生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を用いた感光性染毛料組成物、および感光性染毛料
出願番号:2013088351
年次:2014
IPC分類:A61K 8/44,A61K 8/49,A61K 8/19,A61Q 5/10


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川田 力 慶野 哲雄 井坂 謙二 JP 2014210740 公開特許公報(A) 20141113 2013088351 20130419 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を用いた感光性染毛料組成物、および感光性染毛料 川田 力也 513256114 長谷部 善太郎 100122954 山田 泰之 100162396 川田 力 慶野 哲雄 井坂 謙二 5486106 20140507 A61K 8/44 20060101AFI20141017BHJP A61K 8/49 20060101ALI20141017BHJP A61K 8/19 20060101ALI20141017BHJP A61Q 5/10 20060101ALI20141017BHJP JPA61K8/44A61K8/49A61K8/19A61Q5/10 5 1 OL 12 4C083 4C083AB211 4C083AB212 4C083AC012 4C083AC182 4C083AC422 4C083AC442 4C083AC581 4C083AC582 4C083AD132 4C083AD152 4C083AD172 4C083CC36 4C083DD08 4C083DD23 4C083DD31 4C083DD41 4C083EE01 4C083EE07 4C083EE26 本発明は、染毛性、保存安定性に優れ、様々な色調で染毛可能なイオウ臭のしない感光性染毛料組成物に関する。 感光性染毛料は、2005年に出願人らが販売を開始した。感光性染毛料は、クリームやジェル、ローションといった多様な剤形にできること、髪に塗って太陽光等を浴びるだけで簡単に染まること、1〜2ヶ月染色が維持できること、アレルギーや髪の損傷の原因となるジアミン誘導体を含まないことから市場に受け入れられている。 感光性染毛料は水中の銀イオンが光によって還元され、析出した金属銀の微粒子が毛髪表面上に吸着されて発色するので、水溶性の銀塩を使う必要がある。 水に良く溶ける銀塩としては硝酸銀が知られているが、硝酸銀は医薬品原料であるため、日本国では化粧品には使用出来ない。そこで特許文献1で、本発明者らは難溶性ではあるが、20℃で800mg/100mlまで溶解する硫酸銀に着目し、硫酸銀とクエン酸との組み合わせで、着色性の良い感光性染毛料を提案している。 また、特許文献2では、(a)硫酸銀、乳酸銀、及びクエン酸銀からなる群より選ばれる1種または2種以上の銀塩、及び(b)キレート剤を含有する染毛料、特許文献3では硫酸銀と、アルカノールアミン類が混合された感光性染毛料が提案されている。 これら従来の硫酸銀、乳酸銀、クエン酸を使用する染毛料は水溶液中の銀塩が不安定で、遮光チューブの中でも徐々に黒く変色してしまう。 また、従来の感光性染毛料は、染毛を繰り返す事で色を濃くすることはできるが、やや赤みをおびたライトブラウンの色調でしか発色できない。赤みを軽減するために、イオウ末(コロイドイオウ)を配合しているが、使用時のイオウ臭が強く、髪についたイオウ臭は数回の洗髪でも落ちにくい。特許第3881688号公報特開2011−116708号公報特許第4542621号公報 本発明は、染毛性、保存安定性に優れ、様々な色調で染毛可能なイオウ臭のしない感光性染毛料組成物を提供する。 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含む感光性染毛料組成物を用いることにより、様々な色調で染毛可能なイオウ臭のしない感光性染毛料組成物を実現した。主な構成は次のとおりである。 請求項1に係る発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含むことを特徴とする。請求項2に係る発明の感光性染毛料組成物は、前記アミノ酸がメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。請求項3に係る発明の感光性染毛料組成物はコロイドイオウを含まないことを特徴とする。請求項4に係る発明の感光性染毛料は上記いずれかの感光性染毛料組成物からなることを特徴とする。請求項5に係る発明の感光性染毛料は、剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つであることを特徴とする。 本発明により、染毛性と保存安定性とに優れる感光性染毛料組成物が得られた。染毛性と保存安定性とは、反応性と安定性という関係にあり、両立が難しい性質であるが、本発明の水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を用いることにより、双方の要請を満足することができた。また、アミノ酸の選択によりカッパーブラウンからアッシュ系まで種々の色調で染毛することができ、不快臭のするコロイドイオウを配合する必要のない感光性染毛料組成物が得られた。アミノ酸の種類により色調が変化することを示した図。 以下に、本発明を詳細に説明する。 本発明は、酸化銀−アミノ酸錯体中の銀イオンの毛髪への強い吸着性と錯体の光安定性を利用した感光性染毛料組成物及び感光性染毛料に関する。 本発明では、硫酸銀、乳酸銀、クエン酸銀などの水溶性銀や難溶性銀を使用する代わりに、従来使用されていない不溶性の酸化銀を銀イオンの供給源として使用する。 酸化銀(Ag2O)は水に対する溶解性が20℃で1.7mg/100ml、80℃で5.5mg/100mlであり、実質的に水不溶性である。水不溶性のため、皮膚腐食性、刺激性の知見はない。また、慢性毒性、変異原性、生殖毒性、催寄形成などについての知見もなく、従来の酸化染毛剤と比較して安全性は高い。 本発明の組成物中の酸化銀濃度は、保存安定性、発色性の点から、0.1wt%〜1.5wt%であることが好ましい。 酸化銀0.9gと表1に示したアミノ酸1.2gとを水97.9gに混合して錯体を形成したところ、溶解性、安定性の面から表2に示したアミノ酸を使用した錯体が感光性染毛料として適していた。酸化銀との錯体形成テストしたアミノ酸感光性染毛料として適した錯体を形成するアミノ酸 同様の方法により、N−アセチルシステイン、N−アセチルメチオニン、及び、グルタミン酸の分子内縮合反応生成物であるピログルタミン酸を用いて錯体を形成させたところ、N−アセチルシステインは溶解性、安定性が悪く、不適であったが、N−アセチルメチオニン、及びピログルタミン酸を用いた錯体は感光性染毛料として適していた。 本発明において使用するアミノ酸は、酸化銀と安定した錯体を形成し、水溶解性に優れるものであれば表2に示したアミノ酸、N−アセチルメチオニン、ピロリドンカルボン酸に限定されることなく、アセチル化、メチル化、アミド化、カルボキシル化、ホルミル化、ヒドロキシル化、分子内縮合等したアミノ酸誘導体や、非天然アミノ酸も使用することができる。また、複数種の酸化銀−アミノ酸錯体を組み合わせて使用することもできる。 酸化銀に対するアミノ酸の配位数は、アミノ酸の種類によってそれぞれ異なり、それぞれのアミノ酸の配位数に基づき配合量を決定する。通常酸化銀1モルに対してアミノ酸2〜3モルである。本組成物中において、アミノ酸の濃度は、酸化銀濃度次第ではあるが、通常0.1wt%〜4.5wt%である。 本発明の組成物は、錯体形成に使用するアミノ酸の選択、組合せにより赤みをおびたライトブラウンのみならず、カッパーブラウンからアッシュ系まで種々の色調で染毛することができる。コロイドイオウを配合せずにブラウンに着色できるので、イオウ臭のしない感光性染毛料を得ることができる。 本発明の組成物には他の成分として、化粧品や染毛剤の配合成分として一般的に用いられる、界面活性剤、保湿剤、防腐剤、色素、香料等を適宜配合することができる。 感光性染毛料は、光感度が高いほど染毛性に優れ、光感度が低いほど保存安定性に優れるため、染毛性と保存安定性とは矛盾する関係にある。 本発明にかかる感光性染毛料は染毛性と保存安定性という両性質に優れている。すなわち、本発明の感光性染毛料は、髪に塗って光を照射すると素早く発色するが、プラスチック上に塗った場合は、光を照射してもしばらくは着色せず白いままである。これは、髪に塗ると発色現象が起こり、容器中では安定に保存されるという、染毛料として極めて好ましい性質である。この性質が発現する詳細な原理は不明であるが、本発明者らは次の様に推測している。 本来、銀イオンの錯体は光に対して安定である。例えば、銀アンミン錯体や銀とチオ硫酸ナトリウムとの錯体は、水溶液中で安定であり、光を照射しても黒化しない。 酸化銀−アミノ酸錯体も、その水溶液に光を照射しても黒くならない。しかしながら、酸化銀−アミノ酸錯体はその結合力がゆるいため、毛髪表面の様に強いマイナス電荷に接近すると錯体中のAg+イオンがこの強いマイナス電荷に引き寄せられて錯体が崩壊する。錯体が崩壊するとAg+イオンは光により容易に還元されて銀微粒子となり発色するため染毛性に優れる。また、プラスチック等の表面には錯体を崩壊させるほどのマイナス電荷が存在しないため、容器中では錯体が安定して存在し保存安定性に優れる。 本発明の感光性染毛料組成物は、ローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンス等の剤形にして、感光性染毛料とすることができる。 次に、本発明を実施例に基づいて、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。(実施例1) 酸化銀と上記表2に示した7種のアミノ酸とから、酸化銀0.6wt%、アミノ酸1.2wt%、水98.2wt%の酸化銀−アミノ酸錯体溶液を作成した。この溶液をテストローションとして白髪人毛に塗布、光照射を行い染色テストを行ったところ、カッパーブラウン、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン、アッシュの色調に染まった。染色状態を図1に示す。 暗色系の色調となるヒスチジン、メチオニン、リシンとの錯体を使用すれば、コロイドイオウを配合せずに赤みのないブラウンに染毛することができた。 また、前記テストローションとして使用した酸化銀−メチオニン錯体溶液をポリエチレンシート上に塗布し、同様の条件で染色テストを行ったところ、白色のままであった。(実施例2) 150kg容量の真空乳化釜に水(80.5kg)、酸化銀(0.6kg)、L−メチオニン(1.0kg)を入れ、ゆっくり撹拌しながら温度を80℃まで上げた。そこに、ステアリン酸グリセリル(1.0kg)、セテアレス−20(0.5kg)、ステアレス−20(0.5kg)、ステアリン酸ソルビタン(1.0kg)、ステアリン酸PEG−45(1.0kg)、ステアリン酸PEG−75(0.4kg)を入れて完全に溶解させた。 別の容器にジメチコン−シクロメチコン混合物を11.5kgとセタノール2.0kgとを入れ、80℃まで温度を上げて溶解させた。 真空乳化釜のホモミキサーを働かせながら、上記別の容器の内容物を徐々に加え乳化させたのち、40℃まで冷却し、98kgの感光性ヘアクリームを得た。 この感光性ヘアクリーム0.5gを、1.0gの白髪人毛に均一に塗り、晴天日に室内の自然光下に4時間静置した後、シャンプーでよく洗浄したところ、ダークブラウンに染まった。 また、この感光性ヘアクリームは保存安定性に優れており、遮光チューブ中で4ヶ月経過しても変色は見られなかった。(実施例3) 200kg容量の真空乳化釜に水(87.7kg)、酸化銀(0.7kg)、L−ヒスチジン(1.9kg)を取り、80℃に加熱して溶解した。これに(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー(0.8kg)を加えて溶解させた。 別の容器にセテアレス−20(0.1kg)、ステアレス−20(0.8kg)、ドデカン(5.0kg)、テトラデカン(2.0kg)、ジメチコン(1.0kg)を入れ、80℃まで温度を上げて溶解させた。 真空乳化釜のホモミキサーを働かせながら、上記別の容器の内容物を徐々に加え乳化させたのち、40℃まで冷却し、95kgの感光性ジェルクリームを得た。 この感光性ジェルクリーム0.5gを、1.0gの白髪人毛に均一に塗り、晴天日に室内の自然光下に2時間静置した後、シャンプーでよく洗浄したところ、ダークブラウンに染まった。 この感光性ジェルクリームも保存安定性にすぐれており、遮光チューブ中で6ヶ月経過しても変色は見られなかった。酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含む感光性染毛料組成物。前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用される請求項1に記載の感光性染毛料組成物。コロイドイオウを含まないことを特徴とする請求項1または2に記載の感光性染毛料組成物。請求項1〜3のいずれかの組成物からなる感光性染毛料。剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つである請求項4に記載の感光性染毛料。 【課題】本発明は、矛盾する関係にある染毛性と保存安定性に優れ、様々な色調で染毛可能な感光性染毛料を提供する。【解決手段】酸化銀とアミノ酸からなる水溶性酸化銀−アミノ酸錯体を含有する感光性染毛料組成物。【選択図】図120130701A16333全文3酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含む感光性染毛料組成物であって、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする感光性染毛料組成物。酸化銀濃度が0.1wt%〜1.5wt%、アミノ酸濃度が0.1wt%〜4.5wt%である感光性染毛料組成物であって、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする感光性染毛料組成物。コロイドイオウを含まないことを特徴とする請求項1または2に記載の感光性染毛料組成物。請求項1〜3のいずれかの組成物からなる感光性染毛料。剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つである請求項4に記載の感光性染毛料。A1633000083 第1の発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含み、前記アミノ酸がメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。第2の発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀濃度が0.1wt%〜1.5wt%、アミノ酸濃度が0.1wt%〜4.5wt%であり、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。第3の発明の感光性染毛料組成物は、さらにコロイドイオウを含まないことを特徴とする。第4の発明の感光性染毛料は上記いずれかの感光性染毛料組成物からなることを特徴とする。第5の発明の感光性染毛料は、さらに剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つであることを特徴とする。20131023A16333全文3 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を含む感光性染毛料組成物であって、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする感光性染毛料組成物。 酸化銀濃度が0.1wt%〜1.5wt%、アミノ酸濃度が0.1wt%〜4.5wt%である感光性染毛料組成物であって、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする感光性染毛料組成物。 コロイドイオウを含まないことを特徴とする請求項1または2に記載の感光性染毛料組成物。 請求項1〜3のいずれかの組成物からなる感光性染毛料。 剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つである請求項4に記載の感光性染毛料。A1633000073 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を含む感光性染毛料組成物を用いることにより、様々な色調で染毛可能なイオウ臭のしない感光性染毛料組成物を実現した。主な構成は次のとおりである。A1633000083 第1の発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を含み、前記アミノ酸がメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。第2の発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀濃度が0.1wt%〜1.5wt%、アミノ酸濃度が0.1wt%〜4.5wt%であり、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、及びこれらの誘導体から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。第3の発明の感光性染毛料組成物は、さらにコロイドイオウを含まないことを特徴とする。第4の発明の感光性染毛料は上記いずれかの感光性染毛料組成物からなることを特徴とする。第5の発明の感光性染毛料は、さらに剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つであることを特徴とする。A1633000093 本発明により、染毛性と保存安定性とに優れる感光性染毛料組成物が得られた。染毛性と保存安定性とは、反応性と安定性という関係にあり、両立が難しい性質であるが、本発明の水溶性の錯体を用いることにより、双方の要請を満足することができた。また、アミノ酸の選択によりカッパーブラウンからアッシュ系まで種々の色調で染毛することができ、不快臭のするコロイドイオウを配合する必要のない感光性染毛料組成物が得られた。A1633000113 以下に、本発明を詳細に説明する。 本発明は、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体中の銀イオンの毛髪への強い吸着性と錯体の光安定性を利用した感光性染毛料組成物及び感光性染毛料に関する。A1633000173 本発明において使用するアミノ酸は、酸化銀と安定した錯体を形成し、水溶解性に優れるものであれば表2に示したアミノ酸、N−アセチルメチオニン、ピロリドンカルボン酸に限定されることなく、アセチル化、メチル化、アミド化、カルボキシル化、ホルミル化、ヒドロキシル化、分子内縮合等したアミノ酸誘導体や、非天然アミノ酸も使用することができる。また、複数種の酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を組み合わせて使用することもできる。A1633000223 本来、銀イオンの錯体は光に対して安定である。例えば、銀アンミン錯体や銀とチオ硫酸ナトリウムとの錯体は、水溶液中で安定であり、光を照射しても黒化しない。 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体も、その水溶液に光を照射しても黒くならない。しかしながら、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体はその結合力がゆるいため、毛髪表面の様に強いマイナス電荷に接近すると錯体中のAg+イオンがこの強いマイナス電荷に引き寄せられて錯体が崩壊する。錯体が崩壊するとAg+イオンは光により容易に還元されて銀微粒子となり発色するため染毛性に優れる。また、プラスチック等の表面には錯体を崩壊させるほどのマイナス電荷が存在しないため、容器中では錯体が安定して存在し保存安定性に優れる。A1633000253(実施例1) 酸化銀と上記表2に示した7種のアミノ酸とから、酸化銀0.6wt%、アミノ酸1.2wt%、水98.2wt%の酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体溶液を作成した。この溶液をテストローションとして白髪人毛に塗布、光照射を行い染色テストを行ったところ、カッパーブラウン、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン、アッシュの色調に染まった。染色状態を図1に示す。 暗色系の色調となるヒスチジン、メチオニン、リシンとの錯体を使用すれば、コロイドイオウを配合せずに赤みのないブラウンに染毛することができた。 また、前記テストローションとして使用した酸化銀−メチオニン錯体溶液をポリエチレンシート上に塗布し、同様の条件で染色テストを行ったところ、白色のままであった。20140116A16333全文3 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含む感光性染毛料組成物であって、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする感光性染毛料組成物。 酸化銀濃度が0.1wt%〜1.5wt%、アミノ酸濃度が0.1wt%〜4.5wt%である感光性染毛料組成物であって、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする感光性染毛料組成物。 コロイドイオウを含まないことを特徴とする請求項1または2に記載の感光性染毛料組成物。 請求項1〜3のいずれかの組成物からなる感光性染毛料。 剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つである請求項4に記載の感光性染毛料。A1633000083 第1の発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含み、前記アミノ酸がメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。第2の発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀濃度が0.1wt%〜1.5wt%、アミノ酸濃度が0.1wt%〜4.5wt%であり、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。第3の発明の感光性染毛料組成物は、さらにコロイドイオウを含まないことを特徴とする。第4の発明の感光性染毛料は上記いずれかの感光性染毛料組成物からなることを特徴とする。第5の発明の感光性染毛料は、さらに剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つであることを特徴とする。


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特許公報(B1)_酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を用いた感光性染毛料組成物、および感光性染毛料

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タイトル:特許公報(B1)_酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を用いた感光性染毛料組成物、および感光性染毛料
出願番号:2013088351
年次:2014
IPC分類:A61K 8/44,A61K 8/49,A61K 8/19,A61Q 5/10


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川田 力 慶野 哲雄 井坂 謙二 JP 5486106 特許公報(B1) 20140228 2013088351 20130419 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を用いた感光性染毛料組成物、および感光性染毛料 川田 力也 513256114 長谷部 善太郎 100122954 山田 泰之 100162396 川田 力 慶野 哲雄 井坂 謙二 20140507 A61K 8/44 20060101AFI20140410BHJP A61K 8/49 20060101ALI20140410BHJP A61K 8/19 20060101ALI20140410BHJP A61Q 5/10 20060101ALI20140410BHJP JPA61K8/44A61K8/49A61K8/19A61Q5/10 A61K 8/00 A61Q 5/00 CAplus/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS(STN) 特開2007−246467(JP,A) 特開2010−155783(JP,A) 特開2008−280321(JP,A) 特開2012−144438(JP,A) 5 7 20130419 山本 吾一 本発明は、染毛性、保存安定性に優れ、様々な色調で染毛可能なイオウ臭のしない感光性染毛料組成物に関する。 感光性染毛料は、2005年に出願人らが販売を開始した。感光性染毛料は、クリームやジェル、ローションといった多様な剤形にできること、髪に塗って太陽光等を浴びるだけで簡単に染まること、1〜2ヶ月染色が維持できること、アレルギーや髪の損傷の原因となるジアミン誘導体を含まないことから市場に受け入れられている。 感光性染毛料は水中の銀イオンが光によって還元され、析出した金属銀の微粒子が毛髪表面上に吸着されて発色するので、水溶性の銀塩を使う必要がある。 水に良く溶ける銀塩としては硝酸銀が知られているが、硝酸銀は医薬品原料であるため、日本国では化粧品には使用出来ない。そこで特許文献1で、本発明者らは難溶性ではあるが、20℃で800mg/100mlまで溶解する硫酸銀に着目し、硫酸銀とクエン酸との組み合わせで、着色性の良い感光性染毛料を提案している。 また、特許文献2では、(a)硫酸銀、乳酸銀、及びクエン酸銀からなる群より選ばれる1種または2種以上の銀塩、及び(b)キレート剤を含有する染毛料、特許文献3では硫酸銀と、アルカノールアミン類が混合された感光性染毛料が提案されている。 これら従来の硫酸銀、乳酸銀、クエン酸を使用する染毛料は水溶液中の銀塩が不安定で、遮光チューブの中でも徐々に黒く変色してしまう。 また、従来の感光性染毛料は、染毛を繰り返す事で色を濃くすることはできるが、やや赤みをおびたライトブラウンの色調でしか発色できない。赤みを軽減するために、イオウ末(コロイドイオウ)を配合しているが、使用時のイオウ臭が強く、髪についたイオウ臭は数回の洗髪でも落ちにくい。特許第3881688号公報特開2011−116708号公報特許第4542621号公報 本発明は、染毛性、保存安定性に優れ、様々な色調で染毛可能なイオウ臭のしない感光性染毛料組成物を提供する。 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を含む感光性染毛料組成物を用いることにより、様々な色調で染毛可能なイオウ臭のしない感光性染毛料組成物を実現した。主な構成は次のとおりである。 第1の発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含み、前記アミノ酸がメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。第2の発明の感光性染毛料組成物は、酸化銀濃度が0.1wt%〜1.5wt%、アミノ酸濃度が0.1wt%〜4.5wt%であり、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする。第3の発明の感光性染毛料組成物は、さらにコロイドイオウを含まないことを特徴とする。第4の発明の感光性染毛料は上記いずれかの感光性染毛料組成物からなることを特徴とする。第5の発明の感光性染毛料は、さらに剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つであることを特徴とする。 本発明により、染毛性と保存安定性とに優れる感光性染毛料組成物が得られた。染毛性と保存安定性とは、反応性と安定性という関係にあり、両立が難しい性質であるが、本発明の水溶性の錯体を用いることにより、双方の要請を満足することができた。また、アミノ酸の選択によりカッパーブラウンからアッシュ系まで種々の色調で染毛することができ、不快臭のするコロイドイオウを配合する必要のない感光性染毛料組成物が得られた。アミノ酸の種類により色調が変化することを示した図。 以下に、本発明を詳細に説明する。 本発明は、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体中の銀イオンの毛髪への強い吸着性と錯体の光安定性を利用した感光性染毛料組成物及び感光性染毛料に関する。 本発明では、硫酸銀、乳酸銀、クエン酸銀などの水溶性銀や難溶性銀を使用する代わりに、従来使用されていない不溶性の酸化銀を銀イオンの供給源として使用する。 酸化銀(Ag2O)は水に対する溶解性が20℃で1.7mg/100ml、80℃で5.5mg/100mlであり、実質的に水不溶性である。水不溶性のため、皮膚腐食性、刺激性の知見はない。また、慢性毒性、変異原性、生殖毒性、催寄形成などについての知見もなく、従来の酸化染毛剤と比較して安全性は高い。 本発明の組成物中の酸化銀濃度は、保存安定性、発色性の点から、0.1wt%〜1.5wt%であることが好ましい。 酸化銀0.9gと表1に示したアミノ酸1.2gとを水97.9gに混合して錯体を形成したところ、溶解性、安定性の面から表2に示したアミノ酸を使用した錯体が感光性染毛料として適していた。酸化銀との錯体形成テストしたアミノ酸感光性染毛料として適した錯体を形成するアミノ酸 同様の方法により、N−アセチルシステイン、N−アセチルメチオニン、及び、グルタミン酸の分子内縮合反応生成物であるピログルタミン酸を用いて錯体を形成させたところ、N−アセチルシステインは溶解性、安定性が悪く、不適であったが、N−アセチルメチオニン、及びピログルタミン酸を用いた錯体は感光性染毛料として適していた。 本発明において使用するアミノ酸は、酸化銀と安定した錯体を形成し、水溶解性に優れるものであれば表2に示したアミノ酸、N−アセチルメチオニン、ピロリドンカルボン酸に限定されることなく、アセチル化、メチル化、アミド化、カルボキシル化、ホルミル化、ヒドロキシル化、分子内縮合等したアミノ酸誘導体や、非天然アミノ酸も使用することができる。また、複数種の酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体を組み合わせて使用することもできる。 酸化銀に対するアミノ酸の配位数は、アミノ酸の種類によってそれぞれ異なり、それぞれのアミノ酸の配位数に基づき配合量を決定する。通常酸化銀1モルに対してアミノ酸2〜3モルである。本組成物中において、アミノ酸の濃度は、酸化銀濃度次第ではあるが、通常0.1wt%〜4.5wt%である。 本発明の組成物は、錯体形成に使用するアミノ酸の選択、組合せにより赤みをおびたライトブラウンのみならず、カッパーブラウンからアッシュ系まで種々の色調で染毛することができる。コロイドイオウを配合せずにブラウンに着色できるので、イオウ臭のしない感光性染毛料を得ることができる。 本発明の組成物には他の成分として、化粧品や染毛剤の配合成分として一般的に用いられる、界面活性剤、保湿剤、防腐剤、色素、香料等を適宜配合することができる。 感光性染毛料は、光感度が高いほど染毛性に優れ、光感度が低いほど保存安定性に優れるため、染毛性と保存安定性とは矛盾する関係にある。 本発明にかかる感光性染毛料は染毛性と保存安定性という両性質に優れている。すなわち、本発明の感光性染毛料は、髪に塗って光を照射すると素早く発色するが、プラスチック上に塗った場合は、光を照射してもしばらくは着色せず白いままである。これは、髪に塗ると発色現象が起こり、容器中では安定に保存されるという、染毛料として極めて好ましい性質である。この性質が発現する詳細な原理は不明であるが、本発明者らは次の様に推測している。 本来、銀イオンの錯体は光に対して安定である。例えば、銀アンミン錯体や銀とチオ硫酸ナトリウムとの錯体は、水溶液中で安定であり、光を照射しても黒化しない。 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体も、その水溶液に光を照射しても黒くならない。しかしながら、酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体はその結合力がゆるいため、毛髪表面の様に強いマイナス電荷に接近すると錯体中のAg+イオンがこの強いマイナス電荷に引き寄せられて錯体が崩壊する。錯体が崩壊するとAg+イオンは光により容易に還元されて銀微粒子となり発色するため染毛性に優れる。また、プラスチック等の表面には錯体を崩壊させるほどのマイナス電荷が存在しないため、容器中では錯体が安定して存在し保存安定性に優れる。 本発明の感光性染毛料組成物は、ローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンス等の剤形にして、感光性染毛料とすることができる。 次に、本発明を実施例に基づいて、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。(実施例1) 酸化銀と上記表2に示した7種のアミノ酸とから、酸化銀0.6wt%、アミノ酸1.2wt%、水98.2wt%の酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の錯体溶液を作成した。この溶液をテストローションとして白髪人毛に塗布、光照射を行い染色テストを行ったところ、カッパーブラウン、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン、アッシュの色調に染まった。染色状態を図1に示す。 暗色系の色調となるヒスチジン、メチオニン、リシンとの錯体を使用すれば、コロイドイオウを配合せずに赤みのないブラウンに染毛することができた。 また、前記テストローションとして使用した酸化銀−メチオニン錯体溶液をポリエチレンシート上に塗布し、同様の条件で染色テストを行ったところ、白色のままであった。(実施例2) 150kg容量の真空乳化釜に水(80.5kg)、酸化銀(0.6kg)、L−メチオニン(1.0kg)を入れ、ゆっくり撹拌しながら温度を80℃まで上げた。そこに、ステアリン酸グリセリル(1.0kg)、セテアレス−20(0.5kg)、ステアレス−20(0.5kg)、ステアリン酸ソルビタン(1.0kg)、ステアリン酸PEG−45(1.0kg)、ステアリン酸PEG−75(0.4kg)を入れて完全に溶解させた。 別の容器にジメチコン−シクロメチコン混合物を11.5kgとセタノール2.0kgとを入れ、80℃まで温度を上げて溶解させた。 真空乳化釜のホモミキサーを働かせながら、上記別の容器の内容物を徐々に加え乳化させたのち、40℃まで冷却し、98kgの感光性ヘアクリームを得た。 この感光性ヘアクリーム0.5gを、1.0gの白髪人毛に均一に塗り、晴天日に室内の自然光下に4時間静置した後、シャンプーでよく洗浄したところ、ダークブラウンに染まった。 また、この感光性ヘアクリームは保存安定性に優れており、遮光チューブ中で4ヶ月経過しても変色は見られなかった。(実施例3) 200kg容量の真空乳化釜に水(87.7kg)、酸化銀(0.7kg)、L−ヒスチジン(1.9kg)を取り、80℃に加熱して溶解した。これに(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー(0.8kg)を加えて溶解させた。 別の容器にセテアレス−20(0.1kg)、ステアレス−20(0.8kg)、ドデカン(5.0kg)、テトラデカン(2.0kg)、ジメチコン(1.0kg)を入れ、80℃まで温度を上げて溶解させた。 真空乳化釜のホモミキサーを働かせながら、上記別の容器の内容物を徐々に加え乳化させたのち、40℃まで冷却し、95kgの感光性ジェルクリームを得た。 この感光性ジェルクリーム0.5gを、1.0gの白髪人毛に均一に塗り、晴天日に室内の自然光下に2時間静置した後、シャンプーでよく洗浄したところ、ダークブラウンに染まった。 この感光性ジェルクリームも保存安定性にすぐれており、遮光チューブ中で6ヶ月経過しても変色は見られなかった。 酸化銀とアミノ酸とからなる水溶性の酸化銀−アミノ酸錯体を含む感光性染毛料組成物であって、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする感光性染毛料組成物。 酸化銀濃度が0.1wt%〜1.5wt%、アミノ酸濃度が0.1wt%〜4.5wt%である感光性染毛料組成物であって、前記アミノ酸はメチオニン、アスパラギン、グルタミン、リシン、ヒスチジン、アスパラギン酸、グルタミン酸から選ばれるもので、単独又は複数の組み合わせで使用されることを特徴とする感光性染毛料組成物。 コロイドイオウを含まないことを特徴とする請求項1または2に記載の感光性染毛料組成物。 請求項1〜3のいずれかの組成物からなる感光性染毛料。 剤形がローション、トニック、ジェル、クリーム、乳液、ムース、ヘアトリートメント、リンスのいずれか一つである請求項4に記載の感光性染毛料。【課題】本発明は、矛盾する関係にある染毛性と保存安定性に優れ、様々な色調で染毛可能な感光性染毛料を提供する。【解決手段】酸化銀とアミノ酸からなる水溶性酸化銀−アミノ酸錯体を含有する感光性染毛料組成物。【選択図】図1


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