| タイトル: | 特許公報(B2)_弱酸性洗浄剤組成物 |
| 出願番号: | 2001290555 |
| 年次: | 2012 |
| IPC分類: | C11D 3/382,A61K 8/44,A61K 8/97,C11D 1/10,C11D 3/36,A61Q 5/02,A61Q 19/10 |
唐木田 文仁 JP 4934254 特許公報(B2) 20120224 2001290555 20010925 弱酸性洗浄剤組成物 株式会社バスクリン 308040638 本多 一郎 100096714 唐木田 文仁 20120516 C11D 3/382 20060101AFI20120419BHJP A61K 8/44 20060101ALI20120419BHJP A61K 8/97 20060101ALI20120419BHJP C11D 1/10 20060101ALI20120419BHJP C11D 3/36 20060101ALI20120419BHJP A61Q 5/02 20060101ALI20120419BHJP A61Q 19/10 20060101ALI20120419BHJP JPC11D3/382A61K8/44A61K8/97C11D1/10C11D3/36A61Q5/02A61Q19/10 C11D 1/00〜19/00 A61K 8/00〜 8/99 特開平01−211521(JP,A) 特開平05−171184(JP,A) 特開昭59−179597(JP,A) 特開平08−231343(JP,A) 特開平09−059124(JP,A) 特開平09−328410(JP,A) 3 2003096494 20030403 18 20080922 牟田 博一 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、ボディー用、洗顔用、手洗い用、毛髪用等の用途を有する洗浄剤組成物に関する。【0002】【従来の技術】これまで一般的に洗浄剤は、高級脂肪酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を主成分としており、組成物としてアルカリ性を呈するものが主体であった。なぜならば、昔から日本人は、洗浄中の泡立ちと、洗い上がり後のさっぱり感を好む傾向が強かったからである。しかも、海外に比べて生活用水が軟水であり、脂肪酸のアルカリ金属塩を主成分とするアルカリ性を呈する洗浄剤を使用しても、脂肪酸のカルシウム塩やマグネシウム塩等の石鹸カスを生じないため、それほど不便さを感じていなかった。【0003】しかし、近年食生活の変化や生活習慣の変化、大気汚染、環境汚染等による生活環境の悪化等に伴い、皮膚の様々な刺激に対する感受性が強く、皮膚疾患に羅患しやすい人が増加しており、実際にアトピー性皮膚炎や乾皮症皮膚炎等により著しく皮膚への刺激に弱い人および症状こそ発症していないが、その危険因子を持っている予備軍といえる人が増加している。そのような人たちが従来のアルカリ性を呈する洗浄剤を使用すると、皮膚疾患の発症や症状悪化を招くなど、さまざまな障害を惹起するケースもあり、皮膚刺激性の低い安全性の高い洗浄剤の開発が望まれていた。【0004】そのような社会的な要求もあり、これまでの皮膚刺激性の高い高級脂肪酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を主成分とする洗浄剤に代えて、安全性の高い中性から弱酸性の洗浄剤が開発されており、具体的にはアミノ酸系界面活性剤等を組み合わせた弱酸性洗浄剤(特許公開昭和53年第132007号、特許公開昭和63年第2962号等)等が発明されている。しかし、これらのアミノ酸系界面活性剤等を組み合わせた洗浄剤では、低刺激性ではあるものの、単独では必ずしも充分な起泡力、洗浄力を発揮しえないこと、溶解性が悪いこと等の欠点を有していた。従って、それらアミノ酸系界面活性剤等を組み合わせた中性から弱酸性を呈する洗浄剤の欠点を補うための洗浄剤の研究もなされ、アミノ酸系界面活性剤の変わりにアニオン性界面活性剤とグリセリルエーテルを含有する洗浄剤(特許公開2001年第107097号)、N−アシルアミノ酸アルカリ塩と、マルチトールヒドロキシ脂肪族エーテルと、水と、有機酸とを含有する皮膚洗浄料(特許公開2000年第204035号)、N−アシルアミノ酸アルカリ塩と、ベタイン系両性界面活性剤と、水と、有機酸とを含有する皮膚洗浄料(特許公開2001年第19632号)等が発明されていた。【0005】しかしこれらは洗浄剤の安全性と、洗浄効果、泡立ち等の全てを必ずしも満たすものではなかった。またアミノ酸系界面活性剤を主成分とする弱酸性洗浄剤組成物としてエチレン脂肪酸アミド硫酸エステル塩とN-アシルグルタミン酸塩を配合した洗浄料(特許公開平成2年第235999号)、N−長鎖アシルグルタミン酸塩化合物とコラーゲン化合物とを含有することを特徴とする固形洗剤(特許公開平成6年第57289号)等が発明されているが、必ずしも洗浄効果、泡立ち等が不十分であったり、組成物の安定性が悪く透明な容器に充填して保存すると直射日光により組成物が黄変してしまい商品価値を損なうため包装材料の選択に幅が狭くなるという欠点を有しているケースも存在した。【0006】このアミノ酸系界面活性剤を組み合わせた弱酸性洗浄剤の問題点である泡立ちの悪さや洗い上がり後の使用感、組成物の安定性の悪さ等の問題の全てを解決するアミノ酸系界面活性剤を主成分とする弱酸性洗浄剤は従来見出されていなかった。【0007】【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗浄剤組成物に関し、更に詳細にはアミノ酸系界面活性剤を主成分とする弱酸性洗浄剤であるにもかかわらず適度な起泡性、洗浄力、泡質が良好で使用性がよく、しかも洗い上がり後の肌にぬめり感等を残さず、洗浄時の使用感および泡立ちを向上させるとともに組成物の直射日光による黄変を防止した皮膚用あるいは毛髪用の洗浄料組成物に関するものである。【0008】【課題を解決するための手段】かかる実情において本発明者らは、前述の課題を解決すべく鋭意研究を行なった結果、(A)アミノ酸系界面活性剤を主成分とし、より好ましくは実質的に脂肪酸石鹸(脂肪酸のアルカリ金属塩)を配合しない弱酸性洗浄剤において、(B)サポニン含有植物抽出物と(C)レシチンおよび/またはリゾレシチンを配合することにより、安全性を損なうことなく、泡立ちの改善と、泡立ち効果の持続、保湿性の改善といった洗浄時の感触を改善するとともに組成物の安定性が増し直射日光による組成物の変色を防止することを見出し、本発明を完成させた。【0009】 (1) アミノ酸系界面活性剤を主洗浄成分とする弱酸性洗浄剤組成物であって、(A)アミノ酸系界面活性剤の1種又は2種以上と、組成物全体に対し、(B)サポニン含有サボンソウ抽出物を0.001〜10.0%および(C)レシチンおよび/またはリゾレシチンを0.001〜6.0%配合することを特徴とする弱酸性洗浄剤組成物。 (2) (A)アミノ酸系界面活性剤が、N−脂肪酸アシルアミノ酸のアルカリ金属塩またはトリエタノールアミン塩であることを特徴とする(1)に記載の弱酸性洗浄剤組成物。 (3) アミノ酸系界面活性剤を主洗浄成分とする弱酸性洗浄剤組成物に、組成物全体に対し、サポニン含有サボンソウ抽出物を0.001〜10.0%、および、レシチンおよび/またはリゾレシチンを0.001〜6.0%配合する弱酸性洗浄剤組成物の変色防止方法。【0010】【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物は、粉末状、顆粒状、固形状、液状、クリーム状、ペースト状であってもよく、形状には左右されないが、特に液状あるいはクリーム状が好ましい。【0011】ここで、本発明における弱酸性洗浄剤組成物について定義しておくと、例えば液体洗浄剤の場合にはそのままの製剤のpH、固形洗浄剤の場合には、水で10〜200倍に希釈した時の水溶液のpH、クリーム状洗浄剤の場合には、水で10〜200倍に希釈した時の水溶液のpHのそれぞれが、4.0〜6.5である洗浄剤組成物をいい、洗浄効果および洗いあがりの感触面等からそのpHは5.0〜6.3であることがより好ましい。【0012】本発明に用いるアミノ酸系界面活性剤は、天然物由来脂肪酸のN−アシル酸性アミノ酸塩が好ましい。【0013】本発明で配合するアミノ酸系界面活性剤におけるアミノ酸残基としてはグリシン、アラニン、サルコシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、アスパラギン酸、グルタミン酸等があり、グルタミン酸塩、サルコシン塩、グリシン塩、アラニン塩が特に好ましい。また、構成脂肪酸としては、具体的には、ヤシ油脂肪酸、硬化牛脂脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等が好ましい。【0014】本発明で配合するアミノ酸系界面活性剤は、具体的には、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルアラニントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルサルコシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルアラニンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルサルコシンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルアラニンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルサルコシンカリウム、N−牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−牛脂脂肪酸アシルグリシンナトリウム、N−牛脂脂肪酸アシルアラニンナトリウム、N−牛脂脂肪酸アシルサルコシンナトリウム、N−牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−牛脂脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−牛脂脂肪酸アシルアラニンカリウム、N−牛脂脂肪酸アシルサルコシンカリウム、N−牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−牛脂脂肪酸アシルグリシントリエタノールアミン、N−牛脂脂肪酸アシルアラニントリエタノールアミン、N−牛脂脂肪酸アシルサルコシントリエタノールアミン、N−パーム油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−パーム油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、N−パーム油脂肪酸アシルアラニンナトリウム、N−パーム油脂肪酸アシルサルコシンナトリウム、N−パーム油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−パーム油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−パーム油脂肪酸アシルアラニンカリウム、N−パーム油脂肪酸アシルサルコシンカリウム、N−パーム油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−パーム油脂肪酸アシルグリシントリエタノールアミン、N−パーム油脂肪酸アシルアラニントリエタノールアミン、N−パーム油脂肪酸アシルサルコシントリエタノールアミン、N−パーム核油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルアラニンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルサルコシンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルアラニンカリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルサルコシンカリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−パーム核油脂肪酸アシルグリシントリエタノールアミン、N−パーム核油脂肪酸アシルアラニントリエタノールアミン、N−パーム核油脂肪酸アシルサルコシントリエタノールアミン、N−ラウロイルアシルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルアシルグルタミン酸カリウム、N−ラウロイルアシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ミリストイルアシルグルタミン酸ナトリウム、N−ミリストイルアシルグルタミン酸カリウム、N−ミリストイルアシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−パルミトイルアシルグルタミン酸ナトリウム、N−パルミトイルアシルグルタミン酸カリウム、N−パルミトイルアシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ステアロイルアシルグルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイルアシルグルタミン酸カリウム、N−ステアロイルアシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイルアシルアラニンナトリウム、N−ラウロイルアシルアラニンカリウム、N−ラウロイルアシルアラニントリエタノールアミン、N−ミリストイルアシルアラニンナトリウム、N−ミリストイルアシルアラニンカリウム、N−ミリストイルアシルアラニントリエタノールアミン、N−パルミトイルアシルアラニンナトリウム、N−パルミトイルアシルアラニンカリウム、N−パルミトイルアシルアラニントリエタノールアミン、N−ステアロイルアシルアラニンナトリウム、N−ステアロイルアシルアラニンカリウム、N−ステアロイルアシルアラニントリエタノールアミン、N−ラウロイルアシルサルコシンナトリウム、N−ラウロイルアシルサルコシンカリウム、N−ラウロイルアシルサルコシントリエタノールアミン、N−ミリストイルアシルサルコシンナトリウム、N−ミリストイルアシルサルコシンカリウム、N−ミリストイルアシルサルコシントリエタノールアミン、N−パルミトイルアシルサルコシンナトリウム、N−パルミトイルアシルサルコシンカリウム、N−パルミトイルアシルサルコシントリエタノールアミン、N−ステアロイルアシルサルコシンナトリウム、N−ステアロイルアシルサルコシンカリウム、N−ステアロイルアシルサルコシントリエタノールアミン、N−ラウロイルアシルグリシンナトリウム、N−ラウロイルアシルグリシングルカリウム、N−ラウロイルアシルグリシングルトリエタノールアミン、N−ミリストイルアシルグリシンナトリウム、N−ミリストイルアシルグリシンカリウム、N−ミリストイルアシルグリシントリエタノールアミン、N−パルミトイルアシルグリシンナトリウム、N−パルミトイルアシルグリシンカリウム、N−パルミトイルアシルグリシントリエタノールアミン、N−ステアロイルアシルグリシンナトリウム、N−ステアロイルアシルグリシンカリウム、N−ステアロイルアシルグリシントリエタノールアミン等があげられるがこの限りではない。【0015】また、これらアミノ酸系界面活性剤は単独で使用しても、複数種を混合併用してもよい。【0016】前記アミノ酸系界面活性剤の配合割合は、固形洗浄剤の場合、該組成物に対して、通常30〜95%、好ましくは60〜90%である。固形洗浄剤組成物における前記配合割合がこの範囲を下回ると、アミノ酸系界面活性剤のもつ洗浄力及びさっぱり感が不足し、この範囲を超えると脆くなり、成形が困難となったり、使用時の水への溶解性が低下する。【0017】また、液状洗浄剤組成物の場合、前記アミノ酸系界面活性剤の配合割合は、該組成物に対して、通常1〜35%、好ましくは4〜30%である。液状洗浄剤組成物における前記配合割合がこの範囲を下回るとアミノ酸系界面活性剤のもつ洗浄力及びさっぱり感が不足し、この範囲を超えると粘性が上がり低温安定性が著しく悪化する。【0018】さらに、クリーム状洗浄剤組成物の場合、前記アミノ酸系界面活性剤の配合割合は、該組成物に対して、通常10〜60%、好ましくは15〜50%である。クリーム状洗浄剤組成物における前記配合割合がこの範囲を下回るとアミノ酸系界面活性剤のもつ洗浄力及びさっぱり感が不足し、この範囲を超えるとクリーム状にならず、安定性が著しく悪化する。【0019】本発明で配合する(B)サポニン含有植物抽出物は、該植物中にサポニンを含有する植物の抽出物であれば問題はないが、好ましくはマロニエ、カンゾウ、タチジャコウソウ、トウキンセンカ、スギナ、西洋キズタ、キラヤ、サクラソウ、シラクメン、セネガ、サボンソウ、チャ実、ハマメリス、ムクロジ、エイジツ等から選ばれる植物抽出物の1種または2種以上を組み合わせて配合すればよいが、中でも特にサボンソウ抽出物を配合することが好ましい。【0020】本発明の弱酸性洗浄剤組成物におけるこれらサポニン含有植物抽出物の配合量は組成物全体に対し0.001〜10.0%配合することが好ましく、さらに0.005〜5.0%配合することがより好ましい。サポニン含有植物抽出物の配合量がこの範囲を下回ると充分な効果を奏せず、この範囲を超えると逆に泡立ちに影響したり、組成物の安定性を悪くする。本発明で配合するサポニン含有植物抽出物は、水、アルコール類、有機溶媒およびそれらを組み合わせた混合物でそれら植物を抽出したものであれば何でもよいが、皮膚刺激性等の観点から水またはエタノール、多価アルコールまたはその混合物で抽出したものが特に好ましく、さらに抽出物の濃縮エキスや乾燥した粉末を配合しても良い。【0021】本発明で配合する(C)レシチンまたはリゾレシチンは、市販のものを用いればよいが、レシチンまたはリゾレシチンを含有する植物である大豆等の抽出物を配合しても良い。【0022】本発明の効果を奏するレシチン及び/またはリゾレシチンの配合量は、組成物全体に対し0.001〜6.0%配合することが好ましく、さらに0.01〜3.0%配合することがより好ましい。レシチン及び/またはリゾレシチンの配合量がこの範囲を下回ると充分な効果を奏せず、この範囲を超えると逆に組成物の安定性が悪くなる。【0023】本発明の洗浄剤組成物に配合するアミノ酸系界面活性剤以外の界面活性成分は、本発明品が弱酸性であり皮膚に低刺激な洗浄剤であることから、アルカリ石鹸類は実質的に配合しない。【0024】また、アルカリ石鹸類以外の皮膚刺激性の低い、アニオン性界面活性剤あるいはノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上の界面活性剤を本発明の洗浄剤組成物に配合しても良いが、本発明の効果に影響しない配合量が特に好ましい。【0025】本発明において用いられるアミノ酸系界面活性剤以外の界面活性剤は、アニオン性界面活性剤としては、例えばアルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。【0026】また、ノニオン性界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、脂肪酸ジエタノールアミド、アミンオキサイド、ジステアリン酸エチレングリコール等が挙げられる。【0027】カチオン性界面活性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等が挙げられる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。【0028】本発明の洗浄剤組成物には、前述した界面活性剤の他に、必要に応じて、通常の皮膚洗浄剤に配合する成分として、抗炎症剤、保湿剤、油剤、殺菌剤、防腐剤、分散剤、安定化剤、酸化防止剤、光沢化剤およびその他添加剤として各種ビタミン類、キレート剤、エモリエント剤、pH調整剤、色素、香料、動植物由来の天然エキス等を本発明の効果を特に阻害しない程度に適宜配合することが可能である。【0029】抗炎症剤としては、例えばグリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸アンモニウム、グリチルレチン酸、ウーロン茶エキス、クワエキス等があげられる。【0030】保湿剤としては、例えばアロエエキス、クワエキス、カモミラエキス、ビワ葉エキス、ホホバ油、ラベンダーエキス、レモン果汁等の植物およびその抽出エキスや、エチレングリコールモノブチルエーテル、エリソルビン酸、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、白糖、コラーゲン、グルタミン酸ナトリウム、尿素、乳酸、乳酸ナトリウム、ヒアルロン酸、アミノ酸等があげられる。【0031】油剤としては、例えばラウリルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、パルミチン酸セチル等のエステル、シリコーン等があげられる。【0032】殺菌剤および防腐剤としては、例えば塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベルベリン、塩化クロルヘキシジン、塩化リゾチーム、塩酸クロルヘキシジン、感光素101号、感光素201号、グルコン酸クロルヘキシジン、安息香酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸アルミニウム、エタノール、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール等があげられる。【0033】安定化剤としては、ポリエチレングリコール、エデト酸二ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、アクリル酸アルキルコポリマー塩等があげられる。【0034】分散剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、アクリル酸アルキルコポリマー、パルミチン酸スクロース、パルミチン酸ソルビタン、陰イオン性水溶性高分子化合物(天然高分子としてカラギーナン、キサンタンガム、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸プロピレングリコール、ヒアルロン酸等、合成高分子化合物としてカルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸・マレイン酸共重合体、マレイン酸・ジイソブチレン共重合体、メタクリル酸・アクリル酸エステル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸メチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸エチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸プロピル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸メチル・アクリル酸エチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸メチル・アクリル酸プロピル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸メチル・アクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸エチル・アクリル酸プロピル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸エチル・アクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸プロピル・アクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸メチル・アクリル酸エチル・アクリル酸プロピル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸メチル・アクリル酸エチル・アクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸メチル・アクリル酸プロピル・アクリル酸ブチル共重合体、メタクリル酸・アクリル酸メチル・アクリル酸エチル・アクリル酸プロピル共重合体・アクリル酸ブチル共重合体等)、陽イオン性水溶性高分子化合物(例えばその繰り返し単位が下記一般式(1)のみであるホモポリマー、繰り返し単位が下記一般式(1)と(2)であるコポリマー、カチオン化セルロース、4級化されたグアーガム誘導体等)、両イオン性水溶性高分子化合物(ポリメタクロイルエチルジメチルベタイン、メチルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキルエステル共重合体等)、非イオン性水溶性高分子化合物(ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等)があげられる。【0035】【化1】(上記式中、R1、R2は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を表し、Xは、ハライドイオンである。また、mは、1又は2である。)【0036】【化2】(上記式中、R3は、水素原子又はメチル基である。)【0037】酸化防止剤としては、トコフェロール、酢酸トコフェロール、アスコルビン酸、没食子酸プロピル、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸、酒石酸ナトリウム、ブチルヒドロキシトルエン等があげられる。【0038】本発明の洗浄剤組成物のうち、クリーム状製剤や液状製剤の製造は、一般的な方法により製造することができる。また、製剤の状態により、必要に応じ、投入の順序を変更したり、加温、冷却を適宜行えばよい。【0039】以下、実施例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を何ら制限するものではない。【0040】【実施例】(1)クリーム状洗浄剤(製法)実施例および比較例とも表1および表2に記載の各配合成分のうち、香料と植物抽出物以外の原料を混合し、75℃まで加熱しながら均一にする。冷却後、クリーム状になったら45℃付近で植物抽出物と香料を添加して室温まで冷却しクリーム状洗浄剤を得た。【0041】【表1】実施例(単位:%)*pHは、組成物を精製水で20倍に希釈した液を測定した。【0042】【表2】比較例(単位:%)*pHは、各組成物を精製水で20倍に希釈した液を測定した。【0043】(2)液体洗浄剤(製法)実施例および比較例とも表3と表4に記載の各配合成分中、香料と植物抽出物以外の原料を混合し、70℃まで加熱しながら均一にする。冷却後、45℃付近で植物抽出物と香料を添加して室温まで冷却し液体洗浄剤を得た。【0044】【表3】実施例(単位:%)*pHは、各組成物をそのまま測定した。【0045】【表4】比較例(単位:%)*pHは、各組成物をそのまま測定した。【0046】(試験例1) 泡立ち効果改善確認試験 アミノ酸系界面活性剤を主成分とする弱酸性洗浄剤組成物の泡立ちの改善効果を調べるために、クリーム状洗浄剤組成物の実施例1〜3及び6、参考例4及び5、並びに比較例1〜6、液体洗浄剤組成物の実施例7及び12〜14、参考例8〜11、並びに比較例7〜12に記載の各製剤について、JISK 3362の起泡力試験法に準じて試験を行った。なお、試験条件に関しては、すべて試験法の通り。ただし、所定濃度に関しては5%の水溶液で実施し、温度に関しては、40℃の環境下で行った。それぞれ5回測定した平均値を本試験の値とし、アミノ酸系活性剤の成分およびその配合量が同一である実施例と比較例の泡立ちを比較した。表5および表6にその結果を示す。【0047】【表5】クリーム状洗浄剤組成物(n=5)【0048】【表6】液体洗浄剤組成物(n=5)【0049】この結果、本発明のクリーム状洗浄剤および液体洗浄剤は、比較例の弱酸性洗浄剤に対して約10%〜約25%優れた泡立ちを有することが確認された。【0050】(試験例2)泡立ちの持続確認試験本発明の洗浄剤組成物における泡持ちの持続効果について次の試験により確認した。該当する実施例と比較例の各組成物の5%水溶液それぞれを100mLの目盛り付き共栓比色管に20mL入れ、恒温槽で25℃に一定にしたのちに、50回上下に振盪し、その後泡の容積を時間とともに測定する。本試験はそれぞれ5回づつ試験を行い、その平均を取って試験結果の値とした。なお、泡の容積を、泡の上部の値(mL)−液面の上部の値(mL)により算出し、振盪直後の容積を100とし、1分後、5分後、10分後、30分後の容積と振盪直後の容積の比(%)を算出した。【0051】その結果を表7と表8に示し、その時系列データをグラフ化し図1および図2に示す。【0052】【表7】クリーム状洗浄剤(%)【0053】【表8】液体洗浄剤(%)【0054】【図1】【0055】【図2】【0056】本発明のクリーム状洗浄剤と液体洗浄剤は、比較例に対し有意差を持って泡立ちの残存率が高く、泡立ちを維持することが確認された。【0057】(試験例3) 官能評価試験 本発明のクリーム洗浄剤及び液体洗浄剤を実際のパネラーを使用して官能試験を行った。なお、男女それぞれ5名づつの合計10名のパネラー群として比較対象ごとに下記の4群を作り、実施例と比較例の各組成物の官能比較を行った。評価は、泡立ちのよさ、泡の感触、洗い流した後の感触、保湿感を、それぞれ、5〜1点で表した。尚、評価はパネラーの評価点の平均値である。(評価点)5:非常によい4:よい3:どちらともいえない2:悪い1:非常に悪いパネラー群1群 実施例1と比較例12群 参考例4と比較例43群 実施例7と比較例74群 実施例12と比較例12官能評価試験の結果を表9に示す。【0058】【表9】【0059】本発明のクリーム状洗浄剤と液体洗浄剤はいずれも比較例に対して、泡立ち、泡の感触、洗い流し後の感触、保湿感のいずれもが優れていた。【0060】(試験例4)組成物の安定性(日光による黄変について)実施例および比較例の洗浄組成物をクリーム状洗浄剤の場合には透明チューブに包み、液体洗浄剤の場合には透明ガラス容器に充填する。7日間直射日光下に曝した後、組成物の着色状況を目視で確認し、4段階で評価した。(評価点)◎:変色なし ○:気になる変色なし △:一部変色 ×:かなり変色結果を表10に示す。【0061】【表10】【0062】本発明の洗浄剤組成物は、直射日光による変色、変質を示さなかった。【0063】更に、本発明品のクリーム状洗浄剤と液体洗浄剤の例を示す。【0064】 参考例13 洗顔用洗浄剤 単位%N−ラウロイルアシルグルタミン酸ナトリウム 9.0N−ミリストイルアシルグルタミン酸ナトリウム 18.0ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン液(30%) 5.0ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5ポリオキシエチレンステアリルエーテル 1.0ステアリルアルコール 4.0マロニエ抽出物 0.1タチジャコウソウ抽出物 0.1スギナ抽出物 0.1チャ実抽出物 0.2グリセリン 5.0メチルパラベン 0.2エチルパラベン 0.1フェノキシエタノール 0.3ベタイン 0.8水素添加大豆リン脂質 1.0香料 0.3精製水 残部合計 100【0065】各配合成分のうち、香料とサポニン含有植物抽出物以外の原料を混合し、75℃まで加熱しながら均一にする。冷却後、クリーム状になったら45℃付近でエキスと香料を添加して室温まで冷却しクリーム状洗顔用洗浄剤を得た。本洗顔用洗浄剤は起泡性、泡質に優れ、泡の持続が十分なものであり、日光による組成物の黄変も生じなかった。【0066】 参考例14 ボディーソープ 単位%N−ラウロイルアシルグルタミン酸トリエタノールアミン液(30%) 20.0N−ラウロイルアシルグルタミン酸カリウム 3.0ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 4.0ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン液(30%) 10.0ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.5ハマメリス抽出物 0.1サクラソウ抽出物 0.1シクラメン抽出物 0.1エイジツ抽出物 0.2ジグリセリン 5.0メチルパラベン 0.2エチルパラベン 0.1フェノキシエタノール 0.3水素添加大豆リゾリン脂質 1.0香料 0.3精製水 残部合計 100.0【0067】各配合成分中、香料とサポニン含有植物抽出物以外の原料を混合し、70℃まで加熱しながら均一にする。冷却後、45℃付近で植物抽出物と香料を添加して室温まで冷却しボディーソープを得た。本ボディーソープは起泡性、泡質に優れ、泡の持続が十分なものであり、日光による組成物の黄変も生じなかった。【0068】実施例15 毛髪用洗浄剤 単位%ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム液(30%) 20.0ラウロイルアシルサルコシンナトリウム 2.0N−ラウロイルアシルグリシンナトリウム 5.0ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 6.0ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン液(30%) 15.0ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 2.0サボンソウ抽出物 3.0ハマメリス抽出物 0.1ジグリセリン 5.0カチオン化セルロース 0.3シリコーンエマルション 5.0メチルパラベン 0.2エチルパラベン 0.1プロピルパラベン 0.1フェノキシエタノール 0.3水素添加大豆リン脂質 1.0香料 0.3精製水 残部合計 100.0【0069】各配合成分中、香料とサポニン含有植物抽出物以外の原料を混合し、70℃まで加熱しながら均一にする。冷却後、45℃付近で植物抽出物と香料を添加して室温まで冷却し毛髪用洗浄剤を得た。本毛髪用洗浄剤は起泡性、泡質に優れ、泡の持続が十分なものであり、日光による組成物の黄変も生じなかった。【0070】【発明の効果】本発明により得られる洗浄剤組成物は、良好な洗浄力と起泡を維持し、且つ皮膚に対する刺激性が無く、泡質が良好であり、洗浄時または洗浄後における優れた洗い上がりの感触を有するとともに、組成物の日光による黄変に対する安定性に優れた洗浄剤組成物である。 アミノ酸系界面活性剤を主洗浄成分とする弱酸性洗浄剤組成物であって、(A)アミノ酸系界面活性剤の1種又は2種以上と、組成物全体に対し、(B)サポニン含有サボンソウ抽出物を0.001〜10.0%および(C)レシチンおよび/またはリゾレシチンを0.001〜6.0%配合することを特徴とする弱酸性洗浄剤組成物。 (A)アミノ酸系界面活性剤が、N−脂肪酸アシルアミノ酸のアルカリ金属塩またはトリエタノールアミン塩であることを特徴とする請求項第1項に記載の弱酸性洗浄剤組成物。 アミノ酸系界面活性剤を主洗浄成分とする弱酸性洗浄剤組成物に、組成物全体に対し、サポニン含有サボンソウ抽出物を0.001〜10.0%、および、レシチンおよび/またはリゾレシチンを0.001〜6.0%配合する弱酸性洗浄剤組成物の変色防止方法。