生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_プラセンタエキスの製造方法
出願番号:2002260495
年次:2004
IPC分類:7,C12P21/06


特許情報キャッシュ

木本 英治 広谷 光一郎 薄金 英雄 JP 2004097033 公開特許公報(A) 20040402 2002260495 20020905 プラセンタエキスの製造方法 木本 英治 502324310 株式会社ホワイズ 598112442 三共理化工業株式会社 502324321 株式会社日本生物製剤 597044704 早川 誠志 100079337 木本 英治 広谷 光一郎 薄金 英雄 7 C12P21/06 JP C12P21/06 3 OL 11 4B064 4B064AG01 4B064CA10 4B064CA21 4B064CB05 4B064DA01 4B064DA10 【0001】【産業上の利用分野】本発明はプラセンタエキスの製造方法に関し、詳しくは、ヒトまたはブタの正常分娩胎盤の耐熱性中性タン白質分解酵素消化によるプラセンタエキスの製造方法に関する。【0002】【従来の技術】一般に哺乳動物の胎盤の生理機能は母体内での胎児の発育のための酸素の供給と栄養補給である。母体と胎児の循環系は栄養芽細胞層を介して完全に分離されている。過去10数年間に神経成長因子や肝細胞成長因子などの栄養因子が医学領域で注目され、これらの既知栄養因子のほとんどが胎盤栄養芽細胞で作り出されていることがわかった。【0003】プラセンタエキスは胎盤組織内に含まれているあらゆる成分が含まれるよう抽出されたもので、その生物活性は単一物質によるものでなく、各種の成分が多様に作用し、結合織増殖作用、抗老化作用、抗慢性潰瘍作用のほか、神経症状を主とする疾患、婦人科的疾患、皮フ科的疾患などに対する医療効果が既に人胎盤抽出エキスの注射薬などにより明らかとなっている。また、近年、これらの生物活性の中心となっているのは胎盤の栄養芽細胞が作り出す数々の栄養因子であることが明らかになりつつある。【0004】プラセンタエキスの望ましい有効成分としては、ヌクレオチド・ヌクレオシド、遊離のアルギニンおよびアルギニンを含むペプチド、ステロイドホルモンの中間代謝物・特にC−21ステロイドおよびC−19ステロイド、ムコ多糖(ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸)、イノシトールおよびイノシトールリン脂質などが注目される。【0005】我が国において、投与剤プラセンタエキスとしては、満期正常分娩の人胎盤の塩酸による加熱加水分解液、及びペプシン消化液と残渣の塩酸加水分解液とを配合した薬品名「ラエンネック」の2種類がある。いずれの製造法も1950〜1960年代に開発されたもので、「ラエンネック」は1958年、適応症「肝硬変症」で厚生省(貌厚生労働省)より製造承認を受け、1984年、適応症拡大により「慢性肝疾患における肝機能の改善」の薬効再評価が公示された。【0006】プラセンタエキスは、具体的には、通常以下の手順で製造されている。まず、ヒトまたはブタの正常分娩胎盤を2〜4℃で約4日間冷蔵し、洗浄、細挫してアセトンを加えてホモゲナイズし、脱脂、乾燥する。乾燥物を塩酸酸性(pH2.0)にし、ペプシンで一昼夜消化し、遠心分離して消化液を採取する。沈殿物は塩酸(5N)を加えて加熱し、加水分解する。加水分解液は活性炭で脱色し、濾過し、ペプシン消化液と混ぜ、陰イオン交換樹脂で塩酸を可及的に除去し、苛性ソーダーを用いてPH6.1〜6.4に補正し、プラセンタエキスとする。【0007】このプラセンタエキスはニンヒドリン試液で紫色、ビューレット反応で赤紫色〜青紫色に呈色する。有効成分の相対的含有量は窒素定量法(ケルダール法)で行い0.30〜0.35w/v%、強熱残分は1.0%以下である。【0008】また、別の方法では、検疫された妊娠3ケ月の健常ブタの新鮮胎盤を熱処理や化学処理を行うことなく、低温下で凍結、浸漬をくり返して、細胞組織を破砕し、そのプロトプラズマを抽出し、除タン白、限外漏過して調製しプラセンタリキッドとする。このプラセンタリキッドは100mlあたりアルカリ性ホスフアターゼ含量が1.00キング・アームストロング単位である。(アルカリ性ホスフアターゼを含む溶液100mlあたり、酵素反応で15分間に遊離するフェノールが1mgのときアルカリ性ホスフアターゼの力価が1キングアームストロング単位(1KAU)である。)【0009】プラセンタリキッドはニンヒドリン試液で紫色、ビューレット反応で赤紫色〜青紫色に呈色する。有効成分の相対的含有量は窒素定量法(ケルダール法)で行い0.30〜0.35w/v%、強熱残分は1.0%以下である。【0010】しかしながら、塩酸による加熱加水分解では、ヌクレチド・ヌクレオシドは核酸塩基にまで加水分解され、ムコ多糖の構成糖、イノシトールリン脂質などはほとんどが分解されてしまい、大量の黒褐色物質が産出されて栄養因子の減損をまねいている。また、着色物質の除去には活性炭による脱色が必要となり、甚だ煩雑である。【0011】塩酸酸性(pH2.0)、37℃でのペプシン消化では、栄養因子の大部分は分解されてしまう。しかし、いずれの製造法においても、塩酸を用いるため、陰イオン交換樹脂による塩酸の可及的除去、苛性ソーダー液によるPHの適正な中性化を必要とする。さらに、胎盤の中に比較的大量に含まれる過酸化脂質や胎盤臭の除去に活性炭を用いているが、不十分であり、有効な栄養因子の減損の役割が大きい。【0012】【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の抽出方法におけるような酵素消化過程に於ける適正作用PHの調整、消化完了後の塩酸の除去およびプラセンタエキスとしてのPHの最終補正など、処理の繁雑さを解消するプラセンタエキスの製造方法が望まれていた。【0013】【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の耐熱性中性タン白質分解酵素を使用することにより、酵素消化過程における煩雑さ、すなわち、酵素消化過捏に於ける適正作用PHの調整、消化完了後の塩酸の除去およびプラセンタエキスとしてのPHの最終補正などの処理の繁雑さを簡素化することが可能となり、また有効な消化ができることを見出した。【0014】本発明は、正常分娩ヒトまたはブタ胎盤を、プロテアーゼーS、パパインW−40、プロテアーゼーNまたはプロテアーゼーPより選ばれる耐熱性中性タン白質分解酵素を使用して酵素消化することを特徴とするプラセンタエキスの製造方法であり、また、この際、プロテアーゼーS、パパインW−40、プロテアーゼーNまたはプロテアーゼーPより選ばれる複数種の耐熱性中性タン白質分解酵素を使用して酵素消化することを特徴とするプラセンタエキスの製造方法であり、また、この酵素消化を撹拌下、温度25〜65℃で行うことを特徴とするプラセンタエキスの製造方法である。【0015】【発明の実施の形態】ヒトまたはブタの正常分娩により娩出される胎盤を使用する。胎盤は、通常、変性、アポトーシス、懐死などの退行性変化を伴っており、血液を含む離漿および黒褐色血餅を水道水で洗浄しながら充分に除去する。好ましくは、羊膜を可及的に切除し、胎盤(臍帯を含む)を4〜5等分にカットし、水洗し、ポリエチレンの袋に入れて(乾操を防ぐため)、−10〜−20℃に凍結保存する。凍結期間1ケ月以内には製造工程に入る。【0016】製造に際しては、解凍して、好ましくは、脱塩水で洗浄し、胎盤重量の(等量/2倍量)の脱塩水を加えながら、ミンチにかけて切り刻み、好ましくは120℃程度で、15分間程度高圧滅菌してタン白質や細胞外マトリックスの高分子化合物の高次構造を破壊(褐色に変色し、ホモジナイズおよび酵素消化が容易になる)する。生の臍帯や羊膜、隔膜などはホモジナイズされ難い。【0017】ホモジナイザーで粥状にし、タン白質分解酵素を加える。耐熱性中性タン白質分解酵素は、プロテアーゼーS、パパインW−40、プロテアーゼーNまたはプロテアーゼーPより選ばれる。これらは、いずれもタン白分解酵素であり、いずれも中性領域で作用し、また耐熱性に優れる。パパインW−40はパパイア果汁の乳汁から抽出されたものである。プロテアーゼーS、パパインW−40、プロテアーゼーNまたはプロテアーゼーPは、いずれも天野エンザイム株式会社より市販されている。この添加量は胎盤の重量の0.05〜0.15%程度が好ましい。また、酵素消化は、プロテアーゼーS、パパインW−40、プロテアーゼーNまたはプロテアーゼーPより選ばれる耐熱性中性タン白質分解酵素を複数種使用すると重複消化が可能となるので好ましい。【0018】また、酵素消化を撹拌下、好ましくは温度25〜65℃で行うと、雑菌の混入・増殖を積極的に抑制することが出来るので好ましい。特に、この際、撹拌機付き・恒温ヒーター付きの酵素反応タンクを使用すると雑菌の混入・増殖を積極的に抑制することが出来るので好ましい。タン白質分解酵素を加え、好ましくは攪拌機・恒温ヒーター付酵素反応タンクにて好ましくは、10〜24時間、消化し液状化する。消化液のPHは8.0〜5.0で無調整で行う。【0019】酵素消化に於ける温度条件は各酵素特性より好ましくは次を基本として設定する。・高温耐熱性・中性タン白質分解酵素:プロテアーゼ−Sは、55℃〜65℃・高温耐熱性・中性タン白質分解酵素:パパイン−W40は、45℃〜50℃・中温耐熱性・中性タン白質分解酵素:プロテアーゼ−Nは、30℃〜55℃・低温・中性タン白質分解酵素:プロテアーゼーPは25℃〜45℃(但し、いずれの酵素も天野エンザイム株式会社製)【0020】酵素消化の開始時には、防腐剤を加えることも好ましい。防腐剤としては、ヘキサノール/エタノール混合物(好ましくは1対1)が好ましく挙げられ、その添加量は、好ましくはホモジネイト容積の1〜0.1%の割合に加える。【0021】酵素消化の進行と共に過酸化脂質や胎盤臭の成分はヘキサノールと共に垢状に液面に浮上する。浮上する垢状物質をヘキサノール層と一緒に布製の網で潰し取る。更に、好ましくは、へキサノール/エタノール混合液を加え、攪拌し、しばらく放置して同じ操作をもう一度、繰り返す。消化後、布製の網で濃過して羊膜、胎盤隔膜、血管などの未消化の破片を濾し取る。【0022】濾液に防腐剤を加えて、高圧滅菌し、放冷し、濃縮した後、凍結乾燥(好ましくは水分3%以下)し、無菌状態で粉砕し、ハードカプセルに詰め、プラセンタエキス粉末製品とする。【0023】また、酵素消化終了後の消化液にL−アルギニン、ニンニクエキスなどの栄養素を配合し、高圧滅菌(例えば120℃、15分間)してもよい。【0024】【実施例】本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明する。実施例1(原料処理工程)正常分娩ヒトまたはブタより娩出した胎盤を生のまま凍結し、7日〜10日間静置した凍結胎盤および勝帯2,000gは水道水で洗浄、解凍経過中に3〜5cmにカットし、付着している血液、血餅などは棄て、直ちにホモゲナイザーで粥状にした。【0025】(原料調整工程(1))この粥状胎盤を高圧滅菌器で殺菌(120℃、10〜15分間)し、放冷(室温)し、遊離した液体部分に植物性、耐熱性タン白質分解酵素パパインW−40(2.0グラム)を溶かし、再度ホモゲナイザーで均一化し、2,000gの調整原料(1)を得た。【0026】(酵素消化工程・調整工程・原料(2))調整原料(1)を攪拌機・恒温ヒーター付酵素反応タンクに注入し、10N苛性ソーダーにて水素イオン濃度PH7.0に調整し、ヘキサノール0.1m1を加え、50℃〜55℃の恒温条件で20時間、調整原料(1)の酵素消化を行った。消化液には防腐剤(パラべン)2gを加え、高圧滅菌器で殺菌(120℃、10〜15分間)し、放冷(室温)の後、濾布にて濾過し、一部の沈殿物を除き、1,900gの調整原料(2)を得た。【0027】(凍結乾燥工程)調整原料(2)を濃縮エキス分15%まで濃縮し、凍結乾燥(水分3%以下)し、無菌状態で粉砕し、ハードカプセルに詰めプラセンタエキス製品を得た。実施例1により得たプラセンタエキスの製造実験成績は表1の如くである。【0028】【表1】【0029】上記とパパイン−W40を、プロテアーゼ−S、プロテアーゼ−N、プロテアーゼ−Pに変えた以外は同様にし、以下の成分調整工程によりプラセンタエキスを製造した。【0030】(成分調整工程)調整原料(2)は常温にて0.45〜0.20μmセルロースアセテイトメンブランフィルターで濾過し、バラペン0.2%含有無菌水で成分量を調整し、1,874g〜1,906g(約1,874ml〜1,906ml)のプラセンタエキス液状製品を得た。表2は、実施例1で得られたプラセンタエキス製品試験成績である。【0031】【表2】【0032】プロテアーゼーNにより製造したプラセンタエキス液状製品の性質は次の如くであった。【0033】また、凍結乾燥により製造したプラセンタエキス粉末の製品試験成績は次の如くである。【0034】実施例2実施例1より、プロテアーゼ−N使用による収量ならびに窒素含量が良好であることがわかったので、製造量をスケールアップした状態で再テストした。(原料処理工程)正常分娩ヒトまたはブタより娩出した胎盤を生のまま凍結し、7日間静置した凍結胎盤および臍帯10,000gは水道水で洗浄、解凍経過中に3〜5cmにカットし付着している血液、血餅などは棄て、直ちにホモゲナイザーで粥状にし、3℃、5日間冷蔵庫に保存した。【0035】(原料調整工程・調整原料(1))粥状胎盤は高圧滅菌器で殺菌(120℃、10〜15分間)し、放冷(室温)し、遊離した液体部分に中性タン白質分解酵素プロテアーゼーN 2.5gを溶解し、元に戻し、再度ホモゲナイザーで均一化し、10,000gの調整原料(1)を得た。【0036】(酵素消化工程・調整原料(2))調整原料(1)は、攪拌機・恒温ヒーター付き酵素反応タンクに注入し、10N苛性ソーダーにて水素イオン濃度pH7.0に調整、へキサノール0.5mlを加え、55℃の恒温条件で20時間、調整原料(1)の酵素消化を行った。消化液には防腐剤(パラペン)10gを加え、高圧滅菌器で殺菌(120℃、10〜15分間)し、放冷(室温)の後、ヤシガラ炭100gを加え、遠心分離器により不溶沈殿物を除き同時に脱色し、9,500gの調整原料(2)を得た。【0037】(成分調整工程)調整原料(2)は常温にて、0.45μmセルロースアセテイトメンブランフィルターで濾過し、さらに0.20μmセルロ←スアセテイトメンブランフィルターで濾過し、バラペン0.2%含有無菌水で成分量を調整し、9,500g(約9,500ml)のプラセンタエキス液状製品を得た。実施例2により得たプラセンタエキスの製品試験成績は表3の如くである。【0038】【表3】【0039】またプラセンタエキスの性状は実施例1のプロテアーゼ−Nにより製造したプラセンタエキスの性状の範囲内であった。【0040】実施例3(2種類の酵素で重複消化法での製造例)(原料処理工程)正常分娩ヒトまたはブタより娩出した胎盤を生のまま凍結し、7日間静置した凍結胎盤および臍帯2,000gは水道水で洗浄、解凍経過中に3〜5cmにカットし、付着している血液、血餅などは棄て、直ちにホモゲナイザーで粥状にし、3℃、5日間冷蔵庫に保存した。【0041】(原料調整工程・調整原料(1))粥状胎鮭は高圧滅菌器で殺菌(120℃、10〜15分間)後、放冷し、遊離した液体部分に中性タン白質分解酵素はプロテアーゼーS、パパインーW40、プロテアーゼーN、プロテアーゼーPのいずれの場合も、0.5gを溶解し、元に戻し、再度ホモゲナイザーで均一化し、2,000gの調整原料(1)を得た。【0042】(酵素消化工程A・調整原料(2))調整原料(1)は、攪拌機・恒温ヒーター付き酵素反応タンクに注入し、10N苛性ソーダーにて水素イオン濃度pH7.0に調整、へキサノール0.1mlを加え、25〜65℃恒温朱件で10時間、調整原料(1)の酵素消化を行って、調整原料(2)を得た。【0043】(酵素消化工程B・調整原料(3))酵素消化した調整原料(2)に、中性タン白質分解酵素を表4に記載した組み合わせで各酵素0.5gを一部の調整原料(2)に溶解し、元に戻し、十分攪拌の後、重複酵素消化を行った。【0044】【表4】【0045】重複酵素消化は攪拌機・恒温ヒーター付き酵素反応タンクの適正反応温度を設定し、追加10時間、調整原料(2)の酵素消化を行った。消化終了液には防腐剤(バラペン)2.0gを加え、高圧滅菌器で殺菌(120℃、1.0〜15分間)し、放冷(室温)の後、ヤシガラ炭(20g)を加え、遠心分離器により不溶沈殿物を除き同時に脱色し、2,000gの調整原料(3)を得た。【0046】(成分調整工程)調整原料(3)は常温にて、ポアサイズ0.45μmセルロースアセテイトメンブランフィルターで濾過し、さらにポアサイズ0.20μmセルロースアセテイトメンブランフィルターで濾過し、パラペン0.2%含有無菌水で成分量を調整し、約1,820g〜1,900g(約1,820ml〜1,900ml)のプラセンタエキス液状製品を得た。【0047】実施例3により得たプラセンタエキスの製造実験成績は表5の如くである。但し、酵素組合せNoは表4による。【0048】【表5】【0049】【発明の効果】本発明によるプラセンタエキスは満期正常分娩のヒトまたはブタ胎盤を中性タン白質分解酵素による消化で液状化し加熱滅菌して調整したものであるので、酵素消化を受けたタン白質や加水分解された栄養成分と栄養芽細胞が作り出した栄養因子を100%抽出したエキスである。【0050】本発明の製造方法は、酵素消化過程に於けるPH調節等の作業の繁雑さを簡素化できる。また、攪拌・恒温ヒーター付き酵素反応タンクの使用により、耐熱性中性タン白質分解酵素による消化が容易にできるのみならず、任意の反応条件の中性タン白質分解酵素の選択、複数の中性タン白質分解酵素による重複消化が可能となり、この事により雑菌の混入・増殖を積極的に抑制することができる。したがって、高収量の有効成分の抽出が低コストで行うことができる。【0051】また、本発明によるプラセンタエキス粉末は医薬品として投与することが出来るだけでなく、種々の形態,例えば栄養補助食品(飲料も含む)の形で与えることも可能である。 正常分娩ヒトまたはブタ胎盤を、プロテアーゼーS、パパインW−40、プロテアーゼーNまたはプロテアーゼーPより選ばれる耐熱性中性タン白質分解酵素を使用して酵素消化することを特徴とするプラセンタエキスの製造方法。 プロテアーゼーS、パパインW−40、プロテアーゼーNまたはプロテアーゼーPより選ばれる複数種のタン白質分解酵素を使用して酵素消化することを特徴とする請求項1に記載のプラセンタエキスの製造方法。 酵素消化を撹拌下、温度25〜65℃で行うことを特徴とする請求項1に記載のプラセンタエキスの製造方法。 【課題】従来の抽出方法におけるような酵素消化過程に於ける適正作用PHの調整、消化完了後の塩酸の除去およびプラセンタエキスとしてのPHの最終補正など、処理の繁雑さを解消するプラセンタエキスの製造方法を提供する。【解決手段】特定の耐熱性中性タン白質分解酵素を使用することにより、酵素消化過程における煩雑さ、すなわち、酵素消化過捏に於ける適正作用PHの調整、消化完了後の塩酸の除去およびプラセンタエキスとしてのPHの最終補正などの処理の繁雑さを簡素化することが可能となり、また有効な消化ができる。


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