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タイトル:公表特許公報(A)_親油性の乳化剤および疎水性変性された多糖により安定化させた油中水(W/O)型エマルション
出願番号:2010538709
年次:2011
IPC分類:A61K 8/06,A61K 8/37,A61K 8/73,A61Q 19/00


特許情報キャッシュ

ラルカ・ローラン JP 2011506556 公表特許公報(A) 20110303 2010538709 20081217 親油性の乳化剤および疎水性変性された多糖により安定化させた油中水(W/O)型エマルション ロレアル 391023932 村山 靖彦 100108453 志賀 正武 100064908 渡邊 隆 100089037 実広 信哉 100110364 ラルカ・ローラン FR 0760167 20071220 US 61/021,047 20080115 FR 0851016 20080218 A61K 8/06 20060101AFI20110204BHJP A61K 8/37 20060101ALI20110204BHJP A61K 8/73 20060101ALI20110204BHJP A61Q 19/00 20060101ALI20110204BHJP JPA61K8/06A61K8/37A61K8/73A61Q19/00 AP(BW,GH,GM,KE,LS,MW,MZ,NA,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZM,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),EP(AT,BE,BG,CH,CY,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,FR,GB,GR,HR,HU,IE,IS,IT,LT,LU,LV,MC,MT,NL,NO,PL,PT,RO,SE,SI,SK,TR),OA(BF,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GQ,GW,ML,MR,NE,SN,TD,TG),AE,AG,AL,AM,AO,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BH,BR,BW,BY,BZ,CA,CH,CN,CO,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DO,DZ,EC,EE,EG,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,GT,HN,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KM,KN,KP,KR,KZ,LA,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LY,MA,MD,ME,MG,MK,MN,MW,MX,MY,MZ,NA,NG,NI,NO,NZ,OM,PG,PH,PL,PT,RO,RS,RU,SC,SD,SE,SG,SK,SL,SM,ST,SV,SY,TJ,TM,TN,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VC,VN,ZA,ZM,ZW EP2008067768 20081217 WO2009080657 20090702 25 20100812 4C083 4C083AA082 4C083AB362 4C083AC012 4C083AC122 4C083AC262 4C083AC352 4C083AC401 4C083AC421 4C083AC422 4C083AC432 4C083AC441 4C083AD211 4C083AD241 4C083AD261 4C083AD282 4C083CC05 4C083CC23 4C083DD32 4C083EE01 4C083EE06 4C083EE07 4C083EE12 本発明の分野は、油中水型エマルションの形態の安定な組成物に関する。 本発明の組成物は天然であることが好ましい。 用語「天然の組成物」は、本発明によれば、石油化学または合成由来の成分とは対照的に、主として、またはむしろ限定的に天然由来の成分を含む組成物を意味することを意図とする。 本発明は特に、油相中に分散した水相を含み、 a)少なくとも1つのポリオールの脂肪酸エステル、ならびに、 b)イヌリン、セルロースおよびその誘導体、デンプンおよび寒天、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの疎水性変性された多糖を含有する油中水型エマルションの形態の組成物に関する。 特に、ポリオールの脂肪酸エステルは、ジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4である。 本発明の組成物は、石油化学および/または合成の性質の脂肪性物質(シリコーン、分枝状炭化水素および環状シリコーン等の合成由来の揮発性油)が全く存在しなくても、長期間非常に安定であり、使用感がよいという利点を有する。 この組成物は、特に化粧品および/または皮膚科学の分野において使用でき、特に、皮膚および/またはその付属器に施用された際に柔らかい感触をも付与する、皮膚および/またはその付属器用のケアおよび/またはメイクアップおよび/または化粧落とし製品を構成する。 用語「皮膚」は、頭皮および半粘膜(唇)をも意味することを意図とする。 用語「付属器」は、特に髪、睫毛および爪を意味することを意図とする。 天然由来の成分に基づく組成物、特に美容組成物は、需要が増えている。しかし、「総天然の」、即ち、特に合成由来の成分を含まない組成物の調製は、長期安定性の観点および施用時の知覚特性の観点の両方において製剤化時に問題を引き起こす。さらに、長期安定性および施用時の知覚特性は、安定化がより困難であり、概して施用時の感触が油っぽく、重く、べとつくことが知られている油中水型エマルションにとって非常に重要である。 また、合成の脂肪性物質(環状シリコーンまたは分枝状炭化水素等)を含まない油中水型エマルションは、概して、施用時に石鹸状となり、皮膚上で重く、べとつき、ざらざらする。 したがって、特に天然であり、長期間安定であり、石鹸性作用(皮膚への施用時における白色の薄膜)を伴うことなく、施用時にいくらかの軽さおよび柔らかさ等の心地よい化粧特性を提供する油中水型エマルションの形態の組成物に対する必要性が依然として存在する。 用語「長期安定性」は、本明細書中において、油中水型エマルションを均質で一様にし、37℃において少なくとも2カ月間、更には45℃において2カ月間、相分離(水相と油相との分離)しないまたは油を放出しない油中水型エマルションとする能力を意味することを意図とする。出願US2005/0031580特許出願US4367390特許出願EP863145特許出願EP517104特許出願EP570838特許出願EP796851特許出願EP775698特許出願EP878469特許出願EP933376特許EP669323特許US2463264出願US5237071出願US5166355出願GB2303549出願DE19726184出願EP893119出願WO93/04665特許出願DE19855649文献FR-A-2,570,377文献EP-A-199636文献EP-A-325540文献EP-A-402072文献EP-A-325540文献EP-A-402072 本出願人は、予想外にも、少なくとも1つの特定の疎水性変性された多糖と組み合わせた、ポリオールの脂肪酸エステルの使用、特にジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4の使用により、長期間安定であり、良好な知覚特性、特に、 - シリコーンまたは他の合成由来の揮発性油の非存在下においても、施用時にほとんど白くならない特性、 - 最終的に皮膚を柔らかくする特性を有する、W/Oエマルションを得ることができることを示した。 本発明の組成物は、化粧品または皮膚科学の分野、特にスキンケア、光防御、メイクアップまたは化粧落としの分野において特に有利である。 本発明は特に、油相中に分散した水相を含み、 a)少なくとも1つのポリオールの脂肪酸エステル、ならびに、 b)イヌリン、セルロースおよびその誘導体、デンプンおよび寒天、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの疎水性変性された多糖を含有する油中水(W/O)型エマルションの形態の組成物に関する。 本発明は特に、 a)少なくとも1つのポリオールの脂肪酸エステルを含有する油性連続相、 b)水相、ならびに、 c)イヌリン、セルロースおよびその誘導体、デンプンおよび寒天、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの疎水性変性された多糖を含む油中水(W/O)型エマルションの形態の組成物に関する。 水相は撹拌により油相中に分散させる。 通例、疎水性変性された多糖は水相中に含まれる。ある特定の場合(例えば、疎水性変性されたイヌリンの場合)、疎水性の多糖は乳化前に油相中に分散させてもよい。 ポリオールの脂肪酸エステル 本発明において、用語「ポリオールの脂肪酸エステル」は、脂肪酸(または脂肪酸ポリマー)とポリオールとのエステルであって、脂肪酸がC6〜C22、好ましくはC16〜C20のアルキル鎖を含み、ポリオールがグリセリン、ポリグリセリンおよびソルビタン、ならびにそれらの混合物から選択されるようなものを意味することを意図とする。脂肪酸は、ポリヒドロキシステアリン酸(12-ヒドロキシステアリン酸のポリマー)の場合のように、ポリマーの形態であってもよい。 ある特定の実施形態によれば、ポリオールの脂肪酸エステルは、グリセリンおよび/またはソルビタンのC16〜C20脂肪酸エステル、ならびにそれらの混合物である。 直鎖状または分枝状のC16〜C20鎖を有する脂肪酸の例としては、ステアリン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸およびパルミチン酸が挙げられる。C16〜C20脂肪酸ポリマーの例としては、ポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)が挙げられる。 好ましくは、ステアリン酸、イソステアリン酸、ポリ(12-ヒドロキシ酸)およびそれらの混合物を使用できる。 用語「ポリグリセリン」は、式、 (式中、縮合度nは1〜11、好ましくは2〜6、更に好ましくは3〜6の範囲である)の化合物を意味することを意図とする。 ある特定の実施形態によれば、ポリオールの脂肪酸エステルは、ポリオール2〜10モル(単位)、好ましくはポリオール2〜4モル、特にグリセリン2〜4単位またはポリグリセリン(グリセリン、ジ-、トリ-、テトラ-、ペンタ-、オリゴグリセリン)の混合物を含有する。 更に好ましくは、ポリオールの脂肪酸エステルは、ポリオール4モル(または単位)、特にグリセリン4モル(または単位)を含有する。 ある好ましい実施形態によれば、前記ポリオールの脂肪酸エステルはまた、炭素原子2〜16個、好ましくは炭素原子8〜14個を含有するジカルボン酸、例えばアゼライン酸、セバシン酸またはドデカン二酸等、好ましくはセバシン(C10)酸と、ポリオールとの脂肪酸エステルである。 本発明の組成物中に使用できるポリオールの脂肪酸エステルの例としては、ポリオールのイソステアリン酸エステルおよびそれらの混合物、特にグリセリンのおよび/またはソルビタンのイソステアリン酸エステル、例えばIsolan G134(登録商標)の名称でGoldschmidt社から販売されているポリグリセロール化された(4モル)イソステアリン酸エステル(INCI名:イソステアリン酸ポリグリセリル-4)、Lameform TGl(登録商標)の名称でCognis社から販売されているポリグリセロール化された(3モル)ジイソステアリン酸エステル;Emalex PGSA(登録商標)の名称で日本エマルジョン社から販売されているポリグリセロール化された(2モル)ジステアリン酸エステル;ニッコールデカグリン(Nikkol decaglyn)1-ISの名称で日本サーファクタント社から販売されているポリグリセロール化された(10モル)モノイソステアリン酸エステル(INCI名:イソステアリン酸ポリグリセリル-10);イソラン(Isolan)GPSの名称でGoldschmidt社から販売されているジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4;アラセル(Arlacel)986の名称でICI社から販売されている製品等のイソステアリン酸ソルビタンとイソステアリン酸グリセリルとの混合物、アラセル1690の名称でUniqema社から販売されているイソステアリン酸ソルビタンとイソステアリン酸ポリグリセリル(3モル)との混合物、およびそれらの混合物が挙げられる。 本発明において好ましいポリグリセリンの脂肪酸エステルとしては特に、Isolan GI34(登録商標)の名称でGoldschmidtから販売されているポリグリセロール化された(4モル)イソステアリン酸エステル(INCI名:イソステアリン酸ポリグリセリル-4)、Isolan GPS(登録商標)の名称でGoldschmidtから販売されているジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4、Arlacel 1690(登録商標)の名称でUniqema社から販売されているイソステアリン酸ソルビタンとイソステアリン酸ポリグリセリル(3モル)との混合物、およびそれらの混合物が挙げられる。 本発明のある好ましい実施形態によれば、本発明におけるポリオールの脂肪酸エステルは、ポリグリセリンの混合物を、(i)1〜10、好ましくは2〜8、更に好ましくは2〜5単位のポリグリセリン(好ましくは4単位)を有するポリヒドロキシステアリン酸;(ii)炭素原子2〜16個、好ましくは炭素原子4〜14個を含有する、直鎖状または分枝状の脂肪族ジカルボン酸(好ましくはセバシン酸);および(iii)炭素原子6〜22個、好ましくは炭素原子16〜20個を含有する、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状の脂肪酸(好ましくはイソステアリン酸)によりエステル化して得られた、ポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)およびジカルボン酸とのエステルである。 有利には、ポリグリセリン混合物のエステル化度は20%〜40%、好ましくは40%〜70%である。 このようなポリグリセリンのポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)エステルは、出願US2005/0031580に記載されている。 ある好ましい実施形態によれば、ポリオールの脂肪酸エステルは、ポリグリセリンの混合物を、(i)ポリグリセリン2〜5単位を有するポリヒドロキシステアリン酸、(ii)炭素原子4〜14個を含有する、直鎖状または分枝状の脂肪族ジカルボン酸、および(iii)炭素原子16〜20個を含有する、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状の脂肪酸によりエステル化して得られた、ポリ(12-ヒドロキシステアリン酸)およびジカルボン酸とのエステルである。 好ましくは、ポリオールの脂肪酸エステルは、ポリグリセリンの混合物を、(i)ポリグリセリン2〜5単位(好ましくは4単位)を有するポリヒドロキシステアリン酸、(ii)炭素原子4〜14個を含有する、直鎖状または分枝状の脂肪族ジカルボン酸(好ましくはセバシン酸)、および(iii)炭素原子16〜20個を含有する、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状の脂肪酸(好ましくはイソステアリン酸)によりエステル化して得られた、ポリヒドロキシステアリン酸およびジカルボン酸とのエステルである。 ポリグリセリンのポリヒドロキシステアリン酸エステルの好ましい例としては、式、 (PHSはポリヒドロキシステアリン酸を表し、ISはイソステアリン酸を表す)のジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4が挙げられる。 このような化合物は、出願US2005/0031580に従って調製され、Isolan GPS(登録商標)の名称でGoldschmidt(Degussa)社から販売されている。 更に好ましくは、Isolan GPS(登録商標)の名称でGoldschmidtから販売されているジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4を本発明の組成物中に使用することができる。 本発明の組成物中のポリオールの脂肪酸エステルの含有量は、本発明の組成物の水相および油相の含有量に適合するよう調節されよう。 ポリオールの脂肪酸エステルの含有量は、特に、組成物の総重量に対して0.1重量%〜15重量%、特に組成物の総重量に対して0.5重量%〜15重量%、好ましくは1重量%〜5重量%、更に好ましくは1.5重量%〜3.5重量%の範囲となろう。 疎水性変性された多糖 本発明における用語「疎水性変性された多糖」は、特に、疎水性の鎖で変性された、特に前記多糖の親水性のバックボーン上に疎水性の鎖をグラフト化することにより変性された、多糖を意味することを意図とする。 本発明の組成物の疎水性変性された多糖は、イヌリン、セルロースおよびその誘導体(例えば、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等)、デンプンおよび寒天、ならびにそれらの混合物から選択される。 好ましくは、イヌリン、セルロースおよびその誘導体、ならびにそれらの混合物を使用できる。 疎水性変性されたイヌリン 第1の実施形態によれば、本発明において使用される多糖は、フルクタン、特にイヌリンから選択される。 フルクタンまたはフルクトサンは、フルクトースとは異なる1つまたは複数の糖残基と任意選択で結合した一連の無水フルクトース単位を含むオリゴ糖または多糖である。フルクタンは、直鎖状または分枝状のいずれであってもよい。フルクタンは、植物もしくは微生物源から直接得られた生成物であってもよいし、または分別、合成もしくは加水分解、特に酵素加水分解によって鎖長が変更されている(増加しているまたは減少している)生成物であってもよい。フルクタンは概して、2〜約1000、好ましくは2〜約60の重合度を有する。 フルクタンの3つの群が際立っている。第1の群は、フルクトース単位の大部分がβ-2-1結合により結合している生成物に対応する。これらは、本質的にはイヌリン等の直鎖状のフルクタンである。 第2の群もまた直鎖状のフルクトースに対応するが、フルクトース単位は本質的にβ-2-6結合により結合している。これらの生成物はレバンである。第3の群は、混合フルクタン体、即ちβ-2-6およびβ-2-1配列を有するフルクタンに対応する。これらは、本質的にはグラミナン等の分枝状のフルクタンである。 本発明の組成物中に使用されるフルクタンはイヌリンである。イヌリンは、例えばチコリーから、ダリアから、またはキクイモから得ることができる。好ましくは、本発明の組成物中に使用されるイヌリンは、例えばチコリーから得られる。 本発明の組成物中に使用される多糖、特にイヌリンは、疎水性変性されている。特に、これは、フルクタンの親水性のバックボーン上に疎水性の鎖をグラフト化することにより得られる。 フルクタンの主鎖上にグラフト化させることのできる疎水性の鎖は、特に、アルキル、アリールアルキル、アルキルアリールまたはアルキレン基等の炭素原子1〜50個を含有する、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状の炭化水素に基づく鎖;2価脂環式基またはオルガノポリシロキサン鎖であってもよい。これらの炭化水素に基づくまたはオルガノポリシロキサンの鎖は、特に、1つまたは複数のエステル、アミド、ウレタン、カルバメート、チオカルバメート、尿素、チオ尿素および/またはスルホンアミド官能基、特にメチレンジシクロヘキシルおよびイソホロン等;またはフェニレン等の2価芳香族基を含んでもよい。 したがって、本発明は、疎水性変性された多糖が、アルキル、アリールアルキル、アルキルアリールまたはアルキレン基等の炭素原子1〜50個を含有する、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状の疎水性の鎖;1つまたは複数のエステル、アミド、ウレタン、カルバメート、チオカルバメート、尿素、チオ尿素および/またはスルホンアミド官能基、特にメチレンジシクロヘキシルおよびイソホロン等を含む2価脂環式基またはオルガノポリシロキサン鎖;またはフェニレン等の2価芳香族基により変性されたイヌリンであるような組成物に関する。 特に、イヌリンはチコリーから得られる。 特に、多糖、特にイヌリンは、2〜約1000、好ましくは2〜約60の重合度を有し、フルクトース単位に基づいて2未満の置換度を有する。 ある好ましい実施形態によれば、疎水性の鎖は、式R-NH-CO-(式中、Rは、炭素原子1〜22個を含有するアルキル基である)の、少なくとも1つのアルキルカルバメート基を有する。 より好ましい実施形態によれば、疎水性の鎖はラウリルカルバメート基である。 特に、本発明の組成物中に使用できる疎水性変性されたイヌリンの限定されない例としては、リフィドレム(Lifidrem)INSTの名称でEngelhard社から販売されているものおよびレオパール(Rheopearl)INSの名称でCiba社から販売されているもの等のステアロイルイヌリン;パルミトイルイヌリン;リフィドレムINUKおよびリフィドレムINUMの名称でEngelhard社から販売されているもの等のウンデシレノイルイヌリン;ならびにイヌテック(Inutec)SP1の名称でOrafti社から販売されているもの等のラウリルカルバミン酸イヌリンが挙げられる。 特に、疎水性変性された多糖は、特にラウリルイソシアネートとイヌリンとの反応に由来する、特にチコリーに由来する、ラウリルカルバメートがグラフト化されたイヌリンである。これらの化合物の例としては、特に、イヌテックSP1の名称でOrafti社から販売されている製品が挙げられる。 疎水性変性されたセルロース誘導体 本発明の別の実施形態によれば、疎水性変性された多糖は、疎水性の鎖、特に炭素原子8〜30個を含有する疎水性の基により変性された、ヒドロキシ(C1〜C3)アルキルセルロースである。 本発明の疎水性変性されたセルロース誘導体は、1つまたは複数の脂肪族または芳香族の、飽和または不飽和の、直鎖状、分枝状または環状のC8〜C30の炭化水素に基づく鎖で置換される。 ある実施形態によれば、使用される疎水性の置換基は、C8〜C30、好ましくはC10〜C22のアルキル、アリールアルキルまたはアルキルアリール基である。 好ましくは、本発明の疎水性の置換基は、セチル(C16)、ステアリル(C18)またはベヘニル(C20)基等の、C10〜C22、好ましくはC16〜C20の飽和アルキル鎖である。 ある好ましい実施形態によれば、本発明の疎水性の置換基はセチル基である。 本発明の1つまたは複数の疎水性の置換基を有するこれらのセルロース誘導体は、25℃において1重量%ポリマー水溶液中で測定された粘度が好ましくは100〜100000mPa.s、好ましくは200〜20000mPa.sであり、この粘度は従来通りブルックフィールドLVT粘度計により6rpmにおいてNo.3スピンドルを使用して決定される。 本発明の組成物中に使用できる1つまたは複数の疎水性の置換基を有するセルロース誘導体の中で、好ましくは、ナトロゾル・プラス・グレード(Natrosol Plus Grade)330CSおよびポリサーフ(Polysurf)67CS(INCI:セチルヒドロキシエチルセルロース)の名称でAqualon/Hercules社から販売されているセチルヒドロキシエチルセルロースが挙げられる。 疎水性変性された多糖は、本発明の組成物中に、組成物の総重量に対して0.01重量%〜20重量%、好ましくは組成物の総重量に対して0.05重量%〜15重量%、より好ましくは0.1重量%〜5重量%、更に好ましくは0.5重量%〜3重量%、更には0.1重量%〜1重量%の範囲の含有量で存在する。 ある好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、 - 式、 (PHSはポリヒドロキシステアリン酸を表し、ISはイソステアリン酸を表す)のジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4から選択される、ポリオールの脂肪酸エステル、および - 疎水性の鎖、特に炭素原子8〜30個、好ましくは炭素原子10〜22個を含有する疎水性の基により変性されたヒドロキシ(C1〜C3)アルキルセルロースから選択される、疎水性変性された多糖、特にセチルヒドロキシエチルセルロースを含む。 追加の多糖 本発明の組成物は、植物または生物工学の由来のガム等の他の追加の多糖をも含んでもよい。 植物ガムの中では、グアーガムおよびその非イオン性誘導体(ヒドロキシプロピルグアール)、アラビアゴム、コンニャクまたはマンナンガム、トラガカントガム、ガッチガム、カラヤガム、カルボガムが挙げられ、例えば、Jaguar HP105(登録商標)の名称でRhodia社から販売されているグアーガム、GfN社から販売されているmannan and konjac(登録商標)gum(1%グルコマンナン)、およびGenu gum type RL200(登録商標)の名称でCP Kelko社から販売されているカルボガムが挙げられる。 生物工学の由来のガムとしては、RhodiaからのRhodicare XC(登録商標)等のキサンタンガム、およびCP KelkoからのKeltrol T(登録商標)、RhodiaからのRhodicare CFT(登録商標)または日清オイリオからのNomcort Z(登録商標)等の、グルコース/マンノース/グルクロン酸基により変性されたキサンタンガムが挙げられる。 好ましいガムとしてキサンタンガムが挙げられる。 追加の多糖の含有量は、組成物の総重量に対して0.01重量%〜20重量%、好ましくは組成物の総重量に対して0.2重量%〜5重量%、更に好ましくは0.5重量%〜2重量%の範囲であってもよい。 脂肪性の(油)相 本発明の組成物の脂肪性の相または油相は、概して、組成物の総重量に対して5重量%〜50重量%、好ましくは8重量%〜40重量%、より好ましくは10%〜30%、更に好ましくは15重量%〜25重量%、特に10重量%〜25重量%である。 脂肪性の相は、油と、本発明の組成物中に存在してもよい全ての他の脂肪性物質および親油性の構成要素とから構成される。 特に、それぞれ天然(動物、植物)または合成由来のいずれであってもよい油、脂肪酸エステル、ロウおよび乳脂が挙げられる。 好ましくは、植物油等の天然由来の脂肪性物質、植物由来の脂肪酸エステル、および植物由来のロウまたは乳脂を使用できる。 本発明のある好ましい実施形態によれば、脂肪性の相は、天然由来の少なくとも1つの炭化水素に基づく油および/または天然由来の少なくとも1つのロウを含有する。 用語「油」は、室温(25℃)において液体である脂肪性物質を意味することを意図とする。また、用語「炭化水素に基づく油」は、非シリコーン油、即ち、主として炭素および水素原子を含み、エステル、エーテル、フルオロ、カルボン酸および/またはアルコール基を任意選択で含む任意の油を意味することを意図とする。 本発明の組成物中に使用できる炭化水素に基づく油としては、例えば、- ペルヒドロスクワレンおよびスクワラン等の、動物由来の炭化水素に基づく油、- 炭素原子4〜10個を含有する液状の脂肪酸トリグリセリド等の、植物由来の炭化水素に基づく油、例えばヘプタンまたはオクタン酸トリグリセリド、または、例えば、植物ペルヒドロスクワレン、ヒマワリ油、トウモロコシ油、ナタネ油、大豆油、骨髄脂、グレープシード油、ゴマ油、ヘーゼルナッツ油、アプリコット油、マカダミア油、アララ油(arara oil)、ヒマシ油、アボカド油、アルガン油、バージンスイートアーモンド油、杏仁油、コメヌカ油、ツバキ油、Stearineries Dubois社から販売されているものまたはミグリオール(Miglyol)810、812および818の名称でDynamit Nobel社から販売されているもの等の、トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル、ホホバ油およびシアバター油が挙げられる。 好ましくは、ホホバ油、杏仁油、およびそれらの混合物を使用できる。 「植物または合成由来の脂肪酸エステル」としては特に、式R1COOR2およびR1OR2(式中、R1は炭素原子8〜29個を含有する脂肪酸残基を表し、R2は、炭素原子3〜30個を含有する、分枝状のまたは非分岐の、炭化水素に基づく鎖を表す)の油等の、エステルおよびエーテル、特に脂肪酸、例えばピュアセリンオイル(purcellin oil)、イソノナン酸イソノニル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル(またはパルミチン酸オクチル)、ステアリン酸2-オクチルドデシル、エルカ酸2-オクチルドデシル、イソステアリン酸イソステアリル;例えば乳酸イソステアリル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、ヒドロキシステアリン酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリル、クエン酸トリイソセチル等の水酸化エステル、ならびに脂肪族アルコールのヘプタン酸エステル、オクタン酸エステルおよびデカン酸エステル;例えばジオクタン酸プロピレングリコール、ジヘプタン酸ネオペンチルグリコールおよびジイソノナン酸ジエチレングリコール等のポリオールエステル;例えばテトライソステアリン酸ペンタエリスリチル等のペンタエリスリトールエステル;エルデュウ(Eldew)SL205の名称で味の素社から販売されているラウロイルサルコシンイソプロピル(INCI名:ラウロイルサルコシンイソプロピル)等の、アミノ酸の親油性誘導体が挙げられる。 好ましくは、脂肪鎖が植物由来であるエステルおよびエーテル、例えばCognis社からの炭酸ジカプリリル(セチオール(Cetiol)CC)およびジカプリリルエーテル(セチオールOE)を使用できる。 本発明の目的において、用語「ロウ」は、室温(25℃)で固体であり、その状態が固体/液体の可逆変化を呈し、30℃より高いまたは30℃に等しい融点を有し、融点は上限200℃であってもよく、好ましくは0.5MPaより大きい硬度を有し、かつ固体状態において異方性結晶組織を呈する、親油性の脂肪族化合物を意味することを意図とする。 ロウの硬度は、TA-XT2iの名称でRheo社から販売されている、直径2mmのステンレス製シリンダを備え、測定速度0.1mm/sで動作し、かつ浸透深さ0.3mmまでロウに浸透するテクスチュロメーターの使用により、20℃で測定された圧縮力を測定することにより決定される。硬度を測定するためには、ロウの融点より20℃高い温度においてロウを融解させる。直径30mmおよび深さ20mmの容器に溶融ロウを注入する。ロウを室温(25℃)において24時間かけて再結晶させ、次いで20℃において少なくとも1時間放置した後、硬度の測定を実行する。硬度の値は、測定された圧縮力を、ロウと接触しているテクスチュロメーターのシリンダの表面積で割ったものである。 本発明の組成物中に使用されるロウは、特に、ミツロウ、ラノリンおよびその誘導体等の動物由来のロウ;キャンデリラロウ、オウリクリロウ(ouricuri wax)、モクロウ、コルクファイバーワックス、サトウキビロウ、コメヌカロウ等の植物由来のロウ;マイクロワックス(Microwax)HWの名称でParamelt社から販売されているマイクロクリスタリンワックス(C20〜C60)等の、マイクロクリスタリンワックス;水添ホホバ油、綿実油等の、25℃において固体である硬化油;オリーブ油と脂肪族アルコールとのエステルから構成されるロウ(Sophim社からのフィトワックス(Phytowax)系列等)、パーム油、カカオ脂およびシア脂等の植物由来の乳脂;セラックロウ、モンタンロウ、例えばオレンジロウまたはグレープフルーツロウ等の柑橘ロウ;およびそれらの混合物から選択されてもよい。 本発明のある特定の実施形態によれば、ロウは、ミツロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、植物由来の乳脂およびセラックロウ、ならびにそれらの混合物から選択される。 より好ましくは、ミツロウが使用される。 ロウの量は、例えば、組成物の総重量に対して0.2重量%〜10重量%、好ましくは0.5重量%〜8重量%、より好ましくは1重量%〜5重量%の範囲であってもよい。 ある好ましい実施形態によれば、本発明の組成物は、石油化学由来のおよび/または合成由来の脂肪性物質(シリコーンまたは合成由来の揮発性油等)を含まない。 表現「石油化学または合成由来の脂肪性物質を含まない」は、組成物が、石油化学または合成由来の脂肪性物質を組成物の総重量に対して1重量%未満、特に0.5重量%未満、好ましくは0.1%未満含む、更に好ましくは石油化学または合成由来の脂肪性物質を含まないことを意味することを意図とする。 ある特定の実施形態によれば、本発明の組成物はシリコーンを含まない。 別の実施形態において、本発明の組成物は合成由来の油、特に合成由来の揮発性油を含まない。 水相 水相は概して、組成物の総重量に対して50重量%〜95重量%、好ましくは組成物の総重量に対して70重量%〜85重量%である。 水相は概して水および親水性の佐剤を含有し、その中にはエタノールおよびイソプロパノール等の炭素原子2〜8個を含有するモノアルコール、ならびにグリセリンおよびプロパンジオール、ペンチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、イソプレングリコール、およびPEG-8等のポリエチレングリコール等のグリコール等のポリオール;ソルビトール;グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトースまたはスクロース等の糖;ならびにそれらの混合物がある。 水は、ヤグルマギク水等の芳香蒸留水、および/またはヴィッテルの水(Vittel water)、ルーカスの水(Lucas water)もしくはラ・ロッシュ・ポゼの水(La Roche Posay water)等の鉱水、および/または温泉水であってもよい。 室温(25℃)において水混和性のポリオールは、特に、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコールまたはジエチレングリコール等の、特に炭素原子2〜20個を含有する、好ましくは炭素原子2〜10個を含有する、優先的には炭素原子2〜6個を含有するポリオール; モノ-、ジ-もしくはトリプロピレングリコール(C1〜C4)アルキルエーテル、またはモノ-、ジ-もしくはトリエチレングリコール(C1〜C4)アルキルエーテル等の、(特に炭素原子3〜16個を含有する)グリコールエーテル;およびそれらの混合物から選択されてもよい。 室温において水混和性のポリオールは、組成物中に組成物の総重量に対して含有量1重量%〜20重量%の範囲で、好ましくは3重量%〜15重量%の範囲であってもよい。 本発明の組成物は、エタノールまたはイソプロパノール等の炭素原子2〜6個を含有するモノアルコールを、本発明の総重量に対して特に含有量0.01重量%〜10重量%の範囲で、好ましくは1重量%〜7重量%の範囲で含んでもよい。 本発明の組成物は、美容または皮膚科学組成物であってもよい。本発明の組成物は好ましくは美容組成物である。 本発明の組成物は、生理学的に許容される媒体を含有する。 本発明において、用語「生理学的に許容される媒体」は、ヒトの皮膚(眼瞼の内側を含む)、粘膜、髪または唇に適合性のある非毒性の媒体を意味することを意図とする。美容組成物は、心地よい外観、匂いおよび感触を有し、かつ局所施用用の製品である。 本発明の組成物は、多数の処置において、特に頭皮を含む皮膚に対しての、髪に対しての、爪に対してのおよび/または粘膜に対しての、特に皮膚および/または粘膜をケアし、洗浄するおよび/または化粧するおよび/または日焼防止するための、美容処置において使用される。 したがって、本発明の主題は、皮膚、唇および/または髪を処置し、保護し、ケアし、化粧を除去するおよび/または洗浄するための、および/または皮膚および/または唇を化粧するための、上記に定義する組成物の美容的使用である。 本発明の主題はまた、上記に定義する組成物を皮膚、髪および/または唇に施用することを特徴とする、頭皮を含む皮膚、髪および/または唇に対する美容処置方法でもある。 既知の方法により、本発明の組成物は、美容用のまたは皮膚科学的な活性剤、防腐剤、酸化防止剤、香料、増量剤、顔料、紫外線遮蔽剤、臭気吸収剤および色素から選択される少なくとも1つの美容用の佐剤をも含有してもよい。 本発明の組成物は、有利には少なくとも1つの美容用のまたは皮膚科学的な活性剤を含有する。 成分および/または活性剤は、組成物中に組成物の総重量に対して、含有量0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.05重量%〜10重量%、更に好ましくは0.1重量%〜1重量%の範囲で存在できる。 これらの成分および/または活性剤ならびにその濃度は、本発明の組成物に所望される特性を改変しないものでなければならない。 有利には、天然由来の成分および/または活性剤を使用できる。 本発明の組成物中に使用できる増量剤としては、例えば、コーンスターチ、コムギデンプンもしくはコメデンプン等の天然有機物の粉末、または、例えばシリカ、タルク、カオリン、モンモリロナイト、サポナイト、ラポナイトおよびイライト等のクレイ等の、天然鉱物由来の原料が挙げられる。 増量剤の量は、組成物の総重量の好ましくは8%未満または8%に等しく、より好ましくは組成物の総重量の5%未満または5%に等しい。増量剤が存在する場合、増量剤は、例えば、組成物の総重量に対して0.05重量%〜8重量%、好ましくは0.1重量%〜5重量%の範囲の量であってもよい。 ある特定の実施形態によれば、本発明の組成物は、保湿剤;フリーラジカルスカベンジャー;角質溶解および落屑剤;ビタミン;抗エラスターゼおよび抗コラゲナーゼ剤;微量元素;藻類のまたはプランクトンの抽出物;酵素および補酵素;フラボノイドおよびイソフラボノイド;セラミド;抗糖化剤;NO合成酵素阻害剤;真皮のおよび/または表皮の巨大分子の合成を刺激するための、および/またはそれらの分解を防げるための薬剤;線維芽細胞もしくは角化細胞の増殖および/または角化細胞の分化を刺激するための薬剤;弾性付与剤;抗汚染剤および/またはフリーラジカルスカベンジャー;ならびに筋弛緩性または皮膚収縮防止剤;ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの活性剤を含む。 紫外線遮蔽剤は有機のまたは無機のものであってもよい。 紫外線A波および/または紫外線B波の範囲において活性があり、本発明の組成物に添加できる有機性の遮蔽剤の例としては、例えば、アントラニル酸エステル;ケイ皮酸誘導体;ジベンゾイルメタン誘導体;サリチル酸誘導体;カンファー誘導体;特許出願US4367390、EP863145、EP517104、EP570838、EP796851、EP775698、EP878469およびEP933376中に記載されるもの等のトリアジン誘導体;ベンゾフェノン誘導体;β、β'-ジフェニルアクリレート誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、ベンゾイミダゾール誘導体;イミダゾリン;特許EP669323およびUS2463264中に記載されるビスベンゾアゾリル誘導体;p-アミノ安息香酸(PABA)誘導体;出願US5237071、US5166355、GB2303549、DE19726184およびEP893119中に記載されるメチレンビス(ヒドロキシフェニルベンゾトリアゾール)誘導体;特に出願WO93/04665中に記載されるもの等の遮蔽性のポリマーおよび遮蔽性のシリコーン;特許出願DE19855649中に記載されるもの等のα-アルキルスチレンに由来するダイマーが挙げられる。 より具体的には、以下にINCI名で表す下記紫外線遮蔽剤が挙げられる。 パラアミノ安息香酸誘導体:- PABA、- エチルPABA、- エチルジヒドロキシプロピルPABA、- 特にエスカロール(Escalol)507の名称でISP社から販売されているエチルヘキシルジメチルPABA、- グリセリルPABA、- ユビナール(Uvinul)P25の名称でBASF社から販売されているPEG-25PABA。 サリチル酸誘導体:- ユーソレックス(Eusolex)HMSの名称でRona/EM Industries社から販売されているホモサレート、- ネオヘリオパン(Neo Heliopan)OSの名称でHaarmann and Reimer社から販売されているサリチル酸エチルヘキシル、- ディプサル(Dipsal)の名称でScher社から販売されているサリチル酸ジプロピレングリコール、- ネオヘリオパンTSの名称でHaarmann and Reimer社から販売されているサリチル酸TEA。 ジベンゾイルメタン誘導体:- 特に商品名パルソール(Parsol)1789でHoffmann La Roche社から販売されているブチルメトキシジベンゾイルメタン、- イソプロピルジベンゾイルメタン。 ケイ皮酸誘導体:- 特に商品名パルソールMCXでHoffmann La Roche社から販売されているメトキシケイ皮酸エチルヘキシル、- メトキシケイ皮酸イソプロピル、- 商品名ネオヘリオパンE1000でHaarmann and Reimer社から販売されているメトキシケイ皮酸イソアミル、- シノキサート、- メトキシケイ皮酸DEA、- メトキシケイ皮酸ジイソプロピル、- ジメトキシケイ皮酸エチルヘキサン酸グリセリル。 β、β-ジフェニルアクリレート誘導体:- 特に商品名ユビナールN539でBASF社から販売されているオクトクリレン、- 特に商品名ユビナールN35でBASF社から販売されているエトクリレン。 ベンゾフェノン誘導体:- 商品名ユビナール400でBASF社から販売されているベンゾフェノン-1、- 商品名ユビナールD50でBASF社から販売されているベンゾフェノン-2、- 商品名ユビナールM40でBASF社から販売されているベンゾフェノン-3またはオキシベンゾン、- 商品名ユビナールMS40でBASF社から販売されているベンゾフェノン-4、- ベンゾフェノン-5、- 商品名ヘリソーブ(Helisorb)11でNorquay社から販売されているベンゾフェノン-6、- 商品名スペクトラ-ソルブ(Spectra-Sorb)UV-24でAmerican Cyanamid社から販売されているベンゾフェノン-8、-商品名ユビナールDS-49でBASF社から販売されているベンゾフェノン-9、- ベンゾフェノン-12。 ベンジリデンカンファー誘導体:- メギゾリル(Mexoryl)SDの名称でChimex社により製造される3-ベンジリデンカンファー、- ユーソレックス6300の名称でMerck社から販売されている4-メチルベンジリデンカンファー、- メギゾリルSLの名称でChimex社により製造されるベンジリデンカンファースルホン酸、- メギゾリルSOの名称でChimex社により製造されるメト硫酸カンファーベンザルコニウム、- メギゾリルSXの名称でChimex社により製造されるテレフタリリデンジカンファースルホン酸、- メギゾリルSWの名称でChimex社により製造されるポリアクリルアミドメチルベンジリデンカンファー。 フェニルベンズイミダゾール誘導体:- 特に商品名ユーソレックス232でMerck社から販売されているフェニルベンズイミダゾールスルホン酸、- 商品名ネオヘリオパンAPでHaarmann and Reimer社から販売されているベンズイミダジレート。 トリアジン誘導体:- 商品名チノソーブ(Tinosorb)SでCiba Geigy社から販売されているアニソトリアジン、- 特に商品名ユビナールTl50でBASF社から販売されているエチルヘキシルトリアゾン、- 商品名ユバソーブ(Uvasorb)HEBでSigma 3V社から販売されているジエチルヘキシルブタミドトリアゾン。 フェニルベンゾトリアゾール誘導体:- シラトリゾール(Silatrizole)の名称でRhodia Chimie社から販売されているドロメトリゾールトリシロキサン、- 固体の形態として商品名ミキシム(Mixxim)BB/100でFairmount Chemical社からまたは微粉化形態の水性分散体として商品名チノソーブMでCiba Specialty Chemicals社から販売されているメチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール。 アントラニル酸誘導体:- 商品名ネオヘリオパンMAでHaarmann and Reimer社から販売されているアントラニル酸メンチル。 イミダゾリン誘導体:-ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオン酸エチルヘキシル。 ベンザルマロン酸エステル誘導体:- 商品名パルソールSLXでHoffmann La Roche社から販売されている、ベンザルマロネート官能基を含むポリオルガノシロキサン。 およびこれら遮蔽剤の混合物。 特に好ましい有機紫外線遮蔽剤は、下記化合物から選択される:- サリチル酸エチルヘキシル、- ブチルメトキシジベンゾイルメタン、- メトキシケイ皮酸エチルヘキシル、- オクトクリレン、- フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、- テレフタリリデンジカンファースルホン酸、- ベンゾフェノン-3、- ベンゾフェノン-4、- ベンゾフェノン-5、- 4-メチルベンジリデンカンファー、- ベンズイミダゾールエステル、- アニソトリアジン、- エチルヘキシルトリアゾン、- ジエチルヘキシルブタミドトリアゾン、- メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、- ドロメトリゾールトリシロキサン、およびそれらの混合物。 本発明の組成物中における有機紫外線遮蔽剤の総量は、例えば組成物の総重量に対して0.1重量%〜20重量%の範囲、好ましくは組成物の総重量に対して0.2重量%〜15重量%の範囲であってもよい。 本発明の組成物に添加できる無機遮蔽剤としては、例えば、被覆されていても被覆されていなくてもよい、金属酸化物の顔料およびナノ顔料、特に酸化チタン、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛または酸化セリウム、およびそれらの混合物が挙げられ、これら酸化物は任意選択で被覆された微粒子またはナノ粒子(ナノ顔料)の形態であってもよい。 チタンジオキシドを好ましく使用できる。 紫外線遮蔽剤は、活性物質に対する量として、組成物の総重量に対して活性物質の0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.1重量%〜15重量%、より好ましくは0.2重量%〜10重量%の範囲で存在してもよい。 活性剤の例としては、例えば、(N-2-ヒドロキシエチルピペラジン-N-2-エタン)スルホン酸(HEPES);ヒアルロン酸;ラノリン;尿素、NMF(天然保湿因子)等の尿素を含有する混合物、およびN-(2-ヒドロキシエチル)尿素(National Starch社からのハイドロバンス(Hydrovance))等の尿素誘導体;2-オキソチアゾリジン-4-カルボン酸(プロシステイン(procysteine));特に果実由来の酸、例えばグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸またはマンデル酸等のα-ヒドロキシ酸、それらの誘導体およびそれらの混合物;例えばサリチル酸等のβ-ヒドロキシ酸、および5-n-オクタノイルサリチル酸または5-n-ドデカノイルサリチル酸等のその誘導体;例えばアスコルビン酸またはビタミンC等のα-ケト酸、ならびに例えばアスコルビン酸ナトリウム、リン酸アスコルビルマグネシウムまたはリン酸アスコルビルナトリウム等のアスコルビン酸またはビタミンCの塩、例えば酢酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビルおよびプロピオン酸アスコルビル等のアスコルビン酸またはビタミンCのエステル、または例えばグリコシル化アスコルビン酸等のアスコルビン酸またはビタミンCの糖、等のアスコルビン酸またはビタミンCの誘導体、ならびにそれらの混合物;β-ケト酸;レチノール(ビタミンA)およびそのエステル、レチナール、レチノイン酸およびその誘導体等のレチノイド、ならびに文献FR-A-2,570,377、EP-A-199636、EP-A-325540、EP-A-402072、EP-A-325540およびEP-A-402072中に記載されるレチノイド;リコペン等のカロテノイド;セラミド;サポゲニンおよびサポゲニンを含有する植物抽出物、特に野生ヤマノイモ抽出物;レスベラトロール;{2-[アセチル-(3-トリフルオロメチルフェニル)アミノ]-3-メチルブチリルアミノ}酢酸等のプソイドジペプチド;例えば、上述のビタミンAおよびビタミンCに加えて、ビタミンE(トコフェロール)、ビタミンB3(またはビタミンPPまたはナイアシンアミド)、ビタミンB5(多様な形態のパンテノール:D-パンテノール、DL-パンテノール)、ビタミンD、ビタミンF(必須脂肪酸の混合物)等のビタミン、これらビタミンの誘導体、前駆体および類似体;大豆抽出物、特にイソフラボンの豊富な大豆タンパク加水分解物または大豆抽出物;銅、亜鉛、セレン、鉄、マグネシウムまたはマンガン等の微量元素;スチモダーム(Stimoderm)の名称でCLR社から販売されている製品等の、藻類の抽出物;メギゾリルSAHの名称でChimex社から販売されているプランクトン水性分散体(CTFA名:ビトレオシラ・ファーメント(Vitreoscilla Ferment))等のプランクトン抽出物;酵素;アルキレン化鎖ベンゾキノンのファミリーに属するユビキノンまたは補酵素Q10、ビオチン(またはビタミンH)である補酵素R等の補酵素;シトビチン(Cytovitin)LS9388の名称でLaboratoires Seriobiologiquesから販売されているS.セレビシエ(S.cerevisiae)抽出物等の酵母抽出物;アデノシン;カンゾウ抽出物等の植物抽出物;ビサボロール(bisabolol)等の鎮静剤、および例えばバラ(ロサ・ガリカ(Rosa gallica))抽出物およびミント(メンタ・ピペリタ(Mentha piperita))抽出物等の鎮静性の植物抽出物;ならびに前記組成物の最終目的にとって適切な任意の活性剤、およびその混合物が挙げられる。 本発明の美容組成物は、頭皮を含む皮膚および粘膜(唇)に対しての、特に乾燥したおよび/または敏感な皮膚をケアするおよび/または処置するための、非常に多数の美容処置において使用される。 ある特定の実施形態によれば、組成物は、皮膚の加齢の兆候に対して、特に皮膚の表面の視認可能なまたは触知可能な凸凹を低減する、特に皮膚上の皺、微細な筋および欠点を低減する、皮膚を滑らかにする、皮膚顔色を一様にするための処置において使用される。 したがって、本発明の主題は、スキンケアのため、特に皮膚の加齢の兆候を処置するための、上記に定義する組成物の美容的使用である。 本発明の主題はまた、頭皮を含む皮膚、髪および/または唇に本発明の組成物を施用する工程を含む、頭皮を含む皮膚、髪および/または唇をケアする、化粧するまたは化粧を除去するための非治療的方法でもある。 ケア分野において、組成物は、- 皺等の加齢の兆候の処置において、- 乾燥したおよび/または敏感な皮膚を処置するためのケア製品として、特に適切である。 本発明の主題はまた、上記に定義する組成物の皮膚に対する局所施用を含む、皮膚の表面の視認可能なまたは触知可能な凸凹を低減するための、特に皮膚上の皺および微細な筋および/または欠点を低減し、および/または皮膚を滑らかにするおよび/または引き締め、および/または顔色を一様にするための美容方法でもある。 本発明はまた、皮膚障害の処置において使用する医薬組成物を調製するための、ポリオールの脂肪酸エステルと、イヌリン、セルロースおよびその誘導体、デンプンおよび寒天、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの疎水性変性された多糖との本発明に従う組み合わせの使用にも関する。 本発明の組成物についての以下の例は、例として提供され、性質を限定するものではない。化合物は化学名またはINCI名により示される。量は、以下の例において、特に記載がなければ重量%にて提供される。 安定性についての比較例 例BおよびCは本発明に従って調製される。 例Aは比較例である。 実施:80℃において撹拌することによって構成要素を水中に分散させることによる水相の調製。構成要素を70〜80℃において混合することによる油相の調製。 モーリツ型タービン中において撹拌しながら高温条件(70〜80℃)下において水相を油相中に分散させることによる乳化。 光沢のある白色のクリームが得られる。 安定性:例Aのエマルションは、遠心分離中および長経時的に相分離する。相分離は、37℃および45℃において2カ月経過後において、また-20℃/+20℃の加熱サイクルにおいても、全面的に容認できない。 一方、エマルションBおよびCは、同一条件下において安定である。 知覚特性:製品BおよびCは、製品Aと比較してよりクリーム状であり、触れてみて柔らかい。 試験Cの場合、試験Aと比較してより爽やかな感触をも持つ。 製剤化例 手順 水相を油相中に70℃においてゆっくりと分散させることによる乳化。施用された際に柔らかくかつ濃厚であり、皮膚を柔らかく、滑らかにかつ心地よくするクリームが得られる。 油相中に分散した水相を含み、 a.少なくとも1つのポリオールの脂肪酸エステル、ならびに、 b.イヌリン、セルロースおよびその誘導体、デンプンおよび寒天、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの疎水性変性された多糖を含有する油中水型エマルションの形態の組成物。 ポリオールの脂肪酸エステルが、グリセリンのおよび/またはソルビタンのC16〜C20脂肪酸エステル、ならびにそれらの混合物である、請求項1に記載の組成物。 ポリオールの脂肪酸エステルが、ポリグリセリンの混合物を、(i)ポリグリセリン2〜5単位を有するポリヒドロキシステアリン酸、(ii)炭素原子4〜14個を含有する、直鎖状または分枝状の脂肪族ジカルボン酸、および(iii)炭素原子16〜20個を含有する、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状の脂肪酸によりエステル化して得られた、ポリヒドロキシステアリン酸およびジカルボン酸とのエステルである、請求項1または2に記載の組成物。 ポリオールの脂肪酸エステルが、式、(式中、PHSはポリヒドロキシステアリン酸を表し、ISはイソステアリン酸を表す)のジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4である、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。 ポリオールの脂肪酸エステルが、組成物中に、組成物の総重量に対して0.5重量%〜15重量%、好ましくは1重量%〜5重量%、更に好ましくは1.5重量%〜3.5重量%の範囲の含有量で存在する、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。 疎水性変性された多糖が、アルキル、アリールアルキル、アルキルアリールまたはアルキレン基等の炭素原子1〜50個を含有する、飽和または不飽和の、直鎖状または分枝状の疎水性の鎖;1つまたは複数のエステル、アミド、ウレタン、カルバメート、チオカルバメート、尿素、チオ尿素および/またはスルホンアミド官能基、特にメチレンジシクロヘキシルおよびイソホロン等を含む2価脂環式基またはオルガノポリシロキサン鎖;またはフェニレン等の2価芳香族基により変性されたイヌリンである、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。 疎水性の鎖が、ラウリルカルバメート基であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。 疎水性変性された多糖が、C8〜C30の疎水性の鎖により変性されたヒドロキシ(C1〜C3)アルキルセルロースであることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 疎水性の鎖が、セチル(C16)、ステアリル(C18)またはベヘニル(C20)基等の、飽和したC10〜C22、好ましくはC16〜C20のアルキル鎖であることを特徴とする請求項8に記載の組成物。 疎水性変性された多糖が、組成物の総重量に対して0.01重量%〜20重量%、好ましくは組成物の総重量に対して0.05重量%〜15重量%、より好ましくは0.1重量%〜5重量%、更に好ましくは0.5重量%〜3重量%、更には0.1重量%〜1重量%の範囲の含有量で存在することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。 合成由来の油および/または脂肪性物質を含まないことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の組成物。 シリコーンを含まないことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の組成物。 合成由来の揮発性油を含まないことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の組成物。 頭皮を含む皮膚、特に乾燥したおよび/または敏感な皮膚、髪および/または唇をケアする、化粧するまたは化粧を除去するための非治療的方法であって、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物を皮膚、髪および/または唇に施用することを含む方法。 請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物を皮膚に対する局所施用することを含む、皮膚の表面の視認可能なまたは触知可能な凸凹を低減するための、特に皮膚上の皺および微細な筋および/または欠点を低減し、および/または皮膚を滑らかにするおよび/または引き締め、および/または顔色を一様にするための、請求項14に記載の方法。 本発明は、油相中に分散した水相を含み、a)少なくとも1つのポリオールの脂肪酸エステル、ならびに、b)イヌリン、セルロースおよびその誘導体、デンプンおよび寒天、ならびにそれらの混合物から選択される少なくとも1つの疎水性変性された多糖を含有する油中水型エマルションの形態の組成物に関する。特に、ポリオールの脂肪酸エステルは、ジイソステアリン酸/ポリヒドロキシステアリン酸/セバシン酸ポリグリセリル-4である。本発明はまた、前記組成物の皮膚、頭皮または唇に対する局所施用を含む、頭皮を含む皮膚、髪および唇をケアし、化粧するおよび/または化粧を除去するための方法にも関する。


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