生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_パール調印刷物の印刷濃度管理方法
出願番号:2001276655
年次:2011
IPC分類:B41M 3/00,B41M 1/02,B41M 1/06,B41M 3/06,B41M 3/14,B42D 15/00,B42D 15/10,G01N 21/89


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平岡 孝朗 原 裕一 JP 4759890 特許公報(B2) 20110617 2001276655 20010912 パール調印刷物の印刷濃度管理方法 大日本印刷株式会社 000002897 金山 聡 100111659 平岡 孝朗 原 裕一 20110831 B41M 3/00 20060101AFI20110811BHJP B41M 1/02 20060101ALI20110811BHJP B41M 1/06 20060101ALI20110811BHJP B41M 3/06 20060101ALI20110811BHJP B41M 3/14 20060101ALI20110811BHJP B42D 15/00 20060101ALI20110811BHJP B42D 15/10 20060101ALI20110811BHJP G01N 21/89 20060101ALI20110811BHJP JPB41M3/00 AB41M1/02B41M1/06B41M3/06 BB41M3/14B42D15/00 341CB42D15/10 501PG01N21/89 K B41M 1/02 B41M 1/06 B41M 3/00 B41M 3/06 B41M 3/14 B42D 15/00 B42D 15/10 G01N 21/89 特開平07−034021(JP,A) 2 2003080817 20030319 7 20080514 國田 正久 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、パール光沢(=真珠のような光沢)のある印刷塗膜を有するパール調印刷物の印刷塗膜(パール塗膜)中に、パール顔料とは光学的特性の異なる色材を少量配合して、その色材がもたらす光学的特性を評価することにより、濃度管理を容易にしたパール調印刷物にかかわり、そのような印刷物を、印刷物に合せた光で濃度の判定を行なうか、もしくは判定結果に基づいて、インキの転移量を増減することを含むパール調印刷物の印刷濃度管理方法に関するものである。【0002】【従来の技術】一般の印刷物は、プロセスカラーと呼ばれる黄色、赤色、青色、および黒色の4色の印刷用インキを用いて行なわれるか、ときには、各色のインキを適宜な配合比で練って調色された特色インキを用いて行なわれる。【0003】上記のほかに、特殊な効果を狙った印刷物がある。金色や銀色等の金属色を表現したものや、パール光沢(真珠のような色相および光沢)を表現した印刷物である。特に、後者のパール光沢を表現したパール調印刷物は、見た目に美しいだけでなく、見た目の色相とカラーコピーで再現される色相とが異なるため、カラーコピーによる偽造を防止するのに極めて有効である。【0004】しかし、パール調印刷物は、インキに配合されたパール顔料が、通常の顔料とは異なり、二色性を有していたり、あるいは干渉色を有しており、印刷された絵柄の輝度、色調が観察時の条件、例えば、照明の条件や観察する角度条件等により、変化するため、印刷仕上がり状態の判定が難しいと言う問題を抱えている。【0005】一般的な印刷物では、大量に印刷する際には、どうしても仕上がり状態が若干変化するため、校正の段階等で、印刷濃度が高い場合と低い場合等の二通りの印刷物を、発注者と印刷会社との間で、限度見本として定めておき、定めた範囲内で、印刷濃度等をコントロールする場合がある。【0006】ところで、印刷物の色の判定には、太陽光に近い、色温度が5000°Kの蛍光灯が用いられることになっているが、発注者側で、同じ条件が確保されていない場合があり、元来、色の判定が難しいパール調印刷物の色の判定をより困難にしており、上記のように、限度見本を定めても、例えば、印刷会社では明るい照明下で判定するために、印刷濃度としては下限の限度見本の濃度と同等と判定出来るものが、発注者側で判定すると、下限の限度見本の濃度を下回っていると見えることすらある。【0007】【発明が解決しようとする課題】本発明においては、従来、パール調印刷物を製造する際に、印刷仕上がり状態の判定が難しく、発注者と印刷会社との間で、限度見本を定めておいても、発注者と印刷会社とでは、印刷仕上がり状態の判定を行なう際の条件が異なり、例えば、印刷会社では明るい照明下で判定するために、印刷濃度としては下限の限度見本の濃度と同等と判定出来るものが、発注者側で判定すると、下限の限度見本の濃度を下回っていると見えることがある点を解消することを課題とする。【0008】【課題を解決する手段】上記の課題は、パール調印刷物を製造する際に使用するパールインキ中に、パール顔料以外に、パール顔料とは光学的特性の異なる色材を少量含有させ、製造されたパール調印刷物中のパール顔料以外色材に注目して、この色材が光を吸収するか、もしくは特定の光を吸収して発光することを捉えて、判定することにより、仕上がりの判定の困難なパール顔料ではなく、判定の容易な色材を用いて間接的に判定することにより、判定をより容易に、かつ確実に行なえることが判明し、本発明に到った。【0009】第1の発明は、パール顔料と、前記パール顔料とは光学的特性の異なる色材とを含有するパールインキを用いて形成されたパール調塗膜が被印刷基材上に形成されたパール調印刷物の前記パール調塗膜に対し、前記色材が吸収するか、もしくは吸収して発光を生じる波長の光を当て、前記の光を当てたことにより生じた前記光の吸収、もしくは前記発光を、予め定められた限度範囲を有する標準印刷物における前記光の吸収、もしくは前記発光と比較して、前記パール調塗膜中の前記パール顔料の量を判定することを特徴とするパール調印刷物の印刷濃度管理方法に関するものである。第2の発明は、第1の発明において、前記パール調塗膜中の前記パール顔料の量を判定した結果に基づき、被印刷基材に対する前記パールインキの転移量を増減させることをさらに含むことを特徴とするパール調印刷物の印刷濃度管理方法に関するものである。【0010】【発明の実施の形態】本発明にかかるパール調印刷物は、被印刷基材上に、少なくとも、パール顔料、およびパール顔料とは光学的特性の異なる色材とを含有するパールインキを用いて、印刷により形成されたパール調塗膜(もしくはパール調印刷被膜)が形成されたものである。パール調塗膜は、文字、記号、図形、地紋、絵、もしくは写真等の任意のパターン状に形成されており、これらのパターンはパール調印刷物の用途やデザイン的な要請により適宜に決められる。【0011】本発明にかかるパール調印刷物は、上記のパール調塗膜に加えて、パール調塗膜ではない、通常のインキを用いて、印刷により形成された通常の印刷塗膜(もしくは通常の印刷被膜)が形成されたものであってもよく、通常の印刷塗膜は、パール調塗膜と並んでいても、あるいはパール調塗膜の下地を形成していてもよい。通常の印刷塗膜は、パール調塗膜の一部を覆う程度であれば、パール調塗膜上にあってもよい。【0012】本発明で使用する被印刷基材の素材としては、後述する用途にもよるが、例えば、合成樹脂のカードやフィルム、紙、合成紙、セラミックスボードなどを挙げることができる。カードやフィルムに用いることができる合成樹脂として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンオキサイド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリエーテル、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、酢酸セルロース、エチルセルロース、硝酸セルロース、プロピルセルロース等を挙げることができる。【0013】紙としては、上級印刷紙、中級印刷紙、下級印刷紙、OCR紙、MICR紙、コート紙、軽量コート紙、キャストコート紙(ミラーコート紙)、エンボス紙、アートポスト紙、アート紙、薄葉印刷紙、微塗工印刷用紙、増白剤含有紙、パラフィン紙、樹脂含浸紙、合成紙、ファンシーコーテッドペーパー、純白ロールコート紙、色上質紙、蛍光紙、官製ハガキなどの特殊印刷用紙等を挙げることができる。基材は、透明、半透明、不透明のいずれであっても構わない。また、基材の色、形状、層構造、製法、物理的性質も特に限定されない。ただし、インキに配合されるパール顔料の配向性が良好であるのが好ましいため、基材に直接インキを印刷する場合にはある程度の平滑性を有していることが好ましい。【0014】パール調塗膜は、パール顔料と呼ばれる顔料、およびパール顔料とは光学的特性の異なる色材とを含有するパールインキを用いて形成される。パールインキのインキタイプは、印刷方式によって決まるが、オフセット印刷用インキ、凸版印刷用インキ、グラビア印刷用インキ、もしくはシルクスクリーン印刷インキ等であり得る。いずれの印刷方式において使用するインキも基本的には、色材(顔料、染料等)、ビヒクル(油脂、樹脂、溶剤等)、および補助剤(コンパウンド、ドライヤー、分散剤、消泡剤、可塑剤等)からなっているが、特徴的な部分はパール顔料、およびパール顔料とは光学的特性の異なる色材である。【0015】パール顔料としては、古典的には、文字通りの真珠粉や貝殻の内側部分の粉等を使用したが、現在では、微細なフレーク(薄片)の外側を、金属酸化物もしくは金属酸化物の混合物により被覆したものを使用する。微細なフレークとしては、雲母、タルク、カオリン、オキシ塩化ビスマス、あるいは、ガラスフレーク、SiO2フレーク、Al2O3フレーク、もしくは合成セラミックのフレーク等があり、これらの微細なフレークの外側を被覆する金属酸化物の例としては、TiO2、Fe2O3、SnO2、Cr2O3、もしくはZnOがある。これらの組合わせの中でも、雲母、ガラスフレーク、もしくはSiO2フレークを、TiO2被覆および/またはFe2O3被覆されたものが好ましい。パール顔料の個々のフレークの大きさは、1〜100μmである。【0016】パールインキ用のパール顔料としては、上記のものを自製してもよいが、メルク・ジャパン(株)製の商品名「Iriodin」、または資生堂(株)製の商品名「インフィニットカラー」等の市販品を使用することができる。【0017】本発明において、パールインキ中に含有する、パール顔料とは光学的特性の異なる色材とは、具体的には、(1)蛍光顔料、より好ましくは、紫外光を吸収して可視光を発光するタイプの蛍光物質、および(2)可視光領域で吸収を有する着色剤である。【0018】(1)の蛍光物質としては、赤発光無機蛍光体として、例えば、Y2O3:Eu、YVO4:Eu、Y202S:Eu、3.5MgO、0.5MgF2GeO2:Mn、(Y,Gd)BO3:Eu、Y(P,V)O4:Euなどを挙げることができる。また、緑発光無機蛍光体として、例えばZnO:Zn、Zn3SiO2:Mn、Zn3S:Cu,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、ZnS:Cu,Au,Al、Zn2SiO4:Mn、ZnS:Ag,Cu、(Zn,Cd)S:Cu、ZnS:Cu、Gd2O2S:Tb、La2O2S:Tb、Y2SiO5:Ce,Tb、Zn2GeO4:Mn、CeMgAl11O13:Tb、SrGa2S4:Eu2+、ZnS:Cu,CO、MgO・nB2O3:Ce,Tb、LaOBr:Tb,Tm、La2O2S:Tb、ZnS:Cu(Mn)などを挙げることができる。さらに、青発光無機蛍光体として、例えばZnS:Ag、CaWO4 、Y2SiO5:Ce、ZnS:Ag,Ga,Cl、Ca2B5O3Cl:Eu2+、BaMgAl14O23:Eu2+、Sr3(PO4)3Cl:Euなどを挙げることができる。【0019】また、有機蛍光体として、ジアミノスチルベンジスルホン酸、イミダゾール、クマリン、トリアゾール、カルバゾール、ピリジン、ナフタル酸、イミダゾロンなどの誘導体、フルオレセイン、エオシンなどの色素、アントラセンなどのベンゼン環を有する化合物などを挙げることができる。【0020】(2)の可視光領域で吸収を有する着色剤としては、染料、または無機顔料もしくは有機顔料からなる顔料が使用できるが、耐久性の点で、顔料を使用することがより好ましい。使用できる無機顔料としては、二酸化チタン、黄色酸化鉄、弁柄(Fe2O3)、紺青、群青、もしくはカーボンブラック等を挙げることができ、有機顔料としては、ファストイエロー、ジスアゾイエロー、パーマネントイエロー、ノバパームオレンジ、ピラゾロンレッド、レーキレッドC、フタロシアニンブルー、もしくはフタロシニングリーン等を挙げることができる。顔料の種類は非常に多いので、ここにはよく用いられるもののみを例示する。【0021】パール顔料とは光学的特性の異なる色材は、パールインキ中に配合して分散させるか、もしくは、パール顔料を含まず、パール顔料とは光学的特性の異なる色材を配合して得られたインキを、パールインキに加えて混合することにより、パール顔料と、パール顔料とは光学的特性の異なる色材とを含有するパールインキを調製することができる。【0022】これら、蛍光物質、もしくは可視光領域で吸収を有する着色剤は、パール調塗膜において、パール顔料の配合量を100とするとき、1以上とすることが好ましく、下限値未満では濃度の確認が困難である。ただし、作用する蛍光剤の蛍光強度、および着色剤の色調に応じて適宜調節が必要である。【0023】本発明において、パール顔料と、パール顔料とは光学的特性の異なる色材とを含有するパールインキを用いての印刷は、それぞれのインキタイプに応じた印刷方法にて行なう。印刷法として、平版印刷法、もしくは凸版印刷法を利用すると、汎用性の高い印刷法であるので、通常の印刷塗膜を設ける際の印刷法以外に、特別の印刷手段を講じる必要がなく、むしろ、インラインで、通常の印刷塗膜、およびパール調塗膜を同時に形成し得る利点もあるので、好ましい。得られた印刷物の評価は、蛍光物質を含有するパールインキを用いたときは、好ましくは、紫外線を照射して、分光光度計を用いて、発光する蛍光の強度を測定することにより行ない、可視光領域で吸収を有する着色剤を含有するパールインキを用いたときは、白色光を照射し、分光光度計を用いて、光の吸収を測定することにより行なう。もしくは肉眼判定も有効である。【0024】いずれの測定においても、パール顔料と、パール顔料とは光学的特性の異なる色材とを含有するパールインキを用いてパール調塗膜を有するパール調印刷物を形成し、予め定めた限度見本を参照用もしくは較正用として用い、測定結果を限度見本の測定結果と比較する。ここで、限度見本とは、従来技術の説明において述べたように、デザイン的、もしくはその他の理由により許容し得る印刷濃度が高い方の限界と低い方の限界として定められた印刷物である。【0025】限度見本との比較により、得られたパール調印刷物の方が、パール調塗膜におけるパール顔料とは光学的特性の異なる色材の量が多いと判定されたときは、印刷条件を変更して、パール調塗膜におけるパール顔料とは光学的特性の異なる色材の量を限度内に納まるよう減らし、また、得られたパール調印刷物の方が、パール調塗膜におけるパール顔料とは光学的特性の異なる色材の量が少ないと判定されたときは、印刷条件を変更して、パール調塗膜におけるパール顔料とは光学的特性の異なる色材の量を限度内に納まるよう増やす。【0026】パール調塗膜におけるパール顔料とは光学的特性の異なる色材の量を減らす、もしくは増やすには、印刷条件の変更によりパールインキの転移量を減らす、もしくは増やす。具体的にパールインキの転移量を減らすには、版ローラへのインキ供給量を減らして、インキの付着量を減らす、もしくは版ローラとバックアップローラとの間の圧力を下げて印圧を低くする等により行ない、パールインキの転移量を増やすには、これとは逆に、版ローラへのインキ供給量を増やして、インキの付着量を増やす、もしくは版ローラとバックアップローラとの間の圧力を増して印圧を増加させる等により行なうことができる。【0027】本発明にかかるパール調印刷物は、IDカード、パスポート、キャッシュカード、クレジットカード、キーカード、紙幣、有価証券、権利書、機密文書、切符、宝くじ、抽選券、乗車券、入場券といった盗用・偽造を防ぐ必要があるものものや、ポスター、カレンダー、手帳、ノート、便箋、はがき、包装紙、紙袋といった意匠性が重視されるもの等の各用途に幅広く利用することができる。【0028】【実施例】(実施例)アート紙を被印刷基材として使用し、パールインキに蛍光物質として有機系蛍光染料を配合したタイプ、および(b)同じパールインキに黒色顔料を配合したタイプの二タイプのインキを、配合比を変えて作成し、オフセット印刷により絵柄を印刷した。印刷の際には、一タイプ一配合比のインキについて、インキキーの開度を。パールインキのみでは印刷濃度差が確認困難な範囲で二点、設定して、インキの転移量を増減した二種類の印刷物を作成した。インキキーの開度の設定は、ネジの回転によって行ない、インキキーを完全に閉めた状態からのネジの回転数により、同じ開度が再現できるようにした。「表1」に(a)のタイプのインキを用いた場合、「表2」に(b)のタイプのインキを用いた場合につき、各々の配合比における二種類の印刷物が濃度差があると判定できるかどうかを評価した評価結果を示す。ただし、(a)のタイプのインキを用いた場合については、印刷物にブラックライトにより紫外線を照射し、(b)のタイプのインキを用いた場合については、白色光下で判定した。評価結果の△は、目視で二種類の印刷物の濃度差の判定がつかないことを、○は、目視で二種類の印刷物の濃度差の判定がつくことを意味する。また、「表1」および「表2」中、*の配合量は、パールインキ100部に対する配合部数(質量基準)である。【0029】【表1】【0030】【表2】【0031】上記の実施例から分かるように、パールインキ中のパール顔料100に対して蛍光物質を0.5配合した場合、および黒色顔料を0.5配合した場合には、配合量が少ないため、蛍光発光、もしくは光の吸収が少なく、蛍光や光の吸収の差の判定は困難であるが、蛍光物質を1以上配合した場合、および黒色顔料を1以上配合した場合には、蛍光発光、もしくは光の吸収の度合いが異なるため、パール調塗膜を形成するのに要したパールインキの転移量の多少が判定でき、判定した結果に基づき、パール顔料の量を適切な範囲になうよう増減することが可能になる。【0032】【発明の効果】第1の発明によれば、パール調印刷物の塗膜が、パール顔料以外に含有する色材が吸収する光を当てたときの吸収、もしくは吸収して発光する波長の光を当てたときの発光を、予め定められた限度範囲を有する標準印刷物の場合と比較することにより、パール顔料の量を容易に判定し得るパール調印刷物の印刷濃度管理方法を提供することができる。第2の発明によれば、さらに、パール顔料の量の判定結果に基づき、被印刷基材に対する前記パールインキの転移量を増減させることにより、パール調印刷物の塗膜中のパール顔料の量を、予め定めた範囲内とすることが容易なパール調印刷物の印刷濃度管理方法を提供することができる。 パール顔料と、前記パール顔料とは光学的特性の異なる色材とを含有するパールインキを用いて形成されたパール調塗膜が被印刷基材上に形成されたパール調印刷物の前記パール調塗膜に対し、前記色材が吸収するか、もしくは吸収して発光を生じる波長の光を当て、前記の光を当てたことにより生じた前記光の吸収、もしくは前記発光を、予め定められた限度範囲を有する標準印刷物における前記光の吸収、もしくは前記発光と比較して、前記パール調塗膜中の前記パール顔料の量を判定することを特徴とするパール調印刷物の印刷濃度管理方法。 前記パール調塗膜中の前記パール顔料の量を判定した結果に基づき、被印刷基材に対する前記パールインキの転移量を増減させることをさらに含むことを特徴とする請求項1記載のパール調印刷物の印刷濃度管理方法。


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