生命科学関連特許情報

タイトル:特許公報(B2)_乳酸菌の検出または同定方法
出願番号:1994092448
年次:2005
IPC分類:7,C12N15/09,C12Q1/68,C12H1/00


特許情報キャッシュ

安井 哲二 JP 3677056 特許公報(B2) 20050513 1994092448 19940428 乳酸菌の検出または同定方法 麒麟麦酒株式会社 000253503 平木 祐輔 100091096 石井 貞次 100096183 早川 康 100099128 安井 哲二 20050727 7 C12N15/09 C12Q1/68 C12H1/00 C12N15/09 C12R1:225 JP C12N15/00 A C12Q1/68 A C12H1/00 C12N15/00 A C12R1:225 7 C12N 15/09 C12Q 1/68 BIOSIS/MEDLINE/WPIDS/BIOTECHABS/CA(STN) GenBank/EMBL/DDBJ/PIR/Swissprot/GeneSeq 特開平05−192147(JP,A) FEMS Microbiol.Lett.,1991年,Vol.77,p.5-12 J.Am.Soc.Brew.Chem. ,1993年,Vol.51,p.63-66 Syst.Appl.Miclobiol.,1992年,Vol.15,p.123-128 Monatsschr.Brauwiss.,1987年,Vol.40,p.324-327 8 FERM BP-4652 1995289295 19951107 13 20001124 深草 亜子 【0001】【産業上の利用分野】本発明は、乳酸菌の検出に使用できるDNA分子および該DNA分子を用いて乳酸菌を検出する方法に関する。【0002】【従来の技術】ビールの保存に際して、ビール中に混入した微生物、特にある種の乳酸菌が増殖してビールを混濁させるなどの有害な作用を呈し、その結果、ビールの品質が低下することが従来より問題となっている。このようなビール有害菌としては、ラクトバチルス ブレビス(Lactobacillus brevis)、ラクトバチルス カゼイ(L.casei)などいくつかの乳酸菌が指摘されており、これらを迅速に検出または同定するための多くの方法が従来より検討されている。【0003】例えば、抗原抗体反応を用いた方法(特開平4-197167号公報)や、特定のプライマーを用いたPCR法を利用する方法(ASBC Journal.51,63(1993))などが開発されている。しかしながら、これらの方法は特定の乳酸菌を検出するための技術であり、他の有害菌の検出漏れが生じる可能性があった。【0004】【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的は、既知の乳酸菌検出用プライマーで検出や同定ができない乳酸菌を検出または同定するためのDNA分子を提供することである。本発明の別の目的は、既知の乳酸菌検出用プライマーで検出できない乳酸菌を迅速に検出または同定する方法を提供することである。本発明のさらなる目的は、ある種の乳酸菌の16SrRNA遺伝子を提供することである。【0005】【課題を解決するための手段】本発明者は、既知のプライマーで検出できないある種の乳酸菌の16SリボゾームRNA(16SrRNA)遺伝子の塩基配列を明らかにし、その一部をプライマーとして試料、特にビール中に存在しうる有害な微生物の核酸に作用させたところ、特定の乳酸菌を検出できることを見出し、本発明を完成させるに至った。すなわち、本発明は、配列番号1に示される塩基配列の一部または全部を含む、乳酸菌検出用DNA分子を提供する。また、本発明は、前記のDNA分子またはその塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子を用いて、試料中の乳酸菌を検出または同定する方法を提供する。さらに、本発明は、配列番号1に示される塩基配列を含む、乳酸菌の16SrRNA遺伝子を提供する。【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の乳酸菌検出用DNA分子は、配列番号1に示される塩基配列の一部または全部を含むものである。ここで、「DNA分子」とは、2個以上のヌクレオチドを含む分子をいうものとする。配列番号1は、乳酸桿菌Lactobacillus sp. DA1 の16SrRNA遺伝子の塩基配列を示している。上記Lactobacillus sp. DA1 は、ビール工場から分離された乳酸桿菌であり、工業技術院生命工学工業技術研究所に平成6年4月22日付けで寄託され、その微生物受託番号は、FERM BP-4652である。上記塩基配列の中から任意の箇所を選択することができるが、配列の塩基数は少なくとも10bp程度が必要であり、高い検出感度を得るためには、約15〜約25bpであることが好ましい。また、菌に対する選択性を上げるためには、配列番号1に示される塩基配列のうち、可変領域に相当する1番目から100番目までの塩基配列、特に30番目から100番目までの塩基配列の一部または全部を含むDNA分子が望ましい。具体例としては、配列番号1に示される塩基配列のうち40番目から57番目までの塩基配列(配列番号2に示す。)を含むDNA分子が挙げられる。【0007】上記のような塩基配列を含むDNA分子または該DNA分子の塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子を用いて、試料中の乳酸菌を検出することができる。上記DNA分子あるいは上記DNA分子の塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子は、ABI Model 392 and 394 DNA/RNA Synthesizer 操作説明書等に記載の公知の方法に従い化学合成によって作成することができる。【0008】試料中の乳酸菌の検出または同定のためには、上記DNA分子またはその塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子を放射性元素、蛍光色素等で標識した後、これをプローブとして試料中に存在する微生物の核酸とハイブリダイズさせるハイブリダイゼーション法、これらのDNA分子をプライマーとして用いて、試料中に存在する微生物の核酸を増幅する方法を利用することができるが、検出感度の面からは後者の方法を利用することが好ましい。【0009】以下に、本発明の検出または同定方法の一例について説明するが、この方法は、上記DNA分子またはその塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子をプライマーとして用いて、試料中に存在する微生物の核酸を増幅する工程を含むものである。まず、試料から、メンブレン濾過等の方法で微生物を分離する。試料としては、製品ビール、熟成前の若ビール、回収酵母等の全ての醸造工程サンプル等を挙げることができる。分離した微生物からそのまま、あるいは、分離した後さらに培養増殖させてから、核酸を抽出する。核酸は、DNA、RNA、DNAとRNAとのハイブリッド、およびこれらの混合物のいずれであってもよいが、DNAであることが好ましい。また、この核酸は、二本鎖および一本鎖のいずれであってもよいが、二本鎖であることが好ましい。PCR法を用いれば微量のサンプルでも検出できるので、例えば菌体数が少なくとも20個であれば十分検出可能である。【0010】微生物からの核酸の抽出方法としては、従来知られているいかなる方法を用いても良く、例えば、微生物をガラスビーズで粉砕した後、フェノール/クロロホルムで抽出する方法、溶菌酵素処理による抽出方法、オートクレーブにて溶菌後抽出する方法、界面活性剤処理による抽出方法などを用いることができる。本発明の上記のDNA分子またはその塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子から成るプライマー、および、少なくとも1種のユニバーサルプライマーを用いて、抽出された核酸をPCR法により増幅する。プライマーは、二本鎖であっても、一本鎖であってもよいが、PCR法による核酸の増幅効率を上げるためには、一本鎖であることが好ましい。また、プライマーが二本鎖である場合には、PCR法に使用する前にその鎖を分離する処理を行うことが好ましい。ユニバーサルプライマーは全ての細菌に共通な配列を有するプライマーであり、その一例として、Nucleic Acid Techniques in Bacterial Systematics John Wiley & Sons Ltd.(1991)P.133 のTABLE6.3に記載の16SrRNAシークエンシングプライマーを挙げることができるが、それに限定されることはない。下記の表1に、上記文献のTABLE6.3に記載の16SrRNAシークエンシングプライマーの一部を示す。本発明のDNA分子またはその塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子から成るプライマー、および、ユニバーサルプライマーの組み合わせは、一方がセンスプライマーで他方がアンチセンスプライマーであるような組み合わせであればよく、例えば、配列番号1に示す1〜100番目の塩基配列の中からセンスプライマーを設定し、表1に示したユニバーサルプライマーのアンチセンスプライマーと組み合わせることができる。このうち、配列番号2に示す塩基配列を含むDNA分子と907rとの組み合わせが好ましい。【0011】【表1】【0012】PCR法に用いるDNAポリメラーゼは95℃の耐熱性を有するものであればその起源は問わない。PCR法の反応条件として、変性温度は90〜95℃、アニーリング温度は40〜60℃、伸長温度は70〜75℃、サイクル数10回以上が好ましいが、これに限定されず、通常PCR法に使用できる条件であればよい。得られた反応生成物は、アガロースゲルを用いた電気泳動法等の検出または同定手段により分離され、増幅産物の有無が確認される。このような方法により、乳酸桿菌 Lactobacillus sp. DA1、Lactobacillus sp. BG2 、Lactobacillus sp. SE3 と同等な性質、つまり、ビール中で増殖するにもかかわらず、ブレビス等の既知のビール有害乳酸菌プライマーでは検出されない性質の乳酸桿菌を検出または同定することができる。これらの乳酸桿菌は、ビール混濁能を有するものであることがわかっている。従って、本発明の方法により、ビール中に存在する有害な菌を検出または同定することが可能となる。【0013】さらに、本発明の検出または同定方法を従来の検出または同定方法と組み合わせることにより、乳酸菌、特に、ビール混濁能を有する乳酸菌をより完全に検出または同定することができる。次に本発明を実施例を用いて具体的に説明するが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。【0014】【実施例】〔実施例1〕乳酸桿菌 Lactobacillus sp. DA1、sp. BG2 およびsp. SE3 の調製市販のビールあるいはビール工場から分離されたヘテロ型発酵乳酸菌のうち、ビール中で増殖可能で、かつ、抗 Lactobacillus brevis JCM1170 血清による抗原抗体反応(特開平4-72570号公報)において反応しない菌株3種を選び、Lactobacillus sp. DA1(以下、「DA1菌」と記す)、sp. BG2(以下、「BG2菌」と記す)およびsp. SE3(以下、「SE3菌」と記す)とした。【0015】〔実施例2〕DA1菌の16SrRNA遺伝子の塩基配列の決定例1で調製したDA1菌を乳酸菌検出培地M−NBB培地(MBAA Technical Quarterly, 22, 61 (1985))で4日間、25℃で培養した。菌体培養液1mlを1.5ml容サンプルチューブに入れ、遠心分離をおこなった。沈殿を回収することにより菌体を集菌した後、滅菌蒸留水100μlで2回洗浄した。菌体を滅菌蒸留水100μlに懸濁させ、150μlのフェノール:クロロホルム(1:1)(以下、「P/C」と記す。)と0.4gのガラスビーズ(粒径106μm以下)の入った1.5ml容サンプルチューブに加えて、ミキサーで1分間攪拌した。遠心分離して、水層を別チューブに移し、100μlのP/Cで再抽出し、水層を得て、これをDNA抽出液とした。【0016】図1に示した3つのフラグメントA、BおよびCを増幅するために、細菌に共通なユニバーサルプライマー(表1参照)を3対(A.27f(配列番号3)−907r(配列番号4)、B.530f(配列番号5)−1392r(配列番号6)、およびC.1114f(配列番号7)−1525r(配列番号8))用意した。PCR法はGene Amp PCR reagent kit(パーキン エルマー シータス社製)を用いて表2の反応液組成でおこなった。反応は、サーマルサイクラーモデル480(パーキン エルマー シータス社製)中で、変性を94℃、1分間、アニーリングを50℃、1分間、伸長を72℃、1分間順次おこなう工程を25サイクル繰り返すことにより行った。【0017】【表2】【0018】増幅された断片を0.7%アガロースゲルで電気泳動した後切り出し、DNACELL(第1科学薬品社製)を用いてゲルから溶出させた。ゲルから溶出させた断片をP/Cで抽出し、エタノール沈殿により得られたDNAを精製DNAテンプレートとした。次に、ALF DNAシーケンサー(ファルマシア社製)を用い、FITCで蛍光標識したユニバーサルプライマー(表1参照)を適宜使用して、常法に従い、Dyeプライマー法によるジデオキシ法により、得られたDNAの配列決定をおこなった。ジデオキシ法はAuto Cycle Sequencing Kit(ファルマシア社製)を用いておこなった。反応液組成、反応条件は表3に 示す。なお、反応はサーマルサイクラー480中でおこなった。【0019】【表3】【0020】得られた塩基配列を、配列番号1、並びに、図2〜4に示す。比較のために、キリンビール(株)ビール研究所で決定されたラクトバチルス ブレビス L63の16SrRNA遺伝子の塩基配列を配列番号9、並びに、図2〜4に示す。図2〜4は、DA1菌の16SrRNA遺伝子の塩基配列(上段に示す)およびラクトバチルス ブレビスL63の16SrRNA遺伝子の塩基配列(下段に示す)を比較したものである。図2〜4中、線で結んだ部分は、DA1菌とラクトバチルス ブレビスL63との間で相同性のある配列部分である。【0021】図2〜4からわかるように、DA1菌の16SrRNA遺伝子の塩基配列は、全体にわたってラクトバチルス ブレビスの16SrRNA遺伝子の塩基配列と異なっている。特に上流100bpまではかなり異なっている。ラクトバチルス属においては5’末端近辺が可変領域であることが知られている(System Appl. Microbiol.15,123(1992) )。そこで、DA1菌の1〜100bpまでの領域について、ジーンバンクに納めれている塩基配列とのホモロジーサーチをおこなったところ、90%以上のマッチングを示すDNAは存在しなかった。従来の、例えばラクトバチルス ブレビスをターゲットにしたプライマーはこの領域の配列を利用したものであり(例えば、前記ASBC Journalに記載のプライマー(配列番号10))、そのプライマーを用いても本菌を検出できないことが予想される。そのほかの既知の乳酸菌検出用プライマーについても同様である。【0022】〔実施例3〕 配列番号2の塩基配列を有するプライマーの製造配列番号1に示される塩基配列のうち40番目から57番目までの塩基配列を有するプライマーをABI DNA シンセサイザーモデル392 を用いて合成した。得られたプライマーの塩基配列を配列番号2に示す。【0023】〔実施例4〕 配列番号2の塩基配列を有するプライマーを用いた乳酸菌の検出および同定DA1菌、BG2菌およびSE3菌、ラクトバチルス ブレビス(JCM1170) 、カゼイ(ATCC25303) 、ファーメンタム(JCM1560) およびプランタラム(JCM1149) (これらの菌と同じ種に分類される菌の中に、ビール混濁能を有するものが存在することが報告されている)の各菌をM−NBB培地で、2〜14日間、25℃で培養した。培養液を例2と同様の方法で処理して、DNA抽出液を得た。これについて、例3で製造したプライマー(配列番号2)およびユニバーサルプライマー907r(配列番号4)を用いてPCR法をおこなった。反応条件は例2と同様であった。得られた反応生成物をアガロースゲルによる電気泳動(150V,1時間)に供した。【0024】その結果、DA1菌、BG2菌およびSE3菌のみに約900pbsのバンドが検出された。【0025】〔比較例1〕DA1菌、BG2菌およびSE3菌のDNA抽出液について、配列表2の塩基配列を有するプライマーの代わりに、ブレビス特異プライマー(配列番号10)、カゼイ特異プライマー(配列番号11)、ファーメンタム特異プライマー(配列番号12)、プランタラム特異プライマー(配列番号13)を用いてPCR法を行ったほかは、例4の手順を繰り返した。ここで、いずれのプライマーもABI社製DNAシンセサイザーで合成した。【0026】その結果、どのプライマーを用いた場合にも、バンドは確認できなかった。従って、配列番号2の塩基配列を有するプライマーを用いることにより、既知のプライマーを用いても検出や同定ができないある種の乳酸菌を検出および同定することができることが明らかとなった。【0027】【発明の効果】本発明により、既知の乳酸菌検出用プライマーで検出や同定ができない乳酸菌を検出および同定できるDNA分子が提供された。また、本発明により、従来の方法では検出できない乳酸菌を迅速に検出または同定することができるようになった。さらに、本発明により、ある種の乳酸菌の16SrRNA遺伝子が提供された。【0028】【配列表】配列番号:1配列の長さ:1475配列の型:核酸鎖の数:二本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:Genomic DNA起源生物名:乳酸菌株名:Lactobacillus sp. DA1配列CGTTGGCGGC GTGCCTAAAT AACATGCAAG TCGAACGAGG TCTCCTAACT GATAGCTGGT 60GCTTGCATCA GCTTGACGAT AGATCTGACC GAGTGGCGAA CTGGTGAGTA ACACGTGGGT 120AACCTGCCCA GAAGAAGGGG ATAACACCTG GAAACAGATG CTAATACCGT ATAACAACGA 180GAACCACATG GTTCTCGTTT GAAAGATGGC TTTTATGCTA TCGCTTCTGG ATGGACCCGC 240GGCGTATTAG CTAGTTGGTG AGATAATAGC TCACCAAGGC AATGATACGT AGCAGACCTG 300AGAGGGTAAT CTGCCACAAT GGGACTGAGA CACGGCCCAT ACTCCTACGG GAGGCAGCAG 360TAGGGAATCT TCCACAATGG ACGAAAGTCT GATGGAGCAA CGCCGCGTGA GTGAAGAAGG 420GTTTCGGCTC GTAAAACTCT GTTGTTAGAG AAGAACGACC GTGAGAGCAA CTGCTCACGG 480TGTGACGGTA TCTAACCAGA AAGTCACGGC TAACTACGTG CCAGCAGCCG CGGTAATACG 540TAGGTGGCAA ACGTTGTCCG GATTTATTGG GCGTAAAGCG AGCGCAGGCG GTTTTCTAAG 600TCTGATGTTG AAACTTCGGC TTAACCGGAG AAGTGCATCG GAAACTGGAT AACTTGAGTG 660CAGAAAAGGA CAGTGGAACT TCATGTGTAG CGGTGAAATG CGTAGATATA TGAAGGAACA 720CCAGTGGCGA AGGCGGCTGT CTGGTCTGCA TCTGACGCTG AGGCTCGAAA GCATGGGTAG 780CAAACAGGAT TAGATACCCT GGTAGTCCAT GCCGTAAACG ATGAATGCTA GGTGTTGGGA 840GGTTTCCGCC TCTCAGTGCC GCAGCTAACG CATTAAGCAT TCCGCCTGGG GAGTACGACC 900GCAAGGTTGA AACTCAAAGG AATTGACGGG GACCCGCACA AGCGGTGGAG CATGTGGTTT 960AATTCGATGC TACGCGAAGA ACCTTACCAG GACTTGACAT CTTCTGTTAA CCTAAGAGAT 1020TAGGTGTCCC CTTCGGGGGC AGAATGACAG GTGGTGCATG GTTGTCGTCA GCTCGTGTCG 1080TGAGATGTTG GGTTAAGTCC CGCAACGAGC GCAACCCTTG TCTTTAGTTG CCAGCATTAA 1140GTTGGGCACT CTAGAGAGAC TGCCGGTGAT AAACCGGAGG AAGGTGGGGA TGACGTCAAA 1200TCATCATGCC CCTTATGTCC TGGGCTACAC ACGTGCTACA ATGGACGGTA CAACGAGTTG 1260CGAAACCGCA AGGTCAAGCT AATCTCTTAA AGCCGTTCTC AGTTCGGATT GCAGGCTGCA 1320ACTCGCCTGC ATGAAGTTGG AATCGCTAGT AATCGTGGAT CAGCATGCCA CGGTGAATAC 1380GTTCCCGGGT CTTGTACACA CCGCCCGTCA CACCATGAGA GTTTGTAACA CCCAAAGTCG 1440GTTGGATAAC CTTTACGGAG TCCGCCGCCT AAGGT 1475【0029】配列番号:2配列の長さ:18配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列GTCTCCTAAC TGATAGCT 18【0030】配列番号:3配列の長さ:20配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列AGAGTTTGAT CCTGGCTCAG 20【0031】配列番号:4配列の長さ:10配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列CCGTCAATTC CTTTGAGTTT 10【0032】配列番号:5配列の長さ:16配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列GTGCCAGCAG CCGCGG 16【0033】配列番号:6配列の長さ:15配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列ACGGGCGGTG TGTAC 15【0034】配列番号:7配列の長さ:16配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列GCAACGAGCG CAACCC 16【0035】配列番号:8配列の長さ:17配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列AAGGAGGTGA TCCAGCC 17【0036】配列番号:9配列の長さ:1503配列の型:核酸鎖の数:二本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:Genomic DNA起源生物名:ラクトバチルス ブレビス株名:L63配列GGCATGCCTA ATACATGCAA GTCGAACGAG CTTCCGTTGA ATGACGTGCT TGCACTGATT 60TCACCAATGA AGCGAGTGGC GAACTGGTGA GTAACACGTG GGAAATCTGC CCAGAAGCAG 120GGGATAACAC TTGGAAACAG GTGCTAATAC CGTATAACAA CAAAATCCGC ATGGATTTTG 180TTTGAAAGGT GGCTTCGGCT ATCACTTCTG GATGATCCCG CGGCGTATTA GTTAGTTGGT 240GAGGTAAAGG CCCACCAAGA CGATGATACG TAGCCGACCT GAGAGGGTAA TCGGCCACAT 300TGGGACTGAG ACACGGCCCA AACTCCTACG GGAGGCAGCA GTAGGGAATC TTCCACAATG 360GACGAAAGTC TGATGGAGCA ATGCCGCGTG AGTGAAGAAG GGTTTCGGCT CGTAAAACTC 420TGTTGTTAAA GAAGAACACC TTTGAGAGTA ACTGTTCAAG GGTTGACGGT ATTTAACCAG 480AAAGCCACGG CTAACTACGT GCCAGCAGCC GCGGTAATAC GTAGGTGGCA AGCGTTGTCC 540GGATTTATTG GGCGTAAAGC GAGCGCAGGC GGTTTTTTAA GTCTGATGTG AAAGCCTTCG 600GCTTAACCGG AGAAGTGCAT CGGAAACTGG GAGACTTGAG TGCAGAAGAG GACAGTGGAA 660CTCCATGTGT AGCGGTGGAA TGCGTAGATA TATGGAAGAA CACCAGTGGC GAAGGCGGCT 720GTCTAGTCTG TAACTGACGC TGAGGCTCGA AAGCATGGGT AGCGAACAGG ATTAGATACC 780CTGGTAGTCC ATGCCGTAAA CGATGAGTGC TAAGTGTTGG AGGGTTTCCG CCCTTCAGTG 840CTGCAGCTAA CGCATTAAGC ACTCCGCCTG GGGAGTACGA CCGCAAGGTT GAAACTCAAA 900GGAATTGACG GGGGCCCGCA CAAGCGGTGG AGCATGTGGT TTAATTCGAA GCTACGCGAA 960GAACCTTACC AGGTCTTGAC ATCTTCTGCC AATCTTAGAG ATAAGACGTT CCCTTCGGGG 1020ACAGAATGAC AGGTGGTGCA TGGTTGTCGT CAGCTCGTGT CGTGAGATGT TGGGTTAAGT 1080CCCGCAACGA GCGCAACCCT TATTATCAGT TGCCAGCATT CAGTTGGGCA CTCTGGTGAG 1140ACTGCCGGTG ACAAACCGGA GGAAGGTGGG GATGACGTCA AATCATCATG CCCCTTATGA 1200CCTGGGCTAC ACACGTGCTA CAATGGACGG TACAACGAGT CGCGAAGTCG TGAGGCTAAG 1260CTAATCTCTT AAAGCCGTTC TCAGTTCGGA TTGTAGGCTG CAACTCGCCT ACATGAAGTT 1320GGAATCGCTA GTAATCGCGG ATCAGCATGC CGCGGTGAAT ACGTTCCCGG GCCTTGTACA 1380CACCGCCCGT CACACCATGA GAGTTTGTAA CACCCAAAGC CGGTGAGATA ACCTTCGGGA 1440GTCAGCCGTC TAAGGTGGGA CAGATGATTA GGGTGAAGTC GTAACAAGGT AGCCGTAGGA 1500GAA 1503【0037】配列番号:10配列の長さ:17配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列AAGTCGAACG AGCTTCC 17【0038】配列番号:11配列の長さ:16配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列GAGAAGAATG GTCGGC 16【0039】配列番号:12配列の長さ:11配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列CAATCAATTG GGCCAACGCG T 11【0040】配列番号:13配列の長さ:19配列の型:核酸鎖の数:一本鎖トポロジー:直鎖状配列の種類:他の核酸 合成DNA配列TACCCGCATA ACAACTTGG 19【図面の簡単な説明】【図1】図1は、16SrDNA;ユニバーサルプライマー27fおよび907rを用いて増幅される断片A;ユニバーサルプライマー530fおよび1392rを用いて増幅される断片B;およびユニバーサルプライマー114fおよび1525rを用いて増幅される断片Cの模式図である。【図2】図2は、乳酸桿菌 Lactobacillus sp. DA1およびラクトバチルス ブレビスL63の16SrRNA遺伝子の塩基配列を比較したものである。【図3】図3は、乳酸桿菌 Lactobacillus sp. DA1およびラクトバチルス ブレビスL63の16SrRNA遺伝子の塩基配列を比較したもの(図2の続き)である。【図4】図4は、乳酸桿菌 Lactobacillus sp. DA1およびラクトバチルス ブレビスL63の16SrRNA遺伝子の塩基配列を比較したもの(図3の続き)である。 配列番号1に示される塩基配列を含む乳酸菌検出用DNA分子またはその相補的DNA分子。 配列番号1に示される塩基配列のうち1番目から100番目までの塩基配列の全部またはその連続する15〜25塩基からなる一部を含む、乳酸菌検出用DNA分子またはその相補的DNA分子。 配列番号1に示される塩基配列のうち30番目から100番目までの塩基配列の全部またはその連続する15〜25塩基からなる一部を含む、乳酸菌検出用DNA分子またはその相補的DNA分子。 配列番号1に示される塩基配列のうち少なくとも40番目から57番目までの塩基配列を含む、請求項2または3記載のDNA分子またはその相補的DNA分子。 請求項1ないし4のいずれかに記載のDNA分子またはその塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子を用いて、試料中の乳酸菌を検出または同定する方法。 請求項1ないし4のいずれかに記載のDNA分子またはその塩基配列に対して相補的な塩基配列を含むDNA分子から成るプライマー、および、少なくとも1種のユニバーサルプライマーを用いて、試料中に存在する微生物の核酸を増幅する工程を含む、請求項5記載の方法。 検出すべき乳酸菌がビール混濁能を有するものである、請求項5ないし6のいずれかに記載の方法。 配列番号1に示される塩基配列を含む、乳酸菌16SrRNA遺伝子。


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