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タイトル:公開特許公報(A)_口腔用香料組成物および該香料組成物を含有する口腔組成物
出願番号:2002173901
年次:2004
IPC分類:7,A61K7/16,C11B9/00


特許情報キャッシュ

川崎 清光 JP 2004018431 公開特許公報(A) 20040122 2002173901 20020614 口腔用香料組成物および該香料組成物を含有する口腔組成物 川崎 清光 301021278 川崎 清光 7 A61K7/16 C11B9/00 JP A61K7/16 C11B9/00 A 69 OL 56 4C083 4H059 4C083AA121 4C083AA122 4C083AB032 4C083AB172 4C083AB292 4C083AB312 4C083AB322 4C083AB432 4C083AB472 4C083AC011 4C083AC012 4C083AC031 4C083AC032 4C083AC061 4C083AC062 4C083AC071 4C083AC072 4C083AC081 4C083AC082 4C083AC091 4C083AC092 4C083AC102 4C083AC122 4C083AC132 4C083AC151 4C083AC152 4C083AC171 4C083AC172 4C083AC211 4C083AC212 4C083AC231 4C083AC232 4C083AC241 4C083AC242 4C083AC251 4C083AC252 4C083AC261 4C083AC271 4C083AC301 4C083AC302 4C083AC311 4C083AC312 4C083AC331 4C083AC332 4C083AC341 4C083AC342 4C083AC351 4C083AC352 4C083AC371 4C083AC372 4C083AC432 4C083AC442 4C083AC471 4C083AC472 4C083AC482 4C083AC511 4C083AC512 4C083AC642 4C083AC682 4C083AC742 4C083AC761 4C083AC762 4C083AC771 4C083AC772 4C083AC782 4C083AC792 4C083AC841 4C083AC842 4C083AC851 4C083AC852 4C083AC861 4C083AC862 4C083AD042 4C083AD092 4C083AD202 4C083AD212 4C083AD222 4C083AD242 4C083AD272 4C083AD352 4C083AD392 4C083AD472 4C083AD531 4C083AD532 4C083BB41 4C083CC41 4C083DD12 4C083DD15 4C083DD17 4C083DD22 4C083DD23 4H059BA01 4H059BA12 4H059BA19 4H059BA22 4H059BA24 4H059BA30 4H059BA36 4H059BA37 4H059BA52 4H059BA66 4H059BB02 4H059BB03 4H059BB13 4H059BB14 4H059BB15 4H059BB19 4H059BB22 4H059BB44 4H059BB45 4H059BC23 4H059DA09 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、ミントノートを有するフレーバー、シトラスノートを有するフレーバーおよびフルーツノートを有するフレーバーの群から選ばれる1種以上の香料を有効成分として含有する口腔用香料組成物および該香料組成物を含有する口腔組成物に関する。【0002】さらに詳しくは、本発明は、清涼感、爽快感を与え、また、口腔組成物に使用されている基剤(例えば研磨剤、界面活性剤、粘稠剤、粘結剤、抗菌剤、抗う蝕剤、抗炎症剤、歯垢形成抑制剤、歯石予防剤、金属塩など)の味(苦味,渋味、甘味、塩味、酸味、粉っぽさ、金属味など)の改善、匂い(脂肪臭,発酵臭、焦げ臭、酸臭、薬品臭、金属臭などの悪臭)のマスキング、あるいは口臭(タバコ臭を含む)のマスキングなどに有効な、持続性があり且つ液性が酸性領域あるいは塩基性領域でも安定性があり、上記基材の機能を阻害することのない快適な使用感を有する口腔用香料組成物に関する。さらに本発明の口腔用香料組成物にスパイスノート、フローラルノート、スイートノート、その他の香気・香味付与乃至変調剤を配合してなる口腔用香料組成物および口腔組成物にも関する。【0003】【従来の技術】従来、歯磨、洗口剤、口中清涼剤などの口腔組成物には、嗜好性を高めたり、口腔組成物に使用されている基剤臭のマスキングあるいは口臭のマスキングに合成香料、天然香料あるいは香辛料など(特公昭48−8819号公報、特公昭57−36888号公報、同44648号公報、特開昭60−75427号公報、特開平1−153622号公報、同261327号公報、特開平4−124123号公報、同228033号公報、同8−275996後公報、特開平9−110662号公報、特開平10−310512号公報、特許2806029号公報など)が使用されている。また、歯石予防、歯周病菌による組織破壊の予防、う蝕予防あるいは虫歯予防など(特開昭59−29618、29619、175422、175422、175423、175426、175428、特開昭63−277612、特開平9−110683、特許2777804など)に各種の合成香料、天然香料、あるいは香辛料などが使用されている。【0004】【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記従来提案に使用されている香料類は、口腔組成物に使用されている基剤臭のマスキング、口臭のマスキング、歯石予防、歯周病予防、あるいは虫歯防止に有効であっても、口腔組成物として清涼感、爽快感などの嗜好性の面では必ずしも満足できるものではなく、嗜好性が高く、その上、基剤臭のマスキング、口臭のマスキングにも有効な口腔用香料組成物の開発が望まれている。【0005】従って、本発明の目的は、嗜好性および持続性が高く、且つ口腔組成物に使用されている基剤(研磨剤、界面活性剤、粘稠剤、粘結剤、殺菌剤、抗炎症剤、生薬、血行促進剤、収れん剤、歯石防止剤、有効成分など)の味(苦味,渋味、塩味、酸味、粉っぽさ、金属味など)、におい(脂肪臭、醗酵臭、焦げ臭、薬品臭など)をマスキングあるいは口臭に対してマスキング効果があり、酸性領域あるいは塩基性領域でも安定性があり、口腔組成物の基剤の機能を阻害することのない優れた口腔用香料組成物を提供することにある。また、本発明の他の目的は、殺菌、防腐、静菌、歯石予防、歯周病予防、虫歯防止などにも有効な口腔用香料組成物および該口腔用香料組成物を含有してなる口腔組成物を提供するにある。【0006】さらに、本発明の口腔用香料組成物に、スパイスノート、フローラルノート、スイートノートおよびその他の香気・香味付与乃至変調剤を配合して、種々の嗜好性を有する口腔用香料組成物を提供するにある。【0007】【課題を解決するための手段および発明の実施形態】そこで、本発明者は上記のごとき課題を解決すべく研究した結果、ミントノートを有するフレーバー、シトラスノートを有するフレーバーおよび/またはフルーツノートを有するフレーバーの群から選ばれる1種以上の香料を有効成分として含有する口腔用香料組成物、好ましくはミントノートを有するフレーバーから選ばれる1種以上の香料と、シトラスノートを有するフレーバーまたはフルーツノートを有するフレーバーの群から選ばれる1種以上の香料を有効成分として含有する口腔用香料組成物が、優れた嗜好性を有し、基剤臭あるいは口臭のマスキングに優れ、口腔組成物の機能を阻害することがなく、使用者に快適な使用感を与えることのできる優れた効果を有することを見出し、本発明を完成した。さらに、該口腔用香料組成物を含有する口腔組成物が、優れた嗜好性を有することを見出し本発明を完成した。【0008】本発明の口腔用香料組成物として用いられるミントノートを有するフレーバーとしては、例えばペパーミント油、スペアミント油、コーンミント油、アップルミント油、ジンジャーミント油、パインナップルミント油、ハッカ油、ペニーロイヤル油、メントール、メントン、イソメントン、メントフラン、メンチルアセテート、L−カルボン、ジヒドロカルボン、プレゴン、イソプレゴール、イソプレギルアセテート、L−カルベオール、ピペリトン、ピペリトール、カルビルアセテート、ジヒドロカルビルアセテート、1,8−シネオールなどを好ましく挙げることができる。【0009】また、シトラスノートを有するフレーバーおよびフルーツノートを有するフレーバーは、例えばエステル類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、アセタール類、フェノール類、エーテル類、ラクトン類、炭化水素類、窒素・硫黄化合物類、酸類などの合成香料および天然香料などから調製することができる。【0010】上記の合成香料の、例えばエステル類としては、例えばアクリル酸エステル、アセト酢酸エステル、アニス酸エステル、安息香酸エステル、アントラニル酸エステル、N−メチルアントラニル酸エステル、イソ吉草酸エステル、イソ酪酸エステル、ウンデシレン酸エステル、オクタン酸エステル、オクテン酸エステル、オクチンカルボン酸エステル、カプロン酸エステル、ヘキセン酸エステル、吉草酸エステル、ギ酸エステル、クロトン酸エステル、ケイ皮酸エステル、コハク酸エステル、酢酸エステル、サリチル酸エステル、シクロヘキシルアルカン酸エステル、ステアリン酸エステル、セバチン酸エステル、デカン酸エステル、ドデカン酸エステル、乳酸エステル、ノナン酸エステル、ノネン酸エステル、ヒドロキシヘキサン酸エステル、フェニル酢酸エステル、フェノキシ酢酸エステル、フランカルボン酸エステル、プロピオン酸エステル、ヘプタン酸エステル、ヘプチンカルボン酸エステル、ミリスチン酸エステル、フェニルグリシド酸エステル、2−メチル酪酸エステル、酪酸エステル、ヒドロキシ酪酸エステルなどが使用されるが、より具体的にはアクリル酸エステルとしては、例えばアクリル酸メチルおよびアクリル酸エチルを例示することができる。【0011】また、アセト酢酸エステルとしては、アセト酢酸メチルおよびアセト酢酸エチルを好ましくあげることができる。【0012】また、アニス酸エステルの好ましい例としては、アニス酸メチルおよびアニス酸エチルが挙げられる。【0013】また、安息香酸エステルの例としては、安息香酸のアリル、イソアミル、エチル、ゲラニル、リナリル、フェニルエチル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニル、ベンジルおよびメチルエステルなどが挙げられる。【0014】また、アントラニル酸エステルの好ましい具体例としては、アントラニル酸のシンナミル、シス−3−ヘキセニル、メチル、エチル、リナリル、イソブチルおよびフェニルエチルエステルなどを例示することができる。【0015】また、N−メチルアントラニル酸エステルとしては、N−メチルアントラニル酸のメチルおよびエチルエステルを好ましく例示することができる。【0016】また、イソ吉草酸エステルとしては、例えばイソ吉草酸のアミル、アリル、イソアミル、イソブチル、イソプロピル、エチル、オクチル、ゲラニル、シクロヘキシル、シトロネリル、テルペニル、リナリル、シンナミル、フェニルエチル、ブチル、プロピル、ヘキシル、ベンジル、メチルおよびロジニルエステルなどを好ましく例示することができる。【0017】また、イソ酪酸エステルとしては、例えばイソ酪酸のイソアミル、ゲラニル、シトロネリル、テルペニル、シンナミル、オクチル、ネリル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェノキシエチル、ブチル、プロピル、イソプロピル、ヘキシル、ベンジル、メチル、エチル、リナリルおよびロジニルエステルなどが好ましい例として挙げられる。【0018】また、ウンデシレン酸エステルとしては、例えばウンデシレン酸のアリル、イソアミル、ブチル、エチルおよびメチルエステルなどが好ましく例示できる。【0019】また、オクタン酸エステルの例としては、オクタン酸のアリル、イソアミル、エチル、オクチル、ヘキシル、ブチル、メチルおよびリナリルエステルなどが好ましく例示できる。【0020】また、ヘキセン酸エステルの例としては、トランス−2または3−ヘキセン酸エチル、トランス−2または3−ヘキセン酸メチルおよびシス−3−ヘキセン酸エチルまたはメチルなどが好ましい例として挙げられる。【0021】また、オクテン酸およびオクチンカルボン酸エステルとしては、3−オクテン酸のメチルおよびエチルエステル、4−オクテン酸のメチルおよびエチルエステル、オクチンカルボン酸のメチルおよびエチルエステルなどが好ましい例として挙げることができる。【0022】また、カプロン酸エステルの具体例としては、カプロン酸のアリル、アミル、イソアミル、メチル、エチル、イソブチル、プロピル、ヘキシル、シスー3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、リナリル、ゲラニルおよびシクロヘキシルエステルなどが好ましく挙げられる。【0023】また、吉草酸エステルの具体例としては、吉草酸のアミル、イソプロピル、イソブチル、エチル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、シンナミル、フェニルエチルおよびメチルエステルなどが好ましい例として挙げられる。【0024】また、ギ酸エステルのうち好ましい例としては、ギ酸のアニシル、イソアミル、イソプロピル、エチル、オクチル、ゲラニル、シトロネリル、シンナミル、シクロヘキシル、テルピニル、フェニルエチル、ブチル、プロピル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニル、ベンジル、リナリル、ロジニルエステルなどを例示することができる。【0025】また、クロトン酸エステルのうち、好ましい例としては、例えばクロトン酸のイソブチル、エチルおよびシクロヘキシルエステルなどを挙げることができる。【0026】また、ケイ皮酸エステルとしては、例えばケイ皮酸のアリル、エチル、メチル、イソプロピル、プロピル、3−フェニルプロピル、ベンジル、シクロヘキシルおよびメチルエステルなどが好ましい例としてあげることができる。【0027】また、コハク酸エステルとしては、例えばコハク酸のL−メンチル、ジエチルおよびジメチルエステルなどが好ましく例示できる。【0028】また、酢酸エステルのうち、好ましい例としては、例えば酢酸のアニシル、アミル、α−アミルシンナミル、イソアミル、イソブチル、イソプロピル、イソボルニル、イソオイゲニル、オイゲニル、2−エチルブチル、エチル、3−オクチル、p−クレジル、o−クレジル、ゲラニル、α−またはβ−サンタリル、シクロヘキシル、シトロネリル、ジヒドロクミニル、ジメチルベンジルカルビニル、シンナミル、スチラリル、デシル、ドデシル、テルピニル、グアイオール、ネリル、ノニル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ブチル、フルフリル、プロピル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、シス−3−ノネニル、シス−6−ノネニル、シス−3,シス−6−ノナジエニル、3−メチル−2−ブテニル、ヘプチル、ベンジル、ボルニル、ミルセニル、ジヒドロミルセニル、ミルテニル、メチル、2−メチルブチル、リナリルおよびロジニルなどが挙げられる。【0029】また、サリチル酸エステルの具体例としては、サリチル酸のアリル、イソアミル、フェニル、フェニルエチル、ベンジル、エチルおよびメチルエステルなどを好ましく挙げられる。【0030】また、シクロヘキシルアルカン酸エステルとしては、例えばシクロヘキシル酢酸アリル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、シクロヘキシル酪酸アリル、シクロヘキシルヘキサン酸アリル、シクロヘキシルデカン酸アリルおよびシクロヘキシル吉草酸アリルなどを好ましくあげることができる。【0031】また、ステアリン酸エステルの好ましい例としては、例えばステアリン酸のエチル、プロピルおよびブチルエステルなどが挙げられる。【0032】また、セバチン酸エステルとしては、例えばセバチン酸のジエチルおよびジメチルエステルが好適である。【0033】また、デカン酸エステルとしては、例えばデカン酸のイソアミル、エチル、ブチルおよびメチルエステルなどが良く用いられる。【0034】また、ドデカン酸エステルとしては、特にドデカン酸のイソアミル、エチルおよびブチルエステルが好ましく用いられる。【0035】また、乳酸エステルとしては、例えば乳酸のイソアミル、エチルおよびブチルエステルなどが好ましく使用される。【0036】また、ノナン酸エステルとしては、例えばノナン酸のエチル、フェニルエチルおよびメチルエステルが良く使用される。【0037】また、ノネン酸エステルとしては、例えば2−ノネン酸メチル、アリルまたはエチルおよび3−ノネン酸メチルまたはエチルなどがしばしば使用される。【0038】また、ヒドロキシヘキサン酸エステルのうち、例えば2−ヒドロキシヘキサン酸エチルまたはメチルおよび3−ヒドロキシヘキサン酸エチルまたはメチルなどが好ましく挙げられる。【0039】また、フェニル酢酸エステルとしては、例えばフェニル酢酸のイソアミル、イソブチル、エチル、ゲラニル、シトロネリル、シス−3−ヘキセニルおよびメンチルエステルなどが好ましく用いられる。【0040】また、フェノキシ酢酸エステルとしては、例えばフェノキシ酢酸のアリル、エチルおよびメチルエステルなどが好ましい例として挙げられる。【0041】また、フランカルボン酸エステルとしては、例えばフランカルボン酸のエチル、メチル、ヘキシルエステルおよびフランプロピオン酸イソブチルなどを好ましく例示することができる。【0042】また、プロピオン酸エステルの好ましい例としては、例えばプロピオン酸のアニシル、アリル、エチル、アミル、イソアミル、プロピル、ブチル、イソブチル、イソプロピル、ベンジル、ゲラニル、シクロヘキシル、シトロネリル、シンナミル、テトラヒドロフルフリル、トリシクロデセニル、ネリル、フェニルプロピル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、ヘプチル、ボルニル、メチル、メンチル、リナリル、テルピニルエステルおよびα−あるいはβ−メチルプロピオン酸メチルなどを挙げることができる。【0043】また、ヘプタン酸エステルとしては、例えばヘプタン酸のアリル、エチル、オクチル、プロピルおよびメチルエステルなどを好ましく例示することができる。【0044】また、ヘプチンカルボン酸エステルのうち、好ましい具体例としては、例えばヘプチンカルボン酸のアリル、エチル、プロピルおよびメチルエステルなどを例示することができる。【0045】また、ミリスチン酸エステルとしては、例えばミリスチン酸のイソプロピル、エチルおよびメチルエステルなどが良く使用される。【0046】また、フェニルグリシド酸エステルとしては、フェニルグリシド酸エチル、3−メチルフェニルグリシド酸エチルおよびp−メチル−β−フェニルグリシド酸エチルなどが好適である。【0047】また、2−あるいは3−メチル酪酸エステルのうち好ましい具体例としては、例えば2−メチル酪酸のメチル、エチル、オクチル、フェニルエチル、ブチル、ヘキシル、ベンジルおよび2−メチルブチルなどが挙げられる。また、3−メチル酪酸エステルとしては、3−メチル酪酸のメチル、エチルなどが挙げられる。【0048】また、酪酸エステルのうち、良く使用される例として、例えば酪酸のアニシル、アミル、アリル、イソアミル、メチル、エチル、プロピル、オクチル、グアイオール、リナリル、ゲラニル、シクロヘキシル、シトロネリル、シンナミル、ネリル、テルピニル、フェニルプロピル、β−フェニルエチル、ブチル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、ベンジルおよびロジニルエステルなどがある。【0049】また、ヒドロキシ酪酸エステルのうち、しばしば使用される具体例としては、例えば3−ヒドロキシ酪酸のメチル、エチルおよびL−メンチルエステルなどが挙げられる。【0050】また、アルコール類としは、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコールが良く使用され、脂肪族アルコールとしては、イソアミルアルコール、2−エチルヘキサノール、1−オクタノール、3−オクタノール、1−オクテン−3−オール、1−デカノール、1−ドデカノール、2,6−ノナジエノール、ノナノール、2−ノナノール、シス−6−ノネノール、トランス−2,シス−6−ノナジエノール、シス−3,シス−6−ノナジエノール、ブタノール、ヘキサノール、シス−3−ヘキセノール、トランス−2−ヘキセノール、1−ウンデカノール、ヘプタノール、2−ヘプタノールおよび3−メチル−1−ペンタノールなどが好ましい例として挙げられる。【0051】また、テルペンアルコールとしては、例えばボルネオール、イソボルネオール、カルベオール、ゲラニオール、α−あるいはβ−サンタロール、シトロネロール、4−ツヤノール、テルピネオール、4−テルピネオール、ネロール、ミルセノール、ミルテノール、ジヒドロミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ネロリドール、ヒドロキシシトロネロール、ファルネソール、ペリラアルコール、ロジノールおよびリナロールなどが良く使用される例として挙げられる。【0052】また、芳香族アルコールのうち、例えばアニスアルコール、α−アミルシンナミックアルコール、イソプロピルベンジルカルビノール、カルバクロール、クミンアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、シンナミックアルコール、チモール、フェニルアリルアルコール、フェニルエチルカルビノール、β−フェニルエチルアルコール、3−フェニルプロピルアルコールおよびベンジルアルコールなどを好ましく例示することができる。【0053】また、アルデヒド類としては、脂肪族アルデヒド、芳香族アルデヒドおよびテルペンアルデヒドなどが挙げられ、脂肪族アルデヒドの好ましい例としては、例えばアセトアルデヒド、オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、3,5,5−トリメチルヘキサナール,シス−3,シス−6−ノナジエナール、トランス−2,シス−6−ノナジエナール、バレルアルデヒド、プロパナール、イソプロパナール、ヘキサナール、トランス−2−ヘキセナール、シスー3−ヘキセナール、2−ペンテナール、ドデカナール、テトラデカナール、トランス−4−デセナール、トランス−2−トリデセナール、トランス−2−ドデセナール、トランス−2−ウンデセナール、2,4−ヘキサジエナール、シス−6−ノネナール、トランス−2−ノネナールおよび2−メチルブタナールなどが挙げられる。【0054】また、芳香族アルデヒドとしては、例えばアニスアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、α−メチルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、p−イソプロピルフェニルアセトアルデヒド、エチルバニリン、クミンアルデヒド、サリチルアルデヒド、シンナミックアルデヒド、o−,m−またはp−トリルアルデヒド、バニリン、ビペロナール、フェニルアセトアルデヒド、ヘリオトロピン、ベンズアルデヒド、4−メチル−2−フェニル−2−ペンテナール、p−メトキシシンナミックアルデヒドおよびp−メトキシベンズアルデヒドなどを好ましく例示できる。【0055】また、テルペンアルデヒドとしては、例えばゲラニアール、シトラール、シトロネラール、α−シネンサール、β−シネンサール、ペリラアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、テトラハイドロシトラール、ミルテナール、シクロシトラール、イソシクロシトラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、ネラール、α−メチレンシトロネラール、マイラックアルデヒド、ベルンアルデヒドおよびサフラナールなどを好ましく挙げることができる。【0056】また、ケトン類としては、環式ケトン、芳香族ケトンおよび鎖式ケトンが挙げられ、環式ケトンとしては、例えば1−アセチル−3,3−ジメチル−1−シクロヘキセン、シス−ジャスモン、α−,β−あるいはγ−イロン、エチルマルトール、シクロテン、ジヒドロヌートカトン、3,4−ジメチル−1,2−シクロペンタジオン、ソトロン、α−,β−,γ−あるいはδ−ダマスコン、α−,β−あるいはγ−ダマセノン、ヌートカトン、2−sec−ブチルシクロヘキサノン、マルトール、α−,β−あるいはγ−ヨノン、α−,β−あるいはγ−メチルヨノン、α−,β−あるいはγ−イソメチルヨノン、フラネオールおよびカンファなどを好ましく例示することができる。【0057】また、芳香族ケトンの具体例としては、例えばアセトナフトン、アセトフェノン、アニシリデンアセトン、ラズベリーケトン、p−メチルアセトフェノン、アニシルアセトン、ベンゾフェノンおよびp−メトキシアセトフェノンなどを好ましく例示することができる。【0058】また、鎖式ケトンとしては、例えばジアセチル、2−ノナノン、ジアセチル、2−ヘプタノン、2,3−ヘプタンジオン、2−ペンタノン、メチルアミルケトン、メチルノニルケトン、β−メチルナフチルケトン、メチルヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、3−オクタノン、2,3−ヘキサンジオン、2−ウンデカノン、ジメチルオクテノンおよび6−メチル−5−ヘプテン−3−オンなどが好ましく例示することができる。【0059】また、アセタール類としては、アセトアルデヒドジエチルアセタール、アセトアルデヒドジアミルアセタール、アセトアルデヒドジヘキシルアセタール、アセトアルデヒドプロピレングリコールアセタール、アセトアルデヒド エチル シスー3−ヘキセニルアセタール、ベンズアルデヒドグリセリンアセタール、ベンズアルデヒドプロピレングリコールアセタール、シトラールジメチルアセタール、シトラールジエチルアセタール、シトラールプロピレングリコールアセタール、シトラールエチレングリコールアセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、シトロネリルメチルアセタール、アセトアルデヒドフェニルエチルプロピルアセタール、ヘキサナールジメチルアセタール、ヘキサナールジヘキシルアセタール、ヘキサナールプロピレングリコールアセタール、2−ヘキセナールジエチルアセタール、2−ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、シス−3−ヘキセナールジエチルアセタール、ヘプタナールジエチルアセタール、ヘプタナールエチレングリコールアセタール、オクタナールジメチルアセタール、ノナナールジメチルアセタール、デカナールジメチルアセタール、デカナールジエチルアセタール、2−メチルウンデカナールジメチルアセタール、シトロネラールジメチルアセタール、アンバーセージ(Givaudan−Roure)、アセト酢酸エチルエチレングリコールアセタールおよび3−フェニルプロパナールジメチルアセタールなどが好ましい例として挙げることができる。【0060】また、フエノール類としては、例えばオイゲノール、イソオイゲノール、2−メトキシ−4−ビニルフェノール、チモール、カルバクロール、グアヤコールおよびチャビコールなどが好ましく挙げられる。【0061】また、エーテル類としては、例えばアネトール、1,4−シネオール、ジベンジルエーテル、リナロールオキシド、リモネンオキシド、ネロールオキシド、ローズオキシド、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール、メチルチャビコール、イソアミルフェニルエチルエーテル、β−ナフチルメチルエーテル、サフロール、イソサフロール、フェニルプロピルエーテル、p−クレジルメチルエーテル、バニリルブチルエーテル、α−テルピニルメチルエーテル、シトロネリルエチルエーテル、ゲラニルエチルエーテル、ローズフラン、テアスピラン、デシルメチルエーテルおよびメチルフェニルメチルエーテルなどが好ましい例として挙げられる。【0062】また、ラクトン類の好ましい例としては、例えばγ−あるいはδ−デカラクトン、γ−ヘプタラクトン、γ−ノナラクトン、γ−あるいはδ−ヘキサラクトン、γ−あるいはδ−オクタラクトン、γ−あるいはδ−ウンデカラクトン、δ−ドデカラクトン、δ−2−デセノラクトン、メチルラクトン、5−ヒドロキシ−8−ウンデセン酸δ−ラクトン、ジャスミンラクトン、メンタラクトン、ジヒドロクマリン、オクタヒドロクマリンおよび6−メチルクマリンなどが挙げられる。【0063】また、炭化水素類としては、例えばα−あるいはβ−ヒザボレン、β−カリオフィレン、p−サイメン、テルピネン、テルピノーレン、カジネン、ファルネセン、リモネン、オシメン、ミルセン、α−あるいはβ−ピネン、1,3,5−ウンデカトリエンおよびバレンセンなどが好ましい例として挙げられる。【0064】また、硫黄・窒素化合物類の好ましい例としては、例えばジメチルトリスルフィド、メチル 3−(メチルチオ)フロピオネート、エチル 3−(メチルチオ)プロピオネート、3−メルカプトプロピオン酸、リモネンチオール、チオターピネオール、チオゲラニオール、2−フルフリルジスルフィド、8−メルカプトメントン、5−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒド、フルフリルモノスルフィド、フルフリルメルカプタン、メチオノール、メチオナール、ビス(2−フリル)スルフィドあるいはジスルフィド、4,5−ジヒドロ−3(2H)チオフェン、チオ酢酸エチル、イソチオシアン酸アリル、2,6−ジメチルチオフェノール、エチル 3−(フルフリルチオ)プロピオネート、エチル 4−(メチルチオ)ブチレート、3−メチル−1,2,4−トリチアン、2−ペンタンチオール、3,7−ジメチル−2,6−ノナジエンニトリル、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、トリデセンニトリル、フェニルメチルペンタノニトリル、インドール、2−メチル−6−エトキシピラジン、2−イソブチル−3−メトキシピラジン、4−メチル−5−チアゾールエタノールあるいはアセテートおよび4−メチルチアゾールなどを挙げることができる。【0065】また、酸類としては、例えば酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、2−メチル酪酸、2−エチル酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、3−メチル吉草酸、ヘキサン酸、2−ヘキセン酸、2−メチル−2−ペンテン酸、2−メチルヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、2−デセン酸、ゲラン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、乳酸、フェニル酢酸、ピルビン酸、トランス−2−メチル−2−ペンテン酸、2−メチル−シス−3−ペンテン酸、2−メチル−4−ペンテン酸およびシクロヘキサンカルボン酸などを好ましく例示することができる。【0066】また、天然香料の好ましい具体例としては、例えばアニス、オレンジ、レモン、ライム、マンダリン、プチグレイン、ベルガモット、レモンバーム、グレープフルーツ、エレミ、オリバナム、レモングラス、ネロリ、マジョラム、アンゲリカルート、スターアニス、バジル、ベイ、ビターアーモンド、カラマス、カモミール、キャラウエイ、カルダモン、カッシャ、シナモン、サンショウ、ペッパー、シソ、サイプレス、オレガノ、カスカリラ、ジンジャー、パセリ、パインニードル、セージ、ヒソップ、ティ−ツリー、マスタード、ホースラディッシュ、クラリセージ、クローブ、コニャック、コリアンダー、エストラゴン、ユーカリ、フェンネル、グアヤックウッド、ディル、カヤプテ、ワームシード、ワームウッド、ピメント、ジュニパー、フェネグリーク、ガーリック、ローレル、メース、ミル、ナッツメグ、スプルース、ゼラニウム、シトロネラ、ラベンダー、ラバンジン、パルマローザ、ローズ、ローズマリー、サンダルウッド、オークモス、シダーウッド、べチバー、リナロエ、ボアドローズ、パチョリ、ラブダナム、クミン、タイム、ウインターグリーン、イランイラン、バーチ、カプシカム、セロリー、トルーバルサム、ペルーバルサム、ジェネ、インモルテル、ベンゾイン、ジャスミン、カッシー、チュベローズ、レセダ、マリーゴールド、ミモザ、オポポナックス、オリス、バニラおよびリコリスなどが挙げられる。これらの天然香料に含有されている香料成分を使用することもできる。【0067】本発明の口腔用香料組成物は、上記合成香料、天然香料を適宜に組み合わせることにより容易に調製することができるが、より具体的には、例えば、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ライムなどのシトラスノートを有するフレーバーを調製するのに一般的に良く使用される香料の具体例としては、例えば、エステル類などでは、アントラニル酸メチルおよびリナリル;N−メチルアントラニル酸エチル;イソ吉草酸フェニルエチル;イソ酪酸オクチルおよびネリル;ウンデシレン酸メチル;オクタン酸オクチル、エチルおよびリナリル;カプロン酸エチル、アミル、イソアミルおよびヘキシル;ギ酸プルロピル、オクチル、ゲラニル、シトロネリルおよびリナリル;クロトン酸エチル;ケイ皮酸メチル;酢酸イソプロピル、イソオイゲニル、エチル、オクチル、ゲラニル、シトロネリル、シンナミル、デシル、ドデシル、テルピニル、ネリル、ノニル、ヘプチル、ミルセニル、リナリル、ミルテニルおよびジヒドロミルセニル;ノナン酸メチルおよびエチル;2−ヒドロキシヘキサン酸メチル;プロピオン酸トリシクロデセニル、テルペニルおよびリナリル;酪酸オクチル、シンナミルおよびネリルなどが具体的な例として挙げられる。【0068】また、脂肪族アルコールの具体例としては、1−ウンデカノール、1−デカノール、1−ドデカノール、ノナノール、2−ノナノールおよびトランス−2−ヘキセノール;テルペンアルコールとしては、テトラヒドロミルセノール、ジヒドロミルセノール、カルベオール、シトロネロール、テルピネオール、ネロールおよびミルセノール;芳香族アルコールでは、フェニルエチルアルコール、ベンジルアルコールなどが一般的に良く使用される例として挙げられる。【0069】また、脂肪族アルデヒドでは、オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、ドデカナール、トランス−4−デセナール、トランス−2−ドデセナール、2,4−ヘキサジエナール、シス−6−ノネナール、ヘキサナールおよびトランス−2−ヘキセナール;芳香族アルデヒドとしては、フェニルアセトアルデヒド;テルペンアルデヒドとしては、シトラール、ネラール、β−シネンサール、ミルテナールおよびサフラナールなどが一般的に良く使用される。【0070】また、環式ケトンとしては、ジヒドロヌートカトンおよびヌートカトン;芳香族ケトンとしては、アセトナフトンおよびアセトフェノン;鎖式ケトンとしては、3−ヘプタノン、3−オクタノン、2,3−ヘキサジオン、ゲラニルアセトン、6−メチル−6−ヘプテン−3−オンおよび2−ウンデカノンなどが、一般的に良く使用されける例として挙げられる。【0071】また、フェノール類としては、チモールおよびカルバクロール;エーテル類としては、1,4−シネオール、リナロールオキシド、ローズフランおよびα−テルピニルメチルエーテルなどが良く使用される例として挙げられる。【0072】また、ラクトン類としては、γ−ウンデカラクトンおよびδ−ドデカラクトン;炭化水素類としてはβ−ビサボレン、リモネンおよびオシメン;硫黄・窒素化合物類としては、チオターピネオール、チオゲラニオール、8−メルカプトメントン、3,7−ジメチル−2,6−ノナジエンニトリル、シトロネリルニトリル、ゲラニルニトリルおよびリモネンチオール;酸類としてはドデカン酸、2−デセン酸およびゲラン酸などが良く使用される例として挙げることができる。【0073】また、天然香料としては、オレンジ、レモン、ライム、マンダリン、プチグレイン、ベルガモット、グレープフルーツ、エレミ、オリバナム、レモングラス、ネロリ、マジョラム、アンゲリカルート、スターアニス、バジル、ベイ、カラマス、キャラウエイ、カルダモン、シナモン、ペッパー、カスカリラ、ジンジャー、セージ、クラリセージ、クローブ、コリアンダー、ユーカリ、フェンネル、ピメント、ジュニパー、フェネグリーク、ローレルおよびメースなどが良く使用される例として挙げることができる。【0074】上記合成香料以外にオレンジ油、レモン油、ライム油、グレープフルーツ油などシトラス系精油中の揮発性成分(香料成分)を単離あるいは合成した香料を使用することもできる。【0075】一方、アップル、グレープ、ストロベリー、パイナップル、バナナ、ピーチ、メロン、アプリコット、チェリー、梅、ラズベリーなどのフルーツノートを有するフレーバー、より具体的には、例えばアップル様風味のフレーバー調製に使用される香料素材としては、例えばイソ吉草酸アリル、イソアミル、イソプロピル、エチル、ゲラニル、テルピニル、シトロネリル、シンナミル、フェニルエチルおよびベンジル;イソ酪酸フェニルエチル;オクタン酸リナリル;カプロン酸エチルおよびイソアミル;吉草酸エチルおよびアミル;ギ酸エチル、シンナミルおよびベンジル;酢酸アミル、イソアミル、イソブチル、イソオイゲニル、オイゲニル、2−エチルブチル、エチル、オクチル、シクロヘキシル、シトロネリル、ジメチルベンジルカルビニル、シンナミル、スチラリル、デシル、テルピニル、グアイオール、ネリル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ブチル、プロピル、ヘキシル、シスー3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、ヘプチル、ベンジル、ボルニル、メチル、2−メチルブチル、リナリルおよびロジニル;サリチル酸アリル、イソアミル、フェニルエチル、ベンジル、エチルおよびメチル;プロピオン酸ベンジル、ヘキシル、シクロヘキシルおよびブチル;ヘプタン酸エチル;酪酸アミル、アリル、イソアミル、エチルおよびシクロヘキシル;3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル;イソアミルアルコール、ヘキサノール、ヘプチルアルコール、オクタノール、トランス−2−ヘキセノール、シスー3−ヘキセノールおよび2,6−ノナジエノール;ゲラニオール、リナロールおよびロジノール;ベンジルアルコール;アセトアルデヒド、プロパナール、ヘキサナール、トランス−2−ヘキセナールおよびデカナール;バニリンおよびベンズアルデヒド;ゲラニアール、シトラールおよびシトロネラール;マルトールおよびエチルマルトール;アセトアルデヒドジエチルアセタール、アセトアルデヒドプロピレングリコールアセタール、アセトアルデヒドジアミルアセタール、ヘキサナールジイソアミルアセタール、トランス−2−ヘキセナールプロピレングリコールアセタール;アネトール;γ−あるいはδ−デカラクトンおよびγ−ウンデカラクトン;酢酸および酪酸;アニス油、レモン油、ベルガモット油、オレンジ油、ライム油およびネロリ油などが使用される。上記合成香料以外に、天然アップル中の揮発性成分(香料成分)を単離、あるいは合成した香料成分を使用することもできる。【0076】また、グレープ様風味の調製には、例えば、アニス酸エチル、安息香酸メチルおよびエチル;アントラニル酸エチル、メチルおよびシンナミル、N−メチルアントラニル酸メチル;イソ吉草酸イソアミル、アミルおよびシンナミル;クロトン酸エチル;ケイ皮酸エチル、メチルおよびイソブチル;コハク酸ジエチル;酢酸エチル、テルピニル、グアイオール、フェニルプロピルおよびロジニル;サリチル酸アリルおよびメチル;ステアリン酸ブチル;デカン酸エチル;乳酸エチル;ノナン酸エチル;プロピオン酸エチル、メチル、イソアミル、ベンジルおよびシンナミル;ヘプタン酸エチル;3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル;酪酸エチルおよびシス−3−ヘキセニル;3−ヒドロキシ酪酸エチル;ゲラニオール;シンナミックアルコール;2−メチルブタナールおよびトランス−2−ヘキセナール;p−トリルアルデヒド;シトラール、シトロネラールおよびヒドロキシシトロネラール;エチルマルトール、シクロテンおよびマルトール;メチルナフチルケトン;2−ヘキセナールジエチルアセタール;テアスピラン;γ−ウンデカラクトン;3−メルカプトプロピオン酸エチル;酢酸、酪酸およびカプロン酸;オレンジ油、プチグレイン油などが利用される例とて挙げられる。また、上記合成香料の他に、グレープ中の揮発性成分(香気成分)を単離あるいは合成した香料成分を使用することができる。【0077】また、ベリー類、特にストロベリー様風味の調製には、例えばアセト酢酸エチル;アニス酸メチル;安息香酸エチル、メチルおよびベンジル;イソ吉草酸ベンジル;イソ酪酸シンナミル;オクタン酸メチル;オクチンカルボン酸メチルおよびエチル;カプロン酸メチル;吉草酸エチル、アミルおよびシンナミル;ギ酸アニシル、エチル、シス−3−ヘキセニルおよびベンジル;ケイ皮酸エチル、メチル、ベンジルおよびイソブチル;コハク酸ジメチル;酢酸アミル、イソブチル、エチル、プロピル、トランス−2−ヘキセニルおよびベンジル;サリチル酸イソアミル、ベンジル、メチルおよびエチル;シクロヘキシルプロピオン酸アリル;ドデカン酸エチル;乳酸エチル;ノネン酸エチル;フェニル酢酸シス−3−ヘキセニル;フェノキシ酢酸アリル;フランカルボン酸アリル、プロピルおよびエチル;プロピオン酸エチルおよびシス−3−ヘキセニル;2−メチルプロピオン酸エチル;ヘプタン酸エチル;ヘプチンカルボン酸メチル;3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル;2−メチル酪酸メチル;酪酸アミルおよびエチル;ノナノール、シス−6−ノネノール、シス−3,シス−6−ノナジエノールおよびトランス−2−ヘキセノール;α−シンナミックアルコール;ベンジルアルコール;ノナナール、2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、トランス−2−ヘキセナール、シス−3−ヘキセナールおよびシス−6−ノネナール;アニスアルデヒド、バニリン、フェニルアセトアルデヒドおよびベンズアルデヒド;マルトール、α−ヨノンおよびフラネオール;ラズベリーケトン;ジアセチル、3−オクタノンおよびジプロピルケトン;アネトール;γ−デカラクトンおよびγ−ウンデカラクトン;リモネン;3−(メチルチオ)プロピオネートおよびメチオナール;酢酸および酪酸;レモン油、ネロリ油、クローブ油、ローズ油、バーチ油およびオリス油などが調合素材として通常利用される例として挙げられる。また、上記合成香料の他に、ストロベリー中の揮発性成分(香料成分)を単離もしくは合成した香料成分を使用することもできる。【0078】また、パイナップル様の風味の調製には、例えばアクリル酸エチル;イソ吉草酸イソアミル、アリル、テルピニルおよびシクロヘキシル;オクタン酸エチルおよびイソアミル;カプロン酸アリル、メチルおよびエチル;吉草酸エチルおよびアミル;酢酸アミル、イソアミル、イソブチル、エチル、2−エチルブチル、シクロヘキシル、ブチル、ヘキシルおよびシス−3−ヘキセニル;シクロヘキシルプロピオン酸アリル;シクロヘキシル酪酸アリル;ステアリン酸ブチル;ノネン酸エチル;フェノキシ酢酸アリル;プロピオン酸エチル、ベンジル、ゲラニルおよびシクロヘキシル;β−メチルプロピオン酸メチル;ヘプタン酸エチル;酪酸アミル、イソアミル、エチル、シクロヘキシルおよびベンジル;イソアミルアルコール、ヘキサノール、シス−3−ヘキセノールおよびブタノール;リナロール;アセトアルデヒドおよびトランス−2−ヘキセナール;エチルバニリン、バニリンおよびヘリオトロピン;α−イロン、α−ヨノンおよびγ−メチルヨノン;ジアセチル、メチルアミルケトンおよびメチルヘプタノン;イソオイゲノール;β−メチルチオプロピオン酸メチル、アリルおよびエチル;酢酸および酪酸;オレンジ油、レモン油およびローズ油などが利用される調合香料素材例として挙げることができる。また、上記合成香料の他にストロベリー中の揮発性成分(香料成分)を単離あるいは合成した香料成分を使用することもできる。【0079】また、バナナ様の風味の調製に使用される調合素材としては、例えばアクリル酸エチル;安息香酸エチル;イソ吉草酸アリル、イソアミル、イソブチル、イソプロピルおよびブチル;イソ酪酸エチル;ウンデシレン酸エチル;オクタン酸アリルおよびイソアミル;カプロン酸アリル、メチル、エチル、ヘキシル、トランス−2−ヘキセニルおよびシス−3−ヘキセニル;2−ヘキセン酸メチルおよびエチル;3−ヘキセン酸メチルおよびエチル;吉草酸メチルおよびエチル;クロトン酸アリルおよびエチル;ケイ皮酸アリル;酢酸アミル、エチル、シクロヘキシル、デシル、ブチル、ベンジルおよびボルニル;シクロヘキシル酢酸アリル;シクロヘキシルプロピオン酸アリル;シクロヘキシル酪酸アリル;シクロヘキシルヘキサン酸アリル;乳酸ブチル;フェノキシ酢酸アリル;α−あるいはβ−メチルプロピオン酸エチル;ヘプタン酸エチル、2−メチル酪酸メチル;3−メチル酪酸エチルおよびメチル;酪酸イソアミル、メチル、エチル、シトロネリルおよびヘキシル;ノナノール、ヘキサノール、トランス−2−ヘキセノール、トランス−2−ノネノール、イソアミルアルコールおよびシス−3−ヘキセノール;シトロネロール;トランス−2−ヘキセナール、シス−3−ヘキセナール、トランス−2、シス−6−ノナジエナール、ノナナール;バニリン;シトラール;マルトール;フラネオール;2−ペンタノン;オイゲノール;酢酸および酪酸;オレンジ油、レモン油およびネロリ油などが使用される例として挙げることができる。また上記以外にバナナ中の揮発性成分(香料成分)を単離あるいは合成した香料成分を調合素材として使用することもできる。【0080】また、ピーチ様の風味を有するフレーバーの調製には、例えばN−メチルアントラニル酸メチル;オクタン酸エチル;オクテン酸エチル;カプロン酸エチル;吉草酸エチルおよびアミル;ギ酸アミル、ヘキシルおよびベンジル;ケイ皮酸エチルおよびメチル;酢酸アミル、イソアミル、エチル、オクチルおよびベンジル;シクロヘキシル酪酸アリル;シクロヘキシルヘキサン酸アリル;フェニル酢酸エチル;プロピオン酸エチルおよびベンジル;3−フェニルグリシド酸エチル;酪酸アミル、イソアミルおよびエチル;ヘキサノール、トランス−2−ヘキセノールおよびシス−3−ヘキセノール;ゲラニオール、シトロネロール、テルピネオールおよびリナロール;β−フェニルエチルアルコール;アセトアルデヒド、ヘキサナール、トランス−2−ヘキセナールおよびシス−3−ヘキセナール;シンナミックアルデヒド、バニリン、ベンズアルデヒド;シトラール;α−イロン;α−ヨノン;アネトール;γ−ヘプタラクトン、γ−ヘキサラクトン、γ−オクタラクトン、γ−ウンデカラクトン、γ−ノナラクトンおよびγ−デカラクトン;酢酸および酪酸;オレンジ油、レモン油、マンダリン油、ネロリ油、シナモン油、アニス油、コリアンダー油、ゼラニウム油およびローズ油などが良く使用される調合香料素材例として挙げられる。また、上記合成香料の他に、ピーチ中の揮発性成分(香料成分)を単離あるいは合成した香料成分を使用することもできる。【0081】また、メロン様の風味を有するフレーバー調製の調合香料素材としては、例えばアニス酸メチル;安息香酸ベンジルおよびエチル;アントラニル酸メチル;オクテン酸エチル;オクチンカルボン酸メチル;吉草酸エチルおよびメチル;ギ酸エチルおよびメチル;プロピオン酸ブチル;ケイ皮酸メチル、エチル、プロピルおよびベンジル;酢酸アミル、エチル、ヘキシル、プロピル、ベンジル、サンタリル、シトロネリルおよびシス−6−ノネン−1−オール;サリチル酸ベンジル;ドデカン酸エチル;ノネン酸エチル;フェニル酢酸シス−3−ヘキセニル;2−メチルプロピオン酸エチル;フェニルグリシド酸メチル;3−メチル−3−フェニルグリシド酸メチル;トランス−2あるいは3−ヘキセン酸エチル、トランス−2あるいは3−ヘキセン酸メチルおよびシス−3−ヘキセン酸エチルまたはメチル;2−メチル酪酸メチル;酪酸アミル、ゲラニルおよびエチル;2−ノネン酸メチル;レブリン酸エチル;シス−6−ノネノール、シス−3−ノネノール、ヘキサノール、シス−3−ヘキセノール、トランス−2,シス−6−ノナジエノール、シス−3,シス−6−ノナジエノール;2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、トランス−2−ヘキセナール、シス−3−ヘキセナール、トランス−2−ノネナール、トランス−2,シス−6−ノナジエナールおよびシス−6−ノネナール;ベンズアルデヒドおよびフェニルアセトアルデヒド;ヘリオトロピンおよびバニリン;マルトールおよびα−ヨノン;γ−デカラクトンおよびγ−ドデカラクトン;ヒドロキシシトロネラールプロピレングリコールアセタール;メチルヘプテノンプロピレングリコールアセタール;フェニルエチルカルビノール;3−フェニルプロピルアルコール;3−(メチルチオ)プロピオン酸メチル、3−(メチルチオ)エタノール;レモン油、オレンジ油およびクローブ油などが一般的に良く用いられる。また、上記合成香料の他にメロン中の揮発成分(香料成分)を単離もしくは合成した香料成分を調合香料素材として使用することができる。【0082】また、アプリコット様の風味を有するフレーバーを調製するには、例えば、酢酸イソアミル、ヘプチル、アミル、テルピニルおよびエチル、プロピオン酸ヘプチル、酪酸イソアミル、ブチルおよびエチル、ギ酸イソアミル、イソ酪酸メチル、イソ吉草酸エチルおよびゲラニル、吉草酸エチル、シクロヘキシルデカン酸アリル、シクロヘキシルカプロン酸アリル、シクロヘキシル吉草酸アリル、フェニル酢酸イソアミル、ヘキサン酸エチル、ケイ皮酸プロピルなどのエステル類、γ−オクタラクトン、γ−ウンデカラクトンなどのラクトン類、ベンズアルデヒド、バニリンなどの芳香族アルデヒド、α−ヨノンなどの環式ケトン、アミルアルコールなどの脂肪族アルコール、ゲラニオール、リナロールなどのテルペンアルコール、ベンジルアルコールなどの芳香族アルコール、酢酸、イソ酪酸、ヘキサン酸などの酸類、ゲラニアールなどのテルペンアルデヒド、ビターアーモンド油、シンナモン油、レモン油、オレンジ油、ネロリ油、ゼラニウム油、ジャスミン油、プチグレイン油、ジャスミンアブサリュート、ローズアブソリュート、ジャスミン油、ローズ油、スターアニス油などが、使用される調合香料素材例として挙げることができる。また、上記合成香料の他に、アプリコット中の揮発性成分(香料成分)を単離あるいは合成した香料成分を使用することができる。【0083】また、梅様の風味を有するフレーバーを調製するには、例えば酢酸エチル、イソアミル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニルおよびブチル、2−メチル酪酸エチル、安息香酸エチル、サリチル酸メチルなどのエステル類;オイゲノールなどのフェノール類;ヘキサノール、シスー3−ヘキセノール、トランス−2−ヘキセノール、ブタノールのごとき脂肪族アルコール;ベンジアルコール、β−フェニルエチルアルコールなどの芳香族アルコール;リナロール、ゲラニオール、シトロネロールのごときテルペンアルコール;ベンズアルデヒドなどの芳香族アルデヒド;ペリラアルデヒドなどのテルペンアルデヒド;トランス−2−ヘキセナール、シス−3−ヘキセナールなどの脂肪族アルデヒド;β−ダマスコンのごとき環式ケトン;γ−あるいはδ−デカラクトン、γ−ヘキサラクトン、ジャスミンラクトンなどのラクトン類;酢酸、プロピオン酸、カプロン酸などの酸類;レモン油、オレンジ油などの精油が用いられる。また、上記合成香料の他に、梅中の揮発性成分(香料成分)を単離あるいは合成した香料成分を調合香料素材として使用することができる。【0084】また、チェリー様の風味を有するフレーバーを調製に通常使用される香料素材としては、例えば酢酸イソアミル、アニシル、ベンジル、2−メチルブチル、ヘキシル、アミルおよびエチル、酪酸エチルおよびアミル、安息香酸メチル、ケイ皮酸エチル、吉草酸アミル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルなどのエステル類、シス−3−ヘキセノール、ヘキサノールなどの脂肪族アルコール、オイゲノールなどのフェノール類、アニスアルデヒド、ベンズアルデヒド、バニリン、ヘリオトロピン、p−トルアルデドおよびシンナミックアルデヒドなどの芳香族アルデヒド、リナロールなどのテルペンアルコール、フルフラールなどのアルデヒド、γ−ウンデカラクトンなどのラクトン類、β−ダマスコン、エチルマルトール、β−ヨノンなどの環式ケトン、クローブ油、レモン油、ローズ油などが使用される。また、上記合成香料の他に、チェリー中の揮発性成分(香料成分)を単離、または合成した香料成分を使用することができる。【0085】この他にラズベリー様の風味を有するフレーバーを調製するには、例えば酢酸アミル、エチル、ヘキシル、2−ヘキセニル、テルピニル、ネリル、サンタリルおよびエチル、酪酸アミルおよびエチル、吉草酸エチル、サリチル酸ベンジル、ケイ皮酸イソブチル、N−メチルアントラニル酸メチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、アントラニル酸ジメチルなどのエステル類;シス−3−ヘキセノールなどの脂肪族アルコール;ゲラニオール、ロジノール、サンタロールなどのテルペンアルコール;ラズベリーケトンなどの芳香族ケトン;α−ヨノン、メチルヨノン、マルトール、β−ヨノン、α−イロンなどの環式ケトン;アセトアルデヒド、ヘキサナールなどの脂肪族アルデヒド;シトラールなどのテルペンアルデヒド;γ−ウンデカラクトンのようなラクトン類;アネトールなどのエーテル類;ジメチルスルフィドなどの硫黄化合物;酢酸、酪酸、吉草酸などの酸類;ジャスミンアブソリュート、ローズアブソリュート、レモン油などの天然香料が良く用いられる。また、上記合成香料の他に、ラズベリー中の揮発性成分(香料成分)を単離あるいは合成した香料成分を使用することができる。【0086】トロピカルフルーツ系では、例えばグァバ様風味を有するフレーバーの調製に使用される香料としては、例えば酪酸エチル、酢酸シス−3−ヘキセニル、酢酸ベンジル、酢酸ヘキシル、酢酸ベンジル、3−ノネン酸メチル、酢酸シンナミル、酢酸3−フェニルプロピルなどのエステル類;シス−3−ヘキセノール、ヘキサノール、リナロール、ボルネオール、テルピネン−4−オール、α−テルピネオール、シンナミルアルコールなどのアルコール類;フルフラール、ベンズアルデヒド、ネラール、ゲラニアール、ペリラアルデヒド、ヘキサナール、トランス−2−ヘキセナールなどのアルデヒド類;この他にフラネオール、ホモフラネオール、ソトロン、γ−ヘキサラクトン、リモネン、1,8−シネオール、ベンゾチアゾール、3−ペンタンチオール、カプロン酸、プロピオン酸などがあげられる。これら香料の他にグァバ中の揮発性成分(香料成分)を単離、あるいは合成した香料成分も使用される。【0087】また、パッションフルーツ様風味を有するフレーバーの香料素材としては、例えばヘキサノール、ブタノール、シス−またはトランス−3−ヘキセン−1−オール、トランス−4−ヘキセン−1−オール、シス−またはトランス−3−オクテン−1−オール、シトロネロール、ゲラニオール、リナロール、α−テルピネオール、オクタノールなどのアルコール類;アセトアルデヒド、ベンズアルデヒドなどのアルデヒド類;2−ペンタノン、2−ヘプタノン、2−ウンデカノン、2−ペンタノン、2−ノナノン、2−ウンデカノン、β−イオノンなどのケトン類;酢酸、酪酸、カプロン酸、オクタン酸などの酸類;酢酸エチル、カプロン酸エチル、酪酸ヘキシル、カプロン酸ヘキシル、酢酸シス−またはトランス−3−ヘキセニル、酢酸シトロネリル、酢酸フェニルエチル、プロピオン酸エチル、酪酸シス−またはトランス−3−ヘキセニル、酪酸シス−またはトランス−4−ヘキセニル、2−ブテン酸エチル、カプロン酸シス−またはトランス−3−ヘキセニル、カプロン酸シス−またはトランス−4−ヘキセニル、3−ヘキセン酸エチル、カプロン酸シス−またはトランス−4−ヘキセニル、シス−またはトランス−3−オクテン酸エチルなどのエステル類;4−ヒドロキシヘキサン酸ラクトン、4−ヒドロキシオクタン酸ラクトン、ジヒドロアクチニジオライドなどのラクトン類;その他として、エジュラン、1,8−シネオール、リナロールオキシド、レモン油、オレンジ油、ピーチ様風味フレーバー、パイナップル様風味フレーバー、グレープ様風味フレーバー、ストロベリー様風味フレーバー、ベルガモット油などを例示することができる。また、上記香料の他にパッションフルーツ中の揮発性成分(香気成分)を単離あるいは合成した香料成分を使用することができる。【0088】また、パパイヤ様風味フレーバーの調製に使用される素材としては、例えば、ミルセン、リモネンなどの炭化水素類;ブタノール、1−または2−ブタノール、2−メチルブタノール、ヘキサノール、シス−またはトランス−2−ヘキセン−1−オール、シス−またはトランス−3−ヘキセン−1−オール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、テルピネオールなどのアルコール類;アセトアルデヒド、ヘキサナール、フェニルアセトアルデヒド、デカナールなどのアルデヒド類;アセトフェノン、シクロヘキサノン、3,5,5−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−オン、β−イオノンなどのケトン類;酢酸、酪酸、カプロン酸、オクタン酸、安息香酸などの酸類;酢酸エチル、酪酸エチル、プロピオン酸エチル、カプロン酸エチル、カプロン酸ヘキシル、ゲラン酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸ベンジル、フェニル酢酸エチルなどのエステル類;γ−ヘキサラクトン、γ−オクタラクトンなどのラクトン類;その他として、例えばリナロールオキシド、1,8−シネオール、カルバクロール、メチルピラジン、ピラジン、2,3−ジメチルピラジン、メチル(メチルチオ)アセテート、チモール、メチルチオ酢酸、チオシアン酸エチル、チオシアン酸エチル、1,1−ジエトキシエタンなどがあげられる。上記香料の他、パパイヤ中に存在する揮発性成分(香気成分)を単離、あるいは合成して使用することができる。【0089】また、マンゴー様風味を有するフレーバーの調製は、例えば、ミルセン、オシメン、リモネン、3−カレン、テルピノーレン、カジネン、イソロンギフォレンなどの炭化水素類;ヘキサノール、シス−またはトランス−3−ヘキセン−1−オール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、ベンジルアルコール、2−フェニルエタノール、リナロール、α−またはβ−テルピネオール、シス−またはトランス−2−ヘキセン−1−オールなどのアルコール類;アセトアルデド、ヘキサナール、トランス−2−ヘキセナール、シス−3−ヘキセナール、2,6−ノナジエナール、シトロネラール、シトラール、ゲラニアール、ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、β−シクロシトラールなどのアルデヒド類;アセトフェノン、4−メチルアセトフェノン、β−ダマセノン、β−イオノン、ベルベノンなどのケトン類;酢酸、酪酸、カプロン酸、オクタン酸、デカン酸などの酸類;酢酸エチル、酢酸シス−またはトランス−3−ヘキセニル、シス−またはトランス−2−ブテン酸3−ヘキセニル、ヘキサン酸シス−またはトランス−ヘキセニル、デカン酸エチル、ドデカン酸エチルなどのエステル類;γ−ヘキサラクトン、γ−ノナラクトン、γ−オクタラクトンなどのラクトン類;その他として2−アセチルピロール、ジメチルスルフィド、フルフラール、フラネオール、5−メチルフルフラール、2−アセチルフランなどをあげることができる。上記香料の他、マンゴー中に存在する揮発性成分(香気成分)を単離、あるいは合成して使用することができる。【0090】所望により、本発明の口腔用香料組成物に、例えばスパイシーノート、フローラルノート、スイートノート、その他の香気・香味付与乃至変調剤を配合して、種々の嗜好性を有する口腔用香料組成物を調製することもできる。【0091】かかるスパイシーノートしては、例えばアジョワン、アニス、アンゼリカ、ウイキョウ、オールスパイス、シナモン、カモミール、カラシナ、カルダモン、キャラウエイ、クミン、クローブ、コショウ、コリアンダー、サッサフラス、セイボリー、サンショウ、シソ、ジュニパーベリー、ジンジャー、スターアニス、セイヨウワサビ、タイム、タラゴン、ディル、トウガラシ、ナツメグ、バジル、マジョラム、ローズマリー、ローレルおよびワサビなど公知のスパイスの1種以上が使用され、その形状は精油、エキストラクトあるいはオレオレジンなどいずれでもよい。【0092】また、合成香料としては、たとえばアセチルイソオイゲノール、ベンジルイソオイゲノール、2−ブチル−4,4,6−トリメチル−1,3−ジオキサン、β−カリオフィレン、カルバクロール、シンナミックアルデヒド、シンナミルニトリル、チャビコール、エストラゴール、クミンアルデヒド、クミニルニトリル、p−サイメン、4−イソプロピル−2−ヘキサノン、ジヒドロクミンアルデヒド、サフラン酸エチル、サリチル酸エチル、オイゲノール、2−エチル−6,6−ジメチル−2−シクロヘキセンカルボン酸エチル、サリチル酸ヘキシル、2−イソブチル−3−メトキシピラジン、イソオイゲノール、2−イソプロピル−3−メチルフェノール、2−イソプロピル−3−メトキシピラジン、イソサフロール、ラバンジュロール、MACEAL(QUEST)、o−メトキシシンナミルアルデヒド、1−メトキシ−4−プロペニルベンゼン、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール、2−メチル−3−(p−メトキシフェニル)−プロパナール、ミルテナール、α−フェランドレン、ルボフィックス(フイルメニッヒ)、サフラナール、サフロール、シルベストン、テルピネン−4−オール、チモール、ジンゲロンなどの1種以上の合成香料が使用される。この他にスパイス成分中に含まれる香味成分を使用することもできる。上記のスパイスおよび/または合成香料の1種以上を調合香料素材として使用することにより容易にスパイシーノートを調製することができる[周知・慣用技術集 (香料) 第2部 食品用香料 496頁、第3部 香粧品用香料 202頁 参照]。【0093】また、フローラルノートとしては、例えばジャスミン、チュベローズ、ナルシス、オレンジフラワー、ジュネ、イランイラン、カナンガ、ネロリ、ローズ・ド・メイ、ローズ、ゼラニウム、パルマローザ、カッシー、イリス、レモン、ベルガモット、マンダリン、オレンジ、ライム、グレープフルーツ、プチグレイン、エレミ、サンダルウッド、ベチバー、パチョリ、パイン、シプレス、ペパーミント、スペアミント、ラベンダー、ラバンジン、ローズマリー、タイム、マジョラム、ユーカリ、ローレル、ヒソップ、シトロネラ、レモングラス、ベルベナ、キュベバ、カモミル、カラムス、タンジー、シダーリーフ、アニス、フェンネル、バジル、タラゴン、クミン、キャラウエイ、セロリー、クラリセージ、クローブ、シンナモンバーク、ベイ、ナツメグ、ペパー、ジュニパーベリー、カルダモン、コリアンダー、ジンジャー、トルーバルサム、バニラ、トンカビーンズ、スチラックス、シストラブダナム、ファーバルサム、シベット、カストリウム、コスタス、アンブレットシード、ガルバナム、バイオレットリーフ、カシス、オークモス、トリーモス、ボア・ド・ローズ、ホーウッドなどの天然香料の1種以上が使用され、これらは精油、アブソリュート、エキストラクト、チンキ、コンクリートなどの形状で使用される。【0094】また、合成香料の例としては、例えばβ−フエニルエチルアルコール、ゲラニオール、α−,β−,γ−あるいはδ−ダマスコン、α−,β−あるいはγ−ダマセノン、ローズオキサイド、イソダマスコン、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、シトロネロール、ネロール、ジメチルオクタノール、ネロールオキサイド、酢酸ベンジル、α−n−シンナミルアルデヒド、α−n−ヘキシルシンナミルアルデヒド、ベンジルアルコール、インドール、ジヒドロジャスモン酸メチル、リナロール、酢酸リナリル、ジヒドロジャスモン、シス−ジャスモン、シス−ジャスモンラクトン、ジャスモラクトン、ジャスモン酸メチル、ジャスミンラクトン、AC−1300、LRT14(GIVAUDAN−ROURE)、ジャスマール(IFF)、ゲルソン(IFF)、FLEURAMON(IFF)、オイゲノール、メチルオイゲノール、イソオイゲノール、シンナミルアルコール、サリチル酸ベンジルおよびアミル、クローブ油、α−あるいはβ−ヨノン、メチルヨノン、LIFFAROME(IFF)、α−イロン、オリボン(IFF)、酢酸p−t−ブチルシクロヘキシル、ネロールオキサイド、β−メチルナフチルケトン、アントラニル酸メチル−ヒドロキシシトロネラール シッフベース、酢酸テルピニル、酢酸リナリル、サリチル酸メチル、γ−ノナラクトン、安息香酸メチル、安息香酸エチル、アントラニル酸メチル、フェニルアセトアルデヒド、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、ハイドロトロピックアルデヒド、ヒアシンスボディNo3(IFF)、ヒアシンスボディ(IFF)、ヘリオトロピルアセトン、テルピネオール、リリアール(GIVAUDAN)、リラール(IFF)、MAYOL(FIRMENICH)、ハイドロキシシトロネラール、スチラックス、サイクラメンアルデヒド、ジメチルベンジルカルビノール、アニスアルデヒド、ヘリオトロピン、ヘリオナール(IFF)、バニリン、酢酸スチラリル、プロピオン酸スチラリル、テトラハイドロリナロール、テトラハイドロミルセノール、ジヒドロミルセノール、エチルリナロール、MGUOL(IFF)などの1種以上が使用される。フローラルノートは、上記の天然香料および/または合成香料の1種以上を調合香料素材として用いることにより、容易に調製することができる[特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第3部 香粧品香料 152頁 2001.6.15参照]。【0095】また、スイートノートとしては、例えば、ローズアブソリュート、ジャスミンアブソリュート、ローズ油、ゼラニウム油、γ−ウンデカラクトン、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、インドール、マルトール、バニリン、エチルマルトール、エチルバニリン、シクラメンアルデヒド、酢酸P−t−ブチルシクロヘキシル、シクロペンタデカノライド、カモミル油、クローブバット油、シンナモン油、パチョリ油、ラベンダーアブソリュート、シンナミックアルデヒド、ベンズアルデヒド、シトラール、クマリン、アントラニル酸メチル、サリチル酸メチル、フェニルアセトアルデヒド、酢酸エチルフェニル、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタールなどの1種以上を調合香料素材として使用することにより、容易に調製することができる[特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第3部 香粧品用香料 218頁 2001.6.15 参照]。【0096】上記の合成香料、天然香料の口腔用香料組成物における配合割合は、その嗜好性により適宜に選択すればよいが、例えば0.0001〜100重量%、好ましくは0.001〜90重量%程度である。【0097】これらの合成香料は、市場で容易に入手可能であり、必要により容易に合成することもできる。また、天然香料は、精油(テルペンレスオイルを含む)、エキス、オレオレジン、レジノイド、アブソリュート、濃縮果汁あるいは単離香料(分画香料)など任意の形状で使用することができ、必要により回収フレーバー(オレンジ、レモン、グレープフルーツ、アップル、グレープ、ストロベリー、パイナップル、ピーチ、メロンなど)を使用することもできる。これらは、例えば溶剤抽出、超臨界抽出、蒸留(水蒸気蒸留)あるいは濃縮など公知の方法により製造することができる[特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第1部 香料一般 2・1天然香料、2・1・3分画香料(単離香料)、2・3香料の精製・加工技術 2001.6.15発行 参照]。【0098】また、本発明のこれらの合成香料、天然香料あるいはこれらを配合してなる香料組成物は、必要により乳化、可溶化、粉末,造粒、包接、マイクロカプセルなど公知の方法により加工して使用することもできる[上記 周知・慣用技術集(香料) 第1部 香料一般 2・3香料の精製・加工技術 参照 ]。【0099】本発明の口腔用香料組成物に、必要により例えば、エタノールのごときアルコール類、プロピレングリコール、グリセリンのごとき多価アルコール類などの溶剤が配合される。また、所望により香料の安定を維持する目的で公知の酸化防止剤、光劣化防止剤などが配合される。さらに、殺菌・抗菌・防腐(クローブ、シナモンリーフ、コリアンダー、ラベンダー、カナンガ、セダーウッド、チモール、オイゲノール、イソオイゲノール、フェノール、ゲラニオール、シトラール、カルボン、シネオールなど)、酸化防止(アオイ抽出物、ユーカリ抽出物、ローズマリー、ユーカリなど)、抗う蝕・抗歯周病(アスナロ、アニス、クローブ、レモングラス、ホワイトペッパー、ユーカリ、緑茶抽出物、オイゲノール、シンナムアルデヒド、δ−ウンデカラクトン、シクラメンアルデヒド、リナロールなど)、変色防止(オールスパイス、マスタード、ガーリック、オニオン、ジンジャー、キャラウエーなど)、冷感(D−あるいはL−メンチルアセテート、p−メンタン誘導体、3−L−メントキシプロパンジオール、L−メンチル3−ヒドロキシブチレートなど)、保留・保香(パチュリ、ベチバー、アンブレット、サリチル酸メチル、フェノキシエタノール、安息香酸エチル、フタール酸エチル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコールなど)、エンハンサー(ソトロン、マルトール、フラネオール、シクロテンなど)などの作用を有する香料あるいは香料関連物質を、本発明の口腔組成物に適宜に配合し、本発明の効果を一層高めることができる[上記、周知・慣用技術集(香料)第1部 香料一般 2・6 機能性香料参照]。【0100】本発明の口腔用香料組成物が配合される口腔組成物は、格別限定されないが、例えば練歯磨、潤製歯磨、粉歯磨、液状歯磨などの歯磨類、マウスウオッシュなどの洗口剤、トローチなどの口中清涼剤、チューインガム、口腔用パスタ、うがい用などを例示することができる。【0101】本発明の口腔組成物は、その剤形に応じた任意成分、その他の添加剤を配合し、通常の方法により調製することができる。【0102】例えば、歯磨の場合は、公知の例えば、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、発泡剤、着色剤、消炎剤、殺菌剤、フッ化物などが所望により配合される。具体的には、第2リン酸カルシウム・2水和物および無水物、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、硫酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、無水ケイ酸、含水ケイ酸、アルミノシリケート、アルミナ、水酸化アルミニウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、合成樹脂などの1種または2種以上の公知の研磨剤が配合される(配合量;通常全体の10〜90%)。【0103】また、粘稠剤としては、ソルビット、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチットなどの1種または2種以上が配合される(配合量;通常全体の5〜85%)、また、粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸およびその塩、ガム類、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロースなどの1種または2種以上が配合される(配合量;通常0.3〜5%)。また、防腐剤としては、例えば、安息香酸、安息香酸ナトリウムなどの安息香酸金属塩、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸エチル、安息香酸プロピルなどの安息香酸アルキルエステルなどが配合される。配合量は通常1%以下で使用される。【0104】また、ソジウムラウリルサルフェート、ラウロイルザルコシネート、α−オレフィンスルホネート、タウレート、ラウリルモノグリセライドサルフェート、ラウリルモノグリセライドスルホネート、N−長鎖アシルアミノ酸塩、石けんなどのアニオン性界面活性剤、ラウリン酸ジエタノールアミド、ステアリルモノグリセライド、ショ糖脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートなどのノニオン界面活性剤、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ベタイン型、アミノ酸型などの両性界面活性剤などの1種または2種以上の界面活性剤が配合される(配合量;通常0.5〜8%)。【0105】さらに、発泡剤は、界面活性剤の中から刺激性のないものが選択され、例えばラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ヤシ油脂脂肪酸モノグリセリンスルホン酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステルなとが用いられる。また、甘味剤としては、通常サッカリンナトリウムが使用され、その他にステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、タウマチン、グリチルリチン、ペリラルチン、スクラロースなど公知の甘味剤が使用される。その他の薬効成分として、フッ化ナトリウム、モノフルオリン酸ナトリウム、フッ化スズなど(歯の耐酸性の増強)、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化セチルピリジウム、イソプロピルメチルフェノールなど(殺菌剤)、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼなど(グルカンの分解および生合成阻害)、ヒノキチオール、アラントイン、グリチルリチン酸とその塩類、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アズレン,トウキ、オウゴン、オオバク、ローズマリー、チョウジ、タイムなどの生薬抽出物など(抗炎症剤)、ビタミンE(血行促進)、あるいは塩酸ピリドキシン(歯肉の抗炎症)などが必要により適宜に配合される。【0106】その他に、上記した以外に、化粧品種別許可基準(厚生省薬務局審査課監修 平成9年4月1日発行)の口腔化粧品中に記載される、例えばアミノ酸類、酵素、生薬(エキス)、香辛料(エキス)、殺菌剤、抗炎症剤、界面活性剤、粘稠剤、研磨剤、金属塩類、保存剤なとが適宜に配合される。【0107】また、洗口剤では、配合される成分は上記歯磨類とほぼ同一であり、例えば溶剤・湿潤剤としてエタノールなどのごときアルコール類、グリセリン、プロピレングリコールなどのごとき多価アルコール類などが使用される。また、可溶化剤としては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムなどが使用される。この他に甘味料(サッカリンナトリウム、ステビオサイド、タウマチン、グリチルリチンなど)、保存料(安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エチルなど)、着色料、薬効成分(フッ化合物、殺菌剤、酵素、抗炎症剤など)などが、適宜に配合される。【0108】また、本発明の香料組成物は、上記洗口剤、歯磨き、口中清涼剤以外にチューインガム、飴、清涼菓子などにも適用することができる。【0109】またさらに、本発明口腔用香料組成物には、以下に記載の合成香料、天然香料(ハーブを含む)を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0110】例えばエステル類としては、酪酸2−アセトキシ−1−メチルプロピル、酢酸バニリル、2−ウンデセン酸アリル、2−エチル酪酸アリル、アセト酢酸アリル、ノナン酸アリル、吉草酸アリル、2−メチル酪酸アミル、アニス酸アミル、フェニル酢酸アニシル、フェニル酢酸ベンジル、吉草酸ボルニル、ジ酢酸2,3−ブタンジオール、2−ブテン酸ブチル、2−ヘキセン酸ブチル、クロトン酸ゲラニル、クロトン酸アリル、ノナン酸ブチル、プロピオン酸カルビル、酢酸セドリル、アントラニル酸シンナミル、フェニル酢酸シンナミル、ヘキサン酸シトロネリル、ヘキサン酸p−クレジル、イソ酪酸p−クレジル、酢酸イソデシル、アントラニル酸シクロヘキシル、アセト酢酸シクロヘキシル、安息香酸シクロヘキシル、イソ酪酸2−シクロヘキシル、酢酸9−デセニル、酢酸ジヒドロカルビニル、プロピオン酸ジヒドロカルビニル、酢酸2,4−ジメチルベンジル、イソ酪酸ドデシル、2−ベンジルアセト酢酸エチル、2−エチルヘキサン酸エチル、2−メチル−3−ペンテン酸エチル、2−オクテン酸エチル、3−アセトキシ−2−メチル酪酸エチル、2−デセン酸エチル、ゲラン酸エチル、2−デセン酸エチル、トランス−2,シス−4−デカジエン酸エチル、安息香酸2−エチルヘキシル、フェニル酢酸オイゲニル、酢酸ファルネシル、酢酸フラネオール、2−メチル酪酸ゲラニル、2−メチル酪酸シス−3−ヘキセニル、クロトン酸イソプロピル、安息香酸イソブチル、酢酸ラバンジュリル、2−メチル酪酸L−メンチル、サリチル酸メンチル、ジャスモン酸メチル、クロトン酸ネリル、酢酸1,3−ノナンジオール、酢酸ノピル、酢酸1−オクテン−3−イル、酢酸ピペロニル、酢酸3,3,5−トリメチルヘキシル、酢酸ウンデセニル、酢酸1−p−メンテン、酢酸1−アセチルシクロヘキシル、酢酸1−アセチルシクロヘキシル、ギ酸2−ブチル、オクタン酸2−ヘキセニル、酢酸2−メトキシシンナミル、酢酸β−イオニル、1,4−ノナンジオールジアセテート、酢酸2,6−ノナジエン−1−オール、プロピオン酸(Z)−5−オクテニルなど、日本における食品香料化合物の使用実態調査(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載のエステル類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0111】アルコール類としては、例えばアンブリノール、カルベオール、セドロール、シクロヘキサノール、デヒドロクミンアルコール、ジヒドロシンナミルアルコール、ジヒドロオイゲノール、ジヒドロリナロール、2,4−ジメチルベンジルアルコール、p−,α−ジメチルベンジルアルコール、フェンキルアルコール、フルフリルアルコール、1−ヘプテン−3−オール、トランス−3−ヘキセノール、α−あるいはβ−イオノール、イソフィトール、p−メンタン−2−オール、1,8−p−メンタジエン−4−オール、2−メトキシベンジルアルコール、1−ノネン−3−オール、オシメノール、2−フェノキシエタノール、ピノカルベオール、スチラリルアルコール、3,3,5−トリメチルヘキサノール、バニリルアルコール、1,5−ウンデカジエン−3−オール、2,6−ジメチルヘプテノール、3−デセノール、3−オクテン−2−オール、4−フェニルブタノール、5−フェニルペンタノール、デヒドロジヒドロイオノール、ミルタノール、(E、E)2,4−オクタジエノール、4−フェニル−3−ブテン−2−オールなど、日本における食品香料化合物の使用実態調査(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載のアルコール類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0112】アルデヒド類としては、例えば4−ブトキシベンズアルデヒド、カンフォレニックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、2,4−デカジエナール、2−あるいは4−デセナール、ジヒドロシンナムアルデヒド、エチルシトラール、2,4−ヘプタジエナール、ヘプタナール、2−ヘプテナール、α−ヘキシルシンナムアルデヒド、ハイドラトロプアルデヒド、p−メトキシ−α−メチルシンナムアルデヒド、α−メチルシンナムアルデヒド、2−メチルウンデカナール、2,4−あるいは2,6−ノナジエナール、2−オクテナール、シス−3−オクテナール、2−フェニル−2−ブテナール、サフラナール、2,4−ウンデカジエナール、10−ウンデセナール、10−メチルドデカナール、2−ブチル−2−ブテナール、2−メチル−2−オクテナール、3,6−ドデカジエナール、9−ウンデセナール、ファルネサール、2−メチルオクテナール、など、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載のアルデヒド類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0113】ケトン類では、アセトアニソール、4−(p−アセトキシフェニル)−2−ブタノン、アセチルブチリル、アセチルセドレン、アセチルピロール、α−アリルイオノン、アニシルアセトン、ベンゾイルアセトン、ブチルメチルケトン、カンファー、ジベンジルケトン、ジヒドロヨノン、ジヒドロジャスモン、2,5−ジメチル−3(2H)−フラノン、ジプロピルケトン、エチルアミルケトン、エチルシクロペンテノロン、5−エチル−3−ヒドロキシ−4−メチル−2(5H)−フラノン、ファルネシルアセトン、ゲラニルアセトン、2,3−ヘプタンジオン、2−ヘキシルシクロペンタノン、2−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−1−オン、エチルイソアミルケトン、イソジャスモン、α−イソメチルヨノン、イソホロン、メチルエチルケトン、メチルヘキシルケトン、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルオクチルケトン、メチルプロピルケトン、メチルウンデシルケトン、2−ペンタデカノン、プレゴン、ピペリトン、3,5,5−トリメチル−1,2−シクロヘキサンジオン、ジンゲロン、1−ノネン−3−オン、2,4−ジフルフリルフラン、エチルフルフリルエーテルなど、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載のアルデヒド類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することがでる。【0114】アセタール類としては、アセトアルデヒド エチルヘキシルアセタール、アセトアルデヒド エチルイソアミルアセタール、アセトアルデヒド エチルリナリルアセタール、アセトアルデヒド フェネチルプロピルアセタール、アセトアルデヒド エチルプロピルアセタール、アニスアルデヒド プロピレングリコールアセタール、ベンズアルデヒド ジエチルアセタール、ベンズアルデヒド ジメチルアセタール、ブタナール ジエチルアセタール、シンナムアルデヒド ジエチルアセタール、シンナムアルデヒド プロピレン グリコールアセタール、デカナール ジエチルアセタール、デカナール プロピレングリコールアセタール、フルフラール プロピレングリコールアセタール、ヘキサナール ジエチルアセタール、ヘリオトロピン プロピレングリコールアセタール、イソブタール ジエチルアセタール、イソブタナール プロピレングリコールアセタール、イソバレルアルデヒド ジエチルアセタール、イソバレルアルデヒド フルロピレングリコールアセタール、ノナナール ジエチルアセタール、オクタナール ジエチルアセタール、オクタナール プロピレングリコールアセタール、フェニルアセトアルデヒド ジメチルアセタール、バニリン プロピレングリコールアセタール、プロパナール ジエチルアセタール、バレルアルデヒド ジエチルアセタール、バレルアルデド プロピレングリコールアセタールなど、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載のアセタール類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0115】また、フェノール類としては、アリルフェノール、カテコール、p−クレゾール、ジヒドロオイゲノール、2,6−ジメトキシフェノール、2,6−ジメチルフェノール、p−エトキシフェノール、4−エチルフェノール、2−イソプロピルフェノール、レゾルシノール、フェノール、3,4−キシレノール、バニトロープ、ビニルグアヤコール、2,3,6−トリメチルフェノール、3−イソプロピルフェノール、6−メトキシ−イソオイゲノール、p−tert−ブチルフェノール、4−プロピル−2,6−ジメトキシフェノールなど、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載のフェノール類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0116】また、エーテル類としては、アンブロキサン、ベンジルエチルエーテル、β−カリオフィレンオキサイド、ジフルフリルエーテル、ジイソアミルエーテル、2,5−ジメチルフラン、7,15−エポキシ−3−カリオフィレン、2−エチル−4−メチルジオキソラン、フルフリルメチルエーテル、β−ナフチルイソブチルエーテル、ベンジルイソオイゲノール、メチルフェネチルエーテル、4−メチル−2−プロピル−1,3−ジオキソラン、2−メチルフラン、バニリンメチルエーテル、バニリンエチルエーテル、バニリルエチルエーテル、2−(3−フェニルプロピル)テトラヒドロフラン、2,4−ジフルフリルフラン、2−エチル−5−メチルフランなど、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載のエーテル類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0117】また、ラクトン類としては、アンブレットリド、α−アンゲリカラクトン、3−ブチリデンフタリド、γ−ブチロラクトン、シクロペンタデカノリド、7−デセン−1,4−ラクトン、9−デセン−5−オリド、δ−ドデセノラクトン、ジヒドロアクチニジオリド、ジヒドロクマリン、γ−ドデカラクトン、γ−6−ドデセノラクトン、ε−デカラクトン、ε−ドデカラクトン、5−エチル−3−ヒドロキシ−4−メチル−2(5H)−フラノン、α−ヘプチル−γ−バレロラクトン、δ−ヘキサデカノリド、3−ヒドロキシ−4,5−ジメチル−2(5H)−2−フラノン、ジャスモラクトン、マッソイラクトン、β−メチル−γ−オクタラクトン、δ−ノナラクトン、6−ペンチル−α−ピロン、スクラレオリド、δ−テトラデカラクトン、δ−トリデカラクトン、γ−バレロラクトン、シス−7−デセノ−1,4−ラクトン、γ−2−ブテノラクトン、γ−2−デセノラクトン、γ−2−ヘキセノラクトンなど、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載のラクトン類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0118】また、炭化水素類としては、アロオシメン、δ−カジネン、カンフェン、δ−3−カレン、α−カリオフィレン、α−セドレン、デヒドロ−p−サイメン、シス−3,7−ジメチル−1,3,6−オクタトリエン、ドデカン、1−ドデセン、エイコサン、α−エレメン、β−エレメン、ロンギフォレン、4−メチル−シス−2−ペンテン、1−ノネン、α−フェランドレン、サビネン、α−ターピネン、γ−ターピネン、テトラデカン、ツヨプセン、ウンデカン、1,3,5,7−ウンデカテトラエン、2−ウンデセン、2−セドレン、p−メンタ−1,3,8−トリエンなど、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載の炭化水素類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0119】また、硫黄・窒素化合物類としては、例えば3−アセチル−2,5−ジメチルチオフェン、5−アセチル−2,4−ジメチルチアゾール、2−アセチル−3−メチルピラジン、2−アセチルチオフェン、アセチルピラジン、2−あるいは3−アセチルピリジン、2−アセチルピロール、2−アセチルチアゾール、アリルイソチオシアネート、2−(sec−ブチル)−3−メトキシピラジン、ジアリルジスルフィド、ジベンジルジスルフィド、ジブチルサルフィド、ジフルフリルジスルフィド、4,5−ジヒドロ−3(2H)−チオフェン、ジメチルスルフィド、4,5−ジメチルチアゾール、ジプロピルトリスルフィド、2−エトキシ−3,5あるいは6−メチルピラジン、エチル2−メルカプトプロピオネート、エチル3−メルカプトプロピオネート、フルフリルメチルスルフィド、フルフリルチオアセテート、2−イソブチル−3−メトキシピラジン、2−イソブチルチアゾール、2−イソプロピル−4−メチルチアゾール、2−メトキシ−(3,5あるいは6)−メチルピラジン、メチル3−メチルチオプロピオネート、メチルチオブチレート、ジメチルジスルフィド、メチルフルフリルジスルフィド、メチルメルカプタン、2−メチル−3(5,6)メチルチオピラジン、2−メチル−3−フランチオール、1−p−メンテン−8−チオール、プロピルジスルフィド、プロピルメルカプタン、スカトール、スルフロール、スルフリルプロピオネート、チオメントンなど、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載の硫黄・窒素化合物類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0120】また、酸類としては、例えば5あるいは6−デセン酸、アニス酸、シトロネリル酸、クロトン酸、9−デセン酸、2−エチルヘキサン酸、ギ酸、ヘプタン酸、ラウリン酸、レブリン酸、リノレイン酸、2−メルカプトプロピオン酸、3−メチル吉草酸、2−メチルペンタン酸、2−メチルヘキサン酸、5−メチルヘキサン酸、2−メチル吉草酸、4−メチル吉草酸、オレイン酸、パルミチン酸、ペンタン酸、4−ペンテン酸、3−フェニルプロピオン酸、チオ酢酸、チグリン酸、ウンデカン酸、10−ウンデセン酸など、“日本における食品香料化合物の使用実態調査”(平成12年度 厚生科学研究報告書;日本香料工業会 平成13年3月発行)に記載の酸類を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0121】また、天然香料(ハーブを含む)としては、スイートアーモンド、アジョワン、アミリス、アルテミシア、アルニカ、アルファルファ、アプリコット、アンブレット、ターメリック、エルダーベリー、オスマンサス、オリガナム、レッドあるいはブラックカーラント、ガランガ、ガルバナム、キュベバ、クランベリー、コーヒー、紅茶、コスタス、コパイバ、サッサフラス、シダー、スチラックス、スプルース、セイボリー、センキュウ、タマリンド、タンジェリン、タンジー、ダイオウ、ダバナ、チコリ、カプシカム、トウキ、トチュウ、ハネーサックル、ハマボウフウ、ヒッコリー、フェネグリーク、ブチュ、グレープ、ベルガモットミント、ベルベナ、ホースミント、ホースラディシュ、ホウショウ、ボウフウ、ミルテ、ミルラ、ムスク、メープル、ライチ、ラズベリー、緑茶、リンデン、リンドウ、ルー、ロベージなど、天然香料基原物質の解説“食品香料ハンドブック・改訂増補版”(厚生省生活衛生局食品化学課 監修 日本香料工業会編 平成11年8月25日発行)、FLAVOURING SUBSTANCES AND NATUAL SOURCES OF FLAVOURINGS(COUNCIL OF EUROPE 1981)あるいは“香りの百科”(日本香料協会編 1989.6.25発行)に記載の天然香料(ハーブを含む)を香気・香味付与乃至変調剤として使用することができる。【0122】【発明の効果】上述したように本発明は、ミントノートを有するフレーバー、シトラスノートを有するフレーバーおよびフルーツノートを有するフレーバーの群から選ばれる1種以上の香料を有効成分として含有する口腔用香料組成物、好ましくはミントノートを有するフレーバーから選ばれる1種以上の香料と、シトラスノートを有するフレーバーまたはフルーツノートを有するフレーバーの群から選ばれる1種以上の香料を有効成分として含有する口腔用香料組成物が、優れた嗜好性を有し、基剤臭あるいは口臭のマスキングに優れ、口腔組成物の機能を阻害することがなく、使用者に快適な使用感を与えることのできる優れた効果を有する。【0123】【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれによりなんら限定されるものではなく、また本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。【0124】【実施例1〜13】実施例1〜13(表−1)は、ミントノートを有するフレーバーからなる口腔用香料組成物の処方例。【0125】【実施例21〜60】実施例21〜30(表−2)、実施例31〜40(表−3)、実施例41〜50(表−4)、実施例51〜60(表−5)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、シトラスノートを有するフレーバーを配合した処方例。【0126】【実施例61〜70】実施例61〜70(表−6)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、アップル様風味を有する調合香料を配合した処方例。なお、処方中の〜は、「合計を1000に併せることを示す。」以下同じ。【0127】【実施例71〜80】実施例71〜80(表−7)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、グレープ様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0128】【実施例81〜90】実施例81〜90(表−8)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、ストロベリー様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0129】【実施例91〜100】実施例91〜100(表−9)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、パイナップル様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0130】【実施例101〜110】実施例101〜110(表−10)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、バナナ様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0131】【実施例111〜120】実施例111〜120(表−11)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、ピーチ様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0132】【実施例121〜129】実施例121〜129(表−12)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、メロン様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0133】【実施例130〜137】実施例130〜137(表−13)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、アプリコット様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0134】【実施例138〜144】実施例138〜144(表−14)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、梅様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0135】【実施例145〜150】実施例145〜150(表−15)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、チェリー様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0136】【実施例151〜156】実施例151〜156(表−16)は、ミントノートを有する口腔用香料組成物(実施例1〜13)の処方のそれぞれに、ラズベリー様風味を有する調合香料を配合した処方例。【0137】上記香料組成物を、下記の口腔組成物に配合することにより口腔組成物に使用されている基剤類の味、においをマスキング、さらに口臭をマスキングすることができ、嗜好性の高い口腔組成物が得られた。【0138】【実施例157】歯磨剤の処方例【0139】【実施例158】洗口剤類の処方例【0140】【実施例159】口中清涼剤【0141】【実施例160】その他【0142】【表1】【0143】【表2】【0144】【表3】【0145】【表4】【0146】【表5】【0147】【表6】【0148】【表7】【0149】【表8】【0150】【表9】【0151】【表10】【0152】【表11】【0153】【表12】【0154】【表13】【0155】【表14】【0156】【表15】【0157】【表16】 ミントノートを有するフレーバー、シトラスノートを有するフレーバーおよびフルーツノートを有するフレーバーの群から選ばれる1種以上の香料を有効成分として含有する口腔用香料組成物。 ミントノートを有するフレーバーから選ばれる1種以上の香料と、シトラスノートを有するフレーバーおよび/またはフルーツノートを有するフレーバーの群から選ばれる1種以上の香料を有効成分として含有する口腔用香料組成物。 ミントノートを有するフレーバーが、ペパーミント油、スペアミント油、アップルミント油、ジンジャーミント油、パインナップルミント油、ハッカ油、ペニーロイヤル油、メントール、メントン、イソメントン、メントフラン、メンチルアセテート、L−カルボン、ジヒドロカルボン、プレゴン、イソプレゴール、イソプレギルアセテート、L−カルベオール、ピペリトン、ピペリトール、カルビルアセテート、ジヒドロカルビルアセテートおよび1,8−シネオールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項1および2記載の口腔用香料組成物。 シトラスノートを有するフレーバーおよびフルーツノートを有するフレーバーが、エステル類、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、アセタール類、フェノール類、エーテル類、ラクトン類、炭化水素類、窒素・硫黄化合物類、酸類および天然香料から選ばれる1種以上の香料からなる請求項1および2記載の口腔用香料組成物。 エステル類が、アクリル酸エステル、アセト酢酸エステル、アニス酸エステル、安息香酸エステル、アントラニル酸エステル、N−メチルアントラニル酸エステル、イソ吉草酸エステル、イソ酪酸エステル、ウンデシレン酸エステル、オクタン酸エステル、ヘキセン酸エチル、オクテン酸エステル、オクチンカルボン酸エステル、カプロン酸エステル、吉草酸エステル、ギ酸エステル、クロトン酸エステル、ケイ皮酸エステル、コハク酸エステル、酢酸エステル、サリチル酸エステル、シクロヘキシルアルカン酸エステル、ステアリン酸エステル、セバチン酸エステル、デカン酸エステル、ドデカン酸エステル、乳酸エステル、ノナン酸エステル、ノネン酸エステル、ヒドロキシヘキサン酸エステル、フェニル酢酸エステル、フェノキシ酢酸エステル、フランカルボン酸エステル、プロピオン酸エステル、ヘプタン酸エステル、ヘプチンカルボン酸エステル、ミリスチン酸エステル、フェニルグリシド酸エステル、2−メチル酪酸エステル、酪酸エステルおよびヒドロキシ酪酸エステルの群から選ばれる少なくとも1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 アクリル酸エステルが、アクリル酸メチルおよびアクリル酸エチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 アセト酢酸エステルが、アセト酢酸メチルおよびアセト酢酸エチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用組成物。 アニス酸エステルが、アニス酸メチルおよびアニス酸エチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 安息香酸エステルが、安息香酸のアリル、イソアミル、エチル、ゲラニル、リナリル、フェニルエチル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニル、ベンジルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 アントラニル酸エステルが、アントラニル酸のシス−3−ヘキセニル、メチル、エチル、リナリル、イソブチル、シンナミルおよびフェニルエチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 N−メチルアントラニル酸エステルが、N−メチルアントラニル酸のメチルおよびエチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 イソ吉草酸エステルが、イソ吉草酸のアリル、アミル、イソアミル、イソブチル、イソプロピル、エチル、オクチル、ゲラニル、シクロヘキシル、シトロネリル、テルピニル、リナリル、シンナミル、フェニルエチル、ブチル、プロピル、ヘキシル、ベンジル、メチルおよびロジニルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 イソ酪酸エステルが、イソ酪酸のイソアミル、ゲラニル、シトロネリル、テルピニル、シンナミル、オクチル、ネリル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェノキシエチル、ブチル、プロピル、イソプロピル、ヘキシル、ベンジル、メチル、エチル、リナリルおよびロジニルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ウンデシレン酸エステルが、ウンデシレン酸のアリル、イソアミル、ブチル、エチルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 オクタン酸エステルが、オクタン酸のアリル、イソアミル、エチル、オクチル、ヘキシル、ブチル、メチルおよびリナリルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ヘキセン酸エステルが、トランス−2または3−ヘキセン酸エチル、トランス−2または3−ヘキセン酸メチルおよびシス−3−ヘキセン酸エチルまたはメチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 オクテン酸およびオクチンカルボン酸エステルが、3−オクテン酸のメチルおよびエチルエステル、4−オクテン酸のメチルおよびエチルエステル、オクチンカルボン酸のメチルおよびエチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 カプロン酸エステルが、カプロン酸のアリル、アミル、イソアミル、メチル、エチル、イソブチル、ヘキシル、プロピル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、リナリル、ゲラニルおよびシクロヘキシルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 吉草酸エステルが、吉草酸のアミル、イソプロピル、イソブチル、エチル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、シンナミル、フェニルエチルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ギ酸エステルが、ギ酸のアニシル、アミル、イソアミル、イソプロピル、エチル、オクチル、ゲラニル、シトロネリル、シンナミル、シクロヘキシル、テルピニル、フェニルエチル、ブチル、プロピル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニル、ベンジル、リナリル、ロジニルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 クロトン酸エステルが、クロトン酸のイソブチル、エチルおよびシクロヘキシルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ケイ皮酸エステルが、ケイ皮酸のアリル、エチル、イソブチル、プロピル、3−フェニルプロピル、ベンジル、シクロヘキシルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 コハク酸エステルが、コハク酸のL−メンチル、ジエチルおよびジメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 酢酸エステルが、酢酸のアニシル、アミル、α−アミルシンナミル、イソアミル、イソブチル、イソプロピル、イソボルニル、イソオイゲニル、オイゲニル、2−エチルブチル、エチル、3−オクチル、p−クレジル、o−クレジル、ゲラニル、α−またはβ−サンタリル、シクロヘキシル、シトロネリル、ジヒドロクミニル、ジメチルベンジルカルビニル、シンナミル、スチラリル、デシル、ドデシル、テルピニル、グアイル、ネリル、ノニル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ブチル、フルフリル、プロピル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、シス−3−ノネニル、シス−6−ノネニル、シス−3,シス−6−ノナジエニル、3−メチル−2−ブテニル、ヘプチル、ベンジル、ボルニル、ミルセニル、ジヒドロミルセニル、ミルテニル、メチル、2−メチルブチル、リナリルおよびロジニルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 サリチル酸エステルが、サリチル酸のアリル、イソアミル、フェニル、フェニルエチル、ベンジル、エチルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 シクロヘキシルアルカン酸エステルが、シクロヘキシル酢酸アリル、シクロヘキシルプロピオン酸アリル、シクロヘキシル酪酸アリル、シクロヘキシルヘキサン酸アリル、シクロヘキシルデカン酸アリルおよびシクロヘキシル吉草酸アリルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ステアリン酸エステルが、ステアリン酸のエチル、プロピルおよびブチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 セバチン酸エステルが、セバチン酸のジエチルおよびジメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 デカン酸エステルが、デカン酸のイソアミル、エチル、ブチルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ドデカン酸エステルが、ドデカン酸のイソアミル、エチルおよびブチルエステルから選ばれる少なくとも1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 乳酸エステルが、乳酸のイソアミル、エチルおよびブチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ノナン酸エステルが、ノナン酸のエチル、フェニルエチルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ノネン酸エステルが、2−ノネン酸アリル、メチルまたはエチルおよび3−ノネン酸メチルまたはエチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ヒドロキシヘキサン酸エステルが、2−ヒドロキシヘキサン酸エチルまたはメチルおよび3−ヒドロキシヘキサン酸エチルまたはメチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 フェニル酢酸エステルが、フェニル酢酸のイソアミル、イソブチル、エチル、ゲラニル、シトロネリル、シス−3−ヘキセニルおよびメンチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 フェノキシ酢酸エステルが、フェノキシ酢酸のアリル、エチルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 フランカルボン酸エステルが、フランカルボン酸のエチル、メチル、ヘキシルエステルおよびフランプロピオン酸イソブチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 プロピオン酸エステルが、プロピオン酸のアニシル、アリル、エチル、アミル、イソアミル、プロピル、ブチル、イソブチル、イソプロピル、ベンジル、ゲラニル、シクロヘキシル、シトロネリル、シンナミル、テトラヒドロフルフリル、トリシクロデセニル、ネリル、フェニルプロピル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、ヘプチル、ボルニル、メチル、メンチル、リナリル、テルピニルエステルおよびα−あるいはβ−メチルプロピオン酸メチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ヘプタン酸エステルが、ヘプタン酸のアリル、エチル、オクチル、プロピルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ヘプチンカルボン酸エステルが、ヘプチンカルボン酸のアリル、エチル、プロピルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ミリスチン酸エステルが、ミリスチン酸のイソプロピル、エチルおよびメチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 フェニルグリシド酸エステルが、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルおよびp−メチル−β−フェニルグリシド酸エチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 2−あるいは3−メチル酪酸エステルが、2−メチル酪酸のメチル、エチル、オクチル、フェニルエチル、ブチル、ヘキシル、ベンジル、2−メチルブチル、および3−メチル酪酸エステルが、メチル、エチルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 酪酸エステルが、酪酸のアニシル、アミル、アリル、イソアミル、メチル、プロピル、エチル、オクチル、グアイル、リナリル、ゲラニル、シクロヘキシル、シトロネリル、シンナミル、ネリル、テルピニル、フェニルプロピル、フェニルエチル、ブチル、ヘキシル、シス−3−ヘキセニル、トランス−2−ヘキセニル、ベンジルおよびロジニルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 ヒドロキシ酪酸エステルが、3−ヒドロキシ酪酸のメチル、エチルおよびL−メンチルエステルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項5記載の口腔用香料組成物。 アルコール類が、脂肪族アルコール、テルペンアルコール、芳香族アルコールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 脂肪族アルコールが、イソアミルアルコール、2−エチルヘキサノール、1−オクタノール、3−オクタノール、1−オクテン−3−オール、1−デカノール、1−ドデカノール、2,6−ノナジエノール、ノナノール、2−ノナノール、シス−6−ノネノール、トランス−2,シス−6−ノナジエノール、シス−3,シス−6−ノナジエノール、ブタノール、ヘキサノール、シス−3−ヘキセノール、トランス−2−ヘキセノール、1−ウンデカノール、ヘプタノール、2−ヘプタノールおよび3−メチル−1−ペンタノールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項46記載の口腔用香料組成物。 テルペンアルコールが、ボルネオール、イソボルネオール、カルベオール、ゲラニオール、α−あるいはβ−サンタロール、シトロネロール、4−ツヤノール、テルピネオール、ネロール、ミルセノール、ミルテノール、ジヒドロミルセノール、テトラヒドロミルセノール、ネロリドール、ヒドロキシシトロネロール、ファルネソール、ペリラアルコール、ロジノールおよびリナロールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項45記載の口腔用香料組成物。 芳香族アルコールが、アニスアルコール、α−アミルシンナミックアルコール、イソプロピルベンジルカルビノール、カルバクロール、クミンアルコール、ジメチルベンジルカルビノール、シンナミックアルコール、チモール、フェニルアリルアルコール、ジメチルフェニルエチルカルビノール、β−フェニルエチルアルコール、3−フェニルプロピルアルコールおよびベンジルアルコールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項46記載の口腔用香料組成物。 アルデヒド類が、脂肪族アルデヒド、芳香族アルデヒドおよびテルペンアルデヒドから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 脂肪族アルデヒドが、アセトアルデヒド、オクタナール、ノナナール、デカナール、ウンデカナール、2,6−ジメチル−5−ヘプタナール、3,5,5−トリメチルヘキサナール,シス−3,シス−6−ノナジエナール、トランス−2,シス−6−ノナジエナール、バレルアルデヒド、プロパナール、イソプロパナール、ヘキサナール、トランス−2−ヘキセナール、シスー3−ヘキセナール、2−ペンテナール、ドデカナール、テトラデカナール、トランス−4−デセナール、トランス−2−トリデセナール、トランス−2−ドデセナール、トランス−2−ウンデセナール、2,4−ヘキサジエナール、シス−6−ノネナール、トランス−2−ノネナールおよび2−メチルブタナールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項50記載の口腔用香料組成物。 芳香族アルデヒドが、アニスアルデヒド、α−アミルシンナミックアルデヒド、α−メチルシンナミックアルデヒド、シクラメンアルデヒド、p−イソプロピルフェニルアセトアルデヒド、エチルバニリン、クミンアルデヒド、サリチルアルデヒド、シンナミックアルデヒド、o−,m−またはp−トリルアルデヒド、バニリン、ビペロナール、フェニルアセトアルデヒド、ヘリオトロピン、ベンズアルデヒド、4−メチル−2−フェニル−2−ペンテナール、p−メトキシシンナミックアルデヒドおよびp−メトキシベンズアルデヒドから選ばれる1種以上の香料からなる請求項50記載の口腔用香料組成物。 テルペンアルデヒドが、ゲラニアール、シトラール、シトロネラール、α−シネンサール、β−シネンサール、ペリラアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、テトラハイドロシトラール、ミルテナール、シクロシトラール、イソシクロシトラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、ネラール、α−メチレンシトロネラール、マイラックアルデヒド、ベルンアルデヒドおよびサフラナールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項50記載の口腔用香料用組成物。 ケトン類が、環式ケトン、芳香族ケトンおよび鎖式ケトンから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 環式ケトンが、1−アセチル−3,3−ジメチル−1−シクロヘキセン、シス−ジャスモン、α−,β−あるいはγ−イロン、エチルマルトール、シクロテン、ジヒドロヌートカトン、3,4−ジメチル−1,2−シクロペンタジオン、ソトロン、α−,β−,γ−あるいはδ−ダマスコン、α−,β−あるいはγ−ダマセノン、ヌートカトン、2−sec−ブチルシクロヘキサノン、マルトール、α−,β−あるいはγ−ヨノン、α−,β−あるいはγ−メチルヨノン、α−,β−あるいはγ−イソメチルヨノン、フラネオールおよびカンファから選ばれる1種以上の香料からなる請求項54記載の口腔用香料組成物。 芳香族ケトンが、アセトナフトン、アセトフェノン、アニシリデンアセトン、ラズベリーケトン、p−メチルアセトフェノン、アニシルアセトン、ベンゾフェノンおよびp−メトキシアセトフェノンから選ばれる1種以上の香料からなる請求項54記載の口腔用香料組成物。 鎖式ケトンが、ジアセチル、2−ノナノン、2−ヘプタノン、2,3−ヘプタンジオン、2−ペンタノン、メチルアミルケトン、メチルノニルケトン、β−メチルナフチルケトン、メチルヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、3−オクタノン、2,3−ヘキサンジオン、2−ウンデカノン、ジメチルオクテノン、ゲラニルアセトンおよび6−メチル−5−ヘプテン−3−オンから選ばれる1種以上の香料からなる請求項54記載の口腔用香料組成物。 アセタール類が、アセトアルデヒドジエチルアセタール、アセトアルデヒドジアミルアセタール、アセトアルデヒドジヘキシルアセタール、アセトアルデヒドプロピレングリコールアセタール、アセトアルデヒド エチルシスー3−ヘキセニルアセタール、ベンズアルデヒドグリセリンアセタール、ベンズアルデヒドプロピレングリコールアセタール、シトラールジメチルアセタール、シトラールジエチルアセタール、シトラールプロピレングリコールアセタール、シトラールエチレングリコールアセタール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、シトロネリルメチルアセタール、アセトアルデヒドフェニルエチルプロピルアセタール、ヘキサナールジメチルアセタール、ヘキサナールジヘキシルアセタール、ヘキサナールプロピレングリコールアセタール、2−ヘキセナールジエチルアセタール、2−ヘキセナールプロピレングリコールアセタール、シス−3−ヘキセナールジエチルアセタール、ヘプタナールジエチルアセタール、ヘプタナールエチレングリコールアセタール、オクタナールジメチルアセタール、ノナナールジメチルアセタール、デカナールジメチルアセタール、デカナールジエチルアセタール、2−メチルウンデカナールジメチルアセタール、シトロネラールジメチルアセタール、4,7−ジヒドロ−2−イソペンチル−2−メチル−1,3−ジオキセピン、アセト酢酸エチルエチレングリコールアセタールおよび3−フェニルプロパナールジメチルアセタールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 フエノール類が、オイゲノール、イソオイゲノール、2−メトキシ−4−ビニルフェノール、チモール、カルバクロール、グアヤコールおよびチャビコールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 エーテル類が、アネトール、1,4−シネオール、ジベンジルエーテル、リナロールオキシド、リモネンオキシド、ネロールオキシド、ローズオキシド、メチルオイゲノール、メチルイソオイゲノール、メチルチャビコール、イソアミルフェニルエチルエーテル、β−ナフチルメチルエーテル、サフロール、イソサフロール、p−クレジルメチルエーテル、バニリルブチルエーテル、α−テルピニルメチルエーテル、シトロネリルエチルエーテル、ゲラニルエチルエーテル、ローズフラン、テアスピラン、デシルメチルエーテルおよびメチルフェニルメチルエーテルから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 ラクトン類が、γ−あるいはδ−デカラクトン、γ−ヘプタラクトン、γ−ノナラクトン、γ−あるいはδ−ヘキサラクトン、γ−あるいはδ−オクタラクトン、γ−あるいはδ−ウンデカラクトン、δ−ドデカラクトン、δ−2−デセノラクトン、5−ヒドロキシ−8−ウンデセン酸δ−ラクトン、ジャスミンラクトン、メンタラクトン、ジヒドロクマリン、オクタヒドロクマリンおよび6−メチルクマリンから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 炭化水素類が、α−あるいはβ−ビサボレン、β−カリオフィレン、p−サイメン、テルピネン、テルピノーレン、カジネン、α−あるいはβ−ファルネセン、リモネン、オシメン、ミルセン、α−あるいはβ−ピネン、1,3,5−ウンデカトリエンおよびバレンセンから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 硫黄・窒素化合物類が、ジメチルジスルフィド、ジメチルスルフィド、メチル 3−(メチルチオ)プロピオネート、エチル 3−(メチルチオ)プロピオネート、リモネンチオール、チオターピネオール、チオゲラニオール、2−フルフリルジスルフィド、8−メルカプトメントン、5−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒド、フルフリルモノスルフィド、フルフリルメルカプタン、メチオノール、メチオナール、ビス(2−フリル)スルフィドあるいはジスルフィド、4,5−ジヒドロ−3(2H)チオフェン、チオ酢酸エチル、3−メルカプトプロピオン酸、イソチオシアン酸アリル、2,6−ジメチルチオフェノール、エチル 3−(フルフリルチオ)プロピオネート、エチル 4−(メチルチオ)ブチレート、3−メチル−1,2,4−トリチアン、2−ペンタンチオール、3,7−ジメチル−2,6−ノナジエンニトリル、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、トリデセンニトリル、フェニルメチルペンタノニトリル、インドール、2−メチル−6−エトキシピラジン、2−イソブチル−3−メトキシピラジン、4−メチル−5−チアゾールエタノールあるいはアセテートおよび4−メチルチアゾールから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 酸類が、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、2−メチル酪酸、2−エチル酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、3−メチル吉草酸、ヘキサン酸、2−ヘキセン酸、2−メチル−2−ペンテン酸、2−メチルヘプタン酸、オクタン酸、ノナン酸、デカン酸、2−デセン酸、ゲラン酸、ドデカン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、乳酸、フェニル酢酸、ピルビン酸、トランス−2−メチル−2−ペンテン酸、2−メチル−シス−3−ペンテン酸、2−メチル−4−ペンテン酸およびシクロヘキサンカルボン酸から選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 天然香料が、アニス、オレンジ、レモン、ライム、マンダリン、プチグレイン、ベルガモット、レモンバーム、グレープフルーツ、エレミ、オリバナム、レモングラス、ネロリ、マジョラム、アンゲリカルート、スターアニス、バジル、ベイ、ビターアーモンド、カラマス、カモミール、キャラウエイ、カルダモン、カッシャ、シナモン、サンショウ、ティーツリー、ペッパー、シソ、サイプレス、オレガノ、カスカリラ、ジンジャー、パセリ、パインニードル、セージ、ヒソップ、マスタード、ホースラディッシュ、クラリセージ、クローブ、コニャック、コリアンダー、エストラゴン、ユーカリ、フェンネル、グアヤックウッド、ディル、カヤプテ、ワームシード、ワームウッド、ピメント、ジュニパー、フェネグリーク、ガーリック、ローレル、メース、ミル、ナッツメグ、スプルース、ゼラニウム、シトロネラ、ラベンダー、ラバンジン、パルマローザ、ローズ、ローズマリー、サンダルウッド、オークモス、シダーウッド、べチバー、リナロエ、ボアドローズ、パチョリ、ラブダナム、クミン、タイム、ウインターグリーン、イランイラン、バーチ、カプシカム、セロリー、トルーバルサム、ペルーバルサム、ジェネ、インモルテル、ベンゾイン、ジャスミン、カッシー、チュベローズ、レセダ、マリーゴールド、ミモザ、オポポナックス、オリス、バニラおよびリコリスから選ばれる1種以上の香料からなる請求項4記載の口腔用香料組成物。 ミントノートを有するフレーバーが0〜100重量%、シトラスノートを有するフレーバーが0〜100重量%、フルーツノートを有するフレーバーが0〜100重量%である請求項1記載の口腔用香料組成物。 ミントノートを有するフレーバーが1〜100重量%、シトラスノートを有するフレーバーが0〜80重量%、フルーツノートを有するフレーバーが0〜80重量%である請求項2記載の口腔用香料組成物。 口腔用香料組成物を0.0001〜30重量%含有してなる口腔組成物。 口腔組成物が、歯磨き、洗口剤および口中清涼剤である請求項68記載の口腔組成物。 【課題】嗜好性が高く、口腔組成物に使用されている基材の味、匂いをマスキングあるいは口臭に対してマスキング効果があり、酸性領域あるいは塩基性領域でも安定であり、口腔組成物の基材の機能を阻害することのない清涼感、爽快感に優れた口腔用香料組成物を提供すること、また、殺菌、防腐、静菌、歯石予防、歯周病予防、虫歯防止などにも有効な口腔用香料組成物および該口腔用香料組成物を含有してなる口腔組成物を提供すること。【解決手段】ミントノートを有するフレーバー、シトラスノートを有するフレーバーおよびフルーツノートを有するフレーバーの群から選ばれる1種以上の香料を有効成分として含有させることにより、本発明の口腔用香料組成物を容易に調製することができる。【選択図】 なし


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