タイトル: | 公開特許公報(A)_コラーゲンと水溶性核タンパク質分解物を含有する配合物 |
出願番号: | 2002177518 |
年次: | 2004 |
IPC分類: | 7,A23L1/30,A23L1/305,A23L2/38,A23L2/52,A61K7/00,A61K7/48 |
谷口 徳之 雲野 修 JP 2004016142 公開特許公報(A) 20040122 2002177518 20020618 コラーゲンと水溶性核タンパク質分解物を含有する配合物 株式会社エル・エスコーポレーション 596037264 萼 経夫 100068618 中村 壽夫 100093193 宮崎 嘉夫 100104145 加藤 勉 100104385 谷口 徳之 雲野 修 7 A23L1/30 A23L1/305 A23L2/38 A23L2/52 A61K7/00 A61K7/48 JP A23L1/30 A A23L1/305 A23L2/38 N A61K7/00 J A61K7/00 K A61K7/00 M A61K7/48 A23L2/00 F 7 OL 9 4B017 4B018 4C083 4B017LC03 4B017LK01 4B017LK06 4B017LK14 4B017LK15 4B017LK16 4B017LK17 4B017LL09 4B017LP06 4B018LB08 4B018MD01 4B018MD19 4B018MD20 4B018MD23 4B018MD44 4B018MD74 4B018MD90 4B018ME14 4B018MF12 4C083AC122 4C083AD411 4C083AD412 4C083AD431 4C083AD432 【0001】【発明が属する技術分野】本発明は、コラーゲンと、特に魚類の白子中に含まれる核タンパク質から得られる水溶性核タンパク質分解物とを含む配合物、並びに該配合物を含有する食品および化粧品に関する。【0002】【従来の技術】コラーゲンは動物の皮膚、骨、歯、関節、血管等の結合組織に含まれる繊維状タンパク質であり、人体では全タンパク質のうちの約3分の1を占め、組織と組織との接着剤として働いている。またコラーゲンは硬タンパク質に属し、一般に水および有機溶媒に不溶であるが、細菌や昆虫が分泌するコラゲナーゼでの加水分解により水溶性とすることができる。【0003】近年、コラーゲンを酵素分解した水溶性ゼラチンや、酵素処理と醗酵により低分子化した醗酵コラーゲンペプチドが美容・健康食品の素材として注目されている。コラーゲン含有食品の食効の中でも、組織機能の活性化、皮膚保湿力の向上、新陳代謝の促進等により肌をしなやかにする効果が特に脚光を浴びている。【0004】一方、デオキシリボ核酸(DNA)およびリボ核酸(RNA)はあらゆる生物細胞中に存在し、生物の遺伝情報を保存している高分子化合物である。これらの核酸の構成成分であるヌクレオチドは、生物のエネルギー源であるATP、代謝調整物質であるcAMPおよびcGMP、並びに補酵素であるNADおよびFADの構成成分でもあり、生命活動において重要な役割を果たしている。にもかかわらず、核酸の栄養学的価値は最近まで殆ど注目されていなかった。しかし、1980年代になって、核酸またはヌクレオチドの摂取が生物の健康状態の増進に役立つという報告が数多く行われ、近年では核酸は第7の栄養素であるとまで言われつつある。【0005】核酸はタンパク質と核酸からなる核タンパク質としても存在する。その一例は、魚類の白子中に含まれプロタミンと核酸からなるヌクレオプロタミンであり、調味料等を製造する原料としての使用例がある(特開平1−222755公報、特開平9−31093号公報等)。【0006】しかしながら核タンパク質は、その優れた食効にもかかわらず、健康食品の成分として有効に利用されていなかった。その理由は、核タンパク質が高分子量の核酸とペプチドからなるためである。高分子量の核タンパク質は水に溶け難く、製剤の剤型が錠剤、顆粒剤、カプセル剤等に限定されてしまう。また、老人、小児、消化器系に問題のある患者等が摂取した場合、十分な消化・吸収を行うことができない惧れがある。一方、核タンパク質を水可溶性および易消化性とするために、核タンパク質を加水分解して核酸およびペプチドを低分子化すると、核タンパク質がその構成単位であるモノヌクレオチドまたはアミノ酸にまで過度に低分子化されて、核酸およびペプチドが有する本来の優れた食効が消失する惧れがある。【0007】【発明が解決しようとする課題】コラーゲンは美容・健康食品の素材として有効なものであるが、その効果は必ずしも満足すべきものでなかった。特に、コラーゲンはそもそも不溶性のタンパク質であるにも関わらず、健康食品等に含まれるコラーゲンは水溶性を付与するために酵素処理等により低分子化したものであり、この観点から従来のコラーゲン含有食品は不備を有していた。【0008】本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は水溶性のコラーゲンを有効成分として含み、そしてコラーゲンの活性を顕著に増大し得る配合物を提供することにある。【0009】【課題を解決するための手段】本発明者等は上記の課題を解決するために研究を行った結果、コラーゲンを含んでなる配合物に、プロテアーゼおよびヌクレアーゼでの加水分解により分子量が1000〜3000である画分を50〜70%含有する程度まで低分子化した水溶性核タンパク質分解物を添加することにより、体内組織の柔軟性の増強や組織の若返り化、皮膚の潤いや艶の改善等、健康および美容面で優れた効果が得られることを見出し、また該配合物が食品および化粧品の有効成分として有用であることを見出して本願発明を完成させた。【0010】即ち、本願請求項1に係る配合物は、コラーゲンと、核タンパク質をプロテアーゼおよびヌクレアーゼで分子量が1000〜3000である画分を50〜70%含有する程度まで加水分解してなる水溶性核タンパク質分解物を含むことを特徴とする。本発明では、コラーゲンに加え、1000〜3000の分子量を有する画分を多く含み、それ故、核タンパク質が本来有する優れた食効が消失していない水溶性核タンパク質分解物を配合することにより、該分解物がコラーゲン再生を支援してコラーゲンの活性を顕著に増大し、優れた食品および化粧品の素材を提供することができる。【0011】本願請求項2に係る配合物は、請求項1記載の配合物において、前記核タンパク質は魚類の白子から得られることを特徴とする。本発明では、核タンパク質の原料として魚類の白子を用いることにより、高品質の水溶性核タンパク質分解物を大量に製造することができる。また魚類の白子中の核タンパク質を構成するプロタミンは多量のアルギニンからなり、そしてアルギニンは老化防止、腎不全、肝不全、アレルギー抑制等について優れた効果を有することが報告されているので、魚類の白子から水溶性核タンパク質分解物を製造することにより、アルギニン由来の食効をも兼ね備えた配合物を提供することができる。【0012】本願請求項3に係る配合物は、請求項1記載の配合物において、前記魚類は、鮭、鱒、鰊および鱈からなる群より選択されることを特徴とする。本発明では、従来はその一部が食用に使用されるのみで、大部分は利用されることなく廃棄されていた鮭、鱒、鰊および鱈の白子より水溶性核タンパク質分解物を製造することにより、配合物全体の製造コストを低減することができる。【0013】本願請求項4に係る配合物は、請求項1記載の配合物において、前記水溶性核タンパク質分解物の水溶性は、その8重量%水溶液が常温および波長380nmで10mm層当り2.0以下の吸光度を示す程度であることを特徴とする。本発明では、水溶性核タンパク質分解物の溶解度を上記の程度とすることにより、配合したときに、所望の食効を発揮するに十分な量の水溶性核タンパク質分解物を水中に溶解させることができる。【0014】本願請求項5に係る配合物は、請求項1記載の配合物において、さらに糖類、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、核酸類またはそれらの組み合わせを含むことを特徴とする。本発明では、コラーゲンおよび水溶性核タンパク質分解物に加え、糖類、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類を配合することにより、さらにコラーゲンの活性を増大することができる。【0015】本願請求項6に係る食品は、有効成分として請求項1ないし5に記載の配合物を含有することを特徴とする。本発明では、コラーゲンおよび水溶性核タンパク質分解物を含んでなる配合物を有効成分として食品に添加することにより、コラーゲンの有する食効を増強したコラーゲン含有食品を提供することができる。【0016】本願請求項7に係る化粧品は、有効成分として請求項1ないし5に記載の配合物を含有することを特徴とする。本発明では、コラーゲンおよび水溶性核タンパク質分解物を含んでなる配合物を有効成分として化粧品に添加することにより、コラーゲンの有する効果を増強したコラーゲン含有化粧品を提供することができる。【0017】【発明の実施の形態】本発明の配合物はコラーゲンと水溶性核タンパク質分解物を含んでなる。コラーゲンおよび核タンパク質は双方ともに水溶性化されており、従って本発明の配合物は、溶液、懸濁液、分散液、乳液等の液状で用いることができる。本発明の配合物では、水溶性核タンパク質分解物中に含まれるオリゴペプチドが再生コラーゲンの源となるとともに、同じく水溶性核タンパク質分解物中に含まれるオリゴヌクレオチドが新陳代謝を促進し、その結果、コラーゲンの再生が促進されてその効果が増大する。【0018】本発明の配合物中のコラーゲンは、例えばウシ、ブタ、ヒツジ、ロバ、ラクダ、ニワトリ、魚類等から製造される。コラーゲンの単離は既知の方法により行い、コラゲナーゼで処理して水溶性化した後に配合物に用いられる。【0019】本発明の配合物中の水溶性核タンパク質分解物は、核タンパク質をプロテアーゼおよびヌクレアーゼで加水分解して、分子量が1000〜3000である画分が、分解物全体に基づいて50〜70%となる程度まで低分子化することにより製造される。好ましい水溶性核タンパク質分解物は、分解物を分子量により分画した場合、30%以下の分子量1000以下の画分、および10%以下の分子量3000以上の画分を含み、そして分子量1000〜3000の画分が60%程度のものである。分子量10000以上の画分は含まないことがさらに好ましい。【0020】元来、核タンパク質を構成する核酸およびペプチドは高分子量のため水不溶性であるが、上記のように低分子化することにより水可溶性となり、ドリンク剤等の広い用途に用いることができ、また消化吸収力が弱い人にも有効に使用することが可能となる。しかしながら、核酸およびタンパク質を際限無しに低分子化すると、最終的にはモノヌクレオチドおよびアミノ酸にまで分解されてしまい、本来の核タンパク質が有する食効が失われる。けれども上記のように低分子化の程度を制限することにより、核タンパク質は本来の食効を保ったまま水に可溶で、かつ消化が容易な状態になる。【0021】前記プロテアーゼとしては、例えばトリプシンを主体とするものが挙げられる。トリプシンは高い特異性を有するセリンプロテアーゼであり、アルギニンおよびリジンのカルボキシル側でペプチド結合を選択的に加水分解するので、アルギニンを多く含むプロタミンの加水分解に適している。また本発明で用いるプロテアーゼは、トリプシンに加えて、他のプロテアーゼ、例えばキモトリプシン等を含むこともできる。【0022】前記ヌクレアーゼは、デオキシリボ核酸(DNA)およびリボ核酸(RNA)の3,5’−ホスホジエステル結合を加水分解し、オリゴ体重合の5’−ヌクレオチドを生成するものである。該プロテアーゼの性質について特に制限はないが、ある程度の熱安定性を備えることが好ましく、ヌクレアーゼでの加水分解は、例えば60〜75℃の範囲内の反応温度で行われ、70℃が最も好ましい。該温度範囲より低い温度で反応を行うと、核タンパク質の低分子化が十分に進行せずに分解物が水溶性とならず、また該温度範囲より高い温度で反応を行うと、低分子化が過度に進行して核タンパク質の優れた食効が失われる惧れがある。【0023】前記水溶性核タンパク質分解物の原料は、好ましくは魚類の白子から得られる。魚類の精子はアルギニンを主な構成成分とするタンパク質であるプロタミンを多く含み、そしてプロタミンを分解して得られるオリゴペプチドは、老化防止、腎不全、肝不全、アレルギー抑制、美肌作用等の優れた効果を示すことが知られている。従って、本発明の配合物において魚類の白子を原料とした水溶性核タンパク質分解物を用いることにより、プロタミン由来の効果を備えた配合物を得ることができる。該魚類とは例えば鮭、鰊、鱒、鱈等であり、これらの白子から皮、筋、血管等を除去した後、精製して油分を除き、続いてプロテアーゼおよびヌクレアーゼでの処理を行う。【0024】こうして製造した水溶性核タンパク質分解物は溶液等として使用するに十分な水溶性を有するが、該水溶性の目安としては、水溶性核タンパク質分解物の8重量%水溶液が常温および波長380nmで10mm層当り2.0以下の吸光度を示す程度である。1.8〜1.5の範囲内となることが好ましい。380nmの波長を有する光線は可視光線に含まれ、人間の目に色彩を感じさせることができる波長の光線である。従って、本発明により得られた水溶性核タンパク質分解物を少なくとも8重量%溶解させた水溶液は常温で清澄となる。この程度の水溶性が達成されれば、水溶性核タンパク質分解物は水溶液に製剤した場合に所望の効果を奏するに十分な濃度で水中に溶解することができる。【0025】本発明の配合物は、さらに糖類、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、核酸類またはそれらの組み合わせを含むことができる。該糖類としては例えばブドウ糖、乳糖、果糖、オリゴ糖および多糖が挙げられ、また該ビタミン類としては例えばビタミンA、B1、B2、B6、B12、B複合体、C、D、EおよびKが挙げられ、該ミネラル類としては例えばマグネシウム、カルシウム、鉄、銅、亜鉛およびセレンが挙げられる。【0026】本発明の配合物へ添加される特に好ましい補助成分は以下のものが挙げられる。・ヒアルロン酸(皮膚保湿力の増強)・活発化ムコ多糖(関節炎の改善および骨の強化)・ビタミンC(コラーゲン再合成の支援)【0027】また本発明の配合物には、抗酸化性を有する成分、体脂肪を低減する成分、血圧を調整する成分、肌に潤いを与える成分、肌を美白化する成分等を適宜添加することもできる。【0028】こうして得られた本発明の配合物は、食品中の有効成分として有利に用いられる。食品としては例えば栄養食品、機能性食品、健康食品、一般食品等が挙げられ、また剤型としては、錠剤、顆粒剤、カプセル剤の他、水溶性を有するため飲料、ドリンク剤、流動食等とすることもできる。そして該食品を摂取することにより、健康状態の増進、老化防止、腎不全、肝不全、アレルギー抑制、生活習慣病の予防と改善等に効果がある。本発明の配合物を食品に添加するときの配合範囲は、例えば健康増進飲料を製造する場合、全体を100重量部としてコラーゲンの配合範囲が0.1〜30.0重量部、そして水溶性核タンパク質分解物の配合範囲が0.1〜5.0重量部である。またビタミン類の配合範囲は例えば0.1〜10.0重量部である。【0029】本発明の配合物は、化粧品中の有効成分として有利に用いられる。化粧品としては例えば溶液、懸濁液、分散液、乳液等の液状の他、クリーム状、ペースト状等であってもよい。これらの化粧品を使用することにより、美肌、皮脂分泌コントロール、表皮細胞賦活化等の効果を奏することができる。本発明の配合物を化粧品に添加するときの配合範囲は、例えば化粧水を製造する場合、全体を100重量部として0.1〜5.0重量部である。また化粧水には、5.0〜30.0の配合範囲でグリセリン類を添加し得る。【0030】【実施例】以下の例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。【0031】実施例1:水溶性核タンパク質分解物の製造1. 鮭白子の前処理冷凍した鮭白子1000g(含水率:78.8%)を解凍し、血抜きおよび水洗を行った。水切りした後、白子の2.5倍量である水2500gと共に粗砕して懸濁液を得た。得られた懸濁液のpHは6.9であった。2. 核タンパク質のプロテアーゼ処理上記の懸濁液を50℃に昇温した後、白子の0.1%であるプロテアーゼ[ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社製、PYN3.0S、主成分:ブタ膵臓からのトリプシン、微量のキモトリプシンを含む。]1gを添加し、攪拌しながら4時間反応させた。反応の間、反応液のpHを6.0〜6.3に保持した。反応の間には加熱を行わず、4時間経過後の反応液の温度は44.7℃に低下した。反応終了後、反応液の温度を70℃に昇温してプロテアーゼを失活させた。この処理により、核タンパク質のペプチド部分はその大部分が低分子化され、反応液の粘度は安定であった。3. 核タンパク質のヌクレアーゼ処理70℃の温度の反応液に、白子の0.1%であるヌクレアーゼ[天野製薬株式会社製、ヌクレアーゼ「アマノ」、Penicillium citrinum菌より単離。]1gを添加し、攪拌しながら4時間反応させた。反応の間、反応液のpHを5.0〜5.5に保持した。反応終了後、反応液の温度を85℃に昇温してヌクレアーゼを失活させた。この処理により、核タンパク質の核酸部分はその大部分が低分子化され、反応液の粘度は安定であった。4. 水溶性核タンパク質分解物の回収反応液を35℃に冷却し、pHを7.0に調節した。反応液を連続的にデカンターに送液してその上澄液を分離し、分離した上澄液をスプレードライヤーにて噴霧して乾燥し、粉末状の水溶性核タンパク質分解物130gを得た。得られた水溶性核タンパク質分解物の組成を表1に示す。【表1】【0032】実施例2:健康増進飲料の製造1表2に示す成分を配合し、本発明の配合物を含有する健康増進飲料を製造した。【表2】【0033】実施例3:健康増進飲料の製造2表3に示す成分を配合し、本発明の配合物を含有する健康増進飲料を製造した。【表3】【0034】実施例4:化粧水の製造表4に示す成分を配合し、本発明の配合物を含有する化粧水を製造した。【表4】【0035】【発明の効果】本発明によれば、コラーゲンを有効成分として含む配合物に、分子量が1000〜3000である画分を50〜70%含有する程度まで低分子化した水溶性核タンパク質分解物を添加することにより、コラーゲンの再生を促進してその効果が増大したコラーゲン主体の配合物を得ることができる。この配合物は食品および化粧品の有効成分として有利に使用し得る。 コラーゲンと、核タンパク質をプロテアーゼおよびヌクレアーゼで分子量が1000〜3000である画分を50〜70%含有する程度まで加水分解してなる水溶性核タンパク質分解物を含むことを特徴とする配合物。 前記核タンパク質は魚類の白子から得られることを特徴とする、請求項1記載の配合物。 前記魚類は、鮭、鱒、鰊および鱈からなる群より選択されることを特徴とする、請求項1記載の配合物。 前記水溶性核タンパク質分解物の水溶性は、その8重量%水溶液が常温および波長380nmで10mm層当り2.0以下の吸光度を示す程度であることを特徴とする、請求項1記載の配合物。 さらに糖類、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、核酸類またはそれらの組み合わせを含むことを特徴とする、請求項1記載の配合物。 有効成分として請求項1ないし5に記載の配合物を含有することを特徴とする食品。 有効成分として請求項1ないし5に記載の配合物を含有することを特徴とする化粧品。 【課題】コラーゲンの効果を増大したコラーゲン主体の配合物を提供する。【解決手段】コラーゲンと、核タンパク質をプロテアーゼおよびヌクレアーゼで分子量が1000〜3000である画分を50〜70%含有する程度まで加水分解してなる水溶性核タンパク質分解物を含むことを特徴とする配合物、並びに該配合物を含有する食品および化粧品。前記核タンパク質は好ましくは、魚類、例えば鮭、鱒、鰊または鱈の白子から得られ、また前記水溶性核タンパク質分解物の水溶性は、水溶性核タンパク質分解物の8重量%水溶液が常温および波長380nmで10mm層当り2.0以下の吸光度を示す程度である。【選択図】 なし