生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_アスコルビン酸の影響を受けない、過酸化水素の検出方法
出願番号:1996125369
年次:2005
IPC分類:7,G01N31/00,G01N31/22,C12Q1/26,C12Q1/28


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マイケル・プジア JP 3644756 特許公報(B2) 20050210 1996125369 19960521 アスコルビン酸の影響を受けない、過酸化水素の検出方法 バイエルコーポレーション 391007079 津国 肇 100078662 渡邉 睦雄 100072279 マイケル・プジア US 08/446478 19950522 20050511 7 G01N31/00 G01N31/22 C12Q1/26 C12Q1/28 JP G01N31/00 M G01N31/22 122 C12Q1/26 C12Q1/28 7 G01N 31/00 G01N 31/22 122 C12Q 1/26 C12Q 1/28 特開平 5−184392(JP,A) 特開平 3−119997(JP,A) 25 1996320314 19961203 14 20030325 宮澤 浩 【0001】【発明の属する技術分野】本発明は、指示薬、および鉄と配位結合したクレアチニン、または鉄と配位結合したグアニジンのいずれかである遷移金属錯体に生体液もしくは水溶液を接触させることによって、生体液または水溶液中の過酸化水素の濃度を比色分析的に測定する新規な方法に関するものである。【0002】【従来の技術】血液、血清および尿のような生体液中の過酸化水素の検出は、様々な異常の診断に役立つ。過酸化水素は、分析対象物と酵素との数多くの反応の副生物として生成される。生体液中の過酸化水素の検出のための試験は、電子を指示薬に伝達して偽陰性の結果を生じ得る強力な還元剤である、アスコルビン酸塩の存在によって複雑化される。指示薬の試薬組成物中に、ある種の金属イオン錯体、例えばFe−HEDTAを含ませることは、アスコルビン酸塩の干渉を本質的に排除するが、これらの金属イオン錯体は、それ自体、過酸化物と酸化可能な染料との呈色反応を触媒することができ、該反応が、ある状況下では、金属イオン錯体が介在する染料の追加的な酸化のために、偽陽性の、または誤って高い検定結果を生じることがある。【0003】鉄を除く様々な遷移金属のクレアチニン錯体の発見を引用している文献が存在する。【0004】【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、生体液中の過酸化水素を検出する方法を提供することにある。更に、本発明は、分析対象物を化合物と反応させて過酸化水素を生成することによって、この分析対象物を検出する方法を提供する。【0005】【課題を解決するための手段】本発明は、(a)過酸化水素を含む疑いがある溶液に、遷移金属錯体および酸化還元指示薬を加える工程、(b)色変化を測定して過酸化水素の存在または濃度を検知する工程を含む、過酸化水素を検出する方法に関する。遷移金属錯体は、鉄と配位結合したクレアチニン、または鉄と配位結合したグアニジンである。鉄と配位結合したクレアチニンは、式(I):【0006】【化3】【0007】(式中、XおよびYは、独立に、クレアチニン、塩化物イオン、フッ化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、過塩素酸イオン、硝酸イオン、シュウ酸イオン、硫化物イオン、アンモニウム、グルコン酸イオン、シアン化物イオン、チオシアン酸イオン、カテコール、トロポロン、フェノール、ピリジン、ならびに酢酸イオン、クエン酸イオン、酒石酸イオン、マロン酸、ホウ酸、コハク酸、グリセロール−2−リン酸イオン、サリチル酸、シュウ酸およびリンゴ酸のような緩衝剤よりなる群から選ばれる)で示される構造を有する。【0008】鉄に配位結合させたグアニジンは、式(II):【0009】【化4】【0010】(式中、XおよびYは、独立に、上記の鉄クレアチニン錯体についてのものと同じ群から選ばれ、R1 およびR2 の少なくとも一方は、アルキルおよびアリール基よりなる群から選ばれ、各々相互に独立したものである。R1 およびR2 の基の例は、Cn H2n+1(ここで、nは1〜20、好ましくは1〜12の整数である)のようなアルキル基、OC2 H4 (OC2 H4 )n-2 OCH2 CH3 (nは前記の通りである)、またはC5 H4 Z、C4 H3 ZおよびC11H6 Z(ここで、ZはO、S、NもしくはCHである)のようなアリール基である。このアリール基としては、例えばフェニル(Z=CH)、ピリジル(Z=N)、フリル(Z=O)、チエニル(Z=S)、アセナフチル(Z=CH)等が挙げられる。)で示される構造を有する。【0011】場合により、R1 およびR2 は、アルコール(−OH)、アミン(−NH2 )、カルボニル(−C=O)、スルホン酸(−SO3 H)、カルボン酸(−CO2 H)、フッ素(−F)、塩素(−Cl)、臭素(−Br)、ヨウ素(−I)、ホスホン酸〔−P(O)(OH)2 〕およびリン酸〔−OP(O)(OH)2 〕のような水溶性を高める1個以上の官能基で置換されていてもよい。特に好適な鉄クレアチニン錯体は、XおよびYがともに塩化物イオンであるか、またはXおよびYがともに酢酸イオンであるそれらである。特に好適な鉄グアニジン錯体は、XおよびYがともに硫酸イオン(−SO4 )であるか、またはXおよびYがともに酢酸イオンであり、そして/あるいはR1 がHであって、R2 がスルホン酸置換アルキル基(−CH2 CH2 −SO3 H)であるか、R1 がHであって、R2 がアミン−およびカルボン酸−置換アルキル基〔−(CH2 )3 CH(NH2 )CO2 H〕(アルギニン)であるか、またはR1 がHであって、R2 がカルボン酸置換アリール基〔−C6 H3 (CO2 H)2 〕であるそれらである。【0012】過酸化水素を含有する溶液は、生体液または水溶液であってよい。酸化還元指示薬および遷移金属錯体は、それらが適用された試験片を用いて溶液に導入してよい。【0013】鉄クレアチニンおよび鉄グアニジン錯体のペルオキシダーゼ活性やアスコルビン酸オキシダーゼ活性は、以前は未知であった。本開示は、アスコルビン酸イオンのデヒドロアスコルビン酸イオンへの酸化によってアスコルビン酸干渉を除去するための、鉄錯体の用途を初めて記載するものである。【0014】過酸化水素は、酵素の存在下で起こる数多くの反応によって生成される。それは、例えば下記で示される。過酸化水素の存在または濃度の決定は、生体液中の基質の存在または濃度を決定する一つの方法である。【0015】表1は、基質および酵素、ならびにそれらが生成する生成物の例を列挙しているが、本発明の方法はここに列記のものに限定して適用されるものではない。【0016】【表1】【0017】過酸化水素の検出は、過酸化水素とペルオキシダーゼと酸化還元指示薬との反応によって実施することが多い:H2 O2 +ペルオキシダーゼ+指示薬 −−−−−> 色彩【0018】例えば、グルコース活性は、グルコースオキシダーゼという酵素の存在下でグルコースを反応させて、過酸化水素を生成することによって測定され得る。その後、過酸化水素はペルオキシダーゼと反応して指示薬の酸化を触媒、過酸化水素の濃度に正比例する比色分析の応答を生じる。しかしながら、生体液中の過酸化水素を検出する試験は、電子を指示薬に伝達して偽陰性の結果を生じ得る、強力な還元剤であるアスコルビン酸イオンの存在によって複雑化される。本発明の遷移金属錯体は、過酸化水素と反応して、過酸化水素の存在下でのみ指示薬の酸化を触媒するにすぎない。アスコルビン酸イオンは、本発明の遷移金属錯体を用いて実施される過酸化水素の検出には全く干渉を生じない。H2 O2 +遷移金属錯体+指示薬 −−−−−> 色彩【0019】酸化還元指示薬(「レドックス」指示薬)は、還元形態では酸化形態とは異なる色彩を有し、可逆的に酸化でき、また還元できる物質である。本発明の遷移金属錯体とともに用い得る酸化還元指示薬の例は、ベンジジン、o−トリジン、アルキル基が1〜6個の炭素原子を有する3,3’,5,5’−テトラアルキルベンジジン(例えば3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(「TMB」))、o−ジアニシジン、2,7−ジアミノフルオレン、ビス−(N−エチルキノリン−2−オン)アジン、(N−メチルベンゾチアゾール−2−オン)−(1−エチル−3−フェニル−5−メチルトリアゾール−2−オン)アジン、2,2’−アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)、4−アミノアンチピリン、ヨウ化カリウム、またはそれらの組合せである。【0020】検査試料のpHは、好ましくは約3〜約9の範囲、より好ましくは約4.5〜約8.2の範囲内である。過酸化水素は、過酸化水素の濃度が約0.1〜約100mM(mM)、好ましくは約1〜約20mMの範囲内である検査試料中で検出され得る。【0021】【実施例】本方法が新規であることおよび実用的な過酸化水素の検出法であることを立証するために、下記の実施例およびデータを列挙する。実施例1および2は、過酸化水素の検出のための乾燥試薬の例である。実施例3は、グルコースとグルコースオキシダーゼとの反応により生成する過酸化水素の検出を介してグルコースを検出する乾燥試薬の例である。実施例4は、様々な遷移金属錯体のペルオキシダーゼ活性の試験を示す。【0022】実施例1:過酸化水素の検出のための試薬試薬紙を2種類の浸漬液の成分で順次含浸し、浸漬の間に乾燥することによって、乾燥試薬紙を作成した。次いで、試薬紙を60℃で約7分間乾燥した。用いた紙担体は、Whatman 3MMであった。浸液1は、鉄クレアチニンおよび緩衝剤を含有し、クレアチニン4.52g(グラム)、塩化第二鉄六水和物2.70gおよびマロン酸2.0gに水100ml(ミリリットル)を加え、混合物を一晩攪拌することによって調製した。次いで、1規定NaOHを用いて溶液をpH4.6に調整した。最終濃度は、塩化第二鉄100mM、クレアチニン400mMおよびマロン酸250mMであった。浸液2は、アセトニトリル中にレドックス指示薬の3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジン(「TMB」)を80mMの濃度で含有するものであった。【0023】試薬片は、上記の浸液処理した紙で作成した。次いで、様々なレベルの過酸化水素を含有する尿に試験片を浸漬し、660nm(ナノメートル)での反射率を、浸漬の1分後にAdvanced Research Rapid Scanner という計器で測定した。反射率の値を、試薬の反応性を算出するために測定した。異なる比重、すなわち1.005、1.015および1.023g/mlの3様の尿プールを用いて、試薬の反応性を決定した。【0024】試薬の色彩は、過酸化水素の濃度に正比例する。図1は、過酸化水素の濃度と、鉄クレアチニン試薬で得られたK/S値との間に観察された線形の用量応答を示す。K/Sは、反射率から、指示薬による吸光度に比例する単位への換算であって、等式K/S=(1−R)2 /2R〔Rは660nmでの反射率(1分後)〕に従って算出した。【0025】表2は、3.0mg/dl(ミリグラム/デシリットル)の過酸化水素(0.88mM)に対する試薬反応性は、3種類の尿プールのすべてで明確に整合したことを示している。アスコルビン酸イオンの酸化が多少起きていたが、100mg/dlのアスコルビン酸の存在下で、3.0mg/dlの過酸化水素に対して本試薬は反応性であり続けた。【0026】【表2】【0027】表3のデータは、鉄クレアチニンに代えてセイヨウワサビのペルオキシダーゼを用いて作成したものであり、本発明に係る試薬とは鮮明に対比される。【0028】【表3】【0029】ペルオキシダーゼの試薬は、100mg/dlのアスコルビン酸の存在下で、3.0mg/dlの過酸化水素に対して、完全に非反応性であった。鉄クレアチニン試薬の反応性は、pHの低下、および鉄に対するクレアチニンの比率の増大とともに上昇した。尿中リン酸イオンからの干渉がより少ないことから、4:1の配位子比(クレアチニン:鉄)を選び、それによって、より整合的な結果をすべての尿で与えた。4.5という試薬のpHを選んだが、それは、100mg/dlのグルコースとグルコースオキシダーゼとの反応から予測される過酸化水素の大まかな量である、3.0mg/dlの過酸化水素に対して適切な反応性を与えるからである。マロン酸は、pHを制御するための緩衝剤として働き、クエン酸、酒石酸、ホウ酸、コハク酸、グリセロール−2−リン酸、サリチル酸、シュウ酸およびリンゴ酸のような他の緩衝剤と置き換えることができる。【0030】実施例2グアニジンの鉄キレートでも過酸化水素の反応性を観察した。実施例1のとおりに実施した試験によって、反応性を決定したが、400mMクレアチニンに代えて、400mMグアニジンを浸液1に用いた。尿素の比重は1.015g/mlであった。結果を表4に示す。【0031】【表4】【0032】実施例3:グルコース検出のための試薬実施例1のとおりに乾燥試薬紙を調製した。第一および第二の浸液を実施例1のとおりに調製したが、第一の浸液には500単位/mlのグルコースオキシダーゼも加えてから、pHを調整した。【0033】様々なレベルのグルコースを含有する尿に試験片を浸漬し、1分後に得られた660nmでの反射率を、試薬の反応性を算出するために測定した。【0034】試薬の色彩は、グルコースの濃度に正比例する。100mg/dlのグルコースまでの試薬反応性は、3種類の尿プールのすべてで明確に整合した(表5)。アスコルビン酸イオンの酸化が多少起きていたが、100mg/dlのアスコルビン酸の存在下で、100mg/dlのグルコースに対して本試薬は反応性であり続けた。【0035】【表5】【0036】実施例4:様々な鉄錯体を用いた過酸化水素検出のための試薬pH5.8で3.1mMの金属キレート、44mMのマロン酸、14mMのジイソプロピル=ジヒドロペルオキシドおよび11.6mMのTMBを含有する3部の水対2部のアセトニトリルの溶液について、レドックス指示薬であるTMBの酸化率を測定することによって、pH5.8でのペルオキシダーゼ活性について様々な遷移金属錯体を試験した。表6に示した結果は、ポリL−アルギニンおよびクレアチニンとの鉄(Fe2+およびFe3+)錯体が最も活性であることを示している。銅は、多少の反応性を示すものの、はるかに低い程度に(1/10)である。これらの条件下では、ペルオキシダーゼ活性を示した金属は、(与えられたリストでは)他には皆無であった。結果を表6に示した。【0037】【表6】【0038】表6に用いた略号に対する完全な化学名は、EDTA:エチレンジアミン四酢酸、HEDTA:N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン三酢酸、DTPA:ジエチレントリアミン五酢酸、EGTA:エチレングリコールビス(2−アミノエチルエーテル)−N,N,N′,N′−四酢酸、およびCDTA:1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸である。【図面の簡単な説明】本発明の利点は、上記の詳細な説明を読み、添付の図面を参照すれば明らかになるものと思われる。【図1】過酸化水素の用量応答を示すグラフである。 溶液中の過酸化水素を検出する方法であって、 (a)酸化還元指示薬、および式(I):(式中、XおよびYは、独立に、クレアチニン、塩化物イオン、フッ化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、過塩素酸イオン、硝酸イオン、シュウ酸イオン、硫化物イオン、アンモニウム、グルコン酸イオン、シアン化物イオン、チオシアン酸イオン、カテコール、トロポロン、フェノール、ピリジン、酢酸イオン、クエン酸イオン、酒石酸、マロン酸、ホウ酸、コハク酸、グリセロール−2−リン酸イオン、サリチル酸、シュウ酸およびリンゴ酸よりなる群から選ばれる)で示される構造を有する遷移金属錯体を該溶液に加える工程;ならびに (b)色変化を測定して、過酸化水素の存在または濃度を検知する工程を含む方法。 XおよびYが塩化物イオンである、請求項1記載の方法。 XおよびYが酢酸イオンである、請求項1記載の方法。 酸化還元指示薬が、ベンジジン、o−トリジン、炭素原子数1〜6のアルキル基を有する3,3’,5,5’−テトラアルキルベンジジン、o−ジアニシジン、2,7−ジアミノフルオレン、ビス−(N−エチルキノリン−2−オン)アジン、(N−メチルベンゾチアゾール−2−オン)−(1−エチル−3−フェニル−5−メチルトリアゾール−2−オン)アジン、2,2’−アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)、4−アミノアンチピリン、ヨウ化カリウム、およびそれらの組合せよりなる群から選ばれる、請求項1記載の方法。 酸化還元指示薬が3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジンである、請求項4記載の方法。 該溶液が生体液または水溶液である、請求項1記載の方法。 該溶液がアスコルビン酸イオンをも含有する、請求項1記載の方法。 過酸化水素の濃度が0.1〜100mMの範囲内にある、請求項1記載の方法。 過酸化水素の濃度が1〜50mMの範囲内にある、請求項8記載の方法。 酸化還元指示薬および遷移金属錯体を、それらが適用された試験片を用いて該溶液に加える、請求項1記載の方法。 溶液中の過酸化水素を検出する方法であって、 (a)酸化還元指示薬、および式(II):(式中、XおよびYは、独立に、クレアチニン、塩化物イオン、フッ化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、過塩素酸イオン、硝酸イオン、シュウ酸イオン、硫化物イオン、アンモニウム、グルコン酸イオン、シアン化物イオン、チオシアン酸イオン、カテコール、トロポロン、フェノール、ピリジン、酢酸イオン、クエン酸イオン、酒石酸、マロン酸、ホウ酸、コハク酸、グリセロール−2−リン酸イオン、サリチル酸、シュウ酸およびリンゴ酸よりなる群から選ばれ、R1 およびR2 の少なくとも一方は、独立に、Cn H2n+1、(OC2 H4 )n H、C5 H4 Z、C4 H3 ZおよびC11H6 Z(ここで、nは1〜20の整数であり、ZはO、S、NまたはCHである)よりなる群から選ばれる)で示される構造を有する遷移金属錯体を該溶液に加える工程;ならびに (b)色変化を測定して、過酸化水素の存在または濃度を検知する工程を含む方法。 XおよびYが硫酸イオンである、請求項11記載の方法。 XおよびYが酢酸イオンである、請求項11記載の方法。 nが1〜12の整数である、請求項11記載の方法。 R1 およびR2 の少なくとも一方が、ヒドロキシル、アミノ、カルボニル、スルホ、カルボキシル、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、ホスホン酸基およびリン酸基よりなる群から選ばれる少なくとも1個の官能基で置換されている、請求項11記載の方法。 R1 がHであり、R2 がCH2 CH2 −SO3 Hである、請求項15記載の方法。 R1 がHであり、R2 がC6 H3 (CO2 H)2 である、請求項15記載の方法。 R1 がHであり、R2 が(CH2 )3 CH(NH2 )CO2 Hである、請求項15記載の方法。 酸化還元指示薬が、ベンジジン、o−トリジン、炭素原子数1〜6のアルキル基を有する3,3’,5,5’−テトラアルキルベンジジン、o−ジアニシジン、2,7−ジアミノフルオレン、ビス−(N−エチルキノリン−2−オン)アジン、(N−メチルベンゾチアゾール−2−オン)−(1−エチル−3−フェニル−5−メチルトリアゾール−2−オン)アジン、2,2’−アジノビス(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)、4−アミノアンチピリン、ヨウ化カリウム、およびそれらの組合せよりなる群から選ばれる、請求項11記載の方法。 酸化還元指示薬が3,3’,5,5’−テトラメチルベンジジンである、請求項19記載の方法。 該溶液が生体液または水溶液である、請求項11記載の方法。 該溶液がアスコルビン酸イオンをも含有する、請求項11記載の方法。 過酸化水素の濃度が0.1〜100mMの範囲内にある、請求項11記載の方法。 過酸化水素の濃度が1〜50mMの範囲内にある、請求項23記載の方法。 酸化還元指示薬および遷移金属錯体を、それらが適用された試験片を用いて溶液に加える、請求項11記載の方法。


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