タイトル: | 公開特許公報(A)_シースフロー形成装置およびそれを備えた試料分析装置 |
出願番号: | 2003346023 |
年次: | 2005 |
IPC分類: | 7,G01N15/14,G01N21/01,G01N21/05 |
陳東 克彦 JP 2005114419 公開特許公報(A) 20050428 2003346023 20031003 シースフロー形成装置およびそれを備えた試料分析装置 シスメックス株式会社 390014960 野河 信太郎 100065248 陳東 克彦 7G01N15/14G01N21/01G01N21/05 JPG01N15/14 EG01N21/01 ZG01N21/05 6 1 OL 10 2G057 2G059 2G057AA03 2G057AC01 2G057BA05 2G057GA01 2G057GA04 2G057GA06 2G059BB04 2G059BB09 2G059BB14 2G059DD12 2G059EE02 2G059FF01 2G059GG01 2G059JJ11 2G059KK02 2G059KK04 この発明はシースフロー形成装置およびそれを備えた試料分析装置に関する。 この発明に関連する背景技術として、分析すべき粒子を含むサンプル液を貯留し底部に下方に延びるノズルを有する容器と、ノズルの先端部が挿入されたフローセルと、ノズルから流入したサンプル液流を囲って流すシース液をフローセルに注入する流量Q1の第1ポンプと、フローセルの下流側を構成する透明な容器を流れるシース液に囲まれたサンプル液中の粒子を撮像する撮像手段と、を備えた装置であって、サンプル液容器の上部が大気に開放されており、かつフローセルの透明な管路の下流にフローセル内の液体を吸引する第2ポンプを設け、サンプル液の流量Qsを(Q2−Q1)によって決定するようにした、粒子分析装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特開平9−288053号公報 このような従来の装置においては、サンプル液の流量Qsが各ポンプの流量の差(Q2−Q1)によって決定される。そこで、第1および第2ポンプの駆動源の変動によって一方の流量が変動すると、流量Qsは流量Q1、Q2に比べて十分に小さい(例えば100分の1)ため、流量Qsが大きく変動する。従って、そのような場合には、サンプル液中の粒子の流れが不安定となって測定精度が低下し、場合によっては測定不能になるという問題がある。 この発明はこのような事情を考慮してなされたもので、流量Q1、Q2がポンプの駆動源の影響によって変動しても流量Qsを常に一定に維持することが可能なシースフロー形成装置およびそれを備えた試料分析装置を提供するものである。 この発明は、シース液受給口と試料受給口とシース液および試料液の混合液を排出する排出口とを有するシースフローセルと、シース液受給口へシース液を供給する第1ポンプと、排出口から混合液を吸引する第2および第3ポンプと、第1ポンプと第2ポンプを連動して駆動する単一の第1駆動源と、第3ポンプを駆動する第2駆動源とを備え、第1および第2ポンプは流量が互いに等しく、第3ポンプの流量によってシースフローセルへの試料液供給量が設定されるシースフロー形成装置を提供するものである。 この発明によれば、第1ポンプ第2ポンプ、第3ポンプの流量をそれぞれQ1、Q2、Q3とし、シースフローセルへの試料液供給量をQsとすると、 Qs=(Q2+Q3)−Q1…(1)となる。 この発明では、第1および第2ポンプは単一の駆動源で駆量され、かつ、流量が互いに等しくQ1=Q2であるので、駆動源が変動して第1ポンプの流量Q1が△Q1だけ増量し、Q1+△Q1になると、それに連動して第2ポンプの流量Q2も△Q1だけ増量してQ1+△Q1になる。 従って、(1)式よりQs=(Q1+△Q1+Q3)−(Q1+△Q1)=Q3となり、試料液の流量Qsは、第1および第2ポンプの駆動源が変動してもその影響をうけることがない。 この発明のシースフロー形成装置は、シース液受給口と試料受給口とシース液および試料液の混合液を排出する排出口とを有するシースフローセルと、シース液受給口へシース液を供給する第1ポンプと、排出口から混合液を吸引する第2および第3ポンプと、第1ポンプと第2ポンプを連動して駆動する単一の第1駆動源と、第3ポンプを駆動する第2駆動源とを備え、第1および第2ポンプは流量が互いに等しく、第3ポンプの流量によってシースフローセルへの試料液供給量が設定されることを特徴とする。 この発明におけるシースフロー形成装置は、サブミクロンから数百ミクロンの径を有する種々の粒子を光学情的又は電気的に測定するフローサイトメータに適用できる。 この発明の対象粒子には、ヒトや哺乳動物などの体液に含まれる有形成分や、食品添加物のような有機粉末や、トナーや顔料のような無機粉末などを含む。 また、シースフローセルの試料液受給口に上部が開放された試料液容器を接続することができるので、対象粒子の比重が大きく試料液中に沈殿し易い場合でも撹拌器を挿入して試料の撹拌分散操作を容易に行うことができる。 この発明において、第1ポンプが第1ピストンと第1シリンダからなるシリンジポンプであり、第2ポンプが第2ピストンと第2シリンダからなるシリンジポンプであり、第1ピストンと第2ピストンが互いに同径であることが好ましい。 第1ピストンと第2ピストンとが機械的に結合され、第1駆動源は結合された第1および第2ピストンに直線運動を与える駆動源であってもよい。 第1駆動源が、ステッピングモータと、ステッピングモータの回転を直線運動に変換する機構であってもよい。 なお、この変換機構には、回転運動をタイミングベルト、ボールねじ、又はワイヤーによって直線運動に変換する機構が好適である。 第3ポンプがシリンジポンプであり、第2駆動源がステッピングモータであってもよい。 また、別の観点から、この発明は、シースフローセル中の試料液に光を照射する光源と、試料液から光学情報を検出する検出部と、検出された光学情報を解析する解析部とを備えた試料分析装置を提供するものである。 光源には、白色光源、レーザ光源などを用いることができる。 検出部には、ビデオカメラ、CCDカメラのようなカメラやフォトダイオード、フォトトランジスタ、フォトマルチプライヤチューブのような光検出器を用いることができる。 また、解析部には、マイクロコンピュータやパーソナルコンピュータを用いることができる。 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述する。これによってこの発明が限定されるものではない。試料分析装置の流体系と光学系 図1はこの発明に係る試料分析装置の流体系と光学系を示す構成説明図である。 同図に示すように、シースフローセルFCは、シース液受給口1と、試料液受給口2と、シース液と試料液の混合液を排出する排出口3を有する。試料液容器C1は上部が開放され内部に試料液を貯留し電磁バルブ(以下、バルブという)SV1を介して試料液受給口2に接続されている。 シリンジポンプCL1は2つの吸引・吐出口4、5を有し、吸引・吐出口4は、バルブSV4を介してシースフローセルFCのシース液受給口1に接続され、吸引・吐出口5は、バルブSV6を介してシース液容器C2に接続される。 シリンジポンプCL2は2つの吸引・吐出口4a、5aを有し、シリンジポンプCL3は2つの吸引・吐出口6、7を有する。シリンジポンプCL2の吸引・吐出口4aはシリンジポンプCL3の吸引・吐出口6に接続される。 シースフローセルFCの排出口3はバルブSV2、SV5を介してシリンジポンプCL2の吸引・吐出口5aに接続されると共に、バルブSV2、SV3を介して排出液容器C3へ接続される。 そして、シリンジポンプCL3の吸引・吐出口7はバルブSV7を介してシース液容器C2に接続される。 シリンジポンプCL1、CL2は単一の第1駆動源8によって連動して駆動され、シリンジポンプCL3は第2駆動源9によって駆動されるようになっている。第1駆動源8は、ステッピングモータSM1と、モータSM1の回転運動を直線運動に変換してシリンジポンプCL1とCL2に伝達する伝達機構10とを備える。 第2駆動源9は、ステッピングモータSM2と、モータSM2の回転運動を直線運動に変換してシリンジポンプCL3に伝達する伝達機構11を備える。試料液容器C1には、開放された上部から撹拌器12が挿入され、容器C1に貯留された試料液が撹拌されるようになっている。 また、シースフローセルFCには、シース液に包まれて細く絞られた試料液流に光を照射するための光源LSと、試料液流中の粒子を撮像するための対物レンズOLおよびビデオカメラVCが設けられている。 シリンジポンプと駆動源の構成 図2は図1に示す第1駆動源8の詳細な構成説明図である。同図に示すように、シリンジポンプCL1、CL2は同一寸法で同一構造を有し、互いに逆方向に直列に支持板13の表面に固定される。シリンジポンプCL1は、シリンダ14と、その先端がシリンダ14内に挿入されるピストン15と、シリンダ14とピストン15との間隙を密閉するパッキン16と、吸引・吐出口4、5にそれぞれ設けられたニップル17、18を備える。 また、シリンジポンプCL2は、シリンダ14aと、その先端がシリンダ14a内に挿入されるピストン15aと、シリンダ14aとピストン15aとの間隙を密閉するパッキン16aと、吸引・吐出口4a、5aにそれぞれ設けられたニップル17a、18aを備える。ピストン15と15aは互いに同径である。 ピストン15と15aは互いに同軸になるようにそれぞれの後端が結合部材19によって結合される。ステッピングモータSM1はその出力軸が支持板13の表面に突出するように、支持板13の裏面に固定され、出力軸駆動プーリPL1が設けられる。 また、支持板13の表面には、対応する従動プーリPL2が設けられ、駆動プーリPL1と従動プーリPL2との間にタイミングベルトTBがピストン15、15aと平行に張設される。そして、タイミングベルトTBと結合部材19とが接続部材CMによって接続される。 そこで、ステッピングモータSM1が回転すると、接続部材CMがタイミングベルトTBによってピストン15、15aの軸方向(矢印A又はB方向)に直線的に移動する。つまり、駆動および従動プーリPL1、PL2とタイミングベルトTBは、ステッピングモータSM1の回転運動を矢印A又はB方向の直線運動に変換してシリンジポンプCL1とCL2に同時に伝達する伝達機構を構成する。 そして、ピストン15、15aが矢印A方向に移動すると、シリンジポンプCL1は吐出動作を、シリンジポンプCL2は吸引動作を行う。一方、ピストン15、15aが矢印B方向に移動すると、シリンジポンプCL1、CL2はそれぞれ逆の動作を行う。制御系 図3は、図1に示す試料分析装置に係る制御系のブロック図である。パーソナルコンピュータ20は、ビデオカメラVCからの画像信号をうけて画像処理を行い粒子の画像データを生成する画像処理部21と、粒子の画像データに基づいて粒子の形態や色調から粒子の認識と計数を行い粒子を系統的に分析する分析部22と、駆動回路部24を制御する制御部23を備える。分析部22における分析結果は、出力部(例えばCRT)25から出力される。制御部23によって制御される駆動回路部24は、バルブSV1〜SV7と、ステッピングモータSM1、SM2と、光源LSをそれぞれ駆動するドライバー回路を備える。分析動作 このような構成における試料分析装置の分析動作について説明する。 図1において、シリンジポンプCL1をピストン15がシリンダ14から引き出された状態(吐出動作可能状態)に、シリンジポンプCL2をピストン15aがシリンダ14a内へ押し込まれた状態(吸引動作可能状態)にそれぞれ設定する。また、シリンジポンプCL3も吸引動作可能状態に設定する。 次に、バルブSV2、SV3、SV4、SV6を開く。 シース液容器C2にはあらかじめ陽圧が印加されているので、シース液は容器C2からバルブSV6、シリンジポンプCL1、バルブSV4、シースフローセルFC、バルブSV2、SV3を通って排出液容器C3へ排出される。 そして、バルブSV2、SV3、SV4、SV6を閉じる。 それによって、シース液がシリンジポンプCL1に充填される。 次に、バルブSV3、SV5、SV7を開く。 シース液は容器C2からバルブSV7、シリンジポンプCL3、シリンジポンプCL2、バルブSV5、バルブSV3を通って排出容器C3へ排出される。 そして、バルブSV3、SV5、SV7を閉じる。 それによって、シース液がシリンジポンプCL2、CL3に充填される。 次に、バルブSV2、SV4、SV5を開き、ステッピングモータSM1、SM2を駆動してシリンジポンプCL1に流量吐出動作を、シリンジポンプCL2に流量Qの吸引動作をシリンジポンプCL3に流量Qsの吸引動作を行わせる。 それによって、シースフローセルFCにシリンジポンプCL1から流量Qのシース液が流入すると共に試料容器C1から流量Qsの試料液が流入する。試料液は、シースフローセルFCにおいてシース液に包まれ細い試料液流に変換された後、シース液と混合された流量(Q+Qs)の混合液となってシースフローセルFCから排出される。 排出された混合液の内、流量Qの混合液はシリンジポンプCL2によって吸引され、流量Qsの混合液はシリンジポンプCL3によって吸引される。 この時、シースフローセルFCに形成される試料液流に光源LSから光を照射し、試料液に含まれる粒子をビデオカメラVCにより撮像する。 そこで、図3に示すパーソナルコンピュータ20はビデオカメラVCから撮像信号を受けて画像処理を行い、得られた粒子画像に基づいて粒子の種類と数を認識して統計的な分析を行い、分析結果を出力部25に出力する。試料流の安定性 この発明の試料分析装置におけるシースフローの流量の変動に対する試料流の流量の安定性を確認するために、次のような試験を行った。 図1において、バルブSV1、SV2、SV4、SV5を開いた状態で、シリンジポンプCL1を第1駆動源8で駆動すると共に、シリンジポンプCL2を第1駆動源8とは独立した第3駆動源で駆動し、第1駆動源8によってシリンジポンプCL1の流量を周期的に変動させた。 この時、図1において、シリンジポンプCL1の吸引・吐出口4とバルブSV4との間の流路の点P1における流量Qの時間的変化を図4の(a)に示す。 また、シリンジポンプCL2の吸引・吐出口5aとバルブSV5との間の流路点P2における流量Qの時間的変化を図4の(b)に示す。さらに、バルブSV1と試料液受給口2との間の流路の点P3における流量Qの時間的変化を図4の(c)に示す。 図4の(a)に示すように、点P1における流量Qは、100mL/secを中心にして1mL/secの振幅、4秒の周期で変動している。 そして、点P2における流量Qは図4の(b)に示すように100mL/sec一定に保持されている。 この場合、点P3における流量Qは図4の(c)に示すように1mL/secを中心にして1mL/secの振幅、4秒の周期で変動する。 つまり、シリンジポンプCL1、CL2の一方の流量Qが変動すると、その変動流量分だけ試料液の流量Qが変動する。ここでは、一方のシース液の流量が±0.5%変動すると、試料液の流量が±50%変動することが分る。 これに対し、本願発明のようにシリンジポンプCL1とCL2を同一の駆動源8で駆動し、駆動源8によってシリンジポンプCL1とCL2の流量を同時に変動させる。この場合の図4の(a)、(b)、(c)の対応図を図5の(a)、(b)、(c)に示す。 図5の(a)、(b)に示すように点P1および点P2における流量Qは、100mL/secを中心にして1mL/secの振幅、4秒の周期で同位相で変動している。 この場合、点P3における流量Qは図5の(c)に示すように1mL/sec一定に保持される。 つまり、この発明では、シリンジポンプCL1、CL2を駆動する駆動源が単一であるので、駆動源の変動により、シリンジポンプCL1、CL2の流量が変動しても、その変動は同相で変動分が互いに等しくなり、それによって試料流の流量が一定に保持されることになる。この発明の試料分析装置に係る流体系と光学系を示す構成説明図である。この発明の試料分析装置の要部構成説明図である。この発明の試料分析装置に係る制御系を示すブロック図である。この発明の試料分析装置における試験結果を示すタイムチャートである。この発明の試料分析装置における試験結果を示すタイムチャートである。符号の説明 FC シースフローセル C1 試料容器 C2 シース液容器 C3 排出液容器 SV1 電磁バルブ SV2 電磁バルブ SV3 電磁バルブ SV4 電磁バルブ SV5 電磁バルブ SV6 電磁バルブ SV7 電磁バルブ CL1 シリンジポンプ CL2 シリンジポンプ CL3 シリンジポンプ SM1 ステッピングモータ SM2 ステッピングモータ LS 光源 OL 対物レンズ VC ビデオカメラ TB タイミングベルト PL1 駆動プーリ PL2 従動プーリ CM 接続部材 1 シース液受給口 2 試料液受給口 3 排出口 4 吸引・吐出口 4a 吸引・吐出口 5 吸引・吐出口 5a 吸引・吐出口 6 吸引・吐出口 7 吸引・吐出口 8 第1駆動源 9 第2駆動源 10 伝達機構 11 伝達機構 12 攪拌器 13 支持板 14 シリンダ 14a シリンダ 15 ピストン 15a ピストン 16 パッキン 16a パッキン 17 ニップル 17a ニップル 18 ニップル 18a ニップル 19 結合部材 20 パーソナルコンピュータ 21 画像処理部 22 分析部 23 制御部 24 駆動回路部 25 出力部 シース液受給口と試料受給口とシース液および試料液の混合液を排出する排出口とを有するシースフローセルと、シース液受給口へシース液を供給する第1ポンプと、排出口から混合液を吸引する第2および第3ポンプと、第1ポンプと第2ポンプを連動して駆動する単一の第1駆動源と、第3ポンプを駆動する第2駆動源とを備え、第1および第2ポンプは流量が互いに等しく、第3ポンプの流量によってシースフローセルへの試料液供給量が設定されるシースフロー形成装置。 第1ポンプが第1ピストンと第1シリンダからなるシリンジポンプであり、第2ポンプが第2ピストンと第2シリンダからなるシリンジポンプであり、第1ピストンと第2ピストンが互いに同径である請求項1記載のシースフロー形成装置。 第1ピストンと第2ピストンとが機械的に結合され、第1駆動源は結合された第1および第2ピストンに直線運動を与える駆動源である請求項2記載のシースフロー形成装置。 第1駆動源が、ステッピングモータと、ステッピングモータの回転を直線運動に変換する機構とを備える請求項1〜3のいずれか1つに記載のシースフロー形成装置。 第3ポンプがシリンジポンプであり、第2駆動源がステッピングモータを備える請求項1〜4のいずれか1つに記載のシースフロー形成装置。 請求項1〜5のいずれか1つに記載のシースフロー形成装置と、シースフローセル中の試料液に光を照射する光源と、試料液から光学情報を検出する検出部と、検出された光学情報を解析する解析部とを備えた試料分析装置。 【課題】上部が開放された試料液容器から試料液をシースフローセルへ安定して供給すること。【解決手段】シース液受給口と試料受給口とシース液および試料液の混合液を排出する排出口とを有するシースフローセルと、シース液受給口へシース液を供給する第1ポンプと、排出口から混合液を吸引する第2および第3ポンプと、第1ポンプと第2ポンプを連動して駆動する単一の第1駆動源と、第3ポンプを駆動する第2駆動源とを備え、第1および第2ポンプは流量が互いに等しく、第3ポンプの流量によってシースフローセルへの試料液供給量が設定される。【選択図】図1