生命科学関連特許情報

タイトル:公開特許公報(A)_炭酸同化作用物質及びその製造方法
出願番号:2010276570
年次:2015
IPC分類:C12N 5/04,B01J 19/00


特許情報キャッシュ

宮前 三加代 JP 2015037382 公開特許公報(A) 20150226 2010276570 20101213 炭酸同化作用物質及びその製造方法 宮前 三加代 509284680 宮前 三加代 C12N 5/04 20060101AFI20150130BHJP B01J 19/00 20060101ALI20150130BHJP JPC12N5/00 203B01J19/00 A 3 OL 3 4B065 4G075 4B065AA89X 4B065BA30 4B065BB02 4B065BC46 4B065BD02 4B065BD05 4B065CA01 4B065CA54 4G075AA04 4G075BA04 4G075CA51 この発明は、葉緑素による植物と同化作用の呼吸をする物質の製造方法に関するものである。 従来の発明は、酸素発生型光合成生物の海産性シアノバクテリア、アカリオクロリス属に含まれるクロロフィルdの持つ、近赤外光での光合成効果を利用する乾燥粉末化二酸化炭素吸収材を提供したものである。特開2009−7178号公報 従来の技術は、酸素発生型光合成生物、藍藻を使用して、二酸化炭素吸収材を提供するもので、本発明は、直接、葉緑素を含む植物の葉緑素を抽出して使用することにより、炭酸同化作用物質の製造方法を提供したものである。 葉緑素を含む植物を使用して、アルコール消毒液により煮沸して葉緑素を抽出する第1の工程と、第1の工程により葉緑素を抽出された植物を取り除いたあと、凝固剤を加えて固める第2の工程により、炭酸同化作用物質を製造する。 本発明によれば、観葉植物としてではなく、手軽に場所を取らずに、水やりの必要性がなく、二酸化炭素を吸収し、酸素を供給出来るようになった。 この発明の、葉緑素による植物と同化作用の呼吸をする物質の製造方法について、その実施形態を詳細に説明する。 この発明の製造方法は、まず葉緑素を含む植物をアルコール消毒液で煮沸して葉緑素を抽出する。 次に、葉緑素を抽出された植物を取り除き、そのあとに寒天等凝固剤を入れて固め、植物と同化作用の光合成により二酸化炭素を吸収し、酸素を供給する物質を製造する。 出来上がった物質の効果は、約5日間持続した。使用期間は増量により変更可 能である。 以下、この発明を実施例に基づいて、より具体的に説明する。 まず、ほうれん草25gをアルコール消毒液100ccで、弱火で約5分間煮沸して、葉緑素を抽出する。 次に、葉緑素を抽出された植物を取り除き、寒天1gを中火ですばやく煮溶かす。 これにより、植物が光合成により呼吸するのと同化作用の、二酸化炭素を吸収して酸素を供給する物質を、作り出すことが出来た。 これは、水にBTB溶液を溶かした物をビニール袋に入れ、二酸化炭素を吹き込んだところに、上記作成物質を入れて、日光の当たる場所に一日置くと、BTB溶液を溶かした水の色が、緑色から青色に変化したことで証明できた。 水やりの必要性なく、植物と同等の炭酸同化作用物質を提供することにより、地球温暖化の問題の一役を担うことが出来るようになる。 葉緑素を含む植物を使用して、アルコール消毒液により煮沸して葉緑素を抽出する第1の工程と、第1の工程により葉緑素を抽出された植物を取り除いたあと、凝固剤を加えて固める第2の工程とからなることを特徴とする炭酸同化作用物質の製造方法。 前記凝固剤が培養力のある凝固剤であることを特徴とする請求項1記載の炭酸同化作用物質の製造方法。 葉緑素と水を含有する凝固剤とからなることを特徴とする炭酸同化作用物質。 【課題】植物が光合成により呼吸するのと同化作用の物質を製造する。【解決手段】葉緑素を含む植物をアルコール消毒液で煮沸する第1の工程と、葉緑素を抽出された植物を取り出して、培養力のある凝固剤で固める第2の工程で、植物が光合成により呼吸するのと同化作用の物質を製造する。これにより、観葉植物としてではなく、手軽に場所を取らずに、水やりの必要性がなく、二酸化炭素を吸収し、酸素を供給出来るようになった。【選択図】なし20111013A1633000123 これは、上記作成物質をビニール袋に入れて、二酸化炭素を吹き込み、日光の当たる場所に一日置くと、日中は透明のビニール袋の内側に水滴が付いてビニール袋は曇り、明け方になるとビニール袋の内側の水滴は消えて、ビニール袋が透明にもどっていることにより、炭酸同化作用が行われていることが、水にBTB溶液を溶かした物をビニール袋に入れて、BTB溶液を溶かした水の色が、緑色から青色に変化したことで証明できた。 A1633000133 尚、寒天等凝固剤は、葉緑素が炭酸同化作用を行うものであり、同じくゼラチンや、アミノペクチン等で葉緑素を固めた場合には、同様の作用は見られなかった。これは、寒天等植物性の凝固剤によってのみ、炭酸同化作用が行われるものであり、その他培養力のある凝固剤によってのみ、炭酸同化作用は行われるのである。


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