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タイトル:公開特許公報(A)_油性固形化粧料
出願番号:2012078455
年次:2013
IPC分類:A61K 8/89,A61Q 1/04,A61K 8/895,A61K 8/893,A61K 8/892,A61K 8/894,A61K 8/31,A61K 8/37,A61K 8/44


特許情報キャッシュ

溝部 由利香 成 恵美 嶋田 英美 北村 三矢子 JP 2013209296 公開特許公報(A) 20131010 2012078455 20120330 油性固形化粧料 株式会社コーセー 000145862 溝部 由利香 成 恵美 嶋田 英美 北村 三矢子 A61K 8/89 20060101AFI20130913BHJP A61Q 1/04 20060101ALI20130913BHJP A61K 8/895 20060101ALI20130913BHJP A61K 8/893 20060101ALI20130913BHJP A61K 8/892 20060101ALI20130913BHJP A61K 8/894 20060101ALI20130913BHJP A61K 8/31 20060101ALI20130913BHJP A61K 8/37 20060101ALI20130913BHJP A61K 8/44 20060101ALI20130913BHJP JPA61K8/89A61Q1/04A61K8/895A61K8/893A61K8/892A61K8/894A61K8/31A61K8/37A61K8/44 11 OL 18 4C083 4C083AA122 4C083AB152 4C083AB172 4C083AB212 4C083AB222 4C083AB232 4C083AB242 4C083AB322 4C083AB432 4C083AB442 4C083AC011 4C083AC012 4C083AC022 4C083AC112 4C083AC302 4C083AC332 4C083AC342 4C083AC352 4C083AC371 4C083AC372 4C083AC391 4C083AC392 4C083AC402 4C083AC421 4C083AC422 4C083AC442 4C083AC661 4C083AC662 4C083AC792 4C083AC852 4C083AC862 4C083AD022 4C083AD042 4C083AD151 4C083AD152 4C083AD161 4C083AD162 4C083AD172 4C083AD212 4C083AD221 4C083AD222 4C083AD262 4C083AD332 4C083AD491 4C083AD492 4C083AD512 4C083BB12 4C083BB13 4C083CC11 4C083CC12 4C083CC13 4C083CC14 4C083CC32 4C083DD11 4C083DD21 4C083DD30 4C083EE06 本発明は、(a)非揮発性液状シリコーン油と、(b)架橋型オルガノポリシロキサンと、(c)ワセリン、ダイマー酸エステル、アジピン酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ラウロイルグルタミン酸エステル、ジペタエリトリット脂肪酸エステルから選ばれる、25℃において半固形状の油剤を2種以上とを配合することを特徴とする油性固形化粧料に関し、更に詳細には本発明の化粧料は、密着感がありながら、軽く柔らかい使用感が得られ、膜の均一性が得られ、化粧持ちに優れる油性固形化粧料に関する。 従来、油性化粧料は、肌への密着感や化粧持ちを期待され使用されてきた。口唇化粧料では、高粘度の炭化水素油を用いて、密着感と化粧持ちを具現化し、更に化粧膜のツヤを得る技術がある。しかし、高粘度の炭化水素油は、伸び広がりが悪く、化粧膜のベタツキが生じ、軽く柔らかい使用感を得ることはできなかった。 特定の融点を持つペースト状油分を配合し、混合油分の粘度を限定して、塗布時のつやと化粧持ちを両立させた技術が検討されてきた。(例えば、特許文献1参照)特開2009−73797号公報 しかしながら、ペースト状油剤のもつべたつきが生じ、ツヤと化粧持ちは良いが、使用感の点で満足のいくものではなかった。よって、密着感があり軽く柔らかい使用感が両立し、化粧膜が均一な化粧料の実現には至っていないのが現状である。 本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を行った結果、成分(a)と(b)を配合することにより、半固形油の持つベタツキ感を低減することができ、(c)の半固形油を2種以上を配合することにより、更に軽く柔らかい使用感と密着感が両立し、塗布時に、肌や口唇のしわや凹凸を埋めて油性化粧料の均一な膜が形成され、化粧持ちに優れることを見出し、本発明を完成させるに至った。 すなわち、本発明は、次の成分(a)〜(c);(a)非揮発性液状シリコーン油(b)架橋型オルガノポリシロキサン(c)ワセリン、ダイマー酸エステル、アジピン酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ラウロイルグルタミン酸エステル、ジペタエリトリット脂肪酸エステルから選ばれる、25℃において半固形状の油剤の2種以上を配合することを特徴とする油性固形化粧料に関する。 密着感がありながら、軽く柔らかい使用感が得られ、膜の均一性が得られ、化粧持ちに優れる油性固形化粧料に関する。 本発明の詳細について以下に説明する。 本発明に用いられる成分(a)成分の非揮発性液状シリコーン油は、成分(b)と異なるもので、25℃において液状であれば、特に限定されず、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等が挙げらる。 成分(a)は、25℃での粘度が6〜500mm2/sの直鎖シリコ−ン等の非揮発性液状シリコーン油を選択することにより、伸び広がりがより良好な油性固形化粧料を得ることができる。 このような成分(a)は、市販品として、シリコンKF−96(6cs)、(10cs)、(20cs)、(30cs)、(50cs)、(100cs)(以上すべてジメチコン)、KF−53(フェニルトリメチコン)、KF−54(ジフェニルジメチコン)、KF−56(ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン)、(以上すべて信越化学工業社製)のほか、FZ−3156(トリメチルペンタフェニルトリシロキサン)、(以上、東レ・ダウコーニング社製)が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。 成分(a)の配合量としては、0.1〜30質量%(以下、単に「%」と記す。)であると、軽く柔らかい使用感と膜の均一性が向上するため好ましく、さらに0.5〜20%であると効果が更に向上するため好ましい。 本発明に用いられる成分(b)成分の架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、通常化粧料に汎用されているものであれば特に限定されず、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、ポリメチルシルセスキオキサン、架橋型シリコーン・網状型シリコーン共重合体等をあげることができる。 部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物としては、ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物であり、特公平8−6035号公報等に記載されているものが例示される。 部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる重合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、R22SiO単位及びR2SiO1.5単位よりなり、R23SiO0.5単位及び/又はSiO2単位を含んでいても良い。式中のR2は水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等などのアリール基、及びビニル基等の脂肪族不飽和基などが例示され、同種又は異なった種類であっても良く、具体的には、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーなどの部分架橋型メチルポリシロキサン、(ジメチコン/フェニルジメチコン)クロスポリマーなどの部分架橋型メチルフェニルポリシロキサン、ジメチコンコポリオールクロスポリマーなどの部分架橋型ポリエーテル変性シリコーン、部分架橋型アルキル変性シリコーン、(ラウリルジメチコン・PEG)クロスポリマーなどの部分架橋型アルキル・ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、例えば、INCI名称で、 (ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー、 (PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー、(ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー等が挙げられる。 部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、固体状態で配合することも可能であるが、成分(a)や他の油剤で膨潤させた状態で化粧料に存在させると、膜の均一性の点でこのましい。また、この部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物は、成分(a)や他の油剤との混合物として市販されていることが多いが、その場合は、成分(b)は成分(a)で潤膨された状態にある。本発明では、この市販された状態のものも使用できる。市販品としては、架橋型メチルポリシロキサンとジメチルポリシロキサンの混合物として、KSG−6、KSG−15、KSG−16、架橋型メチルフェニルポリシロキサンとフェニルトリメチコンの混合物として、KSG−8、KSG−18、架橋型ポリエーテル変性シリコーンとジメチルポリシロキサンの混合物として、KSG−21、架橋型アルキル・ポリエーテル変性シリコーンと油剤の混合物として、KSG−31、KSG−32、KSG−33、KSG−34、架橋型アルキル変性シリコーンと油剤の混合物として、KSG−41、KSG−42、KSG−43、KSG−44(以上、信越化学工業社製)等が挙げられる。 ポリメチルシルセスキオキサンとしては、粉体のものが膜の均一性の点で好ましく、市販品として、TOSPERAL150KA、TOSPEARL2000B*(ポリメチルシルセスキオキサン)、(以上、モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)等が挙げられる。 架橋型シリコーン・網状型シリコーン共重合体としては、粉体のものが膜の均一性の点で好ましく、例えば、INCI名称で、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー等が挙げられる。 また、市販品としては、KSP−100、KSP−101、KSP−102(以上すべて(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー)、KSP−300(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、等が挙げられる。 前記成分(b)の架橋型オルガノポリシロキサンが、INCI名称で、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー、(ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー、ポリメチルシルセスキオキサン、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーから選ばれる1種又は2種以上であると、軽く柔らかい使用感が得られ、化粧膜の均一性および密着感の点で特に好ましい。 成分(b)の架橋型オルガノポリシロキサンは、その1種又は2種以上用いることができる。 成分(b)の配合量としては、0.1〜30%が、軽く柔らかい使用感が得られ、化粧膜の均一性および密着感の点で好ましく、更に0.5〜20%であると効果が更に向上するため好ましい。尚、油剤で膨潤せしめて配合する場合は、固形分の量とする。 本発明に使用される成分(c)のワセリン、ダイマー酸エステル、アジピン酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ラウロイルグルタミン酸エステル、ジペタエリトリット脂肪酸エステルから選ばれる、25℃において半固形状の油剤を2種以上配合することによって、軽く柔らかいのびと密着感の両立が実現する。また、融点は、25〜60℃であると軽く柔らかい使用感と密着感が両立する点で好ましい。 成分(c)のワセリンとしては、35〜60℃の融点を持つものであり、市販品としては、例えばSNOW WHITE SPECIAL(WHITE SPECIAL(Sonneborn Refined Products社製)、ノムコートW(日清オイリオ社製)等が挙げられる。 成分(c)のダイマー酸エステルとしては、主としてリノール酸を2〜3分子重合し得られたダイマー酸と、フィトステロール、イソステアリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコールからなる混合アルコールとのエステルである。市販品としては、INCI名称ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)であるPLANDOOL−S、PLANDOOL−H、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)であるPLANDOOL−G(以上すべて日本精化社製)等が挙げられる。 本発明に使用される成分(c)のアジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステルとしては、混合脂肪酸ジグリセリンとアジピン酸とのジエステルである。主として、カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸による混合脂肪酸ジグリセリンとアジピン酸とのジエステルであり、粘着性の半固形状油剤である。特にビスジグリセリルポリアシルアジペート−2が本発明において好適に使用できる。市販品としては、例えばSOFTISAN649(ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2)(SASOL社製)等が挙げられる。 成分(c)のショ糖脂肪酸エステルとしては、スクロースと、ステアリン酸、イソステアリン酸やヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸とのエステルが好ましい。 成分(c)のラウロイルグルタミン酸エステルとしては、N−ラウロイル−L−グルタミン酸等の長鎖アシルアミノ酸と、コレステロール、フィトステロール等のステロール類とベヘニルアルコール、オクチルドデシルアルコール等の高級アルコール類とのジエステルである。このような長鎖アシルアミノ酸ステロール誘導体の具体例として、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル)または、またはN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)等が挙げられる。市販品としては、エルデュウPS−304(N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル)),エルデュウPS−306(N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル))、(以上すべて味の素社製)等を用いることができる。 成分(c)のジペンタエリトリット脂肪酸エステルとしては、ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸、ロジン酸、ベヘン酸、安息香酸、エチルヘキサン酸等の脂肪酸とジペンタエリトリットのエステルである。市販品としては、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチルである、コスモール168AR、コスモール168ARV、(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチルコスモール168EV(日清オイリオ社製)等が挙げられる。 成分(c)の配合量としては、0.2〜50%であると、軽く柔らかい使用感が得られ、化粧膜の均一性および密着感に優れ、化粧持ちが良い点で好ましく、更に1〜25%であると効果が更に向上するため好ましい。 本発明の油性固形化粧料に、更に成分(d)のワックスを配合することにより化粧持ちと形状安定性が格段に向上する。 本発明に使用される成分(d)のワックスは、25℃において固体状のものであれば、特に限定されず、具体的には、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、セレシンワックス、オゾケライトワックス等の炭化水素類や、ミツロウ、ゲイロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス等のロウ類、ステアリルジメチコン、ステアロキシトリメチルシラン等のシリコン誘導体ワックスを挙げることができ、これら1種又は2種以上を配合することができる。 成分(d)の配合量としては、1〜20%であると化粧持ちや形状安定性の点で好ましく、更に1〜10%であると、軽く柔らかい使用感も向上するため好ましい。 本発明の油性固形化粧料に配合される成分(a)、(b)および(c)は、(a):(b):(c)=0.5〜10:1:2〜20の質量比で配合されると、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさの点で好ましい。 本発明の油性固形化粧料には、上記の(a)〜(c)の必須成分に加え、本発明の効果を妨げない範囲で、油性成分、油ゲル化剤、粉体およびそれらの表面処理物、界面活性剤、水性成分、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、防腐剤、色素、香料等、通常化粧料に配合される他の成分を配合することができる。 油性成分としては、成分(a)〜(d)以外で、化粧料に一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。 具体的には、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒマシ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ホホバ油、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、2−エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、ロジン酸ペンタエリスリチル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、フィトステロール脂肪酸エステル、トリグリセライド、リンゴ酸ジイソステアリル、トリメリト酸トリデシル等のエステル類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、蔗糖脂肪酸エステル、デキストリン脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、12−ヒドロキシステアリン酸等の油性ゲル化剤類等が挙げられ、これらを1種又は2種以上用いることができる。 粉体成分としては、成分(b)以外で、化粧料に一般に使用される粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的に例示すれば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等の合成樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、シルク粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、必要に応じて、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等を用いて、公知の方法により表面処理を施したり、更に複合化したものを用いても良い。 界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられる。 水性成分としては、水の他に、例えば、エチルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1、2−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。 紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系等の紫外線吸収剤や、4−tert−ブチル−4'−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等が挙げられ、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等が挙げられ、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が挙げられ、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられ、防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2ペンタジオール等が挙げられる。 本発明の油性固形化粧料は、特に限定されないが、化粧持続効果に優れることからメーキャップ化粧料に有利である。具体的には、アイライナー、アイカラー、ファンデーション、コンシーラー、ほほ紅、口紅等があげられる。中でも、今回顕著な効果である軽く柔らかい使用感、密着感、化粧膜の均一性、化粧持ちは、特に口唇用化粧料では重要な効果であるため好ましい。 本発明の油性固形化粧料は、常温で流動性を有しないものであり、油剤を主成分とする油性、外層を油剤の連続相とする油中水型に適用されうるが、水の配合量が1%以下である実質的に水を含まない油性が好ましい。 以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。 実施例1〜9及び比較例1〜4:油性固形口紅(固形状) 下記表1に示す処方の油性固形口紅を調製し、軽く柔らかい使用感、密着感、化粧膜の均一性、化粧持ちについて下記の方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。*1:PERFORMALENE655(ニュ−フェーズテクノロジー社製)*2:EP−700(Baker Petrolite社製)*3:パールリーム18(日油社製)*4:シリコンKF−96(10CS)(信越化学工業社製)*5:AEROSIL R−976S(日本アエロジル社製)*6:FLAMENCO GOLD 220C(BASF社製)(製造方法)A.成分(1)〜(12)を110℃まで加熱し、均一溶解する。B.Aに成分(13)〜(21)をAに加え、均一に混合する。C.Bを容器に充填して口紅を得た。(評価方法) 下記評価項目について下記方法により評価を行った。(評価項目)イ.軽く柔らかい使用感ロ.密着感 ハ.化粧膜の均一性ニ.化粧持ちのよさ イ〜ニの項目について、各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。パネル各人が下記絶対評価基準にて7段階に評価し評点をつけ、各試料についてパネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。イについては、各試料の塗布時の伸び広がりが軽く柔らかいかどうか、ロについては密着感があるかどうか、ハについては、均一な化粧膜を形成するかどうかを使用時に評価した。なお、ニについては各試料を塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、6時間後に化粧膜がどれだけ残っているかどうか等を評価した。 絶対評価基準(評点):(評価) 6 :非常に良い 5 :良い 4 :やや良い 3 :普通 2 :やや悪い 1 :悪い 0 :非常に悪い4段階判定基準(判定):(評点の平均点) ◎ :5点を超える :非常に良好 ○ :3.5点を超え5点以下 :良好 △ :1点を超え3.5点以下 :やや不良 × :1点以下 :不良 表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜9の口紅は、比較例1〜4の口紅に比べ、密着感および化粧持ちに優れ、軽く柔らかい使用感伸び広がり、化粧膜の均一性に優れたものであった。 一方、成分(c)のペースト状油剤を配合していないか、配合しても1種である比較例1、比較例2では、密着感がなく化粧持ちが悪く、使用感は重く、化粧膜の均一性においても劣っていた。 また、成分(a)の非揮発性液状シリコーン油を配合しない比較例3では、特に使用感が重くなり、密着感や化粧持ち、化粧膜の均一性においても劣っていた。 また、成分(b)の架橋型オルガノポリシロキサンを配合していない比較例4では、使用感が重くなり、化粧膜の均一性も得られず、密着感および化粧持ちにおいても劣るものであった。実施例10:油性ファンデーション(成分) (%)1.ポリエチレンワックス*1 32.パラフィンワックス*7 23.ステアリン酸イヌリン 54.パルミチン酸デキストリン 85.トリイソステアリン酸グリセリル 106.トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量7.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとメチルポリシロキサンの混合物*8 58.ジメチルポリシロキサン*9 59.デカメチルシクロペンタシロキサン 2010.メタクリル変性メチルポリシロキサン溶液*10 111.ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン*11 212.ダイマージリノール酸(フィトステリル/ イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 313.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ (フィトステリル/オクチルドデシル) 314.酸化チタン 1215.ベンガラ 0.516.黄酸化鉄 217.黒酸化鉄 0.218.球状ポリスチレン(粒径10μm) 519.セスキオレイン酸ソルビタン 0.220.ジプロピレングリコール 0.521.フェノキシエタノール 適量*7:PARACERA256(PARAMELT社製)*8:KSG−16(信越化学工業社製)*9:SH200C FLUID6CS(東レ・ダウコーニング社製)*10:KP−545(信越化学工業社製)*11:KF−6038(信越化学工業社製)(製造方法)A:成分(1)〜(13)を90℃にて加熱溶解後、成分(14)〜(19)を加え均一分散する。B:Aに成分(20)〜(21)を加え均一に混合後、脱泡して金皿に充填し、油性ファンデーションを得た。 本発明の油性ファンデーションは、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。実施例11:スティック状コンシーラー(成分) (%)1.パラフィンワックス*7 52.ポリエチレンワックス*1 43.キャンデリラワックス*12 24.ステアリルジメチコン 7.55.トリイソステアリン酸グリセリル 残量6.トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 207.ジフェニルジメチコン*13 58.酢酸液状ラノリン 109.(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー 210.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル) 411.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル 112.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 513.酸化チタン 2014.黄酸化鉄 215.ベンガラ 0.516.黒酸化鉄 0.217.マイカ 718.フェノキシエタノール 適量*12:高融点キャンデリラワックスFR100(日本ナチュラルプロダクツ社製)*13:KF−54(信越化学工業社製)(製造方法)A:成分(1)〜(7)を100℃にて混合溶解する。B:Aに成分(8)〜(18)を90℃にて均一に混合する。C:Bを3本ローラーにて処理する。D:Cを脱泡し、85℃にてカプセルに溶解充填後、4℃にて冷却。スティック状コンシーラーを得た。 本発明のスティック状コンシーラーは、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。実施例12:リップグロス(油性固形皿流し込み状)(成分) (%)1.合成ワックス*14 82.水添ポリイソブテン*3 103.リンゴ酸ジイソステアリル 残量4.流動パラフィン 105.N−ラウロイル−L−グルタミン酸(フィトステリル/オクチルドデシル) 56.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 157.ワセリン 58.ジフェニルジメチコン*13 19.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン) クロスポリマー 210.煙霧状シリカ*15 511.赤202号 212.黄色4号 1.213.酸化チタン 0.614.黒酸化鉄 0.1815.シリコーン3%処理酸化チタン被覆ガラスフレーク 3*14:CIREBELLE108(CIREBELLE社製)*15:AEROSIL300(日本アエロジル社製)(製造方法)A:成分(1)〜(8)を110℃に加温して溶解する。B:Aに(9)〜(15)を加え、均一に混合する。C:Bを脱泡後、90℃にて口紅容器に充填して製品とする。 本発明のリップグロスは、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。 実施例13:口紅(油性固形皿流し込み状)(成分) (%)1.(エチレン/プロピレンコポリマー)*2 42.トリメリト酸エステル*16 153.トリイソステアリン酸ジグリセリル 154.重質流動イソパラフィン 155.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 106.ワセリン 57.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 28.ジメチコン*4 49.p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル 0.110.リンゴ酸ジイソステアリル 残量11.酸化チタン被覆ガラス末*17 1*16:LIPONATE TDTM(リポケミカルズ社製)*17:メタシャインMT1080RR(日本板ガラス社製)(製造方法)A:成分(1)〜(4)を110℃に加温して溶解する。B:Aに(5)〜(10)を加えて80℃で溶解し均一に混合する。B:Bに成分11を加えて均一に混合する。C:Cを脱泡後、90℃にて皿に流し込み室温まで冷却して製品とする。 本発明の皿状口紅は、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。実施例14:ドーム状チーク(成分) (%)1.カルナウバワックス*18 102.合成ワックス*14 103.ロジン酸ペンタエリスリット 74.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル) 35.ジイソステアリン酸ポリグリセリル 106.トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 107.流動パラフィン 残量8.ジメチルポリシロキサン*9 39.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル 110.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 811.合成金雲母(平均粒子径30μm) 0.512.タルク 1013.セリサイト 1514.有機変性粘土鉱物 0.515.赤色226号 116.黄色4号アルミニウムレーキ 217.黒色酸化鉄 0.218.香料 適量19.1.2−ペンタンジオール 適量*18:精製カルナウバワックスNo1(セラリカ野田社製)(製造方法)A:成分(1)〜(9)を100℃にて均一溶解する。B:Aに成分(10)〜(19)を加え均一に混合分散する。C:Bを脱泡後、金皿に流し込み、冷却固化してケーキ状チークを得た。 本発明のドーム状チークは、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。実施例15:油性アイシャドウ(成分) (%)1.シリコーン処理(3%)タルク 52.シリコーン処理(2%)マイカ 153.球状シリカ(粒径12μm) 24.チッ化ホウ素*19 55.シリコーン処理(3%)酸化チタン処理合成金雲母*20 106.結晶セルロース 37.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 28.赤色226号 0.59.群青 0.510.オゾケライトワックス*21 811.イヌリンステアリン酸エステル 3.512.トリイソステアリン酸ジグリセリル 513.トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量14.デカメチルシクロペンタシロキサン 1015.ジフェニルジメチコン*13 316.ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール 517.ステアリルジメチコン 1018.12−ヒドロキシステアリン酸 0.519.流動パラフィン 520.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル 221.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 322.パラオキシ安息香酸メチル 適量*19:SHP−6(水島合金鉄社製)*20:プロミネンスSF(日本光研社製)*21:OZOKERITE WAX SP−273P(STARAHL & PITSCH社製)(製造方法)A:成分(1)〜(9)を均一に混合する。B:成分(10)〜(22)を90℃にて均一に溶解後、Aを加えて均一に混合分散する。C:Bを容器に溶融充填して、皿流し込みの油性アイシャドウを得た。 本発明の油性アイシャドウは、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。 実施例16:油性アイライナー(固形状)(成分) (%)1.シリコーン樹脂*22 52.デカメチルシクロペンタシロキサン 53.ジメチルポリシロキサン*9 54.トリ2―エチルヘキサン酸グリセリル 残量5.パラフィンワックス*7 1.56.マイクロクリスタリンワックス 0.57.ラウロイルリシン粉末*23 68.ポリメチルシルセスキオキサン 29.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとデカメチルシクロペンタシロキサンの混合物*24 2310.(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマーとトリ2−エチルヘキサン酸グリセリルの混合物*25 611.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 112.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 113.酸化チタン 0.414.黒酸化鉄 15*22:SILFORM FLEXIBLE RESIN(モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製)*23:アミホープLL(板状、平均粒子径:長径12μm、短径10μm、厚さ0.4μm、味の素社製)*24:KSG−15(信越化学工業社製)*25:KSG−43(信越化学工業社製)(製造方法)A.成分(1)〜(6)を100℃まで加熱し、均一溶解する。B.Aに成分(7)〜(14)を加え均一に分散する。C.Bを100℃にて加熱溶解し、金皿に流し込み、冷却固化して油性アイライナーを得た。 本発明の油性アイライナーは、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。 実施例17:スティック状リップクリーム(成分) (%)1.コメヌカロウ*26 52.合成ワックス*27 53.キャンデリラワックス*12 24.デカイソステアリン酸ポリグリセリル 15.ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 56.ワセリン 167.α−オレフィンオリゴマー*28 58.トリイソステアリン酸ジグリセリル 残量9.(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマーとメチルフェニルポリシロキサン混合物*29 210.パラオキシ安息香酸メチル 0.111.酸化亜鉛 112.酸化チタン 0.113.黄色4号 0.114.ヒアルロン酸 0.1*26:TOWAX−3P3(融点70〜83℃、東亜化成社製)*27:CIREBELLE109L(CIREBELLE社製)*28:SILKFLO364NF(LIPO CHEMICALS INC社製)*29:KSG−18(信越化学工業社製)(製造方法)A:成分(1)〜(8)を100〜110℃にて均一に溶解する。B:Aに成分(9)〜(14)を加え、均一に混合分散する。C:Bを脱泡後、100℃に加熱した後スティック状口紅容器に流し込み、冷却後、リップクリームを得た。 本発明のスティック状リップクリームは、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。 実施例18:アイクリーム(油性固形スティック状)(成分) (%)1.合成ワックス*27 82.ポリブテン 53.炭酸ジアルキル(C14,15) 304.トリメリト酸のエステル*16 155.ジフェニルジメチコン*13 16.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) 107.イソオクタン酸エチル 残量8.ジイソステアリン酸ジグリセリル 109.N−ラウロイルL−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル) 510.セリサイト 411.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 112.煙霧状シリカ 0.513.雲母チタン 514.ジプロピレングリコール 0.515.1,3−ブチレングリコール 116.香料 0.1(製造方法)A:成分(1)〜(9)を110℃に加温して溶解する。B:Aに成分(10)〜(16)を加えて均一に混合する。C:Bを脱泡後、90℃にて容器に流し込み室温まで冷却して製品とする。 本発明のアイクリームは軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。 実施例19:ヘアワックス (成分) (%)1.流動パラフィン 残量2.ジステアルジモニウムヘクトライト 53.1,3−ブチレングリコール 24.防腐剤 0.15.パラフィンワックス*2 3 6.マイクロクリスタリンワックス 47.ポリエチレンワックス*1 18.ワセリン 249.N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステイル/ベヘニル) 210.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとメチルポリシロキサンの混合物*8 311.モノステアリン酸ポリエチレングリコール 612.タルク 2713.香料 0.3(製造方法)A:成分(1)〜(4)を均一に分散する。B:Bに(5)〜(11)を加えて均一に混合する。(温度100℃)C:Bに(12)、(13)を加えてよく分散する。 本発明のヘアワックスは、軽く柔らかい使用感、化粧膜の均一性、密着感、化粧持ちのよさのすべて点で満足のいくものであった。 次の成分(a)〜(c);(a)非揮発性液状シリコーン油(b)架橋型オルガノポリシロキサン(c)ワセリン、ダイマー酸エステル、アジピン酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ラウロイルグルタミン酸エステル、ジペタエリトリット脂肪酸エステルから選ばれる、25℃において半固形状の油剤2種以上を配合することを特徴とする油性固形化粧料。 更に、成分(d)として、ワックスを配合することを特徴とする請求項1に記載の油性固形化粧料。 前記成分(b)の架橋型オルガノポリシロキサンが、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー、(ラウリルジメチコン/ポリグリセリン−3)クロスポリマー、ポリメチルシルセスキオキサンから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の油性固形化粧料。 前記成分(b)の架橋型オルガノポリシロキサンを、油剤で膨潤せしめて配合することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の油性固形化粧料。 前記成分(b)の架橋型オルガノポリシロキサンが、粉体であることを特徴とする請求項1〜3に記載のいずれかに記載の油性固形化粧料。 前記成分(c)のダイマー酸エステルが、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性固形化粧料。 前記成分(c)のアジピン酸エステルが、ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性固形化粧料。 前記成分(c)のショ糖脂肪酸エステルが、ステアリン酸、イソステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸から選ばれる1種または2種以上とショ糖とのエステルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性固形化粧料。 前記成分(c)のラウロイルグルタミン酸エステルが、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベヘニル)から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性固形化粧料。 前記成分(c)のジペタエリトリット脂肪酸エステルが、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチルから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の油性固形化粧料。 前記油性固形化粧料が口唇用化粧料であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の油性固形化粧料。 【課題】 本発明は、密着感がありながら、軽く柔らかい使用感が得られ、膜の均一性が得られ、化粧持ちに優れる油性固形化粧料を提供するものである。【解決手段】 成分(a)〜(c);(a)非揮発性液状シリコーン油、(b)架橋型オルガノポリシロキサン、(c)ワセリン、ダイマー酸エステル、アジピン酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ラウロイルグルタミン酸エステル、ジペタエリトリット脂肪酸エステルから選ばれる、25℃において半固形状の油剤2種以上を配合することを特徴とする油性固形化粧料に関するものである。【選択図】なし


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