生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_魚皮由来コラーゲンの製造法およびそれを含有する化粧料組成物。
出願番号:2012181196
年次:2014
IPC分類:A61K 8/98,A61Q 19/00,A61K 8/65,A61K 8/64,A61K 8/97,A61K 8/67,A61K 8/73


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下芝 眞義 JP 2014031354 公開特許公報(A) 20140220 2012181196 20120802 魚皮由来コラーゲンの製造法およびそれを含有する化粧料組成物。 株式会社ドクターズキッツ 509302054 下芝 眞義 A61K 8/98 20060101AFI20140124BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20140124BHJP A61K 8/65 20060101ALI20140124BHJP A61K 8/64 20060101ALI20140124BHJP A61K 8/97 20060101ALI20140124BHJP A61K 8/67 20060101ALI20140124BHJP A61K 8/73 20060101ALI20140124BHJP JPA61K8/98A61Q19/00A61K8/65A61K8/64A61K8/97A61K8/67A61K8/73 4 書面 11 4C083 4C083AA071 4C083AA072 4C083AA111 4C083AD331 4C083AD411 4C083AD431 4C083AD641 4C083CC04 4C083EE12 蛋白質,例.ゼラチン,コラーゲン本発明は、条鰭綱(じょうきこう)スズキ目−サバ科−マグロ属(学名:genus Thunnus)に分類されるキハダマグロ、クロマグロ、ビンナガマグロ、コシナガマグル、メバチマグル、ミナミマグロ、タイセイヨウクロマグロの皮より製造されるコラーゲンを用い、これに炭酸水素ナトリウムとクエン酸を加えたのち、真空凍結乾燥(以下、フリーズドライ)して得られる組成物に、精製水、化粧水、美容液等を使用時に加え、化粧品、香粧品、(医薬部外品、医薬品)として使用することに関する技術。 化粧品とは、「人体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚や毛髪等を健やかに保つ為に、皮膚または毛髪に塗擦、散布などされる物。」と薬事法にある。コラーゲンは動物の皮膚および骨に存在し、ヒトでも皮膚の構造を支える役割を果たしているが、加齢とともに減少するとともに変化し、弾力性やハリなどに関する容貌の衰えをもたらす。コラーゲンは従来から皮膚の老化防止のため高い保湿効果を利用され広く湿潤剤として用いられているが、主にウシ、鶏やブタなどに由来する原料が多く、狂牛病の発生以来使用する際に懸念されている。一方魚類からのコラーゲンは溶解性や匂い、加工中の変色で問題が生じることが多く、化粧品にそのまま使用するには問題があった。 コラーゲン装飾リポソームからなる化粧料基材およびそれを含有する皮膚化粧料 コラーゲンの基礎 発明が解決しようとする課題 コラーゲンはバイオマテリアルとして、食品、医薬品から化粧品に至るまで幅広い分野で現在用いられている。本発明者らは、化粧品で通常使われている加水分解コラーゲンの濃度より、高濃度で使用できるコラーゲンを用いれば皮膚の保湿性をより高められるので、容易に水に溶解するコラーゲンを得る目的で検討を加えてきた。従来コラーゲンとしては豚皮由来や牛皮由来のものが最も多く供給されてきたが、加水分解を行い、酵素処理等で低分子量にするなどの化学的修飾をしなければ水溶性になりにくい問題があり、狂牛病問題が発生してから、サケ、マス、サメやヒラメなどの魚類からのコラーゲンへの変換が迫られている。また、このようなコラーゲンを塗布し美容の為に、優れた保湿効果のある製剤を求められている。 課題を解決するための手段 魚類コラーゲンから容易に水に溶解する高濃度なコラーゲンを、化粧料として使用できないかとの世に要求されており、本発明者らは鋭意検討した結果、マグロ皮から低温で抽出して得たコラーゲンを、炭酸水素ナトリウムおよびクエン酸存在下で真空凍結乾燥(フリーズドライ)処理することにより、無色、無臭で水溶性の綿状白色で高濃度なコラーゲン組成物として提供する事が可能となった。得られたコラーゲン組成物は、溶解用化粧水(以下、化粧水等)等と混合すると、容易に溶解し、肌に塗布し易い形態にすることができた。また、得られた組成物と化粧水等を混合したものを塗布、または散布した場合、高濃度のコラーゲンの保湿効果により皮膚を健やかに保ち、美化し、魅力を増し、容貌を変えることが可能となった。 発明の効果 コラーゲン組成物に対し、炭酸水素ナトリウムとクエン酸を加えて得た溶液物を、真空凍結乾燥処理して得ることを特長とした、容易に水に可溶化でき、白色綿状コラーゲン組成物で得られた組成物に、アスコルビン酸誘導体、加水分解コラーゲン、加水分解エラスチン、ヒアルロン酸ナトリウム、プロポリス類、ローヤルゼリー及び、植物抽出物を含有する化粧水を加えることにより得られる化粧料組成物を開発した。コラーゲンを製造する設備として、混合、撹拌、加熱、冷却、ろ過、充填、検査を行える設備とコラーゲンの真空凍結乾燥を行う設備、及び溶解液を製造する設備として混合、撹拌、加熱、冷却、ろ過、充填、検査を行える設備を要すること。本発明は、条鰭綱−スズキ目−サバ科−マグロ属(学名:genus Thunnus)に分類されるキハダマグロ、クロマグロの皮より主に製造されるコラーゲンを用い、真空凍結乾燥(以下、フリーズドライ)技術処理することにより、無臭で着色がない化粧品、香粧品、(医薬部外品、医薬品)用の原料とすることを目的とした。 [出発原料] マグロ魚皮由来のコラーゲンは、マグロ(キハダ・クロマグロ)を出発原料として使用して得られる。マグロは捕獲後、急速冷凍し、クリーンルーム工場等で、高度な技術により前処理され、その後、精製された皮からコラーゲンが抽出される。製造の方法は、マグロの魚皮の鱗、肉部を切り離し、加水後、ホモジナイザー等を用い、粉砕、撹拌したのち、遠心分離機で分離する公知の方法を活用する。そののち静置して上澄みを捨てる方法などで行う。この不溶解物よりさらに不純物を除くために、塩化ナトリウム、塩化カリウム、酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム等の塩溶液や、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、アンモニア水等の塩基性溶液或いは、エチレンジアミン2酢酸ナトリウム、エチレンジアミン4酢酸ナトリウム、フィチン酸、クエン酸等のキレート剤などを加えて攪拌し不溶解物を集める。 [具体例] 具体的に説明すると、マグロの皮(100kg)を5%に相当する塩化ナトリウムで脱脂し、3倍量(300kg)の0.1から2.0mol/lの希酢酸溶液で72時間浸水し膨純させ、遠心分離を行う。得られた組成物である精製マグロ魚皮に対し等倍量の精製水に浸し、45℃で1時間から10時間加熱し抽出を行う。抽出したものを精製水で透析し、等倍から10倍量の精製水を加水し冷却を行う。1%から10%の炭酸水素ナトリウム溶液を抽出したものに対して1%から20%加え冷却し、コラーゲン組成物を得る。 [化学装飾] 炭酸水素ナトリウム0.01〜0.1mol/lと無水クエン酸またはコハク酸などの有機酸0.01〜0.1mol/lとに対し上記方法にて得たコラーゲン組成物を加えて100mLとした。この時、pH(ペーハー)はおよそ4.0から7.0の範囲となる。全混合物の温度は45℃以下とした。これは、60℃以上で添加をすると炭酸水素ナトリウムが変化して、塩基性となる傾向が強くなる為である。その後冷却し、20℃付近でゲル化がはじまる。保存温度は10℃以下とした。 [凍結乾燥処理] 本発明で得られたコラーゲン組成物の水分を、凍結乾燥処理して水分を除去する。凍結乾燥法は水分を一旦氷の結晶(純枠の水分)として凍結させ、それを4.6mmHg(6.12hPa)以下の真空条件下で、エネルギーを加えて、昇華によって氷結晶を水蒸気に変え、除去する方法である。この場合、純粋な水だけが除去され、綿状のコラーゲン線維が生じる。 [化学装飾の根拠] コラーゲン組成物を凍結乾燥する際に、炭酸水素ナトリウムと有機酸を加えるのは、脱水された綿状のコラーゲンが、化粧品として使用時に化粧水を加えるとき、迅速に可溶化させるようにするためで、コラーゲンに関して化粧品としての使用前には、水分除去してあるので微生物発生を考慮する必要もなく使用時には、水に即ちに可溶化するので、混合後直ちに利用可能できる利点がある。 [添加する抽出液類] 凍結真空乾燥処理して得られた綿状のコラーゲン組成物は、アスコルビン酸塩類、ビスグリセリルアスコルビン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、加水分解エラスチン、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、アーティチョーク(チョウセンアザミ)、アイ(タデ藍)、アイリス(シロバナイリス、ニオイイリス、ニオイアヤメ、オリス)、アシタバ(明日葉)、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル(甘茶蔓)、アルテア(ビロウドアオイ、ウスベニタチアオイ、薄紅立葵、マシュマロウ)、アルニカ(アルニカ・モンタナ)、アロエ(アロエベラ、蘆薈、ロカイ)、アロエ(キダチアロエ、木立蘆薈、キダチロカイ、医者いらず)、アロエ(ケープアロエ、アロエフェロックス、青鰐、アオワニ、猛刺蘆薈)、イチョウ(銀杏、公孫樹)、ウイキョウ(茴香、フェンネル)、ウコン(鬱金、秋ウコン、ターメリック)、エイジツ(営実、野茨、ノイバラ)、エチナシ(エキナセア)、エンメイソウ(延命草、引起、ヒキオコシ)、オウゴン(黄金花、コガネバナ)、オウバク(黄柏、黄檗、キハダ)、オウレン(黄連、コプチス・キネンシス)、オトギリソウ(弟切草、小連翹、ショウレンギョウ)、オドリコソウ(踊子草)、オランダカラシ(クレソン、ミズガラシ)、オレンジ、海藻(褐藻、紅藻、緑藻、サガラメ、アイセニア、ヒバマタ、スサビノリ)カッコン(葛根、葛、クズ)、カミツレ(カモミラ、カモミール、カモマイル、ジャーマンカモマイル)、カワラヨモギ(河原艾、インチンコウ)、キイチゴ(木苺、ヨーロッパキイチゴ、ラズベリー)、キウイ(シナサルナシ)、キューカンバー(胡瓜、キュウリ、黄瓜)クチナシ(梔子、山梔子、サンシシ)クマザサ(隈笹、ヤキバザサ)クララ(苦参、クジン)グレープフルーツ、クレマティス、クロレラ、ゲンチアナ、コーヒー(コーヒーノキ、アラビアコーヒー)コタラヒムブツ(サラシアレチクラタ)ゴボウ(牛蒡、ウマフブキ、バードック)、コムギ(小麦)、コメ(米)コンフリー(ヒレハリソウ)サイシン(細辛、薄葉細辛、ウスバサイシン、ニホンサイシン)サクラ(染井吉野、ソメイヨシノ)サボンソウ(ソープワート、バウンシングベット)サンザシ(山査子)サンショウ(山椒)ジオウ(地黄、佐保姫)シコン(紫根、ムラサキ)シソ(紫蘇)シモツケソウ(セイヨウナツユキソウ、メドウスイート)シャクヤク(芍薬、チャイニーズペオニー)ショウキョウ(生姜、ショウガ、ジンジャー)ショウブ(菖蒲、カラマス)シラカバ(白樺、シラカンバ、バーチ)スイカズラ(金銀花、キンギンカ、吸い葛)スイカズラ(忍冬、ニンドウ)セージ(ヤクヨウサルビア)セイヨウオオバコ(西洋大葉子、オニオオバコ)セイヨウキズタ(西洋木蔦、アイビー)セイヨウサンザシ(西洋山査子、ホーソーン、メイフラワー)セイヨウシロヤナギ(西洋白柳、ホワイトウィロー)セイヨウナシ(西洋梨、ペア)セイヨウニワトコ(西洋庭常、エルダー)セイヨウノコギリソウ(西洋鋸草、ヤロウ、ミルフォイル、アキレア)ゼニアオイ(銭葵、薄紅葵、ウスベニアオイ、コモンマロウ)センキュウ、センブリ(千振、当薬、トウヤク)ソウハクヒ(桑白皮、真桑、マグワ)ダイズ(大豆、ソイビーン、納豆)タイソウ(大棗、棗、ナツメ、ジュジュベ)タイム(立麝香草、タチジャコウソウ、木立百里香、キダチヒャクリコウ)タンニン酸(五倍子、ゴバイシ、フシ)チャ(烏龍茶)チャ(紅茶)チャ(緑茶)チョウジ(丁子、チョウジノキ、クローブ、丁香)チンピ(陳皮)トウガシ(冬瓜子、トウガン)トウキ(当帰、ニホントウキ)トウキンセンカ(唐金盞花、キンセンカ、カレンデュラ、マリーゴールド)トウニン(桃仁、モモ、ピーチ)トウヒ(橙皮、橙、ダイダイ、ビターオレンジ)トウモロコシ(玉蜀黍、トウキビ、コーン)ドクダミ(十薬、ジュウヤク)トマト(アカナス)トルメンチラ(タチキジムシロ)ニーム(インドセンダン、メリア・アザジラクタ)ニンジン(人参、オタネニンジン、チョウセンニンジン、ヤクヨウニンジン、ジンセン)ニンニク(ガーリック、大蒜、タイサン)ノバラ(カニナバラ、ヨーロッパノバラ、ドックローズ、ローズヒップ)ハトムギ(ハトムギ、ヨクイニン、鳩麦)ハマメリス(アメリカマンサク、ウィッチヘイゼル)ヒオウギ(檜扇、カラスオウギ、ブラックベリーリリー、射干、ヤカン)ヒメフウロ(姫風露、ハーブロバート)ビルベリー(セイヨウスノキ、ワートルベリー、ハックルベリー)ビワ(ロークワット、枇杷葉、ビワヨウ)ブクリョウ(茯苓、マツホド)ブドウ(葡萄、グレープ、シャルドネ)プルーン(セイヨウスモモ、洋李)ヘチマ(糸瓜、イトウリ、トウリ、ローファ)ベニバナ(紅花、コウカ、サフラワー)ペパーミント(西洋薄荷、セイヨウハッカ)ボダイジュ(菩提樹、フユボダイジュ、リンデン)ボタンピ(牡丹皮、ボタン、ツリーペオニー)ホップ(西洋唐花草、セイヨウカラハナソウ)マツ(セイヨウアカマツ)マロニエ(セイヨウトチノキ、ホースチェストナット)メマツヨイグサ(イブニングプリムローズ、月見草)メリッサ(コウスイハッカ、セイヨウヤマハッカ、レモンバーム)モモ(ピーチ、桃葉、トウヨウ)ヤグルマギク(矢車菊、コーンフラワー)ユーカリ(ユーカリプタス、タスマニアンブルーガム)ユキノシタ(雪下、虎耳草、コジソウ)ユズ(柚子、柚)ヨモギ(モチグサ、蓬、艾葉、ガイヨウ)ライチ(茘枝)ラベンダー(トゥルーラベンダー、コモンラベンダー)ラン(デンドロビウム、レリオカトレヤ、ブラッソカトレヤ)リンゴ(林檎、アップル)ルイボス(アスパラサスリネアリス、ルーイボッシュ)レモン(檸檬)レモングラス(レモンガヤ)レンゲソウ(蓮華草、ゲンゲ、ミルクベッチ、紫雲英)ローズマリー(マンネンロウ、迷迭香、メイテツコウ)ローマカミツレ(ローマンカモミール)ワイルドタイム(ヨウシュイブキジャコウソウ)、セイヨウキズタエキス、ブドウ葉エキス、ローヤルゼリー、プロポリス、カルニチン、フラガリアチロエンシス果汁、などの抽出液から選択して配合し、クエン酸、クエン酸ナトリウムなどで調整した化粧水、美容液等と混合することで高い保湿性を有する皮膚化粧料となる。前記成分の抽出液の化粧料への配合量は0.01%から1%である。 [コラーゲンの比較] コラーゲンの原料としてマグロ魚皮に注目したのは、マグロの皮のアミノ酸構成比がヒトに近い組成を示し、ヒト皮膚での保湿効果が高くなるからである。 [マグロコラーゲンのアミノ酸分析値] グリシンが340/1000K・Daと多いこと、チロシンが少なくシスチンが痕跡程度しかないことなどは、コラーゲン純度が高い事。イミノ酸(ヒドロキシプロリンとプロリン)が220/1000K・Da以上である。 マグロコラーゲン組成物と溶解用化粧水の溶解性を図で示したものである。製造工程を示したものである。マグロコラーゲンのアミノ酸分析値である。ヒトコラーゲンの組成αl(III)とブタ皮ウシ皮サケ皮の比較である。 フリーズドライ製法までの工程。具体的に説明すると、マグロの皮100kgを5%に相当する塩化ナトリウムで脱脂し、3倍量(300kg)の0.1から2.0mol/lの希酢酸溶液で72時間浸水し膨純させ、遠心分離を行う。得られた組成物である精製マグロ魚皮に対し等倍量の精製水に浸し、45℃で1時間から10時間加熱し抽出を行う。抽出したものを精製水で透析し、等倍から10倍量の精製水を加水し冷却を行う。1%から10%の炭酸水素ナトリウム溶液を抽出したものに対して1%から20%加え冷却し、コラーゲン組成物を得る。 [0018]の方法にて得たコラーゲン組成物に対し、水を等倍から5倍量加え、炭酸水素ナトリウム0.01〜0.3mol/lと無水クエン酸0.01〜0.3mol/lをコラーゲン組成物に投入し100%とする。pHはおよそ3.5から6.5の範囲となるが、混合する際の温度は45℃以下とした。保存温度は10℃とした。当該コラーゲン組成物を容器に充填し、4.6mmHg(6.12hPa)以下の真空条件下の凍結乾燥法で処理をすると、容器中に綿状の白色のコラーゲン線維(0.05g〜0.5g/15mL容積中)が得られる。 [利用分野]利用分野としては、化粧品、医薬部外品、医薬品、食品、食品添加剤、土壌改良剤、などが考えられる。 Kg キログラム(重量値)% パーセント(百分率)mL ミリリットル(容積値)mol/l モルパーリットル(1リットル中の分子量)K・Da キロダルトン(分子量単位 1Da=1amu=1.66053873×10‐27kg)pH ペーハーmmHg ミリメートルエイチジーhPa ヘクトパスカル マグロの魚皮から希酢酸で抽出して得られるコラーゲン組成物を中和し、真空凍結乾燥処理してコラーゲン組成物を綿状とし、肌に塗布時に化粧水等と混合して得る化粧料組成物。 マグロの魚皮の重量に対して0.1から2.0mol/lの希酢酸溶液を等倍から10倍量を加え、15℃以下で1時間から72時間撹拌抽出し、生成した組成物に塩化ナトリウムを1から10wt%加えた生成物に、精製水で透析を行い、加水して得た請求項1のコラーゲン組成物。 コラーゲン組成物に対し、炭酸水素ナトリウムとクエン酸を加えて得た溶液物を、真空凍結乾燥処理して得ることを特長とした、容易に水に可溶化できる、白色綿状コラーゲン組成物。 [請求項3]で得られた組成物に、アスコルビン酸誘導体、加水分解コラーゲン、加水分解エラスチン、ヒアルロン酸ナトリウムまたは植物抽出物を含有する化粧水を加えることにより得られる化粧料組成物。 【課題】魚皮由来コラーゲンの製造方法およびそれを含有する化粧料組成物を提供する。【解決手段】マグロの皮(100kg)を5%に相当する塩化ナトリウムで脱脂し、3倍量(300kg)の0.1から2.0mol/lの希酢酸溶液で72時間浸水し膨純させ、遠心分離を行う。得られた組成物である精製マグロ魚皮に対し等倍量の精製水に浸し、45℃で1時間から10時間加熱し抽出を行う。抽出したものを精製水で透析し、等倍から10倍量の精製水を加水し冷却を行う。1%から10%の炭酸水素ナトリウム溶液を抽出したものに対して1%から20%加え冷却し、コラーゲン組成物を得る。【選択図】なし


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