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タイトル:公開特許公報(A)_ホイップド油性組成物およびその製造方法
出願番号:2013149719
年次:2015
IPC分類:A61K 8/25,A61K 8/19,A61K 8/04,A61K 8/92,A61Q 1/10,A61Q 1/12,A61Q 13/00,A61Q 19/00,A61Q 19/08,A61Q 19/10


特許情報キャッシュ

佐藤 知子 バーナード ピー.ビンクス アンドリュー ティー.チョウウァ 岡本 亨 JP 2015020974 公開特許公報(A) 20150202 2013149719 20130718 ホイップド油性組成物およびその製造方法 株式会社 資生堂 000001959 青木 篤 100099759 石田 敬 100077517 福本 積 100087871 古賀 哲次 100087413 渡辺 陽一 100117019 武居 良太郎 100150810 中島 勝 100141977 佐藤 知子 バーナード ピー.ビンクス アンドリュー ティー.チョウウァ 岡本 亨 A61K 8/25 20060101AFI20150106BHJP A61K 8/19 20060101ALI20150106BHJP A61K 8/04 20060101ALI20150106BHJP A61K 8/92 20060101ALI20150106BHJP A61Q 1/10 20060101ALI20150106BHJP A61Q 1/12 20060101ALI20150106BHJP A61Q 13/00 20060101ALI20150106BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20150106BHJP A61Q 19/08 20060101ALI20150106BHJP A61Q 19/10 20060101ALI20150106BHJP JPA61K8/25A61K8/19A61K8/04A61K8/92A61Q1/10A61Q1/12A61Q13/00 102A61Q19/00A61Q19/08A61Q19/10 6 OL 15 4C083 4C083AB151 4C083AB152 4C083AB171 4C083AB172 4C083AB212 4C083AB232 4C083AB242 4C083AB431 4C083AB432 4C083AB441 4C083AB442 4C083AC011 4C083AC012 4C083AC021 4C083AC022 4C083AC102 4C083AC122 4C083AC182 4C083AC262 4C083AC301 4C083AC302 4C083AC342 4C083AC581 4C083AC582 4C083AD151 4C083AD152 4C083AD161 4C083AD162 4C083AD211 4C083AD212 4C083AD221 4C083AD222 4C083AD241 4C083AD242 4C083AD622 4C083BB11 4C083BB21 4C083CC03 4C083CC05 4C083CC12 4C083CC14 4C083CC23 4C083DD02 4C083DD08 4C083EE06 4C083EE07 4C083KK03 本発明は、ホイップ状、スフレ状、マシュマロ状、ペースト状といった幅広い気泡含有形態を呈し得るパウダーインオイル(P/O)型ホイップド油性組成物、好ましくは油性化粧料に関する。さらに詳しくは、実質的に水分を配合することなくホイップ状、スフレ状、マシュマロ状、ペースト状を呈し、油性成分が多く含まれるにも関わらず、軽い使用感を得ることができるとともに、粉末の分散性および製品長期保存性にも優れる、ホイップド油性組成物に関する。 気泡を含有した製剤は、気泡を含有しない製剤と比較してソフトでなめらかな独特のテクスチャーを有する。例えば食品分野ではアイスクリームや生クリーム、ババロア等、気泡を含んだ製品が多く存在し、また化粧料の分野では、洗顔料のように泡立てて使用する製品の他、エアゾール製品や泡の出るメーク落しなど、化粧料を専用の容器に充填し、容器から吐出する際に泡を形成させ、泡のソフトな感触を利用する製品がいくつか存在する。 しかしながら、食品と異なり常温で長期保存が一般的な化粧品において気泡を安定に配合した製品を市場に送り出すことは非常に困難であり、これまでにもあまり例がなく、本発明者らが知る限りにおいて以下のような例があるのみである。 特開昭56−79613号、特許第3932034号、特許第3421018号には水を外層とする基剤が開示されているが、油性成分を主体とする基剤に気泡を含ませる例はない。特開昭56−79613号公報特許第3932034号公報特許第3421018号公報 化粧料において泡の特性を利用する場合、専用の容器を用いて使用時に化粧料を泡として吐出させるエアゾール製品では、容器にコストがかかる上、使用後、廃棄する際に容器内のエアーを抜く等の手間が必要となる。またヘアワックスのように、固化したオイル相に気泡を含ませる基剤はあるが、べたつき感が強く、皮膚に使用するには耐えない使用感触である。 そのため、気泡を含んだ状態で容器に充填され、広い温度範囲で長時間にわたり泡安定性が良好な油性基剤で、べたつき感がなく、伸びが軽く、密着感に優れる等の使用性に優れたホイップド水性化粧料の開発が望まれていた。 上記課題を解決するため、本願は以下の発明を提供する: (1)(a)流動パラフィンとの接触角が100°以上であるフッ素処理粉末と、(b)表面張力値(平均)2.0×10-2N/m以上の油性成分とを含み、あるいは(a)前記フッ素処理粉末と、(b)前記油性成分と、さらに(C)粉末成分を含み、〔(a)+(c)〕成分:(b)成分、(c)成分を含まないときは(a)成分:(b)成分)=65:35〜15:85であり、空気含有量が10vol%〜50vol%であり、実質的に水を含まないパウダーインオイル(P/O)型ホイップド油性組成物。 (2)(a)成分が、粘土鉱物表面をフッ素処理したフッ素処理粉末である、(1)のホイップド油性組成物。 (3)粘土鉱物がタルク、カオリン、無水ケイ酸、サポナイト、セリサイト、マイカ、窒化ホウ素の中から選ばれる1種または2種以上である、(1)または(2)のP/O型ホイップド組成物。 (4)(c)成分中に体質顔料、球状粉末、シリコーン系粉末、パール剤、ラメ剤の中から選ばれる1 種または2 種以上を含有する、(1)のホイップド油性組成物。 (5)(b)成分中に、油性成分の他に、油溶性高分子、オイルゲル化剤の中から選ばれる1種または2 種以上を含有する、請求項1 または2 記載のホイップド油性組成物。 (6)前記オイルゲル化剤が炭化水素ワックス、12-ヒドロキシステアリン酸、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、イヌリン脂肪酸エステル、L-イソロイシン誘導体、三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物、リジン誘導体変性シリコーンから選ばれる1種または2 種以上を含有する、請求項5記載のホイップド油性組成物。 (7)(1)〜(6)のいずれかのパウダーインオイル(P/O)型ホイップド油性組成物の製造方法であって、容器内に、(a)前記成分と、(b)前記成分と、所望によりさらに(c)前記成分とを投入して振とう・混合して、オイルインパウダー(O/P)粉末状製剤を調製し、粗大な粉末が形成されるまで該ガラス容器内に(b)成分をさらに添加し、振とうを加えてO/P型製剤をP/O型に転相させることを特徴とする、方法。 本発明のホイップド油性組成物は、実質的に水分を配合することなくホイップ状、スフレ状、マシュマロ状、ペースト状を呈し、密着性が高く化粧もちに優れながらも、軽い使用感を得ることができるとともに、粉末の分散性および製品長期保存性にも優れる。本発明のホイップド油性組成物は特に化粧品分野で、例えば粉末を多く含むメーキャップ製剤や日焼け止め製剤に好適に適用される。また、含量を含む粉末状油性絵具、塗料、食品、医薬品などにも用いられることができる。 以下、本発明について詳述する。 本発明に用いられる(a)成分としてのフッ素処理粉末は、ある一定以上の撥油性を有することが必須である。粉末の撥油性は、粉末に圧をかけてプレスし、成型したタブレット状のペレットの上に滴下した際の接触角の大きさで数値化するのが一般的である。接触角が90°以下であれば親油性、90°より大きければ撥油性を示す。本発明中で化粧品に適した油分、気泡量を内包させるためには、接触角が100°以上の撥油性を示すことが必要である。接触角がそれより小さいと撥油性が十分でなく、気泡を内包することができない。 接触角の詳細な測定法を以下に示す。 油滴を滴下するペレットは、例えば粉末1gに4トン/cm2の圧で打錠し、直径1cmに成型する。これに例えば流動パラフィン20μlを滴下し、30秒後に油滴の接触角を測定する。これを5回繰り返し、5回の平均値をとる。 本発明に用いられる(a)成分としてのフッ素処理粉末は、粉末表面にフッ素基を付与して撥水性・撥油性をもたせるようにしたものを広く意味する。具体的には、(i)フッ素基を有する分子で粉末表面の一部〜全部を処理した処理粉末、(ii)フッ素基を含む高分子粉末等が例示されるが、これら例示に限定されるものでない。 上記(i)において、フッ素基を有する分子としては、特に限定されるものでないが、例えば、下記一般式(I)で表されるペルフルオロアルキルリン酸エステル・ジエタノールアミン塩、下記一般式(II)表されるペルフルオロアルキルシラン、下記一般式(III)で表されるペルフルオロアルキルエチルアクリレート等が挙げられる。 (式中nは5〜20の整数を示し、mは1または2を示す) (式中aは1〜12の整数を示し、bは1〜5の整数を示し、Xはハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基を示す) (式中cは1〜12の整数を示し、dは5〜20の整数を示し、Yはポリエチレングリコールやシリコーン鎖、アクリル基等を含むアルキル共重合体を示す)。 (式中nは1〜12の整数を示し、mは1または2を示す) 上記フッ素処理粉末は製剤中に気泡を巻き込みホイップ状、スフレ状、マシュマロ状、あるいはペースト状のホイップド油性組成物の製剤化のための粉末成分である。 また、ペルフルオロポリエーテルジアルキルリン酸およびその塩、ペルフルオロポリエーテルジルキル硫酸塩およびその塩、ペルフルオロポリエーテルジアルキルカルボン酸およびその塩等に代表されるペルフルオロポリエーテル基を有する化合物も用いることができる。ここで「ペルフルオロポリエーテル基」とは、ペルフルオロアルキレンまたはペルフルオロアルキルと結合している酸素原子が少なくとも2以上有する基を意味し、分子量が300〜7000程度のものが撥油性・撥水性の点から好ましい。 なお、粉末表面にフッ素基を付与して撥水性・撥油性をもたせるよう表面処理がされていれば、本発明効果を損わない範囲において、その他の非フッ素基、例えばアルキル基やシリコーン基、親水基をさらに付加するような処理が施されていてもよい。 被処理粉末としては、特に限定されるものでなく、種々の無機粉末や、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコーン等のプラスチック粉末等、任意に用いることができる。中でも、特に粉末状化粧料としては、使用性の向上(きしみ感のなさ、皮膚のかさつきのなさ、等)の点から、粘土鉱物粉末が好ましく用いられる。粘土鉱物粉末は天然、合成のいずれのものも任意に用いることができる。粘土鉱物粉末としては、タルク(含水ケイ酸マグネシウム;3MgO・4SiO2・H2O)、カオリン(含水ケイ酸アルミニウム;Al2O3・2SiO2・2H2O)、無水ケイ酸(SiO2)、サポナイト(含水ケイ酸アルミニウムマグネシウム;SiO2,Al2O3,MgO、水の混合物)、セリサイト(微結晶含水ケイ酸アルミニウムカリウム;K2O・3Al2O3・6SiO2、2H2O)、マイカ(含水ケイ酸アルミニウムカリウム;KAl2・AlSi3O10(OH)2)、窒化ホウ素(BN)等が好ましく用いられる。これら粘土鉱物を用いることにより、粉末状形態を維持しつつ、(b)成分をより高配合することができ、使用性(きしみ感のなさ、皮膚のかさつきのなさ、等)のより一層の向上を図ることができる。 なお、被処理粉末成分として、例えば、粘土鉱物を酸化チタン等でコーティングした酸化チタンセリサイト等に例示される複合顔料も用いることができる。 被処理粉末の形状については、特に限定されるものでなく、板状、球状、多孔質状等、任意の形状のものを用いることができる。中でも、少ない粉末量で油分を効率よく粉末状化することができるという点から板状のものが好ましく用いられる。 また、上記(ii)に示す粉末自体がフッ素基を含有する高分子粉末としては、例えばポリテトラフルオロエチレン粉末等が挙げられる。 なお、本発明粉末状組成物には、上記(a)成分に加えて、本発明の効果を損わない範囲において、粉末成分として、フッ素処理を施していない粉末や、薬剤等を粉末のまま配合してもよい。 (b)成分は、1種または2種以上の油性成分からなるが、その表面張力値(平均)は2.0×10-2N/m以上(対大気)であり、好ましくは2.1×10-2N/m以上である。(b)成分の表面張力値(平均)が2.0×10-2N/m未満では、(b)成分が粉末に容易に濡れるために、十分な量の気泡を内包することができない。 なお、「(b)成分の表面張力値(平均)」とは、液状をなす(b)成分全体としての表面張力値をいう。(b)成分全体としての表面張力値が上記範囲を満足する限りにおいて、(b)成分の構成成分としての各油性成分が表面張力値2.0×10-2N/m未満のものであっても用いることができる。したがって(b)成分には、固形、半固形、液状等、任意の性状の油性成分を含み得る。また(b)成分は均一溶解系のみならず、油分中に油分が分散する分散系も含む。 (b)成分としては、好ましくは、例えば流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワラン、ワセリン等の炭化水素油、液状ラノリン、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアレン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル−2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸、アセトグリセライド、パルミチン酸−2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソプロピル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セパチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸−2−ヘキシルデシル、パルミチン酸−2−ヘキシルデシル、アジピン酸−2−ヘキシルデシル、セバチル酸ジイソプロピル、コハク酸−2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等の極性油分や、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール類、ホホバオイル、オリーブオイル、ナッツ油、ベニバナ油、大豆油等の植物油等が挙げられる。これらの中でも、特に好ましくは、表面張力値が比較的大きい流動パラフィンや、ホホバ油等の植物性油分である。 表面張力値の小さいジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン等のシリコーン油や、「フォンブリン」シリーズ(AUSIMONT社製)に代表される炭化フッ素油も、(b)成分全体としての表面張力値(平均)が2.0×10-2N/m以上となる範囲において、少量であれば用いることができる。これら表面張力値の小さいシリコーン油や炭化フッ素油を大量に配合した場合、表面張力値が小さくなりすぎ、油性成分を十分に粉末状化できないことがある。 また、パーム硬化油、硬化ヒマシ油、ワセリン等の半固形状の油性成分や、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、カルナバロウ、キャンデリアロウなどの固形油分も、(b)成分全体としての表面張力値が上記範囲を満足する範囲において用いることができる。 特に本発明のホイップド油性組成物が粉末状化粧料の場合、(b)成分は、肌上で溶解するように、融点が37℃程度以下の油性成分が好ましいが、少量であればワックスやロウなどの固形油分を配合することもできる。 なお、本発明効果を損わない範囲内で、ビタミンA等の油溶性ビタミンおよびその誘導体、ステロール類、天然および合成の香料、紫外線吸収剤や水に難溶性の物質を油性成分中に配合してもよい。 本発明において、(a)成分の配合量は、組成物全量中に15〜65重量%程度が好ましく、特には20〜60重量%程度である。配合量が少なすぎると十分な量の気泡を内包できず、配合量が多すぎるとP/O型にならない。 また、(a)成分以外の粉末成分を含む場合、全粉末成分に対する(a)成分の配合割合は50〜100重量%が好ましい。 (b)成分の配合量は、本発明の組成物に含まれる他の必須成分、任意添加成分の総配合量の残量分配合することができるが、本発明では、35〜85重量%が好ましい。(b)成分の配合量が少なすぎるとP/O型にはならず、一方、配合量が多すぎると気泡の配合が難しくなる。本発明では特に、(a)成分の粉末成分として粘土鉱物を用いた場合、気泡をより適性な量内包することができ、特にきしみ感、べたつき感、かさつき感を抑えた、優れた使用性を得ることができた。 本発明において、基剤に含まれる気泡は10〜50vol%である。これより少ないと、指どれやのびの軽さは感じられない。またこれより多いと、油性成分をゲル化させても経時での泡抜けを防ぐことができない。 本発明では、(a)成分:(b)成分=15:85〜65:35(重量比)が好ましく、特には20:80〜60:40である。 本発明の油性組成物には、特に粉末状化粧料の場合、上記成分以外に、通常の化粧料に用いられる各種の任意成分、例えば、香料、各種粉末、油溶性薬剤成分等を、本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。 本発明ではさらに所望により( c ) 成分として、( a ) 成分以外の粉末成分を配合してもよい。粉末成分は、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されることなく使用することができ、例えば、タルク、マイカ、カオリン、雲母、絹雲母( セリサイト) 、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、球状シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム( 焼セッコウ) 、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸( ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウムなど) 、窒化ホウ素等の無機粉末; ポリアミド球状樹脂粉末( ナイロン球状粉末) 、球状ポリエチレン、架橋型ポリ( メタ) クリル酸メチル球状樹脂粉末、球状ポリエステル、架橋ポリスチレン球状樹脂粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体球状樹脂粉末、ベンゾグアナミン球状樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン球状粉末、球状セルロース等の球状の有機粉末; 二酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、無水ケイ酸を被覆あるいは複合した酸化亜鉛等の無機白色顔料; 酸化鉄( ベンガラ) 、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料; γ − 酸化鉄等の無機褐色系顔料; 黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料; 黒酸化鉄、カーボンブラック、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料; マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料; 酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料; 群青、紺青等の無機青色系顔料; 雲母チタン、ベンガラ被覆雲母、ベンガラ被覆雲母チタン、カーミン被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、酸化チタン被覆合成金雲母、ベンガラ・酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン被覆ガラスフレーク、ベンガラ・酸化チタン被覆ガラスフレーク、酸化チタン被覆アルミナフレーク、酸化チタン被覆シリカフレーク、酸化鉄・シリカ被覆アルミニウム、酸化鉄・シリカ被覆酸化鉄、金属被覆板状粉末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末( 色材を含有してもよい) 、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末( 色材を含有してもよい) 、エポキシ樹脂被覆アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート( 色材を含有してもよい) 、アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート( 色材を含有してもよい) 、ウレタン樹脂被覆アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレート( 色材を含有してもよい) 、アクリル樹脂被覆アルミニウム末( 色材を含有してもよい)、酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、着色酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール剤・ラメ剤などが例示される。 またシリコーン系粉末も好ましく用いられる。シリコーン系粉末としては、化粧品に配合され得るものであれば特に限定されるものでなく、例えばシリコーンレジン、架橋型シリコーン末等を用いることができる。シリコーンレジンとしては、例えばSiO2 、RSiO3/2、R2SiO(Rは水素、炭素原子数1 〜 6の炭化水素基またはフェニル基を表す)なる構造単位の1種または2種以上からなる共重合体、あるいはその末端をR3SiO1/2(Rは上記と同じ)で封鎖した共重合体等が挙げられる。架橋型シリコーン末としては、具体的には例えばジメチルシリコーン架橋弾性体等が挙げられる。これらの中でも製剤の安定性を良好に保ち、しかも優れた使用性を発揮する点から架橋型シリコーン末等が好ましい。 上記粉末成分の中でも、使用性の点からは、球状シリカ、球状ポリエチレン、ポリアミド球状樹脂粉末( ナイロン球状粉末) 、架橋型ポリ( メタ) クリル酸メチル球状樹脂粉末等の球状粉末や、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の体質顔料、シリコーン系粉末、金属石鹸などが好ましく用いられる。またパール剤・ラメ剤も好ましく用いられる。 なお、(c)成分として粉末をフッ素処理したもの、未処理のもののいずれも用いることができる。フッ素処理の方法としては、粉末に撥水性を付与できる方法であればいかなるものでもよく、上記した(a)成分での疎水化処理方法を用いることができる。 本発明の粉末化粧料には、上記成分以外に、通常の化粧料に用いられる各種の任意成分、例えば、香料、防腐剤、紫外線吸収剤等を、本発明の効果を妨げない範囲で配合することができる。 本発明のホイップド油性組成物は、(a)成分、あるいは、所望により(c)成分を配合した(a)+(c)成分からなる粉末相に(b)成分を加えて振とうさせると、微小液滴化した( b ) 成分である油相の表面に配向して被覆して粉末状物質をなし、これにさらに(b)成分を加えると転相が起きてP/O型となる際、気泡を巻き込んでホイップ状、スフレ状、マシュマロ状あるいはペースト状をなすものである。この製剤は、これまでにない新規な形態を幅広くとることができる油性組成物である。本発明では、実質的に水分を含有することなくホイップ状、スフレ状、マシュマロ状、あるいはペースト状をなすことができ、しかも、長期間安定的に維持することができる。 本発明の油性組成物は、フィット感、化粧もちに優れながらも、指どれ、のびが軽いという優れた効果を奏する。 このような新規なホイップド油性組成物は、(a)成分と(c)成分との合計配合量((c)成分を含まないときは(a)成分の配合量)と、(b)成分の配合量が、〔(a)+(c)〕成分:(b)成分=15:85〜65:35(質量比)である。油相に対する粉末相が上記範囲を超える場合は、P/O型をとることができず、一方、上記範囲より低い場合は、十分な量の気泡を内包することができず、やはりホイップ状、スフレ状、マシュマロ状あるいはペースト状とすることができない。 本発明の油性組成物の製造方法は、特に限定されるものでないが、好ましくは、ガラス、ホーロー、又はフッ素コートした容器内に、(a)成分と、(b)成分と、所望によりさらに(c)成分とを投入して振とう・混合し、まずは例えば特許第3812733に記載の如き粉末状製剤を調製してよい。粗大な粉末が形成されるまで該ガラス容器内に(b)成分をさらに添加し、振とうを加えると、O/P(オイルインパウダー)型であった製剤が転相し、P/O型となり、ひとつのまとまった製剤に変化する。(a)(b)(c)成分を全て加えて激しく振とうしても調製は可能であるが、粉末状製剤を経由して調製した方が多くの油分、気泡を内包することができる。 また、ガラス容器内に、(a)成分と(b)成分を投入し、気泡を含むP/O型製剤を調製し、次いで、ここに所望により(c)成分を加えて攪拌することによって得てもよい。 上記のように振とうによって調製しても良いし、粉末成分を攪拌しながら油性成分を噴射する方法で製造も可能であり、大量製造の場合には後者がより好ましい。 振とう・混合させながら調製する装置としては、例えばニーダー(混練機) ホモジナイザー( ナイフ付きの軸が高速回転することで攪拌)、シェーカー、V 型混合機( V 字型の容器が回転することで攪拌)、気流攪拌型混合機、水平円筒型混合機、二重円錐型混合機、リボン型混合機、高速流動型混合機等が挙げられる。粉末成分を攪拌しながら油性成分を噴射する装置としては、オイル噴霧式ロッキングミキサー等が挙げられる。 なお、サンプルミル、マグネティックスターラー、ディスパー、ホモミキサー、ポリトロン、スリーワンモーター等の開放系の疎水性空間を形成する小型混合機も、少量生産の場合にはもちろん好適に用いることができる。 本発明の油性組成物は、油性製剤でありながらホイップ状、スフレ状、マシュマロ状、あるいはペースト状を呈する全く新規なホイップド油性組成物であって、指どれ、のびが軽くありながらも、きわめて良好な使用感および仕上がり感( フィット感など) を得ることができるとともに、粉末の分散性および製品の長期保存性にも優れた製剤である。 以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、配合量はすべて質量% で示す。(実施例1〜4、比較例1〜2) 下記表1〜2に示す各成分を用いて、ホイップド油性組成物が製造できるかどうかについて実験を行った。なお表1〜2中、フッ素処理セリサイト(*)は、「PF−10 エイトパール300S AL」、「PF−5 セイサイトSL」「FHSA(ペルフルオロアルキルリン酸エステルとアクリレート/ジメチコンコポリマー処理) 300ST」、フッ素処理酸化チタンは「PF−7 TiO2 MT600B」、フッ素処理パール剤(マイカ表面に酸化チタンをコーティング)「PF−5 フラメンコパール」、フッ素処理モンモリロナイトは「PFX20 クニピアF」、フッ素処理シリカは「PF−5 NP100」、(全て大東化成社製)を用いた。(製法および評価) 表1に表示の実施例1〜6又は比較例1〜2に対応する各フッ素処理粉末5gを50mlガラス製スクリュー管に入れ、12gの流動パラフィンを油性成分として徐々に添加し、10g加え終わった後に激しく振とうし、ペースト状の製剤を調製した。これを体積の分かった容器につめて重量を測定し、粉末・油性成分の比重から気泡含有率を求めた。ここで油性成分は、ペースト状になるまで添加し、更にそれまでに加えた油性成分の2割程度をさらに加える。後述するが、これ以上油性成分を配合すると、気泡含有率が低くなるためである。油性成分を粉末成分に徐々に添加し、O/P型からP/O型へ転相した直後が気泡を最も多く含有させることができる。 本発明で用いた試験法および評価法を説明する。 (使用性の評価) 各実施例品、比較例品の使用性(のびの軽さ、きしみ感のなさ)をパネル(30名)の実使用試験によって下記基準により判定、評価した。(判定基準) ◎: 感じる、およびやや感じると評価をした被験者が80%以上 ○: 感じる、およびやや感じると評価をした被験者が50〜80%未満 △: 感じる、およびやや感じると評価をした被験者が30〜50%未満 ×: 感じる、およびやや感じると評価をした被験者が30%未満 流動パラフィンとの接触角が100°より低い粉末では、気泡含有量が低く、のびの軽さやきしみ感のなさに対する評価が低い。 また、セリサイト種は比較的接触角が低くても気泡含有量が高いのに対し(実施例3、5)、シリカでは気泡含有量が低い(実施例6)。また、酸化チタンではきしみのなさに関してセリサイトやマイカにやや劣っていた。フッ素処理量が高くなると粉末のコストが高くなるため、できるだけ少ないフッ素処理を施した粉末で製剤を調製する方が望ましい。これらの結果から、フッ素被処理粉末として粘土種を用いたほうが、好ましい製剤が調製できるといえる。 次に、実施例2で用いたフッ素処理粉末と、種々の表面張力を有する油性成分を用いて製剤を調製し、気泡含有量および使用性を評価した。製剤は上記実験と同じく、フッ素処理粉末5gに対してと油性成分を12g加えた。調製法は表1に示した基剤と同様である。 表2から分かるように、表面張力が低い油性成分を用いて調製した基剤は気泡含有率が低く、使用性も好ましくなかった。 次に、実施例2で用いたフッ素処理粉末と流動パラフィンを用い、粉末:油性成分配合比を変えて基剤を調製し、使用性を評価した。調製法は表1に示した基剤と同様である。 粉末が多すぎる条件ではペースト状の基剤が調製されなかった。また、油性成分量が多すぎる条件では気泡含有量が少なく使用性が好ましくなかった。(処方例1:アイシャドウ)(製法) (5)〜(7)を混合、溶解し、これを均一に混合した(1)〜(4)に加えて混合、撹拌し、容器に充填した。(配 合 成 分) (重量%)1)フッ素処理パール剤 33.5 (「PF-5 フラメンコパール」;大東化成工業(株)製)2)酸化チタン赤 (EP1−ベンガラ♯216P ) 0.023)酸化チタン黄 (EP1-オークル♯1P) 0.044)酸化チタン白 (OTS-RC402P) 0.55) ビーズワックス 0.56) ワセリン 17) スクワラン 65(評価) 上記組成の気泡含有アイシャドウ湿パウダーを調製した。該パウダーの油性成分の表面張力値は2.64×10-2N/mであった。気泡含有率は25.4vol%であった。該基剤を用いて、上記試験方法により、使用性(きしみ感のなさ)、使用性(伸びの軽さ)、肌への密着感を評価したところ、使用性(きしみ感のなさ):◎、使用性(のびの軽さ):◎、肌への密着感:◎であった。(処方例2:化粧下地) (配 合 成 分) (重量%) フッ素処理タルク 33 (「PF−5 JA46R」(大東化成工業(株)製)シリコーン樹脂粉末 (トスパール145A:モメンティブ製) 3 カーネーション状酸化亜鉛凝集体(特許第4030133) 3 流動パラフィン 57 オクチルメトキシシンナメート 4(評価) 上記組成の化粧下地を調製した。該化粧下地の油性成分の表面張力値は2.95×10-2N/m、気泡含有率は32.1vol%であった。該化粧下地を用いて、上記試験方法により、使用性(きしみ感のなさ)、使用性(伸びの軽さ)、肌への密着感を評価したところ、使用性(きしみ感のなさ):◎、使用性(のびの軽さ):◎、肌への密着感:◎であった。(処方例3: リキッドファンデーション) (配 合 成 分) (重量%) フッ素処理マイカ 33 (「PF−5マイカ MJV」(大東化成工業(株)製) フッ素処理セリサイト 10 (EPF−5 エイトパール300S(大東化成工業(株)製) 球状樹脂粉末 (ナイロンSP500) 3 疎水化処理マイカ 5 酸化鉄黒 適量 酸化鉄赤 適量 酸化鉄黄色 適量 疎水化処理酸化チタン 8 イソドデカン To 100 オクチルメトキシシンナメート 4 ワセリン 1 イソステアリン酸 1(評価) 上記組成のクリームファンデーションを調製した。該化粧品基剤の油性成分の表面張力値は2.45×10-2N/m、気泡含有率は23.3vol%であった。該化粧下地を用いて、上記試験方法により、使用性(きしみ感のなさ)、使用性(伸びの軽さ)、肌への密着感を評価したところ、使用性(きしみ感のなさ):◎、使用性(のびの軽さ):◎、肌への密着感:◎であった。(処方例4:スフレ香水) スクワラン 45 エタノール 5 香料 10 フッ素処理タルク 20 (FNPタルク(ダイキン工業製)) フッ素処理セリサイト 20 (FHS−5 エイトパール300S−AL(大東化成工業(株)製)(処方例5:ホイップ状絵の具・塗料)1)フッ素処理セリサイト 20 (「PF−7 エイトパール300S AL」;大東化成工業(株)製)2)酸化チタン赤 203)酸化チタン白 54)流動パラフィン 50<製法>ロッキングミキサーを用い、1)を攪拌しながら4)を徐々に添加し、次に2)と3)を加えてペースト状になるまで混合する。(処方例6:ホイップ状香りつきおしろい)1)フッ素処理マイカ 352)シリコーン処理マイカ 53)香料 34)スクワラン 515)マイクロクリスタリンワックス 16)エタノール 5<製法> 4)に5)を加えて加熱、均一になったら3)および6)を加えて調製した油相を、1)に徐々に添加、混合したのち、2)を加えて均一に攪拌する。(処方例7:ホイップ状部分メーク落とし)1)フッ素処理セリサイト 302)球状シリカ 53)ジメチルシリコーン油 54)1,3-ブチレングリコール 25)スクワラン 516)デキストリンパルミテート 27)エタノール 53)〜7)を加熱し均一混合した油相を1)に徐々に加え、その後2)を加えて均一混合する。(処方例8:しわ対策クリーム)1)フッ素処理マイカ 34.92)シリコーン樹脂粉末 53)レチノール 0.14)スクワラン 535)POE(36)POP(41)ジメチルエーテル 55)ショ糖脂肪酸エステル 2 (a)流動パラフィンとの接触角が100°以上であるフッ素処理粉末成分と、(b)表面張力値(平均)2.0×10-2N/m以上の油性成分とを含み、あるいは(a)前記フッ素処理粉末と、(b)前記油性成分と、さらに(C)粉末成分を含み、〔(a)+(c)〕成分:(b)成分、(c)成分を含まないときは(a)成分:(b)成分)=65:35〜15:85であり、空気含有量が10vol%〜50vol%であり、実質的に水を含まないホイップド組成物。 (a)成分が、粘土鉱物表面をフッ素処理したフッ素処理粉末である、請求項1記載のパウダーインオイル(P/O)型ホイップド油性組成物。 粘土鉱物がタルク、カオリン、無水ケイ酸、サポナイト、セリサイト、マイカ、窒化ホウ素の中から選ばれる1種または2種以上である、請求項1または2記載のP/O型ホイップド組成物。 (c)成分中に体質顔料、球状粉末、シリコーン系粉末、パール剤、ラメ剤の中から選ばれる1種または2種以上を含有する、請求項1記載のホイップド油性組成物。 (b)成分中に、油性成分の他に、油溶性高分子、オイルゲル化剤の中から選ばれる1種または2種以上を含有する、請求項1または2記載のホイップド油性組成物。 前記オイルゲル化剤が炭化水素ワックス、12-ヒドロキシステアリン酸、デキストリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、イヌリン脂肪酸エステル、L-イソロイシン誘導体、三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物、リジン誘導体変性シリコーンから選ばれる1種または2種以上を含有する、請求項5記載のホイップド油性組成物。 【課題】実質的に水分を配合することなくホイップ状、スフレ状、マシュマロ状、ペースト状を呈し、密着性が高く化粧もちに優れながらも、軽い使用感を得ることができるとともに、粉末の分散性および製品長期保存性にも優れる油性組成物を提供する。【解決手段】(a)流動パラフィンとの接触角が100°以上であるフッ素処理粉末成分と、(b)表面張力値(平均)2.0×10-2N/m以上の油性成分とを含み、あるいは(a)前記フッ素処理粉末と、(b)前記油性成分と、さらに(C)粉末成分を含み、〔(a)+(c)〕成分:(b)成分、(c)成分を含まないときは(a)成分:(b)成分)=65:35〜15:85であり、空気含有量が10vol%〜50vol%であり、実質的に水を含まないホイップド組成物。【選択図】なし


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