生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_メイクアップ化粧料
出願番号:2012289056
年次:2014
IPC分類:A61K 8/894,A61K 8/897,A61Q 1/02,A61Q 1/04,A61Q 1/06,A61Q 1/10


特許情報キャッシュ

半山 敦士 JP 2014129308 公開特許公報(A) 20140710 2012289056 20121228 メイクアップ化粧料 花王株式会社 000000918 特許業務法人アルガ特許事務所 110000084 高野 登志雄 100077562 中嶋 俊夫 100096736 村田 正樹 100117156 山本 博人 100111028 半山 敦士 A61K 8/894 20060101AFI20140613BHJP A61K 8/897 20060101ALI20140613BHJP A61Q 1/02 20060101ALI20140613BHJP A61Q 1/04 20060101ALI20140613BHJP A61Q 1/06 20060101ALI20140613BHJP A61Q 1/10 20060101ALI20140613BHJP JPA61K8/894A61K8/897A61Q1/02A61Q1/04A61Q1/06A61Q1/10 4 OL 13 4C083 4C083AA112 4C083AB051 4C083AB052 4C083AB222 4C083AB232 4C083AB242 4C083AB372 4C083AC012 4C083AC372 4C083AC392 4C083AC422 4C083AC662 4C083AC792 4C083AC852 4C083AC862 4C083AC912 4C083AC932 4C083AD022 4C083AD152 4C083AD161 4C083AD162 4C083AD492 4C083CC11 4C083CC13 4C083CC14 4C083DD11 4C083DD21 4C083DD22 4C083DD23 4C083DD27 4C083EE01 4C083EE06 4C083EE07 本発明は、メイクアップ化粧料に関する。 従来、メイクアップ化粧料の化粧効果の持続性を高めるために種々の検討が行われている。その中でも、揮発性シリコーンや揮発性炭化水素油等の揮発性油とシリコーン系樹脂等の樹脂との併用は、揮発油の揮発後に形成される樹脂皮膜によって化粧効果を持続させるものとして幅広く採用されている。 しかしながら、上記揮発性油と樹脂を口唇化粧料に併用した場合、揮発性油の揮発による唇の乾燥感や樹脂皮膜による唇の違和感だけでなく、化粧塗膜のツヤの消失を避けることが困難で、結果として総合的に満足できる品質を得ることはできていない。 そのため、アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンやフッ素・ポリエーテル共変性シリコーンを利用することによって、上記欠点を避けつつ化粧効果の持続性を向上させるメイクアップ化粧料が提案されている(特許文献1及び2)。 しかしながら、上記アルキルグリセリルエーテル変性シリコーンやフッ素・ポリエーテル共変性シリコーンは、メイクアップ化粧料に汎用される他の炭化水素油やエステル油、ワックス、脂肪酸デキストリン等の油性ゲル化剤との相性が悪いため、化粧料中に安定に配合できる量が限られており、結果として持続性に関しては未だに満足できるレベルには達していなかった。特許第3477222号公報特許第4183665号公報特許第2561857号公報 一方、感触調整を目的として、架橋型シリコーンとシリコーン油からなるシリコーンゲルがメイクアップ化粧料に配合されてきたが(特許文献3)、ポリエーテル基やグリセリル基を構造内に持つ変性シリコーンオイルと併用したときの効果については全く知られていなかった。 したがって、本発明は、化粧効果持続性に優れたメイクアップ化粧料に関する。 そこで、本発明者は、特定量の水とともに、架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンから選ばれる1種以上と、ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン変性シリコーンから選ばれる1種以上とを併用することによって、化粧効果持続性に優れたメイクアップ化粧料が得られることを見出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、以下の成分(A)〜(C)を含有するメイクアップ化粧料を提供するものである。 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンから選ばれる1種以上 (B)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン変性シリコーンから選ばれる1種以上 (C)水:0.1〜10質量% 本発明のメイクアップ化粧料は、化粧効果持続性、経時安定性及び塗布後のツヤに優れる。 本発明のメイクアップ化粧料は成分(A)〜(C)を含有するものである。 <成分(A)> 本発明の成分(A)は、架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンから選ばれる1種以上である。 本発明において、架橋型ポリエーテル変性シリコーンとは、2価のポリオキシアルキレン基で架橋されたシリコーンをいい、架橋型ポリグリセリル変性シリコーンとは、2価のポリグリセリル基で架橋されたシリコーンをいう。 上記2価のポリオキシアルキレン基としては、ポリオキシC2〜8アルキレン基が好ましく、ポリオキシC2〜4アルキレン基がより好ましい。具体的には、ポリオキシエチレン基、ポリオキシプロピレン基、ポリオキシブチレン基等が挙げられる。 また、上記架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンとしては、シリコーン鎖が下記式(1)で表される残基(分岐鎖)を有するものが好ましい。〔式(1)中、R1〜R3は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。〕 上記R1〜R3としては炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。該アルキル基は直鎖状でも分岐鎖状でもよい。好適な具体例としては、メチル基、エチル基等が挙げられる。 また、上記架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンとしては、アルキル基で共変性されたものが好ましい。 また、上記アルキル基は直鎖状でも分岐鎖状でもよい。該アルキル基の炭素数は、好ましくは8〜20であり、より好ましくは10〜16、更に好ましくは10〜14である。具体的には、カプリル基、ラウリル基、ミリスチル基等が挙げられる。 上記架橋型ポリエーテル変性シリコーンの具体例としては、(PEG−15/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(PEG−10/ラウリルジメチコン)クロスポリマー等が挙げられる。 また、架橋型ポリグリセリル変性シリコーンの具体例としては、(ポリグリセリル−3/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー、(ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー等が挙げられる。 これら成分(A)の具体例の中でも、(PEG−15/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー、(ポリグリセリル−3/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマーが好ましい。 また、成分(A)の架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンは、炭化水素油、シリコーン油、エステル油等の油剤でゲル状にされたものが市販されており、例えば、KSG−320Z、KSG−820Z、KSG−320、KSG−820、KSG−210、KSG−240、KSG−310、KSG−330、KSG−340、KSG−710、KSG−810、KSG−830、KSG−840等(以上、いずれも信越化学工業社製)が挙げられる。 成分(A)の含有量は、化粧効果持続性、経時安定性及び塗布後のツヤの観点から、本発明のメイクアップ化粧料中、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上であり、また、好ましくは30質量%以下、より好ましくは28質量%以下、更に好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下である。具体的には、1〜30質量%が好ましく、3〜28質量%がより好ましく、5〜25質量%が更に好ましく、10〜20質量%が更に好ましい。 <成分(B)> 本発明の成分(B)は、ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン変性シリコーンから選ばれる1種以上である。 本発明において、ポリエーテル変性シリコーンとは、1価のポリオキシアルキル基を構造内に有するシリコーンをいい、ポリグリセリン変性シリコーンとは、1価のポリグリセリル基を構造内に有するシリコーンをいう。したがって、成分(B)には、成分(A)は含まれない。 上記1価のポリオキシアルキル基としては、ポリオキシC2〜8アルキル基が好ましく、ポリオキシC2〜4アルキル基がより好ましい。具体的には、ポリオキシエチル基、ポリオキシプロピル基、ポリオキシブチル基等が挙げられる。 また、上記ポリエーテル変性シリコーンとしては、化粧効果持続性の観点から、ハロゲン原子を有するアルキル基で共変性されたものが好ましい。アルキル基1個に置換しているハロゲン原子の位置及び個数は任意であるが、好ましくは2〜3個であり、より好ましくは3個である。 上記ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子等が挙げられるが、フッ素原子が好ましい。したがって、ポリエーテル変性シリコーンとしては、フッ素ポリエーテル共変性シリコーンが好ましい。本発明において、フッ素ポリエーテル共変性シリコーンとは、フッ素原子を置換基として有するアルキル基と1価のポリオキシアルキル基とを構造内に有するシリコーンをいう。 また、上記ポリグリセリン変性シリコーンとしては、シリコーン鎖が下記式(2)で表される残基(分岐鎖)を有するものが好ましい。〔式(2)中、R4〜R6は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示す。〕 上記R4〜R6としては水素原子が好ましい。なお、R4〜R6で示される炭素数1〜3のアルキル基はR1〜R3で示されるものと同様である。 上記ポリエーテル変性シリコーンの具体例としては、PEG−12ジメチコン、PEG−8トリフルオロプロピルジメチコンコポリマー等が挙げられる。 上記ポリグリセリン変性シリコーンの具体例としては、ポリグリセリル−3ジシロキサンジメチコン、グリセリルウンデシルジメチコン、ビスC16-18アルキルグリセリルウンデシルジメチコン等が挙げられる。 これら成分(B)の具体例の中でも、PEG−8トリフルオロプロピルジメチコンコポリマー、ポリグリセリル−3ジシロキサンジメチコンが好ましい。 成分(B)の市販品として、例えば、KF−6100、FPD−6131(信越化学工業社製)、SH3775M(東レ・ダウコーニング社製)等が挙げられる。 成分(B)の含有量は、化粧効果持続性及び化粧料ののび等の使用感の観点から、本発明のメイクアップ化粧料中、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは30質量%以下、更に好ましくは25質量%以下である。具体的には、1〜50質量%が好ましく、3〜40質量%がより好ましく、5〜30質量%が更に好ましく、5〜25質量%が更に好ましい。 また、成分(A)と成分(B)との含有質量比〔(A)/(B)〕は、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.1以上であり、また、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは3.5以下である。具体的には、0.01〜10が好ましく、0.05〜5がより好ましく、0.1〜3.5が更に好ましい。 <成分(C)> 成分(C)の水の含有量は、本発明のメイクアップ化粧料中、0.1〜10質量%である。該含有量は、化粧効果持続性及び潤い付与等の観点から、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、また、好ましくは8質量%以下、より好ましくは6質量%以下である。具体的には、0.3〜8質量%が好ましく、0.5〜6質量%がより好ましく、1〜6質量%が更に好ましい。 <成分(D)> 本発明のメイクアップ化粧料としては、更に成分(D)炭化水素油、シリコーン油、エステル油及び高級アルコールから選ばれる1種以上の25℃で液状の油剤を含むものが好ましい。該25℃で液状の油剤としては、炭化水素油、エステル油が好ましい。 また、炭化水素油としては、イソドデカン、スクワラン、水添ポリイソブテン、水添ポリブテン等が挙げられる。 シリコーン油としては、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ジメチルポリシロキサン、フェニルトリメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジフェニルジメチコン等が挙げられる。 エステル油としては、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン)酸グリセリル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ヒドロキシステアリン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、(多分岐イソステアリン酸型)テトライソステアリン酸ジペンタエリスリチル等が挙げられる。 高級アルコールとしては、オクチルドデカノール、デシルテトラデカノール等が挙げられる。 成分(D)の含有量は、使用感の観点から、好ましくは20質量%以上、より好ましくは30質量%以上、更に好ましくは40質量%以上、更に好ましくは50質量%以上であり、また、好ましくは90質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは70質量%以下、更に好ましくは65質量%以下である。具体的には、20〜90質量%が好ましく、30〜80質量%がより好ましく、40〜70質量%が更に好ましく、50〜65質量%が更に好ましい。 また、本発明のメイクアップ化粧料が成分(D)を含む場合、成分(A)と成分(D)との含有質量比〔(A)/(D)〕は、経時安定性の観点から、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.1以上であり、また、好ましくは5以下、より好ましくは1以下、更に好ましくは0.75以下である。具体的には、0.01〜5が好ましく、0.05〜1がより好ましく、0.1〜0.75が更に好ましい。 また、本発明のメイクアップ化粧料が成分(D)を含む場合、成分(B)と成分(D)との含有質量比〔(B)/(D)〕は、化粧効果持続性の観点から、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.03以上、更に好ましくは0.05以上であり、また、好ましくは5以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは1以下であり、更に好ましくは0.75以下である。具体的には、0.01〜5が好ましく、0.03〜3がより好ましく、0.05〜1が更に好ましく、0.05〜0.75が更に好ましい。 また、本発明のメイクアップ化粧料には、目的に応じて、上記成分(A)〜(D)以外のメイクアップ化粧料に通常使用される成分を配合してもよい。 該他の成分としては、ワセリン、オレイン酸フィトステリル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリチル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチル/ベヘニル)等のペースト油;パラフィン、セレシン、ポリエチレン、エチレンプロピレンコポリマー、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、マイクロクリスタリンワックス等の固形油性成分;パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、(パルミチン酸/オクタン酸)デキストリン、ポリアミド樹脂、アミノ酸系ゲル化剤、ステアリン酸イヌリン、12−ヒドロキシステアリン酸等の油性ゲル化剤;(スチレン/ブタジエン)コポリマー、(スチレン/イソプレン)コポリマー、(エチレン/プロピレン/スチレン)コポリマー、(ブチレン/エチレン/スチレン)コポリマー等の増粘剤;寒天、ローカストビーンガム、キサンタンガム、グルコマンナン、セルロース誘導体等の水性増粘剤;酸化チタン、酸化鉄等の無機着色顔料;赤色202号、黄色4号等の有機色素及びそのレーキ化物;雲母チタン、ベンガラ被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラスフレーク等の光輝性着色顔料;マイカ、ナイロンパウダー、窒化ホウ素、ポリテトラフルオロエチレン、ポリウレアパウダー、架橋型シリコーン末等の粉体成分;防腐剤;香料;植物抽出物;抗酸化剤等が挙げられる。 本発明のメイクアップ化粧料の用途は特に限定されないが、例えば、口唇化粧料、目元用化粧料、皮膚化粧料が挙げられる。 口唇化粧料としては、スティック状の口紅、液状口紅、リップグロス、リップライナー等が挙げられる。 目元用化粧料としては、アイシャドウ、マスカラ、アイブロウ、アイライナー等が挙げられる。 皮膚化粧料としては、チーク、リキッドファンデーション等が挙げられる。 これらの中でも、本発明のメイクアップ化粧料は塗布後のツヤに優れるため、口唇化粧料として特に有用である。 また、本発明のメイクアップ化粧料は、チューブ、ジャー、ディスペンサー等の他、筒状容器に充填し筆やチップで使用する等、任意の形態で使用することができる。 また、本発明のメイクアップ化粧料は常法に従い製造可能である。例えば、溶解、分散、混合等通常の製法に従って半製品を製造した後、必要に応じて充填等を行えばよい。 上述した実施形態に関し、本発明は更に以下のメイクアップ化粧料を開示する。 <1>以下の成分(A)〜(C)を含有するメイクアップ化粧料。 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンから選ばれる1種以上 (B)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン変性シリコーンから選ばれる1種以上 (C)水:0.1〜10質量% <2>成分(A)の架橋型ポリエーテル変性シリコーンが有する2価のポリオキシアルキレン基が、好ましくはポリオキシC2〜8アルキレン基であり、より好ましくはポリオキシC2〜4アルキレン基である<1>のメイクアップ化粧料。 <3>成分(A)のシリコーン鎖が、好ましくは上記式(1)で表される残基を有するものである<1>又は<2>のメイクアップ化粧料。 <4>成分(A)が、アルキル基で共変性されたものである<1>〜<3>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <5>アルキル基の炭素数が、好ましくは8〜20であり、より好ましくは10〜16、更に好ましくは10〜14である<4>のメイクアップ化粧料。 <6>成分(A)の架橋型ポリエーテル変性シリコーンが、(PEG−15/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、及び(PEG−10/ラウリルジメチコン)クロスポリマーから選ばれる1種以上である<1>〜<5>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <7>成分(A)の架橋型ポリグリセリル変性シリコーンが、(ポリグリセリル−3/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー、及び(ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマーから選ばれる1種以上である<1>〜<6>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <8>成分(A)の含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上であり、また、好ましくは30質量%以下、より好ましくは28質量%以下、更に好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下である<1>〜<7>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <9>成分(A)の含有量が、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは3〜28質量%、更に好ましくは5〜25質量、更に好ましくは10〜20質量%である<1>〜<8>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <10>成分(B)のポリエーテル変性シリコーンが有する1価のポリオキシアルキル基が、好ましくはポリオキシC2〜8アルキル基、より好ましくはポリオキシC2〜4アルキル基である<1>〜<9>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <11>成分(B)のポリエーテル変性シリコーンが、ハロゲン原子を有するアルキル基で共変性されたものである<1>〜<10>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <12>成分(B)のポリエーテル変性シリコーンが、フッ素ポリエーテル共変性シリコーンである<1>〜<11>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <13>成分(B)のポリグリセリン変性シリコーンが有するシリコーン鎖が、上記式(2)で表される残基を有するものである<1>〜<12>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <14>成分(B)の含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは30質量%以下、更に好ましくは25質量%以下である<1>〜<13>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <15>成分(B)の含有量が、好ましくは1〜50質量%、より好ましくは3〜40質量%、更に好ましくは5〜30質量%、更に好ましくは5〜25質量%である<1>〜<14>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <16>成分(A)と成分(B)との含有質量比〔(A)/(B)〕が、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.05以上、更に好ましくは0.1以上であり、また、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは3.5以下である<1>〜<15>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <17>成分(A)と成分(B)との含有質量比〔(A)/(B)〕が、好ましくは0.01〜10、より好ましくは0.05〜5、更に好ましくは0.1〜3.5である<1>〜<16>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <18>成分(C)の含有量が、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、また、好ましくは8質量%以下、より好ましくは6質量%以下である<1>〜<17>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <19>成分(C)の含有量が、好ましくは0.3〜8質量%、より好ましくは0.5〜6質量%、更に好ましくは1〜6質量%である<1>〜<18>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <20>成分(D)炭化水素油、シリコーン油、エステル油及び高級アルコールから選ばれる1種以上の25℃で液状の油剤を更に含有する<1>〜<19>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <21>成分(D)の含有量が、好ましくは20〜90質量%、より好ましく30〜80質量%、更に好ましくは40〜70質量%、更に好ましくは50〜65質量%である<1>〜<20>のいずれかのメイクアップ化粧料。 <22>口唇化粧料である<1>〜<21>のいずれかのメイクアップ化粧料。 実施例1〜2及び比較例1〜4 液状口紅 実施例1〜2及び比較例1〜4の化粧料の調製方法及び各評価方法は以下のとおりである。各化粧料の組成及び評価結果を表1に示す。 <調製方法> 表1に示す成分1〜8及び成分10を均一に混合し溶解させ、これに成分11〜14を加え混練した後、成分9及び15〜18を更に加え均一に分散させ半製品を得た。この半製品を脱気した後、容器に充填し、各化粧料(液状口紅)を得た。 <評価方法> (1)経時安定性 各化粧料を40℃の恒温槽に静置して6ヶ月経過後の状態を観察し、以下の基準に従い評価した。 (経時安定性評価基準) ○:分離が認められない △:軽度の分離が認められる ×:分離が認められる (2)塗布後のツヤ及び化粧効果持続性 女性パネラー20名に各化粧料を唇に塗布してもらい、塗布後のツヤ及び化粧効果持続性について5点から1点までの5段階で採点してもらい、20名のつけた点数の平均を各化粧料の点数とし(小数点第二位を四捨五入)、更に以下の基準に従い評価した。 (評価基準) ○:4.0〜5.0点 △:3.0〜3.9点 ×:1.0〜2.9点*1:KSG−320Z(信越化学工業社製、25質量%、残部はイソドデカン)*2:KSG−820Z(信越化学工業社製、25質量%、残部はイソドデカン)*3:KSG−42(信越化学工業社製、25質量%、残部はイソドデカン)*4:FPD−6131(信越化学工業社製)*5:KF−6100(信越化学工業社製)*6:エルデュウPS−306(味の素ヘルシーサプライ社製)*7:シリコーンKF−96A−20CS(信越化学工業社製)*8:ASI処理黒酸化鉄(大東化成工業社製)*9:メタシャインMT1080RR(日本板硝子社製)*10:Timiron Glam Silver(メルク社製)*11:Hormo Fruit Apricot/N(香栄興業社製) 表1に示すように、実施例1及び2の液状口紅は、経時安定性、塗布後のツヤ及び化粧効果持続性に優れたものであった。 実施例3 スティック状口紅 以下に示す組成のスティック状口紅を常法により得た。 (成分) (質量%)(1)パラフィン(*12) 4.0(2)(エチレン/プロピレン)コポリマー 1.0(3)合成炭化水素ワックス 3.0(4)マイクロクリスタリンワックス 1.0(5)(ポリグリセリル−3/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー(*2) 65.0(6)PEG−8トリフルオロプロピルジメチコンコポリマー(*4) 10.0(7)ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 5.0(8)トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル 残量(9)赤色202号 0.1(10)黒酸化鉄 0.1(11)赤酸化鉄 0.2(12)酸化チタン被覆ガラス末(*13) 5.0(13)精製水 2.0*2:KSG−820Z(信越化学工業社製、25質量%、残部はイソドデカン)*4:FPD−6131(信越化学工業社製)*12:HNP−9(日本精鑞社製)*13:メタシャインMT1080RR(日本板硝子社製) 実施例3のスティック状口紅は経時安定性、塗布後のツヤ及び化粧効果持続性に優れたものであった。 実施例4 アイシャドウ 以下に示す組成のアイシャドウを常法により得た。 (成分) (質量%)(1)(PEG−15/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー(*1) 70.0(2)水添ポリイソブテン(*14) 3.0(3)PEG−8トリフルオロプロピルジメチコンコポリマー(*4) 5.0 (4)ジカプリル酸プロピレングリコール 残量 (5)赤色226号 0.05(6)黒酸化鉄 5.0(7)赤酸化鉄 0.5(8)酸化チタン被覆ガラス末(*15) 5.0(9)酸化チタン被覆アルミナ(*16) 5.0(10)精製水 1.0*1:KSG−320Z(信越化学工業社製、25質量%、残部はイソドデカン)*4:FPD−6131(信越化学工業社製)*14:パールリーム18(日油社製)*15:メタシャインMT1080RY(日本板硝子社製)*16:TIMIRON GLAM SILVER(メルク社製) 実施例4のアイシャドウは経時安定性、塗布後のツヤ及び化粧効果持続性に優れたものであった。 実施例5 アイライナー 以下に示す組成のアイライナーを常法により得た。 (成分) (質量%)(1)イソドデカン 残量(2)(PEG−15/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー(*1) 70.0(3)水添ポリイソブテン 2.0(4)トリメチルシロキシケイ酸 5.0(5)ポリグリセリル−3ジシロキサンジメチコン(*5) 5.0(6)黒酸化鉄 10.0(7)酸化チタン被覆ガラス末(*17) 2.0(8)精製水 1.0*1:KSG−320Z(信越化学工業社製、25質量%、残部はイソドデカン)*5:KF−6100(信越化学工業社製)*17:メタシャインMT1080RB(日本板硝子社製) 実施例5のアイライナーは経時安定性、塗布後のツヤ及び化粧効果持続性に優れたものであった。 以下の成分(A)〜(C)を含有するメイクアップ化粧料。 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンから選ばれる1種以上 (B)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン変性シリコーンから選ばれる1種以上 (C)水:0.1〜10質量% ポリエーテル変性シリコーンが、フッ素ポリエーテル共変性シリコーンである請求項1に記載のメイクアップ化粧料。 成分(A)の含有量が、1〜30質量%である請求項1又は2に記載のメイクアップ化粧料。 成分(B)の含有量が、1〜50質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載のメイクアップ化粧料。 【課題】化粧効果持続性に優れたメイクアップ化粧料の提供【解決手段】以下の成分(A)〜(C)を含有するメイクアップ化粧料。 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及び架橋型ポリグリセリル変性シリコーンから選ばれる1種以上 (B)ポリエーテル変性シリコーン及びポリグリセリン変性シリコーンから選ばれる1種以上 (C)水:0.1〜10質量%【選択図】なし


ページのトップへ戻る

生命科学データベース横断検索へ戻る