生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_水性のカチオン系界面活性製剤、その製造方法およびその使用
出願番号:1998546541
年次:2007
IPC分類:A61K 8/40,A61K 8/46,A61K 8/41,A61K 8/24,A61Q 5/06,A61Q 5/12,A61Q 5/04,A61Q 5/10


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ペーター ヘッセル ミヒャエル ツィルンシュタイン ヴァルター シュンター フリードリッヒ ヴィルジング ヴォルフガング カーゼル クヌート オッペンレンダー JP 3980075 特許公報(B2) 20070706 1998546541 19980416 水性のカチオン系界面活性製剤、その製造方法およびその使用 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト 矢野 敏雄 山崎 利臣 久野 琢也 ラインハルト・アインゼル ペーター ヘッセル ミヒャエル ツィルンシュタイン ヴァルター シュンター フリードリッヒ ヴィルジング ヴォルフガング カーゼル クヌート オッペンレンダー DE 19717925.8 19970428 20070919 A61K 8/40 20060101AFI20070830BHJP A61K 8/46 20060101ALI20070830BHJP A61K 8/41 20060101ALI20070830BHJP A61K 8/24 20060101ALI20070830BHJP A61Q 5/06 20060101ALI20070830BHJP A61Q 5/12 20060101ALI20070830BHJP A61Q 5/04 20060101ALI20070830BHJP A61Q 5/10 20060101ALI20070830BHJP JPA61K8/40A61K8/46A61K8/41A61K8/24A61Q5/06A61Q5/12A61Q5/04A61Q5/10 A61K 8/00 - 8/99 A61Q 1/00 - 99/00 CA(STN) REGISTRY(STN) 独国特許出願公開第19548660(DE,A1) 特開平05−097632(JP,A) 8 EP1998002241 19980416 WO1998048778 19981105 2001524103 20011127 11 20041228 小堀 麻子 本発明は、水性のカチオン系界面活性製剤、その製造方法およびその使用に関する。カチオン系界面活性剤は、広範に使用される需要の多い化合物であり、多数の文献および特許に記載されている。例えばDE−A3417646号およびDE−A2710468号はカチオン系界面活性剤の最も重要な代表例としての第四級アンモニウム化合物、例えば塩化セチルトリメチルアンモニウムまたは塩化ステアリルトリメチルアンモニウムを毛髪用アフタートリートメント組成物における使用に関して記載している。これらカチオン系界面活性剤を使用する際の欠点は、これらが強い腐食作用を有することである。EP−B0098802号は、例えばリン酸二水素セチルジメチル−2−ヒドロキシエチルアンモニウムと酸化エチレンとの酸、例えばリン酸の存在下での第四級アンモニウム化合物の製造ならびにこれらのカチオン系界面活性剤の毛髪用化粧品における使用を記載している。前記の化合物のように、これらの界面活性剤は容易に溶液から分離(freeze out)する。従って、これらは使用する前に溶解させかつ均質化する必要がある。選択的にこれらは、その分離が不可能であるような特別の貯蔵タンク中に貯蔵する必要がある。両措置は付加的なコストを伴う。DE−A3116087号は第三級アミンとエポキシドとの触媒としての第四級アンモニウム化合物の存在下での第四級アンモニウム化合物の製造方法を記載している。この方法はカチオン系界面活性剤、例えば塩化2−ヒドロキシヘキサデシル−2−ヒドロキシエチルジメチルアンモニウムを製造するために使用することができる。これらの化合物も容易に分離し、かつ腐食作用を有する。カチオン系界面活性剤は有利な特性範囲を有する必要がある。かかる界面活性剤の重要な要求は以下のものである:1.良好な可溶化2.アニオン系界面活性剤との良好な混和性3.良好なフォーム安定化4.腐食作用が殆どないかまたはないこと5.良好な殺生作用6.良好な貯蔵安定性7.界面活性剤から分離しないこと8.ハロゲンの不在9.良好なコンディショニング効果10.良好な湿潤、乳化および分散の能力11.製造の容易さ。本発明の課題はできるだけ多くの前記の特性を、今まで知られているカチオン系界面活性剤の欠点をともなわずに提供するカチオン系界面活性剤を開発することである。前記課題は、a)式I:[式中、R1、R2、R3およびR4は独立して置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状のC1〜C4−アルキルまたは置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和もしくは不飽和のC8〜C16−アルキルであり、その際少なくとも1個、多くとも2個のR1、R2、R3およびR4は置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和もしくは不飽和のC8〜C16−アルキルであり、かつ式IIの水溶性アニオンはR5−O−SO3−であり、その際、R5はC1〜C4−アルキルである]の第四級アンモニウム化合物10〜50質量%、b)式III:[式中、R1、R2およびR3は前記のものであり、かつ多くとも2個のR1、R2およびR3は置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和もしくは不飽和のC8〜C16−アルキルである]のアミン0.01〜15質量%、c)pHを4〜9の範囲に維持する緩衝液0.1〜5.0質量%からの溶液中に含有する本発明の水性のカチオン系界面活性製剤によって解決されると判明した。式Iおよび式IIIにおいて、R1、R2、R3およびR4は独立して置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状のC1〜C4−アルキルであるか、または置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和もしくは不飽和のC8〜C16−アルキルであり、その際少なくとも1個、多くとも2個のR1、R2、R3およびR4は置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和もしくは不飽和のC8〜C16−アルキルであってよく、かつ有利には以下のものである:−C1〜C4−アルキル:分枝鎖状もしくは非分枝鎖状C1〜C4−アルキル鎖、例えばメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピルまたは1,1−ジメチルエチル、有利にはメチルまたはエチル、−C8〜C16−アルキル:分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和C8〜C16−アルキル鎖、例えばn−オクチル、2−メチルヘプチル、3−メチルヘプチル、4−メチルヘプチル、2,2−ジメチルヘキシル、2,3−ジメチルヘキシル、2,4−ジメチルヘキシル、2,5−ジメチルヘキシル、3,3−ジメチルヘキシル、2,2,3−トリメチルペンチル、2,2,4−トリメチルペンチル、3,3,2−トリメチルペンチル、3,3,4−トリメチルペンチル、4,4,2−トリメチルペンチル、4,4,3−トリメチルペンチル、2,3,4−トリメチルペンチル、2−エチルヘキシル、3−エチルヘキシル、n−ノニル、3−エチル−2−メチルヘキシル、2−メチルオクチル、4−メチルオクチル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシル、3−エチル−5−イソプロピル−4−メチルオクチル、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル、または分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の不飽和C8〜C16−アルキル鎖、例えば分枝鎖状もしくは非分枝鎖状のC8〜C16−アルケニル鎖、例えば1−オクテニル、2−オクテニル、3−オクテニル、4−オクテニル、5−オクテニル、6−オクテニルもしくは7−オクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、トリデセニル、テトラデセニル、n−ペンタデセニル、またはn−ヘキサデセニル;有利には脂肪アルコール、例えばカプロイルアルコール、エナンチルアルコール、カプリリルアルコール、ペラルゴニルアルコール、カプリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、ペンタデカノール、またはセチルアルコールのアミンまたは直鎖状チーグラーアルコールのアミン(アルコールからのアミンへのアミン化)から得られる飽和および不飽和のアルキルもしくはアルケニル;特に有利には飽和C12〜C16−アルキル鎖、ならびに殊に有利には、例えばココナツ油またはパーム核油をベースとして製造できる飽和C12〜C14−アルキル鎖。有利な分枝鎖状アルキルは、例えばゲルベ反応またはオキソ反応からアルコールをベースに製造できる。置換基R1、R2、R3およびR4の例はアルキル、ヒドロキシルアルキルもしくはヒドロキシルアルキルエーテル基である。式II中のR5は、有利には置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状のC1〜C4−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、または1,1−ジメチルエチル、有利にはメチルもしくはエチルである。適当なR5の置換基はアルキル、ヒドロキシアルキルもしくはヒドロキシアルキルエーテル基である。式Iの第四級アンモニウム化合物(a)の含量は、界面活性製剤の全質量に対して10〜50質量%、有利には15〜40質量%、特に有利には20〜35質量%である。本発明の界面活性製剤中の特に有利なカチオン系界面活性剤は、C8〜C16−アルキル鎖、有利にはC12〜C16−アルキル鎖、特に有利にはC12〜C14−アルキル鎖を1個だけ有する界面活性剤、例えば硫酸N,N,N−トリメチル−C12/C14−アンモニウムメチルである。式IIのアミン(b)の含量は界面活性製剤の全質量に対して0.01〜15質量%、有利には0.1〜10質量%、特に有利には0.5〜5質量%の範囲である。本発明の界面活性製剤中で特に有利なアミンは長鎖C8〜C16−アルキル鎖、有利にはC12〜C16−アルキル鎖、特に有利にはC12〜C14−アルキル鎖ならびに2個の短鎖C1〜C4−アルキル鎖、例えばN,N−ジメチル−C12/C14−アミンである。界面活性剤溶液に緩衝液を添加することによって、界面活性作用に影響を及ぼすことなく界面活性剤溶液の貯蔵安定性における顕著な改善をもたらすことができると判明した。更に、同様に緩衝液の添加によって界面活性剤溶液の安定化剤作用における顕著な改善をもたらすこともできる。本発明の界面活性製剤は、有利には界面活性製剤の全質量に対して0.1〜5.0質量%、有利には0.5〜4質量%、特に有利には1.0〜3.5質量%の緩衝液(c)を含有する。本発明の水性カチオン系界面活性製剤のために適当な緩衝液は、原則的にpHを4〜9の範囲、有利には5〜8の範囲、特に有利には6〜8の範囲に維持する、例えば生化学ハンドブック(Handbook of Biochemistry(Eds.Sober, H.A., Horte R.A., The Chemical Rubber Co., 1968:J-195-J-199))に記載されるような全ての公知の緩衝液である。適当な緩衝液の例は、弱酸と強塩基の全ての塩または強酸と弱塩基の全ての塩であり、これらは幾つかの酸と塩基の塩または異なる酸または塩基の混合物であってもよい。緩衝液の適当な例は、例えばWalpole緩衝液(酢酸/酢酸ナトリウム)、Gomoriアコニチン酸緩衝液(アコニチン酸/NaOH)、Kolthoff緩衝液(ほう砂/コハク酸塩)、のクエン酸II緩衝液(クエン酸二ナトリウム/NaOH)、McIlvaineのクエン酸/リン酸緩衝液(クエン酸/リン酸二ナトリウム)、Stafford,WatsonおよびRandのジメチルグルタル酸緩衝液(ジメチルグルタル酸/NaOH)、のリン酸緩衝液(リン酸二水素カリウム/リン酸水素二ナトリウム)、Gomoriトリスマレイン酸緩衝液(トリスマレイン酸塩/NaOH)もしくはGomoriコハク酸緩衝液(コハク酸塩/NaOH)である。他の適当な緩衝液は生化学において慣用の緩衝液であるMES、ADA、PIPES、BIS−TRIS、MOPSO、BIS−TRISPROPANE、MOPS、DIPSO、TAPSO、HEPPSO、POPSO、EPPS、TEA、TAPSまたはACES、またはアミノ酸緩衝液である。有利には弱酸およびその塩から製造できる緩衝液、例えば酢酸ナトリウム/酢酸、クエン酸ナトリウム/クエン酸、ホウ酸ナトリウム/ホウ酸、リン酸ナトリウム/リン酸、リン酸カリウム/リン酸、炭酸水素塩/ソーダ、水酸化ナトリウム/クエン酸、水酸化ナトリウム/酒石酸もしくはその混合物である。更に適当な緩衝液はコラミンクロリド、BES、TES、HEPES、アセトアミドグリシン、グリシンアミド、トリス、ビシン、トリシン、グリシルグリシンまたはエタノールアミンもしくはジエタノールアミンをベースとする緩衝液を含む。個々の緩衝液もしくは混合物は本発明の界面活性製剤中で使用することができる。特に有利には、前記した有利な作用の他に腐食保護効果を有することが知られているのでリン酸水素/リン酸二水素、例えばリン酸ナトリウム/リン酸、リン酸カリウム/リン酸、リン酸水素二ナトリウム/リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二カリウム/リン酸二水素カリウムまたはKOH/H3PO4もしくはNaOH/H3PO4が使用される。本発明の界面活性製剤の他の有利な特性は冷蔵時の優れた安定性である;すなわち該製剤は20℃未満では分離しない。市販品とは異なり、これらは該温度未満で沈殿もしくは不均一化を示さない。これは先ずC8〜C16−の長鎖アルキル鎖の有利な長さ(アルキル鎖分布においてC16−アルキル鎖の割合はできるだけ低いべきである)および次いで緩衝剤によるものである。高割合のC16−アルキル鎖を使用すると、界面活性製剤の冷蔵安定性が低下することがある。本発明の界面活性製剤は、所望であれば当業者に公知の他の添加剤もしくは助剤、例えば粘性の低下のための電解質、塩化ナトリウムもしくは他の慣用の塩、ヒドロキシアルキルセルロース、カチオン性セルロース、カチオン性合成ポリマー、他のカチオン系界面活性剤、例えばDehyquart▲R▼グレードもしくはLuviquat▲R▼グレード、アルキルエーテルスルフェートもしくはアルキルポリグリコシドを含有するか、または所望であれば他の界面活性剤、例えばカチオン系もしくはアニオン性の界面活性剤と組み合わせてよい。本発明の界面活性製剤は当業者に公知の方法の範囲で、例えばアルキル化剤、例えば硫酸アルキル、スルホン酸アルキル、ハロゲン化アルキルまたは出発物質として種々のアミンをベースとする他の活性エステルを使用して合成することができる;有利には本発明の方法はその合成のために使用することができる。式Iの化合物を製造するために見出された本発明の方法は、水溶液中の式III:のアミンと式IV:[式中、R1〜R5は前記に定義したものである]の硫酸ジアルキルとを、アミンに対して85〜99.99モル%のモル比の範囲および20〜100℃で反応させ、次いで反応溶液にpHを4〜9の範囲に維持する緩衝液0.1〜5.0質量%を添加することからなる。本発明の方法において、有利には硫酸ジアルキルはアミン(=100モル%)に対して85〜99.9モル%、有利には95〜99.5モル%、特に有利には97.0〜99.0モル%のモル比で使用し、その結果、常に過剰のアミンが存在し、反応中に形成した硫酸モノアルキルは形成する第四級アンモニウム化合物と等モル量以下で界面活性製剤中に存在する。有利には、反応は20〜100℃、有利には40〜90℃、特に有利には50〜80℃で実施する。アルキル化は(従来の場合には例えば水酸化ナトリウム溶液または水酸化カリウム溶液の添加によって)pH調整するかもしくはせずに実施できる。pHを調整しないのが有利である。有利には添加される水酸化ナトリウム溶液もしくは水酸化カリウム溶液は、pHを調整する場合には後に緩衝液の成分になる。本発明の方法においては、水性のアルキルアミンの溶液、エマルションもしくは懸濁液の初期装入物と計量供給した硫酸ジアルキルとを反応させるのが有利である。有利には硫酸アルキルの計量添加は、この場合には前記の温度範囲を超えないように調節する。原則的に初期装入物として硫酸ジアルキルを有し、かつアルキルアミンを計量供給するか、または混合チャンバ中の反応を反応物の同時の添加によって実施することができる。硫酸ジアルキルの迅速な添加を促進するために、有利には反応を冷却下および不活性条件下で実施するが、冷却は一般に必要ない。有利な態様においては、緩衝液はアルキル化後に反応溶液中に添加することができ、その際緩衝液は溶液中で製造するか(有利である)、または反応溶液に既製の緩衝液として添加することもできる。緩衝液は溶液の形または固体として使用することができる。原則的に緩衝液はアルキル化反応の前、間もしくは後に添加することができ、その際アルキル化反応の後が有利である。本発明のカチオン系界面活性製剤は適用範囲、有利には化粧品、例えばケア特性およびコンディショニング特性を有する化粧品製剤において適当であり、その際、例はスタイリング製品、例えばヘアムース、ヘアジェルもしくはヘアスプレーまたはダメージのある端部のアフタートリートメント組成物、例えばヘアローション、トリートメントリンス、トリートメントパック、トリートメント液、ヘアリペア組成物、ホットオイルトリートメント、シャンプー、液状石鹸もしくは美容クリームである。界面活性製剤は、疎水化剤、テキスタイルまたは皮革の被覆のための帯電防止剤、電気メッキ助剤、金属洗浄助剤、腐食防止剤、凝集剤もしくは凝固剤、印刷インキおよび印刷板のための捺染助剤、塗料およびコーティングのための分散剤、電気工業および電子工業のための助剤、殺生剤および殺菌剤の成分、医薬品助剤として、もしくは動物用化粧品のために適当である。また、本発明の界面活性製剤はカチオン重合のための開始剤、重合媒体もしくはアスファルトのための結合剤としても適当である。実施例例1:カチオン系界面活性製剤の製造脱イオン水72.0kgおよびN,N−ジメチルココアミン(ドデシル70〜75%、テトラデシル23〜28%、デシル0〜2%、ヘキサデシル0〜2%;塩基性窒素4.22〜4.55ミリモル/gのアミン価)25.0kgを撹拌容器中に装入し、N,N,N−トリメチルココアルキルアンモニウムメトスルフェート(INSI名:ココトリモニウムメトスルフェート)を製造した。硫酸ジメチル13.9kgを不活性ガス下および65〜70℃でこの温度を維持可能な速度で撹拌しながら添加した。50℃に冷却後、85%濃度のリン酸1.40kg、50%濃度の水酸化カリウム溶液1.70kgおよび脱イオン水14.3kgを添加した。生成物:ガードナー色数<1を有する生成物水溶液126kg検出限界未満の硫酸ジメチル;不揮発性物の含量:31%塩基性窒素:0.07%例2:カチオン系界面活性剤を含有する種々の生成物の比較性能試験例1において記載したように容易に製造可能な界面活性製剤は冷蔵時の良好な安定性のような有利な性能の範囲を示した;すなわち25〜30%濃度の界面活性剤溶液は20℃未満で沈殿または不均一化を示さなかった。使用前の界面活性剤溶液の加熱および/または澄明な溶液を維持するための機械的撹拌は不必要である。更に、例1で製造した溶液は非腐食性であり、良好な可溶化剤作用を有し、かつその全ては貯蔵時に安定である。界面活性剤溶液は貯蔵を延長させても(数週間)変化しない。これらの有利な特性は特定の第四級アンモニウム化合物、アミンおよび緩衝液の組合せに帰することがある。第1表は本発明の界面活性製剤と種々の市販品とを比較しており、これにより有利な特性は非常に明白である。全ての比較製品Luviquat▲R▼Mono CP(リン酸二水素セチルヒドロキシエチルジメチルアンモニウム)、Dehyquart▲R▼A(塩化セチルトリメチルアンモニウム)、Dehyquart▲R▼E[塩化N−(2−ヒドロキシヘキサデシ−1−イル)−N,N−ジメチル−N−2−ヒドロキシエチルアンモニウム]、Dehyquart▲R▼SP(リン酸トリスオリゴオキシエチルアルキルアンモニウム)は、例1で製造されるような本発明の界面活性製剤(Luviquat▲R▼Mono LS:N,N,N−トリメチル−C12/C14−アンモニウムメチルスルフェート、第1表参照)に対して冷蔵時の安定性の点では不利である。第1表に示される特性は以下の方法によって評価した。−冷蔵時の安定性:冷蔵時の安定性を決定するために、種々の界面活性溶液を6℃で1年間の長期試験において貯蔵し、次いで起こりうる混濁または沈殿に関して考察した。迅速な試験において、試料を20℃から−18℃に冷却し、次いで再び解凍し、再び起こりうる混濁または沈殿に関して考察した。−コンディショナー効果:コンディショナー効果は、試験毛髪の束の湿潤時の櫛通り性の本質的な試験で決定した。この目的のために毛髪の束をカチオン系界面活性剤溶液もしくはその製剤で処理し、次いで櫛通り性を独立の3個体に関して非常に良好、良好または不良として評価した。−フォーム安定化剤作用:フォーム安定化剤作用を決定するために、界面活性剤を使用してフォームを製造し、フォームの質を評価し、経時的なフォームの安定性を測定した。−アニオン性界面活性剤との混和性:アニオン系界面活性剤との混和性は、50%のTexapon N50(=水中のラウリル硫酸ナトリウムエーテル28%)を含有する界面活性剤の4%混合物(活性物質の含量)中で試験した。混合物の澄明な溶液は非常に良好として評価し、僅かに混濁した際には良好として、混合物中での沈殿を不良として評価した。−可溶化剤作用:可溶化剤作用は9種の異なる慣用の化粧用オイルを使用して試験した(第2表参照)。界面活性剤の作用を24時間後に評価した。評価は6種以上のオイルが可溶であれば良好としている。 a)式I:[式中、R1、R2、R3およびR4は独立してヒドロキシアルキル置換もしくはヒドロキシアルキルエーテル置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状のC1〜C4−アルキルまたはヒドロキシアルキル置換もしくはヒドロキシアルキルエーテル置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和もしくは不飽和のC8〜C16−アルキルであり、その際少なくとも1個、多くとも2個のR1、R2、R3およびR4はヒドロキシアルキルもしくはヒドロキシアルキルエーテル置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和もしくは不飽和のC8〜C16−アルキルであり、かつ式IIの水溶性アニオンはR5−O−SO3−であり、その際、R5はC1〜C4−アルキルである]の第四級アンモニウム化合物10〜50質量%、b)式III:[式中、R1、R2およびR3は前記のものであり、かつ多くとも2個のR1、R2およびR3はヒドロキシアルキルもしくはヒドロキシアルキルエーテル置換もしくは非置換の、分枝鎖状もしくは非分枝鎖状の、飽和もしくは不飽和のC8〜C16−アルキルである]のアミン0.01〜15質量%、c)pHを、4〜9の範囲に維持する緩衝液0.1〜5.0質量%を含有する水性カチオン系界面活性製剤。 第四級アンモニウム化合物としてN,N,N−トリメチル−C12〜C14−アルキルアンモニウムメトスルフェートを含有する請求項1記載の界面活性製剤。 アミンとしてN,N−ジメチル−C12〜C14−アルキルアミンを含有する請求項1または2記載の界面活性製剤。 緩衝液としてリン酸水素塩/リン酸二水素塩緩衝液を含有する請求項1から3までのいずれか1項記載の界面活性製剤。 請求項1記載の界面活性製剤を製造する方法において、水溶液中の式III:のアミンと式IV:[式中、R1〜R5は請求項1記載のものである]の硫酸ジアルキルとを、アミンに対して85〜99.99モル%のモル比の範囲および20〜100℃で反応させ、次いで反応溶液にpHを4〜9に維持する緩衝液0.1〜5.0質量%を添加することを特徴とする方法。 請求項1から4までのいずれか1項記載の界面活性製剤を含有する美容術のための化粧用組成物。 毛髪用化粧品における請求項1から4までのいずれか1項記載の界面活性製剤の使用。 整髪剤、ヘアリンス、ヘアスプレー、パーマ用組成物もしくはヘアカラー用組成物における請求項1から4までのいずれか1項記載の界面活性製剤の使用。


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