生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_家畜の乳質改善剤
出願番号:2012164031
年次:2013
IPC分類:A23K 1/16,A23K 1/18,A61K 31/7016,A61P 15/14


特許情報キャッシュ

佐藤 幹 小原 嘉昭 渡辺 圭 中野 兼一 JP 2013223481 公開特許公報(A) 20131031 2012164031 20120724 家畜の乳質改善剤 明治飼糧株式会社 592172574 松本 久紀 100097825 松本 紀一郎 100137925 水野 基樹 100158698 佐藤 幹 小原 嘉昭 渡辺 圭 中野 兼一 A23K 1/16 20060101AFI20131004BHJP A23K 1/18 20060101ALI20131004BHJP A61K 31/7016 20060101ALI20131004BHJP A61P 15/14 20060101ALI20131004BHJP JPA23K1/16 303DA23K1/18 BA61K31/7016A61P15/14 171 13 OL 9 2B005 2B150 4C086 2B005BA03 2B005BA05 2B150AA01 2B150AA04 2B150AB07 2B150AB10 2B150DC13 4C086AA01 4C086AA02 4C086EA01 4C086MA01 4C086MA04 4C086MA52 4C086NA14 4C086ZC62 本発明は、家畜の乳質改善剤等に関する。詳細には、家畜の乳中の体細胞数を減少させ、併せて乳房炎の予防及び/又は治療を行い、その乳質を改善する剤及び方法等に関する。 家畜、特に哺乳動物に属する家畜では、分娩前後において免疫能の低下、そしてそれに伴う乳房炎などの感染症の罹患、肝機能の低下による代謝障害など様々な周産期疾病の発生が課題となっている。 例えば、乳牛の乳房炎は、酪農産業において最も重要な疾病であり、長年にわたり乳房炎の診断・予防・治療法について多くの研究がなされてきたが解決に至っていない。乳房炎の原因は、主として乳腺からの細菌感染であり、その原因菌は大腸菌、黄色ブドウ球菌、連鎖球菌などがある。また、その発症時期は乾乳期と分娩直後に多いことが知られている。これに対しては様々な水際防除対策(飼育環境の清潔化など)が行われているが、発症してしまうと最終的には発症牛の淘汰、廃用および盲乳といった処置を施すことで対応しているのが現状である。つまり、この乳房炎の予防・治療法の確立は酪農経営上非常に重要な課題であるが、いまだ困難な問題として残されている。 乳房炎の診断法としては、乳汁中の体細胞数の測定が一般的であり、乳牛検定の中に取り入れられている。体細胞数は、本来、乳房炎の予防対策を通じた乳質改善を図るための指標であったが、近年、生乳取引や乳代配分の基準として用いられている。体細胞数が基準より高いと課徴金を課せられることから、家畜乳中の体細胞数の増加は酪農経営における圧迫要因となっている。 これらから、当業界においては、簡便且つ効率的であり安全性も高い新たな家畜の乳中体細胞数低減、乳房炎予防・治療、乳質改善ができる成分等の開発が強く求められている。 一方、トレハロースは微生物や昆虫などにも含まれる天然に広く存在する二糖類で、αグルコース2分子が1−1グリコシド結合したものであり、高純度のトレハロースを大量にそして安価に生成する技術も開発されている。 また、トレハロースは非常に安定な物質で、冷凍耐性、変色の抑制、デンプンやタンパク質変性の抑制、抗酸化能などの様々な機能が知られており、食品や化粧品など幅広い分野で利用されている。 牛などの家畜に対するトレハロースの効果に関しては、トレハロースを肉牛(肥育牛)に給与することによって肉色を良好なものとすると共にドリップ量を低減させ、牛の肉質を改善することが知られている(特許文献1)。また、トレハロース給与による家畜やペットの成長促進、糞性状の改善、家畜・家禽などの肉質(色、つや)を改善する効果も知られている(特許文献2)。更に、牛、山羊、羊と行った哺乳動物に対しトレハロースを給与することによって乳量を増加させ、更に乳中のカルシウム濃度を安定させることが知られている(特許文献3)。 しかし、トレハロースの経口投与又は給与によって家畜乳中の体細胞数を減少させることや、乳房炎の予防・治療効果に関しては現在までのところ知られていない。また、トレハロースが乳牛の乳汁中の抗酸化活性を改善し、酸化ストレスを抑えるのに効果的なサプリメントとなりうる可能性があることも報告されているが(非特許文献1)、ここでも、トレハロースの経口投与又は給与により乳牛の乳中の体細胞数を減少させることや、乳房炎の予防・治療効果についての調査はなされていない。特開2007−097409号公報特開2008−019236号公報特開2007−319156号公報Journal of Dairy Science 93;4189−4195(2010) 本発明は、食品としての家畜の乳の重要性に鑑み、その品質の向上と安定化を行うことで国民のQOL向上に貢献するため、家畜乳中の体細胞数を減少させ、その乳質を改善することが可能な成分又は剤、方法等の提供を目的としてなされたものである。併せて、この成分又は剤を用いて、ストレスが掛かりやすい気象条件や飼養条件下においても体細胞数が少なく品質が良い乳を生産し、乳房炎の予防及び/又は治療が可能な剤、方法等の提供を目的としてなされたものである。 上記目的を達成するため、本発明者らは鋭意研究の結果、トレハロースの経口投与又は給与が家畜乳中の体細胞数に与える影響を検討し、トレハロース経口投与又は給与によりその乳中体細胞数が減少することを見出した。そして、これらの有用新知見に基づき、更に研究を進めた結果、トレハロースを有効成分とする、家畜乳中の体細胞数を減少させ、乳房炎の予防及び/又は治療する、家畜の乳質改善剤、方法等である本発明を完成するに至った。 すなわち、本発明の実施形態は次のとおりである。(1)トレハロースを有効成分として含有すること、を特徴とする家畜の乳質改善剤。(2)乳質改善が、家畜の乳中の体細胞数を減少させること、を特徴とする(1)に記載の剤。(3)トレハロースを有効成分として含有すること、を特徴とする家畜の乳房炎予防及び/又は治療剤。(4)家畜に対して、トレハロースが乾乳期(つまり分娩60日前)から分娩後50日までのいずれかで経口投与されるように用いられることを特徴とする、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の剤。(5)家畜に対して、トレハロースが乾乳期(つまり分娩60日前)から分娩後50日まで継続して経口投与されるように用いられることを特徴とする、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の剤。(6)家畜が、牛(特に、ホルスタイン種などの乳牛)、羊、山羊から選ばれる少なくともひとつであること、を特徴とする(1)〜(5)のいずれか1つに記載の剤。(7)トレハロースを家畜に経口投与又は給与すること、を特徴とする家畜の乳質改善方法。(8)乳質改善が、家畜の乳中の体細胞数減少であること、を特徴とする(7)に記載の方法。(9)トレハロースを家畜に経口投与又は給与すること、を特徴とする家畜の乳房炎予防及び/又は治療方法。(10)家畜に対して、トレハロースを乾乳期(つまり分娩60日前)から分娩後50日までのいずれかで経口投与又は給与することを特徴とする、(7)〜(9)のいずれか1つに記載の方法。(11)家畜に対して、トレハロースを乾乳期(つまり分娩60日前)から分娩後50日まで継続して経口投与又は給与することを特徴とする、(7)〜(9)のいずれか1つに記載の方法。(12)家畜が、牛(特に、ホルスタイン種などの乳牛)、羊、山羊から選ばれる少なくともひとつであること、を特徴とする(7)〜(11)のいずれか1つに記載の方法。(13)(7)〜(12)のいずれか1つに記載の方法を適用された家畜から得られた、体細胞数20万個/ml未満、更には体細胞数10万個/ml以下に乳質が改善された家畜の乳。(14)(1)〜(6)のいずれかに1つ記載の剤を経口投与すること、を特徴とする家畜の乳質改善方法、又は、家畜の乳房炎予防及び/又は治療方法。 本発明によれば、家畜乳中の体細胞数を簡便且つ安全に減少させ、その乳質を改善することができる。さらに、ストレスが掛かりやすい気象条件や飼養条件下、産褥期(乳牛であれば分娩後21日間程度)などにおいても体細胞数が少なく品質が良い乳を生産する家畜を効率的に飼育できる。これにより、酪農経営上非常に重要な課題である家畜の乳房炎予防及び/又は治療を安全性が高く簡便且つ効率的な方法ですることが可能となり、潜在性乳房炎(乳汁や乳房などに異常が認められないが軽微な炎症を起こしている状態)に対しても効果的である。ホルスタイン種乳牛へのトレハロースの投与が、産褥期の乳汁中の体細胞数に及ぼす影響を示すグラフである。左側が対照群(トレハロース無投与)、右側がトレハロース群(トレハロース投与)を表し、縦軸が乳汁中の体細胞数(Somatic Cell Count;SCC)、横軸が分娩後日数を示す。なお、グラフ中の黒丸は初産、白抜き丸は経産を示す。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明においては、有効成分としてトレハロース(α,α−トレハロース、α,β−トレハロース、β,β−トレハロースから選ばれる少なくともひとつ)を使用する。トレハロースは純品乾燥物が使用できることはもちろんのこと、その粗精製物(ペースト化物、希釈物、乳化物、懸濁物など)も使用可能である。また、デンプンやデキストリン等の賦形剤を加えて顆粒化したり、タブレットにしたりして製剤化したものも使用可能である。さらには、ルーメンで分解されないように油脂等でコーティング(バイパス化)したものも使用可能である。なお、トレハロースはルーメンで比較的分解されにくいため、このような加工を行わずに投与しても基本的には問題はない。 本発明の対象動物は、哺乳動物に属する家畜である。特に、その乳あるいは乳加工品が食用となる家畜が好適例として示され、例えば、牛(特にホルスタイン種、ジャージー種などの乳牛)、羊、山羊などであるが、これに限定されるものではない。その他、馬、水牛、ラクダ、ヤクなども例示され、その乳を食用としない家畜(豚など)を対象としても構わない。 トレハロースは、これを有効成分として、そのまま飼料添加物、飼料、飼料組成物、動物医薬、促進剤(増強剤)、その他の剤として使用することができる。また、常用される飼料成分を添加、混合して、飼料添加物、飼料、飼料組成物を提供することも可能であり、さらには、トレハロースを有効成分とする動物医薬製剤としても提供することができる。この場合は、動物医薬製剤の常法にしたがって製剤化すればよく、他の生理機能を有する有効成分を併用することもできる。 本有効成分は、種々の形態で経口投与され、その投与形態としては例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロッブ剤等による経口投与などをあげることができる。これらの各種製剤は、常法に従って主薬に賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、溶解補助剤、懸濁剤、コーティング剤などの動物医薬の製剤技術分野において通常使用しうる既知の補助剤を用いて製剤化することができる。なお、トレハロース純品乾燥物(粉末、結晶など)をそのまま製剤として用いることも可能である。 なお、このようにして製剤化したものは、飼料組成物として使用することも充分可能であって、それ自体を飼料として直接家畜に給与することもできるし、飼料添加剤として他の飼料原料に添加、混合して用いることも可能である。 トレハロースの経口投与又は給与量としては、動物の体重1kgあたり0.01〜1.0g/日(好ましくは、動物の体重1kgあたり0.05〜0.4g/日)で、乾乳期より分娩後40〜50日までのいずれかで経口投与又は給与するのが好ましく、特に、乾乳期より分娩後40〜50日まで継続して(毎日連続して)経口投与又は給与するのがより好ましい。トレハロースの経口投与又は給与量が当該範囲より多い場合には、その効果という点において特段の問題はないが、当該範囲より少ない場合には、本発明の効果が十分発揮されない恐れがあるため好ましくない。例えば、乳牛(体重500〜1000kg程度)を例とすると、1日あたり10〜500g/頭、好ましくは50〜200g/頭が好適な経口投与又は給与量として示される。 トレハロースの経口投与又は給与時期は、例えば乳牛においては1頭あたり1日10〜500gのトレハロースを乾乳期(おおよそ分娩60日前〜分娩まで、特に、分娩60日前〜分娩3週間前までの乾乳前期)から、乾乳後期(分娩3週間前〜分娩まで)も含め、分娩後40〜50日までのいずれか1日以上(非連続的に投与又は給与することも含まれる)、あるいは、継続して(毎日連続して)経口投与されるように用いられることが好適例として示される。なお、この期間の前後に併せて投与又は給与を行ってもよい。他の家畜においても、その体重や乳牛の乾乳期に準ずる期間を勘案して設定すれば良いが、乳牛も含め上記期間以外での経口投与又は給与を完全に除外するものではない。 本発明は、トレハロースの有効性(機能性)を家畜を用いて直接確認した点に大きな特徴を有するものである。具体的には、トレハロースを実際に家畜に経口投与し、その乳中の体細胞数、乳房炎感染の有無を解析し、その生理作用を家畜生体において直接確認した点においてきわめて特徴的であると言える。 そして、本発明は、トレハロースが家畜乳中の体細胞数を減少させ、乳房炎の予防及び/又は治療をし、その乳質を改善するという新しい用途があることをはじめて見出したものであって、つまり、本発明は、家畜の乳質改善剤というトレハロースの新規用途発明であると言うことも出来る。 なお、家畜乳の「乳質改善」とは、乳中の乳成分、生菌数、体細胞数、塵埃、風味の少なくともひとつを好適化することを意味し、この中で体細胞数(例えば好中球、リンパ球、マクロファージなど)及び生菌数(つまり細菌数)は乳房炎と直接的、間接的に深く関わった非常に重要な指標である。そして、これらを低減させることが乳質改善に強く寄与し、例えば牛乳の体細胞数においては、10万/ml以下が通常値、20万/mlが上限値とされている(好ましいのは20万/ml未満)。 以下、本発明の実施例について述べるが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内においてこれらの様々な変形が可能である。 乾乳前期(概ね分娩60日前)のホルスタイン種乳牛40頭を供試した。対照群(トレハロース無投与群、23頭)と試験群(トレハロース投与群、17頭)の2群に分け、試験群に対してのみ乾乳前期から分娩後40日まで通常の飼料(TMR:混合飼料)にトレハロース純品乾燥物50gを添加して与え、分娩後40日目までにおける乳中の体細胞数に与える影響を調査した。 なお、1日1頭あたりの経口投与又は給与メニューについては、次に示すとおり行った。I:乾乳前期(分娩60〜22日前まで) チモシー2番乾草 5kg チモシー1番細断サイレージ 21kg 大豆皮 1kgII:乾乳後期(分娩21日前〜分娩まで) チモシー2番乾草 5kg チモシー1番細断サイレージ 15kg 大豆皮 1kg 圧ペンコーン 2kgIII:産褥期(分娩〜分娩後40日) チモシー1番細断サイレージ 10kg コーンサイレージ 20kg しょうゆ粕 2kg 道東ネオ19 7.5kg 大豆皮 3kg 乾熱大豆 1kg ウルカル(化石サンゴパウダー;コーラルインターナショナル株式会社製品)100g エムイースト(イーストカルチャー;明治飼糧株式会社製品) 100g ※道東ネオ19の成分は以下の通りである。 粗タンパク質 19.00% 以上 粗脂肪 2.00% 以上 粗繊維 10.00% 以下 粗灰分 10.00% 以上 カルシウム 0.50% 以上 りん 0.40% 以上 可消化養分総量 73.00% 以上 結果を図1に示した。その結果、対照群においては、その乳中の体細胞数が20〜239万個/mlと上昇しているものも多く見られるのに対し、トレハロース群の乳中体細胞数は初産、経産のいずれも全てが20万個/ml以下であって、乳中体細胞数が20万個/mlを超える個体は見られなかった。各群の乳中体細胞数の平均値は、対照群が29.8万個/ml、トレハロース群8.3万個/mlであった。 この結果から、ホルスタイン種乳牛へのトレハロースの経口投与又は給与が、初産、経産にかかわらずその乳中の体細胞数を減少させ、産褥期の乳房炎を予防できるだけでなく乳房炎感染を未然に防ぐこと、その乳質を顕著に改善できることが示された。 なお、本発明を要約すれば次のとおりである。 すなわち、本発明は、家畜(乳牛、羊、山羊など)の乳中の体細胞数を減少させ、その乳質を改善することが可能な、ストレスが掛かりやすい気象条件や飼養条件下においても体細胞数が少なく品質が良い乳を生産し、乳房炎の予防及び/又は治療が可能な剤及び方法等を提供することを目的とする。 そして、家畜へのトレハロースの経口投与又は給与により、その家畜の乳中の体細胞数(例えば、好中球、リンパ球、マクロファージなど)を減少させ、乳房炎の予防及び/又は治療をし、その乳質を改善することができる。 トレハロースを有効成分として含有すること、を特徴とする家畜の乳質改善剤。 乳質改善が、家畜の乳中の体細胞数を減少させること、を特徴とする請求項1に記載の剤。 トレハロースを有効成分として含有すること、を特徴とする家畜の乳房炎予防及び/又は治療剤。 家畜に対して、トレハロースが乾乳期から分娩後50日までのいずれかで経口投与されるように用いられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の剤。 家畜に対して、トレハロースが乾乳期から分娩後50日まで継続して経口投与されるように用いられることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の剤。 家畜が、牛、羊、山羊から選ばれる少なくともひとつであること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の剤。 トレハロースを家畜に経口投与又は給与すること、を特徴とする家畜の乳質改善方法。 乳質改善が、家畜の乳中の体細胞数減少であること、を特徴とする請求項7に記載の方法。 トレハロースを家畜に経口投与又は給与すること、を特徴とする家畜の乳房炎予防及び/又は治療方法。 家畜に対して、トレハロースを乾乳期から分娩後50日までのいずれかで経口投与又は給与することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。 家畜に対して、トレハロースを乾乳期から分娩後50日まで継続して経口投与又は給与することを特徴とする、請求項7〜9のいずれか1項に記載の方法。 家畜が、牛、羊、山羊から選ばれる少なくともひとつであること、を特徴とする請求項7〜11のいずれか1項に記載の方法。 請求項7〜12のいずれか1項に記載の方法を適用された家畜から得られた、体細胞数20万個/ml未満に乳質が改善された家畜の乳。 【課題】家畜(乳牛、羊、山羊など)の乳中の体細胞数を減少させ、その乳質を改善することが可能な、ストレスが掛かりやすい気象条件や飼養条件下においても体細胞数が少なく品質が良い乳を生産し、乳房炎の予防及び/又は治療が可能な剤及び方法等を提供する。【解決手段】家畜へのトレハロースの経口投与又は給与により、その家畜の乳中の体細胞数(例えば、好中球、リンパ球、マクロファージなど)を減少させ、乳房炎の予防及び/又は治療をし、その乳質を改善することができる。【選択図】なし


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