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タイトル:公開特許公報(A)_PGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤とを含有する頭髪化粧料及び皮膚化粧料
出願番号:2013147341
年次:2015
IPC分類:A61K 8/97,A61Q 19/00,A61Q 7/00,A61Q 5/02,A61Q 5/12,A61K 36/53,A61K 36/28,A61K 36/18,A61P 43/00,A61P 17/16,A61P 17/14,A61K 45/00,A61K 36/00


特許情報キャッシュ

高崎 文香 猪爪 優子 杉山 清 落合 和 五十嵐 信智 JP 2015020949 公開特許公報(A) 20150202 2013147341 20130716 PGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤とを含有する頭髪化粧料及び皮膚化粧料 日華化学株式会社 000226161 結田 純次 100127926 竹林 則幸 100140132 高崎 文香 猪爪 優子 杉山 清 落合 和 五十嵐 信智 A61K 8/97 20060101AFI20150106BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20150106BHJP A61Q 7/00 20060101ALI20150106BHJP A61Q 5/02 20060101ALI20150106BHJP A61Q 5/12 20060101ALI20150106BHJP A61K 36/53 20060101ALI20150106BHJP A61K 36/28 20060101ALI20150106BHJP A61K 36/18 20060101ALI20150106BHJP A61P 43/00 20060101ALI20150106BHJP A61P 17/16 20060101ALI20150106BHJP A61P 17/14 20060101ALI20150106BHJP A61K 45/00 20060101ALI20150106BHJP A61K 36/00 20060101ALI20150106BHJP JPA61K8/97A61Q19/00A61Q7/00A61Q5/02A61Q5/12A61K35/78 QA61K35/78 TA61K35/78 CA61P43/00 112A61P43/00 111A61P17/16A61P17/14A61K45/00A61K35/78 WA61P43/00 121 5 OL 24 4C083 4C084 4C088 4C083AA111 4C083AA112 4C083AB032 4C083AB332 4C083AC012 4C083AC072 4C083AC102 4C083AC112 4C083AC122 4C083AC242 4C083AC302 4C083AC352 4C083AC402 4C083AC432 4C083AC482 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AGAの発症には男性ホルモンの1種であるテストステロンが関与していると言われている。テストステロンは、還元酵素であるテストステロン5α−リダクターゼにより還元され、ジヒドロテストステロン(以下、DHTとする)に変化し、アンドロゲンレセプターに結合する。その結果、毛周期の退行期が誘導され成長期が通常より短くなることにより軟毛化し、頭頂部や前頭部の毛髪が薄くなったり脱毛すると言われている。 よって、5α−リダクターゼ活性を阻害することはAGAの抑制に有効であり、5α−リダクターゼ活性阻害効果を高めるための様々な方法が提案されている(特許文献1、特許文献2)。 しかしながら、これらの方法をもってしても薄毛や脱毛の改善は十分なものではなかった。 ところで近年、生理活性物質のプロスタグランジンD2(以下、PGD2とする)の発現量がAGA発症部位で高くなっていることが発見され(非特許文献1)、AGAとPGD2産生に関係があることが示唆されている。PGD2は、一般的なアレルギー炎症であるI型アレルギー反応においてマスト細胞から分泌されるものである。PGD2産生を抑制することによりAGAの抑制を図ることが考えられており、PGD2産生抑制成分として例えば特許文献3にシナモン成分等が記載されている。 しかしながら、これらの成分によるAGA抑制は未だ不十分であり、AGA抑制に有効なPGD2産生抑制物質はほとんど知られていない。 また、今日では社会環境や食生活の変化を背景に、生活パターンが著しく変化し、これに起因する生活ストレスが急増していると言われている。かかるストレスが背景となって、皮膚のかぶれや湿疹等アレルギーによる皮膚の各種炎症や、原因不明の肌荒れに悩む人が急増している。このような肌荒れの改善方法として、上述のPGD2産生抑制成分を含む組成物(特許文献3)や抗炎症作用を有する植物抽出物を含有する皮膚外用剤(特許文献4)が提案されている。 しかしながら、原因が複雑化した今日の肌荒れの改善には未だ不十分であり、より優れた整肌作用を有する皮膚化粧料が望まれていた。特開平4−18026号公報特開平10−265350号公報特表2007−520545号公報特開2008−280317号公報Sci.Transl.Med.(2012).4,126 本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、AGAとの関係が示唆され、加えて炎症時に発現量が高くなるPGD2の産生を抑制することにより、優れた脱毛抑制作用及び整肌作用を達成するPGD2産生抑制剤並びにこれと5α−リダクターゼ活性阻害剤とを含有する頭髪化粧料及び皮膚化粧料を提供することを目的とする。 本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定の植物抽出物を用いることにより優れたPGD2産生抑制効果が得られることを見出した。また、そのPGD2産生抑制効果により得られる脱毛抑制作用及び整肌作用が、5α−リダクターゼ活性阻害剤を併用することにより非常に向上することを見出し、これらの知見に基づき本発明を完成させた。 すなわち、本発明は、ローズマリー抽出物、タイム抽出物、カワラヨモギ抽出物、オウゴン抽出物、ユーカリ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物を含有することを特徴とするPGD2産生抑制剤を提供するものである。 また本発明は、前記PGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤とを含有することを特徴とする頭髪化粧料及び皮膚化粧料を提供するものである。 また、前記頭髪化粧料及び皮膚化粧料においては、前記5α−リダクターゼ活性阻害剤が、ザクロ抽出物、チョウジ抽出物、オトギリソウ抽出物、グアバ抽出物、セージ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物を含有していることが好ましい。 本発明のPGD2産生抑制剤は、AGAとの関係が示唆されているPGD2産生を抑制するため、これを用いて脱毛や薄毛、特にAGAの改善を図ることができる。また、これを配合することにより、優れた脱毛作用を有する頭髪化粧料を提供することができる。 また、本発明のPGD2産生抑制剤は、炎症時に発現量が高くなるPGD2の産生を抑制することもできるため、これを用いて肌荒れの改善を図ることができる。また、これを配合することにより優れた整肌作用を有する皮膚化粧料を提供することができる。 本発明のPGD2産生抑制剤は、ローズマリー抽出物、タイム抽出物、カワラヨモギ抽出物、オウゴン抽出物、ユーカリ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物を含有する。 これらの植物抽出物は、いずれも医薬又は民間薬、食品、化粧品の成分として一般的に用いられているものである。 中でも、PGD2産生抑制効果がより優れているという観点から、ローズマリー抽出物、タイム抽出物及びカワラヨモギ抽出物の1種または2種以上を含有することが好ましい。 本発明におけるローズマリー抽出物とは、シソ科ロスマリヌス属ローズマリー(Rosmarinus Officinalis)から抽出されて得られる抽出物を言う。抽出には全草、または地上部、茎や葉等の地上部の各部位を使用してもよいが、葉を使用することが好ましい。 本発明におけるタイム抽出物とは、タイム(Thymu)から抽出されて得られる抽出物を言う。タイムとはシソ科イブキジャコウソウ属の植物の総称であり、そのような植物としては、例えば、タチジャコウソウ(Thymus vulgaris、別名:コモンタイム)、イブキジャコウソウ(Thymus serpyllum ssp.quinquecostatus)、ヨウシュイブキジャコウソウ(Thymus serpyllum、別名:ワイルドタイム、クリーピングタイム)、シトラスタイム(Thymus x citriodorus、別名:レモンタイム)等がある。中でも、タチジャコウソウが好ましい。 抽出には全草、またはその地上部、茎や葉等地上部の各部位を使用してもよいが、花、茎、葉を使用することが好ましい。 本発明におけるカワラヨモギ抽出物とは、キク科ヨモギ属の植物の一種であるカワラヨモギ(Artemisia capillaris Thunb.)から得られる抽出物を言う。 抽出には全草、またはその地上部、茎、葉、花、花蕾等地上部の各部位を使用してもよいが、中でも花を使用することが好ましい。また、生薬「インチンコウ」を用いても良い。さらに、同属植物を用いることもできる。 本発明におけるオウゴン抽出物とは、シソ科タツナミソウ属の植物の一種であるコガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)の根から抽出されて得られる抽出物を言う。 本発明におけるユーカリ抽出物とは、ユーカリから抽出されて得られる抽出物を言う。ユーカリとはフトモモ科ユーカリ属の植物の総称であり、そのような植物としては、例えば、ユーカリ・グロブラス(Eucalyptus globulus、別名:ユーカリノキ)、ユーカリ・シトリオドラ(Eucalyptus Citriodora、別名:レモンユーカリ)等がある。中でもユーカリ・グロブラスが好ましい。抽出には全草、またはその地上部、茎や葉等地上部の各部位を使用してもよいが、葉を使用することが好ましい。 本発明における上記植物抽出物としては、従来の抽出方法により抽出したものを用いてもよいし、市販のものを用いてもよい。 抽出方法としては例えば、適当な溶媒を用いて抽出する方法が挙げられる。 抽出の際は、使用する植物をそのまま用いてもよいし、粉砕や乾燥等を施して用いてもよいが、粉砕して用いることが好ましく、乾燥させたものを用いることがより好ましい。 抽出に使用する溶媒に特に制限はなく、水、低級1価アルコール類(例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等)、多価アルコール類(例えばプロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン等)、エステル類(例えば酢酸メチル、酢酸エチル等)、ケトン類(例えばアセトン、メチルエチルケトン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等)等の極性溶媒や、ハロゲン化炭化水素類(例えばクロロホルム、四塩化炭素等)、炭化水素類(例えばヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等)等を用いることができる。またこれらのうちの1種を単独で用いても、2種以上からなる混合溶媒を用いてもよい。特に、極性溶媒を用いることが好ましい。 抽出手順に特に制限はなく、例えば、抽出に使用する植物を20〜40℃の前記溶媒中に1時間〜7日間浸漬し、濾過する手順が挙げられる。 また、得られた抽出液を希釈、濃縮、凍結乾燥、精製等することにより抽出液の希釈液や濃縮液、乾燥物、精製物を得、これらを本発明に係る植物抽出物として用いることもできる。 本発明においては、上記植物抽出物をそのまま本発明のPGD2産生抑制剤としてもよいし、以下に示す他の成分をさらに含んでいてもよい。 本発明のPGD2産生抑制剤における上記植物抽出物の総含有量は、例えば乾燥物の質量で0.000001〜10質量%という量が挙げられる。総含有量が前記下限未満であると本発明の作用が得られない恐れがあり、前記上限を超えると含有量に見合った作用が得られない傾向があり、コスト的に不利である。 本発明のPGD2産生抑制剤に使用可能な他の成分としては、例えば賦形剤、増粘剤、溶剤、分散剤、溶解補助剤、緩衝剤、防腐剤、抗酸化剤、着色剤等が挙げられる。 具体的には、乳糖、白糖等の賦形剤;天然ガム類、セルロース誘導体、アクリル酸重合体等の増粘剤;注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マルクゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等の溶剤;ポリオキシエチレンソルビタンモノオレアート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール等の分散剤;D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール等の溶解補助剤;リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩等の緩衝剤;パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール等の防腐剤;亜流酸塩、アスコルビン酸等の抗酸化剤等が挙げられる。 本発明のPGD2産生抑制剤は、医薬品、医薬部外品、薬用又は化粧用の製剤類をはじめとする各種の外用剤に配合することが可能であるが、その優れたPGD2産生抑制効果により優れた脱毛抑制作用及び整肌作用が得られるため、頭髪(頭皮)又は皮膚に適用する頭髪化粧料又は皮膚化粧料に配合することが好適である。 本発明の頭髪化粧料及び皮膚化粧料は、上記本発明のPGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤とを含有するものである。上記本発明のPGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤とを併用することにより、脱毛抑制作用及び整肌作用の向上効果が非常に優れたものとなる。 5α−リダクターゼ活性阻害剤としては従来公知のものを特に制限なく使用することができ、例えば、ザクロ抽出物、チョウジ抽出物、グアバ抽出物、オトギリソウ抽出物、セージ抽出物、センキュウ抽出物、ハッカ抽出物、セイヨウハッカ抽出物、カミツレ抽出物、アルニカ抽出物等の植物抽出物を含有するものが挙げられる。 中でも、脱毛抑制作用及び整肌作用の向上がより優れるという観点から、5α−リダクターゼ活性阻害剤としてはザクロ抽出物、チョウジ抽出物、グアバ抽出物、オトギリソウ抽出物、セージ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物を含有するものが好ましく、ザクロ抽出物、チョウジ抽出物及びグアバ抽出物の1種または2種以上を含有するものがより好ましい。 上記ザクロ抽出物とは、ザクロ科ザクロ属ザクロ(Punica granatum)から抽出されて得られる抽出物を言う。抽出には、全草、または果実、果皮、樹皮等の地上部の各部位を使用してもよいが、中でも果皮を使用することが好ましい。また、生薬の「柘榴皮」を用いてもよい。 上記チョウジ抽出物とは、フトモモ科フトモモ属チョウジノキ(Eugenia caryophyllus)から抽出されて得られる抽出物を言う。抽出には、全草、または葉、花、蕾、茎等地上部の各部位を使用してもよいが、中でも蕾を使用することが好ましい。また、同属植物を用いることができ、例えばフトモモ(Syzygium jambos)等が挙げられる。 上記グアバ抽出物とは、フトモモ科バンジロウ属グアバ(Psidium guajava)から抽出されて得られる抽出物を言う。抽出には、全草、または葉、花、茎等の地上部の各部位を使用してもよいが、中でも葉を使用することが好ましい。 上記オトギリソウ抽出物とは、オトギリソウ科オトギリソウ属オトギリソウ(Hypericum erectum)から抽出されて得られる抽出物を言う。抽出には、全草、または葉、花、茎等の地上部の各部位を使用してもよいが、中でも地上部を使用することが好ましい。 上記セージ抽出物とは、シソ科アオギリ属セージ(Salvia officinalis)から抽出されて得られる抽出物を言う。抽出には、全草、または葉、花、茎等の地上部の各部位を使用してもよいが、中でも全草または葉を使用することが好ましい。 上記植物抽出物としては、例えば上述の方法で抽出したものを用いてもよいし、市販のものを用いてもよい。また、得られた抽出液の希釈液や濃縮液、乾燥物、精製物を用いてもよい。 本発明の頭髪化粧料又は皮膚化粧料における、PGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤との質量比は、脱毛抑制作用及び整肌作用の向上がより優れるという観点から、植物抽出物の乾燥物の質量で5:95〜60:40が好ましい。 本発明の頭髪化粧料又は皮膚化粧料における上記本発明のPGD2産生抑制剤及び5α−リダクターゼ活性阻害剤の各含有量は、頭髪化粧料又は皮膚化粧料の剤型によって適宜調節され得るが、例えば植物抽出物の乾燥物の質量でそれぞれ0.000001〜10質量%という量が挙げられる。各含有量が前記下限未満であると本発明の作用が得られない恐れがあり、前記上限を超えると含有量に見合った作用が得られない傾向があり、コスト的に不利である。 本発明の頭髪用化粧料としては、例えば、整髪料、ヘアトニック等の頭皮用化粧料、洗髪料、ヘアリンス、養毛剤、育毛剤等が挙げられ、また、皮膚用化粧料としては、例えば、化粧水、乳液、ボディローション、ボディクリーム、パック、軟膏、ファンデーション等が挙げられる。 本発明の頭髪化粧料及び皮膚化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、頭髪化粧料及び皮膚化粧料に従来から使用される成分を配合することもできる。そのような成分としては例えば、保湿剤、エモリエント剤、血行促進剤、細胞賦活化剤、抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤、過酸化物抑制剤、育毛、養毛効果を有する成分、上記以外の植物や動物、微生物由来の各種抽出物等が挙げられる。 より具体的にはグリセリン、尿素、アミノ酸、ヒアルロン酸類等の保湿剤;スクワラン、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ホホバ油、シリコン油等のエモリエント剤;ビタミンE類、トウガラシチンキ等の血行促進剤;核酸等の細胞賦活化剤、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ジブチルヒドロキシアニソール(BHA)、酢酸トコフェロール等の抗酸化剤;グリチルリチン、アラントイン等の抗炎症剤;ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン塩、パラヒドロキシ安息香酸エステル等の抗菌剤;スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)等の過酸化物抑制剤;チンピ、アロエ、ショウキョウ、ソウハクヒ等の生薬及びこれらの抽出物やパントテニルエチルエーテル、酢酸トコフェロール、フォルスコリン等の化合物等の育毛、養毛効果を有する成分;イチョウエキス、胎盤抽出物、乳酸菌培養抽出物等の上記以外の植物、動物、微生物由来の各種抽出物等が挙げられる。 また、本発明の頭髪化粧料及び皮膚化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、その剤型化のために界面活性剤、油脂類等の基材成分や、必要に応じて増粘剤、防腐剤、等張化剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、香料、着色料等の種々の添加物を併用することができる。 以下、本発明を更に詳しく説明するために実施例によって説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。(1)製造方法(1−1)PGD2産生抑制剤(実施例1) ローズマリーの葉を50g採取し、375mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しローズマリー抽出物3.1gを得た。これをPGD2産生抑制剤とした。(実施例2) タチジャコウソウの花、葉、茎を50g採取し、375mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しタイム抽出物9.0gを得た。これをPGD2産生抑制剤とした。(実施例3) カワラヨモギの花を50g採取し、375mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しカワラヨモギ抽出物9.3gを得た。これをPGD2産生抑制剤とした。(実施例4) コガネバナの根を50g採取し、375mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しオウゴン抽出物14.1gを得た。これをPGD2産生抑制剤とした。(実施例5) ユーカリの葉を50g採取し、375mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しユーカリ抽出物11.1gを得た。これをPGD2産生抑制剤とした。(1−2)5α−リダクターゼ活性阻害剤(製造例1) ザクロの果皮を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しザクロ抽出物14.7gを得た。これを5α−リダクターゼ活性阻害剤とした。(製造例2) チョウジの花蕾を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しチョウジエキス9.3gを得た。これを5α−リダクターゼ活性阻害剤とした。(製造例3) グアバの葉を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しグアバ抽出物7.4gを得た。これを5α−リダクターゼ活性阻害剤とした。(製造例4) オトギリソウの地上部を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しオトギリソウ抽出物4.5gを得た。これを5α−リダクターゼ活性阻害剤とした。(製造例5) セージの全草を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しセージ抽出物10.3gを得た。これを5α−リダクターゼ活性阻害剤とした。(製造例6) センキュウの根茎を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しセンキュウ抽出物16.2gを得た。これを5α−リダクターゼ活性阻害剤とした。(1−3)比較成分(比較例1) シナモンの樹皮を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しシナモン抽出物9.5gを得た。これを比較成分とした。(比較例2) チャノキの葉を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出液から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥しチャノキ抽出物6.3gを得た。これを比較成分とした。(比較例3) ユリの根を50g採取し、275mlの50質量%エタノール水溶液に室温(約25℃)下で浸漬した。24時間後これをろ過し、得られた抽出物から水、エタノールを減圧留去後、凍結乾燥し抽出物8.7gを得た。これを比較成分とした。(2)PGD2産生抑制剤(2−1)PGD2産生抑制率試験 細胞はラット由来マスト細胞(RBL−2H3細胞)を使用した。サブコンフルエント状態のRBL−2H3細胞をトリプシン処理で剥離し、48ウェルプレートの各ウェルに80,000cellsずつ播種し、10%胎仔ウシ血清(以下、FBSとする)含有ダルベッコ改変イーグル培地(以下、DMEMとする)で24時間、37℃、5%CO2条件下で培養した。実施例1〜5のPGD2産生抑制剤、比較例1及び比較例2の比較成分をそれぞれジメチルスルホキシド(以下、DMSOとする)に溶解させたものを用いて、PGD2産生抑制剤又は比較成分濃度が表1に記載の濃度でありDMSO濃度が0.1質量%である0.5%FBS含有DMEMに培地を調整し、培地をこれに交換し、1時間培養した。その後、PGD2産生促進剤として、A23187(カルシウムイオノフォア)を0.5μMとなるように添加し、30分後に培養上清を回収した。 また、PGD2産生抑制剤、比較成分をDMSOに溶解させたものの代わりにDMSO水溶液を用いたこと以外は上述と同様の方法で培養したものを陰性対照とした。 回収した培養上清に含まれるPGD2の定量には、「PGD2−MOX EIA kits」(Cayman Chemical社)を使用し、ELISA法により測定した。PGD2産生抑制率は、陰性対照に対しての抑制率を計算した。計算式は下記の通りである。この結果を表1に示す。 PGD2産生抑制率(%)=(1−Y/X)×100 X:陰性対照のPGD2量 Y:PGD2産生抑制剤又は比較成分添加時のPGD2量(2−2)脱毛抑制作用試験 実施例1〜5のPGD2産生抑制剤及び比較例1の比較成分を用いて、試験用頭髪化粧料として、ヘアトニック、シャンプー及びコンディショナーを以下の組成で調整した。なお、配合量の単位は質量部で、精製水の「残量」とは全量を100質量部とする量である。また、シャンプーにおける、クエン酸25質量%水溶液の適量とはpHを約5.5に調整するのに要する量、塩化ナトリウム10質量%水溶液の適量とは粘度を約1500mPa・sに調整するのに要する量である。 ヘアトニックの試験を被験者5名で行い、シャンプー及びコンディショナーの試験を被験者5名で行った。被験者は30〜50歳のAGAを発症している男性とした。 3ヶ月間の試験中、ヘアトニックの試験については毎日の入浴後及び朝に頭皮に適量使用してもらい、シャンプー及びコンディショナーの試験については、毎日の入浴時に頭髪に適量使用してもらった。 試験開始前と終了後の3日において、1日1回の洗髪時の抜け毛数を数えた。1日当たりの抜け毛数を3日分の抜け毛数の平均値として算出し、試験開始前の平均抜け毛数に対する終了後の平均抜け毛数の減少率を算出し、下記の評価点基準に従って点数をつけた。次に、各試験の被験者5名の評価点を合計し、以下の判定基準により判定した。その結果を表1に示す。 なお、試験中に皮膚の異常を訴えた者はいなかった。(i)ヘアトニック エタノール 40 オレイン酸エチル 1 ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油 2 メチルパラベン 0.2 精製水 残量 PGD2産生抑制剤又は比較成分 0.01 合計 100(ii)シャンプー ポリクオタニウム−7 0.05 ラウリル硫酸ナトリウム 10 ポリオキシエチレン(3モル)ラウリル硫酸ナトリウム 10 コカミドプロピルベタイン 3 コカミドジエタノールアミド 1 精製水 残量 クエン酸25%水溶液 適量 塩化ナトリウム10%水溶液 適量 エタノール 10 プロピレングリコール 3 メチルパラベン 0.2 PGD2産生抑制剤又は比較成分 0.01 合計 100(iii)コンディショナー メチルポリシロキサン 3 セタノール 4 ポリオキシエチレン(40モル)モノステアレート 0.3 ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド 2.5 カチオン化グァーガム 0.4 パンテニルヒドロキシプロピルステアルジモニウムクロリド 0.3 メチルパラベン 0.2 精製水 残量 水酸化ナトリウム10%水溶液 0.2 エタノール 10 プロピレングリコール 3 PGD2産生抑制剤又は比較成分 0.01 合計 100(評価点基準) 10点:40%以上の減少 8点 :30%以上から40%未満の減少 6点 :20%以上から30%未満の減少 4点 :10%以上から20%未満の減少 2点 :5%以上から10%未満の減少 0点 :5%未満の減少(判定基準) 1級 :評価点の合計が 46〜50点 2級 :評価点の合計が 41〜45点 3級 :評価点の合計が 36〜40点 4級 :評価点の合計が 31〜35点 5級 :評価点の合計が 26〜30点 6級 :評価点の合計が 21〜25点 7級 :評価点の合計が 16〜20点 8級 :評価点の合計が 11〜15点 9級 :評価点の合計が 6〜11点 10級:評価点の合計が 5点以下(2−3)整肌作用試験 実施例1〜5のPGD2産生抑制剤及び比較例2の比較成分を用いて、試験用皮膚化粧料として化粧水及び乳液を以下の組成で調整した。なお、配合量の単位は質量部で、精製水の「残量」とは全量を100質量部とする量である。 化粧水及び乳液の試験を、25〜50歳の肌荒れを呈する被験者10名(男女各5名)で行った。 1ヶ月の試験中、被験者に化粧水及び乳液を毎日、朝晩の洗顔後に顔に適量使用してもらい、試験開始前と終了後に被験者の肌を目視及び触感により観察し、開始前と比べ肌荒れが改善した人数を数えた。その結果を表1に示す。 なお、試験中に皮膚の異常を訴えた者はいなかった。(i)化粧水 1,3−ブチレングリコール 1 グリセリン 2 ペンチレングリコール 1 メチルパラベン 0.2 精製水 残量 PGD2産生抑制剤又は比較成分 0.01 合計 100(ii)乳液 メチルポリシロキサン 3 セタノール 5 ステアリン酸 3 ワセリン 5 1,3−ブチレングリコール 10 グリセリン 5 メチルパラベン 0.2 精製水 残量 PGD2産生抑制剤又は比較成分 0.01 合計 100 表1に示すように、本発明のPGD2産生抑制剤は優れたPGD2産生抑制効果を示した。 また、表1に示すように、本発明のPGD2産生抑制剤を用いた頭髪化粧料及び皮膚化粧料は、優れた脱毛抑制作用及び整肌作用を有する。(3)頭髪化粧料 実施例1〜5のPGD2産生抑制剤、製造例1〜6の5α−リダクターゼ活性阻害剤及び比較例1及び比較例3の比較成分を用いて、試験用頭髪化粧料としてヘアトニック(実施例6〜23、比較例3〜12)、シャンプー及びコンディショナー(実施例24〜30)を以下の組成で調整した。各頭髪化粧料におけるPGD2産生抑制剤、5α−リダクターゼ活性阻害剤及び比較成分の配合量を表2〜5に示す。なお、配合量の単位は質量部で、精製水の「残量」とは全量を100質量部とする量である。また、シャンプーにおける、クエン酸25質量%水溶液の適量とはpHを約5.5に調整するのに要する量、塩化ナトリウム10質量%水溶液の適量とは粘度を約1500mPa・sに調整するのに要する量である。 得られた頭髪化粧料の脱毛抑制作用試験を上記と同様にして行った。その結果を表2〜5に示す。なお、試験中に皮膚の異常を訴えた者はいなかった。(i)ヘアトニック エタノール 40 オレイン酸エチル 1 ポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油 2 メチルパラベン 0.2 精製水 残量 PGD2産生抑制剤 表2〜4に記載の量 5α−リダクターゼ活性阻害剤 表2〜4に記載の量 比較成分 表2〜4に記載の量 合計 100(ii)シャンプー ポリクオタニウム−7 0.05 ラウリル硫酸ナトリウム 10 ポリオキシエチレン(3モル)ラウリル硫酸ナトリウム 10 コカミドプロピルベタイン 3 コカミドジエタノールアミド 1 精製水 残量 クエン酸25質量%水溶液 適量 塩化ナトリウム10質量%水溶液 適量 エタノール 10 プロピレングリコール 3 メチルパラベン 0.2 PGD2産生抑制剤 表2〜4に記載の量 5α−リダクターゼ活性阻害剤 表2〜4に記載の量 比較成分 表2〜4に記載の量 合計 100(iii)コンディショナー メチルポリシロキサン 3 セタノール 4 ポリオキシエチレン(40モル)モノステアレート 0.3 ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド 2.5 カチオン化グァーガム 0.4 パンテニルヒドロキシプロピルステアルジモニウムクロリド 0.3 メチルパラベン 0.2 精製水 残量 水酸化ナトリウム10質量%水溶液 0.2 エタノール 10 プロピレングリコール 3 PGD2産生抑制剤 表5に記載の量 5α−リダクターゼ活性阻害剤 表5に記載の量 比較成分 表5に記載の量 合計 100 表2〜5に示すように、本発明の頭髪化粧料は優れた脱毛抑制作用を有することが分かった。(4)皮膚化粧料 実施例1〜5のPGD2産生抑制剤、製造例1〜6の5α−リダクターゼ活性阻害剤及び比較例1〜3の比較成分を用いて、試験用皮膚化粧料として、化粧水及び乳液(実施例31〜48、比較例13〜24)を以下の組成で調整した。各皮膚化粧料におけるPGD2産生抑制剤、5α−リダクターゼ活性阻害剤及び比較成分の配合量を表6〜8に示す。なお、配合量の単位は質量部で、精製水の「残量」とは全量を100質量部とする量である。 得られた皮膚化粧料の整肌作用試験を上記と同様にして行った。その結果を表6〜8に示す。なお、試験中に皮膚の異常を訴えた者はいなかった。(i)化粧水 1,3−ブチレングリコール 1 グリセリン 2 ペンチレングリコール 1 メチルパラベン 0.2 精製水 残量 PGD2産生抑制剤 表6〜8に記載の量 5α−リダクターゼ活性阻害剤 表6〜8に記載の量 比較成分 表6〜8に記載の量 合計 100(ii)乳液 メチルポリシロキサン 3 セタノール 5 ステアリン酸 3 ワセリン 5 1,3−ブチレングリコール 10 グリセリン 5 メチルパラベン 0.2 精製水 残量 PGD2産生抑制剤 表6〜8に記載の量 5α−リダクターゼ活性阻害剤 表6〜8に記載の量 比較成分 表6〜8に記載の量 合計 100 表6〜8に示すように、本発明の皮膚化粧料は優れた整肌作用を有することが分かった。 本発明のPGD2産生抑制剤は、優れた脱毛抑制作用及び整肌作用を有しており、脱毛や薄毛、中でも特にAGA、肌荒れの予防や改善を目的とした化粧品をはじめとする各種外用剤への利用が可能となる。 また、本発明の頭髪化粧料及び皮膚化粧料は、優れた脱毛抑制作用及び整肌作用を有しており、脱毛や薄毛、中でも特にAGA、肌荒れの予防や改善を図ることができる。 ローズマリー抽出物、タイム抽出物、カワラヨモギ抽出物、オウゴン抽出物、ユーカリ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物を含有することを特徴とするPGD2産生抑制剤。 請求項1に記載のPGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤とを含有することを特徴とする頭髪化粧料。 請求項1に記載のPGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤とを含有することを特徴とする含有する皮膚化粧料。 前記5α−リダクターゼ活性阻害剤がザクロ抽出物、チョウジ抽出物、オトギリソウ抽出物、グアバ抽出物、セージ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物を含有することを特徴とする請求項2に記載の頭髪化粧料。 前記5α−リダクターゼ活性阻害剤がザクロ抽出物、チョウジ抽出物、オトギリソウ抽出物、グアバ抽出物、セージ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物を含有することを特徴とする請求項3に記載の皮膚化粧料。 【課題】プロスタグランジンD2(PGD2)産生抑制効果を有し、優れた脱毛抑制作用及び整肌作用を有する頭髪化粧料及び皮膚化粧料の提供。【解決手段】ローズマリー抽出物、タイム抽出物、カワラヨモギ抽出物、オウゴン抽出物、ユーカリ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物を含有するPGD2産生抑制剤と5α−リダクターゼ活性阻害剤とを含有する頭髪化粧料及び皮膚化粧料。該5α−リダクターゼ活性阻害剤としては、ザクロ抽出物、チョウジ抽出物、オトギリソウ抽出物、グアバ抽出物、セージ抽出物からなる群より選ばれる少なくとも1種の植物抽出物であることが好ましい。【選択図】なし


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