タイトル: | 特許公報(B2)_徐放性組成物 |
出願番号: | 1996226203 |
年次: | 2007 |
IPC分類: | A61K 47/18,A61K 47/34,A61K 9/52,A61K 31/19,A61K 31/407,A61K 38/00 |
岩本 太郎 木村 章男 大山 竹彦 高橋 靖侑 JP 3977463 特許公報(B2) 20070629 1996226203 19960828 徐放性組成物 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー 591003013 F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT 津国 肇 100078662 渡邉 睦雄 100072279 岩本 太郎 木村 章男 大山 竹彦 高橋 靖侑 US 60/002965 19950830 20070919 A61K 47/18 20060101AFI20070830BHJP A61K 47/34 20060101ALI20070830BHJP A61K 9/52 20060101ALI20070830BHJP A61K 31/19 20060101ALN20070830BHJP A61K 31/407 20060101ALN20070830BHJP A61K 38/00 20060101ALN20070830BHJP JPA61K47/18A61K47/34A61K9/52A61K31/19A61K31/407A61K37/02 A61K 47/00-47/48 A61K 9/00-9/72 CAplus(STN) REGISTRY(STN) 特開昭63−232840(JP,A) 特表平05−507063(JP,A) 特開昭57−118512(JP,A) 特開昭62−201816(JP,A) 特公昭50−017525(JP,B1) 特開昭63−147888(JP,A) 12 1997110726 19970428 8 20030618 ▲高▼岡 裕美 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、徐放型デリバリーシステム、特に生物活性物質の徐放のためのポリ(乳酸/グリコール酸)(PLGA)デリバリーシステムに関する。【0002】【発明の実施の形態】1つの面で本発明は、PLGAマトリックス、生物活性物質、及び第四級アンモニウム界面活性剤を含む徐放性組成物であって、PLGAマトリックスからの生物活性物質の放出挙動が、第四級アンモニウム界面活性剤の濃度により制御される徐放性組成物を提供するものである。【0003】ポリ(乳酸/グリコール酸)(PLGA)とは、一般に約50,000までの分子量を有する、乳酸(L)とグリコール酸(G)のコポリマーをいう。好ましくは、L:Gのモル比は、約100:0〜約25:75である。ポリ(乳酸/グリコール酸)コポリマーの重量平均分子量は、好ましくは約4,500〜約50,000、より好ましくは約4,500〜約18,000である。追加のモノマー及び/又は可塑剤や安定化剤などの添加物は、このような任意に加えてもよい要素がPLGAマトリックスからの生物活性物質の放出に悪影響を及ぼさない限り、存在してもよい。【0004】生物活性物質とは、生体中に導入されると生物学的効果を示す、合成又は天然化合物である。このような物質としては、急性又は慢性症状の治療を目的とした、高分子及び低分子の両方を含む診断用及び治療用物質が挙げられる。この生物活性物質に関する唯一の限定は、PLGAマトリックス中に組み込まれた後の目的とする用途に、この物質が十分な効果を示すということである。【0005】第四級アンモニウム界面活性剤は、界面活性を示す一般式R4 N+ X- の、中心の窒素原子が4つの有機基と1つのアニオンに結合している、窒素を含むカチオンの塩である。このような物質は、洗浄剤、湿潤剤、又は乳化剤として類別することができる。第四級アンモニウム界面活性剤では、一般に少なくとも1つのR基が、長鎖(炭素原子6個以上)アルキル又はアリール基である。代表的な第四級アンモニウム界面活性剤としては、アルキルアンモニウム、ベンザルコニウム、及びピリジニウム類の界面活性剤が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。更に具体的には、第四級アンモニウム界面活性剤は、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ならびにアルキルピリジニウム及びアルキルイミダゾリウム塩から選択される。【0006】徐放(又は放出制御)とは、PLGAマトリックスから生物活性物質が一定の時間をかけて緩やかに放出されることをいう。初期バースト相(initial burst phase)はあってもよいが、放出は相対的に一定速度で行なわれ、これにより放出される期間にわたって生物活性物質が一定に供給されることが好ましい。放出期間は、生物活性物質とその目的とする用途に応じて、数時間から数ケ月の間で変化させることができる。生物活性物質をマトリックスに過剰に加えて、その結果放出されなかった生物活性物質を無駄にする必要が生じることを回避するため、治療期間にわたるマトリックスからの生物活性物質の累積放出率は相対的に高いことが望ましい。放出の持続時間は、特にマトリックスの量と形態、活性物質の濃度、投与部位、マトリックスの分子量と分子組成、及び本明細書に示されるように、放出挙動調節剤の添加により制御することができる。【0007】生物活性物質と放出調節剤のPLGAマトリックス中への配合は、当業者に公知の任意の種々の方法により行なうことができる。このような方法としては、米国特許第4,675,189号と第4,954,298号に開示されるマイクロカプセル化、本明細書に例示される溶融押出法(melt extrusion processes)、及びJ. Controlled Release, 9:111-122 (1989) に記載される溶融圧縮法(melt pressing)が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。マトリックスの形態(例えば、円筒体、ミクロスフェア体、ファイバー)は当然加工法に基づき決まってくるのであって、以降の放出速度に影響を与える;しかし本発明はマトリックスの形態にかかわらず機能することが期待される。【0008】生物活性物質の濃度は、その物質、その目的とする用途(即ち、持続時間の長短)、及び加工の方法に応じて変える。好ましい実施態様において、活性物質の濃度は、約0.1重量%〜約20重量%、より好ましくは約1重量%〜約10重量%、最も好ましくは約2重量%〜約6重量%である。第四級アンモニウム界面活性剤の濃度も、その物質、マトリックス、目的とする放出挙動などに応じて変える。好ましい実施態様において、第四級アンモニウム界面活性剤の濃度は、約0.5重量%〜約15重量%、より好ましくは約2重量%〜約8重量%である。【0009】本発明を例示するために、異なる物理学的特性を有する、以下の3種類の生物活性物質を検討した:中程度の分子量の水溶性ペプチド(分子量=1,322)の酢酸ナファレリン(nafarelin acetate)、低分子量の水不溶性化合物(分子量=230)のナプロキセン、及び低分子量の水溶性化合物(分子量=376)のケトロラクトロメタミン(ketorolac tromethamine)。これらの生物活性物質を、2種類の代表的な第四級アンモニウム界面活性剤(テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド(TDBAC)とセチルピリジニウムクロリド(CPC))と溶融混合した。比較用の生物活性物質含有PLGAマトリックスを調製するために、塩化ナトリウムを使用した。【0010】4重量%の濃度の生物活性物質(薬剤)と種々の濃度の界面活性剤を含む円筒体を、有機溶媒を使用することなく溶融押出法により、4,500〜18,000の重量平均分子量を有するPLGAで調製した。【0011】50/50の乳酸/グリコール酸のコポリマー比を有し、各々4,500、10,000及び18,000の重量平均分子量を有するPLGA(PLGA−4,500、PLGA−10,000及びPLGA−18,000と略す)を多木化学(株)(Taki Chemical Co, Ltd.)から;テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド(TDBAC)を日本油脂(株)(Nippon Oil & Fats Co., Ltd.)から;そしてセチルピリジニウムクロリド(CPC)を和光純薬工業(Wako Pure Chemical Ind.)から購入した。他の化合物は試薬等級のものであった。【0012】島津(Shimadzu)HPLCシステム(6A)〔カラム:ウォーターズ・ウルトラスチラゲル(Waters ultrastyragel)102 、103 及び104 Å;移動相:THF;流速:1.0ml/ 分;波長:230nm;標準:ポリスチレン(スペルコ社(Supelco Inc.)、分子量範囲760〜90,000)〕でPLGAの分子量を測定した。【0013】【実施例】実施例1本実施例は、第四級アンモニウム塩が、PLGAマトリックスからの水溶性で中程度の分子量のペプチド薬剤の放出挙動を調節することができることを示すものである。【0014】以下に記載するように、添加物を含まず、2重量%のTDBAC、4重量%のTDBAC、2重量%のCPC、4重量%のCPC、2重量%のNaCl、又は20重量%のNaClを含む、PLGA−4,500中に4重量%の酢酸ナファレリン(シンテックス(Syntex)、パロアルト、カリフォルニア州)を含有する円筒体を調製した。薬剤とPLGAとの混合物(200mg)と選択された量の界面活性剤をガラス試験管に入れ、75℃の溶融温度で加熱して、ポリマーを溶融した。この溶融物を均一に混合し、ポリプロピレンシリンジに充填し、押し出した。直径1.3mmの円筒体を得、長さ5mmに切断し、以下に記載するように高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、調製工程中のこれらの安定性を確認するために薬剤含有量とPLGAの分子量を測定した。円筒体からのナファレリンの回収率は90%以上であり、PLGAの分子量はそのまま変わらなかった。【0015】アセトニトリルとリン酸カリウム水溶液の混合溶液(23:77)でPLGA円筒体からナファレリンを抽出し、HPLC〔カラム:ワコーシル(Wakosil)C8、4.6mm×25cm;移動相:0.1M NH4 H2 PO4 −CH3 OH−CH3 CN(72:25:25);流速:1.0ml/ 分;波長:225nm〕により測定した。【0016】回転ボトル装置を使用して、37℃で薬剤放出性を試験した。円筒体を0.2M リン酸緩衝液(pH7.0)5mlを含有するガラスボトルに入れた。所定の時間に媒質を新しいものと交換し、上述のものと同じ条件下でHPLCにより、放出された薬剤を分析した。【0017】図1に、異なる添加物〔各々(A):TDBAC、(B):CPC及び(C):塩化ナトリウム〕を含むPLGA円筒体(分子量=4,500)からのナファレリンのin vitroでの放出挙動を示した。添加物を含まないPLGA円筒体からのナファレリン放出は、有意に徐放化され、Higuchi (1963)により示唆されたマトリックス放出メカニズムに従っていた。即ち、放出されたナファレリンの累積百分率は、時間の平方根に比例した(相関係数;r=0.985)。放出試験の21日間で放出されたナファレリンの全百分率は、42%にとどまった。しかし、添加物としてTDBAC又はCPCを含むPLGA円筒体からのナファレリン放出は、全試験期間についてレベルが下がることなくはるかに一定に近く、使用した添加物の量に依存して速度が速くなった。TDBAC(2%又は4%)を含む円筒体は、14日間でナファレリンが完全に放出されたことを示した。一方、CPC(2%)を含む円筒体から放出されたナファレリンの百分率は、21日間で約75%であった。TDBACとCPCの分子量は同じくらい(各々368と340)であるため、PLGAマトリックスからのナファレリン放出の速度を速めることに関してTDBACがCPCに勝ると考えられる。PLGA円筒体への塩化ナトリウムの添加(2%又は20%)は、ナファレリン放出挙動に有意な変化を起こさなかった。【0018】実施例2本実施例は、第四級アンモニウム塩が、PLGAマトリックスからの低分子量で水不溶性の薬剤の放出挙動を調節することができることを示すものである。【0019】以下に記載するように、添加物を含まず、2重量%のTDBAC、4重量%のTDBAC、4重量%のNaCl、又は8重量%のNaClを含む、PLGA−10,000中に4重量%のナプロキセン(シンテックス(Syntex)、パロアルト、カリフォルニア州)を含有する円筒体を調製した。薬剤とPLGAとの混合物(200mg)と選択された量の界面活性剤をガラス試験管に入れ、80℃の溶融温度で加熱して、ポリマーを溶融した。この溶融物を均一に混合し、ポリプロピレンシリンジに充填し、押し出した。直径1.3mmの円筒体を得、長さ5mmに切断し、以下に記載するように高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、調製工程中のこれらの安定性を確認するために薬剤含有量とPLGAの分子量を測定した。円筒体からのナプロキセンの回収率は90%以上であり、PLGAの分子量はそのまま変わらなかった。【0020】アセトニトリルとリン酸カリウム水溶液の混合溶液(23:77)でPLGA円筒体からナプロキセンを抽出し、HPLC〔カラム:スフェリソルブ(Spherisorb)C18、4.6mm×25cm;移動相:CH3 OH−H2 O−CH3 COOH(55:44:1);流速:0.8ml/ 分;波長:254nm〕により測定した。【0021】回転ボトル装置を使用して、37℃で薬剤放出性を試験した。円筒体を0.2M リン酸緩衝液(pH7.0)5mlを含有するガラスボトルに入れた。所定の時間に媒質を新しいものと交換し、上述のものと同じ条件下でHPLCにより、放出された薬剤を分析した。【0022】TDBACと塩化ナトリウムを含むPLGA円筒体(分子量=10,000)からのナプロキセンの放出挙動を各々図2(A)と(B)に示した。図2に示すように、全部の円筒体から90%以上のナプロキセンが7日間で放出されるのが観察された。しかし、ナプロキセンの放出挙動は、使用した添加物により影響を受けた。添加物を含まないPLGA円筒体ではナプロキセンの64%の初期バースト放出があったが、2%又は4%のTDBACの添加により、PLGA円筒体は、TDBAC含有量には依存せずに、ナプロキセンを完全に一定に放出することが示された。塩化ナトリウム(4%又は8%)を含むPLGA円筒体についてもナプロキセンの高い初期バースト放出が観察されたが、これに続く放出も速くなり、4日間で放出されたナプロキセンの全百分率は約90%であった。塩化ナトリウムの添加により、低分子量化合物のための水の細孔が形成されたことにより、PLGAマトリックスの透過性が増加したと考えられる。【0023】実施例3本実施例は、第四級アンモニウム界面活性剤が、PLGAマトリックスからの低分子量で水溶性の薬剤の放出挙動を調節することができることを示すものである。【0024】以下に記載するように、添加物を含まず、2重量%のTDBAC、4重量%のTDBAC、4重量%のNaCl、又は8重量%のNaClを含む、PLGA−18,000中に4重量%のケトロラクトロメタミン(シンテックス(Syntex)、パロアルト、カリフォルニア州)を含有する円筒体を調製した。薬剤とPLGAとの混合物(200mg)と選択された量の界面活性剤をガラス試験管に入れ、95℃の溶融温度で加熱して、ポリマーを溶融した。この溶融物を均一に混合し、ポリプロピレンシリンジに充填し、押し出した。直径1.3mmの円筒体を得、長さ5mmに切断し、以下に記載するように高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により、調製工程中のこれらの安定性を確認するために薬剤含有量とPLGAの分子量を測定した。円筒体からのケトロラクの回収率は90%以上であり、PLGAの分子量はそのまま変わらなかった。【0025】アセトニトリルとリン酸カリウム水溶液の混合溶液(23:77)でPLGA円筒体からケトロラクを抽出し、HPLC〔カラム:スフェリソルブ(Spherisorb)C18、4.6mm×25cm;移動相:CH3 OH−H2 O−CH3 COOH(55:44:1);流速:0.8ml/ 分;波長:254nm〕により測定した。【0026】回転ボトル装置を使用して、37℃で薬剤放出性を試験した。円筒体を0.2M リン酸緩衝液(pH7.0)5mlを含有するガラスボトルに入れた。所定の時間に媒質を新しいものと交換し、上述のものと同じ条件下でHPLCにより、放出された薬剤を分析した。【0027】図3に、TDBACと塩化ナトリウム〔各々(A):TDBACと(B):塩化ナトリウム〕を含むPLGA円筒体(分子量=18,000)からのケトロラクの放出挙動を示した。ケトロラクが低分子量であり、水への高い溶解性を有するにもかかわらず、添加物を含まないPLGA円筒体では薬剤がほとんど放出されないラグタイムが観察された。7日間のラグタイムの後、続く7日間でケトロラクの急速な放出が観察され、放出量は約70%に達した。添加物を含む円筒体では、塩化ナトリウムはケトロラクの放出に影響を与えなかったが、TDBACの量を増加すると放出挙動におけるラグタイムが短縮され、放出の完了までの放出速度が一定に近づいた。この結果は、高分子量(18,000)PLGAマトリックスは密につまりすぎて水の適切な透過をさせにくくしていたが、TDBACの添加によりその透過性が改善されたことを示した。【0028】前記実施例は、説明目的でのみ示すものであり、本発明をいかようにも制限するものと解釈してはならない。【図面の簡単な説明】【図1】異なる量の添加物:(A)TDBAC;(B)CPC;(C)NaClを含むPLGA−4,500円筒体からの酢酸ナファレリンの放出挙動を示す。それぞれの値は、平均±標準偏差(n=3)で示した。【図2】異なる量の添加物:(A)TDBAC;(B)NaClを含むPLGA−10,000円筒体からのナプロキセンの放出挙動を示す。それぞれの値は、平均±標準偏差(n=3)で示した。【図3】異なる量の添加物:(A)TDBAC;(B)NaClを含むPLGA−18,000円筒体からのケトロラクトロメタミンの放出挙動を示す。それぞれの値は、平均±標準偏差(n=3)で示した。 ポリ(乳酸/グリコール酸)マトリックス、生物活性物質、及び第四級アンモニウム界面活性剤を含む徐放性組成物。 該界面活性剤の第四級アンモニウムイオンが、アルキルアンモニウム、ベンザルコニウム、及びピリジニウムイオンよりなる群から選択される、請求項1記載の組成物。 第四級アンモニウムイオンが、アルキルトリメチルアンモニウム、アルキルジメチルベンジルアンモニウム、ならびにアルキルピリジニウム及びアルキルイミダゾリウムイオンよりなる群から選択される、請求項2記載の組成物。 第四級アンモニウムイオンが、テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムとセチルピリジニウムから選択される、請求項3記載の組成物。 該ポリ(乳酸/グリコール酸)マトリックスのコポリマーが、4,500〜50,000の重量平均分子量を有する、請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。 該ポリ(乳酸/グリコール酸)マトリックスのコポリマーが、4,500〜18,000の分子量を有する、請求項1〜4のいずれか1項記載の組成物。 該第四級アンモニウム界面活性剤を、組成物の0.5〜15重量パーセント含有する、請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。 該第四級アンモニウム界面活性剤を、組成物の2〜8重量パーセント含有する、請求項1〜6のいずれか1項記載の組成物。 該生物活性物質を、組成物の0.1〜20重量パーセント含有する、請求項1〜8のいずれか1項記載の組成物。 該生物活性物質を、組成物の1〜10重量パーセント含有する、請求項1〜8のいずれか1項記載の組成物。 該生物活性物質を、組成物の2〜6重量パーセント含有する、請求項1〜8のいずれか1項記載の組成物。 該生物活性物質が、ナファレリン、ナプロキセン、及びケトロラクよりなる群から選択される、請求項1〜11のいずれか1項記載の組成物。