| タイトル: | 公開特許公報(A)_いびき防止剤 |
| 出願番号: | 2003199159 |
| 年次: | 2005 |
| IPC分類: | 7,A61K31/355,A61K31/122,A61K47/30,A61K47/34,A61K47/46,A61P11/00 |
梅田 誠一 JP 2005035918 公開特許公報(A) 20050210 2003199159 20030718 いびき防止剤 株式会社薬研 593076725 村田 幸雄 100090985 梅田 誠一 7 A61K31/355 A61K31/122 A61K47/30 A61K47/34 A61K47/46 A61P11/00 JP A61K31/355 A61K31/122 A61K47/30 A61K47/34 A61K47/46 A61P11/00 4 OL 9 4C076 4C086 4C206 4C076AA54 4C076AA56 4C076BB01 4C076CC15 4C076DD07F 4C076DD08F 4C076EE01F 4C076EE23F 4C076EE30F 4C076EE38A 4C076EE53A 4C076EE56F 4C076FF43 4C086AA01 4C086AA02 4C086BA09 4C086MA03 4C086MA05 4C086MA07 4C086MA08 4C086NA05 4C086NA11 4C086ZA59 4C086ZC75 4C206AA01 4C206AA02 4C206CB27 4C206MA03 4C206MA05 4C206MA11 4C206MA13 4C206NA05 4C206NA11 4C206ZA59 4C206ZC75 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、いびき防止剤に関し、特にコエンザイムQ10及びビタミンEを含有するいびき防止効果の高いいびき防止剤に関する。【0002】【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、いびきの防止(予防)をする手段としては、鼻の穴を広げるテープやリング、口呼吸を止める絆創膏、専用のベット等の防止装置や抑制具、あるいはグリセリンやコンドロイチン硫酸ナトリウムを含む噴霧剤や点鼻薬などが提案され、一部は実用化されていた。また、服用剤としては、コエンザイムQ10を主剤とする睡眠時無呼吸症候群及び鼻のどの疾患治療薬が特開平1−16522号公報、特開平2−188523号公報に開示されている。しかしながら、コエンザイムQ10を単独で服用しても殆どいびき防止効果は認められず、満足できるものではなかった。コエンザイムQ10は、一般名ユビデカレノン(分子式 C59H90O4)であり、水に殆ど溶けない物質であるが、補酵素として生物活性を有し、酸素利用効率を改善させる作用を有する物質として知られている。また、ある程度の鬱血性心不全症状改善効果が認められている。【0003】コエンザイムQ10は一般的に魚類、肉類や海草に含まれていることが知られているが、融点の低い親油性固体であり、水に難溶性のために経口投与における吸収性が低い。【0004】【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意研究の結果、いびき防止効果の優れたコエンザイムQ10含有いびき防止剤を開発した。すなわち、本発明は下記構成のいびき防止剤である。(1) コエンザイムQ10とビタミンEと乳化剤化合物を含む混合物からなることを特徴とするいびき防止剤。(2)乳化剤化合物が、水溶性高分子であることを特徴とする前記(1)記載のいびき防止剤。(3)乳化剤化合物が、ポリグリセリン脂肪酸エステルであることを特徴とする前記(1)記載のいびき防止剤。(4) コエンザイムQ10 100重量部と、ビタミンE10〜5000重量部と乳化剤化合物との混合物よりなることを特徴とするい前記(1)〜(3)のいずれか1項に記載のいびき防止剤。【0005】【発明の実施の形態】本発明者の試験によれば、従来のコエンザイムQ10含有いびき防止剤は殆どいびき防止効果が認められなかったが、本願発明のいびき防止剤によれば極めて高いいびき防止効果が得られることが判った。ところで、コエンザイムQ10は、補酵素として生物活性を有し、ミトコンドリアの電子伝達系の構成成分で、ATPの生合成、賦活成分としてエネルギーを生み出す働きが知られており、また、ビタミンEは妊娠、出産と関係深いビタミンであるが、不老長寿の薬といわれ、末梢血管を拡張し血液循環を良くする働きが知られている。さらに、ビタミンEとコエンザイムQ10は両成分が協力して電子の移動を調整し、体内の酸化反応を抑制する等非常に関係の強い成分同士としても知られている。そして、特にコエンザイムQ10は側鎖にイソプレノイド鎖10個(炭素数50)を持つ脂溶性の高い高分子化合物(分子量863.36)で吸収率が大変低いものである。【0006】本願発明では、コエンザイムQ10とビタミンEとの複合物が体内の吸収部位で再分散や乳化してそれら成分の吸収を高めており、いびき防止効果の向上に関係があるものと考えられる。本願発明で採用される乳化剤化合物としては、(1)水溶性高分子化合物と、(2)ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。上記水溶性高分子化合物としては、α化澱粉、プルラン、ヂキストリン、アラビアガム、トラガンガム、タマリンガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、メチルセルローズ、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルローズ、ヒドロキシメチルエチルセルローズ、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等が挙げられる。また、上記ポリグリセリン脂肪酸エステルはグリセリンの重合度、脂肪酸の種類とエステル化度の組合せにより巾広いHLBの化合物があり、HLBの高いデカグリセリンモノリレートやデカグリセリンモノリレート等の単独添加や、高HLBのグリセリン脂肪酸エステルとテトラグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンペンタオレエートや、ポリグリセリン縮合リシノール酸エステル等の低〜中HLBのグリセリン脂肪酸エステルとを組合せて使用することができる。【0007】コエンザイムQ10とビタミンEとの複合物の混合割合は、コエンザイムQ10 100重量部に対して、ビタミンE10〜5000重量部が好ましい。また、特に好ましくはコエンザイムQ10 100重量部に対して、ビタミンE50〜1000重量部である。【0008】そして、その製造法は、乳化剤化合物として水溶性高分子を用いるときは、水溶性高分子を溶解した水溶液にコエンザイムQ10とビタミンEを添加し、強く撹拌して乳化することにより、液状いびき防止剤を得ることができ、また得られた液状いびき防止剤を流動層造粒機中の乳糖などの粉体に噴霧して吸着させたり、単にデキストリン等とともに噴霧乾燥すれば粉末状いびき防止剤が得られる。また、乳化剤化合物としてポリグリセリン脂肪酸エステルを用いるときは、コエンザイムQ10とビタミンEとポリグリセリン脂肪酸エステルを60℃程度に加温して混合すれば油状のいびき防止剤を得ることができる。こうして得られた混合油は水中に容易に乳化する。その際、本発明のいびき防止剤とともに他のビタミン、ミネラルやハーブエキス等の有効成分、種々の賦形薬等を添加併用することができる。【0009】通常得られたいびき防止剤は、ソフトカプセルに充填したり、又はハードカプセルに充填されて服用に供される。服用方法は、就寝前30分前後に、成人1人当たり、コエンザイムQ10として5〜500mg、ビタミンEとして2〜400mg、好ましくはコエンザイムQ10 10〜100mg、ビタミンE10〜200mgを温湯と共に行うことが好ましい。なお、本願発明のいびき防止剤は、睡眠時無呼吸症候群の治療効果もあり、そのために使用することも好ましい。【0010】【実施例】次に実施例及び比較例により本発明を具体的に説明する。実施例1約60℃に温めた精製水100gにアラビアガム35gを溶解し、この溶液にビタミンE油(ビタミンE5−67(商品名)ADM社製)30gと60℃に加熱して溶解したコエンザイムQ10 20gを均一に混合した溶液を加え、乳化機(ポリトロン(商品名)キネマチカ社製)を用いて乳化した。この乳化液に更にデキストリン25gを加え、乳化した後、噴霧乾燥して、水に極めて良く分散し乳化する粉末を得た。ついで、同粉末200mgを2号ハードカプセルに充填していびき防止剤カプセルを製造した。なお、該カプセルは1個当たり、d−α−トコフェロール(ビタミンE)36.5mg、コエンザイムQ10 33.3mgを含有するものである。【0011】比較例1:落花生油70gにコエンザイムQ10 30gを60℃で均一に溶解し、混合して溶液を得た。溶液温度が30℃に低下した時点でその300mgをNo.6オーバル型のソフトゼラチンカプセルに充填した。なお、該カプセルは1個当たり、コエンザイムQ10 30mgを含有するものである。【0012】[試験例1]いびきを毎日かく53才から64才までの男女5人に、比較例1で得たカプセルを毎日就寝30分前に1カプセル5日間服用させた。次いで、7日間服用を中止し(ウオッシュアウト)前回試験の影響を無くした後、前回と同様に実施例1で得たカプセルを1カプセル5日間服用させた。各々5日間服用した後、観察者が「著効」、「有効」、「無効」の三段階で評価した。また、服用したパネラ自身が自覚症状を評価した。それらの結果を表1、表2に示した。【0013】【表1】【表2】【0014】各表の結果からみて、本発明実施例1で得られたものの服用効果は、「著効」(強いいびきがなくなった。又はいびきが減少し自覚症状が軽減した。)が全てであったのに対して、比較例1のものの服用効果は、「有効」(いびきが少し減少した、又は自覚症状が軽減した。)が1/5であり、大多数が「無効」(いびきが減少せず、自覚症状も改善しない。)(4/5)であることが判った。【0015】実施例2:実施例1で用いたビタミンE油150gとコエンザイムQ10 100gとデカグリセリンモノリノレート(坂本薬品工業株式会社製)500g及びサフラワー油250gを60℃に加熱し、コエンザイムQ10を溶解しながら均一に混合した。本液が30℃に低下した時点で、No.6ソフトカプセルに本液300mgを充填した。本液は37℃のお湯に容易に乳化するものであり、該カプセルは1個当たり、d−α−トコフェロール(ビタミンE)30mg、コエンザイムQ10 30mgを含有するものであった。【0016】比較例2:コエンザイムQ10の10%水溶液(N社製)10g、還元澱粉糖化物(アマミール(商品名)東和化成工業株式会社製)40g及び精製水50gを良く混合し、コエンザイムQ10 1%を含有した薄黄色の透明な溶液を調製した。【0017】比較例3:3錠中 コエンザイムQ10 30mg、d−α−トコフェロール(ビタミンE)10mg、ニコチン酸アミド20mg及びビタミンB2 6mgを含有する錠剤(A社製)を使用した。【0018】[試験例2]毎日いびきをかく18人を4群に分け、第1の群に対しては比較例1で得たカプセルを1カプセル(:比較例4)、第2の群に対しては比較例2で得た溶液を3g(:比較例2)、第3の群に対しては比較例3の錠剤3錠(:比較例3)、第4の群に対しては実施例2で得たカプセルの1個(実施例2)を、毎日就寝30分前に5日間服用させた後、それらの評価を比較した。その結果を表3〜表6に示した。【0019】【表3】【表4】【表5】【表6】【0020】表の結果からみて、本発明実施例2で得られたものの服用効果は、「著効」が全てであったのに対して、比較例2〜4ものの服用効果は、殆どが「無効」であることが判った。【0021】これらの結果から明白なように、比較例1のコエンザイムQ10単独で使用したもの、あるいは比較例2のごとくコエンザイムQ10を水溶液として吸収率を高めたものにはほとんど効果は認められなかった。コエンザイムQ10とビタミンEを単に併用した比較例3においても効果は認められなかった。唯一、効果の認められた本発明実施例1及び実施例2のごとくコエンザイムQ10とビタミンEの吸収率を高め、コエンザイムQ10とビタミンEを同時に服用した本発明のいびき防止剤にのみ、いびき防止に効果が認められた。また、同時に睡眠時無呼吸症候群にも防止効果が認められた。【0022】【発明の効果】本発明のいびき防止剤によれば、従来の製品に比較して格段に優れたいびき防止効果が発揮される。 コエンザイムQ10とビタミンEと乳化剤化合物を含む混合物からなることを特徴とするいびき防止剤。 乳化剤化合物が、水溶性高分子であることを特徴とする請求項1記載のいびき防止剤。 乳化剤化合物が、ポリグリセリン脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1記載のいびき防止剤。 コエンザイムQ10 100重量部と、ビタミンE10〜5000重量部と乳化剤化合物との混合物よりなることを特徴とするい請求項1〜3のいずれか1項に記載のいびき防止剤。 【課題】従来の製品に比較して格段に優れたいびき防止効果が発揮されるいびき防止剤を提供する。【解決手段】本発明のいびき防止剤は、コエンザイムQ10とビタミンEと乳化剤化合物を含む混合物からなる。好ましくは、コエンザイムQ10 100重量部と、ビタミンE10〜5000重量部と乳化剤化合物との混合物である。乳化剤化合物としては、水溶性高分子、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。その製造は、乳化剤化合物を溶解した水溶液にコエンザイムQ10とビタミンEを添加し、強く撹拌して乳化する。