タイトル: | 公開特許公報(A)_乳化化粧料 |
出願番号: | 2014100904 |
年次: | 2014 |
IPC分類: | A61K 8/27,A61K 8/06,A61K 8/29,A61K 8/49,A61Q 19/00,A61Q 1/02,A61Q 1/12 |
高野 絵美 富田 由利子 JP 2014240382 公開特許公報(A) 20141225 2014100904 20140514 乳化化粧料 株式会社コーセー 000145862 高野 絵美 富田 由利子 JP 2013103554 20130515 A61K 8/27 20060101AFI20141128BHJP A61K 8/06 20060101ALI20141128BHJP A61K 8/29 20060101ALI20141128BHJP A61K 8/49 20060101ALI20141128BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20141128BHJP A61Q 1/02 20060101ALI20141128BHJP A61Q 1/12 20060101ALI20141128BHJP JPA61K8/27A61K8/06A61K8/29A61K8/49A61Q19/00A61Q1/02A61Q1/12 5 OL 16 4C083 4C083AB152 4C083AB211 4C083AB212 4C083AB232 4C083AB241 4C083AB242 4C083AB442 4C083AC072 4C083AC102 4C083AC122 4C083AC172 4C083AC302 4C083AC342 4C083AC351 4C083AC352 4C083AC372 4C083AC392 4C083AC422 4C083AC471 4C083AC481 4C083AC482 4C083AC792 4C083AC851 4C083AC852 4C083AD152 4C083AD162 4C083AD172 4C083AD642 4C083BB13 4C083BB25 4C083BB46 4C083CC03 4C083CC04 4C083CC05 4C083CC12 4C083CC19 4C083DD31 4C083DD32 4C083DD33 4C083DD34 4C083EE06 4C083EE07 4C083EE17 本発明は、難溶性の紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を配合しながらも、特定の粉体表面処理剤や特定の油剤を選択することにより、べたつきやきしみがなく、化粧膜が均一で持続性に優れるため、高い紫外線防御効果を有する乳化化粧料に関するものである。 従来より、太陽光線中の紫外線を遮断し、紫外線による悪影響から肌を守ることを目的として、メイクアップ化粧料にも紫外線防御効果を付与する検討がなされ、酸化亜鉛や二酸化チタン等の金属酸化物や有機紫外線吸収剤を配合することにより、高い紫外線防御効果をもつ化粧料が開発されている。殊に近年、UVA領域の紫外線防御効果が着目されているが、長波長のUVAを吸収し得る紫外線吸収剤は、UVB吸収剤に比べて分子量が大きくなるため、難溶性(水にも非極性油にも難溶)のものが多くなり、乳化化粧料に配合する際に様々な問題を生じていた。 例えば、有機紫外線吸収剤を微粒化された形態で配合する技術(例えば特許文献1)は、分散剤や増粘剤の配合によるべたつきが生じたり、化粧膜が不均一になり易いために紫外線防御効果が低下する場合があった。また、極性油等に紫外線吸収剤を溶解して配合すると、使用中にべたつきや重さが生じたり、経時での結晶析出や排液等、安定性が悪くなる場合があった。さらに、通常、乳化化粧料において金属酸化物を多量に配合すると、粉体のきしみ感が生じたり、化粧膜が美しく均一な膜にならないため化粧膜の持続性に劣る等の問題があり、様々な検討がなされてきた。(例えば特許文献2、3参照)特開2001−199857号公報特開2012−046447号公報特開2010−229067号公報 本発明の課題は、難溶性の紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を多く配合しながらも、使用感と化粧膜の均一性および持続性に優れ、高い紫外線防御効果を有する乳化化粧料を提供することである。 かかる実情に鑑み、本発明者らは鋭意検討した結果、乳化化粧料において、特定の表面処理を施された金属酸化物と、特定の極性油、および特定の有機紫外線吸収剤とを配合することにより、べたつきやきしみのない良好な使用感で、化粧膜の均一性や持続性、さらには紫外線防御効果においても非常に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。 すなわち本発明は、[1]次の成分(a)〜(d);(a)表面が疎水化処理された微粒子酸化亜鉛(b)窒素を含有する化合物により表面処理された二酸化チタン(c)IOB値が0.1〜0.4である液状油(d)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルから選ばれる1種又は2種の紫外線吸収剤を配合する乳化化粧料、[2]さらに成分(e)メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールを配合する上記[1]に記載の乳化化粧料、[3](a)の疎水化処理が、シリコーン処理、フッ素処理、有機チタネート処理から選択される処理である上記[1]又は[2]に記載の乳化化粧料、[4](b)の窒素を含有する化合物が、レシチンである上記[1]〜[3]に記載の乳化化粧料、[5](c)が炭素数8〜10の脂肪酸と多価アルコールとのエステルから選ばれる1種又は2種以上である上記[1]〜[4]に記載の乳化化粧料である。 本発明の乳化化粧料は、紫外線散乱剤と難溶性の紫外線吸収剤を多く配合しながらも、きしみやべたつきがなく使用感に優れ、化粧膜の均一性や持続性に優れるため、高い紫外線防御効果を有する。 以下、本発明の構成について詳細に説明する。 本発明に用いられる成分(a)は、疎水化処理剤により表面処理された微粒子酸化亜鉛であり、処理を施される微粒子酸化亜鉛としては、形状は特に限定はされないが、平均粒径は紫外線防御効果の高い100nm以下のものである。ハンドリングの点で10〜100nmであることが好ましい。これらの粒子径は、動的光散乱法を用いた測定機器により測定可能である。微粒子酸化亜鉛の市販品としては、例えばFINEX−50(堺化学工業社製)、ZnO−350(住友大阪セメント社製)、酸化亜鉛FZO−50(石原産業社製)、微粒子酸化亜鉛MZ−500(テイカ社製)等が挙げられる。 成分(a)の疎水化処理剤としては、通常化粧料に用いられる疎水化処理剤であれば特に制限はなく、例えば、シリコーン処理剤、フッ素処理剤、有機チタネート処理剤、金属石鹸処理剤、レシチン処理剤などが挙げられる。特に分散性及び化粧膜の均一性の点で、シリコーン処理剤、フッ素処理剤、有機チタネート処理剤が好ましい。 具体的には、シリコーン処理剤としては、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン類、アミノ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等の変性シリコーン類、トリメチルシロキシケイ酸やアクリル−シリコーングラフト共重合体等のシリコーン樹脂類、シリコーンゴム類、部分又は全架橋オルガノポリシロキサン類、シリル化剤類、シランカップリング剤類等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。 また、シランカップリング剤の中でも、トリアルコキシアルキルシランが好ましい。トリアルコキシアルキルシランは、ケイ素原子に三つのアルコキシ基と一つのアルキル基が結合した化合物であり、該アルコキシ基が粉体表面の水酸基等と反応することにより、粉体表面を化学的に修飾する化合物である。該トリアルコキシアルキルシランにおける、アルコキシ基は、炭素数1〜3のアルコキシ基であるメトキシ、エトキシ、プロポキシ等が好ましい。また、該トリアルコキシアルキルシランにおける、アルキル基は、炭素数6〜18のアルキル基であるヘキシル基、オクチル基、デシル基、オクタデシル基等が好ましい。このようなトリアルコキシアルキルシランは、例えば、トリメトキシヘキシルシラン、トリメトキシオクチルシラン、トリメトキシデシルシラン、トリメトキシオクタデシルシラン、トリエトキシヘキシルシラン、トリエトキシオクチルシラン、トリエトキシデシルシラン、トリエトキシオクタデシルシラン等が挙げられる。これらのトリアルコキシアルキルシランの中でも、トリメトキシオクチルシラン、トリエトキシオクチルシランを選択すると、肌との親和性が向上するため特に好ましい。 フッ素処理剤としては、フッ素変性シリコーン、パーフルオロアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロポリエーテル、フルオロアルコキシシラン、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸及びその塩、パーフルオロアルキルシラン等のフッ素化合物が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。 有機チタネート処理剤は、例えば、長鎖カルボン酸型、ピロリン酸型、亜リン酸型、アミノ酸型等のアルキルチタネート等が挙げられ、炭素数8〜24のアルキル基を有するアルキルチタネートが好ましい。前記アルキルチタネートは、具体的には、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートとして、イソプロピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルトリオクタノイルチタネート、イソプロピルジメタクリルイソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステアロイルジアクリルチタネート、ジイソステアロイルエチレンチタネート等が挙げられ、ピロリン酸型アルキルチタネートとして、テトライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシルホスファイト)チタネート等が挙げられ、亜リン酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)エチレンチタネート等が挙げられ、アミノ酸型アルキルチタネートとして、イソプロピルトリ(N−アミドエチル・アミノエチル)チタネート等が挙げられる。本発明においては、これらアルキルチタネートの中でも、長鎖カルボン酸型のアルキルチタネートを選択することが好ましく、特にイソプロピルトリイソステアロイルチタネートを選択すると、肌との親和性が向上するため特に好ましい。 成分(a)及び後述の成分(b)における表面処理の方法は特に制限はなく、通常公知の方法で製造できる。例えば、溶媒に疎水化処理剤と処理を施される粉体粒子を添加し、ボールミル等で撹拌処理した後、必要に応じて乾燥し、水洗、濾過を繰返し、夾雑物を除去した後、乾燥、粉砕することにより、目的の疎水化処理粉体を得ることができる。また、表面処理剤である数種類の化合物を同時に表面処理することもでき、何れか一つの化合物で予め表面処理をしてから、更に他の化合物を表面処理することもできる。それらの処理量は、表面処理剤の種類やその組み合わせ及び処理を施される粉体の種類によっても異なり、特に制限されないが、表面処理粉体中の0.1〜10質量%(以下、単に「%」と略す)が好ましい。処理量がこの範囲内であれば、耐水性及び肌への付着性が、特に優れる表面処理粉体を得ることができる。 本発明の化粧料における成分(a)の配合量は、特に制限されないが5〜25%が好ましい。この範囲であれば、化粧膜の均一性に優れ、高い紫外線防御効果を有する乳化化粧料を得ることができる。 本発明に用いられる成分(b)は、窒素を含有する化合物により表面処理された二酸化チタンであり、処理を施される二酸化チタンとしては、平均粒径や形状は特に限定はされないが、化粧(カバー)効果の点で平均粒径は0.1〜0.3μmが好ましく、これらの粒子径は、動的光散乱法を用いた測定機器により測定可能である。市販品としては例えば、TIPAQUE CR−50(石原産業社製)等が挙げられる。 成分(b)の表面処理剤としては、窒素を含有する化合物であり、例えばレシチン及びその誘導体、アミノ酸及びその塩、アシル化アミノ酸及びその塩、ペプチド、セラミド類などが挙げられ、これらの中でも、皮膚への親和性の点で、レシチン、アシル化アミノ酸、セラミド類が好ましく、特に化粧膜の均一性の点でレシチンが好ましい。 レシチンは、動物性、植物性、水添、非水添、PC(フォスファチジルコリン)純度等は問わず、リン酸基を有する脂質である。具体的には、大豆リン脂質である味の素レシチン(味の素社製)、水添大豆レシチンのレシノールS−10、S−10E(何れも、日光ケミカルズ社製)等の市販品をそのまま用いることができる。また、リン脂質(レシチン)誘導体としては、リン脂質とアクリル系ポリマーの共重合体等が挙げられる。 アシル化アミノ酸は、アミノ酸のアミノ基の水素原子がアシル基に置換されたもので、アシル基は炭素数1〜20の飽和又は不飽和の直鎖または環状のものである。例えば、N−アセチルグルタミン酸、N−ラウロイルグルタミン酸、N−ミリスチルアラニン、N−N−オレイルスレオニン、N−シンナモイルグリシン、N−ニコチノイルグルタミン酸等が挙げられる。また、塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩が挙げられる。 セラミド類は、セラミド及びその誘導体を包含し、天然抽出物でも合成物でもよい。通常、化粧料に使用できる物であれば限定されないが、例えば、分子中に1個以上の長鎖の直鎖及び/若しくは分岐アルキル又はアルケニル基、更に、少なくとも2個以上の水酸基、1個以上のアミド基(及び/又はアミノ基)を有する非イオン系両親媒性物質、或いは当該非イオン系両親媒性物質の水酸基にフォスファチジルコリン残基、又は糖残基が結合した誘導体として表現される一連のセラミド類である。具体的には、スフィンゴシン、フィトスフィンゴシン及びそれらの長鎖脂肪酸アミドであるセラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド3B、セラミド4、セラミド5、セラミド6、セラミド6I、セラミド6II等の天然セラミド類;スフィンゴシン、フィトスフィンゴシンのリン脂質誘導体であるスフィンゴミエリン、フィトスフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質;それらの配糖体であるセレブロシドやガングリオシド等のスフィンゴ糖脂質及びフィトスフィンゴ糖脂質等がある。 本発明の化粧料における成分(b)の配合量は、特に制限されないが5〜20%が好ましい。この範囲であれば、カバー効果、化粧膜の均一性及び持続性に優れ、高い紫外線防御効果を有する乳化化粧料を得ることができる。 本発明に用いられる成分(c)は、IOB値が0.1〜0.4である液状油であり、IOB値がこの範囲であれば、配合している粉体の分散性と皮膚への親和性のバランスが適度となり、化粧膜の均一性と持続性に優れ、さらには紫外線吸収剤や散乱剤のきしみ感やべたつきも軽減させ、使用感にも優れた化粧料を得ることができる。IOB値とは、有機概念図における有機性値(OV)に対する無機性値(IV)の比、すなわち「無機性値(IV)/有機性値(OV)」をいう。 IOB値が0.1〜0.4である液状油としては、2−エチルヘキサン酸セチル(IOB=0.13)、イソノナン酸イソトリデシル(IOB=0.15)、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(IOB=0.25)、ジカプリン酸プロピレングリコール(IOB=0.26)、リンゴ酸ジイソステアリル(IOB=0.28)、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン(IOB=0.16)、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル(IOB=0.35)、ミリスチン酸イソプロピル(IOB=0.18)、イソノナン酸イソデシル(IOB=0.19)、ネオペンタン酸オクチルドデシル(IOB=0.13)、ネオペンタン酸イソステアリル(IOB=0.14)、パルミチン酸イソプロピル(IOB=0.16)、ラウリン酸ヘキシル(IOB=0.17)、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル(IOB=0.13)、イソステアリン酸イソプロピル(IOB=0.15)、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール(IOB=0.32)、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン(IOB=0.33)、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル(IOB=0.35)、イソデシルベンゾエート(IOB=0.23)、ジカプリル酸プロピレングリコール(IOB=0.32)、イソノナン酸イソノニル(IOB=0.2)、イソノナン酸エチルヘキシル(IOB=0.2)、ネオペンタン酸イソデシル(IOB=0.22)、エチルヘキサン酸エチルヘキシル(IOB=0.2)、トリエチルヘキサン酸グリセリル(IOB=0.36)、コハク酸ジエチルヘキシル(IOB=0.32)、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル(IOB値=0.28)等が挙げられる。 それらの中でも、炭素数8〜10の脂肪酸と多価アルコールとのエステルが好ましく、特に、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プロピレングリコールから選ばれる1種又は2種以上のエステル油であることがより好ましい。 本発明の化粧料における成分(c)の配合量は、特に制限されないが1〜20%が好ましい。この範囲であれば、化粧膜の均一性と持続性に優れ、使用感にも優れた乳化化粧料を得ることができる。 本発明に用いられる成分(d)は、25℃において固体の難溶性の紫外線吸収剤であるが成分(c)に可溶であり、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルから選ばれる1種又は2種である。市販品としては、TINOSORB S(ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、BASF社製)、UVINUL A PLUS(ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、BASF社製)、等が挙げられる。 本発明における成分(d)の含有量は、特に制限されないが3〜15%が好ましい。この範囲であれば、使用感にも優れ、高い紫外線防御効果を有する乳化化粧料を得ることができる。 さらに、本発明の乳化化粧料において、成分(e)としてメチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールを配合することにより、紫外線防御効果が向上するため好ましい。メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールは、化粧料用油剤への溶解度が低く、水に不溶性であるため、水相中に分散させた形態で配合させるのが好ましい。その際、例えば市販のTINOSORB M(メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールの水系分散物、BASF社製)等を、そのまま使用することができる。本発明の化粧料における成分(e)の配合量は、特に制限されないが1〜5%が好ましい。 また本発明の乳化化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、通常の化粧料に配合される成分として、成分(c)以外の油性成分、界面活性剤、水性成分、成分(d)(e)以外の紫外線吸収剤、成分(a)(b)以外の粉体、水溶性高分子、保湿剤、酸化防止剤、褪色防止剤、防腐剤、薬効成分、安定化剤、色素、香料等を各種の効果の付与のために適宜、配合することができる。 油性成分としては、成分(c)以外に通常化粧料に使用されるものであれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液状油、揮発性油の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類、油溶性樹脂等が挙げられる。 具体的には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、モンタンワックス、フィッシャトロプスワックス、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン等の炭化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、ホホバ油、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、イソノナン酸トリデシル、安息香酸アルキル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、シクロメチコン、メチルポリシロキサン、メチルトリメチコン、フェニルトリメチコン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、オクタン酸デキストリン、ラウリン酸デキストリン、パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、ステアリン酸デキストリン、ベヘニン酸デキストリン、ヤシ油脂肪酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類、水添ロジン酸ペンタエリスリチル、特定のアクリル酸アルキルメチルポリシロキサンエステル等の油溶性樹脂、等が挙げられる。これらの油性成分は必要に応じて1種又は2種以上を用いることができ、なかでも安定性の観点から、安息香酸アルキル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシルが好ましい。 界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。具体的には、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン等が挙げられる。これらの界面活性剤は必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。本発明の乳化化粧料において、化粧膜の持続性やより高い紫外線防御効果を得るためには、油中水型乳化物とすることが好ましいが、油中水型乳化物とするためにHLB7以下の非イオン性界面活性剤を配合することが必須となる。なかでも安定性の観点から、ポリヒドロキシステアリン酸のエステル結合物からなる非イオン性界面活性剤、例えば、ジヒドロキシステアリン酸PEG−30や、親油性シリコーン系界面活性剤、例えば、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン等が好ましい。 水性成分としては、脱イオン水、蒸留水、精製水、温泉水や、ローズ水、ラベンダー水等の植物由来の水蒸気蒸留水等のいわゆる水の他、水に可溶で溶媒となりうるものであり、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,2−ペンチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類が挙げられる。 紫外線吸収剤としては成分(d)(e)以外の、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、シリコン系等が挙げられる。具体的には、オキシベンゾン、4−tert−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、サリチル酸−2−エチルヘキシル、パラジヒドロキシプロピル安息香酸エチル、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、ジメチコジエチルベンザルマロネート、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸及びそのナトリウム塩、オクトクリレン等が挙げられる。 粉体としては、成分(a)(b)以外の化粧料一般に用いられている粉体であればいずれのものも使用でき、感触調整等を目的として、例えば、シリコーン粉体、タルク、セリサイト、シリカ、マイカ、カオリン、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロンパウダーなどの粉体を使用することができる。これらの粉体は、公知の表面処理方法、例えば、シリカ処理、アルミナ処理、水酸化アルミニウム処理、フッ素化合物処理、シリコーン処理、シリコーン樹脂処理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、有機チタネート処理、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理、アクリル樹脂処理、金属酸化物処理等の方法で表面処理していてもよい。 本発明の乳化化粧料は、水中油型、油中水型、あるいはそれらの複合である多相乳化型の化粧料であるが、化粧持続性の点で油中水型が好ましく、また、それらの製造方法は、特に限定されるものではなく常法により調製される。また本発明の乳化化粧料は、特に限定されないが、ファンデーション、下地化粧料等のメイクアップ化粧料、日焼け止め化粧料等において効果を発揮しやすく、好適に用いることができる。 以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。実施例1〜4及び比較例1〜4:ファンデーション(油中水型) 表1に示す組成および下記製法にてファンデーションを調製した。得られた化粧料に対して下記の方法により評価し、結果を併せて表1に示した。(製造方法)A:成分(1)〜(16)を混合する。B:成分(17)〜(20)を加熱混合する。C:BにAおよび成分(21)〜(25)を加え、均一に混合する。D:成分(31)を成分(32)〜(34)に予め分散する。E:成分(26)〜(30)にDを加え、加熱混合する。F:CにE加え、乳化する。G:Fを脱泡してファンデーションを得た。(評価方法1:外観) 実施例1〜6及び比較例1〜4のファンデーションを調製後、外観の色むらの有無から乳化性を目視で確認した。[判定基準](判定):(評価) ◎ :色むらが無く乳化良好 ○ :色むらが若干見られる △ :色むらが見られ、乳化不安定 × :排液が見られ、乳化不良(評価方法2:官能評価) 化粧品評価専門パネル20名に、実施例1〜5及び比較例1〜3のファンデーションを使用してもらい、「べたつきのなさ」、「粉のきしみ感のなさ」、「化粧膜の均一性」、「化粧膜の持続性」のそれぞれの評価項目について、下記の絶対評価基準を用いて5段階評価をしてもらった。その後、各試料の評点の平均値を算出し4段階判定基準を用いて判定した。[絶対評価基準](評点):(結果) 5点 : 非常に良好 4点 : 良好 3点 : 普通 2点 : やや不良 1点 : 不良[4段階判定基準](判定):(評点の平均点) ◎ : 4.5〜5.0点 ○ : 3.5〜4.5点未満 △ : 2.0〜3.5点未満 × : 1.0〜2.0点未満(評価方法3:紫外線防御効果) 実施例1〜6及び比較例1〜4のファンデーションを、5cm×5cm四方のポリメタクリル酸メチル板(三洋貿易社製)上に各20mg均一に塗布し、SPF Analyzer System UV−1000S(Labsphere社製)にて測定し、1サンプル15点測定(N=3)の平均値により、UVAおよびUVB領域である290nm〜400nmの透過率を算出し、下記の判定基準を用いて判定した。[判定基準](判定):(評価) ◎ : 透過率が10%未満で、紫外線防御効果が非常に良好 ○ : 透過率が10以上30%未満で、紫外線防御効果が良好 △ : 透過率が30以上40%未満で、紫外線防御効果がやや劣る × : 透過率が40%以上で、紫外線防御効果が劣る 表1の結果から明らかなように、実施例1〜4のファンデーションは、いずれも金属酸化物と難溶性の紫外線吸収剤を多く配合しながらも、使用中のべたつきや粉のきしみ感がなく使用感に優れ、さらには化粧膜の均一性と持続性にも優れるため、紫外線防御効果も非常に優れたものであった。 これに対し、成分(a)の代わりに未処理の微粒子酸化亜鉛を配合した比較例1は、微粒子酸化亜鉛の分散性が悪く紫外線防御効果としても劣り、感触のきしみ感と化粧膜の均一性および持続性にも劣るものであった。成分(b)の代わりに未処理の二酸化チタンを配合した比較例2は、未処理の粉であるためきしみ感を感じ、化粧膜の均一性と持続性に関して、非常に劣るものであった。また、成分(b)の代わりに窒素を含有しないシリコーン処理の二酸化チタンを配合した比較例3は、粉体のきしみ感は緩和されるものの、化粧膜の均一性と持続性の点で非常に劣る結果となった。さらに、成分(c)を含まない比較例4は、化粧膜の均一性と持続性に非常に劣るものであり、それによって紫外線防御効果についても劣るものであった。以上の結果より、本発明の各成分を組み合わせることにより、化粧膜の均一性と持続性に優れるため、紫外線防御効果も向上した乳化化粧料が得られることが示された。実施例5、6:ファンデーション(振とう油中水型・二層) 表2に示す組成および下記製法にてファンデーションを調製した。得られた化粧料に対して上記の方法により評価し、結果を併せて表2に示した。(製造方法)A:成分(1)〜(6)を混合する。B:成分(7)〜(17)を加熱混合する。C:BにAを加え、均一に混合する。D:成分(18)〜(23)を混合する。E:CにDを加え、乳化する。F:Eを脱泡してファンデーションを得た。 表2の結果から明らかなように、実施例5、6のファンデーションは、いずれも金属酸化物と難溶性の紫外線吸収剤を配合しながらも、化粧膜の均一性とその持続性に優れるため、紫外線防御効果が高く、さらには使用感にも優れたものであった。実施例7:下地(油中水型)(成分) (%)1.シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 *1 82.N−ラウロイルグルタミン酸(3%)処理二酸化チタン 63.シリコーン処理ベンガラ七宝 *4 0.14.シリコーン処理黄酸化鉄 *4 0.25.球状シリカ 0.36.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 37.シクロペンタシロキサン 128.メチルトリメチコン 29.メチルポリシロキサン 310.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 211.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 512.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 113.パルミチン酸2−エチルヘキシル 414.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 215.ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 116.ジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト 0.317.ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト 0.318.パラオキシ安息香酸メチル 0.119.エタノール 520.1,3−ブチレングリコール 121.精製水 残量23.リン酸L−アスコルビルマグネシウム 224.塩化ナトリウム 0.325.メチレンビス−ベンゾトリアゾリル テトラメチルブチルフェノール分散物 *7 2(製造方法)A:成分(1)〜(9)を混合する。B:成分(10)〜(13)を加熱混合する。C:BにAおよび成分(14)〜(17)を加え、均一に混合する。D:成分(18)〜(25)を混合する。E:CにDを加え、乳化する。F:Eを脱泡して下地を得た。(結果) 実施例7の下地は、乳化性と使用感に優れ、さらに化粧膜の均一性とその持続性に優れるため紫外線防御効果が高い下地であった。実施例8:日焼け止め料(水中油型)(成分) (%)1.ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100EO) 22.グリセリン 53.1,3−ブチレングリコール 54.精製水 残量5.アクリル酸/アクロイルジメチルタウリンナトリウムコポリマー *9 26.セトステアリルアルコール 17.ステアリン酸グリセリル 18.ベヘニルアルコール 19.メトキシケイ皮酸エチルヘキシル 310.トリエチルヘキサン酸グリセリル 2011.ポリシリコーン−15 112.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 213.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 114.t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン 115.オクチルトリアゾン 116.サリチル酸オクチル 317.トリエトキシオクチルシラン(5%)処理微粒子酸化亜鉛 1218.レシチン処理二酸化チタン *3 319.ポリヒドロキシステアリン酸 0.520.トリエチルヘキサン酸グリセリル 10 *9 SIMULGEL−EG(SEPPIC社:固形分37.5%)(製造方法)A:成分(17)〜(20)を均一に混合分散する。B:成分(6)〜(16)を70℃にて均一に混合溶解する。C:成分(1)〜(5)を70℃にて混合溶解する。D:AにBを均一に混合し70℃にて油系を調整する。E:CにDを均一に混合分散し70℃にて乳化する。F:Eを冷却し日焼け止め料を得た。(結果) 実施例8の日焼け止め料は、べたつきがなく、化粧膜の均一性とその持続性に優れるため、紫外線防御効果にも優れたものであった。実施例9:日焼け止め料(油中水型)(成分) (%)1.シリコーン処理微粒子酸化亜鉛 *1 102.ラウロイルリジン(3%)処理二酸化チタン 33.シリカ 0.54.ポリメチルシルセスキオキサンパウダー 25.ジ(カプリル酸/カプリン酸)プロピレングリコール 36.シクロペンタシロキサン 137.ジメチルポリシロキサン(6cs) 38.ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 39.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 710.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 211.ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン 312.セバシン酸ジエチルヘキシル 413.PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 214.ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン 115.フェノキシエタノール 0.116.エタノール 517.1,3−ブチレングリコール 118.精製水 残量19.メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール 220.1,3−ブチレングリコール 0.521.ラウリン酸ポリグリセリル−10 0.522.精製水 3(製造方法)A:成分(1)〜(8)を混合する。B:成分(9)〜(12)を加熱混合する。C:BにAおよび成分(13)〜(15)を加え、均一に混合する。D:成分(19)を成分(20)〜(22)に予め分散する。E:成分(16)〜(18)にDを加え、加熱混合する。F:CにEを加え、乳化する。G:Fを脱泡して日焼け止め料を得た。(結果) 実施例9の日焼け止め料は、べたつきがなく、化粧膜の均一性とその持続性に優れるため、紫外線防御効果にも優れたものであった。 次の成分(a)〜(d);(a)表面が疎水化処理された微粒子酸化亜鉛(b)窒素を含有する化合物により表面処理された二酸化チタン(c)IOB値が0.1〜0.4である液状油(d)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルから選ばれる1種又は2種の紫外線吸収剤を配合する乳化化粧料。 さらに成分(e)メチレンビス−ベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノールを配合する請求項1記載の乳化化粧料。 成分(a)の疎水化処理が、シリコーン処理、フッ素処理、有機チタネート処理から選択される処理である請求項1又は2に記載の乳化化粧料。 成分(b)の窒素を含有する化合物が、レシチン及びその誘導体、アミノ酸及びその塩、アシル化アミノ酸及びその塩、セラミド類である請求項1〜3に記載の乳化化粧料。 成分(c)が炭素数8〜10の脂肪酸と多価アルコールとのエステルから選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜4に記載の乳化化粧料。 【課題】難溶性の紫外線吸収剤や紫外線散乱剤を配合しながらも、使用感と化粧膜の均一性および持続性に優れ、高い紫外線防御効果を有する乳化化粧料を提供すること。【解決手段】次の成分(a)〜(d):(a)表面が疎水化処理された微粒子酸化亜鉛、(b)窒素を含有する化合物により表面処理された二酸化チタン、(c)IOB値が0.1〜0.4である液状油、(d)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルから選ばれる1種又は2種の紫外線吸収剤、を配合する乳化化粧料。【選択図】なし