生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_洗浄剤組成物
出願番号:2002236748
年次:2004
IPC分類:7,C11D3/48,A61K7/50,C11D3/20


特許情報キャッシュ

岩本 努 JP 2004075815 公開特許公報(A) 20040311 2002236748 20020815 洗浄剤組成物 ライオン株式会社 000006769 岩本 努 7 C11D3/48 A61K7/50 C11D3/20 JP C11D3/48 A61K7/50 C11D3/20 1 OL 29 4C083 4H003 4C083AA112 4C083AA122 4C083AB232 4C083AB242 4C083AB332 4C083AC022 4C083AC132 4C083AC242 4C083AC342 4C083AC402 4C083AC422 4C083AC432 4C083AC472 4C083AC482 4C083AC532 4C083AC542 4C083AC562 4C083AC582 4C083AC692 4C083AC712 4C083AC812 4C083AC852 4C083AD022 4C083AD042 4C083AD072 4C083AD092 4C083AD152 4C083AD162 4C083AD201 4C083AD202 4C083AD211 4C083AD212 4C083AD262 4C083AD512 4C083AD532 4C083CC17 4C083CC23 4C083DD21 4C083DD22 4C083DD41 4C083EE16 4H003AB03 4H003AB09 4H003AB10 4H003AB22 4H003AC08 4H003AC13 4H003AC15 4H003AD02 4H003AD04 4H003AE05 4H003BA01 4H003BA12 4H003BA15 4H003DA02 4H003EB07 4H003ED02 4H003FA02 4H003FA33 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、整肌効果(肌のハリ、ツヤ、キメ等の改善)及び美白効果に優れた洗浄剤組成物に関する。【0002】【従来の技術】肌のハリ、ツヤ、キメ等の改善や肌の美白は、消費者が強く要望するところのものである。ポリフェノール化合物が、皮膚に対する収斂、抗酸化作用を持ち、肌のハリ、ツヤ、キメ等を改善する整肌効果や美白作用を持つことが知られている。しかし、ポリフェノール化合物はその安定配合が困難であった。製剤において着色や沈降1フェノール化合物配合の皮膚化粧料として特開昭61−236713、特開平5−163131、特開平6−128142などが開示されている。いずれもポリフェノール化合物の整肌効果を期待した皮膚化粧料であるが、製剤において着色が生じ、製品価値上、好ましくない。また、沈降する為に肌に働く有効濃度が下がり、効果も満足できるものではない。また、従来、リーブンオンタイプの製剤が多く提案されている。しかし、肌の広い面積を均一に、簡便に処理できる洗浄剤タイプで、且つ、着色や沈降が生じるなどの課題を解決したものはなかった。【0003】【発明が解決しようとする課題】本発明は、没食子酸誘導体を含有する整肌効果(肌のハリ、ツヤ、キメなど)及び美白効果に優れた洗浄剤組成物を提供することを目的とするものである。【0004】【課題を解決する為の手段】上記事情を鑑み鋭意研究を進めた結果、洗浄剤に配合した場合でも没食子酸の整肌効果を維持したまま、着色や沈降を抑制した没食子酸誘導体を開発し、本発明に到った。即ち、本発明は、下記一般式(1)で示される没食子酸誘導体から選択される一種又は二種以上の化合物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物を提供するものである。【化2】[式(1)中のR1は、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム塩あるいは炭素数1から18のアルキル基又はアルケニル基の何れか一つであり、R2、R3、R4は、水素原子、水酸基、炭素数1から18のアルコキシ基、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基、単糖、2糖若しくはオリゴ糖残基を示し、R2、R3、R4のうち少なくとも一つは、水酸基であり、更に、R2、R3、R4のうち少なくとも一つは単糖、2糖、オリゴ糖残基を表わす。]【0005】本発明の皮膚外用組成物に配合される安定化された没食子酸誘導体は、下記一般式で表わされる没食子酸誘導体の少なくとも1種からなることを特徴とするものである。 上記(1)式で表わされる没食子酸誘導体は、ポリフェノール化合物である没食子酸およびそのエステル体を配糖化したものであり、配糖化する以前の没食子酸及びそのエステル体が有する、抗酸化、弾力性付与能力などの特性を何等阻害することなく、該没食子酸誘導体が溶存している系での着色や沈殿を実用上問題のない程度にまで防止でき、しかも、配合組成上の制限が極めて少ないので、水溶性及び経時安定性に優れた安定化された没食子酸誘導体となるものである。【0006】上記一般式(1)で表わされる没食子酸誘導体としては、たとえば、没食子酸メチルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−4−グルコシド、没食子酸メチルエステル−3,5−ジグルコシド、没食子酸プロピルエステル−3−グルコシド、没食子酸メチルエステル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルコシド、没食子酸−3,5−ジグルコシド、没食子酸−3−マルトシド、没食子酸オクチル−3−マルトシド、没食子酸−3−グルクロニド、没食子酸ガラクツロニドなどが挙げられる。これらの中でも、原料供給性、製造容易性などから没食子酸メチルエステル−3,5−ジグルコシド、没食子酸−3,4−ジグルコシド、没食子酸−3,5−ジグルコシド等の没食子酸二配糖体などが特に好適である。これらは1種単独または2種以上の混合物として用いることができる。【0007】本発明において、使用できる成分に特に規定はないが、洗浄剤組成物としての機能の点から、界面活性剤を含むことが望ましい。界面活性剤としてアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上の界面活性剤を配合すると、起泡性やマイルド性、洗浄性など洗浄剤に求められる多様な性能を満たすためにより効果的である。【0008】ここで、本発明の洗浄剤組成物に配合し得るアニオン性界面活性剤としては、通常の洗浄剤に用いられるものであれば特に制限されず、例えば高級脂肪酸塩型、スルホン酸塩型、硫酸エステル塩型、アルキルリン酸エステル塩型などを用いることができる。より具体的には、上記高級脂肪酸塩型アニオン性界面活性剤としては、例えばC12〜C18の飽和及び不飽和脂肪酸の他、これらの混合物であるヤシ油脂肪酸、硬化ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸などのカリウム塩、ナトリウム塩、トリエタノールアミン塩、アンモニウム塩などの脂肪酸石けん、アルキルエーテルカルボン酸塩、N−アシルサルコシン塩、N−アシルグルタミン酸塩などが挙げられ、より具体的には、例えばラウリン酸カリウム、ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルメチル−β−アラニントリエタノールアミンなどが挙げられる。上記高級脂肪酸塩は、そのものを配合しても良いし、又は、洗浄剤組成物中に脂肪酸とアルカリをそれぞれ別々に配合して、中和して用いても良い。【0009】本発明の洗浄剤組成物に配合し得るスルホン酸塩型としては、例えばN−アシルアミノスルホン酸塩、ポリオキシエチレンスルホコハク酸塩などが挙げられ、より具体的には、例えばN−ココイルメチルタウリンナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸ナトリウムなどが挙げられる。また、上記硫酸エステル塩型としては、例えば高級アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩などが挙げられる。更に、上記アルキルリン酸エステル塩型としては、例えばモノラウリルリン酸トリエタノールアミン、モノラウリルリン酸ジカリウムなどが挙げられる。【0010】本発明の洗浄剤組成物に配合し得る両性界面活性剤及び半極性界面活性剤としては、通常の洗浄剤に用いられるものであれば特に制限されず、例えばイミダゾリン型(アミドアミン型)、アミドアミノ酸塩、カルボベタイン型(アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン)等のカルボン酸型両性界面活性剤、スルホベタイン型(アルキルスルホベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン)、ホスホベタイン型、アシル第3級アミンオキサイド、アシル第3級ホスフォンオキシドなどを使用することができる。【0011】上記カルボン酸型両性界面活性剤としては、より具体的には、上記イミダゾリン型として、例えばヤシ油アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなど、上記アルキルベタインとして、例えばラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなど、上記アルキルアミドベタインとして、例えばヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインなどが挙げられる。また、上記アルキルスルホベタインとして、例えばヤシ油脂肪酸ジメチルスルホプロピルベタインなど、上記アルキルヒドロキシスルホベタインとして、例えばラウリルジメチルアミノヒドロキシスルホベタインなど、上記ホスホベタイン型として、例えばラウリルヒドロキシホスホベタインなどが挙げられる。更に、上記アシル第3級アミンオキサイドとしては、例えばラウリルジメチルアミンオキサイドなど、上記アシル第3級ホスフォンオキサイドとしては、例えばラウリルジメチルホスフォンオキサイドなどが挙げられる。【0012】本発明の洗浄剤組成物に配合し得るノニオン性界面活性剤としては、通常の洗浄剤に用いられるものであれば特に制限されず、例えばポリオキシアルキレン付加型ノニオン性界面活性剤、モノあるいはジエタノールアミド型ノニオン性界面活性剤、糖系ノニオン性界面活性剤、グリセリン系ノニオン性界面活性剤などを使用することができる。ここで、上記ポリオキシアルキレン付加型ノニオン性界面活性剤には、1種のポリオキシアルキレン付加型と2種以上のポリオキシアルキレン付加型があり、いずれも好適に使用することができる。具体的には、前者として、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、後者として、例えばポリオキシプロピレン・ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどが挙げられる。上記モノあるいはジエタノールアミド系ノニオン性界面活性剤としては、例えばラウリン酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、N−ポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミドなどが挙げられる。【0013】上記糖系ノニオン性界面活性剤としては、例えば糖エーテル系であるアルキルサッカライド系、糖アミド系、ソルビタン脂肪酸エステル系、ショ糖脂肪酸エステル系などが挙げられ、上記アルキルサッカライド系ノニオン性界面活性剤として、より具体的には、下記一般式(2)で表されるものなどが挙げられる。【化3】(但し、上記式(2)中、R2は炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基を示し、R3は炭素数2〜4のアルキレン基を示す。また、Gは炭素数5〜6の還元糖を示し、rは0〜10、sは1〜10の数を示す)また、上記糖アミド系ノニオン性界面活性剤として、より具体的には、例えばN−メチルラウリルグルカミドなどのN−メチルアルキルグルカミド等が挙げられ、上記ソルビタン脂肪酸エステル系ノニオン性界面活性剤として、より具体的には、例えばモノイソステアレン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタンなどが挙げられる。更に、上記ショ糖脂肪酸エステル系ノニオン性界面活性剤として、より具体的には、例えばラウリン酸ショ糖エステル、ショ糖モノステアレート、POPショ糖モノラウレートなどが挙げられる。【0014】上記グリセリン系ノニオン性界面活性剤としては、例えばセスキオレイン酸グリセリン、ポリオキシエチレングリセリルモノステアレートなどのモノグリセリン脂肪酸エステル系ノニオン性界面活性剤、モノイソステアリン酸ポリグリセリル等の脂肪酸エステル型ポリグリセリン系ノニオン性界面活性剤、ポリグリセリル・ポリオキシブチレンステアリルエーテルなどのアルキルエーテル型ポリグリセリン系ノニオン性界面活性剤等が挙げられる。【0015】上記界面活性剤は、1種単独で又は2種以上を組合せて使用することができるが、皮膚を洗浄することを第一目標にした洗浄剤の場合、特に上記アニオン性界面活性剤と上記両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤を組合せて使用することが、起泡性の点から好ましい。上記両性界面活性剤及び半極性界面活性剤の中では、起泡性の点からカルボン酸型両性界面活性剤やアシル第3級アミンオキサイドが好ましく、安定性の点からは脱塩処理したものが好ましい。特に、アニオン性界面活性剤として高級脂肪酸塩、両性界面活性剤としてカルボン酸型両性界面活性剤を併用することにより、泡膜の安定性が向上し、より高い増泡効果が得られる。一方、台所洗剤の場合は食器や野菜を洗浄することが第一目的であるが直接手に触れるものであり、食器の油汚れをよく落とす洗浄力とともに肌にマイルドであることが求められる。そのために、上記アニオン性界面活性剤とノニオン界面活性剤と上記両性界面活性剤及び/又は半極性界面活性剤を組合せて使用することが洗浄力とマイルド性、泡性能の点から好ましい。特にアニオン性界面活性剤としてはアルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩等が洗浄力の点で好ましい。また、両性界面活性剤及び半極性界面活性剤としてはアルキルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルイミダゾリウムベタイン、アシル第3級アミンオキサイドが泡性能とマイルド性をより一層の向上させるために好ましい。【0016】本発明の洗浄剤組成物に上記界面活性剤を配合する場合、組成物中の界面活性剤の配合量は特に制限されるものではないが、通常組成物全体に対して5〜90質量%、好ましくは10〜80質量%、より好ましくは10〜50質量%とすると好適である。5質量%に満たないと起泡性が充分ではない場合があり、90質量%を超えると洗浄剤組成物の製造時の操作性が低下する場合がある。ただし、固形洗浄剤組成物においてはこの限りではない。【0017】本発明の洗浄剤組成物は、上記成分に加えて、通常洗浄剤組成物に使用される任意成分を本発明の効果を妨げない範囲で適宜配合することができる。このような任意成分としては、例えば油分、シリコーン類、低級/高級アルコールなどのアルコール類、蛋白誘導体、水溶性高分子化合物、アクリル樹脂分散液、ビタミンなどの薬剤、殺菌剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、金属封鎖剤、紫外線吸収剤、動植物抽出物又はその誘導体、酵素、色素、香料、顔料、無機粉体、ナイロン、ポリエチレンなどのポリマー水不溶性粉体などが挙げられる。なお、これらの任意成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量配合される。【0018】本発明の洗浄剤組成物の性状は、特に限定されるものではなく、例えば、ペースト状、ゲル状、液体状、固体状等の剤型とすることができる。また、可溶化物、乳化物、粉体分散物などが挙げられる。【0019】更に、上記洗浄剤組成物は、通常の容器が適用でき、例えば、ポンプ容器、チューブ、フォーマー容器、袋状容器、などが挙げられる。フォーマー容器を使用する場合は、該洗浄剤組成物の粘度は5℃において、100mPa・s以下に、更に好ましくは50mPa・s以下に調整することが、泡形成性の点から好ましい。また、フォーマー容器は、ポンプ式でも、スクイーズ式でも特に限定されないが、内容物を通過させて泡を形成させる多孔質体は100メッシュ以上、好ましくは100〜400メッシュ、より好ましくは200〜350メッシュがよく、その枚数も2枚以上が泡形成性の点から好ましい。より具体的には、特開平7−315463号公報及び特開平8−230961号公報に記載されたフォーマー容器を好適に使用することができる。【0020】また、本発明の洗浄剤組成物は、洗浄剤組成物の常法に準じて調製することができ、本発明の洗浄剤組成物を調製する装置としては、剪断力と全体混合できる複数の攪拌羽根、例えば、プロペラ、タービン、ディスパーなどを備えた攪拌装置が望ましく、特に好ましくは、アジホモミキサー、逆流ミキサー、ハイブロッドミキサー、プロッダーなどが望ましい。【0021】以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。なお、以下の例において「%」は、いずれも「質量%」を表わし、実施例記載の成分量は、全て純分換算である。[実施例1〜34及び比較例1〜3]下記表1〜5に示す配合組成で常法に準じて洗浄剤組成物を調製し、実施例1〜34及び比較例1〜3の洗浄剤組成物を得た。各洗浄剤組成物の整肌効果(肌のハリ、ツヤ、キメ)及び美白効果を下記方法により評価した。これらの結果を下記表6〜9に併記する。【0022】なお、上記実施例及び比較例の組成において、プロピレングリコール10%、エデト酸0.2%、ジブチルヒドロキシトルエン0.1%を共通成分として配合した。使用される香料組成物の香料原料は、特開2002−128658号の[0027]〜[0045]記載のリストを引用することにより本明細書の開示の一部とされる。また実施例1〜48の実施例及び比較例1〜5の組成物は、特に記載のない限り、以下に示す包装容器に収容し、品質に問題のないことを確認している。略号:PP ポリプロピレン、PET ポリエチレンテレフタレート、HDPE高密度ポリエチレン、LDPE 低密度ポリエチレン、NY ナイロン容器1:ボトル(材質:最内層HDPE、最外層PP)、ポンプディスペンサー(材質:PP、PE)容器2:ボトル(材質:PET)、ポンプディスペンサー(材質:PP、PE)容器3:ボトル(材質:PP)、ポンプディスペンサー(材質:PP、PE)容器4:ボトル(材質:HDPE)、ポンプディスペンサー(材質:PP、PE)容器5:ボトル(材質:軟質ガラス)、キャップ(材質:PP)容器6:袋状容器(材質:最内層LDPE、中間層アルミニウム層、最外層PET)容器7:袋状容器(材質:最内層LDPE、中間層アルミニウム蒸着層、最外層ナイロン)容器8:袋状容器(材質:ガラス蒸着)【0023】【表1】【0024】【表2】【0025】【表3】【0026】【表4】【0027】【表5】【0028】また、実施例1〜35及び比較例1〜3で使用した各種成分は以下の通りである。*1 アミノソープ AR−11(味の素製)*2 アミソフトLK−12(味の素製)*3 ソイポンSLE(川研ファインケミカル製)*4 ビューライトLSS(三洋化成製)*5 NIKKOL ホステン HLP−N(日光ケミカルズ製)*6 NIKKOL LMT(日光ケミカルズ製)*7 サンノールLMT−1430(ライオン化学製)*8 エナジコールEC−30(ライオン化学製)*9 ELFAN AT−84(ライオン化学製)*10 アミライトCGK−12(味の素製)*11 エナジコールDP−30(ライオン化学製)*12 レボンAPL(三洋化成)*13 NIKKOL AM−301(日光ケミカルズ製)*14 オバゾリンLB−SF(東邦化学工業製)*15 エナジコールL−30B(ライオン化学製)*16 MIRANOL C2M−NP−HV (日光ケミカルズ製)*17 ソフタゾリン HL−R (川研ファインケミカル製)*18 ソフタゾリン CL (川研ファインケミカル製)*19 ソフタゾリン LSB (川研ファインケミカル製)*20 アミセーフ(味の素製)*21 アロモックスDM12DW(C)(ライオン化学製)*22 ソフタミン C−3(東邦化学工業製)*23 ソフタミン LD(東邦化学工業製)*24 カチオンBB(日本油脂製)*25 アーカード 16−29(ライオン化学製)*26 アーカード T−28(ライオン化学製)*27 アーカード 2HTフレーク(ライオン化学製)*28 カチナールOB−80E(東邦化学工業製)*29 カチナールSPC−20AC(東邦化学工業製)*30 カチナールMPAS(東邦化学工業製)*31 Lanoquat DES 50(日光ケミカルズ製)*32 CAE(味の素製)*33 SH200C−30cs(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*34 SH200−10,000cs(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*35 SH200−100,000cs(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*36 SH200−1,000,000cs(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*37 SH245(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*38 SH556(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*39 SH771M(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*40 SH3775M(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*41 SH3748東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*42 DC5200(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)*43 エマレックス HC−5(日本エマルジョン製)*44 エマレックス HC−30(日本エマルジョン製)*45 エマレックス RWIS−10(日本エマルジョン製)*46 エマレックス SPO−150(日本エマルジョン製)*47 エマレックス LGOD−5(日本エマルジョン製)*48 エマレックス 703(日本エマルジョン製)*49 エマレックス 102(日本エマルジョン製)*50 エマレックス 603(日本エマルジョン製)*51 エマレックス OD−5(日本エマルジョン製)*52 エマレックス LWS−5(日本エマルジョン製)*53 エマレックス PGML(日本エマルジョン製)*54 エマレックス GWIS−10(日本エマルジョン製)*55 エマレックス HC−5(日本エマルジョン製)*56 エマレックス RWIS−10(日本エマルジョン製)*57 エマレックス SPO−150(日本エマルジョン製)*58 エマレックス LGOD−5(日本エマルジョン製)【0029】肌のハリ、ツヤ、キメの改善効果試験被験者30名について、下記の方法にて荒れ肌を作成し、本発明の実施例、比較例の洗浄剤組成物を1ヶ月間一日一回、作成した荒れ肌部に使用し、肌のハリ、ツヤ、キメの改善効果を専門評価者による目視判定により調べた。<荒れ肌作成方法>上腕内側の2cm角の皮膚を、一日一回10分間、1%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液5mLで浸漬する。この操作を6日間繰り返す。<皮膚洗浄剤使用方法>洗浄剤組成物を3度硬水にて20倍希釈した液体5mLで作成した荒れ肌部を洗浄し、その後、水道水にて十分すすぐ。<評価基準>専門評価者が目視判定にて、荒れ肌作成前、実施例あるいは比較例の洗浄剤組成物による処理の開始時の肌状態、1ヶ月後の肌状態の変化から改善度を判定した。併せて、写真撮影による評価を用いた。評点は、平均値の小数点以下一桁を四捨五入して表わした。5:開始時から状態が良好になっており、荒れ肌作成前の状態より改善されている4:開始時から状態が良好になっており、荒れ肌作成前の状態にまで改善している3:開始時から状態が良好になっているが、荒れ肌作成前の状態にまでは改善していない2:開始時から状態が変化していない1:開始時より状態が悪化している【0030】美白効果試験被験者30名について、上腕内側の2cm角の皮膚に紫外線照射による日焼けを作成し、本発明の実施例、比較例の洗浄剤組成物を1ヶ月間一日一回、作成した日焼け部に使用し、皮膚色の改善効果を専門評価者による目視判定により調べた。<皮膚洗浄剤使用方法>洗浄剤組成物を3度硬水にて20倍希釈した液体5mLで作成した荒れ肌部を洗浄し、その後、水道水にて十分すすぐ。<評価基準>専門評価者が目視判定にて、実施例あるいは比較例の洗浄剤組成物による処理の開始時の肌状態、1ヶ月後の肌状態の変化から改善度を判定した。併せて、写真撮影による評価を用いた。評点は、平均値の小数点以下一桁を四捨五入して表わした。5:開始時から皮膚色が薄くなり、日焼け前の皮膚色より薄くなっている4:開始時から皮膚色が薄くなり、日焼け前の皮膚色まで改善している3:開始時から皮膚色がやや薄くなりやや改善がみられる2:開始時から皮膚色が変化していない(改善されていない)1:開始時より皮膚色が濃くなっている【0031】【表6】【0032】【表7】【0033】【表8】【0034】【表9】【0035】上記表の結果から明らかなように、本発明の着色や沈降を抑制した没食子酸誘導体を配合した実施例1〜34の洗浄剤組成物は、整肌効果(肌のハリ、ツヤ、肌理など)及び美白効果に優れることが判った。これに対して、没食子酸誘導体を配合しない比較例1は、整肌効果及び美白効果がない。また、着色や沈降を抑制改善していない没食子酸を配合した比較例2、着色や沈降を抑制改善していない没食子酸イソプロピルを配合した比較例3は、その効果が充分に発揮できず、本発明の整肌効果及び美白効果を達成できないことが判った。【0036】【0037】【0038】【0039】【0040】* フォーマー容器(吉野工業社製):特開平7−315463号公報の第2実施例として記載されたフォーマー容器【0041】【0042】包装容器:ピロー包装(最内層LDPE、最外層PP)【0043】包装容器:ピロー包装(最内層LDPE、中間層アルミニウム層、最外層PP)【0044】包装容器:本組成物を特開20001−314342号公報の実施例1〜13に記載されたシートにシート質量の3倍量の上記洗浄剤を含浸させる。これを更にピロー包装(最内層LDPE、中間層アルミニウム層、最外層PP)に収容する。【0045】【0046】【0047】【0048】【0049】【0050】上記組成に従って、実施例35〜48の洗浄剤組成物を各製剤の常法に準じて調製した。これらについて、上記実施例1と同様に整肌効果及び美白効果を評価したところ、いずれも効果に優れるものであった。【0051】【発明の効果】本発明によれば、整肌効果(肌のハリ、ツヤ、キメ等の改善)及び美白効果に優れた洗浄剤組成物が提供される。 下記一般式(1)で示される没食子酸誘導体から選択される一種又は二種以上の化合物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。式(1)中のR1は、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム塩あるいは炭素数1から18のアルキル基又はアルケニル基の何れか一つであり、R2、R3、R4は、水素原子、水酸基、炭素数1から18のアルコキシ基、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基、単糖、2糖若しくはオリゴ糖残基を示し、R2、R3、R4のうち少なくとも一つは、水酸基であり、更に、R2、R3、R4のうち少なくとも一つは単糖、2糖、オリゴ糖残基を表わす。 【課題】没食子酸誘導体を含有することにより、着色や沈降を防止し、整肌効果(肌のハリ、ツヤ、キメなど)及び美白効果に優れた洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】一般式(1)で示される没食子酸誘導体から選択される一種又は二種以上の化合物を含有することを特徴とする洗浄剤組成物。【化1】式(1)中のR1は、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム塩あるいは炭素数1から18のアルキル基又はアルケニル基の何れか一つであり、R2、R3、R4は、水素原子、水酸基、炭素数1から18のアルコキシ基、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基、単糖、2糖若しくはオリゴ糖残基を示し、R2、R3、R4のうち少なくとも一つは、水酸基であり、更に、R2、R3、R4のうち少なくとも一つは単糖、2糖、オリゴ糖残基を表わす。【選択図】  なし


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