| タイトル: | 特許公報(B2)_顕微鏡標本のカバーガラス取出し及び取付け方法 |
| 出願番号: | 1996141920 |
| 年次: | 2004 |
| IPC分類: | 7,G01N1/28,G02B21/34 |
竹内 敏康 酒井 隆義 JP 3570817 特許公報(B2) 20040702 1996141920 19960604 顕微鏡標本のカバーガラス取出し及び取付け方法 株式会社千代田製作所 000148025 小山 武男 100087457 小山 欽造 100056833 竹内 敏康 酒井 隆義 20040929 7 G01N1/28 G02B21/34 JP G01N1/28 U G02B21/34 7 G01N 1/28 G02B 21/34 実開昭61−176434(JP,U) 実開昭58−140457(JP,U) 実開昭58−030636(JP,U) 特開昭58−040519(JP,A) 2 1997325105 19971216 10 20030516 野村 伸雄 【0001】【産業上の利用分野】この発明は、顕微鏡標本に作製しようとする試料をスライドガラスに貼着し、染色し、封入剤(接着剤)を加えた後、薄いカバーガラスを重ねて顕微鏡標本を作製する際に、多数のカバーガラスを重ねたカバーガラスブロックからカバーガラスを1枚ずつ取出す操作、及びスライドガラスへカバーガラスを取付ける操作を確実にかつ能率よく行なえるカバーガラス取出し及び取付け方法に関する。【0002】【従来の技術】積重ねられたカバーガラスのブロックから、カバーガラスを1枚ずつを取出し、これを試料、封入剤を覆ってスライドガラスに取付ける際には、次の点に留意しなければならない。【0003】(1) カバーガラスは、厚さ0.01〜0.1mm程度の極めて薄いガラス板を数百枚重ねブロック状にして市販されている。使用時には、このガラス板のブロックをケースに入れ、ガラス板の重なりから1枚ずつ取出すのであるが、薄いガラス板は互いに強固に密着状態となっているので、ガラス板を破損させることなく1枚ずつ取出すのは容易ではない。【0004】(2) 又、カバーガラスを試料及び封入剤を覆ってスライドガラスに重ねるときに、両ガラス板の間に空気(気泡)が残ると、顕微鏡観察を阻害するので、気泡の残留をなくさなければならない。【0005】これらの点を解決するために、従来から種々の方法が考えられている。それらの主なものを図9〜図16により次に例示する。【0006】実開昭61−176434号公報に記載された方法は、図9に略示するように、積重ねられたカバーガラス1、1の端面をフェルト片2で抑え、最上層のカバーガラス1aを吸着パット3で吸引し上昇させることにより最上層のカバーガラス1aのみを持上げ、他のカバーガラスはフェルト片2とガラス端面との摩擦により抑えて持上げられないようにしてカバーガラスを最上層から1枚ずつ取出すものである。【0007】特開昭59−157535号公報に記載された方法は、図10(側面図)、図11(正面図)に略示するように、支持板4の上に底の開いたケース(ストッカ)5を載せ、その前壁5aと支持板4との間に、カバーガラス1枚のみを通過させる隙間6を設け、上面が支持板4の上面に一致し支持板4から出入する吸着具7を設けたもので、吸着具7で最下層のカバーガラス1bを吸着しつつ吸着具7を支持板4から左方へ進出させることにより最下層のカバーガラス1bのみを隙間6を通過させて取出すものである。【0008】実開昭57−191736号公報に記載された方法は、図12、図13(共に側面図)に略示するように、ブロック状に積重ねられたカバーガラス1の最上層のカバーガラス1aの両端を吸着する2個の吸着パッド3、3の間に押圧体8を設け、押圧体8を支持するねじ棒9を操作して、先ず図12のように吸着パット3、3、押圧体8を最上層のカバーガラス1aの表面に均等に当接させた後、図13のように両端のパットを少し持上げて最上層のカバーガラス1aを下方凸に湾曲させ、次層のカバーガラス1cとの間に間隙を生じさせて空気を進入させ、最上層のカバーガラスを次層のカバーガラス1cから分離して持上げるものである。このカバーガラスをスライドガラスに重ねるときは、カバーガラスを下方凸に湾曲させた状態のままスライドガラスに重ね、吸着パット3、3の吸着を解除して下方凸の湾曲を水平状態に戻し、このようにして空気をカバーガラスとスライドガラスとの中央部から両側方へ押出して気泡残留を防いでいる。【0009】実開昭58−30636号公報に記載された方法は、図14に略示するように、最上層のカバーガラス1aの1端部を押圧体8で抑え、他端部を吸着パット3で吸引し持上げてカバーガラスを下方凸に湾曲させることにより、最上層のカバーガラス1aを次層のカバーガラス1cから分離するものである。【0010】このようにカバーガラスの1端を持上げてから、空気を押出しつつカバーガラスをスライドガラスに重ねる方法は、特公平3−40367号公報にも記載されている。【0011】実開昭61−56620号公報には、図15に略示するような、カバーガラスを試料を挟んでスライドガラスに重ねるときに、気泡を残さないための方法が記載されている。この方法は、吸着パット3で保持したカバーガラス1を、スライドガラス10に上方から近づけ、その1端を係止片11に引掛けて下降を停止させ、他端はスライドガラス10に押付けてカバーガラスを下方凸に湾曲させ、次に係止片11を引込めてこれに支えられていたカバーガラス端を解放する方法である。カバーガラスは右端部からスライドガラスに接近し、両ガラスの間の空気を左方へ押出す。12は試料、13は封入剤を示す。【0012】実開昭61−193354号公報に記載された方法(図16)は、図15に示したカバーガラス端の係止を、カバーガラスの両端に設けた揺動係止片14によって行ない、カバーガラスの中央を下圧してこれを下方凸に弾性変形させて空気を排出しつつカバーガラスをスライドガラスに重ねるものである。【0013】【発明が解決しようとする課題】上記の従来方法において、図9に略示した端面をフェルトで抑える方法は、フェルトが摩耗すると抑えが不確実になり、又フェルトの細片がカバーガラスに付着し、そのまま標本に封入されてしまう危険がある。こうなると標本の検査に重大な悪影響を及ぼすことになる。【0014】図10、図11に示した方法では、市販のカバーガラスの厚さには多くの種類があるため、カバーガラスを通す隙間6を一定にすると、厚さの異なるカバーガラスの取出しができなくなるので、ケース前壁を隙間の異なるものと交換できるようにしなければならない。又、重なったカバーガラスは、強く密着しているので、これを摺動させることが困難である。【0015】図12〜図16に略示した方法は、装置が複雑になるのを避けられない。【0016】【課題を解決するための手段】積重ねられたカバーガラスブロックの最上層のものを下方凸に湾曲させ、側方から空気を進入させて次層のカバーガラスから剥離する方法は、最上層のカバーガラス取出しを確実に行ない得させるので有効である。又、カバーガラスをスライドガラスに向けて凸に弾性変形させた状態でスライドガラスに接触させ、変形を回復させて両ガラスの間に介在する空気を側方へ排除しつつカバーガラスをスライドガラスに重ねる方法は、空気排除作用が確実である。【0017】そこで本発明は、カバーガラスを湾曲させてカバーガラスブロックから取出し、湾曲状態でスライドガラスに重ねる方法を採用すると共に、簡単な機構でこれが実施できるように考えたものである。【0018】即ち本発明の方法は、水平軸を中心として回動自在な腕に吸着パットを取付けた装置を使用して、積重ねられたカバーガラスのブロックから最上層のカバーガラスを取出すときは、最上層カバーガラスの腕の回動中心から遠い1端部をパットで吸着して腕を上方に回動させると共に他端の自由端を次層のカバーガラスに押当てて最上層カバーガラスを下方凸に弾性湾曲させ、最上層及び次層のカバーガラスの間に空気を進入させて両カバーガラスを剥離し、カバーガラスをスライドガラスに重ねるときは、自由端を下にして吸着パットにより傾斜状態で吊下げられたカバーガラスを、自由端を先ずスライドガラスに当接させ、次いで腕を上記と逆方向に回動させてカバーガラスを下方凸に弾性湾曲させ、吸着端をスライドガラスに近づけ、空気を排除しつつカバーガラスをスライドガラスに重ねるものである。【0019】【作用】カバーガラスのブロックから前記のようにして最上層のカバーガラスを取出すと、最上層のカバーガラスは腕の回動により吸着端を持上げられるが、自由端は次層カバーガラスに拘束されるので、下方凸に弾性湾曲し空気が進入して両カバーガラスは剥離され、最上層カバーガラスを容易に取出すことができる。【0020】又このカバーガラスをスライドガラスに取付けるときは、水平軸を中心として回動自在な腕に取付けた吸着パットでカバーガラスの1端部を吸着し、自由端を下にして傾斜した状態で吊下げたカバーガラスの自由端を、腕を回動してカバーガラスに当接させ、カバーガラスをスライドガラスに向けて凸に弾性湾曲させつつスライドガラスに近づけるから、カバーガラスとスライドガラスとの間の空気はパットに吸着された側に押出されて、空気を残留させることなく、カバーガラスをスライドガラスに重ねることができる。【0021】このように作用させるためにカバーガラスケース、スライドガラス、吸着パットを相対的に移動させる手段は、種々のものが考えられるが、何れも通常の機構により容易に構成でき、カバーガラスのブロックからカバーガラスを1枚ずつ取出したり、取出したカバーガラスを気泡を残すことなくスライドガラスに重ねることを確実に行なうことができる。【0022】【実施例】図1は本発明の顕微鏡標本のカバーガラス取付け方法を行なうための装置の要領を示す略側面図、図2はカバーガラスのブロックから最上層の1枚を取出す状況を示す略側面図、図3〜図5はこのカバーガラスをスライドガラスに重ねて取付ける状況を示す略側面図、図6は腕の別の構成例を示す側面図、図7はこれの平面図、図8はカバーガラスをカバーガラスブロックの直下のスライドガラスに重ねる別の構成例を略示する側面図で、(a)〜(c)はその途中段階を示す。前述の従来例と同等部分は同符号を用いて示すと共に説明を省略して、次にこれを説明する。【0023】図1において、支持板15に載せたカバーガラス1、1のブロックを入れたケース5のカバーガラスの1端部上方に、腕16に支持された吸着パット3が位置する。パット3を下端に取りつけた支持棒17は、腕16に縦動自在に嵌合し、上端に、吸着パット内を真空ポンプに接続する可撓性のパイプ18を連結し、パット3と腕16との間には緩衝用の圧縮ばね19を介装している。腕16は支柱20に沿って昇降できるスリーブ21に水平な軸22を中心として時計方向及び反時計方向にモータ23に駆動されて回動自在である。スリーブ21は、モータ24の回転により支柱20に形成したラック20aと図示しない歯車との噛合により昇降する。支柱20は、台25の上に回動自在に支持され、台25には、試料12を貼着、染色したスライドガラス10が置かれ、これにはノズル26により封入剤13を滴下する。【0024】支持板15に載せたケース5に入れたカバーガラスブロックの最上層のカバーガラス1aを取出すには、先ずスリーブ21を支柱20に沿い下降させて、パット3の下縁のなす平面を水平にして最上層カバーガラス1aの左端部に当接させ、カバーガラスを吸引する。次にこの状態においてモータ23を回転させて腕16を時計方向に少し回動させる。これによりパット下縁のなす平面が上昇しつつ右下がりに傾斜するから、これに合せてスリーブ21を少し下降させ(又は支持板15を少し上昇させ)ると、最上層カバーガラス1aは図2のように右端を次層のカバーガラス1cに衝き当てて下方凸に湾曲する。これにより最上層及び次層のカバーガラスの間に空気が進入し、両カバーガラスは容易に分離する。そこでスリーブ21を上昇させ(又は支持板15を下降させ)ると共に支柱20を回動させてパット3をケース5の上方位置から外せば、最上層カバーガラス1aはパット3に吸着されたまま傾斜して空中に吊下げられる。【0025】次に、このように吊下げられたカバーガラス1aをスライドガラス10に重ねるには、このカバーガラス1aを、試料12を貼着され封入剤13を滴下されたスライドガラス10の上方に位置させ、スライドガラスに向けてスリーブ21を下降させ、先ず図3のように傾斜してパット3に吸着されたカバーガラス1aの下った自由端をスライドガラスの右端に当接させる。続いてスリーブ21を更に少し下降させると、図4のようにカバーガラス1aは下方凸に湾曲する。この状態で腕16を反時計方向に回動させ、最後にパット3による吸着を解除すると、カバーガラス1aはスライドガラス10との間の空気を左方へ徐々に押出しつつスライドガラス10に重なりカバーガラス取付けができる。【0026】上層から次々にカバーガラスを取出すと、カバーガラスブロックの厚さが小さくなるから、スリーブ21又は支持板15を昇降させて最初の状態に戻してこの操作を行う。【0027】カバーガラスをカバーガラスブロックから取出すときのカバーガラスの湾曲する状態は、腕16の回動中心の位置により変化する。例えば図2のように、回動中心となる軸22がカバーガラス1aの自由端とパット3との中間にある場合は、腕16の時計方向回動によりカバーガラス1aの左端、右端は共に時計方向に回動しようとして、カバーガラスの右端は次層のカバーガラスに押付けられるから、カバーガラスは下方凸に湾曲する。従って湾曲させるためにスリーブ21又は支持板15を移動させる必要はなくなる。【0028】図5のように腕16の回動中心の軸22がカバーガラスを外れて右方に位置すると、腕16の時計方向回動により最上層のカバーガラス1aの自由端(右端)も時計方向に回動しようとして最上層カバーガラスを下方凸に湾曲させ難くなるから、このときはスリーブ21又は支持板15を昇降させる。【0029】図6、図7は腕16の回動中心を上記のようにガラスの吸着端と自由端との間に位置させるための腕16等の構成を略示する。腕16の基部16aは、ケース5を挟む二又に形成し、スリーブ21からも二又のブラケット21aを突出させてケース5の側方で腕の基部16aを軸22aで枢着する。この軸22aが腕16の回転中心となる。中心位置はカバーガラスの湾曲が過度にならないように選択する。基部16aを片持ち式にすれば、基部16a及びブラケット21aを二又にしなくてもよい。【0030】図1の構成は、支柱20を回動させて、吸着したカバーガラスとケース5、支持板15等との衝突を避けつつカバーガラスをケース直下のスライドガラス10に重ねるようにした例であるが、図8(a)〜(c)は、支柱20を回動させないでこれを行なう構成例を略示する。【0031】この構成の場合の動作を次に説明すると、先ず図8(a)のように吸着パット3で最上層のカバーガラス1aの端部を吸着したならば、腕16を時計方向へ回動させて、ケース5等との衝突を避けられるように図8(b)の状態にする。この状態のままスリーブ21を下降させ、カバーガラス1aをケース5、支持板15の横を通過して下降させる。スリーブ21が十分下降したならば、図8(c)のように腕16を反時計方向に回動させてカバーガラス1aをスライドガラス10に重ねる。このようにすれば、支柱20を回動させないで装置を構成することができる。【0032】以上のように本発明の方法は、吸着パット3を支持する腕16を回動させることにより、カバーガラス1の腕16の回動中心から遠い端部を吸着するパット端面を傾斜させると共に、カバーガラスの自由端を次層のカバーガラス又はスライドガラスで支えてカバーガラスを弾性的に下方凸に湾曲させて、次層のカバーガラスとの間に空気を進入させて最上層のカバーガラスを取出し、又スライドガラスとの間の空気を排出してスライドガラスとの間に気泡を残溜させないでカバーガラスを取付けるものであるから、吸着パットを取付けた腕16、カバーガラスのケース5及びスライドガラスを載せる台25の位置関係や運動方式を種々に変えて目的を達することができる。【0033】例えば、図1において、最上層のカバーガラス1aを吸着した後、ケース5を載せる支持板15を左方へ退避させ、スリーブ21を下降させて台25に載置したスライドガラスにカバーガラスを重ねたり、支持板15は不動にして、パット3が最上層カバーガラスを吸着したならば支柱20を回動させ、腕16をケース5を避けて下降させてカバーガラスをスライドガラスに重ねたり、支柱20と台25とを結合したまま回動させて腕16とケース5との衝突を避けたり、定位置で上下に回動する腕16にケース5、スライドガラス10を別個に遠近させたり、又は前記のように腕を回動させてケース5、支持板15との衝突を避ける等の機構を組合せて本発明の方法を実施することができる。【0034】【発明の効果】この発明のカバーガラス取付け方法は、カバーガラスを湾曲させて、次層のカバーガラスとの間に空気を進入させつつカバーガラスブロックから1枚ずつ取出し、これを湾曲状態で気泡の残留を防ぎつつスライドガラスに重ねる操作を、吸着パットを支持する腕の回動により行なうものであるから、これを実施するための装置が簡単であり、付随する装置も簡単に構成できて、良好な顕微鏡標本作製を能率よく行なうことができる。【図面の簡単な説明】【図1】本発明を実施する装置の構成例を略示する側面図。【図2】最上層カバーガラスを持上げる状況を示す略側面図。【図3】カバーガラスの下端をスライドガラスに当接させた状態を示す略側面図。【図4】この状態からカバーガラスを湾曲させた状態を示す略側面図。【図5】カバーガラス取出し時に、腕の回動中心がカバーガラスの外方にある状態を示す略側面図。【図6】カバーガラスの自由端と吸着パットとの間に腕の回動の中心を位置させる場合の腕とスリーブとの連結状態を示す略側面図。【図7】同上の平面図。【図8】最上層のカバーガラスを吸着し、下方のスライドガラスに重ねる状態を示す略側面図。【図9】積重なったカバーガラスブロックの端面をフェルト片で抑えて最上層のガラスを取出す従来装置を示す略側面図。【図10】最下層のカバーガラスを取出す従来例を示す略側面図。【図11】同上の略正面図。【図12】カバーガラスの中央を抑え両端を吸着する従来例を示す略側面図。【図13】同上の状態からカバーガラスを湾曲させた状態を示す略側面図。【図14】カバーガラスの1端部を吸着し他端部を抑える従来例を示す略側面図。【図15】カバーガラスの1端部を引掛けてスライドガラスとの間に空気が残留しないようにする従来例を示す略側面図。【図16】この機構をカバーガラスの両端に設けた従来例を示す略側面図。【符号の説明】1 カバーガラス1a 最上層のカバーガラス1b 最下層のカバーガラス1c 次層のカバーガラス2 フェルト片3 吸着パット4 支持板5 ケース5a 前壁6 隙間7 吸着具8 押圧体9 ねじ棒10 スライドガラス11 係止片12 試料13 封入剤14 揺動係止片15 支持板16 腕16a 基部17 支持棒18 パイプ19 ばね20 支柱20a ラック21 スリーブ21a ブラケット22、22a 軸23、24 モータ25 台26 ノズル 水平軸を中心として回動自在の腕で支持した吸着パットで複数のカバーガラスを積重ねたカバーガラスブロックの最上層のカバーガラスの、腕の回動中心から遠い1端部を吸着し、次いで腕を回動させてこの最上層カバーガラスの自由端を次層のカバーガラスに押付けつつ吸着端を持上げてカバーガラスを下方凸に弾性湾曲させ、最上層及び次層のカバーガラスの間に空気を進入させて最上層カバーガラスを次層のカバーガラスと剥離して取出すことを特徴とする顕微鏡標本のカバーガラス取出し方法。 水平軸を中心にして回動自在な腕に取付けた吸着パットでカバーガラスの腕の回動中心から遠い1端を吸着し、腕を回動させてカバーガラスを自由端を下にした傾斜状態で支持し、腕を逆方向に回動させてカバーガラスの自由端を先ずスライドガラスに当接させ、次いでカバーガラスをスライドガラスに向けて凸に湾曲させて空気を排除しつつスライドガラスに接近させ、最後にパットによる吸着を解除してカバーガラスをスライドガラスに重ねることを特徴とする顕微鏡標本のカバーガラス取付け方法。