生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_SRFシグナル活性化剤
出願番号:2012227045
年次:2013
IPC分類:A61K 36/00,A61K 36/896,A61K 36/53,A61K 36/899,A61K 31/355,A61K 31/409,A61P 43/00,A61P 21/00,A61K 36/18,C12N 15/09,A23L 1/30,A23K 1/16


特許情報キャッシュ

原水 聡史 太田 宣康 橋爪 浩二郎 目黒 真一 蓮村 卓広 JP 2013100272 公開特許公報(A) 20130523 2012227045 20121012 SRFシグナル活性化剤 花王株式会社 000000918 特許業務法人アルガ特許事務所 110000084 高野 登志雄 100077562 中嶋 俊夫 100096736 村田 正樹 100117156 山本 博人 100111028 原水 聡史 太田 宣康 橋爪 浩二郎 目黒 真一 蓮村 卓広 JP 2011228097 20111017 A61K 36/00 20060101AFI20130502BHJP A61K 36/896 20060101ALI20130502BHJP A61K 36/53 20060101ALI20130502BHJP A61K 36/899 20060101ALI20130502BHJP A61K 31/355 20060101ALI20130502BHJP A61K 31/409 20060101ALI20130502BHJP A61P 43/00 20060101ALI20130502BHJP A61P 21/00 20060101ALI20130502BHJP A61K 36/18 20060101ALI20130502BHJP C12N 15/09 20060101ALN20130502BHJP A23L 1/30 20060101ALN20130502BHJP A23K 1/16 20060101ALN20130502BHJP JPA61K35/78 BA61K35/78 VA61K35/78 QA61K35/78 UA61K31/355A61K31/409A61P43/00 111A61P21/00A61K35/78 CA61P43/00 107C12N15/00 AA23L1/30 BA23K1/16 304CA23K1/16 302BA23K1/16 302E 18 OL 20 2B150 4B018 4B024 4C086 4C088 2B150AA01 2B150AB03 2B150AB10 2B150BC06 2B150DB05 2B150DB10 2B150DD57 4B018MD61 4B018ME14 4B024AA01 4B024AA05 4B024CA04 4B024CA20 4C086AA01 4C086AA02 4C086BA09 4C086CB04 4C086MA01 4C086MA04 4C086MA07 4C086NA14 4C086ZA94 4C086ZB22 4C086ZC19 4C088AB03 4C088AB15 4C088AB38 4C088AB78 4C088AB85 4C088AC01 4C088AC04 4C088BA09 4C088BA10 4C088NA14 4C088ZA94 4C088ZB22 4C088ZC19 本発明は、SRFシグナルを活性化し、筋量増加或いは低下抑制効果を発揮する医薬品、食品等に関する。 運動やスポーツ競技において、骨格筋は最も重要な運動器である。我々は骨格筋を収縮又は弛緩させることにより身体活動を行う。また骨格筋は活動するためのエネルギー源として、血液中の糖や脂肪を取り込んで消費することから、最大のエネルギー消費組織でもある。その他にも骨格筋は関節の安定化や姿勢の保持、血管、臓器の保護等の役割を有している。 骨格筋量は、筋蛋白質の合成と分解のバランスにより一定量に保たれており、通常の生活の中で骨格筋量が急激に変動することは考えられない。しかし、加齢に伴い骨格筋量や筋力等の筋機能は低下してくる。我々の骨格筋は、30歳を過ぎると10年毎に約5%前後の割合で減少し、60歳を過ぎるとその減少率は更に加速すること、また高齢期の骨格筋の減少には、速筋(タイプII)繊維の選択的な減少が特徴であると報告されている(非特許文献1)。加齢に伴う骨格筋量や筋機能の低下は、転倒による怪我を引き起こし、身体活動量の低下を引き起こし、それに伴い骨粗鬆症、肥満やインスリン抵抗性等の代謝障害の危険性を高めると言われている(非特許文献2)。 骨格筋量を増加するための手段として、ステロイド剤や成長ホルモンの使用が知られているが、これらは筋力の低下や筋肉痛、副腎機能の低下等の副作用の問題を有している。骨格筋量を増加あるいは維持することは、パフォーマンス向上を目指す運動愛好者やアスリートだけでなく、ヘルスケアの点で広く一般人においても有用であると考えられることから、より安全性の高い成分が求められ、例えば、アルギニン、リジン等から成る組成物(特許文献1)、アミノ酸含有組成物(特許文献2)等による筋量増加作用が報告されている。 一方、近年、Serum Response Factor(SRF)が骨格筋に及ぼす影響が明らかにされつつある。骨格筋に特異的に発現しているタンパク質の遺伝子の上流のエンハンサー領域には、血清応答因子であるSRF結合領域が存在する。SRFシグナルは筋肥大に関係することがin vitroで明らかにされている(非特許文献3)。一方、近年、加齢時のヒトやマウスの骨格筋においてSRFは著しく発現が減少し(非特許文献4)、SRFの上流でその発現を調節するstriated muscle activators of Rho signaling(STARS)のmRNA発現量も低下することから、SRFシグナルの低下が加齢期の筋萎縮を引き起こすことが示唆されている(非特許文献5)。更にSRFノックアウトマウスで白筋型(速筋型)のType IIb繊維が萎縮することや筋損傷からの回復が損なわれることが報告されている(非特許文献5)。 したがって、SRFシグナルの活性化は、筋肥大、速筋増加あるいは筋萎縮や筋損傷の抑制につながると考えられる。 ヒノキ科植物であるジュニパーベリーは、そのエッセンシャルオイルが香料として使用されているが、その抽出物には前駆脂肪細胞の分化抑制作用があること(特許文献3)、ユリ科植物であるユッカには、血中コレステロール低下作用があること(特許文献4)、シソ科植物であるバジルには、口臭抑制作用があること(特許文献5)が知られている。また、マスタードオイルには皮膚バリアー機能回復促進作用があること(特許文献6)、ムラサキトウモロコシ色素には着色作用があること(特許文献7)、トコフェロールには抗酸化作用があること(特許文献8)、クロロフィルにはアポリポプロテインB分泌抑制作用があることが知られている(特許文献9)。 しかしながら、これらの植物抽出物や成分にSRFシグナル活性化作用を有すること、或いは筋量増加作用があることは、これまで全く知られていない。特表2009−513149号公報特表2008−534599号公報特開2004−075640号公報特表2004−520413号公報特開2011−140523号公報特開2011−42624号公報特許第4134906号公報特開2011−17002号公報特開2008−105966号公報Lexell、J Neurol Sci、84、1988Evans、J Gerontol A Biol Sci Med Sci、50、1998Gauthier-Rouviere、Mol Biol Cell、7、1996Lahoute、PLoS One、3、2008Sakuma、Biochim Biophys Acta,1782、2008 本発明は、優れたSRFシグナル活性化作用を有し、且つ安全性が高い医薬品、医薬部外品、食品、飼料及びそれらに配合可能な素材を提供することに関する。 本発明者らは、筋肉量増加において有効な成分の探索を行った結果、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルにSRFシグナル活性化作用を有し、これが筋量増加、速筋繊維増加、筋分化促進、筋損傷抑制、筋力向上、筋萎縮抑制、筋力低下抑制又は筋タンパク質分解抑制等の効果を発揮し得る医薬品、医薬部外品、食品及び飼料等として有用であることを見出した。 すなわち、本発明は、下記(1)〜(18)に係るものである。 (1)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とするSRFシグナル活性化剤。 (2)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋量増加剤。 (3)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする速筋増加剤。 (4)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋分化促進剤。 (5)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋損傷抑制剤。 (6)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋力向上剤。 (7)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋萎縮抑制剤。 (8)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋力低下抑制剤。 (9)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋タンパク質分解抑制剤。 (10)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的SRFシグナル活性化方法。 (11)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋量増加方法。 (12)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的速筋増加方法。 (13)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋分化促進方法。 (14)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋損傷抑制方法。 (15)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋力向上方法。 (16)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋萎縮抑制方法。 (17)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋力低下抑制方法。 (18)ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋タンパク質分解抑制方法。 本発明のSRFシグナル活性化剤、筋量増加剤、速筋増加剤、筋分化促進剤、筋損傷抑制剤、筋力向上剤、筋萎縮抑制剤、筋力低下抑制剤及び筋タンパク質分解抑制剤は、高齢者を含む幅広い年齢層において、日常の活動時におけるSRFシグナル活性化、筋量増加、速筋増加、筋分化促進、筋損傷抑制、筋力向上、筋萎縮抑制、筋力低下抑制及び筋タンパク質分解抑制のための食品、医薬品、医薬部外品、飼料、又はそれらに配合可能な素材として有用である。 本明細書において、「SRFシグナル」とは、MADSボックス(MADS−box)ファミリーの転写因子であるSRFが関与するシグナル伝達経路であり、「SRFシグナル活性」とは、血清応答因子のSRF結合領域への結合、これの活性化等と同様の生理活性を意味する。 本明細書において、「筋量増加」とは、筋肉量を増加させることを意味する。 また、「速筋増加」とは、速筋の筋肉量を増加させることを意味する。 「筋分化促進」とは、筋芽細胞が融合して多核の筋管細胞を形成し、更に筋管細胞の成熟により筋線維が形成される過程のことを意味する。 「筋損傷抑制」とは、原因が間接的外傷か直接的外傷を問わず、筋挫傷、肉離れ、筋痙攣、筋肉痛といった筋の微細構造の乱れ、筋線維の断裂、筋肉の炎症を抑制することを意味する。 「筋力向上」とは、随意的に発揮する最大筋力の増加を意味する。 「筋委縮」とは、筋蛋白の分解速度が合成速度を上回ることにより筋細胞が減少・収縮し、筋量が低下することをいい、長時間の安静臥床や骨折等のギプス固定、あるいは微小重力暴露によるもの(廃用性筋委縮)と筋委縮性側索硬化症(ALS)等の疾病による進行性萎縮に大別される。更に、加齢に伴っても筋委縮と同様の症状が起きることがあり、これは加齢性筋減弱症(サルコペニア)と呼ばれている。したがって「筋萎縮の抑制」とは、不活動や加齢、疾病等による筋量の低下を抑制することをいう。 「筋力低下抑制」とは、随意的に発揮する最大筋力の低下を抑制することを意味する。 「筋タンパク質分解抑制」とは、筋タンパク質がアミノ酸に分解され筋肉が失われる 過程を抑制することを意味する。 「筋力」とは、単位筋重量当りの筋力を意味する。 本明細書において、「非治療的」とは、医療行為を含まない、すなわちヒトを手術、治療又は診断する方法を含まない概念である。 本発明において、ジュニパーベリーとはヒノキ科(Cupressaceae)のセイヨウネズ(Juniperus communis)を意味する。ユッカとはユリ科(Liliaceae)のユッカ・アラボレセンス(Yucca arborescens)又はユッカ・シジゲラ(Yucca schidigera)を意味する。バジルとはシソ科(Lamiaceae)のバジリコ(Ocimum basilicum)を意味する。 上記植物は、全草、葉、種子、果実又は蕾等をそのまま又は粉砕して用いることができるが、ジュニパーベリーについては果実を、ユッカについては全草を、バジルについては全草を使用するのが好ましい。 また、上記植物の抽出物とは、上記植物の各部位を常温又は加温下にて抽出するか、又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得られる各種溶媒抽出液、その希釈液、その濃縮液、又はその乾燥粉末を意味するものである。 上記植物抽出物を得るために用いられる抽出溶剤としては、極性溶剤、非極性溶剤のいずれも使用することができ、これらを混合して用いることもできる。例えば、水;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類;アセトン等のケトン類;酢酸エチル等のエステル類;ヘキサンやヘプタン等の炭化水素類等が挙げられるが、このうち、水、アルコール類、水−アルコール混液が好ましく、特に30〜99.5%(v/v)エタノールを含有する水−エタノール混液を用いるのが好ましい。このうち、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、ムラサキトウモロコシ色素、クロロフィルの抽出溶媒としては、30〜55%(v/v)エタノールを含有する水−エタノール混液がより好ましく、バジル抽出物の抽出溶媒としては、60〜99.5%(v/v)エタノールを含有する水−エタノール混液がより好ましい。 抽出条件は、使用する溶媒によっても異なるが、例えば水、エタノール、又はエタノール混液により抽出する場合、植物1質量部に対して1〜100質量部の溶剤を用い、抽出温度は好ましくは10℃以上、より好ましくは20℃以上、好ましくは90℃以下、より好ましくは70℃%以下である。また、好ましくは10〜90℃、より好ましくは20℃〜70℃である。抽出時間は好ましくは1時間以上、より好ましくは7日以上、好ましくは30日以下、より好ましくは15日以下である。また、好ましくは1時間〜30日間、より好ましくは7日〜15日間である。 上記の抽出物は、そのまま用いることもできるが、当該抽出物を希釈、濃縮、若しくは凍結乾燥した後、必要に応じて粉末又はペースト状にして用いることもできる。また、液々分配等の技術により、上記抽出物から不活性な夾雑物を除去して用いることができ、本発明においてはこれらを用いることが好ましい。これらは、必要により既知の方法で脱臭、脱色等の処理を施してから用いてもよい。 本発明における植物の抽出には市販品を用いることもできる。斯かる市販品としては、ユッカ抽出物としてサラキープALS(丸善製薬)、バジル抽出物としてバジルSP−71887(三栄源エフエフアイ)等が挙げられる。そして、これらの抽出物を、カラムクロマトグラフィー、シリカゲルクロマトグラフィー、溶媒分画、高速液体クロマトグラフィー、液滴向流分配クロマトグラフィー、再結晶、透析、硫安分画、ゲルろ過、等電点沈殿、イオン交換クロマトグラフィー、溶媒分画等の手法により精製することで純度を高めて得られるものを使用してもよい。 マスタードオイルとは、カラシナ(Brassica juncea)の種子を絞って精製したオイルを意味する。主な成分は、トリグリセリド、イソチオシアン酸アリルである。例えば、市販のマスタードオイル(タナカ理研)等を使用できる。 ムラサキトウモロコシ色素とは、トウモロコシ(Zea mays)の紫色の種子に含まれ、ムラサキトウモロコシの種子から温時水又は弱酸性水溶液で抽出することができる色素成分であり、シアニジン‐3‐グルコシドを主成分とするものである。例えば市販のサンレッド5A(三栄源エフエフアイ)等を使用できる。 トコフェロール類とは、アルファ、ベータ、ガンマ及びデルタの各トコフェロールのいずれでもよく、これらの混合物であってもよい。また、アルファ、ベータ、ガンマ及びデルタの各トコトリエノールを含有していてもよい。上記トコフェロール類としては、例えば、大豆、菜種、ヒマワリ、綿実、サフラワー、米糠、胡麻、椰子等の油糧植物に含まれる植物性トコフェロール類が好ましい。斯かる植物性トコフェロール類は、一般に植物油の精製過程で生じる脱臭スカムより分離・精製される。また、市販のイーミックス35L(エーザイフード・ケミカル)等を使用することもできる。 クロロフィルとは、ホウレンソウ(SPINACIAOLERACEA LINNE)、カブ(Brassica rapa LINNE)、ダイコン(Raphanus acanthiformis MOREL)、イラクサ(Urtica ptatyphlla WEDD.)、クロレラ(Chlorella pyrenoides CHIK)等に含まれるものを意味する。例えば市販のキリヤスグリーンCWS(キリヤ化学)等を使用できる。 尚、上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルは、それぞれを単独で用いることができるが、2種以上を混合して用いてもよい。 上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルは、後記実施例に示すように、HEK293細胞においてSRF依存的な転写活性を有意に増加させたことから、SRFシグナル活性化作用を有する。したがって、これらには、筋肥大効果、速筋増加効果、或いは筋萎縮や筋損傷の抑制効果が期待できる(前記特許文献3〜5)。実際に後述の実施例において、ジュニパーベリー抽出物は、ゼブラフィッシュの相対筋肉重量、速筋マーカー遺伝子発現、筋分化マーカー遺伝子発現を有意に増加させること、及びマウスの筋肉重量、大腿四頭筋重量、ヒラメ筋の最大筋力、ヒラメ筋重量、及びヒラメ筋の遺伝子発現を有意に増加させることが確認された。よって、SRFシグナル活性化作用を有する物質は筋量増加作用、速筋増加作用、筋分化促進作用、筋量増加作用、筋力向上作用、筋萎縮抑制作用、筋力低下抑制作用及び筋タンパク質分解抑制作用を有することが確認された。 したがって、上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上は、SRFシグナル活性化剤、筋量増加剤、速筋増加剤、筋分化促進剤、筋損傷抑制剤、筋力向上剤、筋萎縮抑制剤、筋力低下抑制剤及び筋タンパク質分解抑制剤(以下、「SRFシグナル活性化剤等」とする)として、使用することができ、更にこれらの剤を製造するために使用することができる。 当該SRFシグナル活性化剤等は、それ自体、ヒトを含む動物に摂取又は投与した場合にSRFシグナル活性化、筋量増加、速筋増加、筋分化促進、筋損傷抑制、筋力向上、筋萎縮抑制、筋力低下抑制及び筋タンパク質分解抑制の各効果を発揮する、ヒト若しくは動物用の医薬品、医薬部外品、食品、又は飼料であってもよく、或いは当該医薬品、医薬部外品、食品又は飼料に配合して使用される素材又は製剤であってもよい。 また、当該食品には、運動不足者や中高年者、ベッドレスト者、或いはアスリートや運動愛好者におけるSRFシグナル活性化、筋量増加、速筋増加、筋分化促進、筋損傷抑制、筋力向上、筋萎縮抑制、筋力低下抑制及び筋タンパク質分解抑制をコンセプトとし、必要に応じてその旨を表示した食品、機能性食品、病者用食品、特定保健用食品が包含される。これらの食品は機能の表示を許可された食品であって、一般の食品と区別されるものである。 上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を含有する上記医薬品(医薬部外品も含む)の剤型は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤、静脈内注射剤、筋肉注射剤、坐剤、吸入剤、経皮吸収剤、点眼剤、点鼻剤、湿布剤、バップ剤、軟膏、ローション、クリーム、口腔用製剤(歯磨剤、液状歯磨剤、洗口液、歯肉マッサージクリーム、口腔用軟膏、うがい用錠剤、トローチ、のど飴等)等のいずれかでもよい。投与形態も経口投与(内用)、非経口投与(外用、注射)のいずれであってもよい。 また、このような種々の剤型の医薬製剤を調製するには、上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルを其々単独で、又は他の薬学的に許容される賦形剤、結合剤、増量剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、保存剤、嬌味剤、香料、被膜剤、担体、希釈剤、本発明以外の薬効成分等を適宜組み合わせて調製することができる。また、これらの投与形態のうち、好ましい形態は経口投与であり、経口用液体製剤は、嬌味剤、緩衝剤、安定化剤等を加えて常法により調製することができる。 経口投与用製剤中の上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルの含有量は、一般的に固形分濃度として好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、好ましくは30質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。また、好ましくは0.05〜30質量%、より好ましくは0.1〜5質量%である。 上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を含有する上記食品の形態としては、清涼飲料水、茶系飲料、コーヒー飲料、果汁飲料、炭酸飲料、ジュース、ゼリー、ウエハース、ビスケット、パン、麺、ソーセージ等の飲食品や栄養食等の各種食品の他、更には、上述した経口投与製剤と同様の形態(錠剤、カプセル剤、シロップ等)の栄養補給用組成物が挙げられる。 種々の形態の食品は、上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルを単独で、又は他の食品材料や、溶剤、軟化剤、油、乳化剤、防腐剤、香科、安定剤、着色剤、酸化防止剤、保湿剤、増粘剤、本発明以外の有効成分等を適宜組み合わせて調製することができる。 また、病者用食品、例えば適当量の栄養補給が困難な高齢者やベッドレスト状態の病者に対する食品としては、経腸栄養剤等の栄養組成物の形態とすることが可能である。 また、飼料としては、ウサギ、ラット、マウス等に用いる小動物用飼料、犬、猫、小鳥、リス等に用いるペットフード等の飼料等が挙げられ、上記食品と同様の形態に調製できる。 当該食品飼料中の上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルの含有量は、一般的に固形分濃度として好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。また、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.5〜5質量%である。 本発明のSRFシグナル活性化剤等の摂取量は、剤型や用途によって異なるが、成人に対して1日あたり、上記ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィル(乾燥物換算)として、一般的に好ましくは0.1mg/60kg体重以上、より好ましくは1mg/60kg体重以上、更に好ましくは5mg/60kg体重以上、好ましくは5000mg/60kg体重以下、より好ましくは2000mg/60kg体重以下、更に好ましくは1000mg/60kg体重以下である。また、好ましくは0.1〜5000mg/60kg体重、より好ましくは1〜2000mg/60kg体重、更に好ましくは5〜1000mg/60kg体重である。 投与又は摂取対象者としては、それを必要としている人であれば特に限定されないが、本発明のSRFシグナル活性化剤等は、SRFシグナルの活性化及び筋量の増加を図ることができることから、具体的には運動愛好者やアスリート、ロコモティブシンドローム発症者、加齢性筋減弱症(サルコペニア)者、神経・筋疾患(炎症性筋疾患、内科的疾患に伴うミオパチー、筋ジストロフィー、先天性ミオパチー、ミトコンドリア脳筋症、糖尿病等)者、健常ではあるが、仕事や家事が忙しく日常生活において運動(エクササイズ)の不足している運動不足者、健常ではあるが日常生活において筋力不足に悩む人、ベッドレスト者、外科的/内科的疾患後のリハビリトレーニング者が挙げられる。 ここで、運動愛好家やアスリートとは身体運動又はスポーツに必要とされる強さ、敏捷性、持久力等の特徴を先天的又は後天的に有する人を指す。特にはプロスポーツ選手、アマチュア選手でもスポーツクラブ等に所属し、競技会等への参加を目指す人を指す。また、「日常生活において筋力不足に悩む人」とは、家や駅の階段を登る、歩いてスーパーマーケットへ買い物に行く等の日常生活の場面で、活動を継続することに困難を感じる人等を示す。「日常生活中の運動(エクササイズ)」とは、日課に加えられる身体活動であり、当該エクササイズの目的は、全体的な健康状態及び体力を向上させることである。尚、斯かるエクササイズには、起立、徐歩、軽い物の持ち上げ等の、日常生活の軽度の活動(基本的活動)は含まれない。基本的活動のみを行う人はエクササイズをしていないとみなされる。 「日常生活の中における運動(エクササイズ)の不足」とは、米国CDC(Centers for Disease Control and Prevention)によって推奨されるエクササイズ量を満たしていない状態であり得る。例えば、米国CDCは、「2008 Physical Activity Guidelines for Americans」において、成人(17〜64歳)が一週間当たりに行うべきエクササイズ量として以下の(A)〜(C)を推奨している: (A)毎週2時間30分(150分)の中程度の有酸素活動(すなわち、速歩)、ならびに全ての主要な筋肉群(脚、臀部、背中、腹部、胸部、肩、及び腕)に働く一週間当たり2日以上のウエイトトレーニングによる筋力強化活動;又は (B)毎週1時間15分(75分)の強度の有酸素活動(すなわち、ジョギング又はランニング)、ならびに全ての主要な筋肉群(脚、臀部、背中、腹部、胸部、肩、及び腕)に働く一週間当たり2日以上のウエイトトレーニングによる筋力強化活動;又は (C)中程度及び強度を組み合わせて同等な有酸素活動、ならびに全ての主要な筋肉群(脚、臀部、背中、腹部、胸部、肩、及び腕)に働く一週間当たり2日以上のウエイトトレーニングによる筋力強化活動。 上述した実施形態に関し、本発明においては以下の態様が開示される。<1>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とするSRFシグナル活性化剤。<2>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋量増加剤。<3>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする速筋増加剤。<4>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋分化促進剤。<5>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋損傷抑制剤。<6>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋力向上剤。<7>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋萎縮抑制剤。<8>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋力低下抑制剤。<9>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋タンパク質分解抑制剤。<10>SRFシグナル活性化剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<11>筋量増加剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<12>速筋増加剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<13>筋分化促進剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<14>筋損傷抑制剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<15>筋力向上剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<16>筋萎縮抑制剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<17>筋力低下抑制剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<18>筋タンパク質分解抑制剤を製造するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<19>非治療的使用である、<10>〜<18>に記載の使用。<20>SRFシグナル活性化に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<21>筋量増加に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<22>速筋増加に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<23>筋分化促進に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<24>筋損傷抑制に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<25>筋力向上に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<26>筋萎縮抑制に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<27>筋力低下抑制に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<28>筋タンパク質分解抑制に使用するための、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上。<29>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取するSRFシグナル活性化方法。<30>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取する筋量増加方法。<31>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取する速筋増加方法。<32>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取する筋分化促進方法。<33>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取する筋損傷抑制方法。<34>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取する筋力向上方法。<35>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取する筋萎縮抑制方法。<36>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取する筋力低下抑制方法。<37>ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を、ヒト若しくは動物に投与又は摂取する筋タンパク質分解抑制方法。<38>非治療的方法である、<29>〜<37>に記載の方法。<39>SRFシグナル活性化のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<40>筋量増加のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<41>速筋増加のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<42>筋分化促進のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<43>筋損傷抑制のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<44>筋力向上のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<45>筋萎縮抑制のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<46>筋力低下抑制のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<47>筋タンパク質分解抑制のための機能性食品における、ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上の使用。<48>筋力が単位筋重量当りの筋力である、<6>に記載の筋力向上剤、<8>に記載の筋力低下抑制剤、<15>及び<17>に記載の使用、<19>に記載の使用、<25>及び<27>に記載の各成分から選ばれる1種以上、<34>及び<36>に記載の方法、<38>に記載の非治療的方法、又は<44>及び<46>に記載の使用。 以下に本発明の代表的な実施例として、製造例、試験例、及び製剤例を示す。製造例1:ジュニパーベリー抽出物の調製 ジュニパーベリーの乾燥果実(新和物産より入手)40gに50%エタノール水溶液(V/V)400mLを加え、室温、静置条件下で15日間抽出を行った。その後、ろ過を行うことにより抽出液を得た。抽出液の固形分濃度は2.74%(w/v)であった。製造例2:マスタードオイル溶液の調製 マスタードオイル(タナカ理研より入手)を99.5%エタノール(V/V)により、濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。製造例3:トコフェロール類溶液の調製 イーミックス35L(エーザイフード・ケミカルより入手)を99.5%エタノール(V/V)により、濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。製造例4:クロロフィル溶液の調製 キリヤスグリーンCWS(キリヤ化学より入手)を50%エタノール(V/V)水溶液により10倍希釈し、クロロフィル濃度0.68%(w/v)とし、試験サンプルとした。製造例5:ムラサキトウモロコシ色素溶液の調製 サンレッド5A(三栄源エフエフアイより入手)を50%エタノール水溶液(V/V)により、濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。製造例6:ユッカ抽出物の調製 サラキープALS(ユリ科ユッカ・アラボレセンス [Yucca arborescens] 又はユリ科ユッカ・シジゲラ [Yucca schidigera] の全草より、熱時水で、又は室温時〜微温時含水エタノール又は含水イソプロピルアルコールで抽出して得られたもの。丸善製薬より入手)を50%エタノール水溶液(V/V)により、濃度1%(w/v)となるように溶解し、試験サンプルとした。製造例7:バジル抽出物の調製 バジルSP−71887(シソ科バジル〔Ocimum basilicum〕の全草より、水蒸気蒸留して得られたもの。三栄源エフエフアイより入手)を原液のまま、試験サンプルとした。試験例1:SRFシグナル活性化効果 HEK293細胞を96well plateに、2.5×104cells/wellとなるように撒き、DMEM (5% チャコール処理FBS(Charcoal Stripped FBS、GIBCO)中で一晩培養した。SRFレポータープラスミド(pGL4.34[luc2P/SRF−RE/Hygro]Vector、E1350、Promega)及び内部標準用プラスミド(Cignal Reporter plasmid、SABioscience)を、それぞれ0.05μg/well、0.0017μg/wellとなるようにトランスフェクション試薬(Superfect transfection reagent;QIAGEN)を用いて導入した。一晩培養した後、サンプルを含むDMEM (5%チャコール処理FBS)に培地を交換し、更に5.5時間培養した。PBSで洗浄後、Dual−Glo(登録商標) Luciferase Reporter Assay System(Promega)を用い、ルシフェラーゼ活性を測定した。本試験ではSRF依存的な転写活性=蛍光ルシフェラーゼ活性 / ウミシイタケルシフェラーゼ活性として表し、DMEM(5%チャコール処理FBS;Cont)下に対する活性化作用を評価した。表1に、Contを1とした際の各サンプル処理によるSRF依存的な転写活性を示す。 各サンプル抽出物処理により、SRF依存的な転写活性はContに対して有意に増加した。したがって本試験において、上記植物抽出物等は、SRF依存的な転写活性を増加させたことから、SRFシグナル活性化剤として有効であることが明らかとなった。試験例2:筋量増加効果 製造例1により得られたジュニパーベリー抽出物のin vivoにおける筋量増加効果を検討した。 雄性ゼブラフィッシュ(3.5 months post−fertilization)を、平均体重がほぼ同じになるように2群(Cont群、ジュニパーベリー群)に群分けした(各群n=5)。群分け後、Cont群のゼブラフィッシュには食おとひめ(日清丸紅飼料)とグルテン(和光純薬工業)を3:1で配合したコントロール食を1週間(給餌量:5mg/匹/回、2回/日)給餌した。また、ジュニパーベリー群のゼブラフィッシュには、試験食(ジュニパーベリーを5%(W/W)含むコントロール食)を1週間(給餌量:5mg/匹/回、2回/日)給餌した。試験飼料を1週間給餌した後、Cont群及びジュニパーベリー群のゼブラフィッシュを解剖し、体重及び肛門部から尾部の筋肉重量を測定した。体重に対する筋肉の相対値を表2に示す。 表2より、ジュニパーベリー群の相対的筋肉重量は、Cont群に対して有意に大きく、本試験において、ジュニパーベリー抽出物は、筋量増加作用を有することが分かる。 Cont群、ジュニパーベリー群の筋肉よりRNeasy Fibrous Tissue Mini Kit(Qiagen)を用いて、RNAサンプルを得た。各RNAサンプルを定量し、1反応あたりのRNA量を50ngとして反応液中(1×PCR buffer II(アプライドバイオシステム社)、5mM MgCl2、1mM dNTP mix、2.5μM Oligo d〔T〕18(New England Biolabs社)、1U/mL RNase inhibitor(タカラバイオ社))で逆転写反応を行い、cDNAを得た。反応条件は42℃、10分間、52℃、30分間、99℃、5分間とした。 得られたcDNAを鋳型として、ABI PRISM 7700 Sequence Detector(アプライドバイオシステムズ社)により定量的PCRを行った。myosin heavy polypeptide 2、fast muscle specific(Myfz2)及びMyogenic Factor−6(Myf−6)遺伝子発現を、TaqMan(R)Gene Expression Assays(Assay ID:Dr03433351_g1、Dr03147105_m1)を用いて測定した。その結果を表3に示す。 表3より、ジュニパーベリー群のMyhz2及びMyf−6遺伝子発現は、Cont群に対して有意に大きく、Myhz2は速筋マーカー、Myf−6は分化マーカーであることから、ジュニパーベリー抽出物は速筋を増加させ、筋分化を促進させることが分かる。 したがって、上記ジュニパーベリー抽出物は、筋量増加剤、速筋増加剤、筋分化促進剤として有用である。試験例3:筋量増加効果、及び筋力向上効果 製造例1により得られたジュニパーベリー抽出物のin vivo(マウス)における筋量増加、筋力向上効果を検討した。 13週齢のC57BL/6Jマウスを体重及び自発行動量が等しくなるように、対照群とジュニパーベリー摂取群に群分けした。試験期間中は、対照食あるいは0.5%ジュニパーベリー食を摂食量が同じとなるようにpair feedingを行った。マウスは試験期間中、回転かご付ケージ(SW−15;メルクエスト)で自発運動を行った。試験開始14週後に解剖を行い、筋肉重量を測定した。筋肉重量を表4に示す。 表4より、対照群の大腿四頭筋重量に対して、試験食群の大腿四頭筋重量は有意に高い値を示した。したがって本試験において、上記ジュニパーベリー抽出物は、筋量増加剤として有効であることが明らかとなった。 また、単離したヒラメ筋の筋力をCannonらの方法(Biomed Sci Instrum、2005)に準じて測定した。筋力の結果を表5に示す。 表5より、対照群のヒラメ筋重量当たりの筋力に対して、試験食群は有意に高い値を示した。したがって本試験において、上記ジュニパーベリー抽出物は、筋力向上剤として有効であることが明らかとなった。試験例4:筋萎縮抑制効果、筋力低下抑制効果及び筋タンパク質分解抑制効果 製造例1により得られたジュニパーベリー抽出物のin vivoにおける筋萎縮抑制効果を検討した。 9週齢のBALB/cマウスを5日間予備飼育した後、体重が等しくなるように、非尾懸垂群、尾懸垂群、0.5%ジュニパーベリー食/尾懸垂群に群分けした。試験期間中は自由摂食・摂水とした。1週間の尾懸垂後に解剖を行い、ヒラメ筋を単離した後、重量を測定した。ヒラメ筋重量を表6に示す。 表6より、尾懸垂群のヒラメ筋重量は、非尾懸垂群に対して有意に低く、尾懸垂により筋萎縮が引き起こされた。一方、試験食群のヒラメ筋重量は、尾懸垂群に対して有意に大きかった。したがって本試験において、上記ジュニパーベリー抽出物は、筋萎縮抑制剤として有効であることが明らかとなった。 また、単離したヒラメ筋の筋力をCannonらの方法(Biomed Sci Instrum、2005)に準じて測定した。筋力の結果を表7に示す。 表7より、非尾懸垂群のヒラメ筋重量当たりの筋力に対して、尾懸垂群は有意に低く、尾懸垂に伴い筋力が低下することを示した。また、試験食群の筋力は尾懸垂群に対して有意に高い値を示した。したがって本試験において、上記ジュニパーベリー抽出物は、筋力低下抑制剤として有効であることが明らかとなった。 次に、ヒラメ筋よりRNeasy Fibrous Tissue Mini Kit(Qiagen)を用いて、RNAサンプルを得た。各RNAサンプルを定量し、1反応あたりのRNA量を125ngとして反応液中(Reverse Transcriptase XL(タカラバイオ社)、1×PCR buffer II(アプライドバイオシステム社)、5mM MgCl2、1mM dNTP mix、2.5μM Oligo d〔T〕18(New England Biolabs社)、1U/mL RNase inhibitor(タカラバイオ社))で逆転写反応を行い、cDNAを得た。反応条件は42℃、10分間、52℃、30分間、99℃、5分間とした。 得られたcDNAを鋳型として、ABI PRISM 7700 Sequence Detector(アプライドバイオシステムズ社)により定量的PCRを行った。36B4mRNAの発現量を基準として補正し、非尾懸垂群を1とした際の相対的mRNA発現量として表した。プライマーとしてAtrogin−1((NM_026346、Forward:GCAGCAGCTGAATAGCATCCA(配列番号1)、Reverse:GGTGATCGTGAGGCCTTTGAA(配列番号2))、MuRF1(DQ229108、Forward:AATGTAGAAGCCTCCAAGGGC(配列番号3)、Reverse:CTGTCCCAAAGTCAATGGCC(配列番号4))を用いた。その結果を表8に示す。 表8より、非尾懸垂群のAtrogin−1やMuRF1遺伝子発現に対して、尾懸垂群は有意に高く、筋タンパク質分解が亢進することが示唆された。また、試験食群のAtrogin−1やMuRF1は尾懸垂群に対して有意に低い値を示した。したがって本試験において、上記ジュニパーベリー抽出物は、筋タンパク質分解抑制剤として有効であることが明らかとなった。製剤例処方例1 筋量増加用ゼリー食品 カラギーナンとローカストビーンガムの混合ゲル化剤0.65%、グレープフルーツの50%の濃縮果汁5.0%、クエン酸0.05%、ビタミンC0.05%、及びジュニパーベリー抽出物0.5%を混合し、これに水を加えて100%に調整し、65℃で溶解する。更に少量のグレープフルーツフレーバーを添加して85℃で5分間保持して殺菌処理後、100mLの容器に分注する。8時間静置して徐冷しながら5℃に冷却して、ゲル化させ、口に含んだ時に口溶け性が良好で、果実風味を有し食感良好なジュニパーベリーを含有するゼリー食品を得ることができる。処方例2 筋量増加用錠剤 アスコルビン酸180mg、クエン酸50mg、アスパルテーム12mg、ステアリン酸マグネシウム24mg、結晶セルロース120mg、乳糖274mg、及びジュニパーベリー抽出物440mgからなる処方(1日量2200mg)で、日本薬局方(製剤総則「錠剤」)に準じて錠剤を製造し、ジュニパーベリーを含有する錠剤を得ることができる。処方例3 筋量増加用ビタミン内服液 タウリン800mg、ショ糖2000mg、カラメル50mg、安息香酸ナトリウム30mg、ビタミンB1硝酸塩5mg、ビタミンB2 20mg、ビタミンB6 20mg、ビタミンC 2000mg、ビタミンE 100mg、ビタミンD3 2000IU、ニコチン酸アミド20mg、ジュニパーベリー抽出物50mgを適量の精製水に加えて溶解し、リン酸水溶液でpH3に調節した後、更に精製水を加えて全量を50mLとする。これを80℃で30分滅菌して、ジュニパーベリーを含有する筋量増加用飲料を得ることができる。処方例4 筋量増加用飲料 フルクトース4g、グルコース1g、ミネラル類0.60g、ビタミン類0.5g、ジュニパーベリー100mg、クエン酸ナトリウム2g、リンゴ酸100mg、カフェイン50mg、香料若干量に精製水を加え、常法に従い、ジュニパーベリー抽出物を含有する筋量増加用飲料(500mL)を得ることができる。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とするSRFシグナル活性化剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋量増加剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする速筋増加剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋分化促進剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋損傷抑制剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋力向上剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋萎縮抑制剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋力低下抑制剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする筋タンパク質分解抑制剤。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的SRFシグナル活性化方法。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋量増加方法。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的速筋増加方法。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋分化促進方法。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋損傷抑制方法。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋力向上方法。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋萎縮抑制方法。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋力低下抑制方法。 ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効量投与又は摂取することによる非治療的筋タンパク質分解抑制方法。 【課題】優れたSRFシグナル活性化作用を有し、且つ安全性が高い医薬品、医薬部外品、食品、飼料及びそれらに配合可能な素材を提供する。【解決手段】ジュニパーベリー抽出物、ユッカ抽出物、バジル抽出物、マスタードオイル、ムラサキトウモロコシ色素、トコフェロール類、及びクロロフィルから選ばれる一種以上を有効成分とする。【選択図】なし配列表


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