生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_メタクリレート類の製造方法
出願番号:2001271672
年次:2010
IPC分類:C07C 67/03,C07C 67/08,C07C 69/54,C07B 61/00


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日高 敏雄 佐藤 良文 谷口 貢 JP 4539808 特許公報(B2) 20100702 2001271672 20010907 メタクリレート類の製造方法 三菱瓦斯化学株式会社 000004466 永井 隆 100117891 日高 敏雄 佐藤 良文 谷口 貢 JP 2000275018 20000911 20100908 C07C 67/03 20060101AFI20100819BHJP C07C 67/08 20060101ALI20100819BHJP C07C 69/54 20060101ALI20100819BHJP C07B 61/00 20060101ALN20100819BHJP JPC07C67/03C07C67/08C07C69/54 ZC07B61/00 300 C07C 27/00-71/00 JSTPlus/JST7580(JDreamII) 特開平03−167155(JP,A) 特開昭57−149239(JP,A) 特開平10−324664(JP,A) マクマリー 有機化学(中),1998年,第4版,p.651 3 2002155025 20020528 8 20080905 高橋 直子 【0001】【発明の属する技術分野】本発明はメタクリレート類(メタクリル酸エステル類)の製造方法に関する。メタクリレート類は合成樹脂や合成繊維原料として広く用いられる工業的に非常に重要な原料である。【0002】【従来の技術】メタクリレート類の製造方法としてはメタクリル酸とアルコール類のエステル化反応、メタクリレートとアルコールのエステル交換反応が代表的である。アクリル酸やメタクリル酸等のα、β−不飽和カルボン酸からそれらのエステルを製造するには、硫酸、燐酸、パラトルエンスルホン酸や、強酸性イオン交換樹脂、固体燐酸及びシリカ−チタニア等の固体酸類を触媒に用いて液相或いは気相に於いてエステル化、或いはエステル交換反応を行う事が多い。【0003】例えば液相法として、硫酸や塩酸等の鉱酸をエステル化触媒に用いるヒドロキシアルキルアクリレート類の製造方法(DE1518572)やジ−n−ブチル錫オキシド或いはスタノキサン、ジスタノキサンをエステル交換触媒として用いる方法(特開昭46−39848、特開昭52−153913、特開平7−97387)が、また気相法として固体燐酸(特公昭42−5222)、硫化モリブデン(特公昭44−9885)、シリカ−チタニア(特公昭55−33702)触媒を用いる方法が挙げられる。しかし、液相法、気相法の何れも2重結合への付加反応、アルコール類の脱水縮合、分子間脱水によるダイマーエステルの生成等による選択率の低下や生産性の低さ等の課題があり、更に液相法はバッチ法による製造が主となる等の大量生産時に於ける課題があった。【0004】メタクリル酸、及びその誘導体であるメタクリル酸エステル類は、ヒドロキシイソ酪酸、或いはヒドロキシイソ酪酸エステル類からも製造する事が出来る。例えば、フォージャサイト型ゼオライト類を気相脱水触媒に用いて、α−ヒドロキシイソ酪酸メチルからメチルメタクリレートを製造する方法(特開平8−188555)がある。この方法はアセトンシアンヒドリンをα−ヒドロキシイソ酪酸メチルに誘導した後、脱水してメチルメタクリレートを製造する硫安が生成しない優れた方法である。しかしながら、工業的に利用可能なヒドロキシイソ酪酸、或いはヒドロキシイソ酪酸のエステルからメタクリレート類を得る方法はメチルメタクリレートを製造する場合を除けば選択率や収率が充分とは言えず、ヒドロキシイソ酪酸及びそのエステルから更に広範なメタクリレート類の工業的製造に適用するにはまだ不充分であった。【0005】【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヒドロキシイソ酪酸やヒドロキシイソ酪酸メチル等のヒドロキシイソ酪酸エステル類から工業的に重要なメタクリレート類を簡便に製造する方法を提供することである。特に従来は製造が困難であったメタクリレート類、即ち、2以上の炭素数、或いは多官能のアルコールとメタクリル酸からのエステル類を一段階で製造する方法を提供することである。【0006】【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課題を解決する為に鋭意検討を重ねた結果、ヒドロキシイソ酪酸及び/又はヒドロキシイソ酪酸エステル類とアルコール類とを固体触媒の存在下で反応させることによりメタクリレート類が容易に得られる事を知り、本発明に到達した。【0007】即ち、本発明は、固体触媒の存在下、ヒドロキシイソ酪酸および/またはヒドロキシイソ酪酸エステル類とアルコール類とを反応させるメタクリレート類の製造方法に関する。【0008】【発明の実施の形態】本発明で用いる原料の一つは、ヒドロキシイソ酪酸及び/又はそのエステル類であり、例えば、α−ヒドロキシイソ酪酸、β−ヒドロキシイソ酪酸、及びα−又はβ−ヒドロキシイソ酪酸のメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、アリルエステル、グリシジルエステル、n−ブチルエステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステル、tert−ブチルエステル、ヘキシルエステル、オクチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、ラウリルエステル、ステアリルエステル、シクロヘキシルエステル、ベンジルエステル、2−ヒドロキシエチルエステル、2−ヒドロキシプロピルエステル、3−ヒドロキシプロピルエステル、及び4−ヒドロキシブチルエステルが挙げられる。中でも、特に好ましいのは工業的に入手が容易なα−ヒドロキシイソ酪酸、β−ヒドロキシイソ酪酸、α−ヒドロキシイソ酪酸メチル、β−ヒドロキシイソ酪酸メチル、α−ヒドロキシイソ酪酸エチル、β−ヒドロキシイソ酪酸エチル、α−ヒドロキシイソ酪酸2−エチルヘキシル、β−ヒドロキシイソ酪酸2−エチルヘキシルである。上記の化合物は単独或いは二以上を混合して用いる事が出来る。第一の原料中に、メタクリル酸又はメタクリル酸エステル類が存在しても反応成績に悪影響を及ぼす事は殆ど無いのでこれらを含有しても良い。【0009】もう一方の原料はアルコール類である。ただし第一の原料としてヒドロキシイソ酪酸エステルを用いた場合、アルコール類は該ヒドロキシイソ酪酸エステルのエステル部分を構成するアルコールとは異なる。アルコール類としては、炭素数1〜24、好ましくは2〜12のアルコール、グリコール、ポリオール類が好ましい。例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、アリルアルコール、n−ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、及び1,4−ブタンジオールが好ましい。好ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、アリルアルコール、エチレングリコール、シクロヘキサノールであり、特に好ましくは、ブタノール、アリルアルコール、エチレングリコール、シクロヘキサノールである。上記のアルコール類は単独或いは二以上を混合して用いる事が出来る。【0010】本発明では固体触媒を用いる。具体的には、シリカ、アルミナ、チタニア、ジルコニア、シリカライト、ヘテロポリ酸、メソポーラスシリカ(例えば、MCM−41)等のメソポーラス化合物;結晶性アルミノシリケート;結晶質シリコアルミノホスフェート類;天然に存在する粘土鉱物類、例えばカオリナイト、モンモリロナイト、セピオライト、マイカ等が例示される。中でもシリカ、シリカライト、結晶性アルミノシリケート、結晶質シリコアルミノホスフェート類が好ましい。【0011】本発明で用いる固体触媒は、Csを有効成分として含有するのが好ましい。Csは通常、炭酸セシウム、水酸化セシウム、或いは硝酸セシウム等の炭酸塩、水酸化物や硝酸塩の形態で固体触媒に担持するのが好ましい。Csの塩類は焼成しても酸化物の形態で存在する事は困難であるので、この様な炭酸塩、水酸化物、及び硝酸塩で固体触媒に含有させることが好ましい。【0012】固体触媒にCsを含有させる方法には、含浸法、共沈法、ゾル−ゲル法、イオン交換法、物理混合法、熱分解法、化学堆積法、メカノケミカル法や合成法、例えば、モレキュラーシーブ類の製造時にCs化合物を添加する方法等があり、適宜選択して採用する事が出来る。Csの担持量に特に制限は無いが、固体触媒に対するCs金属換算で、0.1〜20重量%の範囲が好ましい。【0013】Csを他の金属種と共に用いて活性や選択性を更に改善出来る事がある。この目的には、Na、K、Rb、Mg、Ca、La、Ce、Sr、Ba、Y、Ti、Zr、V、Nb、Ta、Cr、Fe、Ru、Co、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ge、In、Sn、Sbからなる群から選択された少なくとも一種の金属をCsと併用する事が好ましい。例えば、Cs化合物と上記した群から選択された金属の化合物とを、一般的含浸法、共沈法、イオン交換法、物理混合法、化学堆積法、熱分解法、或いは前駆体となる化合物を添加し焼成する方法により固体触媒に担持する。他の金属種の担持量は、固体触媒に対して金属換算で0.01〜50重量%であるのが好ましい。本発明の固体触媒、Csを単独で又は他の金属種と共に含有する固体触媒は、そのまま、或いはバインダーとして例えば、シリカ、アルミナ、チタニア、各種粘土化合物類を添加して、通常、300〜700℃で1〜24時間焼成した後、圧縮成型や打錠成型等を施して実用に供する事が出来る。【0014】本発明は、気相、液相、或いは常圧、加圧の回分式、半回分式、流通連続式の何れでも実施可能である。従って、原料の性状、装置等を勘案し適当な反応方式を選択するのが好ましいが、固定床による気相流通方式が簡便である。例えば、液相回分式反応では、溶媒中又は溶媒を用いることなく、ヒドロキシイソ酪酸又はそのエステル類とアルコール類を1:0.1〜1:10のモル比で、室温から200℃で1〜24時間固体触媒の存在下で反応させる。溶媒は特に用いる必要はないが、適宜、ヘキサン、へプタンなどの炭化水素類、或いは、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類を用いることができる。固体触媒は、原料混合物に対して0.1〜50重量%使用するのが好ましい。気相流通式反応では、200〜400℃、0.01〜1MPaで、ヒドロキシイソ酪酸又はそのエステルとアルコール類の1:0.1〜1:10(モル比)混合ガスを10〜10,000h-1のガス基準空間速度で固体触媒が配置された反応器に供給するのが好ましい。いずれの反応方式においても、ヒドロキシイソ酪酸及び/又はそのエステル類とアルコール類の反応は固体触媒の存在下で進行し、メタクリレート類、特に、エステル部分の炭素数が2〜12のメタクリレート類が一段階で製造される。【0015】【実施例】次に本発明を、実施例、及び比較例をもって更に詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。以下の実施例、及び比較例に於ける反応は原料タンク、原料供給ポンプ、不活性ガス導入用マスフローコントローラー、石英反応管 (内径13mmφ、長さ250mm)、採取タンクを備えた流通反応装置を用いて行った。反応が定常状態に達して2から4時間後に反応液を約1時間かけて採取し、FID検知方式のガスクロマトグラフで分析し、反応生成物の組成分布を求めた。【0016】触媒調製例触媒1シリカゾル64.5gと10wt%硝酸セシウム水溶液5.76gを室温下混合撹拌した後、濃硝酸を加えてpH6.7から7.3の間に保った。次いで、10wt%硝酸アンモニウム0.56gを添加しゲル化させた。ゲル化物を擂潰し、粒状に成型した後500℃で4時間焼成して触媒1を得た。熱分析の結果、セシウムは酸化物として存在するのでは無い事、また硝酸根の残存を確認した。【0017】触媒2市販シリカライト(UOP社製MFI300、Si/Alモル比=300)20gを10wt%硝酸セシウム水溶液500mlで3回イオン交換した後、120℃で2時間乾燥した。500℃で4時間焼成して触媒2を得た。【0018】触媒3市販シリカライト (UOP社製MFI300、Si/Alモル比=300)20gに、炭酸セシウム2gと酸化チタン0.5gを混合し、水40gを添加した後、攪拌した。次いで、120℃で2時間乾燥、500℃で4時間焼成して触媒3を得た。【0019】触媒410wt%炭酸セシウム水溶液40gを、シリカゲル25gと混合し2時間静置した。次いで、減圧下に水を留去した後、120℃で18時間乾燥し触媒4を得た。【0020】参考例1触媒1を、反応管に3ml充填し、原料としてα−ヒドロキシイソ酪酸(HBA)とエチレングリコール(EG)の1対6モル混合溶液を気化させたのち、ガス基準の空間速度(GHSV)500 h-1 で供給し、圧力0.1MPa、温度320℃に於いて、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(2−HEMA)の合成反応を行った。反応成績は以下の通りであった。HBA転化率:98.9mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:85.9mol%【0021】参考例2触媒2を、3ml充填した以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。HBA転化率:98.6mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:78.9mol%【0022】実施例1α−ヒドロキシイソ酪酸に換えてα−ヒドロキシイソ酪酸メチル(HBM)を用い、反応温度を330℃とした以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は、以下の通りであった。HBM転化率:99.6mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:62.9mol%【0023】参考例3エチレングリコールに換えてシクロヘキサノール(CH)を用い、反応温度を350℃とした以外は、参考例1と同様に行った。反応成績は、以下の通りであった。HBA転化率:100mol%シクロヘキシルメタクリレート(CHM)収率:58.4mol%【0024】実施例2α−ヒドロキシイソ酪酸に換えてα−ヒドロキシイソ酪酸2−エチルへキシル(HBO)を用い、反応温度を340℃とした以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。HBO転化率:98.1mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:58.7mol%【0025】実施例3触媒2を用い、α−ヒドロキシイソ酪酸に換えてα−ヒドロキシイソ酪酸エチル(HBE)を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。HBE転化率:94.0mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:54.9mol%【0026】参考例4エチレングリコールに換えてn−ブタノール(NB)を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。HBA転化率:96.8mol%n−ブチルメタクリレート(NBA)収率:42.9mol%【0027】参考例5触媒3を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は、以下の通りであった。HBA転化率:99.6mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:90.4mol%【0028】参考例6α−ヒドロキシイソ酪酸に換えて90wt%α−ヒドロキシイソ酪酸水溶液を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。HBA転化率:99.5mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:89.2mol%【0029】参考例7触媒4を用いた以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は以下の通りであった。HBA転化率:99.6mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:88.0mol%【0030】参考例8触媒1の調製に於いて、硝酸セシウムに換えて炭酸ナトリウムを用いた以外は触媒1と同様にして触媒5を調製した。この触媒5を用いて、参考例1と同様に行った。反応成績は以下の通りであった。HBA転化率:97.4mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:23.4mol%【0031】参考例9触媒6として、Na置換X型ゼオライト(MS13Xアルドリッチ社製)を用い、反応温度を300℃とした以外は、参考例1と同様にして行った。反応成績は、以下の通りであった。HBA転化率:98.3mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:38.0mol%【0032】参考例10触媒7として、Na置換Y型ゼオライト(HSZ−320NAA 東ソー社製) を用い、反応温度を300℃、原料としてα−ヒドロキシイソ酪酸とエチレングリコールの1対4モル混合溶液を用いた以外、参考例1と同様にして行った。反応成績は、以下の通りであった。HBA転化率:98.4mol%2−ヒドロキシエチルメタクリレート収率:9.4mol%【0033】上記の実施例1〜3、参考例1〜10の結果を纏めて表1に示す。 表1 触媒 原料 温度 転化率 収率 生成物 ℃ mol% mol% 参考例1 触媒1 HBA/EG 320 98.9 85.9 2-HEMA参考例2 触媒2 HBA/EG 320 98.6 78.9 2-HEMA実施例1 触媒1 HBM/EG 330 99.6 62.9 2-HEMA参考例3 触媒1 HBA/CH 350 100 58.4 CHM実施例2 触媒2 HBO/EG 340 98.1 58.7 2-HEMA実施例3 触媒2 HBE/EG 320 94.0 54.9 2-HEMA参考例4 触媒1 HBA/NB 320 96.8 42.9 NBA参考例5 触媒3 HBA/EG 320 99.6 90.4 2-HEMA参考例6 触媒1 HBA/EG 320 99.5 89.2 2-HEMA参考例7 触媒4 HBA/EG 320 99.6 88.0 2-HEMA参考例8 触媒5 HBA/EG 320 97.4 23.4 2-HEMA参考例9 触媒6 HBA/EG 300 98.3 38.0 2-HEMA参考例10 触媒7 HBA/EG 300 98.4 9.4 2-HEMA 【0034】【発明の効果】本発明はヒドロキシイソ酪酸及び/又はその誘導体とアルコール類との反応で簡便に、工業的に重要な原料であるメタクリレート類、特に、炭素数が2以上の、或いは、多官能のアルコールとメタクリル酸からなるエステル類を製造する手段を提供する点で意義が大きい。 セシウムを担持したシリカまたはセシウムを担持したシリカライトである固体触媒の存在下、下記ヒドロキシイソ酪酸エステル類より選ばれた少なくとも1種のエステルと下記アルコール類より選ばれた少なくとも1種のアルコール(ただし、前記ヒドロキシイソ酪酸エステルのエステル部分を構成するアルコールとは異なる)とを反応させることを特徴とするメタクリレートの製造方法。ヒドロキシイソ酪酸エステル類:α−ヒドロキシイソ酪酸のメチルエステル、エチルエステル、n−プロピルエステル、イソプロピルエステル、アリルエステル、グリシジルエステル、n−ブチルエステル、イソブチルエステル、sec−ブチルエステル、tert−ブチルエステル、ヘキシルエステル、オクチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、ラウリルエステル、ステアリルエステル、シクロヘキシルエステル、ベンジルエステル、2−ヒドロキシエチルエステル、2−ヒドロキシプロピルエステル、3−ヒドロキシプロピルエステル、及び4−ヒドロキシブチルエステル。アルコール類:メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロピルアルコール、アリルアルコール、n−ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、ヘキサノール、オクタノール、2−エチルヘキサノール、ラウリルアルコール、ステアリルアルコール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール及び1,4−ブタンジオール。 セシウムの担持量が、固体触媒に対して0.1〜20重量%である請求項1記載のメタクリレートの製造方法。 200から400℃で気相反応する請求項1または2に記載のメタクリレートの製造方法。


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