生命科学関連特許情報

タイトル:公表特許公報(A)_薬物送達のための絹リザーバー
出願番号:2015501723
年次:2015
IPC分類:A61L 31/00,A61K 38/00,A61K 45/00,A61K 31/522,A61K 31/37,A61K 31/573,A61K 31/137,A61K 31/606,A61K 31/196,A61K 31/60,A61K 31/4422,A61K 31/401,A61K 31/64,A61K 31/18,A61K 31/5377,A61K 31/517,A61K 31/4433,A61K 31/49,A61K 31/167,A61K 31/34,A61K 31/138,A61K 31/4365,A61K 31/5513,A61K 38/23,A61K 38/04,A61K 31/7048,A61K 31/675,A61K 31/4402,A61K 31/451,A61K 39/02,A61K 39/12,A61K 31/43,A61K 31/545,A61K 31/713,A61K 31/7088,A61K 48/00,A61K 31/5415,A61K 31/13,A61P 25/28,A61P 25/00,A61P 25/18


特許情報キャッシュ

カプラン, デイビッド エル. ユセル, トゥナ ラベット, マイケル エル. ワン, シャオチン JP 2015510818 公表特許公報(A) 20150413 2015501723 20130311 薬物送達のための絹リザーバー トラスティーズ オブ タフツ カレッジ 500356887 山本 秀策 100078282 森下 夏樹 100113413 カプラン, デイビッド エル. ユセル, トゥナ ラベット, マイケル エル. ワン, シャオチン US 61/613,185 20120320 A61L 31/00 20060101AFI20150317BHJP A61K 38/00 20060101ALI20150317BHJP A61K 45/00 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/522 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/37 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/573 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/137 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/606 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/196 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/60 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/4422 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/401 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/64 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/18 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/5377 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/517 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/4433 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/49 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/167 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/34 20060101ALI20150317BHJP A61K 31/138 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TA61K37/02A61K45/00A61K31/522A61K31/37A61K31/573A61K31/137A61K31/606A61K31/196A61K31/60A61K31/4422A61K31/401A61K31/64A61K31/18A61K31/5377A61K31/517A61K31/4433A61K31/49A61K31/167A61K31/34A61K31/138A61K31/4365A61K31/5513A61K37/30A61K37/43A61K31/7048A61K31/675A61K31/4402A61K31/451A61K39/02A61K39/12A61K31/43A61K31/545A61K31/713A61K31/7088A61K48/00A61K31/5415A61K31/13A61P25/28A61P25/00A61P25/18 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,RW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BN,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PA,PE,PG,PH,PL,PT,QA,RO,RS,RU,RW,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC US2013030206 20130311 WO2013142119 20130926 76 20141029 4C081 4C084 4C085 4C086 4C206 4C081AC06 4C081AC09 4C081BA16 4C081BB06 4C081CD112 4C081DA03 4C081EA01 4C084AA13 4C084AA17 4C084BA44 4C084DA36 4C084DB09 4C084DB31 4C084NA13 4C084ZA022 4C084ZA052 4C084ZA082 4C084ZA292 4C084ZA362 4C084ZA422 4C084ZA542 4C084ZA612 4C084ZA732 4C084ZB112 4C084ZB262 4C084ZB352 4C084ZC202 4C084ZC412 4C085AA03 4C085BA07 4C085BA51 4C085CC07 4C085CC08 4C085EE01 4C086AA01 4C086BA19 4C086BC07 4C086BC17 4C086BC21 4C086BC25 4C086BC26 4C086BC32 4C086BC50 4C086BC56 4C086BC79 4C086BC85 4C086BC89 4C086CA01 4C086CB07 4C086CB17 4C086CB26 4C086CC04 4C086CC14 4C086DA10 4C086DA17 4C086DA35 4C086EA11 4C086EA16 4C086GA02 4C086GA07 4C086GA10 4C086GA12 4C086GA16 4C086MA01 4C086MA02 4C086MA04 4C086MA05 4C086NA13 4C086ZA02 4C086ZA05 4C086ZA08 4C086ZA16 4C086ZA18 4C086ZA29 4C086ZA36 4C086ZA42 4C086ZA54 4C086ZA61 4C086ZA73 4C086ZB11 4C086ZB26 4C086ZB35 4C086ZC20 4C086ZC41 4C206AA01 4C206FA08 4C206FA12 4C206FA19 4C206FA29 4C206FA31 4C206GA19 4C206GA31 4C206JA01 4C206MA01 4C206MA02 4C206MA04 4C206MA05 4C206NA13 4C206ZA02 4C206ZA16 4C206ZA18 4C206ZA36 4C206ZA42 4C206ZA61 4C206ZB11 4C206ZC41 関連出願への相互参照 本願は、米国特許法第119条(e)項の下、2012年3月20日に出願された米国仮特許出願第61/613,185号の利益を主張し、この米国仮特許出願の全体の内容は、本明細書中に参考として援用される。 技術分野 本開示は、治療剤(複数可)などの分子を持続送達するための絹組成物、ならびにこれを作製および使用する方法に関する。開示される組成物および方法は、繰り返しの、または頻繁な投与を必要とする治療剤を投与するのに使用することができる。 背景 治療剤の有効性は、一般に、患者コンプライアンスによって制限される。時折、患者コンプライアンスは、不便であるか、または患者に不快感を引き起こす処置によって妨げられる。重要なことに、ある特定の治療剤は、その血漿濃度が最低濃度未満に下がると有害な効果を有する。患者コンプライアンスを増大させるいくつかの徐放製剤が利用可能であるが、大部分は、ポリ(乳酸−コ−グリコール酸)(PLGA)を使用し、これは、その加工に危険な有機溶媒および高温を必要とする。このような有機溶媒は、環境的に望ましくないだけでなく、これらの残量が最終製品中に存在する場合がある。さらに、PLGAポリマーの加水分解性分解副産物は、酸であり、これは、炎症および活性成分の分解を引き起こし得る。したがって、危険な有機溶媒の使用を最小限にする様式で製造される治療剤(複数可)の持続送達をもたらす、潜在的に炎症性の分解副産物を欠く改善された医薬組成物の必要性がある。 分野 本開示は、治療剤(複数可)の持続送達をもたらす絹ベース薬物送達組成物を提供する。患者コンプライアンスを促すことに加えて、このような絹ベース薬物送達組成物は、優れた生体適合性および非炎症性分解産物、例えば、ペプチドおよびアミノ酸などを呈する。したがって、担体として徐放医薬製剤中に絹を使用することの潜在性は、酸性分解副産物を伴う他のポリマー製剤(例えば、PLGA)と比較して、免疫応答を最小限にし、活性成分の安定性を増強することができる。絹組成物は、完全に水性ベースの溶媒中で加工することができる。したがって、このような絹ベース薬物送達組成物は、PLGAベース徐放製剤の調製において使用される危険な有機溶媒の使用を回避する。一般に、本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物は、絹フィブロインを含む実質的に絹のリザーバーインプラントまたは絹の注射用リザーバー中に封入された治療剤を含み、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの両端は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するために閉じられている。さらに、絹ベース薬物送達組成物は、in vivoで治療剤を持続送達することができる。 一態様では、本開示は、治療剤の送達用絹ベース薬物送達組成物を調製するための方法を提供する。本方法は、絹フィブロインから絹チューブを形成するステップと、絹チューブに治療剤を装填するステップと、治療剤がその中に封じ込められるように絹チューブの両端を閉じるステップとを含む。閉じられたチューブの両端は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するために、絹溶液などのポリマー溶液で被覆することができる。 限定(limitaitons)することなく、絹チューブを形成するのに、当業者に公知の任意の方法を使用することができる。いくつかの実施形態では、絹リザーバーインプラント用または絹注射用リザーバー用絹チューブは、ゲル紡糸によって作製される。ゲル紡糸では、絹フィブロイン溶液が、水平方向に同時に往復運動される回転マンドレル上に送達される。絹フィブロインは、マンドレル上にコーティングを形成する。このプロセスは、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーにとって所望の数値のコーティング層または壁厚を得るために、必要な回数繰り返すことができる。 いくつかの実施形態では、絹リザーバーインプラント用または絹注射用リザーバー用絹チューブは、本明細書でフィルム紡糸(filk−spinning)と呼ばれるゲル紡糸技法の新規かつ非自明の改良によって作製される。フィルム紡糸では、絹フィブロイン溶液が、水平方向に同時に往復運動される回転マンドレル上に送達される。絹フィブロインは、マンドレル上にコーティングを形成し、絹コーティングは、マンドレルが回っている間に熱で処理される。このプロセスは、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーにとって所望の数値のコーティング層または壁厚を得るために、必要な回数繰り返すことができる。 いくつかの実施形態では、絹リザーバーインプラント用または絹注射用リザーバー用絹チューブは、ディップコーティングで作製される。ディップコーティングでは、選択された直径のロッドが、絹フィブロインの溶液と接触され、すなわち、この溶液中に浸漬され、それによって、ロッド上にコーティングが形成される。次いでコーティングは、乾燥され、ロッドから取り出され、それによって絹フィブロインを含む管状(tubukar)組成物のチューブが調製される。この被覆プロセスは、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーにとって所望の数値の壁厚のコーティング層を得るために、必要な回数繰り返すことができる。 上述の方法を使用して調製される絹ベース薬物送達組成物も、本発明において提供される。 別の態様では、医薬組成物が本発明において提供される。医薬組成物は、本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物、および薬学的に許容される賦形剤を含む。 本開示は、絹ベース薬物送達組成物、および使用するための指示書を含むキットも提供する。 さらに別の態様では、治療剤をin vivoで持続送達するための方法が、本発明において提供されている。本方法は、対象に、本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物を投与するステップを含む。患者に投与するために、絹ベース薬物送達組成物は、薬学的に許容される賦形剤または担体を用いて製剤化することができる。治療剤は、ある時間にわたって治療有効量で送達することができる。 さらに別の態様では、対象における統合失調症または双極性障害を処置するための方法が、本発明において提供される。本方法は、それを必要とする対象に、本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物を投与するステップを含む。統合失調症または双極性障害を処置するために、治療剤は、2−[4−[3−[2−(トリフルオロメチル)−10H−フェノチアジン−10−イル]プロピル]ピペラジン−1−イル]エタノール(フルフェナジン)とすることができる。フルフェナジンを、ある時間にわたって治療有効量で送達することができる。 なおさらに別の実施形態では、対象におけるアルツハイマー病を処置するための方法が、本発明において提供される。本方法は、それを必要とする対象に、本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物を投与するステップを含む。アルツハイマー病を処置するために、治療剤は、3,5−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−アミン(3,5−ジメチルアダマンタン−1−アミン、またはメマンチン)とすることができる。メマンチンを、ある時間にわたって治療有効量で送達することができる。 さらに別の態様では、絹フィブロインから絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを調製するための方法が、本発明において提供されている。本方法は、その軸に沿って回転されながら、同時に水平方向に往復運動されるマンドレル上に絹フィブロイン溶液を送達して、その上に絹コーティングを形成するステップを含む。絹コーティングは、マンドレルが回転している間に熱で処理されて、絹フィルムを形成する。任意選択により、送達ステップおよび熱処理ステップは、所望の数値のコーティング層、壁厚、または他の所望の性質を得るために、必要な回数繰り返すことができる。1つを超えるコーティングが適用される場合、すべてのコーティングの厚さは、同じであっても、すべて異なっても、またはこれらの任意の組合せであってもよい。さらに、2つの隣接するコーティングの厚さは、同じであっても、異なっていてもよい。図1は、本開示のフィルム紡糸された絹チューブを調製するために使用されるフィルム紡糸セットアップの概略図を例示する図である。特に、「A」は、温度制御装置を指し、「B」は、チューブオーブンを指し、「C」は、ワイヤを指し、「D」は、ドリルチャックを指し、「E」は、ベアリングを指し、「F」は、シャフトを指し、「G」は、AC歯車モーターを指し、「H」は、シリンジポンプを指し、「I」は、高さ調整可能なスタンドを指し、「J」は、スライドを指す。図2は、煮沸時間の増大に伴う5wt%の絹水溶液(治療剤を欠く)の粘度の変化を例示する図である。図3Aは、チューブ加工が変更されたフィルム紡糸された絹チューブ(治療剤を欠く)のパーセント水性膨潤を例示する棒グラフである。群AおよびCは、5コート毎後にメタノール処理した。残りの群(群B、D〜G)は、メタノール処理しなかった。各被覆ステップ後に、異なる熱処理条件(温度および継続時間)を、異なる群に適用した。熱処理の温度および継続時間は、群A、B、E〜Gについて5分にわたって67±3℃であり、群CおよびDについて15分にわたって47±3℃であった。エラーバーは、平均値(n=3)からの標準偏差を表すことに留意されたい。図3Bは、上述した群A〜Gについての、1週間のインキュベーション期間後のPBS中のフィルム紡糸された絹チューブ(治療剤を欠く)のパーセント分解を例示するグラフである。図4は、PBS中の2.5mg、5.0mg、または10.0mgのメマンチンを含有し、0.5mmまたは1.7mmの壁厚を有する絹リザーバーインプラント組成物をインキュベートした後の経時的なメマンチンのin vitroパーセンテージ累積放出を例示するグラフである。試料A、B、およびCについての絹インプラント壁厚は、0.5mmであり、一方、メマンチン装填値はそれぞれ、2.5mg、5.0mg、および10.0mgであった。試料D、E、およびFについての絹インプラント壁厚は、1.7mmであり、一方、メマンチン装填値はそれぞれ、2.5mg、5.0mg、および10.0mgであった。図5は、絹リザーバーインプラントからのin vitroおよびin vivoメマンチン放出の、メマンチンを均質に封入した絹組成物(均質なインプラント)からのin vivoメマンチン放出、およびメマンチン食塩液(陽性対照)の単回注射からのin vivo放出との時間展開の比較を示す合成グラフである。in vivoデータは、ラットの皮下にメマンチン20mgを投与した後の血漿メマンチン濃度(ng/mL)を表す。メマンチン20mgが装填された絹リザーバーインプラント組成物からのメマンチンのin vitro放出速度を、μg/日で報告した。図6は、PBS中の経時的な、フルフェナジンを3mgまたは10mg含有し、0.5mmの壁厚を有する絹注射用リザーバー組成物からのフルフェナジンのin vitroパーセンテージ累積放出およびin vitro放出速度を例示するグラフである。図7は、(A)フィルム紡糸された絹チューブ(ID×OD×L=2.5mm×3.5mm×10mmまたは2.5mm×5.9mm×10mm)(B)薬物装填およびクランピング後の絹チューブ、(C)絹−薬物リザーバーインプラント、(D)注射用絹−薬物リザーバー(ID×OD×L=1.5mm×2.0mm×18mm)。(E)均一な絹コーティングの多重層を示すフィルム紡糸された絹チューブのSEM断面マイクログラフの写真である。 詳細な説明 一態様では、絹ベース薬物送達組成物、およびこれを調製するための方法が本明細書に記載されている。絹ベース薬物送達組成物は、絹フィブロインを含む絹−フィブロインベースチューブ内に封入された治療剤を含み、絹チューブの両端は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するために閉じられ/封じ込められている。薬物送達組成物は、in vivoで治療剤の制御放出または徐放を可能にする。 いくつかの実施形態では、薬物送達組成物、すなわち、閉じられた両端を有する絹−フィブロインベースチューブは、カプセル様組成物と見なすことができ、カプセルは、絹−フィブロイン製であり、治療剤の量の少なくとも一部は、フィルム紡糸された絹チューブの管腔内に存在することを当業者は認識するはずである。したがって、いくつかの実施形態では、治療剤の少なくとも5%(例えば、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、または少なくとも98%)が、フィルム紡糸された絹チューブの管腔内に存在する。いくつかの実施形態では、治療剤の全量が薬物送達組成物の管腔内に存在する。限定することなく、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーは、断面を有し得る。例えば、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの断面は、例えば、限定することなく、円形、実質的に円形、長円形、実質的に長円形、楕円、実質的に楕円、三角形、実質的に三角形、正方形、実質的に正方形、六角形、実質的に六角形などであり得る。いくつかの実施形態では、治療剤の量の少なくとも一部は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの壁内に存在する。 いくつかの実施形態では、第2の治療剤を、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの壁内に分散させることができる。第2の治療剤は、封入および/または分散に使用される特定の方法に適した任意の形態で存在し得る。例えば、第2の治療剤は、固体、液体、またはゲルの形態であり得る。いくつかの実施形態では、治療剤は、粉末またはペレットの形態であり得る。いくつかの実施形態では、治療剤は、絹チューブを形成する前に絹溶液中に分散させ、または封入することができる。いくつかの実施形態では、治療剤は、絹チューブを形成した後に絹溶液または絹チューブ中に分散させ、または封入することができる。例えば、治療剤は、例えば、米国仮出願第61/545,786号、国際出願第WO/2011/109691号、および米国特許第8,178,656号に記載されたように、例えば、装填前または装填後の絹フィブロイン溶液によって絹チューブ壁内に均質に、もしくは不均質に分散させ、または例えば、米国特許出願第US2007/0212730号に記載されたカルボジイミド媒介変更方法を使用して、勾配で分散させることができる。いくつかの実施形態では、第2の治療剤は、例えば、ジアゾニウムカップリング反応(例えば、米国特許出願第US2009/0232963を参照されたい)、および/またはアビジン−ビオチン相互作用(例えば、国際出願第WO2011/011347号を参照されたい)を介して、絹チューブ壁の表面上に被覆することができる。いくつかの実施形態では、第2の治療剤は、例えば、加工して絹チューブにする前に絹溶液中に治療剤をブレンドすることによって絹チューブ壁内に封入することができる。例えば、その内容が参照により本明細書に組み込まれている、米国特許第8,187,616号、ならびに米国特許出願第US2008/0085272号、同第US2010/0028451号、同第US2012/0052124号、同第US2012/0070427号、および同第US2012/0187591号を参照されたい。いくつかの実施形態では、治療剤は、例えば、治療剤を含む融合タンパク質を生成するように絹を遺伝的に操作することによって、絹タンパク質との融合タンパク質の形態で存在し得る。 一般に、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーは、望まれる任意の長さを有し得る。例えば、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの長さは、約1mm〜約10cmであり得る。いくつかの実施形態では、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの長さは、約1mm〜約5cmであり得る。 一理論に束縛されることを望むことなく、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの壁厚は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー内に封入された治療剤の放出速度に影響し得ることが考えられる。したがって、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーは、放出の所望の速度をもたらす壁厚を有するように選択することができる。例えば、壁厚は、約50μm〜約5mmの範囲となり得る。いくつかの実施形態では、壁厚は、約50μm〜約500μm、約50μm〜約1,000μm、約200μm〜約300μm、約600μm〜約800μm、約200μm〜約800μm、約300μm〜約700μm、約400μm〜約600μm、または約500μmであり得る。いくつかの実施形態では、壁厚は、約1,000μm超とすることができる。いくつかの実施形態では、壁厚は、約100μm未満とすることができる。いくつかの実施形態では、壁厚は、約0.25mm、約0.5mm、約0.75mm、約0.9mm、約1.0mm、または約1.7mmとすることができる。 絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーは、それを通して延在する管腔を有し得る。管腔は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの断面と同じ断面、または絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの断面と異なる断面を有し得る。例えば、管腔の断面は、円形、実質的に円形、長円形、実質的に長円形、楕円、実質的に楕円、三角形、実質的に三角形、正方形、実質的に正方形、六角形、実質的に六角形などであり得る。 いくつかの実施形態では、管腔は、直径を有する。直径は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの調製に使用される回転マンドレルの直径とおよそ同じとすることができる。直径は、管腔の長さに沿って変更し得ることが理解される。限定することなく、直径は、約100nm〜約10mmであり得る。いくつかの実施形態では、直径は、約1mm〜約5mm、約1mm〜約3mm、約3mm〜約5mm、約2mm〜約4mm、約1mm、約2mm、約3mm、約4mm、または約5mmであり得る。いくつかの実施形態では、直径は、約5mm超とすることができる。いくつかの実施形態では、直径は、約1mm未満とすることができる。いくつかの絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの他の実施形態では、約20mm未満、例えば、約10mm未満、または約5mm未満の直径。 一般に、ある時間にわたって所望の量の放出をもたらすために、任意の量の治療剤を絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー内に装填することができる。例えば、約0.1mg〜約1000mgの治療剤を、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー内に装填することができる。いくつかの実施形態では、組成物内の治療剤の量は、範囲約0.001%(w/w)〜最大95%(w/w)、好ましくは、約5%(w/w)〜約75%(w/w)、最も好ましくは、約10%(w/w)〜約60%(w/w)から選択される。 いくつかの実施形態では、絹ベース薬物送達組成物内の治療剤の量は、治療剤の一投与量に推奨される量より多い。例えば、治療剤の推奨される投与量がX量である場合、絹ベース薬物送達組成物は、X量より1.25、1.5、1.75、2、2.5、3、4、5、6、7、8、9、10倍、またはそれ以上高い量を含み得る。一理論に束縛されることを望むことなく、これにより、絹ベース薬物送達組成物を用いずに投与される治療剤の複数の投与で得られる治療効果と同様の治療効果を得るように治療剤を投与することが可能になり得る。本明細書において、用語「治療効果」は、結果が望ましく、有益であると判断される処置の帰趨を指す。 本発明者らは、絹ベース薬物送達組成物は、治療剤の治療効果の継続時間を増大させることもできることも発見した。したがって、絹ベース薬物送達組成物は、治療剤の一投与量に推奨される量より少ない量で治療剤を含み得る。例えば、治療剤の推奨される投与量がX量である場合、絹ベース薬物送達組成物は、X/2、X/3、X/4、X/5、X/6、X/7、X/8、X/9、X/10、またはそれ未満である量を含み得る。一理論に束縛されることを望むことなく、これにより、絹ベース薬物送達組成物を用いずに投与されるより高い投与量と同様である治療効果を得るようにより少ない投与量の治療剤を投与することが可能になり得る。 いくつかの実施形態では、絹ベース薬物送達組成物内の治療剤の量は、治療剤の一投与量に推奨される量と等しい。例えば、治療剤の推奨される投与量がX量である場合、絹ベース薬物送達組成物は、X量の治療剤を含む。一理論に束縛されることを望むことなく、これにより、より長い時間にわたって治療効果を得るように治療剤のより少ない頻度の投与が可能になり得る。 本明細書において、用語「持続送達」は、投与後のある時間にわたるin vivoまたはin vitroでの治療剤の連続送達を指す。例えば、徐放は、少なくとも数日、1週間、または数週間の期間にわたって行われ得る。in vivoでの作用物質の持続送達は、例えば、経時的な作用物質の継続した治療効果によって実証することができる。代わりに、作用物質の持続送達は、経時的なin vivoでの作用物質の存在を検出することによって実証される場合がある。いくつかの実施形態では、徐放(sustain release)は、1週間、2週間、3週間、4週間、1カ月、2カ月、3カ月、4カ月、5カ月、6カ月、またはそれ以上の期間にわたる。上述したように、壁厚は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー内に封入された治療剤の放出速度に影響し得る。 絹ベース薬物送達組成物は、ある量の治療剤を供給または放出することができ、それは、同じ時間について治療剤の推奨される投与量によってもたらされるのと同様の治療効果をもたらす。例えば、治療剤の推奨される投与量が1日1回である場合、絹ベース薬物送達組成物は、1日1回の投与量によってもたらされるのと同様の治療効果をもたらすのに十分である量の治療剤を放出する。 治療剤の1日の放出は、約1ng/日〜約1000mg/日の範囲となり得る。例えば、放出される量は、1〜1000(例えば、1〜1000のあらゆる整数)の下限、および1〜1000(例えば、1〜1000のあらゆる整数)の上限を有する範囲内であり得、下限および上限の単位は、ng/日、μg/日、mg/日、またはこれらの任意の組合せから独立に選択することができる。 いくつかの実施形態では、1日の放出は、約1μg/日〜約10mg/日、約0.25μg/日〜約2.5mg/日、または約0.5μg/日〜約5mg/日であり得る。いくつかの実施形態では、治療剤の1日の放出は、約100ng/日〜1mg/日、例えば、または約500ng/日〜5mg/日、または約100μg/日の範囲となり得る。 本発明者らは、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー組成物からの治療剤の放出は、ある時間にわたってほぼゼロ次の放出速度(zero−order release kinetics)に従うことを発見した。例えば、ほぼゼロ次の放出速度は、1週間、2週間、3週間、4週間、1カ月、2カ月、3カ月、4カ月、5カ月、6カ月、12カ月、1年、またはそれ以上の期間にわたって実現され得る。 さらに、著しい明らかな初期バースト放出は、本明細書に記載の薬物送達組成物からまったく観察されない。したがって、いくつかの実施形態では、投与の最初の48、24、18、12、または6時間以内の治療剤の初期バーストは、薬物送達組成物内に装填された治療剤の総量の25%未満、20%未満、15%未満、10%未満、9%未満、8%未満、7%未満、6%未満、5%未満、4%未満、3%未満、2%未満、または1%未満である。いくつかの実施形態では、投与の最初の6または12時間、1、2、3、4、5、6、7日、1および2週間以内の治療剤の初期バーストはまったくない。 さらに、絹ベース薬物送達組成物は、ターゲッティングリガンドも含み得る。本明細書において、用語「ターゲッティングリガンド」は、in vivoおよび/またはin vitroで組織および/または受容体への薬物送達組成物のターゲッティングを促進することができる任意の材料または物質を指す。ターゲッティングリガンドは、合成であっても、半合成であっても、天然に存在してもよい。ターゲッティングリガンドとして機能を果たし得る材料または物質としては、例えば、抗体、抗体断片、ホルモン、ホルモン類似体、糖タンパク質、およびレクチンを含めたタンパク質、ペプチド、ポリペプチド、アミノ酸、糖、モノサッカライドおよびポリサッカライドを含めたサッカライド、炭水化物、ビタミン、ステロイド、ステロイド類似体、ホルモン、補助因子、ならびにヌクレオシド、ヌクレオチド、ヌクレオチド酸コンストラクト、ペプチド(petptide)核酸(PNA)、アプタマー、およびポリヌクレオチドを含めた遺伝物質がある。本開示内の他のターゲッティングリガンドとしては、細胞接着分子(CAM)があり、その中では、例えば、サイトカイン、インテグリン、カドヘリン、免疫グロブリン、およびセレクチンである。絹薬物送達組成物は、前駆体ターゲッティングリガンドも包含し得る。ターゲッティングリガンドの前駆体は、ターゲッティングリガンドに変換され得る任意の材料または物質を指す。このような変換は、例えば、ターゲッティングリガンドへの前駆体のアンカリングを伴い得る。例示的なターゲッティング前駆体部分としては、マレイミド基、オルト−ピリジルジスルフィドなどのジスルフィド基、ビニルスルホン基、アジド基、および[agr]−ヨードアセチル基がある。 ターゲッティングリガンドは、絹ベース薬物送達組成物に、共有結合的に(例えば、架橋された)または非共有結合的に連結することができる。例えば、ターゲッティングリガンドは、絹リザーバーインプラントもしくは絹注射用リザーバーの作製、またはフィルム紡糸された絹チューブの両端の被覆に使用される絹フィブロインに共有結合的に連結することができる。代替としてまたは追加的に、ターゲッティングリガンドは、絹リザーバーインプラントもしくは絹注射用リザーバーの作製、またはフィルム紡糸された絹チューブの両端の被覆に使用される絹フィブロイン溶液中に存在する添加剤に連結することができる。 さらに、一理論に束縛されることを望むことなく、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー内に治療剤を封入すると、治療剤のin vivo半減期を増大させることができる。例えば、封入された治療剤のin vivo半減期は、封入されていない治療剤と比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも90%、少なくとも1倍、少なくとも1.5倍増大し得る。 やはり一理論に束縛されることを望まないで、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー内に治療剤を封入すると、治療剤の効果の継続時間を増大させることができる。例えば、絹ベース薬物送達組成物中に封入された治療剤の量は、同じ量の治療剤が絹ベース薬物送達組成物を用いないで投与される場合より長いある時間にわたって治療効果をもたらす。いくつかの実施形態では、治療効果の継続時間は、絹ベース薬物送達組成物を用いないで投与される場合の効果の継続時間より、少なくとも1日、少なくとも2日、少なくとも3日、少なくとも4日、少なくとも5日、少なくとも6日、少なくとも7日、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも1カ月、少なくとも2カ月、少なくとも3カ月、少なくとも4カ月、少なくとも5カ月、少なくとも6カ月長い。 絹ベース薬物送達組成物は、ある特定の条件下で、例えば、in vivo生理的条件下で治療剤の生物活性を安定化させることもできる。組成物についての追加の詳細、および活性剤の安定化の方法については、例えば、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれているWO2012/145739を参照されたい。したがって、絹ベース薬物送達組成物は、治療剤のin vivo半減期を増大させることができる。例えば、本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物内の治療剤のin vivo半減期は、非絹マトリックス中に存在する治療剤と比べて、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約15%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約90%、少なくとも約1倍、少なくとも約1.5倍増大させることができる。理論に束縛されることを望むことなく、絹ベース薬物送達組成物は、より長い治療効果をもたらすことができる。別の言い方をすれば、治療剤のin vivo半減期が増大すると、治療効果の同じ継続時間に関して、治療剤のより少ない量の装填が可能になり得る。 さらに、絹ベース薬物送達組成物は、封入された治療剤の生物学的利用能を増大させることができる。本明細書において、用語「生物学的利用能」は、投与後の生理学的活性の所与の部位において利用可能な物質の量を指す。所与の物質の生物学的利用能は、それだけに限らないが、その物質の分解および吸収を含めたいくつかの要因によって影響される。投与された物質は、完全に吸収される前に排泄を受けやすく、それによって生物学的利用能を減少させる。 いくつかの実施形態では、封入された治療剤の生物学的利用能は、封入されていない治療剤と比べて、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、少なくとも1倍、少なくとも1.5倍、少なくとも2倍、少なくとも5倍、少なくとも5倍、少なくとも10倍、またはそれ以上増大し得る。絹チューブを調製するための方法 別の態様では、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを調製するための方法であって、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーが、絹フィブロインを含む、方法が本明細書に記載されている。本方法は、絹フィブロインからチューブを形成するステップと、絹チューブに治療剤を装填するステップと、治療剤がその中に封じ込められるように絹チューブを閉じるステップと、絹チューブの閉じられた両端を絹フィブロイン溶液で被覆して絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するステップとを含む。 一般に、絹チューブは、当技術分野で公知の任意の方法を使用して作製することができる。例えば、チューブは、成形、浸漬、エレクトロスピニング、ゲル紡糸などを使用して作製され得る。ゲル紡糸では、往復運動している回転マンドレルの周りに絹の水溶液が巻かれる。最終的なゲル紡糸された絹チューブの多孔度、構造、および機械的性質は、様々な紡糸後プロセス、例えば、アルコール(例えば、メタノール、エタノールなど)処理、空気乾燥、水アニーリング、または凍結乾燥などを介して制御することができる。ゲル紡糸では、絹フィブロイン溶液が、水平方向に同時に往復運動される回転マンドレル上に送達される。絹フィブロインは、マンドレル上にコーティングを形成する。このプロセスは、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーにとって所望の数値のコーティング層または壁厚を得るために、必要な回数繰り返すことができる。ゲル紡糸は、Lovettら(Biomaterials、29巻(35号):4650〜4657頁(2008年))に記載されており、ゲル紡糸された絹チューブの構築は、2009年4月8日に出願されたPCT出願第PCT/US2009/039870号に記載されており、これらの文献の両方の内容は、参照により本明細書に組み込まれている。ディップコーティングでは、選択された直径のロッドが、絹フィブロインの溶液と接触され、またはこの溶液中に浸漬され、それによって、ロッド上にコーティングが形成される。次いでコーティングは、乾燥され、ロッドから取り出され、それによって絹フィブロインを含むチューブが調製される。被覆プロセスおよび乾燥プロセスは、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーにとって所望の数値の壁厚のコーティング層を得るために、必要な回数繰り返すことができる。ディップコーティング法を使用する絹チューブの構築は、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれている、2008年8月11日に出願されたPCT出願第PCT/US2008/072742号に記載されている。一理論に束縛されることを望むことなく、絹チューブの内径および外径は、ディップコーティング技法よりゲル紡糸を使用してより容易に制御され得ると考えられる。 したがって、フィルム紡糸された絹チューブを調製するための方法が、本明細書に記載されている。本方法は、PCT出願第PCT/US2009/039870号に記載されたゲル紡糸技法の新規かつ非自明の改良、およびPCT出願第PCT/US2008/072742号に記載された新規かつ非自明のディップコーティング技法に基づき、これらの文献の両方の内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。したがって、本明細書に記載のフィルム紡糸された絹チューブの調製法は、PCT/US2009/039870に記載されたものと異なる。本発明者らはとりわけ、ゲル紡糸中に絹を加熱すると、意外にも、予想外に、制御されたモルフォロジーを有する絹チューブがもたらされることを発見した。したがって、本明細書に記載のチューブ調製技法は、絹紡糸溶液を制御されたモルフォロジーを有する管状フィルムに移行させるようにインライン加熱エレメントを使用する熱処理ステップを伴うので、「フィルム紡糸」と呼ばれる。さらに、本明細書に記載のフィルム紡糸法は、インジェクトされる絹紡糸溶液の流量を正確に制御するためにシリンジポンプを使用する。インジェクション速度に対する正確な制御は、ゲル紡糸技法との重要な差異であり、治療剤(複数可)を制御して送達する適用のためにより制御された管壁厚をもたらす。いくつかの実施形態では、図1に表したセットアップを、フィルム紡糸絹チューブのために使用することができる。 一般に、絹チューブを形成するためのフィルム紡糸法は、(i)その縦軸に沿って回転されながら水平方向に往復運動されるマンドレル上に絹フィブロイン溶液を送達してその上に絹コーティングを形成し、マンドレルが回転している間に絹コーティングを加熱して回転マンドレル上に絹フィルムを形成するステップを含む。マンドレルは、縦軸を有する細長い構造を有し得る。本発明者らは、マンドレルの回転と熱を用いたフィルムの処理を同時に行うと、コーティング厚均一性が予想外にもたらされることを発見した。 限定することなく、送達ステップおよび加熱ステップは、絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するために1回または複数回(例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれ以上)繰り返すことができる。いくつかの実施形態では、送達ステップおよび加熱ステップは、少なくとも5、少なくとも10、少なくとも50、少なくとも100、少なくとも250、少なくとも500、少なくとも1000、少なくとも5000、少なくとも10000、またはそれ以上の回数繰り返される。いくつかの実施形態では、送達ステップおよび加熱ステップは、フィルム紡糸された絹チューブにとって所望の壁厚が得られるまで繰り返される。 マンドレルは、当業者に公知の任意の材料製であり得る。例えば、マンドレルは、ステンレス鋼製、または合成フルオロポリマーで被覆されたステンレス鋼マンドレルであり得る。 マンドレルは、約0〜約1000rpmの回転スピードおよび約0〜約1000mm/秒の軸方向移動スピードを有し得る。 絹フィブロイン溶液は、当技術分野で公知の任意の方法を使用してマンドレル上に送達することができる。例えば、絹フィブロイン溶液は、アプリケーターを使用して適用することができる。いくつかの実施形態では、アプリケーターは、絹溶液の供給源を含有するシリンジとすることができる。 絹フィブロイン溶液は、針を使用してマンドレル上に送達することができる。任意のゲージの針を送達のために使用することができる。例えば、針は、少なくとも21ゲージのものとすることができる。いくつかの実施形態では、針は、約25〜約30のゲージのものである。 限定することなく、絹フィブロイン溶液は、任意の流量でマンドレル上に送達することができる。例えば、70rpmのスピードで回転している直径2.7mmのワイヤの軸方向変位1ミリメートル当たり、絹溶液およそ1μLを分配するように、30wt%の絹溶液を0.02mL/分の流量で送達することができる。 絹コーティングは、絹フィブロイン溶液がマンドレル上に送達されている間に同時に、または送達が終わった後に加熱することができる。例えば、絹コーティングは、マンドレル上への絹溶液の送達の5秒以内、10秒以内、14秒以内、25秒以内、30秒以内、35秒以内、40秒以内、45秒以内、50秒以内、55秒以内、1分以内、2分以内、3分以内、4分以内、5分以内、6分以内、7分以内、8分以内、9分以内、10分以内、15分以内、20分以内、25分以内、30分以内、45分以内、1時間以内、2時間以内、または3時間以内、6時間以内に熱で処理することができる。 室温より高い任意の温度を、支持構造体上の絹フィルムを熱処理するのに使用することができる。例えば、熱処理の温度は、約30℃〜約90℃の範囲となり得る。いくつかの実施形態では、熱処理の温度は、約35℃〜約80℃、約40℃〜約75℃、約50℃〜約70℃、または約55℃〜約65℃の範囲となり得る。いくつかの実施形態では、熱処理の温度は、67±3℃、または47±3℃である。 さらに、支持構造体上の絹フィルムは、任意の時間熱処理することができる。例えば、熱処理は、約1分〜約6時間の期間にわたるものとすることができる。いくつかの実施形態では、熱処理は、約10分〜約300分間であり得る。いくつかの実施形態では、熱処理は、約1、2、3、4、5、10、20、30、または60分間であり得る。いくつかの実施形態では、熱処理は、紡糸プロセスの継続時間にわたるものとすることができる。 本明細書において、用語「フィブロイン」は、カイコフィブロインおよび昆虫絹またはクモの糸のタンパク質(Lucasら、Adv. Protein Chem、13巻:107〜242頁(1958年))を含む。好ましくは、フィブロインは、溶解したカイコ絹またはクモの糸を含有する溶液から得られる。カイコ絹タンパク質は、例えば、Bombyx moriから得られ、クモの糸は、Nephila clavipesから得られる。代替案では、本開示による使用に適した絹タンパク質は、細菌、酵母、哺乳動物細胞、トランスジェニック動物、またはトランスジェニック植物からなど、遺伝子操作された絹を含有する溶液から得ることができる。例えば、その両方の内容が参照により本明細書に組み込まれている、WO97/08315および米国特許第5,245,012号を参照されたい。 絹フィブロイン溶液は、当業者に公知の任意の従来法によって調製することができる。例えば、B.moriの繭は、水溶液中で約30分間沸騰される。好ましくは、水溶液は、約0.02MのNa2CO3である。繭は、セリシンタンパク質を抽出するために例えば水ですすがれ、抽出された絹は、塩水溶液中に溶解される。この目的に有用な塩としては、臭化リチウム、チオシアン酸リチウム、硝酸カルシウム、または絹を可溶化することができる他の化学物質がある。好ましくは、抽出された絹は、約9〜12MのLiBr溶液中に溶解される。塩は、例えば、透析またはクロマトグラフィーを使用して結果的に取り出される。 必要であれば、次いで溶液を、例えば、吸湿性ポリマー、例えば、PEG、ポリエチレンオキシド、アミロース、またはセリシンに対する透析を使用して濃縮することができる。好ましくは、PEGは、8,000〜10,000g/molの分子量のものであり、10〜50%の濃度を有する。slide−a−lyzer透析カセット(Pierce、MW CO3500)が好ましくは使用される。しかし、任意の透析システムを使用することができる。透析は、10〜30%の間の絹水溶液の最終濃度をもたらすのに十分な時間にわたるものである。ほとんどの場合、2〜12時間の透析で十分である。例えば、その内容が参照により本明細書に組み込まれている、PCT出願第PCT/US/04/11199号を参照されたい。 代わりに、絹フィブロイン溶液は、有機溶媒を使用して生成され得る。このような方法は、例えば、Li, M.ら、J. Appl. Poly Sci.、2001年、79巻、2192〜2199頁;Min, S.ら、Sen’I Gakkaishi、1997年、54巻、85〜92頁;Nazarov, R.ら、Biomacromolecules、2004年5月〜6月;5巻(3号):718〜26頁に記載されている。絹溶液を生成するのに使用することができる例示的な有機溶媒としては、それだけに限らないが、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)がある。例えば、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれている、国際出願第WO2004/000915号を参照されたい。 本発明者らは、絹チューブを調製するのに使用される絹の分子量が、絹チューブの性質、例えば、膨潤比、分解、薬物放出動態などに対する効果を有し得ることを発見した。 絹チューブを形成するため、または絹チューブのクランプ部分を被覆するための絹フィブロイン溶液は、約1%〜約50%(w/v)の絹フィブロイン濃度を有し得る。いくつかの実施形態では、絹フィブロイン溶液は、約10%〜約40%または15%〜約35%(w/v)の絹フィブロイン濃度を有する。一実施形態では、絹フィブロイン溶液は、約20%〜約30%(w/v)の絹フィブロイン濃度を有する。一実施形態では、絹フィブロイン溶液は、約30%(w/v)の絹フィブロイン濃度を有する。いくつかの実施形態では、絹フィブロイン溶液は、約0.1%〜約30%(w/v)、約0.5%〜約15%(w/v)、約1%〜約8%(w/v)、または約1.5%〜約5%(w/v)の絹フィブロイン濃度を有する。いくつかの実施形態では、絹フィブロイン溶液は、約5%〜約30%(w/v)、約10%〜約25%(w/v)、または約15〜約20%(w/v)の絹フィブロイン濃度を有する。クランプ部分を被覆するのに使用される絹フィブロイン溶液は、本明細書で「絹コーティング溶液」とも呼ばれる。 絹チューブを作製するための絹フィブロインは、絹チューブの異なる用途、または所望の機械的もしくは化学的性質のために修飾することができる。当業者は、例えば、絹フィブロインの側基、絹フィブロインの所望の反応性、および/または絹フィブロイン上の所望の電荷密度に応じて絹フィブロインを修飾するための適切な方法を選択することができる。一実施形態では、絹フィブロインの修飾は、アミノ酸側鎖化学反応、例えば、共有結合による化学修飾、または電荷間相互作用による修飾などを使用することができる。例示的な化学修飾法としては、それだけに限らないが、カルボジイミドカップリング反応(例えば、米国特許出願第US2007/0212730号を参照されたい)、ジアゾニウムカップリング反応(例えば、米国特許出願第US2009/0232963号を参照されたい)、アビジン−ビオチン相互作用(例えば、国際出願第WO2011/011347号を参照されたい)、およびPEGポリマーの化学的に活性な、または活性化された誘導体を用いたPEG化(例えば、国際出願第WO2010/057142号を参照されたい)がある。絹フィブロインは、絹タンパク質の機能性を変更するために遺伝子修飾によって修飾することもできる(例えば、国際出願第WO2011/006133号を参照されたい)。例えば、絹フィブロインを遺伝的に修飾することができ、それは、有機無機複合体を形成するのに使用することができる繊維性タンパク質ドメインおよび無機化ドメインを含む融合ポリペプチドを含めることなどの絹のさらなる修飾をもたらし得る。WO2006/076711を参照されたい。いくつかの実施形態では、絹フィブロインは、タンパク質、例えば、治療用タンパク質と融合されるように遺伝的に修飾され得る。さらに、絹マトリックスは、例えば、マトリックスの柔軟性および/または溶解度に影響するグリセロールなどの化学物質と組み合わせることができる。例えば、WO2010/042798、Modified Silk films Containing Glycerolを参照されたい。 任意選択により、任意の方法を使用して調製されるチューブ内の絹フィブロインのコンホメーションは、形成後にさらに変更することができる。一理論に束縛されることを望むことなく、誘導されたコンホメーション変化は、チューブ内の絹フィブロインの結晶性、例えば、絹II型ベータシート結晶性(crystanllinity)を変更する。それにより、絹フィブロインチューブからの治療剤の放出速度を変更することができる。コンホメーション変化は、それだけに限らないが、アルコール液浸(例えば、エタノール、メタノール)、水アニーリング、加熱アニーリング、せん断応力、超音波(例えば、超音波処理によって)、pH低減(例えば、pH滴定および/または電場への絹マトリックスの曝露)、およびこれらの任意の組合せを含めた、当技術分野で公知の任意の方法によって誘導することができる。例えば、コンホメーション変化は、それだけに限らないが、制御遅乾(Luら、10巻、Biomacromolecules、1032頁(2009年));水アニーリング(Jinら、Water−Stable Silk Films with Reduced β−Sheet Content、15巻、Adv. Funct. Mats.、1241頁(2005年);Huら、Regulation of Silk Material Structure by Temperature−Controlled Water Vapor Annealing、12巻、Biomacromolecules、1686頁(2011年));引き伸ばし(Demura & Asakura、Immobilization of glucose oxidase with Bombyx mori silk fibroin by only stretching treatment and its application to glucose sensor、33巻、Biotech & Bioengin.、598頁(1989年));圧縮;メタノール(Hofmannら、Silk fibroin as an organic polymer for controlled drug delivery、111巻、J Control Release.、219頁(2006年))、エタノール(Miyairiら、Properties of b−glucosidase immobilized in sericin membrane.、56巻、J. Fermen. Tech.、303頁(1978年))、グルタルアルデヒド(Acharyaら、Performance evaluation of a silk protein−based matrix for the enzymatic conversion of tyrosine to L−DOPA.、3巻、Biotechnol J.、226頁(2008年))、および1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)(Bayraktarら、Silk fibroin as a novel coating material for controlled release of theophylline.、60巻、Eur J Pharm Biopharm.、373頁(2005年))を含めた溶媒液浸;pH調整、例えば、pH滴定および/または電場への絹マトリックスの曝露(例えば、米国特許出願第US2011/0171239号を参照されたい);熱処理;せん断応力(例えば、国際出願第WO2011/005381号を参照されたい)、超音波、例えば、超音波処理(例えば、米国特許出願公開第U.S.2010/0178304号および国際出願第WO2008/150861号を参照されたい);ならびにこれらの任意の組合せを含めた1つまたは複数の方法によって誘導することができる。上記に列挙した参考文献のすべての内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。 いくつかの実施形態では、絹ベース送達システム中の絹フィブロインのコンホメーションは、水アニーリングによって変更することができる。例えば、絹ベースチューブは、治療剤を装填する前、間、または後に水蒸気アニーリングにかけることができる。一理論に束縛されることを望むことなく、物理的な温度制御された水蒸気アニーリング(TCWVA)は、絹生体材料、例えば、本明細書に開示の絹チューブの分子構造の洗練された制御を得るための単純で有効な方法を提供すると考えられる。絹材料は、4℃の条件を使用する低含量(αへリックス支配絹I構造)から、100℃での約60%の結晶性の最高含量(βシート支配絹II型構造)まで、結晶性の制御を伴って調製することができる。この物理的な手法は、絹材料の製作の間の結晶化を左右することが以前に報告された構造の範囲をカバーし、それでも再現性の厳格な制御を伴った、より単純な、環境に優しい化学手法を提供する。温度制御された水蒸気アニーリングは、例えば、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれている、Huら、Rergulation of Silk Material Strcuture By Temperature Controlled Water Vapor Annealing、Biomacromolecules、2011年、12巻(5号):1686〜1696頁に記載されている。 いくつかの実施形態では、絹チューブは、アルコール、例えば、メタノール、エタノールなどで処理することができる。アルコール濃度は、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または100%とすることができる。いくつかの実施形態では、アルコール濃度は、約90%である。 代わりに、チューブ内の絹フィブロインのコンホメーションの変更は、せん断応力(sheer stress)でチューブを処理することによって誘導することができる。せん断応力は、例えば、針にチューブを通すことによって印加することができる。コンホメーション変化を誘導する他の方法としては、チューブを電場、塩と接触させること、または圧力を印加することによるものがある。 限定することなく、絹チューブは、少なくとも約5%、少なくとも約10%、少なくとも約20%、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、または少なくとも約95%の、しかし100%(すなわち、すべての絹が絹II型ベータシートコンホメーションで存在する)ではない絹II型ベータシート結晶化度を含み得る。いくつかの実施形態では、絹チューブ内の絹は、絹II型ベータシートコンホメーションで完全に、すなわち、100%の絹II型ベータシート結晶性で存在する。 いくつかの実施形態では、フィルム紡糸された絹チューブを調製するための絹フィブロイン溶液は、1種または複数の(例えば、1、2、3、4、5、またはそれ以上の)添加剤を含み得る。 限定することなく、添加剤は、小有機分子または小無機分子;サッカリン;オリゴサッカライド;ポリサッカライド;生体巨大分子、例えば、ペプチド、タンパク質、ならびにペプチド類似体および誘導体;ペプチド模倣体;抗体およびこれらの抗原結合断片;核酸;核酸類似体および誘導体;グリコーゲンまたは他の糖;免疫原;抗原;生体材料、例えば、細菌、植物、真菌、または動物の細胞などから作製される抽出物;動物組織;天然に存在する、または合成の組成物;ならびにこれらの任意の組合せから選択することができる。溶液中の添加剤の総量は、溶液中の総絹フィブロインの約0.1wt%〜約70wt%、約5wt%〜約60wt%、約10wt%〜約50wt%、約15wt%〜約45wt%、または約20wt%〜約40wt%であり得る。 いくつかの実施形態では、添加剤は、生体適合性ポリマーである。例示的な生体適合性ポリマーとしては、それだけに限らないが、ポリ−乳酸(PLA)、ポリ−グリコール酸(PGA)、ポリ−ラクチド−コ−グリコリド(PLGA)、ポリエステル、ポリ(オルトエステル)、ポリ(ホスファジン)、ポリ(リン酸エステル)、ポリカプロラクトン、ゼラチン、コラーゲン、フィブロネクチン、ケラチン、ポリアスパラギン酸、アルギネート、キトサン、キチン、ヒアルロン酸、ペクチン、ポリヒドロキシアルカノエート、デキストラン、およびポリアンヒドリド、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリ(エチレングリコール)(PEG)、トリブロックコポリマー、ポリリシン、アルギネート、ポリアスパラギン酸、これらの任意の誘導体、およびこれらの任意の組合せがある。本開示による使用に適用できる他の例示的な生体適合性ポリマーとしては、例えば、米国特許第6,302,848号;同第6,395,734号;同第6,127,143号;同第5,263,992号;同第6,379,690号;同第5,015,476号;同第4,806,355号;同第6,372,244号;同第6,310,188号;同第5,093,489号;同第US387,413号;同第6,325,810号;同第6,337,198号;同第US6,267,776号;同第5,576,881号;同第6,245,537号;同第5,902,800号;および同第5,270,419号に記載されているものがあり、これらのすべての内容は、参照により本明細書に組み込まれている。 本開示での使用に適した他の添加剤には、生物学的または薬学的に活性な化合物が含まれる。生物学的に活性な化合物の例としては、それだけに限らないが、細胞接着メディエーター、例えば、コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチン、ビトロネクチン、ラミニン、プロテオグリカン、または細胞接着に影響することが公知である公知のインテグリン結合ドメイン、例えば、「RGD」インテグリン結合配列もしくはそのバリエーションを含有するペプチドなど(Schaffner P & Dard、2003年、Cell Mol Life Sci.、1月;60巻(1号):119〜32頁;Hersel U.ら、2003年、Biomaterials.、11月;24巻(24号):4385〜415頁);生物学的に活性なリガンド;および細胞の内殖または組織の内方成長の特定の種類を増強または除外する物質がある。繁殖または分化を増強する添加剤の他の例としては、それだけに限らないが、骨形態形成タンパク質(BMP)などの骨誘導物質;サイトカイン、増殖因子、例えば、上皮増殖因子(EGF)、血小板由来増殖因子(PDGF)、インスリン様増殖因子(IGF−IおよびII)、TGF−β1などがある。 いくつかの実施形態では、フィルム紡糸された絹チューブを作製し、または両端を被覆するための絹フィブロイン溶液は、1種または複数の治療剤を含む。溶液中の治療剤は、絹チューブ内に封入されるものと同じであっても、異なっていてもよい。 いくつかの実施形態では、絹チューブは、多孔質であり得、例えば、絹チューブの壁は、多孔質であり得る。例えば、絹チューブは、少なくとも約30%、少なくとも約40%、少なくとも約50%、少なくとも約60%、少なくとも約70%、少なくとも約80%、少なくとも約90%、またはそれ以上の多孔度を有し得る。多孔度が高すぎると、機械的性質がより低いが、治療剤をより速く放出する絹チューブを生じる場合がある。しかし、多孔度が低すぎると、治療剤の放出が低減され得る。したがって、当業者は、いくつかの要因、例えば、それだけに限らないが、治療剤の所望の放出速度、分子サイズ、および/もしくは拡散係数、ならびに/または絹チューブ内の絹フィブロインの濃度および/もしくは量などに基づいて多孔度を調整することができる。本明細書において、用語「多孔度」は、材料中の空隙空間の尺度であり、0から100%の間のパーセンテージ(または0から1の間)としての、全体積に対する空隙の体積の割合である。多孔度の判定は、当業者に周知であり、例えば、標準化された技法、例えば、水銀ポロシメトリーおよびガス吸着、例えば、窒素吸着などを使用することである。 多孔質絹チューブは、任意の孔サイズを有し得る。本明細書において、用語「孔サイズ」は、孔の断面の直径または有効径を指す。用語「孔サイズ」は、複数の孔の測定に基づいて、孔の断面の平均直径または平均有効径を指すこともできる。環状でない断面の有効径は、非環状断面の断面積と同じ断面積を有する環状断面の直径に等しい。いくつかの実施形態では、絹チューブの孔は、約50nm〜約1000μm、約250nm〜約500μm、約500nm〜約250μm、約1μm〜約200μm、約10μm〜約150μm、または約50μm〜約100μmの範囲のサイズ分布を有し得る。いくつかの実施形態では、絹フィブロインは、絹フィブロインチューブが水和しているとき膨潤性であり得る。その時、孔のサイズは、絹フィブロインの含水量に応じて変化し得る。孔は、水または空気などの流体で満たされ得る。 絹マトリックス中に孔を形成するための方法、例えば、ポロゲン浸出法、凍結乾燥法、および/またはガス形成法は、当技術分野で公知である。このような方法は、例えば、米国特許出願第US2010/0279112号、同第US2010/0279112号、および同第US7842780号に記載されており、これらの内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。 一理論によって束縛されることを意味しないが、絹チューブの多孔度、構造、および機械的性質は、様々な紡糸後プロセス、例えば、蒸気アニーリング、熱処理、アルコール処理、空気乾燥、凍結乾燥などを介して制御することができる。さらに、治療剤の任意の望ましい放出速度、プロファイル、または動態は、加工パラメータ、例えば、フィルム厚、絹分子量、絹チューブ内の絹の濃度、ベータシートコンホメーション構造、絹II型ベータシート結晶性、または多孔度および孔サイズなどを変更することによって制御することができる。絹リザーバーインプラントまたは注射用絹リザーバーを調製するための方法 絹チューブ内への装填のために、治療剤は、装填に使用される特定の方法に適した任意の形態とすることができる。例えば、治療剤は、固体、液体、またはゲルの形態であり得る。いくつかの実施形態では、治療剤は、溶液、粉末、圧縮粉末、またはペレットの形態にある。いくつかの実施形態では、治療剤は、絹チューブ内への装填のために絹フィブロイン粒子中に封入され得る。治療剤は、例えば、所望の材料状態、例えば、絹チューブ内への装填のためのミクロスフェアまたはナノスフェアに加工する前に、絹溶液中に治療剤をブレンドすることによって、絹マトリックス中に封入され得る。治療剤を封入する絹フィブロイン粒子(例えば、ミクロスフェアまたはナノスフェア)は、例えば、米国特許第8,187,616号、および米国特許出願公開第US2008/0085272号、同第US2010/0028451号、同第US2012/0052124号、同第US2012/0070427号、同第US2012/0187591号に記載されており、これらのすべての内容は、参照により本明細書に組み込まれている。 いくつかの実施形態では、治療剤は、本明細書に記載の絹チューブベース組成物内に封入されており、すなわち、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーは、治療剤を含む他の絹チューブが装填された絹チューブを含む。 いくつかの実施形態では、絹チューブは、治療剤を装填する前に任意選択により水和させることができる。例えば、絹チューブは、完全に水和するまで脱イオン水中でインキュベートすることができる。いくつかの実施形態では、絹チューブは、5、10、15、20、30、45、60、90、120、150、180、210、240、270、300分、またはそれ以上にわたって脱イオン水中にインキュベートされる場合がある。チューブは、室温またはより高い温度で水和させることができる。したがって、いくつかの実施形態では、チューブは、約15℃〜約80℃の温度で水和され得る。いくつかの実施形態では、チューブは、約60℃の温度で水和され得る。一理論に束縛されることを望むことなく、装填前に絹チューブを水和させると、チューブを膨潤させ、または柔軟にし、したがって、装填を促進することができる。 いくつかの実施形態では、絹チューブは、装填の間、両方の端部で開放している場合がある。この場合、水和した絹チューブは、ピンセットを使用して水平方向に保持することができ、その間に、治療剤が、溶液、粉末、またはペレット形式で、それぞれ適切なサイズをしたピペッタ、スパーテル、またはピンセットを使用して一端から装填される。いくつかの実施形態では、チューブの一端を、例えば、ピンチバルブ、クリップ、またはレンチを使用して、治療剤を装填する前にクランプすることができる。一端でクランプされたチューブは、垂直に保持することができ、その間に、治療剤が、溶液、粉末、またはペレット形式で、それぞれ適切なサイズをしたピペッタ、スパーテル、またはピンセットを使用して開放端から装填される。装填後に、チューブの開放端(複数可)を、例えば、ピンチバルブ、クリップ、またはレンチを使用してクランプすることができる。 治療剤を装填した後、クランプされた水和した絹チューブは、チューブおよび装填された治療剤を完全に乾燥させるのに適当な継続時間(例えば、30分以上)にわたって周囲条件下で、適当な温度(例えば、20℃以上の温度)で乾燥させることができる。代わりに、クランプされた水和した絹チューブは、チューブおよび装填された薬物を完全に乾燥させるのに適当な継続時間にわたって(例えば、10分以上にわたって)、加速された乾燥条件下(真空中、またはガス流下)で乾燥させることができる。乾燥条件は、治療剤の安定性を最大にするように選択することができる。 乾燥後、絹チューブの閉じられた両端を、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを得るために、例えば、ディップコーティングを介して絹フィブロイン溶液で被覆することができる。ディップコーティングは、所望のコーティング厚が実現されるまで数回繰り返すことができる。一理論に束縛されることを望むことなく、閉じられた両端を被覆すると、密封を形成するのに役立ち、用量ダンピングが防止される。チューブの両端は、当技術分野で公知の任意の方法を使用して絹フィブロイン溶液で被覆することができる。例えば、絹フィブロイン溶液を、閉じられた両端上にスプレーすることができ、または閉じられた両端を絹フィブロイン溶液中に浸漬することができる。一実施形態では、チューブの閉じられた両端は、絹フィブロイン中に浸漬される。 絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを生成するためのすべての上述のステップは、無菌条件下で実施され得る。例えば、フィルム紡糸、メタノール処理または水アニーリング、水和、薬物装填、熱処理、およびディップコーティングの手順を、層流フード内で無菌的に行うことができる。 一実施形態では、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを調製するための絹チューブ内への医薬活性剤の装填は、(i)絹チューブを水和させるステップ;(ii)チューブ内に治療剤を装填し、チューブ端をクランプするステップ;(iii)絹チューブを乾燥させるステップ;および(iv)チューブの両端をディップコーティングするステップを含む。 本明細書に記載の絹ベース薬物送達は、慣例的な滅菌プロセス、例えば、放射線ベース滅菌(すなわち、ガンマ線)、化学物質ベース滅菌(エチレンオキシド)、高圧蒸気殺菌法、または他の適切な手順などを使用して滅菌することができる。いくつかの実施形態では、滅菌プロセスは、約52℃から約55℃の間の温度で、8時間以下の時間にわたってエチレンオキシドを用いるものであり得る。絹ベース薬物送達は、無菌的に加工することもできる。滅菌した薬物送達組成物は、出荷のために適切な滅菌耐湿パッケージ内に梱包することができる。絹ベース薬物−送達システムを調製するための方法の実施形態 一実施形態では、8wt%以上(望ましくは約30wt%)の絹濃度を有する絹溶液が、自己の軸に沿って回転されながら水平方向に同時に往復運動されるワイヤ上に、狭ゲージ針(21G以上)を通じてインジェクトされて、ワイヤ上に絹コーティングが形成され、シリンジポンプがインジェクトされる絹溶液の流量を制御する。次いで絹コーティングは、ワイヤを回転させながら加熱されて、絹フィルムを形成する。特に、熱処理中にワイヤを回転させると、絹フィルム厚の均一性が促進される。インジェクション/加熱ステップは、所望の直径が実現されるまで任意選択により繰り返される。注射用から移植可能までのサイズ範囲の絹組成物の全体的な寸法、モルフォロジー、および絹組成物の構造は、要望通り変更することができる。一実施形態では、絹II型ベータシート結晶性は、絹組成物中で誘導され(例えば、90:10(vol/vol)のメタノール:水中に浸すことによって)、その後、それが水和される(例えば、フィルムが完全に水和するまで脱イオン水中でインキュベートすることによって)。結果として生じる絹組成物は、ワイヤから取り出され、所望の長さに切断される。 絹チューブの一端がクランプされている間に、絹チューブに粉末、ペレット、もしくは液体の形態で治療剤が装填され、または治療剤が、粒子(例えば、ミクロスフェアまたはナノスフェア)中に封入される。治療剤が装填された後、フィルム紡糸された絹チューブは、他端でクランプされ、チューブおよび装填された薬物を完全に乾燥させるのに適した継続時間(例えば、一晩以上)にわたって周囲条件下で、またはチューブおよび装填された治療剤を完全に乾燥させるのに適当な継続時間(例えば、10分、もしくはより長い継続時間)にわたって加速された乾燥条件下(例えば、真空中、もしくはガス流下)で、適当な温度(例えば、20℃以上の温度)で乾燥させられる。乾燥条件は、治療剤の安定性を最大にするように選択される。絹リザーバーインプラントまたは注射用絹リザーバーは、絹チューブの両方の端部をクランプし、引き続いて、密封を保証し、用量ダンピングを防止するために、8wt%以上の絹濃度を有する絹溶液を使用してこれらを被覆する(例えば、両端をディップコーティングすることによって)ことによって形成される。 いくつかの実施形態では、2種以上の異なる治療剤を絹チューブ内に装填することができる。2種以上の異なる治療剤が装填される場合、治療剤は、同時に、一方を他方の後に、またはこれらの任意の組合せで装填することができる。さらに、異なる治療剤は、同じ量で、異なる量で、またはこれらの任意の組合せで装填することができる。治療剤 一般に、任意の治療剤を絹チューブ内に封入することができる。本明細書において、用語「治療剤」は、診断、治療、防止の医学または獣医学の目的で生物に投与される分子、分子の群、複合体、または物質を意味する。本明細書において、用語「治療剤」には、「薬物」または「ワクチン」が含まれる。この用語は、臨床的および獣医学的なスクリーニング、防止、予防、治癒、健康推進、検出、イメージング、診断、療法、手術、監視、化粧品、人工装具、科学捜査などに有用な配合物を含めた、外部および内部に投与される局部的な、局在的な、および全身性のヒトおよび動物用医薬品、処置、治療薬、栄養補助食品、薬用化粧品、生物学的製剤、デバイス、診断薬、および避妊薬を含む。この用語は、細胞受容体、膜受容体、ホルモン受容体、治療受容体、微生物、ウイルス、または植物、動物、および/もしくはヒトを含み、もしくはこれらと接触することができる選択された標的を認識することができる選択された分子または選択された核酸配列を含むアグリシューティカル(agriceutical)、仕事場、軍事、工業、および環境の治療剤または治療薬を指して使用することもできる。この用語は、治療効果を生じさせる核酸、および核酸を含む化合物、例えば、DNAナノプレックスを含めた、例えば、デオキシリボ核酸(DNA)、リボ核酸(RNA)、またはこれらの混合物もしくは組合せも具体的に含むことができる。 用語「治療剤」は、これが施される生物系において局所的または全身性の生物学的、生理的、または治療的効果をもたらすことができる作用物質も含む。例えば、治療剤は、他の機能の中でも、感染または炎症を制御し、細胞増殖および組織再生を増強し、腫瘍増殖を制御し、鎮痛剤として作用し、抗細胞接着を促進し、骨成長を増強するように作用することができる。他の適当な治療剤として、抗ウイルス剤、ホルモン、抗体、または治療用タンパク質を挙げることができる。他の治療剤としてはプロドラッグがあり、これらは、投与の際には生物学的に活性でないが、対象に投与されると、代謝またはいくつかの他の機構によって生物学的活性剤に変換される作用物質である。さらに、絹ベース薬物送達組成物は、2種以上の治療剤の組合せを含有し得る。 治療剤としては、化学化合物および化学化合物の混合物、例えば、小有機分子または小無機分子;サッカリン;オリゴサッカライド;ポリサッカライド;生体巨大分子、例えば、ペプチド、タンパク質、ならびにペプチド類似体および誘導体;ペプチド模倣体;抗体およびこれらの抗原結合断片;核酸;核酸類似体および誘導体;生体材料、例えば、細菌、植物、真菌、または動物の細胞などから作製される抽出物;動物組織;天然に存在する、または合成の組成物;ならびにこれらの任意の組合せを含めた多種多様な異なる化合物を挙げることができる。いくつかの実施形態では、治療剤は、小分子である。 本明細書において、用語「小分子」は、「天然産物様」である化合物を指すことができるが、用語「小分子」は、「天然産物様」化合物に限定されない。むしろ、小分子は一般に、これがいくつかの炭素−炭素結合を含有し、5000ダルトン(5kDa)未満、好ましくは3kDa未満、さらにより好ましくは2kDa未満、最も好ましくは1kDa未満の分子量を有する点で特徴付けられる。いくつかの場合では、小分子は、700ダルトン以下の分子量を有することが好適である。 例示的な治療剤としては、それだけに限らないが、Harrison’s Principles of Internal Medicine、13版、T.R. Harrisonら編、McGraw−Hill N.Y.、NY;Physicians’Desk Reference、50版、1997年、Oradell New Jersey、Medical Economics Co.;Pharmacological Basis of Therapeutics、8版、GoodmanおよびGilman、1990年;United States Pharmacopeia、The National Formulary、USP XII NF XVII、1990年;GoodmanおよびOilmanのThe Pharmacological Basis of Therapeuticsの現行版;ならびにThe Merck Indexの現行版に見つかるものがあり、これらの文献のすべての完全な内容は、参照により本明細書に組み込まれている。 治療剤には、本明細書に開示されるカテゴリーおよび具体例が含まれる。カテゴリーが具体例によって限定されることは意図されていない。当業者は、カテゴリー内に入り、本開示によって有用である多数の他の化合物も認識することになる。例としては、放射線増感剤、ステロイド、キサンチン、ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、抗炎症剤、鎮痛剤、カルシウムアンタゴニスト、アンギオテンシン変換酵素阻害剤、ベータ遮断薬、中枢作用性アルファアゴニスト、アルファ−1−アンタゴニスト、抗コリン剤/鎮痙剤、バソプレッシン類似体、抗不整脈剤、抗パーキンソン病剤、抗狭心症剤(antiangina agent)/降圧剤、抗凝固剤、抗血小板剤、鎮静剤、抗不安剤(ansiolytic agent)、ペプチド性因子、生体高分子剤、抗新生物剤、緩下剤、止痢剤、抗微生物剤、抗真菌剤(antifingal agent)、ワクチン、タンパク質、または核酸がある。さらなる態様では、医薬活性剤は、クマリン、アルブミン、ステロイド、例えば、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、ヒドロコルチゾン、および薬学的に許容されるヒドロコルチゾン誘導体など;キサンチン、例えば、テオフィリンおよびドキソフィリンなど;ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、例えば、サルブタモール、フェンテロール(fenterol)、クレンブテロール、バンブテロール、サルメテロール、フェノテロールなど;抗喘息抗炎症剤、抗関節炎抗炎症剤、および非ステロイド性抗炎症剤を含めた抗炎症剤(これらの例としては、それだけに限らないが、スルフィド、メサラミン、ブデソニド、サラゾピリン、ジクロフェナク、薬学的に許容されるジクロフェナク塩、ニメスリド、ナプロキセン(naproxene)、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、およびピロキシカムがある);サリチレートなどの鎮痛剤;カルシウムチャネル遮断薬、例えば、ニフェジピン、アムロジピン、およびニカルジピンなど;アンギオテンシン変換酵素阻害剤、例えば、カプトプリル、ベナゼプリル塩酸塩、ホシノプリルナトリウム、トランドラプリル、ラミプリル、リシノプリル、エナラプリル、キナプリル塩酸塩、およびモエキシプリル塩酸塩など;ベータ遮断薬(すなわち、ベータアドレナリン遮断剤)、例えば、ソタロール塩酸塩、チモロールマレイン酸塩、エスモロール塩酸塩、カルテオロール、プロパノロール塩酸塩、ベタキソロール塩酸塩、ペンブトロール硫酸塩、メトプロロール酒石酸塩、メトプロロールコハク酸塩、アセブトロール塩酸塩、アテノロール、ピンドロール、およびビソプロロールフマル酸塩など;クロニジンなどの中枢作用性アルファ−2−アゴニスト;アルファ−1−アンタゴニスト、例えば、ドキサゾシンおよびプラゾシンなど;抗コリン剤/鎮痙剤、例えば、ジサイクロミン塩酸塩、スコポラミン臭化水素酸塩、グリコピロレート、臭化クリジニウム、フラボキサート、およびオキシブチニンなど;バソプレッシン類似体、例えば、バソプレッシンおよびデスモプレシンなど;抗不整脈剤、例えば、キニジン、リドカイン、トカイニド塩酸塩、メキシレチン塩酸塩、ジゴキシン、ベラパミル塩酸塩、プロパフェノン塩酸塩、フレカイニド酢酸塩、プロカインアミド塩酸塩、モリシジン塩酸塩、およびジソピラミドリン酸塩など;抗パーキンソン病剤、例えば、ドーパミン、L−ドパ/カルビドパ、セレギリン、ジヒドロエルゴクリプチン、ペルゴリド、リスリド、アポモルフィン、およびブロモクリプチンなど;抗狭心症剤および降圧剤、例えば、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、プロプラノロール、アテノロール、およびベラパミルなど;抗凝固剤および抗血小板剤、例えば、クマジン、ワルファリン、アセチルサリチル酸、およびチクロピジンなど;鎮静剤、例えば、ベンゾジアゼピン(benzodiazapines)およびバルビツレートなど;抗不安剤、例えば、ロラゼパム、ブロマゼパム、およびジアゼパムなど;ペプチド性因子および生体高分子剤、例えば、カルシトニン、ロイプロリド、および他のLHRHアゴニスト、ヒルジン、シクロスポリン、インスリン、ソマトスタチン、プロチレリン、インターフェロン、デスモプレシン、ソマトトロピン、チモペンチン、ピドチモド、エリスロポエチン、インターロイキン、メラトニン、顆粒球/マクロファージ−CSF、およびヘパリンなど;抗新生物剤、例えば、エトポシド、リン酸エトポシド、シクロホスファミド、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、ビンクリスチン、ドキソルビシン、シスプラチン、ヒドロキシウレア、ロイコボリンカルシウム、タモキシフェン、フルタミド、アスパラギナーゼ、アルトレタミン、ミトタン、およびプロカルバジン塩酸塩など;緩下剤、例えば、センナ濃縮物、カサントラノール、ビサコジル、およびピコスルファートナトリウムなど;止痢剤、例えば、ジフェノキシン(difenoxine)塩酸塩、ロペラミド塩酸塩、フラゾリドン、ジフェノキシレート塩酸塩(hdyrochloride)、および微生物など;ワクチン、例えば、細菌ワクチンおよびウイルスワクチンなど;抗微生物剤、例えば、ペニシリン、セファロスポリン、およびマクロライドなど、抗真菌剤、例えば、イミダゾール系誘導体およびトリアゾール系誘導体など;ならびに核酸、例えば、生体タンパク質をコードするDNA配列、およびアンチセンスオリゴヌクレオチドなどであり得る。 いくつかの実施形態では、治療剤は、1018−iss、1311−hua33、13−cis−レチノイン酸、18f−fdg、1d09c3、2−ペンテニルペニシリン、825780dna抗ウイルス剤ワクチン、a/t/s、エリスロマイシン、a−1アンチトリプシン、アバカビル(abacivir);ラミブジン、アバレリクス、アバタセプト、アブシキシマブ、アベチムスナトリウム、abn912、abt325/abt874、abt874、abx−il8、acワクチン、ac162352、ac2592、アカデシン、アカンプロセート、アカルボレ(acarbore)、アカルボース、アセトフェナジン(acatophenazine)、acc−001、アセブトロール、アセブトロール塩酸塩、アセクロフェナク、アセトアミド、アセトアミノフェン、アセトアミノフェン;アスピリン;カフェイン、アセトアミノフェン;ブタルビタール(butalbitol)、アセトアミノフェン;コデインリン酸塩、アセタゾラミド、アセタゾラミドナトリウム、酢酸、酢酸;ヒドロコルチゾン、アセトヘキサミド、アセトヒドロキサム酸、アセトフェナジン、アセチルスルフイソオキサゾール、塩化アセチルコリン、アセチルシステイン、アセチルサリチル酸、酸性糖タンパク質、アシトレチン、アクロメタゾン、アクリバスチン;プソイドエフェドリン、アクテムラ、acth、遺伝子組換え活性型第vii因子、アシクロビル、アシクロビルナトリウム、アダリムマブ、アダパレン、アデフォビルジピボキシル、アデメチオニン、アデニン、アデノ随伴ウイルスベクター、アデノシン、アデノウイルスベクター、アデノウイルス、アデノウイルスp53、アジナゾラム、アディポネクチン、adpedf、アドラフィニル、アドレナリン、副腎皮質刺激ホルモン、アドベイト抗血友病因子、血漿/アルブミンフリー法、アドベキシン、aeg35156、アフェリモマブ、ag−707、アガルシダーゼアルファ、アガルシダーゼベータ、アグルコシダーゼアルファ、ags−psca mab、agtc0106、アルモトリプタン(ahnotriptan)、アルベンダゾール、ヨウ素化i−125血清アルブミン、ヨウ素化i−131血清アルブミン、ヒトアルブミン、アルブテロール、アルブテロール硫酸塩、アルブテロール;イプラトロピウム(ipatropium)、アルクロメタゾンジプロピオネート、アルコール、アルデスロイキン、アルデスロイキン、il2、アルドステロン、アレファセプト、アレムツズマブ、アレンドロネート、アレンドロン酸;コレカルシフェロール、アルフェンタニル、アルフェンタニルhcl、アルフェンタニル塩酸塩、アルフェロンn注射剤、アルフィメプラーゼ、アルフゾシン、アルフゾシンhcl、アルグルセラーゼ、アリカホルセン、アリトレチノイン、アリザプリド、アロプリノール、アロプリノールナトリウム、アロベクチン−7、アリルプロジン、アルミノプロフェン、アルモトリプタン、アロセトロンhcl、アルペロプリド、アルファ−1アンチトリプシン、アルファ−1プロテイナーゼ阻害剤、アルファ−ガラクトシダーゼa、アルファプロジン、アルピデム、アルプラゾラム、アルプロスタジル、アルセロキシオン(alseroxion)、アルテプラーゼ(tpa)、アルトレタミン、altu−238、水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム;炭酸マグネシウム、alvac el2otmg、alvac gp100、alvac mn120tmgmp、alvac−cea/b7.1、アマンタジン、アマンタジン塩酸塩、塩化アンベノニウム、アンブリセンタン、アムシノニド、ame527、アメルスカエンメドロネート(amerscaen medronate)ii、アマルスカムスタンナス剤(amerscam stannous agent)、アメルスカンヘパテート(amerscan hepatate)ii、アメセルギド、アンフェナク、amg108/amg531/amg623/amg714、amg221、amg317、amg403、amg517、amg102/amg386/amg479/amg623/amg655/amg706、アミホスチン、アミカシンナトリウム、アミカシン硫酸塩、アミロリド塩酸塩、アミロリド塩酸塩二水和物、アミノ酸、アミノ酸;グリセリン;電解質、アミノアルコール、アミノ酢酸、アミノカプロン酸、アミノグルテチミド、アミノ馬尿酸ナトリウム、アミノレブリン酸、アミノレブリン酸塩酸塩、アミノフィリン、アミノプロピロン、アミノサリチル酸、アミオダロン、アミオダロンhcl、アミオダロン塩酸塩、アミスルプリド、アミトリプチリン、アミトリプチリン塩酸塩、アミトリプチリン;クロルジアゼポキシド(chlordiazipoxide)、アミキセトリン、アンレキサノクス、アムロジピン、アムロジピンベシル酸塩、アムロジピン;アトルバスタチン、アムロジピン;ベナゼプリル、塩化アンモニウム、乳酸アンモニウム、アモバルビタールナトリウム;セコバルビタール(ecobarbital)ナトリウム、アモキサピン、アモキシシリン、アモキシシリン;クラリスロマイシン;ランソプラゾール、アンペロジド、アンフェニドン、アンフェタミン、アンフェタミン;デキストロアンフェタミン、アンホテリシンb、アンピシリン、アンピシリン、およびスルバクタム、アンピシリンナトリウム、アンピシリン三水和物、アンピシリン;クラブラネート(clavulonate)、アンプレナビル、アムリノン乳酸塩、アミリン、アミルペニシリン、アミタールナトリウム、アナグレリド塩酸塩、アナキンラ、アナストラゾール、アンドロピニロール、アンドロステンジオン、アンギオコール(angiocol)、アンギオテンシノーゲン、アニデュラファンギン、アニレリジン、アニシンジオン、an−硫黄コロイド、抗cd16 mab、抗cd23 mab、抗cd3 mab、抗cd80 mab、抗利尿ホルモン、抗血友病因子(antihemophelic factor)(第viii因子)、抗血友病因子(組換え体)、抗hiv−1 mab、抗hsp90 mab、抗イディオタイプがんワクチン(vacccine)、抗ige、抗il−4、抗阻害剤凝固剤複合体、抗インターフェロン−ガンマ、抗lfa−1、マウス、抗ヒトモノクローナル抗体、抗リンホトキシンベータ受容体mab、抗ミュラー管ホルモン、抗pem mab、アンチセンスオリゴヌクレオチド、抗staph mab、抗tac(fv)−pe38免疫毒素(immunotixin)、antivenin crotalidae多価注射剤、antivenin lactrodectus mactans、antivenin micrurus fulvius、アパゾン、apc8024、アプリジン、apo21/治験(amg951)、apo−シラザプリル/hctz、apo−ジゴキシン、apo−エチドロネート、apo−フェノ−スーパー(feno−super)、apo−フレカイニド、アポキン、apo−レベチラセタム、apo−メドロキシ、apo−メロキシカム、apo−メトトレキサート、apo−メトプロロールsr、apo−ミドドリン、apo−ミルタザピン、アポモルフィン、アポモルフィン塩酸塩、アポモルフィン二酢酸塩(apomorphinediacetate)、apo−オメプラゾール、apo−オンダンセトロン、apo−オキシカルバゼピン、apo−ラミプリル、apo−ラニチジン、apo−リスペリドン、apo−スマトリプタン、apo−トピラメート、アプラクロニジン、アプレピタント、ウシアプロチニン、アルガトロバン、アルギニン塩酸塩、アリモクロモル、アリピプラゾール、三酸化ヒ素、アルチカイン塩酸塩/エピネフリン、アスパラギナーゼ、アスピリン、アスピリン;カフェイン;オルフェナドリンクエン酸塩、アスピリン;ジピリダモール、アスピリン;ヒドロコデイン;カフェイン、アスピリン;ヒドロコドン、アスピリン;メプロバメート、アスピリン;プラバスタチン、at−1001、アタザナビル(atazanivir)硫酸塩、アテノロール、アテノロール;クロルタリドン、atl1101、atl1102、アトモキセチン、アトルバスタチンカルシウム、アトバコン、アトバコン;プログアニルhcl、アトラクリウムベシル酸塩、心房性ナトリウム利尿ペプチド、アトロピン硫酸塩、アトロピン硫酸塩/塩化エドロホニウム、弱毒化生麻疹ワクチン、弱毒化ロタウイルスワクチン、オーラノフィン、アウレキス(aurexis)テフィバズマブ、自己腎細胞腫瘍ワクチン、自己腫瘍、自己(autologus)gp100−反応性pblおよびtilとrf−gp100p209、ave0005、ave9633、マイタンシン(maytansin)がロードされた抗cd33 mab、avi−4065、アビプタジル、avr118、avx101、アザシチジン、アザシクロノール、アザタジン、アザチオプリン、アザチオプリンナトリウム、アゼライン酸、アゼラスチン、アゼラスチンhcl、アジドシリン、アジスロマイシン、azt;3tc;アバカビル、アズトレオナム、アズトレオナムリジン酸塩、バカンピシリン、bacille calmette−guerin、バシトラシン、バシトラシン亜鉛、バシトラシン;ポリミキシンb硫酸塩、バクロフェン、細菌性リパーゼ、静菌性塩化ナトリウム、静菌水、バピネオズマブ、硫酸バリウム、バシリキシマブ、バビツキシマブ、bcl−2アンチセンスオリゴヌクレオチド、g−3139、ベカプレルミン、ベカテカリン、ベクロメタゾン二プロピオン酸塩、ベラタセプト、ベナクチジン、ベナゼプリル塩酸塩、ベナゼプリル;ヒドロクロロチアジド、ベンドロフルメチアジド、ベンドロフルメチアジド;ナドロール、ベンモキシン、ベノキサプロフェン、ベンペリドール、ベンセラジド、ベントクアタム、ベンザマイシン、安息香酸、ベンゾナテート、過酸化ベンゾイル、過酸化ベンゾイル;クリンダマイシン、ベンズフェタミン、ベンズフェタミン;ジエチルプロプリオン(diethylproprion)、ベンズピペリロン、ベンズキナミド、ベンズキナミド塩酸塩、ベンズトロピン、ベンズトロピンメシル酸塩、ベンジダミン(benzydramine)、ベンジルモルヒネ、ベンジルペニシリン、ベラクタント、ボルテゾミブ(bertezomib)、ベータ−2、ベタヒスチン、ベタイン、無水ベタイン、ベタメタゾン酢酸エステル、ベタメタゾンジプロピオネート、ベタメタゾンナトリウムホスフェート、ベタメタゾン吉草酸エステル、ベタセロン、ベタキソロール、ベタキソロール塩酸塩、塩化ベタネコール、ベバシズマブ、ベキサロテン、ベジトラミド、ビカルタミド、ビマトプロスト、ビモシアモース二ナトリウム、ビネダリン、ビペリデン、二相性インスリンアスパルト、ビソプロロールフマル酸塩、ビトルテロール、ビトルテロールメシル酸塩、ビバリルジン、ビバツズマブ、ブレオマイシン、ブレオマイシン硫酸塩、blx883、ボルテゾミブ、ボセンタン、ボツリヌス毒タイプa+b、ウシ胆汁抽出物、br3−fc、ブレチリウムトシレート、ブリモニジン酒石酸塩、ブリンゾールアミド、ブロファロミン、ブロメライン;vit c;Iグルタミン;msm;ケルセチン、ブロムフェナク、ブロミソバルム、ブロモクリプチン、ブロモクリプチンメシル酸塩、ブロモジフェンヒドラミン;コデイン、ブロモフェニラミン;デキストロメトルファン(dextromethorphin);プソイドエフェドリン、ブロモフェニラミン;プソイドエフェドリン(pseudophedrine)、ブロモフェニラミン;プソイドエフェドリン(pseuodophedrine)、ブロモプリド、ブロムペリドール、ブロムフェニラミン、ブロムフェニラミンマレイン酸塩、ブルシン、ブクリジン、ブデソニド、ブデソニド;フォルモテロールフマル酸塩、ブデソニド;フォルモテロール、ブジピン、ブフェキサマク、緩衝化された髄腔内電解質/デキストロース、ブメタニド、ブピバカイン塩酸塩、ブピバカイン塩酸塩/エピネフリン、ブピバカイン塩酸塩/エピネフリン酒石酸水素塩、ブピバカイン(bupivocaine);リドカイン、ブプレノルフィン、ブプレノルフィン塩酸塩、ブプレノルフィン塩酸塩/ナロキソン塩酸塩、ブプロピオン、ブプロピオン塩酸塩、ブラメート(buramate)、バルサラジド(busalazide)二ナトリウム、ブセレリン、ブスピロン、ブスピロン塩酸塩、ブスルファン、ブタバルビタール、ブタクラモール、ブタルビタール、ブタルビタール;アセトアミノフェン、ブタルビタール;アセトアミノフェン;カフェイン、ブタルビタール;apap、ブタルビタール;asa、ブタンアミド、ブタペラジン、ブテナフィンhcl、硝酸ブトコナゾール、ブトルファノール、ブトルファノール酒石酸塩、ブトリプチリン、ca4p、カベルゴリン、カフェイン、カフェインクエン酸塩、カフェイン;エルゴタミン、caiv−t、カルシフェロール、カルシポトリエン、カルシトニン、カルシトニンサルモン、カルシトリオール、酢酸カルシウム、炭酸カルシウム;リセドロネート(residronate)、塩化カルシウム、エデト酸カルシウム二ナトリウム、グルコン酸カルシウム、カルシウム−n−カルバモイルアスパルテート(carboamoylaspartate)、カルファクタント、カンデサルタン、カンナビノイド(cannobinoid)、カペシタビン、カプレオマイシン硫酸塩、カプロマブペンデチド、カプトジアミン、カプトプリル、カプトプリル;hctz、カプリド、カルバコール、カルバマゼピン、カルバミン酸、カルブクロラル(carbcloral)、カルベニシリン、カルビドパ、カルビドパ;レボドパ、カルビノキサミンマレイン酸塩、カルビフェン、カルボカイン、炭素13尿素、炭素14尿素、カルボプラチン、カルボプロストトロメタミン、カルボン酸、カルボキシペプチダーゼ、カルブロマール、心筋保護液、カルジオトロフィン−1、カルフェシリン、カリンダシリン、カリソプロドール、カルムスチン、カロキサゾン、カルフェナジン、カルピプラミン、カルプロフェン、カルテオロール塩酸塩、カルベジロール、カスポファンギン酢酸塩、カスポファンギンmsd、cat3888、カツマキソマブ、cb001、cc10、ccr5 mab、cdp791、cea、セファクロル、セファドロキシル、セファマンドール、セファゾリン、セファゾリンナトリウム、セフジニル、セフジトレンピボキシル、セフェピム塩酸塩、セフィブチン(cefibutin)、セフィネタゾール(cefinetazole)、セフィキシム、セフメタゾール、セフォペラゾン、セフォタキシム、セフォタキシムナトリウム、セフォテタン、セフォキシチン、セフォキシチンナトリウム、セフポドキシムプロキセチル、セフプロジル、セフタジジム、セフタジジムナトリウム、セフトリアキソン、セフトリアキソンナトリウム、セフロキシム、セフロキシムアキセチル、セフロキシムナトリウム、セレコキシブ、細胞療法、細胞インプラント療法、セファセトリル、セファレキシン、セファログリシン、セファロリジン、セファロスポリンc、セファロスポリン、セファロチン、セファマイシンa、セファマイシンb、セファマイシンc、セファマイシン、セファリン(cepharin)、セフラジン、cere−110、cere−120、セレブロ(cerebro)、セレダーゼ、セレテク(ceretec)、セリクラミン、セルトリズマブペゴル、ceti−1ワクチン、セチリジン(cetrizine)、セトロレリクス、セツキシマブ、セビメリンhcl、セビメリンhcl、キメラmab、キメラモノクローナル抗体、キメラ腫瘍壊死療法(tnt)、キメラ−抗インターロイキン−6モノクローナル抗体、chir−12.12、クロラールベタイン、クロランブシル、クロラムフェニコール、クロラムフェニコールコハク酸ナトリウム、クロルジアゼポキシド、クロルヘキシジングルコン酸塩、クロロブチンペニシリン、クロロマイセチン、クロロプロカイン、クロロプロカイン塩酸塩、クロロキンリン酸塩、クロロチアジド、クロロチアジドナトリウム、クロロキシン、クロルフェニラミン、クロルフェニラミン;ヒドロコドン、クロルプロマジン、クロルプロマジン塩酸塩、クロルプロマジン塩酸塩インテンソール、クロルプロパミド、クロルプロチキセン、クロルタリドン、クロルチアジド;レセルピン、クロルゾキサゾン、コレシストキニン、コレスト−4−エン−3−オン、オキシム、コレスチラミン、コール酸、コリン、コリオゴナドトロピンアルファ、絨毛性ゴナドトロピン、塩化第二クロム、リン酸第二クロムp32、クロミトペナトリウム(chromitope sodium)、シクレソニド、シクロピロクス、シクロピロクスオラミン、シクロプリラックス(cicloprilax)、シクロスポリン、シドフォビル、シラザプリル(cilazaprol)、シレンギチド、シロスタゾール、シメチジン、シメチジン塩酸塩、シナカルセト、シンコフェン、シンメタシン、シンナリジン、シプラマドール(cipramadol)、シプロフロキサシン、シプロフロキサシン塩酸塩、シプロフロキサシン;デキサメタゾン(dexamtheasone)、シサトラクリウムベシル酸塩、cis−mdp、シスプラチン、シスプラチン/5−fu療法、シタロプラム、シタロプラム臭化水素酸塩、クラドリビン、クラリスロマイシン、クレボプリド、クレマスチン、クレマスチンフマル酸塩、クリンダマイシン塩酸塩、クリンダマイシン注射剤、usp、クリンダマイシンリン酸塩、クリンダマイシン;過酸化ベンゾイル、クリオキノール、クリオキノール;ヒドロコルチゾン、クロベンゼパム、クロベタゾール、クロベタゾールプロピオン酸エステル、クロカプラミン、クロコルトロンピバレート、クロファラビン、クロフィブレート、クロマクラン、クロメタシン、クロメトシリン、クロミフェンクエン酸塩、クロミプラミン、クロミプラミン塩酸塩、クロナゼパム、クロニジン、クロニジン塩酸塩、クロニジン;クロルタリドン、クロニタゼン、クロニキシン、クロペンチキソール、クロピドグレル、クロプリアク(clopriac)、クロラゼペート二カリウム、クロスピラジン、クロチアピン、クロトリマゾール、クロトリマゾール;ベタメタゾン、クロボキサミン、クロキサシリン、クロキサシリンナトリウム、クロザピン、cmc−544、cmd−193、cnto1275、cnto328、coビカルタミド、coシラザプリル、coフルコナゾール、coホシノプリル、coイプラ−サル(ipra−sal)、coリスペリドン、coサルブト−イプラット(salbut−iprat)吸入溶液、coトピラメート、塩化コバルト、コデイン、コデインリン酸塩、コデイン;クロルフェニラミン、コルヒチン;プロベネシド(probenicid)、コレセベラムhcl、コレスチポールhcl、コルフォセリルパルミテート、コリスチメテート、コリスチメテートナトリウム、コラゲナーゼ、コンパジン、コニバプタン塩酸塩、銅、コルチコレリンオーバイントリフルテート、コルチコトロピン、コルチコトロピン−放出ホルモン、コルチゾン酢酸エステル、co−セルトラリン、コチニン、cp−547,632、cp−751,871、cpg7909、cr0002、クリサンタスパーゼ、クロモリンナトリウム、クロモリンスルフェート、クロタミトン、cs1008、ctg cca cgt tct cct gc−、塩化第二銅、シアメマジン、シアノコバラミン、シクラシリン、シクリジン、シクロベンザプリン、シクロベンザプリン塩酸塩、シクロペントレート塩酸塩、シクロペントレート;フェニレフリン、シクロホスファミド、シクロスポリン、シクロスポリンa、シクロスポリン、シプロヘプタジン、シプロヘプタジン塩酸塩、システイニルロイコトリエン、シタラビン、サイトメガロウイルス免疫グロブリン(cmv−igiv)、ダカルバジン、ダクリズマブ、ダクチノマイシン、ダルテパリンナトリウム、ダナゾール、ダントロレンナトリウム、ダプソン、ダプトマイシン、ダルベポエチンアルファ、ダリフェナシンhcl、ダルナビル、ダサチニブ、ダウノルビシンクエン酸塩、ダウノルビシン塩酸塩(と、リポソーム)、ddavp、デシタビン、デフェリプロン、デフェロキサミンメシル酸塩、デフィブロチド、デヒドロエピアンドロステロン、デラビルジンメシル酸塩、デメクロサイクリン塩酸塩、樹状細胞ワクチン、デニロイキンジフチトキス、デノスマブ、デヌホソール四ナトリウム、デオキシガラクトノジリマイシン塩酸塩、デオキシリボースホスホロチオエート、デプレニル、デスフルラン、デシプラミン、デシプラミン塩酸塩、デシルジン、組換えデシルジン、デスロラタジン、desmodus rotundus唾液プラスミノーゲンアクチベーター(dspa)、デスモプレシン酢酸塩、デソゲストレル、デソゲストレル;エチニルエストラジオール、デソニド、デソキシメタゾン、酸化ジュウテリウム、デキサメタゾン、デキサメタゾンインテンソール、デキサメタゾンナトリウムホスフェート、デキスクロルフェニラミンマレイン酸塩、デクスフェンフルラミン、デキスメデトミジン、デキスメチルフェニデート(dexmethylphenidate)hcl、デクスラゾキサン、デクスラゾキサン塩酸塩、デキストロメトルファン(dextramethorphan);グアイフェネシン(guafenisin);プソイドエフェドリン、デキストロアンフェタミン、デキストロアンフェタミンサッカレート、デキストロアンフェタミン硫酸塩、デキストロメトルファン、デキストロモルアミド、デキストロプロポキシフェン、デキストロース、デキストロース透析液、ジアミノピリジンホスフェート、ジアモルヒネ、ジアトリゾエートメグルミン、ジアトリゾエートナトリウム、ジアゼパム、ジアゾキシド、ジベンジリン、ジボテルミンアルファ、ジクロフェナク、ジクロフェナク;ミソプロストール、ジクロキサシリン、ジクロキサシリンナトリウム、ジサイクロミン塩酸塩、ジダノシン、ジエチルプロピオン、ジフェノキシン;アトロピン、ジフロラゾン二酢酸エステル、ジフルニサル、ジゴキシン、ジヒドロコデイン、ジヒドロエルゴクリプチン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、ジルチアゼム、ジルチアゼム塩酸塩、ジメンヒドリネート、ジメルカプロール、ジメチルスルホキシド、ジメチルフェニデート、ジナプロストン(dinaprostone)、ジノプロストン、ジフェンヒドラミン、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ジフェニシリン、ジフェニドール、ジフェノキシレート、ジフェノキシレート;アトロピン、ジフェニルシクロプロペノン、ジフテリア/破傷風/百日咳/B型肝炎ワクチン、ジフテリア/破傷風/百日咳/B型肝炎/灰白髄炎(poliomylelitis)ワクチン、ジフィリン、ジピパノン、ジピベフリン塩酸塩、ジフテリア/破傷風/B型肝炎/灰白髄炎/hib/百日咳(perutssis)ワクチン、ジピリダモール、ジソピラミドリン酸塩、ジスルフィラム、dmsa、dnaナノ粒子遺伝子療法、dnaワクチン、dnase、ドブタミン塩酸塩、ドセタキセル、ドコサヘキサエン酸、ドコサノール、ドフェチリド、ドラセトロンメシル酸塩一水和物、ドラセトロンメタンスルホン酸塩(dolasetronmethanesulfonate)、ドロフィン塩酸塩、dom−アレンドロネート、dom−アレンドロネート、dom−アナグレリド、dom−ビカルタミド、dom−シタロプラム、dom−ドキシサイクリン、ドメリドン(domeridone)、dom−ヒドロクロロチアジド、dom−ミルタザピン、dom−オンダンセトロン(ondanssetron)、dom−リスペリドン、dom−シムバスタチン、dom−ウルソジオールc、ドネペジル、ドーパミン、ドーパミン塩酸塩、ドルナーゼアルファ、ドルゾールアミド、ドルゾールアミド;チモロール、ドスレピン、ドキセルカルシフェロール(doxacalciferol)、ドキサプラム塩酸塩、ドキサゾシンメシル酸塩、ドキセピン、ドキセピン塩酸塩、ドキソルビシン、ドキソルビシン炭素/鉄、ドキソルビシン塩酸塩、ドキソルビシンポリイソヘキシルシアノアクリレートナノ粒子、ドキシサイクリン、ドキシサイクリンヒクレート、ドキシラミン、ドキシラミンコハク酸塩、ドロナビノール、ドロペリドール、ドロプレニルアミン(droprenilamin)hcl、ドロスピレノン;エストラジオール、ドロスポレノン(drosporenone);エチニルエストラジオール、ドロトレコギンアルファ、dtpワクチン、dtpa、ズロキセチン、ズラマイシン、ズタステリド、dx−88、dx−890、ジフィリン、ウシ網膜s−抗原を伴うe.coli熱ショックタンパク質70、e.e.s.エリスロマイシン、エチルスクシネート、エコナゾール硝酸塩、エクロメキシマブ、エクテイナシジン743、エクリズマブ、エデト酸カルシウム二ナトリウム、エデト酸塩二ナトリウム、塩化エドロホニウム、エファリズマブ、エファビレンズ、エフロールニチン、egen−001、電解洗浄液、エレトリプタン、エリプロジル、emd273063、エメダスチンジフマル酸塩、エムトリシタビン、エナラプリル、エナラプリルマレイン酸塩、エナラプリルマレイン酸塩;フェロジピン、エナラプリル;ジルチアゼム、エナラプリラト、エンシプラジン、塩化エドロホニウム(endrophonium chloride)、エンフルラン、エンフビルチド、ヒト好中球エラスターゼの操作されたタンパク質阻害剤、エノキサパリンナトリウム、エンタカポン、エンテカビル、エンザスタウリン塩酸塩、エフェドリン、エピナスチンhcl、エピネフリン、エピネフリン、エピルビシン塩酸塩、エプレレノン、エポエチンアルファ、epo−fc、エポプロステロールナトリウム、エポチロンb、エプロサルタン、エプスタイン−バーウイルスワクチン、エプタコグアルファ、エプタスチグミン、エプチフィバチド、エプトテルミンアルファ、エルゴカルシフェロール、エルゴリンプラミペキソール(ergolinepramipexole)、エルゴロイドメシル酸塩、エルゴタミン、エルゴタミン酒石酸塩、エルゴタミン;カフェイン、エルロチニブ、エルタペネムナトリウム、エリスロシンステアリン酸塩(erythrocin stearate)、エリスロマイシン、エリスロマイシン塩基、エリスロマイシンエストレート、エリスロマイシンエチルスクシネート、エリスロマイシンラクトビオネート、エリスロマイシンステアリン酸塩、エリスロマイシン;スルフイソオキサゾール、エリスロポエチン、エリスロポエチンb、エスシタロプラム、エスシタロプラムシュウ酸塩、エスモロール塩酸塩、エソメプラゾールナトリウム、エスタゾラム、エストラジオール、エストラジオールアセテート、エストラジオールシピオネート、エストラジオール半水化物、およびプロゲステロン、エストラジオールバレレート、エストラジオール;ノルエチンドロン、エストラムスチンリン酸塩、エストリオール、エストロゲン;プロゲステロン、エストロゲン、抱合型エストロゲン;メドロキシプロゲステロン、エストロン、エストロピペート、エスゾピクロン、エタミフィリン、エタネルセプト、エタクアロン、エタクリン酸ナトリウム、エタクリン酸、エタンブトール、エタンブトール塩酸塩、エタノール、エタノールアミンオレイン酸塩、エチニルエストラジオール(ethiinyl estradiol);エチナジオールアセテート(ethynadiol acetate)、エチニルエストラジオール(ethinyl estradil);レボノルゲストレル、エチニルエストラジオール、エチニルエストラジオール;ノルエチンドロン、エチニルエストラジオール;レボノルゲストレル、エチニルエストラジオール;レボノゲストレル、エチオダイズドオイル、エチオナミド、エトヘプタジン、エトスクシミド、エトトイン、エイコサペンタエン酸エチル(ethyl eicosopentaenoate)、エチニルシチジン、eti−201、エチドロン酸二ナトリウム、エチレフリン、エトドラク、エトポシド、リン酸エトポシド、eu/3/04/247、エキセメスタン、エキセナチドlar、合成エキセナチド、長期フェニトインナトリウム、エゼチミベ、第ix因子複合体(konyne80、熱処理したプロフィルニン(profilnine)、プロプレックスsx−t、プロプレックス−t)、第vii因子、第viii因子、第xi因子、ファムシクロビル、ファモチジン、フェルバメート、フェロジピン、フェンフルラミン、フェノフィブレート、フェノルドパムメシル酸塩、フェノプロフェンカルシウム、フェンタニル、フェンタニルクエン酸塩、フェルモキシド、フェルモキシル(ferumoxsil)、フェキソフェナジン、フェキソフェナジン塩酸塩、fgf−1、fgf−5ペプチド、フィブリンシーラント、線維芽細胞増殖因子1、フェンタニル(fientanyl)、フィルグラスチム、フィナステリド、フラボキサート塩酸塩、フレカイニド酢酸塩、フレシノキサン、フロクスウリジン、フルコナゾール、フルシトシン、フルダラビンリン酸エステル、フルデオキシグルコース、フルデオキシグルコースf−18、フルドロコルチゾン酢酸エステル、フルマゼニル、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノロン;トレチノイン(tetrinoin);ヒドロキノン、フルオシノニド、フルオロメタロンアセテート(fluoromethalone acetate)、フルオロメトロン、フルオロウラシル、フルオキセチン、フルオキセチン塩酸塩、フルオキシメステロン、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルフェナジンデカン酸エステル、フルフェナジン塩酸塩、フルピルチン、フルランドレノリド、フルラゼパム、フルラゼパム塩酸塩、フルルビプロフェン、フルルビプロフェンナトリウム、フルスピリレン、フルタミド、フルチカゾンプロピオン酸エステル、フルバスタチン、フルボキサミン、フルボキサミンマレイン酸塩、葉酸、卵胞刺激ホルモン、フォリトロピンアルファ/ベータ、ホメピゾール、フォンダパリヌクスナトリウム、ホミビルセン(formivirsen)、ホルモテロールフマル酸塩、ホサンプレナビル、ホサンプレナビルカルシウム、ホスカビル、ホスホマイシン;トロメタミン、ホシノプリル、ホシノプリルナトリウム、ホスフェニトインナトリウム、フロバトリプタン、フルベストラント、フマギリン、フロセミド、g17(9)ガストリン−ジフテリアトキソイドコンジュゲート、ガバペンチン、ガドベン酸ジメグルミン、ガドジアミド、ガドペンテト酸ジメグルミン、ガドテリドール、ガドベルセタミド、ga−gcb、ガランタミン、クエン酸ガリウムga67、硝酸ガリウム、ガルスルファーゼ、ガムネックス、ガンシクロビル、ガンシクロビルナトリウム、ガニレリクス酢酸塩、ガラマイシン、ガストリン、ガチフロキサシン、ゲフィチニブ、ゲムシタビン塩酸塩、ゲムフィブロジル、ゲミフロキサシンメシル酸塩、ゲムツズマブオゾガマイシン(gemtuzumab ozofamicin)、遺伝子療法、ゲンタマイシン、ゲンタマイシン硫酸塩、ゲピロン、グレリン、ギマテカン、g−インターフェロン、グラチラマー酢酸塩、グリアタク(gliatak)、グリクラジド、グリメピリド、グリメピリド、グリピジド、グリピジド;メトホルミン(mefformin)、グルカゴン、グルココルチコイド、グルタチオン、グリブリド、グリブリド;メトホルミン、グリセリルルトリニトレート、グリシン、グリコピロレート、gm−csf、gmk、ゴリムマブ、性腺刺激絨毛性ゴナドトロピン放出ホルモン、ゴセレリン酢酸塩、グラミシジン;ネオマイシン;ポリミキシンb硫酸塩、グラニセトロン、グラニセトロン塩酸塩、グリセオフルビン、c群髄膜炎菌共役ワクチン、成長ホルモン、gti2040、グアイフェネシン、グアイフェネシン;プソイドエフェドリン(pseuodoephedrine)、グアナベンズ酢酸塩、グアンファシン塩酸塩、グアニジン塩酸塩、グスペリムス三塩酸塩、gvak(白血病、膵臓、前立腺)、h.pyloriウレアーゼ呼気(breathe)試験、ハルシノニド、ハロベタゾールプロピオン酸エステル、ハロフジノン臭化水素酸塩、ハロペリドール、ハロペリドールデカン酸エステル、乳酸ハロペリドール、ハロペリドール(haloperidole)、ハロタン、hctz;イルベサルタン、hctz;オルメサルタン、hctz;キナプリル(quinipril)、hctz;スピロノラクトン、ヘリオックス、ヘパリンナトリウム、a型肝炎およびb肝炎ワクチン、不活化a型肝炎ワクチン、b型肝炎免疫グロブリン、b型肝炎ワクチン、c型肝炎免疫グロブリン、肝細胞増殖因子遺伝子療法、ヘプチルペニシリン、ヘルペスDNAワクチン、単純ヘルペスウイルス、ヘタシリン、ヘキサクロロシクロヘキサン、ヘキサクロロフェン、六価ワクチン、hgs−etr1/hgs−etr2、hgs−tr2j、hgtv43遺伝子医薬品、hibワクチン、hib;neisseria mening;hep b抗原ワクチン、ヒスタミン二塩酸塩、ヒストレリン、hiv DNAワクチン、hiv組換えワクチン、hla−b27由来ペプチド、ホマトロピンメチルブロミド(homatroprine methylbromide)、ホモハリングトニン、ホモハリングトニン、組換えatiii(hrecombinant atiii)、h−チロシン−グリシン−フェニルアラニン−グリシン−グリシン−oh、huc242−dm4、ヒトアルファ1(alphal)−プロテイナーゼ阻害剤、ヒト絨毛性ゴナドトロピン、ヒトサイトメガロウイルス免疫グロブリン、ヒトhpvワクチン、ヒト免疫グロブリン、ヒトインターロイキン−2、ヒト肝細胞療法、ヒト閉経ゴナドトロピン、ヒトモノクローナル抗体、ヒトモノクローナル抗体ab88bv59、hla−drに対するヒトモノクローナル抗体、ヒトモノクローナルB型肝炎免疫グロブリン、ヒト正常免疫グロブリン(ivig)、ヒト胎盤性ラクトゲン、ヒトstaphylococcus aureus免疫グロブリン、ヒトテロメラーゼ逆転写酵素ペプチド、ヒト化アゴニスト抗cd28モノクローナル抗体、humax−cd20、humax−cd4、humax−egfr、hun901−dm1、huzaf、ヒアルロニダーゼ、ヒドララジン塩酸塩、ヒドララジン;hctz、ヒドララジン;ヒドロクロロチアジド、ヒドララジン;isdn、ヒドラジン、ヒドロクロロチアジド、ヒドロコドン酒石酸水素塩、ヒドロコドン;アセトアミノフェン、ヒドロコドン;ホマトロピン、ヒドロコドン;イブプロフェン、ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾンナトリウムスクシネート、吉草酸ヒドロコルチゾン、ヒドロコルチゾン;ネオマイシン;ポリミキシンb、ヒドロコルチゾン;プラモキシン、ヒドロフルメチアジド、水素化麦角アルカロイド、ヒドロモルフォン、ヒドロモルフォン塩酸塩、ヒドロキソコバラミン、ヒドロキシアンフェタミン;トロピカミド、ヒドロキシクロロキン硫酸塩、ヒドロキシエチルデンプン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシウレア、ヒドロキシジン、ヒドロキシジン塩酸塩、ヒドロキシジンパモ酸塩、ヒヨスチン、イバンドロン酸、イブプロフェン、イブプロフェン;プソイドエフェドリン、イブチリドフマル酸塩、イカチバント酢酸塩、イコデキストリン、イダルビシン塩酸塩、イダゾキサン、イデベノン、イドクスウリジン、イズロネート−2−スルファターゼ、イズルスルファーゼ、イホスファミド、ign101、ign311、il13−pe38qqr、il−1r、il−2、il−2/ep、il−21、il−4r、イロプロスト、ima−638、イマチニブ、メシル酸イマチニブ(imatinib mesilate)、メシル酸イマチニブ(imatinib mesylate)、imc−3g3/imc−11f8/imc−18f1/imc−1121b/imc−a12、イメキソン、イミグルセラーゼ、イミプラミン、イミプラミン塩酸塩、イミキモド、immu−100/immu−101/immu−102/immu−105/immu−106/immu−107、免疫グロブリン、不活化されたA型肝炎ウイルス;B型肝炎表面抗原懸濁液、不活化B型肝炎ワクチン、不活化ポリオウイルスワクチン、不活化狂犬病ウイルスワクチン、イナムリノン乳酸塩、インダパミド、インジクロル(indiclor)、インジナビル、111のインジウムdtpa、111のインジウム塩化物、111のインジウムオキシキノリン、111のインジウムペンテト酸二ナトリウム(pentetate disodium)、111のインジウムペンテトレオチド、インドシアニングリーン、インドメタシン、インドメタシンナトリウム、インドプロフェン、インフリキシマブ、ing1、ingapペプチド、ingn225/ingn234/ingn241/ingn401、インヒビン、inn−カルグルム酸(carglumic acid)、inn−イバブラジン、inno102、inno−105/inno−305/inno−406、inn−プロテインC、イノリモマブ、ins37217、インスリン(r dna起始部)、インスリン(組換えヒト)、インスリンアスパルト、組換えインスリンアスパルト、組換えインスリンデテミル、組換えインスリングラルギン、インスリングルシン(insulin glusine)、組換えインスリンリスプロプロタミン、精製豚肉インスリン、インスリン亜鉛、インスリン様増殖因子、インターフェロンアルファ−2a、インターフェロンアルファソン−1(interferon alfason−1)、インターフェロンアルファ、インターフェロンb 1a、インターフェロンベータ1−b、インターフェロンベータ遺伝子送達、インターフェロンベータ−1a、インターフェロンガンマ、インターフェロンガンマ−1b、インターフェロンオメガ、インターロイキン−1trap、インターロイキン−3/インターロイキン−12、静脈内免疫グロブリン、イオベングアンスルフェートi131、ヨウ素化125アルブミン、ヨウ素化131アルブミン、ヨウ素、イオジパミドメグルミン、イオジキサノール、ヨード−l−フェニルアラニン、イオヘキソール、イオパミドール、イオタラム酸メグルミン、イオタラム酸ナトリウム、イオベルソール、イオキサグル酸メグルミン、イオキサグル酸ナトリウム、イピリムマブ、臭化イプラトロピウム、イプロニアジド、イプサピロン(ipsapiraone)、ir103w/アンプリバキス(amplivax)、イルベサルタン、イルベサルタン;hctz、イルベサルタン;ヒドロクロロチアジド、イリノテカン塩酸塩、鉄デキストラン、鉄スクロース、isf154、isis113715、isis301012、イソカルボキサジド、イソエタリン塩酸塩、イソフルラン、イソロイシン、イソメテプテン、イソニアジド、イソフェンインスリン、イソプロテレノール、イソプロテレノールビタートレート、イソプロテレノール塩酸塩、二硝酸イソソルビド、一硝酸イソソルビド、イソスルファンブルー、等張性ゲンタマイシン硫酸塩、イソトレチノイン、イスラジピン、イトラコナゾール、iv脂肪エマルジョン、iv脂質、イバブラジン、イベルメクチン、カナマイシン、カナマイシン硫酸塩、ケタミン、ケタミン塩酸塩、ケトコナゾール、ケトプロフェン、ケトロラック、ケトロラックトロメタミン、ケトチフェン、ケタンセリン(kitanserin)、kl−4ペプチド+脂質、kos−862/kos−953 kp−1461、ラベタロール塩酸塩、乳酸加リンガー液(ringer’s)、ラクトフェリン(lactoferin)、ラクツロース、I−アルファアセチルメタドール、ラミブジン、ラミブジン;ジドブジン、ラモトリジン、ランレオチド、ランソプラゾール、炭酸ランタン、ラロニダーゼ、I−アスパラギナーゼ、ラタノプロスト、ラザベミド、レフルノミド、レナリドミド、レンチウイルスベクター、lep−etu/lep−sn38、組換えレピルジン、レプチン、レラファオン(lerafaon)−etu、レソピトロン、レスタウルチニブ、レトロゾール、ロイコボリンカルシウム、ロイプロリド、ロイプロリド酢酸塩、レバルブテロール塩酸塩、レバミゾール塩酸塩(levamisol hydrochloride)、レベチラセタム、レボブノロール塩酸塩、レボカバスチン、レボカルニチン、レボドパ、レボドパおよびカルビドパ、レボドパ;カルボドパ(carbodpa)、レボフロキサシン、レボノルゲストレル、レボルファン酒石酸塩、レボルファノール、レボルファノール酒石酸塩、レボチロキシンナトリウム、リアロゾール、リドカイン、リドカイン塩酸塩、リドカイン;プリロカイン、リドカイン;テトラカイン、リグノカイン;ポリミキシンb硫酸塩、リンコマイシン塩酸塩、リネゾリド、リオチロニンナトリウム、リポソームドキソルビシン、リポソームモルヒネ、リラグルチド、リシノプリル、リシノプリル;hctz、リスリド、炭酸リチウム、クエン酸リチウム、生弱毒化腸チフスワクチン、I−リシン−n−アセチル−I−システイネート、ロジン(Iodine)、ロドキサミドトロメタミン、ロフェンタニル、ロフェプラミン、ロメフロキサシンhcl、ロムスチン、ロペラミド塩酸塩、ロピナビル(lopinovir);リトナビル、ロプラゾラム、ロラカルベフ、ロラチジン、ロラゼパム、ロサルタン;hctz、ロサルタン;ヒドロクロロチアジド、ロテプレドノール、ロテプレドノールエタボン酸エステル、ロバスタチン、ロバスタチン;ナイアシン、ロキサグレートナトリウム(loxaglate sodium)、ロキサピン、ロキサピンコハク酸塩、イオキシラン(loxilan)、ルミガン;チモロール、ルミラコキシブ、ルスプルチド、黄体形成ホルモン、ly 2181308、Iy2275796、リンホスタット−b、リシン酢酸塩、m m r vax ii注射剤、m.t.e.−4/m.t.e−6、m195−ビスマス213コンジュゲート、m200、mab hefi−1、マフェニド酢酸塩、mage−3、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、マラチオン、マンガホジピル三ナトリウム(mangafodinir trisodium)、塩化マンガン、マンニトール、マンニトルウム(mannitolum)、マプロチリン塩酸塩、マプロチリン(maprotoline)、mart−1黒色腫ワクチン、マツズマブ、マジプレドン、mdx−060、mdx−066、mdx−070、mdx−1100、mdx−1303、mdx−214、麻疹流行性耳下腺炎風疹ワクチン、麻疹流行性耳下腺炎ワクチン、メベンダゾール、メブロフェニン、メカミラミンhcl、メカセルミン、組換えメカセルミン、メカセルミンリンファベート、組換えメカセルミンリンファベート、メクロレタミン塩酸塩、メクリジン塩酸塩、メクロフェナメート、メクロフェナメートナトリウム、メクロカロン、メデトミジン、medi−507シプリズマブ、medi−522、medi−528抗il−9 mab、medi−534 rsv/piv−3ワクチン、medi−545、メジホキサミン、メドロキシプロゲステロン酢酸エステル、メフェナム酸、メフロキン、メフロキン塩酸塩、メゲストロール酢酸エステル、メラニン細胞刺激ホルモン、メラトニン、黒色腫腫瘍(melonom tumor)−反応性自己til、メロキシカム、メルペロン、メルファラン塩酸塩、メマンチン、髄膜炎菌性c群ワクチン、髄膜炎菌ポリサッカライドワクチン、メノトロピン、メントール、メペンゾレート、メペリジン、メペリジンhcl、メペリジン塩酸塩、メピバカイン塩酸塩、メピバカイン(mepivicaine);レボノルデフリン、メポリズマブ、メプロバメート、メプタジノール、メキノール;トレチノイン、メルカプタミンビタートレート、メルカプトプリン、メロペネム、メサラミン、メサラミン;5−asa、メスナ、メソリダジン、メタンピシリン、メタプロテレノール、メタプロテレノール硫酸塩、メタラミノール酒石酸水素塩、準安定テクネチウム99デモガストリン(demogastrin)2、メタキサロン、メトホルミン、メトホルミン塩酸塩、メトホルミン;ピオグリタゾン、メトホルミン;ロシグリタゾン、塩化メタコリン、メタドン塩酸塩、メタンフェタミンhcl、メタカロン、メタゾラミド、メテナミン馬尿酸塩、メテナミンマンデル酸塩、メチシリン、メチマゾール、メトカルバモール、メトヘキシタールナトリウム、メトトレキサート、メトトレキサートナトリウム、メトトリメプラジン、メトキサレン、メスプリロン、メトスコポラミン、メトスクシミド、メチクロチアジド、メチルアミノレブリネート(methyl aminolevukinate)、メチルドパ、メチルドパ(methyidopa);hctz、メチルドペート塩酸塩、メチレン−テトラヒドロフォレート、メチレン−テトラヒドロ葉酸、メチルエルゴノビンマレイン酸塩、メチルフェニデート、メチルフェニデート塩酸塩、メチル−ホスホロチオエートオリゴヌクレオチド、メチルプレドニゾロン、メチルプレドニゾロン酢酸エステル、メチルプレドニゾロンコハク酸ナトリウム、メチルテストステロン、メチフェニデート(methyphenidate)、メチプリロン、メチセルギド、メチプラノロール、メトクロプラミド、メトクロプラミド塩酸塩、メトフェナゼート(metofenazate)、メトラゾン、メトミデート、メトピマジン、メトポン、メトプロロール、メトプロロール酒石酸塩、メトラリンドール、メトロニダゾール、メトロニダゾール;ナイスタチン、メチラポン、メチロシン、メキシレチン塩酸塩、mg98、ミアンセリン、ミカファンギンナトリウム、ミコナゾール、ミコフェノール酸、micro+4/micro+5/micro+6/micro cr/micro cu/micro i/micro mn/micro se、ミダゾラム、ミダゾラム塩酸塩、ミドドリン塩酸塩、ミドスタウリン、ミフェプリストーン、ミグリトール、ミグルスタット、ミルナシプラン、乳酸ミルリノン、ミルテホシン、ミナプリン、ミノサイクリン、ミノサイクリン塩酸塩、ミノキシジル、ミルタザピン、ミソプロストール、マイトマイシン、ミトタン、ミトキサントロン、ミトキサントロン塩酸塩、塩化ミバクリウム、min1202、min−02、mm−093、mmr;水痘ワクチン、モクロベミド、モダフィニル、モエキシプリルhcl;ヒドロクロロチアジド、モエキシプリル塩酸塩、モフェギリン、モリンドンhcl、モメタゾンフロ酸エステル、モノベンゾン、ヒトインターロイキン−6に対するモノクローナル抗体、単球由来活性化キラー(mak)細胞、モンテルカストナトリウム、morab003、morab009、モリシジン、モルヒネ、モルヒネ硫酸塩、モスキリクス(mosquirix)マラリアワクチン、モキシフロキサシン塩酸塩、mpi dmsa腎臓試薬、mpi dtpaキット−キレート、111のmpiインジウムdtpa、multi−11/multi−12、総合ビタミン剤注入液、流行性耳下腺炎ワクチン、ムピロシン、ムラミルトリペプチドホスファチジルエタノールアミン、ca125抗原に対するoc125抗体に対するマウス抗イディオタイプ抗体、マウスモノクローナル抗体 mab ar20.5、ムロモナブ−cd3、m−vax、ミコフェノレートモフェチル塩酸塩、骨髄腫由来イディオタイプ抗原ワクチン、yo−029、ミリストイル化−ペプチジル−、ナビロン、ナブメトン、n−アセチルガラクトサミン−4−スルファターゼ、n−アセチルサルコシル(acetylsarcosyl)−グリシル−I−バリル−d−アロ−イソロイシル−I−トレオニル−I−ノルバリル−I−イソロイシル−I−アルギニル−I−プロリル−n−エチルアミド、ナドロール、ナドロロンデカノエート(nadrolone decanoate)、ナドロパリン、ナフシリン、ナフシリンナトリウム、ナフチフィン、ナルブフィン、ナルブフィン塩酸塩、ナリジクス酸、ナルメフェン、ナルメフェン塩酸塩、ナロルフィン、ナロキソン、ナロキソン塩酸塩、ナルトレキソン、ナルトレキソン塩酸塩、ナンドロロンデカン酸エステル、ナノペプチドパクリタキセル、ナファゾリン塩酸塩、ナファゾリン;アンタゾリン、ナファゾリン;フェニラミン(pheniramin)、ナプロキセン、ナプロキセンナトリウム、ナラトリプタン、ナタリズマブ、ナタマイシン、ナファレリン酢酸塩(natarelin acetate)、ナテグリニド、n−アザフェニル−アミノチオピロール(aminothiopyrrole)、nbi−5788、nbi−6024、n−カルバミル−I−グルタミン酸、ネドクロミルナトリウム、ネファゾドン、ネファゾドン塩酸塩、ネホパム、ネララビン、ネルフィナビル、ネモルビシン塩酸塩、ネオマイシン、ネオマイシン硫酸塩、ネパフェナク、組換えネシリチド、ノイラジアブ(neuradiab)、神経ペプチドy、ネビラピン、ナイアシン、ニカルジピン塩酸塩、ニセルゴリン、ニコチン、ニコチンポラクリレックス、ニフェジピン、ニロチニブ、ニルタミド、ニモジピン(nimoripine)、ニモツズマブ、ニソルジピン、ニソキセチン、ニタゾキサニド(nitazoxamide)、ニチシノン、ニチシノン、ニトロフラントイン、ニトロフラゾン、ニトログリセリン、亜酸化窒素、亜酸化窒素;酸素(50:50)、ニザチジン、nix p101、nm01、ノフェツモマブ、ノミフェンシン、ノルアドレナリン、ノルエピネフリンビタートレート、ノルエチンドロン、ノルエチンドロン酢酸エステル、ノルフロキサシン、ノルゲストレル;エチニルエストラジオール、ノルエルゲストロミン(norlegestromin);エチニルエストラジオール、ノルトリプチリン、ノルトリプチリン塩酸塩、nt501繊毛様神経栄養因子、ナイスタチン、ナイスタチン;トリアムシノロン、オベスタチン、オクレリズマブ、オクトレオチド酢酸塩、オフロキサシン、ogx−011、okt3−ガンマ−1、オランザピン、オリゴヌクレオチドホスホロチオエート、オロパタジン塩酸塩、オルサラジンナトリウム、オマリズマブ、オメガ3およびエチルエステル、オメプラゾール、オモコナゾール、オンダンセトロン、オンダンセトロン塩酸塩、オンダンセトロン塩酸塩二水和物、オンダンセトロンオメガ、オペバカン、アヘンチンキ、オプレルベキン、経口コレラワクチン、経口組換えヒト成長ホルモン、経口組換え副甲状腺ホルモン1〜34、オレゴボマブ、オーリスタット、オルフェナドリン、オルフェナドリンクエン酸塩、オルフェナドリン(orphendrine);アスピリン;カフェイン、オセルタミビルリン酸塩、骨形成タンパク質−1i、オキサシリンナトリウム、オキサリプラチン、oxalobacter formigenes株hc−1、オキサンドロロン、オキサプロジン、オキサゼパム、オキシカルバゼピン、オキシコナゾール、オキソ−ペンタン酸メチルエステル、オクスプレノロール、オキシトリフィリン、塩化オキシブチニン、nicobrandのオキシブチニン、オキシコドン、オキシコドン、オキシコドン;アセトアミノフェン、オキシコドン;apap、オキシコドン;イブプロフェン、オキシメタゾリン、オキシメトロン(oxymethalone)、オキシモルホン塩酸塩、オキシテトラサイクリン、オキシトシン、p501、p53およびrasワクチン、パクリタキセル、パリフェルミン、パリビズマブ、パロノセトロン、パロノセトロン塩酸塩、パロキセチンhcl(paloxitene hcl)、pam4、ラメルテオン(pamelteon)、パミドロネート二ナトリウム、膵酵素、パンクロニウム、臭化パンクロニウム、パントプラゾールナトリウム、パパベレタム、パパベリン、ダピプラゾール(papiprazole)、パラコキシブ(paracoxib)、パラコキシブナトリウム、副甲状腺ホルモン、パレコキシブナトリウム、パリカルシトール、パロモマイシン硫酸塩、パロキセチン、パロキセチン塩酸塩、パロキセチンメシル酸塩、パキセン、パゾパニブ、パゾパニブ塩酸塩、レトロウイルスベクター発現性抗gp100 tcrで形質導入されたpblおよびtil、レトロウイルスベクター発現性抗mart−1 tcr遺伝子で形質導入されたpblまたはtil、ペジアゾール(pediazole)、ウシペガデマーゼ、ペガプタニブナトリウム、ペガスパルガーゼ、ペグフィルグラスチム、ペグインターフェロンアルファ−2a、ペグインターフェロンアルファ2b、ペグビソマント、PEG化アルギニンデイミナーゼ、ペメトレキセド二ナトリウム、ペミロラスト、ペモリン、ペンブトロール、ペンシクロビル、ペンフルリドール、ペニシラミン、ペニシリン、ペニシリンg、ペニシリンn、ペニシリンo、ペニシリンs、ペニシリンv、ペンタミジンイセチオン酸塩、ペンタゾシン、ペンタゾシン塩酸塩、ペンタゾシン乳酸塩、ペンタゾシン;アセトアミノフェン、ペンテト酸カルシウム三ナトリウム、ペンテト酸亜鉛三ナトリウム、ペントバルビタール、ペントバルビタールナトリウム、ペントサンポリサルフェートナトリウム、ペントスタチン、ペントキシフィリン、ペプチド144 tgf−ベータ1(betal)阻害剤、ペプチド、ペルフルトレン、ペルフルトレンタンパク質タイプaミクロスフェア、ペルゴリドメシル酸塩、ペリシアジン、ペリンドプリル、ペリンドプリル、ペルメトリン、ペルフェナジン、ペルサンチン、個別化された抗がんワクチン、ペチジン、ペキセリズマブ、pg−cpt、フェナゾシン、フェンジメトラジン酒石酸塩、フェネルジン、フェノバルビタール、フェンテルミン、フェンテルミン塩酸塩、フェントラミン、フェントラミンメシル酸塩、フェンチトイン(phentytoin)、フェニルヒドラジン(phenyhydrazine)、フェニレフリン塩酸塩、フェニトイン、フェニトインナトリウム、ホスホジエステラーゼ−5阻害剤、ヨウ化ホスホリン、php、phpピリドキサール化ヘモグロビンポリオキシエチレン、生理食塩水溶液、ピロカルピン、ピロカルピン塩酸塩、ピメクロリムス、ピモジド、ピンドロール、ピオグリタゾン、ピパンペロン(pipamerone)、ピペラセタジン、ピペラシリン、ピペラシリンナトリウム、ピペラシリンナトリウム/タゾバクタムナトリウム、ピポチアジン、ピルブテロール酢酸塩、ピルブテロールナロキソン、ピルフェニドン、ピロキシカム、ピルプロフェン、ピゾチフェン、プリカマイシン、多価肺炎球菌ワクチン、pnu−166196、ポドフィロックス、ポリペプチド(polyeptides)、ポリエチレングリコール、ポリヘマトポルフィリン、ポリミキシンb硫酸塩、ポリペプチドyy、ポリサッカライドジフテリアトキソイド共役ワクチン、ポリチアジド、ポラクタントアルファ、ポルフィマーナトリウム、ポサコナゾール、酢酸カリウム、塩化カリウム、クエン酸カリウム、ヨウ化カリウム、ポビドンヨウ素、ppy3−36、塩化プラリドキシム、プラミペキソール、プラムリンチド酢酸塩、プラモキシン;ヒドロコルチゾン、プラステロン、プラバスタチン、プラジカンテル、プラゾシン、プラゾシン;ポリチアジド、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾロン酢酸エステル、プレドニゾロンリン酸ナトリウム、プレドニゾロン;ゲンタマイシン、プレドニゾン、プレガバリン、プレントキサピリン(prentoxapylline)、プリロカイン、プリマキン、プリミドン、pro140、プロベネシド、プロブコール、プロカインアミド塩酸塩、プロカイン、プロカイン塩酸塩、プロカルバジン、プロカテロールhcl、プロクロルペラジン、プロクロルペラジンエジシル酸塩、プロクロルペラジンマレイン酸塩、プロシクリジン、プロゲステロン、プロラクチン、ポリフェプロサン20(prolifeprosan 20);カルムスチン、プロマジン、プロメタジン、プロメタジン塩酸塩、プロパセタモール、プロパフェノン塩酸塩、プロパンジスルホン酸二ナトリウム塩、プロパノロール、臭化プロパンテリン、プロパラカイン塩酸塩、プロペントフィリン、プロポフォール、プロポキシフェン、プロポキシフェン;アセトアミノフェン、プロプラノロール、プロプラノロール塩酸塩、プロピルピペリジンx hc1、プロピルチオウラシル、プロスカー、プロスシラリジン;ベラパミル、プロソール(prosol)、プロスタサイクリン(prostcyclin)、プロタミン硫酸塩、プロテイナーゼ3ペプチドワクチン、タンパク質、プロトリプチリン、プロボコリン(provocholine)、プルシアンブルー、psa:154〜163、プソイドエフェドリン塩酸塩、シュードモナス外毒素−インターロイキン13キメラタンパク質、プソイドエフェドリン;トリプロリジン、psma、pth1〜34、肺表面活性剤、精製ブロメライン、精製不活化日本脳炎sa14−4−2ウイルスワクチン、ピラジナミド、ピレトリン;ピペロニルブトキシド(piperinyl butoxide)、臭化ピリドスチグミン、ピリドキシン塩酸塩、ピリメタミン、四価(quadravalent)hpvワクチン、クアゼパム、クエチアピン、キナプリル、キナプリル塩酸塩、キナプリル;hctz、キニジングルコネート、キニジン硫酸塩、キニーネ、r1550、r744 cera、ラベプラゾール(rabaprazole)、狂犬病免疫グロブリン、ラジオテラシム(radiotheracim)、ラロキシフェン、ラミプリル、ラモプラニン、ラニビズマブ、ラニチジン、ラニチジン塩酸塩、ランピルナーゼ、ラサギリン、ラスブリカーゼ、rav12、rdnaB型肝炎ワクチン、レボキセチン、組換え抗体誘導体、組換えイヌ胃リパーゼ、組換え融合タンパク質、エプスタイン−バーウイルスの組換え糖タンパク質gp350、組換えB型肝炎ワクチン、クローンb−細胞受容体の組換えヒスチジン−タグ付きイディオタイプ免疫グロブリンFab断片、組換えヒト酸性アルファ−グルコシダーゼ、組換えヒト酸性スフィンゴミエリナーゼ、組換えヒトアルファ−1−アンチトリプシン、組換えヒトアルファ−マンノシダーゼ、組換えヒトアリールスルファターゼa、組換えヒト胆汁塩刺激性リパーゼ、組換えヒトc1−阻害剤、組換えヒト第xiii因子、組換えヒトグルカゴン様ペプチド、組換えヒトインスリン様増殖因子−i/組換えヒトインスリン様成長因子結合タンパク質−3、組換えヒトインターロイキン−21、hsp90に対する組換えヒトモノクローナル抗体、組換えヒトポルホビリノーゲンデアミナーゼ、ヒト血漿カリクレインの組換え阻害剤、組換え巨核球形成(megakaryopoeisis)刺激タンパク質、組換えメチオニルヒト幹細胞因子、組換え微生物リパーゼ、組換え修飾ワクシニアウイルスアンカラ発現性結核抗原85a、組換えノイラミニダーゼ、組換えp−セレクチン糖タンパク質免疫グロブリン、組換え三価抗原B型肝炎ワクチン、レマセミド、レミフェンタニル、レミフェンタニル塩酸塩、レモキシプリド、レミューンhiv−1免疫原、腎腫瘍−反応性自己tilおよびpbl、レパグリニド、レペルタキシンI−リシン塩、レシナミン、レセルピン、レソニウムカルシウム(resonium calcium)、レステン−mp、レステン−ng、レテプラーゼ、レチノール、レチノール結合タンパク質4、レトロウイルスガンマ−c cdna含有ベクター、rfx111、rhbmp−2、rhcc10、rhlgfbp−3、rhmbl、rho(d)免疫グロブリン、rh−トロンビン(rhthrombin)、リバビリン、リファブチン、リファンピシン、リファンピン、リファンピン;イソニアジド、リファンピン;ピラジナミド;イソニアジド、リファペンチン、リファキシミン、リルゾール、リマンタジン塩酸塩、リメキソロン、リモナバント、リンガー液、リスペリドン、リタンセリン、リトドリン、リトドリン塩酸塩、リトナビル、リツキシマブ、リバスチグミン、リバスチグミン酒石酸塩、リザトリプタン、rn1219、rn624、臭化ロクロニウム、ロピニロールhcl、ロピバカイン、ロセグリタゾン(roseglitazone)、ロシグリタゾン、ロシグリタゾン;グリメピリド、ロスバスタチン、ロチゴチン、ロキシンドール、rpa102、マイクロキャリアを有するrpe細胞、生風疹ウイルスワクチン、塩化ルビジウムrb−82、ルビテカン、ルフィナミド、rx0201、s.pneumoniae組換えワクチン、サバルビシン、サクロシダーゼ、s−アデノシルメチオニン、サルブタモール、サリチレート、サルメテロールキシナホ酸塩、サルメテロール(salmetrol)、サマリウムsm153レキシドロナム五ナトリウム、サマリウムsm−153、サプロプテリン、サキナビル、サルグラモスチム、sbil−2で形質導入された自己til、スコポラミン、セコバルビタールナトリウム、セクレチン、合成ヒトセクレチン、合成ブタセクレチン、sehcat、セレギリン、セレギリン塩酸塩、亜セレン酸、硫化セレン、セルモレリンアセテート、セロマイシン、セロトニン、セルタコナゾール、セルチンドール、セルトラリン、セスタミビミラルマ、セベラマー、セボフルラン、sfg、sgn−00101、sgn−30、sgn−33、sgn−40、シブロツズマブ、シブトラミン、シルデナフィル、シルデナフィルクエン酸塩、硝酸銀、シンプリリックス、シムバスタチン、シナプルチド、ジパルミトイルホスファチジルコリン、パルミトイルオレオイルホスファチジルグリセロールおよびパルミチン酸、シンカリド、シプリズマブ、シプロイセル−t、シロリムス、シタキセンタンナトリウム、シタクスセンタン、sipi、酢酸ナトリウム、アミノ馬尿酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム/フェニル酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム(sodium bicarbonatee)、ナトリウムブタバルビタール、酪酸ナトリウム、塩化ナトリウム、クロム酸ナトリウム、ジクロロ酢酸ナトリウム、ナトリウムエデクリン、ナトリウムエグリニド(sodium eglinide)、グルコン酸第二鉄ナトリウム、グルコン酸第二鉄ナトリウム複合体、フッ化ナトリウム、グルコン酸ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化ナトリウムi131、乳酸ナトリウム、ニトロプルシドナトリウム、ナトリウムオキシベート、ナトリウムp.a.s.、フェニル酪酸ナトリウム、リン酸ナトリウム、ナトリウムポリスチレンスルホネート、硫酸テトラデシルナトリウム、バルプロ酸ナトリウム、ソリフェナシン、可溶性酵母ベータ−1,3/1,6−グルカン、ソマトスタチン、ソマトロピン、ソマトロピン(r dna)、組換えソマトロピン、ソラフェニブ、ソラフェニブトシル酸塩、ソルビトール、ソタロール、ソタロール塩酸塩、spc+脂質、スペクチノマイシン塩酸塩、スピペロン、スピロノラクトン、sps:ナトリウムポリスチレンスルホネート、ss1(dsfv)−pe38、ssd:銀スルファジアジン、スタブジン、滅菌希釈剤、滅菌プロボコリン溶液、滅菌バンコマイシン塩酸塩、スチリペントール、ストレプトキナーゼ、ストレプトマイシン硫酸塩、ストレプトゾシン、塩化ストロンチウムsr−89、ラネル酸ストロンチウム、スベロイルアニリドヒドロキサム酸、サクシマー、塩化スクシニルコリン(succinyicholine chloride)、スクラルファート、スフェンタニル、スフェンタニルクエン酸塩、スルコナゾール硝酸塩、スルファセタミドナトリウム、スルファセタミド;プレドニゾン、スルファジアジン、スルファドキシン;ピリメタミン(pyrimthamine)、スルファメトプリム(sulfamethoprim)、スルファメトキサゾール/トリメトプリム、スルファサラジン、スルフェンタニルクエン酸塩、スルフィンピラゾン、スルフイソオキサゾール、スリンダク、スルピリド、スマトリプタン、スマトリプタンコハク酸塩、スニチニブマレイン酸塩(sumitizib maleate)、taci−Ig、タクリン、タクロリムス、タクロリムス水和物、タダラフィル、タルク、タモキシフェンクエン酸塩、タムスロシンhcl、タンドスピロン、タウフェロン(tauferon)、タザロテン、t−細胞補充療法、テクネチウム99モノクローナル抗体、テクネチウムファノレソマブ、テクネチウムtc99m、テクネチウムtc99m tsc、テクネチウムtc−99ジェネレーター、テクネチウムtc−99mアルブミン、テクネチウムtc−99mアプシチド、テクネチウムtc−99mビシセート、テクネチウムtc−99mデプレオチド、テクネチウムtc−99mジソフェニン、テクネチウムtc−99mエキサメタジム、テクネチウムtc−99mグルセプテート、テクネチウムtc−99mメブロフェニン、テクネチウムtc−99mメドロネート、テクネチウムtc−99mメルチアチド、テクネチウムtc−99mオキシドロネート、テクネチウムtc−99mペンテテート、テクネチウムtc−99mピロホスフェート、テクネチウムtc−99m赤血球、テクネチウムtc−99mセスタミビ、テクネチウムtc−99mサクシマー、テクネチウムtc−99m硫黄コロイド、テクネチウムtc−99mテトロフォスミン、テデュグルチド、テガセロドマレイン酸塩、テイコプラニン、テルビブジン、テリスロマイシン、テルミサルタン、テルミサルタン;hctz、テルミサルタン;ヒドロクロロチアジド、テマゼパム、テモシリンナトリウム、テモゾロミド、テムシロリムス、テネクテプラーゼ、テリパラチド(teniparatide)、テニポシド、テノホビル、テノホビル;エムトリシタビン、テラゾシン塩酸塩、テルビナフィン、テルブタリン、テルブタリン硫酸塩、テルコナゾール、テルグリド、組換えヒトテリパラチド、テストラクトン(testalactone)、テストステロン、テストステロンシピオン酸エステル、テストステロンエナント酸エステル、テストステロンプロピオン酸エステル、テストステロンアセテート(testosteroneacetate)、テストステロネエナンテート(testosteroneenanthate)、テストステロンプロプリオネート(testosteroneproprionate)、破傷風およびジフテリアトキソイド、破傷風および吸着されたジフテリアトキソイド、破傷風免疫グロブリン、破傷風トキソイド、低減されたジフテリアトキソイドおよび無細胞百日咳ワクチン、テトラアザシクロテトラデカン、テトラサイクリン塩酸塩、テトラサイクリン;メトロニダゾール;ビスマスサブサリチレート、テトラヒドロビオプテリン、テトラヒドロカンナビノール、テトラヒドロゾリン、テトラヒドロゾリンhcl、tg1042、tg4001、tg4010、tgaac94、tgaav−cf、tgf−β2特異的ホスホロチオエートアンチセンスオリゴデオキシヌクレオチド、サリドマイド、塩化タリウム、塩化第一タリウム、塩化第一タリウムtl−201、thc;cbp、テオフィリン、チアベンダゾール、チアミン塩酸塩、チエチルペラジン、チオグアニン、チオリダジン、チオリダジン塩酸塩、チオテパ、チオチキセン、チオチキセン塩酸塩、トロンビン(ヒト)、トロンボポエチン、トロンボキサン、チマルファシン、甲状腺刺激ホルモン、チロトロピンホルモン(tsh)、チロトロピンアルファ、チロトロピン放出ホルモン、チロキシン、チアガビン、チアネプチン、チアプロフェン酸、チカルシリン二ナトリウム、チシリムマブ、チクロピジン塩酸塩、チファコギン、チゲサイクリン、酢酸ティラルギニン、チルドロネート二ナトリウム、チモロール、チモロールマレイン酸塩、チニダゾール、チオコナゾール、チオプロニン、臭化チオトロピウム一水和物、チピファルニブ、チプラナビル、チロフィバン塩酸塩、組織修復細胞、二酸化チタンおよびビスオクトリゾール、チザニジン、チザニジン塩酸塩、tnfアルファla、tnx−355、tnx−650、tnx−832、トブラマイシン、トブラマイシン硫酸塩、トブラマイシン;デキサメタゾン、トフェナシン、トラザミド、トルブタミド、トルカポン、トレバマー、gt160−246、トルフェナメート(tolfenamate)、トルフェナム酸(tolfenamicacid)、トルメチンナトリウム、トルテロジン酒石酸塩、局部的vegf、トピラメート、トポテカン塩酸塩、トレミフェンクエン酸塩、トルセミド、トシツモマブ、tpl0、tpi−asm8、トラベクテジン、トランドラプリル(tradolapril);ベラパミル、トラフェルミン、トラマドール、トラマドール;アセトアミノフェン、トランドラプリル、トラネキサム酸、トラニルシプロミン、トラスツズマブ、トラボプロスト、トラボプロスト;チモロール、トラゾドン、トラゾドン塩酸塩、トレオスルファン、トレプロスチニル、トレプロスチニルナトリウム、トレチノイン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンヘキサアセトニド、トリアムテレン、トリアムテレン;ヒドロクロロチアジド、トリアゾラム、トリカルボシアニン、トリデシロン、トリエンチン二塩酸塩、トリエンチンhcl、チエチルペラジン(triethylperazine)、トリフルオペラジン、トリフルオペラジン塩酸塩、トリフルペリドール、トリフルプロマジン、トリフルリジン、トリヘキシフェニジル、トリヘキシフェニジル塩酸塩、トリヨードチロニン、トリメプラジン、トリメタジオン、トリメトベンズアミド、トリメトベンズアミド塩酸塩、トリメトプリム、トリメトプリムスルフェート、トリメトプリムスルフェート(trimethorprim sulfate);ポリミキシンb硫酸塩、トリメトレキセートグルクロネート、トリミプラミン、トリオドチロニン(triodothyronine)、トリペレナミン、トリプロリジン塩酸塩、トリプトレリンパモ酸塩、トロレアンドマイシン、トロメタミン、トロピカミド、トロピセトロン、塩化トロスピウム、トロキサシタビン、trx1、trx4、トリパンブルー、トリプトファン、結核組換えワクチン、ツコツズマブセルモロイキン、腫瘍壊死、ty800腸チフス(yphoid fever)ワクチン、タイケルブラパチニブ、チロシン、ウノプロストン、尿素、ウロフォリトロピン、ウロキナーゼ、ウルソジオール、ウルトキサズマブ、バラシクロビル、バルデコキシブ、バルガンシクロビル、val−leu−gin−glu−leu−asn−val−thr−val、バルプロ酸ナトリウム、バルプロ酸(valproicacid)、バルルビシン、バルサルタン、バンコマイシン、バンデタニブ、バルデナフィル、バレニクリン、水痘帯状疱疹ウイルス組換えワクチン、血管内皮増殖因子2、血管作動性腸管ペプチド、ベクティビックス、臭化ベクロニウム、vegf trap、ベグリン(veglin)、ベラフェルミン、ベルドンロゼンジ(veldon lozenge)、ベンラファクシン、ベラパミル、ベラパミル塩酸塩、ベルテポルフィン、ビガバトリン、ビロキサジン、ビンブラスチン、ビンブラスチン硫酸塩、ビンクリスチン硫酸塩、ビノレルビン、ビノレルビン酒石酸塩、vip、ビタミンa酸、ビタミンaパルミチン酸エステル、ビタミンd、ビタミンk、ビタミンk1、ボリコナゾール、vrc−hivadv014−00−vp、vrx496、vwf/fviii−濃縮物、ワルファリンナトリウム、キサリプロデン塩酸塩、キセノン、xtl6865、y−鶏痘、r−ワクシニア−tricomワクチン、y−鶏痘(fowipox)−cea(6d)tricomワクチン、y−鶏痘−gm−csfワクチン、y−鶏痘−psaワクチン、ヨヒンビン、イットリウム(90y)抗フェリチンポリクローナル抗体、イットリウム(90y)塩化物、イットリウム(90y)塩化物、ザフィルルカスト、ザルシタビン、ゾレドロン酸(zaledronic acid)、ザレプロン、ザロスピロン、ザナミビル、ジコノチド、ジドブジン、ジロートン、酢酸亜鉛、酢酸亜鉛無水物(dehydrate)、酢酸亜鉛二水和物、塩化亜鉛、ジプラシドン、ジプラシドンメシル酸塩、ゾレドロン酸、ゾルミトリプタン、ゾルピデム、ゾニサミド、ゾピクロン、帯状疱疹ワクチン、ゾスキダル三塩酸塩、ゾテピン、ズクロペンチキソール、zyc101a、zyc300、ならびにこれらの組合せからなる群から選択することができる。 上述したように、任意の治療剤を封入することができる。いくつかの実施形態では、作用物質(生物剤について)の増殖を促進し、作用物質が封入から放出された後の作用物質の機能性を促進し、または作用物質が封入期間の間にその効力を残存もしくは保持するアビリティーを増大させる材料を封入することが望ましい。細胞増殖を促進することが公知である材料としては、ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)などの細胞増殖培地、ウシ胎児血清(FBS)、非必須アミノ酸および抗生物質、ならびに増殖因子およびモルフォゲン因子、例えば、塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)、トランスフォーミング増殖因子(TGF)、血管内皮増殖因子(VEGF)、インスリン様増殖因子(IGF−I)、骨形態形成増殖因子(BMP)、神経増殖因子、および関連タンパク質などがある。 本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物を介した送達についての追加の選択肢として、DNA、siRNA、アンチセンス、プラスミド、リポソーム、および遺伝物質を送達するための関連系;抗体およびこれらの抗原結合断片;活性細胞シグナル伝達カスケードに対するペプチドおよびタンパク質;細胞からの無機化または関連事象を促進するためのペプチドおよびタンパク質;ゲル−組織界面を改善するための接着ペプチドおよびタンパク質;抗微生物ペプチド;ならびにタンパク質および関連化合物を挙げることができる。 いくつかの実施形態では、本開示で使用するための治療剤(複数可)には、それだけに限らないが、相対的に頻繁な投薬を必要とするものが含まれる。例えば、慢性の障害または状態の処置において使用されるもの。 いくつかの実施形態では、治療剤は、2−[4−[3−[2−(トリフルオロメチル)−10H−フェノチアジン−10−イル]プロピル]ピペラジン−1−イル]エタノール(フルフェナジン)または3,5−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1アミン(3,5−ジメチルアダマンタン−1−アミン、メマンチン)である。フルフェナジンは現在、経口剤形および注射用剤形で入手可能である。不利なことに、フルフェナジンは、40%〜50%の不完全な経口生物学的利用能を有し(肝臓での広範な初回通過代謝に起因して)、その結果、その半減期は、15〜30時間である。メマンチンは現在、Forest Labs.によるブランドNamendaの下で、錠剤、カプセル、または溶液としての経口剤形で入手可能である。いくつかの実施形態では、メマンチンは、1種または複数のコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、ドネペジル、ラザダイン、およびリバスチグミン)と組み合わせて投与することができる。 いくつかの実施形態では、治療剤は、細胞、例えば、生体細胞である。組成物中に組み込まれるように適用できる細胞としては、それだけに限らないが、幹細胞(胚性幹細胞、間葉幹細胞、骨−骨髄由来幹細胞、および造血幹細胞)、軟骨細胞(chrondrocytes)の前駆細胞、膵臓前駆細胞、筋原細胞、線維芽細胞、ケラチノサイト、ニューロン細胞、グリア細胞、星状細胞、前脂肪細胞、脂肪細胞、血管内皮細胞、毛包幹細胞、内皮前駆細胞、間葉系細胞、神経幹細胞、および平滑筋前駆細胞がある。 いくつかの実施形態では、細胞は、遺伝的に修飾された細胞である。細胞は、所望の化合物、例えば、生物活性剤、増殖因子、分化因子、サイトカインなどを発現および分泌するように遺伝的に修飾され得る。対象の化合物を発現および分泌するために細胞を遺伝的に修飾する方法は、当技術分野で公知であり、当業者によって容易に適合できる。 再プログラムされて幹細胞になった分化細胞も使用することができる。例えば、Oct3/4、Sox2、c−Myc、およびKlf4の形質導入によって胚性幹細胞に再プログラムされたヒト皮膚細胞(Junying Yuら、Science、2007年、318巻、1917〜1920頁、およびTakahashi K.ら、Cell、2007年、131巻、1〜12頁)。 組成物中に組み込むのに有用な細胞は、任意の源、例えば、ヒト、ラット、またはマウスに由来し得る。ヒト細胞としては、それだけに限らないが、ヒト心筋細胞−成人(HCMa)、ヒト皮膚線維芽細胞−胎児(HDF−f)、ヒト表皮ケラチノサイト(HEK)、ヒト間葉幹細胞−骨髄、ヒト臍間葉系幹細胞、ヒト毛包内毛根鞘細胞、ヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)、およびヒト臍帯静脈平滑筋細胞(HUVSMC)、ヒト内皮前駆細胞、ヒト筋原細胞、ヒト毛細管内皮細胞、およびヒト神経幹細胞がある。 例示的なラット細胞およびマウス細胞としては、それだけに限らないが、RN−h(ラット神経細胞−海馬)、RN−c(ラット神経細胞−皮質)、RA(ラット星状細胞)、ラット後根神経節細胞、ラット神経前駆細胞、マウス胚性幹細胞(mESC)、マウス神経前駆体細胞、マウス膵臓前駆細胞、マウス間葉系細胞、およびマウス内胚葉細胞がある。 いくつかの実施形態では、組織培養細胞系を、本明細書に記載の組成物内に使用することができる。細胞系の例としては、それだけに限らないが、C166細胞(胎生12日目のマウス卵黄)、C6神経膠腫細胞系、HL1(心筋細胞系)、AML12(非形質転換肝細胞)、HeLa細胞(子宮頸がん細胞系)、およびチャイニーズハムスター卵巣細胞(CHO細胞)がある。 当業者は、このような細胞を位置づけ、単離し、拡大することができる。さらに、細胞培養の基本原理、ならびに組織工学のために細胞を位置づけ、単離および拡大し、調製する方法は、「Culture of Cells for Tissue Engineering」、編者ら:Gordana Vunjak−Novakovic、R. Ian Freshney、2006年、John Wiley & Sons, Inc.、およびHeath C. A.、Trends in Biotechnology、2000年、18巻、17〜19頁に記載されており、これらの両方は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。医薬組成物および投与 さらに別の態様では、治療剤をin vivoで持続送達するための方法が本発明において提供されている。本方法は、対象に、本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物を投与するステップを含む。一理論に束縛されることを望むことなく、治療剤は、毎日、治療有効量で放出され得る。 本明細書において、用語「治療有効量」は、所望の成果をもたらすのに有効である治療剤の量を意味する。治療有効量の判定は、当業者の能力の十分範囲内である。一般に、治療有効量は、対象の病歴、年齢、状態、性別、ならびに対象における病状の重症度およびタイプ、ならびに神経変性障害の病的過程を阻害する他の作用物質の投与とともに変動し得る。 化合物の治療有効量を送達することになる効力および投与量に関するガイダンスは、処置される状態の動物モデルから得ることができる。 毒性および治療有効性は、例えば、LD50(集団の50%に致死性である用量)およびED50(集団の50%において治療上有効である用量)を判定するための細胞培養液または実験動物における標準的な薬学的手順によって判定することができる。毒性効果と治療効果との間の用量比は、治療指数であり、これは、比LD50/ED50として表現することができる。大きい治療指数を呈する組成物が好適である。 細胞培養アッセイおよび動物試験から得られるデータを、ヒトにおいて使用するための投与量の範囲を処方するのに使用することができる。このような化合物の投与量は、ほとんど、または毒性を有さないED50を含む循環濃度の範囲内にあることが好ましい。投与量は、使用される剤形および利用される投与経路に応じて、この範囲内で変更することができる。 治療有効用量は、細胞培養アッセイから最初に推定することができる。用量は、細胞培養で判定されるIC50(すなわち、症状の半最大阻害を実現する治療剤の濃度)を含む循環血漿濃度範囲を実現するように動物モデルにおいて処方することができる。血漿中のレベルは、例えば、高速液体クロマトグラフィーによって測定することができる。任意の特定の投与量の効果は、適当なバイオアッセイによって監視することができる。適当なバイオアッセイの例としては、DNA複製アッセイ、転写ベースアッセイ、GDF−8結合アッセイ、および免疫アッセイがある。 投与量は、医師が決定することができ、処置の観察される効果に合うように、必要に応じて調整され得る。一般に、治療剤は、治療剤が1μg/kg〜100mg/kg、1μg/kg〜50mg/kg、1μg/kg〜20mg/kg、1μg/kg〜10mg/kg、1μg/kg〜1mg/kg、100μg/kg〜100mg/kg、100μg/kg〜50mg/kg、100μg/kg〜20mg/kg、100μg/kg〜10mg/kg、100μg/kg〜1mg/kg、1mg/kg〜100mg/kg、1mg/kg〜50mg/kg、1mg/kg〜20mg/kg、1mg/kg〜10mg/kg、10mg/kg〜100mg/kg、10mg/kg〜50mg/kg、または10mg/kg〜20mg/kgの用量で与えられるように投与される。抗体化合物について、一好適な投与量は、体重1kg当たり0.1mgである(一般に10mg/kg〜20mg/kg)である。 本明細書に開示するように、絹ベース薬物送達は、治療剤が絹ベース薬物送達組成物を用いないで投与される場合の時間と同様の、またはそれより長い時間にわたって、対象に治療剤の治療有効量をもたらすことができる。例えば、1日にわたって放出される治療剤の量は、絹ベース薬物送達組成物を用いないで投与される場合の治療剤の推奨される1日投与量によってもたらされるのと同様の治療効果をもたらす。 対象に投与するために、絹ベース薬物送達組成物は、1種または複数の薬学的に許容される担体(添加剤)および/または希釈剤と一緒に製剤化される、薬物送達組成物を含む薬学的に許容される組成物中で製剤化することができる。薬物送達組成物は、以下、すなわち、(1)経口投与、例えば、水薬(水性もしくは非水性液剤、または懸濁剤)、ロゼンジ剤、糖衣丸、カプセル剤、丸剤、錠剤(例えば、頬側、舌下、および全身性の吸収を標的にしたもの)、ボーラス剤、散剤、顆粒剤、舌に適用するためのペースト剤;(2)例えば、滅菌した液剤もしくは懸濁剤、または徐放製剤としての、例えば、皮下、筋肉内、静脈内、または硬膜外の注射による非経口投与;(3)例えば、皮膚に適用されるクリーム剤、軟膏剤、または制御放出パッチ剤、またはスプレー剤としての局部適用;(4)例えば、膣坐剤、クリーム剤、またはフォーム剤としての膣内または直腸内;(5)舌下;(6)眼;(7)経皮的;(8)経粘膜的;あるいは(9)経鼻的に適合したものを含めた、固体または液体の形態で投与するために特別に製剤化することができる。さらに、化合物は、薬物送達組成物を使用して患者内に移植し、または注射することができる。例えば、Urquhartら、Ann. Rev. Pharmacol. Toxicol.、24巻:199〜236頁(1984年);Lewis編、「Controlled Release of Pesticides and Pharmaceuticals」(Plenum Press、New York、1981年);米国特許第3,773,919号;および米国特許第35 3,270,960号を参照されたい。 本明細書において、用語「薬学的に許容される」は、妥当な利益/リスク比に見合って、過剰な毒性、刺激、アレルギー反応、または他の問題もしくは合併症を伴うことなく、ヒトおよび動物の組織と接触して使用するのに、適切な医学的判断の範囲内で適している化合物、材料、組成物、および/または剤形を指す。 本明細書において、用語「薬学的に許容される担体」は、1つの臓器または体の部分から別の臓器または体の部分に化合物を対象に運搬、あるいは輸送することに関与する、薬学的に許容される材料、組成物、あるいはビヒクル、例えば、液体または固体のフィラー、希釈剤、賦形剤、製造助剤(例えば、滑剤、タルク、マグネシウム、カルシウム、もしくは亜鉛のステアリン酸塩、またはステアリン酸(steric acid))あるいは材料を封入する溶媒を意味する。各担体は、製剤の他の成分と適合性であり、患者に対して傷害性でないという意味で「許容され」なければならない。薬学的に許容される担体として機能を果たし得る材料のいくつかの例としては、(1)糖、例えば、ラクトース、グルコース、およびスクロースなど;(2)デンプン、例えば、コーンスターチおよびジャガイモデンプンなど;(3)セルロース、およびその誘導体、例えば、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、微結晶性セルロース、および酢酸セルロースなど;(4)粉末トラガカント;(5)麦芽;(6)ゼラチン;(7)滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、硫酸ラウリルナトリウム、およびタルクなど;(8)賦形剤、例えば、カカオバターおよび坐剤ワックスなど;(9)油、例えば、ラッカセイ油、綿実油、サフラワー油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油、およびダイズ油など;(10)プロピレングリコールなどのグリコール;(11)ポリオール、例えば、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、およびポリエチレングリコール(PEG);(12)エステル、例えば、オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルなど;(13)寒天;(14)緩衝剤、例えば、水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなど;(15)アルギン酸;(16)無発熱物質水;(17)等張食塩水;(18)リンガー液;(19)エチルアルコール;(20)pH緩衝液;(21)ポリエステル、ポリカーボネート、および/またはポリアンヒドリド;(22)増量剤、例えば、ポリペプチドおよびアミノ酸など;(23)血清構成成分、例えば、血清アルブミン、HDL、およびLDLなど;(22)エタノールなどのC2〜C12アルコール(alchols);ならびに(23)医薬製剤中に使用される他の無毒性適合性物質がある。湿潤剤、着色剤、離型剤、コーティング剤、甘味剤、香味剤、芳香剤、防腐剤、および抗酸化剤も、製剤中に存在し得る。用語「賦形剤」、「担体」、「薬学的に許容される担体」などは、本明細書で互換的に使用される。 薬学的に許容される抗酸化剤としては、それだけに限らないが、(1)水溶性抗酸化剤、例えば、アスコルビン酸、システイン塩酸塩、硫酸水素ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウムなど;(2)油溶性抗酸化剤、例えば、パルミチン酸アスコルビル、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、レシチン(lectithin)、プロピルガレート、アルファ−トコフェロールなど、および(3)金属キレート化剤、例えば、クエン酸、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ソルビトール、酒石酸、リン酸などがある。 本明細書において、用語「投与される」は、所望の部位に医薬活性剤を少なくとも部分的に局在化させる方法または経路による、対象内への薬物送達組成物の配置を指す。本明細書に記載の薬物送達組成物は、対象内に有効な処置をもたらす任意の適当な経路によって投与することができ、すなわち、投与により、医薬活性剤の少なくとも一部が送達される対象内の所望の位置への送達がもたらされる。例示的な投与モードとしては、それだけに限らないが、移植、注射、注入、滴注、植込み、または摂取がある。「注射剤」としては、限定することなく、静脈内、筋肉内、動脈内、髄腔内、脳室内、嚢内、眼窩内、心臓内、皮内、腹腔内、経気管、皮下、表皮下、関節内、被膜下、くも膜下、脊髄内、脳脊髄内(intracerebro spinal)、および胸骨内の注射および注入がある。 いくつかの実施形態では、本明細書に記載の薬物送達組成物は、対象内に移植することができる。本明細書において、用語「移植される」および文法的に関連した用語は、一時的に、半永久的に、または永久に、対象内の特定の場所中に絹ベース薬物送達組成物を適所配置することを指す。この用語は、特定の位置またはロケーション内での絹ベース薬物送達組成物の永続的な固定を要求しない。例示的なin vivoの場所としては、それだけに限らないが、創傷、外傷、または疾患の部位がある。処置の方法 限定することなく、本明細書に記載の持続送達の方法は、対象に、相対的に頻繁な投与を必要とする医薬剤を投与するために使用することができる。例えば、ある期間にわたって、例えば、少なくとも1週間、少なくとも2週間、少なくとも3週間、少なくとも4週間、少なくとも1カ月、少なくとも2カ月、少なくとも3カ月、少なくとも4カ月、少なくとも5カ月、少なくとも6カ月、少なくとも1年、少なくとも2年、またはそれ以上の期間にわたって、少なくとも3カ月に1回、少なくとも2カ月に1回、少なくとも毎週1回、少なくとも1日1回の投与を必要とする医薬活性剤。 当技術分野で公知であるように、慢性の障害または状態を処置するための多くの治療剤は、相対的に頻繁な投薬を必要とする。したがって、対象における慢性の疾患または障害を処置するための方法が本明細書に提供されている。本方法は、本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物、または本明細書に記載の絹ベース薬物送達組成物を含む医薬組成物を、それを必要とする対象に投与するステップを含む。絹ベース薬物送達は、考慮中の慢性の疾患または状態を処置するために頻繁な投与を必要とする治療剤を含む。 例示的な慢性疾患としては、それだけに限らないが、自己免疫性血管炎を含めた自己免疫疾患、軟骨損傷、CIDP、嚢胞性線維症、糖尿病(例えば、インスリン糖尿病)、グラフト対宿主疾患、血友病、感染または他の疾患過程、炎症性関節炎、炎症性腸疾患、緊張から生じる炎症状態、炎症性関節疾患、狼瘡、ループス、多発性硬化症、重症筋無力症、筋炎、整形手術、骨関節炎、パーキンソン病、乾癬性関節炎(psioriatic arthritis)、関節リウマチ、鎌状赤血球性貧血、捻挫、トランスプラント拒絶、外傷などがある。 「処置、防止、または緩和」とは、このような障害の発病を遅延させ、もしくは防止すること、またはこのような状態の進行もしくは重症度の進行、増悪、もしくは悪化を逆転、軽減、緩和、阻害、減速、もしくは停止することを意味する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの症状が、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも95%軽減されるが、100%ではない、すなわち、完全に軽減されない。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの症状が完全に軽減される。 いくつかの実施形態では、対象は、統合失調症または双極性障害の処置の必要がある。対象に、2−[4−[3−[2−(トリフルオロメチル)−10H−フェノチアジン−10−イル]プロピル]ピペラジン−1−イル]エタノール(フルフェナジン)を含む絹ベース薬物送達組成物を投与することができる。 いくつかの実施形態では、対象は、アルツハイマー病の処置の必要がある。対象に、3,5−ジメチルトリシクロ[3.3.1.13,7]デカン−1−アミン(3,5−ジメチルアダマンタン−1−アミン、またはメマンチン)を含む絹ベース薬物送達組成物を投与することができる。 本明細書に記載の方法のいくつかの実施形態では、慢性の疾患または障害と診断された、またはそれを有すると疑われる対象を選択するステップをさらに含む。慢性の疾患または障害を罹患している対象は、提示される症状に基づいて選択することができる。例えば、統合失調症、双極性障害、またはアルツハイマー病と診断された、またはそれを有すると疑われる対象。 本発明の実施形態は、以下の段落のいずれかによって記載することができる。 1.絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー内に封入された治療剤を含む絹ベース薬物送達組成物であって、前記絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーが、絹フィブロインマトリックスを含み、前記絹フィブロインマトリックスが、それを通して延在した管腔を備え、前記管腔の両端は閉じられており、前記治療剤の少なくとも一部が、前記管腔内に存在し、前記組成物が、in vivoで前記治療剤を持続送達することができる、絹ベース薬物送達組成物。 2.前記絹フィブロインマトリックスが円筒形である、項目1に記載の絹ベース薬物送達組成物。 3.前記絹フィブロインマトリックスが、フィルム紡糸された、ゲル紡糸された、またはディップコーティングされたチューブである、項目1または2に記載の絹ベース薬物送達組成物。 4.前記管腔が、約100nm〜約20mmの直径の断面直径を有する、項目1から3のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 5.前記絹フィブロインマトリックスが、約1mm〜約10cmの長さを有する、項目1から4のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 6.前記絹フィブロインマトリックスが、前記管腔の周囲に約50μm〜約5mmの壁厚を有する、項目1から5のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 7.絹フィブロインマトリックスが、前記絹フィブロインマトリックスの約1%〜約50%(w/v)の量で絹フィブロインを含む、項目1から6のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 8.前記絹フィブロインマトリックスを製作するのに使用される絹溶液が、治療剤を含む、項目1から7のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 9.前記治療剤が、前記絹フィブロインマトリックスの前記管腔内の前記治療剤と同じであるか、または異なる、項目8に記載の絹ベース薬物送達組成物。 10.前記フィルム紡糸された絹フィブロインマトリックスの前記リザーバーが、治療剤を含有する、項目1から9のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 11.前記治療剤が、絹スフェア内にさらに封入されている、項目1から10のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 12.前記絹スフェアが、ミクロスフェアまたはナノスフェアである、項目11に記載の絹スフェア。 13.前記治療剤が、小有機分子または小無機分子;サッカリン;オリゴサッカライド;ポリサッカライド;生体巨大分子、例えば、ペプチド、タンパク質、ならびにペプチド類似体および誘導体;ペプチド模倣体;核酸;核酸類似体および誘導体;抗体およびこれらの抗原結合断片;生体材料、例えば、細菌、植物、真菌、または動物の細胞などから作製される抽出物;動物組織;天然に存在する、または合成の組成物;ならびにこれらの任意の組合せからなる群から選択される、項目1から12のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 14.前記治療剤が、放射線増感剤、ステロイド、キサンチン、ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、抗炎症剤、鎮痛剤、カルシウムアンタゴニスト、アンギオテンシン変換酵素阻害剤、ベータ遮断薬、中枢作用性アルファアゴニスト、アルファ−1−アンタゴニスト、抗コリン剤/鎮痙剤、バソプレッシン類似体、抗不整脈剤、抗パーキンソン病剤、抗狭心症剤/降圧剤、抗凝固剤、抗血小板剤、鎮静剤、抗不安剤、ペプチド性因子、生体高分子剤、抗新生物剤、緩下剤、止痢剤、抗微生物剤、抗真菌剤、ワクチン、タンパク質、または核酸からなる群から選択される、項目1から13のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。さらなる態様では、前記医薬活性剤は、クマリン、アルブミン、ステロイド、例えば、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、ヒドロコルチゾン、および薬学的に許容されるヒドロコルチゾン誘導体など;キサンチン、例えば、テオフィリンおよびドキソフィリンなど;ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、例えば、サルブタモール、フェンテロール、クレンブテロール、バンブテロール、サルメテロール、フェノテロールなど;抗喘息抗炎症剤、抗関節炎抗炎症剤、および非ステロイド性抗炎症剤を含めた抗炎症剤(それらの例としては、スルフィド、メサラミン、ブデソニド、サラゾピリン、ジクロフェナク、薬学的に許容されるジクロフェナク塩、ニメスリド、ナプロキセン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、およびピロキシカムが挙げられるが、これらに限定されない);サリチレートなどの鎮痛剤;カルシウムチャネル遮断薬、例えば、ニフェジピン、アムロジピン、およびニカルジピンなど;アンギオテンシン変換酵素阻害剤、例えば、カプトプリル、ベナゼプリル塩酸塩、ホシノプリルナトリウム、トランドラプリル、ラミプリル、リシノプリル、エナラプリル、キナプリル塩酸塩、およびモエキシプリル塩酸塩など;ベータ遮断薬(すなわち、ベータアドレナリン遮断剤)、例えば、ソタロール塩酸塩、チモロールマレイン酸塩、エスモロール塩酸塩、カルテオロール、プロパノロール塩酸塩、ベタキソロール塩酸塩、ペンブトロール硫酸塩、メトプロロール酒石酸塩、メトプロロールコハク酸塩、アセブトロール塩酸塩、アテノロール、ピンドロール、およびビソプロロールフマル酸塩など;クロニジンなどの中枢作用性アルファ−2−アゴニスト;アルファ−1−アンタゴニスト、例えば、ドキサゾシンおよびプラゾシンなど;抗コリン剤/鎮痙剤、例えば、ジサイクロミン塩酸塩、スコポラミン臭化水素酸塩、グリコピロレート、臭化クリジニウム、フラボキサート、およびオキシブチニンなど;バソプレッシン類似体、例えば、バソプレッシンおよびデスモプレシンなど;抗不整脈剤、例えば、キニジン、リドカイン、トカイニド塩酸塩、メキシレチン塩酸塩、ジゴキシン、ベラパミル塩酸塩、プロパフェノン塩酸塩、フレカイニド酢酸塩、プロカインアミド塩酸塩、モリシジン塩酸塩、およびジソピラミドリン酸塩など;抗パーキンソン病剤、例えば、ドーパミン、L−ドパ/カルビドパ、セレギリン、ジヒドロエルゴクリプチン、ペルゴリド、リスリド、アポモルフィン、およびブロモクリプチンなど;抗狭心症剤および降圧剤、例えば、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、プロプラノロール、アテノロール、およびベラパミルなど;抗凝固剤および抗血小板剤、例えば、クマジン、ワルファリン、アセチルサリチル酸、およびチクロピジンなど;鎮静剤、例えば、ベンゾジアゼピンおよびバルビツレートなど;抗不安剤、例えば、ロラゼパム、ブロマゼパム、およびジアゼパムなど;ペプチド性因子および生体高分子剤、例えば、カルシトニン、ロイプロリド、および他のLHRHアゴニスト、ヒルジン、シクロスポリン、インスリン、ソマトスタチン、プロチレリン、インターフェロン、デスモプレシン、ソマトトロピン、チモペンチン、ピドチモド、エリスロポエチン、インターロイキン、メラトニン、顆粒球/マクロファージ−CSF、およびヘパリンなど;抗新生物剤、例えば、エトポシド、リン酸エトポシド、シクロホスファミド、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、ビンクリスチン、ドキソルビシン、シスプラチン、ヒドロキシウレア、ロイコボリンカルシウム、タモキシフェン、フルタミド、アスパラギナーゼ、アルトレタミン、ミトタン、およびプロカルバジン塩酸塩など;緩下剤、例えば、センナ濃縮物、カサントラノール、ビサコジル、およびピコスルファートナトリウムなど;止痢剤、例えば、ジフェノキシン塩酸塩、ロペラミド塩酸塩、フラゾリドン、ジフェノキシレート塩酸塩、および微生物など;ワクチン、例えば、細菌ワクチンおよびウイルスワクチンなど;抗微生物剤、例えば、ペニシリン、セファロスポリン、およびマクロライドなど、抗真菌剤、例えば、イミダゾール系誘導体およびトリアゾール系誘導体など;ならびに核酸、例えば、生体タンパク質をコードするDNA配列、およびアンチセンスオリゴヌクレオチドなど、ならびにこれらの任意の組合せであり得る。 15.前記治療剤がフルフェナジンまたはメマンチンである、項目1から14のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 16.前記治療剤が、前記絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの約0.001%(w/w)〜約95%(w/w)の量で存在する、項目1から15のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 17.推奨される投与量の少なくとも1.25倍の前記治療剤を含む、項目1から16のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 18.推奨される投与量の半分未満の前記治療剤を含む、項目1から17のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 19.約1ng/日〜約1000mg/日の速度で前記治療剤を放出する、項目1から18のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 20.前記治療剤の1日1回の投与量によってもたらされる治療効果と実質的に同様の治療効果をもたらす速度で前記治療剤を放出する、項目1から19のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 21.少なくとも1週間の期間にわたってほぼゼロ次の放出速度過程で前記治療剤を放出する、項目1から20のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 22.少なくとも1週間の期間にわたって前記治療剤の持続送達をもたらす、項目1から21のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 23.前記治療剤が前記絹ベース薬物送達組成物を用いないで投与される場合の効果の継続時間より少なくとも1日長い治療効果の継続時間をもたらす、項目1から22のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 24.ターゲッティングリガンドをさらに含む、項目1から23のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 25.前記フィルム紡糸された絹フィブロインマトリックスが、少なくとも約5%の絹II型ベータシート結晶化度を有する、項目1から24のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 26.治療剤のin vivo半減期が、前記フィルム紡糸された絹フィブロインマトリックスを用いない前記治療剤のin vivo半減期と比べて少なくとも5%増大される、項目1から25のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 27.(i)絹チューブを形成するステップと、 (ii)前記絹チューブに治療剤を装填するステップと、 (iii)前記絹チューブの両端を閉じ、前記装填された治療剤が前記絹チューブの管腔内に保持されるステップとを含む方法。 28.前記絹チューブの前記両端を閉じる前記ステップが、前記チューブの両端をクランプするステップと、前記クランプされた両端を絹で被覆するステップとを含む、項目27に記載の方法。 29.前記絹チューブを形成する前記ステップが、ゲル紡糸、フィルム紡糸、またはディップコーティングを含む、項目27から28に記載の方法。 30.絹チューブを形成する前記ステップが、 (i)アプリケーターを用いて支持構造体上に絹溶液を送達するステップであって、前記支持構造体が、縦軸を有する細長い構造体であり、前記支持構造体が、その縦軸に沿って回転されながら水平方向に往復運動されて、その上に絹コーティングを形成するステップと、 (ii)前記支持構造体が回転している間に前記絹コーティングを任意選択により加熱するステップと、 (iii)前記送達ステップおよび加熱ステップを任意選択により繰り返して、その上に絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するステップとを含む、項目27から29のいずれかに記載の方法。 31.前記細長い構造体が、合成フルオロポリマーで被覆されたステンレス鋼マンドレルである、項目30に記載の方法。 32.前記支持構造体が、約0〜約1000rpmの回転スピードを有する、項目30から31のいずれかに記載の方法。 33.前記支持構造体が、約0〜約1000mm/秒の軸方向移動スピードを有する、項目30から32のいずれかに記載の方法。 34.前記アプリケーターが、前記絹溶液の供給源を含有するシリンジである、項目30から33のいずれかに記載の方法。 35.前記絹フィブロイン溶液が、少なくとも21ゲージの針によって送達される、項目30から34のいずれかに記載の方法。 36.前記針が、約21〜約30のゲージのものである、項目35に記載の方法。 37.絹チューブを形成する前記ステップが、 (i)縦軸を有する細長い構造体を絹溶液に浸漬し、それによって前記細長い構造体上にコーティングを形成するステップと、 (ii)前記細長い構造体上の前記コーティングを乾燥させるステップと、 (iii)ステップ(i)および(ii)を任意選択により繰り返して、その上に絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するステップとを含む、項目27から29のいずれかに記載の方法。 38.前記チューブを形成するため、または前記クランプ部分を被覆するための前記絹溶液が、約1%〜約50%(w/v)の絹濃度を有する、項目27から37のいずれかに記載の方法。 39.前記絹チューブが、約100nm〜約10mmの管腔直径を有する、項目27から38のいずれかに記載の方法。 40.前記絹チューブが、約1mm〜約10cmの長さを有する、項目27から39のいずれかに記載の方法。 41.前記被覆ステップが、前記絹チューブをディップコーティングするステップを含む、項目27から40のいずれかに記載の方法。 42.前記絹チューブに前記治療剤を装填する前に、前記絹チューブのコンホメーション変化を誘導するステップをさらに含む、項目27から41のいずれかに記載の方法。 43.前記コンホメーション変化を誘導する前記ステップが、水アニーリングを含む、項目42に記載の方法。 44.前記水アニーリングが、約4℃〜約100℃の温度においてである、項目42に記載の方法。 45.前記誘導するステップが、アルコール溶液で前記絹チューブを処理するステップを含む、項目42に記載の方法。 46.前記アルコール溶液が、少なくとも10%(v/v)のアルコール濃度を有する、項目42に記載の方法。 47.前記アルコールがメタノールまたはエタノールである、項目45または46のいずれかに記載の方法。 48.前記絹チューブに前記治療剤を装填する前に、前記絹チューブを水和させるステップをさらに含む、項目27から47のいずれかに記載の方法。 49.前記絹チューブをクランプする前記ステップの後に前記絹チューブを乾燥させるステップをさらに含む、項目27から48のいずれかに記載の方法。 50.前記絹チューブを作製し、または前記絹チューブの前記両端を閉じるために使用される前記絹溶液が治療剤を含む、項目27から49のいずれかに記載の方法。 51.前記治療剤が、絹フィブロインマトリックスの前記管腔内に保持される前記治療剤と同じであるか、または異なる、項目50に記載の方法。 52.前記管腔内に保持される前記治療剤が、絹スフェア内にさらに封入される、項目27から50のいずれかに記載の方法。 53.前記絹スフェアがミクロスフェアまたはナノスフェアである、項目52に記載の方法。 54.前記治療剤が、小有機分子または小無機分子;サッカリン;オリゴサッカライド;ポリサッカライド;生体巨大分子、例えば、ペプチド、タンパク質、ならびにペプチド類似体および誘導体;ペプチド模倣体;核酸;核酸類似体および誘導体;抗体およびこれらの抗原結合断片;生体材料、例えば、細菌、植物、真菌、または動物の細胞などから作製される抽出物;動物組織;天然に存在する、または合成の組成物;ならびにこれらの任意の組合せからなる群から選択される、項目27から53のいずれかに記載の方法。 55.前記治療剤が、放射線増感剤、ステロイド、キサンチン、ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、抗炎症剤、鎮痛剤、カルシウムアンタゴニスト、アンギオテンシン変換酵素阻害剤、ベータ遮断薬、中枢作用性アルファアゴニスト、アルファ−1−アンタゴニスト、抗コリン剤/鎮痙剤、バソプレッシン類似体、抗不整脈剤、抗パーキンソン病剤、抗狭心症剤/降圧剤、抗凝固剤、抗血小板剤、鎮静剤、抗不安剤、ペプチド性因子、生体高分子剤、抗新生物剤、緩下剤、止痢剤、抗微生物剤、抗真菌剤、ワクチン、タンパク質、または核酸からなる群から選択される、項目27から54のいずれかに記載の方法。さらなる態様では、前記医薬活性剤は、クマリン、アルブミン、ステロイド、例えば、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、ヒドロコルチゾン、および薬学的に許容されるヒドロコルチゾン誘導体など;キサンチン、例えば、テオフィリンおよびドキソフィリンなど;ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、例えば、サルブタモール、フェンテロール、クレンブテロール、バンブテロール、サルメテロール、フェノテロールなど;抗喘息抗炎症剤、抗関節炎抗炎症剤、および非ステロイド性抗炎症剤を含めた抗炎症剤(それらの例としては、スルフィド、メサラミン、ブデソニド、サラゾピリン、ジクロフェナク、薬学的に許容されるジクロフェナク塩、ニメスリド、ナプロキセン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、およびピロキシカムが挙げられるが、これらに限定されない);サリチレートなどの鎮痛剤;カルシウムチャネル遮断薬、例えば、ニフェジピン、アムロジピン、およびニカルジピンなど;アンギオテンシン変換酵素阻害剤、例えば、カプトプリル、ベナゼプリル塩酸塩、ホシノプリルナトリウム、トランドラプリル、ラミプリル、リシノプリル、エナラプリル、キナプリル塩酸塩、およびモエキシプリル塩酸塩など;ベータ遮断薬(すなわち、ベータアドレナリン遮断剤)、例えば、ソタロール塩酸塩、チモロールマレイン酸塩、エスモロール塩酸塩、カルテオロール、プロパノロール塩酸塩、ベタキソロール塩酸塩、ペンブトロール硫酸塩、メトプロロール酒石酸塩、メトプロロールコハク酸塩、アセブトロール塩酸塩、アテノロール、ピンドロール、およびビソプロロールフマル酸塩など;クロニジンなどの中枢作用性アルファ−2−アゴニスト;アルファ−1−アンタゴニスト、例えば、ドキサゾシンおよびプラゾシンなど;抗コリン剤/鎮痙剤、例えば、ジサイクロミン塩酸塩、スコポラミン臭化水素酸塩、グリコピロレート、臭化クリジニウム、フラボキサート、およびオキシブチニンなど;バソプレッシン類似体、例えば、バソプレッシンおよびデスモプレシンなど;抗不整脈剤、例えば、キニジン、リドカイン、トカイニド塩酸塩、メキシレチン塩酸塩、ジゴキシン、ベラパミル塩酸塩、プロパフェノン塩酸塩、フレカイニド酢酸塩、プロカインアミド塩酸塩、モリシジン塩酸塩、およびジソピラミドリン酸塩など;抗パーキンソン病剤、例えば、ドーパミン、L−ドパ/カルビドパ、セレギリン、ジヒドロエルゴクリプチン、ペルゴリド、リスリド、アポモルフィン、およびブロモクリプチンなど;抗狭心症剤および降圧剤、例えば、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、プロプラノロール、アテノロール、およびベラパミルなど;抗凝固剤および抗血小板剤、例えば、クマジン、ワルファリン、アセチルサリチル酸、およびチクロピジンなど;鎮静剤、例えば、ベンゾジアゼピンおよびバルビツレートなど;抗不安剤、例えば、ロラゼパム、ブロマゼパム、およびジアゼパムなど;ペプチド性因子および生体高分子剤、例えば、カルシトニン、ロイプロリド、および他のLHRHアゴニスト、ヒルジン、シクロスポリン、インスリン、ソマトスタチン、プロチレリン、インターフェロン、デスモプレシン、ソマトトロピン、チモペンチン、ピドチモド、エリスロポエチン、インターロイキン、メラトニン、顆粒球/マクロファージ−CSF、およびヘパリンなど;抗新生物剤、例えば、エトポシド、リン酸エトポシド、シクロホスファミド、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、ビンクリスチン、ドキソルビシン、シスプラチン、ヒドロキシウレア、ロイコボリンカルシウム、タモキシフェン、フルタミド、アスパラギナーゼ、アルトレタミン、ミトタン、およびプロカルバジン塩酸塩など;緩下剤、例えば、センナ濃縮物、カサントラノール、ビサコジル、およびピコスルファートナトリウムなど;止痢剤、例えば、ジフェノキシン塩酸塩、ロペラミド塩酸塩、フラゾリドン、ジフェノキシレート塩酸塩、および微生物など;ワクチン、例えば、細菌ワクチンおよびウイルスワクチンなど;抗微生物剤、例えば、ペニシリン、セファロスポリン、およびマクロライドなど、抗真菌剤、例えば、イミダゾール系誘導体およびトリアゾール系誘導体など;ならびに核酸、例えば、生体タンパク質をコードするDNA配列、およびアンチセンスオリゴヌクレオチドなど、ならびにこれらの任意の組合せであり得る。 56.前記治療剤がフルフェナジンまたはメマンチンである、項目27から55のいずれかに記載の方法。 57.(i)絹チューブを形成するステップであって、 a.その軸に沿って回転されながら水平方向に同時に往復運動されるワイヤ上に、針を通じて絹溶液を送達して、その上に絹コーティングを形成するステップ、 b.前記ワイヤを回転させながら前記絹コーティングを任意選択により加熱して、絹フィルムを形成するステップ、および c.前記送達ステップおよび加熱ステップを任意選択により繰り返して、前記ワイヤの上に絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するステップを含む、ステップと、 (ii)前記絹コーティングのコンホメーション変化を任意選択により誘導するステップと、 (iii)前記絹チューブを任意選択により水和させるステップと、 (iv)前記絹チューブに前記治療剤を装填するステップと、 (v)前記治療剤が前記絹チューブの中に封じ込められるように前記絹チューブをクランプするステップと、 (vi)前記絹チューブの前記クランプ部分を絹コーティング溶液で被覆して、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するステップとを含む、項目27に記載の方法。 58.(i)絹チューブを形成するステップであって、 a.縦軸を有する細長い構造体を絹溶液に浸漬し、それによって前記細長い構造体上にコーティングを形成するステップ、 b.前記細長い構造体上の前記コーティングを乾燥させるステップ、および c.ステップ(i)および(ii)を任意選択により繰り返して、その上に絹の1つまたは複数のコーティングを形成するステップを含む、ステップと、 (ii)前記絹コーティングのコンホメーション変化を任意選択により誘導するステップと、 (iii)前記絹チューブを任意選択により水和させるステップと、 (iv)前記絹チューブに前記治療剤を装填するステップと、 (v)前記治療剤がその中に封じ込められるように前記絹チューブをクランプするステップと、 (vi)前記絹チューブの前記クランプ部分を絹コーティング溶液で被覆して、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するステップとを含む、項目27に記載の方法。 59.前記コンホメーション変化を誘導する前記ステップが、水アニーリングを含む、項目57または58に記載の方法。 60.前記水アニーリングが、約4℃〜約100℃の温度においてである、項目59に記載の方法。 61.前記誘導するステップが、アルコール溶液で前記絹チューブを処理するステップを含む、項目59に記載の方法。 62.前記アルコール溶液が、少なくとも10%(v/v)のアルコール濃度を有する、項目61に記載の方法。 63.前記アルコールがメタノールまたはエタノールである、項目61または62に記載の方法。 64.項目27から58のいずれかによって調製される絹ベース薬物送達組成物。 65.絹フィブロイン円筒状マトリックスを調製する方法であって、 (i)アプリケーターを用いて支持構造体上に絹フィブロイン溶液を送達するステップであり、前記支持構造体が、縦軸を有する細長い構造体であり、前記支持構造体が、その縦軸に沿って回転されながら水平方向に往復運動されて、その上に絹コーティングを形成するステップと、 (ii)前記支持構造体が回転している間に前記絹コーティングを加熱するステップと、 (iii)前記送達ステップおよび加熱ステップを任意選択により繰り返して、その上に絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するステップとを含む、方法。 66.前記絹フィブロインのコンホメーション変化を誘導するステップをさらに含む、項目65に記載の方法。 67.前記コンホメーション変化を誘導する前記ステップが、水アニーリングを含む、項目66に記載の方法。 68.前記水アニーリングが、約4℃〜約100℃の温度においてである、項目67に記載の方法。 69.前記誘導するステップが、アルコール溶液で前記絹チューブを処理するステップを含む、項目66に記載の方法。 70.前記アルコール溶液が、少なくとも10%(v/v)のアルコール濃度を有する、項目69に記載の方法。 71.前記アルコールがメタノールまたはエタノールである、項目69または70に記載の方法。 72.前記絹フィブロイン円筒状マトリックスを水和させるステップをさらに含む、項目65から71のいずれかに記載の方法。 73.前記絹フィブロイン円筒状マトリックス中に治療剤を装填するステップをさらに含む、項目65から72のいずれかに記載の方法。 74.項目1から26または64のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物、および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。 75.項目1から26または64のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物、および使用するための指示書を含むキット。 76.治療剤をin vivoで持続送達する方法であって、項目1から26または64のいずれかに記載の組成物を、それを必要とする対象に投与するステップを含む、方法。 77.対象における統合失調症または双極性障害を処置するための方法であって、項目1から26または64のいずれかに記載の組成物を、前記処置を必要とする対象に投与するステップを含み、前記治療剤がフルフェナジンである、方法。 78.対象におけるアルツハイマー病を処置するための方法であって、項目1から26または64のいずれかに記載の組成物を、前記処置を必要とする対象に投与するステップを含み、前記治療剤がメマンチンである、方法。いくつかの選択された定義 別段に述べられていない限り、または文脈から事実上含まれない限り、以下の用語および語句は、以下に提供される意味を含む。別段に明示的に述べられていない限り、または文脈から明らかでない限り、以下の用語および語句は、その用語または語句が、それが属する技術分野で獲得されている意味を除外しない。本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定されるので、定義は、特定の実施形態を記述するのを助けるために提供されており、特許請求されている発明を限定するように意図されていない。さらに、文脈によって別段に要求されない限り、単数形の用語は、複数形を含むものとし、複数形の用語は、単数形を含むものとする。 本明細書において、用語「含む(comprising)」または「含む(comprises)」は、実施形態に有用である組成物、方法、およびこれらのそれぞれの構成成分(複数可)を参照して使用されるが、有用であるか否かに関わらず不特定の要素を含めることに開放されている。 単数形の用語「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈が別段に明らかに示唆しない限り、複数形の指示対象を含む。同様に、単語「または」は、文脈が別段に明らかに示唆しない限り、「および」を含むように意図されている。 運用中の例において以外に、または別段に示されている場合、本明細書で使用される成分または反応条件の量を表現するすべての数値は、用語「約」によってすべての場合において修飾されていると理解されるべきである。用語「約」は、パーセンテージに関連して使用されるとき、参照されている値の±5%を意味し得る。例えば、約100は、95〜105を意味する。 本明細書に記載されるものと同様の、または等価な方法および材料を、本開示の実践または試験において使用することができるが、適当な方法および材料が以下に記載されている。用語「含む(comprises)」は、「含む(includes)」を意味する。略語「e.g.」は、ラテン語の例えば(exempli gratia)に由来し、非限定例を示唆するのに本明細書で使用される。したがって、略語「e.g.」は、用語「例えば(for example)」と同義である。 「PEG」は、約20〜約2000000の連結されたモノマー、一般に約50〜1000の連結されたモノマー、通常、約100〜300を含有するエチレングリコールポリマーを意味する。ポリエチレングリコールには、様々な数値の連結されたモノマーを含有するPEG、例えば、PEG20、PEG30、PEG40、PEG60、PEG80、PEG100、PEG115、PEG200、PEG300、PEG400、PEG500、PEG600、PEG1000、PEG1500、PEG2000、PEG3350、PEG4000、PEG4600、PEG5000、PEG6000、PEG8000、PEG11000、PEG12000、PEG2000000、およびこれらの任意の混合物が含まれる。 用語「チューブ」はここで、中に管腔を有する細長いシャフトを指す。チューブは一般に、細長い中空の円筒であり得るが、他の断面形状の中空シャフトであってもよい。 本明細書において、「対象」は、ヒトまたは動物を意味する。通常、動物は、脊椎動物、例えば、霊長類、げっ歯類、家庭動物、または狩猟動物などである。霊長類には、チンパンジー、カニクイザル(cynomologous monkeys)、クモザル、およびマカク、例えば、アカゲザルが含まれる。げっ歯類として、マウス、ラット、マーモット、フェレット、ウサギ、およびハムスターが挙げられる。家庭動物ならびに狩猟動物として、ウシ、ウマ、ブタ、シカ、バイソン、バッファロー、猫の種、例えば、飼いネコ、犬の種、例えば、イヌ、キツネ、オオカミ、鳥の種、例えば、ニワトリ、エミュー、ダチョウ、ならびに魚、例えば、マス、ナマズ、およびサケが挙げられる。患者または対象には、前述の任意のサブセット、例えば、1つまたは複数の群または種、例えば、ヒト、霊長類、またはげっ歯類などを除外した上記のすべてが含まれる。ある特定の実施形態では、対象は、哺乳動物、例えば、霊長類、例えば、ヒトである。用語「患者」および「対象」は、本明細書で互換的に使用される。 用語「減少」、「低減された」、「低減」、「減少させる」、または「阻害する」は、すべて、一般に、統計的に有意な量の減少を意味するように本明細書で使用される。しかし、疑念を回避するために、「低減された」、「低減」、または「減少させる」、または「阻害する」は、参照レベルと比較して少なくとも10%の減少、例えば、少なくとも約20%、もしくは少なくとも約30%、もしくは少なくとも約40%、もしくは少なくとも約50%、もしくは少なくとも約60%、もしくは少なくとも約70%、もしくは少なくとも約80%、もしくは少なくとも約90%、または最大100%の減少まで、かつそれを含めた(例えば、参照試料と比較して非存在レベル)の減少、あるいは参照レベルと比較した10から100%の間の任意の減少を意味する。 用語「増大した」、「増大させる」、または「増強する」、または「活性化する」はすべて、一般に、統計的に(statically)有意な量の増大を意味するのに本明細書で使用される。いずれの疑念も回避するために、用語「増大した」、「増大させる」、あるいは「増強する」、あるいは「活性化する」は、参照レベルと比較して少なくとも10%の増大、例えば、参照レベルと比較して、少なくとも約20%、もしくは少なくとも約30%、もしくは少なくとも約40%、もしくは少なくとも約50%、もしくは少なくとも約60%、もしくは少なくとも約70%、もしくは少なくとも約80%、もしくは少なくとも約90%、もしくは最大100%の増大まで、かつそれを含めた増大、または10から100%の間の任意の増大、あるいは、参照レベルと比較して少なくとも約2倍、もしくは少なくとも約3倍、もしくは少なくとも約4倍、もしくは少なくとも約5倍、もしくは少なくとも約10倍の増大、または2倍から10倍以上の間の任意の増大を意味する。 用語「統計的に有意な」または「有意に」は、統計的有意性を指し、一般に、参照レベルから少なくとも2標準偏差(2SD)離れていることを意味する。この用語は、差異があるという統計的な証拠を指す。これは、帰無仮説が実際に真であるとき、帰無仮説を棄却する決定をする確率として定義される。 本明細書で互換的に使用されるように、用語「本質的に」および「実質的に」は、少なくとも約60%、あるいは好ましくは少なくとも約70%、もしくは少なくとも約80%、もしくは少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約97%、もしくは少なくとも約99%、またはそれ以上、あるいは70%から100%の間の任意の整数の比率を意味する。いくつかの実施形態では、用語「本質的に」は、少なくとも約90%、少なくとも約95%、少なくとも約98%、少なくとも約99%、もしくはそれ以上、または90%から100%の間の任意の整数の比率を意味する。いくつかの実施形態では、用語「本質的に」は、100%を含み得る。 本明細書において、用語「タンパク質」および「ペプチド」は、隣接する残基のアルファ−アミノ基とカルボキシル基との間のペプチド結合によって、他のアミノ酸残基に接続された一連のアミノ酸残基を指定するのに本明細書で互換的に使用される。用語「タンパク質」および「ペプチド」は、本明細書で互換的に使用され、そのサイズまたは機能に関わらず、修飾アミノ酸(例えば、リン酸化された、糖化されたなど)およびアミノ酸類似体を含めたタンパク質アミノ酸のポリマーを指す。「タンパク質」は、相対的に大きいポリペプチドを参照して使用されることが多く、「ペプチド」は、小さいポリペプチドを参照して使用されることが多いが、当技術分野におけるこれらの用語の使用法は、重複し、変動する。用語「ペプチド」は、本明細書において、別段に注記されていない限り、ペプチド、ポリペプチド、タンパク質、およびタンパク質の断片を指す。用語「タンパク質」および「ペプチド」は、遺伝子産物およびその断片を指すとき、本明細書で互換的に使用される。したがって、例示的なペプチドまたはタンパク質としては、遺伝子産物、天然に存在するタンパク質、同族体、オルソログ、パラログ、断片、ならびに前述のものの他の等価物、バリアント、断片、および類似体がある。 本明細書において、用語「核酸」もしくは「オリゴヌクレオチド」、または本明細書での文法的な等価物は、一緒に共有結合的に連結された、その類似体または誘導体を含めた少なくとも2つのヌクレオチドを意味する。例示的なオリゴヌクレオチドとしては、それだけに限らないが、一本鎖および二本鎖のsiRNA、ならびに他のRNA干渉試薬(RNAi剤またはiRNA剤)、shRNA(ショートヘアピンRNA)、アンチセンスオリゴヌクレオチド、アプタマー、リボザイム、ならびにマイクロRNA(miRNA)がある。核酸は、一本鎖であっても、二本鎖であってもよい。核酸は、DNA、RNA、または核酸がデオキシリボ−ヌクレオチドおよびリボ−ヌクレオチドの任意の組合せを含有するハイブリッド、ならびにウラシル、アデニン、チミン、シトシン、およびグアニンの任意の組合せであり得る。核酸は、1つまたは複数の主鎖修飾、例えば、ホスホルアミド(Beaucageら、Tetrahedron、49巻(10号):1925頁(1993年)およびその中の参考文献;Letsinger、J. Org. Chem.、35巻:3800頁(1970年))、ホスホロチオエート、ホスホロジチオエート、O−メチルホスホラミダイト(O−methylphophoroamidite)連結(Eckstein、Oligonucleotides and Analogues: A Practical Approach、Oxford University Pressを参照されたい)、またはペプチド核酸連結(Egholm、J. Am. Chem. Soc.、114巻:1895頁(1992年);Meierら、Chem. Int. Ed. Engl.、31巻:1008頁(1992年);およびNielsen、Nature、365巻:566頁(1993年)を参照されたい)を含み得、これらの文献のすべての内容は、参照により本明細書に組み込まれている。核酸は、核酸塩基および/またはヌクレオチドの糖部分への修飾も含み得る。糖部分での例示的な糖修飾としては、2’−OHのハロゲン(例えば、フルオロ)、O−メチル(O−mehtyl)、O−メトキシエチル、NH2、SH、およびS−メチルとの置き換えがある。 本明細書において、用語「ポリサッカライド」は、分子がグリコシド連結によって互いにつながれた多数のモノサッカライド分子からなる巨大分子炭水化物を指す。用語ポリサッカライドは、オリゴサッカライドを包含するように意図されてもいる。ポリサッカライドは、ホモポリサッカライドであっても、ヘテロポリサッカライドであってもよい。ホモポリサッカライドは、単位の1種類のみを含有するが、ヘテロポリサッカライドは、異なる種類のモノマー単位からなる。 用語「短鎖干渉RNA」(siRNA)は、「低分子干渉RNA」とも本明細書で呼ばれ、例えば、RNAiによって、標的遺伝子の発現を阻害するように機能する作用物質として定義される。siRNAは、化学合成することができ、in vitro転写によって生成することができ、または宿主細胞内で産生され得る。siRNA分子は、二本鎖RNAの切断によって生成することもでき、この場合、一方の鎖は、不活化されるメッセージと同一である。用語「siRNA」は、RNA干渉(RNAi)経路を誘導する小さい阻害性RNAデュプレックスを指す。これらの分子は、長さが多様となり得(一般に18〜30塩基対)、アンチセンス鎖においてこれらの標的mRNAと様々な程度の相補性を含有し得る。すべてではないがいくつかのsiRNAは、センス60鎖(sense 60 strand)および/またはアンチセンス鎖の5’または3’末端で対になっていないオーバーハング塩基(overhanging base)を有する。用語「siRNA」は、2本の別個の鎖のデュプレックス、およびデュプレックス領域を含むヘアピン構造を形成し得る一本鎖を含む。 用語「shRNA」は、本明細書において、RNAiおよび/またはsiRNA種として機能するショートヘアピンRNAを指すが、shRNA種が安定性の増大のために二本鎖ヘアピン様構造である点で異なる。用語「RNAi」は、本明細書において、干渉RNA、または核酸分子もしくはこれらの類似体であるRNA干渉分子、例えば、遺伝子発現を阻害するRNAベース分子を指す。RNAiは、選択的転写後遺伝子サイレンシングの手段を指す。RNAiは、特定のmRNAを破壊することができ、またはmRNAなどのRNAのプロセシングまたは翻訳を防止する。 用語「酵素」は、本明細書において、反応の完了時にこれが破壊されないか、または実質に変更されないで他の物質の化学反応を触媒するタンパク質分子を指す。この用語は、天然に存在する酵素および生物工学によって作られた酵素、またはこれらの混合物を含み得る。酵素ファミリーの例としては、キナーゼ、脱水素酵素、酸化還元酵素、GTPases、カルボキシルトランスフェラーゼ、アシルトランスフェラーゼ、脱炭酸酵素、トランスアミナーゼ、ラセマーゼ、メチルトランスフェラーゼ、ホルミルトランスフェラーゼ、およびα−ケトデカルボキシラーゼがある。 用語「ワクチン」は、本明細書において、死滅微生物、生弱毒化生物、サブユニット抗原、トキソイド抗原、コンジュゲート抗原、あるいは対象の体に導入されると、免疫系の活性化、抗体形成を引き起こし、かつ/またはT−細胞応答および/もしくはB−細胞応答を作り出すことによって特定の疾患に対する免疫を生じさせる抗原分子の他のタイプの任意の配合物を指す。一般に、微生物に対するワクチンは、ウイルス、細菌、寄生虫、マイコプラズマ、または他の感染性病原体の少なくとも一部に向けられている。 本明細書において、用語「アプタマー」は、選択された非オリゴヌクレオチド分子または分子の群を特異的に認識することができる、一本鎖、部分的に一本鎖、部分的に二本鎖、または二本鎖のヌクレオチド配列を意味する。いくつかの実施形態では、アプタマーは、ワトソン−クリック塩基対合またはトリプレックス形成以外の機構によって、非オリゴヌクレオチド分子または分子の群を認識する。アプタマーは、限定することなく、ヌクレオチド、リボヌクレオチド、デオキシリボヌクレオチド、ヌクレオチド類似体、修飾ヌクレオチド、ならびに主鎖修飾、分岐点、および非ヌクレオチド残基、基、または橋を含むヌクレオチドを含む規定された配列セグメントならびに配列を含み得る。分子に結合するためのアプタマーを選択するための方法は、当技術分野で広く公知であり、当業者にとって容易にアクセス可能である。 本明細書において、用語「抗体(antibody)」または抗体(antibodies)」は、インタクトな免疫グロブリン、またはFc(結晶化可能断片)領域もしくはFc領域のFcRn結合断片を有するモノクローナルもしくはポリクローナル抗原結合断片を指す。用語「抗体」は、抗体の断片、例えば、抗原結合断片などの「抗体様分子」も含む。抗原結合断片は、組換えDNA技法によって、またはインタクト抗体の酵素切断もしくは化学切断によって生成することができる。「抗原結合断片」としては、とりわけ、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fv、dAb、および相補性決定領域(CDR)断片、単鎖抗体(scFv)、単一ドメイン抗体、キメラ抗体、ダイアボディ、およびポリペプチドへの特異的抗原結合を付与するのに十分である免疫グロブリンの少なくとも一部を含有するポリペプチドがある。線状抗体も、本明細書に記載の目的のために含められている。用語Fab、Fc、pFc’、F(ab’)2、およびFvは、標準的な免疫学的意味で使用される(Klein、Immunology(John Wiley、New York、N.Y.、1982年);Clark, W. R.(1986年)The Experimental Foundations of Modern Immunology(Wiley & Sons, Inc.、New York);およびRoitt, I.(1991年)Essential Immunology、7版、(Blackwell Scientific Publications、Oxford))。様々な抗原に特異的な抗体または抗原結合断片は、供給業者、例えば、R&D Systems、BD Biosciences、e−Biosciences、およびMiltenyiなどから市販されており、または当業者に公知の方法によってこれらの細胞表面マーカーに対して産生させることができる。 本明細書において、用語「相補性決定領域」(CDR;すなわち、CDR1、CDR2、およびCDR3)は、その存在が抗原結合にとって必要である抗体可変ドメインのアミノ酸残基を指す。各可変ドメインは一般に、CDR1、CDR2、およびCDR3と同定された3つのCDR領域を有する。各相補性決定領域は、Kabatによって定義された「相補性決定領域」由来のアミノ酸残基(すなわち、軽鎖可変ドメイン中の約残基24〜34(L1)、50〜56(L2)、および89〜97(L3)、ならびに重鎖可変ドメイン中の31〜35(H1)、50〜65(H2)、および95〜102(H3);Kabatら、Sequences of Proteins of Immunological Interest、5版、公衆衛生局、国立衛生研究所、Bethesda、Md.(1991年))ならびに/または「超可変ループ」由来の残基(すなわち、軽鎖可変ドメイン中の約残基26〜32(L1)、50〜52(L2)、および91〜96(L3)、ならびに重鎖可変ドメイン中の26〜32(H1)、53〜55(H2)、および96〜101(H3);ChothiaおよびLesk、J. Mol. Biol.、196巻:901〜917頁(1987年))を含み得る。場合によっては、相補性決定領域は、Kabatによって定義されたCDR領域および超可変ループの両方に由来するアミノ酸を含み得る。 表現「線状抗体」は、Zapataら、Protein Eng.、8巻(10号):1057〜1062頁(1995年)に記載されている抗体を指す。簡単に言えば、これらの抗体は、相補的な軽鎖ポリペプチドと一緒に抗原結合領域の対を形成する直列Fdセグメント(VH−CH1−VH−CH1)の対を含む。線状抗体は、二重特異性であっても、単一特異性であってもよい。 表現「単鎖Fv」または「scFv」抗体断片は、本明細書において、抗体のVHドメインおよびVLドメインを含む抗体断片を意味するように意図されており、これらのドメインは、単一ポリペプチド鎖中に存在する。好ましくは、Fvポリペプチドは、scFvが抗原結合にとって所望の構造を形成することを可能にする、VHドメインとVLドメインとの間のポリペプチドリンカーをさらに含む(The Pharmacology of Monoclonal Antibodies、113巻、RosenburgおよびMoore編、Springer−Verlag、New York、269〜315頁(1994年))。 用語「ダイアボディ」は、本明細書において、2つの抗原結合部位を有する小さい抗体断片を指し、この断片は、同じポリペプチド鎖中に軽鎖可変ドメイン(VL)に接続された重鎖可変ドメイン(VH)(VH−VL)を含む。短すぎて同じ鎖上の2つのドメイン間で対形成を可能にすることができないリンカーを使用することによって、これらのドメインは、別の鎖の相補的なドメインと強制的に対形成させられ、2つの抗原結合部位を作り出す(EP404,097;WO93/11161;Hollingerら、Proc. Natl. Acad. Sd. USA、P0:6444〜6448頁(1993年))。 用語「抗生物質」は、微生物の生存能を減少させ、または微生物の増殖もしくは生殖を阻害する化合物または組成物を記述するのに本明細書で使用される。本開示で使用する場合、抗生物質は、抗微生物剤、静菌剤、または殺菌剤を含むようにさらに意図されている。例示的な抗生物質としては、それだけに限らないが、ペニシリン、セファロスポリン、ペネム、カルバペネム、モノバクタム、アミノグリコシド、スルホンアミド、マクロライド、テトラサイクリン、リンコシド(lincoside)、キノロン、クロラムフェニコール、バンコマイシン、メトロニダゾール、リファンピン、イソニアジド、スペクチノマイシン、トリメトプリム、スルファメトキサゾールなどがある。 本明細書において、用語「抗原」は、抗体などの選択的な結合剤によって結合され得、さらにその抗原のエピトープに結合することができる抗体の産生を誘発するのに動物において使用され得る分子または分子の部分を指す。抗原は、1種または複数のエピトープを有し得る。用語「抗原」は、抗体、またはMHC分子によって提示される場合、T細胞受容体(TCR)によって結合され得る分子も指すことができる。用語「抗原」は、本明細書において、T−細胞エピトープも包含する。抗原はさらに、免疫系によって認識され得、かつ/または体液性免疫応答および/もしくは細胞性免疫応答を誘導し、B−リンパ球および/もしくはT−リンパ球を活性化することができる。しかしこれは、少なくともある特定の場合では、抗原がTh細胞エピトープを含有し、またはそれに連結されており、補助剤中で与えられる必要がある場合がある。抗原は、1種または複数のエピトープ(B−エピトープおよびT−エピトープ)を有し得る。上記に参照した特異的な反応は、抗原が、好ましくはその対応する抗体またはTCRと一般に高度に選択的な様式で反応し、他の抗原によって誘起され得る多数の他の抗体またはTCRと反応しないことを示唆することを意味する。抗原は、本明細書において、いくつかの個々の抗原の混合物でもあり得る。 用語「免疫原」は、生物内で免疫応答を誘発することができる任意の物質、例えば、ワクチンを指す。「免疫原」は、対象に投与するとそれ自体に対して免疫応答を誘導することができる。用語「免疫学的な」は、免疫応答に関して本明細書で使用する場合、レシピエント対象における免疫原に向けられた体液(抗体媒介性)および/または細胞(抗原特異的T細胞もしくはこれらの分泌産物によって媒介される)の応答の発生を指す。このような応答は、対象に免疫原もしくは免疫原性ペプチドを投与することによって誘導される能動応答、または免疫原に向けられている抗体もしくは初回刺激を受けたT−細胞を投与することによって誘導される受動応答であり得る。細胞性免疫応答は、クラスIまたはクラスIIのMHC分子に関連してポリペプチドエピトープの提示によって誘発されて、抗原特異的なCD4+Tヘルパー細胞および/またはCD8+細胞毒性T細胞を活性化する。このような応答は、単球、マクロファージ、NK細胞、好塩基球、樹状細胞、星状細胞、ミクログリア細胞、好酸球、または先天性免疫の他の構成成分を活性化することもできる。 好適な実施形態を本明細書で詳細に表し、記載してきたが、様々な改変、付加、置換などを、本発明の趣旨から逸脱することなく行うことができ、したがってこれらは、以下に続く特許請求の範囲で定義される本発明の範囲内であると見なされることが当業者にとって明らかになる。さらに、既に示唆されていない程度に、本明細書に記載および例示した様々な実施形態の任意の1つを、本明細書に開示した他の実施形態のいずれかに示した特徴を組み込むようにさらに改変することができることが当業者によって理解されることになる。 本開示を以下の実施例によってさらに例示する。これらは、限定的であると解釈されるべきでない。実施例は、例示的なだけであり、いずれの様式でも、本明細書に記載の態様のいずれも限定するように意図されていない。以下の実施例は、本発明を決して限定しない。 (実施例1)絹メマンチンリザーバーインプラントおよび絹フルフェナジン注射用リザーバー材料および方法 精錬絹繊維は、Suho Biomaterials Technology(Suzhou、中国)から購入した。メマンチン塩酸塩およびすべての他の化学物質は、Sigma−Aldrich(St.Louis、MO)から購入した。 再生された絹溶液:精錬絹繊維を、LiBr水溶液(20wt%)中に60℃で4時間溶解させ、脱イオン水に対して2日間透析した。最終的な精錬絹濃度は、5から8wt%の間で変動した。繊維の対照バッチは、LiBr中に溶解させる前に、0.02MのNaCO3中で最大300分間煮沸して平均絹分子量を低減し、チューブ膨潤および分解挙動の潜在的な後続の変化を観察した。煮沸処理に起因する絹平均分子量の低減は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC、Agilent SEC−3カラムによって)を介して、Agilent 1200 Series HPLCユニット(Agilent Technologies、Santa Clara、CA)を使用して、280nmでUV検出して判定した。SECでは、絹保持時間が増大すると、絹分子量が減少することを示唆する。煮沸処理に起因する絹水溶液(5wt%)の粘度の潜在的な変化は、Viscolab4000粘度計(Cambridge Viscosity、Medford、MA)を使用して調査した。 濃縮絹溶液の調製:再生された絹溶液を、3kDa MWCO Slide−A−Lyzer透析カセット(Fisher Scientific)を使用して15wt%の水性10kDaポリエチレングリコール溶液に対して20時間透析することによって、およそ30wt%に濃縮した。絹濃度は、湿質量と乾燥質量の比から重量測定法で推定した。 フィルム紡糸:フィルム紡糸は、図1に表したセットアップを使用して行った。簡単に言えば、PTFE被覆ステンレス鋼ワイヤ(McMaster−Carr)上に狭ゲージ針(21G以上)によって濃縮絹溶液(30wt%)をインジェクトした。絹溶液流量は、KD Scientificシリンジポンプを使用して制御した(一般的な流量は、0.1ml/分または0.2ml/分であった)。インジェクション中、ワイヤを、その軸に沿って回転させながら水平方向に同時に往復運動させた(一般に5mm/分で)。ワイヤの運動は、別のシリンジポンプ(KD Scientific)に接続されたAC歯車モーター(McMaster−Carr)によって制御した。例えば、溶液流量は、70rpmで回転している直径2.7mmのワイヤの軸方向変位1ミリメートル当たり、30%の絹溶液およそ2μLを分配するように調整した。ワイヤ上に絹溶液をインジェクトした直後に、回転中のワイヤをチューブオーブン内に押し込んで絹コーティングを熱処理し、それによって絹フィルムを形成した。熱処理温度は、一般に45℃から80℃の間であり、温度変動は、フィルムの長さに沿って0.08℃/mm未満であった。熱処理中にワイヤを同時に回転させると、絹フィルムの厚さ均一性が増強された。インジェクション/加熱ステップは、所望のチューブ直径が実現されるまで繰り返した。任意選択により、絹チューブを90:10(vol/vol)のメタノール:水中に浸して絹II型、ベータシート結晶性を誘導し、引き続いて、フィルムが完全に水和するまで脱イオン水中でインキュベートした。結果として生じる絹チューブをワイヤから取り出し、所望の長さに切断した。 絹リザーバーインプラントまたは注射用絹リザーバーの調製:上述したように調製した絹フィルムチューブ内に治療剤を溶液、粉末またはペレットの形態で装填した。その間、水和した絹チューブの一端をクランプすることができる。治療剤を装填した後、フィルム紡糸された絹チューブを、他端でクランプし、チューブおよび装填された薬物を完全に乾燥させるのに適した継続時間(例えば、一晩以上)にわたって適当な温度(例えば、20℃以上の温度)で乾燥させた。乾燥条件は、治療剤の安定性を最大にするように選択した。絹リザーバーインプラントまたは注射用絹リザーバーは、絹チューブの両方の端部をクランプし、引き続いて、密封を保証し、用量ダンピングを防止するために、30wt%の絹濃度を有する絹溶液を使用してこれらを被覆する(例えば、両端をディップコーティングすることによって)ことによって形成した。全手順は、層流フード内で無菌的に行った。 in vitro放出アッセイ:剤形を、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するPBS緩衝液250mL中で、37℃で最大1カ月間インキュベートした。放出媒体を、2時間後および6時間後、ならびにその後毎日サンプリングした。各サンプリングの後、全媒体をフレッシュなPBS(0.02wt%のアジ化ナトリウム)緩衝液と交換した。 in vivo放出アッセイ:14日ラットpK試験を、メマンチン20mg/ラットの用量で絹メマンチンリザーバーインプラントを使用して行った。絹メマンチンリザーバーを皮下に移植した。血液試料を、14日にわたって所定の時点で連続的に収集した。次いで血漿試料を、液体クロマトグラフィー−タンデム質量分析法(LC−MS/MS)を使用して、メマンチン濃度について分析した。均質な絹メマンチンインプラントを、3日ラットpK試験において対照群として使用した。均質なインプラント製剤については、メマンチン水溶液(最大5wt%)を、円錐形PDMS金型内部で濃縮絹溶液(およそ30wt%)と混合し、この混合物を60℃で乾燥させた。このようにして、メマンチンを絹インプラント内に均質に封入した。 膨潤比:絹フィルムの水性「平衡」膨潤(S、%)を、式: S=(mH−mD)/mD*100(式中、mHおよびmDはそれぞれ、水和質量および乾燥質量である)を使用して計算した。 in vitro分解:in vitro分解を、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するPBS緩衝液中で、37℃でインキュベートした後、最大1週間にわたって所定の時点で、重量測定法で測定した。結果および考察 絹チューブの性質に対する加工条件の効果:物理化学的性質、例えば、チューブ膨潤またはin vitro分解などに対する加工パラメータ、例えば、絹分子量、フィルム乾燥温度、およびメタノール処理によって誘導されるフィルム絹II型ベータシート結晶性などの効果を、対照絹チューブ(治療剤を欠く)を使用して試験した。 図2は、煮沸処理の継続時間の増大に伴う絹分子量の減少におそらく起因する、煮沸時間の増大に伴う絹溶液粘度の減少を強調する。 絹チューブの水性「平衡」膨潤(S、%)を、以下の式: S=(mH−mD)/mD*100(式中、mHおよびmDはそれぞれ、水和質量および乾燥質量である)を使用して計算した。特に、膨潤比は、煮沸していない絹の34%から60分煮沸した絹の48%まで、分子量の減少とともに増大し、300分煮沸した絹について37%に低下した(図3Aを参照されたい)。67±3℃で熱処理した絹チューブでは、メタノール処理しても膨潤比に対する有意な効果はなかった(図3A、群Aおよび群Bを参照されたい)。一方、絹チューブを47±3℃でアニールしたとき、メタノール処理により膨潤比がより低くなった(図3A、群Cおよび群Dを参照されたい)。この効果は、メタノール処理をしなくても、高温(例えば、67±3℃)で絹II型結晶が形成される可能性に起因し得る。 in vitro分解:さらに、in vitro分解を、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するPBS緩衝液中で、37℃でインキュベートした後、最大1週間にわたって所定の時点で、重量測定法で測定した。事前の1週間のデータは、絹分子量がin vitroでの初期チューブ分解に対して強い効果を有し得ることを示唆する。0、10、60、および300分煮沸した絹から調製したメタノール処理していないチューブについてのパーセント分解値はそれぞれ、1.8%、1.3%、2.3%、および7%であった(図3B)。 絹メマンチンリザーバーインプラント:アルツハイマー病のFDA認可済み治療剤であるメマンチンを、絹リザーバーインプラント組成物からの徐放を実証するためのモデル治療剤として使用した。絹フィルムの2または10のコーティングを有する、上述したように調製した絹リザーバーインプラント組成物に、メマンチン2.5、5.0、または10.0mgを装填した。これらの絹リザーバーインプラント組成物を、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するPBS緩衝液250mL中で、37℃で最大1カ月間インキュベートした。放出媒体を、2時間後および6時間後、ならびにその後毎日サンプリングした。各サンプリングの後、全媒体をフレッシュなPBS(0.02wt%のアジ化ナトリウム)緩衝液と交換した。 メマンチン放出速度は、絹リザーバーインプラント組成物のフィルム厚に強く依存した。メマンチンの1日の放出速度は、0.5、1.0、および1.7mmの厚さの絹フィルムについて、それぞれ38%、21%、および8%であった(図4を参照されたい)。一方、メマンチン用量の明らかな効果は、放出速度に対して2.5〜10mgまで変更した場合、まったくなかった(図4を参照されたい)。重要なことに、メマンチン放出の初期バーストは、これらの絹組成物からまったく検出されなかった。さらに、絹インプラント1つ当たりメマンチン20mgに装填を正規化したとき、ほぼゼロ次の放出速度過程が、0.5から1.5mg/日の間の放出速度で、in vitroで2週間にわたって実現された。 メマンチン20mgを装填した絹リザーバーインプラント組成物をラットの皮下に移植し、血液試料を、14日にわたって所定の時点で連続的に収集した。次いで血漿試料を、液体クロマトグラフィー−タンデム質量分析法(LC−MS/MS)を使用して、メマンチン濃度について分析した。さらに、比較のために、均質な絹メマンチンインプラントを、3日ラット薬物動態学的試験における対照群として使用した。均質なインプラント製剤については、メマンチン水溶液(最大5wt%)を、円錐形ポリジメチルシロキサン金型内部で濃縮絹溶液(およそ30wt%)と混合し、この混合物を60℃で乾燥させた。このようにして、メマンチンを絹インプラント内に均質に封入した。 絹リザーバーインプラント組成物は、14日の期間にわたって持続的様式でメマンチンを送達した(図5を参照されたい)。対照的に、メマンチン食塩液の単回注射(終末半減期、t1/2≒4時間)または均質な絹メマンチンインプラントからのメマンチン放出は、14日の期間にわたって持続的様式でメマンチンを送達することに失敗した(図5を参照されたい)。重要なことに、切開部は十分に治癒し、有害作用(例えば、炎症、硬化、または瘢痕組織形成)は、試験の間全体にわたって、または外植中にまったく認められなかったので、ラット内に移植された絹組成物は、優れた生体適合性を示した。さらに、強いin vitro in vivo相関(IVIVC)が、1mg/日(in vitro)≒33ng/mL(ラット血漿)で観察された。 絹フルフェナジン注射用リザーバー:統合失調症、および双極性障害の急性躁病相を処置するためのFDA認可済み治療剤であるフルフェナジンを、絹注射用リザーバー組成物からの徐放を実証するためのモデル治療剤として使用した。絹フィルム厚0.5mmとともに2mm×18mm(直径×長さ)の寸法を有する、上述したように調製した絹注射用リザーバー組成物に、フルフェナジン3または10mgを装填した。これらの絹注射用リザーバー組成物を、0.02wt%のアジ化ナトリウムを含有するPBS緩衝液250mL中で、37℃で最大1カ月間インキュベートした。放出媒体を、2時間後および6時間後、ならびにその後毎日サンプリングした。各サンプリングの後、全媒体をフレッシュなPBS(0.02wt%のアジ化ナトリウム)緩衝液と交換した。 絹注射用リザーバー組成物は、最大1カ月にわたって、フルフェナジンのほぼゼロ次の放出速度過程を呈した。重要なことに、フルフェナジン放出の初期バーストは、これらの絹組成物からまったく検出されなかった。さらに、フルフェナジンの放出速度は、25日の期間にわたって、フルフェナジン3および10mgの装填について、それぞれ0.05から0.5mg/日の間および0.02から0.2mg/日の間で変動した(図6を参照されたい)。 (実施例2)従前の絹メマンチン製剤でのin vitro放出の比較 メマンチンを含有する様々な他の絹組成物から得られたin vitro放出の結果は、メマンチンの徐放よりむしろ望ましくない高い初期バーストを示した。 スフェア(sphere):スプレー結晶化凍結乾燥(Spray−Crystallize−Freeze−Drying)(SCFD)法(この方法の仮出願が出願されている)を使用して調製された2つの異なるスフェア製剤、すなわちPVA(ポリ−ビニルアルコール)エマルジョンナノスフェアおよびミクロスフェアを、メマンチン送達について試験した。絹とメマンチンの質量比は、SCFDナノスフェアおよびPVAナノスフェアについてそれぞれ4:1および2:1であった。PVAナノスフェアについて、メマンチン放出に対する2つのスフェア調製後の方法(絹溶液および絹/メマンチン溶液中のメタノール処理およびインキュベーション)の潜在的な効果を試験した。しかし、すべての場合において、高いバースト放出値が観察され、一方、徐放は、1週間後で50μg/mLの標的レベル未満であった。 フィルム:絹フィルムからのメマンチン放出を、96ウェルプレート構成で調査した。フィルムを、絹フィルムの追加の被覆を伴った、または伴わない均質なメマンチン封入を得るために、絹/メマンチン溶液(2.5wt%の絹、2.5%のメマンチン)を乾燥させることによって調製した。異なる溶液体積(10〜100μL)を使用すると、絹/メマンチンフィルムの厚さが変動し、一方、5wt%の絹溶液を使用してコーティングの数を1から4に増加させると絹フィルムの厚さが変動した。絹フィルムの追加の被覆の非存在下で、バースト放出は、およそ100%であった。絹フィルム厚を増大させると、およそ30%までバースト放出を低減することができた。しかし、一次放出速度過程は、実現することができなかった。 被覆:Sigma Aldrichから購入したEconoPressまたはFisher Scientificから購入したTable pressのいずれかを使用してメマンチンペレットを調製した。アデノシン−絹製剤についてPritchardら、J Control Release、144巻(2号):159〜167頁(2010年)によって記載されたものと同様のプロトコールを使用して、ペレットの両側を8wt%の絹溶液100μLを用いて液滴被覆した。メマンチン放出に対するメタノール処理(各被覆ステップ後)の潜在的な効果も試験した。すべての場合において、放出はバーストに主に起因した(90%以上)。 ゲル:3種の異なるゲル製剤、絹ヒドロゲル、凍結乾燥ゲル、および空気乾燥ゲルを調製した。普通の絹ゲルおよび空気乾燥ゲルについては、初期絹濃度を、8から30wt%の間で変更したが、凍結乾燥ゲルは、8wt%の絹からのみ調製した。すべての場合において、メマンチン5mgを絹溶液0.5mL中に添加し、この混合物を超音波処理してヒドロゲルを得た。凍結乾燥ゲルは、最高の初期バースト放出を示し(6時間後に約85%)、一方最低のバースト値がヒドロゲルおよび空気乾燥ヒドロゲルについて観察された。絹濃度を最大29wt%まで増大させると、6時間後におよそ20%というさらにより低い初期バースト値に至った。ヒドロゲルの徐放値は、スフェアのものと比較してより高かったが、最高のヒドロゲル濃度においてでさえ、封入されたメマンチンのほとんど(85%以上)が2週間後に放出された。 固体:絹/メマンチン溶液(30%の絹0.5mL中5mgのメマンチン装填量)を乾燥させて、ゲルと比較してより高密度である固体プラグにした。乾燥したプラグ中のメマンチン装填量は、水の代わりにメタノール中にメマンチンを溶解させることによって、8倍改善することができた(30%の絹0.5%中メマンチン40mg)。ヒドロゲルと比較して、放出プロファイルの有意な改善、すなわち、バーストの減少およびより長い徐放(2週間後にメマンチン放出のおよそ75%)があった。しかし、マトリックス中のメマンチンの不均質な分布におそらく起因して、ゲルと比較してプラグの再現間で偏差がより高かった。 本明細書および実施例で特定したすべての特許および他の刊行物は、すべての目的に関して明白に参照により本明細書に組み込まれている。これらの刊行物は、本願の出願日前のこれらの開示のために単に提供されている。この点において何も、本発明者らが、先行発明によって、または任意の他の理由でこのような開示に先行する資格がないことを承認するものとして解釈されるべきでない。これらの文書のすべての日付に関するすべての陳述または内容に関する表示は、出願者に入手可能な情報に基づき、これらの文書の日付または内容の正確さに関していずれの承認も構成しない。 絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバー内に封入された治療剤を含む絹ベース薬物送達組成物であって、前記絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーが、絹フィブロインマトリックスを含み、前記絹フィブロインマトリックスが、それを通して延在した管腔を備え、前記管腔の両端は閉じられており、前記治療剤の少なくとも一部が、前記管腔内に存在し、前記組成物が、in vivoで前記治療剤を持続送達することができる、絹ベース薬物送達組成物。 前記絹フィブロインマトリックスが円筒形である、請求項1に記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記絹フィブロインマトリックスが、フィルム紡糸された、ゲル紡糸された、またはディップコーティングされたチューブである、請求項1または2に記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記管腔が、約100nm〜約20mmの直径の断面直径を有する、請求項1から3のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記絹フィブロインマトリックスが、約1mm〜約10cmの長さを有する、請求項1から4のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記絹フィブロインマトリックスが、前記管腔の周囲に約50μm〜約5mmの壁厚を有する、請求項1から5のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 絹フィブロインマトリックスが、前記絹フィブロインマトリックスの約1%〜約50%(w/v)の量で絹フィブロインを含む、請求項1から6のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記絹フィブロインマトリックスを製作するのに使用される絹溶液が、治療剤を含む、請求項1から7のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記治療剤が、前記絹フィブロインマトリックスの前記管腔内の前記治療剤と同じであるか、または異なる、請求項8に記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記フィルム紡糸された絹フィブロインマトリックスの前記リザーバーが、治療剤を含有する、請求項1から9のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記治療剤が、絹スフェア内にさらに封入されている、請求項1から10のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記絹スフェアが、ミクロスフェアまたはナノスフェアである、請求項11に記載の絹スフェア。 前記治療剤が、小有機分子または小無機分子;サッカリン;オリゴサッカライド;ポリサッカライド;生体巨大分子、例えば、ペプチド、タンパク質、ならびにペプチド類似体および誘導体;ペプチド模倣体;核酸;核酸類似体および誘導体;抗体およびこれらの抗原結合断片;生体材料、例えば、細菌、植物、真菌、または動物の細胞などから作製される抽出物;動物組織;天然に存在する、または合成の組成物;ならびにこれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項1から12のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記治療剤が、放射線増感剤、ステロイド、キサンチン、ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、抗炎症剤、鎮痛剤、カルシウムアンタゴニスト、アンギオテンシン変換酵素阻害剤、ベータ遮断薬、中枢作用性アルファアゴニスト、アルファ−1−アンタゴニスト、抗コリン剤/鎮痙剤、バソプレッシン類似体、抗不整脈剤、抗パーキンソン病剤、抗狭心症剤/降圧剤、抗凝固剤、抗血小板剤、鎮静剤、抗不安剤、ペプチド性因子、生体高分子剤、抗新生物剤、緩下剤、止痢剤、抗微生物剤、抗真菌剤、ワクチン、タンパク質、または核酸からなる群から選択される、請求項1から13のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。さらなる態様では、前記医薬活性剤は、クマリン、アルブミン、ステロイド、例えば、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、ヒドロコルチゾン、および薬学的に許容されるヒドロコルチゾン誘導体など;キサンチン、例えば、テオフィリンおよびドキソフィリンなど;ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、例えば、サルブタモール、フェンテロール、クレンブテロール、バンブテロール、サルメテロール、フェノテロールなど;抗喘息抗炎症剤、抗関節炎抗炎症剤、および非ステロイド性抗炎症剤を含めた抗炎症剤(それらの例としては、スルフィド、メサラミン、ブデソニド、サラゾピリン、ジクロフェナク、薬学的に許容されるジクロフェナク塩、ニメスリド、ナプロキセン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、およびピロキシカムが挙げられるが、これらに限定されない);サリチレートなどの鎮痛剤;カルシウムチャネル遮断薬、例えば、ニフェジピン、アムロジピン、およびニカルジピンなど;アンギオテンシン変換酵素阻害剤、例えば、カプトプリル、ベナゼプリル塩酸塩、ホシノプリルナトリウム、トランドラプリル、ラミプリル、リシノプリル、エナラプリル、キナプリル塩酸塩、およびモエキシプリル塩酸塩など;ベータ遮断薬(すなわち、ベータアドレナリン遮断剤)、例えば、ソタロール塩酸塩、チモロールマレイン酸塩、エスモロール塩酸塩、カルテオロール、プロパノロール塩酸塩、ベタキソロール塩酸塩、ペンブトロール硫酸塩、メトプロロール酒石酸塩、メトプロロールコハク酸塩、アセブトロール塩酸塩、アテノロール、ピンドロール、およびビソプロロールフマル酸塩など;クロニジンなどの中枢作用性アルファ−2−アゴニスト;アルファ−1−アンタゴニスト、例えば、ドキサゾシンおよびプラゾシンなど;抗コリン剤/鎮痙剤、例えば、ジサイクロミン塩酸塩、スコポラミン臭化水素酸塩、グリコピロレート、臭化クリジニウム、フラボキサート、およびオキシブチニンなど;バソプレッシン類似体、例えば、バソプレッシンおよびデスモプレシンなど;抗不整脈剤、例えば、キニジン、リドカイン、トカイニド塩酸塩、メキシレチン塩酸塩、ジゴキシン、ベラパミル塩酸塩、プロパフェノン塩酸塩、フレカイニド酢酸塩、プロカインアミド塩酸塩、モリシジン塩酸塩、およびジソピラミドリン酸塩など;抗パーキンソン病剤、例えば、ドーパミン、L−ドパ/カルビドパ、セレギリン、ジヒドロエルゴクリプチン、ペルゴリド、リスリド、アポモルフィン、およびブロモクリプチンなど;抗狭心症剤および降圧剤、例えば、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、プロプラノロール、アテノロール、およびベラパミルなど;抗凝固剤および抗血小板剤、例えば、クマジン、ワルファリン、アセチルサリチル酸、およびチクロピジンなど;鎮静剤、例えば、ベンゾジアゼピンおよびバルビツレートなど;抗不安剤、例えば、ロラゼパム、ブロマゼパム、およびジアゼパムなど;ペプチド性因子および生体高分子剤、例えば、カルシトニン、ロイプロリド、および他のLHRHアゴニスト、ヒルジン、シクロスポリン、インスリン、ソマトスタチン、プロチレリン、インターフェロン、デスモプレシン、ソマトトロピン、チモペンチン、ピドチモド、エリスロポエチン、インターロイキン、メラトニン、顆粒球/マクロファージ−CSF、およびヘパリンなど;抗新生物剤、例えば、エトポシド、リン酸エトポシド、シクロホスファミド、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、ビンクリスチン、ドキソルビシン、シスプラチン、ヒドロキシウレア、ロイコボリンカルシウム、タモキシフェン、フルタミド、アスパラギナーゼ、アルトレタミン、ミトタン、およびプロカルバジン塩酸塩など;緩下剤、例えば、センナ濃縮物、カサントラノール、ビサコジル、およびピコスルファートナトリウムなど;止痢剤、例えば、ジフェノキシン塩酸塩、ロペラミド塩酸塩、フラゾリドン、ジフェノキシレート塩酸塩、および微生物など;ワクチン、例えば、細菌ワクチンおよびウイルスワクチンなど;抗微生物剤、例えば、ペニシリン、セファロスポリン、およびマクロライドなど、抗真菌剤、例えば、イミダゾール系誘導体およびトリアゾール系誘導体など;ならびに核酸、例えば、生体タンパク質をコードするDNA配列、およびアンチセンスオリゴヌクレオチドなど、ならびにこれらの任意の組合せであり得る。 前記治療剤がフルフェナジンまたはメマンチンである、請求項1から14のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記治療剤が、前記絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーの約0.001%(w/w)〜約95%(w/w)の量で存在する、請求項1から15のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 推奨される投与量の少なくとも1.25倍の前記治療剤を含む、請求項1から16のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 推奨される投与量の半分未満の前記治療剤を含む、請求項1から17のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 約1ng/日〜約1000mg/日の速度で前記治療剤を放出する、請求項1から18のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記治療剤の1日1回の投与量によってもたらされる治療効果と実質的に同様の治療効果をもたらす速度で前記治療剤を放出する、請求項1から19のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 少なくとも1週間の期間にわたってほぼゼロ次の放出速度過程で前記治療剤を放出する、請求項1から20のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 少なくとも1週間の期間にわたって前記治療剤の持続送達をもたらす、請求項1から21のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記治療剤が前記絹ベース薬物送達組成物を用いないで投与される場合の効果の継続時間より少なくとも1日長い治療効果の継続時間をもたらす、請求項1から22のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 ターゲッティングリガンドをさらに含む、請求項1から23のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 前記フィルム紡糸された絹フィブロインマトリックスが、少なくとも約5%の絹II型ベータシート結晶化度を有する、請求項1から24のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 治療剤のin vivo半減期が、前記フィルム紡糸された絹フィブロインマトリックスを用いない前記治療剤のin vivo半減期と比べて少なくとも5%増大される、請求項1から25のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物。 (i)絹チューブを形成するステップと、 (ii)前記絹チューブに治療剤を装填するステップと、 (iii)前記絹チューブの両端を閉じ、前記装填された治療剤が前記絹チューブの管腔内に保持されるステップとを含む方法。 前記絹チューブの前記両端を閉じる前記ステップが、前記チューブの両端をクランプするステップと、前記クランプされた両端を絹で被覆するステップとを含む、請求項27に記載の方法。 前記絹チューブを形成する前記ステップが、ゲル紡糸、フィルム紡糸、またはディップコーティングを含む、請求項27から28に記載の方法。 絹チューブを形成する前記ステップが、 (i)アプリケーターを用いて支持構造体上に絹溶液を送達するステップであって、前記支持構造体が、縦軸を有する細長い構造体であり、前記支持構造体が、その縦軸に沿って回転されながら水平方向に往復運動されて、その上に絹コーティングを形成するステップと、 (ii)前記支持構造体が回転している間に前記絹コーティングを任意選択により加熱するステップと、 (iii)前記送達ステップおよび加熱ステップを任意選択により繰り返して、その上に絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するステップとを含む、請求項27から29のいずれかに記載の方法。 前記細長い構造体が、合成フルオロポリマーで被覆されたステンレス鋼マンドレルである、請求項30に記載の方法。 前記支持構造体が、約0〜約1000rpmの回転スピードを有する、請求項30から31のいずれかに記載の方法。 前記支持構造体が、約0〜約1000mm/秒の軸方向移動スピードを有する、請求項30から32のいずれかに記載の方法。 前記アプリケーターが、前記絹溶液の供給源を含有するシリンジである、請求項30から33のいずれかに記載の方法。 前記絹フィブロイン溶液が、少なくとも21ゲージの針によって送達される、請求項30から34のいずれかに記載の方法。 前記針が、約21〜約30のゲージのものである、請求項35に記載の方法。 絹チューブを形成する前記ステップが、 (i)縦軸を有する細長い構造体を絹溶液に浸漬し、それによって前記細長い構造体上にコーティングを形成するステップと、 (ii)前記細長い構造体上の前記コーティングを乾燥させるステップと、 (iii)ステップ(i)および(ii)を任意選択により繰り返して、その上に絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するステップとを含む、請求項27から29のいずれかに記載の方法。 前記チューブを形成するため、または前記クランプ部分を被覆するための前記絹溶液が、約1%〜約50%(w/v)の絹濃度を有する、請求項27から37のいずれかに記載の方法。 前記絹チューブが、約100nm〜約10mmの管腔直径を有する、請求項27から38のいずれかに記載の方法。 前記絹チューブが、約1mm〜約10cmの長さを有する、請求項27から39のいずれかに記載の方法。 前記被覆ステップが、前記絹チューブをディップコーティングするステップを含む、請求項27から40のいずれかに記載の方法。 前記絹チューブに前記治療剤を装填する前に、前記絹チューブのコンホメーション変化を誘導するステップをさらに含む、請求項27から41のいずれかに記載の方法。 前記コンホメーション変化を誘導する前記ステップが、水アニーリングを含む、請求項42に記載の方法。 前記水アニーリングが、約4℃〜約100℃の温度においてである、請求項42に記載の方法。 前記誘導するステップが、アルコール溶液で前記絹チューブを処理するステップを含む、請求項42に記載の方法。 前記アルコール溶液が、少なくとも10%(v/v)のアルコール濃度を有する、請求項42に記載の方法。 前記アルコールがメタノールまたはエタノールである、請求項45または46のいずれかに記載の方法。 前記絹チューブに前記治療剤を装填する前に、前記絹チューブを水和させるステップをさらに含む、請求項27から47のいずれかに記載の方法。 前記絹チューブをクランプする前記ステップの後に前記絹チューブを乾燥させるステップをさらに含む、請求項27から48のいずれかに記載の方法。 前記絹チューブを作製し、または前記絹チューブの前記両端を閉じるために使用される前記絹溶液が治療剤を含む、請求項27から49のいずれかに記載の方法。 前記治療剤が、絹フィブロインマトリックスの前記管腔内に保持される前記治療剤と同じであるか、または異なる、請求項50に記載の方法。 前記管腔内に保持される前記治療剤が、絹スフェア内にさらに封入される、請求項27から50のいずれかに記載の方法。 前記絹スフェアがミクロスフェアまたはナノスフェアである、請求項52に記載の方法。 前記治療剤が、小有機分子または小無機分子;サッカリン;オリゴサッカライド;ポリサッカライド;生体巨大分子、例えば、ペプチド、タンパク質、ならびにペプチド類似体および誘導体;ペプチド模倣体;核酸;核酸類似体および誘導体;抗体およびこれらの抗原結合断片;生体材料、例えば、細菌、植物、真菌、または動物の細胞などから作製される抽出物;動物組織;天然に存在する、または合成の組成物;ならびにこれらの任意の組合せからなる群から選択される、請求項27から53のいずれかに記載の方法。 前記治療剤が、放射線増感剤、ステロイド、キサンチン、ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、抗炎症剤、鎮痛剤、カルシウムアンタゴニスト、アンギオテンシン変換酵素阻害剤、ベータ遮断薬、中枢作用性アルファアゴニスト、アルファ−1−アンタゴニスト、抗コリン剤/鎮痙剤、バソプレッシン類似体、抗不整脈剤、抗パーキンソン病剤、抗狭心症剤/降圧剤、抗凝固剤、抗血小板剤、鎮静剤、抗不安剤、ペプチド性因子、生体高分子剤、抗新生物剤、緩下剤、止痢剤、抗微生物剤、抗真菌剤、ワクチン、タンパク質、または核酸からなる群から選択される、請求項27から54のいずれかに記載の方法。さらなる態様では、前記医薬活性剤は、クマリン、アルブミン、ステロイド、例えば、ベタメタゾン、デキサメタゾン、メチルプレドニゾロン、プレドニゾロン、プレドニゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、ヒドロコルチゾン、および薬学的に許容されるヒドロコルチゾン誘導体など;キサンチン、例えば、テオフィリンおよびドキソフィリンなど;ベータ−2−アゴニスト気管支拡張剤、例えば、サルブタモール、フェンテロール、クレンブテロール、バンブテロール、サルメテロール、フェノテロールなど;抗喘息抗炎症剤、抗関節炎抗炎症剤、および非ステロイド性抗炎症剤を含めた抗炎症剤(それらの例としては、スルフィド、メサラミン、ブデソニド、サラゾピリン、ジクロフェナク、薬学的に許容されるジクロフェナク塩、ニメスリド、ナプロキセン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ケトプロフェン、およびピロキシカムが挙げられるが、これらに限定されない);サリチレートなどの鎮痛剤;カルシウムチャネル遮断薬、例えば、ニフェジピン、アムロジピン、およびニカルジピンなど;アンギオテンシン変換酵素阻害剤、例えば、カプトプリル、ベナゼプリル塩酸塩、ホシノプリルナトリウム、トランドラプリル、ラミプリル、リシノプリル、エナラプリル、キナプリル塩酸塩、およびモエキシプリル塩酸塩など;ベータ遮断薬(すなわち、ベータアドレナリン遮断剤)、例えば、ソタロール塩酸塩、チモロールマレイン酸塩、エスモロール塩酸塩、カルテオロール、プロパノロール塩酸塩、ベタキソロール塩酸塩、ペンブトロール硫酸塩、メトプロロール酒石酸塩、メトプロロールコハク酸塩、アセブトロール塩酸塩、アテノロール、ピンドロール、およびビソプロロールフマル酸塩など;クロニジンなどの中枢作用性アルファ−2−アゴニスト;アルファ−1−アンタゴニスト、例えば、ドキサゾシンおよびプラゾシンなど;抗コリン剤/鎮痙剤、例えば、ジサイクロミン塩酸塩、スコポラミン臭化水素酸塩、グリコピロレート、臭化クリジニウム、フラボキサート、およびオキシブチニンなど;バソプレッシン類似体、例えば、バソプレッシンおよびデスモプレシンなど;抗不整脈剤、例えば、キニジン、リドカイン、トカイニド塩酸塩、メキシレチン塩酸塩、ジゴキシン、ベラパミル塩酸塩、プロパフェノン塩酸塩、フレカイニド酢酸塩、プロカインアミド塩酸塩、モリシジン塩酸塩、およびジソピラミドリン酸塩など;抗パーキンソン病剤、例えば、ドーパミン、L−ドパ/カルビドパ、セレギリン、ジヒドロエルゴクリプチン、ペルゴリド、リスリド、アポモルフィン、およびブロモクリプチンなど;抗狭心症剤および降圧剤、例えば、一硝酸イソソルビド、二硝酸イソソルビド、プロプラノロール、アテノロール、およびベラパミルなど;抗凝固剤および抗血小板剤、例えば、クマジン、ワルファリン、アセチルサリチル酸、およびチクロピジンなど;鎮静剤、例えば、ベンゾジアゼピンおよびバルビツレートなど;抗不安剤、例えば、ロラゼパム、ブロマゼパム、およびジアゼパムなど;ペプチド性因子および生体高分子剤、例えば、カルシトニン、ロイプロリド、および他のLHRHアゴニスト、ヒルジン、シクロスポリン、インスリン、ソマトスタチン、プロチレリン、インターフェロン、デスモプレシン、ソマトトロピン、チモペンチン、ピドチモド、エリスロポエチン、インターロイキン、メラトニン、顆粒球/マクロファージ−CSF、およびヘパリンなど;抗新生物剤、例えば、エトポシド、リン酸エトポシド、シクロホスファミド、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、ビンクリスチン、ドキソルビシン、シスプラチン、ヒドロキシウレア、ロイコボリンカルシウム、タモキシフェン、フルタミド、アスパラギナーゼ、アルトレタミン、ミトタン、およびプロカルバジン塩酸塩など;緩下剤、例えば、センナ濃縮物、カサントラノール、ビサコジル、およびピコスルファートナトリウムなど;止痢剤、例えば、ジフェノキシン塩酸塩、ロペラミド塩酸塩、フラゾリドン、ジフェノキシレート塩酸塩、および微生物など;ワクチン、例えば、細菌ワクチンおよびウイルスワクチンなど;抗微生物剤、例えば、ペニシリン、セファロスポリン、およびマクロライドなど、抗真菌剤、例えば、イミダゾール系誘導体およびトリアゾール系誘導体など;ならびに核酸、例えば、生体タンパク質をコードするDNA配列、およびアンチセンスオリゴヌクレオチドなど、ならびにこれらの任意の組合せであり得る。 前記治療剤がフルフェナジンまたはメマンチンである、請求項27から55のいずれかに記載の方法。 (i)絹チューブを形成するステップであって、 a.その軸に沿って回転されながら水平方向に同時に往復運動されるワイヤ上に、針を通じて絹溶液を送達して、その上に絹コーティングを形成するステップ、 b.前記ワイヤを回転させながら前記絹コーティングを任意選択により加熱して、絹フィルムを形成するステップ、および c.前記送達ステップおよび加熱ステップを任意選択により繰り返して、前記ワイヤの上に絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するステップを含む、ステップと、 (ii)前記絹コーティングのコンホメーション変化を任意選択により誘導するステップと、 (iii)前記絹チューブを任意選択により水和させるステップと、 (iv)前記絹チューブに前記治療剤を装填するステップと、 (v)前記治療剤が前記絹チューブの中に封じ込められるように前記絹チューブをクランプするステップと、 (vi)前記絹チューブの前記クランプ部分を絹コーティング溶液で被覆して、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するステップとを含む、請求項27に記載の方法。 (i)絹チューブを形成するステップであって、 a.縦軸を有する細長い構造体を絹溶液に浸漬し、それによって前記細長い構造体上にコーティングを形成するステップ、 b.前記細長い構造体上の前記コーティングを乾燥させるステップ、および c.ステップ(i)および(ii)を任意選択により繰り返して、その上に絹の1つまたは複数のコーティングを形成するステップを含む、ステップと、 (ii)前記絹コーティングのコンホメーション変化を任意選択により誘導するステップと、 (iii)前記絹チューブを任意選択により水和させるステップと、 (iv)前記絹チューブに前記治療剤を装填するステップと、 (v)前記治療剤がその中に封じ込められるように前記絹チューブをクランプするステップと、 (vi)前記絹チューブの前記クランプ部分を絹コーティング溶液で被覆して、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するステップとを含む、請求項27に記載の方法。 前記コンホメーション変化を誘導する前記ステップが、水アニーリングを含む、請求項57または58に記載の方法。 前記水アニーリングが、約4℃〜約100℃の温度においてである、請求項59に記載の方法。 前記誘導するステップが、アルコール溶液で前記絹チューブを処理するステップを含む、請求項59に記載の方法。 前記アルコール溶液が、少なくとも10%(v/v)のアルコール濃度を有する、請求項61に記載の方法。 前記アルコールがメタノールまたはエタノールである、請求項61または62に記載の方法。 請求項27から58のいずれかによって調製される絹ベース薬物送達組成物。 絹フィブロイン円筒状マトリックスを調製する方法であって、 (i)アプリケーターを用いて支持構造体上に絹フィブロイン溶液を送達するステップであり、前記支持構造体が、縦軸を有する細長い構造体であり、前記支持構造体が、その縦軸に沿って回転されながら水平方向に往復運動されて、その上に絹コーティングを形成するステップと、 (ii)前記支持構造体が回転している間に前記絹コーティングを加熱するステップと、 (iii)前記送達ステップおよび加熱ステップを任意選択により繰り返して、その上に絹フィルムの1つまたは複数のコーティングを形成するステップとを含む、方法。 前記絹フィブロインのコンホメーション変化を誘導するステップをさらに含む、請求項65に記載の方法。 前記コンホメーション変化を誘導する前記ステップが、水アニーリングを含む、請求項66に記載の方法。 前記水アニーリングが、約4℃〜約100℃の温度においてである、請求項67に記載の方法。 前記誘導するステップが、アルコール溶液で前記絹チューブを処理するステップを含む、請求項66に記載の方法。 前記アルコール溶液が、少なくとも10%(v/v)のアルコール濃度を有する、請求項69に記載の方法。 前記アルコールがメタノールまたはエタノールである、請求項69または70に記載の方法。 前記絹フィブロイン円筒状マトリックスを水和させるステップをさらに含む、請求項65から71のいずれかに記載の方法。 前記絹フィブロイン円筒状マトリックス中に治療剤を装填するステップをさらに含む、請求項65から72のいずれかに記載の方法。 請求項1から26または64のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物、および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物。 請求項1から26または64のいずれかに記載の絹ベース薬物送達組成物、および使用するための指示書を含むキット。 治療剤をin vivoで持続送達する方法であって、請求項1から26または64のいずれかに記載の組成物を、それを必要とする対象に投与するステップを含む、方法。 対象における統合失調症または双極性障害を処置するための方法であって、請求項1から26または64のいずれかに記載の組成物を、前記処置を必要とする対象に投与するステップを含み、前記治療剤がフルフェナジンである、方法。 対象におけるアルツハイマー病を処置するための方法であって、請求項1から26または64のいずれかに記載の組成物を、前記処置を必要とする対象に投与するステップを含み、前記治療剤がメマンチンである、方法。 本発明は、治療剤(複数可)の制御された持続送達のための絹ベース薬物送達組成物、ならびにこれを作製および使用する方法を対象とする。一態様では、本開示は、治療剤の送達用絹ベース薬物送達組成物を調製するための方法を提供する。本方法は、絹フィブロインから絹チューブを形成するステップと、絹チューブに治療剤を装填するステップと、治療剤がその中に封じ込められるように絹チューブの両端を閉じるステップとを含む。閉じられたチューブの両端は、絹リザーバーインプラントまたは絹注射用リザーバーを形成するために、絹溶液などのポリマー溶液で被覆することができる。


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