生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_海水浄化装置
出願番号:2003355200
年次:2005
IPC分類:7,C02F3/10,C02F1/28,C02F1/68,C12N1/00


特許情報キャッシュ

佐々木 大作 JP 2005118653 公開特許公報(A) 20050512 2003355200 20031015 海水浄化装置 佐々木 大作 503348216 三原 靖雄 100074055 佐々木 大作 7C02F3/10C02F1/28C02F1/68C12N1/00 JPC02F3/10 ZC02F1/28 DC02F1/28 FC02F1/68 510ZC02F1/68 520ZC02F1/68 530AC02F1/68 540AC02F1/68 540JC12N1/00 P 2 1 OL 9 4B065 4D003 4D024 4B065AA01 4B065BA22 4B065BC42 4B065CA54 4D003AA01 4D003AB11 4D003BA02 4D003BA07 4D003CA10 4D003EA01 4D003EA10 4D003EA14 4D003EA19 4D003EA24 4D003EA25 4D003EA30 4D003EA35 4D003EA38 4D024AA05 4D024AB04 4D024BA02 4D024BB01 4D024BC01 4D024CA01 4D024DB00 4D024DB15 この発明は、海水中の有機ヘドロや懸濁物等を除去し浄化する海水浄化装置に関するものである。 従来の海水浄化装置としては、球形状のポーラスコンクリートボールを使用したものが有り、多孔質で透水性の大きい特性を生かして藻類等の付着により魚類等の生息を促す事を目的としたものがあるが出願はされていない。 叉、上記のポーラスコンクリートボール型海水浄化装置は混入材を単体で使用すると、海流等の水の流れで物が散乱して回収不可能になり、使用した物の特性を生かしきれない等の問題があった。 叉、上記以外の海水浄化装置としては、バクテリアを活性化させることにより海水を浄化させる方式のものがある。(例えば、特許文献1を参照。) しかし、これもまたコストや品質や施工上の問題等、改善すべき課題がある。特許公開2003−103282 そこで、この発明は上記課題を達成する為に、多孔質中空ポーラスボールに、水質浄化や生物の育成を援助するマイナスイオン発生材や活性炭やバイオ菌等を内蔵し、空隙内外部に育成生息する微生物の作用を高くし、優れた水質浄化機能を発揮する事で、永く維持する海水浄化装置を開発・提供するものである。 この課題を解決する為の手段として、この発明は外観形状が球形で、内部に球形状の中空部を有し、且つ、素材がポーラス樹脂コンクリート等の厚肉多孔質部材で形成し、ニ分割したポーラスボールを設け、且つ、該ポーラスボールのそれぞれの周囲縁部の複数箇所に係止穴部を有する接続金具を設け、且つ、該ポーラスボールの中空部にマイナスイオン発生材や活性炭やバイオ菌等の水質浄化剤を内蔵し、且つ、該ニ分割されたポーラスボールのいずれかの片側接合面部にポーラスボールとほぼ同径大で円形状のメッシュフィルターを貼設し、複数の皿ビス等の係止部材で固着して設け、且つ、該接続金具の係止穴部にボルト・ナット・ワッシャー等の係止手段により係止し、一体化して設け、且つ、該複数のポーラスボールを架台フレームに係着して設け、且つ、該一体化した浄化装置を海底に設置して海水中の有機へドロや懸濁物等を除去し浄化するものである。 ポーラスボールの素材を環境負荷低減型樹脂エココンクリート製にし、且つ、内部を中空にして目的物を混入する事で、連続空隙を多く含み水や空気が自由に通過し、植栽に必要な養分や根が侵入し、内部を含め広い表面を持ち、透水性があり、吸音性や水質浄化機能や植栽による微気象作用や熱収支等、熱特性も一般のコンクリートとは大きく異なる外通気性によるCO2吸着作用等の機能を得る事が出来、環境に優しい。 叉、ポーラス樹脂コンクリートの空隙特性と、表面特性と、内蔵されたマイナスイオン発生材とが相乗作用で機能発揮が出来る様、形状に工夫をする事で植生と生物の生息環境を両立可能にした。 叉、ポーラスボールで構成される個々のブロックの形状を多面体とした場合、これを集合体としてユニット化すればブロックの接合面は面接合となり、ユニット間の空間は単調な独立した空間と成るが、球状のブロックの集合体は点接合と成り、ユニット内には変化に富んだ自然環境に近い連続空間を形成することが出来る。 そこで、この発明の最良の形態は、海水の汚濁状況や施工場所の状況、或いは使用目的等に応じた最適なポーラスボールの集合体をユニット化する事が望まれる。 そこで、この発明の一実施例を図1〜図3に従って詳述すると、外観形状が球形で、内部に球形状の中空部(1’)を有し、且つ、素材がポーラス樹脂コンクリート等の厚肉多孔質部材をニ分割したポーラスボール(1a)(1b)を設け、且つ、該ポーラスボール(1a)(1b)のそれぞれの周囲縁部の複数箇所に係止穴部(2a)を有する接続金具(2)を設け、且つ、該ポーラスボール(1)の中空部(1’)に、マイナスイオン発生材(3)や活性炭(4)やバイオ菌(5)等の水質浄化剤を内蔵し、且つ、該ニ分割されたポーラスボール(1a)(1b)のいずれかの片側接合面部にポーラスボールとほぼ同径大で円形状のメッシュフィルター(6)を貼設し、複数の皿ビス(S)等の係止手段で固着して設け、且つ、該接続金具(2)の係止穴部(2a)にボルト(B)・ナット(N)・ワッシャー(W)等の係止手段により組合せ、一体化して設けた事を特徴とする海水浄化装置から構成される。叉、ポーラスボール(1)の取付穴(2a)寸法及び取付ピッチ(P)寸法に適合した複数の係止穴部(Fa)を連設した架台フレーム(F)を設け、且つ、該係止穴部(Fa)にボルト(B)・ナット(N)・ワッシャ(W)等の係止手段により、複数のポーラスボール(1)を架台フレーム(F)に係着して設け、且つ、該一体化した浄化装置(S)を海底(BS)に設置して海水中の有機ヘドロや懸濁物等を除去し浄化させ、藻類や魚類の生息を促し、延いては魚類の生息域となる事を特徴とする海水浄化装置から構成される。 次に、ポーラスボール(1)の形状と大きさについて説明すると、外径寸法が直径φ500mmの球形状で、内部には直径φ300mmの球形状をした中空を有し、該中空部の中には通常ではマイナスイオン発生材(3)と活性炭(4)を入れる。叉、特殊な場合で、海や湖等が非常に汚濁された時には富栄養化防止菌を使用する事もある。 叉、本発明のポーラスボール(1)は樹脂コンクリート製で内部構造が防錆処理を施した鉄骨金物を使用しユニット化された製品の為、従来品のコンクリート製に比較し、強度が約3〜4倍強く、約40N/mm2以上である。 次に、ポーラスボール(1)の施工要領について説明すると、図4に示す様に、ポーラスボール(1)の取付穴(2a)寸法及び取付ピッチ(P)寸法に適合した複数の係止穴部(Fa)を連設した架台フレーム(F)にポーラスボール(1)をボルト(B)・ナット(N)・ワッシャ(W)等の係止手段によりそれぞれ係止し、組み付けが終わったら、浄化装置(S)全体をクレーン等の運搬手段により吊り上げ、そして海底(BS)へ設置する。 叉、上記図4に示す事例ではポーラスボール(1)は前後左右に等間隔で一段に連設されているが、海底の状況や海水の汚濁具合に応じてニ段にも三段にも増設可能である。 本発明のポーラスボールの単体は、海水の浄化のみならず、植物の根の伸長に適当な連続空隙を備えており、ポーラスボールの間は低木の育成に適した空間が有り、土中に棲む昆虫や爬虫類、小動物や土壌微生物等の生息空間となり、球形が連なって構成される表面の起伏や窪みは覆土の滑動を抑止し、法面の安定等に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。この発明の一実施例を示し、正面図を示す。この発明の一実施例を示し、図1のA−A矢視断面図である。この発明の一実施例を示し、図1のB−B矢視断面図である。この発明の施工例を示し、斜視図である。符号の説明 1 ポーラスボール 1’ 中空部 1a ポーラスボール 1b ポーラスボール 2 接続金具 2a 係止穴部 3 マイナスイオン発生材 4 活性炭 5 バイオ菌 6 メッシュフィルター S 浄化装置 SC 皿ビス B ボルト N ナット W ワッシャー F 架台フレーム Fa 係止穴部 BS 海底 P 取付ピッチ 海水中の有機ヘドロや懸濁物等を除去し浄化させ、且つ、藻類や魚類の生息を促し、延いては魚類の生息域となる浄化装置(S)であって、外観形状が球形で、内部に球形状の中空部(1’)を有し、且つ、素材がポーラス樹脂コンクリート等の厚肉多孔質部材をニ分割したポーラスボール(1a)(1b)を設け、且つ、該ポーラスボール(1a)(1b)のそれぞれの周囲縁部の複数箇所に係止穴部(2a)を有する接続金具(2)を設け、且つ、該ポーラスボール(1)の中空部(1')に、マイナスイオン発生材(3)や活性炭(4)やバイオ菌(5)等の水質浄化剤を内蔵し、且つ、該ニ分割されたポーラスボール(1a)(1b)のいずれかの片側接合面部にポーラスボールとほぼ同径大で円形状のメッシュフィルター(6)を貼設し、複数の皿ビス(S)等の係止手段で固着して設け、且つ、該接続金具(2)の係止穴部(2a)にボルト(B)・ナット(N)・ワッシャー(W)等の係止手段により組合せ、一体化して設けた事を特徴とする海水浄化装置。 ポーラスボール(1)の取付穴(2a)寸法及び取付ピッチ(P)寸法に適合した複数の係止穴部(Fa)を連設した架台フレーム(F)を設け、且つ、該係止穴部(Fa)にボルト(B)・ナット(N)・ワッシャ(W)等の係止手段により、複数のポーラスボール(1)を架台フレーム(F)に係着して設け、且つ、該一体化した浄化装置(S)を海底(BS)に設置して海水中の有機ヘドロや懸濁物等を除去し浄化させ、藻類や魚類の生息を促し、延いては魚類の生息域となる事を特徴とする請求項1記載の海水浄化装置。 【課題】 多孔質中空ボールに、水質浄化や生物の育成を援助するマイナスイオン発生材や活性炭等を内蔵し、微生物の作用を高くし、優れた水質浄化機能を発揮する事で、永く維持する海水浄化装置を開発・提供する。【解決手段】 外観形状が球形で、内部に球状の中空部を有し、素材が厚肉多孔質部材で形成し、2分割したボールのそれぞれの周囲縁部の複数箇所に係止穴部を有する接続金具を設け、且つ、該ボールの中空部に、マイナスイオン発生材や活性炭等の水質浄化剤を内蔵し、且つ、該2分割されたボールのいずれかの片側接合面部にボールとほぼ同径大で円形状のメッシュフィルターを貼設し、複数の係止部材で固着して設け、且つ、該接続金具の係止穴部に係止手段により係止し、一体化して設け、且つ、該複数のボールを架台フレームに係着して設け、且つ、該一体化した浄化装置を海底に設置して海水中の有機ヘドロや懸濁物等を除去し浄化するものである。【選択図】 図1


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