タイトル: | 公表特許公報(A)_肥満治療に用いられるスルホン化合物 |
出願番号: | 2012533360 |
年次: | 2013 |
IPC分類: | C07C 317/44,C07C 317/46,A61K 31/192,C07D 307/54,A61K 31/341,C07D 263/32,A61K 31/421,C07D 275/02,A61K 31/425,C07D 213/55,A61K 31/4406,C07D 231/12,A61K 31/415,C07D 277/20,C07D 277/30,A61K 31/426,C07D 405/12,A61K 31/443,A61K 31/381,C07D 333/24,A61K 31/4525,A61K 31/4025,A61K 31/397,A61K 31/407,C07D 307/16,C07D 487/08,C07D 451/02,C07D 233/56,A61P 43/00,A61P 9/00,A61P 3/04,A61P 3/10 |
ダイク,ヘイゼル ジョーン クランプ,スーザン メアリー ペリン,トーマス デビッド クラゴフスキー,ヤヌシュ ヨーゼフ モンタナ,ジョン ゲアリー ザーラー,ロバート JP 2013507392 公表特許公報(A) 20130304 2012533360 20101008 肥満治療に用いられるスルホン化合物 ザフゲン コーポレーション 512092243 ZAFGEN CORPORATION 新樹グローバル・アイピー特許業務法人 110000202 ダイク,ヘイゼル ジョーン クランプ,スーザン メアリー ペリン,トーマス デビッド クラゴフスキー,ヤヌシュ ヨーゼフ モンタナ,ジョン ゲアリー ザーラー,ロバート US 61/250,239 20091009 US 61/250,193 20091009 C07C 317/44 20060101AFI20130205BHJP C07C 317/46 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/192 20060101ALI20130205BHJP C07D 307/54 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/341 20060101ALI20130205BHJP C07D 263/32 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/421 20060101ALI20130205BHJP C07D 275/02 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/425 20060101ALI20130205BHJP C07D 213/55 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/4406 20060101ALI20130205BHJP C07D 231/12 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/415 20060101ALI20130205BHJP C07D 277/20 20060101ALI20130205BHJP C07D 277/30 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/426 20060101ALI20130205BHJP C07D 405/12 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/443 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/381 20060101ALI20130205BHJP C07D 333/24 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/4525 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/4025 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/397 20060101ALI20130205BHJP A61K 31/407 20060101ALI20130205BHJP C07D 307/16 20060101ALI20130205BHJP C07D 487/08 20060101ALI20130205BHJP C07D 451/02 20060101ALI20130205BHJP C07D 233/56 20060101ALI20130205BHJP A61P 43/00 20060101ALI20130205BHJP A61P 9/00 20060101ALI20130205BHJP A61P 3/04 20060101ALI20130205BHJP A61P 3/10 20060101ALI20130205BHJP JPC07C317/44C07C317/46A61K31/192C07D307/54A61K31/341C07D263/32A61K31/421C07D275/02A61K31/425C07D213/55A61K31/4406C07D231/12 BA61K31/415C07D277/30A61K31/426C07D405/12A61K31/443A61K31/381C07D333/24A61K31/4525A61K31/4025A61K31/397A61K31/407C07D307/16C07D487/08C07D451/02C07D233/56A61P43/00 111A61P9/00A61P3/04A61P3/10 AP(BW,GH,GM,KE,LR,LS,MW,MZ,NA,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),EP(AL,AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MK,MT,NL,NO,PL,PT,RO,RS,SE,SI,SK,SM,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CL,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PE,PG,PH,PL,PT,RO,RS,RU,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TH,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN,ZA,ZM,ZW US2010052050 20101008 WO2011044506 20110414 175 20120607 4C023 4C033 4C037 4C050 4C055 4C056 4C063 4C064 4C086 4C206 4H006 4C023EA15 4C033AA05 4C033AD08 4C037CA15 4C037HA32 4C050AA03 4C050BB04 4C050CC04 4C050EE01 4C050FF01 4C050GG01 4C050HH02 4C055AA01 4C055BA01 4C055CA02 4C055CA33 4C055CB19 4C055DA01 4C056AA01 4C056AB01 4C056AC02 4C056AD01 4C056AE03 4C056BA13 4C056BB01 4C056BC01 4C063AA01 4C063BB08 4C063CC75 4C063DD02 4C063DD03 4C063DD10 4C063DD12 4C063EE01 4C064AA02 4C064CC01 4C064DD01 4C064EE01 4C064FF07 4C064GG07 4C086AA01 4C086AA02 4C086AA03 4C086BA03 4C086BB02 4C086BC17 4C086BC36 4C086BC67 4C086BC69 4C086BC79 4C086CB03 4C086CB15 4C086GA02 4C086GA07 4C086GA08 4C086MA52 4C086MA66 4C086NA14 4C086ZA36 4C086ZA70 4C086ZC35 4C086ZC41 4C206AA01 4C206AA02 4C206AA03 4C206DA16 4C206DA19 4C206MA01 4C206MA04 4C206MA72 4C206MA86 4C206NA14 4C206ZA36 4C206ZA70 4C206ZC35 4C206ZC41 4H006AA01 4H006AA03 4H006AB20 4H006TA01 4H006TA02 4H006TB57関連出願 本出願は2009年10月9日に出願された米国特許出願第61/250,193号、および2009年10月9日に出願された米国特許出願第61/250,239号の優先権を主張し、該出願は各々、引用によりその全体が本明細書に組み込まれる。 世界中の11億人以上が過体重であると報告されている。肥満は米国のみで9千万人以上に影響を及ぼすと見積もられている。米国の20歳以上の人口の25%が医学的に肥満であると考えられている。過体重または肥満が問題(例えば可動性の制限や映画館または飛行機の座席などの窮屈な空間での不快感、社会的困難など)をもたらす一方で、これらの症状、特に医学的肥満は、健康の他の側面、すなわち過体重または肥満であることに関連する、これにより悪化するまたは引き起こされる疾患や他の不都合な健康状態に影響を与える。米国での肥満関連症状による死亡率は、年間300,000人以上であると見積もられている(O'Brien et al. Amer J Surgery (2002) 184:4S-8S; and Hill et al. (1998) Science, 280: 1371)。 過体重または肥満に関する治癒的処置は存在しない。過体重または肥満の対象の治療のためのセロトニンおよびノルアドレナリン再取り込み阻害薬、ノルアドレナリン再取り込み阻害薬、選択性セロトニン再取り込み阻害薬、腸リパーゼ阻害薬などの従来の薬物療法、または胃の縮小手術もしくは胃バンディングなどの従来の外科手術は、効き目がごく短期間であることまたは高い再発率をもたらすことが示されており、さらに患者への有害な副作用が示されている。 MetAP2は、グリセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼなどの新たに翻訳された特定のタンパク質から酵素的にアミノ末端のメチオニン残基を除去することにより少なくとも一部で機能するタンパク質をコードする(Warder et al. (2008) J Proteome Res 7:4807)。MetAP2遺伝子の発現の増加が歴史的に様々な癌の形態と関連付けられている。MetAP2の酵素活性を阻害する分子が同定されており、また様々な腫瘍タイプ(Wang et al. (2003) Cancer Res. 63:7861)並びに微胞子虫症、リーシュマニア症、およびマラリアなどの感染症(Zhang et al. (2002) J. Biomed. Sci. 9:34)の治療への有効性について研究されている。とりわけ肥満および肥満性糖尿病動物でのMetAP2活性の阻害は、一部では脂肪の酸化を増加させることにより、および一部では食物の摂取を減らすことにより、体重の減少を導く(Rupnick et al. (2002) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 99: 10730)。 そのようなMetAP2阻害薬は、過度の肥満症である患者やII型糖尿病、肝臓脂肪症、および循環器疾患を含む脂肪症に関連する症状の患者にも同様に有用であるかもしれない(例えばインスリン抵抗性の改善、肝臓脂質量の減少、および心仕事量の減少により)。したがって、MetAP2を調節可能な化合物は、肥満および関連する疾患、ならびにMetAP2モジュレータ治療に良好に応答する他の病気の治療に対処するために必要とされる。O'Brien et al. Amer J Surgery (2002) 184:4S-8S; and Hill et al. (1998) Science, 280: 1371Warder et al. (2008) J Proteome Res 7:4807Wang et al. (2003) Cancer Res. 63:7861Zhang et al. (2002) J. Biomed. Sci. 9:34Rupnick et al. (2002) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 99: 10730 本発明は、例えばMetAP2のモジュレータとすることができる化合物、並びにそれらの薬剤としての使用、その製造プロセス、並びに単独でまたは他の薬剤との組み合わせの両方で活性成分としてこれらの化合物を含有する医薬組成物を提供し、並びにヒト等の恒温動物でのMetAP2活性の阻害のための、医薬としてのこれらの化合物の使用および/または医薬製造においての使用を提供する。具体的には、本発明は、肥満、II型糖尿病、および他の肥満関連症状の治療に有用な化合物に関する。また、記載の化合物の少なくとも1つの化合物および薬学的に許容可能な担体を含む医薬組成物が提供される。 ある実施形態では、式Ia:に示される化合物または薬学的に許容可能な塩、立体異性体、エステル類、もしくはそのプロドラッグが本明細書にて提供され、式中、R1、R2、W、A、B、R7、R8、R6、R5、B、q、およびmは本明細書中に定義されている通りである。 本開示の特徴と詳細をここで具体的に記載する。本発明のさらなる説明の前に、明細書、実施例、および添付の特許請求の範囲での特定の用語をここに集める。これらの定義は本開示の残部を踏まえて解釈され、当業者によるように理解されるべきものである。特に明記されない限り、明細書中で使用される全ての技術用語および科学用語は当業者が通常理解するのと同様の意味をもつ。 定義 「治療(treating)」は、症状、疾患、障害などの改善をもたらす、あらゆる作用、例えば緩和、減少、調節または排除を含む。 「アルケニル」という用語は、本明細書で使用される場合、少なくとも1つの炭素−炭素二重結合をもつ不飽和の直鎖または分岐炭化水素、例えば2〜6個または3〜4個の炭素原子をもつ直鎖または分岐基(本明細書では例えばそれぞれC2−C6アルケニルおよびC3−C4アルケニルと表される)などを示す。アルケニル基の例として、限定されないが、ビニル、アリル、ブテニル、ペンテニルなどが挙げられる。 「アルコキシ」という用語は、本明細書で使用される場合、酸素に結合した直鎖または分岐アルキル基(アルキル−O−)を示す。アルコキシ基の例としては、限定されないが、1〜6個または2〜6個の炭素原子をもつアルコキシ(本明細書でそれぞれC1−C6アルコキシおよびC2−C6アルコキシと表される)などが挙げられる。アルコキシ基の例として、限定されないが、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシなどが挙げられる。 本明細書で使用される「アルケニルオキシ」という用語は、酸素に結合した直鎖または分岐アルケニル基(アルケニル−O)を示す。アルケノキシ基の例として、これに限定されないが、3〜6個の炭素原子をもつアルケニル基を有する基(例えばC3−C6アルケニルオキシとも表される)が挙げられる。「アルケノキシ」基の例として、これに限定されないが、アリルオキシ、ブテニルオキシなどが挙げられる。 本明細書で使用される「アルキニルオキシ」という用語は、酸素に結合した直鎖または分岐アルキニル基(アルキニル−O)を示す。アルキニルオキシ基の例としては、これに限定されないが、C3−C6アルキニルオキシ、例えばプロピニルオキシが挙げられる。 「アルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、1〜6個、1〜4個、または1〜3個の炭素原子をもつ直鎖または分岐基(本明細書ではそれぞれC1−C6アルキル、C1−C4アルキル、およびC1−C3アルキルと表される)などの飽和の直鎖または分岐炭化水素を示す。アルキル基の例として、これに限定されないが、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2−メチル−1−プロピル、2−メチル−2−プロピル、2−メチル−1−ブチル、3−メチル−1−ブチル、3−メチル−2−ブチル、2,2−ジメチル−1−プロピル、2−メチル−1−ペンチル、3−メチル−1−ペンチル、4−メチル−1−ペンチル、2−メチル−2−ペンチル、3−メチル−2−ペンチル、4−メチル−2−ペンチル、2,2−ジメチル−1−ブチル、3,3−ジメチル−1−ブチル、2−エチル−1−ブチル、ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。 「アルキニル」という用語は、本明細書で使用される場合、少なくとも1つの炭素−炭素三重結合を有する不飽和の直鎖または分岐炭化水素、例えば2〜6個または3〜6個の炭素原子をもつ直鎖または分岐基(本明細書ではそれぞれC2−C6アルキニルおよびC3−C6アルキニルと表される)などを示す。アルキニル基の例としては、これに限定されないが、エチニル、プロピニル、ブチニル、ペンチニル、ヘキシニル、メチルプロピニルなどが挙げられる。 「架橋シクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、2個の非隣接原子がCH2またはCH2CH2基によって結合している4〜7員の単環式シクロアルキル基として定義される。「架橋シクロアルキル」は、部分的に不飽和のまたは飽和の1またはそれ以上のフェニル環と融合させることができる。架橋シクロアルキル基の例として、これに限定されないが、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、ビシクロ[2.2.2]オクタン、、ビシクロ[2.2.2]オクテンなどが挙げられる。 「カルボニル」という用語は、−C(O)−基を示す。「シアノ」という用語は、本明細書で使用される場合、−CN基を示す。 「シクロアルコキシ」という用語は、本明細書で使用される場合、酸素に結合したシクロアルキル基(シクロアルキル−O−)を示す。 「シクロアルキル」という用語は、本明細書で使用される場合、例えば3〜6個または4〜6個の炭素原子の飽和または部分的に不飽和(unsatured)の単環式炭化水素基(本明細書ではそれぞれ例えば「C3−C6シクロアルキル」または「C4−C6シクロアルキル」と表される)を示し、シクロアルカンから得られる。シクロアルキル基の例として、これに限定されないが、シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロペンタン、シクロブタン、シクロプロパン、またはシクロペンタンが挙げられる。 本明細書で使用される「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、F、Cl、Br、またはIを示す。 「ヘテロアリール」という用語は、本明細書で使用される場合、1またはそれ以上のヘテロ原子、例えば窒素、酸素、および硫黄などの1〜3個のヘテロ原子を有する単環式で4〜6員の芳香族環系を示す。可能な場合、前記ヘテロアリール環は炭素または窒素を介して隣接する基と結合することができる。ヘテロアリール環の例としては、これに限定されないがフラン、チオフェン、ピロール、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、ピリジン、およびピリミジンが挙げられる。 「ヘテロシクリル(heterocyclyl)」または「複素環基(heterocyclic group)」という用語は当技術分野で公知であり、4〜7員の飽和または部分的に不飽和の環構造であり、環構造には窒素、酸素、および硫黄などの1〜3個のヘテロ原子が含まれる。複素環(heterocycle)は部分的に不飽和または飽和の1またはそれ以上のフェニル環と融合することができる。ヘテロシクリル基の例としては、これに限定されないが、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、およびピペラジンが挙げられる。 「架橋ヘテロシクリル」は、明細書中で使用される場合、2個の非隣接原子がCH2またはCH2CH2基により結合している、飽和またはまたは部分的に不飽和の4〜7員の単環式複素環基として定義される。「架橋複素環」は、部分的に不飽和のまたは飽和の1またはそれ以上のフェニル環と融合することができる。架橋複素環基の例としては、これに限定されないが、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2−オキサビシクロ[2.2.2]ヘプタン、2−オキサビシクロ[2.2.2]ヘプテンなどが挙げられる。 「ヘテロシクリルアルコキシ」という用語は、本明細書で使用される場合、ヘテロシクリル−アルキル−O−基を示す。 「ヘテロシクリルオキシアルキル」という用語は、ヘテロシクリル−O−アルキル−基を示す。 「ヘテロシクロオキシ」という用語は、ヘテロシクリル−O−基を示す。「シクロアルキルオキシ」という用語は、シクロアルキル−O−基を示す。 「ヘテロアリールオキシ」という用語は、ヘテロアリール−O−基を示す。 「ヒドロキシ」および「ヒドロキシル」という用語は、本明細書で使用される場合、−OH基を示す。 「オキソ」という用語は、本明細書で使用される場合、=O基を示す。 「薬学的または薬理学的に許容可能な」は、動物またはヒトに適宜投与した場合に、拒絶反応、アレルギー反応、または他の有害反応を起こさない分子的実体(molecular entity)および組成物を含む。ヒトへの投与に関しては、FDA Office of Biologies 標準に従い、無菌性、発熱性、一般的安全性、および純度基準を満たすべきである。 「薬学的に許容可能な担体」または「薬学的に許容可能な賦形剤」という用語は、本明細書で使用される場合、薬剤投与と適合する任意のおよび全ての溶媒、分散媒、被覆剤、等張剤、および吸収遅延剤などを示す。薬学的に活性な物質のための、当該媒体および薬剤の使用は当業者に公知である。組成物はまた、補足、追加、増強された治療的機能をもたらす他の活性化合物を含有してもよい。 「医薬組成物」という用語は、本明細書で使用される場合、1またはそれ以上の薬学的に許容可能な担体と共に処方される本明細書に記載の少なくとも1つの化合物を含む組成物を示す。 「個体(individual)」、「患者」または「対象」は、同じ意味で用いられ、哺乳類、好ましくはマウス、ラット、他の齧歯動物、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、または霊長類、および最も好ましくはヒトを含むあらゆる動物が含まれる。本発明の化合物は、ヒトなどの哺乳類に投与することができる、獣医学的治療を必要とする動物、例えば飼育されている動物(例えばイヌ、ネコなど)、家畜(例えばウシ、ヒツジ、ブタ、ウマなど)、および実験動物(例えばラット、マウス、モルモットなど)などの他の哺乳類にも投与することができる。本発明の方法で処置する哺乳類は、望ましくは肥満治療または減量が望まれる哺乳類である。「調節(Modulation)」は、拮抗作用(antagonism)(例えば阻害)、作動作用(agonism)、部分的拮抗作用および/または部分的作動作用を含む。 本明細書では、「治療有効量」という用語は、研究者、獣医、医者または他の臨床医学者の求める、組織、系、動物、もしくはヒトの生物学的応答または医学的応答を誘発する対象化合物の量を意味する。本発明の化合物は、疾患を処置するための治療有効量で投与される。あるいは、化合物の治療有効量は、減量をもたらす量などの所望の治療効果および/または予防効果を達成するために必要とされる量である。 本明細書で使用される場合、「薬学的に許容可能な塩」という用語は、本発明の組成物中で使用される化合物中に存在することができる酸性基または塩基性基の塩を示す。本発明の組成物中に含まれ、自然状態では塩基性である化合物は、様々な無機酸および有機酸を有する種々様々な塩を形成することができる。薬学的に許容可能な塩基性化合物の酸付加塩を製造するために使用することができる酸は、非毒性酸付加塩すなわち薬理学的に許容可能なアニオンを含有する塩を形成するものであり、当該非毒性酸付加塩は、これに限定されないが、リンゴ酸塩、シュウ酸塩、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硝酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、過リン酸塩、イソニコチン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、サリチル酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、オレイン酸塩、タンニン酸塩、パントテン酸塩、酸性酒石酸塩、アスコルビン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸塩、ゲンチシン酸塩(gentisinate)、フマル酸塩、グルコン酸塩、グルカロネート(glucaronate)、糖酸塩、ギ酸塩、安息香酸塩、グルタミン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、およびパモ酸塩(すなわち1,1’−メチレン−ビス−(2−ヒドロキシ−3−ナフトエート))が挙げられる。本発明の組成物中に含まれ、酸性である化合物は、様々な薬理学的に許容可能なカチオンを有する塩基塩を形成することができる。塩の例として、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩が挙げられ、特にカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、リチウム、亜鉛、カリウム、および鉄の塩が挙げられる。本発明の組成物に含まれる化合物は塩基性部分または酸性部分を含み、様々なアミノ酸を有する薬学的に許容可能な塩も形成することができる。本開示の化合物は、酸性基と塩基性基の両方、例えば1つのアミノ基と1つのカルボン酸基とを含有することができる。その場合、化合物は酸付加塩、両性イオン、または塩基塩として存在することができる。 本開示の化合物は、1またはそれ以上の不斉中心および/または二重結合を含んでもよく、したがって幾何異性体、光学異性体、またはジアステレオマーなどの立体異性体として存在してもよい。「立体異性体」という用語は、明細書中で使用される場合、幾何異性体、光学異性、またはジアステレオマーの全てからなる。これらの化合物は、不斉炭素原子(stereogenic carbon atom)周囲の置換基の立体配置にしたがって記号「R」または「S」で表してもよい。本発明は、これらの化合物の様々な立体異性体およびその混合物を包含する。立体異性体は、光学異性体およびジアステレオマーを含む。光学異性体またはジアステレオマーの混合物は学術用語で「(±)」と表わしてもよいが、当業者なら化学構造が不斉中心を暗に示しうることが認識できよう。 本開示の化合物は、1またはそれ以上の不斉中心および/または二重結合含んでもよく、したがって幾何異性体、光学異性体、またはジアステレオマーとして存在してもよい。光学異性体およびジアステレオマーは、不斉炭素原子周囲の置換基の立体配置にしたがって記号「(+)」、「(−)」、「R」、または「S」で表してもよいが、当業者なら化学構造が不斉中心を暗に示しうることが認識できよう。炭素−炭素二重結合周囲の置換基の配置またはシクロアルキルまたは複素環周囲の置換基の配置から生じる幾何異性体もまた、本発明の化合物中に存在することができる。記号「(実線+破線の二重線)」は、本明細書に記載のように、単結合、二重結合、または三重結合であってもよい結合を示す。炭素−炭素二重結合周囲の置換基は「Z」または「E」の立体構造で表され、前記「Z」および「E」という用語は、IUPAC標準に従い使用される。特に明記されない限り、二重結合を描く構造は「E」異性体と「Z」異性体の両方を包含する。炭素−炭素二重結合の周囲の置換基は、あるいは「シス」または「トランス」と表すことができ、「シス」は二重結合の同じ側にある置換基を表し「トランス」は二重結合の相対する側にある置換基を表す。炭素環周囲の置換基の配置もまた、「シス」または「トランス」で表すことができる。「シス」は環平面と同じ側にある置換基を表し、「トランス」という用語は、環平面の相対する側にある置換基を表す。置換基が環平面と同じ側および相対する側の両方に配置される化合物の混合物は「シス/トランス」と表される。 「立体異性体」という用語は、明細書中で使用される場合、全ての幾何異性体、光学異性体、またはジアステレオマーの全てからなる。本発明はこれらの化合物の様々な立体異性体とその混合物を包含する。 本発明の化合物の個々の光学異性体およびジアステレオマーは、不斉中心または立体中心を含む市販の開始物質から合成することができ、またはラセミ混合物を製造した後、当業者に公知の分離方法を用いることにより合成することができる。これらの分離方法は、次に例示される:(1)光学異性体の混合物のキラル補助基への接触、再結晶またはクロマトグラフィーにより得られた混合物のジアステレオマーの分離、および補助基からの光学的に純粋な生成物の遊離、(2)光学的活性な分離剤を使用した塩の形成、(3)キラル液体クロマトグラフィカラムでの光学異性体混合物の直接分離、または(4)立体選択的な(steroselective)化学試薬または酵素試薬を用いた速度論的光学分離(kinetic resolution)。ラセミ混合物はまた、キラル固定相クロマトグラフィーまたはキラル溶媒中の化合物の結晶化などの公知の方法によって、その成分である光学異性体に分離することができる。立体選択的合成、すなわち新たな立体中心の製造中または既存物の変換中に単一の反応物質が立体異性体の不均衡な混合物を形成する化学反応または酵素反応は当業者に公知である。立体選択的合成は、エナンチオおよびジアステレオ選択的変換の両方を包含する。例えばCarreira and Kvaerno、Classics in Stereoselective Synthesis、Wiley-VCH:Weinheim、2009を参照のこと。 本明細書に記載の化合物は、水、エタノールなどの薬学的に許容可能な溶媒により溶媒和された、並びに非溶媒和された形態で存在することができ、本発明が溶媒和形態と非溶媒和形態の両方を包含することを意図する。一実施形態では、化合物は非晶質である。一実施形態では、化合物は単一の結晶多形(single polymorph)である。別の実施形態では、化合物は、結晶多形の混合物である。別の実施形態では、化合物は結晶形態である。 本発明はまた、1またはそれ以上の原子が自然状態で見られる通常の原子質量または質量数とは異なる原子質量または質量数をもつ原子により置き換わっている点を除いて、本明細書に記述した化合物と同一である本発明の同位体で標識された化合物を包含する。本発明の化合物に組み込まれることができる同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、リン、フッ素、および塩素、例えばそれぞれ2H、3H、13C、14C、15N、18O、17O、31P、32P、35S、18F、および36Clである同位体が挙げられる。例えば本発明の化合物では、1またはそれ以上の重水素で置き換わったH原子が含まれてもよい。 特定の同位体で標識された上記化合物(例えば3Hと14Cで標識されたもの)は、化合物および/または基質の組織内分布アッセイで有用である。トリチウム同位体(すなわち3H)および炭素−14(すなわち14C)同位体は特に容易な製造と検出性のため好ましい。さらに、重水素(すなわち2H)などのより重い同位体での置換はよりよい代謝的安定性(例えばインビボでの半減期の増加や必要用量の減少)をもたらす特定の治療上の利点を可能にし、したがって、この置換は一部の状況において好ましい。本発明の同位体で標識された化合物は、本明細書の実施例において、概して非同位体標識の試薬に同位体標識の試薬を置き換えることにより上記手順に類似した手順に従って製造することができる。 「プロドラッグ」という用語は、インビボで変換されて上記化合物またはその化合物の薬学的に許容可能な塩、水和物、もしくは溶媒和物を生じる化合物を示す。変換は、様々な位置(腸管腔内または腸、血液もしくは肝臓通過時など)で、様々な機序により(エステラーゼ、アミダーゼ、ホスファターゼ、酸化および/または還元代謝などにより)起こるかもしれない。プロドラッグは当業者に公知である(例えばRautio, Kumpulainen et al., Nature Reviews Drug Discovery 2008, 7, 255を参照のこと)。例えば本発明の化合物またはその化合物の薬学的に許容可能な塩、水和物、もしくは溶媒和物がカルボン酸基官能基を含む場合、プロドラッグは、(C1−C8)アルキル、(C2−C12)アルカノイルオキシメチル、4〜9個の炭素原子を有する1−(アルカノイルオキシ)エチル、5〜10個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルカノイルオキシ)−エチル、3〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルオキシメチル、4〜7個の炭素原子を有する1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、5〜8個の炭素原子を有する1−メチル−1−(アルコキシカルボニルオキシ)エチル、3〜9個の炭素原子を有するN−(アルコキシカルボニル)アミノメチル、4〜10個の炭素原子を有する1−(N−(アルコキシカルボニル)アミノ)エチル、3−フタリジル、4−クロトノラクトニル、γ−ブチロラクトン−4−イル、ジ−N,N−(C1−C2)アルキルアミノ(C2−C3)アルキル(β−ジメチルアミノエチルなど)、カルバモイル−(C1−C2)アルキル、N,N−ジ(C1−C2)アルキルカルバモイル−(C1−C2)アルキル、およびピペリジノ−、ピロリジノ−またはモルホリノ(C2−C3)アルキルなどの基で、酸基の水素原子を置き換えることより形成されたエステルを含むことができる。 同様に、本発明の化合物がアルコール官能基を含む場合、プロドラッグは(C1−C6)アルカノイルオキシメチル、1−((C1−C6)アルカノイルオキシ)エチル、1−メチル−1−((C1−C6)アルカノイルオキシ)エチル(C1−C6)アルコキシカルボニルオキシメチル、N−(C1−C6)アルコキシカルボニルアミノメチル、サクシノイル、(C1−C6)アルカノイル、α−アミノ(C1−C4)アルカノイル、アリールアシルおよびα−アミノアシル、またはα−アミノアシル−α−アミノアシル(各α−アミノアシル基は天然に生じるL−アミノ酸、P(O)(OH)2、−P(O)(O(C1−C6)アルキル)2、またはグリコシル(炭化水素のヘミアセタール形態のヒドロキシル基を除去して得られる基)から互いに独立して選択される)などの基で、アルコール基の水素原子を置き換えることにより形成することができる。 本発明の化合物がアミン官能基を組み込む場合、プロドラッグは、例えばアミドもしくはカルバミン酸塩、N−アシルオキシアキル誘導体、(オキソジオキソレニル)メチル誘導体、N−マンニッヒ塩基、またはイミンもしくはエナミンを生成することにより形成することができる。さらに、第二級アミンが代謝的に開裂され生物活性の第一級アミンを発生させるかもしれず、または第三級アミンが代謝的に開裂され生物活性の第一級アミンもしくは第二級アミンを発生させるかもしれない。例えばSimplicio, et al., Molecules 2008, 13, 519およびその参考文献を参考のこと。I.スルホン化合物 ある実施形態において、本発明は、式Ia及び/又は式Ibの化合物及びそれらの薬剤的に許容される塩、立体異性体、エステル及びプロドラッグを提供し: 式中、tは0又は1であり;ここで、tが1である場合、 Xは、CR4又はNであり; Yは、CR3又はNであるか;或いはtが0である場合、 Xは、S、O又はNR4’であり; Bは、結合又は(CR9R10)P(ここで、pは1若しくは2である)からなる群から選択され; Aは、フェニル、S、N若しくはOから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール、C3〜6シクロアルキル、4〜7員複素環、架橋した6〜10員複素環及び架橋した6〜10員シクロアルキルからなる群から選択される環であり; R1は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、C1〜6アルキル−N(Ra)−カルボニル、RfRgN−、RfRgN−カルボニル、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルコキシ−カルボニル−N(Ra)−、フェニル、フェニルオキシ、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル−C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリル−C1〜6アルキル及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有する5〜6員環であり、前記フェニル若しくはヘテロアリールは、場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換され;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく;C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6アルケニルオキシ及びC3〜6アルキニルオキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R2は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルキルオキシ、C1〜6アルキル−S(O)2−、C3〜6シクロアルキルC1〜4アルキル−、C3〜6シクロアルキルC1〜4アルコキシ−、RfRgN−カルボニル、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル、フェノキシ、フェニル−C1〜6アルコキシ−、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、ヘテロシクリルC1〜6アルキル−及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有し、そして場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換された5〜6員単環であり;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ又はC3〜6アルキニルオキシは、ハロゲン、ヒドロキシル、RaRa’N−もしくはシアノから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、ハロゲン、ヒドロキシル、RaRa’N−、シアノ及びC1〜6アルキルから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;或いは R1及びR2は、それらが結合している炭素と一緒になって、O、NRh又はS(O)r(式中、rは0、1又は2である)から選択される1、2又は3個のヘテロ原子を場合によって有する5〜7員飽和、部分不飽和又は不飽和環を形成することができ、ここで、形成された5〜7員環は、場合によって1以上のRe基により炭素上で置換され、そしてここで、形成された環は、−O−、CH2、−(CH2)2−、シス−CH=CH−、NRh;又は−CH2NRh−から選択される部分により場合によって架橋されていてもよく; R1が水素であるならば、R2は水素でありえない; R3は、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜6アルキル又はC1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、1以上のハロゲンにより場合によって置換されていてもよく; R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは0、1若しくは2である)、RfRgN−、RfRgN−カルボニル、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−及びC1〜6アルコキシ−カルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ又はC3〜6アルキニルオキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R4’は、水素、C1〜6アルキル、C3〜6アルケニル(ここで、不飽和結合は窒素に直接結合しない)、C3〜6アルキニル(ここで、不飽和結合は窒素に直接結合しない)、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルキル−S(O)2−、C1〜6アルキル−N(Ra)カルボニル及びC1〜6アルキル−カルボニル−からなる群から選択され、ここで、C3〜6アルケニル及びC3〜6アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、そしてC1〜6アルキルは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、そしてC3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; mは1又は2であり; R5は、それぞれの出現について独立して、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキルもしくはC1〜6アルコキシ又はRfRgN−からなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜6アルコキシは、1以上のハロゲンで場合によって置換されていてもよく; R6は、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、RfRgN−、RfRgN−カルボニル−、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルキルスルホニルN(Ra)−、C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、フェニル、フェノキシ、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル−C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ−、ヘテロシクリル−C1〜6アルキル−及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシ−からなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有し、そして場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換された5〜6員単環であり;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’により場合によって置換されていてもよく、ここで、C2〜6アルケニル及びC2〜6アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよい;C3〜6シクロアルキル又はC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R7及びR8は、水素、ハロゲン、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル及びC3〜6シクロアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニルは、Rpにより場合によって置換され、C1〜6アルキルは、Rp’により場合によって置換され;C3〜6シクロアルキルは、Rp”により場合によって置換されるか;或いはR7及びR8は、それらが結合している炭素と一緒になって、N(Rh)、O又はS(O)r(式中、rは0、1又は2である)から選択される1つの基を有していてもよいシクロプロピル環又は4〜6員環を形成し; R9及びR10は、水素、C1〜6アルコキシ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル及びC3〜6シクロアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニルは、Rpにより場合によって置換され、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’により場合によって置換され;C3〜6シクロアルキルは、Rp”により場合によって置換されるか;或いはR9及びR10は、それらが結合している炭素と一緒になって、N(Rh)、O又はS(O)r(式中、rは0、1又は2である)から選択される1つの基を有していてもよいシクロプロピル環又は4〜6員環を形成し; Wは、−S(O)n−又は−S(=O)(=NR11)−であり; nは、1又は2であり; R11は、H、C1〜3アルキル又はCNからなる群から独立して選択され; qは0、1、2又は3であり; Ra及びRa’は、それぞれの出現について、水素及びC1〜6アルキルからなる群から独立して選択されるか、或いはRa及びRa’は、一緒に出現する場合、4〜6員複素環を形成することができ、ここで、C1〜6アルキルは、ハロゲン、オキソ及びヒドロキシルからなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、複素環は、ハロゲン、アルキル、オキソ又はヒドロキシルからなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rbは、それぞれの出現について独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、C1〜6アルキルN(Ra)−、C1〜C6アルキル−N(Ra)カルボニル、RaRa’N−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−;RaRa’NSO2−及びC1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル又はC1〜6アルコキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C1〜6アルキルは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rcは、それぞれの出現について、ヒドロキシル、シアノ、オキソ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w−(式中、wは0、1又は2である)、C1〜6アルキル−NRa−、C1〜6アルキルC3〜6シクロアルキル−、C3〜6シクロアルキルC1〜6アルキル、RaRa’N−、C1〜6アルキルカルボニル−N(Ra)−;C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)からなる群から独立して選択され、ここで、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜6アルコキシは、Rtにより場合によって置換されていてもよく; Rdは、それぞれの出現について独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルカルボニル又はC1〜6アルキルスルホニルからなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキルは、ハロゲン、ヒドロキシル及びRaRa’N−から選択される1以上の置換基により場合によって置換され; Reは、それぞれの出現について独立して、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C3〜6シクロアルキル−C1〜4アルキルオキシ−、C1〜4アルキル−S(O)w−(式中、wは0、1又は2である)、RaRa’N−、RaRa’N−カルボニル、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、C1〜C6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルキル−SO2−N(Ra)−、C1〜6アルコキシカルボニル−、C1〜4アルコキシカルボニル−N(Ra)−からなる群からなる群から選択され、ここで、C2〜6アルケニル及びC2〜6アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル又はC3〜6シクロアルコキシは、Rp”により場合によって置換されていてもよく; Rf及びRgは、それぞれの出現について独立して、水素、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されたC1〜4アルキル及びRp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルからなる群から選択されるか、 或いはRf及びRgは、それらが結合している窒素と一緒になって、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、RaRa’N−、C1〜C6アルキルカルボニル−N(Ra)−;C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)からなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換された4〜7員ヘテロシクリルを形成し、ここで、C1〜6アルキル又はC1〜4アルコキシは、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ;C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w−(式中、wは0、1若しくは2である)からなる群から選択される少なくとも1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rpは、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ及びC1〜4アルキルS(O)w−(式中、wは0、1若しくは2である)からなる群から選択され; Rp’は、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w−及びC3〜6シクロアルキル(ここで、wは0、1又は2であり、C3〜6シクロアルキルは独立してRp”で置換されている)からなる群から選択され; Rp”は、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w及びC1〜6アルキル(ここで、wは0、1又は2であり、C1〜6アルキルはRpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されている)からなる群から選択され; Rtは、RfRgN−、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル及びC1〜6アルコキシからなる群から独立して選択され、 Rhは、水素、C1〜6アルキル、C3〜6アルケニル(ここで、いかなる不飽和結合も窒素に直接結合しない)、C3〜6アルキニル(ここで、いかなる不飽和結合は窒素に直接結合しない)、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルキル−S(O)2−及びC1〜6アルキル−N(Ra)カルボニルからなる群から独立して選択され、ここで、C1〜6アルキルは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換され;ここで、C3〜6アルケニル及びC3〜6アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換され、ここで、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される少なくとも1つの置換基により場合によって置換されている。 たとえば、Aは、ある実施形態では、フェニル又はピリジニル、架橋シクロアルキル、たとえば、ビシクロ[2.2.1]ヘプタニル又はビシクロ[2.2.2]オクタニル、架橋ヘテロシクリル、たとえば、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン又はビシクロ[2.2.2]オクタンとすることができる。一実施形態では、Aはピペリジニル又はピロリジニルとすることができる。 ある実施形態において、Bは結合である。別の実施形態では、mは1であり及び/又はWは−SO2−である。Bが結合であり、Wが−SO2−である場合、たとえば、Aは、複素環窒素原子を介して式Ia又はIbの−S(O)2に結合した窒素含有架橋複素環とすることができ、たとえば、Aは、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン又は7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプテンとすることができる。 R2は、ある実施形態では、ハロゲン、シアノ、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、5〜6員単環式ヘテロアリール又はC4〜C6ヘテロシクリルからなる群から選択することができる。たとえば、R2は、フリル、フラザニル、イミダゾリル、チアゾリル;チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、トリアゾリル又はオキサゾリルからなる群から選択することができ、たとえば、R2は、3−フリル及び5−イソチアゾリルから選択することができる。 異なる実施形態では、R2は、メチル、エチル、プロピル又はシクロプロピルからなる群から選択することができる。 R1は、ある実施形態において、H又はC1〜C4アルコキシとすることができ、たとえば、R1は、Cl若しくはFからなる群から選択される1、2又は3個の置換基により場合によって置換されたメトキシ又はエトキシとすることができるか、或いはR1は、ヒドロキシル、シアノ又は−NH2により場合によって置換されたC1〜C4アルコキシとすることができる。 いくつかの実施形態では、R1及びR2は、それらが結合している環と一緒になって: からなる群から選択される部分を形成することができ、ここで、結合点は式Iに関連する。 ある実施形態では、以下に示す化合物が想定され: 式中、Xは、S、O又はNR4’であり、R1、R2、R5及びR6は前記定義のとおりである。 式IIにより表される化合物も本明細書中では想定され: 式中、Z1はCR5であり、Z2はCR6であるか又はZ1はNであり、Z2はCR6であるか又はZ2はNであり、Z1はCR5であり; R1は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、RfRgN−、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ及びC3〜6シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、C1〜4アルキル及びC1〜4アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R2は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、RfRgN−、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルキル−C1〜4アルキル、O、SもしくはNから選択される1又は2個のヘテロ原子を有する5員単環ヘテロアリール及び4〜5員ヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、1以上のRb基により場合によって置換され;前記ヘテロシクリルはRcにより場合によって置換されており; R3は、H又はハロゲンから選択され; R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシル又はメチルからなる群から選択され; R5は、それぞれの出現について独立して、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜4アルコキシからなる群から選択される、ここで、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよい。 例えば、R1は、H、ヒドロキシル又はNH2若しくはヒドロキシルにより場合によって置換されたC1〜4アルコキシから選択することができるか、或いはR1は、Cl若しくはFから選択される1、2又は3個の置換基により場合によって置換されたメトキシ又はエトキシとすることができる。 R2は、シクロプロピル、ハロゲン又はC1〜4アルキルから選択されるか、或いはR2は、フリル、チエニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル及びピロリルからなる群から選択することができ、例えば:から選択される。 式IIのZ1は、例えばCHとすることができ、Z2はCR6である。 式I若しくはII又は他の式のR6は、例えば、(N,Nジ−C1〜4アルキル)アミノ)により置換されたC1〜4アルキル又は(N,N−ジ−C2−4アルキルアミノ)により置換されたC3〜4アルケニルであり、たとえば、R6はシス−3−N,N−ジエチルアミノ−プロプ−1−エン−1−イルである。他の実施形態では、R6は、ハロゲン、C1〜4アルキル及びC1〜4アルコキシ、たとえば、メトキシ又はエトキシからなる群から選択することができる。R5は、それぞれの出現について独立して、水素、Cl、F、メチル又はメトキシからなる群から選択することができる。 式IIIにより表される化合物も本明細書中で提供され: 式中、Z1はCR5であり、Z2はCR6であるか又はZ1はNであり、Z2はCR6であるか又はZ2はNであり、Z1はCR5であり;そしてXはS又はNRaであり、R1、R2、R5及びR6は上で定義されている。 式IVにより表される化合物又はその薬剤的に許容される塩、エステル、立体異性体もしくはプロドラッグも本明細書中で提供し: 式中、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、C1〜6アルキル−N(Ra)−カルボニル、RfRgN−、RfRgN−カルボニル、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルコキシ−カルボニル−N(Ra)−、フェニル、フェニルオキシ、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル−C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリル−C1〜6アルキル及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールはO、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有する5〜6員環であり、ここで、前記フェニル又はヘテロアリールは、Rbから選択される1以上の置換基で場合によって置換され;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく;C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6アルケニルオキシ及びC3〜6アルキニルオキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R2は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルキルオキシ、C1〜6アルキル−S(O)2−、C3〜6シクロアルキルC1〜4アルキル−、C3〜6シクロアルキルC1〜4アルコキシ−、RfRgN−カルボニル、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル、フェノキシ、フェニル−C1〜6アルコキシ−、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、ヘテロシクリルC1〜6アルキル−及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有し、そして場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換された5〜6員単環であり;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換され、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ又はC3〜6アルキニルオキシは、ハロゲン、ヒドロキシル、RaRa’N−もしくはシアノから選択される1以上の置換基により場合によって置換され、C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、ハロゲン、ヒドロキシル、RaRa’N−、シアノ及びC1〜6アルキルから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよいか;或いは R1及びR2は、それらが結合している炭素と一緒になって、O、Rh又はS(O)r(式中、rは0、1又は2である)から選択される1、2又は3個の原子/基を有する5〜7員飽和、部分不飽和又は不飽和環を形成してもよく、ここで、形成された5〜7員環は、場合によって1以上のRe基により炭素上で置換され、形成された環は、CH2、−(CH2)2−、シス−CH=CH−、NRh;又は−CH2NRh−から選択される部分により場合によって架橋されていてもよく;R1が水素であるならば、R2は水素ではない; R5は、それぞれの出現について独立して、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキルもしくはC1〜6アルコキシ又はRfRgN−からなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜6アルコキシは、1以上のハロゲンで場合によって置換されていてもよく; R6は、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、RfRgN−、RfRgN−カルボニル−、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルキルスルホニルN(Ra)−、C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、フェニル、フェニルオキシ、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル−C1〜6アルキオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ−、ヘテロシクリル−C1〜C6アルキル−及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシ−からなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有し、そして場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換された5〜6員単環であり;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp‘、C2〜6アルケニルにより場合によって置換されていてもよく、C2〜6アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル又はC3〜6シクロアルコキシは、Rp“から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Ra及びRa’は、それぞれの出現について独立して、水素及びC1〜6アルキルからなる群から選択されるか、或いはRa及びRa’は、一緒に出現する場合、4〜6員複素環を形成することができ、ここで、C1〜6アルキルは、ハロゲン、オキソ及びヒドロキシルからなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、ここで、複素環は、ハロゲン、アルキル、オキソ又はヒドロキシルからなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rbは、それぞれの出現について独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、C1〜C6アルキルN(Ra)−、C1〜6アルキル−N(Ra)カルボニル、RaRa’N−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−;RaRa’NSO2−及びC1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル又はC1〜6アルコキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、Rp“から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C1〜6アルキルは、Rp‘から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rcは、それぞれの出現について独立して、ヒドロキシル、シアノ、オキソ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w−(式中、wは0、1又は2である)、C1〜6アルキル−NRa−、C1〜6アルキルC3〜6シクロアルキル−、C3〜6シクロアルキルC1〜6アルキル、RaRa’N−、C1〜6アルキルカルボニル−N(Ra)−;C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、RaRa’N−SO2−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)からなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜6アルコキシは、Rtにより場合によって置換されていてもよく; Rdは、それぞれの出現について独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルカルボニル又はC1〜6アルキルスルホニルからなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキルは、ハロゲン、ヒドロキシル及びRaRa’N−から選択される1以上の置換基により場合によって置換されており; Reは、それぞれの出現について独立して、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4アルコキシ、C2〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C3〜6シクロアルキル−C1〜4アルコキシ−、C1〜4アルキル−S(O)w−(式中、wは0、1又は2である)、RaRa’N−、RaRa’N−カルボニル、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルキル−SO2−N(Ra)−、C1〜6アルコキシカルボニル−、C1〜4アルコキシカルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C2〜4アルケニル及びC2〜4アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C1〜4アルキル及びC1〜4アルコキシは、Rp‘から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル又はC3〜6シクロアルコキシは、Rp”により場合によって置換されていてもよく; Rf及びRgは、それぞれの出現について独立して、水素、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されたC1〜4アルキル及びRp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されたC3〜7シクロアルキルからなる群から選択されるか、 或いはRf及びRgは、それらが結合している窒素と一緒になって、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、RaRa’N−、C1〜6アルキルカルボニル−N(Ra)−からなる群から選択される1以上の置換基によって場合により置換された4〜7員ヘテロシクリル;C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)を形成し、ここで、C1〜6アルキル又はC1〜6アルコキシは、RaRa’N、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ;C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w−(式中、wは、0、1若しくは2である)からなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rpは、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ及びC1〜4アルキルS(O)w−(式中、wは、0、1又は2である)からなる群から選択され; Rp’は、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w−及びC3〜6シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、wは0、1又は2であり、C3〜6シクロアルキルはRp”で場合によって置換されており; Rp”は、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w及びC1〜6アルキルからなる群から選択され、ここで、wは0、1又は2であり、C1〜6アルキルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていおり; Rtは、RaRa’N−、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル及びC1〜6アルコキシからなる群から独立して選択され; Rhは、水素、C1〜6アルキル、C3〜6アルケニル(ここで、いかなる不飽和結合も窒素に直接結合しない)、C3〜6アルキニル(ここで、いかなる不飽和結合も窒素に直接結合しない)、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルキル−S(O)2−及びC1〜6アルキル−N(Ra)カルボニルからなる群から独立して選択され、ここで、C1〜6アルキルは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換され;C3〜6アルケニル及びC3〜6アルキニルは、Rpから選択される少なくとも1つの置換基により場合によって置換され、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される少なくとも1つの置換基により場合によって置換されている。 たとえば、R1は、水素、メトキシ、エトキシ、−O−(CH2)2−NH2、−O−CH2−CN又は−O−(CH2)2−OHからなる群から選択することができる。ある実施形態において、R2は、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、プロピル、C3〜5シクロアルキル、C3〜6シクロアルキルオキシ、C3〜5シクロアルキル−C1〜2アルキル−又はO、N及びSから選択される1又は2個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールからなる群から選択することができ、たとえば、R2は、フリル、チエニル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル及びピロリルからなる群から選択することができ、たとえば、3−フリル又は5−イソキサゾリルとすることができる。 以下からなる群から選択することができる化合物、並びにそれらの薬剤的に許容される塩及び立体異性体が本明細書中で提供される:2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−エチル安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−プロピル−安息香酸;6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シクロプロピル−2−メトキシ−安息香酸;6−(4−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−メチル−安息香酸;3−エチル−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−安息香酸;6−(1−ベンゼンスルホニルエチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(オキサゾール−5−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル−3−(イソチアゾール−5−イル)−2−メトキシ−安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(フラン−3−イル)安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(オキサゾール−5−イル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メチル−ベンゼンスルホニルメチル安息香酸;6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(オキサゾール−4−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−4−イル)−2−メトキシ安息香酸;(Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;(E)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エトキシ−3−(フラン−3−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸;6−(2−(3−ジエチルアミノプロピル)ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリジン−3−イルスルホニルメチル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソキサゾール−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)−安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリジン−2−イルスルホニルメチル)安息香酸;3−エチル−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シアノ−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−2−イル)−2−メトキシ−安息香酸;2−(2−アミノエトキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;2−(2−アミノエトキシ)−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;2−(2−アミノエトキシ)−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;2−(2−アミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)安息香酸塩酸塩;6−(2−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(3−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−6−(3−メトキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸;2−(2−アミノエトキシ)−3−エチル−6−ベンゼンスルホニルメチル安息香酸塩酸塩;2−(3−アミノプロポキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チエン−2−イル)安息香酸;6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−フェニル安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(3−ピリジル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−3−イル)安息香酸;2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−2−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−メトキシエトキシ)−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−ジメチルアミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メチオキシ−3−(チエン−3−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメトキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸;2−(2−アミノエチルアミノ)−6−ベンゼンスルホニルメチル−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−[2−(メチルアミノ)−エトキシ]安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−安息香酸;2−(2−アミノプロポキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩;6−ベンゼンスルホニルメチル−3−エチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−安息香酸;2−(3−アミノプロピル)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)ナフタレン−1−カルボン酸;3−(フラン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチルフラン−3−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピペリジン−1−イルスルホニルメチル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−安息香酸;6−[2−(2−ジエチルアミノエチルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エチル−3−(フラン−3−イル)安息香酸;6−[2−(2−ジエチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(プロプ−1−イン−1−イル)安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−6−メトキシ安息香酸;6−(シクロヘキサンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(カルバモイルメトキシ)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸;(Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸;2−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩;6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)安息香酸;6−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メチルアミノ安息香酸;6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−8−メトキシナフタレン−1−カルボン酸;6−[2−(3−ジエチルアミノプロピルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;(Z)−2−(2−シアノメトキシ)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸;(Z)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロプ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2,4−ジメトキシ安息香酸;6−[2−(2−ジエチルアミノメチルアゼチジン−1−イル)−ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメチルアミノ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イミダゾール−1−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−5−イル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(N−メチル−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]安息香酸;6−[(N−シアノ−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸。 本明細書中で記載される化合物を製造するための手順を、スキーム1〜12に関して以下で記載する。以下で記載する反応において、反応性官能基(たとえばヒドロキシ、アミノ、チオ又はカルボキシ基)を保護して、それらが望ましくない反応に関与するのを回避する必要があるかもしれない。そのような基を組み入れること、並びにそれらの導入及び除去のために必要な方法は当業者に公知である。(たとえば、Greene, Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis. 2nd Ed. (1999)を参照)。脱保護ステップは、本明細書中で開示するように又はたとえば下記の一般式Iで例示するように、合成の最終ステップであり、保護基の除去により式I、II、III又はIVの化合物を得る。以下のスキームで用いられる出発物質は、購入することができるか又は化学文献で記載されている方法若しくはその適応により、当業者に公知の方法を用いて製造することができる。ステップを実施する順序は、導入される基及び使用される試薬に応じて変わるかもしれないが、当業者には明かであろう。 スキーム1で表されるように、合成法は、一般的に、中間体1Fを形成することを含み、これは以下で例示される種々の方法で達成することができる。次いで、保護基の除去により中間体1Fから一般式Iの化合物を製造することができる。合成プロセスにおける具体的なステップを以下でさらに詳細に説明する。スキーム1 LG1は、ステップ1(i)における好適な脱離基(たとえばハロゲン化物、トリフレート又はトシレート)である。構造1Aを、適切なチオール(たとえばアリールチオール、ヘテロアリールチオール、アリールアルキルチオール、ヘテロアリールアルキルチオール、シクロアルキルチオール又はヘテロシクロアルキルチオール)で、塩基(たとえば炭酸カリウムもしくは水素化ナトリウム)の存在下、適切な溶媒(たとえばDMF若しくはエタノール)中、適切な条件下(たとえば80〜120℃まで1〜6時間加熱又は室温)で処理して、チオエーテル1Bを得ることができる。1Aをチオエーテル1Bに変換するための種々の適切な試薬及び条件は当業者に知られている[たとえば、Peach in Patai The Chemistry of the Thiol Group, pt2;Wiley: New York, 1974, pp.721を参照]。 ステップ1(ii)において、構造1Bを、酸化剤(たとえば3−クロロ過安息香酸)で、好適な溶媒(たとえばジクロロメタン)中、好適な条件下(たとえば室温又はそれ以下)で処理して、スルフィニル誘導体1F(n=l)を得ることができる。或いは、1Bを酸化剤(たとえば過酸化水素)で、好適な溶媒(たとえば酢酸)中、適切な条件下(たとえば50〜100℃に1〜6時間加熱するなど)で処理して、スルホニル誘導体1F(n=2)を得ることができる。1Bを1Fに酸化するための種々の適切な試薬及び条件が当業者には知られている[たとえば、Drabowicz, Kielbasinski, Mikolajczyk in Patai, Rappoport, Stirling The Chemistry of Sulphones and Sulphoxides; Wiley: New York, 1988, pp.233-378, pp235-255. Madesclaire Tetrahedron 1986, 42, 549-5495. Oae The Organic Chemistry of Sulfur; Plenum: New York 1977, pp.385-390. Smith, March, March ’s Advanced Organic Chemistry, 5th Edition, Wiley: New York, 2001, pp.1541-1542を参照]。 代替のステップ1(iii)の構造1Cを、アルキル化剤(たとえばハロゲン化アルキル、アルキルトリフレート又は硫酸アルキル(さらに置換されていても、置換されていなくてもよい))で、塩基(たとえば水素化ナトリウム若しくはリチウムヘキサメチルジシラジド)の存在下、適切な溶媒(たとえばジメチルホルムアミド若しくはテトラヒドロフラン)中、適切な条件下(たとえば室温以下、たとえば0℃)で処理して、1Fを得ることができる。1Cをモノアルキル化して1F(R7若しくはR8=H)にするか又は1Cをジアルキル化して1F(R7及びR8≠H)にするための種々の適切な試薬及び条件は当業者には知られている[Smith, March, March ’s Advanced Organic Chemistry, 5thEdition, Wiley: New York, 2001, pp.548-551]。 代替のステップ1(iv)の構造1Dを種々の条件下で処理して、1Fを得、そしてR2において置換基を導入することができる。LG2のR2への変換は、いくつかのステップやいくつかの中間体の製造を必要とする。保護基も必要である可能性がある。LG2が好適な官能基(たとえばハロゲン化物又はトリフレート)であるならば、炭素−炭素結合の形成により置換基を導入して、1Fを得ることができる。パラジウム触媒(たとえば塩化パラジウムdppf付加物)の存在下、塩基(たとえば炭酸セシウム)の存在下、適切な溶媒(たとえばジクロロメタン若しくはテトラヒドロフラン)中、適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜2時間加熱するか又は120〜10℃で10分〜1時間マイクロ波照射することによるなど)で、アリール又はヘテロアリール又はアルキルボラン、ボロネート若しくはボロン酸(たとえば置換フェニルボロネート若しくはトリアルキルボラン)を用いることにより、炭素−炭素結合を形成して、1Fを得ることができる。オルガノボラン、ボロネート及びボロン酸を1Dにカップリングするための種々の適切な試薬及び条件が当業者には知られている[たとえば、Miyaura, Suzuki, Chem. Rev. 1995, 95, 2457;Suzuki, Modern Arene Chemistry (2002), 53-106を参照]。 代替法として、パラジウム触媒(たとえば塩化パラジウムdppf付加物)の存在下、適切な溶媒(たとえばジメトキシエタン若しくはテトラヒドロフラン)中、適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜2時間加熱するか又は120〜160℃で10分から1時間マイクロ波照射することによるなど)で、アリールもしくはヘテロアリール又はビニルスタンナンを用いることにより、炭素−炭素結合を形成して、1Fを得ることができる。スタンナンを1Dにカップリングさせるための種々の適切な試薬及び条件が当業者には知られている[たとえば、Smith, March, March ’s Advanced Organic Chemistry, 5th Edition, Wiley: New York, 2001, pp.931-932;De Souza, Current Organic Synthesis (2006), 3(3), 313-326を参照]。 代替の実施形態では、触媒(たとえばテトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどのパラジウム触媒)及び塩基又は塩(たとえばトリブチルアミン又は酢酸カリウム)の存在下、適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜2時間加熱するか又は120〜160℃で10分〜1時間マイクロ波照射することによるなど)でアルケン(たとえば置換アクリレート)を用いることにより、炭素−炭素結合を形成して、1Fを得ることができる。アルケンを1Dにカップリングするための種々の適切な試薬及び条件は当業者には知られている[たとえば、Smith, March, March ’s Advanced Organic Chemistry, 5thEdition, Wiley: New York, 2001, pp.930-931を参照]。或いは、触媒(たとえばテトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどのパラジウム触媒及び/又はハロゲン化銅(I)などの銅触媒)及び塩基又は塩(たとえばトリブチルアミン若しくは酢酸カリウム)の存在下、適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜2時間加熱するか又は120〜160℃で10分〜1時間マイクロ波照射することによる)、有機亜鉛試薬(たとえばアルキル亜鉛ハロゲン化物)を用いることにより炭素−炭素結合を形成して、1Fを得ることができる。有機亜鉛試薬を1Dにカップリングするための種々の適切な試薬及び条件は当業者には知られている[たとえば、Smith, March, March ’s Advanced Organic Chemistry, 5thEdition, Wiley: New York, 2001, pp.540-541を参照]。触媒(たとえばテトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどのパラジウム触媒及び/又はハロゲン化銅(I)などの銅触媒)及び塩基又は塩(たとえばトリブチルアミン若しくは酢酸カリウム)の存在下、適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜2時間加熱するか又は120〜160℃で10分〜1時間マイクロ波照射することによる)、アルキン(たとえば置換アセチレン)を用いることにより、炭素−炭素結合を形成して、1Fを得ることもできる。アルキンを1Dにカップリングするための種々の適切な試薬及び条件は当業者には知られている[たとえば、Chinchilla, Najera, Chemical Reviews (2007), 107(3), 874-922を参照]。 LG2が好適な官能基(たとえばハロゲン化物若しくはトリフレート)であるならば、炭素−窒素結合の形成により置換基を導入して、1Fを得ることができる。適切な条件下(たとえばパラジウム若しくは銅触媒の存在下で加熱)で第1若しくは第2アミン又はNH部分を含む複素環(たとえばピペリジン、ピラゾール若しくはピロリジノン)を使用することにより、炭素−窒素結合を形成して、1Fを得ることができる。そのような部分を1Dにカップリングするための種々の適切な試薬及び条件は当業者には知られている[Mauger, Mignani Aldrichimica Acta (2006), 39(1), 17]。LG2が好適な官能基(たとえばハロゲン化物若しくはトリフレート)であるならば、それを別の官能基(たとえばボロン酸若しくはボロン酸エステル又はトリアルキルスタンナン)に変換することができ、R2置換基を、前述の様なアリール(若しくはヘテロアリール)トリフレート又はハロゲン化物にカップリングすることによって導入することができるか又は触媒(たとえばテトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどのパラジウム触媒)の存在下でのシアン化亜鉛での処理を用いて、ニトリルを導入することができる。LG2が同一又は異なる好適な官能基(たとえばカルボン酸、アルデヒド、ケトン又はアミン)である場合、さらなる化学反応を実施して、前記基を5員複素環又は6員複素環に変換することができる。そのような変換は、当業者に周知である[たとえば、Joule, Mills and Smith, Heterocyclic Chemistry 3rd Ed., Chapman &Hall, London 1995を参照]。 1Eをアルキル化して、1F(式中、R1は置換アルコキシ基である)を得ることができる。1Eを、塩基(たとえば炭酸セシウム又はジイソプロピルエチルアミン)の存在下、ハロゲン化アルキル(たとえば臭化エチル、2−ブロモエタノール若しくは2−[N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ]エチルブロミド)又はスルホン酸アルキル(たとえばアルキルトリフレート若しくはアルキルトシレート)で処理して、1Fを得ることができる。或いは、1Eをホスフィン(たとえばトリフェニルホスフィン)及び脱水剤(たとえばアゾジカルボン酸ジエチル)の存在下、アルコールで処理して、1Fを得ることができる。1Eを1Fに変換するための種々の適切な試薬及び条件は当業者には知られている[たとえば、Mitsunobu, Synthesis (1981) 1を参照]。 ステップ1(vi)は、一般式Iの化合物を、保護基の除去により1Fから製造することができることを示す。たとえば、全ての一般式Iの化合物中に存在するカルボン酸は、カルボン酸エステルとして保護することができる。保護基を切断する方法としては、限定されるものではないが、強力な求核試薬を適切な溶媒(たとえばトリメチルシラン酸カリウム/テトラヒドロフランもしくは水酸化リチウム/テトラヒドロフラン/水)中又は強酸(たとえば水性塩酸中で加熱)を用いることが挙げられる。 例示的なステップ1(vii)では、化合物1Aを適切な溶媒(たとえば水、テトラヒドロフラン)中、亜硫酸ナトリウムで処理して、アルキルスルホン酸を得ることができ、これを塩素化剤(たとえば五塩化リン又は塩化チオニル)で処理して、1G(LG4=Cl)を得ることができる。1Gを次いで、ステップ1(viii)で示すように、適切な溶媒(たとえばピリジン又はジメチルホルムアミド)中、塩基(たとえばジイソプロピルアミン又は炭酸セシウム)の存在下、環状アミン(たとえばピペリジン又はモルホリン)で処理して、1F(式中、AはN結合複素環である)を得ることができる。 代替のステップにおいて、ステップ1(ix)で示すように、1Eをスルホニル化剤(たとえばトリフルオロメタンスルホニルクロリド)で処理して、1H(式中、LG3は適切な脱離基(たとえばトリフレート)である)を得ることができる。1Hを次に、種々の条件下で処理して、R2で種々の置換基を導入し、1Fを得ることができる。ステップ1(x)で示されるように、ステップ1(iv)で炭素−炭素及び炭素−窒素結合の形成により置換基を導入するために記載された方法を用いて、1Hを1Fに変換することができる。 別のステップ1(xi)で示すように、1Aを、塩基(たとえば重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム又はジイソプロピルエチルアミン)の存在下、適切な溶媒(たとえばジメチルアセトアミド/水)中、そして適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜6時間加熱するなど)、適切なスルフィナート(たとえばアリールスルフィナート、ヘテロアリールスルフィナート、アリールアルキルスルフィナート、シクロアルキルスルフィナート又はヘテロシクロアルキルスルフィナート)で処理して、スルホン1Fを得ることができる。 さらに詳細には、一般式IIの化合物は、スキーム2で概略を示す一般的合成経路を用いて、適切に置換された2−メチル安息香酸から製造することができる。スキーム2 ステップ2(i)に含まれる化合物2Aを適切な溶媒(たとえばジクロロメタン)中、酸化剤(たとえば(ジアセトキシヨード)ベンゼン/臭化カリウム若しくはペルオキシ二硫酸又は臭素酸ナトリウム)で処理して、ラクトン2Bを得ることができる。ステップ2(ii)で示すように、アリールハロゲン化物2Bをステップ1(iv)に記載されているものなど種々の試薬で処理して、フェニル環を誘導体化し、2Cを得ることができる。 ステップ2(iii)で示すように、2Cを塩基(たとえば炭酸カリウム又は水素化ナトリウム)の存在下、適切な溶媒(たとえばDMF若しくはエタノール)中、適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜6時間加熱するなど)、適切なチオール(たとえばアリールチオール若しくはヘテロアリールチオール又はアリールアルキルチオール)で処理して、チオエーテル2Dを得ることができる。ステップ2(iv)において、化合物2Dをステップ1(ii)で記載する様な酸化剤(たとえば3−クロロ過安息香酸)で処理して、一般式IIのスルフィニル誘導体を得ることができる。或いは、2Dを、ステップ1(ii)で記載する様な酸化剤(たとえば過酸化水素)で処理して、一般式IIのスルホニル誘導体を得ることができる。 或いは、スキーム3で概要を示すような一般的合成法を用いて、3Aなどの適切に置換された2−カルボキシベンジルハライドから、一般式IIの化合物を製造することができる。スキーム3 化合物3Aを、ステップ1(i)で記載されている方法を用いて適切なチオール(たとえばアリールチオール)で処理して、チオエーテル3B(ステップ3(i))を得ることができる。3Bを、ステップ1(ii)で前述の方法を用いて、酸化剤(たとえば過酸化水素)で処理して、3Cを得ることができる:ステップ3(ii)。ステップ3(iii)では、ステップ1(iv)で前述した方法を用いて、3Cをさらに誘導体化させて、3Dを得ることができる。化合物3Dを変換させて(ステップ3(iv))、ステップ1(vi)で記載するように残存する保護基を除去することにより(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)、一般式IIの化合物を得ることができる。或いは、3Aを、ステップ1(xi)で前述するように適切なスルフィナート(たとえばアリールスルフィナート)で処理して、スルホン3Cを得ることができる(ステップ3(v))。 一般式IIの化合物は、4Bなどの適切に置換された2−ヒドロキシ−6−メチル安息香酸から、スキーム4で概要を示す合成経路を用いて、製造することができる。スキーム4 ステップ4(i)で概略を示すように、たとえば、化合物4Aを適切な溶媒(たとえば酢酸)中、適切な条件下(たとえば0℃などの室温以下まで冷却する)、臭素で処理して、4Bを得ることができる。4Bを、適切な溶媒(たとえばジクロロメタン)中、触媒アミン(たとえばジイソプロピルアミン)の存在下、適切な条件下(たとえば0℃などの室温以下まで冷却する)、臭素化剤(たとえばN−ブロモスクシンイミド)で処理して、臭化アリール4Cを得ることができる(ステップ4(ii))。4Cを、塩基(たとえば炭酸カリウム又は水素化ナトリウム)の存在下、適切な溶媒(たとえば無水アセトン又はテトラヒドロフラン)中、適切な条件下(たとえば還流加熱など)、アルキル化剤(たとえば硫酸ジメチル)で処理して、メチルエーテル4Dを得ることができる(ステップ4(iii))。当該技術分野で周知である4から4Dを製造するための代替の方法は、4Cの、塩基(たとえば炭酸セシウム又はジイソプロピルエチルアミン)の存在下、ハロゲン化アルキル(たとえばヨードメタン)での処理[たとえば、Feuer and Hooz in Patai The chemistry of the ether linkage;Wiley: New York, 1967, pp.446-460を参照]又はトリフェニルホスフィン及び脱水剤(たとえばジエチルアゾジカルボキシレート)の存在下、アルコール(たとえばメタノール)での処理[たとえば、Mitsunobu, Synthesis 1981, 1を参照]を含むことができる。ステップ4(iv)におけるように、4Dを、適切な溶媒(たとえば1,2−ジクロロエタン)中、フリーラジカル開始剤(たとえばAIBN)の存在下、適切な条件下(たとえば強い光源下で加熱する)、臭素化剤(たとえば1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン又はN−ブロモスクシンイミド)で処理して、4Eと4Fとの混合物を得ることができる。4E及び4Fは、クロマトグラフィー法又は他の方法により分離することができる。代替のハロゲン化条件は、当該技術分野で公知であり、4E及び4Fを製造するために使用することができる[たとえば、Huyser in Patai The Chemistry of the Carbon-Halogen Bond;Wiley: New York, 1973, pp.549を参照]。 化合物4Eを適切なチオール(たとえばアリールチオール)で処理して、ステップ1(i)で記載する方法を用いてチオエーテル4Gを得ることができる。ステップ1(iv)で記載する方法を用いて、4Gを誘導体化させて、4Hを得ることができる。ステップ1(ii)で記載する方法を用いて、化合物4Hを次いで酸化剤で処理して、スルホキシド4Iを得ることができる。ステップ4(viii)において、ステップ1(vi)で記載するように、4Iを変換して、保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)により、一般式IIの化合物を得ることができる。 別のスキームにおいて、一般式IIの化合物は、スキーム5で記載される合成経路を用いて、4E又は4Fから製造することができる。スキーム5 ステップ5(i)において、化合物4E若しくは4F又は4E及び4Fの混合物を、適切な溶媒(たとえばジメチルアセトアミド/水)中、塩基(たとえば重炭酸ナトリウム)の存在下、適切な条件下(たとえば室温で撹拌するか又はたとえば50〜120℃で1〜5時間加熱する)、アリール(又はヘテロアリール)スルフィナート(たとえば置換ベンゼンスルフィナート)で処理して、スルホン5Aを得ることができる。或いは、化合物4G(ステップ5(ii))を、ステップ1(ii)で記載する方法を用いて、酸化剤で処理して、スルホン5Aを得ることができる。ステップ5(iii)で示すように、ステップ1(iv)中で記載される方法を用いることにより、化合物5Aを誘導体化して、5Bを得ることができる。 或いは、ステップ1(ii)で記載される方法を用いて、4Hを酸化剤で処理して、スルホン5Bを得ることができる。ステップ1(vi)中で記載されるような保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)により、化合物5Bを変換して、一般式IIの化合物を得ることができる。 別の実施形態では、スキーム6で記載される合成経路を用いて、一般式IIの化合物を5Aから製造することができる。 スキーム6 ステップ6(i)で示すように、化合物5Aをジボロネート(たとえばビス−ピナコラートジボロン)で、パラジウム触媒(たとえば塩化パラジウムdppf付加物)及び塩基(たとえば酢酸カリウム又はジイソプロピルアミン)の存在下、適切な溶媒(たとえばジオキサン/水)中、適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜2時間加熱するか又は120〜160℃で10分〜1時間マイクロ波照射によるなど)処理して、6Aを得ることができる。ハロゲン化アリールをアリールボラン(又はアリールボロネート)に変換するための種々の適切な試薬及び条件は当業者に知られている[たとえば、Marshall Chemtracts (2000), 13(4), 219-222を参照]。化合物6Aを、アリールハロゲン化物又はヘテロアリールハロゲン化物で、ホスフィン(たとえばトリ−tert−ブチル−ホスホニウムテトラフルオロボレート)などの好適な試薬、塩基(たとえば炭酸セシウム)及び触媒(たとえばトリス−(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム)の存在下、適切な溶媒(たとえば水/ジオキサン)中、適切な条件下(たとえば80〜120℃で1〜2時間加熱するか又は80〜120℃で10分から1時間マイクロ波照射することによるなど)で処理して、6Bを得ることができる。アリールボラン又はアリールボロネート、たとえば6Aを、アリールハロゲン化物又はヘテロアリールハロゲン化物とカップリングさせて6Bを得るための種々の適切な試薬及び条件は、当業者には知られている[たとえば、Miyaura, Suzuki, Chem. Rev. 1995, 95, 2457を参照]。化合物6Bをステップ1(vi)で記載されるように、任意の保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)により、一般式IIの化合物を得ることができる。 別のスキームにおいて、一般式IIの化合物は、スキーム7で記載される経路により5Bから製造することができる。 スキーム7 化合物5Bを、ステップ1(iii)で記載される方法を用いてメチル化剤(たとえばハロゲン化メチル、メチルトリフレート又は硫酸メチル)で処理して、7Aを得ることができる。化合物7Aを次いで、ステップ1(vi)で記載されるように、保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸へ加水分解することによる)により変換して、一般式IIの化合物を得ることができる。 或いは、一般式IIの化合物は、スキーム8で記載される合成経路により5Aから製造することができる。 スキーム8 たとえば、化合物5Aを、スタンナン(たとえば1−エトキシビニルトリブチルスタンナン)で、パラジウム触媒(たとえばテトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム)及び付加物(たとえば塩化リチウム、酢酸カリウム又はジイソプロピルエチルアミン)の存在下、好適な溶媒(たとえばジオキサン)中、好適な条件下(たとえば80〜120℃で1〜2時間加熱するか又は120〜170℃で10〜45分間マイクロ波照射することによる)で処理し、続いて水性酸(たとえば1Mの塩酸)とともに撹拌して、ケトン8Aを得ることができる(ステップ8(i))。ステップ8(ii)において、化合物8Aを、ブレデリック試薬で、好適な溶媒(たとえばジオキサン)中、適切な条件下(たとえば60〜100℃で1〜2時間加熱するか又は120〜170℃で10〜45分間マイクロ波照射することによる)で処理して、8Bを得ることができる。8Bを、ヒドロキシルアミン塩酸塩で、好適な溶媒(たとえばエタノール/ピリジン)中、適切な条件下(たとえば12時間まで還流加熱)で処理して、8Cを得ることができる(ステップ8(iii))。ステップ8(iv)で記載するように、化合物8Cを適切な溶媒(たとえばエタノール)中に溶解させ、加熱して(たとえば、還流温度以上で、密封容器中で数時間)、8Dを得ることができる。次いで、ステップ1(vi)で記載するようにして、化合物8Dを、保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)により変換して一般式IIの化合物を得ることができる。 一般式IIの化合物は、スキーム9で記載される合成経路により8Aから製造することもできる。 スキーム9 たとえば、化合物8Aを、(たとえば臭素/酢酸で)臭素化して、ブロモケトン9Aを得ることができる。ステップ9(i)におけるように、他の方法を用いて、当該技術分野で周知の変更された条件を用いて8Aをハロゲン化するために、他の方法を用いることができる[たとえば、Huyser in Patai The Chemistry of the Carbon-Halogen Bond; Wiley: New York, 1973, pp.549を参照]。ステップ9(ii)において、化合物9Aを、ギ酸中ギ酸アンモニウムで、適切な条件下(たとえば40〜100℃で1〜12時間加熱するなど)で処理して、9Bを得ることができる。9Bを、ステップ1(vi)で記載するように、保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)により変換して一般式IIの化合物を得ることができる。 別の実施形態では、一般式IIIの化合物を、スキーム10で記載される合成経路により、10Aから製造することができる。化合物10Aを、スキーム5で記載される方法により製造して、5Aを合成することができる。 スキーム10 ステップ10(i)において、化合物10Aを、好適な溶媒(たとえばトルエン)中、パラジウム触媒(たとえばビス−(トリブチルホスフィン)パラジウム)の存在下、適切な条件下(たとえば室温で撹拌するか又は80℃までの温度で加熱する)、スタンナン(たとえば3−トリブチルスタンニル−(Z)−プロプ−2−エン−1−オール)で処理して、10Bを得ることができる。10Cを得るための10Bの誘導体化は、ステップ1(iv)で記載される方法を用いることによって達成することができる。(ステップ10(ii))。10C中に存在するアリル型アルコールを次に修飾してステップ10(iii)で脱離基を導入することができる。たとえば、10Cを適切な溶媒(たとえばジクロロメタン)中ハロゲン化剤(たとえば四臭化炭素/トリフェニルホスフィン)で処理して、アルキルハロゲン化物を得ることができる。当該技術分野で公知の別の方法を用いて、10Cを対応するアルキルハロゲン化物に変換することができる[たとえば、Larock Comprehensive Organic Transformations;VCH: New York 1989, p.353を参照]。或いは、10Cを修飾して、塩基の(たとえばジイソプロピルエチルアミン)存在下、ジクロロメタンなどの溶媒中、スルホニルクロリド(たとえばメタンスルホニルクロリド、トルエンスルホニルクロリド又はトリフルオロメタンスルホニルクロリド)での処理により、代替の脱離基(そのようなメシレート、トシレート又はトリフルオロメチルスルホネート)を導入することができる。蒸発後、残留物を適切な溶媒(たとえばテトラヒドロフラン)中に溶解させ、アミン(たとえばジエチルアミン)で処理し、混合物を撹拌して、10Dを得ることができる。 化合物10Dを、ステップ1(vi)で記載されるような保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)により、ステップ10(iv)におけるように変換させて、一般式IIの化合物を得ることができる。或いは、化合物10Dを適切な溶媒(たとえばメタノール又は酢酸エチル)中に溶解させ、触媒(たとえば炭素上パラジウム)を添加し、そして混合物を水素雰囲気下で撹拌して、10Eを得ることができる。ステップ10(v)。当該技術分野で公知の多くの方法を用いて、10Dを10Eに変換することができる[たとえば、Rylander Hydrogenation methods;Academic Press New York, 1985を参照]。ステップ1(vi)で記載されるような保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)により、化合物10Eを変換して、一般式IIの化合物を得ることができる。 別の実施形態では、一般式IIの化合物を、スキーム11で概略を記載する合成経路を用いて4Eから製造することができる。 スキーム11 化合物4Eを、ステップ11(i)におけるように、適切な反応条件下、ルイス酸(たとえば−70℃で冷却しながらジクロロメタン中三臭素化ホウ素又は室温でジクロロメタン中塩化アルミニウム及びジメチルアニリン)で処理して、11Aを得ることができる。化合物4Eは、当業者に公知の他の方法により脱メチル化することができる[たとえば、Greene, Wuts Protective Groups in Organic Synthesis. 2nd Ed. (1991), pp. 146-149を参照]。次に化合物11Aを、ステップ1(i)で記載される方法を用いて、チオール(たとえばアリールチオール)で処理して、チオエーテル11Bを得ることができる。次に11Bを、ステップ1(ii)で記載される方法を用いて、酸化剤(たとえば過酸化水素)で処理して、スルホン11Cを得ることができる。11Cは、ステップ1(iv)で記載される方法を用いることにより11Dを得るように誘導体化することができる。11Dを、塩基(たとえば炭酸セシウム又はジイソプロピルエチルアミン)の存在下、ハロゲン化アルキル(たとえば臭化エチル、2−ブロモエタノール又は2−[N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ]エチルブロミド)で処理して、11Eを得ることができる。或いは、11Dを、ホスフィン(たとえばトリフェニルホスフィン)及び脱水剤(たとえばジエチルアゾジカルボキシレート)の存在下、アルコールで処理して、11Eを得ることができる。11Dを11Eに変換するための種々の適切な試薬及び条件は当業者には知られている[たとえば、Larock Comprehensive Organic Transformations;VCH: New York 1989, p.445を参照]。 11Eは、ステップ1(vi)で記載される保護基の除去(たとえば、エステルをカルボン酸に加水分解することによる)により、変換して一般式IIの化合物を得ることができる。 別の実施形態では、化合物5Aは、ステップ11(i)で記載される方法を用いることによってステップ11(vii)により脱メチル化して、11Cを得ることができる。 さらに別の実施形態では、ナフタレン環などの二環式環を有する一般式IIの化合物は、スキーム12で記載される合成経路を用いて12Aから製造することができる。 スキーム12 ステップ12(i)では、たとえば、ステップ4(iv)で記載する方法を用いて、化合物12Aを臭素化剤で処理して、ブロミド12Bを得ることができる。次に12Bを、ステップ1(iv)で記載する方法を用いて、適切なチオール(たとえばアリールチオール)で処理して、チオエーテル12Cを得ることができる。次いで、12Cを、ステップ1(ii)で記載する方法を用いて、酸化剤(たとえば過酸化水素)で処理して、スルホン12Dを得ることができる。ステップ1(vi)で記載するように(たとえばエステルをカルボン酸に加水分解することによる)保護基の除去によって12Dを変換して、12Eを得ることができる。 更に別の実施形態では、式Ia又はIbの化合物(式中、WはS(O)(NR11)を表す)、例えば一般式IVの化合物を、スキーム13中で記載する合成経路を用いて製造することができる。 スキーム13 ステップ13(i)では、たとえば、13Aを、好適な溶媒(たとえばジクロロメタン)中、好適な条件下(たとえば室温又はそれ以下)、酸化剤(たとえば3−クロロ過安息香酸)で処理して、スルフィニル誘導体13Bを得ることができる。13Aを13Bに酸化するための種々の適切な試薬及び条件は当業者には知られている[たとえば、Drabowicz, Kielbasinski, Mikolajczyk in Patai, Rappoport, Stirling The Chemistry of Sulphones and Sulphoxides;Wiley: New York, 1988, pp.233-378, pp235-255. Madesclaire Tetrahedron 1986, 42, 549-5495. Oae The Organic Chemistry of Sulfur; Plenum: New York 1977, pp.385-390. Smith, March, March ’s Advanced Organic Chemistry, 5th Edition, Wiley: New York, 2001, pp.1541-1542を参照]。 ステップ13(ii)では、酸化マグネシウム、ヨードベンゼンジアセテート及び酢酸ロジウム二量体の存在下、トリフルオロアセトアミドで処理することにより、13Bを13Cに変換することができる。ステップ13(iii)又はステップ13(v)におけるトリフルオロアセテート基の除去は、メタノールなどの溶媒中、炭酸カリウムなどの塩基で処理することにより達成することができる。13C中のPG基がMeであるならば、環化生成物13Dを形成することができる。或いは、PG基が、例えばtert−ブチル基であるならば、13Eが生成される。13Eを、アルキルオキソニウムフルオロボレートでの処理によりアルキル化して、13Fを得ることができる。ステップ1(vi)について記載した条件を用いて、13D又は13Fを一般式IVの化合物に変換することができる。 或いは、R11がCN基である化合物13Hは、ヨードベンゼンジアセテートの存在下、シアンアミドでの処理により13Aから製造することができる。ステップ13(i)で記載する様な13Gのその後の酸化により13Fを得、これは、ステップ1(vi)について記載する条件を用いて一般式IVの化合物に変換することができる。 たとえば、本明細書中で開示、記載する合成スキームを用いて、式Ia又はIbの化合物:を得ることができることは、当業者には理解される。 式Ia、Ib、II、IIIもしくはIV又はたとえば、前記一般式Iの化合物、或いは前記スキームで記載する中間体のいずれも、当業者に公知の1以上の標準的合成法を用いてさらに誘導体化することができる。そのような方法は、置換、酸化又は還元反応を含むことができる。これらの方法を用いて、適切な官能基の修飾、導入又は除去により、一般式Iの化合物又は任意の先立つ中間体を得ることができるか又は修飾することができる。特定の置換法としては、アルキル化、アリール化、ヘテロアリール化、アシル化、チオアシル化、ハロゲン化、スルホニル化、ニトロ化、ホルミル化、加水分解及びカップリング手順が挙げられる。これらの手順を用いて、官能基を親分子上に導入することができるか(たとえば芳香族環のニトロ化又はスルホニル化)又は2つの分子を共にカップリングすることができる(たとえばアミンをカルボン酸とカップリングしてアミドを得るか;又は2つの複素環間に炭素−炭素結合を形成する)。たとえば、フェノールをアルコールと、テトラヒドロフランなどの溶媒中、ホスフィン(たとえばトリフェニルホスフィン)及び脱水剤(たとえばジエチル、ジイソプロピル若しくはジメチルアゾジカルボキシレート)の存在下でカップリングすることにより、アルコール又はフェノール基をエーテル基に変換することができる。或いは、好適な塩基(たとえば水素化ナトリウム)を用い、続いてアルキル化剤(たとえばハロゲン化アルキル又はスルホン酸アルキル)を添加してアルコールを脱プロトン化することにより、エーテル基を形成することができる。 別の実施例では、第1若しくは第2アミンは、還元的アルキル化プロセスを用いてアルキル化することができる。たとえば、アミンを、溶媒(たとえばジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素又はエタノールなどのアルコール)中、そして必要ならば、酸(たとえば酢酸)の存在下、アルデヒド及びボロハイドライド(たとえばナトリウムトリアセトキシボロハイドライド又はシアノボロハイドライド)で処理することができる。 別の実施例では、ヒドロキシ基(フェノール性OH基を含む)は、当業者に公知の条件を用いて、ハロゲン原子又はスルホニルオキシ基(たとえばトリフルオロメチルスルホニルオキシなどのアルキルスルホニルオキシ又はp−トルエンスルホニルオキシなどのアリールスルホニル)などの脱離基に変換することができる。たとえば、脂肪族アルコールをハロゲン化炭化水素(たとえばジクロロメタン)中、塩化チオニルと反応させて、対応するアルキルクロリドを得ることができる。塩基(たとえばトリエチルアミン)もこの反応で用いることができる。 別の実施例では、エステル基は、エステル基の性質に応じて、酸若しくは塩基触媒加水分解により対応するカルボン酸に変換することができる。酸触媒加水分解は、有機又は無機酸(たとえば水性溶媒中トリフルオロ酢酸もしくはジオキサンなどの溶媒中塩酸などの鉱酸)で処理することにより達成できる。塩基触媒加水分解は、アルカリ金属水酸化物(たとえばメタノールなどの水性アルコール中水酸化リチウム)での処理により達成することができる。 別の実施例では、化合物中の芳香族ハロゲン置換基は、塩基(たとえばn−ブチル又はt−ブチルリチウムなどのリチウム塩基)で、場合によって低温(たとえば−78℃)にて溶媒(たとえばテトラヒドロフラン)中で処理することによりハロゲン−金属交換に付すことができ、混合物を次いで求電子剤でクエンチして、所望の置換基を導入することができる。したがって、たとえば、ジメチルホルムアミドを求電子剤として用いることにより、ホルミル基を導入することができる。芳香族ハロゲン置換基はさらに、パラジウム触媒反応に付して、カルボン酸、エステル、シアノ又はアミノ置換基などの基を導入することもできる。 特定の酸化法には、脱水素化並びに芳香族化、脱カルボキシル化及びある官能基への酸素の付加が含まれる。たとえば、アルデヒド基は、当業者に周知の条件を用いた対応するアルコールの酸化により製造することができる。たとえば、アルコールを酸化剤(たとえばDess−Martin試薬)で、溶媒(たとえばジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素)中で処理することができる。たとえば塩化オキサリル及び活性化量のジメチルスルホキシドで処理し、続いてアミン(たとえばトリエチルアミン)の添加によりクエンチするなどの、別の酸化条件を用いることができる。そのような反応は、適切な溶媒(たとえばジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素)中、適切な条件下(たとえば室温以下、たとえば−78℃まで冷却し、続いて室温まで温める)で実施することができる。別の実施例では、酸化剤(たとえば3−クロロペルオキシ安息香酸などのペルオキシ酸)を用いて、不活性溶媒(たとえばジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素)中、周囲温度付近で、硫黄原子を対応するスルホキシド又はスルホンに酸化することができる。 特定の還元法には、特定の官能基からの酸素原子の除去、芳香族環を含む不飽和化合物の飽和(又は部分飽和)が含まれる。たとえば、第1アルコールを、対応するエステル又はアルデヒドから、金属水素化物(たとえばメタノールなどの溶媒中水素化リチウムアルミニウム又はナトリウムボロハイドライド)を用いて還元することにより生成させることができる。別法として、−OH基を、対応するカルボン酸から、金属水素化物(テトラヒドロフランなどの溶媒中、たとえば水素化リチウムアルミニウム)を用いて還元することにより生成させることができる。別の実施例では、金属触媒(たとえば炭素などの固体支持体上のパラジウム)の存在下、溶媒(たとえばテトラヒドロフランなどのエーテル若しくはメタノールなどのアルコール)中、接触水素化によるか又は酸(たとえば塩酸)の存在下で金属(たとえばスズ若しくは鉄)を用いた化学的還元により、ニトロ基をアミンに還元することができる。さらなる実施例では、たとえば金属触媒(たとえば炭素などの固体支持体上のパラジウム)又は溶媒(たとえばテトラヒドロフラン)中ラネーニッケルの存在下、好適な条件下(たとえば室温以下、たとえば−78℃に冷却するか又はたとえば還流加熱する)、接触水素化によるニトリルの還元により、アミンを得ることができる。 一般式I及びIVの化合物の塩を、一般式I又はIVの化合物と適切な酸又は塩基との、好適な溶媒又は溶媒の混合物(たとえばジエチルエーテルなどのエーテルもしくはエタノールなどのアルコール又は水性溶媒)中、従来の手順を用いた反応により製造することができる。一般式I又はIVの化合物の塩を、通常のイオン交換クロマトグラフィー手順を用いた処理により他の塩と交換することができる。 一般式I又はIVの化合物の特定のエナンチオマーを得ることが望ましい場合、これは、エナンチオマーを分離するための任意の好適な通常の手順を用いることにより、エナンチオマーの対応する混合物から生成することができる。たとえば、ジアステレオマー誘導体(たとえば塩)は、一般式I又はIVの化合物のエナンチオマーの混合物(例えばラセミ化合物)と適切なキラル化合物(たとえばキラル塩基)との反応により製造することができる。次いで、ジアステレオマーを、結晶化などの任意の通常の手段により分離することができ、所望のエナンチオマーを回収することができる(たとえばジアステレオマーが塩である場合は、酸での処理による)。或いは、エステルのラセミ混合物を種々の生体触媒を用いた速度論的加水分解により分離することができる(たとえば、Patel Steroselective Biocatalysts, Marcel Decker;New York 2000を参照)。 別の分離プロセスでは、一般式I又はIVの化合物のラセミ化合物を、キラル高性能液体クロマトグラフィーを用いて分離することができる。或いは、前記プロセスのうちの1つで適切なキラル中間体を用いることにより、特定のエナンチオマーを得ることができる。本発明の特定の幾何異性体を得ることが望ましい場合は、中間体又は最終生成物に関してクロマトグラフィー、再結晶及び他の通常の分離手順も用いることができる。 II.方法 本発明の別の態様では、MetAP2活性を調節する方法が提供される。このような方法は前記受容体を本明細書に記載の化合物と接触させることを含む。いくつかの実施形態において、上記の方法の一つ又は複数により使用される化合物は、本明細書に記載の一般(generic)化合物、亜属(subgeneric)化合物又は特定化合物の一つであり、式Ia、Ib、II、III又はIVで表わされる化合物等が挙げられる。本明細書に記載の化合物のMetAP2を調節又は阻害する能力は、該技術分野において周知の手順及び/又は本明細書に記載の手順により評価することができる。本発明の別の態様では、患者におけるMetAP2の発現又は活性に関連する疾患を治療するための方法が提供される。例えば、意図する方法には、開示化合物を細胞内MetAP2の阻害を保証するに十分な量を投与することにより、患者におけるMetAP2基質開裂を効果的に阻害すること、並びに、例えば、患者における血管新生を減少させない程度の量の開示化合物を投与することにより、患者における抗肥満プロセスを多臓器に渡って刺激することが含まれる。 特定の実施形態において、本発明は有効量の開示化合物を投与することにより患者における肥満症を治療又は軽減する方法が提供される。また本明細書では、体重減少を、それを必要とする患者において誘導するための方法が提供される。 他の意図する治療方法は、患者に本明細書で開示化合物を投与することにより、肥満症関連疾患又は合併症を治療又は軽減する方法を含む。例えば、本明細書では、治療を必要とするII型糖尿病患者を治療する方法が意図される。 合併性の例としては、心障害、内分泌障害、呼吸器疾患、肝障害、骨障害、精神障害、代謝障害及び繁殖障害が挙げられる。 心障害の例としては、高血圧症、異脂肪血症、虚血性心疾患、心筋症、心筋梗塞、脳卒中、静脈血栓塞栓症及び肺高血圧症が挙げられる。内分泌障害の例としては2型糖尿病及び成人潜在性自己免疫性糖尿病が挙げられる。呼吸器疾患の例としては、肥満低換気症候群、喘息及び閉塞性睡眠時無呼吸が挙げられる。肝障害の例としては、非アルコール性脂肪性肝疾患が挙げられる。骨障害の例としては、背痛及び荷重関節の変形性関節症が挙げられる。代謝障害の例としては、プラーダー−ヴィリ症候群及び多嚢胞性卵巣症候群が挙げられる。繁殖障害の例としては、性機能障害、勃起不全、不妊症、産科合併症及び胎児異常が挙げられる。精神障害の例としては、体重が関連するうつ病及び不安神経症が挙げられる。 また本発明により、治療を必要とする患者において心臓血管病(例えば、アテローム性動脈硬化、心発作、脳卒中又は心不全)を治療する又はそのリスクを最小限に抑える方法が提供され、前記方法は治療有効量の開示化合物を前記患者に投与することを含む。治療を受ける患者は、例えば肥満であり、過体重であり及び/又は2型糖尿病等の糖尿病を患っている。また、治療を必要とする患者(例えば、肥満及び/又は糖尿病の患者)の血清中のトリグリセリドを減少させる方法が提供され、前記方法は治療有効量の開示化合物を前記患者に投与することを含むが、ここで前記治療有効量は血管新生を実質的に調節又は抑制しない。特定の実施形態では、患者の血清中に含まれる高比重リポタンパク質(HDL)を改善又は増加させる方法が提供され、前記方法は治療有効量の開示化合物を患者に投与することを含む。 また、低密度リポタンパク質コレステロールの増加を含む高コレステロール血症、高脂血症及び/又は低αリポ蛋白血症を患う糖尿病患者を治療する方法が本明細書において提供され、前記方法は治療有効量の開示化合物を前記患者に投与することを含む。そのような治療有効量は、いくつかの実施形態においては、血管新生を実質的に調節又は抑制しない場合がある。例えば、治療を必要とする患者において高脂血症及び/又は高コレステロール血症を治療する方法が提供され、前記方法は前記患者に有効量の以下を投与することを含む:a)各々が以下からなる群から選択される一つ又は複数の治療薬:ナイアシン、スタチン、フィブラート、アンジオテンシン変換酵素阻害薬及びコレステロール吸収阻害剤(例えば、エゼチミベ、シンバスタチン、アトルバスタチン、セリバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、ロスバスタチン、ベザフィブラート、シプロフィブラート、クロフィブラート、ゲムフィブロジル及びフェノフィブラート);並びにb)開示化合物。そのような投与により、ナイアシン投与の好ましくない血管拡張効果による紅潮を最小限に抑えることができる。 具体的には、ある実施形態において、本発明は前記医療適用を扱う方法を提供し、前記方法は治療有効量の本明細書に記載の化合物、例えば式Ia、Ib、II、III又はIVで表わされる化合物等を、それを必要とする対象に投与することを含む。 肥満又は「過体重」への言及は除脂肪体重に対して脂肪の割合が過多であることを意味する。過剰な脂肪蓄積は脂肪組織細胞の大きさ(肥大)並びに数(過形成)の増加を伴う。肥満は絶対重量、体重身長比、皮下脂肪の分布並びに社会的又は審美的な基準の面から様々に測定される。広く知られている体脂肪の尺度は肥満度指数(BMI)である。BMIは身長の2乗(メートル表記)に対する体重(キログラム表記)の比を指す。肥満度指数は下記のいずれかの式を用いて正確に計算できる:体重(kg)/身長2(m2)(国際単位)又は703×体重(ポンド)/身長2(インチ2)(米国)。 米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、過体重の成人は25kg/m2〜29.9kg/m2のBMIを有し、肥満の成人は30kg/m2超のBMIを有する。40kg/m2超のBMIは病的肥満又は極度の肥満を示している。また、肥満は、胴周りが男性に関しては約102cm、そして女性に関しては約88cmである患者を意味する場合がある。子供に関しては、過体重及び肥満の定義には、体脂肪に対する年齢及び性別の効果を考慮に入れる。異なる遺伝的背景を有する患者は、上記の一般指針とは異なるレベルの肥満であると見なされる場合がある。 本発明の化合物は左室肥大のリスクを減少させるなどの、肥満症の二次転帰のリスクを減少させるのにも有効である。過体重ではあるが肥満ではない、例えばBMIが約25〜30kg/m2である患者などの、肥満症のリスクがある患者を治療する方法も意図される。特定の実施形態において、患者はヒトである。 過剰な脂肪が身体の様々な部位で選択的に生じる場合があり、ある身体部分で起こる脂肪組織の発達が、他の身体部分で起こる脂肪組織の発達よりも健康に対してより危険な場合があるという事実を、BMIは考慮していない。例えば、「中心性肥満」は、典型的には「リンゴ形」の体型を伴うが、腹部脂肪及び内臓脂肪を含めた特に腹部における過度な肥満症に起因し、「末端部肥満」よりも高い合併症のリスクを伴う。「末端部肥満」は、典型的には「西洋ナシ形」の体型を伴うが、特に臀部における過度な肥満症に起因する。腰−臀部比(WHR)測定を中心性肥満の指標として使用することができる。中心性肥満を示すWHRの最小値は様々に設定されているが、典型的には中心性肥満の成人は、女性の場合は約0.85超、男性の場合は約0.9超のWHRを有している。 過剰脂肪組織の除脂肪体重に対する比を説明する、対象が過体重であるか又は肥満であるかを決定する方法には、対象の身体組成を得ることが含まれる。身体組成は、腹部、肩甲下部、腕、殿部及び大腿部等の、身体の複数の場所における皮下脂肪の厚さを測定することにより得ることができる。次に、これらの測定は全体脂肪を約4%の誤差で推定するのに用いられる。別の方法には生体インピーダンス法(BIA)があり、電流が身体を通過するときの電気抵抗から体脂肪を推定する。別の方法では大型の水槽を使用して身体の浮力を測定する。体脂肪が増加すると浮力は大きくなり、一方で筋肉量が増加するほど沈みやすい結果となるだろう。 別の態様では、本発明は過体重又は肥満の対象を治療する方法を提供し、前記方法には対象において過体重又は肥満であることに関係する少なくとも1種の生物マーカーのレベルを測定すること、並びに有効量の開示化合物を投与し患者において目標レベルに到達させることが含まれる。生物マーカーの例としては、体重、肥満度指数(BMI)、腰−臀部比WHR、血漿アディポカイン及びそれらの2つ以上の組み合わせが挙げられる。 特定の実施形態において、上記の方法の一つ又は複数により使用される化合物は、本明細書に記載の一般(generic)化合物、亜属(subgeneric)化合物又は特定化合物であり、式Ia、Ib、II、III又はIVで表わされる化合物等が挙げられる。 本発明の化合物は、そのような治療を必要とする患者(動物及びヒト)に対し、最適な治療効能を与えるであろう用量で投与することができる。任意の特定の適用における使用に必要な用量は患者によって異なり、さらに選択された特定の化合物又は組成物によってだけでなく、投与経路、治療される病気の性質、患者の年齢及び状態、同時投薬又はその後患者に与えられる特別食、並びに当業者が認識するであろう他の因子によっても異なり、その適切な用量は最終的には指導医の自由裁量となる。上記の臨床症状及び疾患を治療するために、本発明の化合物は、従来の無毒な薬理学的に許容される担体、免疫賦活剤及び賦形剤を含む用量単位剤形で、経口的に、皮下に、局所的に、非経口的に、吸入噴霧により又は直腸的に、投与することができる。非経口投与は皮下注射、静脈内又は筋肉内注射若しくは点滴を含むことができる。 治療は望むだけ長期間又は短期間継続することができる。前記組成物は、例えば1日に1〜4回又はそれ以上の回数の投与計画に基づき投与することができる。適切な治療期間は、例えば、少なくとも約1週間、少なくとも約2週間、少なくとも約1ヶ月、少なくとも約6ヶ月、少なくとも約1年又は無期限とすることができる。治療期間は所望の結果、例えば体重減少目標が達成された場合に終了させることができる。治療計画には矯正段階を含むことができ、その期間中に体重減少を与えるに十分な量が投与され、その後に維持段階が続き、例えばその期間中に体重増加を防止するに十分な低用量が投与される。適切な維持的用量は本明細書で提供される用量範囲の下部で見出されるだろうが、矯正的用量および維持的用量は、本明細書の開示に基づいて、必要以上の実験無しに当業者により個々の対象に対して容易に確立することができる。維持的用量は、体重を食事制限及び運動、バイパス手術又はバンディング手術等の肥満学的処置もしくは他の薬物を使用する治療を含む、他の手段により以前から制御している患者の体重を維持するために使用することができる。 III.医薬組成物及びキット 本発明の別の態様により、薬理学的に許容される担体と一緒に製造される、本明細書にて開示する化合物を含む医薬組成物が提供される。具体的には、本開示により一つ又は複数の薬理学的に許容される担体と一緒に製剤される、本明細書にて開示する化合物を含む医薬組成物が提供される。これらの製剤は、経口投与、直腸内投与、局所的、口腔投与、非経口(例えば、皮下投与、筋内投与、皮内投与又は静脈内投与)直腸内投与、膣内投与又はエアロゾル投与に適切な製剤を含むが、任意の場合における最も適切な投与形態は治療される症状の重症度及び使用される特定の化合物の性質に依存するだろう。例えば、開示される組成物は単位用量として製剤することができ及び/又は経口投与又は皮下投与用に製剤することができる。 本発明の例示的な医学組成物は、例えば固形、半固形又は液体形態の薬剤形態で使用することができ、外用、内用又は非経口適用に適切な有機又は無機担体若しくは賦形剤との混合物における活性成分として、本発明の化合物の一つ又は複数を含む。活性成分は、例えば、通常は無毒の薬理学的に許容される担体と一緒に、錠剤、ペレット剤、カプセル剤、坐剤、水剤、乳剤、懸濁剤及び使用に適した他の形態用に配合することができる。目的の活性化合物は疾患の過程又は症状に対し所望の結果を生むに十分な量で医薬組成物に含まれる。 錠剤等の固体組成物を製造するために、主要活性成分は医薬担体、例えばコーンスターチ、ラクトース、スクロース、ソルビトール、滑石、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム又はガム質、並びに例えば水等の他の医薬品希釈剤等の従来的な錠剤化成分と混合することができ、本発明の化合物又はその薬理学的に許容できる無毒な塩の均一混合物を含む固形の予備処方組成物(preformulation composition)を形成する。これらの予備処方組成物を均一と言う場合、それは活性成分が組成物全体に一様に分散し、その結果前記組成物が錠剤、丸剤及びカプセル剤等の同等に効果的な単位用量形に容易に、さらに分割できることを意味する。 経口投与用の固形剤形(カプセル剤、錠剤、丸剤、糖剤、散剤、粒剤等)において、目的の組成物は一つ又は複数の薬理学的に許容される担体、例えばクエン酸ナトリウム又はリン酸二カルシウム及び/又は以下のいずれかと混合される:(1)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトール及び/又はケイ酸等の充填剤又は増量剤;(2)例えば、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロース及び/又はアカシア等の結合剤;(3)グリセロール等の保湿剤;(4)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモデンプン又はタピオカデンプン、アルギン酸、ある種のケイ酸塩及び炭酸ナトリウム等の崩壊剤;(5)パラフィン等の溶解遅延剤;(6)第4級アンモニウム化合物等の吸収促進剤;(7)例えば、アセチルアルコール及びグリセロールモノステアレート等の湿潤剤;(8)カオリン及びベントナイト粘土等の吸収剤;(9)滑石、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固形のポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム及びそれらの混合物等の滑沢剤;並びに(10)着色料。カプセル剤、錠剤及び丸剤の場合において、前記組成物は緩衝剤も含むことができる。同じような種類の固体組成物は、ラクトース又は乳糖、並びに高分子量のポリエチレングリコール等の賦形剤を用いる軟及び硬ゼラチンカプセル剤において充填剤としても使用することができる。 錠剤は、任意に一つ又は複数の副成分と一緒に、圧縮又は成形されることにより製造することができる。圧縮錠剤は結合剤(例えば、ゼラチン又はヒドロキシプロピルメチルセルロース)、滑沢剤、不活性希釈剤、保存剤、崩壊剤(例えば、デンプングリコール酸ナトリウム又は架橋カルボキシルメチルセルロースナトリウム)、界面活性剤又は分散剤を用いて製造することができる。湿製錠剤は、不活性液体希釈剤で湿らせた目的の組成物の混合物を、適切な機械において成形することにより製造することができる。錠剤、並びに糖剤、カプセル剤、丸剤及び粒剤等の他の固形剤型は、製薬的製剤化分野において周知の腸溶コーティング及び他のコーティング等のコーティング及びシェルで任意に実現又は製造することができる。 吸入又は吹入用の組成物は、薬理学的に許容される水性又は有機溶媒若しくはその混合物、並びに散剤中に水剤及び懸濁剤を含む。経口投与用の液体剤型には、薬理学的に許容される乳剤、マイクロエマルション、溶液、懸濁剤、シロップ剤及びエリキシル剤が含まれる。目的の組成物に加えて、液体剤型には当分野で一般に使用される不活性希釈剤を含まれる場合があり、前記不活性希釈剤には例えば、水又は他の溶媒、可溶化剤、および乳化剤、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、エチルカーボネート、酢酸エチル、ベンジルアルコール、ベンジルベンゾエート、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、油(具体的には、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油及びゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフリルアルコール、ポリエチレングリコール及びソルビタンの脂肪酸エステル、シクロデキストリン並びにそれらの混合物等が挙げられる。 懸濁剤は、目的の組成物に加えて、例えば、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトール及びソルビタンエステル、微結晶性セルロース、アルミニウムメタハイドロキサイド、ベントナイト、寒天及びトラガント、並びにそれらの混合物等の懸濁化剤を含むことができる。 直腸内投与又は膣内投与用の製剤は坐薬として提供することができ、坐薬は目的の組成物を、例えば、カカオ脂、ポリエチレングリコール、坐薬ワックス又はサリチレートを含む一つ又は複数の適切な非刺激性賦形剤又は担体と混合することにより製造することができ、坐薬は室温で固体であるが、体温と同等の温度では液体であり、従って体腔で溶解し活性薬剤を放出する。 目的の組成物を経皮投与するための剤形には、散剤、噴霧剤、軟膏剤、パスタ剤、クリーム剤、ローション剤、ゲル剤、水剤、貼付剤及び吸入剤が含まれる。活性成分は薬理学的に許容される担体と無菌条件下で混合することができ、必要な場合は任意の保存剤、緩衝液又は噴射剤とも混合することができる。 軟膏剤、パスタ剤、クリーム剤及びゲル剤は、目的の組成物に加えて、動物性又は植物性脂肪、油剤、ワックス、パラフィン、デンプン、トラガント、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコン、ベントナイト、ケイ酸、滑石及び酸化亜鉛又はそれらの混合物等の賦形剤を含むことができる。 散剤及び噴霧剤は、目的の組成物に加えて、ラクトース、滑石、ケイ酸、水酸化アルミニウム、ケイ酸カルシウム及びポリアミド粉末又はこれら物質の混合物等の賦形剤を含むことができる。噴霧剤はクロロフルオロ炭化水素並びにブタン及びプロパン等の揮発性の非置換炭化水素等の通例の噴射剤をさらに含むことができる。 あるいは、本発明の組成物及び化合物はエアロゾルにより投与することができる。これは前記化合物を含む水性エアロゾル、リポソーム製剤又は固体粒子を製造することにより達成される。非水性(例えば、フルオロカーボン噴霧剤)懸濁液が使用される場合もある。音波噴霧器が、目的の組成物中に含まれる化合物を分解するかもしれない剪断に薬剤を曝すことを最小限にするという理由で使用することができる。通常、水性エアロゾルは目的の組成物の水溶液又は懸濁液を、従来的な薬理学的に許容される担体及び安定剤と一緒に製剤することにより製造される。前記担体及び安定剤は、特定の目的の組成物が必要とするものにより異なるが、典型的には非イオン性界面活性剤(トウィーン、プルロニック又はポリエチレングリコール)、血清アルブミンのような無害なタンパク質、ソルビタンエステル、オレイン酸、レシチン、グリシン等のアミノ酸、緩衝液、塩、糖類若しくは糖アルコールが含まれる。エアロゾルは一般的には等張液から製造される。 非経口投与に適する本発明の医薬組成物は、目的の組成物を、一つ又は複数の薬理学的に許容される無菌等張で水性又は非水性の溶液、分散液、懸濁剤又は乳剤もしくは使用直前に無菌の注射剤又は分散液に再構成することができる無菌の散剤と一緒に含み、それらは、抗酸化剤、緩衝液、静菌剤、製剤に所望の受容者の血液との等張性を与える溶質若しくは懸濁化又は粘稠化剤を含むことができる。 本発明の医薬組成物において使用することができる適切な水性及び非水性の担体の例としては、水、エタノール、ポリオール(グリセロール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)及びそれらの適切な混合物、オリーブ油等の植物油、並びにオレイン酸エチル及びシクロデキストリン等の注射用有機酸エステルが挙げられる。適切な流動性は、例えばレシチン等のコーティング材料の使用、分散液の場合には必要とされる粒径の維持及び界面活性剤の使用によって維持することができる。 別の態様では、本発明は開示化合物及び腸内物質;並びにその薬理学的に許容される担体又は賦形剤を含む経腸性医薬製剤を提供する。腸内物質は胃の酸性環境で実質的に不溶性であり、腸液で、特定のpHにおいてほとんどが可溶性であるポリマーを意味する。小腸は胃と大腸の間にある胃腸管(腸)の一部であり、十二指腸、空腸及び回腸を含む。十二指腸のpHは約5.5であり、空腸のpHは約6.5であり、回腸末端部のpHは約7.5である。従って、腸内物質は例えばpH約5.0、約5.2、約5.4、約5.6、約5.8、約6.0、約6.2、約6.4、約6.6、約6.8、約7.0、約7.2、約7.4、約7.6、約7.8、約8.0、約8.2、約8.4、約8.6、約8.8、約9.0、約9.2、約9.4、約9.6、約9.8又は約10.0まで、可溶性ではない。腸内物質の例としては、酢酸フタル酸セルロース(CAP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、酢酸フタル酸ポリビニル(PVAP)、酢酸コハク酸メチルセルロースヒドロキシプロピル(HPMCAS)、酢酸トリメリト酸セルロース、コハク酸メチルセルロースヒドロキシプロピル、酢酸コハク酸セルロース、酢酸ヘキサヒドロフタル酸セルロース、プロピオン酸フタル酸セルロース、酢酸マレイン酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、メタクリル酸メチル及びメタクリル酸メチルのコポリマー、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル及びメタクリル酸のコポリマー、メチルビニルエーテル及び無水マレイン酸(Gantrez ESシリーズ)のコポリマー、エチル メチアクリラート−メチルメタクリラート−クロロトリメチルアンモニウム エチル アクリラート コポリマー、ゼイン、シェラック及びコーパルコロホリウム(collophorium)等の天然樹脂、並びにいくつかの市販の腸内分散系(例えば、Eudragit L30D55、Eudragit FS30D、Eudragit L100、Eudragit S100、Kollicoat EMM30D、Estacryl 30D、Coateric及びAquateric)が挙げられる。上記物質のそれぞれの溶解性は周知であるかin vitroで容易に測定できるかのどちらかである。前記は可能性のある物質の列挙であるが、本開示の利益を受ける当業者は、その列挙が包括的ではなく、本発明の目的に沿うであろう他の腸内物質が存在することを認めるであろう。 都合が良いことに、本発明により例えば体重減少を必要とする消費者により使用されるためのキットも提供される。このようなキットは上で記述されたような適切な剤形と、炎症を媒介、軽減又は防止するためにこのような剤形を使用する方法を記述する説明書を含む。前記説明書により消費者又は医療関係者は、当業者に周知の投与方法に従って剤形を投与することができるだろう。このようなキットは都合良くパッケージ化することができ、単体又は複数のキット単位で販売できる。このようなキットの例としては、いわゆるブリスター包装が挙げられる。ブリスター包装は包装産業において周知であり、調剤のユニット投薬形態(錠剤、カプセル剤等)のパッケージ化のために広く使用されている。ブリスター包装は一般的に、好ましくは透明な塑性物質から成る箔で覆われた比較的硬い材料からなる。包装過程の間に、凹所がプラスチック箔に形成される。前記凹所は包装される錠剤又はカプセル剤の大きさ及び形を有する。次に、錠剤又はカプセル剤が前記凹所に配置され、比較的硬い物質からなるシートが、凹所が形成された方向と反対側の箔の表面でプラスチック箔に対して密閉される。結果として、錠剤又はカプセル剤はプラスチック箔とシートの間にある凹所において密閉される。好ましくは、前記シートの硬さは、凹所に手で圧力を加えることにより錠剤又はカプセル剤をブリスター包装から取り除くことができ、それによる開口が凹所の場所でシートにおいて形成されるような硬さである。錠剤又はカプセル剤はそれから前記開口を介して取り除くことができる。 キットに記憶補助を備えることが望ましい場合があり、例えば、前記記憶補助は錠剤又はカプセル剤の隣に数字の形態として存在し、その数字は規定の錠剤又はカプセル剤を摂取するべき投与計画の日付に対応している。記憶補助の別の例としてはカードに、例えば「第1週目、月曜日、火曜日、...略....第2週目、月曜日、火曜日、...」略と印刷されたカレンダーが挙げられる。記憶補助の他の変形例は容易に明白であろう。「一日量」は特定の日に摂取される単一の錠剤又はカプセル剤若しくはいくつかの丸剤又はカプセル剤とすることができる。また、第一化合物の一日量は一つの錠剤又はカプセル剤とすることができ、一方で第二化合物の一日量はいくつかの錠剤又はカプセル剤とすることができ、逆の場合も同じである。記憶補助はこのことを反映するべきである。 第二の活性薬剤又は第二の活性薬剤を投与することを含む方法及び組成物もまた本明細書が意図するものである。例えば、過体重又は肥満であることに加え、対象又は患者は過体重又は肥満症関連合併症、すなわち過体重又は肥満であることよって、伴う、悪化する又は引き起こされる疾患及び他の有害な健康状態をさらに有していてもよい。開示化合物を、これらの過体重又は肥満症関連疾患を治療することを以前より示されている少なくとも一つの他の薬剤と併用することが本明細書が意図する。 例えば、II型糖尿病は肥満症と関連づけられている。II型糖尿病の特定の合併症、例えば、障害及び早期死亡は、持続した体重減少(Astrup、A. Pub Health Nutr (2001) 4:499-5 15)により予防、軽減、回避することができる。II型糖尿病を治療するために投与される薬剤には、スルホニルウレア(例えば、クロルプロパミドアミド、グリピジド、グリブリド、グリメピリド);メグリチニド(例えば、レパグリニド及びナテグリニド);ビグアナイド(例えば、メトホルミン);チアゾリジンジオン(ロシグリタゾン、トログリタゾン及びピオグリタゾン);ジペプチジルペプチダーゼ−4阻害剤(例えば、シタグリプチン、ビルダグリプチン及びサクサグリプチン);グルカゴン様ペプチド−1模倣剤(例えば、エクセナチド及びリラグルチド);並びにαグルコシダーゼ阻害剤(例えば、アカルボース及びミグリトール)が含まれる。 心臓の障害及び症状、例えば高血圧症、異脂肪血症、虚血性心疾患、心筋症、心筋梗塞、脳卒中、静脈血栓塞栓症及び肺高血圧症は、過体重又は肥満症と結び付けられている。例えば高血圧症は、過剰な脂肪組織が腎臓により作用し結果として高血圧にする物質を分泌するために、肥満症と結び付けられている。さらに、肥満症であると、一般的により多量のインスリンが産生され(過剰な脂肪組織が原因で)、この過剰なインスリンがまた血圧を上昇させる。高血圧症の治療法の主要な選択肢は体重減少である。高血圧症を治療するために投与される薬剤には、クロルタリドン;ヒドロクロロチアジド;インダパミド、メトラゾン;ループ利尿薬(例えば、ブメタニド、エタクリン酸、フロセミド、ラシックス、トルセミド);カリウム保持性利尿薬(例えば、塩酸アミロライド、ベンザミル、スピロノラクトン及びトリアムテレン);末梢性薬剤(peripheral agent)(例えば、レセルピン);中枢性アルファアゴニスト(central alpha-agonist)(例えば、塩酸クロニジン、酢酸グアナベンズ、塩酸グアンファシン及びメチルドパ);α遮断薬(例えば、メシル酸ドキサゾシン、塩酸プラゾシン及び塩酸テラゾシン);β遮断薬(例えば、アセブトロール、アテノロール、ベタキソロール、フマル酸ビソプロロール,塩酸カルテオロール、酒石酸メトプロロール、コハク酸メトプロロール、ナドロール、硫酸ペンブトロール、ピンドロール、塩酸プロプラノロール及びマレイン酸チモロール);α遮断薬とβ遮断薬の併用(例えば、カルベジロール及び塩酸ラベタロール);直接血管拡張薬(例えば、塩酸ヒドララジン及びミノキシジル);カルシウムアンタゴニスト(例えば、塩酸ジルチアゼム及び塩酸ベラパミル);ジヒドロピリジン(例えば、ベシル酸アムロジピン、フェロジピン、イスラジピン、ニカルジピン、ニフェジピン及びニソルジピン);ACE阻害剤(塩酸ベナゼプリル、カプトプリル、マレイン酸エナラプリル、ホシノプリル、リシノプリル、モエキシプリル、塩酸キナプリル、ラミプリル、トランドラプリル);アンジオテンシンII受容体遮断薬(例えば、ロサルタンカリウム、バルサルタン及びイルベサルタン);レニン阻害剤(例えば、アリスキレン);並びにそれらの組み合わせが挙げられる。これらの化合物は該技術分野において周知の投与計画及び投与量において投与される。 Carrら(The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism (2004) Vol. 89、No. 6 2601-2607)は、過体重又は肥満であることと異脂肪血症の関連性を考察した。異脂肪血症は典型的にはスタチンで治療される。HMG−CoA還元酵素阻害剤であるスタチンは、対象においてコレステロールの産生を鈍化させ及び/又はコレステロールの沈着を動脈から除去する。スタチンには、メバスタチン、ロバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチン、ベロスタチン(velostatin)、ジヒドロコンパクチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、ダルバスタチン、カルバスタチン(carvastatin)、クリルバスタチン、ベバスタチン(bevastatin)、セフバスタチン(cefvastatin)、ロスバスタチン、ピタバスタチン及びグレンバスタチンが含まれる。これらの化合物は該技術分野において周知の投与計画及び投与量において投与される。Eckel(Circulation (1997) 96:3248-3250)は、過体重又は肥満であることと虚血性心疾患の間にある関連性を考察する。虚血性心疾患を治療するために投与される薬剤には、スタチン、ナイトレート(例えば、二硝酸イソソルビド及び一硝酸イソソルビド)、β遮断薬及びカルシウムチャネル拮抗剤が含まれる。これらの化合物は該技術分野において周知の投与計画及び投与量において投与される。 Wongら(Nature Clinical Practice Cardiovascular Medicine (2007) 4:436-443)は、過体重又は肥満であることと心筋症の間にある関連性を考察する。心筋症を治療するために投与される薬剤には、変力薬(例えば、ジゴキシン)、利尿薬(例えば、フロセミド)、ACE阻害剤、カルシウムアンタゴニスト、抗不整脈剤(例えば、ソタロール(Sotolol)、アミオダロン及びジソピラミド)並びにβ遮断薬が含まれる。これらの化合物は該技術分野において周知の投与計画及び投与量において投与される。Yusefら(Lancet (2005) 366(9497): 1640-1649)は、過体重又は肥満であることと心筋梗塞の間にある関連性を考察する。心筋梗塞を治療するために投与される薬剤には、ACE阻害剤、アンジオテンシンII受容体遮断薬、直接血管拡張薬、β遮断薬、抗不整脈剤並びに血栓溶解剤(例えば、アルテプラーゼ、レテプラーゼ(Retaplase)、テネクテプラーゼ、アニストレプラーゼ及びウロキナーゼ)が含まれる。これらの化合物は該技術分野において周知の投与計画及び投与量において投与される。 Sukら(Stroke (2003) 34: 1586-1592)は、過体重又は肥満であることと脳卒中の間にある関連性を考察する。脳卒中を治療するために投与される薬剤には、抗血小板薬(例えば、アスピリン、クロピドグレル、ジピリダモール及びチクロピジン)、抗血液凝固剤(例えば、ヘパリン)及び血栓溶解剤が含まれる。Steinら(The American Journal of Medicine (2005) 18(9):978-980)は、過体重又は肥満であることと静脈血栓塞栓症の間にある関連性を考察する。静脈血栓塞栓症を治療するために投与される薬剤には、抗血小板薬、抗血液凝固剤及び血栓溶解剤が含まれる。Sztrymfら(Rev Pneumol Clin (2002) 58(2): 104-10)は、過体重又は肥満であることと肺高血圧症の間にある関連性を考察する。肺高血圧症を治療するために投与される薬剤には、変力薬、抗血液凝固剤、利尿薬、カリウム(例えば、K−dur)、血管拡張剤(例えば、ニフェジピン及びジルチアゼム)、ボセンタン、エポプロステノール及びシルデナフィルが含まれる。肥満低換気症候群、喘息及び閉塞性睡眠時無呼吸等の呼吸の障害及び症状は過体重又は肥満であることに関連付けられている。Elamin(Chest (2004) 125: 1972-1974)は、過体重又は肥満であることと喘息の間にある関連性を考察する。喘息を治療するために投与される薬剤には、気管支拡張剤、抗炎症剤、ロイコトリエン阻害剤及びIge阻害剤が含まれる。具体的な喘息薬にはザフィルルカスト、フルニソリド、トリアムシノロン、ベクロメタゾン、テルブタリン、フルチカゾン、ホルモテロール、ベクロメタゾン、サルメテロール、テオフィリン及びゾペネックス(Xopenex)が含まれる。 Kesslerら(Eur Respir J (1996) 9:787-794))は、過体重又は肥満であることと閉塞性睡眠時無呼吸の間にある関連性を考察する。閉塞性睡眠時無呼吸を治療するために投与される薬剤には、モダフィニル及びアンフェタミンが含まれる。 非アルコール性脂肪性肝疾患等の肝臓の障害及び症状は過体重又は肥満であることと関連付けられている。Tolmanら(Ther Clin Risk Manag (2007) 6: 1153-1163)は、過体重又は肥満であることと非アルコール性脂肪性肝疾患の間にある関連性を考察する。非アルコール性脂肪性肝疾患を治療するために投与される薬剤には、抗酸化剤(例えば、ビタミンE及びC)、インスリン感受性改善薬(メトホルミン、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン及びベタイン)、肝保護剤(hepatoprotectant)並びに高脂血症治療薬が含まれる。 背痛及び荷重関節の変形性関節症等の骨の疾患及び症状は過体重又は肥満であること関連付けられており、Saase(J Rheumatol (1988) 15(7): 1152-1158)は、過体重又は肥満であることと荷重関節の変形性関節症の間にある関連性を考察する。荷重関節の変形性関節症を治療するために投与される薬剤には、アセトアミノフェン、非ステロイド系抗炎症剤(例えば、イブプロフェン、エトドラク、オキサプロジン、ナプロキセン、ジクロフェナク及びナブメトン)、COX−2阻害剤(例えば、セレコキシブ)、ステロイド類、サプリメント(例えばグルコサミン及びコンドロイチン硫酸)及び人工関節液が含まれる。 代謝の疾患及び症状、例えば、プラーダー‐ヴィリ症候群及び多嚢胞性卵巣症候群は過体重又は肥満であることと関連付けられている。Cassidy(Journal of Medical Genetics (1997) 34:917-923)は、過体重又は肥満であることとプラーダー‐ヴィリ症候群の間にある関連性を考察する。プラーダー‐ヴィリ症候群を治療するために投与される薬剤には、ヒト成長ホルモン(HGH)、ソマトロピン及び体重減少薬剤(例えば、オルリスタット、シブトラミン、メタンフェタミン、イオナミン、フェンテルミン、ブプロピオン、ジエチルプロピオン、フェンジメトラジン、ベンズフェタミン(Benzhetermine)及びトパマックス(Topamax))が含まれる。 Hoeger(Obstetrics and Gynecology Clinics of North America (2001) 28(l):85-97)は、過体重又は肥満であることと多嚢胞性卵巣症候群の間にある関連性を考察する。多嚢胞性卵巣症候群を治療するために投与される薬剤には、インスリン増感剤、合成エストロゲンとプロゲステロンの併用、スピロノラクトン、エフロルニチン及びクロミフェンが含まれる。精神性機能障害、勃起不全、不妊症、産科合併症及び胎児異常等の生殖の障害及び症状は、過体重又は肥満であることと関連付けられている。Larsenら(Int J Obes (Lond) (2007) 8: 1189-1198)は、過体重又は肥満であることと性機能障害の間にある関連性を考察する。Chungら(Eur Urol (1999) 36(l):68-70)は、過体重又は肥満であることと勃起不全の間にある関連性を考察する。勃起不全を治療するために投与される薬剤には、ホスホジエステラーゼ阻害剤(例えば、タダラフィル、クエン酸シルデナフィル及びバルデナフィル)、プロスタグランジンE類似体(例えば、アルプロスタジル)、アルカノイド(例えば、ヨヒンビン)及びテストステロンが含まれる。Pasqualiら(Hum Reprod (1997) 1 :82-87)は、過体重又は肥満であることと不妊症の間にある関連性を考察する。不妊症を治療するために投与される薬剤には、クロミフェン、クエン酸クロミフェン、ブロモクリプチン、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)、GnRHアゴニスト、GnRHアンタゴニスト、タモキシフェン/ノルバデックス、性腺刺激ホルモン、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)、ヒト閉経期尿性ゴナドトロピン(HmG)、プロゲステロン、組換え卵胞刺激ホルモン(FSH)、ウロフォリトロピン、ヘパリン、ホリトロピンアルファ及びホリトロピンベータが含まれる。 Weissら(American Journal of Obstetrics and Gynecology (2004) 190(4): 1091-1097)は、過体重又は肥満であることと産科合併症の間にある関連性を考察する。産科合併症を治療するために投与される薬剤には、塩酸ブピバカイン、ジノプロストンPGE2、メペリジンHCl、Ferro−folic−500/iberet−folic−500、メペリジン、マレイン酸メチルエルゴノビン、ロピバカインHCl、ナルブフィンHCl、オキシモルフォンHCl、オキシトシン、ジノプロストン、リトドリン、臭化水素酸スコポラミン、クエン酸スフェンタニル及び分娩促進薬が含まれる。 精神医学的な疾患及び症状、例えば体重関連性のうつ病及び不安神経症は、過体重又は肥満であることと関連関連付けられている。Dixsonら(Arch Intern Med (2003) 163:2058-2065)は、過体重又は肥満であることとうつ病の間にある関連性を考察する。うつ病を治療するために投与される薬剤には、セロトニン再取り込み阻害剤(例えば、フルオキセチン、エシタロプラム、シタロプラム、パロキセチン、セルトラリン及びベンラファキシン);三環系抗うつ薬(例えば、アミトリプチリン、アモキサピン、クロミプラミン、デシプラミン、塩酸ドスレピン、ドキセピン、イミプラミン、イプリンドール、ロフェプラミン、ノルトリプチリン、オピプラモール、プロトリプチリン及びトリミプラミン);モノアミンオキシダーゼ阻害剤(例えば、イソカルボキサジド、モクロベミド、フェネルジン、トラニルシプロミン、セレギリン、ラサギリン、ニアラミド、イプロニアジド、イプロクロジド、トロキサトン、リネゾリド、ジエノリドカバピロンデスメトキシヤンゴニン及びデキストロアンフェタミン);精神刺激剤(例えば、アンフェタミン、メタンフェタミン、メチルフェニデート及びアレコリン);抗精神病剤(例えば、ブチロフェノン、フェノチアジン、チオキサンテン、クロザピン、オランザピン、リスペリドン、クエチアピン、ジプラシドン、アミスルプリド、パリペリドン、シンビアックス(Symbyax)、テトラベナジン及びカンナビジオール);並びに気分安定剤(例えば、炭酸リチウム、バルプロ酸、ジバルプロックスナトリウム、バルプロ酸ナトリウム、ラモトリギン、カルバマゼピン、ガバペンチン、オクスカルバゼピン及びトピラメート)が含まれる。 Simonら(Archives of General Psychiatry (2006) 63(7):824-830)は、過体重又は肥満であることと不安神経症の間にある関連性を考察する。不安神経症を治療するために投与される薬剤には、セロトニン再取り込み阻害剤、気分安定剤、ベンゾジアゼピン(例えば、アルプラゾラム、クロナゼパム、ジアゼパム及びロラゼパム)、三環系抗うつ薬、モノアミンオキシダーゼ阻害剤及びβ遮断薬が含まれる。 本発明の別の態様では、対象において体重減少を促進及び維持するための方法が提供され、その方法は対象において体重減少を引き起こす効果がある量の開示化合物を対象に投与すること;対象において減少した体重を維持するために、治療有効量の異なる体重減少剤を投与すること、が含まれる。体重減少剤にはセロトニン及びノルアドレナリン再取り込阻害剤;ノルアドレナリン再取り込阻害剤;選択的セロトニン再取り込阻害剤;及び腸リパーゼ阻害剤が含まれる。具体的な体重減少剤には、オルリスタット、シブトラミン、メタンフェタミン、イオナミン、フェンテルミン、ブプロピオン、ジエチルプロピオン、フェンジメトラジン、ベンズフェタミン(benzhetermine)、ブロモクリプチン、ロルカセリン(Lorcaserin)、トピラメートもしくは、グレリン作用を遮断すること、ジアシルグリセロールアシルトランスフェラーゼ1(DGAT1)活性を阻害すること、ステアロイルCoA不飽和酵素1(SCD1)活性を阻害すること、ニューロペプチドY受容体1の機能を阻害すること、ニューロペプチドY受容体2又は4の機能を活性化することもしくはナトリウム・グルコース共輸送体1又は2の活性を阻害することにより食物摂取を調節する働きをする薬剤が含まれる。これらの化合物は該技術分野において周知の投与計画及び投与量において投与される。 本明細書に記載の化合物は、本明細書に含まれる教示及び該技術分野において周知の合成手順に基づき、多くの方法で製造できる。下記の合成法に関する記述において、溶媒、反応雰囲気、反応温度、実験期間及び精密検査手の選択を含む、提案される反応条件は全て、特に指示のない限り、その反応に対し標準的な条件であるよう選択され得ることを理解されたい。分子の様々な部分に存在する官能基が、提案される試薬及び反応に適合すべきであることは、有機合成の当業者に理解されるところである。反応条件に適合しない置換基は当業者には明らかであると考えられ、従って代替方法が示される。実施例で用いられる出発物質は市販であるか周知の物質から標準方法により容易に製造されるかのいずれかである。 本明細書で「中間体」とされる化合物の少なくともいくつかは、本発明の化合物と見なされる。 1H核磁気共鳴スペクトルは、実施例化合物に対する三重共鳴5mmプローブ及び中間体化合物に対するBruker Avance DRX(400MHz)分光計又はBruker Avance DPX(300MHz)分光計のいずれかを備えたVarian Unity Inova(400MHz)分光計を用いて外界温度で記録された。化学シフトはテトラメチルシランに対するppmで表現される。以下の略語が使用される:br=ブロードシグナル(broad signal)、s=一重項(singlet)、d=二重項(doublet)、dd=ダブル二重項(double doublet)、ddd=ダブルダブル二重項(double double doublet)、dt=ダブル三重項(double triplet)、tt=トリプル三重項(triple triplet)、t=三重項(triplet)、q=四重項(quartet)、m=多重項(multiplet)。 滞留時間(r/t)及び関連する質量イオンを測定するために以下の方法を用いて質量分析(LCMS)実験を行った。 方法A 陽イオンエレクトロスプレー並びにHiggins Clipeus C18 5μm 100×3.0mmのカラム及び2mL/分の流量を用いた単波長UV254nm検出を備えたMicromass Platform LCT分光計で実験を行った。初期溶媒系は、最初の1分間は0.1%ギ酸を含む95%の水(溶媒A)及び0.1%ギ酸を含む5%のアセトニトリルで、その後の14分間に渡って溶媒A(5%)及び溶媒B(95%)まで濃度勾配を変化させた。最終溶媒系をさらに2分間一定に保った。 方法B 陽イオン及び陰イオンモードエレクトロスプレー並びにHiggins Clipeus C18 5μm 100×3.0mmのカラム及び1mL/分の流量を用いた単波長UV254nm検出を備えたWaters Micromass ZQ2000四重極質量分光計で実験を行った。初期溶媒系は、最初の1分間は0.1%ギ酸を含む85%の水(溶媒A)及び0.1%ギ酸を含む15%のメタノールで、その後の12分間に渡って溶媒A(5%)及び溶媒B(95%)まで濃度勾配を変化させた。最終溶媒系をさらに7分間一定に保った。 方法C PDA紫外吸光検出器を備えたWaters Acquity UPLC系に連結したWaters Micromass ZQ2000四重極質量分光計で実験を行った。分光計は陽イオン及び陰イオンモードで作動するエレクトロスプレー源並びにAcquity BEH C18 1.7μm又はAcquity BEH Shield RP18 1.7μm及び0.4 mL/分の流量を用いた単波長UV254nm検出を有する。初期溶媒系は、最初の0.4分間は0.1%ギ酸を含む95%の水(溶媒A)及び0.1%ギ酸を含む5%のアセトニトリルで、その後の6分間に渡って溶媒A(5%)及び溶媒B(95%)まで濃度勾配を変化させた。最終溶媒系をさらに0.8分間一定に保った。 方法D DAD紫外吸光検出器を備えたHewlett Packard HP 1100 LC系に連結したWaters Microトリプル四重極質量分光計で実験を行った。分光計は陽イオン及び陰イオンモードで作動するエレクトロスプレー源並びにHiggins Clipeus C18 100×3.0mmのカラム及び1mL/分の流量を用いたDAD/ELS検出を有する。初期溶媒系は、最初の1.0分間は0.1%ギ酸を含む85%の水(溶媒A)及び0.1%ギ酸を含む15%のメタノールで、その後の12分間に渡って溶媒A(5%)及び溶媒B(95%)まで濃度勾配を変化させた。最終溶媒系をさらに7分間一定に保った。 方法E 陽イオン及び陰イオンエレクトロスプレー並びにPhenomenex Luna C18(2) 30×4.6mmのカラム及び2mL/分の流量を用いたELS/ダイオードアレイ検出を備えたMicromass Platform LC分光計で実験を行った。初期溶媒系は、最初の0.50分間は0.1%ギ酸を含む95%の水(溶媒A)及び0.1%ギ酸を含む5%のメタノールで、その後の4分間に渡って溶媒A(5%)及び溶媒B(95%)まで濃度勾配を変化させた。最終溶媒系をさらに0.50分間一定に保った。 方法F 陽イオン及び陰イオンモードで作動するエレクトロスプレー源並びにPhenomenex Luna C18(2) 30×4.6mmのカラム及び2mL/分程度の流量を用いるELS/ダイオードアレイ検出を備えたWaters ZMD四重極質量分光計で実験を行った。初期溶媒系は、最初の0.50分間は0.1%ギ酸を含む95%の水(溶媒A)及び0.1%ギ酸を含む5%のメタノールで、その後の4分間に渡って溶媒A(5%)及び溶媒B(95%)まで濃度勾配を変化させた。最終溶媒系をさらに1分間一定に保った。 方法G ダイオードアレイ検出器を備えたHewlett Packard 1050 LC系に連結したFinnigan AQAシングル四重極質量分光計で実験を行った。分光計は陽イオンモードで作動するエレクトロスプレー源を有する。さらに、検出はSedex 65蒸発光散乱検出器を用いて達成された。LCはLuna 3μm 30×4.6mm C18のカラム及び2ml/分の流量を用いて行われた。初期溶媒系は、最初の0.5分間は0.1%ギ酸を含む95%の水(溶媒A)及び0.1%ギ酸を含む5%のメタノールで、その後の4分間に渡って溶媒A(5%)及び溶媒B(95%)まで濃度勾配を変化させた。最終溶媒系をさらに1分間一定に保った。 方法H ダイオードアレイ検出を備えたHewlett Packard HP 1100 LC系に連結したWaters platform LC四重極質量分光計で実験を行った。分光計は陽イオン及び陰イオンモードで作動するエレクトロスプレー源を有する。さらに検出はSedex 65蒸発光散乱検出器を用いて達成された。LCはLuna 3μm 30×4.6mm C18のカラム及び2ml/分の流量を用いて行われた。初期溶媒系は、最初の0.5分間は0.1%ギ酸を含む95%の水(溶媒A)及び0.1%ギ酸を含む5%アセトニトリルで、その後の4分間に渡って溶媒A(5%)及び溶媒B(95%)まで濃度勾配を変化させた。最終溶媒系をさらに1分間一定に保った。 マイクロ波実験をBiotage Initiato(商標)を用いて行った。Biotage Initiato(商標)は単一モード共振器及び動的場同調を用いており、その両方により再現性及び制御が得られる。温度は40〜250℃まで到達でき、圧力は20バールまで到達できる。3種類のバイアル(0.5〜2.0ml、2.0〜5.0ml及び5.0〜20ml)がこのプロセッサに使用可能である。 分取HPLC精製は、Genesisから得たC18逆相カラム(C18)又はPhenomenexから得たC6フェニルカラム(C6フェニル)(内径100×22.5mm、粒子径7μm、230又は254nmでUV検出、流量5〜15ml/分)のいずれかを用いて行い、100〜0%から0〜100%までの濃度勾配の0.1%ギ酸を含む水/アセトニトリル又は水/メタノールで、18ml/分の流量で溶出させた。所要の生成物を含む画分(LCMS分析で同定)をプールし、有機画分を蒸発により除去し、残りの水性画分を凍結乾燥し、最終産物を得た。 カラムクロマトグラフィを必要とする化合物は、Touch Logic Control(商標)を備えたBiotage SP1(商標)フラッシュ精製システム若しくはそれぞれ包装済みのsilica gel Isolute(登録商標)SPEカートリッジ、Biotage SNAPカートリッジ又はRedisep(登録商標)Rfカートリッジのいずれかを用いて手動又は完全自動で精製した。 略語:THF:テトラヒドロフラン;DMF:N,N−ジメチルホルムアミド;DCM:ジクロロメタン;Dppf:ジフェニルホスフィノフェロセン;AIBN:アゾ−ビス−(イソブチロニトリル)、DMA:ジメチルアセトアミド、DIPEA:ジ−イソプロピルエチルアミン、BINAP:1,1’−ビ(2−ナフチルアミン)、DCE:1,2−ジクロロエタン、Boc:t−ブトキシカルボニル、HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−Ν,Ν,Ν’,Ν’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸 実施例1:2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−エチル安息香酸 過酸化水素(30%水溶液、0.961ml)を酢酸(8.5ml)中2−(フェニルチオメチル)−5−エチル安息香酸(中間体1、0.231g)に滴加した。得られた混合物を撹拌し、60℃で2時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、乾燥するまで蒸発させ、白色固体の2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−エチル安息香酸(0.186g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.85 (s, 1H), 7.7 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.35 (dd, 1H), 7.3 (d, 1H), 5.05 (s, 2H), 2.7 (q, 2H), 1.3 (t, 3H) LCMS (方法A) r/t 9.39 (M+Na) 327, (M-H) 303 実施例2:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ安息香酸 過酸化水素(30%水溶液、0.117ml)を酢酸(1.7ml)中エチル 6−(フェニルチオメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(中間体19、0.057g)の溶液に加え、得られた溶液を撹拌し60℃で2時間加熱した。冷却後、溶液を乾燥するまで蒸発させ、未精製のスルホンを得た。残渣をジオキサン(1ml)と水(1ml)の混合物に溶解させ、水酸化リチウム(0.072g)を加えた。混合物を撹拌し、マイクロ波中で160℃、15分間加熱した。冷却後、混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣を塩酸(1M)添加により酸性化させ、その直後にメタノールと0.1%ギ酸を含む水との混合物で溶出する分取HPLC(C18)により、白色固体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸(0.022g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 13.2 (br s, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.6 (t, 2H), 7.3 (d, 1H), 6.9 (d, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.7 (s, 3H), 2.6 (q, 2H), 1.15 (t, 3H) LCMS (方法B) r/t 9.16 (M+Na) 357, (M-l) 333 実施例3:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−プロピル安息香酸 水酸化リチウム(1M水溶液、0.45ml)をジオキサン中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−プロピルベンゾエート(中間体24、0.034g)溶液に加え、その溶液を撹拌しマイクロ波中で160℃、15分間加熱した。冷却した溶液をギ酸添加により酸性化させ、その後分取HPLC(C18)によりメタノールと0.1%ギ酸を含む水との混合物で溶出させ、白色固体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−プロピル安息香酸(0.024g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.3 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.8 (s, 3H), 2.65 (t, 2H), 1.7 (m, 2H), 1.0 (t, 3H) LCMS (方法B) r/t 10.08 (M+Na) 371, (M-H) 347 実施例4:6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(中間体2)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 12.5-11.0 (br s, 1H), 7.6 (m, 2H), 7.55 (m, 3H), 7.25 (d, 1H), 6.9 (d, 1H), 4.4 (d, 1H), 4.1 (d, 1H), 3.9 (s, 3H), 2.7 (m, 2H), 1.25 (t, 3H) LCMS (方法D) r/t 9.50 (M+H) 319 実施例5:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シクロプロピル−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シクロプロピル−2−メトキシベンゾエート(中間体25)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (dd, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.1 (d, 1H), 6.9 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 2.2 (m, 1H), 1.05 (m, 2H), 0.8 (m, 2H) LCMS (方法D) r/t 9.29 (M+Na) 369 (M-H) 345 実施例6:6−(4−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(4−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(中間体21)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 2H), 7.5 (d, 2H), 7.35 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 2.7 (q, 2H), 1.25 (t, 3H) LCMS (方法D) r/t 10.35 (M+Na) 391 , (M-H) 367 実施例7:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ−ベンゾエート(中間体60)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 2H), 6.9 (d, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.9 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 9.07 (M+Na) 407 & 409 (M-H) 383 & 385 実施例8:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−メチル−安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−メチルベンゾエート(中間体26)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CD3OD) δ 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.2 (d, 1H), 6.9 (d, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.3 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 8.34 (M+Na) 343 (M-H) 319 実施例9:3−エチル−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)安息香酸 エチル 3−エチル−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体22)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (d, 1H), 7.5 (t, (1H), 7.25 (m, 2H), 7.2 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.8 (s, 3H), 2.7 (q, 2H), 2.6 (s, 3H), 1.2 (t, 3H) LCMS (方法D) r/t 9.90 (M+Na) 371 (M-H) 347 実施例10:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体27)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.8 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (m, 4H), 7.15 (d, 1H), 6.8 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.7 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 9.35 (M+Na) 395 (M-H) 371 実施例11:6−(1−ベンゼンスルホニルエチル)−3−エチル−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(l−ベンゼンスルホニルエチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(中間体3)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.5-13.0 (br s, 1H), 7.7 (t, 1H), 7.6 (m, 4H), 7.35 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 4.55 (q, 1H), 3.65 (s, 3H), 2.6 (m, 2H), 1.55 (d, 3H), 1.15 (t, 3H) LCMS (方法D) r/t 9.93 (M+Na) 371 実施例12:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(オキサゾール−5−イル)−安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(オキサゾール−5−イル)ベンゾエート(中間体30)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR(CDCl3) δ 8.0 (s, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.65 (m, 1H), 7.6 (s, 1H), 7.5 (m, 2H), 7.1 (d, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.8 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 7.9 (M+H) 374 実施例13:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−5−イル)−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−5−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体31)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.6 (s, 1H), 7.8 (m, 3H), 7.7 (t, 1H), 7.6 (s, 1H), 7.55 (t, 2H), 7.2 (d, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.9 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 8.45 (M+H) 390 実施例14:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−フェニル安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−フェニルベンゾエート(中間体32)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.85 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.6 (m, 4H), 7.45 (m, 4H), 7.25 (d, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.45 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 10.36 (M+Na) 405 実施例15:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)ベンゾエート(中間体33)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.8-12.9 (br s, 1H), 8.95 (s, 1H), 8.8 (d, 1H), 8.4 (d, 1H), 7.9 (m, 1H), 7.8 (m, 3H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.4 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 5.64 (M+H) 384 実施例16:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−3−イル)安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(中間体45)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.7-12.5 (br s, 1H), 7.8 (d, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.6 (m, 2H), 7.0 (d, 1H), 6.7 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 7.51 (M+H) 373 実施例17:2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(フラン−3−イル)安息香酸 メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体41)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.3-12.9 9 (br s, 1H), 8.3 (s, 1H), 8.05 (s, 1H), 7.8 (s, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.6 (m, 4H), 7.2 (d. 1H), 7.0 (s, 1H), 5.2 (s, 2H) LCMS (方法D) r/t 9.52 (M+Na) 365, (M-H) 341 実施例18:2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(オキサゾール−5−イル)安息香酸 メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(オキサゾール−5−イル)ベンゾエート(中間体42)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.7-12.7 (br s, 1H), 8.5 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.8 (m, 1H), 7.7 (t, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (t, 2H), 7.3 (d, 1H), 5.3 (s, 2H) LCMS (方法D) r/t 8.01 (M+H) 344 実施例19:3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)安息香酸 エチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体28)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.6-13.2 (br s, 1H), 8.2 (s, 1H), 7.8 (s, 1H), 7.7 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.4 (t, 1H), 7.05 (d. 1H), 7.0 (s, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.6 (s, 3H), 2.55 (s, 3H). LCMS (方法C) r/t 4.32 (M+Na) 409, (M-H) 385 実施例20:2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)安息香酸 エチル 2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体62)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CD3OD) δ 7.75 (dd, 1H), 7.55 (dt, 1H), 7.3 (m, 3H), 7.0 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 2.6 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 8.03 (M+Na) 343 実施例21:6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体29)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.5-13.2 (br s, 1H), 8.2 (s, 1H), 7.8 (m, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.7 (m, 4H), 7.05 (d, 1H), 73.0 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.46 (M+Na) 429及び431 , (M-H) 405及び407 実施例22:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(オキサゾール−4−イル)−2−メトキシ安息香酸 未精製メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(オキサゾール−4−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体49)から出発し、ジオキサンの代わりにメタノールを使用して、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.7-13.2 (br s, 1H), 8.5 (m, 2H), 7.95 (d, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.6 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.7 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t3.51 (M+H) 374 実施例23:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−4−イル)−2−メトキシ安息香酸 未精製メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−4−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体57)から出発し、ジオキサンの代わりにメタノールを使用して、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.6-13.1 (br s, 1H), 9.35 (s, 1H), 8.95 (s, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.65 (d, 1H), 7.6 (t, 2H), 7.1 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.5 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.75 (M+H) 390 実施例24:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−2−イル)安息香酸 メチル 6−ベンゼンスルホニルメチル−2−メトキシ−3−(チアゾール−2−イル)ベンゾエート(中間体34、0.1g)とメタノール(2ml)中水酸化リチウム(1M水溶液、1.25ml)の混合物を撹拌し、80℃で2時間加熱した。溶液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を4〜98%濃度勾配のメタノール及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出するHPLC(C18)により精製した。得られたゴム状物質をエーテルで摩砕した後、固形物を濾過収集し淡いピンク固体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−2−イル)安息香酸(0.025g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 8.2 (d, 1H), 8.0 (d, 1H), 7.9 (d, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.6 (m, 2H), 7.1 (d, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.8 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.75 (M+H) 390 実施例25A及び実施例25B:(Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸及び(E)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体5)のE及びZ異性体の混合物から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。異性体を20〜40%の濃度勾配のアセトニトリル及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出する分取HPLC(C6フェニル)により分離した。 25A: NMR (DMSO-d6) δ 8.05 (s, 1H), 7.7 (s, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.4 (m, 4H), 7.15 (br d, 1H), 6.95 (s, 1H), 6.7 (br s, 1H), 6.2 (m, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.85 (br s, 2H), 3.5 (s, 3H), 3.0 (br s, 4H), 1.1 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.27 (M+H) 384 25B: NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (s, 1H), 8.05 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.8 (d, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (d, 1H), 7.2 (br s, 1H), 7.0 (s, 1H), 6.7 (br s, 1H), 6.55 (m, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.75 (br s, 2H), 3.7 (s, 3H), 3.1 (br s, 4H), 1.2 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.34 (M+H) 484 実施例26:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エトキシ−3−(フラン−3−イル)安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エトキシ−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体11)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.5-13.1 (br s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.6 (m, 3H), 7.0 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.75 (q, 2H), 1.2 (t, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.30 (M+Na) 409 実施例27:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体35)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) 8.3 (s, 1H), 7.65 (m, 4H), 7.55 (t, 2H), 7.4 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 6.45 (d, 1H), 5.65 (s, 2H) LCMS (方法C) r/t 4.2 (M+Na) 381 実施例28:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゾエート(中間体15)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.5-13.2 (br s, 1H), 8.4 (s, 1H), 7.7-7.5 (m, 7H), 7.05 (s, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.95 (br s, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.75 (t, 2H), 3.65 (t, 2H) LCMS (方法C) r/t 3.67 (M+Na) 425 実施例29:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−メトキシエトキシ)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−メトキシエトキシ)ベンゾエート(中間体16)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.7-13.0 (8.3 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.6 (m, 3H), 7.0 (m, 2H), 4.75 (s, 2H), 3.85 (m, 2H), 3.55 (m, 2H), 3.25 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.14 (M+Na) 439 実施例30:6−[2−(3−ジエチルアミノプロピル)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−[2−(3−ジエチルアミノプロピル)ベンゼン−スルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体4)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.1 (s, 1H), 7.9 (d, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.7 (t, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.25 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.7 (s, 3H), 3.1 (m, 8H), 2.0 (br s, 2H), 1.2 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.31 (M+H) 486 実施例31:3−(3−フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリド−3−イルスルホニルメチル)安息香酸 エチル 3−(3−フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリド−3−イルスルホニル−メチル)ベンゾエート(中間体44)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.6-13.1 (br s, 1H), 8.9 (d, 1H), 8.75 (s, 1H), 8.2 (s, 1H), 8.0 (dd, 1H), 7.8 (d, 1H), 7.7 (d, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.60 (M+H) 374 実施例32:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソキサゾール−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソキサゾール−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体47、0.03g)、水酸化リチウム(1M水溶液、0.4ml)及びジオキサン(1ml)の混合物を室温で一晩撹拌し、その後40℃で8時間加熱した。室温で一晩静置した後、60℃で6時間加熱した。得られた混合物を濃塩酸添加により酸性化した後、イソプロパノール(約0.5ml)を添加した。その混合物を、40〜98%の濃度勾配のメタノール及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出する分取HPLC(C18)により精製し、透明なガラス状物質として6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソキサゾール−3−イル)−2−メトキシ安息香酸(0.02g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 13.8-13.1 (br s, 1H), 9.1 (s, 1H), 7.75 (m, 4H), 7.65 (m, 2H),7.1 (d. 1H), 7.0 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (方法D) r/t 7.93 (M+Na) 396 実施例33:3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)安息香酸 メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体39)から出発し、実施例32と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.9 (d, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (m, 2H), 7.2 (d, 1H), 7.1 (m, 2H), 6.75 (s, 1H), 4.9 (s, 2H), 4.1 (s, 3H), 3.75 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.07 (M+Na) 425 実施例34:3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリド−2−イルスルホニルメチル)安息香酸 メチル3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリド−2−イルスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体40)から出発し、実施例27と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.6-13.2 (br s, 1H), 8.8 (d, 1H), 8.15 (s, 1H), 8.1 (t, 1H), 7.9 (d, 1H), 7.75 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.9 (s, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.69 (M+H) 374 実施例35:3−エチル−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸 トリメチルシラン酸カリウム(Potassium trimethylsilanoate)(0.257g)を無水THF(10ml)中エチル 3−エチル−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体23、0.076g)溶液に添加した。得られた混合物を室温で3日間撹拌した。混合物を水で希釈し酢酸エチルで洗浄した。濃塩酸を注意深く添加することにより水層を酸性化した後、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を50〜80%の濃度勾配のメタノール及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出する分取HPLC(C18)により精製し、白色固体の3−エチル−6−(4−フルオロベンゼンスルホニル−メチル)−2−メトキシ安息香酸(0.014g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (m, 2H), 7.4 (d, 1H), 7.15 (m, 3H), 4.85 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 2.7 (q, 2H), 1.25 (t, 3H) LCMS (方法D) r/t 9.6 (M+Na) 375 実施例36:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シアノ−2−メトキシ安息香酸 DMF中における6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ安息香酸(実施例7、0.1g)、シアン化亜鉛(0.036g)及びテトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.015g)の混合物を撹拌し、マイクロ波中180℃で10分間加熱した。冷却後、その混合物をt−ブチルメチルエーテルで希釈し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を35〜98%の濃度勾配のメタノール及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出する分取HPLC(C18)により精製し、白色固体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シアノ−2−メトキシ安息香酸(0.02g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 7.9 (d, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 2H), 7.1 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 3.95 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.44 (M+Na) 354, (M-H) 330 実施例37:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−2−イル)−2−メトキシ安息香酸 ジオキサン(3ml)及び水(0.4ml)中の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ安息香酸(実施例7、0.1g)、2−フリルボロン酸(0.031g)、トリ−tert−ブチルホスフィニウムテトラフルオロボレート(0.0074g)、炭酸セシウム(0.253g)及びトリス−(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.012g)の混合物を窒素下でバイアル中に密封し、80℃で2時間加熱した。冷却後、その混合物をt−ブチルメチルエーテルで希釈し、乾燥(MgSO4)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を25〜98%の濃度勾配のメタノール及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出する分取HPLC(C18)により2回精製し、白色固体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−2−イル)−2−メトキシ安息香酸(0.032g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 13.6-13.2 (br s, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.7 (m, 4H), 7.6 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 6.65 (d. 1H), 4.75 (s, 2H), 3.7 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.22 (M+Na) 395, (M-H) 371 実施例38:2−(2−アミノエトキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩 塩化水素(ジオキサン中4M、2ml)をジオキサン(0.5ml)中6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸(中間体6、0.018g)溶液に添加し、得られた混合物を室温で2時間撹拌した。その混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣をエーテルで摩砕した。固形物を濾過収集した後、DCM、メタノール、酢酸及び水の混合物を240:20:3:2から120:15:3:2にその比率を変化させることで溶出するシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。溶媒を蒸発させた後、残渣を塩酸(1M)で処理し、乾燥するまで蒸発させ、白色固体の2−(2−アミノエトキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩(0.008g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 14.0-13.4 (br s, 1H), 8.2 (s, 1H), 8.0 (br s, 3H), 7.8 (s, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.6 (m, 3H), 7.05 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.9 (t, 2H), 3.1 (br s, 2H) LCMS (方法C) r/t 2.91 (M+H) 402 実施例39:2−(2−アミノエトキシ)−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩 2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル−3−(フラン−3−イル)安息香酸(中間体7)から出発し、実施例38と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.8-13.3 (br s, 1H), 8.2 (s, 1H), 8.1 (br s, 3H), 7.85 (m, 2H), 7.7 (s, 1H), 7.6 (m, 3H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.9 (s, 2H), 3.9 (t, 2H), 3.1 (br s, 2H) LCMS (方法C) r/t 3.2 (M+H) 436及び438 実施例40:2−(2−アミノエトキシ)−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩 2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−6−(4−フルオロベンゼンスルホニル−メチル−3−(フラン−3−イル)安息香酸(中間体8)から出発し、実施例38と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.2 (s, 1H), 8.05 (br s, 3H), 7.85 (s, 1H), 7.75 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.9 (t, 2H), 3.1 (br s, 2H) LCMS (方法C) r/t 3.02 (M+H) 420実施例41:2−(2−アミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)安息香酸塩酸塩2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)安息香酸(中間体9)から出発し、実施例38と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.7-13.3 (br s, 1H), 8.2 (s, 1H), 8.05 (br s, 3H), 7.8 (s, 1H), 7.7 (t, 1H), 7.6 (m, 2H), 7.3 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.1 (t, 1H), 6.95 (s, 1H), 4.9 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.9 (t, 2H), 3.1 (br s, 2H) LCMS (方法C) r/t 2.92 (M+H) 432 実施例42:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−ジメチルアミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−ジメチルアミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体17)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。クロマトグラフィー後、生成物を塩酸(1M)で処理し、その後乾燥するまで蒸発させた。残渣をエーテルで摩砕し、固形物を濾過収集した。 NMR (DMSO-d6) δ 10.4-9.8 (br s, 1H), 8.25 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.6 (m, 3H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.95 (t, 2H), 3.4 (t, 2H), 2.8 (s, 6H) LCMS (方法C) r/t 2.99 (M+H) 430 実施例43:6−(2−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(2−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体94)から出発し、実施例32と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (d, 2H), 7.6 (m, 2H), 7.5 (m, 2H), 7.4 (m, 1H), 7.2 (d, 1H), 6.85 (s, 1H), 5.05 (s, 2H), 3.7 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.29 (M+Na) 429, (M-H) 405 実施例44:6−(3−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(3−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(3−フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体95)から出発し、実施例27と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.6 (m, 3H), 7.45 (m, 2H), 7.35 (t, 1H), 7.2 (d, 1H), 6.8 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.75 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.24 (M+Na) 413, (M-H) 389 実施例45:6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体96)から出発し、実施例27と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.0 (s, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.5 (m, 2H), 7.25 (m, 3H), 6.8 (s, 1H), 5.0 (s, 2H), 3.7 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.14 (M+Na) 413 (M-H) 389 実施例46:3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(3−メトキシベンゼンスルホニルメチル)安息香酸 メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(3−メトキシベンゼンスルホニルメチル)−ベンゾエート(中間体97)から出発し、実施例27と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.4 (m, 2H), 7.25 (m, 1H), 7.2 (d, 1H), 7.15 (m, 1H), 6.8 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.8 (s, 3H), 3.7 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.21 (M+Na) 425 (M-H) 401 実施例47:2−(2−アミノエトキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル安息香酸塩酸塩 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノエトキシ)−3−エチル安息香酸(中間体107)から出発し、実施例33と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.12.5 (br s, 1H), 8.2 (br s, 3H), 7.75 (t, 1H), 7.5 (d, 2H), 7.4 (t, 2H), 7.3 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 4.05 (t, 2H), 3.1 (br s, 2H), 2.7 (q, 2H), 1.2 (t, 3H) LCMS (方法C) r/t 2.76 (M+H) 364 実施例48:2−(3−アミノプロポキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブトキシカルボニルアミノプロポキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸(中間体106)から出発し、実施例33と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.8-13.2 (br s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.95 (br s, 3H), 7.8 (s, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.6 (m, 3H), 7.0 (m, 2H), 4.8 (s, 2H), 3.8 (t, 2H), 2.9 (br s, 2H), 1.95 (m, 2H) LCMS (方法C) r/t 3.02 (M+H) 416 実施例49:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チエノ−2−イル)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チエノ−2−イル)ベンゾエート(中間体112)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.8 (m, 4H), 7.6 (m, 4H), 7.15 (dd, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.65 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.36 (M+Na) 411, (M-H) 387 実施例50:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メチオキシ−3−(チエノ−3−イル)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チエノ−3−イル)ベンゾエート(中間体113)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 13.4-13.2 (br s, 1H), 7.9 (s, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.65 (m, 3H), 7.6 (m, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.45 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.36 (M+Na) 411 実施例51:6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体116)から出発し、実施例27と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (s, 1H), 7.8 (s, 1H), 7.75 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 7.0 (s,1H), 4.75 (s, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (Method C) r/t 4.2 (M+Na) 413 (M-H) 389 実施例52:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメトキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸 t−ブチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメトキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体119、0.043g)をDCM(2ml)に溶解させ、水(1滴)を添加し、その後トリフルオロ酢酸(1ml)を添加した。その混合物を室温で15分間撹拌し、その後乾燥するまで蒸発させた。残渣をDCMに再溶解させ、2回再蒸発させた。残渣を40〜55%の濃度勾配のアセトニトリル及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出する分取HPLC(C18)により精製した。蒸発後、残渣をエーテルで摩砕し、固形物をろ過収集し、白色個体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメトキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸(0.024g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 13.9-13.5 (br s, 1H), 8.2 (s, 1H), 7.85 (s, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.6 (m, 3H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.7 (s, 2H) LCMS (Method C) r/t 3.98 (M+Na) 420 実施例53:2−(2−アミノエチルアミノ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニルアミノ)エチルアミノ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸(中間体121、0.1g)をDCM(3ml)中トリフルオロ酢酸(3ml)溶液に添加し、得られた混合物を45分間撹拌した。その混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣をDCM:MeOH:AcOH:水(120:15:3:2)の混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。画分を含む生成物の体積を5mLまで減少させ、濃塩酸(1ml)を混合物に添加し、乾燥するまで蒸発させた。固形物をジエチルエーテルで摩砕し、変質(Alteration)により収集し、60℃の真空下で乾燥させ、白色個体の2−(2−アミノエチルアミノ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩(0.056g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 8.1 ( dd, 1H), 7.85 (br, 1H), 7.8-7.75 (m, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.65 (m, 2H), 7.35 (d, 1H), 6.9 (dd, 1H), 6.8 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 3.0 (t, 2H), 2.75 (m, 2H) LCMS (方法C) r/t 2.94 (M+H) 401 実施例54:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−[2−(メチルアミノ)−エトキシ]安息香酸塩酸塩6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニル−N−メチルアミノ)エトキシ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸(中間体124)から出発し、実施例38と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.9 (br, s, 1H), 8.2 (dd, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.75-7.7 (m, 3H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 7.0 (d, d1H), 4.8 (s, 2H), 3.95 (t, 2H), 3.2 (t, 2H), 2.6 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 2.95 (M+H) 416 実施例55:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(中間体126)から出発し、実施例3と同様の方法により黄色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.7 (m, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.4 (m, 2H), 6.1 (d, 1H), 4.85-4.75 (m, 2H), 3.4 (s, 3H), 2.35 (m, 1H), 2.15 (m, 1H), 1.0 (t, 3H) LCMS (Method C) r/t 3.88 (M+H) 385 実施例56:2−(2−アミノプロポキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(^−t−ブトキシカルボニルアミノ)プロポキシ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸(中間体128)から出発し、実施例38と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.2 (s, 1H), 8.1 (br, s, 2H), 7.8 (t, 1H), 7.75-7.65 (m, 3H), 7.65 (d, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.8 (dd, 1H), 3.7 (dd, 1H), 3.45-3.35 (m, 1H), 1.2 (d, 3H) LCMS (方法C) r/t 2.98 (M+H) 416 実施例57:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(l−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(中間体130)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.75 (m, 3H), 7.7 (d, 1H), 7.65-7.6 (m, 2H), 7.3 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.15 (d, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 2.5 (q, 2H), 1.0 (t, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.86 (M+H) 385 実施例58:2−(3−アミノプロピル)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩 濃塩酸を1,4−ジオキサン(8ml)及び水(2ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブトキシカルボニルアミノプロピル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体131)溶液に添加し、その混合物を30分間撹拌した。これを乾燥するまで蒸発させ、残渣をDCM:MeOH:AcOH:水(120:15:3:2)の混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム状物質のメチル 2−(3−アミノプロピル)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエートを得た。この物質をジオキサン及び水(3:1)の混合物に溶解させ、水酸化リチウム一水和物(0.188g)を添加した。反応物をマイクロ波中150℃で1時間加熱した。冷却後、濃塩酸を加えその混合物を乾燥するまで蒸発させた。残渣をDCM:MeOH:AcOH:水(240:20:3:2)の混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、その後再びDCM:MeOH:AcOH:水(120:15:3:2)の混合物で精製した。画分を含む生成物の体積を5mlまで蒸発により減少させ、濃塩酸(1ml)を混合物に添加した。その混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣をジエチルエーテルで摩砕し、固形物を濾過収集し、真空下60℃で乾燥させ、白色個体の2−(3−アミノプロピル)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩(0.045g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 7.9 (s, 1H), 7.8 (t, 3H,), 7.75 (m, 3H), 7.65 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 4.75 (s, 2H), 2.75 (m, 2H), 2.6 (m, 2H), 1.65 (m, 2H) LCMS (方法C) r/t 2.96 (M+H) 400 実施例59:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸 DMF(2ml)中6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ安息香酸(中間体133、0.1g)、銅(II)酸化物(0.004g)、炭酸セシウム(0.254g)及びピラゾール(0.018g)の混合物を窒素雰囲気中でマイクロ波バイアルに密封し100℃で18時間加熱した。冷却後、酢酸エチルを添加し、混合物をセライトを通して濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を40〜60%の濃度勾配のアセトニトリル及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出させるHPLCにより精製し、白色個体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸(0.026g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 8.2 (dd, 1H), 7.8 (m, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.7-7.6 (m, 3H), 7.1 (d, 1H), 6.6 (dd, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.4 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.52 (M+H) 373 実施例60:2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)安息香酸 メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(中間体134)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.95 (d, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.6 (m, 2H), 7.5 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 6.5 (d, 1H), 5.3 (s, 2H), 3.85 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.45 (M+H) 357 実施例61:2−(ベンゼンスルホニルメチル)ナフタレン−1−カルボン酸 メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)ナフタレン−1−カルボキシレート(中間体135)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.05-8.00 (m, 1H), 7.95 (m, 2H), 7.7 (m, 3H), 7.65-7.55 (m, 4H), 7.3 (d, 1H), 5.0 (s, 2H) LCMS (方法C) r/t 3.99 (M+Na) 349 実施例62:3−(フラン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 3−(フラン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体137)から出発し、実施例24と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (dd, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (m, 2H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 6.95 (dd, 1H), 6.9 (t, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.78 (M+Na) 411 実施例63:3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−安息香酸 メチル 3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体140)から出発し、実施例24と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 10.2 (br, 1H), 8.2 (s, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.1 (m, 2H), 7.0 (m, 2H), 4.7 (s, 2H), 3.65 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.75 (M+Na) 411実施例64:2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチルフラン−3−イル)安息香酸 メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチルフラン−3−イル)ベンゾエート(中間体143)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.9 (d, 1H), 7.7 (d, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (m, 4H), 7.25 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 5.2 (s, 2H), 2.45 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.34 (M+Na) 379 実施例65:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート(中間体144)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.75 (m, 3H), 7.65 (t, 3H), 7.35 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.2 (d, 1H), 4.75 (s, 2H), 2.5 (q, 2H), 1.0 (t, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.67 (M+H) 371 実施例66:3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピペリジン−1−イルスルホニルメチル)安息香酸 メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピペリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体146)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (dd, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.3 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.2 (t, 4H), 1.6 (m, 4H), 1.55 (m, 2H) LCMS (方法C) r/t 4.21 (M+Na) 402 実施例67:3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−安息香酸 メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピロリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体149)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (s, 1H), 7.35 (d, 1H), 6.8 (s, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.3 (t, 4H), 1.9 (m, 4H) LCMS (方法C) r/t 3.97 (M+Na) 388 実施例68:6−[2−(2−ジエチルアミノエチルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−[2−(2−ジエチルアミノエチルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体151)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.0 (s, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 6.85 (t, 1H), 6.8 (d, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.5 (s, 1H), 3.8 (s, 3H), 3.55 (s, 2H), 3.35 (s, 2H), 3.2 (s, 4H), 1.45 (m, 2H), 1.35 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.42 (M+H) 487 実施例69:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エチル−3−(フラン−3−イル)安息香酸 水酸化リチウム一水和物(0.075g)をジオキサン(1ml)及び水(1ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エチル−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体152、0.092g)溶液に添加し、得られた溶液を撹拌しマイクロ波中150℃で4.5時間加熱した。酢酸エチル及び水を添加し、有機層を分離した後、濃塩酸で酸性化した。その混合物を酢酸エチルで抽出し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、その後トルエンで共沸した。残渣をエーテルで摩砕し、固形物を濾過収集し、乾燥させ、白色固体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エチル−3−(フラン−3−イル)安息香酸(0.027g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 7.85 (dd, 1H,), 7.8 (t, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.6 (dd, 2H), 7.3 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.7 (dd, 1H), 4.7 (s, 2H), 2.7 (q, 2H), 0.95 (t, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.44 (M+Na) 393 実施例70:6−[2−(2−ジエチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸メチル 6−[2−(2−ジエチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体153)から出発し、実施例69と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (s, 1H), 7.75 (t, 2H), 7.65 (d, 2H), 7.35 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.9 (s, 2H), 4.6 (t, 2H), 3.7 (t, 2H), 3.6 (s, 3H), 3.4 (dd, 4H), 1.3 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.30 (M+H) 488 実施例71:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(プロパ−1−イン−1−イル)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(プロパ−1−イン−1−イル)ベンゾエート(中間体154)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.25 (s, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.6 (t, 2H), 7.55 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.7 (s, 2H), 2.05 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.26 (M+Na) 403 実施例72:2−(ベンゼンスルホニルメチル)−6−メトキシ安息香酸 メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−6−メトキシベンゾエート(中間体155)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.7 (m, 3H), 7.6 (dd, 2H), 7.3 (t, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.75, (m, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.75 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.37 (M+Na) 329 実施例73:6−(シクロヘキサンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(シクロヘキサンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体156)から出発し、実施例24と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.2 (dd, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.7 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 7.0 (dd, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.15-2.95 (m, 1H), 2.05 (d, 2H), 1.85 (d, 2H), 1.65 (d, 1H), 1.4 (m, 2H), 1.3 (d, 2H), 1.2 (dd, 1H) LCMS (方法C) r/t 4.25 (M+Na) 401 実施例74:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(カルバモイルメトキシ)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸t−ブチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(カルバモイルメトキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体159)から出発し、実施例53と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.3 (br, s, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.7 (dd, 3H), 7.6 (d, 3H), 7.55 (br, s, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.05 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 4.05 (s, 2H) LCMS (方法C) r/t 3.48 (M+H) 416 実施例75:(Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 (Z)−メチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体160)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.0 (m, 1H), 7.8 (d, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.45 (m, 1H), 7.4 (d, 2H), 6.95 (s, 1H), 6.85 (dd, 1H), 6.8 (d, 1H), 6.1 (m, 1H), 4.7 (br, s, 2H), 3.9 (br, s, 2H), 3.6 (s, 3H), 3.25 (m, 4H), 1.35 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.34 (M+H) 502 実施例76:3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体165)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMS06) δ 8.15 (s, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.45 (d, 2H), 4.25 (br, s, 1H), 3.65 (s, 3H), 3.25 (m, 4H), 3.1 (d, 1H), 1.9 (m, 1H), 1.8 (m, 1H) LCMS (方法C) r/t 3.37 (M+Na) 404 実施例77:2−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩塩 t−ブチル 3−[3−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−carbオキシ−6−(フラン−3−イル)フェノキシ]−アゼチジン−1−カルボキシレート(中間体167)から出発し、実施例38と同様の方法により製造した。未精製の生成物をHCL(ジオキサン中4M、0.5ml)に溶解させ、乾燥するまで蒸発させた。残渣をジエチルエーテルで摩砕し、固形物を濾過収集して2−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩塩を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (s, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.65 (t, 2H), 7.55 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.9 (dd, 1H), 4.8 (s, 2H), 4.55 (t, 1H), 4.05 (m, 2H), 3.9 (m, 2H) LCMS (方法C) r/t 2.86 (M+H) 414 実施例78:6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体169)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (m, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 6.95 (dd, 1H), 4.4 (s, 2H), 3.6 (s, 3H), 2.1 (m, 1H), 1.9 (m, 1H), 1.75 (m, 2H), 1.65 (m, 1H), 1.45 (m, 7H), 1.35 (m, 1H) LCMS (方法C) r/t 4.57 (M+Na) 427 実施例79:6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)安息香酸 メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)ベンゾエート(中間体175)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.45 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 4.4 (s, 2H), 4.05 (t, 1H), 3.95 (dt, 1H), 3.8 (q, 1H), 3.75 (s, 3H), 3.7-3.6 (m, 1H), 3.55 (t, 1H), 3.4 (q, 1H), 2.3 (m, 1H), 2.1 (m, 1H), 2.0 (m, 2H), 1.8 (m, 2H), 1.7 (m, 1H), 1.55 (m, 3H,) 1.5 (m, 3H), 1.35 (m, 1H) LCMS (方法C) r/t 4.01 (M+H) 409 実施例80:6−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体176)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.35 (d, 1H), 6.8 (m, 4.65 (s, 2H), 4.05 (m, 2H), 3.75 (s, 3H), 1.9 (m, 4H), 1.45 (m, 4H) LCMS (方法C) r/t 4.32 (M+Na) 414 実施例81:6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体178)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.2 (dd, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.75 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.05 (dd, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.3 (m, 4H), 2.0 (m, 4H) LCMS (方法C) r/t 4.30 (M+Na) 438 実施例82:6−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体180)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.2 (dd, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.7 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 7.0 (dd, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.65 (s, 3H), 3.2 (s, 1H), 2.45 (s, 2H), 1.95 (d, 2H), 1.6 (d, 2H), 1.2 (d, 4H) LCMS (方法C) r/t 4.41 (M+H) 413 実施例83:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メチルアミノ 安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メチルアミノベンゾエート(中間体184)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.0 (m, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.6 (t, 2H), 7.25 (d, 1H), 6.8 (dd, 1H), 6.65 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 2.55 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.39 (M+H) 372 実施例84:6−(8−アザビシクロ[3.2.l]オクタン−8−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体185)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.2 (dd, 1H), 7.8 (m, 1H), 7.7 (d, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.0 (dd, 1H), 4.5 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.65 (m, 2H), 1.95-1.8 (m, 2H), 1.7 (m, 4H), 1.6 (m, 2H), 1.45 (m 2H) LCMS (方法C) r/t 4.49 (M+Na) 428 実施例85:2−(ベンゼンスルホニルメチル)−8−メトキシナフタレン−1−カルボン酸 メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−8−メトキシナフタレン−1−カルボキシレート(中間体187)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.9 (d, 1H), 7.7 (d, 3H), 7.6 (t, 2H), 7.5 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.05 (dd, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.85 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.90 (M+Na) 379 実施例86:6−[2−(3−ジエチルアミノプロピルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−[2−(3−ジエチルアミノプロピルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体192)から出発し、実施例3と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (d, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.6 (dd, 1H), 7.5 (m, 2H), 7.25 (d, 1H), 7.0 (dd, 1H), 6.9 (d, 1H), 6.75 (t, 1H), 6.0 (br, s, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.7 (s, 3H), 3.4 (q, 2H), 3.25 (m, 2H), 3.1 (m, 4H), 2.15 (m, 2H), 1.2 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.34 (M+H) 501 実施例87:(Z)−2−(シアノメトキシ)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸 (Z)−t−ブチル 2−(シアノメトキシ)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体193)から出発し、実施例53と同様の方法により製造した。 NMR (CD3OD) δ 7.95 (dd, 1H), 7.6 (m, 2H), 7.55 (t, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.15 (m, 2H), 6.8 (dd, 1H), 6.2 (m, 1H), 4.7 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 4.1 (d,. 2H), 3.25 (m, 4H), 1.3 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.38 (M+H) 527 実施例88:(Z)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)安息香酸 (Z)−メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)ベンゾエート(中間体198、0.069g)を水(0.7ml)及びジオキサン(3ml)中水酸化リチウム一水和物(0.051g)溶液に添加し、得られた混合物を撹拌し65℃で4日間加熱した。冷却後、その混合物を水で希釈しジエチルエーテルで洗浄した。水層を1MのHClで酸性化し、酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣をメタノール:0.1%ギ酸を含む水(1:1)で溶出させるHPLC(C6フェニルカラム)により精製し、白色固体の(Z)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)安息香酸を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (dd, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.55 (t, 2H), 7.45 (t, 1H), 7.4 (m, 2H), 7.3 (t, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 6.15 (m, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.9 (s, 2H), 3.8 (s, 2H), 3.55 (s, 3H), 2.55 (s, 2H), 1.85 (s, 5H), 1.4 (m, 1H) LCMS (方法C) r/t 3.30 (M+H) 496 実施例89:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2,4−ジメトキシ安息香酸 エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2,4−ジメトキシベンゾエート(中間体200)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.95 (dd, 1H), 7.75 (m, 4H), 7.65 (dd, 2H), 6.85 (dd, 1H), 6.55 (s, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.6 (s, 3H), 3.45 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 4.16 (M+Na) 425 実施例90:6−[2−(2−ジエチルアミノメチルアゼチジン−1−イル)−ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−[2−(2−ジエチルアミノメチルアゼチジン−1−イル)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体205)から出発し、中間体124と同様の方法により白色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (s, 1H), 8.0 (d, 1H), 7.75 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 5.0 (s, 2H), 3.9 (m, 2H), 3.7 (s, 3H), 3.35 (s, 2H), 3.15 (m, 2H), 2.95 (m, 1H), 2.5 (m, 4H), 1.25 (t, 6H) LCMS (方法C) r/t 3.40 (M+H) 513 実施例91:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメチルアミノ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸 DMSO(4ml)中5−(ベンゼンスルホニルメチル)−8−(フラン−3−イル)−1,2−ジヒドロ−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−4−オン(中間体210、0.115g)及びシアン化ナトリウム(0.03g)溶液を撹拌し60℃で2時間加熱した。冷却後、その混合物を水で希釈し、酢酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣をDCM:メタノール:水:酢酸(350:20:3:2)の混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。生成物をDCM及びシクロヘキサンから結晶化し、6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメチルアミノ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸(0.106g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 8.05 (t, 1H), 7.8 (t, 1H), 7.75 (m, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.6 (t, 2H), 7.35 (d, 1H), 6.85 (dd, 1H), 6.8 (d, 1H), 5.0 (s, 2H), 3.8 (s, 2H) LCMS (方法C) r/t 4.04 (M+Na) 419 実施例92:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イミダゾール−1−イル)−2−メトキシ安息香酸 アセトニトリル(4ml)中6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ安息香酸(中間体133、0.20g)、銅(I)酸化物(0.008g)、サリチルアルドオキシム(0.032g)、イミダゾール(0.08g)、炭酸セシウム(0.5g)の混合物を窒素下でマイクロ波バイアルに密閉し、160℃で1時間加熱した。冷却後、酢酸エチルを加え固形物を濾去した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を20〜98%の濃度勾配のメタノール及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出させるHPLCにより精製し、白色固体の6−ベンゼンスルホニルメチル−3−(イミダゾール−1−イル)−2−メトキシ安息香酸を得た。 NMR (CD3OD) δ 8.65 (s, 2H), 8.1 (s, 1H), 7.8 (m, 2H), 7.7 (t, 1H), 7.6 (t, 2H), 7.5 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.55 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 2.10 (M+H) 373 実施例93:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−5−イル)安息香酸 ジオキサン(3ml)中6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ安息香酸(中間体133、0.1g)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.03g)、塩化リチウム(0.1g)及び5−テトラブチルスタンニルチアゾール(0.1g)の混合物を窒素下でマイクロ波バイアルに密閉し160℃で45分間加熱した。冷却後、酢酸エチルを加え、固形物を濾去した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を70〜98%の濃度勾配のメタノール及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出させるHPLCにより精製し、白色固体の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−5−イル)安息香酸を得た。 NMR (CD3OD) δ 9.0 (s, 1H), 8.3 (s, 1H), 7.8 (m, 2H), 7.7 (m, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.55 (t, 2H), 7.1 (d, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.75 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.42 (M+H) 390 実施例94:3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]安息香酸 6−(フラン−3−イル)−5−メトキシ−2−オキソ−2−フェニル−1H−2−λ*6*−ベンゾ[d][1,2]チアジン−4−オン(中間体214)から出発し、実施例3と同様の方法によりベージュ色固体として製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (s, 1H), 7.75 (s, 1H), 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.55 (m, 3H), 7.0 (s, 1H), 6.9 (d, 1H), 4.6-4.5 (m, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.63 (M-H) 370 実施例95:3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(N−メチル−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]安息香酸 t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(N−メチル−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]ベンゾエート(中間体218)から出発し、実施例53と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (s, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.55 (t, 3H), 7.0 (d, 1H), 6.9 (d, 1H), 4.75-4.6 (m, 2H), 3.6 (s, 3H), 2.55 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.75 (M+H) 386 実施例96:6−[(N−シアノ−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸 ベンジル 6−[(N−シアノ−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体224)から出発し、実施例24と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) d 8.15 (s, 1H), 7.8 (m, 3H), 7.75 (t, 1H), 7.7 (t, 2H), 7.55 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 5.3-5.2 (m, 2H), 3.6 (s, 3H) LCMS (方法C) r/t 3.99 (M+H) 397 中間体1:2−(フェニルチオメチル)−5−エチル安息香酸 チオフェノール (0.128ml)を無水DMF(1.3ml)中6−エチル−3H−イソベンゾフラン−1−オン(中間体18、0.202g)及び炭酸カリウム(0.344g)の混合物に添加した。得られた混合物を撹拌し110℃で2時間加熱した。冷却後、その混合物を水で希釈し塩酸(1M)添加により酸性化した。生じた固形物を濾過収集し、水で洗浄し、真空下で乾燥させ、白色固体の2−(フェニルチオメチル)−5−エチル安息香酸(0.288g)を得た。 LCMS (方法 E) r/t 4.84 (M-H) 271 中間体2:エチル 6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート 3−クロロ過安息香酸(0.07g)をDCM(5ml)中エチル 6−(フェニルチオメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(中間体19、0.315g)の撹拌溶液に添加し、得られた混合物を室温で一晩撹拌した。その溶液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜100%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、透明なゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(0.095g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.5 (m, 2H), 7.45 (m, 3H), 7.15 (d, 1H), 6.80 (d, 1H), 4.4 (q, 2H), 4.15 (d, 1H), 4.05 (d, 1H), 3.8 (s, 3H), 2.65 (q, 2H), 1.4 (t, 3H), 1.2 (t, 3H) 中間体3:エチル 6−(1−ベンゼンスルホニルエチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート 水素化ナトリウム(60%油状分散体(oil dispersion)、0.009g)を0℃の窒素大気下でDMF(1ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(中間体20、0.075g)の撹拌及び冷却溶液に添加した。15分間撹拌した後、ヨードメタン(0.014ml)を添加し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。塩化アンモニウム(飽和水溶液)、次いで水を添加し、その混合物を酢酸エチルで抽出し、水、ブラインで洗浄し、乾燥(MgSO4)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜20%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のエチル 6−(1−ベンゼンスルホニルエチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(0.063g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.55 (m, 3H), 7.4 (m, 3H), 7.3 (d, 1H), 4.5 (q, 1H), 4.35 (m, 1H), 4.2 (m, 1H), 3.65 (s, 3H), 2.65 (m, 2H), 1.75 (d, 3H), 1.3 (t, 3H), 1.25 (t, 3H) 中間体4:メチル 6−[2−(3−ジエチルアミノプロピル)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メタノール(1.2ml)中メチル 6−[2−(3−ジエチルアミノプロパ−1−エン−1−イル)ベンゼンスルホニル−メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(E及びZ異性体の混合物、中間体5、0.03g)及び炭素上パラジウム(10%、0.006g)の混合物を水素の大気(風船)中で1時間撹拌した。混合物をセライトを通して濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させ、無色油状のメチル 6−[2−(3−ジエチルアミノプロピル)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(0.028g)を得た。 LCMS (方法 E) r/t 3.07 (M+H) 500 中間体5:メチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(E及びZ異性体の混合物) 四臭化炭素(0.05g)をDCM(1ml)中メチル 3−(フラン−3−イル)−6−((2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)フェニルスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(E及びZ異性体の混合物、中間体44、0.044g)及びトリフェニルホスフィン(0.039g)の溶液に添加し、得られた溶液を室温で30分間撹拌した。得られた溶液を乾燥するまで蒸発させ、残渣をエーテルで溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、中間体の臭化物を得た。この物質をTHF(1ml)に溶解させ、ジエチルアミン(0.1ml)を添加した。その混合物を2時間撹拌し、DCMで希釈し、乾燥(MgS04)させ、セライトを通して濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、E及びZ異性体の混合物としてメチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエートを得た。 LCMS (方法F) r/t 3.05 (M+H) 498 中間体6:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸 ジオキサン(1ml)及び水(0.2ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体10、0.03g)及び水酸化リチウム一水和物(0.012g)の混合物を撹拌し、90℃で3時間加熱した。その混合物を室温で一晩静置し、その後さらに水酸化リチウム一水和物(0.012g)で処理した。得られた混合物を撹拌し、100℃で4時間加熱した。冷却後、その混合物を水で希釈し、酢酸エチルで洗浄した。水層をギ酸添加により注意深く酸性化し、その後酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、油状の6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニル)−アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸(0.019g)を得た。 LCMS (方法 E) r/t 4.27 (M+H) 502 中間体7:2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−6−(3−クロロベンゼンスルホニル−メチル−3−(フラン−3−イル)安息香酸 メチル 2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−6−(3−クロロベンゼン−スルホニルメチル−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体11)から出発して、中間体6と同様の方法により製造し、更なる特徴付けはせずに使用した。 中間体8:2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸 メチル 2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体13)から出発し、中間体6と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.2 (s, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 7.0 (s, 1H), 6.95 (br s, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.7 (t, 2H), 3.2 (m, 2H), 1.4 (s, 9H) 中間体9:2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)安息香酸 メチル 2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体14)から出発し、中間体6と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 8.15 (s, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.7 (dt, 1H), 7.6 (m, 2H), 7.3 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 7.05 (t, 1H), 7.0 (s, 1H), 6.95 (br s, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.7 (t, 2H), 3.2 (br s, 2H), 1.4 (s, 9H) 中間体10:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)−ベンゾエート DMF(0.5ml)中2−[N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ]エチルブロマイド(0.032g)溶液を0℃でDMF(0.5ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体36、0.05g)及び炭酸セシウム(0.065g)の撹拌及び冷却溶液に添加した。得られた混合物を室温まで温めて、3時間撹拌し、酢酸エチルと水の間で分離させた。有機層を水で洗浄し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を20〜25%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノ−エトキシ]−3−(フラン−3−イル)−ベンゾエート(0.031g)を得た。 NMR (CDCl3) 7.85 (m, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.4 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (m, 1H), 4.95 (br s, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.4 (q, 2H), 3.8 (t, 2H), 3.35 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.4 (t, 3H) 中間体11:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エトキシ−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体36)及びヨードエタンから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.7 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.4 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.75 (q, 2H), 1.4 (t, 3H), 1.25 (t, 2H) 中間体12:メチル 2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−6−(3−クロロベンゼンスルホニル−メチル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体37)及び2−[N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ]エチルブロマイドから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.85 (s, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.4 (m, 2H), 7.1 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.9 (br s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.75 (t, 2H), 3.3 (br s, 2H), 1.45 (s, 9H) 中間体13:メチル 2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−6−(4−フルオロベンゼンスルホニル−メチル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体38)及び2−[N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ]エチルブロマイドから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.85 (s, 1H),7.65 (m, 2H), 7.5 (t, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.15 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 6.7 (s, 1H), 4.9 (br s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.75 (t, 2H), 3.35 (br s, 2H), 1.45 (s, 9H) 中間体14:メチル 2−[2−(t−ブトキシカルボニル)アミノエトキシ]−3−(フラン−3−イル)−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体39)及び2−[N−(t−ブトキシカルボニル)アミノ]エチルブロマイドから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (s, 1H), 7.75 (dd, 1H), 7.55 (dt, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.05 (m, 3H), 6.7 (s, 1H), 5.0 (br s, 1H), 4.8 (s, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.75 (t, 2H), 3.35 (m, 2H), 1.45 (s, 9H) 中間体15:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−メトキシ−エトキシ)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体114)及び2−ブロモエチルメチルエーテルから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.05 (s, 1H), 7.65 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.45 (m, 4H), 7.1 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (m, 2H), 3.8 (s, 3H), 3.55 (m, 2H), 3.35 (s, 3H) 中間体16:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−ジメチルアミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート 無水THF(1ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体114、0.08g)、Ν,Ν−ジメチルエタノールアミン(0.024g)及びトリフェニルホスフィン(0.085g)の混合物を撹拌し、0℃まで冷却した。無水THF(1ml)中アゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.065g)を滴下した。得られた混合物を0℃で10分間撹拌し、その後室温で一晩撹拌した。さらにトリフェニルホスフィン(0.028g)及びアゾジカルボン酸ジイソプロピル(0.022g)を加え、その混合物を室温で1.5時間撹拌し、その後室温で一晩静置した。その混合物をSCX−2カラムに添加し、アセトニトリルとその後のメタノール中2Mアンモニアで溶出した。その塩基性溶出剤を蒸発させた後、残渣をメタノールとその後のメタノール中2Mアンモニアで溶出させるSCX−2カラムを用いて再精製し、ゴム状物質としてメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−ジメチルアミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(0.07g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 8.0 (s, 1H), 7.65 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.45 (m, 3H), 7.4 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.8 (t, 2H), 2.55 (t, 2H), 2.25 (s, 6H) 中間体17:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)ベンゾエート DMF(1ml)中2−ブロモエタノール(0.034g)溶液をDMF(1ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体36、0.1g)及び炭酸セシウム(0.127g)の撹拌混合物に添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌した。さらに2−ブロモエタノール(0.017g)を添加し、その混合物を室温でさらに3日間撹拌した。炭酸セシウム(0.085g)及び2−ブロモエタノール(0.024g)を添加し、その混合物を1時間撹拌した。2−ブロモエタノール(0.015g)を添加し、その混合物をさらに1時間撹拌した。得られた混合物を酢酸エチルと水の間で分離し、水層を酢酸エチルでさらに抽出した。その混合性有機層を水で洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ残渣を30〜50%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。生成物を25〜30%の濃度勾配の酢酸エチル及びペンタンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより再び精製し、白色固体のエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゾエート(0.037g)を得た。 LCMS (方法 E) r/t 3.85 (M+Na) 453 中間体18:6−エチル−3H−イソベンゾフラン−1−オン THF(7.3ml)及び水(3.7ml)中6−ブロモ−3H−イソベンゾフラン−1−オン(中間体72、0.7g)及びリン酸カリウム(1.9g)の混合物を脱気し、塩化パラジウムdppfのDCMとの付加物(0.134g)及びトリエチルボラン(THF中1M溶液、4.3ml)を添加した。得られた混合物を撹拌し100℃で1.5時間加熱した。室温まで冷却後、その混合物を酢酸エチルで希釈し、水及びブラインで洗浄し、その後乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜30%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状の6−エチル−3H−イソベンゾフラン−1−オン(0.435g)を得た。 LCMS (方法F) r/t 3.58 (M+H) 163 中間体19:エチル 6−(フェニルチオメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート エチル 3−ブロモ−6−(フェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体73)及びトリエチルボランから出発し、中間体18と同様の方法により製造した。 LCMS (method E) r/t 4.80 M+H) 331 中間体20:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61)及びトリエチルボランから出発し、中間体18と同様の方法により製造した。 LCMS (Method E) r/t 4.19 (M+Na) 385 中間体21:エチル 6−(4−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート エチル 6−(4−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体84)及びトリエチルボランから出発し、中間体18と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.55 (d, 2H), 7.4 (d, 2H), 7.25 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.7 (q, 2H), 1.35 (t, 3H), 1.25 (t, 3H) 中間体22:エチル 3−エチル−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体62)及びトリエチルボランから出発し、中間体18と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.3 (m, 2H), 7.2 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.65 (q, 2H), 2.55 (s, 3H), 1.4 (t, 3H), 1.2 (t, 3H) 中間体23:エチル 2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼン−スルホニルメチル)ベンゾエート(中間体62)及びトリエチルボランの反応から単離した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (dd, 1H), 7.45 (dt, 1H), 7.25 (m, 3H), 6.9 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.8 (s, 3H), 2.6 (s, 3H), 1.35 (t, 3H) 中間体24:エチル 3−エチル−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート エチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−ベンゾエート(中間体85)及びトリエチルボランから出発し、中間体18と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (m, 2H), 7.2 (d, 1H), 7.1 (t, 2H), 7.0 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.7 (q, 2H), 1.35 (t, 3H), 1.2 (t, 3H) 中間体25:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−プロピルベンゾエート THF(0.5ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61、0.1g)、塩化パラジウムのDCMとの付加物(0.01g)、ヨウ化銅(I)(0.003g)及び臭化亜鉛n−プロピル(THF中0.5M溶液、0.96ml)を撹拌し、マイクロ波中160℃で10分間加熱した。冷却後、その混合物を濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を0〜60%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−プロピルベンゾエート(0.034g)を得た。 LCMS (方法F) r/t 4.47 (M+Na) 399 中間体26:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シクロプロピル−2−メトキシベンゾエート THF(9ml)及び水(1ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61、0.347g)、シクロプロピルボロン酸一水和物(0.087g)、塩化パラジウムのDCMとの付加物(0.07g)及び炭酸セシウム(0.8g)をマイクロ波バイアルに密閉し、脱気した。その後その混合物をマイクロ波中140℃で15分間加熱した。冷却後、その混合物を乾燥(MgSO4)させ、セライトを通して濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜60%の濃度勾配のt−ブチルメチルエーテル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シクロプロピル−2−メトキシベンゾエート(0.187g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (dd, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.45 (t, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.8 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.85 (s, 3H), 2.15 (m, 1H), 1.35 (t, 3H), 1.05 (m, 2H), 0.7 (m, 2H) 中間体27:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−メチルベンゾエート THF(9ml)及び水(1ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61、0.332g)、メチルトリフルオロホウ酸カリウム(0.0675g)、塩化パラジウムdppfのDCMとの付加物(0.066g)及び炭酸セシウム(0.786g)をマイクロ波バイアルに密閉し脱気した。その混合物をその後マイクロ波中160℃で30分間加熱した。冷却後、その混合物を乾燥(MgSO4)させ、セライトを通して濾過し、パッドを酢酸エチルで洗浄した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜50%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−メチルベンゾエート(0.05g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.15 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.3 (s, 3H), 1.35 (t, 3H) 中間体28:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート THF(3.5ml)及び水(0.5ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61、0.13g)、フラン−3−イルボロン酸(0.036g)、塩化パラジウムdppfのDCMとの付加物(0.026g)及び炭酸セシウム(0.3g)の混合物をマイクロ波バイアルに密閉し、脱気した。その混合物をマイクロ波中140℃で10分間加熱した。冷却後、その混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を乾燥(MgSO4)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜60%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−ベンゾエート(0.08g)を得た。 LCMS (方法F) r/t 4.14 (M+Na) 423 中間体29:エチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体62)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体28と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (s, 1H), 7.8 (d, 1H), 7.5 (m, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.3 (m, 2H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.35 (q, 2H), 3.65 (s, 3H), 2.6 (s, 3H), 1.4 (t,3H) 中間体30:エチル 6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート エチル 3−ブロモ−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体64)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体28と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.65 (s, 1H), 7.6 (m, 2H), 7.5 (m, 2H), 7.4 (t, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.6 (s, 3H), 1.6 (t, 3H) 中間体31:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(オキサゾール−5−イル)ベンゾエート トルエン(2ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61、0.1g)、5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)オキサゾール(0.071g)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.028g)、フッ化カリウム一水和物(0.102g)及び臭化ナトリウム(0.045g)の混合物を密閉管中窒素下125℃で18時間加熱した。その混合物を酢酸エチルで希釈し、水で洗浄し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜100%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、黄色ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(オキサゾール−5−イル)ベンゾエート(0.075g)を得た。 LCMS (方法 E) r/t 3.81 (M+H) 402 中間体32:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−5−イル)−2−メトキシベンゾエート エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61)及び5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イソチアゾールから出発し、中間体31と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.5 (d, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.65 (t, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.1 (d, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.35 (q, 2H), 3.75 (s, 3H), 1.4 (t, 3H) 中間体33:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−フェニルベンゾエート エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61)及びフェニルボロン酸から出発し、中間体28と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.55 (m, 4H), 7.45 (t, 2H), 7.35 (m, 2H), 7.1 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.35 (q, 2H), 3.35 (s, 3H), 1.35 (t, 3H) 中間体34:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピリド−3−イル)ベンゾエート エチル 6−ベンゼンスルホニルメチル−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61)及び3−ピリジルボロン酸から出発し、中間体28と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.8 (s,. 1H), 8.65 (d, 1H), 7.9 (dt, 1H), 7.75 (m, 2H), 7.65 (tt, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.35 (m, 2H), 7.15 (d, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.35 (q, 2H), 3.4 (s, 3H), 1.4 (t, 3H) 中間体35:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−2−イル)ベンゾエート α,α,α−トリフルオロトルエン(5ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート(中間体59、0.284g)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.05g)、2−ブロモチアゾール(0.267g)、フッ化カリウム一水和物(0.25g)及び臭化ナトリウム(0.117g)の混合物を脱気し、その後マイクロ波中で175℃で2時間加熱した。酢酸エチルを添加し、その混合物そ濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜100%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、褐色油状のメチル 6−ベンゼンスルホニルメチル−2−メトキシ−3−(チアゾール−2−イル)−ベンゾエート(0.05g)を得た。 LCMS (方法F) r/t 3.84 (M+H) 404 中間体36:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ−ベンゾエートα,α,α−トリフルオロトルエン(10ml)及びジオキサン(2ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体52、0.39g)、フラン−3−イル ボロン酸(0.16g)、フッ化カリウム一水和物(0.45g)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.11g)及び臭化ナトリウム(0.15g)の混合物を脱気し、マイクロ波中175℃で30分間加熱した。冷却後、その混合物を酢酸エチルと水の間で分離した。水層を酢酸エチルでさらに抽出し、その混合性有機層を乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を15〜30%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の6−ベンゼンスルホニルメチル−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(0.25g)を得た。 LCMS (方法 E) r/t 4.46 (M+Na) 409 中間体37:メチル 6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−2−ヒドロキシ−ベンゾエート(中間体54)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 11.8 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.55 (dt, 1H), 7.5 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.4 (m, 2H), 7.75 (dd, 1H), 6.55 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 3.95 (s, 3H) 中間体38:メチル 6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体55)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) 5 11.8 (s, 1H), 8.2 (s, 1H), 7.6 (m, 2H), 7.5 (m, 2H), 7.1 (t, 2H), 6.75 (s, 1H), 6.5 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 3.95 (s, 3H) 中間体39:メチル 3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)−ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体67)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 10.5 (s, 1H), 8.2 (s, 1H), 7.75 (t, 1H), 7.7 (dt, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.3 (d, 1H), 7.05 (t, 1H), 7.0 (s, 1H), 6.75 (d, 1H), 5.0 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体40:メチル 3−(3−フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)−ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体70)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (s, 1H), 7.8 (dd, 1H), 7.55 (dt, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 7.05 (m, 2H), 6.75 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H) 中間体41:メチル 3−(3−フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリド−2−イルスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピリド−2−イルスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体71)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.8 (d, 1H), 7.9 (m, 3H), 7.55 (m, 1H), 7.5 (s, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H) 中間体42:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(フラン−3−イル)ベンゾエート α,α,α−トリフルオロトルエン(2.5ml)中メチル 2−ベンゼンスルホニルメチル−5−ブロモベンゾエート(中間体63、0.2g)、フラン−3−イル ボロン酸(0.091g)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.063g)、フッ化カリウム一水和物(0.0.23g)及び臭化ナトリウム(0.1g)の混合物をマイクロ波バイアルに密閉し、その混合物を脱気し、マイクロ波中175℃で30分間加熱した。冷却後、その混合物をDCMで希釈し、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜40%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、白色固体のメチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(フラン−3−イル)ベンゾエート(0.149g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 8.0 (d, 1H), 7.8 (m, 1H), 7.7 (m, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.6 (m, 2H), 7.5(m, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.35 (d, 1H), 6.7 (m, 1H), 5.05 (s, 2H), 3.75 (s, 3H) 中間体43:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(オキサゾール−5−イル)ベンゾエート メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−ブロモベンゾエート(中間体63)及び5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)オキサゾールから出発し、中間体42と同様の方法により製造した。 LCMS (方法 E) r/t 3.65 (M+H) 358 中間体44:メチル 3−(フラン−3−イル)−6−((2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(E及びZ異性体の混合物) メチル 3−ブロモ−6−((2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(E及びZ異性体の混合物、中間体60)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体42と同様の方法により製造した。 LCMS (方法 E) r/t 3.92 (M+Na) 465 中間体45:エチル 3−(3−フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリド−3−イルスルホニルメチル)ベンゾエート ジオキサン(3ml)及び水(0.5ml)中エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピリド−3−イルスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体86、0.13g)、フラン−3−イル ボロン酸(0.038g)、トリ−t−ブチルホスフィンテトラフルオロボレート(0.009g)、炭酸セシウム(0.303g)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.015g)の混合物をバイアルに密閉し80℃窒素下で2時間加熱した。冷却後、その混合物をt−ブチルメチルエーテルで希釈し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を35〜98%の濃度勾配のメタノール及び0.1%ギ酸を含む水の混合物で溶出させる分取HPLC(C18)により精製した。残渣をさらにジオキサン(3ml)及び水(0.5ml)中フラン−3−イル ボロン酸(0.038g)、トリ−t−ブチルホスフィンテトラフルオロボレート(0.009g)、炭酸セシウム(0.303g)及びトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.015g)で再び処理し、密閉し、80℃でさらに2時間加熱した。冷却後、その混合物をt−ブチルメチルエーテルで希釈し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、0〜50%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ゴム状物質としてエチル 3−(3−フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(3−ピリジルスルホニルメチル)−ベンゾエート(0.098g)を得た。 LCMS (方法 E) r/t 3.96 (M+H) 402 中間体46:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−3−イル)ベンゾエート 塩化アセチル(0.1ml)をメタノール(10ml)に添加し、氷中で冷却し、得られた溶液をエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−[1−(テトラヒドロピラン−2−イル)ピラゾール−5−イル]ベンゾエート(中間体47、0.05g)に添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、その後乾燥するまで蒸発させた。残渣を炭酸水素ナトリウム(飽和水溶液)で処理し、DCMで抽出し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(3−ピラゾリル)ベンゾエート(0.041g)を得た。 LCMS (方法 E) r/t 3.79 (M+H) 401 中間体47:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−[1−(2−テトラヒドロ−ピラニル)ピラゾール−5−イル]ベンゾエート エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61)及び1−(テトラヒドロピラン−2−イル)−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロランy−2−イル)ピラゾールから出発し、中間体31と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (d, 2H), 7.65 (tt, 2H), 7.55 (t, 2H), 7.4 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.4 (d, 1H), 5.1 (dd, 1H), 4.65 (d, 1H), 4.55 (d, 1H), 4.35 (m, 2H), 4.0 (m, 1H), 3.45 (t, 1H), 3.4 (s, 3H), 2.55 (m, 1H), 1.9 (m, 1H), 1.8-1.5 (m, 4H), 1.4 (t, 3H) 中間体48:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソキサゾール−3−イル)−2−メトキシベンゾエート エタノール(3ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(5−ヒドロキシ−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体49、0.041g)の溶液を撹拌しマイクロ波中140℃で15分間、次いで160℃で75分間加熱した。冷却後、その溶液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜50%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソキサゾール−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(0.03g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 8.5 (d, 1H), 7.85 (d, 1H), 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.35 (q, 2H), 3.65 (s, 3H), 1.4 (t, 3H) 中間体49:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(5−ヒドロキシ−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−2−メトキシベンゾエート ジオキサン(3ml)中未精製エチル 3−アセチル−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体56、0.33g)及びブレデレック試薬(0.2ml)の混合物を撹拌し、マイクロ波中150℃で10分間加熱した。冷却後、その溶液を乾燥するまで蒸発させ、残渣をエタノール(15ml)に溶解させ、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.13g)及びピリジン(0.15ml)で処理した。得られた混合物を撹拌し、一晩加熱還流した。冷却後、その混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣をDCMと水の間で分離した。有機層を乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜100%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(5−ヒドロキシ−4,5−ジヒドロイソキサゾール−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(0.041g)を得た。 NMR (CDCl3) 7.7 (d, 2H), 7.65 (m, 2H), 7.5 (t, 2H), 7.0 (d, 1H), 5.65 (m, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.35 (q, 2H), 3.75 (s, 3H), 3.45 (m, 2H) 1.4 (t, 3H) 中間体50:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(オキサゾール−4−イル)−2−メトキシベンゾエート ギ酸(5ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(2−ブロモアセチル)−2−メトキシ−ベンゾエート(中間体51、0.9g)及びギ酸アンモニウム(0.45g)の混合物をバイアルに密閉し、80℃で3時間加熱し、その後100℃で6時間加熱した。室温で一晩静置後、その混合物を120℃で4時間加熱した。その混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、黄色ゴム状物質としてメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(オキサゾール−4−イル)−2−メトキシ−ベンゾエート(0.22g)を得て、さらなる精製又は特徴付けを直接せずに使用した。 中間体51:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(2−ブロモアセチル)−2−メトキシベンゾエート 酢酸(2.3ml)中臭素(0.29g)溶液を酢酸(20ml)中メチル 3−アセチル−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体57、0.965g)溶液に2時間に渡って滴加した。その混合物をメタノール(約lml)を含む水に注ぎ、得られた混合物を酢酸エチルで抽出し、メタ重亜硫酸ナトリウム(飽和水溶液)で洗浄し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、無色油状のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(2−ブロモアセチル)−2−メトキシベンゾエート(1.2g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (m, 3H), 7.6 (d, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.5 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.8 (s, 3H) 中間体52:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾエート 三臭化ホウ素(DCM中1M溶液、5.85ml)を−70℃の無水DCM(45ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61、2.3g)の撹拌及び冷却溶液に滴加した。得られた混合物を−70℃で40分間撹拌し、その後室温まで温めた。その混合物を室温で2時間撹拌し、その後炭酸水素ナトリウム(飽和水溶液)に注いだ。層を分離し、水層をさらなるDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、白色固体のエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾエート(1.64g)を得た。 LCMS (方法F) r/t 3.68 (M+Na) 421及び423 中間体53:メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−ヒドロキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)から出発し、中間体52と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 11.9 (s, 1H), 7.65 (d, 1H), 6.8 (d, 1H), 7.75 (s, 2H), 4.05 (s, 3H) 中間体54:メチル 3−ブロモ−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−2−ヒドロキシベンゾエート 塩化アルミニウム(0.7g)をDCM(8ml)中メチル 3−ブロモ−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体68、0.76g)及びN,N−ジメチルアニリン(1.27g)の撹拌溶液に添加し、得られた混合物を30分間撹拌した。その混合物を酢酸エチルと塩酸(1M)の間で分離し、有機層を炭酸水素ナトリウム(飽和水溶液)で洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣をエーテルで摩砕した。固形物を濾過収集し、白色固体のメチル 3−ブロモ−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−2−ヒドロキシベンゾエート(0.61g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 7.8 (m, 1H), 7.65 (m, 3H), 7.55 (dt, 1H), 6.65 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 3.8 (s, 3H) 中間体55:メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−ヒドロキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体69)から出発し、中間体54と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.7 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.45 (t, 2H), 6.65 (d, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.75 (s, 3H) 中間体56:エチル 3−アセチル−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート エチレングリコール(4ml)中エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体61、0.82g)、トリエチルアミン(0.7ml)、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン(0.04g)及び塩化パラジウム(0.01g)の混合物を窒素下でバイアルに密閉し、その混合物を撹拌して140℃で加熱した。その後、ブチルビニルエーテル(0.8ml)を添加し、得られた混合物を撹拌し、140℃で2時間加熱した。冷却後、その混合物をDCMで希釈し、1M塩酸を添加した。その混合物を室温で30分間撹拌し、その後その2層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層を乾燥(MgSO4)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を0〜80%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、油状の未精製エチル 3−アセチル−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(0.33g)を得た。 LCMS (方法F) r/t 3.7 (M+Na) 399 NMR分析により、その化合物が約30%の異性体を含んでいることが示された。その物質はさらなる精製なしに使用された。 中間体57:メチル 3−アセチル−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート ジオキサン(15ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体65、1.0g)、1−エトキシビニルトリブチルスタンナン(0.9ml)、テトラキス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.29g)及び塩化リチウム(1.0g)の混合物を撹拌しマイクロ波中150℃で15分間加熱した。その溶液を濾過し濾液を1M塩酸で希釈し、その後室温で5時間撹拌した。得られた混合物をDCMで抽出し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜75%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、油状のメチル 3−アセチル−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(0.965g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.8 (s, 3H), 2.6 (s, 3H) 中間体58:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−4−イル)−2−メトキシベンゾエート ジオキサン(3.2ml)及び水(0.4ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート(中間体59、0.15g)、トリ−tert−ブチル−ホスフィニウムテトラフルオロボレート(0.01g)、炭酸セシウム(0.34g)、トリス−(ジベンジリデンアセトン)−ジパラジウム(0.016g)及び4−ブロモイソチアゾール(0.06g)の混合物を脱気し、その後マイクロ波中120℃で20分間加熱した。冷却後、その混合物をエーテルで希釈し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜60%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、油状の未精製メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−4−イル)−2−メトキシ−ベンゾエート(0.044g)を得た。その物質はさらなる精製又は特徴付けなしで使用した。 中間体59:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート ジオキサン(12.5ml)及び水(1.5ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体65、1.0g)、塩化パラジウムdppfのDCMとの付加物(0.12g)、ビス−ピナコラートジボロン(Bis-pinacolatodiboron)(0.675g)及び酢酸カリウム(0.71g)の混合物を密閉したバイアル中120℃で2時間加熱した。冷却後、その混合物を酢酸エチルと炭酸水素ナトリウム(飽和水溶液)の間で分離した。有機層を乾燥(MgSO4)させ、セライトを通して濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜100%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾエート(0.58g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (m, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.80 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 1.35 (s, 12H) 中間体60:メチル 3−ブロモ−6−((2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(E及びZ異性体の混合物) ビス−(トリ−tert−ブチルホスフィン)パラジウム(0.031g)をトルエン(3ml)中メチル 3−ブロモ−6−(2−ブロモベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体66、0.286g)及び3−トリブチルスタンニル−(Z)−プロパ−2−エン−1−オール(Webb et al、Tetrahedron、2008、64、4778に従って製造、0.27ml)の脱気溶液に添加し、得られた混合物を室温で3時間撹拌し、その後30℃で2時間加熱した。冷却後、その混合物をセライトを通して濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を0〜60%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、E及びZ異性体の混合物としてメチル 3−ブロモ−6−((2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエートを得た。 NMR (CDCl3) δ 8.0 (dd, 0.4H), 7.9 (dd, 0.6H), 7.65-7.4 (m, 4H), 7.3 (d, 0.4H), 7.1 (d, 0.6H), 6.95 (d 0.6H), 6.9 (d, 0.4H), 6.3 (dt, 0.4H), 6.1 (dt, 0.6H), 4.55 (2s, 2H), 4.4 (br s, 0.8H), 4.25 (d, 1.2H), 4.0 (s, 1.2H), 3.91 (s, 1.2H), 3.9 (s, 1.8H), 3.88 (s, 1.8H) 中間体61:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート 過酸化水素(30%水溶液、0.4ml)を酢酸(10ml)中エチル 3−ブロモ−6−(フェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体87、0.314g)溶液に添加した。得られた混合物を撹拌し、60℃で2時間加熱した。冷却後、その混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣をDCMに溶解させ、NaHCO3(飽和水溶液)で洗浄し、乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、無色ゴム状物質としてエチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(0.331g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 2H), 6.9 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.35 (t, 3H) 中間体62:エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−(2−メチルフェニルチオメチル)ベンゾエート(中間体77)から出発し、中間体61と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (d, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.3 (m, 2H), 6.9 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.35 (q, 2H), 3.9 (s, 3H), 2.6 (s, 3H), 1.4 (t, 3H) 中間体63:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−ブロモベンゾエート メチル 5−ブロモ−2−(フェニルチオメチル)ベンゾエート(中間体78)から出発し、中間体61と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.05 (d, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (m, 2H), 7.45 (t, 2H), 7.2 (d, 1H), 5.0 (s, 2H), 3.75 (s, 3H) 中間体64:エチル 3−ブロモ−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート エチル 3−ブロモ−6−(3−クロロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体79)から出発し、中間体61と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (s, 1H), 7.6 (d, 2H), 7.55 (d, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.0 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.4 (t, 3H) 中間体65:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(フェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体80)から出発し、中間体61と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.5 (t, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体66:メチル 3−ブロモ−6−(2−ブロモベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−ブロモフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体81)から出発し、中間体61と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (dd, 1H), 7.8 (dd, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体67:メチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−(2−メトキシフェニルチオメチル)ベンゾエート(中間体82)から出発し、中間体61と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 7.7 (dt, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.55 (dd, 1H), 7.3 (d, 1H), 7.05 (t, 1H), 6.7 (d, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.8 (s, 3H) 中間体68:メチル 3−ブロモ−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート 過酸化水素(30%水溶液、0.42ml)を酢酸(5ml)中メチル 3−ブロモ−6−(3−クロロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体74、0.82g)溶液に添加し、得られた混合物を室温で20時間撹拌した。その混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣を酢酸エチルと水の間で分離した。有機層を乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、無色ゴム状物質としてメチル3−ブロモ−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(0.765g)を得て、さらなる特徴付けはせずに使用した。 中間体69:メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体75)から出発し、中間体68と同様の方法により製造し、さらなる特徴付けはせずに使用した。 中間体70:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2−メトキシフェニルチオメチル)ベンゾエート(中間体76)から出発し、中間体68と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (dd, 1H), 7.6 (dt, 1H), 7.5 (d, 1H), 7.05 (m, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.75 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体71:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2ピリド−2−イルスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピリド−2−イルチオメチル)ベンゾエート(中間体83)から出発し、中間体68と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.75 (d, 1H), 7.85 (d, 2H), 7.55 (m, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体72:6−ブロモ−3H−イソベンゾフラン−1−オン ヨードソベンゼン−1,1−二酢酸(5.39g)を窒素大気下で無水DCM(70ml)中5−ブロモ−2−メチル安息香酸(3.0g)及び臭化カリウム(1.66g)の撹拌及び脱気懸濁液に何回かに分けて添加した。得られた混合物を40℃で一晩加熱した。室温まで冷却後、その混合物をNaHCO3(飽和水溶液)及び亜硫酸ナトリウム(飽和水溶液)で洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜30%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の6−ブロモ−3H−イソベンゾフラン−1−オン(1.3g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 8.1 (d, 1H), 7.8 (dd, 1H), 7.35 (d, 1H), 5.3 (s, 2H) 中間体73:エチル 3−ブロモ−6−(フェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート 無水DMF(4ml)中エチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体87、0.434g)、チオフェノール(0.139ml)及び炭酸カリウム(0.34g)の混合物を撹拌し50℃で1時間加熱した。室温まで冷却後、その混合物を水で希釈し、エーテルで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜10%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のエチル 3−ブロモ−6−(フェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(0.367g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (d, 1H), 7.25 (m, 5H), 6.9 (d, 1H), 4.4 (q, 2H), 4.1 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 1.35 (t, 3H) 中間体74:メチル 3−ブロモ−6−(3−クロロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び3−クロロチオフェノールから出発し、中間体73と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.5 (d, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.15 (m, 3H), 6.9 (d, 1H), 4.1 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H) 中間体75:メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び4−フルオロチオフェノールから出発し、中間体73と同様の方法により製造し、さらなる特徴付けはせずに使用した。 中間体76:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(2−メトキシフェニルチオメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び2−メトキシチオフェノールから出発し、中間体73と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (d, 1H), 7.2 (m, 2H), 6.9 (d, 1H), 6.85 (t, 2H), 4.05 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (2s, 6H) 中間体77:エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−(2−メチルフェニルチオメチル)ベンゾエート THF(5ml)中エチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体87、0.262g)、2−メチルチオフェノール(0.096ml)及び炭酸カリウム(0.28g)の混合物を室温で3日間撹拌した。得られた混合物を酢酸エチルとNaHCO3(飽和水溶液)の間で分離した。分離した有機相を乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜30%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ゴム状物質としてエチル 3−ブロモ−2−メトキシ−(2−メチルフェニルチオメチル)ベンゾエート(0.24g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (d, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.1 (m, 3H), 6.85 (d, 1H), 4.4 (q, 2H), 4.05 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 2.3 (s, 3H), 1.4 (t, 3H) 中間体78:メチル 5−ブロモ−2−(フェニルチオメチル)ベンゾエート メチル 5−ブロモ−2−ブロモメチルベンゾエート(Lartia et al、J Org Chem、2008、73、1732に従って製造した)及びチオフェノールから出発し、中間体77と同様の方法により製造した。 LCMS (方法E) r/t 4.82 (M+Na) 361 中間体79:エチル 3−ブロモ−6−(3−クロロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート エチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体87)及び3−クロロチオフェノールから出発し、中間体77と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.5 (d, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.15 (m, 3H), 6.9 (d, 1H), 4.4 (q, 2H), 4.1 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 1.4 (t, 3H) 中間体80:メチル 3−ブロモ−6−(フェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及びチオフェノールから出発し、中間体77と同様の方法により製造し、さらなる特徴付けはせずに使用した。 中間体81:メチル 3−ブロモ−6−(2−ブロモフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び2−ブロモチオフェノールから出発し、中間体77と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.55 (d, 1H), 7.5 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 7.15 (m, 1H), 7.05 (m, 6.95 (d, 1H), 4.1 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H) 中間体82:メチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−(2−メトキシフェニルチオメチル)ベンゾエート THF(10ml)中メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体53、0.6g)、2−メトキシチオフェノール(0.518g)及び炭酸カリウム(0.766g)の混合物を撹拌し、60℃で3時間加熱した。冷却後、その混合物を酢酸エチルと水の間で分離し、分離した有機層を水酸化カリウム溶液で洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜15%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、白色固体のメチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−(2−メトキシフェニルチオメチル)−ベンゾエート(0.46g)を得て、さらなる特徴付けはせずに使用した。 中間体83:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピリド−2−イルチオメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチルベンゾエート(中間体89)及び2−ピリジンチオールから出発し、中間体82と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.45 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.2 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.0 (m, 1H), 4.45 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H) 中間体84:エチル 6−(4−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート ジメチルアセトアミド(4ml)及び水(1ml)中エチル 3−ブロモ−6−(ジブロモメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体88、0.25g)、炭酸水素ナトリウム(0.122g)及び4−クロロベンゼンスルフィン酸ナトリウム(0.29g)の混合物を撹拌し、90℃で5時間加熱した。冷却後、その混合物を水で希釈し、水で洗浄したC−18カラムに充填し、その後カラムを水で流し、DCM及び酢酸エチルで溶出させた。有機溶出剤を乾燥(MgS04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜100%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ゴム状物質としてエチル 6−(4−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ−ベンゾエート(0.15g)を得た。 NMR (CDCl3) 7.6 (2d, 3H), 7.45 (d, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.35 (t, 3H) 中間体85:エチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート 4−フルオロベンゼンスルフィン酸ナトリウム(0.517g)をジメチルアセトアミド(8ml)及び水(2ml)中エチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体87、0.4g)及び炭酸水素ナトリウム(0.24g)の懸濁液に添加し、その混合物を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を水で希釈し、C−18SPEカラムに充填した。カラムを水で流し、その後DCM及び酢酸エチルで溶出させた。有機溶出剤を乾燥(MgSO4)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を0〜60%の濃度勾配のt−ブチルメチルエーテル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム状物質としてエチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニル−メチル)−2−メトキシベンゾエート(0.37g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (m, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.15 (t, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.35 (t, 3H) 中間体86:エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピリド−3−イルスルホニルメチル)ベンゾエート エチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体87)及び3−ピリジンスルホン酸ナトリウム(Crowell et al、J. med. Chem.、1989、32、2436に従って製造した)から出発し、中間体85と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.85 (br s, 2H), 7.9 (d, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.4 (m, 1H), 7.05 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (q, 2H), 3.85 (s, 3H), 1.35 (t, 3H) 中間体87及び中間体88:エチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート及びエチル 3−ブロモ−6−(ジブロモメチル)−2−メトキシベンゾエート DCE(250ml)中エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−メチルベンゾエート(中間体90、12.2g)、N−ブロモスクシンイミド(8.0g)及びAIBN(0.1g)の混合物を撹拌し、500Wのタングステン電球で40分間照射した。さらにN−ブロモスクシンイミド(1g)を添加し、照射を30分間続けた。さらにN−ブロモスクシンイミド(2.6g)を何回かに分けて添加し、出発物質がなくなるまで照射した。冷却後、その混合物を濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を0〜100%の濃度勾配のジクロロメタン及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、2つの主な画分を得た。画分1から無色油状の3−ブロモ−6−(ジブロモメチル)−2−メトキシベンゾエート(2.25g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.45 (q, 2H), 3.9 (s, 3H), 1.45 (t, 3H) 画分2から無色油状のエチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(2.84g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.55 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 4.45 (q, 2H), 3.9 (s, 3H), 1.45 (t, 3H) 中間体89:メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート 1,2−ジクロロエタン(400ml)中メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−メチルベンゾエート(中間体91、20g)溶液を撹拌し、500Wのタングステン電球で照射し、触媒量のAIBNで処理した。NMR分析により所望の臭化ベンジルに完全に変換されるまで、固体の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(20g)を3時間に渡り徐々に添加した。冷却後、その混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣をシクロヘキサンで摩砕し、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を1〜25%の濃度勾配のDCM及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、オレンジ色固体のメチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(16.3g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.6 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 4.45 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.9 (s, 3H) 中間体90:エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−メチルベンゾエート 硫酸ジメチル(2.3ml)を無水アセトン(70ml)中エチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾエート(中間体92、5.19g)及び炭酸カリウム(5.64g)の懸濁液に添加し、得られた混合物を撹拌し、2時間加熱還流した。室温まで冷却後、その混合物を濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣をエーテルに溶解させ、NaHCO3(飽和水溶液)で洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、無色油状の未精製エチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−メチルベンゾエート(5.4g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.4 (q, 2H), 3.85 (s, 3H), 2.25 (s. 3H),1.4 (t, 3H) 中間体91:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−メチルベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾエート(中間体93)から出発し、中間体90と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 2.25 (s, 3H) 中間体92:エチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾエート DCM(170ml)中N−ブロモスクシンイミド(3.97g)溶液をDCM(50ml)中エチル 2−ヒドロキシ−6−メチル安息香酸(Hauser et al、Synthesis、1980 814に従って製造、4.02g)及びジイソプロピルアミン(0.31ml)の撹拌及び冷却溶液に滴加し、その間温度を0℃(±5℃)に維持した。添加完了後、冷却槽を取り除き、その混合物を室温で一晩撹拌した。その混合物を濃縮し、エーテルを加えた。得られた固形物を濾過により除去し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を0〜50%の濃度勾配のエーテル及びペンタンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のエチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾエート(5.19g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 12.0 (s, 1H), 7.5 (d, 1H), 6.6 (d, 1H), 4.45 (q, 2H), 2.5 (s, 3H), 1.45 (t, 3H) 中間体93:メチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾエート 酢酸(150ml)中臭素(16.8ml)溶液を0℃で酢酸中メチル 6−メチル−2−オキソシクロヘキサ−3−エンカルボキシレート(Hauser et al、Synthesis 1980 814に従って製造、28.2g)の撹拌及び冷却溶液に滴加した。得られた混合物を撹拌し24時間加熱還流した。冷却後、その混合物を酢酸エチルと水の間で分離した。有機層を分離し、炭酸水素ナトリウム(飽和水溶液)及びブラインで洗浄し、その後乾燥(MgSO4及び活性炭)させ、セライトを通して濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ油状のメチル 3−ブロモ−2−ヒドロキシ−6−メチルベンゾエート(30.8g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 11.95 (s, 1H), 7.55 (d, 1H), 6.65 (d, 1H), 4.9 (s, 3H), 2.5 (s, 3H) 中間体94:メチル 6−(2−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−メトキシベンゾエート、(中間体98)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (s, 1H), 7.8 (dd, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.5 (t, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.35 (dt, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H) 中間体95:メチル 6−(3−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(3−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体99)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.45 (m, 3H), 7,4 (m, 1H), 7.35 (m, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.6 (s, 3H) 中間体96:メチル 6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体100)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (s, 1H), 7.75 (dt, 1H), 7.6 (m, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.25 (t, 2H), 7.15 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H) 中間体97:メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(3−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(3−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体101)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.3 (dt, 1H), 7.15 (m, 2H), 7.1 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.75 (s, 3H), 3.6 (s, 3H)中間体98:メチル 3−ブロモ−6−(2−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−クロロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体102)から出発し、中間体68と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.85 (dd, 1H), 7.55 (m, 2H), 7.5 (d, 1H), 7.35 (m, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体99:メチル 3−ブロモ−6−(3−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(3−フルオロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体103)から出発し、中間体68と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.6 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.35 (m, 2H) 6.95 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.85 (2s, 6H) 中間体100:メチル 3−ブロモ−6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−フルオロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体104)から出発し、中間体68と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (dt, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.25 (m, 2H), 7.0 (d, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体101:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(3−メトキシベンゼンスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(3−メトキシフェニルチオメチル)ベンゾエート(中間体105)から出発し、中間体68と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.6 (d, 1H), 7.4 (t, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.15 (m, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.8 (s, 3H), 3.75 (s, 3H) 中間体102:メチル 3 −ブロモ−6−(2−クロロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び2−クロロチオフェノールから出発し、中間体73と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (d, 1H), 7.35 (m, 1H), 7.2 (m, 1H), 7.15 (m, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.1 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H) 中間体103:メチル 3−ブロモ−6−(3−フルオロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び3−フルオロチオフェノールから出発し、中間体73と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.5 (d, 1H), 7.2 (m, 1H), 7.0 (m, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.9 (dt, 1H), 4.1 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H) 中間体104:メチル 3−ブロモ−6−(2−フルオロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び2−フルオロチオフェノールから出発し、中間体73と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (d, 1H), 7.25 (m, 2H), 7.0 (m, 2H), 6.85 (d, 1H), 4.05 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体105:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(3−メトキシフェニルチオメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び3−メトキシチオフェノールから出発し、中間体73と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (s, 1H), 7.15 (t, 1H), 6.9 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 6.8 (t, 1H), 6.75 (dd, 1H), 4.1 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 3.75 (s, 3H) 中間体106:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブトキシカルボニルアミノプロポキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブトキシカルボニルアミノプロポキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体109)から出発し、中間体6と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (s, 1H), 7.75 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.45 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.75 (s, 1H),4.6 (s, 2H), 3.8 (t, 2H), 3.3 (br s, 2H), 1.8 (m, 2H), 1.5 (s, 9H) 中間体107:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノエトキシ)−3−エチル安息香酸 ジオキサン(1.4ml)及び水(0.4ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノエトキシ)−3−エチルベンゾエート(中間体108、0.125g)及び水酸化リチウム(0.066g)の混合物を撹拌し、マイクロ波中130℃で45分間加熱した。その混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣を酢酸エチルと水の間で分離した。水層を塩酸(1M)で酸性化し、酢酸エチルで抽出し、水で洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ無色ゴム状物質として6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−t−ブトキシアミノエトキシ)−3−エチル安息香酸(0.075g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.3 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.9 (br s, 2H), 3.5 (br s, 2H), 2.7 (q, 2H), 1.5 (s, 9H), 1.2 (t, 3H) 中間体108:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノエトキシ)−3−エチルベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体110)及び2−(t−ブトキシカルボニルアミノ)エチルブロマイドから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.2 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.5 (s, 2H) 3.85 (t, 2H), 3.8 (s, 3H), 3.4 (m, 2H), 2.65 (q, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.2 (t, 3H) 中間体109:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブトキシカルボニルアミノプロポキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体114)及び3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピルブロマイドから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.85 (s, 1H), 7.7 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.4 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.7 (t, 2H), 3.2 (br s, 2H), 1.8 (m, 2H), 1.45 (s, 9H) 中間体110:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−ヒドロキシベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(中間体111)から出発し、中間体54と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 11.2 (s, 1H), 7.6 (m, 3H), 7.45 (t, 2H), 7.15 (d, 1H), 6.45 (d, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 2.65 (q, 2H), 1.2 (t, 3H) 中間体111:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート THF(9ml)及び水(4.5ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体65、1.31g)及びリン酸カリウム(2.02g)の混合物を脱気し、塩化パラジウムdppfのDCMとの付加物(0.134g)及びトリエチルボラン(THF中1M溶液、4.6ml)を添加した。その混合物を撹拌しマイクロ波中140℃で18分間加熱した。その混合物を酢酸エチルと水の間で分離し、有機層を分離し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を5〜40%の濃度勾配の酢酸エチル及びシクロヘキサンの混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシベンゾエート(0.754g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.2 (d, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.8 (s, 3H), 3.7 (s, 3H), 2.65 (q, 2H), 1.2 (t, 3H) 中間体112:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チエノ−2−イル)−ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体65)及び2−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)チオフェンから出発し、中間体28と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (m, 2H), 7.6 (m, 2H), 7.5 (m, 3H), 7.4 (dd, 1H), 7.1 (dd, 1H), 7.05 (d, 1H), 4.55 (s,2H), 3.85 (s, 3H), 3.6 (s, 3H) 中間体113:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チエノ−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート (中間体65)及びチオフェン−3−ボロン酸から出発し、中間体28と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (m, 2H), 7.65 (m, 2H), 7.5 (m, 3H), 7.4 (m, 2H), 7.1 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.5 (s, 3H) 中間体114:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体115)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体45と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) 5 11.8 (s, 1H), 8.2 (s, 1H), 7.6 (m, 3H), 7.45 (m, 4H), 6.75 (s, 1H), 6.55 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 3.95 (s, 3H) 中間体115:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−ヒドロキシベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体65)から出発し、中間体54と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 11.6 (s, 1H), 7.6 (m, 3H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 2H), 6.4 (d, 1H), 4.85 (s, 2H), 3.95 (s, 3H) 中間体116:メチル 6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体117)及びフラン−3−イル ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.5 (s, 1H), 7.45 (d, 1H), 7.15 (t, 2H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.6 (s, 3H) 中間体117:メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロフェニルチオメチル)−3−メトキシベンゾエート(中間体118)から出発し、中間体68と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (m, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.15 (t, 2H), 6.95 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.85 (2 s, 6H) 中間体118:メチル 3−ブロモ−6−(4−フルオロフェニルチオメチル)−3−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)及び4−フルオロチオフェノールから出発し、中間体73と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.45 (d, 1H), 7.25 (m, 2H), 6.95 (t, 2H), 6.75 (d, 1H), 4.0 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.85 (s, 3H) 中間体119:t−ブチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメトキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート t−ブチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体120)及びブロモアセトニトリルから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (s, 1H), 7.75 (d, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.55 (t, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.4 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 4.5 (2s, 4H), 1.65 (s, 9H) 中間体120:t−ブチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート THF(1ml)中ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.124g)溶液をTHF(1ml)中6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ安息香酸(中間体114、0.358g)及び4−ジメチルアミノピリジン(0.0032g)及びt−ブタノール(3ml)の混合物に滴加した。得られた混合物を室温で4時間撹拌した。固形物を濾過により除去し、濾液をクエン酸(5%水溶液)、炭酸水素ナトリウム(飽和水溶液)及びブラインで洗浄し、乾燥(Na2S04)させ、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を酢酸エチル及びシクロヘキサン(20%)の混合物で溶出させるシリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ろう質白色固体のt−ブチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエートを得た。 NMR (CDCl3) δ 12.2 (s, 1H), 8.1 (s, 1H), 7.6 (m, 3H), 7.45 (m, 3H), 7.35 (d, 1H), 6.75 (s, 1H), 6.2 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 1.7 (s, 9H) 中間体121:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−t−ブトキシカルボニルアミノ]−エチルアミノ)−3−(フラン)−3−イル)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニルアミノ)−エチルアミノ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体122、0.115g)を、水(1ml)とジオキサン(3ml)中水酸化リチウム一水和物(0.168g)溶液に添加し、混合物を100℃で1時間加熱した。反応物を室温まで冷却し、水で希釈し、ジエチルエーテルで洗浄した。水層を酢酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出し、乾燥(Na2S04)し、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、DCM:MeOH:AcOH:水(350:20:3:2)の混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色のゴムとして、6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)−エチルアミノ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸(0.1g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 8.05 (s, 1H), 7.75 (m, 3H), 7.6 (t, 2H), 7.25 (t, 2H), 7.2 (m, 1H), 6.85 (s, 1H), 6.75 (s, 1H), 6.7 (d, 1H), 4.9 (s, 2H), 2.9 (m, 2H), 2.8 (m, 2H), 1.35 (s, 9H). 中間体122:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチルアミノ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート トルエン(1.5ml)中の、メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゾエート(中間体123、0.05g)、N−(t−ブトキシカルボニル)エチレンジアミン(0.048g)、パラジウムアセテート(0.006g)、炭酸セシウム(0.065g)および(+/−))BINAP(0.034g)の溶液を撹拌し、窒素下で20時間、100℃で加熱した。冷却後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間に分配した。有機層を乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液乾燥するまで蒸発させ、残渣を、10〜35%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、黄色ゴム質のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(t−ブトキシカルボニルアミノ)エチルアミノ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(0.023g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.68 (m, 3H), 7.60 (m, 1H), 7.50-7.45 (m, 3H), 7.15 (d, 1H), 6.7 (d, 1H), 6.6 (d, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.05 (m, 2H), 2.9 (m, 2H), 1.4 (s, 9H). 中間体123:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3イル)−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゾエート トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.28g)を、DCM(3ml)中の、メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体114、0.09g)とピリジン(0.16g)の氷冷溶液に添加し、得られた混合物を5時間撹拌した。酢酸エチルを添加し、有機層を1MのHClと飽和重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、次いで相分離器で濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、5〜25%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−トリフルオロメタン−スルホニルオキシ)ベンゾエート(0.58g)を得、その油は静置すると結晶化して白色固体となった。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (dd, 3H), 7.65 (m, 1H), 7.55-7.50 (m, 4H), 7.3 (d, 1H), 6.65 (dd, 1H,), 4.85 (s, 2H), 3.9 (s, 3H). 中間体124:6-(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニル−N−メチルアミノ)エトキシ] −3−(フラン−3−イル)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニル−N−メチルアミノ)エトキシ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体125、0.054g)を、水(0.3ml)とジオキサン(1ml)中の水酸化リチウム一水和物(0.034g)溶液に添加し、混合物を撹拌し、130℃で30分加熱した。反応混合物を室温まで冷却し、水と酢酸エチルとの間に分配した。水層をギ酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニル−N−メチルアミノ)エトキシ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸(0.043g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (t, 1H), 7.8 (m, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.50 (m, 3H), 7.5 (m, 1H), 7.2 (m, 1H), 6.8 (d, 1H), 4.7 (s, 2H), 3.85 (s, 2H), 3.7 (s, 3H), 2.95 (m, 2H), 1.45 (s, 9H). 中間体125:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニル−N−メチルアミノ)エトキシ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート トリ−n−ブチルホスフィン(0.054g)を、無水THF(1ml)中ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.065g)冷却溶液に、0℃で滴加した。得られた溶液を10分間室温まで温め、次いで0℃まで再冷却した。THF(1ml)中の、メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体114、0.05g)とt−ブチルN−(2−ヒドロキシエチル)−N−メチルカルバメート(0.025g)の混合物を滴加し、反応混合物を室温まで温め、3時間撹拌した。酢酸エチルと水を添加し、有機層を乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、酢酸エチルとシクロヘキサン(1:3)の混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ゴム質のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニル−N−メチルアミノ)エトキシ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(0.054g)を得た。 LCMS(方法E)r/t 4.44(M+Na)552 中間体126:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゾエート(中間体127)と1−メチル−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルから出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 LCMS(方法G)r/t 4.19(M+H)399 中間体127:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体110)から出発し、中間体123と同様の方法により、白色固体として製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (m, 2H), 7.65 (m, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.4 (d, 1H), 7.3 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 2.8 (q, 2H), 1.3 (t, 3H). 中間体128:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニルアミノ)−プロポキシ]−3−(フラン−3−イル)安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニルアミノ)プロポキシ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体129)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 LCMS(方法E)r/t 4.30(M+H)516 中間体129:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−[2−(N−t−ブトキシカルボニルアミノ)プロポキシ]−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体114)と、2−(N−t−ブトキシカルボニルアミノ)−1−プロパノールから出発し、白色固体として、中間体125と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (s, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.65 (m, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.35 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 6.7 (d, 1H), 4.8 (br, 1H), 4.55 (d, 1H), 4.5 (d, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.6 (m, 2H), 1.45 (s, 9H), 1.15 (d, 3H). 中間体130:メチル 6−ベンゼンスルホニルメチル−3−エチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゾエート(中間体127)と1−メチル−1H−ピラゾール−3−ボロン酸ピナコールエステルから出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (dd, 2H), 7.6 (m, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.35 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.2 (d, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.4 (s, 3H), 2.65 (q, 2H), 1.1 (t, 3H). 中間体131:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブトキシカルボニルアミノ−プロピル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート 10%パラジウム炭素(0.05g)を、エタノール(10ml)およびTHF(10ml)中メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブチルオキシカルボニルアミノ−プロパ−1−イン−1−イル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体132、0.22g)溶液に添加し、混合物を室温、水素(風船)雰囲気下で60時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を、25〜60%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム質のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブトキシカルボニルアミノプロピル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(0.115g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 2H), 7.6 (t, 1H), 7.45 (m, 4H), 7.25 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.45 (dd, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.8 (s, 3H), 2.95 (m, 2H), 2.65 (m, 2H), 1.5 (m, 2H), 1.4 (s, 9H). 中間体132:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブチルオキシカルボニルアミノ−プロパ−1−イン−1−イル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)−ベンゾエート(中間体123、0.756g)、N−Boc−プロパルギルアミン(0.698g)、ヨウ化銅(I)(0.014g)およびビス(トリフェニルホスフィン)塩化パラジウム(II)(0.026g)を、アセトニトリル(10ml)中トリエチルアミン(0.152g)溶液に添加し、混合物を窒素下、70℃で17時間加熱した。冷却後、反応混合物を水と酢酸エチルとの間に分配した。有機層を乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜10%の濃度勾配の酢酸エチルとDCMの混合物により溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。適切な画分を蒸発させたのち、得られた残渣をジエチルエーテルで摩砕し、固体を濾過収集して、白色固体のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(3−t−ブチルオキシカルボニルアミノプロパ1−イン−1−イル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(0.225g)を得た。 LCMS (方法G)r/t 4.69(M+H−Boc)410 中間体133:6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ安息香酸 メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体65)から出発し、中間体121と同様の方法により製造した。 (DMSO-d6) δ 7.75 (m, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.65 (m, 2H), 6.95 (s, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.8 (s, 3H). 中間体134:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−ブロモベンゾエート(中間体63)と1−メチル−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルから出発し、実施例37と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3)δ 7.95 (d, 1H), 7.7 (dd, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.55 (dd, 2H), 7.45 (m, 3H), 6.35 (d, 1H), 5.1 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.8 (s, 3H). 中間体135:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)ナフタレン−1−カルボキシレート DMA(20ml)中の、メチル 2−ブロモメチルナフタレン−1−カルボキシレート(中間体136、0.377g)、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩(0.416g)、炭酸水素ナトリウム(0.213g)の混合物を、室温で18時間撹拌した。混合物を水と酢酸エチルとの間に分配し、有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、30〜70%の濃度勾配のDCMとペンタンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、不透明なゴム質の2−(ベンゼンスルホニルメチル)−ナフタレン−1−メチルカルボキシレート(0.158g)を得た。 NMR (CDCl3)δ 7.9 (dd, 1H), 7.85 (m, 2H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (m, 1H), 7.55 (dd, 2H), 7.45 (m, 2H), 7.3 (d, 1H), 4.75 (s, 2H), 3.9 (s, 3H). 中間体136:メチル 2−ブロモメチルナフタレン−1−カルボキシレート N−ブロモスクシンイミド(0.748g)を、アセトニトリル(30ml)中メチル2−メチルナフタレン−1−カルボキシレート(0.7g)溶液に添加し、混合物を還流まで加熱した。過酸化ベンゾイル(0.093g)を添加し、反応混合物を4時間加熱還流した。冷却後、酢酸エチルを添加し、溶液を水で洗浄し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、7.5〜25%の濃度勾配のDCMとペンタンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、黄色固体のメチル 2−ブロモメチルナフタレン−1−カルボキシレート(0.529g)を得た。 NMR (CDCl3)δ 7.9 (dd, 2H), 7.55 (m, 2H), 7.5 (d, 2H), 4.7 (s, 2H), 4.1 (s, 3H). 中間体137:メチル 3−(フラン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体138)から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3)δ 8.65 (s, 1H), 7.95 (dd, 1H), 7.5 (m, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.4 (dd, 1H), 7.0 (d, 1H), 6.95 (m, 2H), 6.75 (dd, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.65 (s, 3H). 中間体138:メチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート 酢酸(5ml)中の、メチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体139、0.288g)と、50%過酸化水素(0.3ml)の混合物を、室温で16時間撹拌し、次いで90℃で2時間加熱した。冷却後、混合物を乾燥するまで蒸発させた。酢酸エチルを添加し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、20〜45%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム質のメチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(0.258g)を得た。 NMR (CDCl3)δ 8.6 (br, s, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (m, 1H), 7.4 (dd, 1H), 6.95 (m, 2H), 6.85 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.85 (s, 3H). 中間体139:メチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)と2−メルカプトフェノールから出発し、中間体82と同様の方法により製造し、更に特徴付けすることなく使用した。 中間体140:メチル 3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体141)から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3)δ 7.9 (dd, 1H) 7.5 (t, 1H), 7.45 (s, 1H), 7.35 (t, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.15 (t, 1H), 7.1 (ddd, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 5.75 (br. s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (s, 3 H), 3.6 (s, 3H). 中間体141:メチル 3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体142)から出発し、中間体138と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3):7.6 (d, 1H), 7.4 (t, 1H), 7.25 (m, 1H), 7.2 (t, 1H), 7.1 (ddd, 1H), 6.95 (d, 1H), 5.65 (br, s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.9 (s, 3H). 中間体142:メチル 3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)と3−メルカプトフェノールから出発し、中間体82と同様の方法により製造し、更に特徴付けすることなく使用した。 中間体143:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチルフラン−3−イル)ベンゾエート メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−ブロモベンゾエート(中間体63)と2−メチルフラン−5−ボロン酸ピナコールエステルから出発し、実施例36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3)δ 7.9 (d, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.35 (s, 2H), 6.55 (d, 1H), 5.05 (s, 2H), 3.75 (s, 3H), 2.45 (s, 3H). 中間体144:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−[2−(テトラヒドロピラン−2−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]ベンゾエート(中間体145)から出発し、実施例53と同様の方法により、不透明な固体として製造した。 NMR (CDCl3)δ 7.75 (m, 2H), 7.65 (m, 2H), 7.5 (t, 3H), 7.35 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 6.3 (br, s, 1H), 4.6 (s, 2H), 3.4 (s, 3H), 2.6 (q, 2H), 1.1 (t, 3H). 中間体145:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−[2−(テトラヒドロピラン−2−イル)−2H−ピラゾール−3−イル]ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゾエート(中間体127)と1−(2−テトラヒドロピラニル)−1H−ピラゾール−5−ボロン酸ピナコールエステルから出発し、中間体36と同様の方法により不透明な泡として製造し、更に特徴付けすることなく使用した。 中間体146:メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピペリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピペリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体147)とフラン−3−ボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により、白色固体として製造した。 NMR (CDCl3) δδ 7.95 (s, 1H), 7.5 (m, 2H), 7.3 (d, 1H), 6.8 (dd, 1H), 4.35 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.7 (s, 3H), 3.15 (t, 4H), 1.55 (d, 6H). 中間体147:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピペリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート 塩化チオニル(0.176g)とDMF(0.02g)の混合物を、DCM(5ml)中(4−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシカルボニルフェニル)−メタンスルホン酸ナトリウム塩(中間体148、0.134g)溶液に添加し、混合物を50℃まで2時間加熱した。冷却後、混合物を濾過し、固体をトルエンで洗浄した。濾液を乾燥するまで蒸発させた。得られた残渣にDCMとピペリジン(0.157g)を添加し、混合物を室温で4時間撹拌した。混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、5〜20%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のメチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピペリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート(0.150g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 4.3 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 3.15 (t, 4H), 1.6 (m, 6H). 中間体148:(4−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシカルボニルフェニル)−メタンスルホン酸ナトリウム塩 エタノール(1ml)と水(10ml)中の、メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89、1.0g)と亜硫酸ナトリウム(0.445g)の混合物を撹拌し、2時間加熱環流した。冷却後、混合物を乾燥するまで蒸発させ、白色固体の(4−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシカルボニルフェニル)−メタンスルホン酸ナトリウム塩(1.07g)を得、更に特徴付けすることなく使用した。 中間体149:メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピロリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピロリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体150)から出発し、無色の油として、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3)δ 7.95 (dd, 1H), 7.5 (dd, 2H), 7.4 (s, 1H), 6.8 (d, 1H), 4.4 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.7 (s, 3H), 3.25 (m, 4H), 1.9 (m, 4H). 中間体150:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ピロリジン−1−イルスルホニルメチル)ベンゾエート メチル (4−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシカルボニルフェニル)−メタンスルホン酸ナトリウム塩(中間体148)とピロリジンから出発し、白色固体として、中間体147と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 3.25 (m, 4H), 1.9 (m, 4H). 中間体151:メチル 6−[2−(2−ジエチルアミノエチルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体96)と、Ν,Ν,−ジエチルエチレンジアミンから出発し、中間体192と同様の方法により、褐色固体として製造した。 LCMS(方法G)r/t 3.31(M+H)501 中間体152:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エチル−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート THF(2ml)と水(1ml)中の、リン酸三カリウム(0.244g)、メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゾエート(中間体123、0.2g)の混合物を、アルゴンで脱気したマイクロ波用バイアルに密封した。DCMと複合体を形成した塩化パラジウム(II)dppf(0.02g)とトリエチルボラン(0.29ml)を添加し、混合物をマイクロ波中140℃で15分加熱した。冷却後、酢酸エチルと水を添加し、有機層を分離し、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、10〜18%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、白色固体のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エチル−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(0.092g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (dd, 2H), 7.65 (t, 1H), 7.55-7.45 (m, 4H), 7.25 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.50 (dd, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.8 (s, 3H), 6.7 (q, 2H), 1.0 (t, 3H). 中間体153:メチル 6−[2−(2−ジエチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート DMF(5ml)中の、メチル 3−(フラン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体137、0.081g)、炭酸セシウム(0.144g)およびN−(2−ブロモエチル)−N,N,−ジエチルアミン塩酸塩(0.058g)の溶液を室温で撹拌した。反応が完了したら、水とDCMを添加し、有機層を分離し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、メタノールとDCM(1:19)の混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のメチル 6−[2−(2−ジエチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(0.101g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (dd, 1H), 7.75 (dd, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 7.0 (t, 2H), 6.7 (dd, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.35 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 3.1 (s, 2H), 2.8 (d, 4H), 1.15 (t, 6H). 中間体154:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(プロパ−1−イン−1−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3イル)−2−(トリフルオロメタンスルホニル−オキシ)ベンゾエート(中間体123、0.2g)、プロピン(0.174g)、ヨウ化銅(I)(0.008g)および塩化ビス−(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.029g)を、マイクロ波用バイアル中の、DMF(2ml)中ジイソプロピルアミン(0.168g)溶液に添加し、混合物をアルゴンで脱気し、マイクロ波中100℃で1時間加熱した。冷却後、飽和塩化アンモニウム水溶液と酢酸エチルを添加した。有機層を分離し、水で洗浄し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、7〜25%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。得られた黄色ゴム質をジエチルエーテルで摩砕し、固体を濾過収集して、白色固体のメチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(プロパ−1−イン−1−イル)ベンゾエート(0.057g)を得た。 NMR (CDCl3)δ 8.0 (s, 1H), 7.7 (dd, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.4 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 6.8 (d, 1H), 4.5 (s, 2H), 3.8 (s, 3H), 2.05 (s, 3H). 中間体155:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−6−メトキシベンゾエート 中間体152の方法に従って、メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体65)とトリエチルボランの反応から単離した。 NMR (CDCl3)δ 7.7 (m, 2H), 7.6 (m, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.3 (m, 1H), 6.95 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.85 (s, 3H), 3.8 (d, 3H). 中間体156:メチル 6−(シクロヘキサンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(シクロヘキサンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体157)から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (s, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.3 (d, 1H), 6.75 (m, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.7 (s, 3H), 2.85 (m, 1H), 2.1 (d, 2H), 1.9 (m, 2H), 1.7 (m, 1H), 1.6-1.5 (m, 2H), 1.25 (m, 3H). 中間体157:メチル 3−ブロモ−6−シクロヘキサンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(シクロヘキシルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体158)から出発し、中間体138と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 2.85 (m, 1H), 2.15 (d, 2H), 1.95 (d, 2H), 1.75 (d, 1H), 1.6-1.5 (m, 2H), 1.25 (m, 3H). 中間体158:メチル 3−ブロモ−6−(シクロヘキシルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート 中間体82と同様の方法により製造し、メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)とシクロヘキサンチオールから出発し、さらに精製することなく使用した。 中間体159:t−ブチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(カルバモイルメトキシ)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート t−ブチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体120)と2−ブロモアセトアミドから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3)δ 7.8 (s, 1H), 7.75 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.55 (m, 3H), 7.4 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.7 (dd, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.3 (s, 2H), 1.6 (s, 9H). 中間体160:(Z)−メチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート 水(0.5ml)とジオキサン(3ml)中の、(Z)−メチル 3−ブロモ−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体161、0.163g)、フラン−3−イルボロン酸(0.041g)、DCMと複合体を形成した塩化パラジウム(II)dppf(0.025g)、炭酸セシウム(0.282g)の混合物を脱気し、次いでマイクロ波中140℃で10分加熱した。冷却後、混合物を酢酸エチルと水との間に分配した。水層をさらに酢酸エチルで抽出し、まとめた有機層をブラインで洗浄し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜5%の濃度勾配のメタノールとDCMの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、橙色油状の(Z)−メチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエートを得た。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (dd, 1H), 7.9 (dd, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.2 (dd, 1H), 7.05 (m, 2H), 6.95 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 6.15 (dt, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 3.25 (d, 2H), 2.6 (q, 4H), 1.0 (t, 6H). 中間体161:(Z)−メチル 3−ブロモ−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート (Z)−メチル 3−ブロモ−6−((4−フルオロ−2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体162)から出発し、中間体5と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3)δ 7.9 (dd, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.1 (m, 2H), 7.05 (d, 1H), 6.85 (d, 1H), 6.2 (m, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 3.25 (d, 2H), 2.7 (d, 4H), 1.1 (t, 6H). 中間体162:(Z)−メチル3−ブロモ−6−((4−フルオロ−2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート トルエン(12ml)中の、メチル 3−ブロモ−6−(2−ブロモ−4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体163、0.916g)、3−トリブチルスタンニル−(Z)−プロパ−2−エン−1−オール(Webbら、Tetrahedron、2008、64、4778に準じて製造、0.833g)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(0.085g)の混合物をアルゴンで脱気した。トリ−tert−ブチルホスフィン(トルエン中1M、0.20ml)を添加し、混合物を再度脱気し、次いで30℃まで3時間加熱した。冷却後、混合物を酢酸エチルで希釈し、PTFEコーンで濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜100%の濃度勾配の、酢酸エチルと1%トリエチルアミン含有のペンタンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、黄色油状の(Z)−メチル 3−ブロモ−6−((4−フルオロ−2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(0.198g)を得た。 NMR (CDCl3)δ 7.95 (dd, 1H), 7.6 (d, 1H), 7.1 (dt, 1H), 7.05 (s, 1H), 7.0 (m, 1H), 6.95 (d, 1H), 6.1 (dt, 1H), 4.5 (s, 2H), 4.25 (dd, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.9 (s, 3H). 中間体163:メチル 3−ブロモ−6−(2−ブロモ−4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体164)から出発し、無色の油として、中間体61と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (dd, 1H), 7.55 (t, 1H), 7.5 (d, 1H), 7.1 (ddd, 1H), 6.95 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.85 (s, 3H). 中間体164:メチル 3−ブロモ−6−(2−ブロモ−4−フルオロフェニルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート中間体89)と2−ブロモ−4−フルオロチオフェノールから出発し、中間体77と同様の方法により製造し、更に特徴付けすることなく使用した。 中間体165:メチル 3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体166)から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ7.95 (s, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.4 (d, 1H), 6.8 (d, 1H), 4.4 (br, s, 1H), 4.35 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.7 (s, 3H), 3.45 (m, 2H), 3.3 (dd, 1H), 3.1 (d, 1H), 2.05 (s, 1H), 2.0 (s, 1H), 1.95 (m, 1H). 中間体166:メチル 3−ブロモ−6−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル (4−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシカルボニルフェニル)メタンスルホン酸ナトリウム塩(中間体148、0.134g)と3−ピロリジノール(0.12g)から出発し、無色の油として、中間体147同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.3 (d, 1H), 4.4 (br, s, 1H), 4.35 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 3.45 (m, 1H), 3.4 (m, 1H), 3.3 (dt, 1H), 3.15 (dt, 1H), 2.4 (s, 1H), 2.0 (m, 1H), 1.95 (m, 1H). 中間体167:t−ブチル 3−[3−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−カルボキシ−6−(フラン−3−イル)−フェノキシ)−アゼチジン−1−カルボキシレート ブチル 3−[3−(ベンゼンスルホニルメチル)−6−(フラン−3−イル)−2−(メトキシカルボニル)フェノキシ]アゼチジン−1−カルボキシレート(中間体168)から出発し、実施例3と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (m, 3H), 7.65 (m, 1H), 7.55 (m, 3H), 7.45 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.7 (dd, 1H), 4.65 (s, 2H), 4.55 (m, 1H), 4.0 (m, 4H), 1.45 (s, 9H). 中間体168:t−ブチル 3−[3−(ベンゼンスルホニルメチル)−6−(フラン−3−イル)−2−(メトキシカルボニル)フェノキシ]アゼチジン−1−カルボキシレート トリ−n−ブチルホスフィン(0.087g)を、無水THF(2ml)中ジ−イソプロピルアゾジカルボキシレート(0.099g)溶液に、0℃で滴加した。混合物を10分室温まで温め、次いで0℃まで再冷却した。THF(1ml)中の、メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体114、0.05g)とN−Boc−アゼチジン−3−オル(0.045g)の混合物を滴加し、次いで反応混合物を10分間室温まで温めたのち、55℃まで6時間加熱した。冷却後、酢酸エチルと水を添加し、有機層を分離し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、酢酸エチルとシクロヘキサン(1:3)の混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ゴム状のt−ブチル 3−[3−(ベンゼンスルホニルメチル)−6−(フラン−3−イル)−2−(メトキシカルボニル)フェノキシ]アゼチジン−1−カルボキシレート(0.316g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (s, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.65 (d, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.4 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.65 (dd, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.45 (t, 1H), 3.9 (d, 4H), 3.85 (s, 3H), 1.4 (s, 9H). 中間体169:メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート THF(15ml)とエタノール(10ml)中の、メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体170、0.26g)とパラジウム炭素(10%、0.01g)の混合物を、水素(balloon)雰囲気下で1時間撹拌した。混合物をセライトで濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を、10〜50%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(0.029g)を得た。 LCMS(方法G)r/t 4.68(M+H)419. 中間体170:メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエートから出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (dd, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.5 (dd, 1H), 7.3 (d, 1H), 6.8 (dd, 1H), 6.35 (t, 1H), 6.25 (t, 1H), 4.25 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.7 (s, 3H), 3.25 (m, 1H), 3.1 (m, 1H), 2.7 (m, 1H), 1.9 (ddd, 1H), 1.7 (m, 1H), 1.6 (m, 1H), 1.5 (m, 1H), 1.35 (m, 1H), 1.3 (m, 1H). 中間体171:メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート トルエン(0.5ml)中の、メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ビニルスルホニルメチル)ベンゾエート(中間体172、0.5g)と、シクロヘキサジエン(0.343g)の溶液を、バイアルに密封し、125℃で3日間加熱した。冷却後、混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、10〜40%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、白色固体のメチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(0.455g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.4 (t, 1H), 6.25 (t, 1H), 4.2 (d, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.25 (m, 1H), 3.15 (m, 1H), 2.75 (m, 1H), 1.9 (ddd, 1H), 1.65 (m, 1H), 1.6 (m, 1H), 1.5 (m, 1H), 1.4-1.3 (m, 1H), 1.3 (m, 1H). 中間体172:メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ビニルスルホニルメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシエタンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体173、0.68g)と塩化メタンスルホニル(0.424g)を、DCM(10ml)中トリエチルアミン(0.561g)溶液に添加し、得られた混合物を氷浴中で1時間撹拌した。DCMを添加し、溶液を水で洗浄し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、10〜40%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム質のメチル3−ブロモ−2−メトキシ−6−(ビニルスルホニルメチル)ベンゾエート(0.521g)を得、そのゴムは静置すると結晶化して白色固体となった。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.55 (dd, 1H), 6.3 (d, 1H), 6.1 (d, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H). 中間体173:メチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシエタンスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシエチルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体174)から出発し、中間体138と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 4.45 (s, 2H), 4.1 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (m, 2H), 3.2 (t, 2H). 中間体174:メチル 3−ブロモ−6−(2−ヒドロキシエチルチオメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89)と2−メルカプトールエタノールから出発し、中間体82と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.55 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 4.0 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 3.75 (s, 2H), 3.65 (t, 2H), 2.65 (t, 2H). 中間体175:メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体169)製造の際の副産物として単離した。 NMR (CDCl3) δ 7.4 (d, 1H), 7.25 (d, 1H), 4.3 (t, 2H), 4.1 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (q, 1H), 3.8 (s, 3H), 3.75 (m, 1H), 3.7 (dd, 1H), 3.1 (t, 1H), 2.4 (m, 1H), 2.25 (m, 1H), 2.15 (s, 1H), 1.95 (m, 2H), 1.8 (m, 2H), 1.65 (m, 2H), 1.5 (s, 2H), 1.55-1.4 (m, 3H). 中間体176:メチル 6−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 6−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体177)から出発し、中間体36と同様の方法により、白色固体として製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.55 (d, 2H), 7.35 (d, 1H), 6.8 (s, 1H), 4.45 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.95 (m, 2H), 3.7 (s, 3H), 1.9 (d, 4H), 1.4 (t, 4H). 中間体177:メチル 6−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート 塩化チオニル(0.476g)とDMF(トルエン中1M溶液、0.3ml)を、トルエン(3ml)中(4−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシカルボニルフェニル)メタンスルホン酸ナトリウム塩(中間体148、0.316g)溶液に添加し、混合物を75℃まで2時間加熱した。混合物を冷却して濾過し、固体をトルエンで洗浄した。濾液を乾燥するまで蒸発させた。DCM(30ml)中7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.111gの塩酸塩から単離)溶液を、得られた残渣に添加し、混合物を室温で18時間撹拌した。DCMと水を添加し、有機層を分離し、水で洗浄し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、5〜10%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のメチル 6−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(0.279g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 4.4 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 4.0 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 1.85 (d, 4H), 1.4 (d, 4H). 中間体178:メチル 6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−ブロモ−6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体179)から出発し、白色固体として、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (t, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.3 (d, 1H), 6.8 (dd, 1H), 4.4 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.7 (s, 3H), 3.3 (t, 4H), 2.0-1.9 (m, 4H). 中間体179:メチル 3−ブロモ−6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシベンゾエート メチル (4−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシカルボニルフェニル)−メタンスルホン酸ナトリウム塩(中間体148)と4,4−ジフルオロピペリジン(塩酸塩から単離)から出発し、白色固体として、中間体177と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 4.35 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 3.3 (m, 4H), 2.0 (m, 4H). 中間体180:メチル 6−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 6−(ビシクロ[2.2.2]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体181)とフラン−3−イルボロン酸から出発し、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (m, 1H), 7.55 (d, 1H), 7.59 (t, 1H), 7.35 (d, 1H), 6.8 (dd, 1H), 4.35 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 3.0 (s, 1H), 2.5 (m, 2H), 2.15 (m, 2H), 1.6 (m, 2H), 1.5 (s, 1H), 1.25 (m, 3H). 中間体181:メチル 6−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート メチル 6−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルチオメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体182)から出発し、中間体138と同様の方法により製造した。 LCMS(方法G)r/t 4.52(M+H)418. 中間体182:メチル 6−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イルチオメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート THF(5ml)中の、メチル 3−ブロモ−6−ブロモメチル−2−メトキシベンゾエート(中間体89、0.338g)、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−チオール(中間体183、0.148g)および炭酸カリウム(0.345g)の混合物を撹拌し、60℃で3日間加熱した。冷却後、混合物を酢酸エチルとの間に分配し、有機層を分離し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜10%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、メチル 6−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イルチオメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(0.244g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.55 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 3.7 (s, 2H), 2.7 (s, 1H), 2.05 (m, 2H), 1.8 (d, 2H), 1.55 (m, 2H), 1.45 (m, 1H), 1.25 (m, 1H), 1.15 (d, 2H) 中間体183:ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-7-チオール 7−ベンジルチオビシクロ[2.2.1]ヘプタン(0.301g)をTHF(1ml)に溶解し、−78℃まで冷却した。アンモニアガスを溶液に通し、次いで反応を−30℃まで温め、ナトリウムを30分にわたり分けて添加し、混合物を2時間撹拌した。室温まで温めた後、ペンタンと水を添加した。混合物を2MのHClで酸性化し、有機層を分離し、乾燥し(Na2SO4)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、淡黄色の油として、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−チオール(0.151g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 2.95 (d, 1H), 2.05 (m, 2H), 1.9 (m, 2H), 1.6 (m, 2H), 1.4 (d, 1H), 1.3 (m, 2H), 1.25 (m, 1H). 中間体184:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メチルアミノベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)−ベンゾエート(中間体123)とTHF中の2Mメチルアミンから出発し、中間体122と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (m, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.6 (m, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.45 (t, 2H), 7.15 (d, 1H), 6.65 (m, 1H), 6.6 (d, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 2.65 (s, 3H). 中間体185:メチル 6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート(中間体186)から出発し、白色固体として、中間体36と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 1H), 7.5 (m, 2H), 7.3 (d, 1H), 6.8 (d, 1H), 4.4 (s, 2H), 4.05 (m, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.7 (s, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.65 (d, 4H), 1.55 (m, 2H), 1.45 (m, 2H). 中間体186:メチル 6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシベンゾエート メチル (4−ブロモ−3−メトキシ−2−メトキシカルボニルフェニル)−メタンスルホン酸ナトリウム塩(中間体148)と8−アザビシクロ[3.2.1]オクタンから出発し、白色固体として、中間体177と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.65 (d, 1H), 7.15 (d, 1H), 4.35 (s, 2H), 4.05 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 1.95 (m, 2H), 1.7 (m, 4H), 1.55 (m, 2H), 1.45 (m, 2H). 中間体187:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−8−メトキシナフタレン−1−カルボキシレート メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−ブロモ−8−メトキシナフタレン−1−カルボキシレート(中間体188)から出発し、白色固体として、中間体4と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.8 (d, 1H), 7.65 (m, 2H), 7.6 (m, 2H), 7.45 (m, 3H), 7.4 (d, 1H,), 6.85 (t, 1H), 4.65 (d, 1H), 4.45 (s, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.75 (s, 3H). 中間体188:メチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−ブロモ−8−メトキシナフタレン−1−カルボキシレート DMA(15ml)と水(3ml)中の、メチル 5−ブロモ−2−ブロモメチル−8−メトキシナフタレン−1−カルボキシレート(中間体189、0.716g)、ベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩(0.68g)、および炭酸水素ナトリウム(0.35g)の混合物を、50℃で2時間加熱した。冷却後、水を添加し、混合物をジエチルエーテルで抽出した。有機層を水で洗浄し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜100%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、油状のメチル 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−ブロモ−8−メトキシナフタレン−1−カルボキシレート(0.236g)を得、その油は静置すると結晶化した。 LCMS(方法H)r/t 3.83(M+Na)471/473 中間体189:メチル 5−ブロモ−2−ブロモメチル−8−メトキシナフタレン−1−カルボキシレート メチル 8−メトキシ−2−メチルナフタレン−1−カルボキシレート(中間体190)から出発し、中間体89と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.25 (d, 1H), 7.7 (d, 1H), 6.8 (s, 1H), 6.75 (d, 1H), 4.65 (d, 1H), 4.5 (d, 1H), 4.0 (s, 3H), 3.95 (s, 3H). 中間体190:メチル 8−メトキシ−2−メチルナフタレン−1−カルボキシレート メタノール(13ml)中の、メチル 8−ブロモ−2−メチルナフタレン−1−カルボキシレート(中間体191、1.0g)、ナトリウムメトキシド(メタノール中25%wt/溶液、5g)、ヨウ化銅(0.37g)、およびピリジン(13ml)の混合物を、撹拌し、3日間加熱環流した。冷却後、混合物を水で希釈し、濃塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した。有機層を分離し、1MのHClと食塩水で洗浄し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜25%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、ライラック色の油状のメチル 8−メトキシ−2−メチルナフタレン−1−カルボキシレート(0.33g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (d, 1H), 7.4 (m, 1H), 7.35 (d, 1H), 7.3 (m, 1H), 6.85 (d, 1H), 4.0 (s, 3H), 3.95 (s, 3H), 2.45 (s, 3H). 中間体191:メチル 8−ブロモ−2−メチルナフタレン−1−カルボキシレート メチル 2−メチルナフタレン−1−カルボキシレート(5.6g)を酢酸(12ml)とトリフルオロ酢酸(12ml)に溶解し、氷浴中で冷却した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(4.8g)を一度に添加し、次いで濃硫酸を滴加した。その後混合物を0℃で30分撹拌した。酢酸ナトリウム(6.12g)を添加し、混合物をDCMと水との間に分配した。有機層を分離し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、20〜70%の濃度勾配のDCMとペンタンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のメチル 8−ブロモ−2−メチルナフタレン−1−カルボキシレート(3.27g)を得た。 NMR (CDCl3) d 7.85 (dd, 1H), 7.8 (m, 2H), 7.35 (d, 1H), 7.3-7.2 (m, 1H), 4.0 (s, 3H), 2.5 (s, 3H). 中間体192:メチル 6−[2−(3−ジエチルアミノプロピルアミノ)−ベンゼンスルホニル−メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート アセトニトリル(2.2ml)中メチル 6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体96、0.07g)溶液を、マイクロ波バイアル中の、トリエチルアミン(0.07g)中N,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン(0.225g)溶液に添加した。混合物をマイクロ波中、130℃で2時間加熱した。冷却後、DCMと塩酸(1M)を添加し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の添加により、pHを8に調節した。混合物をDCMで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、DCM、メタノール、酢酸および水(350:20:3:2)の混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色油状のメチル 6−[2−(3−ジエチルアミノプロピルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(0.083g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (d, 1H), 7.55 (m, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.45 (m, 1H), 6.95 (d, 2H), 6.75 (m, 1H), 6.7 (m, 1H), 6.1 (s, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 3.2 (q, 2H), 3.05 (m, 4H), 3.0 (m, 2H), 2.15 (s, 2H), 1.35 (t, 6H). 中間体193:(Z)−tert−ブチル 2−(シアノメトキシ)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(Z)−tert−ブチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体194)とブロモアセトニトリルから出発し、中間体10と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (dd, 1H), 7.9 (s, 1H), 7.55 (t, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.15 (m, 3H), 7.05 (m, 1H), 6.75 (d, 1H), 6.2 (m, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.55 (s, 2H), 3.4-3.25 (br, 2H), 2.75-2.55 (br, 4H), 1.7 (s, 9H), 1.05 (m, 6H). 中間体194:(Z)−tert−ブチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート (Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ安息香酸(中間体195、0.093g)から出発し、無色ゴム質として、中間体120と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 12.3 (s, 1H), 8.15 (dd, 1H), 7.6 (dd, 1H), 7.45 (t, 1H), 7.3 (,d 1H), 7.2 (s, 2H), 6.9 (dt, 1H), 6.7 (dd, 1H), 6.15 (dt, 1H), 6.05 (d, 1H), 4.95 (s, 2H), 3.25 (dd, 2H), 2.55 (q, 4H), 1.7 (s, 9H), 1.0 (t, 6H). 中間体195:(Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ安息香酸 (Z)−メチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体196)から出発し、中間体121と同様の方法により製造した。 LCMS(方法H)r/t 2.97(M+H)488 中間体196:(Z)−メチル 6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシベンゾエート (Z)−メチル 3−ブロモ−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−2−ヒドロキシベンゾエート(中間体197)とフラン−3−ボロン酸から出発し、中間体160と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 8.2 (dd, 1H), 7.7 (dd, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.25 (dd, 1H), 7.15 (d, 1H), 7.0 (dt, 1H), 6.75 (dd, 1H), 6.35 (d, 1H), 6.15 (dt, 1H), 4.9 (s, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.3 (d, 2H), 2.6 (q, 4H), 1.05 (t, 6H). 中間体197:(Z)−メチル 3−ブロモ−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−2−ヒドロキシベンゾエート 塩化アルミニウム(0.303g)を、DCM(20ml)中の(Z)−メチル 3−ブロモ−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体161、0.528g)およびN,N−ジメチルアニリン(0.915g)の撹拌溶液に添加した。得られた混合物を3時間撹拌し、次いで氷、水およびDCMの混合物を添加した。有機層を分離し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜6%の濃度勾配のメタノールとDCMの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、淡紫色油状の(Z)−メチル 3−ブロモ−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロパ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−2−ヒドロキシベンゾエート(0.514g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (dd, 1H), 7.5 (d, 1H), 7.15 (br, s, 1H), 7.05 (m, 2H), 6.3 (d, 1H), 6.15 (br, s, 1H), 4.85 (s, 2H), 4.05 (s, 3H), 3.35 (m, 2H), 2.7 (br, s, 4H), 1.1 (s, 6H). 中間体198:(Z)−メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)ベンゾエート (Z)−メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)ベンゾエート(中間体199)から出発し、中間体160と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (s, 1H), 7.85 (m, 1H), 7.6 (t, 1H), 7.5 (t, 1H), 7.4 (t, 3H), 7.15 (d, 1H), 6.9 (d, 1H), 6.75 (m, 1H), 6.15 (m, 1H), 4.55 (s, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 3.2 (m, 2H), 2.45 (m, 4H), 1.6 (m, 4H), 1.4 (m, 2H). 中間体199:(Z)−メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)ベンゾエート 四臭化炭素(0.291g)を、DCM(12ml)中の、メチル−(Z) 3−ブロモ−6−((2−(3−ヒドロキシプロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−2−メトキシベンゾエート(中間体60、0.322g)およびトリフェニルホスフィン(0.229g)の溶液に添加し、得られた溶液を室温で4時間撹拌した。混合物を乾燥するまで蒸発させ、ピペリジン(0.72ml)とTHF(9ml)を添加した。混合物を3時間撹拌し、次いで乾燥するまで蒸発させた。残渣を、0〜3%の濃度勾配のメタノールとDCMの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、濁った油状の(Z)−メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロパ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)ベンゾエート(0.211g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (dd, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.55-7.3 (m, 3H), 7.15 (d, 1H), 6.8 (d,1H), 6.2 (m, 1H), 4.55 (s, 2H), 4.0 (s, 3H), 3.95 (s, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.2 (d, 2H), 2.5 (s, 4H), 1.65 (m, 2H), 1.45 (m, 2H). 中間体200:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2,4−ジメトキシベンゾエート エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ヨード−2,4−ジメトキシベンゾエート(中間体201)から出発し、ジオキサンの代わりにTHFを使用して、中間体160と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.85 (dd, 1H), 7.7 (m, 2H), 7.65 (m, 1H), 7.5 (m, 1H), 7.5 (m, 2H), 6.9 (dd, 1H), 6.65 (s, 1H), 4.6 (s, 2H), 4.3 (m, 2H), 3.8 (s, 3H), 3.5 (s, 3H), 1.35 (m, 3H). 中間体201:エチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ヨード−2,4−ジメトキシベンゾエート エチル 6−ブロモメチル−3−ヨード−2,4−ジメトキシベンゾエート(中間体202)から出発し、中間体85と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (m, 2H), 7.65 (m, 1H), 7.5 (m, 2H), 6.6 (s, 1H), 4.6 (d, 2H), 4.25 (q, 2H), 3.85 (d, 3H), 3.8 (s, 3H), 1.35 (t, 3H). 中間体202:エチル 6−ブロモメチル−3−ヨード−2,4−ジメトキシベンゾエート エチル 3−ヨード−2,4−ジメトキシ−6−メチルベンゾエート(中間体203)から出発し、中間体87と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 6.5 (s, 1H), 4.55 (d, 2H), 4.45 (m, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.9 (s, 3H), 1.35 (d, 3H). 中間体203:エチル 3−ヨード−2,4−ジメトキシ−6−メチルベンゾエート アセトン(10ml)中の、エチル 2,4−ジヒドロキシ−3−ヨード−6−メチルベンゾエート(中間体204、0.144g)、硫酸ジメチル(0.085ml)および炭酸カリウム(0.185g)の混合物を、2.5時間加熱還流した。冷却後、混合物を濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣をDCMと水との間に分配し、有機層を相分離器で濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜20%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、エチル 3−ヨード−2,4−ジメトキシ−6−メチルベンゾエート(0.158g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 6.45 (s, 1H), 4.4 (q, 2H), 3.9 (s, 3H), 3.85 (s, 3H), 2.35 (d, 3H), 1.4 (t, 3H). 中間体204:エチル 2,4−ジヒドロキシ−3−ヨード−6−メチルベンゾエート DCM中の、エチル 2,4−ジヒドロキシ−6−メチルベンゾエート(0.25g)、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム(0.48g)および炭酸水素カリウム(0.825g)の混合物を、室温で18時間撹拌した。さらにDCMを添加し、溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥し(MgS04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を5〜20%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、白色固体として、エチル 2,4−ジヒドロキシ−3−ヨード−6−メチルベンゾエート(0.16g)を得た。 NMR (DMSO-d6) δ 12.25 (br, s, 1H), 11.1 (br, s, 1H), 6.35 (d, 1H), 4.35 (q, 2H), 2.4 (s, 3H), 1.35 (t, 3H). 中間体205:メチル 6−[2−(2−ジエチルアミノメチルアゼチジン−1−イル)−ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート トリエチルアミン(0.762ml)を、アセトニトリル(10ml)中の、メチル 6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体96、0.0657g)と2−ジエチルアミノメチルアゼチジン二塩酸塩(中間体206、0.314g)の溶液に添加し、混合物をマイクロ波バイアルに密封し、マイクロ波中140℃で3時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、乾燥するまで蒸発させた。DCMと水を残渣に添加し、1MのHClの添加により、pHを6に調整した。有機層を分離し、水で洗浄し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、DCM:メタノール:酢酸:水(350:20:3:2)の混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、褐色ゴム質の、メチル 6−[2−(2−ジエチルアミノメチルアゼチジン−1−イル)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(0.051g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (m, 2H), 7.55 (m, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.35 (d, 1H), 7.2 (d, 1H), 6.9 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 4.9 (q, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H), 3.55 (m, 1H), 3.5 (m, 2H), 3.35 (m, 2H), 2.85 (m, 4H), 2.05 (s, 2H), 1.15 (m, 6H). 中間体206:2−ジエチルアミノメチルアゼチジン二塩酸塩 t−ブチル 2−ジエチルアミノメチル−アゼチジン−1−カルボキシレート(中間体207)から出発し、実施例38と同様の方法により製造した。 NMR (DMSO-d6) δ 4.9 (s, 1H), 3.9 (m, 2H), 3.75 (m, 1H), 3.45 (m, 1H), 3.15 (m, 4H), 2.5 (m, 1H), 2.35 (t, 1H), 1.25 (dt, 6H). 中間体207:t−ブチル 2−ジエチルアミノメチルアゼチジン−1−カルボキシレート THF(15ml)中t−ブチル 2−ジエチルカルバモイルアゼチジン−1−カルボキシレート(0.614g)溶液を、氷浴/水浴中で冷却し、ボラン/THF複合体(THF中1M、7.68ml)を15分かけて滴加した。次いで混合物を室温まで暖め、さらに18時間撹拌した。混合物を乾燥するまで蒸発させ、エタノールと水(9:1、20ml)を添加した。次いで反応混合物を還流まで3時間加熱した。冷却後、乾燥するまで蒸発させ、残渣を、350:20:3:2〜120:15:3:2の濃度勾配のDCM:メタノール:酢酸:水の混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、黄色油状の、t−ブチル 2−ジエチルアミノメチルアゼチジン−1−カルボキシレート(0.47g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 4.4 (s, 1H), 3.8 (m, 2H), 3.1 (s, 1H), 2.8 (m, 1H), 2.8 (s, 4H), 2.35 (m, 1H), 2.1 (d, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.15 (t, 6H). 中間体208:t−ブチル 2−ジエチルカルバモイルアゼチジン−1−カルボキシレート アセトニトリル(20ml)中の、ジエチルアミン(0.453g)、アゼチジン−1,2−ジカルボン酸−1−t−ブチルエステル(中間体209、0.891g)、HATU(2.53g)およびDIPEA(1.72g)の溶液を、室温で4時間、アルゴン下で撹拌した。混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチルを残渣に添加した。溶液を1MのNaOH、ブラインおよび水で洗浄し、次いで乾燥(Na2S04)し、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜4%の濃度勾配のメタノールとDCMの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、淡褐色油状のt−ブチル 2−ジエチルカルバモイルアゼチジン−1−カルボキシレート(0.733g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 4.9 (dd, 1H), 4.1 (m, 1H), 3.85 (dt, 1H), 3.4 (m, 4H), 3.2 (dt, 1H), 2.4 (m, 1H), 1.45 (s, 9H), 1.2 (dt, 6H). 中間体209:アゼチジン−1,2−ジカルボン酸−1−t−ブチルエステル アゼチジン−1,2−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル2−メチルエステル(1.0g)を、水(6ml)とジオキサン(12ml)中の、水酸化リチウム一水和物(0.586g)溶液に添加し、得られた混合物を室温で2.5時間撹拌した。混合物を乾燥するまで蒸発させ、氷冷の1MのHClを、冷却した残渣に添加した。DCMを添加し、有機層を分離し、水、ブラインで洗浄し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、無色油状のアゼチジン−1,2−ジカルボン酸−1−t−ブチルエステル(0.925g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 4.8 (s, 1H), 3.9 (q, 1H), 3.85 (s, 1H), 2.55 (s, 1H), 2.4 (s, 1H), 1.45 (s, 9H). 中間体210:5−(ベンゼンスルホニルメチル)−8−(フラン−3−イル)−1,2−ジヒドロ−ベンゾ[d][1,3]オキサジン−4−オン ホルムアルデヒド(0.138ml)を、メタノール(4ml)中2−アミノ−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸(中間体211、0.116g)溶液に60℃で滴加し、得られた混合物をその温度で0.5時間撹拌した。冷却後、混合物を相分離器で濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣をジエチルエーテルで摩砕し、固体を濾過収集し、白色固体の5−(ベンゼンスルホニルメチル)−8−(フラン−3−イル)−1,2−ジヒドロ−ベンゾ[d][1,3]オキサジノン−4−オン(0.118g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.85 (dd, 2H), 7.7 (t, 1H), 7.65 (m, 1H), 7.55 (t, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.45 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.6 (dd, 1H), 5.25 (s, 2H), 4.95 (s, 2H). 中間体211:2−アミノ−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸 メチル 2−アミノ−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体212)から出発し、中間体121と同様の方法で、黄色の泡として製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (d, 2H), 7.65 (s, 1H), 7.55 (s, 1H), 7.5 (t, 2H), 7.25 (s, 1H), 7.15 (d, 1H), 6.6 (s, 1H), 6.5 (d, 1H), 4.9 (s, 2H). 中間体212:メチル 2−アミノ−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−ベンジルアミノ−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート(中間体213)から出発し、中間体131と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.7 (dd, 2H), 7.6 (m, 2H), 7.55 (t, 1H), 7.5-7.45 (m, 2H), 7.05 (d, 1H), 6.55 (dd, 1H), 6.35 (d, 1H), 4.8 (s, 2H), 3.9 (s, 3H). 中間体213:メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−ベンジルアミノ−3−(フラン−3−イル)ベンゾエート メチル 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ベンゾエート(中間体123)とベンジルアミンから出発し、中間体122と同様の方法で、黄色のゴム質として製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.75 (dd, 1H), 7.7 (d, 1H), 7.65 (d, 1H), 7.6 (m, 2H), 7.5 (t, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.25 (m, 2H), 7.2 (d, 1H), 7.05 (dd, 2H), 6.7 (dd, 1H), 6.65 (d, 1H), 4.65 (s, 2H), 3.95 (s, 2H), 3.75 (s, 3H). 中間体214:6−(フラン−3−イル)−5−メトキシ−2−オキソ−2−フェニル−1H−2λ*6*−ベンゾ[d][1,2]チアジン−4−オン 炭酸カリウム(1.38g)を、メタノール(20ml)中メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−{[S−フェニル−N−(トリフルオロアセチル)スルホンイミドイル]メチル}ベンゾエート(中間体215)撹拌溶液に添加し、得られた混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を乾燥するまで蒸発させ、酢酸エチルと水を残渣に添加した。有機層を分離し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、20〜70%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製した。単離された生成物をジエチルエーテルで摩砕し、固体を濾過収集し、白色固体の6−(フラン−3−イル)−5−メトキシ−2−オキソ−2−フェニル−1H−2−λ*6*−ベンゾ[d][1,2]チアジン−4−オン(0.23g)を得た。 LCMS(方法G)r/t 3.78(M+H)354. 中間体215:メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−{[S−フェニル−N−(トリフルオロアセチル)スルホンイミドイル]メチル}ベンゾエート DCM(20mL)中の、メチル 6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体216、0.920g)、トリフルオロアセトアミド(0.56g)、酸化マグネシウム(0.40g)、ヨードベンゼンジアセタート(1.20g)および酢酸ロジウム(II)ダイマー(0.030g)の混合物を、室温で22時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を、10〜40%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンで溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム質のメチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−{[S−フェニル−N−(トリフルオロアセチル)スルホンイミドイル]メチル}ベンゾエート(0.46g)を得た。 NMR (CDCl3) d 7.95 (dd, 1H), 7.7 (m, 3H), 7.6 (m, 2H), 7.5 (t, 1H), 7.5 (d, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 5.2 (d, 1H), 4.85 (d, 1H), 3.85 (s, 3H), 3.6 (s, 3H). 中間体216:メチル 6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−フェニルチオベンゾエート(中間体217)から出発し、中間体2と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (t, 1H), 7.5 (m, 6H), 7.4 (d, 1H), 6.9 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 4.1 (m, 2H), 3.95 (s, 3H), 3.65 (s, 3H). 中間体217:メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)ベンゾエート メチル 3−ブロモ−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)−ベンゾエート(中間体80)から出発し、中間体36と同様の方法により製造し、更に特徴付けすることなく使用した。 中間体218:t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(N−メチル−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]ベンゾエート DCM(15ml)中の、t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]ベンゾエート(中間体219、0.16g)、トリメチルオキソニウムテトラフルオロボラート(0.12g)および炭酸カリウム(0.21g)の混合物を、2時間撹拌した。水を混合物に添加し、有機層を分離し、乾燥(NaS04)し、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、10〜80%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム質のt−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(N−メチル−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]ベンゾエート(0.11g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (t, 1H), 7.7 (d, 2H), 7.6 (d, 1H), 7.5 (m, 3H), 7.35 (d, 1H), 7.1 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 4.7-4.6 (m, 1H), 4.55 (m, 1H), 3.6 (s, 3H), 2.75 (s, 3H), 1.6 (s, 9H). 中間体219:t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]ベンゾエート t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−{[S−フェニル−N−(トリフルオロアセチル)スルホンイミドイル]メチル}ベンゾエート(中間体220)から出発し、中間体214と同様の方法により製造した。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (s, 2H), 7.9 (s, 1H), 7.65 (t, 1H), 7.55 (d, 2H), 7.5 (t, 1H), 7.4 (d, 1H), 7.0 (d, 1H), 6.75 (m, 1H), 4.5 (m, 2H), 3.65 (s, 3H), 1.65 (s, 9H). 中間体220:t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−{[S−フェニル−N−(トリフルオロアセチル)スルホンイミドイル]メチル}ベンゾエート t−ブチル 6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体221)から出発し、中間体215と同様の方法により製造した。 LCMS(方法G)r/t 4.87(M+H)524 中間体221:t−ブチル 6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−ベンゾエート t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)ベンゾエート(中間体222)から出発し、中間体2と同様の方法により製造した。 LCMS(方法G)r/t 4.76(M+H)413. 中間体222:t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)ベンゾエート 濃硫酸(0.31g)を、密封したバイアル中の、DCM(10ml)中硫酸マグネシウム(1.31g)撹拌懸濁液に添加し、混合物を5分撹拌した後、DCM(8ml)中3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)安息香酸(中間体223、0.96g)とt−ブタノール(1.03g)の溶液を添加した。混合物を封管中で48時間撹拌した。DCMと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を混合物に添加し、有機層を分離し、乾燥し(Na2S04)、濾過した。濾液を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜100%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム質の、t−ブチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)ベンゾエート(0.67g)を得た。 LCMS(方法G)r/t 5.32(M+Na)419. 中間体2233−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)安息香酸 メチル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)ベンゾエート(中間体217)から出発し、実施例3と同様の方法により製造し、更に特徴付けすることなく使用した。 中間体224:ベンジル6−[(N−シアノ−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート ベンジル 6−[(N−シアノ−S−フェニルスルフィンイミドイル)メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(中間体225)から出発し、中間体2と同様の方法により製造した。 LCMS(方法G)r/t 4.17(M+H)487. 中間体225:ベンジル 6−[(N−シアノ−S−フェニルスルフィンイミドイル)メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート アセトニトリル(20ml)中の、ベンジル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)ベンゾエート(中間体226、0.96g)、シアナミド(0.19g)およびヨードベンゼンジアセタート(0.79g)の溶液を、16時間撹拌した。混合物を乾燥するまで蒸発させ、残渣を、0〜5%の濃度勾配の酢酸エチルとDCMで溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、無色ゴム質の、ベンジル 6−[(N−シアノ−S−フェニルスルフィンイミドイル)メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシベンゾエート(0.17g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.95 (dd, 1H), 7.6 (m, 3H), 7.5 (m, 6H), 7.4 (m, 3H), 7.15 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 5.45 (m, 2H), 4.5 (d, 1H), 4.25 (d, 1H), 3.6 (s, 3H). 中間体226:ベンジル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)ベンゾエートTHF(15ml)中の、3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)安息香酸(中間体223、0.83g)、ベンジルブロマイド(0.46g)および炭酸カリウム(0.55g)の溶液を、60℃まで8時間加熱した。冷却後、混合物を濾過し、濾液を乾燥するまで蒸発させた。残渣を、0〜10%の濃度勾配の酢酸エチルとシクロヘキサンの混合物で溶出する、シリカ上でのクロマトグラフィーにより精製し、白色固体の、ベンジル 3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(フェニルチオメチル)−ベンゾエート(0.96g)を得た。 NMR (CDCl3) δ 7.9 (dd, 1H), 7.5 (d, 1H), 7.45 (m, 2H), 7.35 (m, 5H), 7.25 (dd, 2H), 7.23 (m, 1H), 7.2 (m, 1H), 7.05 (d, 1H), 6.75 (dd, 1H), 5.4 (s, 2H), 4.1 (s, 2H), 3.6 (s, 3H). 実施例97:生物活性 化合物の、組換え型ヒトMetAP2活性の阻害能力について、下記アッセイを使用して検証した。 Sf9細胞中に発現したヒト組換え型Flag−MetAP2に、内在性の活性部位カチオンを除去するために親和性精製とEDTA処理を施し、それをMnCl2に対して透析し、アッセイで使用するマンガン酵素を産生する。アッセイは、25℃で30分間、100mMのNaClを含む50mMのHEPES緩衝液中、pH7.5、0.75mMのメチオニン−アラニン−セリン(MAS)基質と50μg/mlアミノ酸オキシダーゼの存在下で、精製したMetAP2の希釈を使用して行い、約50,000RFUの制御活性を得る。MetAP2による基質の切断とアミノ酸オキシダーゼによる遊離メチオニンの酸化は、Amplex red(10−アセチル−3,7−ジヒドロキシフェノキサジン)により生成される蛍光物質と、酸化工程の間に放出されるH202を検知する西洋ワサビペルオキシダーゼとを組み合わせて使用することにより、検出、定量化される。蛍光シグナルはマルチウェル蛍光光度計を使用して検出する。化合物は、アッセイ緩衝液に添加する前にDMSO中で希釈し、アッセイ中のDMSOの最終濃度は1%とする。 IC50は、所与の化合物が、制御の50%阻害を達成する濃度として定義される。IC50値は、XLfit ソフトウェア・パッケージ(version 2.0.5)を使用して計算する。 本発明の化合物は、本実施例のアッセイにおいて、下記表に示す活性を示した。表中、AはIC50値<0.2μΜ、BはIC50値0.2μΜ〜2μΜ、CはIC50値>2μΜを表す。 参照による引用 本明細書で言及される全ての刊行物及び特許は、下記に記載する項目を含め、各刊行物または特許が具体的かつ個別に組み込まれたかのごとく、すべての目的のために、その全体が参照により組み入れられたものとする。矛盾する場合には、本明細書のいかなる定義も含め、本出願が支配するものとする。 均等物 本発明の特定の実施形態が説明されたが、上記の明細は例示としてのものであり、本発明を制限するものではない。本明細書の検討により、当業者には本発明の多くの変形が明らかとなるだろう。本発明の完全な範囲は、均等物の完全な範囲、および明細書、およびそのような変形と共に、請求項を参照することによって決定されるべきである。 特に指示がない限り、本明細書および請求項の中に使用される原材料の量、反応条件等を表す全ての数字は、全ての例において、「約」という用語によって修飾されると理解される。従って、それとは反対の指示がない限り、本明細書および添付の請求項に記載される数値パラメータは、本発明によって獲得すべく探求する所望の特性により異なり得る、近似値である。 式中、Bは、結合又は(CR9R10)p(式中、pは1若しくは2である)からなる群から選択され; Aは、フェニル、S、N若しくはOから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有する5〜6員ヘテロアリール、C3〜6シクロアルキル、4〜7員複素環、架橋した6〜10員複素環及び架橋した6〜10員シクロアルキルからなる群から選択される環であり; R1は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、C1〜6アルキル−N(Ra)−カルボニル、RfRgN−、RfRgN−カルボニル、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルコキシ−カルボニル−N(Ra)−、フェニル、フェニルオキシ、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル−C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリル−C1〜6アルキル及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有する5〜6員環であり、そしてここで、前記フェニル又はヘテロアリールは、Rbから選択される1以上の置換基で場合によって置換され;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく;C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6アルケニルオキシ及びC3〜6アルキニルオキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R2は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルキルオキシ、C1〜6アルキル−S(O)2−、C3〜6シクロアルキルC1〜4アルキル−、C3〜6シクロアルキルC1〜4アルコキシ−、RfRgN−カルボニル、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル、フェノキシ、フェニル−C1〜6アルコキシ−、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、ヘテロシクリルC1〜6アルキル−及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有し、そして場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換された5〜6員単環であり;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ又はC3〜6アルキニルオキシは、ハロゲン、ヒドロキシル、RaRa’N−又はシアノから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、そしてC3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、ハロゲン、ヒドロキシル、RaRa’N−、シアノ及びC1〜6アルキルから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよいか;或いは R1及びR2は、それらが結合している炭素と一緒になって、O、NRh又はS(O)rから選択される1、2又は3個のヘテロ原子を場合によって有する5〜7員飽和、部分不飽和又は不飽和環を形成することができ、ここで、rは0、1又は2であり、ここで形成された5〜7員環は、場合によって1以上のRe基により炭素上で置換され、形成された環は、−O−、CH2、−(CH2)2−、シス−CH=CH−、NRh;又は−CH2NRh−から選択される部分により場合によって架橋されていてもよく;R1が水素であるならば、R2は水素であり得ず; R3は、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜6アルキル又はC1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここでC1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、1以上のハロゲンにより場合によって置換されていてもよく; R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは0、1若しくは2である)、RfRgN−、RfRgN−カルボニル、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−及びC1〜6アルコキシ−カルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ又はC3〜6アルキニルオキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; mは1又は2であり; R5は、それぞれの出現について独立して、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキルもしくはC1〜6アルコキシ又はRfRgN−からなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜6アルコキシは、1以上のハロゲンで場合によって置換されていてもよく; R6は、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、RfRgN−、RfRgN−カルボニル−、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルキルスルホニルN(Ra)−、C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、フェニル、フェノキシ、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル−C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ−、ヘテロシクリル−C1〜6アルキル−及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシ−からなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有し、場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換された5〜6員単環であり;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’により場合によって置換されていてもよく、C2〜6アルケニル及びC2〜6アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル又はC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R7及びR8は、水素、ハロゲン、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル及びC3〜6シクロアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニルは、Rpにより場合によって置換され、C1〜6アルキルは、Rp’により場合によって置換され;C3〜6シクロアルキルは、Rp”により場合によって置換されるか;或いはR7及びR8は、それらが結合している炭素と一緒になって、N(Rh)、O又はS(O)r(式中、rは0、1又は2である)から選択される1つの基を場合によって有し得るシクロプロピル環又は4〜6員環を形成し; R9及びR10は、水素、C1〜6アルコキシ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル及びC3〜6シクロアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニルは、Rpにより場合によって置換され、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’により場合によって置換され;C3〜6シクロアルキルは、Rp”により場合によって置換されるか;或いはR9及びR10は、それらが結合している炭素と一緒になって、N(Rh)、O又はS(O)r(式中、rは0、1又は2である)から選択される1つの基を場合によって有し得るシクロプロピル環又は4〜6員環を形成し; Wは、−S(O)n−又は−S(O)(NR11)−であり; nは、1又は2であり; R11は、H、C1〜3アルキル、CNからなる群から選択され; qは0、1、2又は3であり; Ra及びRa’は、それぞれの出現について独立して、水素及びC1〜6アルキルからなる群から選択されるか、或いはRa及びRa’は、一緒に出現する場合は、4〜6員複素環を形成することができ、ここで、C1〜6アルキルは、ハロゲン、オキソ及びヒドロキシルからなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、複素環は、ハロゲン、アルキル、オキソ又はヒドロキシルからなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rbは、それぞれの出現について独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、C1〜6アルキルN(Ra)−、C1〜6アルキル−N(Ra)カルボニル、RaRa’N−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−;RaRa’NSO2−及びC1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル又はC1〜6アルコキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C1〜6アルキルは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rcは、それぞれの出現について独立して、ヒドロキシル、シアノ、オキソ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w−(式中、wは0、1又は2である)、C1〜6アルキル−NRa−、C1〜6アルキルC3〜6シクロアルキル−、C3〜6シクロアルキルC1〜6アルキル、RaRa’N−、C1〜6アルキルカルボニル−N(Ra)−;C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、RaRa’N−SO2−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)からなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜6アルコキシは、Rtにより場合によって置換されていてもよく;Rdは、それぞれの出現について独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルカルボニル又はC1〜6アルキルスルホニルからなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキルは、ハロゲン、ヒドロキシル及びRaRa’N−から選択される1以上の置換基により場合によって置換されており; Reは、それぞれの出現について独立して、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C3〜6シクロアルキル−C1〜4アルキルオキシ−、C1〜4アルキル−S(O)w−(式中、wは0、1又は2である)、RaRa’N−、RaRa’N−カルボニル、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルキル−SO2−N(Ra)−、C1〜6アルコキシカルボニル−、C1〜4アルコキシカルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C2〜4アルケニル及びC2〜4アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C1〜4アルキル及びC1〜4アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル又はC3〜6シクロアルコキシは、Rp”により場合によって置換されていてもよく; Rf及びRgは、それぞれの出現について独立して、水素、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されたC1〜4アルキル及びRp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルからなる群から選択されるか、 或いはRf及びRgは、それらが結合している窒素と一緒になって、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、RaRa’N−、C1〜6アルキルカルボニル−N(Ra)−;C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)からなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換された4〜7員ヘテロシクリルを形成し、ここで、C1〜6アルキル又はC1〜6アルコキシは、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C4アルキルS(O)w−(式中、wは0、1又は2である)からなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rpは、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ及びC1〜4アルキルS(O)w−(式中、wは0、1又は2である)からなる群から選択され; Rp’は、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w−及びC3〜6シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、wは0、1又は2であり、ここで、C3〜6シクロアルキルは、Rp”で場合によって置換されており; Rp”は、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w及びC1〜6アルキルからなる群から選択され、ここで、wは0、1又は2であり、C1〜6アルキルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されており; Rtは、RaRa’N−、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル及びC1〜6アルコキシからなる群から独立して選択され; Rhは、水素、C1〜6アルキル、C3〜6アルケニル(ここで、いかなる不飽和結合も窒素に直接結合しない)、C3〜6アルキニル(ここで、いかなる不飽和結合も窒素に直接結合しない)、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルキル−S(O)2−及びC1〜6アルキル−N(Ra)カルボニルからなる群から独立して選択されれ、ここで、C1〜6アルキルは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換され;C3〜6アルケニル及びC3〜6アルキニルは、Rpから選択される少なくとも1つの置換基により場合によって置換され、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される少なくとも1つの置換基により場合によって置換されている、により表される化合物並びにそれらの薬剤的に許容される塩、立体異性体、エステル及びプロドラッグ。 Aがフェニル又はピリジニルである請求項1に記載の化合物。 Aがフェニルである請求項1又は2に記載の化合物。 Aが2−ピリジニルである請求項1又は2に記載の化合物。 Aがピペリジニル又はピロリジニルである請求項1に記載の化合物。 Bが結合である請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。 mが1である請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。 Wが−S(O)2−である請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。 Wが−S(O)(NR11)−である請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。 R2が、ハロゲン、シアノ、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル、5〜6員単環式ヘテロアリール又はC4〜6ヘテロシクリルからなる群から選択される請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。 R2が、フリル、フラザニル、イミダゾリル、チアゾリル;チエニル、ピロリル、ピラゾリル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、トリアゾリル又はオキサゾリルからなる群から選択される請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。 R2が、フリル、チエニル、ピロリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル又はオキサゾリルからなる群から選択される請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。 R2が、フリル及びイソチアゾリルから選択される請求項1〜12のいずれか1項に記載の化合物。 R2が、3−フリル及び5−イソチアゾリルから選択される請求項1〜13のいずれか1項に記載の化合物。 R2が、メチル、エチル、プロピル又はシクロプロピルからなる群から選択される請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。 R2がエチルである請求項15に記載の化合物。 R1がH又はC1〜4アルコキシである請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。 R1がC1〜4−アルキルアミノである請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物。 R1が、Cl若しくはFからなる群から選択される1、2又は3個の置換基により場合によって置換されたメトキシ又はエトキシである請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物。 R1が、ヒドロキシル、シアノ又は−NH2により場合によって置換されたC1〜4アルコキシである請求項1〜17のいずれか1項に記載の化合物。 R1がシアノメトキシ又はシアノメチルアミノである請求項20に記載の化合物。 式中、Z1がCR5であり、Z2がCR6であるか又はZ1がNであり、Z2がCR6であるか又はZ2がNであり、Z1がCR5であり; R1が、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、RfRgN−、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ及びC3〜6シクロアルキルからなる群から選択され、式中、C1〜4アルキル及びC1〜4アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、ここで、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R2は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、RfRgN−、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルキル−C1〜4アルキル、O、S又はNから選択される1若しくは2個のヘテロ原子を有する5員単環式ヘテロアリール及び4〜5員ヘテロシクリルからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは1以上のRb基により場合によって置換され;前記ヘテロシクリルはRcにより場合によって置換されており; R3は、H又はハロゲンから選択され; R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシル又はメチルからなる群から選択され; R5は、それぞれの出現について独立して、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜4アルキル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜4アルコキシからなる群から選択され、ここで、C1〜4アルキル又はC1〜4アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよい、によって表される請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物。 R1が、H、ヒドロキシル又はシアノ、NH2若しくはヒドロキシルにより場合によって置換されたC1〜4アルコキシから選択される請求項22に記載の化合物。 R1が、Cl若しくはFから選択される1、2又は3個の置換基により場合によって置換されたメトキシ又はエトキシである請求項23記載の化合物。 R2が、フリル、チエニル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル及びピロリルからなる群から選択される請求項22〜24のいずれか1項に記載の化合物。 R2が:から選択される請求項25に記載の化合物。 R2が、シクロプロピル、ハロゲン又はC1〜4アルキルから選択される請求項22〜24のいずれか1項に記載の化合物。 Z1がCHである請求項22〜27のいずれか1項に記載の化合物。 Z2がCR6である請求項22〜28のいずれか1項に記載の化合物。 R6が、(N,Nジ−C1〜4アルキル)アミノ)により置換されたC1〜4アルキル又は(N,N−ジ−C1〜4アルキルアミノ)により置換されたC3〜4アルケニルである請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。 R6が、RaRa’Nにより置換されたC1〜4アルキル(ここで、Ra及びRa’は、それらが結合している窒素と一緒になって、窒素含有4〜6員複素環を形成する)であるか又はR6が、RaRa’Nにより置換されたC3〜4アルケニル(ここで、Ra及びRa’一緒になって窒素含有4〜6員複素環を形成する)である請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。 R6が、RaRa’Nで置換されたC1〜6アルキル−NH−であり、ここで、Ra及びRa’はC1〜4アルキル基であるか又はRa及びRa’はそれらが結合している窒素と一緒になって、窒素含有4〜6員複素環を形成する請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。 R6が、ハロゲン、C1〜4アルキル及びC1〜4アルコキシからなる群から選択される請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。 R6がメトキシ又はエトキシである請求項33記載の化合物。 R6がシス−3−(N,N−ジエチルアミノ)−プロプ−1−エン−1−イルである請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。 R6がシス−3−(ピペリジン−1−イル)−プロプ−1−エン−1−イルである請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。 R6が3−(N,N−ジエチルアミノ)プロピルアミノである請求項1〜29のいずれか1項に記載の化合物。 R5が、それぞれの出現について独立して、水素、Cl、F、メチル又はメトキシからなる群から選択される請求項1〜37のいずれか1項に記載の化合物。 mが1である請求項1〜38のいずれか1項に記載の化合物。 式IVによって表される化合物又はその薬剤的に許容される塩、エステル、立体異性体若しくはプロドラッグ。 式中、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、C1〜6アルキル−N(Ra)−カルボニル、RfRgN−、RfRgN−カルボニル、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルコキシ−カルボニル−N(Ra)−、フェニル、フェニルオキシ、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル−C1〜6アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルオキシ、ヘテロシクリル−C1〜6アルキル及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有する5〜6員環であり、前記フェニル又はヘテロアリールは、Rbから選択される1以上の置換基で場合によって置換され;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換されていてもよく;C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6アルケニルオキシ及びC3〜6アルキニルオキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; R2は、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C2〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルキルオキシ、C1〜6アルキル−S(O)2−、C3〜6シクロアルキルC1〜4アルキル−、C3〜6シクロアルキルC1〜4アルコキシ−、RfRgN−カルボニル、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル、フェノキシ、フェニル−C1〜6アルコキシ−、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ、ヘテロシクリルC1〜C6アルキル−及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシからなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有し、そして場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換された5〜6員単環であり;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換され、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ又はC3〜6アルキニルオキシは、ハロゲン、ヒドロキシル、RaRa’N−もしくはシアノから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C3〜6シクロアルキル及びC3〜6シクロアルコキシは、ハロゲン、ヒドロキシル、RaRa’N−、シアノ及びC1〜6アルキルから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよいか;或いは R1及びR2は、それらが結合している炭素と一緒になって、O、NRh又はS(O)r(式中、rは0、1又は2である)から選択される1、2又は3個のヘテロ原子を場合によって有する5〜7員飽和、部分不飽和又は不飽和環を形成してもよく、ここで、形成された5〜7員環は、場合によって1以上のRe基により炭素上で置換され、形成された環は、CH2、−(CH2)2−、シス−CH=CH−、NRh;又は−CH2NRh−から選択される部分により場合によって架橋されていてもよく;R1が水素であるならば、R2は水素であり得ず; R5は、それぞれの出現について独立して、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキルもしくはC1〜6アルコキシ又はRfRgN−からなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキルもしくはC1〜6アルコキシは、1以上のハロゲンで場合によって置換されていてもよく; R6は、水素、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、C1〜C6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、RfRgN−、RfRgN−カルボニル−、RfRgN−カルボニル−N(Ra)−、RfRgNSO2−、C1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルキルスルホニルN(Ra)−、C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、フェニル、フェノキシ、フェニル−C1〜6アルキル−、フェニル−C1〜6アルキオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリールオキシ、ヘテロシクロオキシ、ヘテロアリール−C1〜6アルキル、ヘテロアリール−C1〜6アルコキシ−、ヘテロシクリル−C1〜C6アルキル−及びヘテロシクリル−C1〜6アルコキシ−からなる群から選択され、ここで、前記ヘテロアリールは、O、SもしくはNから選択される1、2若しくは3個のヘテロ原子を有し、そして場合によってRbから選択される1以上の置換基で置換された5〜6員単環であり;前記ヘテロシクリルは、Rcから選択される1以上の置換基で場合によって置換された4〜7員環であり、前記ヘテロシクリルが−NH部分を含むならば、この窒素は、場合によって1以上のRd基により置換され、C1〜6アルキル及びC1〜6アルコキシは、Rp’により場合によって置換されていてもよく、C2〜6アルケニル及びC2〜6アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキル又はC3〜6シクロアルコキシは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Ra及びRa’は、それぞれの場合で、水素及びC1〜6アルキルからなる群から独立して選択されるか、或いはRa及びRa’は、一緒に出現する場合、4〜6員複素環を形成することができ、ここで、C1〜6アルキルは、ハロゲン、オキソ及びヒドロキシルからなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、複素環は、ハロゲン、アルキル、オキソ又はヒドロキシルからなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;Rbは、それぞれの出現について独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルキル−S(O)w(式中、wは、0、1若しくは2である)、C1〜6アルキルN(Ra)−、C1〜6アルキル−N(Ra)カルボニル、RaRa’N−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−;RaRa’NSO2−及びC1〜6アルキル−カルボニル−N(Ra)−からなる群から選択される、ここで、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル又はC1〜6アルコキシは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく、C1〜6アルキルは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよいく; Rcは、それぞれの出現について独立して、ヒドロキシル、シアノ、オキソ、ハロゲン、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキル−S(O)w−(式中、wは0、1又は2である)、C1〜6アルキル−NRa−、C1〜6アルキルC3〜6シクロアルキル−、C3〜6シクロアルキルC1〜6アルキル、RaRa’N−、C1〜6アルキルカルボニル−N(Ra)−;C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、RaRa’N−SO2−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C3〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル又はC1〜6アルコキシは、Rtにより場合によって置換されていてもよく; Rdは、それぞれの出現について独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルカルボニル又はC1〜6アルキルスルホニルからなる群から選択され、ここで、C1〜6アルキルは、ハロゲン、ヒドロキシル及びRaRa’N−から選択される1以上の置換基により場合によって置換され; Reは、それぞれの出現について独立して、ヒドロキシル、シアノ、ハロゲン、オキソ、C1〜4アルキル、C2〜4アルケニル、C2〜4アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C1〜4アルコキシ、C3〜6アルケニルオキシ、C3〜6アルキニルオキシ、C3〜6シクロアルコキシ、C3〜6シクロアルキル−C1〜4アルコキシ−、C1〜4アルキル−S(O)w−(式中、wは0、1又は2である)、RaRa’N−、RaRa’N−カルボニル、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、C1〜アルキル−カルボニル−N(Ra)−、C1〜6アルキル−SO2−N(Ra)−、C1〜6アルコキシカルボニル−、C1〜4アルコキシカルボニル−N(Ra)−からなる群から選択され、ここで、C2〜4アルケニル及びC2〜4アルキニルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;ここで、C1〜4アルキル及びC1〜4アルコキシは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく;そしてここで、C3〜6シクロアルキル又はC3〜6シクロアルコキシはRp”により場合によって置換されていてもよく; Rf及びRgは、それぞれの出現について独立して、水素、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換された、C1〜4アルキル及びRp”から選択される1以上の置換基により場合によって置換されたC3〜6シクロアルキルからなる群から選択されるか、 或いはRf及びRgは、それらが結合している窒素と一緒になって、ハロゲン、ヒドロキシル、オキソ、シアノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、RaRa’N−、C1〜6アルキルカルボニル−N(Ra)−;C1〜6アルコキシカルボニル−N(Ra)−、RaRa’NSO2−、RaRa’N−カルボニル−、RaRa’N−カルボニル−N(Ra)からなる群から選択される1以上の置換基により場合によって置換された4〜7員ヘテロシクリルを形成し、そしてここでC1〜6アルキル又はC1〜6アルコキシは、RaRa’N、ハロゲン、ヒドロキシ及びシアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w−(式中、wは0、1又は2である)からなる群から選択される少なくとも1以上の置換基により場合によって置換されていてもよく; Rpは、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−,ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ及びC1〜4アルキルS(O)w−(式中、wは0、1又は2である)からなる群から選択され; Rp’は、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w−及びC3〜6シクロアルキルからなる群から選択され、ここで、wは0、1又は2であり、そしてここで、C3〜6シクロアルキルはRp”で場合によって置換されており; Rp”は、それぞれの出現について独立して、RaRa’N−、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルコキシカルボニル、RaRa’N−カルボニル、RaRa’NSO2−、C1〜4アルコキシ、C1〜4アルキルS(O)w及びC1〜6アルキルからなる群から選択され、ここで、wは0、1又は2であり、そしてここでC1〜6アルキルは、Rpから選択される1以上の置換基により場合によって置換されており; Rtは、RfRgN−、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル及びC1〜6アルコキシからなる群から独立して選択され; Rhは、水素、C1〜6アルキル、C3〜6アルケニル(ここで、いかなる不飽和結合も窒素に直接結合しない)、C3〜6アルキニル(ここで、いかなる不飽和結合も窒素に直接結合しない)、C3〜6シクロアルキル、C1〜6アルキル−S(O)2−及びC1〜6アルキル−N(Ra)カルボニル、からなる群から独立して選択され、ここで、C1〜6アルキルは、Rp’から選択される1以上の置換基により場合によって置換され;ここで、C3〜6アルケニル及びC3〜6アルキニルは、Rpから選択される少なくとも1つの置換基により場合によって置換され、C3〜6シクロアルキルは、Rp”から選択される少なくとも1つの置換基により場合によって置換されている R1が、水素、メトキシ、エトキシ、O−CH2−CN,−O−(CH2)2−NH2;−NHCH2CN又は−O−(CH2)2−OHからなる群から選択される、請求項40に記載の化合物。 R2が、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、プロピル、C3〜5シクロアルキル、C3〜6シクロアルキルオキシ、C3〜5シクロアルキル−C1〜2アルキル−又はO、N及びSから選択される1又は2個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリールからなる群から選択される請求項40又は41の化合物。 R2が、フリル、チエニル、イソチアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル及びピロリルからなる群から選択される請求項40〜42のいずれか1つに記載の化合物。 R2が、3−フリル及び5−イソチアゾリルからなる群から選択される請求項43に記載の化合物。 2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−エチル安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−プロピル−安息香酸;6−(ベンゼンスルフィニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シクロプロピル−2−メトキシ−安息香酸;6−(4−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−ブロモ−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−メチル−安息香酸;3−エチル−2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニル−メチル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−安息香酸;6−(1−ベンゼンスルホニルエチル)−3−エチル−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(オキサゾール−5−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−5−イル)−2−メトキシ−安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−フラン−3−イル)安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(オキサゾール−5−イル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メチル−ベンゼンスルホニルメチル)安息香酸;6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(オキサゾール−4−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル−3−(イソチアゾール−4−イル)−2−メトキシ安息香酸;(Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;(E)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エトキシ−3−(フラン−3−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−ヒドロキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−ヒドロキシエトキシ)安息香酸;6−(2−(3−ジエチルアミノプロピル)ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;3−(3−フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリジン−3−イルスルホニルメチル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソキサゾール−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピリジン−2−イルスルホニルメチル)安息香酸;3−エチル−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−シアノ−2−メトキシ−安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−2−イル)−2−メトキシ−安息香酸;2−(2−アミノエトキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;2−(2−アミノエトキシ)−6−(3−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;2−(2−アミノエトキシ)−6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;2−(2−アミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)−6−(2−メトキシベンゼンスルホニルメチル)安息香酸塩酸塩;6−(2−クロロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(3−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(2−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−6−(3−メトキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸;2−(2−アミノエトキシ)−3−エチル−6−ベンゼンスルホニルメチル安息香酸塩酸塩;2−(3−アミノプロポキシ)−6−ベンゼンスルホニルメチル−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チエン−2−イル)安息香酸;6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−フェニル安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(3−ピリジル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−3−イル)安息香酸;2−メトキシ−6−(2−メチルベンゼンスルホニルメチル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−2−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(2−メトキシエトキシ)−安息香酸;6−ベンゼンスルホニルメチル−2−(2−ジメチルアミノエトキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メチオキシ−3−(チエン−3−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメトキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸;2−(2−アミノエチルアミノ)−6−ベンゼンスルホニルメチル−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−[2−(メチルアミノ)−エトキシ]安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)−安息香酸;2−(2−アミノプロポキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩;6−ベンゼンスルホニルメチル−3−エチル−2−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−安息香酸;2−(3−アミノプロピル)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチル−2H−ピラゾール−3−イル)安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)ナフタレン−1−カルボン酸;3−(フラン−3−イル)−6−(2−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−5−(2−メチルフラン−3−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−エチル−2−(1H−ピラゾール−3−イル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピペリジン−1−イルスルホニルメチル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−(ピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−安息香酸;6−[2−(2−ジエチルアミノエチルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−エチル−3−(フラン−3−イル)安息香酸;6−[2−(2−ジエチルアミノエトキシ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−(プロプ−1−イン−1−イル)安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−6−メトキシ安息香酸;6−(シクロヘキサンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(カルバモイルメトキシ)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸;(Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;3−(フラン−3−イル)−6−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イルスルホニルメチル)−2−メトキシ安息香酸;2−(アゼチジン−3−イルオキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−安息香酸塩酸塩;6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(テトラヒドロフラン−3−イル)安息香酸;6−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−7−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メチルアミノ安息香酸;6−(8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−イルスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;2−(ベンゼンスルホニルメチル)−8−メトキシナフタレン−1−カルボン酸;6−[2−(3−ジエチルアミノプロピルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;(Z)−2−(シアノメトキシ)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸;(Z)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロプ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2,4−ジメトキシ安息香酸;6−[2−(2−ジエチルアミノメチルアゼチジン−1−イル)−ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメチルアミノ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イミダゾール−1−イル)−2−メトキシ安息香酸;6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−メトキシ−3−(チアゾール−5−イル)安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]安息香酸;3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−[(N−メチル−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]安息香酸;6−[(N−シアノ−S−フェニルスルホンイミドイル)メチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸からなる群から選択される化合物;及びその薬剤的に許容される塩及び立体異性体。 6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸、2−(2−アミノエトキシ)−6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸塩酸塩、6−(4−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸、6−(3−フルオロベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸、6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメトキシ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸、6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メチルアミノ安息香酸、6−(ベンゼンスルホニルメチル)−2−(シアノメチルアミノ)−3−(フラン−3−イル)安息香酸、6−(ベンゼンスルホニルメチル)−3−(イソチアゾール−5−イル)−2−メトキシ−安息香酸からなる群から選択される化合物。 (Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸、6−[2−(3−ジエチルアミノプロピル)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸、(Z)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸、6−[2−(3−ジエチルアミノプロピルアミノ)ベンゼンスルホニルメチル]−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ安息香酸、(Z)−2−(シアノメトキシ)−6−((2−(3−(ジエチルアミノ)プロプ−1−エニル)−4−フルオロベンゼンスルホニル)メチル)−3−(フラン−3−イル)安息香酸、(Z)−3−(フラン−3−イル)−2−メトキシ−6−((2−(3−(ピペリジン−1−イル)プロプ−1−エニル)ベンゼンスルホニル)メチル)安息香酸からなる群から選択される化合物。 肥満を治療及び/又は制御する方法であって、それを必要とする患者に有効量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。 体重減少をそれを必要とする患者において誘発する方法であって、前記患者に有効量の請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。 患者がヒトである請求項48又は49に記載の方法。 患者が投与前に約30kg/m2より大きいボディーマスインデックスを有する請求項48〜50のいずれか1項に記載の方法。 化合物を経口投与する請求項48〜50のいずれか1項に記載の方法。 請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物及び薬剤的に許容される担体を含む、医薬組成物。 組成物を単位用量として処方する請求項53に記載の組成物。 組成物が経口投与用に処方される請求項53に記載の組成物。 組成物が静脈内又は皮下投与用に処方される請求項53に記載の組成物。 対象において抗肥満プロセスの多臓器刺激を誘発のに有効な細胞内MetAP2の阻害を確立するために十分な量で前記化合物を投与することを含む請求項48に記載の方法。 患者における血管形成を軽減するには不十分な量で前記化合物を投与することを含む請求項57に記載の方法。 本発明はスルホン化合物及び肥満等の医学的障害の治療におけるそれらの使用を提供する。医薬組成物及び種々のスルホン化合物を製造する方法が提供される。前記化合物は抗メチオニルアミノペプチダーゼ2活性を有することが期待される。