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タイトル:公表特許公報(A)_光照射を用いた感光剤−ペプチドを有効成分として含む発毛改善または促進用組成物及びそれを用いた方法
出願番号:2015512569
年次:2015
IPC分類:A61K 38/00,A61K 41/00,A61K 47/48,A61K 47/18,A61P 17/14,A61K 36/71,A61K 36/53,A61K 36/18,A61P 43/00,A61K 8/64,A61Q 7/00,A61K 8/44,A61K 8/97,G01N 33/15,G01N 33/50,C07K 5/083,C07K 7/06


特許情報キャッシュ

ウイリアムズ,ダレン ジョン,ダ−ウン イム,スン−ホ JP 2015520160 公表特許公報(A) 20150716 2015512569 20130508 光照射を用いた感光剤−ペプチドを有効成分として含む発毛改善または促進用組成物及びそれを用いた方法 ユニーク メディケア カンパニー リミテッド 514291901 伊東 忠重 100107766 伊東 忠彦 100070150 大貫 進介 100091214 ウイリアムズ,ダレン ジョン,ダ−ウン イム,スン−ホ KR 10-2012-0052403 20120517 A61K 38/00 20060101AFI20150619BHJP A61K 41/00 20060101ALI20150619BHJP A61K 47/48 20060101ALI20150619BHJP A61K 47/18 20060101ALI20150619BHJP A61P 17/14 20060101ALI20150619BHJP A61K 36/71 20060101ALI20150619BHJP A61K 36/53 20060101ALI20150619BHJP A61K 36/18 20060101ALI20150619BHJP A61P 43/00 20060101ALI20150619BHJP A61K 8/64 20060101ALI20150619BHJP A61Q 7/00 20060101ALI20150619BHJP A61K 8/44 20060101ALI20150619BHJP A61K 8/97 20060101ALI20150619BHJP G01N 33/15 20060101ALI20150619BHJP G01N 33/50 20060101ALI20150619BHJP C07K 5/083 20060101ALN20150619BHJP C07K 7/06 20060101ALN20150619BHJP JPA61K37/02A61K41/00A61K47/48A61K47/18A61P17/14A61K35/78 FA61K35/78 QA61K35/78 CA61P43/00 121A61K8/64A61Q7/00A61K8/44A61K8/97G01N33/15 ZG01N33/50 ZC07K5/083C07K7/06 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN KR2013004036 20130508 WO2013172586 20131121 35 20141114 2G045 4C076 4C083 4C084 4C088 4H045 2G045CB09 2G045FA18 4C076AA95 4C076CC41 4C076EE59 4C083AA111 4C083AA112 4C083AC621 4C083AC622 4C083AD411 4C083AD412 4C083BB53 4C083CC37 4C083EE22 4C083FF01 4C084AA01 4C084AA02 4C084AA03 4C084AA11 4C084BA01 4C084BA15 4C084BA16 4C084BA31 4C084NA05 4C084NA14 4C084ZA921 4C084ZC751 4C088AB30 4C088AB32 4C088AB38 4C088BA08 4C088MA02 4C088NA05 4C088NA14 4C088ZA92 4C088ZC75 4H045AA30 4H045BA12 4H045BA13 4H045BA50 4H045EA20 4H045FA20 本願は、2012年5月17日に、大韓民国特許庁に出願された大韓民国特許出願第10−2012−0052403号に基づき優先権を主張し、上記特許出願の開示内容をここに援用する。 本発明は、光照射を用いた感光剤−ペプチドを有効成分として含む発毛改善または促進用組成物及びそれを用いた方法に関する。 産業発展と環境汚染、ストレス、高齢化が進むにつれて薄毛や脱毛症が次第に増えていて、ウェルビング(Well−being)時代を迎えて生の質と外貌に対する関心が高まっている。頭皮から毛髪が抜ける脱毛症はさまざまな要因で発生するが、例えば、(a)遺伝的な体質や男性ホルモン作用のような内的要因;(b)日常生活における精神的なストレス;及び(c)頭皮における過酸化脂質の蓄積のような外的要因を含み、非常に複雑な過程を通して脱毛症状が惹起されるものと知られている。 人間の毛髪は、周期的に成長期、退行期、休止期を繰り返しており、毛髪が抜けたり再び生成したりする過程を通すことになるが、毛髪周期はホルモン調節や多くの成長因子などの調節によって行われている。毛髪は、皮膚に約3〜5mm埋められて表皮と真皮に積もっているが、この部分を毛布という。毛布上に毛を支配する組織である真皮乳頭(Dermal papilla)があり、この真皮乳頭のすぐ上に毛を作る毛母細胞があって、分裂を続きながら新しい毛を生成して上に押し上げる。真皮乳頭細胞は、成長が活発な成長期(anagen)、退行が始まる退行期(catagen)、休止期(telogen)の周期を有し、休止期の以後に、隣接細胞から信号を受けることで、再び成長期に入って細胞の再生成が行われ、結果的に新しい毛髪の生成が始まる。一方、ストレスや栄養欠乏などにより、毛髪は早期に退行期を経て休止期に入ることで、ひどい脱毛症状を誘発する(American Journal of Pathology、 Vol、 162. No.3、 Stress and the Hair Follicle: Exploring the Connections(2003))。 最近では、男性型脱毛だけでなく、女性の肥満性脱毛を含めて若い人における脱毛が次第に拡散される趨勢であり、このような脱毛現象を改善するために、数多くの毛髪成長または発毛剤が市販されている。 現在市販の毛髪成長または発毛剤(例えば、ミノキシジル、フィナステリド)の場合、ホルモン剤適用による副作用問題、または毛根が活性化されている部位だけに効果を示すために脱毛防止には効果はあるが、長期間の休止期状態にある毛髪の成長(すなわち、発毛)効果はあまりなく、持続的に服用するか、塗らないと効果を発揮しないなどの問題があるため、薄毛や脱毛症の解決のための経済的かつ安定的な技術開発が必要である状況である。 現在市販の毛髪成長または発毛剤に含まれている主要成分は、頭皮に十分な血液を循環させるための塩化カルプロニウム、ミノキシジル及び各種植物の抽出物を主成分にする血管拡張剤や、真皮乳頭に付着して毛髪を脱落させる男性ホルモンの作用を抑制するためのエストロゲン、エストラジオール、プロゲステロンなどの女性ホルモン剤またはペンタデカン酸、フィナステリドなどの男性ホルモン活性化抑制剤がある。 しかしながら、これらのほとんどの毛髪成長、発毛剤は、脱毛防止にはある程度効果を示すものの、発毛効果としてあまり満足するものでないと知られている。すなわち、これらの製剤は、毛根が活性化されている部位において主に効果を示すものの、長期間休止期状態にある毛髪の成長、すなわち発毛効果が高くなく、既に脱毛が行われて毛嚢が萎縮した薄毛頭皮にはあまり効果がないものと知られている。 一方、化粧品の場合は低価格であるが、効果の小さい植物性抽出物などを使用していて、その効果は大きくなかった。 脱毛の治療及び解決策は、長期間にかけて多く変化されてきた。かつら、部分かつら及び毛髪拡大は、はげ部位を隠すことができるが、新しい成長を誘発させず、今まで知られた2つの利用可能な薬物(ミノキシジル及びフィナステリド)が追加脱毛を遅延させるものの、実際に新しい毛嚢の再生を誘導するための何の役割もしてない。また、多くの頭髪化粧品中に植物抽出物などを用いた脱毛防止製品が多く発売されているが、特に、クララ、唐辛子、当薬、桑白皮、桑葉、人参、甘草、シャクヤク、ジオウ、ウイキョウ、サンシュユ、ニンニクなどの抽出物を含む製品、キサンチン及び成長ホルモンを含む組成物を添加してジヒドロテストステロン(DHT)の過剰による細胞代謝抑制を改善すると共に成長ホルモンが毛髪成長を促進することで脱毛防止及び毛髪を再生して毛髪成長促進効果を示す製品、発毛及び毛髪の成長を促進するために、ミネラル及びビタミン類、緑茶、ローズマリー、ヨモギ、甘草抽出物を含む製品を開発して頭皮と毛髪に栄養を供給して脱毛の予防及び毛髪成長促進に効果のある発毛促進用製品、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン及び葉酸などの物質と植物抽出物を混合して人体内の5−アルファ還元酵素を抑制して男性ホルモンの代謝過程で、ジヒドロテストステロンが形成されないようにし、髪の毛の新陳代謝作用をする男性型脱毛製品開発が開発されたが、新生毛髪の生成まで影響を及ぼす製品を探すことはできなかった。 現在市販の毛髪成長または発毛剤と異なってホルモン剤適用による副作用問題、または毛根が活性化されている部位だけに効果を示すために、脱毛防止には効果があるが、長期間休止期状態にある毛髪の成長、すなわち発毛効果はなく、持続的に服用するか、塗ることで効果を発揮するなどの問題があって、薄毛や脱毛症解決のための経済的かつ安定的な技術開発が必要な状況であった。 本明細書全体にかけて多数の論文や特許文献が参照され、その引用が表示されている。引用された論文及び特許文献の開示内容は、その全体として本明細書に参照として挿入されて本発明が属する技術分野の水準及び本発明内容がより明確に説明される。 本発明者は、副作用のない、非常に効果的に毛髪成長を促進することができる物質を開発しようと努力した。その結果、感光剤[好ましくは、ALA(5−aminolevulinic acid)]と結合したペプチド(好ましくは、GHKペプチド)が長波長(好ましくは、650〜675nm)のLED照射を介して活性化されて毛髪の成長を著しく促進させ、升麻(Cimicifuga helacleifolia)、オウゴン(Baikl skullcap)またはツルニンジン(Lance Asiabell)抽出物とともに処理する場合より明らかな発毛促進効果を示すということを確認することで、本発明を完成することができた。 したがって、本発明の目的は、発毛改善または促進用組成物を提供することにある。 本発明の他の目的は、発毛促進剤のスクリーニング方法を提供することにある。 本発明の他の目的及び利点は、下記の発明の詳細な説明、請求範囲及び図面によりさらに明確になる。 本発明の一態様によれば、本発明は、感光剤(photosensitizers)と結合したペプチド(感光剤−ペプチド)を有効成分として含む発毛改善または促進用組成物を提供する。 本発明者は、副作用がなく非常に効果的に毛髪の成長を促進することができる物質を開発しようと努力した。その結果、感光剤[好ましくは、ALA(5−aminolevulinic acid)]と結合したペプチド(好ましくは、GHKペプチド)が長波長(好ましくは、650〜675nm)のLED照射を介して活性化されて毛髪の成長を著しく促進させ、升麻(Cimicifuga helacleifolia)、オウゴン(Baikl skullcap)またはツルニンジン(Lance Asiabell)抽出物とともに処理する場合、より明らかな発毛促進効果を示すということを確認した。 光力学的治療(photodynamic therapy、PDT)は発展している治療法であって、主に癌治療のために用いられていて、感染、傷の治療及び多様な皮膚科疾病を含む悪性ではない疾病のためにも用いられる。PDTは、酸素と光の特定の感光剤(photosensitizer)との相互作用に基盤する。臨床結果によると、PDTは、何種類病理学的な状態の治療に対して他の治療法より長所を有するが、これはアクネの角質纎維及び多様な皮膚癌に効果的である。PDTの臨床的使用に関する一般的な内容は、アメリカ登録特許第6、225、333号、アメリカ登録特許第6、136、841号、アメリカ登録特許第6、107、466号、アメリカ登録特許第6、036、941号、アメリカ登録特許第5、965、598号、及びアメリカ登録特許第5、952、329号に記載されていて、その全文を参照として本明細書に援用する。また、安全かつ効果的なPDTのために光ソース(source)が重要である。前記光ソースは次のような特徴を有しなければならない:(a)高い光の強度(すなわち、高い放射フラックス);(b)容易な光の投与量(light dose);(c)放射スペクトラムのピーク(peak)波長;(d)均一な放射光の強度;(e)低価の作動コスト;及び(f)単純な構造。 本発明によれば、本発明は、発毛改善または促進のために感光剤に結合されたペプチドコンジュゲート(感光剤−ペプチド)を用いた。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の感光剤は、特定領域の波長に露出することで活性化され、松脂抽出物とともに効果的に歯周疾患治療に用いる。上述の従来技術(例えば、抗生剤を用いた化学治療法)に比べて、感光剤は次のような長所を有する:(a)照射を介する活性化による効率的な治療効果;(b)長期間利用可能;(c)細胞毒性の不在;(d)低い処理濃度;(e)変形(例えば、物理的または化学的変形)を介する特定バクテリアへのタゲッティング。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の感光剤は、ALA(5−aminolevulinic acid)、ALA誘導体及びポルフィリン誘導体(porphyrin derivative)を含み、より好ましくは、ALA、5−ALA−誘導性プロトポルフィリンIX(5−ALA−induced protoporphyrin IX)、ヘマトポルフィリン誘導体(hematophorphyrin; HpD)、フォトジェム(Photogem)、ティンエチオプルプリン(tin etiopurpurin; SnET2)、モノ−1−アスパルチルクロリンe6(mono−1−aspartylchlorin e6; NPe6)、ベンゾポルフィリン誘導体(benzoporphyrinderivative; BPD)、メゾ−テトラ−(ヒドロキシフェニル)クロリン(meso−tetra−(hydroxyphenyl)chlorin; mTHPC)、ラダクロリン(radachlorin)、ALPcS4(aluminum tetrasulfophthalocyanine)及びTPPS(meso−tetra(sulphonatophenyl)porphine)を含み、最も好ましくはALAである。 本発明で用いる感光剤であるALAは、炭素5個の脂肪族化合物で生物体内にクロロフィル及びHemeを含む、すべてのテトラピロール(tetrapyrrole)生合成過程の必須的な前駆体として、生体内でテトラピロールは多くの段階を経てヘモグロビン、クロロフィル、ビタミンB12などの補酵素のヘム(Heme)に生合成され、下記化学式(1)に表示される: 前記ALAの生合成経路の特徴によって植物成長促進剤、除草剤、または殺虫剤など農業的に応用することができ、癌治療剤や脳腫瘍診断など医学的応用、そして化粧品添加物やHeme構造を含む酵素の生産など工学的に応用することができる。ALAは親環境的な生物農薬及び植物成長促進剤として、植物に処理時に植物の成長と発達を調節するが、ALAを低濃度で処理した場合に大根、インゲンマメ、麦、じゃがいも、ニンニク、稲、とうもろこしのような作物などにおいて無処理群より10〜60%生育が促進され、このような促進効果は、クロロフィル含量増加、光合性活性増大及び呼吸作用抑制を介して起因されるものと報告された。 医薬部門においてALAは、微生物抵抗性薬品及び皮膚癌治療剤など生物学的な活性物質として既に使用されていて、FDAで許容した悪性腫瘍治療用光力学治療法(Photodynamic theraphy、PDT)の光敏感剤として広く知られている。 ALAは、ヘム(Heme)生合成経路を介して前駆物質である光敏感剤(Phtosensitizer)プロトポルフィリン(protoporphyrin)IXを形成し、短い時間に作用した後に早期に代謝される。プロトポルフィリンIXが光敏感剤として活性化され始められると、蛍光を示し、細胞毒性を示すことになるが、これを活用して癌診断や治療の目的として使用される。 本発明で用いられるALAは、上記の多様な方法で製造されたものを使用し、例えば胚芽細胞を含むとうもろこし抽出物の糖醗酵及び分離精製法と触媒反応を用いた合成法研究を進行してALA成分を修得することができるが、これに限定されない。 本発明で用いるPDTの光ソースとしては、パルス赤外線及び可視光線が1〜3分間照射されて利用され、より好ましい波長は可視光線領域である660nmを用いた(参照:アメリカ登録特許第5、800、479号)。また、前記光ソースは、当業界でよく知られたソースを用い、例えば、LEDs(ligh−emitting diodes)、濾過された白色光ソース[例えば、白色灯、IPL(intense pulsed light)、蛍光チューブ、など]、低強度、狭小または広範囲な放電チューブなどがある。 本発明で用いる銅−ペプチド(Cu−GHK)は、GHK(Glycyl−Histidyl−リシン)に銅(copper)がキレートされたもので、人体内に存在する物質で、皮膚細胞の成長因子に機能し、主に組職を保護し、組職損傷による炎症を防止する。そして、損傷されたタンパク質を再生する過程とそのような損傷組職を正常組織に代替する皮膚組職再生の信号弾役割をする。すなわち、銅−ペプチドは、組職が損傷した場合に組職内の治癒と再生、そして組職を保護するフィードバック信号とすることができる。銅−ペプチドの知られた機能は以下である:(a)皮膚メタロプロテアーゼ(metalloproteinases)の活性増加;(b)しわ改善、コラーゲン及びエラスチンの生合成増加;(c)組職内の損傷防止、プロテオグリカン(proteoglycans)及びグリコサミノグリカン(glycosaminoglycans)の生成増加;(d)抗老化、皮膚のスーパーオキシドディスムターゼ(superoxide dismutases)を活性化させて皮膚の髄層で自由ラジカル(free radicals)を無毒化させて皮膚活性を増加させる;(e)損傷皮膚の改善、皮膚保護角質層を新しく復旧させて弾力を再生する機能;及び(f)脱毛防止。 前記銅−ペプチドは、銅とペプチドの結合物として毛嚢の皮膚再生と毛髪の再生に有効である。前記銅−ペプチドの投与による毛嚢大きさと毛髪増加率の増加は、血流の変化を介して毛嚢に適切な栄養を供給して太い毛幹を有した毛髪が早期に成長することで行われる。前記銅−ペプチドの一例として、GHK(Glycyl−Histidyl−リシン)に銅が結合した銅−ペプチド(Cu−GHK)は人体内タンパク質から抽出される非常に稀な連続物であって、コラーゲン、トロンボスポンジン(thrombospondin)、フィブリンα−チェーン、プロキニノーゲン(prokininogen)、complement C1q、インターロイキン 4(interleukin 4)、皮膚コラゲナーゼ(skin collagenase)、凝集因子XI(coagulation factor XI)及びSPARCのようなタンパク質から組み合わせた旺盛な状態で存在するが、主に組職を保護し、組職損傷による炎症を防止する。そして、損傷したタンパク質を再生させる過程と、そのような損傷組職を正常組職に代替させる組職再建の信号弾の役割をする。前記Cu−GHKは、組職が損傷した場合に組職内の治癒と再構成と組職を保護するフィードバック信号とすることができる。また、前記Cu−GHKは、皮膚再生能力が優れて傷治癒促進、皮膚弾力を強化し、皮下脂肪層を増加させて皮膚の老化現状を弱化させる役割をする。また、皮膚移植手術の成功率を高めることで、皮膚科において優れた物質として認められていて、GHK類似体(analogs)脂肪質の残余で毛髪濾胞大きさを増加させて毛髪成長を促進し、脱毛を減少させる役割をする。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲート(例えば、ALA−ペプチド)は共有結合を介して結合された化合物として、下記の化学式(2)または化学式(3)に表示される。 前記化学式(3)は、ALAのダイマー化(dimerization)が行われる化合物を示す。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲートは、化学式(1)に表示されるALAのヒドロキシ基(−OH)にペプチドが結合されて構成されている。 本発明の好ましい実現例によれば、前記ペプチドは、アラニン、グリシン、リシン、ヒスチジン、セリン、プロリン、ヒドロキシプロリン、スレオニン、アルギニン、グルタミン、メチオニン及びグルタミン酸からなる群から選択される同一であるか、相異する3〜7個のアミノ酸残基がアミド結合されたペプチドであって、より好ましくは3〜5個のアミノ酸残基が結合されたペプチド(例えば、グリシン−リシン−ヒスチジン、グリシン−ヒスチジン−リシン、グリシン−プロリン−ヒドロキシプロリン、アラニン−リシン−ヒスチジン、アラニン−ヒスチジン−リシン、リシン−ヒスチジン−リシンまたはリシン−アルギニン−リシン、リシン−スレオニン−スレオニン−リシン−セリン)であって、より好ましくは、3〜4個のアミノ酸残基が結合されたペプチドであって、最も好ましくは、3個のアミノ酸残基が結合されたペプチド(例えば、グリシン−ヒスチジン−リシン)である。 本明細書において、用語「ペプチド」は、ペプチド結合によりアミノ酸残基が互いに結合されて形成された線形分子を意味する。本発明のペプチドは、当業界に公知された化学的合成方法、特に、固相合成技術(solid−phase synthesis techniques)により製造されることができる(Merrifield, J.Amer.Chem.Soc.85:2149−54(1963);Stewart,etal.,Solid Phase Peptide Synthesis,2nd.ed.,Pierce Chem.Co.:Rockford,111(1984))。 好ましくは、前記ペプチドの末端は、アセチル基、フルオレニルメトキシカルボニル基、フォルミル基、パルミトイル基、ミリスチル基、ステアリル基及びポリエチレングリコール(PEG)で構成された群から選択される保護基が結合され、前記変形は天然(naturally occurring)ペプチドより安全性が高いペプチドを提供することができる。 上述のアミノ酸の変形は、本発明のペプチドの安全性を大きく改善する作用をする。本明細書において用語「安全性」は「インビボ」安全性だけでなく、保存安全性(例えば、常温保存安全性)も意味する。また、上述の保護基は、生体内のタンパク質の切断酵素の攻撃から本発明のペプチドを保護する作用をする。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲートは、光照射による感光剤の活性化を介してコンジュゲート内のペプチドの活性をもっと増進させる。 本明細書において用語「感光剤−ペプチドコンジュゲート」は、光照射を介して発毛改善または促進を誘発するか否かを検査するために用いる未知の物質を意味する。 本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲートは、光照射(好ましくは、LED照射)を介して光照射されなかった感光剤−ペプチドコンジュゲートと比較してより優れた発毛改善または促進効果(約3〜4倍増加)を示すが(参照:図6B及び図20B)、これは光照射により活性化された感光剤とペプチドが互いに相乗効果(synergistic effects)を示すことを意味する。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の有効成分である感光剤−ペプチドコンジュゲートは、1〜1,000mg/ml、より好ましくは、10〜500mg/ml、さらに好ましくは25〜250mg/ml、そして、最も好ましくは、50〜150mg/mlで用いられる。 一方、本発明の組成物は、追加的な天然抽出物の処理を介して発毛促進効果がさらに増大される。本発明の好ましい実現例によれば、本発明の組成物は、多様な天然抽出物をさらに含み、より好ましくは、升麻(Cimicifuga helacleifolia)、オウゴン(Baikl skullcap)またはツルニンジン(Lance Asiabell)抽出物を含み、最も好ましくは、ツルニンジン(Lance Asiabell)抽出物を含む。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲートは、上述の天然抽出物とともに処理される場合に光照射(好ましくは、LED照射)を介して光照射なしに、感光剤−ペプチドコンジュゲートのみを処理した場合と比較して約6倍以上のより優れた発毛改善または促進効果を示し、光照射が行われる感光剤−ペプチドコンジュゲートと比較して約2倍増加された発毛改善または促進効果を示すが(参照:図20B)、これは上述の天然抽出物が光照射により活性化された感光剤とペプチドの効果をさらに促進させることを意味する。 升麻(Cimicifuga helacleifolia)は、キンポウゲ科(Ranunculaceae)ファミリーに属する開化植物体として12〜18種からなり、北半球の温帯地域で自生する。大部分の升麻種の乾燥した根茎及び根はハーブ食餌補充剤(herbal dietary supplement)として広く用いられる。升麻(Cimicifuga Heracleofolia)の根は一般的に秋に収去して新鮮に、または乾燥して鎮痛剤、抗バクテリア剤、抗ウイルス剤、解熱剤及び鎭静剤として用いる。 オウゴン(Baikl skullcap; Scutella riabaicalensis)はウツボグサ科(Lamiaceae)に属する多年生草であって、全国各地の山すそで育つ薬草としても栽培されている。長さは約60であり、いくつかの四角い幹が根から出て、披針状の葉は対生し、端は平らで、唇模様の紫色花は7〜8月頃に幹端で総状の花の順をなしながら咲く。実は花房にあり丸くなっている。韓国にはスクテラリア属(Scutellaria)のタツナミソウ(S.indica)、陰タツナミソウ(S.fauriei)を含めて10余種が自生し、この草根を漢方として用い、種で繁殖する。前記オウゴンは熱を下げ、解毒の目的によく用いる薬剤であって根を採取して根皮をむくと、黄金のような黄色をしていて、身に熱毒があったり寒気などが頻繁に起きた場合に治療するものであって、主に肺の熱による症状に多用され、熱による喉の渇きと黄疸、赤痢、下痢、消化不良、黄蓮のように身体にある腫物や腫瘍、さらに悪くなって生じる背中挫瘡などを治療する。珍しく、一般的に用いられ、冷たい薬は妊婦には禁止される薬剤として分類されるが、オウゴンの場合は炒めれば姙娠中胎動不安などで苦しみを経験した際にも良い治療効果があるものと知られている。 ツルニンジン(Lance Asiabell; Codonopsis lanceolata Benth et Hook)は、キキョウ科(Campahutaceae)に属する多年生蔓性植物であって、免疫増強及び坑癌効果があると知られている。例えば、大韓民国公開特許公報第2003−57317号にリンパ球細胞の増殖と大食細胞でNOの調節、iNOS遺伝子発現及びサイトカイン発現の調節を介して滋養及び強壮効果の増強に寄与することができると記載し、大韓民国公開特許公報第2008−12812号には、ツルニンジンの熱水抽出物とエチルアルコール抽出物に癌細胞増殖抑制効果があると記載されていて、大韓民国公開特許公報第2006−88129号には、刺五加皮抽出物、ツルニンジン抽出物、マシュルーム抽出物及びマッタリきのこ抽出物を含み、免疫活性を向上する錠剤形機能性牛乳組成物が、大韓民国公開特許公報第2007−10963号には、ツルニンジンを含む多くの種類の生殖抽出物を有効成分として含む小陽人の免疫増強組成物が記載されている。また、大韓民国登録特許第10−1141779号には、ツルニンジンのサポニン分画が発毛または養毛を促進すると報告している。 本発明の組成物として用いる天然抽出物(例えば、升麻、オウゴンまたはツルニンジン抽出物)は、天産物に抽出溶媒を処理して修得する場合には、多様な抽出溶媒が用いられる。好ましくは、極性溶媒または非極性溶媒を用いることができる。極性溶媒として好適なものは、(i)水、(ii)アルコール(好ましくは、メタノール、エチルアルコール、プロパノール、ブタノール、ノーマルプロパノール、イソプロパノール、ノーマルブタノール、1−ペンタノール、2−ブトキシエタノールまたはエチレングリコール)、(iii)酢酸、(iv)DMFO(dimethyl−formamide)及び(v)DMSO(dimethyl sulfoxide)を含む。非極性溶媒として好適なものは、アセトン、アセトニトリル、エチルアセテート、メチルアセテート、フルオロアルカン、ペンタン、ヘキサン、2、2、4−トリメチルペンタン、デカン、サイクロヘキサン、サイクロペンタン、ジイソブチレン、1−ペンテン、1−クロロブタン、1−クロロペンタン、o−キシレン、ジイソプロピルエーテル、2−クロロプロパン、トルエン、1−クロロプロパン、コロロベンゼン、ベンゼン、ジエチルエーテル、ジエチルサルファイド、クロロホルム、ジクロロメタン、1、2−ジクロロエタン、アニリン、ジエチルアミン、エーテル、四塩化炭素及びTHFを含む。 より好ましくは、本発明で用いる抽出溶媒は、(a)水、(b)炭素数1〜4の無水または含水低級アルコール(メタノール、エチルアルコール、プロパノール、ブタノールなど)、(c)前記低級アルコールと水との混合溶媒、(d)アセトン、(e)エチルアセテート、(f)クロロホルム、(g)ブチルアセテイト、(h)1、3−ブチレングリコール、(i)ヘキサン、及び(j)ジエチルエーテルを含む。最も好ましくは、本発明の抽出物は、水を升麻、オウゴンまたはツルニンジン乾燥物に処理して熱水−処理に修得したものである。 本明細書において用いる用語「抽出物」は、上述のように、当業界で粗抽出物(crude extract)として通用する意味を有するが、広義的には抽出物を追加的に分画(fractionation)した分画物も含む。すなわち、升麻、オウゴン、またはツルニンジン抽出物は、上述の抽出溶媒を用いて得たものだけでなく、ここに精製過程を追加的に適用して得たものも含む。例えば、前記抽出物を所定の分子量カットオフ値を有する限外濾過膜を通過させて得た分画、多様なクロマトグラフィー(大きさ、電荷、疎水性または親和性による分離のために製作すること)による分離など、追加的に実施した多様な精製方法を介して得られた分画も本発明の升麻、オウゴンまたはツルニンジン抽出物に含まれる。 本発明で用いる升麻、オウゴンまたはツルニンジン抽出物は、減圧蒸溜及び凍結乾燥または噴霧乾燥などのような追加的な過程により粉末状態に製造される。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の組成物に追加的に添加される升麻、オウゴンまたはツルニンジン抽出物は、0.5〜100mg/ml、より好ましくは、0.5〜50mg/ml、さらに好ましくは1〜25mg/ml、そして最も好ましくは1〜10mg/mlで用いる。 人体の毛髪は、約10万〜15万個であって、それぞれの毛髪は、互いに異なった周期を有し、成長期(anagen)、退行期(catagen)及び休止期(telogen)を経て成長、脱落する。このような周期は、3〜6年にわたって繰り返されるが、その結果、一日当たり平均50〜100個の毛髪が正常に抜け出すことになる。脱毛機転はいまだに正確に明かされてないが、一般的に不均衡な食生活、過多な飲酒と喫煙、薬物服用、寝不足、過度なストレス、出産、更年期障害、頻繁なパーマと染色、ホルモンの不均衡などで起因するものと知られている。人の頭髪は、生え、育って抜ける作用が繰り返されながら所定密度を維持することになるが、上記の多様な原因により脱毛が進行される際には、先に脳天または額の方の髪の毛が細くなり、力がなくなって脱毛数が増加する。すなわち、毛髪は頭皮に根を有し血液から営養分を受けるが、長期間にかけて毛細管が縮小され、頭皮が薄くなって毛髪が正常に発育することができない状態となれば、その部位の髪の毛は次第に細くなりながら特定部位の髪の毛の寿命が短くなり、寿命が短くなった髪の毛は、容易に抜け出すだけでなく、上記のように髪の毛が抜け出した毛穴では、髪の毛が再び生えず、結局は鬢毛症状を見せる。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲートによる脱毛治療または改善は発毛促進または毛髪生成である。 下記の実施例で立証されたように、本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲートは、動物実験を介して毛髪の成長を非常に高く促進する機能を行う。よって、本発明の組成物は毛髪成長の改善または増大に非常に有効である。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の組成物は、(a)上述の本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲートの薬剤学的有効量;及び(b)薬剤学的に許容される担体を含む薬剤学的組成物である。 本明細書において用語「薬剤学的有効量」は、上述の感光剤−ペプチドコンジュゲートの効能または活性を達成するのに十分な量を意味する。 本発明の薬剤学的組成物に含まれる薬剤学的に許容される担体は、製剤時に通常的に用いるものとして、ラクトース、デキストロース、スクロス、ソルビトール、マンニトール、澱粉、アカシアゴム、リン酸カルシウム、アルギネート、ゼラチン、珪酸カルシウム、微細結晶性セルロース、ポリビニールピロリドン、セルロース、水、シロップ、メチルセルロース、メチルヒドロキシベンゾエート、プロピルヒドロキシベンゾエート、滑石、ステアリン酸マグネシウム及びミネラルオイルなどを含むが、これに限定されない。本発明の薬剤学的組成物は、前記成分以外に潤滑剤、湿潤剤、甘味剤、香味剤、乳化剤、懸濁剤、保存剤などをさらに含むことができる。好適な薬剤学的に許容される担体及び製剤は、Remington’s Pharmaceutical Sciences(19th ed.,1995)に詳細に記載している。 本発明の薬剤学的組成物は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができる方法によって、薬剤学的に許容される担体及び/または賦形剤を用いて製剤化することで、単位用量形態に製造されるか、または多用量容器内に内入させて製造される。このとき、剤形は、オイルまたは水性媒質中の溶液、懸濁液または乳化液の形態であるか、エキス剤、粉末剤、料粒剤、錠剤、カプセル剤またはゲル(例えば、ヒドロゲル)形態とすることができ、分散剤または安定化剤をさらに含むことができる。 また、本発明の組成物は、いかなる方法としても投与することができ、非経口[0020]または経口投与が可能であって、投与方法に応じて適切な剤形に製造される。本発明による組成物は、剤形によって通常の方法で製造されることができる。その剤形は、本発明の効果を発揮できるものであれば、特に限定されず、例えば、トニックなどの可溶化剤、乳液、クリームなどの乳化剤、軟膏、分散液、ゲル、エアゾール、ムースなどの任意の剤形を取ることができる。さらにその製品形態も、脱毛防止、発毛、育毛などの養毛効果を目的とするヘアケア用の医薬品、医薬部外品または化粧用品として、例えば発毛促進剤、育毛料、頭皮トリートメント剤、石鹸、ヘアトニック、シャンプー、リンス、ヘアーパック、ローション、コンディショナー、ヘアオイル、ムース、クリームなどの任意の形態を取ることができる。また、本発明の組成物は、固形剤、溶液剤、油剤、分散剤、ミッシェル、リポソーム、軟膏剤などの形態において用いることができ、経口または非経口で適用するのに好適な有機または無機担体または賦形剤が一緒に含まれる。本発明の組成物は、例えば、錠剤、散剤、ペレット剤、カプセル剤、座薬剤、溶液剤、油剤、懸濁剤、液剤、ゼリー及び使用するのに好適な任意の他形態に対して一般的に非毒性の製薬上許容される担体とともに混合することができる。使用可能な担体としては、固体状、半固体状または液体状のブドウ糖、乳糖、アラビアゴム、ゼラチン、マンニトール、澱粉ペースト、三珪酸マグネシウム塩、滑石、とうもろこし澱粉、角質、コロイド性シリカ、じゃがいも澱粉、ウレア、鎖長が中間程度であるトリグリセリド、デキストラン及び製剤の製造に使用するのに好適な他担体が含まれる。また、補助剤、安定化剤、増ちょう剤、着色剤及び香料剤が使用される。 本発明の他の態様によれば、本発明は、次の段階を含む光(light)照射を用いた発毛促進剤のスクリーニング方法を提供する: (a)動物皮膚で毛が除毛された部位に感光剤(photosensitizers)と結合したペプチド(感光剤−ペプチドコンジュゲート)を処理する段階と、 (b)前記除毛された部位に光照射を実施する段階と、 (c)前記除毛された部位で発毛改善または促進の程度を肉眼で観察する段階で、前記感光剤−ペプチドコンジュゲートが前記除毛された部位で発毛改善または促進を誘導する場合には、前記感光剤−ペプチドコンジュゲートが発毛促進剤として判断されることを特徴とするスクリーニング方法。 本発明の方法は、上述の本発明の感光剤−ペプチドコンジュゲートを有効成分として含んでいるので、この両者間に共通する内容は、本明細書の複雑性を避けるために、その記載を省略する。 本発明の方法によれば、まず、本発明の感光剤−ペプチドコンズゲイト(好ましくは、ALA−GHK)を動物の除毛部位に添加する。前記除毛された部位は特に制限せず、好ましくは動物の背中部位である。 続いて、前記除毛した部位に光照射を加える。 本発明の好ましい実現例によれば、本発明の組成物に有効成分として含まれる感光剤の活性化のためにLED照射を用いる。本発明のより好ましい実現例によれば、本発明の組成物に対する前記LED照射波長は長波長がさらに効果的であり、さらに好ましくは650〜675nmであり、最も好ましくは660nmである。 本発明のより好ましい実現例によれば、前記LED照射時間は5〜20分であり、さらに好ましくは5〜15分であり、最も好ましくは5〜7分である。本発明のより好ましい実現例によれば、前記LED照射距離は10cm以内であり、さらに好ましくは5cm以内であり、最も好ましくは2cm以内である。 最終的に、前記除毛した部位で、発毛改善または促進程度を肉眼で観察する。その結果、前記感光剤−ペプチドコンジュゲートが前記除毛した部位で発毛改善または促進を誘導する場合には、前記感光剤−ペプチドコンジュゲートが発毛促進剤として判断される。 本発明スクリーニング方法を言及しながら使用した用語「感光剤−ペプチドコンジュゲート」は、光照射を介して発毛改善または促進を誘発するか否かを検査するために、スクリーニングに用いる未知の物質として、感光剤に結合されたペプチドに応じて多様に製造することができる。 本発明のさらに他の態様によれば、本発明は、感光剤(photosensitizers)と結合したペプチド(感光剤−ペプチド)の薬剤学的有効量を含む組成物を対象(subject)に投与する段階を含む発毛改善または促進方法を提供する。 次に、本発明の特徴及び利点を要約する: (a)本発明は、感光剤−ペプチドコンジュゲートを有効成分として含む発毛改善または促進用組成物及び前記有効成分を用いた発毛促進剤のスクリーニング方法に関する。 (b)本発明の感光剤、好ましくは、ALAはLED照射により活性化され、より好ましくは、650〜675nmの長波長照射により活性化される。 (c)本発明のペプチドは、3〜7個のアミノ酸残基が結合されたペプチド(最も好ましくは、グリシン−ヒスチジン−リシン)で前記感光剤とともに、光照射を介して非常に優れた発毛改善または促進効果を示す。 (d)また、本発明の組成物は、追加的な天然抽出物(例えば、升麻、オウゴンまたはツルニンジン抽出物)の添加でさらに優れた効果を示す。 (e)よって、本発明の組成物は、銀、医薬、医薬外品、及び化粧品に非常に有利に適用されるようにする。ALA−ペプチド(GHK)のMALDI−TOF分析結果を示すグラフである。マウスなどを除毛した後に試料を処理した0日目の写真結果である。試料処理後、3日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、5日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、8日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。無処理群と比較して処理した試料の発毛促進効果を示す写真である。無処理群と比較して処理した試料の発毛促進効果を定量的に示したグラフ結果である。試料処理後、10日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、12日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、14日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、16日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、19日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、22日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、24日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。無処理群と比較してLED−Red+ALA−ペプチド(Ala2)処理群及びLED−Blue+ALA−ペプチド処理群の著しい発毛促進効果を示す写真結果である。無処理群と比較してLED−Blue+ALA処理群の脱毛現象を示す写真結果である。マウスなどを除毛後に試料処理した0日目の写真結果である。処理された試料は次のようである: 無処理群、Ala2(ALA−ペプチド)、LED−Red+Ala2、LED−Red+Ala2+升麻(1mg/ml)、LED−Red+Ala2+ツルニンジン(1mg/ml)、LED−Red+Ala2+オウゴン(1mg/ml)、LED−Blue+Ala2+升麻+ツルニンジン+オウゴン、LED−Red+Ala2+升麻+ツルニンジン+オウゴン及びLEDRed+Ala2+P&P複合体(complex)。前記P&P複合体は、タンパク質及びペプチドの複合体であって、IGF(2ppm)、SOD(2ppm)、チモシンベータ−4(Thymosin Beta−4; 2ppm)及びTGF−ベータ(2ppm)からなるタンパク質とケラチンスカルプペプチド(KeratinScalp Peptide; 20ppm)、エラスチンEssential&Hairペプチド(20ppm)及びチモペンチン(Thymopeptin; 20ppm)で構成されたペプチドを含む複合体である。試料処理後、3日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、5日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、7日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。無処理群と比較して処理した試料の発毛促進効果を示す写真である。無処理群と比較して処理した試料の発毛促進効果を定量的に示したグラフ結果である。表示:レーン1、無処理群;レーン2、Ala2(ALA−ペプチド);レーン3、LED−Red+Ala2;レーン4、LED−Red+Ala2+升麻(1mg/ml);レーン5、LED−Red+Ala2+ツルニンジン(1mg/ml);レーン6LED−Red+Ala2+オウゴン(1mg/ml);レーン7、LED−Blue+Ala2+升麻+ツルニンジン+オウゴン;レーン8、LED−Red+Ala2+升麻+ツルニンジン+オウゴン;及びレーン9、LED−Red+Ala2+P&P複合体(complex)。無処理群と比較して9日目に観察した試料の発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、11日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、13日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、15日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。試料処理後、17日目に観察した発毛促進効果を示す写真結果である。 以下、実施例を参照して本発明をさらに詳細に説明する。これら実施例は、単に本発明をより具体的に説明するためのものであって、本発明の要旨によって本発明の範囲がこれら実施例によって制限されないことは当業界で通常の知識を有する者において自明である。実験材料及び実験方法熱水抽出を介する天然抽出物の製造 升麻(Cimicifuga helacleifolia)、オウゴン(Baikl skullcap)及びツルニンジン(Lance Asiabell)乾燥物100gに、10倍用量の1次蒸溜水を入れて100℃から6時間の間に熱水抽出した後に濾過した。前記濾過した抽出物は、凍結乾燥を介して粉末化させた後、4℃で使用前まで保管した。粉末化した天然抽出物は、1mg/mlの濃度でマウス実験に使用した。 ALA(5−aminolevulini cacid)−ペプチド(GHK)の製造 フィルター(0.1μm; Sigma、USA)が付着したペプチド合成用のガラス反応器(DAEGWANGサイエンス、KOR)に2−クロロトリチル樹脂(2−Chlorotrityl resin; MERCK、USA)14.286g(置換率、1.40mmole/g; 20mmole)、Fmoc−Lys(Boc)−OH18.742g(40mmole; MERCK、USA)、DIEA(N、N−diisopropylethylamine)13.97ml(80mmole; MERCK、USA)を混合した後、MC(methylene chloride; MERCK、USA)400mlを添加して5時間以上間に反応させた。前記反応液に10mlメタノールを添加して10分間反応させた後に溶液をすべて除去した。MC、DMF(N、N−Dimethylformamide; MERCK、USA及びメタノールで順次に樹脂を洗浄した後に20%ピペリジン(MERCK、USA)400mlを加えて20分間2回反応させてFmoc基を除去した。Fmoc基を除去した後に再びMC及びDMFでトリチル樹脂を連続的に洗浄して溶液をすべて除去した。Fmoc基が除去される間にFmoc−His(Trt)−OH24.789g(40mmole; MERCK、USA)、HOBt(1−hydroxybenzotriazole; MERCK、USA)5.40g(40mmole)、DIC(diisopropylcarbodiimide; MERCK、USA)6.19ml(40mmole)を100mlのDMFに完全に溶かして40分間活性化させた。活性化させたFmoc−His(Trt)−OH/DMF溶液を、Fmocを除去した樹脂に添加した後300mlのDMFをさらに添加して5時間以上の間に反応させた。5時間以上反応後に溶液を完全に除去し、MC及びDMFで樹脂を連続的に洗浄した後に20%ピペリジン400mlを加えて20分間2回反応させ、Fmoc基を除去した。Fmoc基を除去した後、またMC及びDMFでトリチル樹脂を連続的に洗浄し、溶液をすべて除去した。Fmoc基が除去される間にFmoc−Gly−OH11.892g(40mmole; MERCK、USA)、HOBt5.40g(40mmole)、DIC6.19ml(40mmole)を100mlのDMFに完全に溶かして40分間活性化させた。活性化されたFmoc−Gly−OH/DMF溶液を、Fmocを除去した樹脂に添加した後に300mlのDMFをさらに添加して5時間以上間に反応させた。5時間以上反応後に溶液を完全に除去し、MC及びDMFで樹脂を連続的に洗浄した後に20%ピペリジン400mlを加えて20分間2回反応させてFmoc基を除去した。Fmoc基を除去した後、さらにMC及びDMFでトリチル樹脂を洗浄して溶液をすべて除去した。Fmoc基が除去される間にALA5.245g(40mmole; Sigma、St.Louis,mo,USA)を100mlのDMFで完全に溶かして40分間活性化させた。前記活性化させたAla/DMF溶液を、Fmocを除去した樹脂に添加した後、300mlのDMFをさらに添加して5時間以上の間に反応させた。5時間以上反応後、溶液を完全に除去し、MC、DMF及びMCで樹脂を洗浄した後、溶液を完全に除去した。溶液を除去した樹脂に95%TFA(Trifluoroaceti cacid)水溶液(MERCK、USA)600〜800mlを加えて3時間の間に反応させた後、溶液を別途の容器に収集した。冷蔵(4℃)エーテル(SIGMA、USA)に収集した溶液をゆっくり加えて沈澱を誘導し、冷凍室に20分間放置して溶液中のペプチドが完全に沈澱されるようにした。前記沈澱されたペプチドは、遠心分離を介して回収して残っているエーテルを完全に気化させた後に高速液体クロマトグラフィー(High performance Liquid chromatography、HPLC; WATERS、USA)を介して分析及び精製した。 ALA−ペプチド構造分析 MALDI−TOF(Matrix−Assisted Laser Desorption Ionization)機器は、Axima CFR、 Kratos機器を使用し、ケージ圧力は、8.0×10−4パスカン(Pascal)にセッティングし、線形モード(linear mode)でマトリックス(matrix)とともに、試料を96四角ウェル試料プレートに入れて分析した。分析に一緒に用いるマトリックスは、桂皮酸[Cinnamic Acid(a−cyano−4−hydroxycinamic acid(CHCA); CAS Number,28166−41−8)を使用した(参照:図1)。 ALA及びALA−ペプチド濃度 本発明の主要試験物質であるALA及びALA−ペプチドを純粋な水に、100mg/ml(100ppm)の濃度で溶かして使用した。 マウスを用いた毛髪成長促進効果 本研究のために、7週齡のC57BL/6Nマウス(中央実験動物、KOR)を使用し、C57BL/6Nマウスが2番目の退行期の時期に進入する生後49〜51日目にワックスを用いて背中の毛を完全に除去した。本試験物質の毛髪成長促進効果を確認するために、24日間、一日に1回ずつ処理した。より詳しくは、ALAとALA−ペプチドはLED照射前に3回にわたってスプレーし、LED処理群は5分間処理して確認した。本試験のための試験物質の造成は下記表1のようである。 実験結果マウスを用いた毛髪成長促進効果測定(1次試験) 本願発明のALA−ペプチドの毛髪成長効果を確認するためにマウスに処理した結果、無処理群、LED−Red照射群、LED−Red+ALA処理群、LED−Blue及びLED−Blue+ALA処理群から3日までは発毛の程度差がなかった(参照:図2及び図3)。しかし、試料処理5日後から試料による発毛促進効果が現われ始めた。特に、無処理群と比較してLED−Red+ALA−ペプチド処理群とLED−Blue+ALA−ペプチド処理群で肉眼から区別できる差が見えた(参照:図4)。試料処理8日後に、LED−Red+ALA−ペプチド処理群から明らかな発毛促進効果が観察され、無処理群と比較して約10倍の発毛促進効果を示した。また、LED−Blue+ALA−ペプチド処理群では、無処理群と比較して約7倍の発毛促進効果を示した(参照:図5、図6A及び図6B)。 驚くべきことに、LED−Red+ALA−ペプチドとLED−Blue+ALA−ペプチド処理群では、対照群と比較して有意な発毛促進効果による発毛量の増加効果が観察され、LED−Red+ALA−ペプチドで最も優れた発毛促進効果が観察された(参照:図7及び図8)。 持続的にLED−Red+ALA−ペプチドとLED−Blue+ALA−ペプチド処理を介して発毛促進効果を観察した結果、LEDRed+ALA−ペプチド処理群がLED−Blue+ALA−ペプチド処理群より優れた発毛促進効果を示すということを確認した(参照:図9ないし図14)。興味深く、LED−Blue+ALA処理群では、30日観察後に他の処理群と比較して著しい脱毛現象が観察された(参照:図15)。 マウスを使用した毛髪成長促進効果測定(2次試験) 本研究のために7週齡のC57BL/6Nマウスを使用し、C57BL/6Nマウスが2番目catagen(退行期)時期に進入する生後49〜51日目にワックスを用いて背中の毛を完全に除去した。本試験物質の毛髪成長促進効果を確認するために、24日間に、一日に1回ずつ処理した。より詳しくは、ALAとALA−ペプチドは、LED照射前に3回にわたってスプレーし、LED処理群は5分間処理して確認した。本試験のための試験物質の造成は下記表2のようである。 マウスを用いた毛髪成長効果を試験した結果、無処理群及びALA−ペプチド処理群では、発毛の程度差がほとんどなかった(参照:図16ないし図19)。 これと対照的に、LED−Red+ALA−ペプチドとLED−Red+ALA−ペプチド+升麻抽出物(1mg/ml)、LED−Red+ALA−ペプチド+ツルニンジン抽出物(1mg/ml)、LED−Red+ALA−ペプチド+オウゴン抽出物(1mg/ml)、LED−Red+ALA−ペプチド+升麻+ツルニンジン+オウゴン、LED−Blue+ALA−ペプチド+升麻+ツルニンジン+オウゴン、LED−Red+ALA−ペプチド+P&P複合体処理群では、無処理群と比較して発毛促進効果による著しい発毛量の増加効果が観察され、特に、LED−Red+ALA−ペプチド+ツルニンジン、LEDRed+ALA−ペプチド+升麻+ツルニンジン+オウゴン、LED−Blue+ALA−ペプチド+升麻+ツルニンジン+オウゴン及びLED−Red+ALA−ペプチド+P&P複合体で他の処理群と比較して発毛促進効果が非常に大きく観察された(参照:図20A、図20C、及び図21)。例えば、試料処理9日目の場合、無処理群と比較してLED−Red+ALA−ペプチド、LED−Red+ALA−ペプチド+升麻、LEDRed+ALA−ペプチド+ツルニンジン、LED−Red+ALA−ペプチド+オウゴン、LED−Blue+ALA−ペプチド+升麻+ツルニンジン+オウゴン、LED−Red+ALA−ペプチド+升麻+ツルニンジン+オウゴン、LED−Red+ALA−ペプチド+P&P複合体で著しい発毛促進効果が観察され、なによりも、LED−Red+ALA−ペプチド+ツルニンジンとLED−Red+ALA−ペプチド+升麻+ツルニンジン+オウゴンで無処理群と比較して18倍以上の発毛促進効果を示した(参照:図20B)。 以上、本発明の特定部分を詳細に記述したが、当業界の通常の知識を有する者において、このような具体的な技術は、単に好適な実現例であって、これに本発明の範囲が制限されないことは明白である。 したがって、本発明の実質的な範囲は、添付した請求項とその等価物によって定義される。 感光剤(photosensitizers)と結合したペプチド(感光剤−ペプチド)を有効成分として含むことを特徴とする発毛改善または促進用組成物。 前記感光剤は、ALA(5−aminolevulinic acid)、5−ALA−誘導性プロトポルフィリンIX(5−ALA−induced protoporphyrin IX)、ヘマトポルフィリン誘導体(hematophorphyrin; HpD)、フォトジェム(Photogem)、ティンエチオプルプリン(tin etiopurpurin; SnET2)、モノ−1−アスパルチルクロリンe6(mono−1−aspartyl chlorin e6; NPe6)、ベンゾポルフィリン誘導体(benzoporphyrin derivative; BPD)、メゾ−テトラ−(ヒドロキシフェニル)クロリン(meso−tetra−(hydroxyphenyl)chlorin; mTHPC)、ラダクロリン(radachlorin)、ALPcS4(aluminum tetrasulfophthalocyanine)、またはTPPS(mesotetra(sulphonatophenyl)porphine)であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 前記感光剤は、ALA(5−aminolevulinic acid)であることを特徴とする請求項2に記載の組成物。 前記感光剤は、LED(light−emitting diode)照射により活性化されることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 前記LED照射波長は、長波長であることを特徴とする請求項4に記載の組成物。 前記長波長は、650〜675nmの範囲であることを特徴とする組成物であることを特徴とする請求項5に記載の組成物。 前記LED照射距離は、2〜10cm以内であることを特徴とする請求項4に記載の組成物。 前記ペプチドは、アラニン、グリシン、リシン、ヒスチジン、セリン、プロリン、ヒドロキシプロリン、スレオニン、アルギニン、グルタミン、メチオニン及びグルタミン酸からなる群から選択される同一であるか、または異なる3〜7個のアミノ酸残基がアミド結合されたペプチドであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 前記ペプチドは、グリシン−リシン−ヒスチジン、グリシン−ヒスチジン−リシン、グリシン−プロリン−ヒドロキシプロリン、アラニン−リシン−ヒスチジン、アラニン−ヒスチジン−リシン、リシン−ヒスチジン−リシン、リシン−アルギニン−リシン、またはリシン−スレオニン−スレオニン−リシン−セリンであることを特徴とする請求項8に記載の組成物。 前記ペプチドは、グリシン−リシン−ヒスチジンであることを特徴とする請求項9に記載の組成物。 前記組成物は、升麻(Cimicifuga helacleifolia)、オウゴン(Baikl skullcap)またはツルニンジン(Lance Asiabell)抽出物をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の組成物。 次の段階を含む光(light)照射を用いた発毛促進剤のスクリーニング方法: (a)動物皮膚で毛が除毛された部位に感光剤(photosensitizers)と結合したペプチド(感光剤−ペプチドコンジュゲート)を処理する段階と、 (b)前記除毛された部位に光照射を実施する段階と、 (c)前記除毛された部位で発毛改善または促進の程度を肉眼で観察する段階とで、前記感光剤−ペプチドコンジュゲートが前記除毛された部位で発毛改善または促進を誘導する場合には、前記感光剤−ペプチドコンジュゲートが発毛促進剤として判断されることを特徴とするスクリーニング方法。 前記感光剤は、ALA(5−aminolevulinic acid)、5−ALA−誘導性プロトポルフィリンIX(5−ALA−induced protoporphyrin IX)、ヘマトポルフィリン誘導体(hematophorphyrin; HpD)、フォトジェム(Photogem)、ティンエチオプルプリン(tin etiopurpurin; SnET2)、モノ−1−アスパルチルクロリンe6(mono−1−aspartyl chlorin e6; NPe6)、ベンゾポルフィリン誘導体(benzoporphyrinderivative; BPD)、メゾ−テトラ−(ヒドロキシフェニル)クロリン(meso−tetra−(hydroxyphenyl)chlorin; mTHPC)、ラダクロリン(radachlorin)、ALPcS4(aluminum tetrasulfophthalocyanine)またはTPPS(mesotetra(sulphonatophenyl)porphine)であることを特徴とする請求項12に記載のスクリーニング方法。 前記感光剤は、ALA(5−aminolevulinic acid)であることを特徴とする請求項13に記載のスクリーニング方法。 前記感光剤は、LED(light−emitting diode)照射により活性化されることを特徴とする請求項12に記載のスクリーニング方法。 前記LED照射波長は、長波長であることを特徴とする請求項15に記載のスクリーニング方法。 前記長波長は、650〜675nmの範囲であることを特徴とする請求項16に記載のスクリーニング方法。 前記LED照射距離は、2〜10cm以内であることを特徴とする請求項15に記載のスクリーニング方法。 前記ペプチドは、アラニン、グリシン、リシン、ヒスチジン、セリン、プロリン、ヒドロキシプロリン、スレオニン、アルギニン、グルタミン、メチオニン及びグルタミン酸からなる群から選択される同一であるか、または異なる3〜7個のアミノ酸残基がアミド結合されたペプチドであることを特徴とする請求項12に記載のスクリーニング方法。 前記ペプチドは、グリシン−リシン−ヒスチジン、グリシン−ヒスチジン−リシン、グリシン−プロリン−ヒドロキシプロリン、アラニン−リシン−ヒスチジン、アラニン−ヒスチジン−リシン、リシン−ヒスチジン−リシン、リシン−アルギニン−リシン、またはリシン−スレオニン−スレオニン−リシン−セリンであることを特徴とする請求項19に記載のスクリーニング方法。 前記ペプチドは、グリシン−リシン−ヒスチジンであることを特徴とする請求項20に記載のスクリーニング方法。 感光剤(photosensitizers)と結合したペプチド(感光剤−ペプチド)の薬剤学的有効量を含む組成物を対象(subject)に投与する段階を含むことを特徴とする発毛改善または促進方法。 前記感光剤は、ALA(5−aminolevulinic acid)、5−ALA−誘導性プロトポルフィリンIX(5−ALA−induced protoporphyrin IX)、ヘマトポルフィリン誘導体(hematophorphyrin; HpD)、フォトジェム(Photogem)、ティンエチオプルプリン(tin etiopurpurin; SnET2)、モノ−1−アスパルチルクロリンe6(mono−1−aspartyl chlorin e6; NPe6)、ベンゾポルフィリン誘導体(benzoporphyrin derivative; BPD)、メゾ−テトラ−(ヒドロキシフェニル)クロリン(meso−tetra−(hydroxyphenyl)chlorin; mTHPC)、ラダクロリン(radachlorin)、ALPcS4(aluminum tetrasulfophthalocyanine)、またはTPPS(mesotetra(sulphonatophenyl)porphine)であることを特徴とする請求項22に記載の方法。 前記感光剤は、ALA(5−aminolevulinic acid)であることを特徴とする請求項23に記載の方法。 前記感光剤は、LED(light−emitting diode)照射により活性化されることを特徴とする請求項22に記載の方法。 前記LED照射波長は、長波長であることを特徴とする請求項25に記載の方法。 前記長波長は、650〜675nmの範囲であることを特徴とする組成物であることを特徴とする請求項26に記載の方法。 前記LED照射距離は、2〜10cm以内であることを特徴とする請求項25に記載の方法。 前記ペプチドは、アラニン、グリシン、リシン、ヒスチジン、セリン、プロリン、ヒドロキシプロリン、スレオニン、アルギニン、グルタミン、メチオニン及びグルタミン酸からなる群から選択される同一であるか、または異なる3〜7個のアミノ酸残基がアミド結合されたペプチドであることを特徴とする請求項22に記載の方法。 前記ペプチドは、グリシン−リシン−ヒスチジン、グリシン−ヒスチジン−リシン、グリシン−プロリン−ヒドロキシプロリン、アラニン−リシン−ヒスチジン、アラニン−ヒスチジン−リシン、リシン−ヒスチジン−リシン、リシン−アルギニン−リシン、またはリシン−スレオニン−スレオニン−リシン−セリンであることを特徴とする請求項29に記載の方法。 前記ペプチドは、グリシン−リシン−ヒスチジンであることを特徴とする請求項30に記載の方法。 前記組成物は、升麻(Cimicifuga helacleifolia)、オウゴン(Baikl skullcap)またはツルニンジン(Lance Asiabell)抽出物をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。 本発明は、感光剤−ペプチドコンジュゲートを有効成分として含む発毛改善または促進用組成物及び前記有効成分を用いた発毛促進剤のスクリーニング方法に関する。本発明の感光剤、好ましくは、ALAはLED照射により活性化され、より好ましくは650〜675nmの長波長照射により活性化される。本発明のペプチドは、3〜7個のアミノ酸残基が結合したペプチド(最も好ましくは、グリシン−ヒスチジン−リジン)で、前記感光剤とともに光照射を介して非常に優れた発毛改善または促進効果を示す。また、本発明の組成物は、追加的な天然抽出物(例えば、升麻、オウゴンまたはツルニンジン抽出物)の添加でさらに優れた効果を示す。したがって、本発明の組成物は、医薬、医薬外品及び化粧品に非常に有利に適用される。


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