タイトル: | 公開特許公報(A)_検査装置及びこれを用いた検査方法 |
出願番号: | 2010076008 |
年次: | 2011 |
IPC分類: | G01N 29/26,G01N 29/04 |
藤尾 武成 江淵 高弘 城下 悟 永井 辰之 JP 2011209050 公開特許公報(A) 20111020 2010076008 20100329 検査装置及びこれを用いた検査方法 非破壊検査株式会社 000235532 北村 光司 100102048 高尾 俊雄 100146503 藤尾 武成 江淵 高弘 城下 悟 永井 辰之 G01N 29/26 20060101AFI20110922BHJP G01N 29/04 20060101ALI20110922BHJP JPG01N29/26 501G01N29/08 504 8 8 OL 10 2G047 2G047AA07 2G047AB01 2G047BA01 2G047BB02 2G047BC07 2G047CA01 2G047DB05 2G047EA11 2G047EA14 2G047GA02 2G047GA05 2G047GA06 2G047GJ07 2G047GJ12 2G047GJ16 2G047GJ28 本発明は、検査装置及びこれを用いた検査方法に関する。さらに詳しくは、探触子を備えた台車と、この台車を被検査体上で走行させるレールとを備え、前記台車を走行させて前記被検査体を検査する検査装置及びこれを用いた検査方法に関する。 上述の如き検査装置として、例えば特許文献1に記載の如きものが知られている(図8)。しかし、特許文献1には、配管等の湾曲面上を安定して走行させるための探触子付きの台車やレールの構造等について何ら開示されていない。一方、特許文献2(図10及び段落0031)に記載の検査装置は、台車を走行させるレールを架台に設置して検査を行うため、検査可能な部位が限られていた。その結果、現場に応じて探触子により安定した走査が行い難く、検査精度を向上させる上で問題となっていた。特開昭57−187609号公報特開2003−66012号公報 かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、簡素な構造でありながら配管等の湾曲面上で台車を安定走行させて検査することの可能な検査装置及びこれを用いた検査方法を提供することを目的とする。 上記目的を達成するため、本発明に係る検査装置の特徴は、探触子を備えた台車と、この台車を被検査体上で走行させるレールとを備え、前記台車を走行させて前記被検査体を検査する構成において、前記被検査体は少なくとも一部が湾曲した湾曲面を有し、前記台車は、モータ及びこのモータにより駆動する一対の動輪を有する台車本体と、前記探触子を支持する探触子支持部とを備え、前記レールは、一対の短レールを中間の接続部で接続してなるレールブロックを複数備えると共にこれらレールブロックを屈曲可能に連結してなり、前記台車の走行時において、前記一対の動輪の少なくとも一方は前記一対の短レールの貫通溝を介して前記湾曲面に接することにある。 上記構成によれば、レールは、一対の短レールを中間の接続部で接続したレールブロックより構成するので、短レールの貫通溝の幅は常に一定となる。しかも、レールブロックは屈曲可能に連結できるので、被検査体の湾曲面上にレールを直線状に容易に配置することができる。そして、台車の走行時において一対の動輪の少なくとも一方が短レールの貫通溝を介して被検査体の表面に接するので、台車をレール内で安定して走行させることが可能となる。 前記接続部は前記短レールの長手方向の略中央部に形成されており、前記接続部近傍にマグネットを設けるとよい。これにより、接続部及びマグネットを略中央部に設けることで、レールブロックを湾曲面上で安定させて連続配置することができる。しかも、接続部及びマグネットを設けた略中央部で被検査体の湾曲面に接触するので、接続部と湾曲面との距離(高さ)を最小とでき、台車の走行時の振動を低減させることができる。 また、前記台車本体は、走行方向の前後に一対の補助輪をさらに有することが望ましい。これにより、台車をさらに安定して走行させることができる。 前記探触子支持部は、前記レールの外部の前記被検査体上を転動する第二の車輪を一対有し、この第二車輪はマグネットを内蔵するとよい。これにより、探触子支持部を安定して湾曲面近傍に位置させることが可能となる。また、前記被検査体は管であるとよい。 前記台車及び前記レールを各一対設け、これら両台車を同期させて走行させるとよい。これにより、例えば架台部分等の通常検査の行いにくい箇所の減肉等を検査することが可能となる。 上記目的を達成するため、本発明に係る検査装置を用いた検査方法の特徴は、上記いずれかに記載の検査装置を用いた方法において、前記被検査体は少なくとも一部が湾曲した湾曲面を有し、前記台車は、モータ及びこのモータにより駆動する一対の動輪を有する台車本体と、前記探触子を支持する探触子支持部とを備え、前記レールは、一対の短レールを中間の接続部で接続してなるレールブロックを複数備えると共にこれらレールブロックを屈曲可能に連結してなり、前記レールを前記湾曲面上に取り付け、前記一対の動輪の少なくとも一方が前記一対の短レールの貫通溝を介して前記湾曲面に接するように前記台車を走行させて前記被検査体を検査することにある。 係る場合、前記レールを前記湾曲面上に一対取り付けると共に各レールに前記台車をそれぞれ配置し、これら両台車を同期させて走行させることが望ましい。 上記本発明に係る検査装置及びこれを用いた検査方法の特徴によれば、簡素な構造でありながら配管等の湾曲面上で台車を安定走行させて検査することが可能となった。 本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。本発明に係る検査装置を模式的に示す図である。レールブロックを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。レールブロックの連結状態を示す図である。台車を示す概略平面図である。台車を示す概略側面図である。台車本体を示す概略正面図である。探触子支持部を示す概略正面図である。台車の走行時の状態を説明する説明図である。 次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。 図1に示すように、検査対象となる被検査体100は、例えばプラント等で配管に用いられる鋼管であり、検査対象部101は例えば架台102により支持され隠蔽された腐食し易い部分である。 本発明に係る検査装置1は、図1に示すように、大略、探触子3を備えた台車2と、この台車2を鋼管100上で走行させるレール4を有する。台車2は一対の第一、第二台車2a,2bよりなり、パルスモータ21をそれぞれ備えている。第一、第二台車2a,2bには、送信子3a及び受信子3bが取り付けられている。レール4は、検査対象部101を挟んで互いに平行となるように一対設けられている。 レール4は、複数のレールブロック40を連結してなる。図2に示すように、レールブロック40は、チャンネル材の底部に貫通溝42として一対の切り込みが形成され、一対の短レール41,41及び略台形状の接続部43を備えている。レールブロック40は、例えば一対のL型アングル材を組み合わせて構成することも可能であるが、本実施形態の如くチャンネル材により構成することで、容易に且つ精度よく製作することができる。また、接続部43の斜面43aにより、後述の動輪22及び補助輪28は接続部43を容易に乗り越え且つ台車2の急激な上下動が抑制される。 短レール41の底面41aには、接続部43の両端近傍にマグネット44が取り付けられている。このマグネット44により、レールブロック40を鋼管100に容易に着脱することができる。ここで、鋼管100の湾曲面(表面)100aにレールブロック40を設置する場合、平坦面である底面41aの中央部分を湾曲面100aに接触させると最も安定する。よって、短レール41の長手方向の略中央部に接続部43及びマグネット44を設けることで、湾曲面100a上でレールブロック40を安定して設置することができる。 短レール41の側面41bには、連結部材50のボルト51を取り付ける取付孔41cが形成されている。これにより、図3に示すように、レールブロック40は、連結部材50により屈曲させて連結することが可能となる。対向する各側面41b,41bで平板状の継板52を介して連結するので、レールブロック40を鋼管100上で直線状に容易に配置することができる。また、側面41bの両角部には、屈曲させた際に隣接する短レール41同士が接触しないように丸みを付している。 このレール4は、例えばレールブロック40を複数個連結した状態で、マグネット44により鋼管100上に取り付けることで形成される。ここで、例えば鋼管100上に目印となる配置線等を予め施しておくとよい。同様に、検査対象部101を挟んで複数個連結したレールブロック40を鋼管100上に配置する。そして、複数個連結したレールブロック40,40間の距離をその両端で測定し、互いが平行となるように微調整する。 検査装置1は、図1に示すように、送信子3aから超音波を発生させるパルサー5と、受信子3bからの受信波を増幅するレシーバー6と、この増幅波をデジタルデータに変換してパーソナルコンピュータ(以下、「PC」と略す。)10に取り込むA/Dコンバータ7とを備えている。また、PC10は、各台車2a,2bのパルスモータ21をモータドライバ8及びモータコントローラー9を介して制御する。PC10にはマウスやモニタ等の入出力装置11が接続され、検査結果が表示される。本実施形態では、第一、第二台車2a,2bをPC10により鋼管100の管周方向Yに同期して走行させて、検査対象部101の減肉等の欠陥部Dを検出する。 図4に示すように、第一台車2aは、大略、レール4上を走行する台車本体20と、探触子3を取り付けた探触子支持部30とからなる。なお、第二台車2bは第一台車2aと同様の構成であり、第一台車2aを例に以下説明する。 図4〜7に示すように、台車本体20は、一対のフレーム板20a,20a、カバー20b、モータ固定板25及び後述のホルダ取付板34を組み付けて構成されている。この内部には、パルスモータ21、一対の動輪22,22、第一〜第三プーリー23a〜23c及び各プーリー23a〜23cに掛け渡されるタイミングベルト24が設けられている。また、動輪22の転動方向Rの前後には、一対のガイド部26,26が設けられる。 パルスモータ21は、モータ固定板25にレールブロック40と接触しない位置(高さ)に固定されている。パルスモータ21のモータ軸21aには、第一プーリー23aが取り付けられている。モータ固定板25には、パルスモータ21を取り付ける取付孔25aと、ボルト等の取付具を貫通させる長孔25bと、動輪22の軸22aを取り付ける貫通孔25cが形成されている。長孔25bにより、パルスモータ21の取付高さを調整することができる。 動輪22は、モータ固定板25下部の貫通孔25cに軸22aを介して回転可能に取り付けられ、後述の貫通溝42内に配置される。この軸22aには、第二、第三プーリー23b,23cがそれぞれ取り付けられ、第一プーリー23aと共にタイミングベルト24が掛け渡される。これにより、パルスモータ21の駆動が各プーリー23a〜23c及びタイミングベルト24を介して一対の動輪22,22に伝達され、第一台車2aを走行させる。 図4,6に示すように、一対のガイド部26,26は、それぞれサポート部材26aを介してフレーム板20aに取り付けられている。ガイド部26は、大略、コイルばね等の付勢手段27aが設けられたシャフト27と、補助輪28と、この補助輪28を支持するアーチ状の支持部材29よりなる。サポート部材26aは、直動ベアリング26bを介してシャフト27に接続され、鋼管100に直交する方向に移動可能となる。これにより、第一台車2aの走行時の振動等を吸収し、走行時において台車本体20は安定する。 シャフト27の一端には支持部材29が接続され、補助輪28が軸28aを介して回転可能に取り付けられる。この補助輪28は、先の動輪22と同様に貫通溝42内に配置される。また、補助輪28は、マグネット28bにより鋼管100に密着して転動可能である。そして、先の付勢手段27aにより補助輪28は湾曲面100aに対し押圧され、安定して検査を行うことができる。 図4,5,7に示すように、探触子支持部30は、大略、探触子3を固定する固定治具31と、この固定治具31を保持するホルダ32と、鋼管100上を転動する第二車輪としての一対の保持輪33,33よりなる。この探触子支持部30は、ホルダ取付板34によりレール4の外部に位置するように台車本体20に取り付けられる。 固定治具31は略円筒形状を呈し、探触子3を受け入れる受部31aが形成されている。探触子3は、貫通孔31bを貫通する取付具により受部31aに固定される。 ホルダ32は平面視略コの字状を呈し、固定治具31を取り付ける取付部32aと、台車2の走行方向に突出する一対の突出部32b,32bとが形成されている。取付部32aは、固定治具31の側面に沿うように円弧状に形成されている。これにより、固定治具31はホルダ32に対し摺動可能に保持され、超音波の送受信方向を調整することができる。固定治具31は、貫通孔32cを貫通するボルト等の固定具により取付部32aに固定される。 一対の保持輪33,33は、一対の突出部32b,32bにそれぞれ軸33aを介して転動可能に走行方向前後に設けられている。保持輪33には、マグネット33bが内蔵され、鋼管100に密着させて走行させることができる。 ホルダ取付板34は板状体よりなり、アーチ状部35とこのアーチ状部35から第一台車2aの走行方向前後に突出する一対の取付部36,36が設けられている。この取付部36は、先のホルダ32の突出部32bに対向するように設けられる。 取付部36には、長孔37が設けられると共にその内部に球面ベアリング38が取り付けられている。球面ベアリング38の軸38aの一端は、ホルダ32の突出部32bに固定される。これにより、ホルダ32は軸38a周りで摺動可能となり、一対の保持輪33,33を鋼管100に均等接触させる。従って、探触子3の湾曲面100aに対する入射角度を一定に保つことができる。 次に、図8を参照しながら、台車2の走行状態について説明する。 上述したように、短レール41の底面41aは平坦であり、短レール41はマグネット44によりその長手方向中央部で鋼管100に吸着する。この中央部に接続部43を設けているので、短レール41は鋼管100上でバランスが保たれる。また、短レール41はその中央部で湾曲面100aと接するので、湾曲面100aからの距離は接続部43の高さH1のみとなる。よって、台車2への接続部43に乗り上げる際に生じる上下動を最小限に抑制することができる。しかも、短レール41の底面41aと鋼管100の湾曲面100aとの距離(高さ)H2は、短レール41の両端部に向かう程大きくなる。よって、底面41aは、接続部43間で転動する各車輪22,28が貫通溝42から脱輪しないようにガイドする。 また、一対の動輪22,22間の距離L1は、接続部43間の距離L2より小である。そのため、一方の動輪22が接続部43に乗り上げたとしても、他方の動輪22は貫通溝42内に位置する。従って、台車2の走行時において、動輪22のいずれか一方は、常に貫通溝42内で鋼管100に吸着し、台車2をレール4内で安定走行させることができる。しかも、動輪22の一方が接続部43に乗り上げた際に生じる台車本体20の傾きは、シャフト27の付勢手段27a及び直動ベアリング26bにより緩和される。さらに、台車本体20に連結された探触子支持部30の傾きは、ホルダ取付板34の球面ベアリング38により緩和される。これらにより、台車2の走行中、探触子3は超音波を安定して送受信することができる。 最後に、本発明の他の実施形態の可能性について言及する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。 上記実施形態において、レールブロック40をチャンネル材ではなく、例えば平板に貫通溝42として切り込みを形成して構成しても構わないが、強度の点で上記実施形態が優れている。 上記実施形態において、一対の第一、第二台車2a,2bを用いて検査したが、送受信可能な探触子を用いて1台の台車のみで検査することも可能である。また、台車2を管周方向Yに走行させて走査したが、管軸方向Xにレール4を設けて走査することも可能である。 本発明は、鋼管の他、容器等の一部に湾曲面を有する被検査体の減肉等の欠陥を検査する検査装置及び検査方法として利用することができる。1:検査装置、2:台車、2a:第一台車、2b:第二台車、3:探触子、3a:送信子、3b:受信子、4:レール、5:パルサー、6:レシーバー、7:A/Dコンバータ、8:モータドライバ、9:モータコントローラー、10:PC、11:入出力装置、20:台車本体、20a:フレーム板、20b:カバー、21:パルスモータ、21a:モータ軸、22:動輪、22a:軸、22b:マグネット、23a〜23c:第一〜第三プーリー、24:タイミングベルト、25:モータ固定板、25a:取付孔、25b:長孔、25c:貫通孔、26:ガイド部、26a:サポート部材、26b:直動ベアリング、27:シャフト、27a:コイルばね(付勢手段)、28:補助輪、28a:軸、28b:マグネット、29:支持部材、30:探触子支持部、31:固定治具、31a:受部、31b:貫通孔、32:ホルダ、32a:取付部、32b:突出部、32c:貫通孔、33:保持輪、33a:軸、33b:マグネット、34:ホルダ取付板、35:アーチ状部、36:取付部、37:長孔、38:球面ベアリング、38a:軸、38b:ベアリング固定板、40:レールブロック、41:短レール、41a:底面、41b:側面、41c:取付孔、42:貫通溝、43:接続部、43a:斜面、44:マグネット、50:連結部材、51:ボルト、52:継板、100:被検査体(鋼管)、100a:表面(湾曲面)、101:検査対象部、102:架台、D:欠陥部、L1,L2:距離、H1,H2:高さ、R:転動方向、X:管軸方向、Y:管周方向探触子を備えた台車と、この台車を被検査体上で走行させるレールとを備え、前記台車を走行させて前記被検査体を検査する検査装置であって、前記被検査体は少なくとも一部が湾曲した湾曲面を有し、前記台車は、モータ及びこのモータにより駆動する一対の動輪を有する台車本体と、前記探触子を支持する探触子支持部とを備え、前記レールは、一対の短レールを中間の接続部で接続してなるレールブロックを複数備えると共にこれらレールブロックを屈曲可能に連結してなり、前記台車の走行時において、前記一対の動輪の少なくとも一方は前記一対の短レールの貫通溝を介して前記湾曲面に接する検査装置。前記接続部は前記短レールの長手方向の略中央部に形成されており、前記接続部近傍にマグネットを設けてある請求項1記載の検査装置。前記台車本体は、走行方向の前後に一対の補助輪をさらに有する請求項1又は2記載の検査装置。前記探触子支持部は、前記レールの外部の前記被検査体上を転動する第二の車輪を一対有し、この第二車輪はマグネットを内蔵してある請求項1〜3のいずれかに記載の検査装置。前記被検査体は管である請求項1〜4のいずれかに記載の検査装置。前記台車及び前記レールを各一対設け、これら両台車を同期させて走行させる請求項1〜5のいずれかに記載の検査装置。請求項1〜6のいずれかに記載の検査装置を用いた検査方法であって、前記被検査体は少なくとも一部が湾曲した湾曲面を有し、前記台車は、モータ及びこのモータにより駆動する一対の動輪を有する台車本体と、前記探触子を支持する探触子支持部とを備え、前記レールは、一対の短レールを中間の接続部で接続してなるレールブロックを複数備えると共にこれらレールブロックを屈曲可能に連結してなり、前記レールを前記湾曲面上に取り付け、前記一対の動輪の少なくとも一方が前記一対の短レールの貫通溝を介して前記湾曲面に接するように前記台車を走行させて前記被検査体を検査する検査方法。前記レールを前記湾曲面上に一対取り付けると共に各レールに前記台車をそれぞれ配置し、これら両台車を同期させて走行させる請求項7記載の検査方法。 【課題】 簡素な構造でありながら配管等の湾曲面上で台車を安定走行させて検査することの可能な検査装置及びこれを用いた検査方法を提供すること。【解決手段】 探触子を備えた台車と、この台車を被検査体上で走行させるレール4とを備え、台車を走行させて被検査体を検査する。被検査体は少なくとも一部が湾曲した湾曲面100aを有する。台車は、モータ及びこのモータにより駆動する一対の動輪22,22を有する台車本体と、探触子を支持する探触子支持部とを備える。レール4は、一対の短レール41,41を中間の接続部43で接続してなるレールブロック40を複数備えると共にこれらレールブロック40を屈曲可能に連結してなる。台車の走行時において、一対の動輪22,22の少なくとも一方は一対の短レール41,41の貫通溝を介して湾曲面100aに接する。【選択図】 図8