(1)中のn(シルクペプチドの重合度)が1.5以下のアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤の方が、nが1.5を超えるアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤よりも色落ち防止効果が優れることがわかる[参考例5〜7] 次に市販の染毛剤((株)資生堂製、商品名:マシェリ ラスティングヘアカラー、色:スタイリッシュレッド)で染色する以外は同じ条件で色落ち防止効果の評価を行った。 表2から明らかなように、参考例5〜7のアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤は、比較例の界面活性剤よりも色落ち防止効果が優れることがわかる。また、参考例5〜6と参考例7を比較すると、一般式(1)中のn(シルクペプチドの重合度)が1.5以下のアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤の方が、nが1.5を超えるアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤よりも色落ち防止効果が優れることがわかる。 また、参考例5及び参考例6を比較すると、加水分解シルクアミノ酸の成分であるグリシンをアシル化した比較例6のアシルグリシン塩では、色落ち防止効果が発現しない事がわかる。[実施例1,2 比較例12,13] 表3に記載の混合割合で混合したサンプルを市販の染毛剤((株)資生堂製、商品名:マシェリ ラスティングヘアカラー、色:シアーアッシュ)を用いて色落ち防止効果の評価を行った。尚各サンプルとも界面活性剤成分の総合質量%は15質量%に揃えられており、pH=6に調整されている 表3から明らかなように、各種両性界面活性剤との組み合わせで、色落ち防止効果が向上するが、アミドスルホベタイン型界面活性剤(ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン)及び、N−(2−ヒドロキシアルキル)−Nアシル中性アミノ酸型界面活性剤(N−(2−ヒドロキシラウリル)−N−ザルコシンNa塩)とアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤の組み合わせは、色落ち防止効果が特に優れている[実施例3] 以下の処方で染色毛用シャンプーを作成した。 泡立ちが良く、泡質がクリィーミィーな本処方のヘアカラー脱色性能試験結果(シアーアッシュ染色毛を2日間震盪)はΔE=2.2であった。ラウリン酸シルクペプチド型陰イオン界面活性剤(ペプチド重合度=1.04、K塩、30% ) 27.0%ラウリン酸アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン(30%) 18.0%N−(2−ヒドロキシラウリル)−N−ザルコシンNa塩(30%) 9.0%ポリオキシプロピレンヤシ脂肪酸イソプロパノールアミド 2.0%1,3-ブチレングリコール 1.0%カルボキシメチルサクシニル化キトサン液(2%) 1.0%グリチルリチン酸ジカリウム 0.5%メチルパラベン 0.2%香料 適量クエン酸 pH=6.5とする量精製水 100%とする量 本発明の染色毛髪用シャンプー組成物は、染毛剤の色落ちに優れた効果を発揮し有用である。 一般式(1) [但し式中、R1は炭素原子6〜22個を含む無置換の、又は少なくとも1個のヒドロキシル基により置換された、直鎖又は分岐鎖アルキル基またはアルケニル基を表し、R2は、加水分解シルクペプチドの側鎖を示し、nは1.04〜2.4の範囲の数を示す。Mはアルカリ金属、水素原子又はトリエタノールアミンを表す。]で示されるアシル化シルクペプチド型陰イオン界面活性剤を含有し、一般式(2)及び/又は一般式(3)[但し式(2)中、R3は炭素数9〜17のアルキル基又はアルケニル基、R4及びR5はメチル基又はエチル基を表す。 式(3)中、R6は6〜20のアルキル基、R7はメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基、pは1又は2の整数を表し、M2は水素原子、アルカリ金属またはアルカノールアミンを表す。]で示される界面活性剤を含有するpHが3.0〜7.0であることを特徴とする染色毛髪用シャンプー組成物。